JP2006277554A - データ配信装置、データ処理装置、データ配信システム、データ配信方法、データ処理方法、それらのプログラム、および、それらのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

データ配信装置、データ処理装置、データ配信システム、データ配信方法、データ処理方法、それらのプログラム、および、それらのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract


【課題】 簡単な構成で楽曲データを適切に配信しつつ利用者に楽曲データを有効利用させることができる楽曲配信システムを提供する。
【解決手段】 楽曲配信システム100のサーバ装置400は、端末装置300から使用停止依頼情報を取得すると、使用停止受付管理番号を配信登録情報に記載するとともに、使用停止受付管理番号の設定管理番号情報を端末装置300へ送信して、この端末装置300に従前に配信した楽曲データを端末記憶手段から消去させる。サーバ装置400は、設定管理番号情報を送信した端末装置300とは異なる他の端末装置300から設定管理番号情報を取得すると、この設定管理番号情報に基づき特定される配信登録情報に登録された利用者が購入済みの楽曲データを他の端末装置300へ配信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データを配信しつつデータを有効利用するデータ配信装置、データ処理装置、データ配信システム、データ配信方法、データ処理方法、それらのプログラム、および、それらのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、端末装置からのコンテンツデータの配信要求に基づいて、サーバ装置に蓄積されたコンテンツデータを配信する構成が知られている(例えば、特許文献1ないし特許文献3参照)。
特許文献1に記載のものは、サーバにて、ホームページを提示して、端末装置によりユーザ名とパスワードとが入力されると、顧客データを呼び出し入力されたユーザ名およびバスワードと照合する。この後、照合の結果顧客データと一致すれば、次のメニュー画面を表示する。さらに、このメニュー画面に基づいて楽曲が端末装置により指定されると、この指定された楽曲を読み出し端末装置へ送信開始する。この後、サーバにて、端末装置で再生画面の停止ボタンがクリックされた旨の情報が伝えられると、所定の時間内であるか判定する。そして、所定の時間内と判定された場合、課金をせずに終了する。また、所定の短時間でなく途中再生停止の情報が伝えられた場合、全額課金よりも低額な途中分課金をする。さらに、楽曲の再生終了まで楽曲停止指示がなかった場合、ダウンロードの場合より低額な全額課金する。
また、特許文献2に記載のものは、コンテンツ配信装置にて、端末装置で選択されたコンテンツデータの選択信号とともに選択されたコンテンツデータのダウンロード要求を受信すると、ユーザに対して課金する見積もりデータを端末装置に送信する。この後、端末装置から課金に関する同意データを受信すると、選択信号に基づいたコンテンツデータを読み出し、ダウンロード用ファイルを生成して端末装置に送信する。また、ダウンロードを行うユーザIDをデータベースに登録するとともに、登録したユーザIDに関連付けてダウンロード時の課金を記録する。この後、コンテンツ配信装置にて、コンテンツデータをダウンロードした端末装置とは異なる端末装置からコンテンツデータのストリーミング再生用のウェブページのダウンロード要求およびユーザIDを受信すると、ユーザIDを基にアクセスしたユーザが登録ユーザであるか否かを判断する。そして、登録ユーザであると判断したとき、過去にダウンロードしたコンテンツデータを圧縮暗号化処理を行い、さらにパケットに分割し、パケット単位で一時ファイルを作成して順次端末装置へ送信する。また、ストリーミング再生回数に基づいて、適宜課金する。
さらに、特許文献3に記載ものは、著作権管理サーバにて、共通管理サーバから著作権要求処理を受けると、コンテンツ原本に対して、電子透かし挿入処理、コンテンツ管理情報付加処理、暗号化処理を互いに依存することなく独立に実施して、著作権処理完了コンテンツと暗号化処理設定ファイルを生成する。また、共通管理サーバにて、暗号化処理設定ファイルに基づいてライセンス生成要求をライセンスサーバに送出して、ライセンスを発行させるとともに、著作権処理の完了したコンテンツを配信サーバに登録する。そして、要求受付・認証部でエンドユーザからの要求を受け付け正規のユーザであることを認証すると、映像登録・配信部にて要求されたコンテンツを配信する。
特開2003−167585号公報(第6頁左欄−第11頁左欄) 特開2004−13527号公報(第7頁−第26頁) 特開2004−110277号公報(第5頁−第10頁)
しかしながら、上述したような特許文献1および特許文献2のような構成では、例えば利用者を特定するユーザ名やパスワードなどの情報が他の利用者(以下、他利用者と称す)に知られた場合、この他利用者に対してコンテンツデータが配信されてしまうおそれがあるという問題点が一例として挙げられる。また、特許文献3のような構成では、サーバ装置に複数の著作権処理を実施する構成を設けているため、サーバ装置の構成が複雑になるおそれがあるという問題点が一例として挙げられる。
本発明の目的は、このような実情などに鑑みて、簡単な構成でデータを適切に配信しつつデータの有効利用が可能なデータ配信装置、データ処理装置、データ配信システム、データ配信方法、データ処理方法、それらのプログラム、および、それらのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
請求項1に記載の発明は、データを読み出し可能に記憶するデータ記憶手段を備えたデータ処理装置にネットワークを介して前記データを配信するデータ配信装置であって、前記データ処理装置から所定の前記データの配信を要求する配信要求情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記配信要求情報で配信が要求された前記データを前記ネットワークを介して前記データ処理装置へ配信して前記データ記憶手段に記憶させる第1のデータ配信手段と、前記データ処理装置へ配信した前記データを特定する配信データ特定情報を生成する配信データ特定情報生成手段と、前記データ処理装置から前記データの配信を停止する旨を要求する停止要求情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記データを前記データ記憶手段から消去させるための消去情報を生成する消去情報生成手段と、前記消去情報および前記配信データ特定情報を1つのデータ構造に関連付けた管理情報を生成する管理情報生成手段と、前記ネットワークを介して前記消去情報を前記データ処理装置へ配信して前記データを前記データ記憶手段から消去させるデータ消去制御手段と、前記消去情報を配信した前記データ処理装置とは異なる前記データ処理装置から前記消去情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記消去情報が関連付けられた前記管理情報の前記配信データ特定情報に基づいて、前記データ処理装置へ配信した前記データを前記ネットワークを介して前記異なるデータ処理装置へ配信して前記データ記憶手段に記憶させる第2のデータ配信手段と、を具備したことを特徴としたデータ配信装置である。
請求項13に記載の発明は、ネットワークを介してデータを配信するデータ配信装置から配信される前記データを取得して処理するデータ処理装置であって、前記データを読み出し可能に記憶するデータ記憶手段と、所定の前記データの配信を要求する配信要求情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信する配信要求手段と、前記配信要求情報に対応して前記データ配信装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得して前記データ記憶手段に記憶させる第1のデータ記憶処理手段と、前記データの配信を停止する旨を要求する停止要求情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信する停止要求手段と、前記データを前記データ記憶手段から消去させるための消去情報を前記データ配信装置から前記ネットワークを介して取得すると、前記データ記憶手段に記憶された前記データを消去する消去処理手段と、前記消去情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信する消去情報送信手段と、前記消去情報に対応して前記データ配信装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得して前記データ記憶手段に記憶させる第2のデータ記憶処理手段と、を具備したことを特徴としたデータ処理装置である。
請求項19に記載の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のデータ配信装置と、このデータ配信装置にネットワークを介して各種情報が送受信可能に接続された請求項13ないし請求項17のいずれかに記載のデータ処理装置と、を具備したことを特徴としたデータ配信システムである。
請求項20に記載の発明は、請求項10ないし請求項12のいずれかに記載のデータ配信装置と、このデータ配信装置にネットワークを介して各種情報が送受信可能に接続された請求項18に記載のデータ処理装置と、を具備したことを特徴としたデータ配信システムである。
請求項21に記載の発明は、データを処理する端末装置にネットワークを介して各種情報を送受信可能に接続されたサーバ装置にて、前記端末装置へ前記データを配信するデータ配信システムであって、前記端末装置は、前記データを読み出し可能に記憶するデータ記憶手段と、所定の前記データの配信を要求する配信要求情報を前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信する配信要求手段と、前記配信要求情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得して前記データ記憶手段に記憶させる第1のデータ記憶処理手段と、前記データの配信を停止する旨を要求する停止要求情報を前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信する停止要求手段と、前記データを前記データ記憶手段から消去させるための消去情報を前記サーバ装置から前記ネットワークを介して取得すると、前記データ記憶手段に記憶された前記データを消去する消去処理手段と、前記消去情報を前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信する消去情報送信手段と、前記消去情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得して前記データ記憶手段に記憶させる第2のデータ記憶処理手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記端末装置から前記配信要求情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記配信要求情報で配信が要求された前記データを前記ネットワークを介して前記端末装置へ配信する第1のデータ配信手段と、前記端末装置へ配信した前記データを特定する配信データ特定情報を生成する配信データ特定情報生成手段と、前記端末装置から前記停止要求情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記消去情報を生成する消去情報生成手段と、前記消去情報および前記配信データ特定情報を1つのデータ構造に関連付けた管理情報を生成する管理情報生成手段と、前記ネットワークを介して前記消去情報を前記端末装置へ配信して前記データを前記データ記憶手段から消去させるデータ消去制御手段と、前記消去情報を配信した前記端末装置とは異なる前記端末装置から前記消去情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記消去情報が関連付けられた前記管理情報の前記配信データ特定情報に基づいて、前記端末装置へ配信した前記データを前記ネットワークを介して前記異なる端末装置へ配信して前記データ記憶手段に記憶させる第2のデータ配信手段と、を備えたことを特徴としたデータ配信システムである。
請求項22に記載の発明は、演算手段により、データを読み出し可能に記憶するデータ記憶手段を備えたデータ処理装置にネットワークを介して前記データを配信するデータ配信方法であって、前記演算手段は、前記データ処理装置から所定の前記データの配信を要求する配信要求情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記配信要求情報で配信が要求された前記データを前記ネットワークを介して前記データ処理装置へ配信して前記データ記憶手段に記憶させ、前記データ処理装置へ配信した前記データを特定する配信データ特定情報を生成し、前記データ処理装置から前記データの配信を停止する旨を要求する停止要求情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記データを前記データ記憶手段から消去させるための消去情報を生成し、前記消去情報および前記配信データ特定情報を1つのデータ構造に関連付けた管理情報を生成し、前記ネットワークを介して前記消去情報を前記データ処理装置へ配信して前記データを前記データ記憶手段から消去させ、前記消去情報を配信した前記データ処理装置とは異なる前記データ処理装置から前記消去情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記消去情報が関連付けられた前記管理情報の前記配信データ特定情報に基づいて、前記データ処理装置へ配信した前記データを前記ネットワークを介して前記異なるデータ処理装置へ配信して前記データ記憶手段に記憶させることを特徴とするデータ配信方法である。
請求項23に記載の発明は、演算手段により、ネットワークを介してデータを配信するデータ配信装置から配信される前記データを取得して処理するデータ処理方法であって、前記演算手段は、所定の前記データの配信を要求する配信要求情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信し、前記配信要求情報に対応して前記データ配信装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得して前記データを読み出し可能に記憶するデータ記憶手段に記憶させ、前記データの配信を停止する旨を要求する停止要求情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信し、前記データを前記データ記憶手段から消去させるための消去情報を前記データ配信装置から前記ネットワークを介して取得すると、前記データ記憶手段に記憶された前記データを消去し、前記消去情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信し、前記消去情報に対応して前記データ配信装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得して前記データ記憶手段に記憶させることを特徴とするデータ処理方法である。
請求項24に記載の発明は、演算手段により、データを処理する端末装置にネットワークを介して各種情報を送受信可能に接続されたサーバ装置に、前記端末装置へ前記データを配信させるデータ配信方法であって、前記演算手段は、前記端末装置に、所定の前記データの配信を要求する配信要求情報を前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信させ、前記配信要求情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得させて前記データを読み出し可能に記憶するデータ記憶手段に記憶させ、前記データの配信を停止する旨を要求する停止要求情報を前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信させ、前記データを前記データ記憶手段から消去させるための消去情報を前記サーバ装置から前記ネットワークを介して取得させて、前記データ記憶手段に記憶された前記データを消去させ、前記消去情報を前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信させ、前記消去情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得させて前記データ記憶手段に記憶させ、前記サーバ装置に、前記端末装置から前記配信要求情報を前記ネットワークを介して取得させて、前記配信要求情報で配信が要求された前記データを前記ネットワークを介して前記端末装置へ配信させ、前記端末装置へ配信させた前記データを特定する配信データ特定情報を生成させ、前記端末装置から前記停止要求情報を前記ネットワークを介して取得させて、前記消去情報を生成させ、前記消去情報および前記配信データ特定情報を1つのデータ構造に関連付けた管理情報を生成させ、前記ネットワークを介して前記消去情報を前記端末装置へ配信させて前記データを前記データ記憶手段から消去させ、前記消去情報を配信させた前記端末装置とは異なる前記端末装置から前記消去情報を前記ネットワークを介して取得させて、前記消去情報が関連付けられた前記管理情報の前記配信データ特定情報に基づいて、前記端末装置へ配信させた前記データを前記ネットワークを介して前記異なる端末装置へ配信させて前記データ記憶手段に記憶させることを特徴とするデータ配信方法である。
請求項25に記載の発明は、演算手段を請求項1ないし請求項12のいずれかに記載のデータ配信装置として機能させることを特徴としたデータ配信プログラムである。
請求項26に記載の発明は、演算手段を請求項13ないし請求項18のいずれかに記載のデータ処理装置として機能させることを特徴としたデータ処理プログラムである。
請求項27に記載の発明は、演算手段を請求項19ないし請求項21のいずれかに記載のデータ配信システムとして機能させることを特徴としたデータ配信プログラムである。
請求項28に記載の発明は、請求項22または請求項24に記載のデータ配信方法を演算手段に実行させることを特徴としたデータ配信プログラムである。
請求項29に記載の発明は、請求項23に記載のデータ処理方法を演算手段に実行させることを特徴としたデータ処理プログラムである。
請求項30に記載の発明は、請求項25、請求項27、請求項28のいずれかに記載のデータ配信プログラムが演算手段にて読取可能に記録されたことを特徴としたデータ配信プログラムを記録した記録媒体である。
請求項31に記載の発明は、請求項26または請求項29に記載のデータ処理プログラムが演算手段にて読取可能に記録されたことを特徴としたデータ処理プログラムを記録した記録媒体である。
以下、本発明に係る一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、本発明のデータ配信装置としてのサーバ装置を有する楽曲配信システムであって、端末装置からの楽曲を再生するためのデータとしてのコンテンツデータである楽曲データの配信要求に基づいて楽曲データを有料で配信する構成を例示して説明する。なお、本発明のデータとしては、楽曲データに限らず、映画やテレビ番組などの画像および音声を再生するためのコンテンツデータである画像音声データ、ラジオ番組などの音声を出力させるためのコンテンツデータである音声データ、ゲームやアプリケーションソフトなどのプログラムデータなど、いずれのデータを対象としてもよい。図1は、楽曲配信システムの概略構成を示すブロック図である。図2は、端末装置の概略構成を示すブロック図である。図3は、保存楽曲管理リスト情報の概略構成を示す模式図である。図4は、端末装置を構成する処理部の概略構成を示すブロック図である。図5は、サーバ装置の概略構成を示すブロック図である。図6は、配信楽曲関連リスト情報の概略構成を示す模式図である。図7は、配信登録リスト情報の概略構成を示す模式図である。図8は、サーバ装置を構成するCPUの概略構成を示すブロック図である。
〔楽曲配信システムの構成〕
図1において、100はデータ配信システムとしての楽曲配信システムである。この楽曲配信システム100は、サーバ装置に蓄積された楽曲データを端末装置に有料で配信するシステムである。そして、楽曲配信システム100は、ネットワーク200と、少なくとも1つのデータ処理装置としての端末装置300と、データ配信装置としてのサーバ装置400と、などを備えている。
ネットワーク200には、端末装置300と、サーバ装置400と、が接続されている。そして、ネットワーク200は、端末装置300およびサーバ装置400を情報の送受信が可能な状態に接続する。このネットワーク200としては、例えばTCP/IPなどの汎用のプロトコルに基づくインターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、無線媒体により情報が送受信可能な複数の基地局がネットワークを構成する通信回線網や放送網などのネットワーク、さらには、端末装置300およびサーバ装置400間で情報を直接送受信するための媒体となる無線媒体自体などが例示できる。ここで、無線媒体としては、電波、光、音波、電磁波などのいずれの媒体をも適用できる。
端末装置300は、移動体としての例えば車両に搭載される車載型や携帯型のナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯型パーソナルコンピュータなどである。この端末装置300は、サーバ装置400からネットワーク200を介して有料で配信される楽曲データを保存して、この楽曲データに基づいて楽曲を再生する。また、端末装置300は、図示しないナビゲーションサーバ装置から送信される各種情報に基づいて、移動体である例えば車両の移動状況に対応して移動に関する案内を報知する。そして、端末装置300は、図2に示すように、送受信器310と、センサ部320と、端末入力部330と、端末表示部340と、音声出力部350と、データ記憶手段としての端末記憶手段360と、メモリ370と、演算手段としての処理部380と、などを備えている。また、端末装置300の処理部380には、発音手段500と、記録媒体装着手段としてのハードウェアキードライブ(以下、HWKドライブと称す)510と、が接続されている。
発音手段500は、例えばインストルメントパネル部、ドア部、リアダッシュボード部など、車両の室内空間における前方部分や後方部分の左右側にそれぞれ配設されたスピーカ501を有している。そして、発音手段500は、処理部380により制御され、処理部380からスピーカ信号として出力される楽曲データなどをスピーカ501から音により出力させて楽曲を再生する。
HWKドライブ510は、後述する使用停止受付管理番号に関する暗号化された消去情報としての設定管理番号情報などの各種情報を適宜読み出し可能に記憶する記録媒体としてのハードウェアキー511が着脱可能に構成されている。ここで、ハードウェアキー511としては、例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリ、磁気カード、IC(Integrated Circuit)チップを有するICカードなどが例示できる。このHWKドライブ510は、ハードウェアキー511が装着され、このハードウェアキー511に設定管理番号情報が記憶されていることを認識すると、この設定管理番号情報を処理部380へ出力する。また、装着されたハードウェアキー511に設定管理番号情報が記憶されていないことを認識すると、その旨の未記憶情報を処理部380へ出力する。さらに、HWKドライブ510は、処理部380から設定管理番号情報を取得すると、この設定管理番号情報をハードウェアキー511に記憶させる。そして、設定管理番号情報を記憶させた旨の記憶完了情報を処理部380へ出力する。また、処理部380から使用停止受付管理番号を削除する旨の削除要求情報を取得すると、ハードウェアキー511に記憶された設定管理番号情報を削除する。そして、設定管理番号情報を削除した旨の削除完了情報を処理部380へ出力する。
送受信器310は、ネットワーク200を介してサーバ装置400およびナビゲーションサーバ装置に接続されるとともに、処理部380に接続されている。この送受信器310は、ネットワーク200を介してサーバ装置400やナビゲーションサーバ装置から端末信号Stを受信可能で、この端末信号Stの取得によりあらかじめ設定されている入力インターフェース処理を実施し、処理端末信号として処理部380に出力する。また、送受信器310は、処理部380から処理端末信号が入力可能で、この入力される処理端末信号の取得によりあらかじめ設定されている出力インターフェース処理を実施し、端末信号Stとしてネットワーク200を介してサーバ装置400やナビゲーションサーバ装置に送信する。
センサ部320は、移動体である例えば車両の移動の状態、すなわち現在位置や走行状況などを検出して処理部380にセンサ信号として出力する。このセンサ部320は、例えば図示しないGPS(Global Positioning System)受信部と、図示しない速度センサ、方位角センサおよび加速度センサなどの各種センサなどにて構成されている。そして、GPS受信部、速度センサ、方位角センサは、それぞれ演算したり検出したりした車両の現在位置の疑似座標値、走行速度、走行方向に関する情報を処理部380へ出力する。
端末入力部330は、入力操作される図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。この操作ボタンや操作つまみの入力操作の内容としては、例えば端末装置300の動作内容の設定などの設定事項である。そして、端末入力部330は、設定事項の入力操作により、所定の信号を処理部380へ適宜出力して設定させる。なお、この端末入力部330としては、操作ボタンや操作つまみなどの入力操作に限らず、例えば端末表示部340に設けられたタッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作など、各種設定事項を設定入力可能ないずれの構成が適用できる。
端末表示部340は、処理部380にて制御され処理部380からの画像データの信号を画面表示させる。この端末表示部340としては、例えば液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。
音声出力部350は、例えば図示しないスピーカなどの発音手段を有する。この音声出力部350は、処理部380にて制御され、処理部380からの音声データなどの各種信号を発音手段から音声により出力する。なお、音声出力部350は、例えばTV受信機で受信したTV音声データや記録媒体さらにはメモリ370などに記録された音声データなどをも適宜出力可能である。また、音声出力部350は、スピーカを設けた構成に限らず、発音手段500のスピーカ501を利用する構成としてもよい。
端末記憶手段360は、ネットワーク200を介してサーバ装置400から取得した楽曲データを記憶する図示しない端末楽曲データ記憶領域と、図3に示すような記憶データ特定情報としての保存楽曲管理リスト情報600を記憶する図示しない管理リスト記憶領域と、などを備えている。なお、ここでは、上述した2つ記憶領域を設けた構成について例示したが、これに限らず例えば端末記憶手段360に上述した2つ記憶領域を設けない構成としてもよい。また、端末楽曲データ記憶領域、管理リスト記憶領域は、メモリ370や、端末装置300に接続される図示しない外部記憶手段に構築される構成としてもよい。この端末記憶手段360としては、HD(Hard Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成が例示できる。
楽曲データは、例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式、WAVE形式、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式、ATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)形式、AC−3(Audio Code number 3)形式などの楽曲を再生可能な形式により記録されている。この楽曲データには、例えば固有の数字や文字から構成されるIDが付与されている。
保存楽曲管理リスト情報600は、端末楽曲データ記憶領域に記憶された楽曲データに関するリストの情報である。そして、保存楽曲管理リスト情報600は、少なくとも1つの保存楽曲管理情報610が1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
保存楽曲管理情報610は、端末楽曲データ記憶領域の1つの楽曲データに関する情報である。この保存楽曲管理情報610は、楽曲データが端末楽曲データ記憶領域に記憶されると生成され、楽曲データが消去されると端末楽曲データ記憶領域から消去される。そして、保存楽曲管理情報610は、保存楽曲関連情報611と、記憶データ処理状態情報としての記憶データ処理回数情報である再生回数情報612と、記憶データ優先度情報としての嗜好度情報613と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
保存楽曲関連情報611は、楽曲データに関連する情報である。この保存楽曲関連情報611は、サーバ装置400から送信される後述する配信楽曲関連情報710に基づいて生成される。そして、保存楽曲関連情報611は、保存楽曲ID情報611Aと、保存楽曲データ量情報611Bと、保存楽曲付帯情報611Cと、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。保存楽曲ID情報611Aは、楽曲データに付与されたIDに関する情報である。この保存楽曲ID情報611Aには、配信楽曲関連情報710の配信楽曲ID情報711に記載されたIDが記載される。保存楽曲データ量情報611Bは、楽曲データのバイト数などのデータ量に関する情報である。この保存楽曲データ量情報611Bには、配信楽曲関連情報710の配信楽曲データ量情報712に記載されたデータ量が記載される。保存楽曲付帯情報611Cは、楽曲の曲名、演奏者、演奏時間、ジャンルなど、楽曲に付帯された情報である。この保存楽曲付帯情報611Cには、配信楽曲関連情報710の配信楽曲付帯情報713に記載された各種情報が記載される。
再生回数情報612は、保存楽曲ID情報611Aで特定される楽曲が再生された回数に関する情報である。この再生回数情報612は、処理部380により適宜更新される。
嗜好度情報613は、利用者により設定された楽曲に対する嗜好の度合いに関する情報である。この嗜好度情報613には、嗜好の度合いが高い旨を示す「3」、普通である旨を示す「2」、低い旨を示す「1」のうちいずれか1つが記載される。なお、嗜好の度合いに関しては、上述した3つの度合いに限らず、2つあるいは5つなど適宜他の数の度合いとしてもよい。
メモリ370は、ネットワーク200を介して取得した各種情報や、端末入力部330で入力操作される設定事項、あるいは音楽データや画像データなどを適宜記憶する。なお、格納する情報として例えば端末入力部330の入力操作により入力された情報をも記憶可能で、入力操作により格納された情報の内容が適宜更新可能となっている。また、メモリ370は、端末装置300全体を動作制御するOS(Operating System)上に展開される各種プログラムなどをも情報として記憶している。さらに、メモリ370は、端末装置300に固有に付与されたいわゆるロットナンバ(以下、端末ロットナンバと適宜称す)を記憶している。このメモリ370としては、HD、DVD、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
処理部380は、図示しない各種入出力ポート、例えば送受信器310が接続される通信ポート、センサ部320が接続されるセンサポート、端末入力部330が接続されるキー入力ポート、端末表示部340が接続される表示制御ポート、音声出力部350が接続される音声出力ポート、端末記憶手段360が接続される端末記憶ポート、メモリ370が接続されるメモリポート、発音手段500が接続される発音ポート、HWKドライブ510が接続されるドライブポートなどを有する。そして、処理部380は、各種プログラムとして、図4に示すように、購入関連処理部381と、楽曲再生部382と、ナビゲーション処理部383と、などを備えている。
購入関連処理部381は、サーバ装置400から新規購入楽曲を購入する際の各種処理を実施する。そして、購入関連処理部381は、第1のデータ記憶処理手段、消去処理手段、および、第2のデータ記憶処理手段としての楽曲保存処理手段381Aと、配信要求手段としての購入処理手段381Bと、停止要求手段としての停止処理手段381Cと、消去情報送信手段、消去情報消去手段、および、記憶可能量情報生成手段としての開始処理手段381Dと、などを備えている。
楽曲保存処理手段381Aは、サーバ装置400から購入した楽曲(以下、新規購入楽曲と適宜称す)に関する各種情報を端末記憶手段360に記憶させて保存する処理などをする。具体的には、楽曲保存処理手段381Aは、サーバ装置400から暗号化されて送信される新規購入楽曲の楽曲データおよび配信楽曲関連情報710を取得すると、これらを復号化する。そして、楽曲データを付与されたIDとともに、端末記憶手段360の端末楽曲データ記憶領域に適宜読み出し可能に記憶する。また、配信楽曲関連情報710の配信楽曲ID情報711を保存楽曲ID情報611Aとして、配信楽曲データ量情報712を保存楽曲データ量情報611Bとして、配信楽曲付帯情報713を保存楽曲付帯情報611Cとして、それぞれ格納した保存楽曲関連情報611を生成する。さらに、保存楽曲ID情報611Aで特定される楽曲データの再生回数が0回である旨の再生回数情報612を生成する。また、例えば嗜好度が低い旨を示す「1」を記載した嗜好度情報613を生成する。ここで、嗜好度情報613に、「2」や「3」あるいは度合いを示す情報を記載しない構成としてもよい。そして、保存楽曲関連情報611、再生回数情報612、嗜好度情報613を有する保存楽曲管理情報610を生成して、保存楽曲管理リスト情報600に登録して保存する。
また、楽曲保存処理手段381Aは、サーバ装置400から従前に他の端末装置(以下、他端末装置と称す)300を利用して購入していた楽曲(以下、再配信楽曲と適宜称す)の楽曲データ、配信楽曲関連情報710、後述する停止前再生回数情報817B6、および、停止前嗜好度情報817B7を取得すると、これらを復号化する。そして、楽曲データを記憶させるとともに、配信楽曲関連情報710に基づく保存楽曲関連情報611と、停止前再生回数情報817B6の再生回数を記載した再生回数情報612と、停止前嗜好度情報817B7の値を記載した嗜好度情報613と、を有する保存楽曲管理情報610を保存楽曲管理リスト情報600に登録する。
さらに、楽曲保存処理手段381Aは、停止処理手段381Cから端末記憶手段360に記憶された楽曲データおよび保存楽曲管理リスト情報600を消去する旨の楽曲消去要求情報を取得すると、端末記憶手段360の全ての楽曲データおよび保存楽曲管理リスト情報600を消去する。また、楽曲保存処理手段381Aは、例えば新たな楽曲を保存するための領域を確保するため、あるいは、購入した楽曲が嗜好に合わなくなったなどの理由による所定の楽曲を端末記憶手段360から消去する旨の操作信号を取得すると、この楽曲の楽曲データおよび保存楽曲管理情報610を消去する。
購入処理手段381Bは、端末装置300をサーバ装置400に登録する処理や、楽曲を購入する処理などを実施する。具体的には、購入処理手段381Bは、端末入力部330から楽曲を購入する旨の操作信号を取得すると、その旨の楽曲購入情報を暗号化して送受信器310およびネットワーク200を介してサーバ装置400へ出力する。また、送受信器310およびネットワーク200を介してサーバ装置400から配信可能な楽曲のリストに関する暗号化された配信可能楽曲リスト情報を取得すると、この配信可能楽曲リスト情報を復号化して楽曲のリストを表示させる。そして、表示された楽曲から少なくともいずれか1つを選択する旨の操作信号を取得すると、この選択された楽曲に関する配信要求情報としての選択楽曲情報を生成する。さらに、端末装置300をサーバ装置400に新たに登録する旨の操作信号を取得した場合に、その旨の新規登録情報を生成し、端末装置300がサーバ装置400に登録されている旨の操作信号を取得した場合に、その旨の既登録情報を生成する。そして、選択楽曲情報とともに、新規登録情報または既登録情報を復号化してサーバ装置400へ出力する。
さらに、購入処理手段381Bは、サーバ装置400から新規登録情報に対応して送信される暗号化された登録画面情報を取得すると、この登録画面情報を復号化して端末装置300を登録するための登録画面を端末表示部340に表示させる。さらに、登録画面に基づく利用者のID、パスワード、名前や住所あるいは電話番号さらにはメールアドレスなどの利用者に関連する情報(以下、利用者情報と適宜称す)、クレジットカードのナンバなどを設定する旨の操作信号を取得すると、これらに関する設定入力情報を生成する。また、メモリ370に記憶された端末装置300の端末ロットナンバを取得して、この端末ロットナンバに関するロットナンバ情報を生成する。そして、これら生成した各種情報を暗号化してサーバ装置400へ出力する。さらに、サーバ装置400から暗号化された、端末装置300の登録が完了した旨の登録完了情報と、新規購入楽曲の決済が完了した旨の決済完了情報と、を取得すると、復号化してそれらの旨を端末表示部340に表示させる。
また、購入処理手段381Bは、サーバ装置400から既登録情報に対応して送信される暗号化された認証画面情報を取得すると、この認証画面情報を復号化して、端末装置300を認証するための認証画面を表示させる。さらに、認証画面に基づく利用者のID、パスワードを設定する旨の操作信号を取得すると、それぞれに関する設定入力情報を生成する。そして、設定入力情報とともにロットナンバ情報を暗号化してサーバ装置400へ出力する。さらに、サーバ装置400から暗号化された決済完了情報を取得すると、復号化してその旨を端末表示部340に表示させる。なお、登録画面を表示させずに、音声出力部350や発音手段500から各種情報を設定する旨を案内する音声を出力させる構成としてもよい。また、決済や登録が完了した旨を音声出力部350や発音手段500から音声により出力させる構成としてもよい。
停止処理手段381Cは、端末装置300をサーバ装置400から楽曲が購入できない状態、すなわち楽曲購入時の使用を停止する状態に設定する。具体的には、停止処理手段381Cは、HWKドライブ510から未記憶情報を取得すると、HWKドライブ510に使用停止受付管理番号が記憶されていないハードウェアキー511が接続されたと認識する。さらに、端末装置300を使用停止状態にする旨を依頼する使用停止依頼情報を生成するとともに、ロットナンバ情報を生成する。なお、停止依頼情報および保存楽曲管理リスト情報600にて、本発明の停止要求情報が構成されている。また、端末記憶手段360に記憶された保存楽曲管理リスト情報600を取得する。そして、これら生成したり取得したりした各種情報を暗号化してサーバ装置400へ出力する。さらに、サーバ装置400から設定管理番号情報を取得すると、この設定管理番号情報をHWKドライブ510へ出力する。また、楽曲消去要求情報を楽曲保存処理手段381Aへ出力する。そして、HWKドライブ510から記憶完了情報を取得すると、その旨の番号格納終了情報を暗号化してサーバ装置400へ出力する。
開始処理手段381Dは、サーバ装置400に登録されていない端末装置300を、利用者の後述する配信登録情報810を利用して楽曲が購入できる状態、すなわち楽曲購入時の使用を開始する状態に設定する。具体的には、開始処理手段381Dは、HWKドライブ510から設定管理番号情報を取得すると、HWKドライブ510に使用停止受付管理番号が記憶されているハードウェアキー511が接続されたと認識する。さらに、端末装置300を使用開始状態にする旨を依頼する使用開始依頼情報を生成するとともに、ロットナンバ情報を生成する。また、端末記憶手段360の空き容量Aを認識して、この空き容量Aに関する記憶可能量情報としての空き容量情報を生成する。そして、これら取得したり生成したりした各種情報を暗号化してサーバ装置400へ出力する。さらに、サーバ装置400から配信登録情報810を利用した使用開始を受け付けた旨の暗号化された使用開始受付情報を取得すると、復号化してその旨を認識する。そして、使用停止受付管理番号をハードウェアキー511から削除する旨の削除要求情報をHWKドライブ510へ出力する。また、HWKドライブ510から削除完了情報を取得すると、その旨の番号削除終了情報を生成して暗号化してサーバ装置400へ出力する。
楽曲再生部382は、楽曲の再生処理や、再生状態に基づく保存楽曲管理情報610の更新処理などを実施する。そして、楽曲再生部382は、再生処理手段382Aと、再生回数更新手段382Bと、嗜好度設定手段382Cと、などを備えている。
再生処理手段382Aは、楽曲データに基づいて楽曲を再生する処理をする。具体的には、再生処理手段382Aは、例えば端末記憶手段360に記憶された楽曲に関するリストを表示させる旨の操作信号を取得すると、保存楽曲管理リスト情報600の保存楽曲付帯情報611Cに基づいて、楽曲の曲名や演奏者名をリストとして表示させる。ここで、曲名などのリスト上での順序としては、端末記憶手段360に保存された順序、演奏者の名前の順序、あるいは嗜好度情報613の嗜好度に対応した順序などが例示できる。そして、リスト表示させたいずれか1つの曲名が選択された旨の操作信号を取得すると、この曲名が記載された保存楽曲付帯情報611Cを有する保存楽曲管理情報610を特定する。さらに、この保存楽曲管理情報610の保存楽曲ID情報611AのIDが付与された楽曲データを端末記憶手段360から検索し、この楽曲データに基づいて楽曲を再生する。
再生回数更新手段382Bは、再生回数情報612の更新処理を実施する。具体的には、再生回数更新手段382Bは、再生処理手段382Aで楽曲が再生されることを認識すると、再生処理手段382Aで特定された保存楽曲管理情報610の再生回数情報612に記載された再生回数に1を加える。
嗜好度設定手段382Cは、嗜好度情報613の設定処理を実施する。具体的には、嗜好度設定手段382Cは、所定の楽曲の嗜好度を所定の度合いに設定する旨の操作信号を取得すると、この嗜好度を設定する楽曲に対応する保存楽曲管理情報610を特定する。そして、この保存楽曲管理情報610の嗜好度情報613に、設定する度合いに対応する数値を記載する。
ナビゲーション処理部383は、車両の移動に関する各種情報を適宜報知する処理などをする。そして、ナビゲーション処理部383は、現在位置情報取得手段としての現在位置認識手段383Aと、目的地情報取得手段としての目的地認識手段383Bと、移動経路情報取得手段としても機能する移動経路報知制御手段としての案内報知手段383Cと、マップマッチング手段383Dと、などを備えている。
現在位置認識手段383Aは、センサ部320からの各種情報に基づいて車両の現在位置を認識して、この現在位置に関する現在位置情報をナビゲーションサーバ装置へ出力する。なお、現在位置認識手段383Aは、現在位置として上述した車両の現在位置の他、端末入力部330にて設定入力された起点となる出発地点などを、擬似現在位置として認識可能である。目的地認識手段383Bは、例えば端末入力部330の入力操作により設定入力された目的地に関する目的地情報、例えば緯度・経度などの座標、住所、電話番号を取得し、目的地の位置を認識して、この目的地に関する目的地情報をナビゲーションサーバ装置へ出力する。案内報知手段383Cは、車両の走行状況に対応してナビゲーションサーバ装置から取得した移動経路情報などに基づいて車両の移動に関する案内、例えば車両の走行を支援する内容の案内を、端末表示部340による画像表示や音声出力部350による発音にて出力する。マップマッチング手段383Dは、ナビゲーションサーバ装置から取得する地図情報に基づいて、現在位置認識手段383Aにて認識した現在位置を適切に表示させるためのマップマッチング処理をする。
サーバ装置400は、ネットワーク200を介して端末装置300と情報の送受信が可能となっている。そして、サーバ装置400は、図5に示すように、インターフェース410と、入力部420と、表示部430と、サーバ記憶手段440と、演算手段としてのCPU(Central Processing Unit)450と、などを備えている。
インターフェース410は、ネットワーク200を介して端末装置300に接続されるとともに、CPU450に接続されている。このインターフェース410は、ネットワーク200を介して入力されるサーバ信号Ssに対してあらかじめ設定されている入力インターフェース処理を実行し、処理サーバ信号としてCPU450へ出力する。また、インターフェース410は、CPU450から端末装置300に対して送信すべき処理サーバ信号が入力されると、入力された処理サーバ信号に対してあらかじめ設定されている出力インターフェース処理を実行し、サーバ信号Ssとしてネットワーク200を介して所定の端末装置300へ出力する。
入力部420は、例えばキーボードやマウスなどで、入力操作される図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。これら操作ボタンや操作つまみなどの入力操作は、サーバ装置400の動作内容の設定や、サーバ記憶手段440に記憶する情報の設定入力、サーバ記憶手段440に記憶された情報の更新、などの設定事項の設定入力である。そして、入力部420は、設定事項の入力操作により、設定事項に対応する信号をCPU450へ適宜出力して設定入力させる。なお、入力操作としては、操作ボタンや操作つまみなどの操作に限らず、例えば表示部430に設けられたタッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作などにより、各種設定事項を設定入力する構成としてもできる。
表示部430は、CPU450にて制御されCPU450からの画像データの信号を画面表示させる。この表示部430としては、端末装置300の端末表示部340と同様に、例えば液晶パネル、有機ELパネル、PDP、CRT、FED、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。
サーバ記憶手段440は、ネットワーク200を介して端末装置300へ配信する楽曲データを記憶する図示しないサーバ楽曲データ記憶領域と、図6に示すような配信楽曲関連リスト情報700を記憶する図示しない関連リスト記憶領域と、図7に示すような配信登録リスト情報800を記憶する図示しない登録リスト記憶領域と、などを備えている。なお、ここでは、上述した3つ記憶領域を設けた構成について例示したが、これに限らず例えばサーバ記憶手段440に上述した3つ記憶領域を設けない構成としてもよい。このサーバ記憶手段440としては、HD、DVD、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成が例示できる。また、格納する情報として例えば入力部420の入力操作により入力された情報をも記憶可能で、入力操作により格納された情報の内容が適宜更新可能となっている。また、サーバ記憶手段440には、サーバ装置400全体および楽曲配信システム100全体を動作制御するOS上に展開される各種プログラムなどをも情報として記憶している。
配信楽曲関連リスト情報700は、サーバ楽曲データ記憶領域に記憶された楽曲データに関するリストの情報である。そして、配信楽曲関連リスト情報700は、少なくとも1つの配信楽曲関連情報710が1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
配信楽曲関連情報710は、サーバ楽曲データ記憶領域の1つの楽曲データに関する情報であり、楽曲データがサーバ楽曲データ記憶領域に記憶されると生成され、楽曲データが消去されるとサーバ楽曲データ記憶領域から消去される。そして、配信楽曲関連情報710は、配信楽曲ID情報711と、配信楽曲データ量情報712と、配信楽曲付帯情報713と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。配信楽曲ID情報711は、楽曲データに付与されたIDに関する情報である。配信楽曲データ量情報712は、楽曲データのデータ量に関する情報である。配信楽曲付帯情報713は、楽曲に付帯された情報である。
配信登録リスト情報800は、サーバ装置400に登録された端末装置300に関するリストの情報である。そして、配信登録リスト情報800は、少なくとも1つの管理情報としての配信登録情報810が1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
配信登録情報810は、サーバ装置400に登録された1つの端末装置300に関する情報である。そして、配信登録情報810は、利用者関連情報811と、利用者ID情報812と、パスワード情報813と、カード情報814と、端末ナンバ情報815と、停止番号情報816と、購入楽曲情報817と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
利用者関連情報811は、端末装置300を有する利用者の名前、住所、電話番号、メールアドレスなど、利用者に関連する情報である。利用者ID情報812は、利用者により設定されサーバ装置400にアクセスした利用者を特定する際に利用される固有のIDに関する情報である。この利用者ID情報812としては、サーバ装置400で利用者に付与したIDを適用する構成としてもよい。パスワード情報813は、利用者により設定され利用者を特定する際に利用されるパスワードに関する情報である。このパスワード情報813としては、サーバ装置400で利用者に付与したパスワードを適用する構成としてもよい。カード情報814は、新規購入楽曲の決済時に利用されるクレジットカードのナンバに関する情報である。
端末ナンバ情報815は、利用者関連情報の利用者が楽曲購入時に利用する端末装置300の端末ロットナンバに関する情報である。この端末ナンバ情報815には、1つの端末装置300の端末ロットナンバが記載される。そして、端末ナンバ情報815は、CPU450により適宜更新される。停止番号情報816は、例えば利用者が端末装置300の買い替えなどにより楽曲購入時に利用した端末装置300の利用を停止する際に、この停止を受け付けた旨を示す使用停止受付管理番号を表す情報である。この停止番号情報816には、端末ナンバ情報815の端末ロットナンバに対応する端末装置300の利用が停止される際にCPU450により使用停止受付管理番号が記載され、端末ナンバ情報815の端末ロットナンバに対応する端末装置300の利用が開始される際にCPU450により使用停止受付管理番号が消去される。購入楽曲情報817は、利用者により購入された楽曲に関する情報である。そして、購入楽曲情報817は、保存データ量情報817Aと、少なくとも1つの配信データ特定情報としての購入楽曲管理情報817Bと、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
保存データ量情報817Aは、利用が停止された端末装置300に保存されていた楽曲(以下、停止前保存楽曲と称す)の楽曲データの総データ量Bに関する情報である。購入楽曲管理情報817Bは、利用者により購入された楽曲の利用状態などに関する情報である。そして、購入楽曲管理情報817Bは購入楽曲ID情報817B1と、購入楽曲データ量情報817B2と、内容情報としての演奏者情報817B3と、配信日情報としての購入日情報817B4と、記憶状態情報としての保存フラグ情報817B5と、処理状態情報としての処理回数情報である停止前再生回数情報817B6と、優先度情報としての停止前嗜好度情報817B7と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
購入楽曲ID情報817B1は、購入された楽曲の楽曲データに付与されたIDに関する情報である。購入楽曲データ量情報817B2は、購入された楽曲データのデータ量に関する情報である。演奏者情報817B3は、購入された楽曲の演奏者に関する情報である。購入日情報817B4は、楽曲が購入された日付に関する情報である。保存フラグ情報817B5は、利用が停止された端末装置300に楽曲が保存されていたか否かを示すフラグ情報である。具体的には、保存フラグ情報817B5は、「0」であれば保存されていなかった旨を表し、「1」であれば保存されていた旨を示す。停止前再生回数情報817B6は、購入楽曲ID情報817B1で特定される楽曲が再生された回数に関する情報である。この停止前再生回数情報817B6には、利用が停止された端末装置300から送信された再生回数情報612の再生回数が記載される。停止前嗜好度情報817B7は、購入楽曲ID情報817B1で特定される楽曲に対する利用者の嗜好の度合いに関する情報である。この停止前嗜好度情報817B7には、利用が停止された端末装置300から送信された嗜好度情報613の数値が記載される。
CPU450は、サーバ記憶手段440に記憶された各種プログラムとして、図8に示すように、第1のデータ配信手段としての新規購入楽曲配信手段451と、配信データ特定情報生成手段および管理情報生成手段としての新規購入登録処理手段452と、消去情報生成手段、データ消去制御手段、記憶状態情報更新手段、処理状態情報更新手段、および、優先度情報更新手段としての停止登録手段453と、第2のデータ配信手段としても機能する開始登録手段454と、第2のデータ配信手段としての楽曲再配信手段455と、決済処理手段456と、などを備えている。
新規購入楽曲配信手段451は、端末装置300により新規に購入された楽曲を端末装置300に配信する。具体的には、新規購入楽曲配信手段451は、端末装置300からネットワーク200およびインターフェース410を介して暗号化された楽曲購入情報を取得すると復号化して、端末装置300で楽曲が購入される旨を認識する。そして、配信可能楽曲リスト情報を暗号化して端末装置300へ送信する。また、端末装置300から暗号化された選択楽曲情報を取得するとともに、新規購入登録処理手段452から新規購入楽曲の配信を許可する配信許可情報を取得すると、選択楽曲情報を復号化して、新規購入楽曲を認識する。さらに、新規購入楽曲の楽曲データおよび配信楽曲関連情報710をサーバ記憶手段440から検索して取得する。そして、これら取得した楽曲データおよび配信楽曲関連情報710を暗号化して端末装置300へ送信する。
新規購入登録処理手段452は、配信登録情報810を生成して配信登録リスト情報800に記憶させる処理や、新規購入楽曲が購入された際に購入楽曲情報817を更新する処理をする。具体的には、新規購入登録処理手段452は、端末装置300から暗号化された新規登録情報を取得すると復号化して、端末装置300をサーバ装置400に新規に登録する旨を認識する。そして、登録画面情報を暗号化して端末装置300へ送信する。また、端末装置300から暗号化された設定入力情報を取得すると復号化するとともに、新規購入楽曲配信手段451に配信許可情報を出力する。そして、利用者情報を記載した利用者関連情報811と、利用者のIDを記載した利用者ID情報812と、パスワードを記載したパスワード情報813と、クレジットカードのナンバを記載したカード情報814と、端末ロットナンバを記載した端末ナンバ情報815と、を格納した配信登録情報810を生成する。
さらに、新規購入登録処理手段452は、新規購入楽曲のそれぞれに対する購入楽曲管理情報817Bを生成する。すなわち、1つの新規購入楽曲の配信楽曲ID情報711のIDが記載された購入楽曲ID情報817B1と、配信楽曲データ量情報712のデータ量が記載された購入楽曲データ量情報817B2と、配信楽曲付帯情報713の演奏者が記載された演奏者情報817B3と、現在の日付が記載された購入日情報817B4と、「0」が記載された保存フラグ情報817B5と、再生回数が0回である旨が記載された停止前再生回数情報817B6と、嗜好の度合いが記載されていない停止前嗜好度情報817B7と、を格納した購入楽曲管理情報817Bを生成する。また、この生成した購入楽曲管理情報817Bと、総データ量Bが0である旨の保存データ量情報817Aと、を格納した購入楽曲情報817を生成する。そして、この購入楽曲情報817を使用停止受付管理番号が記載されていない停止番号情報816とともに配信登録情報810に格納する。さらに、この配信登録情報810を配信登録リスト情報800に記憶させる。また、登録完了情報を暗号化して端末装置300へ送信する。
また、新規購入登録処理手段452は、端末装置300から暗号化された既登録情報を取得すると復号化して、端末装置300が登録済みである旨を認識する。そして、認証画面情報を暗号化して端末装置300へ送信する。また、端末装置300から暗号化された設定入力情報、ロットナンバ情報を取得すると、これらを復号化する。そして、利用者のIDが記載された利用者ID情報812と、パスワードが記載されたパスワード情報813と、端末ロットナンバが記載された端末ナンバ情報815と、を有する配信登録情報810が登録されていることを認識すると、すなわち端末装置300を認証できたことを認識すると、配信許可情報を出力する。さらに、新規購入楽曲のそれぞれに対する購入楽曲管理情報817Bを生成して、認証した端末装置300の配信登録情報810の購入楽曲情報817に格納する。
停止登録手段453は、端末装置300が使用停止状態である旨を配信登録情報810に登録する。具体的には、停止登録手段453は、端末装置300から暗号化された使用停止依頼情報、ロットナンバ情報、保存楽曲管理リスト情報600を取得すると復号化して、端末装置300を使用停止状態に設定する旨を認識する。そして、使用停止受付管理番号を設定して、この使用停止受付管理番号の設定管理番号情報を暗号化して端末装置300へ送信する。また、端末装置300から暗号化された番号格納終了情報を取得すると復号化して、使用停止受付管理番号がハードウェアキー511に格納されかつ端末装置300から楽曲に関する各種情報が消去された旨、すなわち使用停止状態に設定された旨を認識する。そして、ロットナンバ情報の端末ロットナンバが記載された端末ナンバ情報815を有する配信登録情報810を検索して特定する。さらに、この配信登録情報810の停止番号情報816に使用停止受付管理番号を格納する。また、保存楽曲管理リスト情報600に基づく購入楽曲情報817の更新処理を実施する。
すなわち、停止登録手段453は、購入楽曲管理情報817Bの購入楽曲ID情報817B1に基づいて、この購入楽曲管理情報817Bに対応する楽曲の保存楽曲管理情報610を取得していることを認識すると、保存フラグ情報817B5を「1」に設定する。さらに、停止前再生回数情報817B6を再生回数情報612の再生回数に更新するとともに、停止前嗜好度情報817B7を嗜好度情報613の数値に更新する。さらに、保存フラグ情報817B5が「1」の楽曲、すなわち停止前保存楽曲の購入楽曲データ量情報817B2に基づいて、停止前保存楽曲の楽曲データの総データ量Bを演算して、保存データ量情報817Aに記載する。また、購入楽曲管理情報817Bに対応する楽曲の保存楽曲管理情報610を取得していないことを認識すると、保存フラグ情報817B5を「0」に設定する。
開始登録手段454は、配信登録情報810を利用してサーバ装置400に従前に登録されていない端末装置300の使用が開始された旨を登録する。具体的には、開始登録手段454は、端末装置300から暗号化された設定管理番号情報、使用開始依頼情報、ロットナンバ情報を取得すると復号化して、端末装置300を使用開始状態に設定する旨を認識する。そして、設定管理番号情報の使用停止受付管理番号が記載された停止番号情報816を有する配信登録情報810を検索する。さらに、この配信登録情報810の端末ナンバ情報815を、ロットナンバ情報の端末ロットナンバに更新する。また、使用開始受付情報を暗号化して端末装置300へ送信する。さらに、端末装置300から暗号化された番号削除完了情報を取得すると復号化して、ハードウェアキー511から使用停止受付管理番号が削除された旨を認識する。そして、停止番号情報816から使用停止受付管理番号を削除する。
楽曲再配信手段455は、配信登録情報810を利用して使用が開始される端末装置300に、配信登録情報810に登録されている楽曲を再配信する処理をする。具体的には、楽曲再配信手段455は、端末装置300から暗号化された空き容量情報を取得すると復号化して、使用が開始される端末装置300の空き容量Aを認識する。そして、この空き容量Aが配信登録情報810の保存データ量情報817Aに記載された総データ量B未満であることを認識すると、楽曲データの圧縮処理を実施しない状態で停止前保存楽曲の全てを新たに使用が開始される端末装置300に保存できないと判断して、再配信する楽曲(以下、再配信楽曲と称す)を絞り込む処理をする。
すなわち、楽曲再配信手段455は、停止前保存楽曲の楽曲データに対して圧縮処理を実施することにより、すなわち所定の圧縮方式を用いて所定の圧縮率で圧縮する処理を実施することにより総データ量Bを空き容量A未満にできるか否かを判断する。ここで、圧縮方式としては、例えばATRAC方式、ドルビーデジタル(Dolby Digital)方式、MPEG方式などが例示できる。なお、圧縮方式としては、MLP(Melidian Lossless Packing)方式などのいわゆる可逆圧縮の方式を適用してもよい、そして、圧縮処理により空き容量A未満にできると判断した場合、例えば空き容量A未満にできる圧縮率が最も低い圧縮処理(以下、絞込不要圧縮処理と称す)に関する圧縮処理情報を生成するとともに、停止前保存楽曲を再配信楽曲として設定する。ここで、絞込不要圧縮処理として、圧縮率が最も高い圧縮処理を適用してもよい。
また、楽曲再配信手段455は、圧縮処理により空き容量A未満にできないと判断した場合、圧縮率が最も高い圧縮処理(以下、絞込用圧縮処理と称す)に関する圧縮処理情報を生成する。ここで、絞込用圧縮処理としては、圧縮率が最も低い圧縮処理や所定の圧縮率の圧縮処理を適用してもよい。さらに、保存データ量情報817Aに基づいて、停止前保存楽曲の楽曲データを絞込用圧縮処理により圧縮した際の総データ量(以下、圧縮総データ量と称す)Vを演算する。そして、保存フラグ情報817B5に基づいて、停止前保存楽曲の購入楽曲管理情報817Bを検索するとともに、停止前保存楽曲を再配信候補として設定する。また、購入楽曲管理情報817Bの購入日情報817B4に基づいて、停止前保存楽曲を購入してからの経過日数を演算する。さらに、停止前再生回数情報817B6の再生回数に停止前嗜好度情報817B7の数値を乗じて経過日数で除した値を絞込係数Dとして演算する。そして、停止前保存楽曲を絞込係数Dが小さい順に再配信候補から除外して、再配信候補の停止前保存楽曲の楽曲データを絞込用圧縮処理により圧縮した際の総データ量(以下、絞込後データ量と称す)Fが空き容量A以下になったことを認識した際に、再配信候補の停止前保存楽曲を再配信楽曲として設定する。
さらに、楽曲再配信手段455は、例えば総データ量Bに1つの楽曲データの平均的なデータ量よりも少ないデータ量を加えた容量を所定容量Cとして認識する。ここで、所定容量Cとしては、総データ量Bよりも大きい容量であれば、他の容量であってもよい。そして、楽曲再配信手段455は、空き容量Aが所定容量C未満であることを認識すると、停止前保存曲のみを新たに使用が開始される端末装置300に保存できると判断して、停止前保存楽曲を再配信楽曲として設定する。
また、楽曲再配信手段455は、空き容量Aが所定容量C以上であることを認識すると、停止前保存曲に加え従前に購入されたが使用が停止された端末装置300に保存されていなかった楽曲(以下、非保存楽曲と称す)を、新たに使用が開始される端末装置300に保存できると判断して、再配信楽曲を追加する処理をする。すなわち、楽曲再配信手段455は、停止前保存楽曲の演奏者情報817B3に基づいて、停止前保存楽曲の演奏者を認識する。そして、保存フラグ情報817B5が「0」の楽曲、すなわち非保存楽曲のうち、停止前保存楽曲が多い演奏者の非保存楽曲を再配信仮候補として設定する。さらに、停止前保存楽曲の総データ量Bに購入日情報817B4に基づく購入日が新しい再配信仮候補の非保存楽曲のデータ量を加えたデータ量(以下、追加後データ量と称す)Gが空き容量A以下であることを認識すると、この再配信仮候補の非保存楽曲を再配信候補として設定する。そして、追加後データ量Gが空き容量A以上になることを認識すると、再配信候補として設定されている非保存楽曲および停止前保存楽曲を再配信楽曲として設定する。
また、楽曲再配信手段455は、再配信楽曲の購入楽曲管理情報817Bから停止前再生回数情報817B6および停止前嗜好度情報817B7を取得する。さらに、再配信楽曲の楽曲データおよび配信楽曲関連情報710を取得する。そして、これらを暗号化して端末装置300へ送信する。なお、楽曲再配信手段455は、圧縮処理情報を生成している場合、この圧縮処理情報の圧縮処理を施した楽曲データを送信する。
決済処理手段456は、新規購入楽曲の決済処理を実施する。具体的には、決済処理手段456は、新規購入楽曲配信手段451で新規購入楽曲の各種情報が取得されると、新規購入楽曲の料金を認識する。そして、新規購入楽曲を配信する端末装置300の配信登録情報810に格納されたカード情報814を取得して、このカード情報814のクレジットカードのナンバに基づいて、カード会社との間で電子決済処理を実施する。さらに、決済完了情報を暗号化して端末装置300へ送信する。
〔楽曲配信システムの動作〕
次に、楽曲配信システム100の動作を図面に基づいて説明する。図9は、新規登録時における新規購入楽曲の購入処理を示すフローチャートである。図10は、端末装置300の使用停止設定処理を示すフローチャートである。図11は、他端末装置300の使用開始設定処理を示すフローチャートである。図12は、再配信楽曲の絞込処理を示すフローチャートである。図13は、再配信楽曲の追加処理を示すフローチャートである。なお、端末装置300や他端末装置300およびサーバ装置400間で送受信される各種情報の暗号化および復号化については、説明を省略する。
(新規登録時における新規購入楽曲の購入処理)
まず、楽曲配信システム100の動作として、新規登録時における新規購入楽曲の購入処理について説明する。
利用者は、端末装置300の端末入力部330の入力操作により新規購入楽曲を購入する旨を設定入力する。そして、端末装置300は、購入処理手段381Bにて、図9に示すように、新規購入楽曲の購入開始を認識すると(ステップS101)、楽曲購入情報をサーバ装置400へ送信する(ステップS102)。サーバ装置400は、新規購入楽曲配信手段451にて、楽曲購入情報を受信すると(ステップS103)、配信可能楽曲リスト情報を取得して(ステップS104)、端末装置300へ送信する(ステップS105)。この後、端末装置300は、購入処理手段381Bにて、配信可能楽曲リスト情報を受信すると(ステップS106)、楽曲のリストを表示させる。そして、利用者による所定の楽曲を選択する旨の設定入力を認識して(ステップS107)、この選択された楽曲に関する選択楽曲情報を生成する。さらに、購入処理手段381Bは、端末装置300を新たにサーバ装置400に登録する旨の設定入力を認識すると(ステップS108)、新規登録情報を生成する。この後、選択楽曲情報および新規登録情報をサーバ装置400へ送信する(ステップS109)。そして、サーバ装置400は、選択楽曲情報および新規登録情報を受信すると(ステップS110)、新規購入登録処理手段452にて、登録画面情報を取得して(ステップS111)、端末装置300へ送信する(ステップS112)。
端末装置300は、購入処理手段381Bにて、登録画面情報を受信すると(ステップS113)、登録画面を端末表示部340に表示させる(ステップS114)。そして、利用者により設定入力される利用者IDの認識処理(ステップS115)、パスワードの認識処理(ステップS116)、利用者情報の認識処理(ステップS117)、カードナンバの認識処理(ステップS118)を実施する。この後、購入処理手段381Bは、メモリ370に記憶された端末ロットナンバを認識して(ステップS119)、ロットナンバ情報を生成する。そして、これら生成したり認識したりした各種情報をサーバ装置400へ送信する(ステップS120)。
サーバ装置400は、端末装置300からの各種情報を受信すると(ステップS121)、新規購入楽曲配信手段451にて、ステップS110で受信した選択楽曲情報に基づいて新規購入楽曲を認識して(ステップS122)、この新規購入楽曲の楽曲データおよび配信楽曲関連情報710を取得する(ステップS123)。また、新規購入登録処理手段452は、新規購入楽曲に関する購入楽曲情報817を生成する(ステップS124)。そして、この購入楽曲情報817およびステップS121で受信した各種情報に基づいて、新規購入楽曲を購入した端末装置300の配信登録情報810を登録して(ステップS125)、登録完了情報を生成する(ステップS126)。さらに、決済処理手段456は、新規購入楽曲の決済処理を実施して(ステップS127)、決済完了情報を生成する(ステップS128)。そして、サーバ装置400は、新規購入楽曲の楽曲データおよび配信楽曲関連情報710、登録完了情報、決済完了情報を端末装置300へ送信する(ステップS129)。
端末装置300は、サーバ装置400から各種情報を受信すると(ステップS130)、楽曲保存処理手段381Aにて、新規購入楽曲の楽曲データを保存するとともに(ステップS131)、配信楽曲関連情報710に基づく保存楽曲管理リスト情報600を生成して保存する(ステップS132)。そして、購入処理手段381Bは、登録完了情報および決済完了情報に基づいて、端末装置300の登録が完了した旨および新規購入楽曲の決済が完了した旨を端末表示部340で報知して処理を終了する(ステップS133)。
(端末装置の使用停止設定処理)
次に、楽曲配信システム100の動作として、端末装置300の使用停止設定処理について説明する。
まず、利用者は、端末装置300を他端末装置300に買い替えるなどの理由によりサーバ装置400に登録されている端末装置300の利用を停止するために、HWKドライブ510に設定管理番号情報が記憶されていないハードウェアキー511を装着する。HWKドライブ510は、ハードウェアキー511が装着され、設定管理番号情報が記憶されていない旨を認識すると、未記憶情報を端末装置300へ出力する。そして、端末装置300は、停止処理手段381Cにて、未記憶情報を取得すると、図10に示すように、ハードウェアキー511がHWKドライブ510に接続された旨とともに(ステップS201)、このハードウェアキー511に使用停止受付管理番号が格納されていない状態である旨を認識する(ステップS202)。さらに、停止処理手段381Cは、使用停止依頼情報を生成するとともに(ステップS203)、端末ロットナンバを認識して(ステップS204)、ロットナンバ情報を生成する。そして、保存楽曲管理リスト情報600を取得して(ステップS205)、使用停止依頼情報およびロットナンバ情報とともにサーバ装置400へ送信する(ステップS206)。
サーバ装置400は、端末装置300から各種情報を受信すると(ステップS207)、停止登録手段453にて、使用停止受付管理番号を設定する(ステップS208)。そして、この使用停止受付管理番号の設定管理番号情報を端末装置300へ送信する(ステップS209)。端末装置300は、設定管理番号情報を受信すると(ステップS210)、停止処理手段381Cにて、HWKドライブ510に、この設定管理番号情報をハードウェアキー511に格納させる(ステップS211)。この後、停止処理手段381Cは、番号格納終了情報を生成するとともに(ステップS212)、楽曲保存処理手段381Aに楽曲データおよび保存楽曲管理リスト情報600を消去させる(ステップS213)。さらに、番号格納終了情報をサーバ装置400へ送信する(ステップS214)。サーバ装置400は、番号格納終了情報を受信すると(ステップS215)、停止登録手段453にて、ステップS207で受信したロットナンバ情報の端末ロットナンバに基づいて、利用が停止される端末装置300の配信登録情報810を特定する(ステップS216)。さらに、この配信登録情報810の停止番号情報816に、ステップS208で設定した使用停止受付管理番号を格納する(ステップS217)。そして、ステップS207で受信した保存楽曲管理リスト情報600に基づいて、停止前保存楽曲に対応して購入楽曲情報817を更新して(ステップS218)、処理を終了する。
(端末装置の使用停止設定処理)
次に、楽曲配信システム100の動作として、他端末装置300の使用開始設定処理について説明する。
まず、利用者は、サーバ装置400に登録された配信登録情報810を利用して新たに購入した他端末装置300を新規購入楽曲が購入できる状態に設定するために、HWKドライブ510に設定管理番号情報が格納されているハードウェアキー511を装着する。HWKドライブ510は、ハードウェアキー511が装着され、設定管理番号情報が記憶されている旨を認識すると、この設定管理番号情報を他端末装置300へ出力する。そして、他端末装置300は、開始処理手段381Dにて、設定管理番号情報を取得すると、図11に示すように、ハードウェアキー511がHWKドライブ510に接続された旨とともに(ステップS301)、このハードウェアキー511に格納された設定管理番号情報の使用停止受付管理番号を認識する(ステップS302)。さらに、開始処理手段381Dは、使用開始依頼情報を生成するとともに(ステップS303)、端末ロットナンバを認識して(ステップS304)、ロットナンバ情報を生成する。そして、端末記憶手段360の空き容量Aを認識して(ステップS305)、この空き容量Aに関する空き容量情報とともに設定管理番号情報、使用開始依頼情報、ロットナンバ情報をサーバ装置400へ送信する(ステップS306)。
サーバ装置400は、他端末装置300から各種情報を受信すると(ステップS307)、開始登録手段454にて、設定管理番号情報の使用停止受付管理番号に基づいて、配信登録情報810を特定する(ステップS308)。そして、この配信登録情報810の端末ナンバ情報815をステップS307で受信したロットナンバ情報の端末ロットナンバ、すなわち新たな他端末装置300の端末ロットナンバに更新する(ステップS309)。また、CPU450は、楽曲再配信手段455にて、配信登録情報810の保存データ量情報817Aに基づいて、使用が停止された端末装置300に保存されていた停止前保存楽曲の総データ量Bを認識する(ステップS310)。そして、ステップS307で受信した空き容量情報に記載された端末記憶手段360の空き容量Aが停止前保存楽曲の総データ量B以上か否かを判断する(ステップS311)。
このステップS311において、空き容量Aが総データ量B未満であると判断した場合、再配信楽曲の絞込処理を実施して(ステップS312)、再配信楽曲を設定する。一方、ステップS311において、空き容量Aが総データ量B以上であると判断した場合、空き容量Aが所定容量C以上か否かを判断する(ステップS313)。そして、このステップS313において、空き容量Aが所定容量C以上であると判断した場合、再配信楽曲の追加処理を実施して(ステップS314)、再配信楽曲を設定する。一方、ステップS314において、空き容量Aが所定容量C未満であると判断した場合、停止前保存楽曲を再配信楽曲として設定する(ステップS315)。
さらに、楽曲再配信手段455は、ステップS312,S314,S315において再配信楽曲を設定すると、配信登録情報810の再配信楽曲に対応する購入楽曲管理情報817Bから停止前再生回数情報817B6および停止前嗜好度情報817B7を取得する(ステップS316)。また、再配信楽曲の楽曲データおよび配信楽曲関連情報710を取得する(ステップS317)。そして、CPU450は、開始登録手段454で使用開始受付情報を生成して(ステップS318)、ステップS316,S317で取得された各種情報とともに他端末装置300へ送信する(ステップS319)。ここで、楽曲再配信手段455は、ステップS312における再配信楽曲の絞込処理において圧縮処理情報を生成している場合、この圧縮処理情報の圧縮処理を施した楽曲データを送信する。
他端末装置300は、サーバ装置400から各種情報を受信すると(ステップS320)、開始処理手段381Dにて、HWKドライブ510に設定管理番号情報をハードウェアキー511から削除させる(ステップS321)。さらに、楽曲保存処理手段381Aにて、再配信楽曲の楽曲データを保存する(ステップS322)。また、停止前再生回数情報817B6、停止前嗜好度情報817B7、および、配信楽曲関連情報710に基づいて、再配信楽曲の保存楽曲管理リスト情報600を生成して保存する(ステップS323)。そして、開始処理手段381Dは、番号削除完了情報を生成して(ステップS324)、サーバ装置400へ送信する(ステップS325)。サーバ装置400は、他端末装置300から番号削除完了情報を受信すると(ステップS326)、開始登録手段454にて、配信登録情報810の停止番号情報816の使用停止受付管理番号を消去して(ステップS327)、処理を終了する。
一方、再配信楽曲の絞込処理では、楽曲再配信手段455は、図12に示すように、圧縮処理により停止前保存楽曲の総データ量Bを空き容量A未満にできるか否かを判断する(ステップS401)。このステップS401において、空き容量A未満にできると判断した場合、絞込不要圧縮処理に関する圧縮処理情報を生成するとともに(ステップS402)、停止前保存楽曲を再配信楽曲として設定して(ステップS403)、処理を終了する。
また、ステップS401において、空き容量A未満にできないと判断した場合、絞込用圧縮処理に関する圧縮処理情報を生成するとともに(ステップS404)、停止前保存楽曲の圧縮総データ量Vを演算する(ステップS405)。この後、停止前保存楽曲を再配信候補として設定するとともに(ステップS406)、各停止前保存楽曲の絞込係数Dを演算する(ステップS407)。また、停止前保存楽曲の圧縮総データ量Vを絞込後データ量Fとして設定するとともに(ステップS408)、変数Pを1に設定する(ステップS409)。そして、楽曲再配信手段455は、P番目に絞込係数Dが小さい停止前保存楽曲を再配信楽曲から除外して(ステップS410)、購入楽曲データ量情報817B2に基づいて、この除外した停止前保存楽曲の楽曲データを絞込用圧縮処理で圧縮した際のデータ量(以下、圧縮データ量と称す)Eを認識する(ステップS411)。この後、絞込後データ量Fから圧縮データ量Eを減じた値を絞込後データ量Fとして再演算して(ステップS412)、端末記憶手段360の空き容量Aから絞込後データ量Fを減じた値が0以上か否かを判断する(ステップS413)。このステップS413において、0未満であると判断した場合、さらに停止前保存楽曲を再配信候補から除外する必要があると認識し、変数Pに1を加えた値を変数Pとして再設定して(ステップS414)、ステップS410に戻る。一方、ステップS413において、0未満であると判断した場合、再配信候補の停止前保存楽曲を再配信楽曲として設定して(ステップS415)、処理を終了する。
また、再配信楽曲の追加処理では、楽曲再配信手段455は、図13に示すように、演奏者情報817B3に基づいて、各停止前保存楽曲の演奏者を認識する(ステップS501)。さらに、停止前保存楽曲の総データ量Bを追加後データ量Gとして設定するとともに(ステップS502)、変数Qを1に設定する(ステップS503)。そして、楽曲再配信手段455は、Q番目に停止前保存楽曲が多い演奏者の非保存楽曲を再配信仮候補として設定して(ステップS504)、再配信仮候補として設定された停止前保存楽曲(以下、仮候補楽曲と称す)の数Rを認識する(ステップS505)。この後、変数Tを1に設定して(ステップS506)、購入日情報817B4の購入日がT番目に新しい再配信仮候補の非保存楽曲のデータ量Hを、購入楽曲データ量情報817B2に基づいて認識する(ステップS507)。また、追加後データ量Gにデータ量Hを加えた値を追加後データ量Gとして再演算して(ステップS508)、端末記憶手段360の空き容量Aから追加後データ量Gを減じた値が0以上か否かを判断する(ステップS509)。
このステップS509において、0以上であると判断した場合、購入日がT番目に新しい再配信仮候補の非保存楽曲を再配信候補として設定して(ステップS510)、変数Tが仮候補楽曲数Rと等しいか否かを判断する(ステップS511)。そして、ステップS511において、等しいと判断した場合、変数Qに1を加えた値を変数Qとして再設定して(ステップS512)、ステップS504に戻る。一方、ステップS511において、等しくないと判断した場合、変数Tに1を加えた値を変数Tとして再設定して(ステップS513)、ステップS507に戻る。また、ステップS509において、空き容量Aから追加後データ量Gを減じた値が0未満であると判断した場合、再配信候補の非保存楽曲と、停止前保存楽曲と、を再配信楽曲として設定して(ステップS514)、処理を終了する。
〔楽曲配信システムの作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、楽曲配信システム100のサーバ装置400は、端末装置300から選択楽曲情報を取得すると、新規購入楽曲配信手段451にて、この選択楽曲情報で選択された楽曲データを端末装置300へ配信する。また、サーバ装置400は、新規購入登録処理手段452にて、この端末装置300へ配信した楽曲データを特定する配信登録情報810を生成する。この後、サーバ装置400は、端末装置300から使用停止依頼情報を取得すると、停止登録手段453にて、使用停止受付管理番号を設定して、この使用停止受付管理番号を配信登録情報810の停止番号情報816に記載する。さらに、使用停止受付管理番号の設定管理番号情報を端末装置300へ送信して、この端末装置300に従前に配信した楽曲データを端末記憶手段360から消去させる。そして、サーバ装置400は、設定管理番号情報を送信した端末装置300とは異なる他端末装置300から設定管理番号情報を取得すると、楽曲再配信手段455にて、この設定管理番号情報に基づき特定される配信登録情報810の購入楽曲情報817に基づいて、配信登録情報810に登録された利用者が購入済みの楽曲データを他端末装置300へ再配信する。このため、サーバ装置400は、使用が停止される端末装置300に設定管理番号情報を送信して端末記憶手段360から楽曲データを消去させ、他端末装置300から設定管理番号情報を取得した際にこの設定管理番号情報に対応する楽曲データを他端末装置300に再配信するため、配信登録情報810に登録された利用者が購入した楽曲を1つの端末装置300のみに保存させることができる。また、従来の構成のように、複数の著作権処理を実施する構成を設ける必要がない。さらに、利用者は、端末装置300を他端末装置300に買い換えた際にも、端末装置300を利用して購入した楽曲を他端末装置300で聴取できる。したがって、サーバ装置400は、簡単な構成で楽曲データを適切に配信しつつ、利用者に楽曲データを有効利用させることができる。
また、サーバ装置400は、楽曲データを他端末装置300に再配信する。このため、サーバ装置400は、店舗などに出向かせることなく利用者に楽曲データを提供できる。
そして、楽曲再配信手段455は、他端末装置300から送信される空き容量情報に基づいて、端末記憶手段360の空き容量Aを認識する。この後、この空き容量Aよりも少ないデータ量となる状態に停止前保存楽曲および非保存楽曲のうち少なくともいずれか一方を再配信楽曲として選出して、この再配信楽曲の楽曲データを他端末装置300へ再配信する。このため、サーバ装置400は、他端末装置300に再配信楽曲の全てを端末記憶手段360に記憶させることができ、より適切に楽曲データを配信できる。
また、楽曲再配信手段455は、停止前保存楽曲の総データ量Bが他端末装置300の空き容量A未満であると判断すると、楽曲データを圧縮した圧縮総データ量Vが空き容量A未満となる状態に停止前保存楽曲から再配信楽曲を選出して、他端末装置300へ再配信する。このため、サーバ装置400は、楽曲データを圧縮しないで再配信する構成と比べて、より多くの停止前保存楽曲を再配信楽曲として再配信できる。
さらに、サーバ装置400は、端末装置300から使用停止依頼情報とともに保存楽曲管理リスト情報600を取得する。この後、停止登録手段453は、この保存楽曲管理リスト情報600に基づいて、配信登録情報810の保存フラグ情報817B5を楽曲が停止前保存楽曲または非保存楽曲である旨を示す状態に更新するとともに、停止前保存楽曲の総データ量Bを保存データ量情報817Aに記載する。そして、楽曲再配信手段455は、保存フラグ情報817B5に基づいて、停止前保存楽曲を再配信楽曲として優先的に選出する。このため、サーバ装置400は、例えば新規購入楽曲のうち利用者の嗜好に合うため端末記憶手段360から消去されていなかった停止前保存楽曲を嗜好に合わずに消去されていた非保存楽曲よりも優先的に再配信でき、さらに適切に楽曲データを配信できる。
また、停止登録手段453は、保存楽曲管理リスト情報600に基づいて配信登録情報810の停止前再生回数情報817B6を更新する。そして、楽曲再配信手段455は、停止前再生回数情報817B6に基づく停止前保存楽曲の再生状態に基づいて、再配信楽曲を選出する。このため、サーバ装置400は、利用者の嗜好に対応する再生状態に基づいて、停止前保存楽曲のうち利用者の嗜好により合う楽曲を選出でき、さらに適切に楽曲データを配信できる。
さらに、停止登録手段453は、停止前保存楽曲の再生回数に基づいて、再配信楽曲を選出する。このため、サーバ装置400は、例えば楽曲を再生した総時間よりも利用者の嗜好により対応する再生回数に基づいて、停止前保存楽曲のうち利用者の嗜好にさらに合う楽曲を選出でき、さらに適切に楽曲データを配信できる。
そして、停止登録手段453は、保存楽曲管理リスト情報600に基づいて配信登録情報810の停止前嗜好度情報817B7を更新する。そして、楽曲再配信手段455は、停止前嗜好度情報817B7に基づく停止前保存楽曲に対して利用者が設定した嗜好の度合いに基づいて、再配信楽曲を選出する。このため、サーバ装置400は、停止前保存楽曲のうち利用者が自ら設定した嗜好の度合いに対応して楽曲を選出でき、さらに適切に楽曲データを配信できる。
また、停止登録手段453は、配信登録情報810に新規購入楽曲が購入された日付を示す購入日情報817B4を格納する。そして、楽曲再配信手段455は、購入日情報817B4に基づく非保存楽曲の購入日に基づいて、再配信楽曲を選出する。このため、サーバ装置400は、購入されたからの経過日数が長く陳腐化した非保存楽曲を他端末装置300へ配信することがなく、さらに適切に楽曲データを配信できる。
さらに、停止登録手段453は、配信登録情報810に新規購入楽曲の演奏者に関する演奏者情報817B3を格納する。そして、楽曲再配信手段455は、非保存楽曲のうち停止前保存楽曲が多い演奏者の非保存楽曲を再配信楽曲として選出する。このため、サーバ装置400は、停止前保存楽曲の演奏者が多い非保存楽曲、すなわち利用者の嗜好に合う演奏者の非保存楽曲を再配信でき、さらに適切に楽曲データを配信できる。
そして、サーバ装置400に、新規購入楽曲の決済処理を実施する決済処理手段456を設けている。このため、サーバ装置400は、売却した楽曲の著作権を保護しつつ利用者に楽曲データを有効利用させることができる。
また、他端末装置300は、停止処理手段381Cにて、設定管理番号情報が格納されていないハードウェアキー511がHWKドライブ510に装着されたことを認識すると、使用停止依頼情報をサーバ装置400へ送信する。また、停止処理手段381Cは、サーバ装置400から設定管理番号情報を取得すると、ハードウェアキー511に格納させる。さらに、開始処理手段381Dは、設定管理番号情報が格納されたハードウェアキー511がHWKドライブ510に装着されたことを認識すると、設定管理番号情報をサーバ装置400へ送信する。このため、利用者は、HWKドライブ510にハードウェアキー511を着脱するだけの簡単な方法で、端末装置300に保存していた楽曲を例えば買い替えた他端末装置300へ保存させ直すことができる。したがって、利便性が高い楽曲配信システム100を提供できる。また、ハードウェアキー511の着脱により楽曲を再配信するため、ハードウェアキー511を有する利用者の他端末装置300のみに楽曲を再配信でき、著作権をより適切に保護できる。
そして、開始処理手段381Dは、サーバ装置400から再配信される楽曲データの取得を認識すると、ハードウェアキー511に格納された設定管理番号情報を削除させる。このため、楽曲配信システム100は、設定管理番号情報に基づいて1つの他端末装置300のみに楽曲データを再配信できる。したがって、楽曲配信システム100は、売却した楽曲の著作権をさらに適切に保護できる。
さらに、楽曲配信システム100は、車両に搭載される端末装置300や他端末装置300に楽曲データを配信する。このため、楽曲配信システム100は、利用者に楽曲の聴取させることにより快適な移動空間を提供できる。
また、楽曲配信システム100は、車両の移動状態を報知するナビゲーション処理部383を備えた端末装置300や他端末装置300に楽曲を配信する。このため、他端末装置300の販売会社などは、楽曲配信システム100にて、端末装置300の移動経路の設定形態や報知形態の性能を向上させた他端末装置300に端末装置300で購入した楽曲を容易に再配信させることができ、自社製の他端末装置300の継続購入を期待できる。
〔実施の形態の変形〕
なお、本発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、楽曲再配信手段455にて、他端末装置300の端末記憶手段360の空き容量Aにかかわらず、停止前保存楽曲の全て、あるいは、停止前保存楽曲および非保存楽曲の全てを再配信楽曲として選出する構成としてもよい。このような構成にすれば、楽曲再配信手段455に再配信楽曲の追加処理および絞込処理を実施する機能を、停止登録手段453に停止前保存楽曲の総データ量Bを演算する機能を、それぞれ設ける必要がなく、サーバ装置400の構成を簡略にできる。また、他端末装置300の開始処理手段381Dに端末記憶手段360の空き容量Aを認識する機能を設ける必要がなく他端末装置300の構成を簡略にできる。
さらに、楽曲再配信手段455に、再配信楽曲の楽曲データを圧縮する機能を設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、楽曲再配信手段455の構成を簡略にできる。
また、楽曲再配信手段455にて、再配信楽曲の追加処理において、楽曲データを圧縮した総データ量が空き容量A未満となる状態に非保存楽曲および停止前保存楽曲から再配信楽曲を選出する構成としてもよい。このような構成にすれば、サーバ装置400は、上記実施の形態と比べて、より多くの非保存楽曲および停止前保存楽曲を再配信楽曲として再配信できる。
また、楽曲再配信手段455にて、停止前保存楽曲や非保存楽曲から利用者に選択された楽曲を再配信楽曲として選出する構成としてもよい。このような構成にすれば、サーバ装置400は、利用者が所望する楽曲を確実に他端末装置300へ再配信できる。
そして、楽曲再配信手段455にて、停止前保存楽曲を優先的に再配信楽曲として選出せずに、例えば停止前保存楽曲が多い演奏者、あるいは、停止前保存楽曲の再生回数が多い演奏者を認識し、この演奏者の停止前保存楽曲および非保存楽曲を優先的に選出する構成としてもよい。また、停止前保存楽曲が多いジャンルの停止前保存楽曲および非保存楽曲を優先的に選出する構成としてもよい。これらのような構成にしても、利用者の嗜好に合う楽曲を選出でき、より適切に楽曲データを配信できる。
さらに、楽曲再配信手段455に、再生回数に基づいて再配信楽曲を選出する機能を設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、楽曲再配信手段455の構成を簡略にできる。また、端末装置300の処理部380に再生回数更新手段382Bを設ける必要がなく、端末装置300の構成を簡略にできる。さらに、保存楽曲管理情報610、購入楽曲管理情報817Bに、再生回数情報612、停止前再生回数情報817B6を格納する必要がなく、保存楽曲管理情報610、購入楽曲管理情報817Bの構成を簡略にできる。
また、楽曲再配信手段455にて、例えば楽曲を再生した総時間に基づいて再配信楽曲を選出する構成としてもよい。このような構成にしても、利用者の嗜好に対応する再生した総時間に基づいて、利用者の嗜好により合う楽曲を選出できる。
そして、楽曲再配信手段455に、利用者が設定した嗜好の度合いに基づいて再配信楽曲を選出する機能を設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、楽曲再配信手段455の構成を簡略にできる。また、端末装置300の処理部380に嗜好度設定手段382Cを設ける必要がなく、端末装置300の構成を簡略にできる。さらに、保存楽曲管理情報610、購入楽曲管理情報817Bに、嗜好度情報613、停止前嗜好度情報817B7を格納する必要がなく、保存楽曲管理情報610、購入楽曲管理情報817Bの構成を簡略にできる。
また、楽曲再配信手段455に、購入日に基づいて再配信楽曲を選出する機能を設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、楽曲再配信手段455の構成を簡略にできる。また、購入楽曲管理情報817Bに、購入日情報817B4を格納する必要がなく、購入楽曲管理情報817Bの構成を簡略にできる。
さらに、楽曲再配信手段455に、停止前保存楽曲が多い演奏者の非保存楽曲を再配信楽曲として選出する機能を設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、楽曲再配信手段455の構成を簡略にできる。また、購入楽曲管理情報817Bに、演奏者情報817B3を格納する必要がなく、購入楽曲管理情報817Bの構成を簡略にできる。
そして、楽曲再配信手段455にて、停止前保存楽曲が多いジャンルの非保存楽曲を再配信楽曲として選出する構成としてもよい。このような構成にすれば、停止前保存楽曲のジャンルが多い非保存楽曲、すなわち利用者の嗜好に合うジャンルの非保存楽曲を再配信でき、さらに適切に楽曲データを配信できる。
また、サーバ装置400に、決済処理手段456を設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、サーバ装置400の構成を簡略にできる。
そして、停止処理手段381Cに、設定管理番号情報が格納されていないハードウェアキー511が装着されたことを認識した際ではなく、例えば端末入力部330の設定入力により使用停止依頼情報を送信する機能を設ける。さらに、開始処理手段381Dに、設定管理番号情報が格納されたハードウェアキー511が装着されたことを認識した際ではなく、例えば端末入力部330による使用停止受付管理番号の設定入力により設定管理番号情報を送信する機能を設ける構成としてもよい。このような構成にすれば、端末装置300にHWKドライブ510を接続する必要がなく、楽曲配信システム100の構成を簡略にできる。また、例えばハードウェアキー511の故障や設定管理番号情報の誤消去などにより楽曲を再配信させることができなくなるという不具合を防止できる。
さらに、開始処理手段381Dに、ハードウェアキー511から設定管理番号情報を削除する機能を設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、開始処理手段381Dの構成を簡略にできる。
また、本発明のデータ配信装置を、家庭や工場などに配置された楽曲再生装置、車両に搭載されたナビゲーション機能を有さない端末装置に楽曲データを配信する構成に適用してもよい。さらに、本発明のデータ配信装置を、映画やテレビ番組などの画像および音声を再生するための画像音声データ、ラジオ番組などの音声を出力させるための音声データ、ゲームやアプリケーションソフトなどのプログラムデータなどの各種データを配信する構成に適用してもよい。そして、サーバ装置400にて、配信登録情報810に登楼された利用者が有する複数台の端末装置300に対して設定管理番号情報を配信する構成としてもよい。
また、上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば回路基板などのハードウェアあるいは1つのICなどの素子にて構成するなどしてもよく、いずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構成とすることにより、上述したように取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施の形態の効果〕
上述したように、上記実施の形態では、サーバ装置400は、端末装置300から使用停止依頼情報を取得すると、使用停止受付管理番号を配信登録情報810に記載するとともに、使用停止受付管理番号の設定管理番号情報を端末装置300へ送信して、この端末装置300に従前に配信した楽曲データを端末記憶手段360から消去させる。そして、サーバ装置400は、設定管理番号情報を送信した端末装置300とは異なる他端末装置300から設定管理番号情報を取得すると、この設定管理番号情報に基づき特定される配信登録情報810に登録された利用者が購入済みの楽曲データを他端末装置300へ配信する。このため、サーバ装置400は、使用が停止される端末装置300に設定管理番号情報を送信して端末記憶手段360から楽曲データを消去させ、他端末装置300から設定管理番号情報を取得した際にこの設定管理番号情報に対応する楽曲データを他端末装置300に配信するため、配信登録情報810に登録された利用者が購入した楽曲を1つの端末装置300のみに保存させることができる。また、従来の構成のように、複数の著作権処理を実施する構成を設ける必要がない。さらに、利用者は、端末装置300を他端末装置300に買い換えた際にも、端末装置300を利用して購入した楽曲を他端末装置300で聴取できる。したがって、サーバ装置400は、簡単な構成で楽曲データを適切に配信しつつ、利用者に楽曲データを有効利用させることができる。
また、端末装置300は、使用停止依頼情報をサーバ装置400へ送信する。さらに、端末装置300は、サーバ装置400から設定管理番号情報を取得すると、楽曲データを端末記憶手段360から消去する。また、端末装置300とは異なる他端末装置300は、端末装置300に配信された設定管理番号情報をサーバ装置400へ送信する。そして、他端末装置300は、設定管理番号情報に基づき特定される配信登録情報810に登録された利用者が購入済みの楽曲データをサーバ装置400から取得して、端末記憶手段360に保存する。このため、他端末装置300は、端末装置300で取得された設定管理番号情報をサーバ装置400へ送信することにより、配信登録情報810に登録された利用者が購入しかつ設定管理番号情報の取得により端末装置300の端末記憶手段360から消去された楽曲を端末記憶手段360に保存できる。また、従来の構成のように、サーバ装置400に、複数の著作権処理を実施する構成を設ける必要がない。さらに、利用者は、端末装置300を他端末装置300に買い換えた際にも、端末装置300を利用して購入した楽曲を他端末装置300で聴取できる。したがって、端末装置300や他端末装置300は、簡単な構成でサーバ装置400に楽曲データを適切に配信させつつ、利用者に楽曲データを有効利用させることができる。
そして、楽曲配信システム100は、サーバ装置400にて、端末装置300から使用停止依頼情報を取得すると、使用停止受付管理番号を配信登録情報810に記載するとともに、使用停止受付管理番号の設定管理番号情報を端末装置300へ送信して、楽曲データを端末記憶手段360から消去させる。この後、楽曲配信システム100は、サーバ装置400にて、他端末装置300から設定管理番号情報を取得すると、この設定管理番号情報に基づき特定される配信登録情報810に登録された利用者が購入済みの楽曲データを他端末装置300へ配信して、端末記憶手段360に保存させる。このため、楽曲配信システム100は、サーバ装置400にて、使用が停止される端末装置300に設定管理番号情報を送信して端末記憶手段360から楽曲データを消去させるとともに、他端末装置300から設定管理番号情報を取得した際にこの設定管理番号情報に対応する楽曲データを他端末装置300に配信するため、配信登録情報810に登録された利用者が購入した楽曲を1つの端末装置300のみに保存させることができる。また、従来の構成のように、複数の著作権処理を実施する構成を設ける必要がない。さらに、利用者は、端末装置300を他端末装置300に買い換えた際にも、端末装置300を利用して購入した楽曲を他端末装置300で聴取できる。したがって、楽曲配信システム100は、簡単な構成で楽曲データを適切に配信しつつ、利用者に楽曲データを有効利用させることができる。
本発明の一実施の形態に係る楽曲配信システムの概略構成を示すブロック図である。 前記一実施の形態における端末装置の概略構成を示すブロック図である。 前記一実施の形態における保存楽曲管理リスト情報の概略構成を示す模式図である。 前記一実施の形態における端末装置を構成する処理部の概略構成を示すブロック図である。 前記一実施の形態におけるサーバ装置の概略構成を示すブロック図である。 前記一実施の形態における配信楽曲関連リスト情報の概略構成を示す模式図である。 前記一実施の形態における配信登録リスト情報の概略構成を示す模式図である。 前記一実施の形態におけるサーバ装置を構成するCPUの概略構成を示すブロック図である。 前記一実施の形態における新規登録時における新規購入楽曲の購入処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態における端末装置の使用停止設定処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態における他端末装置の使用開始設定処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態における再配信楽曲の絞込処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態における再配信楽曲の追加処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 データ配信システムとしての楽曲配信システム
200 ネットワーク
300 データ処理装置としての端末装置
360 データ記憶手段としての端末装置
380 演算手段としての処理部
381A 第1のデータ記憶処理手段、消去処理手段、および、第2のデータ記憶処理手段としての楽曲保存処理手段
381B 配信要求手段としての購入処理手段
381C 停止要求手段としての停止処理手段
381D 消去情報送信手段、消去情報消去手段、および、記憶可能量情報生成手段としての開始処理手段
383A 現在位置情報取得手段としての現在位置認識手段
383B 目的地情報取得手段としての目的地認識手段
383C 移動経路情報取得手段としても機能する移動経路報知制御手段としての案内報知手段
400 データ配信装置としてのサーバ装置
450 演算手段としてのCPU
451 第1のデータ配信手段としての新規購入楽曲配信手段
452 配信データ特定情報生成手段および管理情報生成手段としての新規購入登録処理手段
453 消去情報生成手段、データ消去制御手段、記憶状態情報更新手段、処理状態情報更新手段、および、優先度情報更新手段としての停止登録手段
454 第2のデータ配信手段としても機能する開始登録手段
455 第2のデータ配信手段としての楽曲再配信手段
456 決済処理手段
510 記録媒体装着手段としてのハードウェアキードライブ(HWKドライブ)
511 記録媒体としてのハードウェアキー
600 記憶データ特定情報としての保存楽曲管理リスト情報
612 記憶データ処理状態情報としての記憶データ処理回数情報である再生回数情報
613 記憶データ優先度情報としての嗜好度情報
810 管理情報としての配信登録情報
817B 配信データ特定情報としての購入楽曲管理情報
817B3 内容情報としての演奏者情報
817B4 配信日情報としての購入日情報
817B5 記憶状態情報としての保存フラグ情報
817B6 処理状態情報としての処理回数情報である停止前再生回数情報
817B7 優先度情報としての停止前嗜好度情報

Claims (31)

  1. データを読み出し可能に記憶するデータ記憶手段を備えたデータ処理装置にネットワークを介して前記データを配信するデータ配信装置であって、
    前記データ処理装置から所定の前記データの配信を要求する配信要求情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記配信要求情報で配信が要求された前記データを前記ネットワークを介して前記データ処理装置へ配信して前記データ記憶手段に記憶させる第1のデータ配信手段と、
    前記データ処理装置へ配信した前記データを特定する配信データ特定情報を生成する配信データ特定情報生成手段と、
    前記データ処理装置から前記データの配信を停止する旨を要求する停止要求情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記データを前記データ記憶手段から消去させるための消去情報を生成する消去情報生成手段と、
    前記消去情報および前記配信データ特定情報を1つのデータ構造に関連付けた管理情報を生成する管理情報生成手段と、
    前記ネットワークを介して前記消去情報を前記データ処理装置へ配信して前記データを前記データ記憶手段から消去させるデータ消去制御手段と、
    前記消去情報を配信した前記データ処理装置とは異なる前記データ処理装置から前記消去情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記消去情報が関連付けられた前記管理情報の前記配信データ特定情報に基づいて、前記データ処理装置へ配信した前記データを前記ネットワークを介して前記異なるデータ処理装置へ配信して前記データ記憶手段に記憶させる第2のデータ配信手段と、
    を具備したことを特徴としたデータ配信装置。
  2. 請求項1に記載のデータ配信装置であって、
    前記データは、コンテンツデータである
    ことを特徴としたデータ配信装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデータ配信装置であって、
    前記配信データ特定情報は、前記データが前記データ記憶手段から消去されたか否かを示す記憶状態情報を有し、
    前記停止要求情報は、前記データ記憶手段に記憶された前記データを特定する記憶データ特定情報を有し、
    前記記憶データ特定情報に基づいて前記記憶状態情報を更新する記憶状態情報更新手段を具備し、
    前記第2のデータ配信手段は、前記記憶状態情報に基づいて前記停止要求情報を取得した際に前記データ記憶手段に記憶されていた前記データを前記データ処理装置へ配信した前記データから選出して前記異なるデータ処理装置へ配信する
    ことを特徴としたデータ配信装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のデータ配信装置であって、
    前記配信データ特定情報は、前記データの処理状態に関する処理状態情報を有し、
    前記停止要求情報は、前記データ記憶手段に記憶された前記データの処理状態に関する記憶データ処理状態情報を有し、
    前記記憶データ処理状態情報に基づいて前記処理状態情報を更新する処理状態情報更新手段を具備し、
    前記第2のデータ配信手段は、前記処理状態情報の処理状態に基づいて前記データ処理装置へ配信した前記データから所定の前記データを選出して前記異なるデータ処理装置へ配信する
    ことを特徴としたデータ配信装置。
  5. 請求項4に記載のデータ配信装置であって、
    前記処理状態情報は、前記データが処理された回数に関する処理回数情報であり、
    前記記憶データ処理状態情報は、前記データ記憶手段に記憶された前記データが処理された回数に関する記憶データ処理回数情報である
    ことを特徴としたデータ配信装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のデータ配信装置であって、
    前記配信データ特定情報は、前記データに設定された優先度に関する優先度情報を有し、
    前記停止要求情報は、前記データ記憶手段に記憶された前記データに設定された優先度に関する記憶データ優先度情報を有し、
    前記記憶データ優先度情報に基づいて前記優先度情報を更新する優先度情報更新手段を具備し、
    前記第2のデータ配信手段は、前記優先度情報の優先度に基づいて前記データ処理装置へ配信した前記データから所定の前記データを選出して前記異なるデータ処理装置へ配信する
    ことを特徴としたデータ配信装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のデータ配信装置であって、
    前記配信データ特定情報は、前記データを前記データ処理装置へ配信した日付に関する配信日情報を有し、
    前記第2のデータ配信手段は、前記配信日情報の日付に基づいて前記データ処理装置へ配信した前記データから所定の前記データを選出して前記異なるデータ処理装置へ配信する
    ことを特徴としたデータ配信装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のデータ配信装置であって、
    前記配信データ特定情報は、前記データが前記データ記憶手段から消去されたか否かを示す記憶状態情報と、前記データの内容を示す内容情報と、を有し、
    前記停止要求情報は、前記データ記憶手段に記憶された前記データを特定する記憶データ特定情報を有し、
    前記記憶データ特定情報に基づいて前記記憶状態情報を更新する記憶状態情報更新手段を具備し、
    前記第2のデータ配信手段は、前記記憶状態情報に基づいて前記停止要求情報を取得した際に前記データ記憶手段に記憶されていた前記データの前記配信データ特定情報を特定し、この特定した前記配信データ特定情報の前記内容情報の内容に基づいて前記データ処理装置へ配信した前記データから所定の前記データを選出して前記異なるデータ処理装置へ配信する
    ことを特徴としたデータ配信装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のデータ配信装置であって、
    前記データ処理装置へ配信した前記データの料金の決済処理を実施する決済処理手段を具備した
    ことを特徴としたデータ配信装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のデータ配信装置であって、
    前記第2のデータ配信手段は、前記異なるデータ処理装置の前記データ記憶手段に記憶可能なデータ量に関する記憶可能量情報を前記異なるデータ処理装置から取得して、前記記憶可能量情報に基づいて前記異なるデータ処理装置へ配信する前記データの総データ量が前記データ記憶手段に記憶可能なデータ量以下となる状態に前記データを選出して前記異なるデータ処理装置へ配信する
    ことを特徴としたデータ配信装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のデータ配信装置であって、
    前記第2のデータ配信手段は、前記異なるデータ処理装置の前記データ記憶手段に記憶可能なデータ量に関する記憶可能量情報を前記異なるデータ処理装置から取得して、前記記憶可能量情報に基づいて前記異なるデータ処理装置へ配信する前記データの総データ量が前記データ記憶手段に記憶可能なデータ量以下となる状態に前記データを圧縮して前記異なるデータ処理装置へ配信する
    ことを特徴としたデータ配信装置。
  12. 請求項10または請求項11に記載のデータ配信装置であって、
    前記配信データ特定情報は、前記データが前記データ記憶手段から消去されたか否かを示す記憶状態情報を有し、
    前記停止要求情報は、前記データ記憶手段に記憶された前記データを特定する記憶データ特定情報を有し、
    前記記憶データ特定情報に基づいて前記記憶状態情報を更新する記憶状態情報更新手段を具備し、
    前記第2のデータ配信手段は、前記記憶状態情報に基づいて前記停止要求情報を取得した際に前記データ記憶手段に記憶されていた前記データを優先的に選出する
    ことを特徴としたデータ配信装置。
  13. ネットワークを介してデータを配信するデータ配信装置から配信される前記データを取得して処理するデータ処理装置であって、
    前記データを読み出し可能に記憶するデータ記憶手段と、
    所定の前記データの配信を要求する配信要求情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信する配信要求手段と、
    前記配信要求情報に対応して前記データ配信装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得して前記データ記憶手段に記憶させる第1のデータ記憶処理手段と、
    前記データの配信を停止する旨を要求する停止要求情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信する停止要求手段と、
    前記データを前記データ記憶手段から消去させるための消去情報を前記データ配信装置から前記ネットワークを介して取得すると、前記データ記憶手段に記憶された前記データを消去する消去処理手段と、
    前記消去情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信する消去情報送信手段と、
    前記消去情報に対応して前記データ配信装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得して前記データ記憶手段に記憶させる第2のデータ記憶処理手段と、
    を具備したことを特徴としたデータ処理装置。
  14. 請求項13に記載のデータ処理装置であって、
    前記停止要求手段は、記録媒体が着脱可能に装着される記録媒体装着手段に前記消去情報が記録されていない前記記録媒体が装着されたことを検出すると、前記停止要求情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信し、
    前記消去処理手段は、前記データ配信装置から前記ネットワークを介して配信される前記消去情報を取得すると、前記消去情報を前記記録媒体に記録させ、
    前記消去情報送信手段は、前記記録媒体装着手段に前記消去情報が記録された前記記録媒体が装着されたことを検出すると、前記記録媒体に記録された前記消去情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信する
    ことを特徴としたデータ処理装置。
  15. 請求項14に記載のデータ処理装置であって、
    前記第2のデータ記憶処理手段により前記データが取得されたことを認識すると前記記録媒体に記録された前記消去情報を消去させる消去情報消去手段を具備した
    ことを特徴としたデータ処理装置。
  16. 請求項13ないし請求項15のいずれかに記載のデータ処理装置であって、
    移動体に配設された
    ことを特徴としたデータ処理装置。
  17. 請求項16に記載のデータ処理装置であって、
    前記移動体の現在位置に関する現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
    前記移動体が移動する目的地の位置に関する目的地情報を取得する目的地情報取得手段と、
    前記現在位置情報、前記目的地情報、および地図情報に基づき設定される前記移動体の移動経路に関する移動経路情報を取得する移動経路情報取得手段と、
    前記移動経路情報に基づいて前記移動経路を報知させる移動経路報知制御手段と、
    を具備したことを特徴としたデータ処理装置。
  18. 請求項13ないし請求項17のいずれかに記載のデータ処理装置であって、
    前記データ記憶手段に記憶可能なデータ量を認識して、この認識したデータ量に関する記憶可能量情報を生成する記憶可能量情報生成手段を具備し、
    前記消去情報送信手段は、前記消去情報とともに前記記憶可能量情報を前記データ配信装置へ送信し、
    前記第2のデータ記憶処理手段は、前記消去情報に対応して前記データ配信装置から前記ネットワークを介して配信され総データ量が前記データ記憶手段に記憶可能なデータ量以下の前記データを取得して前記データ記憶手段に記憶させる
    ことを特徴としたデータ処理装置。
  19. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のデータ配信装置と、
    このデータ配信装置にネットワークを介して各種情報が送受信可能に接続された請求項13ないし請求項17のいずれかに記載のデータ処理装置と、
    を具備したことを特徴としたデータ配信システム。
  20. 請求項10ないし請求項12のいずれかに記載のデータ配信装置と、
    このデータ配信装置にネットワークを介して各種情報が送受信可能に接続された請求項18に記載のデータ処理装置と、
    を具備したことを特徴としたデータ配信システム。
  21. データを処理する端末装置にネットワークを介して各種情報を送受信可能に接続されたサーバ装置にて、前記端末装置へ前記データを配信するデータ配信システムであって、
    前記端末装置は、
    前記データを読み出し可能に記憶するデータ記憶手段と、
    所定の前記データの配信を要求する配信要求情報を前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信する配信要求手段と、
    前記配信要求情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得して前記データ記憶手段に記憶させる第1のデータ記憶処理手段と、
    前記データの配信を停止する旨を要求する停止要求情報を前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信する停止要求手段と、
    前記データを前記データ記憶手段から消去させるための消去情報を前記サーバ装置から前記ネットワークを介して取得すると、前記データ記憶手段に記憶された前記データを消去する消去処理手段と、
    前記消去情報を前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信する消去情報送信手段と、
    前記消去情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得して前記データ記憶手段に記憶させる第2のデータ記憶処理手段と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記端末装置から前記配信要求情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記配信要求情報で配信が要求された前記データを前記ネットワークを介して前記端末装置へ配信する第1のデータ配信手段と、
    前記端末装置へ配信した前記データを特定する配信データ特定情報を生成する配信データ特定情報生成手段と、
    前記端末装置から前記停止要求情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記消去情報を生成する消去情報生成手段と、
    前記消去情報および前記配信データ特定情報を1つのデータ構造に関連付けた管理情報を生成する管理情報生成手段と、
    前記ネットワークを介して前記消去情報を前記端末装置へ配信して前記データを前記データ記憶手段から消去させるデータ消去制御手段と、
    前記消去情報を配信した前記端末装置とは異なる前記端末装置から前記消去情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記消去情報が関連付けられた前記管理情報の前記配信データ特定情報に基づいて、前記端末装置へ配信した前記データを前記ネットワークを介して前記異なる端末装置へ配信して前記データ記憶手段に記憶させる第2のデータ配信手段と、
    を備えた
    ことを特徴としたデータ配信システム。
  22. 演算手段により、データを読み出し可能に記憶するデータ記憶手段を備えたデータ処理装置にネットワークを介して前記データを配信するデータ配信方法であって、
    前記演算手段は、
    前記データ処理装置から所定の前記データの配信を要求する配信要求情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記配信要求情報で配信が要求された前記データを前記ネットワークを介して前記データ処理装置へ配信して前記データ記憶手段に記憶させ、
    前記データ処理装置へ配信した前記データを特定する配信データ特定情報を生成し、
    前記データ処理装置から前記データの配信を停止する旨を要求する停止要求情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記データを前記データ記憶手段から消去させるための消去情報を生成し、
    前記消去情報および前記配信データ特定情報を1つのデータ構造に関連付けた管理情報を生成し、
    前記ネットワークを介して前記消去情報を前記データ処理装置へ配信して前記データを前記データ記憶手段から消去させ、
    前記消去情報を配信した前記データ処理装置とは異なる前記データ処理装置から前記消去情報を前記ネットワークを介して取得すると、前記消去情報が関連付けられた前記管理情報の前記配信データ特定情報に基づいて、前記データ処理装置へ配信した前記データを前記ネットワークを介して前記異なるデータ処理装置へ配信して前記データ記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とするデータ配信方法。
  23. 演算手段により、ネットワークを介してデータを配信するデータ配信装置から配信される前記データを取得して処理するデータ処理方法であって、
    前記演算手段は、
    所定の前記データの配信を要求する配信要求情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信し、
    前記配信要求情報に対応して前記データ配信装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得して前記データを読み出し可能に記憶するデータ記憶手段に記憶させ、
    前記データの配信を停止する旨を要求する停止要求情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信し、
    前記データを前記データ記憶手段から消去させるための消去情報を前記データ配信装置から前記ネットワークを介して取得すると、前記データ記憶手段に記憶された前記データを消去し、
    前記消去情報を前記ネットワークを介して前記データ配信装置へ送信し、
    前記消去情報に対応して前記データ配信装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得して前記データ記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とするデータ処理方法。
  24. 演算手段により、データを処理する端末装置にネットワークを介して各種情報を送受信可能に接続されたサーバ装置に、前記端末装置へ前記データを配信させるデータ配信方法であって、
    前記演算手段は、
    前記端末装置に、
    所定の前記データの配信を要求する配信要求情報を前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信させ、
    前記配信要求情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得させて前記データを読み出し可能に記憶するデータ記憶手段に記憶させ、
    前記データの配信を停止する旨を要求する停止要求情報を前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信させ、
    前記データを前記データ記憶手段から消去させるための消去情報を前記サーバ装置から前記ネットワークを介して取得させて、前記データ記憶手段に記憶された前記データを消去させ、
    前記消去情報を前記ネットワークを介して前記サーバ装置へ送信させ、
    前記消去情報に対応して前記サーバ装置から前記ネットワークを介して配信される前記データを取得させて前記データ記憶手段に記憶させ、
    前記サーバ装置に、
    前記端末装置から前記配信要求情報を前記ネットワークを介して取得させて、前記配信要求情報で配信が要求された前記データを前記ネットワークを介して前記端末装置へ配信させ、
    前記端末装置へ配信させた前記データを特定する配信データ特定情報を生成させ、
    前記端末装置から前記停止要求情報を前記ネットワークを介して取得させて、前記消去情報を生成させ、
    前記消去情報および前記配信データ特定情報を1つのデータ構造に関連付けた管理情報を生成させ、
    前記ネットワークを介して前記消去情報を前記端末装置へ配信させて前記データを前記データ記憶手段から消去させ、
    前記消去情報を配信させた前記端末装置とは異なる前記端末装置から前記消去情報を前記ネットワークを介して取得させて、前記消去情報が関連付けられた前記管理情報の前記配信データ特定情報に基づいて、前記端末装置へ配信させた前記データを前記ネットワークを介して前記異なる端末装置へ配信させて前記データ記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とするデータ配信方法。
  25. 演算手段を請求項1ないし請求項12のいずれかに記載のデータ配信装置として機能させる
    ことを特徴としたデータ配信プログラム。
  26. 演算手段を請求項13ないし請求項18のいずれかに記載のデータ処理装置として機能させる
    ことを特徴としたデータ処理プログラム。
  27. 演算手段を請求項19ないし請求項21のいずれかに記載のデータ配信システムとして機能させる
    ことを特徴としたデータ配信プログラム。
  28. 請求項22または請求項24に記載のデータ配信方法を演算手段に実行させる
    ことを特徴としたデータ配信プログラム。
  29. 請求項23に記載のデータ処理方法を演算手段に実行させる
    ことを特徴としたデータ処理プログラム。
  30. 請求項25、請求項27、請求項28のいずれかに記載のデータ配信プログラムが演算手段にて読取可能に記録された
    ことを特徴としたデータ配信プログラムを記録した記録媒体。
  31. 請求項26または請求項29に記載のデータ処理プログラムが演算手段にて読取可能に記録された
    ことを特徴としたデータ処理プログラムを記録した記録媒体。
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