JP2002149453A - 情報再生方法及び再生装置 - Google Patents

情報再生方法及び再生装置

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JP2002149453A
JP2002149453A JP2000339941A JP2000339941A JP2002149453A JP 2002149453 A JP2002149453 A JP 2002149453A JP 2000339941 A JP2000339941 A JP 2000339941A JP 2000339941 A JP2000339941 A JP 2000339941A JP 2002149453 A JP2002149453 A JP 2002149453A
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JP
Japan
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fat
memory
size
file
thinning interval
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Application number
JP2000339941A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuo
浩 松尾
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、低速では処理を完遂できないおそれ
があるため、システム制御部などを高速に動作させる必
要があり、また、FAT検索を早戻し再生開始時に一括
処理させるためには、一時記憶手段のメモリ容量を大き
くする必要がある。 【解決手段】 記録情報読み出し回路21が記録媒体1
0のディレクトリ領域より読み出したファイル情報をメ
インメモリ26の所定領域に格納した後、第1番目の曲
の処理を開始する。曲ごとの処理では、早戻し用のFA
Tテーブルの作成を行い、FAT記憶用メモリ24に格
納する。その後、記録媒体10上のFAT領域を参照し
ながら圧縮符号化されたオーディオデータを記録媒体1
0より読み出し通常再生処理を行う。通常再生時に早戻
し処理の指示が出されたことが判定されると、FAT記
憶用メモリ24のFATテーブルを参照しながら各FA
Tに対応するクラスタの圧縮符号化されたオーディオデ
ータの最初の1フレームを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報再生方法及び再
生装置に係り、特にFAT(ファイルアロケーションテ
ーブル)を用いて記録媒体に記録された圧縮符号化され
たオーディオデータを早戻し再生する情報再生方法及び
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧縮符号化されたオーディオデ
ータをディスクなどの記録媒体に格納して使用すると
き、オーディオデータの記録されたクラスタ位置はFA
T(ファイルアロケーションテーブル)と呼ばれるファ
イル管理情報領域に記録される。FATを使用したファ
イル形式において複数のクラスタで構成されるデータを
読み出すときは、ディレクトリ領域内の該当するファイ
ルの情報から先頭FATを獲得し、先頭FATの存在す
るFATエリアから次のFATを得て、さらにそのFA
Tから次のFATを得るというように、FATの値が最
終FATであることを示す全ビット”1”になるまで順
に検索される。このように、ファイルの読み出しにおい
てFATは先頭FATから順方向のみに検索され、逆に
辿ることはできない。
【0003】FATを使用したファイル形式で記録媒体
に記録している圧縮符号化されたオーディオデータを再
生する装置において、通常再生又は早送り再生のときは
順方向FAT検索でデータを順次読み出していくことが
できるが、早戻し再生のようにFATを逆に辿るとき
は、ファイルの先頭FATから現在位置のFATまでを
再検索して逆順FATを得るという操作が必要になる。
【0004】このような早戻し再生を行う従来の情報再
生装置の一例が、特開平10−301825号公報に記
載されている。この従来の情報再生装置の一例のブロッ
ク図を図4に示す。この従来の情報再生装置は、マイク
ロフォン401、入力アンプ402、低域フィルタ(L
PF)403、A/D変換器404、ディジタル信号処
理部405、システム制御部406、記録媒体407、
D/A変換器409、出力アンプ410、スピーカ41
1、駆動回路412、表示部413、電源制御部41
4、操作入力部419で構成される。
【0005】また、システム制御部406内には記録媒
体407に記録されているファイルを読み出す際に、F
ATの連結構造の順に読み出した内容の少なくとも一部
を一時的に記憶する二つのバッファからなる一時記憶手
段406aと、この一時記憶手段406aに記憶された
FATの内容を、記憶時とは逆の順序で読み出すことの
できる一時記憶読み出し手段406bが設けられてい
る。
【0006】同図において、早戻し(REW)モードが
実行されたときの動作を説明する。操作入力部419に
より早戻しモードが選択されると、システム制御部40
6は、記録媒体407に記録されているFATを、FA
Tの連結構造の順に読み出し、その内容の少なくとも一
部を一時的に一時記憶手段406aに記憶した後、この
一時記憶手段406aに記憶されたFATを記憶時とは
逆の順序で、一時記憶読み出し手段406bによって読
み出す。これにより、システム制御部406は、記録媒
体407に記録されているFATを連結構造の順序とは
逆に辿るように制御する。
【0007】一時記憶手段406aはダブルバッファで
構成され、一方のバッファに格納されるFATの数は3
2個に限定される。読み出されるFATの数が32個よ
り多いときは、もう一方のバッファへ順次格納され、読
み出されるFATが現在再生中のFATになるまで32
個単位で交互に格納される。読み出されるFATが現在
再生中のFATになるまで読み出されると、一時記憶読
み出し手段406bの動作を停止すると共に一時記憶手
段406aの一方のバッファに格納されているFATを
逆順に辿って早戻し再生を開始する。
【0008】一時記憶手段406aの一方のバッファに
格納されているFATで示されるクラスタを全て早戻し
再生すると、もう一方のバッファに格納されているFA
Tを同じように逆順に辿って早戻し再生を行うと共に、
空になったバッファにFATを格納するために再び先頭
FATからの読み出しを行う。このような操作を操作入
力部419のストップスイッチの押下、または先頭FA
Tの再生が終了するまで繰り返して逆戻し再生を終了す
る。
【0009】次に、一般的な圧縮符号化されたディジタ
ルオーディオの早戻し再生方法を説明する。MPEG2
/AACなど圧縮符号化されたオーディオデータは、フ
レームと呼ばれる単位でデータが記録される。通常、リ
ニアデータの場合、早戻し再生では標本点を単純に間引
いて再生するが、圧縮符号化されたオーディオデータで
はフレームを間引いて再生する。
【0010】このようなフレーム間引きによる早戻し再
生の場合、リニアデータを早戻し再生する時のように音
声などを明確に再生できるものではないが、早戻しの目
的である位置出しのための確認再生には支障がない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の情報再生方法では、以下の問題点がある。第1の問題
点は、システム制御部406並びに記録媒体407共に
高速に動作させる必要があるということである。その理
由は、システム制御部406並びに記録媒体407を低
速で動作させた場合、処理を完遂できない可能性がある
ためである。
【0012】一般に、システム制御部406は1チップ
のマイコンで実現されることが多く、再生のための一連
の処理である早戻しのためのFAT検索、オーディオデ
ータの読み出し、ディジタル信号処理部405へのデー
タ転送並びに制御はシリアルに処理される。圧縮符号化
されたオーディオデータを早戻し再生する場合は、リニ
アデータのように単純にサンプル点を間引いて逆方向に
再生するのではなく、FATで参照されるクラスタ内の
複数フレームのオーディオデータから1フレームのオー
ディオデータを抜粋して再生するために、通常の再生処
理よりもフレーム検索の分、システム制御部406の処
理数が多くなる。
【0013】それらの処理中にファイルサイズが大きく
早戻しのためのFAT検索数が多くなった場合には、シ
ステム制御部406の高負荷となり、低速で動作させた
場合には処理を完遂できない。また、記録媒体407と
して使用されるメモリカードなどの媒体は市販の製品で
あって所望の転送速度が得られるとは限らない。その結
果、連続した早戻し再生音が得られず、音飛びが発生す
ることになる。
【0014】第2の問題点は、一時記憶手段406aの
メモリ容量を大幅に増大させなければならないというこ
とである。その理由は、システム制御部406の高負荷
を軽減するための措置として、FAT検索を早戻し再生
開始時に一括処理させるためには、一時記憶手段406
aのメモリ容量をファイルの最大サイズに応じたFAT
容量分、確保しなければならないからである。
【0015】一般に、圧縮されたオーディオデータのフ
ォーマットであるMPEGオーディオの場合、携帯プレ
ーヤなどで使用されるMPEG/レイヤ3、MPEG2
/AACなどでは5分の楽曲で約5Mバイトほどのファ
イルサイズを要する。仮に1クラスタの大きさを204
8バイトとするとFATの数は2560個となり、その
分の一時記憶手段406aの容量を確保しなければなら
ず、システム制御部406を1チップのマイコンで実現
した場合、その確保は困難となる。
【0016】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
FAT検索を圧縮符号化されたディジタル情報信号の通
常再生前に行って一時記憶手段に格納しておくことで、
早戻し再生時のシステム制御部の負荷を低減し、低速の
中央処理装置での処理を可能とし、消費電力を低減し得
る情報再生方法及び再生装置を提供することを目的とす
る。
【0017】また、本発明の他の目的は、一時記憶手段に
格納するFATを一時記憶手段の容量に合わせて間引い
て格納することで一時記憶手段の容量を低減し得る情報
再生方法及び再生装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の複数のファイルの圧縮符号化されたディジ
タル情報信号が記録されたクラスタ位置がFAT(ファ
イルアロケーションテーブル)の領域に記録され、複数
のファイルの各ファイルサイズ及び各先頭FATの位置
情報を含むファイル情報がディレクトリ領域に記録され
た記録媒体から、圧縮符号化されたディジタル情報信号
を読み出して伸張し、再生する情報再生方法において、
記録媒体から複数のファイルの各ファイル情報を読み出
して第1のメモリに記憶する第1のステップと、複数の
ファイルのうち、再生しようとする一つのファイルの圧
縮符号化されたディジタル情報信号の、予め設定したフ
レーム間引き間隔分のフレームを記録媒体から読み出し
て平均フレーム長を算出する第2のステップと、平均フ
レーム長とクラスタサイズ、フレーム間引き間隔及び第
1のメモリから取得した再生しようとする一つのファイ
ルのファイルサイズに基づいて、再生しようとする一つ
のファイルの全FATが、FAT記憶用の第2のメモリ
に格納されるような、FAT間引き間隔を算出する第3
のステップと、第3のステップにより算出されたFAT
間引き間隔で、再生しようとする一つのファイルの全F
ATを、第2のメモリに格納することでFATテーブル
を作成する第4のステップと、FATテーブル作成後
に、再生しようとする一つのファイルの圧縮符号化され
たディジタル情報信号を通常再生する第5のステップ
と、通常再生中に早戻し再生の指示が入力されるかどう
か監視し、早戻し再生の指示が無いときには通常再生を
継続する第6のステップと、第6のステップにより早戻
し再生の指示が入力されたことが検出されたときに、第
2のメモリのFATテーブルを参照しながら、各FAT
に対応するクラスタに記録された圧縮符号化されたディ
ジタル情報信号の最初の1フレームを再生しようとする
ファイルの先頭方向へ次々と再生する第7のステップと
を含むことを特徴とする。
【0019】また、上記の目的を達成するため、本発明
再生装置は、記録媒体から複数のファイルの各ファイル
情報、又は複数のファイルのうち、再生しようとする一
つのファイルの圧縮符号化されたディジタル情報信号
の、予め設定したフレーム間引き間隔分のフレームを記
録媒体から読み出す読み出し回路と、読み出し回路によ
り読み出されたファイル情報を格納する第1のメモリ
と、FATテーブルを格納するFAT記憶用の第2のメ
モリと、読み出し回路により記録媒体から読み出され
た、再生しようとする一つのファイルの圧縮符号化され
たディジタル情報信号の、予め設定したフレーム間引き
間隔分のフレームに基づいて、平均フレーム長を算出
し、更にその平均フレーム長とクラスタサイズ、フレー
ム間引き間隔及び第1のメモリから取得した再生しよう
とする一つのファイルのファイルサイズに基づいて、再
生しようとする一つのファイルの全FATが、FAT記
憶用の第2のメモリに格納されるような、FAT間引き
間隔を算出する演算回路と、演算回路により算出された
FAT間引き間隔で、再生しようとする一つのファイル
の全FATを、第2のメモリにFATテーブルとして格
納した後に、再生しようとする一つのファイルの圧縮符
号化されたディジタル情報信号を通常再生する第1の制
御手段と、早戻し再生の入力を行うためのモードスイッ
チと、通常再生中にモードスイッチから早戻し再生の指
示が入力されるかどうか監視し、早戻し再生の指示が入
力されたことが検出したときに、第2のメモリのFAT
テーブルを参照しながら、各FATに対応するクラスタ
に記録された圧縮符号化されたディジタル情報信号の最
初の1フレームを再生しようとするファイルの先頭方向
へ次々と再生する第2の制御手段とを有する構成とした
ものである。
【0020】上記の本発明再生方法及び再生装置では、
再生しようとする一つのファイルの圧縮符号化されたデ
ィジタル情報信号の通常再生に先立ち、再生しようとす
る一つのファイルの全FATを、FAT記憶用の第2の
メモリのメモリサイズに合わせて、一定の間引き間隔で
第2のメモリに格納することができる。また、早戻し再
生に必要な処理を軽減できる。
【0021】また、上記の第3のステップ又は演算回路
は、平均フレーム長にフレーム間引き間隔を乗算して得
た乗算結果をクラスタサイズで除算して得た間引き間隔
の値で、再生しようとする一つのファイルの総FAT数
を除算することによりテーブルサイズを算出し、そのテ
ーブルサイズとFAT記憶用の第2のメモリのメモリサ
イズとを比較し、テーブルサイズの方が第2のメモリの
メモリサイズよりも大きいときは、テーブルサイズをメ
モリサイズで除算した値を間引き間隔の値に乗算して得
られた値をFAT間引き間隔として確定し、テーブルサ
イズの方が第2のメモリのメモリサイズ以下のときに
は、間引き間隔の値をそのままFAT間引き間隔として
確定することを特徴とする。このとき、間引き間隔の
値、テーブルサイズ、及びテーブルサイズをメモリサイ
ズで除算した値を間引き間隔の値に乗算して得られた値
の小数点以下を切り上げて整数として処理することが、
一般的な低価格のCPUで演算を高速に行える点で望ま
しい。
【0022】また、本発明は、第2のメモリのFATテ
ーブルを参照しながら、各FATに対応するクラスタに
記録された圧縮符号化されたディジタル情報信号の最初
の1フレームを通常再生方向に次々と再生して、早送り
再生することもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる情報再生装
置の一実施の形態のブロック図を示す。この実施の形態
は、ファイルを構成する圧縮符号化されたオーディオデ
ータとファイル情報とを記録している記録媒体10と、
中央処理装置(CPU)回路20と、記録媒体10から
読み出された圧縮符号化されたオーディオデータを伸張
処理するデコーダ回路30と、デコーダ回路30より出
力される伸張された時系列ディジタルデータをアナログ
変換するDA変換回路40と、DA変換回路40からの
アナログオーディオ信号を電気−音響変換して音声を発
音するスピーカ50と、装置の動作を決定するモードス
イッチ60で構成される。
【0024】また、上記のCPU回路20は、記録媒体
10より情報を読み出す記録情報読み出し回路21と、
読み出された情報を一時記憶するバッファメモリ22
と、バッファメモリ22に記憶された情報を基に平均フ
レーム長を算出する演算回路23と、間引かれたFAT
で構成する早戻し用FATテーブルを格納するFAT記
憶用メモリ24と、装置全体を制御する制御器25と、
装置のメインメモリ26とで構成される。
【0025】次に図2のフローチャートを参照しなが
ら、図1の本発明装置の一実施の形態の動作について説
明する。まず、最初に記録情報読み出し回路21が起動
後に記録媒体10のディレクトリ領域より各曲のファイ
ル情報を読み出す(ステップS1)。続いて、読み出し
たファイル情報の中から制御器25が各曲のファイル
名、ファイルサイズ、開始FATをメインメモリ26の
所定領域に格納した後(ステップS2)、第1番目の曲
の処理を開始する。曲毎の処理では、まず、後述するよ
うに早戻し用のFATテーブルを作成し、FAT記憶用
メモリ24に格納する(ステップS3)。
【0026】FATテーブルの作成後、記録媒体10上
のFAT領域を参照しながら圧縮符号化されたオーディ
オデータを記録媒体10より読み出し、デコーダ回路3
0にて伸張処理を行って通常再生処理を行う(ステップ
S4)。制御器25は、通常再生時にモードスイッチ6
0にて早送り又は早戻し処理の指示が出されるかどうか
監視しており(ステップS5)、早送り又は早戻し処理
の指示が出されていないときには、1曲の再生が完了し
たかどうかチェックし(ステップS6)、完了していな
ければステップS4の通常再生処理を継続して、1曲の
再生が完了するとステップS3に戻り次の曲(次のファ
イル)のFATテーブルの作成を行う。
【0027】モードスイッチ60により早送り又は早戻
し処理の指示が出されたことが制御器25がステップS
5で判定すると、制御器25はFAT記憶用メモリ24
の早戻し用FATテーブルを参照しながら各FATに対
応する複数のクラスタの圧縮符号化されたオーディオデ
ータの最初の1フレームをクラスタ毎に次々と再生する
(ステップS7、S8)。
【0028】続いて、上記の早戻し再生が1曲の先頭ま
で完了したかどうか判定し(ステップS9)、完了して
いなければ早戻し処理の指示が解除されたかどうか判定
し(ステップS10)、早戻し処理の指示が解除される
までは、上記の早戻し用FATテーブルを参照しながら
逆順の各FATに対応する各クラスタの圧縮符号化され
たオーディオデータの最初の1フレームの再生が次々と
行われ(ステップS9、S7、S8)、早戻し処理の指
示が解除された時は、通常再生処理に戻る(ステップS
9、S4)。また、早戻し処理の指示が解除されない
で、1曲の先頭まで早戻し再生がされると、ステップS
3に進み、一つ前のファイルのFATテーブルが作成さ
れる。以下、上記と同様にして早戻し再生が引き続き行
われる。
【0029】次に、図3のフローチャートを参照しなが
ら、早戻し用のFATテーブル作成の動作について説明
する。まず、制御器25は記録媒体10から記録情報読
み出し回路21により読み出してメインメモリ26に格
納された、一つのファイル(曲)のファイル情報の中か
らファイルサイズfs、開始FAT、クラスタサイズc
s、フレーム間引き間隔であるフレームfnを獲得する
と共にFATテーブルを格納するFAT記憶用メモリ2
4のメモリサイズmsを獲得して、それぞれのパラメー
タに代入し(ステップS11)、続いて、開始FATで
参照されるクラスタからクラスタサイズcs分の圧縮符
号化されたオーディオデータを読み出す(ステップS1
2)。
【0030】次に、読み出された圧縮符号化オーディオ
データからフレーム間引き間隔であるフレームfn分の
フレームを検索し(ステップS13)、フレームのバイ
ト長を得て累算する(ステップS14)。1クラスタの
オーディオデータにfn分のフレームが存在しない場合
は、fn分のフレームを得るまで次以降のFATで参照
されるクラスタのオーディオデータを読み出して各フレ
ームのバイト長を得る(ステップS15、S16、S1
3、S14)。1クラスタのオーディオデータにfn分
のフレームが存在せず、かつ、1クラスタのオーディオ
データの読み出しが終わった場合は、ステップS12に
戻り次のクラスタサイズcs分の圧縮符号化されたオー
ディオデータを読み出す。
【0031】一方、ステップS15で1クラスタのオー
ディオデータにfn分のフレームが存在したときは、フ
レーム間引き間隔であるフレームfn分のフレームの読
み出しが終了すると、演算回路23は各フレームの累積
されたフレームバイト長をfnで除算して平均フレーム
バイト長fbを得る(ステップS17)。次に平均フレ
ームバイト長fbをフレーム間引き間隔fnと乗算し、
その乗算結果(フレーム間引き間隔で累積されたフレー
ムバイト長)をクラスタサイズcsで除算してFAT間
引き間隔ftxを得る(ステップS18)。
【0032】次に、演算回路23はファイル情報のファ
イルサイズfsをクラスタサイズcsで除算して当該フ
ァイルの総FAT数ftnを得る(ステップS19)。
続いて、得られた総FAT数ftnをFAT間引き間隔
ftxで除算して早戻し用FATテーブルサイズftm
を得る(ステップS20)。続いて、演算回路23はこ
の早戻し用FATテーブルサイズftmは、FATテー
ブルを格納するFAT記憶用メモリ24のメモリサイズ
msと比較し(ステップS21)、早戻し用FATテー
ブルサイズftmがFAT記憶用メモリ24のメモリサ
イズmsよりも大きい時は、早戻し用FATテーブルサ
イズftmをメモリサイズmsで除算した値fmを算出
し(ステップS22)、fmにFAT間引き間隔ftx
を乗算し、その乗算結果をftxにさらに代入して(ス
テップS23)、FAT間引き間隔ftxを確定する。
【0033】一方、ステップS21で早戻し用FATテ
ーブルサイズftmがFAT記憶用メモリ24のメモリ
サイズms以下であると判定された場合は、ステップS
22及びS23の計算を行うことなく、ステップと18
で算出されたFAT間引き間隔ftxを確定する。最後
に開始FATより確定したFAT間引き間隔ftxでF
ATを間引きながら、FAT記憶用メモリ24に順次F
ATを格納して、早戻し用FATテーブルの作成を完了
する(ステップS24)。
【0034】なお、上記フローチャートにおいて各変数
の値は少数点を含んだものとなっているが、一般的な低
価格のCPUでFATテーブルの作成を実現するために
は、各変数の値が算出された時に少数点以下を切り上げ
て整数にて処理し、演算を始めとする処理速度を高速化
する。
【0035】次に、以下に圧縮符号化されたオーディオ
データの再生過程を具体的、かつ、詳細に説明する。圧縮
符号化されたオーディオデータのアルゴリズムはMPE
G2/AAC、ビットレートは128kbpsを使用
し、1フレームあたりのバイト長は300〜600バイ
トの長さであるものとする。記録媒体10にはFATに
よるファイルフォーマットを施したメモリカードを使用
し、一つのFATで参照されるクラスタのバイト長cs
は2048バイト、FATシステムは16ビットで表さ
れるFAT16を使用している。また、早送り、早戻し
時のフレーム間引き間隔fnは4フレームに設定するも
のとする。
【0036】次に図1を参照しながら、具体的な装置動
作の説明をする。記録媒体10には、FATを使用した
ファイル形式において複数のクラスタで構成され、か
つ、MPEG2/AACで圧縮符号化された各曲のオー
ディオデータが、ファイル情報と共に記録されている。
装置が電源投入された後、制御器25は記録情報読み出
し回路21を動作させて記録媒体10のディレクトリ領
域から読み出したファイル情報をバッファメモリ22に
ロードする。
【0037】次に、制御器25はバッファメモリ22を
検索して、ファイル名、ファイルサイズ、開始FATな
どのディレクトリ情報を読み出してメインメモリ26に
格納すると共に、演算回路23によってファイルサイズ
fsをクラスタサイズcsの2048で割った後、小数
点以下を切り上げた値を当該楽曲ファイルの総FAT数
ftnとしてメインメモリ26に格納する。全ての楽曲
ファイルのファイル情報をメインメモリ26に格納す
る。
【0038】記録媒体10より演奏する楽曲ファイルに
対応する開始FATをメインメモリ26より読み出し、
記録情報読み出し回路21によって開始FATに該当す
る記録媒体10のクラスタから圧縮符号化されたオーデ
ィオデータを読み出し、バッファメモリ22に格納す
る。制御器25は、平均フレームバイト長fbを算出す
るために、読み出された1クラスタ分のオーディオデー
タから最初の4フレームのフレームバイト長を読み出
す。
【0039】1クラスタ分のオーディオデータに4フレ
ームが存在しない場合は、制御器25は最初の4フレー
ムのフレームバイト長を読み出すまで、次以降のFAT
で参照されるクラスタから順次圧縮符号化されたオーデ
ィオデータをバッファメモリ22に読み出す。4フレー
ム分のフレームバイト長が得られると演算回路23に与
えられてフレーム間引き間隔fnの4で除算され、平均
フレームバイト長fbが算出される。
【0040】次に、演算回路23によって平均フレーム
バイト長fbをフレーム間引き間隔fnで乗算し、その
乗算結果をクラスタサイズcsのバイト長2048で除
算し、結果の少数点以下を切り上げてFAT間引き間隔
ftxを得る。ここで、上記の平均フレームバイト長f
bが500バイト、フレーム間引き間隔fnを4フレー
ムとすると、上記の計算結果は0.98(=500×4
÷2048)となるので、切り上げるとFAT間引き間
隔ftxは”1”となる。
【0041】次に、演算回路23はファイルサイズfs
をクラスタサイズcsで除算して、これから再生しよう
とする一つのファイルの総FAT数ftnを算出する。
ここで、ファイルサイズfsを6,000,000バイ
トであるものとすると、総FAT数ftnは2,930
(=6,0000,000÷2,048=2929.6
9であるので切り上げて2,930)となる。
【0042】次に、演算回路23はこの総FAT数ft
nをFAT間引き間隔ftxで除算し、結果の少数点以
下を切り上げて早戻し用テーブルサイズftmを得る。
ここで、前述したように、FAT間引き間隔ftxは”
1”、総FAT数ftnは2,930であるので、早戻
し用テーブルサイズftmは2,930となる。続い
て、早戻し用テーブルサイズftm(=2,930)は
演算回路23でFAT記憶用メモリサイズmsと比較さ
れる。
【0043】ここで、FAT記憶用メモリサイズmsが
1,024バイトであるものとすると、ms<ftmで
あるので、演算回路23は早戻し用テーブルサイズft
mをFAT記憶用メモリサイズmsよりも小さくなるよ
うに補正するため、ftmをmsで除算し、除算結果に
FAT間引き間隔ftxを乗算して結果の少数点以下を
切り上げてFAT間引き間隔ftxを確定する。従っ
て、ここでは、ftx=ftm÷ms×ftx=2930÷
1024×1=2.86 切り上げて3となる。
【0044】すなわち、確定したFAT間引き間隔ft
xは3であり、これがメインメモリ26に格納される。
制御器25は記録情報読み出し回路21を駆動させて、
記録媒体10より開始FATから順次FATを読み出
し、一つのファイルの(1曲の)総FAT数を、メイン
メモリ26から読み出したFAT間引き間隔ftx分間
引きながらFAT記憶用メモリ24に格納し、早戻し用
FATテーブルの作成を完了する。ここで、FAT記憶
用メモリ24に格納されている早戻し用FATテーブル
のテーブルサイズftmは、977(=2930÷3)
バイトであり、FAT記憶用メモリサイズmsの1,0
24バイトよりも小さい。
【0045】制御器25はモードスイッチ60の早戻し
モード押下を検出すると早戻し再生を行う。早戻し再生
時は、FAT記憶用メモリ24に格納されている早戻し
用FATテーブルの中から曲の開始FATへの方向で現
在再生中のFATに最も近いFATを早戻し再生開始F
ATとし、対応するクラスタの圧縮符号化されたオーデ
ィオデータを読み出す。
【0046】なお、圧縮符号化されたオーディオデータ
はフレーム毎に可変長となるデータであるので、読み込
まれたオーディオデータの先頭と1フレームの先頭は対
応せずフレームの任意の点から始まる。デコーダ回路3
0はフレーム単位で処理を行い、フレームヘッダをもっ
てフレームの先頭と判断するので、正しくフレームの先
頭からデコーダに圧縮符号化されたオーディオデータを
供給する必要がある。
【0047】そのため、制御器25は該当FATで参照
されるクラスタの始まりからフレームヘッダを検索し、
フレームヘッダを照合できた点からデコーダ回路30に
圧縮符号化されたオーディオデータの供給を行い、次の
フレームヘッダを検出したときにデータの供給を停止す
ることで1フレーム分のデータ供給完了とし、該当FA
Tの処理を終了する。
【0048】デコーダ回路30は圧縮符号化されたオー
ディオデータの伸張処理を行い、時系列のデータに変換
してからDA変換回路40に出力する。DA変換回路4
0は時系列のディジタルオーディオデータをアナログオ
ーディオ信号に変換しスピーカ50より音声として出力
する。以上の再生動作処理をモードスイッチ60の早戻
しスイッチ押下が解除された時、または楽曲の開始FA
Tまで行ってから早戻し再生処理を完了する。
【0049】上記の数値例では、確定したFAT間引き
間隔ftxは3であるので、cs×ftx÷fb=2048
×3÷500=12.3となり、おおよそ12フレーム間隔
で早戻し再生することになる。
【0050】なお、平均フレームバイト長fbを500
バイト、クラスタサイズcsを2,048バイト、FA
T記憶用メモリ24のメモリサイズmsを1.024バ
イトと上記の数値例と同じとし、ファイルサイズfsは
上記の数値例とは異なり、500,000バイトとした
場合は、総FAT数ftnは ftn=fs÷cs=500000÷2048=244.14 切り上げ
て245 となり、FAT間引き間隔ftxは ftx=fb×fn÷cs=500×4÷2048=0.98 切り
上げて1 となる。
【0051】従って、早戻し用FATテーブルサイズf
tmは、 ftm=ftn÷ftx=245÷1=245 となり、これはFAT記憶用メモリサイズmsの1,0
24バイトより小さく、ms>ftmであるので、演算
回路23は上記のFAT間引き間隔ftxとして”1”
を確定する。
【0052】このときは、早戻し用FATテーブルサイ
ズftm(=245)はFAT記憶用メモリサイズms
(=1,024)よりも十分に小さい。また、ftx
が”1”であるので、 cs×ftx÷fb=2048×1÷500=4.1 となり、おおよそ4フレーム周期で早戻し再生が行われ
る。
【0053】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば上記の実施の形態では圧縮符
号化されたディジタルオーディオ信号の再生について説
明したが、例えば圧縮符号化されたディジタルビデオ信
号などの他のディジタル情報信号にも本発明を適用する
ことができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
再生しようとする一つのファイルの圧縮符号化されたデ
ィジタル情報信号の通常再生に先立ち、再生しようとす
る一つのファイルの全FATを、FAT記憶用のメモリ
のメモリサイズに合わせて、一定の間引き間隔でFAT
記憶用のメモリに格納するようにしたため、早戻し再生
におけるCPU処理の負荷を低減でき、低速のCPUを
用いて早戻し再生の処理ができ、また、低速のCPUを
使用できることから消費電力も低減することができる。
【0055】また、本発明によれば、FAT記憶用のメ
モリのメモリサイズに合わせて、再生しようとする一つ
のファイルの全FATを格納するようにしているため、
CPUのメモリ容量に合わせてFAT記憶用のメモリを
確保することができ、また、各ファイルの通常再生の開
始の直前に、その都度一つのファイルの全FATを格納
するようにしているため、メモリ容量を低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明方法の一実施の形態の動作説明用フロー
チャートである。
【図3】本発明方法の早戻し用テーブル作成の一例の動
作説明用フローチャートである。
【図4】従来装置の一例のブロック図である。
【符号の説明】
10 記録媒体 20 CPU回路 21 記録情報読み出し回路 22 バッファメモリ 23 演算回路 24 FAT記憶用メモリ 25 制御器 26 メインメモリ 30 デコーダ回路 40 DA変換回路 50 スピーカ 60 モードスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 9/18 M

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のファイルの圧縮符号化されたディ
    ジタル情報信号が記録されたクラスタ位置がFAT(フ
    ァイルアロケーションテーブル)の領域に記録され、前
    記複数のファイルの各ファイルサイズ及び各先頭FAT
    の位置情報を含むファイル情報がディレクトリ領域に記
    録された記録媒体から、前記圧縮符号化されたディジタ
    ル情報信号を読み出して伸張し、再生する情報再生方法
    において、 前記記録媒体から前記複数のファイルの各ファイル情報
    を読み出して第1のメモリに記憶する第1のステップ
    と、 前記複数のファイルのうち、再生しようとする一つのフ
    ァイルの前記圧縮符号化されたディジタル情報信号の、
    予め設定したフレーム間引き間隔分のフレームを前記記
    録媒体から読み出して平均フレーム長を算出する第2の
    ステップと、 前記平均フレーム長とクラスタサイズ、前記フレーム間
    引き間隔及び前記第1のメモリから取得した再生しよう
    とする一つのファイルのファイルサイズに基づいて、該
    再生しようとする一つのファイルの全FATが、FAT
    記憶用の第2のメモリに格納されるような、FAT間引
    き間隔を算出する第3のステップと、 前記第3のステップにより算出された前記FAT間引き
    間隔で、前記再生しようとする一つのファイルの全FA
    Tを、前記第2のメモリに格納することでFATテーブ
    ルを作成する第4のステップと、 前記FATテーブル作成後に、前記再生しようとする一
    つのファイルの圧縮符号化されたディジタル情報信号を
    通常再生する第5のステップと、 前記通常再生中に早戻し再生の指示が入力されるかどう
    か監視し、該早戻し再生の指示が無いときには前記通常
    再生を継続する第6のステップと、 前記第6のステップにより前記早戻し再生の指示が入力
    されたことが検出されたときに、前記第2のメモリの前
    記FATテーブルを参照しながら、各FATに対応する
    クラスタに記録された前記圧縮符号化されたディジタル
    情報信号の最初の1フレームを前記再生しようとするフ
    ァイルの先頭方向へ次々と再生する第7のステップとを
    含むことを特徴とする情報再生方法。
  2. 【請求項2】 前記第3のステップは、前記平均フレー
    ム長に前記フレーム間引き間隔を乗算して得た乗算結果
    を前記クラスタサイズで除算して得た間引き間隔の値
    で、前記再生しようとする一つのファイルの総FAT数
    を除算することによりテーブルサイズを算出し、そのテ
    ーブルサイズと前記FAT記憶用の第2のメモリのメモ
    リサイズとを比較し、該テーブルサイズの方が前記第2
    のメモリのメモリサイズよりも大きいときは、該テーブ
    ルサイズを該メモリサイズで除算した値を前記間引き間
    隔の値に乗算して得られた値を前記FAT間引き間隔と
    して確定し、前記テーブルサイズの方が前記第2のメモ
    リのメモリサイズ以下のときには、前記間引き間隔の値
    をそのまま前記FAT間引き間隔として確定することを
    特徴とする請求項1記載の情報再生方法。
  3. 【請求項3】 前記第3のステップは、前記間引き間隔
    の値、前記テーブルサイズ、及び該テーブルサイズを前
    記メモリサイズで除算した値を前記間引き間隔の値に乗
    算して得られた値の小数点以下を切り上げて整数として
    処理することを特徴とする請求項2記載の情報再生方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第6のステップは、前記通常再生中
    に早送り再生の指示が入力されるかどうかも併せて監視
    し、該早送り再生及び前記早戻し再生のいずれの指示も
    無いときには前記通常再生を継続し、前記第7のステッ
    プは、前記第6のステップにより前記早送り再生の指示
    が入力されたことが検出されたときに、前記第2のメモ
    リの前記FATテーブルを参照しながら、各FATに対
    応するクラスタに記録された前記圧縮符号化されたディ
    ジタル情報信号の最初の1フレームを通常再生方向に次
    々と再生することを特徴とする請求項1記載の情報再生
    方法。
  5. 【請求項5】 複数のファイルの圧縮符号化されたディ
    ジタル情報信号が記録されたクラスタ位置がFAT(フ
    ァイルアロケーションテーブル)の領域に記録され、前
    記複数のファイルの各ファイルサイズ及び各先頭FAT
    の位置情報を含むファイル情報がディレクトリ領域に記
    録された記録媒体から、前記圧縮符号化されたディジタ
    ル情報信号を読み出して伸張し、再生する情報再生装置
    において、 前記記録媒体から前記複数のファイルの各ファイル情
    報、又は前記複数のファイルのうち、再生しようとする
    一つのファイルの前記圧縮符号化されたディジタル情報
    信号の、予め設定したフレーム間引き間隔分のフレーム
    を前記記録媒体から読み出す読み出し回路と、 前記読み出し回路により読み出された前記ファイル情報
    を格納する第1のメモリと、 FATテーブルを格納するFAT記憶用の第2のメモリ
    と、 前記読み出し回路により前記記録媒体から読み出され
    た、前記再生しようとする一つのファイルの前記圧縮符
    号化されたディジタル情報信号の、予め設定したフレー
    ム間引き間隔分のフレームに基づいて、平均フレーム長
    を算出し、更にその平均フレーム長とクラスタサイズ、
    前記フレーム間引き間隔及び前記第1のメモリから取得
    した再生しようとする一つのファイルのファイルサイズ
    に基づいて、該再生しようとする一つのファイルの全F
    ATが、FAT記憶用の第2のメモリに格納されるよう
    な、FAT間引き間隔を算出する演算回路と、 前記演算回路により算出された前記FAT間引き間隔
    で、前記再生しようとする一つのファイルの全FAT
    を、前記第2のメモリにFATテーブルとして格納した
    後に、前記再生しようとする一つのファイルの圧縮符号
    化されたディジタル情報信号を通常再生する第1の制御
    手段と、 早戻し再生の入力を行うためのモードスイッチと、 前記通常再生中に前記モードスイッチから早戻し再生の
    指示が入力されるかどうか監視し、該早戻し再生の指示
    が入力されたことが検出したときに、前記第2のメモリ
    の前記FATテーブルを参照しながら、各FATに対応
    するクラスタに記録された前記圧縮符号化されたディジ
    タル情報信号の最初の1フレームを前記再生しようとす
    るファイルの先頭方向へ次々と再生する第2の制御手段
    とを有することを特徴とする情報再生装置。
  6. 【請求項6】 前記演算回路は、前記平均フレーム長に
    前記フレーム間引き間隔を乗算して得た乗算結果を前記
    クラスタサイズで除算して得た間引き間隔の値で、前記
    再生しようとする一つのファイルの総FAT数を除算す
    ることによりテーブルサイズを算出し、そのテーブルサ
    イズと前記FAT記憶用の第2のメモリのメモリサイズ
    とを比較し、該テーブルサイズの方が前記第2のメモリ
    のメモリサイズよりも大きいときは、該テーブルサイズ
    を該メモリサイズで除算した値を前記間引き間隔の値に
    乗算して得られた値を前記FAT間引き間隔として確定
    し、前記テーブルサイズの方が前記第2のメモリのメモ
    リサイズ以下のときには、前記間引き間隔の値をそのま
    ま前記FAT間引き間隔として確定することを特徴とす
    る請求項5記載の情報再生装置。
  7. 【請求項7】 前記演算回路は、前記間引き間隔の値、
    前記テーブルサイズ、及び該テーブルサイズを前記メモ
    リサイズで除算した値を前記間引き間隔の値に乗算して
    得られた値の小数点以下を切り上げて整数として処理す
    ることを特徴とする請求項6記載の情報再生装置。
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