JP2006285566A - 医療業務における知識共有システム - Google Patents

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Abstract

【構成】 知識共有システム10は、サーバ12を含み、このサーバがネットワーク14を介して、医師用端末15、看護師端末16、ステーション端末18と結合される。サーバには、電子カルテや看護記録のデータを蓄積していて、医師は、医師用端末からサーバの電子カルテにアクセスできる。プリンタ20が、医師のオーダに従って電子ペーパ上にワークシートを印刷して発行する。看護師がそのワークシートに電子ペン22で記入するとき、その記入内容はステーション端末、ネットワークを通して、サーバに伝送され、看護記録が更新される。
【効果】 医師がサーバの看護記録を参照しようとするときには、最新の看護記録を見ることができるし、看護師のワークシートも医師による最新のオーダに従って看護業務を遂行できるので、両者間での情報伝達不足に起因する事故やミスを減じることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は医療業務における知識共有システムに関し、特にたとえば、医師と看護師とが患者の状態や処置方法などについてリアルタイムに知識を共有できる、新規な知識共有システムに関する。
特許文献1には、医療用ワークシート作成システムの一例が開示され、この背景技術では、患者毎の基本情報、オーダ情報とこのオーダ情報に対応する付帯情報とを含む指示情報、および過去のオーダ情報を含む実施履歴情報を印刷したワークシートを用いて、医師と看護師との間の情報伝達を行うことが提案されている。
また、特許文献2には、医師が発生事象と医療行為の指示を対応付けた擬似オーダをまず発行して登録しておき、その後看護師が発生事象を入力することによって、その擬似オーダを正式オーダとして発行させるオーダ発行方法が開示されている。
特開平9‐44566号[06F 17/60 B42D 15/00] 特開2005‐49962号[06F17/60]
特許文献1の背景技術では、医師と看護師との間で患者の状態や過去の処置履歴などの知識は共有できるものの、オーダの変更に即座に対応できないという欠点がある。
特許文献2の背景技術によれば、そのような欠点は解消できるものの、看護師の入力した発生事象が最終的に正式オーダを決定することになり、つまり、最終的なオーダ決定に医師の関与がないので問題である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、医療業務における知識共有システムを提供することである。
この発明の他の目的は、医師と看護師との間で患者の状態等の情報や知識をリアルタイムに共有できる、医療業務における知識共有システムを提供することである。
請求項1の発明は、電子カルテおよび看護記録のデータを蓄積しているサーバ、電子カルテにアクセスできかつ医師による入力データをサーバに送る医師用端末、サーバのデータに従って少なくとも処置事項を印刷してワークシートとして発行するプリンタ、およびワークシートに記入した情報をサーバに送る伝送手段を備える、医療業務における知識共有システムである。
請求項1の発明では、サーバ(12:実施例で相当する部分の参照符号。以下同様。)には、電子カルテや看護記録のデータを蓄積していて、医師用端末(15)は、そのサーバにアクセスして電子カルテや看護記録を読み出すことができる。医師用端末で医師がオーダシートの発行を指示したとき、そのオーダ内容がサーバ内の電子カルテに更新的に登録される。したがって、サーバのデータに従って印刷されるワークシートは、そのときの医師のオーダ内容を反映したものとなる。また、看護師がワークシートに処置事項の実施や処置結果などを記入するとき、その記入内容が、伝送手段(22,18,14)によって、サーバに伝送される。したがって、サーバでは、その時点で看護記録を更新する。そのため、それ以後医師がサーバの看護記録を参照使用とするときには、最新の看護記録を見ることができる。
なお、伝送手段としては、ワークシート上に看護師が記入した内容を読み取るOCRのような装置が用いられてもよい。
このようにして、請求項1の発明によれば、医師と看護師とがサーバを通してリアルタイムの知識を共有することができ、したがって、看護師と医師との間の情報伝達の不備に起因する看護事故や医療事故の発生が可及的抑制できる。
請求項2の発明は、サーバは、伝送手段から得られるワークシートに記入した情報を、その記入時刻とともに、看護記録に保存する、請求項1記載の知識共有システムである。
請求項2の発明では、看護記録に、内容とともに時刻情報も登録されるので、そのような処置(看護業務)をいつ行ったが明確に記録できる。
請求項3の発明は、それぞれ個別に識別可能な電子ペンで電子ペーパに記入することによって、どの電子ペンでどの電子ペーパのどの位置にいつ何を書いたかが認識できる、そのような電子ペンと電子ペーパとの組み合わせを含み、プリンタは電子ペーパにワークシートを印刷し、さらに伝送手段は電子ペンによって電子ペーパに記入した内容を電子ペンからサーバに伝送する、請求項1または2記載の知識共有システムである。
請求項3の発明では、電子ペン(22)としてたとえばアノトペン(商品名)を用い、ワークシート(28)としてアノトペーパ(商品名)を用いる。したがって、看護師がその電子ペンでワークシートに記入しようとしたとき、サーバ(12)は、たとえば、電子ペンからネットワークを介して伝送手段で送信されてくるデータに基づいて、どの電子ペンでどの電子ペーパのどの位置にいつ何を書いたか、つまり、どの看護師がどの患者のワークシートのどの欄あるいは位置にいつ何を書いたかを即座に認識できる。したがって、サーバは、ワークシートに看護師が記入した内容に基づいて、その患者の看護記録をリアルタイムに更新することができる。
請求項4の発明は、サーバは、電子ペンによって古いワークシートに記入しようとしているときには、新しいワークシートを発行する再発行指示を出力する、請求項3記載の知識共有システムである。
請求項4の発明では、サーバは、看護師がワークシートに電子ペンで記入しようとするとき、先にワークシートを発行してから医師の診察結果によりオーダシートが発行されたかどうかなどに基づいて、そのときのワークシートが古いものかどうか判別することができる。もし、看護師がまだ古いワークシートを使用しているときには、サーバは、たとえば看護師や看護師端末あるいはステーション端末に、新しいワークシートの作成を指示する。したがって、医師による処置事項等の変更が直ちにワークシートに反映されるので、患者は常に適切な看護や処置を受けることができる。
請求項5の発明は、電子ペンは振動発生手段を有し、サーバは振動発生手段を動作させることによって再発行指示を出力する、請求項4記載の知識共有システムである。
請求項5の発明では、電極ペン(22)は振動発生手段(229)を有する。したがって、ワークシートの再発行指示をするとき、サーバは、動作信号を出力してその振動発生手段を動作させればよい。そうすると、看護師は、その電子ペンの振動によって、ワークシートを交換しなければならないことを知ることができる。
この発明によれば、医師と看護師との間で情報や知識がリアルタイムに共有されるので、看護師と医師との間の情報伝達の不備に起因する看護事故や医療事故の発生が可及的抑制できる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この発明の一実施例である看護業務における知識提示システム10は、たとえば病院に適用され、サーバ12を含み、このサーバ12は、無線または有線のネットワーク14に結合または接続される。なお、ネットワーク14は通常、階層化されていて、最上位である病院全体のネットワーク(院内ネットワーク)とそれより下位の各病棟の病棟ネットワークなどを含むものであるが、これらを特に区別する必要がないので、ここでは、1つのネットワーク14だけを図示している。
また、サーバ12は、すべての患者の電子カルテデータおよび看護記録データを保有するとともに、各患者の時間順次の処置事項を処置リストまたは処置スケジュールの形式で保有し、さらには各看護師の担当患者などのデータを保有する。また、サーバ12は看護データベースのような一種の知識データベースを保有し、この知識データベースには、各処置事項に対するマニュアル、看護師や患者毎の要注意事項さらには薬液情報などを蓄積しており、ワークシート(後述)への特記事項として、処置後患者の状態観察で注意すべき事項、ドクターに連絡すべき処置後症状、看護師の特性情報(たとえば、経験、権限、技術レベル、許可行為など)、患者のリスク(たとえば、転倒転落リスク、アレルギー、薬剤禁忌など)を生成する。
ネットワーク14には、さらに、医師用端末15、看護師端末16、ステーション端末18およびプリンタ20が接続される。医師用端末15は、医師によって操作されるコンピュータである。医師はこの医師用端末15を通して、サーバ12にアクセスすることができ、患者を診察するとき、サーバ12に蓄積されている電子カルテを読み出しかつ更新し、必要に応じて看護情報を参照し、そしてオーダシートの発行を指示することができる。オーダシートでは、処置事項の追加、削除、訂正、修正等の変更、さらには投与薬の追加、削減、あるいはその種類の変更、注射や点滴の薬剤の変更、増量、減量、追加などを指示する。
看護師端末16は、パーソナルコンピュータあるいはワークステーションのようなコンピュータであり、1人または複数の看護師毎に割り当てられる。たとえば、看護師端末16は看護師の詰所(ナースステーション)などに設置される。
ステーション端末18も同じくナースステーションに設置される他、入院患者を収容する病棟内の廊下、病室(入り口、ベッドあるいはその近傍)などにも設置される。このステーション端末18が、たとえば無線によって、電子ペン22と通信する。すなわち、各ステーション端末18および電子ペン22はともに、無線送受信ユニット(図示せず)を有し、それら相互間にデータや信号のやり取りを可能としている。
プリンタ20は、看護師端末16やステーション端末18からの指示に従って、後述のアノトペーパ(商品名)のような電子ペーパにワークシートを印刷し、看護師に発行
する。ワークシートとは、1人の患者に対する1日の看護業務を印刷した紙であり、看護師は、基本的には、そのワークシートに基づいて毎日の業務を遂行する。
そして、各看護師24は、図2に示すように、上述の電子ペン22を携行する他に、連絡用のPHS26を有する。PHS26に代えて、またはそれと同時にPDA(図示せず)を携行するようにしてもよい。
さらに、この実施例のシステムでは、電子ペン22として、たとえばアノトペンのようなディジタルペンを用い、そのディジタルペンとの組み合わせで、アノトペーパのような電子ペーパを用いる。なお、アノトペンもアノトペーパもともにスウェーデンのアノト社が開発したもので、たとえばアノト日本株式会社が開設しているホームページ(http://www.anoto.co.jp/)で見ることができる。
簡単に説明すると、この実施例の電子ペン22は、図3に示すような色々なコンポーネントを組み込んだものである。まず、電子ペン22は、ペン型のハウジング220を含み、このハウジング220の先端にペン先221が設けられ、このペン先221にはハウジング220内に設けたインクカートリッジ222からインクの供給を受ける。したがって、このペン22のハウジング220を把持してボールペンと同じように、インクで文字を書くことができる。
ハウジング220の先端にはまたレンズ系223が設けられ、レンズ系223の奥のハウジング220内には、このレンズ系223からの光像を受けるカメラ224が設けられる。カメラ224は、たとえば毎秒50枚以上のスナップショットを撮影し、その画像データをイメージプロセサ225に送る。このイメージプロセサ225は、カメラ224からの画像データを処理することによって、ペンの軌跡(つまり、筆跡)を瞬時に認識し、その筆跡情報をメモリ226に保存する。
ハウジング220内にはさらに無線通信ユニット227が設けられる。一例として、この通信ユニット227は、上述のBluetoothを利用する。この無線通信ユニット227で送信されるまで、メモリ226内の筆跡情報が保存される。なお、各コンポーネントに必要な電源を供給するためにバッテリ228もハウジング220内に設けられる。
実施例の電子ペン22は、さらに、ハウジング220内に設けられたバイブレータ229を有し、このバイブレータ229は、振動発生手段または注意喚起手段として機能し、通信ユニット227によってサーバ12から与えられる駆動信号に応じて動作し、それを所持する看護師に振動によって注意を喚起することができる。
ただし、注意喚起手段としては、このような振動発生手段の他、警告音発生手段、警告光発生手段などが採用されてもよい。さらに、電子ペン22に設けられるものの他、前述のPHS26なども注意喚起手段として考えることができる。
このようなアノトペン22とともに利用されるアノトペーパは、図4に示すように、アノトパターンと呼ばれる格子状に配置されたドットパターンを印刷したものである。このアノトパターンのドットの数はたとえば2の72乗(272=669,845,157,115,773,458,169)個であり、0.3mm間隔で直交する格子から上下左右のいずれかの方向へわずかにずれていて、上述のカメラ224によって、1度に6×6(=36)ドットが撮影される。したがって、ペン22でこのペーパ上のどの位置に書いても、その位置が全パターンのどこに相当するかを正確に特定でき、ドットパターン上のペンの軌跡はすべて異なる位置情報として認識される。
このようなアノトペンおよびアノトペーパ、さらには両者を結びつけるペーパルックアップサービス(PLS)を利用して、この実施例では、電子ペーパに書いた情報を電子ペン22に保存するとともに、その電子ペン22と電子ペーパのIDがともに認識され、そのIDが無線通信ユニット227によって図1のステーション端末18に送信される。つまり、実施例のようにアノトペンとアノトペーパとの組み合わせを用いれば、電子ペン22のIDと、その電子ペンを用いて筆記しようとしている電子ペーパのIDとが容易に認識できる。
したがって、図5に示すようなワークシート28を上述の電子ペーパで作ると、電子ペン22のIDすなわち看護師のIDとそのワークシート28の個々のIDとがわかる。看護師IDや患者IDをそれぞれ特定の看護師や患者に一意に割り当てることによって、サーバ12は、適宜のプリンタ20からワークシート28を印刷して発行する際に、その電子ペーパのIDに関連付けられた特定の患者のための看護業務に必要な処置事項、特記事項、さらには、メモデータを看護師端末16やステーション端末18に転送することができる。
さらに、サーバ12は、看護師が電子ペン22を用いてワークシート28に記録しようとするときに、その電子ペンの所持者である看護師やその担当患者名を判別することができるので、どの看護師がどの患者のためのワークシートに記入しようとしているのか、さらには、特定の看護師が特定のワークシートにいつ何を記入したか、等のデータを容易に取得することができる。つまり、サーバ12は、電子ペン22からの筆跡情報や、電子ペーパに対する位置情報などをステーション端末18およびネットワーク14を通して受信することによって、そのとき看護師が電子ペーパすなわちワークシート28にいつ何を記入したかがわかる。
図5に示すワークシート28には、まず、日付欄281が形成され、その日付欄281の横には患者名欄282が設定される。この患者名欄282には電子ペーパ固有に割り当てられたIDに基づいてサーバ12から提示される患者名(Pt.)が印刷される。ただし、プリンタ20によってこのワークシート28が印刷発行されたときに既に、その患者名欄282には看護師が登録した患者名が既に記入されている。したがって、看護師は、患者名欄282に改めて患者名を記入する必要はなく、発行されたワークシート28が正しく該当の患者のものかどうかを確認することになる。
患者名欄282の下方には、スケジュール欄283が形成され、このスケジュール欄283には、看護師がその日、その患者に対して処置する予定看護業務が時刻順に記入される。各スケジュール欄283の左端には、予定時刻を印刷する、予定時刻欄283aが設けられ、その右には、その予定時刻に実施すべき処置事項欄283bが設定される。看護師が指示された処置事項(看護業務)を遂行するに当たっては、看護師は、準備、実施および経過観察の3段階を確実に行う必要がある。そこで、その3段階を確実に行ったかどうかを記録する意味で、処置事項欄283bの右側には、3つのチェック欄283c1,283c2および283c3が形成される。看護師は、各段階の業務を行う都度、電子ペン22によって、該当するチェック欄283c1‐283c3のいずれかにマークを記入する。
チェック欄283の右方には付記事項欄283dが設定される。付記事項欄283dには、看護師が実施した処置の結果を看護師が電子ペン22で手書きしたり、さらには、処置事項を遂行するに当たって注意すべき事項を印刷する。この付記事項欄283dにも、その付記事項に確実に注意を払ったことを記録できるように、チェック欄が形成される。したがって、看護師は、その付記事項を参照してそれの指示通りに処置事項を遂行したときには、このチェック欄に電子ペン22でマークを記入する。なお、付記事項とは、処置事項ごとの要注意事項である。これに対して、特記事項とは、その患者や看護師の一般的なまたは全般的な要注意事項と考えてよい。このような特記事項を印刷するための特記事項欄284がワークシート28の下端部に形成される。そして、特記事項欄284にも、その特記事項を確実に参照したことを記録するために、チェック欄284aが形成される。
ワークシート28には、さらに、その右下欄にメモ欄285が形成される。このメモ欄285には看護師が電子ペン22で自由にメモを記入することができる。たとえば、患者の容態、その日の状態、さらには、追加して実施した処置などがメモとして記入され、このメモは、当該患者のための新しいワークシートを再発行しても、後述のようにして、新しいワークシートに転記されて引き継がれる。
ワークシート28の右上には、更新履歴欄286が設けられ、この更新履歴欄286には、そのワークシートまでにどのような更新履歴があるかを記録するとともに、1日のうちの何番目の発行(バージョン)かを示すバージョン情報も記録される。
実施例では、ワークシート28として電子ペーパかつそれに対する筆記具として電子ペン22を用いる。したがって、上で説明したように、ペーパ(ワークシート)上の位置の判別が正確に行えるので、電子ペン22によってどの項目に記入しようとしているか、さらには、電子ペン22でどのような文字や絵を描いたかが即座に判別できる。
図6を参照して、電子ペーパ上にワークシートをプリントアウトする際の動作について、説明する。1日の業務の開始に先立って、または、サーバ12が指示する都度、この図6の動作が実行される。ただし、図6の動作は、基本的にはサーバ12が実行するもので、看護師端末16またはステーション端末18を用いてプリンタ20によるワークシート28の印刷を指令する。
最初のステップS1で、サーバ12は、電子カルテや看護記録さらには医師によるオーダシートから、当該看護師の担当患者に対するその日の処置事項データ、付記事項データ、および特記事項データを取得する。その後、ステップS3で、サーバ12は、ワークシートの更新情報を参照して、その患者に対するワークシートは、そのときが最初の発行かどうか判断する。最初の発行に係る場合には、そのままステップS7に進んで、該当する看護師の看護師端末16またはその看護師が所在する場所に最も近いステーション端末18に、ワークシート28の印刷を指示する。したがって、プリンタ20から、処置事項、付記事項、特記事項などを印刷したワークシート28が発行される。
なお、ステップS3で最初の発行ではないと判断したとき、つまり、2枚目以後のワークシートの発行の場合には、ステップS5で、サーバ12は、そのサーバ12が看護師の電子ペン22によるワークシート28への記入の都度受信し、保存していた前のワークシートの記入データをすべて読み出した後、先のステップS7に進む。つまり、看護師が自分の電子ペン22を用いてワークシート28に付記事項や、チェックマークさらにはメモ欄285(図5)へ文字や絵でメモを記入するが、その記録は当然新しいワークシートにも引き継がれなければならない。そこで、このステップS3では、それまでにワークシートに看護師が記録または記入した全部のデータをサーバ12から取得する。
したがって、このステップS5を経た場合には、ステップS7においては、以前のワークシートに記録記入していたすべてのデータの印刷も含めて、新しいワークシート上には、処置事項、付記事項、特記事項などが印刷されることになる。
このようにして、図5に示すワートクシート28が最新の医師の診断結果すなわちオーダを踏まえて電子ペーパ上に印刷され、その看護師に払い出される。したがって、看護師は、それ以後このワークシート28に基づいて1日の看護業務を遂行する。ただし、古いワークシートはたとえば裁断機にかけて廃棄する。廃棄し忘れた古いワークシートに間違って記録しようとすると、後述のように、電子ペン22に設けたバイブレータ229(図3)やPHS26(図2)および/またはPDAによって、看護師に警告が発せられ、もしくは注意喚起が行われる。
そして、看護師は、電子ペン22を用いて、そのワークシート(電子ペーパ)28に、業務上必要なメモや、各チェック欄へのマーク、さらには処置結果である付記事項を記入する。この記入の都度、リアルタイムに、電子ペン22から、ステーション端末18を介してサーバ12に、メモデータ(筆跡)や、どのチェック欄にマークしたか等のデータが、看護記録として、患者ID(ワークシート)や看護師ID(電子ペン)と紐付けして(関連付けて)、データベースに蓄積される。
次に、図7を参照して、医師が患者を診察する場合について説明する。患者の診察の際、医師は、まず、ステップS11で、医師用端末15(図1)によって、サーバ12をアクセスして、サーバ12に保有している電子カルテや看護記録を読み出し、それらを見ながら患者を診察する。そして、その診察の結果、処置方法や投与薬等を追加、変更する場合に、医師は、ステップS13に示すように、その医師用端末15からオーダシートを作成する。このオーダシートのオーダ内容は、新たに、電子カルテや看護記録に登録される。
次に看護師が電子ペン22を用いて、自分のワークシート28に記録しようとした場合の動作を図9を参照して説明する。
図9の動作は、看護師が電子ペン22ワークシート28に近づけたときに開始される。先に説明したように、電子ペン22と電子ペーパとの組み合わせを用いることによって、サーバ12は、どの電子ペンでどのワークシートに記録しようとしているかが即座に検出できる。したがって、ステップS21で、サーバ12は、電子ペンおよびワークシートのそれぞれのID(固有番号)から、看護師が誰か、患者が誰かを特定する。先に説明したように、ワークシートへの記録データは、ワークシートと紐付けされてサーバ12のデータベース(図示せず)に格納されているので、看護師や患者を特定することによって、その患者の電子カルテや看護記録のデータをそのデータベースから読み出すことができる。
ステップS21で読み出したデータを参照して、次のステップS23で、サーバ12は、医師によるオーダ内容(ステップS13)に変更があったかどうか判断する。つまり、医師による患者の診察の結果、処置事項や薬液、さらには投与薬などが変更されたかどうか判断する。このような判断は、次のようにして行えばよい。
すなわち、ワークシート28の更新履歴欄286を参照することによって、サーバ12は、看護師がいま記入しようとしているワークシート28がいつ(時刻)発行されたものかを知る。そして、その時刻をたとえば電子カルテによるオーダの追加や変更の時刻と比較し、ワークシートの発行時刻が医師によるオーダシートの作成時刻以前である場合には、オーダの変更があったので、そのときのワークシートは古いものであると判断する。古いワークシートには、医師による最新の診察結果が反映されてはいないので、それはもはや使えない。なぜなら、そのままその古いワークシートに従って看護業務を遂行すると、変更や追加されたオーダが実施されないことがあるので、結果的に患者に誤った処置を施すことになるからである。
そこで、ステップS23でオーダの変更があったと判断したとき、サーバ12は、ワークシート28に記入しようとしている看護師の電子ペン22のバイブレータ229を駆動して、看護師に振動によって警告または注意喚起を発する。具体的には、サーバ12は、ステーション端末18を経由して電子ペン22の通信ユニット227に、バイブレータ229の駆動信号を送る。したがって、この通信ユニット227すなわち電子ペン22のプロセサ225が、バイブレータ229を駆動する。そのため、その電子ペン22に振動が発生し、それを握っている看護師の手に振動が伝わる。したがって、看護師は、何か注意すべき事態が起こったことを知り、やがて、自分が古いワークシートを使用し続けていたことに気付き、ワークシートを交換するために、その所在場所に最も近いステーション端末18による新たなワークシートの印刷発行を待つ。
ただし、看護師が気付かない場合には、看護師が所持しているPHS26(図2)および/またはPDAを起動して、ワークシートを再発行するよう、注意を促すようにすればよい。そして、ワークシートの再発行は、図6で説明した手順に則って行われる。
ただし、ステップS23で、ワークシート記載事項に変更がない、つまり、ワークシートの更新か必要ではないと判断した場合には、サーバ12は、その後引き続いて行われる看護師による電子ペン22でのワークシート28への記入データを、ステーション端末18およびネットワーク14を介して受信し、そのときの時刻データとともに、看護記録に登録する。したがって、それ以後この看護記録を参照する医師や看護師は、最新の看護記録を見ることができる。つまり、知識をリアルタイムで共有できることになるのである。
なお、上述の実施例では、ワークシートへの記入事項のサーバ12への返送を簡単に行えるなどの理由で、特定の電子ペンと電子ペーパとの組み合わせを利用するようにした。しかしながら、普通の紙(ペーパ)に印刷したワークシートを用いるシステムにものこの発明は適用できる。この場合には、ワークシート記入事項をサーバ12に伝送するためには、OCRのような読み取り機で記入事項を読み取って、そのデータをサーバに送信すればよい。
この発明の、医療業務における知識共有システムの一実施例の構成の一例を示す図解図である。 この実施例のシステムを利用する看護師の携帯品を示す図解図である。 この実施例で用いられる電子ペンの具体的構成を例示する図解図である。 図3の電子ペンと組み合わせて用いられる電子ペーパの一例を示す図解図である。 実施例で用いられるワークシートの一例を示す図解図である。 図1実施例におけるワークシート印刷の動作を示すフロー図である。 図1実施例における医師の診察時の動作を示すフロー図である。 図1実施例における電子ペン記録時の動作を示すフロー図である。
符号の説明
10 …知識共有システム
12 …サーバ
14 …ネットワーク
15 …医師用端末
16 …看護師端末
18 …ステーション端末
20 …プリンタ
22 …電子ペン
28 …ワークシート

Claims (5)

  1. 電子カルテおよび看護記録のデータを蓄積しているサーバ、
    前記電子カルテにアクセスできかつ医師による入力データを前記サーバに送る医師用端末、
    前記サーバのデータに従って少なくとも処置事項を印刷してワークシートとして発行するプリンタ、および
    前記ワークシートに記入した情報を前記サーバに送る伝送手段を備える、医療業務における知識共有システム。
  2. 前記サーバは、前記伝送手段から得られるワークシートに記入した情報を、その記入時刻とともに、前記看護記録に保存する、請求項1記載の知識共有システム。
  3. それぞれ個別に識別可能な電子ペンで電子ペーパに記入することによって、どの電子ペンでどの電子ペーパのどの位置にいつ何を書いたかが認識できる、そのような電子ペンと電子ペーパとの組み合わせを含み、
    前記プリンタは前記電子ペーパに前記ワークシートを印刷し、さらに
    前記伝送手段は前記電子ペンによって前記電子ペーパに記入した内容を前記電子ペンから前記サーバに伝送する、請求項1または2記載の知識共有システム。
  4. 前記サーバは、前記電子ペンによって古いワークシートに記入しようとしているときには、新しいワークシートを発行する再発行指示を出力する、請求項3記載の知識共有システム。
  5. 前記電子ペンは振動発生手段を有し、前記サーバは前記振動発生手段を動作させることによって前記再発行指示を出力する、請求項4記載の知識共有システム。
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