JP2006278037A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ガス拡散層を作製する作業時間の短縮化を図ることができる燃料電池を提供することを目的とする。
【解決手段】
電解質層12と、第1の電極(14、20)と、第2の電極(22、28)と、を備える固体高分子形燃料電池10において、第1の電極は、触媒作用を有する触媒層14と、導電性を有する基材18と、導電性を有すると共に触媒層と基材との間の水の移動を管理する水マネジメント層16と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池に関し、詳細には、固体高分子形燃料電池のガス拡散層の生産性を向上させることができる燃料電池に関する。
ITやバイオなどの新技術が世界規模で展開される時代となったが、そうした状況にあっても、エネルギ産業は最大級の基幹産業であることに変わりはない。最近では、地球温暖化防止をはじめとする環境意識の浸透に伴い、いわゆる新エネルギに対する期待が高まっている。新エネルギは、環境性に加え、電力需要家に近接して分散型で生産できるため、送電損失面と電力供給のセキュリティ面でもメリットがある。また、新エネルギの開発が新たな周辺産業を創出する副次的効果も期待できる。新エネルギに対する取り組みは、約30年前の石油危機を契機として本格化し、現在では、太陽光発電などの再生可能エネルギ、廃棄物発電などのリサイクルエネルギ、燃料電池などの高効率エネルギ、およびクリーンエネルギカーを代表とする新分野エネルギなどのエネルギが、それぞれ実用化に向けた開発の段階にある。
そうした中でも、燃料電池は業界でもっとも注目されるエネルギのひとつである。燃料電池は、天然ガスやメタノールなどと水蒸気を反応させて作った水素と、大気中の酸素を化学反応させて電気と熱を同時に生成するもので、発電による副産物が水だけであり、低出力域でも高効率で、しかも発電が天候に影響されず安定的である。殊に固体高分子形燃料電池は、住居用をはじめとする定置型、車載用あるいは携帯用などの用途において次世代のひとつの標準電源と目されている。
特開2004−185905号公報
この固体高分子形燃料電池の本格普及を前にして、電池性能の向上、燃料電池の長寿命化、燃料電池の低コスト化など、様々な取り組みがなされている。特に普及を促進するためには、利用者の経済的負担を軽減する必要があり、燃料電池の低コスト化は重要な課題である。しかしながら、背景技術として挙げた特許文献1のようなガス拡散層は、電池性能は良いが、作製に時間がかかり、生産性に問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、ガス拡散層の生産性の向上、ずなわち、ガス拡散層を作製する作業時間の短縮化を図ることができる燃料電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のガス拡散層ペーストは、導電性を有する導電性物質と、撥水性を有する撥水性物質と、結着性を有する結着性物質と、を含むことを特徴とする。ここで結着性とは、粘りのないものやくずれやすいものをつなぎ合わせ、粘りのあるもの(状態)にすることできる性質をいう。これにより、所定の撥水性と、作業に適した粘性とを有するガス拡散層ペーストを作製することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のガス拡散層ペーストにおいて、前記撥水性物質は第1のフッ素系樹脂であり、前記結着性物質は前記第1のフッ素系樹脂よりも平均分子量の大きい第2のフッ素系樹脂であることを特徴とし、請求項3記載の発明は、請求項2記載のガス拡散層ペーストにおいて、前記第1のフッ素系樹脂はポリテトラフルオロエチレンであることを特徴とする。これにより、第1のフッ素系樹脂と第1のフッ素系樹脂よりも平均分子量の大きい第2のフッ素系樹脂とを混合するので、所定の撥水性と粘性とを、その混合比を設定することで容易に調整することができる。また、材料の入手も容易である。
請求項4記載のガス拡散層は、導電性を有する基材と、前記基材の一方の主面に形成され、導電性を有すると共に水の移動を管理する水マネジメント層と、を備えることを特徴とし、請求項5記載の発明は、請求項4記載のガス拡散層において、前記水マネジメント層は、導電性を有する導電性物質と、撥水性を有する撥水性物質と、を含むこと特徴とする。これにより、ガス拡散層の水詰まり(フラッディング)を防ぐことができ、特に水マネジメント層において、反応流体などの気体と生成水などの液体とが滞留することなく、流通させることができる。
請求項6記載の発明は、請求項4または5記載のガス拡散層において、前記基材は、撥水性と固着性とを有する第3のフッ素系樹脂を含むことを特徴とする。ここで固着性とは、ものが他のものにしっかりとくっつく性質をいう。これにより、基材の部分でもフラッディングを防止することができ、しかも、水マネジメント層を基材にしっかりと固定することができる。
請求項7記載のガス拡散層は、少なくとも、撥水性を有する前記第1のフッ素系樹脂と、結着性を有する前記第2のフッ素系樹脂と、を含むことを特徴とし、請求項8記載の発明は、請求項7記載のガス拡散層において、撥水性と固着性とを有する前記第3のフッ素系樹脂をさらに含むことを特徴とする。これにより、ガス拡散層においてフラッディングを防ぐことができるほか、複数種類の性質の異なるフッ素系樹脂を用いることにより、作業性、本発明のガス拡散層を用いた燃料電池の初期性能、あるいは、耐久性を向上させることができる。
本発明の請求項9記載の固体高分子形燃料電池は、電解質層と、前記電解質層の一方の面に設けられた第1の電極と、前記電解質層の他方の面に設けられた第2の電極と、を備える固体高分子形燃料電池において、前記第1の電極は、触媒作用を有する触媒層と、導電性を有する基材と、導電性を有すると共に前記触媒層と前記基材との間の水の移動を管理する水マネジメント層と、を備えることを特徴とする。これにより、触媒層への反応流体の供給と触媒層からの生成水の排出とが滞留することなく、流通させることができる。
本発明の請求項10記載の固体高分子形燃料電池は、電解質層と、前記電解質層の一方の面に設けられた第1の電極と、前記電解質層の他方の面に設けられた第2の電極と、を備える固体高分子形燃料電池において、前記第1の電極は、触媒作用を有する触媒層と、請求項4から8のいずれかに記載のガス拡散層と、を備えることを特徴とする。これにより、触媒層への反応流体の供給と触媒層からの生成水の排出とが滞留することなく、流通させることができるほか、作業性の良いガス拡散層を用いることにより、固体高分子形燃料電池の生産性を向上させることができる。
請求項11記載のガス拡散層ペーストの作製方法は、粒子状の導電性物質と界面活性剤と溶媒とを混合して導電性物質ペーストを作製する導電性物質混合ステップと、前記導電性物質ペーストと前記第1のフッ素系樹脂と前記第2のフッ素系樹脂とを混合するフッ素系樹脂混合ステップと、を含むことを特徴とし、請求項12記載の発明は、請求項11記載のガス拡散層ペーストの作製方法において、前記フッ素系樹脂混合ステップの前段に設けられ、前記導電性物質ペーストを冷却する冷却ステップを含むことを特徴とする。これにより、複数種類のフッ素系樹脂が混合されたガス拡散層ペーストを容易に作製することができる。
本発明により、燃料電池の電池性能においては、従来と同等あるいはそれ以上の性能を確保しつつ、ガス拡散層を作製する作業時間の短縮化を図ることができる。
本発明の燃料電池において、ガス拡散層は、カーボンペーパ、カーボンの織布あるいは不織布を基材として、基材にカーボンブラックを主とする粘性の有るカーボンペーストを塗布して作製する。図1に示すように、ガス拡散層は生産性を考慮して、両ガス拡散層20、28の基材18、26に共通のカーボンペーパを用いる。また、カソード側は触媒層14から生成水を排出し、アノード側は加湿水を固体高分子膜12へ供給する、あるいは、固体高分子膜12を保湿する機能を持たせるため、基材18、26に塗布するガス拡散層ペースト(水マネジメント層)16、24をカソード側とアノード側とで異なるものを用いる。即ち、基材18にガス拡散層ペーストを塗布・乾燥・熱処理して作製されたカソード側水マネジメント層16は、生成水によってガス供給経路が塞がれて触媒層14へ反応流体の供給が阻害されるのを防ぐため、毛細管現象を利用して触媒層14より生成水を引き抜くよう、アノード側より撥水性を低く(フッ素樹脂量を少なく)する。一方、基材26にガス拡散層ペーストを塗布・乾燥・熱処理して作製されたアノード側水マネジメント層24は、カソードから逆拡散して来た移動水を閉じ込めて固体高分子膜12を保湿するため、撥水性を高く(フッ素樹脂量を多く)する。
しかし、一般的なフッ素樹脂(以下、高分子フッ素樹脂)は結着性を有するため、ガス拡散層ペースト中に多くの高分子フッ素樹脂を投入すると、混合作業や塗布作業により、粘性が高くなり、団子状になる。そのため、塗布工程が非常に困難となる。そこで、高分子フッ素樹脂よりも平均分子量が小さく、結着性が非常に低い性質を有する低分子フッ素樹脂を用い、低分子フッ素樹脂に撥水性を、高分子フッ素樹脂に結着性を担わせることにより、それぞれのガス拡散層ペーストが、バランスよく撥水性と結着性とを持つようにする方法を以下の実施例で説明する。
図2に示すように、ガス拡散層の基材となるカーボンペーパ(東レ社製:TGPH060H)は、重量比でカーボンペーパ:FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)=95:5(カソード用)、60:40(アノード用)となるように、FEP分散液に浸漬した後、60℃1時間の乾燥後、380℃15分間の熱処理(FEP撥水処理)を行う(S10)。これにより、カーボンペーパはほぼ均一に撥水処理される。
カーボンブラック(CABOT社製:Vulcan XC72R)と溶媒としてテルピネオール(キシダ化学社製)と非イオン性界面活性剤のトリトン(キシダ化学社製)とを、重量比がカーボンブラック:テルピネオール:トリトン=20:150:3となるように、万能混合機(DALTON社製)にて常温で60分間、均一になるように混合し、カーボンペーストを作製する(S11)。
低分子フッ素樹脂(ダイキン社製:ルブロンLDW40E)と高分子フッ素樹脂(デュポン社製:PTFE30J)とを、分散液中に含まれるフッ素樹脂の重量比が低分子フッ素樹脂:高分子フッ素樹脂=20:3となるように混合し、カソード用混合フッ素樹脂を作製する(Sc12)。ハイブリッドミキサ用容器に上記カーボンペーストを投入し、カーボンペーストが10〜12℃になるまで冷却する(Sc13)。冷却したカーボンペーストに上記カソード用混合フッ素樹脂を、重量比がカーボンペースト:カソード用混合フッ素樹脂(分散液中に含まれるフッ素樹脂成分)=31:1となるように投入し、ハイブリッドミキサ(キーエンス社製:EC500)の混合モードにて12〜18分間混合する(Sc14)。混合停止のタイミングはペーストの温度が50〜55℃となるまでとし、混合時間を適宜調整する。ペーストの温度が50〜55℃に達した後、ハイブリッドミキサを混合モードから脱泡モードへ切換え、1〜3分間脱泡を行う(Sc15)。脱泡を終えたペーストを自然冷却(Sc16)してカソード用ガス拡散層ペーストを完成させる。
ハイブリッドミキサ用容器に上記カーボンペーストと上記低分子フッ素樹脂とを、重量比がカーボンペースト:低分子フッ素樹脂(以下、アノード用フッ素樹脂とする)(分散液中に含まれるフッ素樹脂成分)=26:3となるように投入し、ハイブリッドミキサの混合モードにて15分間混合する(Sa14)。混合した後、ハイブリッドミキサを混合モードから脱泡モードへ切換え、4分間脱泡を行う(Sa15)。脱泡を終えたペーストの上部に上澄み液が溜まった場合はこの上澄み液を廃棄し、ペーストを自然冷却(Sa16)してアノード用ガス拡散層ペーストを完成させる。
常温まで冷却した各ガス拡散層ペーストを、FEP撥水処理を施した上記カーボンペーパの表面に、カーボンペーパ面内の塗布状態が均一になるように塗布し、熱風乾燥機(サーマル社製)にて60℃60分間乾燥する(S17)。最後に、360℃2時間熱処理を行い、ガス拡散層を完成させる(S19)。
図3に示すように、ガス拡散層の基材となるカーボンペーパ(東レ社製:TGPH060H)は、実施例1と同様のFEP撥水処理を行う(S20)。
実施例1の同様に、重量比がカーボンブラック:テルピネオール:トリトン=20:150:3となるように、万能混合機にて常温で60分間混合し、カーボンペーストを作製する(S21)。
カソード用ガス拡散層ペーストとアノード用ガス拡散層ペーストは、実施例1と同様に作製する。
常温まで冷却した各ガス拡散層ペーストを、FEP撥水処理を施した上記カーボンペーパの表面に、カーボンペーパ面内の塗布状態が均一になるように塗布し、熱風乾燥機にて60℃60分間乾燥する(S27)。カソード側ガス拡散層は、熱風乾燥機にて乾燥した後、カソード用ガス拡散層ペーストを再度塗布し、熱風乾燥機にて60℃60分間乾燥する(Sc28)。最後に、360℃2時間熱処理を行い、ガス拡散層を完成させる(S29)。
〔比較例1〕
ガス拡散層の基材となるカーボンペーパ(東レ社製:TGPH060H)は、実施例1と同様のFEP撥水処理を行う。カーボンペーストもまた実施例1と同様に作製する。
ハイブリッドミキサ用容器に上記カーボンペーストと低分子フッ素樹脂分散液(ダイキン社製:ルブロンLDW40E)とを投入し、重量比がカーボンペースト:低分子フッ素樹脂(分散液中に含まれるフッ素樹脂成分)=20:1となるように投入し、ハイブリッドミキサの混合モードにて15分間混合する。混合した後、ハイブリッドミキサを混合モードから脱泡モードへ切換え、1〜3分間脱泡を行う。脱泡を終えたペーストを自然冷却してカソード用ガス拡散層ペーストを完成させる。
アノード用ガス拡散層ペーストは、実施例1および2と同様に作製する。
ガス拡散層ペーストを、FEP撥水処理を施した上記カーボンペーパの表面に、カーボンペーパ面内の塗布状態が均一になるように塗布し、熱風乾燥機にて60℃60分間乾燥する。カソード側ガス拡散層は、熱風乾燥機にて乾燥した後、カソード用ガス拡散層ペーストを再度塗布し、熱風乾燥機にて60℃60分間乾燥する。最後に、360℃2時間熱処理を行い、ガス拡散層を完成させる。
〔比較例2〕
ガス拡散層の基材となるカーボンペーパ(東レ社製:TGPH060H)は、実施例1の同様のFEP撥水処理を行う。カーボンペーストもまた実施例1の同様に作製する。
ビーカーに上記カーボンペーストを投入し、カーボンペーストが10〜12℃になるまで冷却する。冷却したカーボンペーストに冷却した上記高分子フッ素樹脂(デュポン製:PTFE30J)を、重量比がカーボンペースト:高分子フッ素樹脂(分散液中に含まれるフッ素樹脂成分)=173:5となるように投入し、団子状にならないように冷却しながら、ガラス製攪拌棒にて3分間混合し、ガス拡散層ペーストを完成させる。
ガス拡散層ペーストを、FEP撥水処理を施した上記カーボンペーパの表面に、カーボンペーパ面内の塗布状態が均一になるように塗布し、熱風乾燥機にて60℃60分間乾燥する。カソード側ガス拡散層は、熱風乾燥機にて乾燥した後、カソード用ガス拡散層ペーストを再度塗布し、熱風乾燥機にて60℃60分間乾燥する。最後に、360℃2時間熱処理を行い、ガス拡散層を完成させる。塗布に伴い、上記ガス拡散層ペーストの団子化が進行し、塗布困難な状態となった場合、もしくはカーボンペーパ面内の塗布状態が均一になるような塗布ができなくなった場合には、塗布装置の清掃、ガス拡散層ペーストの交換を行い、作業を続ける。
<ペースト量測定>
以上の実施例1、実施例2、比較例1および比較例2のガス拡散層を用いて、各ガス拡散層に塗布したガス拡散層ペーストの重量を測定し、ガス拡散層単位面積あたりに塗布したガス拡散層ペースト量を比較した。ガス拡散層ペーストの塗布量Dは式(1)のように規定する。
Figure 2006278037

ここで、WAはガス拡散層ペーストを塗布・乾燥・熱処理した後のガス拡散層全体の重量、WCはガス拡散層ペーストを塗布する前のカーボンペーパの重量、Sはカーボンペーパ主面の面積である。この結果を表1に示す。
Figure 2006278037
<作業性比較>
次に、各ガス拡散層ペーストを基材に塗布する作業性を比較するため、実施例2、比較例1および2のガス拡散層について、室温20℃、湿度35〜50%の環境下において、40枚の基材にガス拡散層ペーストを塗布するのに要した時間を測定した。この結果を表2に示す。また、同様に、40枚の基材にガス拡散層ペーストを塗布するのに準備する(要する)ガス拡散層ペーストの量を測定した。この結果を表3に示す。
表2および3は、比較例2のガス拡散層ペーストを塗布するのに要した時間およびガス拡散層ペーストを塗布するのに要する量を基準(100%)として、実施例2および比較例1のガス拡散層ペーストを塗布するのに要した時間およびガス拡散層ペーストを塗布するのに要する量をそれぞれ%で表す。
Figure 2006278037
Figure 2006278037
比較例1のガス拡散層ペーストは、低分子フッ素系樹脂のみを用いているため、基材にガス拡散層ペーストを塗布する際に、結着性が非常に低く、伸びがよい。従って、塗布に要する時間も少なく、ガス拡散層ペーストを塗布している間にガス拡散層ペーストが固まってしまうこともないので、40枚分を途中で清掃作業を挟むことなく塗布することができる。実施例2のカソード用ガス拡散層ペーストは、結着材として高分子フッ素樹脂を混合しているので、比較例1よりは粘性が高く、塗布に若干時間を要するが、40枚程度では、途中で清掃作業を挟むことなく塗布することができるので、比較例2に比べて大幅に塗布に係る時間を短縮する(作業性を向上させる)ことができる。
一方、アノード側のガス拡散層ペーストは、低分子フッ素系樹脂のみであるが、カソード側ガス拡散層ペーストに比べてフッ素系樹脂量が多いためか、あるいは、基材であるカーボンペーパに施した撥水処理剤のFEPの量がカソード側に比べて多いため、比較例1のカソード側ガス拡散層ペーストよりは塗布に時間がかかり、実施例2のカソード側ガス拡散層ペーストよりは短時間で塗布ができる。
塗布に要する時間と同様に、基材にガス拡散層ペーストを塗布するのに要するガス拡散層ペーストの量も、高分子フッ素系樹脂のみを用いた比較例2に比べて実施例2は、準備するペースト量を大幅に削減することができる。特に、カソード側は2回塗布する方法を用いているので、アノード側によりも削減された割合が大きくなっている。
本実施例および比較例ではヘラによる塗布方法を用いたが、塗布方法はこれに限定されない。いずれの塗布方法にしても、比較例2に比べて実施例は、ガス拡散層ペーストが塗布に適した粘性あるいは固着性を有するので、塗布時間および塗布するのに要するガス拡散層ペーストの量は削減され、作業性は向上するものと考えられる。
<性能試験>
実施例1、2、比較例1および2のガス拡散層を用いて、図1に示すような単セル10を作製し、セル電圧の経時的変化を測定した。単セル10は、実施例1、2、比較例1および2の各ガス拡散層20、28の、ガス拡散層ペーストを塗布して水マネジメント層16、24を形成した面に触媒層14、22を形成し、固体高分子膜(Nafion112)12を挟持して作製する。カソード側の触媒層14は、Pt担持カーボンと電解質溶液(20%Nafion溶液)とをPt担持カーボン:電解質溶液=3:8の割合で混合し、アノード側の触媒層22は、Pt−Ru担持カーボンと電解質溶液(20%Nafion溶液)とをPt−Ru担持カーボン:電解質溶液=1:2の割合で混合して作製する。
単セル10の運転条件は、酸素利用率:40%、水素利用率:70%とした。実施例1、2、比較例1および2の各ガス拡散層を用いた単セルにおけるセル電圧の経時変化を図4に示す。
図4より、実施例1のガス拡散層を用いた単セルでは、初期性能が比較例と比べても劣ることが分かる。運転初期時に性能を出すためには、カソード側ガス拡散層ペーストの塗布量は、アノード側ガス拡散層ペーストの塗布量よりも多く塗布する必要があるものと考えられる。また比較例1は、運転時間が1000時間を超えると、セル電圧が大幅に低下してしまい、1800時間で運転を停止した。比較例1のガス拡散層ペースト、特にカソード側ガス拡散層ペーストは、低分子フッ素系樹脂のみであるため、結着性が低い上、カソード側は基材のカーボンペーパに施した撥水処理剤のFEPもアノード側に比べて少ないので、時間の経過と共に、基材から水マネジメント層が剥離し、カソード側ガス拡散層に必要な酸化剤の供給と生成水の排出とが機能しなくなってしまったためであると考えられる。実施例1は、初期性能こそ4種類の中で最も低いが、その後は安定した性能を示し、4000時間でのセル電圧は値としては低いが、単位時間あたりの電圧低下率は比較例2よりも高く(実施例1の電圧低下率は5mV/1000h、比較例2は7.5mV/1000h)なっている。
以上の点を、作業性、初期性能と耐久性、そして実用化(本格普及)に向けての総合評価という観点でまとめると、表4のようになる。
Figure 2006278037
<その他の事項>
本実施の形態では、ヘラを用いて基材にペーストを塗布する方法を用いたが、塗布方法はこれに限らず、スクリーン印刷などの塗布方法でも、所定量のガス拡散層ペーストを基材に塗布できる方法であれば良い。また、実施例1および2では、低分子フッ素系樹脂としてダイキン社製のルブロンLDW40E、高分子フッ素樹脂としてデュポン社製のPTFE30Jを用いたが、低分子フッ素樹脂としては撥水性を有して結着性を有さない(結着性が低い)物質、高分子フッ素系樹脂としては結着性を有する物質であればよく、高分子フッ素系樹脂の代わりにFEPを用いても良い。但し、FEPは熱処理をすることで結着性を発揮するので、FEPを用いた場合には、ガス拡散層ペーストを基材に塗布した後に、熱処理の工程を加える必要がある。さらに、基材のカーボンペーパに撥水処理を施す際に、FEPを用いたが、これを高分子フッ素系樹脂(PTFE)に置き換えることも可能である。
本発明は、定置型燃料電池システムや車載用、携帯用燃料電池システムなどの高分子電解質を燃料電池の電解質層に用いるタイプの燃料電池であれば、適用可能であると考えられる。
本発明に係る単セルの構成を模式的に示すセル構成模式図である。 本発明の実施例1に係るガス拡散層の作製工程を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係るガス拡散層の作製工程を示すフローチャートである。 本発明のガス拡散層を用いた単セルのセル電圧を示すグラフである。
符号の説明
10 セル(単セル)
12 固体高分子膜
14 カソード側触媒層
16 カソード側水マネジメント層(カソード側ガス拡散層ペースト)
18 カソード側基材
20 カソード側ガス拡散層
22 アノード側触媒層
24 アノード側水マネジメント層(アノード側ガス拡散層ペースト)
26 アノード側基材
28 アノード側ガス拡散層


Claims (12)

  1. 導電性を有する導電性物質と、撥水性を有する撥水性物質と、結着性を有する結着性物質と、を含むことを特徴とするガス拡散層ペースト。
  2. 請求項1記載のガス拡散層ペーストにおいて、
    前記撥水性物質は第1のフッ素系樹脂であり、前記結着性物質は前記第1のフッ素系樹脂よりも平均分子量の大きい第2のフッ素系樹脂であることを特徴とする請求項1記載のガス拡散層ペースト。
  3. 請求項2記載のガス拡散層ペーストにおいて、
    前記第1のフッ素系樹脂はポリテトラフルオロエチレンであることを特徴とする請求項2記載のガス拡散層ペースト。
  4. 導電性を有する基材と、前記基材の一方の主面に形成され、導電性を有すると共に水の移動を管理する水マネジメント層と、を備えることを特徴とするガス拡散層。
  5. 請求項4記載のガス拡散層において、
    前記水マネジメント層は、導電性を有する導電性物質と、撥水性を有する撥水性物質と、を含むこと特徴とする請求項4記載のガス拡散層。
  6. 請求項4または5記載のガス拡散層において、
    前記基材は、撥水性と固着性とを有する第3のフッ素系樹脂を含むことを特徴とする請求項4または5記載のガス拡散層。
  7. 少なくとも、撥水性を有する前記第1のフッ素系樹脂と、結着性を有する前記第2のフッ素系樹脂と、を含むことを特徴とするガス拡散層。
  8. 請求項7記載のガス拡散層において、
    撥水性と固着性とを有する前記第3のフッ素系樹脂をさらに含むことを特徴とする請求項7記載のガス拡散層。
  9. 電解質層と、前記電解質層の一方の面に設けられた第1の電極と、前記電解質層の他方の面に設けられた第2の電極と、を備える固体高分子形燃料電池において、
    前記第1の電極は、触媒作用を有する触媒層と、導電性を有する基材と、導電性を有すると共に前記触媒層と前記基材との間の水の移動を管理する水マネジメント層と、を備えることを特徴とする固体高分子形燃料電池。
  10. 電解質層と、前記電解質層の一方の面に設けられた第1の電極と、前記電解質層の他方の面に設けられた第2の電極と、を備える固体高分子形燃料電池において、
    前記第1の電極は、触媒作用を有する触媒層と、請求項4から8のいずれかに記載のガス拡散層と、を備えることを特徴とする固体高分子形燃料電池。
  11. 粒子状の導電性物質と界面活性剤と溶媒とを混合して導電性物質ペーストを作製する導電性物質混合ステップと、
    前記導電性物質ペーストと前記第1のフッ素系樹脂と前記第2のフッ素系樹脂とを混合するフッ素系樹脂混合ステップと、
    を含むことを特徴とするガス拡散層ペーストの作製方法。
  12. 請求項11記載のガス拡散層ペーストの作製方法において、
    前記フッ素系樹脂混合ステップの前段に設けられ、前記導電性物質ペーストを冷却する冷却ステップ
    を含むことを特徴とする請求項11記載のガス拡散層ペーストの作製方法。


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