JP5026437B2 - コンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

コンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラムおよび記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP5026437B2
JP5026437B2 JP2008549119A JP2008549119A JP5026437B2 JP 5026437 B2 JP5026437 B2 JP 5026437B2 JP 2008549119 A JP2008549119 A JP 2008549119A JP 2008549119 A JP2008549119 A JP 2008549119A JP 5026437 B2 JP5026437 B2 JP 5026437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
authentication information
content
provisional
reproduction
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008549119A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008072284A1 (ja
Inventor
裕昭 柴▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Publication of JPWO2008072284A1 publication Critical patent/JPWO2008072284A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5026437B2 publication Critical patent/JP5026437B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/10Protecting distributed programs or content, e.g. vending or licensing of copyrighted material ; Digital rights management [DRM]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Technology Law (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

この発明は、所定のコンテンツデータの配信をおこなうコンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信プログラムおよび記録媒体に関する。また、この発明は、所定のコンテンツデータを再生するコンテンツ再生装置、コンテンツ再生プログラムおよび記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述したコンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラム、および記録媒体には限られない。
近年、ユーザが所定の契約料金を支払うことによって、契約期間中に限り、楽曲などのコンテンツデータ群から所望のコンテンツデータをダウンロードしたり、視聴(聴取)することができるサブスクリプションサービスと呼ばれるサービスが普及しつつある。このサブスクリプションサービスは、たとえば、ユーザのコンテンツ再生装置にコンテンツデータをコピーするダウンロード方式や、ユーザのコンテンツ再生装置にコンテンツデータが残らないストリーミング方式が採られている。サブスクリプションサービスを利用することによって、ユーザは、低額の契約料金で多くのコンテンツを視聴することができる。
また、サブスクリプションサービスにおけるコンテンツデータの流通を円滑化するための技術が提案されている。たとえば、コンテンツサーバは、クライアントにインターネットを介してコンテンツを提供するとき、コンテンツを暗号化する。その暗号化されたコンテンツのヘッダには、そのコンテンツに関する属性情報が記述される。クライアントは、コンテンツの属性情報が属性条件を満たすようなライセンスをライセンスサーバにアクセスして取得することで、暗号化されたコンテンツの再生を許可するライセンスを取得する(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2005−346731号公報
しかしながら、上述した技術では、コンテンツデータのライセンスが切れてしまうと、直ちにコンテンツデータの利用ができなくなってしまうという問題点が一例として挙げられる。たとえば、ネットワークを介してライセンスの更新をおこなう契約形態の場合、ネットワークを利用できない環境では、ライセンスの更新をおこなうことができず、コンテンツデータの利用ができなくなってしまうという問題点が一例として挙げられる。
たとえば、ユーザがコンテンツ再生装置を利用せず、数日間電源を起動させなかった場合、コンテンツ再生装置はネットワークに接続することができず、ライセンスの更新をおこなうことができない。また、コンテンツ再生装置が移動体端末(携帯電話端末やナビゲーション装置など)であり、ネットワークを利用できない地域に位置する場合なども、ライセンスの更新をおこなうことができない。
このような場合に、直ちにコンテンツデータの利用ができなくなってしまうと、たとえばコンテンツデータを購入するサービスと比較して、サビスクリプションサービスの利便性が低くなってしまう。この結果、ユーザからのサビスクリプションサービスに対する支持が得られにくくなってしまうという問題点が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるコンテンツ配信装置は、所定の有効期間内に再生可能なコンテンツデータを情報処理装置に配信するコンテンツ配信装置であって、前記コンテンツデータの配信に対する前記情報処理装置の利用者からの対価の支払い状況に関する情報を取得する支払い情報取得手段と、前記支払い情報取得手段によって前記対価の支払いがおこなわれた旨の情報が取得された場合、前記有効期間を非暫定的に延長する本認証情報を通信回線を用いて前記情報処理装置に送付する本認証情報送付手段と、前記支払い情報取得手段によって前記対価の支払いがおこなわれた旨の情報が取得された場合、前記有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報を、前記本認証情報の送付に先立って前記本認証情報を送付する通信回線とは異なる通信手段によって前記利用者に送付する暫定認証情報送付手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかるコンテンツ再生装置は、所定の有効期間内に再生可能なコンテンツデータを再生するコンテンツ再生装置であって、前記有効期間を延長する本認証情報を前記コンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置から通信回線を用いて取得する本認証情報取得手段と、前記コンテンツデータの再生指示の入力を受け付ける入力手段と、前記入力手段によって再生指示の入力を受け付けた日時が、前記本認証情報取得手段によって取得された本認証情報に基づく前記有効期間内か否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記本認証情報に基づく前記有効期間内であると判断された場合、前記コンテンツデータを再生する再生手段と、前記判断手段によって前記本認証情報に基づく前記有効期間内でないと判断された場合、前記有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報を通信回線を用いずに取得する暫定認証情報取得手段と、を備え、前記判断手段は、前記入力手段によって再生指示の入力を受け付けた日時が、前記暫定認証情報取得手段によって取得された暫定認証情報に基づく前記有効期間内か否かを判断し、前記再生手段は、前記判断手段によって前記暫定認証情報に基づく前記有効期間内であると判断された場合、前記コンテンツデータを再生することを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかるコンテンツ配信方法は、コンテンツ配信装置が実行する、所定の有効期間内に再生可能なコンテンツデータを情報処理装置に配信するコンテンツ配信方法であって、前記コンテンツデータの配信に対する前記情報処理装置の利用者からの対価の支払い状況に関する情報を取得する支払い情報取得工程と、前記支払い情報取得工程で前記対価の支払いがおこなわれた旨の情報が取得された場合、前記有効期間を非暫定的に延長する本認証情報を通信回線を用いて前記情報処理装置に送付する本認証情報送付工程と、前記支払い情報取得工程で前記対価の支払いがおこなわれた旨の情報が取得された場合、前記有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報を、前記本認証情報の送付に先立って前記本認証情報を送付する通信回線を用いない通信手段によって前記利用者に送付する暫定認証情報送付工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項6の発明にかかるコンテンツ再生方法は、コンテンツ再生装置が実行する、所定の有効期間内に再生可能なコンテンツデータを再生するコンテンツ再生方法であって、前記有効期間を延長する本認証情報を前記コンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置から通信回線を用いて取得する本認証情報取得工程と、前記コンテンツデータの再生指示の入力を受け付ける入力工程と、前記入力工程で再生指示の入力を受け付けた日時が、前記本認証情報取得工程で取得された本認証情報に基づく前記有効期間内か否かを判断する第1の判断工程と、前記第1の判断工程で前記本認証情報に基づく前記有効期間内であると判断された場合、前記コンテンツデータを再生する第1の再生工程と、前記第1の判断工程で前記本認証情報に基づく前記有効期間内でないと判断された場合、前記有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報を通信回線を用いずに取得する暫定認証情報取得工程と、前記入力工程で再生指示の入力を受け付けた日時が、前記暫定認証情報取得工程で取得された暫定認証情報に基づく前記有効期間内か否かを判断する第2の判断工程と、前記第2の判断工程で前記暫定認証情報に基づく前記有効期間内であると判断された場合、前記コンテンツデータを再生する第2の再生工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項7の発明にかかるコンテンツ配信プログラムは、請求項5に記載のコンテンツ配信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項8の発明にかかるコンテンツ再生プログラムは、請求項6に記載のコンテンツ再生方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる記録媒体は、請求項7に記載のコンテンツ配信プログラムまたは請求項8に記載のコンテンツ再生プログラムをコンピュータに読み取り可能な状態で記録したことを特徴とする。
図1は、コンテンツ配信システムの機能的構成を示すブロック図である。 図2は、コンテンツ配信装置によるコンテンツ配信処理の手順を示すフローチャートである。 図3は、コンテンツ再生装置によるコンテンツ再生処理の手順を示すフローチャートである。 図4は、楽曲配信システムの概要を示す説明図である。 図5は、楽曲配信システムによる楽曲配信形態の一例について説明する説明図である。 図6は、サブスクリプションサービスサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図7は、ナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図8は、サブスクリプションサービスサーバによる有効期間更新処理の手順を示すフローチャートである。 図9は、コンテンツ再生装置によるコンテンツ再生処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 コンテンツ配信システム
110 コンテンツ配信装置
111 支払い情報取得部
112 暫定認証情報送付部
113 本認証情報送付部
120 コンテンツ再生装置
121 本認証情報取得部
122 入力部
123 判断部
124 再生部
125 暫定認証情報取得部
126 認証部
130 通信回線
140 ユーザ
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるコンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
はじめに、この発明の実施の形態にかかるコンテンツ配信システム100の機能的構成について説明する。図1は、コンテンツ配信システムの機能的構成を示すブロック図である。図1において、コンテンツ配信システム100は、コンテンツ配信装置110と、コンテンツ再生装置120とによって構成される。なお、以下の説明において、「ユーザ(利用者)」とは、コンテンツ再生装置120のユーザを指すものとする。
コンテンツ配信装置110は、支払い情報取得部111、暫定認証情報送付部112、本認証情報送付部113によって構成され、情報処理装置(たとえば、コンテンツ再生装置120など)に所定の有効期間内に再生可能なコンテンツデータを配信する。ここで、コンテンツ配信装置110は、たとえば、サブスクリプションサービスを提供するコンテンツ配信事業者が管理するサーバ群である。サブスクリプションサービスは、たとえば、ユーザ140が所定の契約料金を支払うことで、契約期間中に限り、ユーザ140の所有するコンテンツ再生装置120などによって、所定のコンテンツ群のコンテンツデータのダウンロードや、ダウンロードしたコンテンツデータの再生をおこなうことができるサービスである。
一般に、サブスクリプションサービスでは、ストリーミング再生によってコンテンツを提供するサービスもあるが、本明細書では、上述のようにユーザ140が所定の契約料金を支払うことで、その契約期間中に所定のコンテンツ群のコンテンツデータをダウンロードあるいはダウンロードしたコンテンツデータの再生を許可するサービスを実現する仕組みについて述べる。
コンテンツ配信装置110が配信するコンテンツデータは、たとえば、映像データや楽曲データ、画像データ、アプリケーションデータなどの各種データである。コンテンツデータの配信は、通信回線130を利用しておこなってもよいし、たとえばコンテンツデータを記録した記録媒体を郵送することによっておこなってもよい。
また、コンテンツ配信装置110が配信するコンテンツデータは、所定の有効期間内にのみ再生可能である。コンテンツデータの有効期間は、コンテンツデータの配信に対する対価の支払い状況に応じて設定される。たとえば、コンテンツ再生装置120のユーザ140から所定額の対価が支払われた場合は、その額に応じた有効期間が設定される。
支払い情報取得部111は、コンテンツデータの配信に対するコンテンツ再生装置120のユーザ140からの対価の支払い状況に関する情報を取得する。支払い情報取得部111は、たとえば、サブスクリプションサービスの月額料金や年額料金などの情報や、ユーザ140との契約期間情報、コンテンツ配信事業者の銀行口座への入金情報などに基づいて、ユーザ140からサブスクリプションサービスの利用料金が支払われたか否かの情報を取得する。
暫定認証情報送付部112は、支払い情報取得部111によって対価の支払いがおこなわれた旨の情報が取得された場合、有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報を通信回線130を用いずにユーザ140に送付する。ユーザ140に送付された暫定認証情報は、後述する暫定認証情報取得部125によって、コンテンツ再生装置120に取得される。
暫定認証情報送付部112は、たとえば、ユーザ140が対価の支払いをおこなう際に用いる機器(銀行振込におけるキャッシュディスペンサーやコンビニエンスストア支払いにおけるPOS端末、モバイルバンキングにおける携帯電話端末装置など)の表示部に表示させる。この場合、ユーザ140は、表示部に表示された暫定認証情報をコンテンツ再生装置120に入力することによって、暫定認証情報をコンテンツ再生装置120に取得させる。
また、暫定認証情報送付部112は、ユーザ140が対価の支払いをおこなった際に発行される領収書や対価の支払いをおこなう際に利用される振込用ICカード(銀行カードやクレジットカード等)などに暫定認証情報を出力してもよい。この場合、ユーザ140は、領収書などに出力された暫定認証情報をコンテンツ再生装置120に入力することによって、暫定認証情報をコンテンツ再生装置120に取得させる。また、暫定認証情報送付部112は、暫定認証情報を記録した記録媒体をユーザ140に送付してもよい。この場合、ユーザ140は、記録媒体に記録された暫定認証情報をコンテンツ再生装置120に読み出させることによって、暫定認証情報をコンテンツ再生装置120に取得させる。
暫定認証情報は、たとえば、コンテンツデータの再生を所定期間のみ許可する許可情報やコンテンツデータの再生を所定期間のみ実行可能なプログラムなどが含まれている。また、暫定認証情報は、たとえば、コンテンツ再生装置120やユーザ140を識別する識別情報など、コンテンツ配信装置110とコンテンツ再生装置120とが通信回線130を介して通信をおこなえない場合であっても、共通に知りうる情報を元に生成される。また、暫定認証情報は、コンテンツ配信装置110およびコンテンツ再生装置120のみが知り、ユーザ140は知ることのできない生成方法(ロジック)で生成される。具体的には、たとえば、ある文字列を所定のロジックで並べかえたものを暫定認証情報とする、などの方法がある。
このように、コンテンツ配信装置110とコンテンツ再生装置120とは、暫定認証情報の元となる情報およびその生成方法を共有している。このため、コンテンツ再生装置120では、コンテンツ配信装置110が送付した暫定認証情報と同じ情報を生成することができ、コンテンツ再生装置120が取得した暫定認証情報が正規に発行されたものであるかを確認することができる。
本認証情報送付部113は、支払い情報取得部111によって対価の支払いがおこなわれた旨の情報が取得された場合、有効期間を非暫定的に延長する本認証情報を通信回線130を用いてコンテンツ再生装置120に送付する。
ここで、暫定認証情報送付部112が、コンテンツ再生装置120に暫定認証情報を送付する理由について説明する。コンテンツデータの有効期間の延長は、本認証情報送付部113によって、本認証情報が通信回線130を介してコンテンツ再生装置120に送付されることによっておこなわれる。しかし、たとえば、コンテンツ再生装置120が通信回線130を利用できない状況にある場合、対価の支払いをおこなっているにも関わらず有効期間が延長できず、コンテンツデータの再生をおこなえなくなってしまう場合がある。
このような事態を防止するため、コンテンツ配信装置110は、コンテンツ再生装置120のユーザ140からの支払いが確認できた時点で、コンテンツデータの有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報をユーザ140に送付する。ユーザ140は、コンテンツ再生装置120が通信回線130を利用できず、正式に有効期間の延長をおこなえない場合であっても、暫定認証情報を用いて暫定的に有効期間を延長し、コンテンツデータを再生させることができる。
つづいて、コンテンツ再生装置120の機能的構成について説明する。コンテンツ再生装置120は、本認証情報取得部121、入力部122、判断部123、再生部124、暫定認証情報取得部125、認証部126によって構成され、コンテンツ配信装置110によって配信された所定の有効期間内に再生可能なコンテンツデータを再生する。
本認証情報取得部121は、有効期間を延長する本認証情報をコンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置110から通信回線130を用いて取得する。本認証情報取得部121は、たとえば、コンテンツ配信装置110の本認証情報送付部113によって送付された本認証情報を取得する。
入力部122は、コンテンツデータの再生指示の入力を受け付ける。入力部122は、たとえば、ユーザ140がおこなった再生指示の入力を受け付ける。入力部122は、たとえば、コンテンツ再生装置120に設けられた再生指示ボタンや、コンテンツ再生プログラムによってコンテンツ再生装置120の表示部に表示される再生指示アイコンなどである。
判断部123は、入力部122によって再生指示の入力を受け付けた日時が、本認証情報取得部121によって取得された本認証情報に基づく有効期間内か否かを判断する。なお、判断部123は、本認証情報取得部121によって本認証情報を取得していない場合には、コンテンツ配信装置110からのコンテンツデータが配信された際に設定されている有効期間であるか否かを判断してもよい。
再生部124は、判断部123によって本認証情報に基づく有効期間内であると判断された場合、コンテンツデータを再生する。
暫定認証情報取得部125は、判断部123によって本認証情報に基づく有効期間内でないと判断された場合、有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報を通信回線130を用いずに取得する。暫定認証情報取得部125は、たとえば、ユーザ140から暫定認証情報が入力されることによって、暫定認証情報を取得する。また、暫定認証情報取得部125は、暫定認証情報が記録された記録媒体を読み取ることによって、暫定認証情報を取得する。
認証部126は、暫定認証情報取得部125によって取得された暫定認証情報が、コンテンツ配信装置110によって送付されたものであるか否かを認証する。前述のように、コンテンツ配信装置110とコンテンツ再生装置120とは、暫定認証情報の元となる情報およびその生成方法を共有している。このため、認証部126では、コンテンツ配信装置110が送付した暫定認証情報と同じ情報を生成することができ、暫定認証情報取得部125によって取得された暫定認証情報が、コンテンツ配信装置110から正規に発行(送付)されたものであるかを認証することができる。
認証部216によって暫定認証情報がコンテンツ配信装置110から取得されたものであると認証された場合、判断部123は、入力部122によって再生指示の入力を受け付けた日時が、暫定認証情報取得部125によって取得された暫定認証情報に基づく有効期間内か否かを判断する。そして、判断部123によって暫定認証情報に基づく有効期間内であると判断された場合、再生部124は、コンテンツデータを再生する。
つづいて、コンテンツ配信システム100におけるコンテンツ配信装置110およびコンテンツ再生装置120の処理について説明する。まず、コンテンツ配信装置110によるコンテンツ配信処理について説明する。図2は、コンテンツ配信装置によるコンテンツ配信処理の手順を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、コンテンツ配信装置110は、まず、支払い情報取得部111によって、コンテンツデータの配信に対するユーザ140からの対価の支払い状況に関する情報を取得する(ステップS201)。そして、支払い状況に関する情報に基づいて、コンテンツデータの配信に対する対価が支払われているか否かを判断する(ステップS202)。
コンテンツデータの配信に対する対価が支払われている場合(ステップS202:Yes)、コンテンツ配信装置110は、暫定認証情報送付部112によって、ユーザ140に対して通信回線130を用いずに暫定認証情報を送付する(ステップS203)。一方、対価が支払われていない場合は(ステップS202:No)、ステップS201に戻り、以降の処理を繰り返す。
つぎに、コンテンツ配信装置110は、通信回線130を利用できるか否かを判断し(ステップS204)、通信回線130を利用できる場合は(ステップS204:Yes)、本認証情報送付部113によって、コンテンツ再生装置120に対して通信回線130を用いて本認証情報を送付して(ステップS205)、本フローチャートによる処理を終了する。一方、通信回線130が利用できない場合は、通信回線130が利用できるようになるまで待機する(ステップ204:Noのループ)。
つづいて、コンテンツ再生装置120によるコンテンツ再生処理について説明する。図3は、コンテンツ再生装置によるコンテンツ再生処理の手順を示すフローチャートである。図3のフローチャートにおいて、コンテンツ再生装置120は、まず、入力部122に対して、コンテンツデータ再生の指示入力がおこなわれるまで待機する(ステップS301:Noのループ)。
コンテンツデータ再生の指示入力がおこなわれると(ステップS301:Yes)、判断部123によって、ステップS301で指示入力がおこなわれた日時が、本認証情報取得部121によって取得された本認証情報に基づく有効期間内であるか否かを判断する(ステップS302)。なお、本認証情報取得部121で未だ本認証情報を取得したことがない場合、判断部123は、コンテンツ配信装置110によるコンテンツデータの配信時に設定された有効期間内であるか否かを判断することとしてもよい。
指示入力がおこなわれた日時が本認証情報に基づく有効期間内である場合は(ステップS302:Yes)、ステップS306に移行する。一方、指示入力がおこなわれた日時が本認証情報に基づく有効期間内ではない場合(ステップS302:No)、コンテンツ再生装置120は、暫定認証情報取得部125によって、通信回線130を用いずに暫定認証情報を取得する(ステップS303)。
そして、コンテンツ再生装置120は、認証部126によって、ステップS303で取得した暫定認証情報が、コンテンツ配信装置110によって送付されたものであるか否かを判断する(ステップS304)。暫定認証情報がコンテンツ配信装置110によって送付されたものである場合(ステップS304:Yes)、判断部123は、ステップS301で指示入力がおこなわれた日時が、暫定認証情報に基づく有効期間内であるか否かを判断する(ステップS305)。
暫定認証情報に基づく有効期間内である場合(ステップS305:Yes)、または、ステップS302で本認証情報に基づく有効期間内である場合は(ステップS302:Yes)、再生部124によって、再生が指示されたコンテンツデータを再生して(ステップS306)、本フローチャートによる処理を終了する。
一方、ステップS305で暫定認証情報に基づく有効期間内でない場合や(ステップS305:No)、ステップS304で暫定認証情報がコンテンツ配信装置110によって送付されたものでないと判断された場合は(ステップS304:No)、コンテンツデータの再生をおこなわず、本フローチャートによる処理を終了する。
以上説明したように、コンテンツ配信システム100によれば、配信したコンテンツデータの有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報をユーザ140に送付する。ユーザ140は、コンテンツ再生装置120が通信回線130に接続できず、本認証情報が取得できない場合であっても、コンテンツ再生装置120に暫定認証情報を取得させることによって暫定的に有効期間を延長し、コンテンツデータを再生させることができる。これにより、ユーザ140からコンテンツデータの配信に対する対価が支払われているにも関わらず、コンテンツデータの再生がおこなえなくなるのを回避して、コンテンツ配信システム100の利便性を向上させることができる。
また、コンテンツ再生装置120は、取得した暫定認証情報がコンテンツ配信装置110から正規に発行されたものであるか否かを判断する。これにより、コンテンツ配信システム100は、ユーザ140などによる暫定認証情報の不正な偽造を防止して、コンテンツデータの配信に対する対価を確実に得ることができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、たとえば、サブスクリプションサービスを提供するサブスクリプションサービスサーバによって、本発明のコンテンツ配信装置を実施し、車両に搭載されるナビゲーション装置やPC(パーソナルコンピュータ)、コンテンツプレーヤーなどによって、本発明のコンテンツ再生装置を実施した場合の一例について説明する。
(システムの概要)
まず、図4を用いて、本実施例にかかるコンテンツの配信の一例として楽曲を配信する楽曲配信システムの概要について説明する。図4は、楽曲配信システムの概要を示す説明図である。図4において、楽曲配信システム400は、サブスクリプションサービスサーバ401と、コンテンツ再生装置410、具体的には、たとば、ナビゲーション装置410aと、PC410bと、プレーヤー410cと、から構成されている。
サブスクリプションサービスサーバ401と、各コンテンツ再生装置410とは、それぞれネットワーク420を介して接続されている。また、たとえば、コンテンツ再生装置410に通信機能がない場合には、他のコンテンツ再生装置410に配信された楽曲データを、有線または無線を介してコンテンツ再生装置410にコピーすることとしてもよい。
サブスクリプションサービスサーバ401は、ユーザ450との間における楽曲データ配信に関する契約(サブスクリプションサービス契約)に基づいて、ユーザ450の所有するコンテンツ再生装置410に楽曲データを配信する。以下の説明では、各コンテンツ再生装置410は、それぞれ同一のユーザ450が所有していることとするが、それぞれの所有者が異なっていてもよい。
サブスクリプションサービスサーバ401は、たとえば、楽曲データを保管管理するコンテンツサーバや、ユーザ450の端末認証処理や楽曲データの有効期間などを設定管理処理をおこなう認証サーバや、ユーザ450との間における契約情報と課金情報とを管理する課金サーバなどからなるサーバ群から構成されていてもよい。サーバ群は、たとえば、3つでなくてもよく、コンテンツサーバ、認証サーバ、課金サーバのうちいずれか1つ以上の機能を有するサーバからなり、すべての機能を実現できる構成であればよい。
コンテンツ再生装置410の一例であるナビゲーション装置410aは、車両など移動体に搭載されており、車両の経路誘導などをおこなう他に、記録媒体に記録されたコンテンツや、通信機能によって取得されたコンテンツの再生をおこなう。具体的には、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ401によって配信される楽曲データの再生をおこなうことができる。
PC410bは、楽曲データなどのコンテンツデータの再生の他、文書作成や画像処理などの各種機能を備えている。PC410bは、たとえば、ユーザ450の自宅や職場などに設置されているものでもよいし、ノートブックのように可搬性があるものであってもよい。
プレーヤー410cは、おもにサブスクリプションサービスサーバ401によって配信された楽曲データなどのコンテンツデータを再生する端末装置である。プレーヤー410cは、楽曲データをはじめとするコンテンツデータの再生を専用におこなう機器であってもよいし、たとえば、携帯電話端末装置のように、他の機能を有する機器であってもよい。プレーヤー410cは、サブスクリプションサービスサーバ401から直接楽曲データの配信を受ける他、PC410bやナビゲーション装置410aからコピーした楽曲データの再生をおこなってもよい。
ナビゲーション装置410a、PC410b、プレーヤー410cなどのコンテンツ再生装置410は、図示しない表示部や音声出力部などによって利用可能な楽曲データのリストや情報を参照する機能を有している。そして、図示しない操作部などによって、ユーザ450から聴取したい楽曲データの選択を受け付けて、楽曲データの再生をおこなうことができる。
また、コンテンツ再生装置410が再生する楽曲は、サブスクリプションサービスサーバ401からダウンロードされていない楽曲でもよい。具体的には、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ401によって保管管理された楽曲群から再生する楽曲を選択し、その後ダウンロードが終了するまで待って、ダウンロードの終了とともに再生してもよい。
また、たとえば、1つのコンテンツ再生装置410によるネットワーク420を介したサブスクリプションサービスサーバ401への接続が不安定な場合、サブスクリプションサービスサーバ401からユーザ450が所有する他のコンテンツ再生装置へ一旦楽曲データを配信し、その後、接続が不安定なコンテンツ再生装置410に対して楽曲データを転送してもよい。
(楽曲配信形態の一例)
つぎに、図5を用いて、楽曲配信システム400による楽曲配信形態の一例について説明する。図5は、楽曲配信システムによる楽曲配信形態の一例について説明する説明図である。図5においては、1ヶ月ごとに1ヶ月分の支払いを課金する月額料金による支払い方法について説明する。月額料金による支払い方法は、たとえば、当月中に設定された支払期限(たとえば、当月末日の23時59分59秒など)を支払期限として次月分のサブスクリプションサービスの契約に対する支払いをおこなうことで、次月のサブスクリプションサービスの契約が自動的に継続する方法である。
図5では、たとえば、あらかじめ2ヶ月間の契約期間(8月、9月)が定められたサブスクリプションサービスに対して説明する。契約期間は、初回の支払い時にあらかじめ定めてもよいし、支払いがおこなわれた時点で契約を開始し、月額料金が支払われなくなった場合に、契約を終了してもよい。図5において、まず、ユーザ450は、サブスクリプションサービスサーバ401に、サブスクリプションサービスに対する契約をおこなう。図5においては、ユーザ450は、8月と9月との2ヶ月間の契約をおこなっている。
サブスクリプションサービスサーバ401は、あらかじめ契約期間を2ヶ月間と定められたサブスクリプションサービスを受け付けている。そして、ユーザ450によって、7/31が支払期限の8月分月額料金の支払いがおこなわれると(支払いa)、契約者情報や、課金情報を作成し、サブスクリプションサービスを開始する。サブスクリプションサービスサーバ401は、作成された課金情報によって8月末までのユーザ450による対象コンテンツのダウンロードを認可する。
支払いaをおこなったユーザ450は、サブスクリプションサービスサーバ401が用意する楽曲データ群から、8/31までの期間は、好きな楽曲データを好きなだけダウンロードすることができる。図5において、ユーザ450は、楽曲データAおよび楽曲データBのダウンロードをおこなっている。サブスクリプションサービスサーバ401は、ユーザ450からの楽曲データAまたは楽曲データBのダウンロード要求を受け取り、対象となる楽曲データAまたは楽曲データBをユーザ450の所持するコンテンツ再生装置410に配信する。
また、サブスクリプションサービスサーバ401は、楽曲データの配信をおこなう際に、課金情報に基づいて楽曲データに対して有効期間を設定する。有効期間とは、ユーザ450の所持するコンテンツ再生装置410において、その楽曲データの再生が許可された期間である。有効期間は、たとえば、楽曲データの所定の位置に、有効期間情報が書き込まれることによって設定される。図5の例では、8月分の支払いaのみが課金されているため、楽曲データAおよび楽曲データBに設定される有効期間は、支払いaによってコンテンツデータのダウンロードが認可された8月31日(より詳細には、8月31日23時59分59秒)までとなる。
コンテンツ再生装置410は、コンテンツデータの再生指示があった場合、そのコンテンツデータの有効期間情報を参照して、現在時刻が有効期間内か否かを判断する。コンテンツ再生装置410は、コンテンツデータの有効期間内である場合はコンテンツデータを再生するが、コンテンツデータの有効期間が経過している場合には、コンテンツデータの再生をおこなわない。
つぎに、ユーザ450は、8月末に、9月分の支払いbをおこなっている。サブスクリプションサービスサーバ401は、支払いbが確認された時点で課金情報を更新し、新たな課金情報によって9月末までのユーザ450による配信対象コンテンツのダウンロードを認可する。また、サブスクリプションサービスサーバ401は、新たな課金情報によって、配信する楽曲データの有効期間を設定する。具体的には、たとえば、支払いb後にダウンロードされた楽曲データCの有効期間を9月30日とする。サブスクリプションサービスサーバ401は、たとえば、楽曲データに対して有効期間情報を書き込むことによって、有効期間を設定する。
また、サブスクリプションサービスサーバ401は、課金情報が更新された場合、すでにダウンロードされた楽曲に設定された有効期間を更新する。具体的には、たとえば、支払いbが確認される前にダウンロードされた楽曲データAおよび楽曲データBの有効期間を9月30日に変更する。サブスクリプションサービスサーバ401は、たとえば、コンテンツ再生装置410に対して、更新後の有効期間が記述された更新認証情報を、ネットワーク420を介して送信する。また、コンテンツ再生装置410に通信機能がない場合は、通信機能を有する他の端末装置を介して更新認証情報を取得する。更新認証情報の送信を受けたコンテンツ再生装置410は、楽曲データに書き込まれた有効期間情報を、更新認証情報に記述された更新後の有効期間に書き換える。これにより、楽曲データは更新後の有効期間まで再生が可能となる。
ここで、更新認証情報は、ネットワーク420を介してコンテンツ再生装置410に送信される。このため、コンテンツ再生装置410がネットワーク420を利用できない状況にある場合、更新認証情報の受信をおこなうことができない。たとえば、旅行や出張などで自宅外や海外などにいる場合、ユーザ450が利用権限を有するネットワーク420に長期間接続できない場合がある。また、コンテンツ再生装置410がナビゲーション装置410aである場合、山間部などにいる場合は、ネットワーク420に接続できない場合がある。このような場合、コンテンツ再生装置410では、対価の支払いをおこなっているにも関わらず、有効期間が延長できず、コンテンツデータの再生をおこなえなくなってしまう場合がある。
このような事態を防止するため、サブスクリプションサーバ401は、コンテンツ再生装置410のユーザ450からの支払いが確認できた時点で、コンテンツデータの有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報を、ネットワーク420を介さずにユーザ450に送付する。暫定認証情報は、たとえば、コンテンツデータの再生を所定期間のみ許可する許可情報やコンテンツデータの再生を所定期間のみ実行可能なプログラムなどによって構成されている。
暫定認証情報は、たとえば、コンテンツ再生装置410やユーザ450を識別する識別情報など、サブスクリプションサーバ401とコンテンツ再生装置410とがネットワーク420を介して通信をおこなえない場合であっても、共通に知りうる情報を元に生成される。また、暫定認証情報は、サブスクリプションサーバ401およびコンテンツ再生装置410のみが知り、ユーザ450は知ることのできない生成方法(ロジック)で生成される。具体的には、たとえば、ある文字列を所定のロジックで並べかえたものを暫定認証情報とする、などの方法がある。
このように、サブスクリプションサーバ401とコンテンツ再生装置410とは、暫定認証情報の元となる情報およびその生成方法を共有している。このため、コンテンツ再生装置410では、サブスクリプションサーバ401が送付した暫定認証情報と同じ情報を生成することができ、コンテンツ再生装置410が取得した暫定認証情報が正規に発行されたものであるか(ユーザ450によって不正に偽造されたものでないか)を確認することができる。
暫定認証情報の送付は、たとえば、ユーザ450が月額料金の支払いをおこなう際に用いる機器(銀行振込におけるキャッシュディスペンサーやコンビニエンスストア支払いにおけるPOS端末、モバイルバンキングにおける携帯電話端末装置など)の表示部に、暫定認証情報を表示させることによっておこなう。この場合、ユーザ450は、表示部に表示された暫定認証情報を読み取り、コンテンツ再生装置410に入力する。
また、暫定認証情報の送付は、たとえば、ユーザ450が月額料金の支払いをおこなった際に発行される領収書などに暫定認証情報を出力することによっておこなってもよい。この場合、ユーザ450は、領収書に出力された暫定認証情報を読み取り、コンテンツ再生装置410に入力する。また、暫定認証情報の送付は、たとえば、暫定認証情報を記録した記録媒体をユーザ450に送付することによっておこなってもよい。この場合、ユーザ450は、記録媒体に記録された暫定認証情報をコンテンツ再生装置410に読み出させる。
また、暫定認証情報の送付は、たとえば、月額料金の支払い後、サブスクリプションサービスを運営する事業者に、ユーザ450がメールや電話で問い合わせることとしてもよい。さらに、たとえば、暫定認証情報が更新認証情報と比較して容量の低いものであり、ネットワーク420を介して送信可能である場合には、ネットワーク420を介してコンテンツ再生装置410に送信してもよい。
暫定認証情報によって延長される有効期間は、固定されていてもよいし、ユーザ450から振り込まれた料金の金額に応じて決められてもよい。また、暫定認証情報は、それぞれのコンテンツデータの有効期間情報を書き換えるための情報であってもよいし、それぞれのコンテンツデータの有効期間情報は書き換えず、延長された期間のみコンテンツデータの再生ができるよう再生機能を制御するための情報であってもよい。
さらに、たとえば、暫定認証情報によって延長された有効期間内に更新認証情報を受信することができず、正規の更新がおこなえない場合、ユーザ450は、電話やメールなどで追加の暫定認証情報の送付を要求できることとしてもよい。この場合、サブスクリプションサーバ401は、暫定認証情報の追加要求をおこなったユーザ450を認証し、課金情報を確認した上で、支払い済みの月額料金に対応する期間を超えない範囲内で、追加の暫定認証情報をユーザ450に送付する。
なお、暫定認証情報によって延長された期間内に、更新認証情報を受信した場合、コンテンツ再生装置410は、コンテンツデータの有効期間情報を更新して、更新後の有効期間情報に基づいてコンテンツデータの再生をおこなう。
以上のように、サブスクリプションサーバ401は、月額料金の支払い時に暫定認証情報を発行する。これにより、ユーザ450は、コンテンツ再生装置410がネットワーク420に接続できず正式に有効期間の延長をおこなえない場合であっても、暫定認証情報を用いて暫定的に有効期間を延長し、コンテンツデータを再生させることができる。
図5の説明に戻り、ユーザ450は、9月末に、10月分の支払いcをおこなっている。サブスクリプションサービスサーバ401は、支払いcが確認された時点で課金情報を更新し、新たな課金情報によって10月末までのユーザ450による対象コンテンツのダウンロードを認可する。また、サブスクリプションサービスサーバ401は、課金情報が更新された場合、すでにダウンロードされた楽曲に設定された有効期間を更新する。具体的には、たとえば、支払いcが確認される前にダウンロードされた楽曲データA、楽曲データB、および楽曲データCの有効期間を10月31日とする更新認証情報を送信するとともに、有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報を送付する。
なお、図5の説明図においては、月額料金による支払い方法について説明したが、これに限るものではない。具体的には、たとえば、1年ごとに1年分の支払いを課金する年額料金による支払い方法など、サブスクリプションサービスを提供する事業者などによって設定可能であってもよい。
また、上述の説明では、コンテンツデータの有効期間を延長する際には、サブスクリプションサービスサーバ401からコンテンツ再生装置410に更新認証情報を送付し、コンテンツ再生装置410が楽曲データの有効期間情報を書き換えることとしたが、サブスクリプションサービスサーバ401が楽曲データの有効期間情報を直接書き換えることとしてもよい。
(サブスクリプションサービスサーバ401のハードウェア構成)
つづいて、図6を用いて、本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバ401のハードウェア構成について説明する。図6は、サブスクリプションサービスサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図6において、サブスクリプションサービスサーバ401は、CPU601と、ROM602と、RAM603と、磁気ディスクドライブ604と、磁気ディスク605と、光ディスクドライブ606と、光ディスク607と、音声I/F(インターフェース)608と、マイク609と、スピーカ610と、入力デバイス611と、映像I/F612と、ディスプレイ613と、通信I/F614と、を備えている。また、各構成部601〜614はバス620によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU601は、サブスクリプションサービスサーバ401の全体の制御を司る。ROM602は、ブートプログラム、通信プログラム、データ管理プログラム、有効期間設定プログラムなどの各種プログラムを記録している。また、RAM603は、CPU601のワークエリアとして使用される。
磁気ディスクドライブ604は、CPU601の制御にしたがって磁気ディスク605に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク605は、磁気ディスクドライブ604の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク605としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
光ディスクドライブ606は、CPU601の制御にしたがって光ディスク607に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク607は、光ディスクドライブ606の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク607は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク607のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
音声I/F608は、音声入力用のマイク609および音声出力用のスピーカ610に接続される。マイク609に受音された音声は、音声I/F608内でA/D変換される。スピーカ610からは、音声が出力される。
入力デバイス611は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
映像I/F612は、ディスプレイ613と接続される。映像I/F612は、具体的には、たとえば、ディスプレイ613全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ613を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ613には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ613は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
通信I/F614は、ネットワーク420(図4参照)に接続され、ネットワーク420とCPU601とのインターフェースとして機能する。
なお、図1に示したコンテンツ配信装置110が備える支払い情報取得部111、暫定認証情報送付部112、本認証情報送付部113は、図6に示したサブスクリプションサービスサーバ401におけるROM602、RAM603、磁気ディスク605、光ディスク607などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU601が所定のプログラムを実行し、サブスクリプションサービスサーバ401における各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、実施例のサブスクリプションサービスサーバ401は、サブスクリプションサービスサーバ401おける記録媒体としてのROM602に記録されているコンテンツ配信プログラムを実行することにより、図1に示したコンテンツ配信装置110が備える機能を、図2に示したコンテンツ配信処理手順で実行することができる。
(ナビゲーション装置410aのハードウェア構成)
つづいて、図7を用いて、コンテンツ再生装置410の一例であるナビゲーション装置410aのハードウェア構成について説明する。図7は、ナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図7において、ナビゲーション装置410aは、車両などの移動体に搭載されており、CPU701と、ROM702と、RAM703と、磁気ディスクドライブ704と、磁気ディスク705と、光ディスクドライブ706と、光ディスク707と、音声I/F(インターフェース)708と、マイク709と、スピーカ710と、入力デバイス711と、映像I/F712と、ディスプレイ713と、通信I/F714と、GPSユニット715と、各種センサ716と、カメラ717を備えている。また、各構成部701〜717はバス720によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU701は、ナビゲーション装置410aの全体の制御を司る。ROM702は、ブートプログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、通信プログラム、コンテンツ再生プログラムなどの各種プログラムを記録している。また、RAM703は、CPU701のワークエリアとして使用される。
磁気ディスクドライブ704は、CPU701の制御にしたがって磁気ディスク705に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク705は、磁気ディスクドライブ704の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク705としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
光ディスクドライブ706は、CPU701の制御にしたがって光ディスク707に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク707は、光ディスクドライブ706の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク707は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク707のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
音声I/F708は、音声入力用のマイク709および音声出力用のスピーカ710に接続される。マイク709に受音された音声は、音声I/F708内でA/D変換される。スピーカ710からは、音声(具体的には、コンテンツ再生プログラムによって再生された楽曲データなど)が出力される。
入力デバイス711は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
映像I/F712は、ディスプレイ713と接続される。映像I/F712は、具体的には、たとえば、ディスプレイ713全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ713を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ713には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ713は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
通信I/F714は、無線を介してネットワーク420(図4参照)に接続され、ネットワーク420とCPU701とのインターフェースとして機能する。
GPSユニット715は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在地点を示す情報を出力する。GPSユニット715の出力情報は、後述する各種センサ716の出力値とともに、CPU701による車両の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図情報上の1点を特定する情報である。
各種センサ716は、車速センサや加速度センサ、角速度センサなどを含み、車両の位置や挙動を判断することが可能な情報を出力する。各種センサ716の出力値は、CPU701による車両の現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
カメラ717は、車両内部あるいは外部の映像を撮影する。映像は静止画あるいは動画のどちらでもよい。また、カメラ717によって撮影された映像を映像I/F712を介して磁気ディスク705や光ディスク707などの記録媒体に出力する。
なお、図1に示したコンテンツ再生装置120が備える本認証情報取得部121、入力部122、判断部123、再生部124、暫定認証情報取得部125、認証部126は、図7に示したナビゲーション装置410aにおけるROM702、RAM703、磁気ディスク705、光ディスク707などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU701が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置410aにおける各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、実施例のナビゲーション装置410aは、ナビゲーション装置410aにおける記録媒体としてのROM702に記録されているコンテンツ再生プログラムを実行することにより、図1に示したコンテンツ再生装置120が備える機能を、図3に示したコンテンツ再生処理手順で実行することができる。
(サブスクリプションサービスサーバによる有効期間更新処理)
つづいて、図8を用いて、サブスクリプションサービスサーバ401による楽曲データの有効期間更新処理について説明する。上述のように、サブスクリプションサービスサーバ401は、ユーザ450からの月額料金の支払いに応じて、有効期間の更新をおこなう。以下、このときの処理の詳細について説明する。なお、この処理に先立って、サブスクリプションサービスサーバ401は、ユーザ450からの要求に応じて、ユーザ450のコンテンツ再生装置410に対する楽曲データの配信をおこなっているものとする。このとき配信される楽曲データには、有効期間情報が書き込まれている。
図8は、サブスクリプションサービスサーバによる有効期間更新処理の手順を示すフローチャートである。図8のフローチャートにおいて、サブスクリプションサービスサーバ401は、まず、ユーザ450からサブスクリプションサービスの月額料金が支払われるまで待機する(ステップS801:Noのループ)。月額料金が支払われた場合(ステップS801:Yes)、サブスクリプションサーバ401は、ユーザ450に対応する課金情報を更新する(ステップS802)。
つぎに、サブスクリプションサーバ401は、ユーザ450に対して、楽曲データの有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報を送付する(ステップS803)。また、サブスクリプションサーバ401は、ユーザ450のコンテンツ再生装置410がネットワーク420に接続できるか否かを判断する(ステップS804)。ネットワーク420に接続できる場合(ステップS804:Yes)、サブスクリプションサーバ401は、コンテンツ再生装置410に更新認証情報を送信して(ステップS805)、本フローチャートによる処理を終了する。
なお、たとえば、ステップS804の判断をおこなわずに更新認証情報を送信(ステップS805参照)し、コンテンツ再生装置410が更新認証情報を受信した(または、通信エラーとして返送されない)ことをもって、コンテンツ再生装置410がネットワーク420に接続できるとみなしてもよい。
一方、コンテンツ再生装置410がネットワーク420に接続できない場合(ステップS804:No)、サブスクリプションサーバ401は、ユーザ450から暫定認証情報の追加要求を受け付けたか否か判断する(ステップS806)。追加要求を受け付けていない場合は(ステップS806:No)、ステップS804に戻り、以降の処理を継続する。
一方、追加要求を受け付けた場合は(ステップS806:Yes)、ユーザ450に対応する課金情報を参照して(ステップS807)、今回受け付けた追加要求が、ステップS801で支払われた月額料金(支払い済み料金)の範囲内か否かを判断する(ステップS808)。支払い済み料金の範囲内である場合は(ステップS808:Yes)、ユーザ450に対して追加の暫定認証情報を送付して(ステップS809)、ステップS804に戻り、以降の処理を継続する。一方、支払い済み料金の範囲内でない場合は(ステップS808:No)、暫定認証情報の追加送付を拒否して(ステップS810)、本フローチャートによる処理を終了する。
(コンテンツ再生装置410によるコンテンツ再生処理)
つづいて、図9を用いて、コンテンツ再生装置410によるコンテンツ再生処理について説明する。図9は、コンテンツ再生装置によるコンテンツ再生処理の手順を示すフローチャートである。なお、この処理に先立って、コンテンツ再生装置410は、サブスクリプションサービスサーバ401から楽曲データの配信を受けているものとする。このとき配信された楽曲データには、有効期間情報が書き込まれている。
図9のフローチャートにおいて、コンテンツ再生装置410は、ユーザ450から楽曲データの再生指示があるまで待機する(ステップS901:Noのループ)。楽曲データの再生指示は、たとえば、コンテンツ再生装置410に記録されている楽曲データの中から、ユーザ450が入力デバイス711を介して所望の楽曲データを選択することによっておこなう。
楽曲データの再生指示があると(ステップS901:Yes)、コンテンツ再生装置410は、選択された楽曲データの有効期間情報を参照し、現在時刻が楽曲データの有効期間内であるか否かを判断する(ステップS902:Yes)。なお、たとえば、再生予約のように、楽曲データの再生を開始する時刻が指定されている場合は、再生を開始する時刻が有効期間内であるか否かを判断してもよい。
再生指示があった楽曲データの有効期間内である場合(ステップS902:Yes)、コンテンツ再生装置410は、ステップS906に移行する。一方、楽曲データの有効期間内ではない場合(ステップS902:No)、コンテンツ再生装置410は、暫定認証情報を取得できるか否かを判断する(ステップS903)。暫定認証情報が取得できるか否かの判断は、たとえば、ユーザ450に対して暫定認証情報の入力を要求し、その要求に対してユーザ450から暫定認証情報の入力があったか否かによって判断する。
暫定認証情報が取得できる場合(ステップS903:Yes)、コンテンツ再生装置410は、取得した暫定認証情報がサブスクリプションサーバ401から正規に発行されたものか否かを判断する(ステップS904)。前述のように、コンテンツ再生装置410とサブスクリプションサーバ401とは、暫定認証情報の元となる情報およびその生成方法を共有している。このため、コンテンツ再生装置410では、サブスクリプションサーバ401が送付した暫定認証情報と同じ情報を生成することができ、コンテンツ再生装置410が取得した暫定認証情報が正規に発行されたものであるか(ユーザ450などによって不正に偽造されたものでないか)を確認することができる。
暫定認証情報がサブスクリプションサーバ401から正規に発行されたものである場合(ステップS904:Yes)、コンテンツ再生装置410は、現在時刻が暫定認証情報に基づく有効期間内か否かを判断する(ステップS905)。なお、ステップS902と同様に、楽曲データの再生を開始する時刻が指定されている場合は、再生を開始する時刻が有効期間内であるか否かを判断してもよい。
現在時刻が暫定認証情報に基づく有効期間内である場合(ステップS905:Yes)、および、ステップS902でコンテンツデータの有効期間内(有効期間情報に基づく有効期間内)である場合(ステップS902)、コンテンツ再生装置410は、コンテンツデータの再生をおこなって(ステップS906)、本フローチャートによる処理を終了する。
一方、現在時刻が暫定認証情報に基づく有効期間内でない場合(ステップS905:No)、コンテンツ再生装置410は、ユーザ450にコンテンツデータの有効期間切れを通知して(ステップS907)、本フローチャートによる処理を終了する。この場合、ユーザ450は、たとえば、サブスクリプションサーバ401に暫定認証情報の追加要求などをおこなう。
また、ステップS903で暫定認証情報を取得できない場合や(ステップS903:No)、ステップS904で暫定認証情報がサブスクリプションサーバ401から正規に発行されたものでない場合も(ステップS904:No)、コンテンツ再生装置410は、ユーザ450にコンテンツデータの有効期間切れを通知して(ステップS907)、本フローチャートによる処理を終了する。
以上説明したように、楽曲配信システム400によれば、月額料金の支払いの完了と同時に、コンテンツデータの有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報をユーザ450に送付する。ユーザ450は、コンテンツ再生装置410がネットワーク420に接続できず、有効期間の更新が正規におこなえない場合であっても、コンテンツ再生装置410に暫定認証情報を入力することによって暫定的に有効期間を延長し、楽曲データを再生させることができる。これにより、ユーザ450からの月額料金の支払いがおこなわれているにも関わらず、楽曲データの再生がおこなえなくなるのを回避して、楽曲配信システム400の利便性を向上させることができる。
また、サブスクリプションサーバ401とコンテンツ再生装置410との間で、暫定認証情報の元となる情報およびその生成方法を共有することによって、暫定認証情報が正規に発行されたものであるか(ユーザ450などによって不正に偽造されたものでないか)を確認することができる。これにより、楽曲配信システム400では、利便性を維持しつつ、コンテンツデータの配信に対する対価を確実に得ることができる。
なお、本実施の形態で説明したコンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される

Claims (9)

  1. 所定の有効期間内に再生可能なコンテンツデータを情報処理装置に配信するコンテンツ配信装置であって、
    前記コンテンツデータの配信に対する前記情報処理装置の利用者からの対価の支払い状況に関する情報を取得する支払い情報取得手段と、
    前記支払い情報取得手段によって前記対価の支払いがおこなわれた旨の情報が取得された場合、前記有効期間を非暫定的に延長する本認証情報を通信回線を用いて前記情報処理装置に送付する本認証情報送付手段と、
    前記支払い情報取得手段によって前記対価の支払いがおこなわれた旨の情報が取得された場合、前記有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報を、前記本認証情報の送付に先立って前記本認証情報を送付する通信回線とは異なる通信手段によって前記利用者に送付する暫定認証情報送付手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ配信装置。
  2. 前記暫定認証情報送付手段は、POS端末、または携帯電話端末への通信を含む通信手段によって前記暫定認証情報を前記利用者に送付することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
  3. 所定の有効期間内に再生可能なコンテンツデータを再生するコンテンツ再生装置であって、
    前記有効期間を延長する本認証情報を前記コンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置から通信回線を用いて取得する本認証情報取得手段と、
    前記コンテンツデータの再生指示の入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段によって再生指示の入力を受け付けた日時が、前記本認証情報取得手段によって取得された本認証情報に基づく前記有効期間内か否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記本認証情報に基づく前記有効期間内であると判断された場合、前記コンテンツデータを再生する再生手段と、
    前記判断手段によって前記本認証情報に基づく前記有効期間内でないと判断された場合、前記有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報を通信回線を用いずに取得する暫定認証情報取得手段と、
    を備え、
    前記判断手段は、前記入力手段によって再生指示の入力を受け付けた日時が、前記暫定認証情報取得手段によって取得された暫定認証情報に基づく前記有効期間内か否かを判断し、
    前記再生手段は、前記判断手段によって前記暫定認証情報に基づく前記有効期間内であると判断された場合、前記コンテンツデータを再生することを特徴とするコンテンツ再生装置。
  4. 前記暫定認証情報取得手段によって取得された前記暫定認証情報が前記コンテンツ配信装置によって送付されたものであるか否かを認証する認証手段を備え、
    前記判断手段は、前記認証手段によって前記暫定認証情報が前記コンテンツ配信装置によって送付されたものであると認証された場合、前記入力手段によって再生指示の入力を受け付けた日時が、前記暫定認証情報取得手段によって取得された暫定認証情報に基づく前記有効期間内か否かを判断することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ再生装置。
  5. コンテンツ配信装置が実行する、所定の有効期間内に再生可能なコンテンツデータを情報処理装置に配信するコンテンツ配信方法であって、
    前記コンテンツデータの配信に対する前記情報処理装置の利用者からの対価の支払い状況に関する情報を取得する支払い情報取得工程と、
    前記支払い情報取得工程で前記対価の支払いがおこなわれた旨の情報が取得された場合、前記有効期間を非暫定的に延長する本認証情報を通信回線を用いて前記情報処理装置に送付する本認証情報送付工程と、
    前記支払い情報取得工程で前記対価の支払いがおこなわれた旨の情報が取得された場合、前記有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報を、前記本認証情報の送付に先立って前記本認証情報を送付する通信回線を用いない通信手段によって前記利用者に送付する暫定認証情報送付工程と、
    を含んだことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  6. コンテンツ再生装置が実行する、所定の有効期間内に再生可能なコンテンツデータを再生するコンテンツ再生方法であって、
    前記有効期間を延長する本認証情報を前記コンテンツデータを配信するコンテンツ配信装置から通信回線を用いて取得する本認証情報取得工程と、
    前記コンテンツデータの再生指示の入力を受け付ける入力工程と、
    前記入力工程で再生指示の入力を受け付けた日時が、前記本認証情報取得工程で取得された本認証情報に基づく前記有効期間内か否かを判断する第1の判断工程と、
    前記第1の判断工程で前記本認証情報に基づく前記有効期間内であると判断された場合、前記コンテンツデータを再生する第1の再生工程と、
    前記第1の判断工程で前記本認証情報に基づく前記有効期間内でないと判断された場合、前記有効期間を暫定的に延長する暫定認証情報を通信回線を用いずに取得する暫定認証情報取得工程と、
    前記入力工程で再生指示の入力を受け付けた日時が、前記暫定認証情報取得工程で取得された暫定認証情報に基づく前記有効期間内か否かを判断する第2の判断工程と、
    前記第2の判断工程で前記暫定認証情報に基づく前記有効期間内であると判断された場合、前記コンテンツデータを再生する第2の再生工程と、
    を含んだことを特徴とするコンテンツ再生方法。
  7. 請求項5に記載のコンテンツ配信方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ配信プログラム。
  8. 請求項6に記載のコンテンツ再生方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ再生プログラム。
  9. 請求項7に記載のコンテンツ配信プログラムまたは請求項8に記載のコンテンツ再生プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
JP2008549119A 2006-12-08 2006-12-08 コンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラムおよび記録媒体 Expired - Fee Related JP5026437B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2006/324544 WO2008072284A1 (ja) 2006-12-08 2006-12-08 コンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラムおよび記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008072284A1 JPWO2008072284A1 (ja) 2010-03-25
JP5026437B2 true JP5026437B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=39511316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008549119A Expired - Fee Related JP5026437B2 (ja) 2006-12-08 2006-12-08 コンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラムおよび記録媒体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20100049540A1 (ja)
JP (1) JP5026437B2 (ja)
WO (1) WO2008072284A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100013207A (ko) * 2008-07-30 2010-02-09 삼성전자주식회사 디바이스 및 서비스 인증 방법 및 시스템
JP6102587B2 (ja) * 2013-07-10 2017-03-29 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム
JP5637323B2 (ja) * 2014-01-09 2014-12-10 株式会社リコー ライセンス管理システム、ライセンス管理方法、およびプログラム
CN107895016B (zh) * 2017-11-14 2022-02-15 百度在线网络技术(北京)有限公司 一种播放多媒体的方法和装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003108152A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Sony Communication Network Corp コンテンツ配信方法およびシステム
JP2005128810A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Sourcenext Corp コンテンツ提供システム及びコンテンツ提供方法
JP2005301295A (ja) * 1997-05-13 2005-10-27 Toshiba Corp 記録方法及び記録装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4534226B2 (ja) * 2002-12-19 2010-09-01 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション コンテンツ・データをクライアントに提供する方法
EP1519604A1 (en) * 2003-09-29 2005-03-30 Siemens Aktiengesellschaft Method for authentication of a mobile node to a wireless access network
US8255981B2 (en) * 2005-12-21 2012-08-28 At&T Intellectual Property I, L.P. System and method of authentication

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005301295A (ja) * 1997-05-13 2005-10-27 Toshiba Corp 記録方法及び記録装置
JP2003108152A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Sony Communication Network Corp コンテンツ配信方法およびシステム
JP2005128810A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Sourcenext Corp コンテンツ提供システム及びコンテンツ提供方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008072284A1 (ja) 2008-06-19
JPWO2008072284A1 (ja) 2010-03-25
US20100049540A1 (en) 2010-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2007116929A1 (ja) コンテンツ提供システム
EP1771967B1 (en) Method for providing multimedia data via communication network and playing the multimedia data
US7991862B2 (en) Content purchasing and distributing method
JP5026437B2 (ja) コンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラムおよび記録媒体
US7840491B2 (en) Method and apparatus for extending license of content in portable device
US8584249B2 (en) System for preventing unauthorized use of digital content
JP5184356B2 (ja) コンテンツ購入システム、コンテンツ購入方法、コンテンツ購入プログラムおよび記録媒体
JPWO2008059559A1 (ja) コンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ記録装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ記録方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラム、コンテンツ記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP3968246B2 (ja) コンテンツ配信システム及び方法並びにコンテンツ配信装置
JP2003115017A (ja) コンテンツ情報記録装置、課金システム及び課金方法
WO2008072285A1 (ja) コンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラムおよび記録媒体
CN113614767A (zh) 广告投放系统、信息处理设备和信息处理方法
JP4717460B2 (ja) 電子マネーシステム、および、携帯端末
JP4550606B2 (ja) 電子マネーシステム、サービス提供用サーバ、携帯端末、電子マネーサービスプログラム、および、電子マネーアプリケーションプログラム
US20130311289A1 (en) Display device, image display system, and method for displaying image
JP2007193630A (ja) コンテンツ送受信システムおよびコンテンツ送受信方法
KR101163267B1 (ko) 컨텐츠 사용 권리 관리 시스템 및 방법
WO2008012907A1 (fr) Dispositif de distribution de contenu, dispositif de reproduction de contenu, procédé de distribution de contenu, procédé de reproduction de contenu, programme de distribution de contenu, programme de reproduction de contenu, et support d'enregistrement
KR100753331B1 (ko) 디알엠 서비스 사용이 가능한 디바이스에서의 권리 객체구입 방법
JPWO2008012901A1 (ja) コンテンツ購入システム、コンテンツ購入方法、コンテンツ購入プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
KR20100048714A (ko) 컨텐츠 과금 시스템 및 방법
JP4783438B2 (ja) コンテンツ管理装置、コンテンツ配信装置、コンテンツ更新管理方法、コンテンツ配信方法、コンテンツ更新管理プログラム、コンテンツ配信プログラムおよび記録媒体
JP4660220B2 (ja) 電子マネーシステム
JP4585301B2 (ja) 車載システム及びコンテンツ配信システム
WO2008012906A1 (fr) Dispositif de distribution de contenu, dispositif de reproduction de contenu, procédé de distribution de contenu, procédé de reproduction de contenu, programme de livraison de contenu, programme de reproduction de contenu, et support d'enregistrement lisible par ordinateur

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120619

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120620

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5026437

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees