JP2006290185A - 自動車の前部車体構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動車のエンジンルーム内におけるカウル本体1に沿って、カウルフロント7が右側壁部2から左側壁部3まで延びるように、取り付けられている。カウルフロント7によって、2つのサスペンションタワー4a,4b間が連結されている。サスペンションタワー4a,4bとカウル本体1とは、タワー取付部材6a,6bと、第1の連結部材8a,8bと、ボディー取付部材13a,13bとが結合することによって、自動車の前後方向に連結されている。また、タワー取付部材6a,6bと、第2の連結部材9a,9bと、カウルインナー11の下端縁11aとが結合することによって、自動車の車幅方向にも連結されている。
【選択図】図1
Description
また、サスペンションタワー剛性を向上させるために、左右のサスペンションタワー同士をカウル部材によって直接結合する構造もあるが、カウル部材が自動車の前後方向に広がり、エンジンルームの開口部を上から塞いでしまうため、エンジンルーム内の作業性が悪いといった問題点もあった。
サスペンションタワーは、一端がサスペンションタワーの上端部に結合され、他端が自動車の後方に向かって延びるタワー取付部材を備え、第1の連結部材及び第2の連結部材はそれぞれ、タワー取付部材と結合することによって、サスペンションタワーに結合してもよい。
第1の連結部材及び第2の連結部材の少なくとも一方は、溝部を、自動車の前後方向にまたいでもよい。
カウル本体に固定して取り付けられると共に、第1の連結部材に結合するボディー取付部材を備え、第2の連結部材とカウル本体との結合位置、及びボディー取付部材のカウル本体に対する固定位置が互いに、自動車の上下方向において異なってもよい。
図1は、この実施の形態に係る自動車の前部車体構造を示す斜視図である。
自動車のエンジンルーム内のフロントウィンドウガラスの下方において、剛性の高いカウル本体1に沿って、カウルフロント7が右側壁部2から左側壁部3まで延びるように、取り付けられている。尚、図1において、各部材間を接続する固定用ボルトの記載は省略されている。エンジンルーム内の詳細な構造については図2を用いて、カウルフロント7の詳細な構造については図3を用いて以下に詳述する。
カウル本体1は、エンジンルーム内のフロントウィンドウガラスの下方から、下り勾配の傾斜面を有すると共に右側壁部2から左側壁部3まで延びるカウルインナー11と、カウルインナー11の上部に設けられ、右側壁部2から左側壁部3まで延びるカウルアウター12とを備えている。カウルインナー11の下端縁11aには、4つの取付穴111,112,113,114が設けられている。カウルインナー11の右側壁部2付近及び左側壁部3付近には、カウルインナー11の傾斜面に沿って、カウルアウター12の下方直近からカウルインナー11の下端縁11aまで延びるボディー取付部材13a,13bが溶接によって、カウルインナー11に固定されている。ボディー取付部材13a,13bのそれぞれには、取付穴151,152が設けられている。
また、右側壁部2及び左側壁部3とカウルインナー11との接続部分には、図示しない前輪の後方に連通する排水孔14a,14bが設けられている。
カウルフロント7は、車幅方向に延びた細長い形状をなし、その長手方向に延びる断面略U字形状の溝部10を内部に有している。カウルフロント7の長手方向に沿った両縁には、略水平の面を有する前縁部15及び後縁部16が設けられている。前縁部15は、後縁部16に比べて高い位置になるように形成されている。前縁部15と溝部10との間には、階段形状の取付部17が形成されている(図4参照)。また、カウルフロント7の左右の両端部7a,7b付近には、第1の連結部材8a,8bと、第1の連結部材8a,8bよりも中央側に位置する第2の連結部材9a,9bとが設けられている。
後縁部16には、4つの取付穴121,122,123,124が設けられている。取付穴121,124はそれぞれ、第2の連結部材9a,9bに設けられた取付穴161,162と重なり合うように設けられ、固定用ボルトが第2の連結部材9a,9bと後縁部16とを貫通するようになっている。また、カウルフロント7の両端部7a,7bにはそれぞれ、取付穴127,128が設けられている。
図5(a)に示されるように、第1の連結部材8aは、取付部17から溝部10をまたぐように略水平に延びて、後縁部16よりも後方に突き出している。第1の連結部材8aと取付部17とは重なり合うように配置されており、第1の連結部材8aに設けられた取付穴143と取付部17に設けられた取付穴131とが重なり合って、固定用ボルトが第1の連結部材8a及び取付部17を貫通するようになっている。また、第1の連結部材8aにおいて、後縁部16よりも後方に突き出した部分にも、取付穴141が設けられている。図5(b)に示されるように、もう一方の第1の連結部材8bも同様の形状を有している。第1の連結部材8bには、取付穴144及び142が設けられ、取付穴144が取付部17に設けられた取付穴134と重なり合って、固定用ボルトが第1の連結部8b及び取付部17を貫通するようになっている。
図6(a)に示されるように、第2の連結部材9aは、前縁部15及び取付部17を結ぶ側面18と取付部17とに接すると共に、溝部10をまたぐように後縁部16まで延びている。第2の連結部材9aと取付部17とが重なり合った部分は、第2の連結部材9aに設けられた取付穴163及び取付部17に設けられた取付穴133が重なり合って、固定用ボルトが第2の連結部9a及び取付部17を貫通するようになっている。図6(b)に示されるように、もう一方の第2の連結部材9bも同様の形状を有している。第2の連結部材9bに設けられた取付穴164及び取付部17に設けられた取付穴136が重なり合って、固定用ボルトが第2の連結部材9b及び取付部17を貫通するようになっている。
図2及び3に示されるように、カウルフロント7の後縁部16に設けられた4つの取付穴121〜124を、カウルインナー11の下端縁11aに設けられた4つの取付穴111〜114に上から重ねて、それぞれにボルトを通してナットで締め付けることにより、カウルフロント7の後縁部16とカウルインナー11の下端縁11aとを固定する。カウルフロント7の長手方向の左右両端部7a,7bに設けられた取付穴127,128を、右側壁部2及び左側壁部3に設けられた取付穴117,118に上から重ねて、それぞれにボルトを通してナットで締め付けることにより、カウル本体の左右両端部7a,7bと、右側壁部2及び左側壁部3とを固定する。
また、ボディー取付部材13aに設けられた取付穴151の上に第1の連結部材8aに設けられた取付穴141を重ねて、それぞれにボルトを通してナットで締め付けることにより、第1の連結部材8aとボディー取付部材13aとを結合する。同様にして、第1の連結部材8bとボディー取付部材13bとを結合する。これにより、第1の連結部材8a,8bは、溝部10をまたぐように、タワー取付部材6a,6bとボディー取付部材13a,13bとに結合している。
ここで、第1の連結部材8aの連結方向は、取付穴141と取付穴143とを結ぶ方向である。
ここで、第2の連結部材9aの連結方向は、取付穴161(図3参照)と取付穴163とを結ぶ方向であり、第1の連結部材8aの連結方向と第2の連結部材9aの連結方向とは、互いに異なっている。同様に、第1の連結部材8bの連結方向と第2の連結部材9bの連結方向とは、互いに異なっている。
また、タワー取付部材6a,6bと、第1の連結部材8a,8bと、ボディー取付部材13a,13bとが結合することによって、さらにタワー取付部材6a,6bと、第2の連結部材9a,9bと、カウルインナー11の下端縁11aとが結合することによって、サスペンションタワー4a,4bのそれぞれとカウル本体1とが連結される。すなわち、自動車の前後方向及び自動車の車幅方向に、サスペンションタワー4a,4bのそれぞれとカウル本体1とが連結される。
さらに、ボディー取付部材13a,13bは、カウルインナー11の下端縁11a付近からカウルインナー11に沿ってカウルアウター12の下方直近まで固定されているので、ボディー取付部材13a,13bのカウルインナー11に対する固定位置は、第2の連結部材9a,9bとカウルインナー11の下端縁11aとの結合位置よりも高くなる。すなわち、サスペンションタワー4a,4bと自動車ボディーとは、高さ方向で位置が異なる2箇所で連結される。
また、カウルフロント7が、サスペンションタワー4a,4bよりも後方に位置し、自動車の前後方向に関して短い形状を有することにより、カウルフロント7をエンジンルームに取り付ける際に、エンジンルーム内を塞ぐ範囲が最小限に抑えられるので、エンジンルーム内の作業性が損なわれるのを防ぐことができる。
また、サスペンションタワー4a,4bと自動車ボディーとは、高さ方向で位置が異なる2箇所で連結されるので、サスペンションタワー4a,4b及びカウル本体1間の堅持力を、さらに向上することができる。
さらに、溝部10は、その両端部10a,10bが排水溝14a,14bに連通している。これにより、図示しないフロントウィンドウを流下した雨水等が、エンジンルーム内に入り込むと、溝部10に集められ、左右の排水溝14a,14bを介して、図示しない前輪の後方へ排水することができる。
Claims (4)
- 自動車のエンジンルーム内の左右の側壁部に設けられた2つのサスペンションタワーと、
フロントウィンドウガラスの下方であって、車幅方向に延びるカウル本体と、
前記サスペンションタワーよりも後方に位置し、車幅方向に延びると共に、内部に溝部を有するカウルフロントと、
一端が前記サスペンションタワーに結合し、他端が前記カウル本体に結合する第1の連結部材と、
一端が前記サスペンションタワーに結合し、他端が前記カウル本体に結合する第2の連結部材と
を備え、
前記カウルフロントが、前記それぞれのサスペンションタワー同士を連結し、
前記第1の連結部材と前記カウル本体との連結方向、及び前記第2の連結部材と前記カウル本体との連結方向が互いに異なる状態で、前記それぞれのサスペンションタワーと前記カウル本体とが連結される
ことを特徴とする自動車の前部車体構造。 - 前記サスペンションタワーは、一端が前記サスペンションタワーの上端部に結合され、他端が前記自動車の後方に向かって延びるタワー取付部材を備え、
前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材はそれぞれ、前記タワー取付部材と結合することによって、前記サスペンションタワーに結合することを特徴とする請求項1に記載の自動車の前部車体構造。 - 前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材の少なくとも一方は、前記溝部を、前記自動車の前後方向にまたぐことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車の前部車体構造。
- 前記カウル本体に固定して取り付けられると共に、前記第1の連結部材に結合するボディー取付部材を備え、
前記第2の連結部材と前記カウル本体との結合位置、及び前記ボディー取付部材の前記カウル本体に対する固定位置が互いに、自動車の上下方向において異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動車の前部車体構造。
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