JPH10234000A - 信号記録方法及び装置、記録媒体、信号再生方法及び装置、信号記録再生装置 - Google Patents

信号記録方法及び装置、記録媒体、信号再生方法及び装置、信号記録再生装置

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JPH10234000A
JPH10234000A JP9035250A JP3525097A JPH10234000A JP H10234000 A JPH10234000 A JP H10234000A JP 9035250 A JP9035250 A JP 9035250A JP 3525097 A JP3525097 A JP 3525097A JP H10234000 A JPH10234000 A JP H10234000A
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JP
Japan
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signal
recording
signals
capacity
recording medium
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Application number
JP9035250A
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English (en)
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Taro Mizufuji
太郎 水藤
Takao Takahashi
孝夫 高橋
Noboru Murabayashi
昇 村林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の記録容量を有する記録媒体に、その標
準記録時間を越えて複数の信号を記録/再生できる方法
および装置を提供する。 【解決手段】 圧縮率設定部4bが、記録順位入力部1
0bからの信号優先度を示す情報と、信号容量検出部4
aからの信号容量を示す情報と、媒体容量検出回路5か
らの記録可能な媒体容量を示す情報とに基づいて、複数
の各信号の圧縮率を決定する。信号圧縮回路3は、入力
端子1,2から入力される複数の映像信号および音声信
号を、上記の各圧縮率でそれぞれ圧縮する。記録信号処
理回路6は、圧縮された映像信号および音声信号にその
優先度を示す情報をサブコードの一部として付加し、記
録媒体100に記録する。再生時には、信号の優先度を
示す情報を記録媒体100から読み出して伸張率を求
め、その伸張率で圧縮記録されていた映像信号および音
声信号を伸張再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号を圧縮して記
録媒体に記録する信号記録方法及び装置、信号を圧縮し
て記録し再生するための記録媒体、記録媒体に圧縮され
て記録された信号を再生する信号再生方法及び装置、信
号を圧縮して記録媒体に記録し再生する信号記録再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号等を記録媒体に記録するための
従来の記録装置では、記録レートやデータフォーマット
等の設定は記録開始前にのみ行うことができ、記録開始
後にこれらの設定を変更することはできなかった。
【0003】例えば、従来の民生用VTRは、所定の記
録時間(容量)を有する磁気テープにテレビジョン放送
番組等の信号を記録する際に、記録レートや記録フォー
マットが異なる記録/再生モードである「標準モード」
と「長時間(例えば3倍)モード」とを選択して切り替
えられるように構成されているのが通常である。一般に
は、磁気テープの標準記録時間とされる時間内で所望の
番組等を全て記録できる場合には、画質が良好な標準モ
ードが選択される。また、上記の標準モードでの記録時
間を越える長時間の番組等を1本の磁気テープに切れ目
無く記録したい場合や、多数の番組を1本の磁気テープ
に記録したい場合には、標準モードよりも画質が低下す
る長時間モードが選択される。しかし、上述のように、
この記録モードの切り替えは、記録開始前に、スイッチ
等を切換え操作することによりハードウェア上で行われ
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】映像信号や音声信号等
の信号を記録するための記録媒体として、上記の磁気テ
ープの他に、磁気ディスクや光ディスクなど種々のもの
が提供されている。これらの記録媒体は、いずれもその
記録容量と信号の記録レートとに基づいて標準記録時間
が決められており、この時間を越える信号を記録するこ
とはできなかった。このため、長時間の番組等を記録す
る場合には、使用者が、記録開始前に記録媒体に信号を
記録することができる残り容量(時間)を予め求めてお
き、記録モードや記録信号の圧縮率等のフォーマットを
選択しなければならなかった。
【0005】しかし、この操作を自動で行うことは困難
であり、実現されているものはない。このため、野球中
継番組等のように、記録中の番組の放送時間が予想外に
延長された場合には、記録媒体に所望の番組を全て記録
することができないこともあった。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
に行われたものであり、所定の記録時間(容量)を有す
る記録媒体に、その標準記録時間を越えて信号を記録し
再生するための信号記録方法及び装置、記録媒体、信号
再生方法及び装置、記録再生装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに提案する、本発明の信号記録方法は、複数の信号を
入力する信号入力工程と、上記複数の信号の優先順位を
設定する優先順位設定工程と、上記複数の信号の容量を
検出する信号容量検出工程と、記録媒体の記録可能な容
量を検出する媒体容量検出工程と、上記優先順位と信号
容量と媒体容量とに応じて上記複数の各信号の圧縮率を
各々設定する圧縮率設定工程と、上記設定された各圧縮
率で上記複数の信号を各々圧縮する信号圧縮工程と、上
記複数の圧縮信号を上記優先順位に応じた順序で記録媒
体に記録する記録工程とを有することを特徴とするもの
である。
【0008】また、上記の課題を解決するために提案す
る、本発明の信号記録装置は、複数の信号を入力する信
号入力手段と、上記複数の信号の優先順位を設定する優
先順位設定手段と、上記複数の信号の容量を検出する信
号容量検出手段と、記録媒体の記録可能な容量を検出す
る媒体容量検出手段と、上記優先順位と信号容量と媒体
容量とに応じて上記複数の各信号の圧縮率を各々設定す
る圧縮率設定手段と、上記設定された各圧縮率で上記複
数の信号を各々圧縮する信号圧縮手段と、上記複数の圧
縮信号を上記優先順位に応じた順序で記録媒体に記録す
る記録手段と備えることを特徴とするものである。
【0009】この信号記録方法及び装置によれば、記録
する信号の容量と優先順位及び記録媒体の記録可能な残
容量とに応じて、信号の圧縮率を自動的に設定して記録
するようにしたため、記録予約した全ての信号を記録媒
体に記録でき、しかも優先順位が高い信号ほど高品質に
記録できる。
【0010】また、本発明の記録媒体は、複数の信号が
各々設定された圧縮率で圧縮されて記録される記録媒体
であって、上記複数の信号と共にその優先順位を示す情
報が記録されることを特徴とするものである。
【0011】この記録媒体によれば、それぞれ異なる圧
縮率で圧縮されて記録された信号を再生する際に、上記
の優先順位を示す情報を参照して伸張率を求めることが
できる。
【0012】本発明の信号再生方法は、各々設定された
圧縮率で圧縮されて記録媒体に記録された複数の信号を
再生する信号再生方法であって、記録媒体に記録された
複数の圧縮信号と、その優先順位を示す優先順位情報信
号及び容量を示す信号容量情報を記録媒体から読み出す
信号読出工程と、上記読み出された優先順位情報と信号
容量情報、及び記録媒体の記録可能な容量を示す媒体容
量情報を参照して伸張率を設定する伸張制御工程と、上
記設定された伸張率で上記読み出された複数の信号を各
々伸張する信号伸張工程とを有することを特徴とするも
のである。
【0013】また、本発明の信号再生装置は、各々設定
された圧縮率で圧縮されて記録媒体に記録された複数の
信号を再生する信号再生装置であって、記録媒体に記録
された複数の圧縮信号と、その優先順位を示す優先順位
情報及び信号容量を示す信号容量情報を記録媒体から読
み出す信号読出手段と、上記読み出された優先順位情報
と信号容量情報、及び記録媒体の記録可能な容量を示す
媒体容量情報を参照して伸張率を設定する伸張制御手段
と、上記設定された伸張率で上記読み出された複数の圧
縮信号を各々伸張する信号伸張手段とを備えることを特
徴とするものである。
【0014】この信号再生方法及び装置によれば、それ
ぞれ異なる圧縮率で圧縮されて記録媒体に記録された複
数の信号を各々正しく伸張して再生することができる。
【0015】本発明の信号記録再生装置は、複数の信号
を各々設定された圧縮率で圧縮して記録媒体に記録し、
各圧縮率で圧縮されて記録媒体に記録された複数の信号
を再生する信号記録再生装置であって、複数の信号を入
力する信号入力手段と、上記複数の信号の優先順位を設
定する優先順位設定手段と、上記複数の信号の容量を検
出する信号容量検出手段と、記録媒体の記録可能な容量
を検出する媒体容量検出手段と、上記優先順位と信号容
量と媒体容量とに応じて上記複数の信号の各圧縮率を各
々設定する圧縮率設定手段と、上記設定された各圧縮率
で上記複数の信号を各々圧縮する信号圧縮手段と、上記
複数の圧縮信号を上記優先順位に応じた順序で記録媒体
に記録する記録手段と、記録媒体に記録された複数の圧
縮信号と、その優先順位を示す優先順位情報及び信号容
量を示す信号容量情報を記録媒体から読み出す信号読出
手段と、上記読み出された優先順位情報と信号容量情
報、及び記録媒体の記録可能な容量を示す記録媒体情報
を参照して伸張率を設定する伸張制御手段と、上記設定
された伸張率で上記読み出された複数の圧縮信号を各々
伸張する信号伸張手段とを備えることを特徴とするもの
である。
【0016】この信号記録再生装置によれば、記録予約
した全ての信号を記録媒体に記録でき、しかも優先順位
が高い信号ほど高品質に記録することができる。また、
それぞれ異なる圧縮率で圧縮されて記録媒体に記録され
た複数の信号を各々正しく伸張して再生することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の信号記録方法及
び装置、記録媒体、信号再生方法及び装置、信号記録再
生装置の好ましい実施の形態について、それぞれ図面を
参照しながら説明する。まず、信号記録装置の構成例に
ついて説明し、その構成例を参照しながら信号記録方法
及び記録媒体について説明する。次に、本発明の信号再
生装置の構成例について説明し、その構成例を参照しな
がら信号再生方法について説明する。その後、上記の信
号記録装置と信号再生装置の構成例を参照しながら、本
発明の信号記録再生装置の構成例について説明する。
【0018】図1は、本発明の信号記録装置の実施の一
形態としての構成例を示すブロック図である。この信号
記録装置は、入力端子1から順次入力される複数の映像
信号および入力端子2から順次入力される複数の音声信
号をそれぞれ圧縮して、記録媒体100に記録するため
のものである。以下では、入力される映像信号および音
声信号が、テレビジョン放送の映像信号および音声信号
である場合を例として説明する。
【0019】入力端子1から入力された映像信号と入力
端子2から入力された音声信号は、まず信号圧縮回路3
に入力される。
【0020】信号圧縮回路3は、入力された信号を圧縮
するための圧縮手段であり、映像信号と音声信号に対し
てそれぞれ信号圧縮を行い、さらに記録媒体100への
記録フォーマットに従って信号変調を施す。この信号圧
縮については後述する。
【0021】コントローラ4は、記録媒体100に圧縮
されて記録される複数の映像信号や音声信号のそれぞれ
の圧縮率を決定し、決定した圧縮率を圧縮率情報として
信号圧縮回路3に通知する機能を有する圧縮制御手段で
ある。このコントローラ4は、記録媒体100に記録さ
れる信号の容量(データ量)を検出する信号容量検出手
段である信号容量検出部4aと、記録媒体100に記録
される信号の圧縮率を設定する圧縮率設定手段である圧
縮率設定部4bを備えて構成されている。
【0022】信号容量検出部4aは、例えば、記録予約
部10aで予約設定された記録時間を参照することによ
り、記録媒体100に記録されるべき信号の容量(デー
タ量)を検出するための信号容量検出手段である。ま
た、圧縮率設定部4bは、優先順位情報と、媒体容量検
出部5からの記録媒体100の記録可能な容量を示す媒
体容量情報、および信号容量検出部4bで検出される信
号容量に基づいて、記録媒体100に記録される複数の
信号の各々の圧縮率を計算するための圧縮率設定手段で
ある。
【0023】媒体容量検出部5は、記録媒体100の記
録可能な領域の容量を検出するための媒体容量検出手段
である。媒体容量検出部5の検出結果は、媒体容量情報
としてコントローラ4に送られる。本実施の形態では、
この媒体容量検出部5は、記録媒体100にSCSI
(Small Computer System Interface )を介して接続さ
れたコンピュータを用いて構成されており、ソフトウェ
アにより構成される図示していないファイルシステムが
空き容量検出を行う場合を想定している。このファイル
システムは、記録媒体100のハードディスク上のセク
タと、そのセクタに記録されたデータやファイルとの対
応を示すテーブルを有しており、そのテーブル上の未記
録領域を参照することにより、上記ハードディスクの空
き容量を計算する。なお、この媒体容量検出部5は、上
記の構成に限定されるものではなく、SCSI以外のバ
ス規格を介してハードディスクとの間で通信を行うコン
ピュータやハードウェア等により構成されてもよい。
【0024】記録信号処理回路6は、信号圧縮回路3に
おいて各々設定された圧縮率で圧縮された複数の映像信
号および音声信号に、その優先順位を示す優先順位情報
を付加する記録信号処理手段である。この記録信号処理
回路6は、上記の信号の容量を示す信号容量情報や、上
記の信号の圧縮率を示す圧縮率情報を含む圧縮制御情報
をさらに付加するように構成してもよい。上記の圧縮率
情報は、コントローラ4から送られており、各々1バイ
トのデータにされて圧縮された映像信号および音声信号
にサブコードの一部として付加され、記録媒体100に
記録される。
【0025】なお、上記の圧縮制御情報は、圧縮率情報
の他に、上記信号の映像信号における単位時間当たりの
映像を構成するフレーム数、上記信号の周波数帯域、上
記信号のダイナミックレンジ、上記信号の量子化数、上
記信号の離散化周期、上記信号の映像信号における画像
の大きさ、上記信号の映像信号における色信号の量子化
数、上記信号の音声信号におけるチャンネル数の少なく
とも1つを、必要に応じて含むようにすることが好まし
い。
【0026】記録予約部10aは、記録媒体100に記
録される信号を予約設定するための手段である。具体的
には、記録開始時刻および記録終了時刻を予約設定する
ためのタイマや、所望の放送番組等を選択するためのチ
ューナ等を含んで構成される。
【0027】優先順位設定部10bは、記録予約部10
aで記録予約された複数の信号の優先順位を設定するた
めの優先順位設定手段である。ここでは、使用者が、上
記の複数の入力信号の各々に対して優先度を指定し、そ
の優先度の順番(すなわち優先順位)に従う順序で上記
複数の信号を記録媒体100に記録する場合を例として
説明する。
【0028】この優先順位は、優先順位情報としてコン
トローラ4の圧縮率設定部4bに通知される。そして、
圧縮率設定部4bは、この優先順位情報と、媒体容量検
出部5からの記録媒体100の記録可能な容量を示す媒
体容量情報、および信号容量検出部4bで検出される信
号容量に基づいて、記録媒体100に記録される複数の
信号の各々の圧縮率を計算する。
【0029】このとき、記録予約された全ての信号が記
録媒体100の記録開始時の空き容量に記録されるよう
にするため、優先順位が低い信号ほど圧縮率を高めて記
録する。この操作により、優先順位が高い信号ほど良好
な画質および音質で記録されることになるが、優先順位
が低い信号はS/N(信号対雑音比)が低下し、特に信
号の高周波成分が鈍る傾向になる。
【0030】なお、上記の記録媒体100は、圧縮され
た映像信号や音声信号を記録するための記録媒体であ
り、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導
体メモリ、磁気テープなど種々のものを用いることがで
きる。
【0031】図2は、上述の優先順位を決定するための
操作を具体的に説明するための図である。ここでは、こ
の信号記録装置に、データ1からデータ4までの4つの
信号が入力され、設定された圧縮率で各々圧縮されて記
録媒体100に記録される場合を例として説明する。
【0032】これらのデータの容量(データ量)は、デ
ータ1の容量が4ギガバイト(Gbyte)、データ2
の容量が2ギガバイト、データ3の容量が1ギガバイ
ト、データ4の容量が3ギガバイトであり、総容量が1
0ギガバイトであるとする。また、記録媒体100とし
て想定するハードディスクの残り容量が、4ギガバイト
であるとする。なお、この記録媒体100の記録可能な
残り容量を示す媒体容量情報は、媒体容量検出部5から
コントローラ4に通知されて、圧縮率を設定する際に参
照される。
【0033】ここで、これらのデータの優先順位が、デ
ータ1、データ2、データ3、データ4の順であるとす
る。そして、データ1を記録媒体100に記録する際の
圧縮率をXとするとき、データ2の圧縮率が2X、デー
タ3の圧縮率が4X、データ4の圧縮率が8Xとされる
とする。つまり、優先順位が1つ下がる毎に信号の圧縮
率が2倍にされるとする。なお、圧縮率がXであるとい
うことは、データ量がもとの1/X倍になるように圧縮
されることを意味している。
【0034】以上の条件のもとで、上記のデータ1から
データ4までのデータが、全て記録媒体100に記録さ
れるためには、これらのデータが各々圧縮された後の総
容量が記録媒体100の残り容量である4ギガバイトで
あればよい。このことから、次に示す(1)式が成り立
つ。
【0035】 {4×(1/X)}+{2×(1/2X)} +{1×(1/4X)}+{3×(1/8X)} = 4 (1) (1)式から、データ1の圧縮率Xは約1.406と算
出される。すなわち、データ量がもとの0.711(1
/1.406)倍になるようにデータ1を圧縮すればよ
い。さらに、この圧縮率Xの値から、データ2のデータ
量はもとの約0.355倍に、データ3のデータ量はも
との約0.177倍に、データ4のデータ量はもとの約
0.088倍になるようにそれぞれ圧縮すればよいこと
がわかる。
【0036】なお、上記の説明では、優先順位が1つ下
がる毎に信号の圧縮率が2倍にされる例を示したが、こ
の値は2倍に限定されるものでなく、任意に設定可能な
ことはもちろんである。
【0037】図3は、上述した圧縮率を決定するための
操作を、一般化して示したものである。ここでは、この
信号記録装置に、データD0 ,データD1 ,データD
2 ,データD3 ,・・・,データDn が入力されるとす
る。そして、これらのデータを記録可能な総容量がTで
ある記録媒体に全て記録するために、各データの圧縮率
を、それぞれX,K1X ,K2X ,K3X ,・・・,K
nX とする。ここでも、圧縮率がXであるということ
は、データ量がもとの1/X倍になるように圧縮される
ことを意味している。
【0038】このとき、データD0 の圧縮率Xは、次に
示す(2)式により与えられる。
【0039】 X = T/Σ(Dk ×Kk ) (k=0〜n) (2) 図4は、図3に示した信号の圧縮操作を、記録ビットレ
ートを用いて表したものである。信号の圧縮率を変化さ
せることと、記録ビットレートを変化させることは等価
と考えることができる。すなわち、記録ビットレートを
大きくすることと、圧縮率を高くすることは等価であ
る。
【0040】ここで、入力されたデータD0 ,データD
1 ,データD2 ,データD3 ,・・・,データDn の記
録時間が、それぞれT0 ,T1 ,T2 ,T3 ,・・・,
nであるとする。そして、これらのデータを圧縮し
て、記録可能な総容量(時間)がMである記録媒体に全
て記録するために、各データの記録ビットレートを、そ
れぞれR0 ,R1 ,R2 ,R3 ,・・・,Rn とする。
【0041】このとき、各データの記録ビットレートと
記録時間の関係は、次に示す(3)式により与えられ
る。
【0042】 Σ(Rk ×Tk ) = M (k=0〜n) (3) 次に、図1の信号記録装置の構成例を参照しながら、本
発明の信号記録方法について具体的に説明する。以下の
説明においても、入力端子1および入力端子2から入力
される信号は、テレビジョン放送の映像信号および音声
信号であるとし、記録媒体100はハードディスクであ
るとする。
【0043】この信号記録装置で信号の記録を行うとき
には、まず、記録媒体100に記録されるべき記録予約
部10aで記録予約された複数の信号の優先順位が、優
先順位設定部10bで設定される。この優先順位は、使
用者が記録予約をした順序や、記録される番組の内容に
よる分類などに従って設定される。なお、この優先順位
設定の具体的な方法については後述する。また、記録予
約部10aで予約された複数の信号の容量(データ量)
が、コントローラ4の信号容量検出部4aで検出され
る。この信号容量の検出は、例えば、記録予約部10a
で予約設定された記録時間を参照することにより行われ
る。また、記録媒体100の記録可能な容量が、媒体容
量検出部5で検出される。この媒体容量の検出は、記録
媒体100がハードディスクである場合には、セクタ
と、そのセクタに記録されたデータやファイルとの対応
を示すテーブル上の未記録領域を参照することにより行
われる。
【0044】次に、記録予約された各信号の圧縮率が、
コントローラ4の圧縮率設定部4bで設定される。この
圧縮率の設定は、設定された優先順位および検出された
信号容量と媒体容量とに基づいて行われる。この圧縮率
設定の具体的な方法についても後述する。
【0045】そして、この信号記録装置に入力端子1お
よび入力端子2から入力された複数の映像信号および音
声信号は、信号圧縮回路3において上記の設定された各
圧縮率でそれぞれ圧縮される。
【0046】さらに、上記の圧縮された映像信号および
音声信号には、記録信号処理装置6において、上記の優
先順位を示す情報や、後述する圧縮制御情報等が必要に
応じて付加されて記録媒体100に記録される。
【0047】なお、記録媒体100の記録可能な残容量
がなくなった場合には、この記録動作は中止される。ま
た、記録媒体100の記録可能な空き容量が、所定の値
以下になったときには、上記の複数の信号のうちの優先
順位が低い信号から、順次上書きされるようにしてもよ
い。
【0048】本実施の形態では、映像信号の圧縮方法と
して、ISO(国際標準化機構)およびIEA(国際電
気標準会議)で定められているJPEG(Joint Photog
raphic Coding Experts Group)を用いることを想定し
ている。JPEGの他に、JBIG(Joint Bi-Level I
mage Coding Experts Group),MPEG(Moving Pict
ure Experts Group)1,MPEG2,H261等の画
像圧縮規格を用いてもよい。なお、上記の画像圧縮方
法、およびそのための画像処理装置は公知の技術である
ので、これらについての説明は省略する。
【0049】また、音声信号の圧縮方法として、ドルビ
ーAC3と呼ばれる方法を用いることを想定している
が、いわゆるATRAC等の圧縮方法を用いてもよい。
このATRACと呼ばれる圧縮方法は、音声信号の周波
数帯域を複数に分割し、各周波数帯域における人の聴感
特性を利用して、音質の低下を防ぎながらビット圧縮を
行う適応変化符号化の一種である。なお、上記のドルビ
ーAC3等の音声圧縮方法、およびそのための音声圧縮
装置についても公知の技術であるので、これらについて
の説明は省略する。
【0050】図1における信号圧縮回路3は、コントロ
ーラ4から送られる圧縮率で映像信号および音声信号を
圧縮する。上述したMPEGやJPEG等の画像圧縮方
法においては、DCT(離散コサイン変換)符号化の後
に行われる量子化時に、量子化ステップを制御すること
により信号の圧縮率を制御することができる。具体的に
は、この量子化ステップを大きくすると圧縮率が高くな
り、データ量を少なくすることができる。
【0051】本実施の形態では、上述したJPEGに代
表される画像圧縮方式により画像圧縮を行う際に、映像
信号の圧縮率を変化させるものとしている。図5は、こ
の圧縮率変化により画像が変化する様子を例示してい
る。また、本発明の信号記録装置における信号の圧縮
は、上記のようなJPEG等の画像圧縮方式により動画
像圧縮を行う際に、圧縮率を変化させる方法に限定され
るものではなく、種々の方法が考えられる。具体的に
は、図6のように表示画像の大きさを変化させたり、図
7のように単位時間あたりのフレーム数を変えたり、図
8のように周波数帯域を変えることで圧縮率を変えたり
することにより、実質的に信号の圧縮率を変化させるこ
とができる。以下に、これらの方法について説明する。
【0052】図5は、1画面を構成するブロック数、す
なわち解像度を変化させることにより映像信号の圧縮率
を変化させる様子を示している。図5(a)から(d)
に向かって、1画面を構成するブロック数が少なくなる
と共に解像度が低下するが、1画面を構成するために必
要なデータ量も少なくなるため、実質的に信号が圧縮さ
れる。
【0053】図6は、表示画像の大きさを変化させるこ
とにより映像信号の圧縮率を変化させる様子を示してい
る。図6(a)から(d)に向かって、1画面の大きさ
が小さくなっている。図6(a)から(d)までの各画
面を構成するブロックの大きさは同じであるが、1画面
を構成するブロック数が少なくなるために必要なデータ
量も少なくなり、実質的に信号が圧縮される。
【0054】実際には、番組の内容等によっては画像を
所定のフルサイズで再生しなくても十分な場合がしばし
ばある。そこで、このことを利用すると映像信号のデー
タ量を実質的に圧縮できる。例えば、長時間モードの画
像の縦横の大きさを、標準モードの画面の大きさに対し
て各々半分にすれば、必要なデータ量を1/4に圧縮で
きる。
【0055】また、被写体の動きがあまり激しくないと
きには、映像信号の単位時間あたりのフレーム(こま)
数を、所定の映像信号規格で規定されているフレーム数
(例えば、30フレーム/秒)より少なくしても(間引
いても)見苦しくならない場合がある。そこで、画像の
動きを検出して、こま数を調整することにより圧縮率を
変えることができる。
【0056】図7は、単位時間当たりのフレーム数を変
化させることにより圧縮率を変化させる様子を模式的に
示している。ここでは、説明を簡略にするために、1画
面が単位時間当たり7フレームで構成されているとす
る。
【0057】図7(a)は、上記の単位時間内に、フレ
ーム51からフレーム57までの7フレームが配置され
て1画面が構成されている様子を示している。ここで、
各フレーム中の黒丸は、画面内を左から右に動く被写体
を示している。
【0058】図7(b)は、上記の1画面を構成する7
フレームから、フレーム53およびフレーム56の2フ
レームが間引かれ(こま落しされ)て、残りの5フレー
ムが上記の単位時間内に等間隔に配置された状態を示し
ている。ここで、フレーム52aは、フレーム52また
はフレーム53をそのまま用いてもよいが、フレーム5
2とフレーム53との平均化処理や補間処理等により構
成することが望ましい。フレーム55aについても同様
である。この操作により、映像信号が5/7に圧縮され
たことになる。
【0059】図7(c)は、上記の7フレームから、フ
レーム52,フレーム54,フレーム56の3フレーム
が間引かれて、4フレームが配置された状態を示してい
る。この操作により、映像信号が4/7に圧縮されたこ
とになる。
【0060】図7(d)は、上記の7フレームから、フ
レーム52,フレーム53,フレーム55,フレーム5
6の4フレームが間引かれて、3フレームが配置された
状態を示している。この操作により、映像信号が3/7
に圧縮されたことになる。
【0061】このように、映像信号の1画面を構成する
単位時間あたりのフレーム数の間引き率を、適当な値に
することにより圧縮率を変化させることができる。この
とき、こま数の間引き率が大きいほど圧縮率が大きくな
り、必要なデータ量を少なくすることができる。なお、
フレームを間引いたことにより生じるフレーム間のすき
までは、前フレームを保持するようにする。
【0062】図8は、圧縮される信号の周波数帯域を変
えることにより圧縮率を変化させる様子を示している。
【0063】信号の利得が制限される周波数が、図8
(a)から(d)に向かって、f1 ,f2 ,f3 ,f4
とされている。ここで、f1 >f2 >f3 >f4 とされ
ており、信号の周波数成分が高周波側から順次制限され
ている。この信号が映像信号である場合には、映像の細
部を表す信号成分が順次少なくなっていくことに相当
し、データ量が少なくなると共に、映像のシャープネス
が図8(a)から(d)に向かって劣化していく。
【0064】以上説明した方法の他にも、信号のダイナ
ミックレンジ、量子化数、離散化周期を変えることによ
っても圧縮率を変えることができる。さらに、画像の色
情報の量子化数を変えたり、音声のチャンネル数を変え
たりすることによっても、信号の圧縮率を変えることが
できる。なお、信号を圧縮するための上述した種々の方
法を単独で用いてもよく、信号を圧縮するための他の方
法と併用してもよい。
【0065】次に、本発明の信号記録装置の実施の形態
としての別の構成例について説明する。
【0066】図9は、この信号記録装置の全体の構成例
を示すブロック図である。図9において、図1に示した
信号記録装置と共通の部分には、同一の指示符号を付し
ている。以下では、図1の構成例と異なる部分について
主に説明する。
【0067】この信号記録装置は、複数の入力端子から
入力される複数の信号をそれぞれ設定された圧縮率で圧
縮して記録媒体100に記録するためのものであり、入
力端子71から入力端子75までの5系統の信号入力手
段を有している点が、図1の信号記録装置と異なってい
る。ここでは、入力信号が5種類であるとし、この信号
記録装置をVTRに適用した場合、つまり入力信号がチ
ューナからのテレビジョン放送信号である場合を例とし
て説明する。
【0068】この信号記録装置で信号を記録するときに
は、入力端子71〜75からそれぞれ入力される入力信
号1〜入力信号5は、まず信号圧縮回路3に入力されて
信号圧縮され、さらに記録媒体100への記録フォーマ
ットに従って信号変調が施される。このとき、入力信号
1〜入力信号5の優先順位と、これらの容量(データ
量)と、記録媒体100の記録可能な容量とに基づいて
コントローラ4が設定した圧縮率で各信号がそれぞれ圧
縮される。そして、圧縮された各信号は、記録信号処理
装置6においてその優先順位を示す情報等が必要に応じ
て付加された後に、記録媒体100に記録される。
【0069】優先順位設定部10bは、入力端子71〜
75にそれぞれ入力される入力信号1〜入力信号5の優
先順位を、使用者の指示等に基づいて設定する部分であ
る。以下では、図10〜図13を参照しながら、優先順
位の決定方法について説明する。
【0070】図10は、上述の信号記録装置を適用した
VTRで録画予約をする際に、優先順位設定部10bに
おいて各番組の優先順位が決定される様子の一例を示し
ている。ここでは、記録する番組の内容(ジャンル)に
より優先順位を決定する例を示している。入力される複
数の番組を、例えば、ニュース、クイズ、スポーツ、ド
キュメンタリー、バラエティ、ワイドショー、ドラマ、
その他の8種類のジャンルに分類し、この順に優先順位
を設定する。従って、このとき、優先順位設定部10b
からの優先順位情報は、番組の分類を示すジャンル情報
である。
【0071】上記の操作により、これらの番組の優先順
位は、図10に示すように第1のニュース番組81、第
2のニュース番組84、第1のスポーツ番組82、第2
のスポーツ番組85、バラエティ番組83の順に設定さ
れ、その順序で記録媒体100に記録される。
【0072】なお、以上の説明では、優先順位を決定す
る際に、番組のジャンルを優先順位設定部10bを介し
て入力することにより番組のジャンル分類を行うものと
しているが、テレビジョン放送信号の垂直ブランキング
区間に番組の内容を示す情報を送信したり、その他の方
法で番組のジャンルを自動的に判別することにより、使
用者が上述の優先順位入力を行う必要をなくすこともで
きる。
【0073】図11は、上述のVTRで録画予約する際
に、各番組の録画開始時刻の順により優先順位を決定す
る場合の一例を示している。すなわち、録画開始時刻が
最も早い第1のニュース番組81が最も高い優先順位と
される。次に、第1のスポーツ番組82と、第2のスポ
ーツ番組85は、録画開始時刻が同一であるが、このよ
うな場合には先に予約入力された第1のスポーツ番組8
2を優先するものとする。
【0074】上記の操作により、これらの番組の優先順
位は、図11に示すように、第1のニュース番組81、
第1のスポーツ番組82、第2のスポーツ番組85、バ
ラエティ番組83、第2のニュース番組84の順に設定
され、その順序で記録媒体100に記録される。
【0075】なお、以上の例では、録画予約されている
番組のうちの録画開始時刻や予約設定の入力順が早い番
組ほど優先順位を高くしているが、この他の方法により
優先順位を設定してもよいことはもちろんである。ま
た、記録媒体100の記録可能な空き容量が、所定の値
以下になったときには、上記の複数の信号のうちの優先
順位が低い信号から、順次上書きされるようにしてもよ
い。
【0076】コントローラ4の圧縮率設定部4bは、優
先順位設定部10bからの優先順位情報と、信号容量検
出部4bからの信号容量情報と、媒体容量検出部5から
の媒体容量情報とに基づいて、各信号の圧縮率を計算す
る。このとき、記録媒体100の記録開始時の空き容量
に、所望の番組が全て録画されるように、優先順位が低
い番組ほど圧縮率を高めるようにする。この操作によ
り、優先順位が高い番組ほど良好な画質および音質で録
画されることになる。しかし、優先順位が1つ低くなる
毎に信号のS/N(信号対雑音比)は低下し、特に信号
の高周波成分は鈍ってしまう傾向になる。
【0077】次に、上記の圧縮率の算出の様子を、図1
0に示した5種類の番組を全て記録媒体100に記録す
る場合を例として、図12を参照しながら具体的に説明
する。
【0078】図12に示すように、入力された複数の番
組のうち、優先順位1番の第1のニュース番組81の記
録時間が4時間、優先順位2番の第2のニュース番組8
4の記録時間が4時間、優先順位3番の第1のスポーツ
番組82の記録時間が3時間、優先順位4番の第2のス
ポーツ番組85の記録時間が2時間、優先順位5番のバ
ラエティ番組83の記録時間が5時間であるとする。
【0079】このとき、優先順位1番の番組81の圧縮
率をXとすると、番組84の圧縮率は2X、番組82の
圧縮率は4X、番組85の圧縮率は8X、番組83の圧
縮率は16Xとなるようにする。つまり、優先順位が1
つ下がる毎に信号の圧縮率が2倍にされるようにする。
【0080】ここで、記録媒体100の記録可能残量が
4時間であるとすると、前述の(1)式を用いて、次の
(4)式を得る。
【0081】 {4×(1/X)}+{4×(1/2X)}+{3×(1/4X)} +{2×(1/8X)}+{5×(1/16X)} = 4 (4) この(4)式より、番組81の圧縮率Xは約1.828
と算出される。すなわち、番組81の信号は、もとの
0.547(=1/1.828)倍になるように圧縮さ
れる。同様に、番組84はデータ量がもとの0.271
倍になるように、番組82はデータ量が圧縮率はもとの
0.135倍に、番組85はデータ量がもとの0.06
7倍に、番組83はデータ量がもとの0.033倍にな
るように、それぞれ圧縮される。
【0082】上記の各圧縮率で各番組の信号をそれぞれ
圧縮すれば、これらを全て記録媒体100に記録するこ
とができる。なお、信号圧縮回路3での圧縮処理は前記
の実施の形態と同様なので、ここでの説明は省略する。
なお、上記の説明では、優先順位が1つ下がる毎に信号
の圧縮率が2倍にされる場合を例示しているが、この値
は2倍に限定されるものでなく、任意に設定可能である
ことはもちろんである。
【0083】次に、本発明の信号再生装置について、図
13を参照しながら説明する。
【0084】図13は、本発明の信号再生装置の実施の
一形態としての構成例を示すブロック図である。この信
号再生装置は、図1および図9に示したような信号記録
装置により、圧縮されて記録媒体100に記録された複
数の映像信号および音声信号と、これらの信号と共にサ
ブコードの一部として記録媒体100に記録された信号
容量情報や優先順位情報等を再生するものである。な
お、以下の説明では、記録媒体100には、複数の圧縮
された映像信号および音声信号と、それらの優先順位を
示す優先順位情報と信号容量を示す信号容量情報がサブ
コードの一部として予め記録されているものとする。
【0085】信号読出回路7は、記録媒体100に圧縮
されて記録されている映像信号および音声信号と、それ
らの優先順位情報と信号容量情報をその一部とするサブ
コードをそれぞれ読み出すための信号読出手段である。
ここで読み出された圧縮映像信号と圧縮音声信号は、そ
れぞれデコード(復号)されて、信号伸張復調回路9に
送られる。また、読み出されたサブコードは、コントロ
ーラ8に送られる。なお、上記の信号の圧縮率を示す圧
縮率信号を含む圧縮制御情報が、サブコードの一部とし
て記録媒体100にさらに記録されている場合には、同
様にコントローラ8に送られる。
【0086】コントローラ8は、記録媒体100から読
み出された圧縮映像信号や圧縮音声信号の伸張率を決定
し、決定した伸張率を信号伸張復調回路9に通知する機
能を有する伸張制御手段である。上記の伸張率は、記録
媒体100から読み出された圧縮信号と共にサブコード
の一部として記録されている優先順位情報と信号容量情
報、および記録媒体の記録可能な容量を示す媒体容量情
報に基づいて決定される。また、信号読出回路7から上
述した圧縮率情報を含む圧縮制御情報が送られる場合に
は、それも参照されて上記の伸張率が決定される。
【0087】信号伸張復調回路9は、圧縮映像信号およ
び圧縮音声信号をコントローラ8で決定された伸張率で
伸張し復調するための信号伸張手段である。信号伸張復
調回路9で信号伸張復調された映像信号は、NTSC放
送信号等の所定の信号フォーマットに従って、出力端子
11から出力される。また、信号伸張復調回路9で伸張
復調された音声信号は、同様に出力端子12から出力さ
れる。これらの出力信号の供給先は、一般に、ディスプ
レイやモニタおよびスピーカ等の各種の表示再生装置で
ある。
【0088】上記の映像信号や音声信号を記録媒体に記
録する際に、JPEGやMPEG等の信号圧縮方式が用
いられている場合には、記録時の信号圧縮率(ビットレ
ート)が、サブコードの一部として記録媒体100に記
録されるようにすることが好ましい。この場合には、こ
のサブコードを参照して伸張率を設定し、圧縮された信
号を伸張し復元することができる。
【0089】次に、図13の信号再生装置の構成例を参
照しながら、本発明の信号再生方法について具体的に説
明する。
【0090】映像信号や音声信号を記録媒体に記録する
際に、図6に示すように、画像の大きさを小さくするこ
とで映像信号の圧縮率を高めている場合には、その画像
の大きさを示す情報がサブコードの一部として記録され
る。この場合には結果的に、周波数帯域を制限している
のと同様の出力画像になる。
【0091】再生時には、サブコードの一部として記録
されているその大きさを参照することにより、表示され
る画像の大きさが決定される。信号の圧縮率に応じて表
示の大きさを変えてもよいが、拡大するとS/Nは低下
する。また、表示される画面の大きさを一定にしてもよ
く、その場合には結果的に、信号の周波数帯域を制限し
た場合と同様の効果になる。
【0092】映像信号や音声信号を記録媒体100に記
録する際に、図7に示すように、単位時間当たりの表示
フレーム数を、その初期値または最大値(本実施の形態
では毎秒30毎を想定している)から少なくする(間引
く)ことで圧縮率を高めている場合には、その間引き間
隔を示す情報が、サブコードの一部として記録される。
【0093】再生時には、このフレーム数の間引き間隔
を示す情報を参照して、圧縮された信号の再生間隔を決
定する。例えば、単位時間あたりのフレーム数を毎秒1
枚にまで圧縮(間引いた)したときには、その1秒間は
同じ映像を保持するようにする。
【0094】映像信号や音声信号を記録媒体100記録
する際に、図8に示すように、映像信号および音声信号
の周波数帯域を狭めることにより圧縮率を高めている場
合には、記録時の周波数帯域を示す情報がサブコードの
一部として記録される。
【0095】再生時には、この周波数帯域を示す情報に
応じてバンドパスフィルタリングを施すことにより帯域
制限をして再生する。本実施の形態においては、信号の
高周波側の成分からある周波数まで周波数帯域を徐々に
制限する。
【0096】また、映像信号および音声信号に、0dB
以下のゲインを乗じてダイナミックレンジを狭くするこ
とにより圧縮率を高めている場合には、上記のゲインが
サブコードの一部として記録される。再生時には、サブ
コードの一部として記録されている記録時に乗じたゲイ
ンの逆数を各信号に乗じる(記録時に乗じたゲインで除
する)ことにより、圧縮された信号を伸張し復調する。
このとき、記録時のゲインを小さくすれば圧縮率を高め
ることができるが、信号のS/Nは低下する。
【0097】映像信号や音声信号を記録媒体100に記
録する際に、映像信号および音声信号の量子化数を減ら
すことにより圧縮率を高めている場合には、各信号の量
子化数がサブコードの一部として記録される。本実施の
形態において、映像信号の量子化数初期値は、輝度信
号、色信号ともに8ビットであり、音声信号の量子化数
初期値は10ビットを用いている。これらを最終的に、
それぞれ6ビットおよび8ビットにまで減らす。再生時
には、サブコードの一部として記録されている各信号の
量子化数に基づいて、映像信号および音声信号を復調す
る。なお、量子化数を減らすことにより圧縮率を高める
ことができるが、信号のS/Nは低下する。
【0098】映像信号や音声信号を記録媒体100に記
録する際に、映像信号および音声信号の離散化周期を長
くしていくことにより圧縮率を高めている場合には、各
信号の量子化数がサブコードの一部として記録される。
上述したように、本実施の形態において、映像信号の量
子化数の初期値は、輝度信号、色信号ともに8ビットで
あり、音声信号は10ビット用いている。再生時には、
サブコードの一部として記録されている各信号の量子化
数に基づいて復調する。このとき、離散化周期を長くす
ることにより圧縮率を高めることができるが、信号のS
/Nは悪くなる。
【0099】また、映像信号の色信号の量子化数を小さ
くすることで圧縮率を高めることができる。本実施の形
態では、色信号の量子化数初期値は8ビット(256階
調)であり、この量子化数を最終的には0ビット(白黒
の映像)になるまで小さくしてする。再生時には、サブ
コードの一部として記録されているこの色信号の量子化
数に基づいて映像信号を復調する。
【0100】一方、音声信号のチャンネル数を減らすこ
とで、音声信号の圧縮率を高めることができる。最も簡
単な方法は、ステレオ(2チャンネル)からモノラル
(1チャンネル)にすることである。再生時には、サブ
コードの一部として記録されている音声信号のチャンネ
ル数をもとに、再生チャンネル数を決定する。
【0101】次に、本発明の信号記録再生装置につい
て、図14を参照しながら説明する。
【0102】図14は、本発明の信号記録再生装置の実
施の一形態としての構成例を示すブロック図である。こ
の信号記録再生装置は、入力される映像信号および音声
信号を圧縮して記録媒体100に記録し、また、記録媒
体100に圧縮されて記録された映像信号および音声信
号を伸張して再生出力するためのものである。なお、図
14において、図1および図9に示した信号記録装置、
図13に示した信号再生装置と共通する部分には、これ
らと同一の指示符号を付している。以下では、入力信号
は、テレビジョン放送の映像信号および音声信号である
とし、記録媒体100はハードディスクであるとして説
明する。
【0103】この信号記録再生装置の記録系は、入力端
子1から入力される複数の映像信号、および入力端子2
から入力される複数の音声信号を、それぞれ圧縮するた
めの圧縮手段である信号圧縮回路3、信号圧縮回路3が
信号を圧縮する際の圧縮率等を制御する機能を有する圧
縮制御手段である記録系コントローラ4、信号圧縮回路
3で圧縮された映像信号および音声信号に、その優先順
位を示す優先順位情報を付加して、記録媒体100に記
録するためのフォーマットに従う信号にするための記録
信号処理手段である記録信号処理回路6、圧縮された信
号とそれらに付加された情報が記録される記録媒体10
0、記録媒体100の記録可能な残容量を検出するため
の媒体容量検出手段である媒体容量検出部5から構成さ
れる。なお、この記録系の構成および動作は、図1に示
した信号記録装置の実施の形態と同様であるので、ここ
では具体的な説明を省略する。
【0104】また、この信号記録再生装置の再生系は、
記録媒体100に圧縮されて記録されている映像信号お
よび音声信号と、それらの信号容量情報と優先順位情報
を含むサブコードをそれぞれ読み出すための信号読出手
段である信号読出回路7、信号読出回路7で読み出され
たサブコードに含まれる優先順位情報と信号容量情報、
および媒体容量情報に基づいて信号伸張復調回路9の伸
張動作を制御するための伸張制御手段である再生系コン
トローラ8、再生系コントローラ8の制御に従って記録
媒体100から読み出された信号を伸張復調するための
伸張手段である信号伸張復調回路9から構成される。そ
して、信号伸張復調回路9からは、映像信号が出力端子
11に送られ、音声信号が出力端子12に送られて、そ
れぞれ出力される。この再生系の構成および動作は、図
13に示した信号再生装置の実施の形態と同様であるの
で、ここでは具体的な説明を省略する。
【0105】なお、以上説明した本発明の実施の形態に
おいては、テレビジョン放送等の映像信号および音声信
号を入力信号として説明しているが、本発明の適用はこ
れに限定されるものではない。例えば、種々の実験を行
う際の測定データの収集のように、複数のデータを長時
間に亘って確実に記録したい場合などに、これらの測定
データを本発明の信号記録装置の入力信号とすることが
考えられる。
【0106】
【発明の効果】本発明の信号記録方法によれば、記録さ
れる複数の信号の優先順位を設定する工程と、上記複数
の信号の容量および記録媒体の記録可能な容量を検出す
る工程と、上記信号の優先順位と容量と記録媒体の記録
可能な容量に基づいて上記複数の信号の各圧縮率を自動
的に設定して記録媒体に記録する工程とを有しているた
め、記録予約された信号を記録媒体の標準記録時間を越
えて記録することができ、しかも優先順位が高い信号ほ
ど高品質に記録することができる。
【0107】本発明の信号記録装置によれば、記録され
る複数の信号の優先順位を設定する手段と、上記複数の
信号の容量および記録媒体の記録可能な容量を検出する
手段と、上記優先順位と信号の容量と記録媒体の記録可
能な容量に基づいて上記複数の信号の各圧縮率を自動的
に設定して記録媒体に記録する手段とを備えているた
め、記録予約された信号を記録媒体の標準記録時間を越
えて記録することができ、しかも優先順位が高い信号ほ
ど高品質に記録することができる。
【0108】本発明の記録媒体によれば、各々の圧縮率
で圧縮された複数の信号と共に、各信号の優先順位を示
す情報が記録されるようにしたため、各圧縮率が記録さ
れていない場合でもこの情報を参照して伸張率を求める
ことができる。
【0109】本発明の信号再生方法によれば、複数の圧
縮された信号と共に記録媒体に記録されている優先順位
と信号容量を示す情報、および記録媒体の記録可能な容
量を参照して伸張率を決定する工程と、上記の伸張率で
上記の複数の圧縮信号を伸張する工程とを有しているた
め、それぞれ異なる圧縮率で圧縮されて記録媒体に記録
された複数の信号を各々正しく伸張して再生することが
できる。
【0110】本発明の信号再生装置によれば、複数の圧
縮された信号と共に記録媒体に記録されている優先順位
と信号容量を示す情報、および記録媒体の記録可能な容
量を参照して伸張率を決定する手段と、上記の伸張率で
上記の複数の圧縮信号を伸張する手段とを備えているた
め、それぞれ異なる圧縮率で圧縮されて記録媒体に記録
された複数の信号を各々正しく伸張して再生することが
できる。
【0111】本発明の信号記録再生装置によれば、記録
される複数の信号の優先順位を設定する手段と、上記複
数の信号の容量検出する手段と、記録媒体の記録可能な
容量を検出する手段と、上記優先順位と信号の容量と記
録媒体の記録可能な容量に基づいて上記複数の信号の圧
縮率を自動的に設定して記録媒体に記録する手段を備え
た記録系と、圧縮された信号と共に記録媒体に記録され
ている優先順位を示す情報と信号容量を示す情報、およ
び記録媒体の記録可能な容量を参照して伸張率を決定す
る手段と、上記の伸張率で上記の複数の信号をそれぞれ
伸張する手段を備えた再生系とから構成されている。こ
のため、記録予約した信号を記録媒体の標準記録時間を
越えて記録することができ、しかも優先順位が高い信号
ほど高品質に記録することができる。また、それぞれ異
なる圧縮率で圧縮されて記録媒体に記録された複数の信
号を各々正しく伸張して再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号記録装置の実施の一形態としての
構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の信号記録装置における信号圧縮操作を
説明するための図である。
【図3】本発明の信号記録装置において、圧縮率の設定
が行われる様子を説明するための図である。
【図4】本発明の信号記録装置において、記録ビットレ
ートの設定が行われる様子を説明するための図である。
【図5】1画面を構成するブロック数を変化させること
により映像信号の圧縮率を変化させる様子を説明するた
めの図である。
【図6】画像の大きさを変化させることにより映像信号
の圧縮率を変化させる様子を説明するための図である。
【図7】1画面を構成する単位時間当たりのフレーム数
を変化させることにより圧縮率を変化させる様子を説明
するための図である。
【図8】信号の周波数帯域を変えることにより圧縮率を
変化させる様子を説明するための図である。
【図9】本発明の信号記録装置の別の実施の形態として
の構成例を示すブロック図である。
【図10】本発明の信号記録装置において、番組のジャ
ンル別に優先順位が決定される様子を説明するための図
である。
【図11】本発明の信号記録装置において、予約された
録画開始時刻に応じて優先順位が決定される様子を説明
するための図である。
【図12】録画予約された複数の番組の圧縮率を設定す
る方法の一例を示す図である。
【図13】本発明の信号再生装置の実施の形態としての
構成例を示すブロック図である。
【図14】本発明の信号記録再生装置の実施の一形態と
しての構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2 入力端子、 3 信号圧縮回路、 4 コント
ローラ、 4a 信号容量検出部、 4b 圧縮率設定
部、 5 媒体容量検出回路、 6 記録信号処理回
路、 10a 記録予約部、 10b 優先順位設定
部、 100 記録媒体

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を記録媒体に記録するための信号記
    録方法において、 複数の信号を入力する信号入力工程と、 上記複数の信号の優先順位を設定する優先順位設定工程
    と、 上記複数の信号の容量を検出する信号容量検出工程と、 記録媒体の記録可能な容量を検出する媒体容量検出工程
    と、 上記優先順位と信号容量と媒体容量とに応じて上記複数
    の各信号の圧縮率を各々設定する圧縮率設定工程と、 上記設定された各圧縮率で上記複数の信号を各々圧縮す
    る信号圧縮工程と、 上記複数の圧縮信号を上記優先順位に応じた順序で記録
    媒体に記録する記録工程とを有することを特徴とする信
    号記録方法。
  2. 【請求項2】 上記複数の圧縮信号に、その優先順位を
    示す優先順位情報を付加する記録信号処理工程を更に有
    することを特徴とする請求項1記載の信号記録方法。
  3. 【請求項3】 上記記録信号処理工程では、上記複数の
    圧縮信号にその容量を示す信号容量情報が更に付加され
    ることを特徴とする請求項2記載の信号記録方法。
  4. 【請求項4】 上記優先順位設定工程では、上記複数の
    信号の各々の内容に応じた分類を示すジャンル情報に基
    づいて優先順位が設定されることを特徴とする請求項1
    記載の信号記録方法。
  5. 【請求項5】 上記記録信号処理工程では、上記複数の
    信号の圧縮条件を示す圧縮制御情報が更に付加されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の信号記録方法。
  6. 【請求項6】 上記圧縮制御情報は、上記複数の信号の
    圧縮率を示す圧縮率情報と、上記信号の映像信号におけ
    る単位時間当たりの映像を構成するフレーム数と、上記
    信号の周波数帯域と、上記信号のダイナミックレンジ
    と、上記信号の量子化数と、上記信号の離散化周期と、
    上記信号の映像信号における画像の大きさと、上記信号
    の映像信号における色信号の量子化数と、上記信号の音
    声信号におけるチャンネル数の少なくとも1つを内容と
    して含むことを特徴とする請求項5記載の信号記録方
    法。
  7. 【請求項7】 上記複数の信号は、所定の信号規格に基
    づくテレビジョン放送信号であることを特徴とする請求
    項4記載の信号記録方法。
  8. 【請求項8】 信号を記録媒体に記録するための信号記
    録装置において、 複数の信号を入力する信号入力手段と、 上記複数の信号の優先順位を設定する優先順位設定手段
    と、 上記複数の信号の容量を検出する信号容量検出手段と、 記録媒体の記録可能な容量を検出する媒体容量検出手段
    と、 上記優先順位と信号容量と媒体容量とに応じて上記複数
    の各信号の圧縮率を各々設定する圧縮率設定手段と、 上記設定された各圧縮率で上記複数の信号を各々圧縮す
    る信号圧縮手段と、 上記複数の圧縮信号を上記優先順位に応じた順序で記録
    媒体に記録する記録手段と備えることを特徴とする信号
    記録装置。
  9. 【請求項9】 上記複数の圧縮信号に、その優先順位を
    示す優先順位情報を付加する記録信号処理手段を更に備
    えることを特徴とする請求項8記載の信号記録装置。
  10. 【請求項10】 上記記録信号処理手段は、上記複数の
    圧縮信号にその容量を示す信号容量情報情報を更に付加
    することを特徴とする請求項9記載の信号記録装置。
  11. 【請求項11】 上記優先順位設定手段は、上記複数の
    信号の内容に応じた分類を示すジャンル情報に基づいて
    上記優先順位を設定することを特徴とする請求項8記載
    の信号記録装置。
  12. 【請求項12】 上記記録信号処理手段は、上記複数の
    信号の圧縮条件を示す圧縮制御情報を更に付加すること
    を特徴とする請求項9記載の信号記録装置。
  13. 【請求項13】 上記圧縮制御情報は、上記複数の信号
    の圧縮率を示す圧縮率情報と、上記信号の映像信号にお
    ける単位時間当たりの映像を構成するフレーム数と、上
    記信号の周波数帯域と、上記信号のダイナミックレンジ
    と、上記信号の量子化数と、上記信号の離散化周期と、
    上記信号の映像信号における画像の大きさと、上記信号
    の映像信号における色信号の量子化数と、上記信号の音
    声信号におけるチャンネル数の少なくとも1つを内容と
    して含むことを特徴とする請求項12記載の信号記録装
    置。
  14. 【請求項14】 上記複数の信号は、所定の信号規格に
    基づくテレビジョン放送信号であることを特徴とする請
    求項11記載の信号記録装置。
  15. 【請求項15】 複数の信号が各々設定された圧縮率で
    圧縮されて記録される記録媒体であって、上記複数の圧
    縮信号と共にその優先順位を示す情報が記録されること
    を特徴とする記録媒体。
  16. 【請求項16】 上記複数の信号の圧縮条件を示す圧縮
    制御情報が更に記録されることを特徴とする請求項15
    記載の記録媒体。
  17. 【請求項17】 上記圧縮制御情報は、上記信号の信号
    容量を示す情報と、圧縮率を示す圧縮率情報と、上記信
    号の映像信号における単位時間当たりの映像を構成する
    フレーム数と、上記信号の周波数帯域と、上記信号のダ
    イナミックレンジと、上記信号の量子化数と、上記信号
    の離散化周期と、上記信号の映像信号における画像の大
    きさと、上記信号の映像信号における色信号の量子化数
    と、上記信号の音声信号におけるチャンネル数のうちの
    少なくとも1つであって、上記圧縮された信号と共に記
    録されることを特徴とする請求項16記載の記録媒体。
  18. 【請求項18】 各々設定された圧縮率で圧縮されて記
    録媒体に記録された複数の信号を再生する信号再生方法
    であって、 記録媒体に記録された複数の圧縮信号と、その優先順位
    を示す優先順位情報信号及び容量を示す信号容量情報を
    記録媒体から読み出す信号読出工程と、 上記読み出された優先順位情報と信号容量情報、及び記
    録媒体の記録可能な容量を示す媒体容量情報を参照して
    伸張率を設定する伸張制御工程と、 上記設定された伸張率で上記読み出された複数の信号を
    各々伸張する信号伸張工程とを有することを特徴とする
    信号再生方法。
  19. 【請求項19】 上記信号伸張工程では、上記信号の圧
    縮率を示す圧縮率情報と、上記信号の映像信号における
    単位時間当たりの映像を構成するフレーム数と、上記信
    号の周波数帯域と、上記信号のダイナミックレンジと、
    上記信号の量子化数と、上記信号の離散化周期と、上記
    信号の映像信号における画像の大きさと、上記信号の映
    像信号における色信号の量子化数と、上記信号の音声信
    号におけるチャンネル数のうちの少なくとも1つが更に
    参照されることを特徴とする請求項18記載の信号再生
    方法。
  20. 【請求項20】 各々設定された圧縮率で圧縮されて記
    録媒体に記録された複数の信号を再生する信号再生装置
    であって、 記録媒体に記録された複数の圧縮信号と、その優先順位
    を示す優先順位情報及び信号容量を示す信号容量情報を
    記録媒体から読み出す信号読出手段と、 上記読み出された優先順位情報と信号容量情報、及び記
    録媒体の記録可能な容量を示す媒体容量情報を参照して
    伸張率を設定する伸張制御手段と、 上記設定された伸張率で上記読み出された複数の圧縮信
    号を各々伸張する信号伸張手段とを備えることを特徴と
    する信号再生装置。
  21. 【請求項21】 上記伸張制御手段は、上記信号の圧縮
    率を示す圧縮率情報と、上記信号の映像信号における単
    位時間当たりの映像を構成するフレーム数と、上記信号
    の周波数帯域と、上記信号のダイナミックレンジと、上
    記信号の量子化数と、上記信号の離散化周期と、上記信
    号の映像信号における画像の大きさと、上記信号の映像
    信号における色信号の量子化数と、上記信号の音声信号
    におけるチャンネル数のうちの少なくとも1つを更に参
    照することを特徴とする請求項20記載の信号再生装
    置。
  22. 【請求項22】 複数の信号を各々設定された圧縮率で
    圧縮して記録媒体に記録し、各圧縮率で圧縮されて記録
    媒体に記録された複数の信号を再生する信号記録再生装
    置であって、 複数の信号を入力する信号入力手段と、 上記複数の信号の優先順位を設定する優先順位設定手段
    と、 上記複数の信号の容量を検出する信号容量検出手段と、 記録媒体の記録可能な容量を検出する媒体容量検出手段
    と、 上記優先順位と信号容量と媒体容量とに応じて上記複数
    の信号の各圧縮率を各々設定する圧縮率設定手段と、 上記設定された各圧縮率で上記複数の信号を各々圧縮す
    る信号圧縮手段と、 上記複数の圧縮信号を上記優先順位に応じた順序で記録
    媒体に記録する記録手段と、 記録媒体に記録された複数の圧縮信号と、その優先順位
    を示す優先順位情報及び信号容量を示す信号容量情報を
    記録媒体から読み出す信号読出手段と、 上記読み出された優先順位情報と信号容量情報、及び記
    録媒体の記録可能な容量を示す記録媒体情報を参照して
    伸張率を設定する伸張制御手段と、 上記設定された伸張率で上記読み出された複数の圧縮信
    号を各々伸張する信号伸張手段とを備えることを特徴と
    する信号記録再生装置。
  23. 【請求項23】 上記複数の圧縮信号にその優先順位を
    示す優先順位情報を付加する記録信号処理手段を更に備
    えることを特徴とする請求項22記載の信号記録再生装
    置。
  24. 【請求項24】 上記記録信号処理手段は、上記複数の
    圧縮信号にその容量を示す信号容量情報を更に付加する
    ことを特徴とする請求項23記載の信号記録再生装置。
  25. 【請求項25】 上記優先順位設定手段は、複数の信号
    の内容に応じた分類を示すジャンル情報に基づいて上記
    優先順位を設定することを特徴とする請求項22記載の
    信号記録再生装置。
  26. 【請求項26】 上記記録信号処理手段は、上記複数の
    信号の圧縮率を示す圧縮率情報と、上記信号の映像信号
    における単位時間当たりの映像を構成するフレーム数
    と、上記信号の周波数帯域と、上記信号のダイナミック
    レンジと、上記信号の量子化数と、上記信号の離散化周
    期と、上記信号の映像信号における画像の大きさと、上
    記信号の映像信号における色信号の量子化数と、上記信
    号の音声信号におけるチャンネル数の少なくとも1つを
    内容として含む圧縮制御情報を更に付加することを特徴
    とする請求項23記載の信号記録再生装置。
  27. 【請求項27】 上記伸張制御手段は、上記信号の圧縮
    率を示す圧縮率情報と、上記信号の映像信号における単
    位時間当たりの映像を構成するフレーム数と、上記信号
    の周波数帯域と、上記信号のダイナミックレンジと、上
    記信号の量子化数と、上記信号の離散化周期と、上記信
    号の映像信号における画像の大きさと、上記信号の映像
    信号における色信号の量子化数と、上記信号の音声信号
    におけるチャンネル数のうちの少なくとも1つを更に参
    照することを特徴とする請求項22記載の信号記録再生
    装置。
  28. 【請求項28】 上記複数の信号は、所定の信号規格に
    基づくテレビジョン放送信号であることを特徴とする請
    求項25記載の信号記録再生装置。
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