JPWO2008059559A1 - コンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ記録装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ記録方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラム、コンテンツ記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

コンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ記録装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ記録方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラム、コンテンツ記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

コンテンツを配信するコンテンツ配信装置(100)において、入力部(101)は、コンテンツの要求に関する配信要求の入力を受け付ける。特定部(102)は、入力された配信要求に基づいて、コンテンツの配信先となる配信対象装置を特定する。取得部(103)は、特定された配信対象装置におけるコンテンツの対価の支払いに関する課金情報を取得する。生成部(104)は、取得された課金情報における対価の支払いに応じた、コンテンツを視聴または聴取可能とする有効期間を認証する認証ファイルを生成する。そして、出力部(105)は、生成された認証ファイルを、配信対象装置に出力する。

Description

この発明は、所定のコンテンツの配信および再生をおこなうコンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述したコンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体には限られない。
近年では、任意の利用者が所定の契約料金を支払うことで、契約期間中に限り、利用者の再生端末などによって、所定の楽曲群の曲のダウンロードや再生をおこなうことができるサブスクリプションサービスなどと呼ばれるサービスが普及しつつある。このサブスクリプションサービスでは、利用者は、低額の契約料金であっても比較的多くの楽曲を聴取することができる。
また、これまでに、所定の期間に限定した情報の利用について、利用者が特定のネットワーク・プロバイダに接続する契約を維持している期間に対応した期間に限定して、その利用者による所定のプログラムの実行を可能にする提案がされている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
具体的に、下記特許文献1に記載の提案は、利用者の情報端末に配布するソフトウェアに対して、短期間で切れるライセンスキーを設定し、ネットワーク・プロバイダに接続することによってソフトウェアのライセンスを更新する構成としている。
特開2001−265584号公報
しかしながら、上述した技術では、特定のネットワーク・プロバイダに接続する契約を維持している期間において、ネットワーク・プロバイダが提供するプログラムを起動または実行する際には、ライセンスキーを取得したり更新したりする構成である。したがって、利用者は、契約を維持している期間であっても、ライセンスキーを取得したり更新したりする必要があり、通信回数の増加による通信負荷がかかるうえ、ライセンスキーのダウンロードに要する時間を浪費してしまうという問題が一例として挙げられる。くわえて、それぞれに固有のライセンスキーによって有効期間を管理する構成であるため、有効期間が過ぎた場合は、各コンテンツごとに、新たな有効期間の設定されたライセンスキーを取得しなければならず、有効期間の更新に手間がかかるという問題が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるコンテンツ配信装置は、コンテンツの配信先となる配信対象装置を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された配信対象装置に配信する複数のコンテンツを対象とし、少なくとも当該コンテンツを視聴または聴取可能とする有効期間または当該コンテンツを配信可能とする有効期間のうちの一の有効期間を認証する認証ファイルを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された認証ファイルを前記配信対象装置に出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかるコンテンツ再生装置は、コンテンツを再生可能なコンテンツ再生装置において、所定の有効期間において視聴または聴取可能なコンテンツ(以下、「期限付きコンテンツ」という)を記録媒体に記録する記録手段と、前記記録手段によって記録された期限付きコンテンツの再生指示の入力を受け付ける入力手段と、前記所定の有効期間を認証する認証ファイルを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された認証ファイルを用いて、前記入力手段によって再生指示の入力を受け付けた入力日時が、前記所定の有効期間内か否かを認証する認証手段と、前記認証手段によって認証された結果に基づいて、前記再生指示の入力を受け付けた前記期限付きコンテンツを再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項14の発明にかかるコンテンツ再生装置は、ダウンロードの対象となる前記コンテンツのダウンロード要求の入力を受け付ける入力手段と、前記コンテンツの配信元に対してダウンロードを可能とする有効期間を認証する認証情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された認証情報を用いて、前記入力手段によって入力されたダウンロード要求について、ダウンロードを可能とする有効期間内か否かを認証する認証手段と、前記認証手段によって認証された結果に基づいて、前記ダウンロード要求の入力を受け付けた前記コンテンツの配信要求を出力する出力手段と、前記出力手段によって配信要求が出力された結果、前記配信元から配信される前記コンテンツを受信する受信手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項15の発明にかかるコンテンツ配信方法は、コンテンツの配信先となる配信対象装置を特定する特定工程と、前記特定工程によって特定された配信対象装置に配信する複数のコンテンツを対象とし、少なくとも当該コンテンツを視聴または聴取可能とする有効期間または当該コンテンツを配信可能とする有効期間のうちの一の有効期間を認証する認証ファイルを生成する生成工程と、前記生成工程により生成された認証ファイルを前記配信対象装置に出力する出力工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項16の発明にかかるコンテンツ再生方法は、所定の有効期間において視聴または聴取可能なコンテンツ(以下、「期限付きコンテンツ」という)を記録媒体に記録する記録工程と、前記記録工程によって記録された期限付きコンテンツの再生指示の入力を受け付ける入力工程と、前記所定の有効期間を認証する認証ファイルを取得する取得工程と、前記取得工程によって取得された認証ファイルを用いて、前記入力工程によって再生指示の入力を受け付けた入力日時が、前記所定の有効期間内か否かを認証する認証工程と、前記認証工程によって認証された結果に基づいて、前記再生指示の入力を受け付けた前記期限付きコンテンツを再生する再生工程と、を含むことを特徴とする。
また請求項17の発明にかかるコンテンツ再生方法は、ダウンロードの対象となる前記コンテンツのダウンロード要求の入力を受け付ける入力工程と、前記コンテンツの配信元に対してダウンロードを可能とする有効期間を認証する認証ファイルを取得する取得工程と、前記取得工程によって取得された認証ファイルを用いて、前記入力工程によって入力されたダウンロード要求について、ダウンロードを可能とする有効期間内か否かを認証する認証工程と、前記認証工程によって認証された結果に基づいて、前記ダウンロード要求の入力を受け付けた前記コンテンツの配信要求を出力する出力工程と、前記出力工程によって配信要求が出力された結果、前記配信元から配信される前記コンテンツを受信する受信工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項18の発明にかかるコンテンツ配信プログラムは、請求項15に記載のコンテンツ配信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項19の発明にかかるコンテンツ再生プログラムは、請求項16または17に記載のコンテンツ再生方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項20の発明にかかるコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、請求項18または請求項19に記載のプログラムを記録したことを特徴とする。
図1は、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 図3−1は、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置の処理の内容を示すフローチャートである。 図3−2は、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置における認証ファイルの生成処理の内容を示すフローチャートである。 図4−1は、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置の処理の内容を示すフローチャートである。 図4−2は、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置におけるコンテンツのダウンロード処理の内容を示すフローチャートである。 図5は、本実施例にかかる楽曲配信システムの概要を示す説明図である。 図6は、本実施例にかかる楽曲配信システムの一例について説明する説明図である。 図7は、本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図8は、本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図9は、本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバの処理の内容を示すフローチャートである。 図10−1は、本実施例にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。 図10−2は、本実施例にかかるナビゲーション装置における楽曲のダウンロード処理の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
100 コンテンツ配信装置
101 入力部
102 特定部
103 取得部
104 生成部
105 出力部
200 コンテンツ再生装置
201 記録部
202 入力部
203 取得部
204 認証部
205 再生部
206 報知部
207 出力部
208 受信部
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるコンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(コンテンツ配信装置の機能的構成)
図1を用いて、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置の機能的構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図1において、コンテンツ配信装置100は、入力部101と、特定部102と、取得部103と、生成部104と、出力部105と、から構成されている。
コンテンツ配信装置100は、たとえば、サブスクリプションサービスを実施するサーバ群でもよい。サブスクリプションサービスは、たとえば、利用者が所定の契約料金を支払うことで、契約期間中に限り、利用者の再生端末などによって、所定のコンテンツ群のコンテンツのダウンロードや視聴または聴取をおこなうことができるサービスである。
なお、本明細書では、サブスクリプションサービスを利用して、コンテンツ配信装置100は、利用者に所定のコンテンツ群のコンテンツをダウンロードあるいは視聴または聴取させることとして説明するが、コンテンツ群のコンテンツの代わりに映像データや楽曲などであってもよいし、その他各種情報データであってもよい。
入力部101は、コンテンツの配信要求の入力を受け付ける。配信要求の入力は、たとえば、利用者による図示しない操作部の操作によって入力を受け付けたり、コンテンツ配信装置100と通信可能な図示しない外部の装置から通信によって入力を受け付けてもよい。
コンテンツは、たとえば、前述したサブスクリプションサービスによって所定の有効期間内に限って視聴または聴取可能となるコンテンツである。なお、ここでは所定の有効期間に限って視聴または聴取可能な構成としたが、ダウンロードが可能な期間や、視聴(あるいは聴取)、すなわち再生が可能な回数を制限する構成でもよい。
また、配信要求は、たとえば、利用者の所望するコンテンツを特定する特定情報や、利用者が所望するコンテンツを配信する配信先となる配信対象装置を特定する特定情報を含んでいてもよい。
ここで、具体的には、たとえば、コンテンツを特定する特定情報は、コンテンツのタイトル名称や著作者名などのメタデータ、著作権ナンバーなどのコンテンツID(IDentifier)、サブスクリプションサービスにおける識別ナンバーなどであってもよい。
特定部102は、入力部101によって入力された配信要求に基づいて、コンテンツの配信先となる配信対象装置を特定する。配信対象装置は、たとえば、利用者との間の契約によって、再生端末が複数登録されている場合、コンテンツの配信を所望する装置である。したがって、配信対象装置は、入力部101によって配信要求を受け付けた装置とは異なる装置でもよい。
取得部103は、特定部102によって特定された配信対象装置におけるコンテンツの対価の支払いに関する課金情報を取得する。課金情報は、たとえば、サブスクリプションサービスに対して利用者が事業者に支払った所定の契約料金に関する情報である。また、取得部103は、課金情報の取得とともに、特定された配信対象装置に認証ファイルが存在するか否かを確認する。認証ファイルの確認は、たとえば、特定部102によって特定された配信対象装置からのコンテンツの配信要求に応じておこなわれる。
具体的には、たとえば、課金情報は、月額料金や年額料金などの支払い情報や、契約期間などの情報である。また、取得部103は、特定部102によって特定された配信対象装置におけるコンテンツの対価の支払いに関する新たな課金情報を取得することとしてもよい。新たな課金情報は、サブスクリプションサービスに対して利用者が事業者に新たに支払った所定の契約料金に関する情報であり、契約期間中に新たに支払われた月額料金や、年額料金などの支払い情報や、再契約に対する支払いの情報である。
生成部104は、取得部103によって取得された課金情報における対価の支払いに応じた、コンテンツを視聴または聴取可能とする、あるいは、コンテンツをダウンロード可能とする有効期間を認証する認証情報を生成する。この対価の支払いに応じた、とは、たとえば、決められた支払い期限内に対価の支払いがなかった場合に、たとえ、コンテンツを視聴または聴取する有効期間やコンテンツをダウンロード可能とする有効期間が存続していたとしても、その視聴または聴取、ダウンロードを認証情報によりおこなわせないようにすることを意味する。なお、有効期間は、たとえば、サブスクリプションサービスの契約継続期間であり、コンテンツに対する配信および視聴または聴取の契約終了日の情報でもよい。また、有効期間は、コンテンツに対する配信および視聴または聴取の契約開始日の情報を含んでいてもよい。
認証情報は、たとえば、配信対象装置などの再生端末によってコンテンツが再生される場合や配信対象装置などの再生端末がコンテンツ配信装置からコンテンツをダウンロードする際に参照されて、有効期間内の再生(視聴または聴取)か否か、または有効期間内のダウンロードか否か、を認証するための情報である。なお、この認証情報は、ダウンロード可能なすべてのコンテンツに共通な認証情報としてファイル化され、認証ファイルとして生成される。具体的には、たとえば、認証ファイルは、サブスプリクションサービスの契約期間がコンテンツの視聴または聴取可能な有効期間、または、ダウンロード可能な有効期間として行われるサービスである場合に、個々のコンテンツに対して割り当てられる有効期間として認証情報を生成するのではなく、複数のコンテンツ(すべてのコンテンツまたは、グループ単位でのコンテンツ)に対して割り当てられる共通の有効期間としての認証情報を一つの認証ファイルとして生成する。
この認証ファイルを生成するタイミングは、サブスクリクションサービスの契約締結時であり、また、生成された認証ファイルを更新するタイミングは、その締結された契約を更新する時である。すなわち、契約締結してから更新するまでの間は生成された認証ファイルは更新されることなく、取得された課金情報における対価の支払いに応じた認証ファイルの認証がおこなわれ、コンテンツの視聴または聴取の規制、または、コンテンツのダウンロードの規制がおこなわれる。
具体的には、たとえば、認証ファイルの生成は、契約期間はその締結日から1年であるが、コンテンツに対する対価の支払いが月単位である場合、コンテンツの視聴または聴取可能な有効期間、またはコンテンツのダウンロード可能な有効期間を1年とし、課金情報における対価の支払い期限を1ヶ月として生成される。そして、その契約期間中にコンテンツのダウンロードやコンテンツの視聴または聴取がおこなわれ、課金情報における対価の支払いがその支払期限までになされれば、認証ファイルに格納された認証情報は書き換えられることなく維持されるが、その支払期限を過ぎても当該支払いが滞っている場合には、認証ファイルにおける有効期間を無効とし、コンテンツのダウンロードや、視聴または聴取を規制する。
また、コンテンツに対する対価の支払い期限が契約期間と同じである場合には、課金情報における対価の支払い期限を1年としての認証ファイルが生成される。そして、その契約期間中にコンテンツのダウンロードやコンテンツの視聴または聴取がおこなわれ、その契約期間の終了前、すなわちコンテンツに対する対価の支払期限の終了前に当該対価の支払いがなされれば、契約期間とともにコンテンツの視聴または聴取可能な有効期間、または、ダウンロード可能な有効期間が更新された認証ファイルがあらたに生成され、コンテンツの視聴または聴取、ならびにコンテンツのダウンロードが継続して可能となる構成である。
なお、認証情報は、たとえば、配信対象装置およびコンテンツを認証する情報を含む構成でもよく、コンテンツの再生の際、サブスクリプションサービスの契約に応じた配信対象装置か、サブスクリプションサービスの契約に応じて視聴または聴取可能なコンテンツであるかなどを認証するための情報でもよい。また、認証情報は、サブスプリクションサービスの契約に応じてコンテンツの視聴または聴取、ならびにダウンロードに対する対価の支払い期限を認証するための情報であってもよい。原則、コンテンツの聴取または視聴、ならびにダウンロードは、認証情報における各々の有効期間によって規制されるが、たとえば、コンテンツ配信装置からの課金情報を取得し、その課金情報と認証情報における支払い期限との認証により、視聴または聴取、ならびにダウンロードを規制(有効期間の無効化)することとなる。
なお、新たな認証情報の生成(書き換え)は、サブスクリプションサービスの契約更新時におこなう。すなわち、取得部103は、課金情報のみならず、配信対象装置におけるサブスクリプションサービスの契約情報の更新情報を取得し、その情報が取得された場合には、配信対象装置にすでに記録されている認証ファイルを取得して、契約更新内容に応じた有効期間を含む新たな認証情報に書き換える構成でもよい。この場合、個々のコンテンツに割り当てられた認証情報の各々を書き換えるのではなく、すべてのコンテンツに割り当てられる共通の認証情報をファイル化した一つの認証ファイル、または、グループ単位でのコンテンツに割り当てられる共通の認証情報をファイル化したグループ単位での認証ファイルを書き換える。よって、通信情報量の低減から通信負荷の低減が図られ、さらに、認証ファイル自体の書き換えをおこなうことにより書き換え作業時間の短縮など作業の効率化が図られることとなる。
また、この認証情報の生成(書き換え)は、上記したように複数のコンテンツを一つのグループとして、当該グループに対しておこなうようにしてもよい。すなわち、配信対象装置にダウンロード済のコンテンツに対し、たとえば、コンテンツの属するレーベル、レコード会社、アーティストなどの分類ごとにグループ分けし、それらグループごとの各コンテンツに対し共通の認証情報を格納した認証ファイルを生成する。これは、配信対象装置にダウンロード済のコンテンツに限ることなく、複数のコンテンツを新規に送信する場合にも同様である。そして、サブスプリクションサービスの契約時、または契約更新時の更新情報や新たな課金情報に応じてグループごとの認証情報を生成す(書き換え)る構成でもよい。
出力部105は、生成部104によって生成された認証情報を格納した認証ファイルを、コンテンツと関連づけて配信対象装置に出力する。また、出力部105は、生成部104によって新たな認証情報を格納した認証ファイルが生成された場合、生成された新たな認証ファイルを、コンテンツと関連づけて配信対象装置に出力することとしてもよい。
具体的には、たとえば、出力部105は、認証ファイルを配信するコンテンツと関連づけて配信対象装置に出力することとしてもよい。なお、この「関連づけて」とは、認証ファイルとコンテンツとを紐付けて送信することを意味する。すなわち、契約締結時に複数のコンテンツを新規に送信する場合には、生成された認証ファイルとコンテンツとを紐つけて一緒に送信すること、また、複数のコンテンツのみを認証ファイルとは別に先に配信対象装置にダウンロードして、その後ダウンロード済の複数のコンテンツの認証ファイルであることを示す識別フラグなどを付加して、認証ファイルのみを送信すること、ならびに既に認証ファイルが記録済の状態において、新規にコンテンツをダウンロードする場合に、記録済の認証ファイルにおける認証情報に対して新規にダウンロードされるコンテンツを紐つけるための識別フラグなどを当該コンテンツに付加して、送信すること、を意味する。
(コンテンツ再生装置の機能的構成)
つづいて、図2を用いて、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置の機能的構成について説明する。図2は、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図2において、コンテンツ再生装置200は、記録部201と、入力部202と、取得部203と、認証部204と、再生部205と、報知部206と、出力部207と、受信部208と、から構成されている。
コンテンツ再生装置200は、たとえば、サブスクリプションサービスを用いて、所定の有効期間において視聴または聴取可能なコンテンツ(以下、「期限付きコンテンツ」という)を再生可能とする、または、所定の有効期間においてコンテンツをダウンロード可能とすることとしてもよい。所定の有効期間においてダウンロード可能なコンテンツは、たとえば、期限付きコンテンツなどでもよい。
サブスクリプションサービスは、たとえば、利用者が所定の契約料金を支払うことで、契約期間中に限り、利用者の再生端末などによって、所定のコンテンツ群のコンテンツのダウンロードや視聴または聴取をおこなうことができるサービスである。なお、視聴または聴取可能な有効期間とダウンロード可能な有効期間とを同じ期間としてもよく、異なる期間としてもよい。異なる期間とする場合には、たとえば、コンテンツの視聴または聴取可能な有効期間を契約期間より若干長い期間とし、コンテンツのダウンロード可能な有効期間を契約期間とするようにしてもよい。このようにすることで、たとえば、契約期間(コンテンツのダウンロード可能な有効期間)が終了する直前でダウンロードしたコンテンツを、その期間が終了した後もある期間は視聴または聴取を可能とするというサービスを構築することができる。なお、そのある期間において、契約更新する意思があるか、がコンテンツ配信装置100から告知され、契約期間が更新された場合には、新たな認証情報を格納した認証ファイルがコンテンツ配信装置100から送信される。
なお、本明細書では、サブスクリプションサービスを利用して、コンテンツ再生装置200は、所定のコンテンツ群のコンテンツをダウンロードあるいは再生することとして説明するが、コンテンツ群のコンテンツの代わりに映像データや楽曲などであってもよいし、その他各種情報データであってもよい。
記録部201は、所定の有効期間において視聴または聴取可能な期限付きコンテンツを図示しない記録媒体に記録する。期限付きコンテンツの記録は、たとえば、複数記録する構成でもよい。また、コンテンツ配信装置から送信された認証ファイルを記録する。
入力部202は、記録部201によって記録された期限付きコンテンツの再生指示の入力やコンテンツのダウンロード要求の入力を受け付ける。再生指示やダウンロード要求は、たとえば、利用者によって、図示しない操作部から入力される構成でもよく、図示しない記録媒体に記録された複数の期限付きコンテンツの中から選択可能としてもよい。
取得部203は、所定の有効期間を認証する認証情報を格納した認証ファイルを取得する。認証ファイルに格納される認証情報は、たとえば、後述する再生部205によって再生する対象となる期限付きコンテンツが再生される場合や未だダウンロードされていないコンテンツをダウンロードする際に参照され、有効期間内の再生(視聴または聴取)または有効期間内のダウンロードか否かを認証するための情報である。
取得部203によって取得された認証ファイルに格納される認証情報には、ダウンロード可能期間も含まれるようにしてもよい。たとえば、期限付きコンテンツの視聴または聴取可能な有効期間の終わりの日が月末までであった場合には、対応つけて記録される認証ファイルにはその終わりの日が含まれるが、その他に未ダウンロードのコンテンツのダウンロード有効期間の終わりの日が、たとえば、月末、または、月末から終日前までと含まれている。月末から終日前までにするとは、ダウンロードしたコンテンツが聴取または視聴できない、という事態を防止するためのサービスである。コンテンツの聴取または視聴可能な有効期間とダウンロード可能な有効期間とが同じ月末であった場合に、その月末にダウンロードしたあたらなコンテンツが視聴または聴取できないか、または、極めて少ない回数しか聴取または視聴ができないことが想定される。そこで、ダウンロード可能な有効期間を聴取または視聴可能な有効期間より短く設定し、上記したあらたなコンテンツの視聴または聴取する期間を確保するというサービスを構築することができる。
また、認証情報は、たとえば、自装置および期限付きコンテンツを認証する情報を含む構成でもよく、期限付きコンテンツの再生の際、自装置がサブスクリプションサービスの契約に応じた装置か、入力部202によって再生指示を受け付けた期限付きコンテンツであるかなどを認証するための情報であってもよい。
また、取得部203は、たとえば、図示しない記録媒体に記録済の認証ファイルから認証情報を取得する構成でもよい。具体的には、たとえば、取得部203は、入力部202によって再生指示やダウンロード要求の入力を受け付けると、入力された再生指示における期限付きコンテンツの認証情報、ダウンロード要求が入力された場合にはその入力があった時点で最新の記録された認証情報を認証ファイルから取得することとなる。
また、取得部203は、たとえば、認証情報を格納した認証ファイルが記録済でなければ、期限付きコンテンツを配信するサブスクリプションサービスにおける有効期間を管理するサーバなどから認証ファイルを取得することとしてもよい。すなわち、取得部203は、再生指示が入力されると、期限付きコンテンツの認証をおこなうため、認証ファイルが記録済でなければ、最新の認証情報を格納した認証ファイルを取得することとしてもよい。
認証部204は、取得部203によって取得された認証ファイルに格納された認証情報を用いて、入力部202によって再生指示やダウンロード要求の入力を受け付けた入力日時が、所定の有効期間内か否かを認証する。また、認証部204は、たとえば、認証ファイルに格納された認証情報を用いて、自装置がサブスクリプションサービスの契約に応じた装置か、入力部202によって再生指示を受け付けた期限付きコンテンツであるか、ダウンロード要求を受けたコンテンツが未ダウンロードのコンテンツかなどを認証してもよい。
再生部205は、認証部204によって認証された結果に基づいて、再生指示の入力を受け付けた期限付きコンテンツを再生する。具体的には、たとえば、再生部205は、入力部202によって再生指示を受け付けた日時が、記録された認証情報に設定されている所定の有効期間内であれば再生を実行し、有効期間内でなければ再生を実行しない。
また、再生部205は、期限付きコンテンツの再生指示を受け付けた時点から期限付きコンテンツの再生を開始し、その後、再生指示を受け付けた日時が、所定の有効期間内ではない場合、再生を停止することとしてもよい。すなわち、再生と有効期間の確認処理を平行しておこなうこととしてもよい。
これは、コンテンツの再生前に有効期間の確認処理をおこなった場合、再生指示を受け付けてからしばらくの間再生せずに、有効期間内の再生指示をおこなった利用者に対して余計なストレスを与えることを防ぐ効果がある。くわえて、有効期間内ではない場合、再生を停止するため、有効期間外に再生指示をおこなっても、コンテンツをすべて視聴または聴取することはできないため、不正な(有効期間外の)コンテンツの視聴または聴取を防ぐことができる。
また、再生指示を受け付けてから毎回有効期間の確認をおこなって、有効期間内ではない場合、再生を停止すると、毎回少しのコンテンツが視聴または聴取できることとなる。このことを防ぐため、再生履歴を保存して、前回の再生履歴で有効期間内であったら上記のように再生と有効期間の確認処理を平行しておこない、前回の再生履歴が有効期間外であったら、有効期間の確認処理をおこなってから再生することとしてもよい。
報知部206は、認証部204によって、入力日時が有効期間内でないと認証された場合、利用者に対して期限付きコンテンツの対価の支払いに関する報知をおこなう。具体的には、たとえば、報知部206は、対価の支払いを促したり、サブスクリプションサービスの継続の可否を問うものであってもよい。
また、出力部207は、認証部204によって認証された結果に基づいて、ダウンロード要求の入力を受け付けたコンテンツの配信要求を、コンテンツの配信元に対して出力する。具体的には、たとえば、配信要求は、通信によるダウンロード要求をコンテンツ配信装置に対し送信することとしてもよい。この場合のコンテンツは、未ダウンロードのコンテンツであり、このダウンロード要求を受けたコンテンツ配信装置側では、その未ダウンロードのコンテンツを送信する。
そして、受信部208は、出力部207によって配信要求が出力された結果、配信元から配信されるコンテンツを受信する。受信部208によって受信されたコンテンツを記録部201にて記録媒体に記録することとなる。その際、既に記録済の認証ファイルに格納されている認証情報を、その新たにダウンロードされたコンテンツに対しても紐つける。
(コンテンツ配信装置の処理の内容)
つぎに、図3−1を用いて、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置100の処理の内容について説明する。図3−1は、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置のコンテンツ配信処理の内容を示すフローチャートである。図3−1のフローチャートにおいて、まず、入力部101によって、配信する対象となるコンテンツの要求に関する配信要求の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS301)。
ステップS301において、配信要求の入力を受け付けるのを待って、受け付けた場合(ステップS301:Yes)は、特定部102によって、ステップS301において入力された配信要求に基づいて、コンテンツの配信先となる配信対象装置を特定する(ステップS302)。
つぎに、取得部103によって、ステップS302において特定された配信対象装置における最新の認証ファイルについて確認をおこなう(ステップS303)。最新の認証ファイルの確認は、特定された配信対象装置に最新の認証ファイルが送信されているか否かを確認することとしてもよく、認証ファイルの送信履歴によって確認したり、配信対象装置に問い合わせて確認したりしてもよい。
具体的には、たとえば、最新の認証ファイルが特定された配信対象装置に送信されているか否かの確認は、たとえば、コンテンツの配信要求を受け付ける以前に、特定された配信対象装置に対する認証ファイルを生成した、または送信した際の生成日時や送信日時などの情報を当該配信対象装置に対応つけて管理し、特定された配信対象装置に対する当該情報を参照することで当該送信されているか否かを確認することができる。また認証ファイルを配信対象装置に送信する際に通信障害などにより送信できなかったことを想定し、特定された配信対象装置に直接アクセスして認証ファイルの有無の状況を確認するようにしてもよい。なお、認証ファイルが特定された配信対象装置に存在しなかった場合には、生成部104にて認証ファイルを生成する。
そして、取得部103によって、配信対象装置に対して、最新の認証ファイルが送信されている(配信対象装置に最新の認証ファイルが存在している)ことが確認されると、出力部105は、配信要求されたコンテンツを出力して(ステップS304)、一連の処理を終了する。なお、この出力に際し、既に配信対象装置に記録済である認証ファイルに格納された認証情報に紐つけるべく配信するコンテンツに識別フラグなどを付加して配信することとしてもよく、認証ファイルが特定された配信対象装置に存在せず、あらたに認証ファイルを生成した場合には、配信要求されたコンテンツに関連付けて当該生成された認証ファイルを配信するようにしてもよい。
ここで、図3−2を用いて、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置100における認証ファイルの生成処理について説明する。図3−2は、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置における認証ファイルの生成処理の内容を示すフローチャートである。図3−2のフローチャートにおいて、まず、取得部103によって、配信対象装置における課金情報を取得する(ステップS351)。課金情報は、たとえば、図3−1に示したステップS301においてコンテンツの配信要求をおこなった配信対象装置における情報でもよく、認証ファイルの送信履歴から取得したり、配信対象装置に問い合わせて取得したりしてもよい。
つぎに、生成部104によって、ステップS351において取得された課金情報に基づいて、認証ファイルを生成するか否かを判断する(ステップS352)。認証ファイルの生成に関する判断は、たとえば、配信対象装置の課金情報によって、対価の支払いがなく、契約期間が経過している場合は、認証ファイルを生成しないこととする。換言すれば、契約期間終了後に契約の更新がなされていない場合には認証ファイルを生成しない。また、対価の支払いがなくても契約期間が残存する場合は、契約期間までを有効期間とした認証ファイルを生成することとする。
また、認証ファイルの生成に関する判断は、対価の支払いがあり、契約期間が残存している場合は、認証ファイルを生成しないこととする。換言すれば、有効期間が残存しているため認証ファイルを生成しなくてもよい。また、対価の支払いがあっても、契約期間が残存していない場合は、認証ファイルを生成することとする。換言すれば、契約期間が切れていても更新手続きがなされている場合には認証ファイルを生成することとする。なお、ここでは、対価の支払いがあり、契約期間が残存している場合は、認証ファイルを生成しないとしたが、たとえば、契約期間の残存期間が所定期間を下回ったら対価の支払いによって新たな更新ファイルを生成と更新を認めることとしてもよいし、対価の支払いにより契約期間が更新された場合にその時点以降には新たな更新ファイルを生成と更新を認めることとしてもよい。
ステップS352において、認証ファイルを生成すると判断された場合(ステップS352:Yes)は、生成部104によって、認証ファイルを生成する。また、ステップS352において、認証ファイルを生成しないと判断された場合(ステップS352:No)は、そのまま一連の処理を終了する。
そして、出力部105によって、ステップS353において生成された認証ファイルを送信して(ステップS354)、一連の処理を終了する。
なお、図3−2のフローチャートでは説明を省略したが、配信対象装置に存在する認証ファイルについて、直接アクセスして最新の認証ファイルを書き換えることとしてもよい。
(コンテンツ再生装置の処理の内容)
つづいて、図4−1を用いて、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置200の処理の内容について説明する。図4−1は、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置の処理の内容を示すフローチャートである。図4−1のフローチャートにおいて、まず、記録部201によって図示しない記録媒体に期限付きコンテンツが記録されているか否かを判断する(ステップS401)。
ステップS401において、期限付きコンテンツが記録されるのを待って、記録されている場合(ステップS401:Yes)は、入力部202によって、ステップS401において記録されている期限付きコンテンツの再生指示の入力を受け付ける(ステップS402)。
再生指示の入力は、たとえば、あらかじめ図示しない記録媒体に記録されている期限付きコンテンツの中から、利用者によって選択されることによっておこなわれる構成でもよい。また、図4−1のフローチャートでは、ステップS401およびステップS402において、期限付きコンテンツが記録されている場合に再生指示の入力を受け付ける構成としたが、逆の順序でもよい。具体的には、たとえば、再生指示の入力を受け付けてから、入力された再生指示によって指定される期限付きコンテンツが記録されているか否かを判断することとしてもよい。その場合、期限付きコンテンツが記録されていなければ、期限付きコンテンツの配信元に対して配信要求をおこなうこととしてもよい。
つぎに、取得部203によって、ステップS402において再生指示を受け付けた期限付きコンテンツの所定の有効期間を認証する認証情報を取得する(ステップS403)。認証情報の取得は、たとえば、図示しない記録媒体に記録済の認証ファイルから認証情報を取得(または参照)することとしてもよく、期限付きコンテンツに対して最新の認証情報を格納した認証ファイルをコンテンツ配信装置から取得することとしてもよい。
そして、認証部204によって、ステップS403において取得された認証情報を用いて、有効期間を認証する(ステップS404)。有効期間の認証は、たとえば、ステップS403において再生指示の入力を受け付けた入力日時と、有効期間とを比較することによっておこなう構成でもよい。
その後、再生部205によって、ステップS404において認証された結果に基づいて、再生指示の入力を受け付けた期限付きコンテンツを再生し(ステップS405)、一連の処理を終了する。
なお、図4−1のフローチャートでは説明を省略したが、ステップS404において、入力日時が有効期間内でないと認証された場合、報知部206によって、利用者に対して期限付きコンテンツの対価の支払いに関する報知をおこなうこととしてもよい。
つづいて、図4−2を用いて、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置200におけるコンテンツのダウンロード処理の内容について説明する。図4−2は、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置におけるコンテンツのダウンロード処理の内容を示すフローチャートである。図4−2のフローチャートにおいて、まず、入力部202によって、ダウンロードの対象となるコンテンツのダウンロード要求の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS451)。ダウンロード要求するコンテンツは、たとえば、所定の有効期間について視聴または聴取可能な期限付きコンテンツである。
ステップS451において、コンテンツのダウンロード要求の入力を受け付けるのを待って、受け付けた場合(ステップS451:Yes)は、取得部203によって、ステップS451においてダウンロード要求されたコンテンツの配信元に対してダウンロードを可能とするダウンロード有効期間を認証する認証情報を取得する(ステップS452)。認証情報の取得は、たとえば、図示しない記録媒体に記録済の認証ファイルから認証情報を取得(または参照)することとしてもよく、最新の認証情報をコンテンツ配信装置から取得することとしてもよい。
つぎに、認証部204によって、ステップS452において取得された認証情報を用いて、ステップS451において入力されたダウンロード要求について、有効期間を認証する(ステップS453)。
そして、ステップS453において認証された結果に基づいて、ステップS451においてダウンロード要求されたコンテンツをダウンロードし(ステップS454)、一連の処理を終了する。コンテンツのダウンロードは、たとえば、出力部207によって、ダウンロード要求を受け付けたコンテンツの配信要求を、コンテンツの配信元に対しておこない、受信部208によって、配信要求の結果配信されるコンテンツを受信するとともに、受信したコンテンツを記録部201によって記録することとしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体によれば、サブスクリプションサービスの契約に応じた課金情報における対価の支払いにしたがって設定された有効期間にコンテンツが視聴または聴取可能、ならびにダウンロード可能となる。また、その有効期間に関わる認証情報を複数のコンテンツに共通な認証情報としてファイル化して管理するため、課金情報における対価の支払いが滞った場合の有効期間の書き換え、や認証情報を更新する場合の有効期間の書き換え、や認証情報を新たに生成する場合など、認証情報の書き換え(生成)に対する作業の効率化が図られる。
また、課金情報の対価の支払いに応じて有効期間を認証する認証情報を書き換える構成である。したがって、有効期間が切れてもあらたに対価を支払うと新たな認証情報を記録済の認証ファイルに対して書き換えることとなり、利用者は、対価を支払うだけで、継続して、期限付きコンテンツをダウンロードして、視聴または聴取することができる。また、それとは逆に、有効期間中であっても対価を支払うことなくコンテンツを視聴または聴取、ならびにダウンロードしようとする場合には当該有効期間を書き換えることによりコンテンツの不正は視聴または聴取、ならびにダウンロードを防止することができる。
また、本実施の形態のコンテンツ再生装置によれば、認証情報を用いて認証をおこなうことにより、再生指示の入力を受け付けた日時が、所定の有効期間内の場合、期限付きコンテンツを再生することができる。これによって、利用者は、期限付きコンテンツを有効期間内で何度も視聴または聴取することができる。さらに、記録媒体に記録された最新の認証情報を用いて認証をおこなうため、既に期限付きコンテンツが記録済であれば、新たに期限付きコンテンツをダウンロードしなくてもよく、通信負荷を軽減させつつ、期限付きコンテンツの視聴または聴取をおこなうことができる。
また、再生指示の入力を受け付けた時点より期限付きコンテンツの再生を開始し、その後再生指示を受け付けた日時が、所定の有効期間内ではない場合、期限付きコンテンツの再生を停止することができる。したがって、利用者は、期限付きコンテンツの有効期間内か否かを判断する時間を待たずに、期限付きコンテンツを視聴または聴取することができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、たとえば、サブスクリプションサービスを提供するサブスクリプションサービスサーバによって、本発明のコンテンツ配信装置を実施し、車両(四輪車、二輪車を含む)などの移動体に搭載されるナビゲーション装置によって、本発明のコンテンツ再生装置を実施した場合の一例について説明する。
(システムの概要)
まず、図5を用いて、本実施例にかかるコンテンツの配信の一例として楽曲を配信する楽曲配信システムの概要について説明する。図5は、本実施例にかかる楽曲配信システムの概要を示す説明図である。
図5において、楽曲配信システム500は、サブスクリプションサービスサーバ501と、ナビゲーション装置502と、から構成されている。サブスクリプションサービスサーバ501と、ナビゲーション装置502とは、それぞれインターネット510を介して接続されている。なお、本実施例では、利用者550が所有する端末として、ナビゲーション装置502を挙げているが、その他PCや音楽プレイヤーなどコンテンツを再生可能な再生端末であってもよく、それぞれ同一の利用者550が所有していることとする。
なお、ナビゲーション装置502と、その他PCなど再生端末は、同一の利用者550の所有でなくてもよく、その場合、それぞれが友人や家族など利用者550によって把握可能な所有としてもよい。なお、サブスクリプションサービスによって提供される楽曲は暗号などで保護されており、再生端末は、たとえば、有効期間に準拠する仕組みを有する構成であればよい。
サブスクリプションサービスサーバ501は、利用者550との間における、所定の楽曲の配信に関する契約に基づいて、利用者550の所有するナビゲーション装置502へ楽曲を配信する。
具体的には、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501によって、利用者550は、利用者550との間の契約に応じて登録されたナビゲーション装置502などの所定の再生端末を通じて、契約した期間に応じて、サブスクリプションサービスサーバ501が用意する楽曲群の楽曲から、好きな楽曲を好きなだけダウンロードあるいは再生して、聴取することができる。
より具体的には、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501は、楽曲データを保管管理するコンテンツサーバや、利用者550の端末認証と、楽曲の有効期間を設定管理する認証サーバや、利用者550との間における契約情報と課金情報を管理する課金サーバなどからなるサーバ群から構成されていてもよい。サーバ群は、たとえば、3つでなくてもよく、コンテンツサーバ、認証サーバ、課金サーバのうちいずれか一つ以上の機能を有するサーバからなり、すべての機能を実現できる構成であればよい。
ここで、サブスクリプションサービスサーバ501による楽曲の配信の概要について説明する。サブスクリプションサービスサーバ501は、利用者550との間の契約に応じて登録されたナビゲーション装置502などの所定の再生端末から、楽曲のダウンロードの要求を受け付けると、認証サーバの機能によって、有効な契約がされた利用者550であるか否か認証をおこなう。この認証は、たとえば、後述する認証ファイルを参照しておこなってもよく、認証ファイルをサブスクリプションサービスサーバ501でも記録しておく構成であってもよい。
さらに、サブスクリプションサービスサーバ501は、課金サーバの機能によって管理された利用者550の契約情報に応じて、コンテンツサーバの機能によって保管管理された楽曲群から配信する楽曲を設定する。具体的には、たとえば、配信する楽曲は、ナビゲーション装置502から要求された楽曲について、契約情報や課金情報に応じた有効期間を認証するための認証ファイルとともに配信することとなる。認証ファイルには、有効期間の代わりに又は加えて、許可する再生回数を書き込んで配信してもよい。
また、認証ファイルは、たとえば、再生端末であるナビゲーション装置502および配信対象である楽曲を認証する情報を含む構成でもよく、楽曲の再生の際、サブスクリプションサービスの契約に応じたナビゲーション装置502か、サブスクリプションサービスの契約に応じて聴取可能な楽曲であるかなどを認証するための情報であってもよい。このような認証情報によって認証すれば、利用者550は、厳格かつ適切なサブスクリプションサービスの提供を受けることができる。
また、認証ファイルは、利用者550における課金情報に応じて新たに生成されることとしてもよい。その場合、楽曲は所定の再生端末に配信済であり、新たに生成した認証ファイルをナビゲーション装置502などの利用者550の再生端末に配信するだけでよい。
具体的には、たとえば、認証ファイルの生成は、利用者550との間の最初の契約時や更新契約時(新たな課金処理時)などに契約情報や課金情報に応じた有効期間を認証するための情報として生成し、生成した認証情報を利用者550の再生端末に配信する楽曲と関連づけて配信することとしてもよい。その場合、再生端末では、記録媒体に記録されている認証ファイルを、配信された認証ファイルに差し替えることとなる。このようにすれば、再生端末では、常に最新の認証ファイルが記録されていることとなる。
すなわち、サブスクリプションサービスサーバ501は、サブスクリプションサービスにおける最初の契約時に楽曲を配信すれば、その後、認証ファイルを配信するだけで適切なサブスクリプションサービスを提供することができる。したがって、通信負荷を低減させることも可能となる。
また、認証ファイルの生成は、認証ファイルが利用者550の再生端末に認証情報が格納してある場合に、再生端末から認証ファイルを取得して、取得した認証ファイルを書き換えることとしてもよい。そして、書き換えた認証ファイルを再生端末に配信する構成となる。このようにすれば、ナビゲーション装置502によって認証ファイルを差し替える必要がなくなるため、ナビゲーション装置502における処理の簡略化を図ることができる。さらに、ナビゲーション装置502で、認証ファイルの差し替えや書き換えなどをできない構成とすれば、認証ファイルをサブスクリプションサービスサーバ501で管理することとなり、有効期間外における楽曲の不正な視聴または聴取を防止することができる。
また、認証ファイルの生成は、たとえば、認証ファイルが利用者550の再生端末に認証情報が格納してある場合に、サブスクリプションサービスサーバ501によって再生端末の認証ファイルに直接アクセスして、契約情報や課金情報に応じた認証ファイルを書き込むこととしてもよい。このようにすれば、認証ファイルの通信をおこなわなくても、ナビゲーション装置502に最新の認証ファイルが記録されていることとなる。さらに、ナビゲーション装置502で、認証ファイルの差し替えや書き換えなどをできない構成とすれば、認証ファイルをサブスクリプションサービスサーバ501で管理することとなり、有効期間外における楽曲の不正な視聴または聴取を防止することができる。
ここで、有効期間は、たとえば、利用者550の支払い状況に応じて設定され、配信の終了日のみならず、開始日と終了日をあわせた情報であってもよい。また、配信の期日の代わりに、配信可能(ダウンロード可能)な期日や再生可能な期日を設定してもよい。さらに、それらを兼ねた配信再生可能な期日(配信可能な期日と再生可能な期日とが同等)を設定してもよく、再生の可否に関する情報でもよい。
このような有効期間によって、たとえば、配信再生可能な期日を設定すると、再生端末自身が認証ファイルを参照することにより再生不可であればダウンロード不可と認識することができ、ダウンロードしてみなければわからない、という事態を避けることができる。また、配信可能な期日と再生可能な期日とを別々に設定することにより、支払い期日を多少超過してダウンロード不可という状態に陥ったとしても、再生を許容するというサービスを構築することができる。
なお、このダウンロード可能な期日は、すべての認証情報に対し共通な情報であってもよく、認証ファイルの書き換えや認証ファイルの生成の都度に新たなダウンロード有効期間が含まれる場合には既に記録済の全ての認証ファイルに含まれるダウロード有効期間をその新たな有効期間に書き換えるようにしてもよい。
また、たとえば、ナビゲーション装置502によるインターネット510などのネットワークを介したサブスクリプションサービスサーバ501への接続が不安定な場合、サブスクリプションサービスサーバ501から利用者550が所有するPCなどへ一旦楽曲や認証ファイルを配信し、その後、PCから同一の利用者550が所有するナビゲーション装置502へ転送してもよいし、接続が安定となるまで楽曲や認証ファイルをサブスクリプションサービスサーバ501で保持しておくこととしてもよい。
ナビゲーション装置502は、車両など移動体に搭載されており、車両の経路誘導などをおこなう他に、記録媒体に記録されたコンテンツや、通信機能によって取得されたコンテンツの再生をおこなう。
具体的には、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501によって配信される楽曲の聴取をおこなうことができる。楽曲の配信は通信機能を利用しておこなってもよいし、記録媒体に記録し郵送などで配布してもよい。また、配信される楽曲は、たとえば、ダウンロード方式によって所定の記録媒体に記録されており、再生の際にナビゲーション装置502によって聴取可能な有効期間を認証ファイルによって認証される。
より具体的には、たとえば、ナビゲーション装置502は、所定の楽曲の配信に関する契約をおこなった利用者550が所有しており、図示しない表示部や音声出力部などによって利用可能な楽曲のリストや情報を参照する機能を有している。そして、図示しない操作部などによって、利用者550から聴取したい楽曲の選択を受け付けて、ダウンロードと、ダウンロード済の楽曲の再生をおこなうことができる。また、ダウンロード中に同時再生ができてもよい。
再生する楽曲は、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501から1曲あるいは複数曲ダウンロードすることとしてもよい。ダウンロードされた楽曲は、契約に応じた有効期間に限って聴取可能な曲でもよい。
具体的には、たとえば、楽曲の再生は、楽曲に関連づけられた認証ファイルを参照して、再生指示を受けた楽曲が有効期間内である場合に実行されることとなる。認証ファイルは、たとえば、サブスクリプションサービスによって最初の契約時に楽曲に関連づけられて取得し、所定の記録媒体に記録する。また、再生指示を受け付けた楽曲が有効期間内でない場合には楽曲自体に再生を拒否するプログラムが付加されていてもよい。
また、契約の更新や延長時にサブスクリプションサービスサーバ501によって書き換えられたり、サブスクリプションサービスサーバ501から配信された認証ファイルと差し替えて、常に最新の認証ファイルが記録されている。換言すれば、利用者550は、ナビゲーション装置502によって、最新の契約の延長や更新などに対応した有効期間に応じて楽曲を聴取することができる。なお、契約の延長や更新などについては図6を用いて後述する。
また、再生する楽曲は、サブスクリプションサービスサーバ501からダウンロードされていない楽曲でもよい。具体的には、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501によって保管管理された楽曲群から再生する楽曲を選択し、その後ダウンロードが終了するまで待って、ダウンロードの終了とともに再生してもよい。
また、ナビゲーション装置502は、再生指示を受けた楽曲が有効期間内ではない場合、利用者550に有効期間ではない旨を報知してもよい。また、利用者550への報知とともに、インターネットバンクなどへ課金指示をおこなってもよい。
ナビゲーション装置502による楽曲の聴取は、利用者550からの再生指示を受け付けた時点で聴取可能な有効期間に限らず再生をおこない、その後、認証ファイルの認証によって、再生指示を受け付けた時点が有効期間内ではないと判断された場合に、楽曲の再生を40秒以内に停止するようにしてもよい。
ナビゲーション装置502による楽曲の聴取は、再生指示を受け付けた時点で、ナビゲーション装置502に記録された過去の再生履歴を検索し、前回の再生が有効期間内であれば、すぐに楽曲を再生し、その後、再生指示を受け付けた時点が有効期間内ではないと判断された場合に、楽曲の再生を40秒以内に停止するようにしてもよい。また、前回の再生が有効期間外の場合は、すぐに楽曲を再生せず、再生指示を受け付けた楽曲の有効期間を取得し、取得された有効期間に応じて楽曲を再生するか否かを判断してもよい。
(楽曲配信システムの一例)
つぎに、図6を用いて、本実施例にかかるコンテンツの配信の一例として楽曲を配信する楽曲配信システムの一例について説明する。図6は、本実施例にかかる楽曲配信システムの一例について説明する説明図である。図6においては、1ヶ月ごとに1ヶ月分の支払いを課金する月額料金による支払い方法について説明する。月額料金による支払い方法は、当月末を支払期限として次月分のサブスクリプションサービスの契約に対する支払いをおこなうことで、次月のサブスクリプションサービスの契約が自動的に継続する方法である。
ここで、図6において、具体的に、たとえば、あらかじめ2ヶ月間の契約期間(8月、9月)が定められたサブスクリプションサービスに対して説明する。契約期間は、初回の支払い時にあらかじめ定めてもよいし、支払いがおこなわれた時点で契約を開始し、月額料金が支払われなくなった場合に、契約を終了してもよい。
図6において、まず、利用者550は、サブスクリプションサービスサーバ501に、サブスクリプションサービスに対する契約をおこなう。図6においては、利用者550は、8月と9月との2ヶ月間の契約をおこなっている。
サブスクリプションサービスサーバ501は、あらかじめ契約期間を2ヶ月間と定められたサブスクリプションサービスを受け付けている。そして、利用者550によって、7/31が支払期限の支払いaが課金されると、契約者情報や、課金情報を作成し、サブスクリプションサービスを開始する。サブスクリプションサービスサーバ501は、作成された課金情報によって9月末までの利用者550による対象楽曲のダウンロードを認可するとともに、対象楽曲の聴取を可能とする有効期間を認証するための情報および対価(料金)の支払期限を示す支払期日を認証する情報などの認証情報を格納した認証ファイルを生成する。この認証ファイルは対象楽曲共通の認証情報を格納している。
支払いaをおこなった利用者550は、サブスクリプションサービスサーバ501が用意する楽曲群の楽曲から、その後の支払い状況に応じて9/30までの期間に、好きな楽曲を好きなだけダウンロードすることができる。図6においては、利用者550は、楽曲Aおよび楽曲Bのダウンロードをおこなっている。
サブスクリプションサービスサーバ501は、利用者550からの楽曲Aまたは楽曲Bのダウンロード要求を受け取り、対象となる楽曲Aまたは楽曲Bと、認証ファイルを利用者550の所持するナビゲーション装置502などに配信する。
認証ファイルは、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501によって、課金情報に基づいて楽曲の有効期間や支払期日を認証するための情報である。ここでは、8月分の支払いaが課金されているため、楽曲Aおよび楽曲Bの聴取可能な有効期間は、9/30のままとなる。
つぎに、利用者550は、8月末、たとえば、8月30日に、9月分の支払いbをおこなっている。サブスクリプションサービスサーバ501は、支払いbが確認された時点で課金情報を更新し、新たな課金情報によって9月末までの利用者550による楽曲のダウンロードを認可し、図6では、利用者550は、楽曲Cのダウンロードをおこなっている。
また、サブスクリプションサービスサーバ501は、新たな課金情報によって、楽曲の認証ファイルにおける有効期間を書き換えることはなく、当初の認証情報を有効とする。具体的には、たとえば、支払いbによって有効期間は、当初の9/30までが有効となる。すなわち、9月分の支払いbが課金されているため、既にダウンロード済の楽曲Aおよび楽曲Bと、9月にダウンロードした楽曲Cの有効期間は9/30のまま有効に維持される。
さらに、利用者550は、9月末、すなわち、サブスプリクションサービス契約期間の終了前に、当該契約期間を更新するための10月分の支払いcをおこなっている。サブスクリプションサービスサーバ501は、支払いcが確認された時点で課金情報を更新し、新たな課金情報によって10月末までの利用者550による楽曲のダウンロードを認可する。また、支払いcのように契約期間を過ぎた後に支払いがされた場合、新たに再契約を交わすことなく契約期間を自動的に延長するようにしてもよい。
また、サブスクリプションサービスサーバ501は、課金情報が更新された場合、すでにダウンロードされた楽曲の有効期間を認証する認証ファイルを再生成し、ナビゲーション装置502に配信することとなる。
なお、図6の説明では、認証ファイルをサブスクリプションサービスサーバ501によって生成し、ナビゲーション装置502に配信する構成としたが、サブスクリプションサービスサーバ501によって、ナビゲーション装置502に格納されている認証ファイルを書き換える構成としてもよい。また、サブスクリプションサービスサーバ501がナビゲーション装置502に格納されている認証ファイルを取得して、契約情報や課金情報に応じた認証ファイルに書き換えてからナビゲーション装置502に配信する構成としてもよい。
なお、図6の説明図においては、月額料金による支払い方法について説明したが、これに限るものではない。具体的には、たとえば、1年ごとに1年分の支払いを課金する年額料金による支払い方法など、サブスクリプションサービスを提供する事業者などによって設定可能であってもよい。
また、上記した説明では、1ヶ月ごとの支払期日までに次月に対する支払いがきちんとおこなわれている例について説明しているが、たとえば、9月分の支払期日である8/31までに支払いがなされなかった場合には、認証ファイルにおける有効期間を9/30から8/31に書き換える。すなわち、当初の有効期間である9/30までは維持されず、課金に応じた有効期間に書き換えて、ダウンロード済の楽曲に対する聴取可能な期間、または新たな楽曲をダウンロード可能とする期間が規制される。
(サブスクリプションサービスサーバ501のハードウェア構成)
ここで、図7を用いて、本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバ501のハードウェア構成について説明する。図7は、本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図7において、サブスクリプションサービスサーバ501は、CPU701と、ROM702と、RAM703と、磁気ディスクドライブ704と、磁気ディスク705と、光ディスクドライブ706と、光ディスク707と、音声I/F(インターフェース)708と、スピーカ709と、入力デバイス710と、映像I/F711と、ディスプレイ712と、通信I/F713と、を備えている。また、各構成部701〜713はバス720によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU701は、サブスクリプションサービスサーバ501の全体の制御を司る。ROM702は、ブートプログラム、通信プログラム、データ管理プログラム、有効期間設定プログラムなどの各種プログラムを記録している。また、RAM703は、CPU701のワークエリアとして使用される。
磁気ディスクドライブ704は、CPU701の制御にしたがって磁気ディスク705に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク705は、磁気ディスクドライブ704の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク705としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
光ディスクドライブ706は、CPU701の制御にしたがって光ディスク707に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク707は、光ディスクドライブ706の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク707は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク707のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
音声I/F708は、音声出力用のスピーカ709に接続され、スピーカ709からは、音声が出力される。
入力デバイス710は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
映像I/F711は、ディスプレイ712と接続される。映像I/F711は、具体的には、たとえば、ディスプレイ712全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ712を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ712には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ712は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
通信I/F713は、無線を介してネットワークに接続され、サブスクリプションサービスサーバ501とCPU701とのインターフェースとして機能する。通信I/F713は、さらに、無線を介してインターネット510などの通信網に接続され、この通信網とCPU701とのインターフェースとしても機能する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F713は、たとえば、FMチューナーなどによって構成される。
なお、詳細は図9を用いて説明するが、サブスクリプションサービスサーバ501は、図8に示すナビゲーション装置502と通信をおこなってコンテンツを提供する構成である。ここで、コンテンツは、たとえば、図5に前述した楽曲などである。
図1に示したコンテンツ配信装置100が備える入力部101、特定部102、取得部103、生成部104、出力部105は、図7に示したサブスクリプションサービスサーバ501におけるROM702、RAM703、磁気ディスク705、光ディスク707などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU701が所定のプログラムを実行し、サブスクリプションサービスサーバ501における各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、本実施例のサブスクリプションサービスサーバ501は、サブスクリプションサービスサーバ501における記録媒体としてのROM702に記録されているコンテンツ配信プログラムを実行することにより、図1に示したコンテンツ配信装置100が備える機能を、図3に示した手順で実行することができる。
(ナビゲーション装置502のハードウェア構成)
つづいて、図8を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置502のハードウェア構成について説明する。図8は、本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図8において、ナビゲーション装置502は、車両などの移動体に搭載されており、CPU801と、ROM802と、RAM803と、磁気ディスクドライブ804と、磁気ディスク805と、光ディスクドライブ806と、光ディスク807と、音声I/F(インターフェース)808と、スピーカ809と、入力デバイス810と、映像I/F811と、ディスプレイ812と、通信I/F813と、GPSユニット814と、各種センサ815と、を備えている。また、各構成部801〜815はバス820によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU801は、ナビゲーション装置502の全体の制御を司る。ROM802は、ブートプログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、通信プログラム、コンテンツ再生プログラムなどの各種プログラムを記録している。また、RAM803は、CPU801のワークエリアとして使用される。
詳細は図10を用いて説明するが、コンテンツ再生プログラム、通信プログラムは、サブスクリプションサービスサーバ501から提供されるコンテンツを再生させる。
経路探索プログラムは、後述する磁気ディスク805や光ディスク807に記録されている地図情報などを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、目的地点までの最短(あるいは最速)経路や利用者550が指定した条件に最も合致する経路などである。
経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、現在地点算出プログラムを実行することによって算出された車両の現在地点情報、後述する磁気ディスク805や光ディスク807から読み出された地図情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成をおこなわせる。経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報は、CPU801を介して音声I/F808や映像I/F811へ出力される。
磁気ディスクドライブ804は、CPU801の制御にしたがって磁気ディスク805に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク805は、磁気ディスクドライブ804の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク805としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
光ディスクドライブ806は、CPU801の制御にしたがって光ディスク807に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク807は、光ディスクドライブ806の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク807は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク807のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
音声I/F808は、音声出力用のスピーカ809に接続され、スピーカ809からは、音声が出力される。
入力デバイス810は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
映像I/F811は、ディスプレイ812と接続される。映像I/F811は、具体的には、たとえば、ディスプレイ812全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ812を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ812には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ812は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
通信I/F813は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置502とCPU801とのインターフェースとして機能する。通信I/F813は、さらに、無線を介してインターネット510などの通信網に接続され、この通信網とCPU801とのインターフェースとしても機能する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F813は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報を取得する。なお、VICSは登録商標である。また、通信I/F813は、たとえば、図示しないサーバなどからスケジュール情報やプロフィール情報を取得する構成でもよい。
GPSユニット814は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在地点を示す情報を出力する。GPSユニット814の出力情報は、後述する各種センサ815の出力値とともに、CPU801による車両の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図情報上の1点を特定する情報である。
各種センサ815は、車速センサや加速度センサ、角速度センサなどを含み、車両の位置や挙動を判断することが可能な情報を出力する。各種センサ815の出力値は、CPU801による車両の現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
図2に示したコンテンツ再生装置200が備える記録部201、入力部202、取得部203、認証部204、再生部205、報知部206、出力部207、受信部208は、図8に示したナビゲーション装置502におけるROM802、RAM803、磁気ディスク805、光ディスク807などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU801が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置502における各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、実施例のナビゲーション装置502は、ナビゲーション装置502における記録媒体としてのROM802に記録されているコンテンツ再生プログラムを実行することにより、図2に示したコンテンツ再生装置200が備える機能を、図4−1および図4−2に示した手順で実行することができる。
(サブスクリプションサービスサーバ501の処理の内容)
つぎに、図9を用いて、本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバ501の処理の内容について説明する。図9は、本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバの処理の内容を示すフローチャートである。図9のフローチャートにおいて、まず、CPU701によって、利用者550からの支払いがあったか否かを判断する(ステップS901)。利用者550からの支払いは、たとえば、図5および図6に示したサブスクリプションサービスによる、コンテンツの対価の支払いがあったか否かを判断することで、課金情報を管理する課金サーバに問い合わせることとしてもよい。
ステップS901において、利用者550からの支払いがあった場合(ステップS901:Yes)は、CPU701によって、ステップS901において支払われた課金情報に応じて、期限付きコンテンツの有効期間を認証する認証ファイルを生成(ステップS902)、または更新する。なお、この場合は、たとえば、サブスプリクションサービスの契約締結時であることが想定される。また、認証ファイルを生成する代わりに、既にナビゲーション装置502に認証ファイルが記録済である場合にはその認証ファイルにおける認証情報の内容を書き換えずに維持することとしてもよい。なお、この場合は、たとえば、契約締結後であって有効期間(契約期間)が支払い期限より長い場合であり、ステップS901において支払われた課金情報に応じて、その有効期間(契約期間)が維持されることとなる。
また、ステップS901において、利用者550からの支払いがなかった場合(ステップS901:No)は、そのまま一連の処理を終了する。なお、図9のフローチャートでは説明を省略したが、ステップS901において支払いがなかった場合は、認証ファイルを生成、または更新しない、または期限付きコンテンツの有効期間を認証する認証ファイルにおける認証情報の内容を書き換える、または認証ファイル自体を抹消(消去)などして、認証ファイルにおける認証情報を無効にすることとしてもよい。この場合、認証ファイルにおける認証情報の内容を書き換える、または抹消(消去)などする前に利用者550に対して支払いを促す構成であってもよい。なお、抹消(消去)などした場合には、ナビゲーション装置502は、配信対象装置から除外されることとなる。
そして、通信I/F713によって、ナビゲーション装置502に対して、ステップS902において認証ファイルが生成された場合には当該認証ファイルを出力し(ステップS903)、一連の処理を終了する。なお、上述のように、ステップS901において支払いがなかった場合に認証ファイルにおける認証情報の内容を書き換えた場合は、当該書き換えた認証ファイルを出力することとしてもよい。
なお、図9のフローチャートでは、ステップS902およびステップS903においてサブスクリプションサービスサーバ501によって認証ファイルの生成および出力をおこなうこととしたが、サブスクリプションサービスサーバ501によって、ナビゲーション装置502に格納されている認証ファイルを書き換える構成としてもよい。また、サブスクリプションサービスサーバ501がナビゲーション装置502に格納されている認証ファイルを取得して、契約情報や課金情報に応じた認証ファイルに書き換えてからナビゲーション装置502に配信する構成としてもよい。
ここで、図9のフローチャートにおける具体的な処理について説明する。以降の具体的な処理の説明では、有効期間(契約期間)と支払い期限との各々を1ヶ月と同じ期間として説明する。サブスクリプションサービスによって、たとえば、毎月月末までに定額料の支払いがあると翌月1ヶ月の視聴または聴取ができる場合に、現在の各コンテンツに対する認証ファイルにおける共通の認証情報としての有効期間を7月31日とする。
この場合、サブスクリプションサービスサーバ501は、利用者550による定額料の支払いが7月31日までにあり、当該サービスの契約期間が更新されると、支払いを確認してナビゲーション装置502にアクセスし、有効期間を8月31日に設定した認証ファイルに差し替える。
認証ファイルの差し替えは、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501によって生成された認証ファイルをナビゲーション装置502に出力して、ナビゲーション装置502で上書き記録することとしてもよい。また、既にナビゲーション装置502に記録されている認証ファイルを直接書き換えたり、認証ファイルを取得してから再生成した認証ファイルを出力する構成でもよい。
また、ナビゲーション装置502によって認証ファイルの生成ができる構成ならば、認証ファイルに関する情報を出力することとしてもよい。この場合、不正な認証ファイルの生成を防止するために、認証ファイルに関する情報を暗号化するなどの処理を施すこととしてもよい。
一方、サブスクリプションサービスサーバ501は、7月31日までに利用者550による支払いがない場合は、ナビゲーション装置502の認証ファイルの差し替えをおこなわないため、ナビゲーション装置502では、支払いをおこなわない限り、利用者550は、8月1日以降にコンテンツの視聴または聴取をおこなうことができなくなる。
また、仮に有効期間が10月30日までであり、かつ次の定額料の支払期日が7月31日までであって、その支払期日までに利用者550による支払いがない場合、すなわち有効期間が支払期限より長い場合は、ナビゲーション装置502の認証ファイルの差し替えをおこない、当該有効期間を10月30日から7月31日に変更するため、ナビゲーション装置502では、支払いをおこなわない限り、利用者505は、8月1日以降にコンテンツの視聴または聴取をおこなうことができなくなる。なお、この場合には、ナビゲーション装置502の認証ファイル自体を抹消(消去)するようにしてもよい。
(ナビゲーション装置502の処理の内容)
つづいて、図10−1を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置502の処理の内容について説明する。図10−1は、本実施例にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。図10−1のフローチャートにおいて、まず、ナビゲーション装置502は、磁気ディスクドライブ804や光ディスクドライブ806などのドライブによって、磁気ディスク805や光ディスク807などの記録媒体に期限付きコンテンツが記録されているか否かを判断する(ステップS1001)。
ステップS1001において、期限付きコンテンツが記録されるのを待って、記録されている場合(ステップS1001:Yes)は、入力デバイス810によって、利用者550から期限付きコンテンツの再生指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1002)。再生指示は、たとえば、利用者550が、記録媒体に記録された期限付きコンテンツのリストから選択することとしてもよい。
また、図10−1のフローチャートでは、期限付きコンテンツが記録されるのを待つ(ステップS1001:Noのループ)構成としたが、期限付きコンテンツが記録されていない場合は、サブスクリプションサービスの契約(対価の支払い)を条件として、サブスクリプションサービスサーバ501に配信要求をおこなってもよい。
ステップS1002において、再生指示を受け付けた場合(ステップS1002:Yes)は、CPU801によって、ステップS1002において再生指示を受け付けたコンテンツの認証ファイルを取得する(ステップS1003)。
認証ファイルの取得は、たとえば、磁気ディスク805や光ディスク807などの記録媒体に記録されている認証ファイルを読み込むこととしてもよく、記録媒体には、前述のサブスクリプションサービスの契約によって、最新の認証ファイルが記録されている。また、認証ファイルは、たとえば、複数のコンテンツに対して有効な情報を有していてもよい。
そして、CPU801によって、有効期間が、ステップS1002において再生指示を受け付けた時点が、ステップS1003において取得された認証ファイルにおける有効期間内か否かを判断する(ステップS1004)。
また、ステップS1002において、再生指示を受け付けない場合(ステップS1002:No)は、ステップS1001に戻って処理を繰り返す。
ステップS1004において、期限付きコンテンツの有効期間内であった場合(ステップS1004:Yes)は、音声I/F808によって、ステップS1002において再生指示を受け付けた期限付きコンテンツの再生を実行して(ステップS1005)、一連の処理を終了する。
また、ステップS1004において、期限付きコンテンツの有効期間内でなかった場合(ステップS1004:No)は、そのまま一連の処理を終了する。
なお、図10−1のフローチャートでは、ステップS1003において、磁気ディスク805や光ディスク807などの記録媒体に記録されている認証ファイルを読み込む構成としたが、ナビゲーション装置502からサブスクリプションサービスサーバ501に対するコンテンツのダウンロード要求時に、サブスクリプションサービスサーバ501から最新の認証ファイルを受信することとしてもよい。また、ナビゲーション装置502は、再生指示を受け付ける都度、サブスクリプションサービスサーバ501に問い合わせて最新の認証ファイルを受信することとしてもよい。
ここで、図10−1のフローチャートにおける具体的な処理について説明する。この場合も上記と同様に有効期間(契約期間)と支払い期限との各々を1ヶ月と同じ期間として説明する。サブスクリプションサービスによって、たとえば、毎月月末までに定額料の支払いがあると翌月1ヶ月の視聴または聴取ができる場合に、現在の各コンテンツの有効期間の設定が7月31日とする。
この場合、ナビゲーション装置502は、7月31日までに期限付きコンテンツの再生指示があった場合、有効期間内なのでそのまま再生を実行する。
また、ナビゲーション装置502は、8月1日に期限付きコンテンツの再生指示があった場合、利用者550が7月31日までに入金していればコンテンツの有効期間が8月31日に差し替えられているため再生が可能となる。一方、未入金であれば、コンテンツの有効期間は7月31日のままなので再生できないこととなる。
つづいて、図10−2を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置502における楽曲のダウンロード処理の内容について説明する。図10−2は、本実施例にかかるナビゲーション装置における楽曲のダウンロード処理の内容を示すフローチャートである。図10−1のフローチャートにおいて、まず、入力デバイス810によって、利用者550から期限付きコンテンツのダウンロード指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1051)。ダウンロード指示は、たとえば、利用者550が、サブスクリプションサーバ501が配信可能な期限付きコンテンツのリストから選択することとしてもよい。
ステップS1051において、ダウンロード指示を受け付けるのを待って、受け付けた場合(ステップS1051:Yes)は、CPU801によって、ステップS1051においてダウンロード指示を受け付けたコンテンツの認証ファイルを取得する(ステップS1052)。
認証ファイルの取得は、たとえば、磁気ディスク805や光ディスク807などの記録媒体に記録されている認証ファイルを読み込むこととしてもよく、記録媒体には、前述のサブスクリプションサービスの契約によって、最新の認証ファイルが記録されている。また、認証ファイルは、たとえば、ナビゲーション装置502がサブスクリプションサーバ501に対してダウンロード可能とする有効期間に関する情報を有していてもよい。
そして、CPU801によって、有効期間が、ステップS1051においてダウンロード指示を受け付けた時点が、ステップS1052において取得された認証ファイルにおける有効期間内か否かを判断する(ステップS1053)。
ステップS1053において、期限付きコンテンツがダウンロード可能な有効期間内であった場合(ステップS1053:Yes)は、通信I/F813によって、ステップS1051においてダウンロード指示を受け付けた期限付きコンテンツのダウンロードを実行して(ステップS1054)、一連の処理を終了する。
また、ステップS1053において、期限付きコンテンツのダウンロードが可能な有効期間内でなかった場合(ステップS1053:No)は、そのまま一連の処理を終了する。
なお、図10−2のフローチャートでは、ステップS1052において、磁気ディスク805や光ディスク807などの記録媒体に記録されている認証ファイルを読み込む構成としたが、サブスクリプションサービスサーバ501から最新の認証ファイルを受信することとしてもよい。また、ナビゲーション装置502は、ダウンロード指示を受け付ける都度、サブスクリプションサービスサーバ501に問い合わせて最新の認証ファイルを受信することとしてもよい。
以上説明したように、本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバやナビゲーション装置によれば、利用者は、サブスクリプションサービスの契約に応じた課金情報における対価にしたがって設定された有効期間にコンテンツをダウンロードして視聴または聴取可能となる。また、課金情報の対価に応じて有効期間を認証する認証ファイルが生成されるため、利用者は、有効期間が切れてもあらたに対価を支払うだけで、最新の認証ファイルによる認証をおこなって、継続してコンテンツをダウンロードして視聴または聴取することができる。
また、ナビゲーション装置は、自装置内の認証ファイルを用いて認証をおこなうことにより、コンテンツの再生指示の入力を受け付けた日時が、所定の有効期間内の場合、期限付きコンテンツを再生することができる構成である。これによって、利用者は、期限付きコンテンツを有効期間内で何度も視聴または聴取することができ、さらに、記録媒体に記録された最新の認証情報を用いて認証をおこなうため、既に期限付きコンテンツが記録済であれば、新たに期限付きコンテンツをダウンロードしなくてもよく、通信負荷を軽減させつつ、期限付きコンテンツの視聴または聴取をおこなうことができる。
また、ナビゲーション装置は、認証ファイルを用いて認証をおこなうことにより、コンテンツのダウンロードの際、認証ファイルのみを更新すればよく、個々のコンテンツに認証情報を付与する必要がないので、コンテンツ発行の手間が軽減される。特に、コンテンツの再生期限やダウンロード期限がすべてのコンテンツに共通であったり、コンテンツのグループごとに共通である場合に、毎回のコンテンツ発行に認証ファイルを発行又は更新をする必要がなく、この効果は顕著に表れる。
また、コンテンツ配信装置は、認証ファイルを用いて認証をおこなうことにより、コンテンツの再生期限とダウンロード期限を別々に記述することが容易に出来る。
また、ナビゲーション装置は、認証ファイルを用いて認証をおこなうことにより、契約情報を更新したとき、認証ファイルのみを更新すればよく、ダウンロード済みのコンテンツ個々の認証情報を更新する必要がないので、更新の手間が軽減され、また、ダウンロード済みのコンテンツ個々の認証情報を更新するのに比べ、更新漏れをなくし確実に更新することが出来る。特に、コンテンツの再生期限やダウンロード期限がすべてのコンテンツに共通であったり、コンテンツのグループごとに共通である場合に、この効果は顕著である。
また、ナビゲーション装置は、ダウンロードが可能な有効期間についても認証ができるため、サブスクリプションサーバからダウンロードができなかった旨が報知される前に、利用者は、新たに対価を支払うなどの対策を講じることができる。すなわち、期限付きコンテンツをダウンロードする際に、その都度ダウンロードの有効期間を問い合わせることなく、適切に期限付きコンテンツのダウンロードをおこなうことができる。
くわえて、ナビゲーション装置は、コンテンツの再生指示の入力を受け付けた日時が、期限付きコンテンツの有効期間内か否かを判断する時間を待たずに、期限付きコンテンツを再生する構成でもよい。これによって、利用者は、コンテンツの再生指示をおこなった場合も、すぐに再生を開始することができる。
また、ナビゲーション装置は、コンテンツの再生指示の入力を受け付けた時点より期限付きコンテンツの再生を開始し、その後、再生指示を受け付けた日時が、所定の有効期間内ではない場合、期限付きコンテンツの再生を停止することができる。
したがって、利用者は、期限付きコンテンツの有効期間内か否かを判断する時間を待たずに、期限付きコンテンツを視聴または聴取することができる。すなわち、コンテンツの再生前に有効期間の確認処理をおこなった場合、再生指示を受け付けてからしばらくの間再生せずに、有効期間内の再生指示をおこなった利用者に対して余計なストレスを与えることを防ぐ効果がある。くわえて、有効期間内ではない場合、再生を停止するため、有効期間外に再生指示をおこなっても、コンテンツをすべて視聴または聴取することはできないため、不正な(有効期間外の)コンテンツの視聴または聴取を防ぐことができる。
なお、本実施の形態で説明したコンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
この発明は、所定のコンテンツの配信および再生をおこなうコンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ記録装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ記録方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラム、コンテンツ記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述したコンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ記録装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ記録方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラム、コンテンツ記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体には限られない。
近年では、任意の利用者が所定の契約料金を支払うことで、契約期間中に限り、利用者の再生端末などによって、所定の楽曲群の曲のダウンロードや再生をおこなうことができるサブスクリプションサービスなどと呼ばれるサービスが普及しつつある。このサブスクリプションサービスでは、利用者は、低額の契約料金であっても比較的多くの楽曲を聴取することができる。
また、これまでに、所定の期間に限定した情報の利用について、利用者が特定のネットワーク・プロバイダに接続する契約を維持している期間に対応した期間に限定して、その利用者による所定のプログラムの実行を可能にする提案がされている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
具体的に、下記特許文献1に記載の提案は、利用者の情報端末に配布するソフトウェアに対して、短期間で切れるライセンスキーを設定し、ネットワーク・プロバイダに接続することによってソフトウェアのライセンスを更新する構成としている。
特開2001−265584号公報
しかしながら、上述した技術では、特定のネットワーク・プロバイダに接続する契約を維持している期間において、ネットワーク・プロバイダが提供するプログラムを起動または実行する際には、ライセンスキーを取得したり更新したりする構成である。したがって、利用者は、契約を維持している期間であっても、ライセンスキーを取得したり更新したりする必要があり、通信回数の増加による通信負荷がかかるうえ、ライセンスキーのダウンロードに要する時間を浪費してしまうという問題が一例として挙げられる。くわえて、それぞれに固有のライセンスキーによって有効期間を管理する構成であるため、有効期間が過ぎた場合は、各コンテンツごとに、新たな有効期間の設定されたライセンスキーを取得しなければならず、有効期間の更新に手間がかかるという問題が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるコンテンツ配信装置は、コンテンツの配信先となる配信対象装置を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された配信対象装置に配信する複数のコンテンツを対象とし、少なくとも当該コンテンツを視聴または聴取可能とする有効期間または当該コンテンツを配信可能とする有効期間のうちの一の有効期間を認証する認証ファイルを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された認証ファイルを前記配信対象装置に出力する出力手段と、を備え、前記生成手段は、前記複数のコンテンツの各々に割り当てられた前記有効期間に対する共通な認証情報としてファイル化した認証ファイルを生成することを特徴とする。
また、請求項8の発明にかかるコンテンツ再生装置は、コンテンツを再生可能なコンテンツ再生装置において、前記コンテンツの配信元から配信された複数のコンテンツであって、その各々に視聴または聴取可能な有効期間が割り当てられた当該複数のコンテンツを記録媒体に記録する記録手段と、前記記録手段によって記録された複数のコンテンツの再生指示の入力を受け付ける入力手段と、前記複数のコンテンツの各々に割り当てられた前記有効期間を認証する認証ファイルであって、当該複数のコンテンツに対する共通な認証情報としてファイル化された認証ファイルを前記コンテンツの配信元から取得する取得手段と、前記入力手段によって再生指示の入力を受け付けた入力日時が、前記有効期間内であるか否かを前記取得手段によって取得された認証ファイルを用いて前記複数のコンテンツに対し認証する認証手段と、前記認証手段によって認証された結果に基づいて、前記再生指示の入力を受け付けた複数のコンテンツを再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項13の発明にかかるコンテンツ記録装置は、複数のコンテンツをダウンロードし記録可能なコンテンツ記録装置において、ダウンロードの対象となる前記複数のコンテンツのダウンロード要求の入力を受け付ける入力手段と、前記複数のコンテンツの配信元に対して当該複数のコンテンツの各々に割り当てられたダウンロード可能とする有効期間を認証する認証ファイルであって、当該複数のコンテンツに対する共通な認証情報としてファイル化された認証ファイルを取得する取得手段と、前記入力手段によって入力されたダウンロード要求について、ダウンロードを可能とする有効期間内であるか否かを前記取得手段によって取得された認証ファイルを用いて前記複数のコンテンツに対し認証する認証手段と、前記認証手段によって認証された結果に基づいて、前記ダウンロード要求の入力を受け付けた前記複数のコンテンツの配信要求を出力する出力手段と、前記出力手段によって配信要求が出力された結果、前記配信元から配信される前記複数のコンテンツを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された複数のコンテンツを記録する記録手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項14の発明にかかるコンテンツ配信方法は、コンテンツの配信先となる配信対象装置を特定する特定工程と、前記特定工程によって特定された配信対象装置に配信する複数のコンテンツを対象とし、少なくとも当該コンテンツを視聴または聴取可能とする有効期間または当該コンテンツを配信可能とする有効期間のうちの一の有効期間を認証する認証ファイルを生成する生成工程と、前記生成工程により生成された認証ファイルを前記配信対象装置に出力する出力工程と、を含み、前記生成工程では、前記複数のコンテンツの各々に割り当てられた前記有効期間に対する共通な認証情報としてファイル化した認証ファイルを生成することを特徴とする。
また、請求項15の発明にかかるコンテンツ再生方法は、コンテンツを再生可能とするコンテンツ再生方法において、前記コンテンツの配信元から配信された複数のコンテンツであって、その各々に視聴または聴取可能な有効期間が割り当てられた当該複数のコンテンツを記録媒体に記録する記録工程と、前記記録工程によって記録された複数のコンテンツの再生指示の入力を受け付ける入力工程と、前記複数のコンテンツの各々に割り当てられた前記有効期間を認証する認証ファイルであって、当該複数のコンテンツに対する共通な認証情報としてファイル化された認証ファイルを前記コンテンツの配信元から取得する取得工程と、前記入力工程によって再生指示の入力を受け付けた入力日時が、前記有効期間内であるか否かを前記取得工程によって取得された認証ファイルを用いて前記複数のコンテンツに対し認証する認証工程と、前記認証工程によって認証された結果に基づいて、前記再生指示の入力を受け付けた複数のコンテンツを再生する再生工程と、を含むことを特徴とする。
また請求項16の発明にかかるコンテンツ記録方法は、複数のコンテンツをダウンロードし記録可能つするコンテンツ記録方法において、ダウンロードの対象となる前記複数のコンテンツのダウンロード要求の入力を受け付ける入力工程と、前記複数のコンテンツの配信元に対して当該複数のコンテンツの各々に割り当てられたダウンロード可能とする有効期間を認証する認証ファイルであって、当該複数のコンテンツに対する共通な認証情報としてファイル化された認証ファイルを取得する取得工程と、前記入力工程によって入力されたダウンロード要求について、ダウンロードを可能とする有効期間内であるか否かを前記取得工程によって取得された認証ファイルを用いて前記複数のコンテンツに対し認証する認証工程と、前記認証工程によって認証された結果に基づいて、前記ダウンロード要求の入力を受け付けた前記複数のコンテンツの配信要求を出力する出力工程と、前記出力手段によって配信要求が出力された結果、前記配信元から配信される前記複数のコンテンツを受信する受信工程と、前記受信工程によって受信された複数のコンテンツを記録する記録工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項17の発明にかかるコンテンツ配信プログラムは、請求項14に記載のコンテンツ配信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項18の発明にかかるコンテンツ再生プログラムは、請求項15に記載のコンテンツ再生方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項19の発明にかかるコンテンツ記録プログラムは、請求項16に記載のコンテンツ再生方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項20の発明にかかるコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、請求項17〜19のいずれか一つに記載のプログラムを記録したことを特徴とする。
本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置の処理の内容を示すフローチャートである。 本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置における認証ファイルの生成処理の内容を示すフローチャートである。 本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置の処理の内容を示すフローチャートである。 本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置におけるコンテンツのダウンロード処理の内容を示すフローチャートである。 本実施例にかかる楽曲配信システムの概要を示す説明図である。 本実施例にかかる楽曲配信システムの一例について説明する説明図である。 本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバの処理の内容を示すフローチャートである。 本実施例にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。 本実施例にかかるナビゲーション装置における楽曲のダウンロード処理の内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるコンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ記録装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ記録方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラム、コンテンツ記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(コンテンツ配信装置の機能的構成)
図1を用いて、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置の機能的構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図1において、コンテンツ配信装置100は、入力部101と、特定部102と、取得部103と、生成部104と、出力部105と、から構成されている。
コンテンツ配信装置100は、たとえば、サブスクリプションサービスを実施するサーバ群でもよい。サブスクリプションサービスは、たとえば、利用者が所定の契約料金を支払うことで、契約期間中に限り、利用者の再生端末などによって、所定のコンテンツ群のコンテンツのダウンロードや視聴または聴取をおこなうことができるサービスである。
なお、本明細書では、サブスクリプションサービスを利用して、コンテンツ配信装置100は、利用者に所定のコンテンツ群のコンテンツをダウンロードあるいは視聴または聴取させることとして説明するが、コンテンツ群のコンテンツの代わりに映像データや楽曲などであってもよいし、その他各種情報データであってもよい。
入力部101は、コンテンツの配信要求の入力を受け付ける。配信要求の入力は、たとえば、利用者による図示しない操作部の操作によって入力を受け付けたり、コンテンツ配信装置100と通信可能な図示しない外部の装置から通信によって入力を受け付けてもよい。
コンテンツは、たとえば、前述したサブスクリプションサービスによって所定の有効期間内に限って視聴または聴取可能となるコンテンツである。なお、ここでは所定の有効期間に限って視聴または聴取可能な構成としたが、ダウンロードが可能な期間や、視聴(あるいは聴取)、すなわち再生が可能な回数を制限する構成でもよい。
また、配信要求は、たとえば、利用者の所望するコンテンツを特定する特定情報や、利用者が所望するコンテンツを配信する配信先となる配信対象装置を特定する特定情報を含んでいてもよい。
ここで、具体的には、たとえば、コンテンツを特定する特定情報は、コンテンツのタイトル名称や著作者名などのメタデータ、著作権ナンバーなどのコンテンツID(IDentifier)、サブスクリプションサービスにおける識別ナンバーなどであってもよい。
特定部102は、入力部101によって入力された配信要求に基づいて、コンテンツの配信先となる配信対象装置を特定する。配信対象装置は、たとえば、利用者との間の契約によって、再生端末が複数登録されている場合、コンテンツの配信を所望する装置である。したがって、配信対象装置は、入力部101によって配信要求を受け付けた装置とは異なる装置でもよい。
取得部103は、特定部102によって特定された配信対象装置におけるコンテンツの対価の支払いに関する課金情報を取得する。課金情報は、たとえば、サブスクリプションサービスに対して利用者が事業者に支払った所定の契約料金に関する情報である。また、取得部103は、課金情報の取得とともに、特定された配信対象装置に認証ファイルが存在するか否かを確認する。認証ファイルの確認は、たとえば、特定部102によって特定された配信対象装置からのコンテンツの配信要求に応じておこなわれる。
具体的には、たとえば、課金情報は、月額料金や年額料金などの支払い情報や、契約期間などの情報である。また、取得部103は、特定部102によって特定された配信対象装置におけるコンテンツの対価の支払いに関する新たな課金情報を取得することとしてもよい。新たな課金情報は、サブスクリプションサービスに対して利用者が事業者に新たに支払った所定の契約料金に関する情報であり、契約期間中に新たに支払われた月額料金や、年額料金などの支払い情報や、再契約に対する支払いの情報である。
生成部104は、取得部103によって取得された課金情報における対価の支払いに応じた、コンテンツを視聴または聴取可能とする、あるいは、コンテンツをダウンロード可能とする有効期間を認証する認証情報を生成する。この対価の支払いに応じた、とは、たとえば、決められた支払い期限内に対価の支払いがなかった場合に、たとえ、コンテンツを視聴または聴取する有効期間やコンテンツをダウンロード可能とする有効期間が存続していたとしても、その視聴または聴取、ダウンロードを認証情報によりおこなわせないようにすることを意味する。なお、有効期間は、たとえば、サブスクリプションサービスの契約継続期間であり、コンテンツに対する配信および視聴または聴取の契約終了日の情報でもよい。また、有効期間は、コンテンツに対する配信および視聴または聴取の契約開始日の情報を含んでいてもよい。
認証情報は、たとえば、配信対象装置などの再生端末によってコンテンツが再生される場合や配信対象装置などの再生端末がコンテンツ配信装置からコンテンツをダウンロードする際に参照されて、有効期間内の再生(視聴または聴取)か否か、または有効期間内のダウンロードか否か、を認証するための情報である。なお、この認証情報は、ダウンロード可能なすべてのコンテンツに共通な認証情報としてファイル化され、認証ファイルとして生成される。具体的には、たとえば、認証ファイルは、サブスプリクションサービスの契約期間がコンテンツの視聴または聴取可能な有効期間、または、ダウンロード可能な有効期間として行われるサービスである場合に、個々のコンテンツに対して割り当てられる有効期間として認証情報を生成するのではなく、複数のコンテンツ(すべてのコンテンツまたは、グループ単位でのコンテンツ)に対して割り当てられる共通の有効期間としての認証情報を一つの認証ファイルとして生成する。
この認証ファイルを生成するタイミングは、サブスクリクションサービスの契約締結時であり、また、生成された認証ファイルを更新するタイミングは、その締結された契約を更新する時である。すなわち、契約締結してから更新するまでの間は生成された認証ファイルは更新されることなく、取得された課金情報における対価の支払いに応じた認証ファイルの認証がおこなわれ、コンテンツの視聴または聴取の規制、または、コンテンツのダウンロードの規制がおこなわれる。
具体的には、たとえば、認証ファイルの生成は、契約期間はその締結日から1年であるが、コンテンツに対する対価の支払いが月単位である場合、コンテンツの視聴または聴取可能な有効期間、またはコンテンツのダウンロード可能な有効期間を1年とし、課金情報における対価の支払い期限を1ヶ月として生成される。そして、その契約期間中にコンテンツのダウンロードやコンテンツの視聴または聴取がおこなわれ、課金情報における対価の支払いがその支払期限までになされれば、認証ファイルに格納された認証情報は書き換えられることなく維持されるが、その支払期限を過ぎても当該支払いが滞っている場合には、認証ファイルにおける有効期間を無効とし、コンテンツのダウンロードや、視聴または聴取を規制する。
また、コンテンツに対する対価の支払い期限が契約期間と同じである場合には、課金情報における対価の支払い期限を1年としての認証ファイルが生成される。そして、その契約期間中にコンテンツのダウンロードやコンテンツの視聴または聴取がおこなわれ、その契約期間の終了前、すなわちコンテンツに対する対価の支払期限の終了前に当該対価の支払いがなされれば、契約期間とともにコンテンツの視聴または聴取可能な有効期間、または、ダウンロード可能な有効期間が更新された認証ファイルがあらたに生成され、コンテンツの視聴または聴取、ならびにコンテンツのダウンロードが継続して可能となる構成である。
なお、認証情報は、たとえば、配信対象装置およびコンテンツを認証する情報を含む構成でもよく、コンテンツの再生の際、サブスクリプションサービスの契約に応じた配信対象装置か、サブスクリプションサービスの契約に応じて視聴または聴取可能なコンテンツであるかなどを認証するための情報でもよい。また、認証情報は、サブスプリクションサービスの契約に応じてコンテンツの視聴または聴取、ならびにダウンロードに対する対価の支払い期限を認証するための情報であってもよい。原則、コンテンツの聴取または視聴、ならびにダウンロードは、認証情報における各々の有効期間によって規制されるが、たとえば、コンテンツ配信装置からの課金情報を取得し、その課金情報と認証情報における支払い期限との認証により、視聴または聴取、ならびにダウンロードを規制(有効期間の無効化)することとなる。
なお、新たな認証情報の生成(書き換え)は、サブスクリプションサービスの契約更新時におこなう。すなわち、取得部103は、課金情報のみならず、配信対象装置におけるサブスクリプションサービスの契約情報の更新情報を取得し、その情報が取得された場合には、配信対象装置にすでに記録されている認証ファイルを取得して、契約更新内容に応じた有効期間を含む新たな認証情報に書き換える構成でもよい。この場合、個々のコンテンツに割り当てられた認証情報の各々を書き換えるのではなく、すべてのコンテンツに割り当てられる共通の認証情報をファイル化した一つの認証ファイル、または、グループ単位でのコンテンツに割り当てられる共通の認証情報をファイル化したグループ単位での認証ファイルを書き換える。よって、通信情報量の低減から通信負荷の低減が図られ、さらに、認証ファイル自体の書き換えをおこなうことにより書き換え作業時間の短縮など作業の効率化が図られることとなる。
また、この認証情報の生成(書き換え)は、上記したように複数のコンテンツを一つのグループとして、当該グループに対しておこなうようにしてもよい。すなわち、配信対象装置にダウンロード済のコンテンツに対し、たとえば、コンテンツの属するレーベル、レコード会社、アーティストなどの分類ごとにグループ分けし、それらグループごとの各コンテンツに対し共通の認証情報を格納した認証ファイルを生成する。これは、配信対象装置にダウンロード済のコンテンツに限ることなく、複数のコンテンツを新規に送信する場合にも同様である。そして、サブスプリクションサービスの契約時、または契約更新時の更新情報や新たな課金情報に応じてグループごとの認証情報を生成す(書き換え)る構成でもよい。
出力部105は、生成部104によって生成された認証情報を格納した認証ファイルを、コンテンツと関連づけて配信対象装置に出力する。また、出力部105は、生成部104によって新たな認証情報を格納した認証ファイルが生成された場合、生成された新たな認証ファイルを、コンテンツと関連づけて配信対象装置に出力することとしてもよい。
具体的には、たとえば、出力部105は、認証ファイルを配信するコンテンツと関連づけて配信対象装置に出力することとしてもよい。なお、この「関連づけて」とは、認証ファイルとコンテンツとを紐付けて送信することを意味する。すなわち、契約締結時に複数のコンテンツを新規に送信する場合には、生成された認証ファイルとコンテンツとを紐つけて一緒に送信すること、また、複数のコンテンツのみを認証ファイルとは別に先に配信対象装置にダウンロードして、その後ダウンロード済の複数のコンテンツの認証ファイルであることを示す識別フラグなどを付加して、認証ファイルのみを送信すること、ならびに既に認証ファイルが記録済の状態において、新規にコンテンツをダウンロードする場合に、記録済の認証ファイルにおける認証情報に対して新規にダウンロードされるコンテンツを紐つけるための識別フラグなどを当該コンテンツに付加して、送信すること、を意味する。
(コンテンツ再生装置の機能的構成)
つづいて、図2を用いて、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置の機能的構成について説明する。図2は、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図2において、コンテンツ再生装置200は、記録部201と、入力部202と、取得部203と、認証部204と、再生部205と、報知部206と、出力部207と、受信部208と、から構成されている。
コンテンツ再生装置200は、たとえば、サブスクリプションサービスを用いて、所定の有効期間において視聴または聴取可能なコンテンツ(以下、「期限付きコンテンツ」という)を再生可能とする、または、所定の有効期間においてコンテンツをダウンロード可能とすることとしてもよい。所定の有効期間においてダウンロード可能なコンテンツは、たとえば、期限付きコンテンツなどでもよい。
サブスクリプションサービスは、たとえば、利用者が所定の契約料金を支払うことで、契約期間中に限り、利用者の再生端末などによって、所定のコンテンツ群のコンテンツのダウンロードや視聴または聴取をおこなうことができるサービスである。なお、視聴または聴取可能な有効期間とダウンロード可能な有効期間とを同じ期間としてもよく、異なる期間としてもよい。異なる期間とする場合には、たとえば、コンテンツの視聴または聴取可能な有効期間を契約期間より若干長い期間とし、コンテンツのダウンロード可能な有効期間を契約期間とするようにしてもよい。このようにすることで、たとえば、契約期間(コンテンツのダウンロード可能な有効期間)が終了する直前でダウンロードしたコンテンツを、その期間が終了した後もある期間は視聴または聴取を可能とするというサービスを構築することができる。なお、そのある期間において、契約更新する意思があるか、がコンテンツ配信装置100から告知され、契約期間が更新された場合には、新たな認証情報を格納した認証ファイルがコンテンツ配信装置100から送信される。
なお、本明細書では、サブスクリプションサービスを利用して、コンテンツ再生装置200は、所定のコンテンツ群のコンテンツをダウンロードあるいは再生することとして説明するが、コンテンツ群のコンテンツの代わりに映像データや楽曲などであってもよいし、その他各種情報データであってもよい。
記録部201は、所定の有効期間において視聴または聴取可能な期限付きコンテンツを図示しない記録媒体に記録する。期限付きコンテンツの記録は、たとえば、複数記録する構成でもよい。また、コンテンツ配信装置から送信された認証ファイルを記録する。
入力部202は、記録部201によって記録された期限付きコンテンツの再生指示の入力やコンテンツのダウンロード要求の入力を受け付ける。再生指示やダウンロード要求は、たとえば、利用者によって、図示しない操作部から入力される構成でもよく、図示しない記録媒体に記録された複数の期限付きコンテンツの中から選択可能としてもよい。
取得部203は、所定の有効期間を認証する認証情報を格納した認証ファイルを取得する。認証ファイルに格納される認証情報は、たとえば、後述する再生部205によって再生する対象となる期限付きコンテンツが再生される場合や未だダウンロードされていないコンテンツをダウンロードする際に参照され、有効期間内の再生(視聴または聴取)または有効期間内のダウンロードか否かを認証するための情報である。
取得部203によって取得された認証ファイルに格納される認証情報には、ダウンロード可能期間も含まれるようにしてもよい。たとえば、期限付きコンテンツの視聴または聴取可能な有効期間の終わりの日が月末までであった場合には、対応つけて記録される認証ファイルにはその終わりの日が含まれるが、その他に未ダウンロードのコンテンツのダウンロード有効期間の終わりの日が、たとえば、月末、または、月末から終日前までと含まれている。月末から終日前までにするとは、ダウンロードしたコンテンツが聴取または視聴できない、という事態を防止するためのサービスである。コンテンツの聴取または視聴可能な有効期間とダウンロード可能な有効期間とが同じ月末であった場合に、その月末にダウンロードしたあたらなコンテンツが視聴または聴取できないか、または、極めて少ない回数しか聴取または視聴ができないことが想定される。そこで、ダウンロード可能な有効期間を聴取または視聴可能な有効期間より短く設定し、上記したあらたなコンテンツの視聴または聴取する期間を確保するというサービスを構築することができる。
また、認証情報は、たとえば、自装置および期限付きコンテンツを認証する情報を含む構成でもよく、期限付きコンテンツの再生の際、自装置がサブスクリプションサービスの契約に応じた装置か、入力部202によって再生指示を受け付けた期限付きコンテンツであるかなどを認証するための情報であってもよい。
また、取得部203は、たとえば、図示しない記録媒体に記録済の認証ファイルから認証情報を取得する構成でもよい。具体的には、たとえば、取得部203は、入力部202によって再生指示やダウンロード要求の入力を受け付けると、入力された再生指示における期限付きコンテンツの認証情報、ダウンロード要求が入力された場合にはその入力があった時点で最新の記録された認証情報を認証ファイルから取得することとなる。
また、取得部203は、たとえば、認証情報を格納した認証ファイルが記録済でなければ、期限付きコンテンツを配信するサブスクリプションサービスにおける有効期間を管理するサーバなどから認証ファイルを取得することとしてもよい。すなわち、取得部203は、再生指示が入力されると、期限付きコンテンツの認証をおこなうため、認証ファイルが記録済でなければ、最新の認証情報を格納した認証ファイルを取得することとしてもよい。
認証部204は、取得部203によって取得された認証ファイルに格納された認証情報を用いて、入力部202によって再生指示やダウンロード要求の入力を受け付けた入力日時が、所定の有効期間内か否かを認証する。また、認証部204は、たとえば、認証ファイルに格納された認証情報を用いて、自装置がサブスクリプションサービスの契約に応じた装置か、入力部202によって再生指示を受け付けた期限付きコンテンツであるか、ダウンロード要求を受けたコンテンツが未ダウンロードのコンテンツかなどを認証してもよい。
再生部205は、認証部204によって認証された結果に基づいて、再生指示の入力を受け付けた期限付きコンテンツを再生する。具体的には、たとえば、再生部205は、入力部202によって再生指示を受け付けた日時が、記録された認証情報に設定されている所定の有効期間内であれば再生を実行し、有効期間内でなければ再生を実行しない。
また、再生部205は、期限付きコンテンツの再生指示を受け付けた時点から期限付きコンテンツの再生を開始し、その後、再生指示を受け付けた日時が、所定の有効期間内ではない場合、再生を停止することとしてもよい。すなわち、再生と有効期間の確認処理を平行しておこなうこととしてもよい。
これは、コンテンツの再生前に有効期間の確認処理をおこなった場合、再生指示を受け付けてからしばらくの間再生せずに、有効期間内の再生指示をおこなった利用者に対して余計なストレスを与えることを防ぐ効果がある。くわえて、有効期間内ではない場合、再生を停止するため、有効期間外に再生指示をおこなっても、コンテンツをすべて視聴または聴取することはできないため、不正な(有効期間外の)コンテンツの視聴または聴取を防ぐことができる。
また、再生指示を受け付けてから毎回有効期間の確認をおこなって、有効期間内ではない場合、再生を停止すると、毎回少しのコンテンツが視聴または聴取できることとなる。このことを防ぐため、再生履歴を保存して、前回の再生履歴で有効期間内であったら上記のように再生と有効期間の確認処理を平行しておこない、前回の再生履歴が有効期間外であったら、有効期間の確認処理をおこなってから再生することとしてもよい。
報知部206は、認証部204によって、入力日時が有効期間内でないと認証された場合、利用者に対して期限付きコンテンツの対価の支払いに関する報知をおこなう。具体的には、たとえば、報知部206は、対価の支払いを促したり、サブスクリプションサービスの継続の可否を問うものであってもよい。
また、出力部207は、認証部204によって認証された結果に基づいて、ダウンロード要求の入力を受け付けたコンテンツの配信要求を、コンテンツの配信元に対して出力する。具体的には、たとえば、配信要求は、通信によるダウンロード要求をコンテンツ配信装置に対し送信することとしてもよい。この場合のコンテンツは、未ダウンロードのコンテンツであり、このダウンロード要求を受けたコンテンツ配信装置側では、その未ダウンロードのコンテンツを送信する。
そして、受信部208は、出力部207によって配信要求が出力された結果、配信元から配信されるコンテンツを受信する。受信部208によって受信されたコンテンツを記録部201にて記録媒体に記録することとなる。その際、既に記録済の認証ファイルに格納されている認証情報を、その新たにダウンロードされたコンテンツに対しても紐つける。
(コンテンツ配信装置の処理の内容)
つぎに、図3−1を用いて、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置100の処理の内容について説明する。図3−1は、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置のコンテンツ配信処理の内容を示すフローチャートである。図3−1のフローチャートにおいて、まず、入力部101によって、配信する対象となるコンテンツの要求に関する配信要求の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS301)。
ステップS301において、配信要求の入力を受け付けるのを待って、受け付けた場合(ステップS301:Yes)は、特定部102によって、ステップS301において入力された配信要求に基づいて、コンテンツの配信先となる配信対象装置を特定する(ステップS302)。
つぎに、取得部103によって、ステップS302において特定された配信対象装置における最新の認証ファイルについて確認をおこなう(ステップS303)。最新の認証ファイルの確認は、特定された配信対象装置に最新の認証ファイルが送信されているか否かを確認することとしてもよく、認証ファイルの送信履歴によって確認したり、配信対象装置に問い合わせて確認したりしてもよい。
具体的には、たとえば、最新の認証ファイルが特定された配信対象装置に送信されているか否かの確認は、たとえば、コンテンツの配信要求を受け付ける以前に、特定された配信対象装置に対する認証ファイルを生成した、または送信した際の生成日時や送信日時などの情報を当該配信対象装置に対応つけて管理し、特定された配信対象装置に対する当該情報を参照することで当該送信されているか否かを確認することができる。また認証ファイルを配信対象装置に送信する際に通信障害などにより送信できなかったことを想定し、特定された配信対象装置に直接アクセスして認証ファイルの有無の状況を確認するようにしてもよい。なお、認証ファイルが特定された配信対象装置に存在しなかった場合には、生成部104にて認証ファイルを生成する。
そして、取得部103によって、配信対象装置に対して、最新の認証ファイルが送信されている(配信対象装置に最新の認証ファイルが存在している)ことが確認されると、出力部105は、配信要求されたコンテンツを出力して(ステップS304)、一連の処理を終了する。なお、この出力に際し、既に配信対象装置に記録済である認証ファイルに格納された認証情報に紐つけるべく配信するコンテンツに識別フラグなどを付加して配信することとしてもよく、認証ファイルが特定された配信対象装置に存在せず、あらたに認証ファイルを生成した場合には、配信要求されたコンテンツに関連付けて当該生成された認証ファイルを配信するようにしてもよい。
ここで、図3−2を用いて、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置100における認証ファイルの生成処理について説明する。図3−2は、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置における認証ファイルの生成処理の内容を示すフローチャートである。図3−2のフローチャートにおいて、まず、取得部103によって、配信対象装置における課金情報を取得する(ステップS351)。課金情報は、たとえば、図3−1に示したステップS301においてコンテンツの配信要求をおこなった配信対象装置における情報でもよく、認証ファイルの送信履歴から取得したり、配信対象装置に問い合わせて取得したりしてもよい。
つぎに、生成部104によって、ステップS351において取得された課金情報に基づいて、認証ファイルを生成するか否かを判断する(ステップS352)。認証ファイルの生成に関する判断は、たとえば、配信対象装置の課金情報によって、対価の支払いがなく、契約期間が経過している場合は、認証ファイルを生成しないこととする。換言すれば、契約期間終了後に契約の更新がなされていない場合には認証ファイルを生成しない。また、対価の支払いがなくても契約期間が残存する場合は、契約期間までを有効期間とした認証ファイルを生成することとする。
また、認証ファイルの生成に関する判断は、対価の支払いがあり、契約期間が残存している場合は、認証ファイルを生成しないこととする。換言すれば、有効期間が残存しているため認証ファイルを生成しなくてもよい。また、対価の支払いがあっても、契約期間が残存していない場合は、認証ファイルを生成することとする。換言すれば、契約期間が切れていても更新手続きがなされている場合には認証ファイルを生成することとする。なお、ここでは、対価の支払いがあり、契約期間が残存している場合は、認証ファイルを生成しないとしたが、たとえば、契約期間の残存期間が所定期間を下回ったら対価の支払いによって新たな更新ファイルを生成と更新を認めることとしてもよいし、対価の支払いにより契約期間が更新された場合にその時点以降には新たな更新ファイルを生成と更新を認めることとしてもよい。
ステップS352において、認証ファイルを生成すると判断された場合(ステップS352:Yes)は、生成部104によって、認証ファイルを生成する。また、ステップS352において、認証ファイルを生成しないと判断された場合(ステップS352:No)は、そのまま一連の処理を終了する。
そして、出力部105によって、ステップS353において生成された認証ファイルを送信して(ステップS354)、一連の処理を終了する。
なお、図3−2のフローチャートでは説明を省略したが、配信対象装置に存在する認証ファイルについて、直接アクセスして最新の認証ファイルを書き換えることとしてもよい。
(コンテンツ再生装置の処理の内容)
つづいて、図4−1を用いて、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置200の処理の内容について説明する。図4−1は、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置の処理の内容を示すフローチャートである。図4−1のフローチャートにおいて、まず、記録部201によって図示しない記録媒体に期限付きコンテンツが記録されているか否かを判断する(ステップS401)。
ステップS401において、期限付きコンテンツが記録されるのを待って、記録されている場合(ステップS401:Yes)は、入力部202によって、ステップS401において記録されている期限付きコンテンツの再生指示の入力を受け付ける(ステップS402)。
再生指示の入力は、たとえば、あらかじめ図示しない記録媒体に記録されている期限付きコンテンツの中から、利用者によって選択されることによっておこなわれる構成でもよい。また、図4−1のフローチャートでは、ステップS401およびステップS402において、期限付きコンテンツが記録されている場合に再生指示の入力を受け付ける構成としたが、逆の順序でもよい。具体的には、たとえば、再生指示の入力を受け付けてから、入力された再生指示によって指定される期限付きコンテンツが記録されているか否かを判断することとしてもよい。その場合、期限付きコンテンツが記録されていなければ、期限付きコンテンツの配信元に対して配信要求をおこなうこととしてもよい。
つぎに、取得部203によって、ステップS402において再生指示を受け付けた期限付きコンテンツの所定の有効期間を認証する認証情報を取得する(ステップS403)。認証情報の取得は、たとえば、図示しない記録媒体に記録済の認証ファイルから認証情報を取得(または参照)することとしてもよく、期限付きコンテンツに対して最新の認証情報を格納した認証ファイルをコンテンツ配信装置から取得することとしてもよい。
そして、認証部204によって、ステップS403において取得された認証情報を用いて、有効期間を認証する(ステップS404)。有効期間の認証は、たとえば、ステップS403において再生指示の入力を受け付けた入力日時と、有効期間とを比較することによっておこなう構成でもよい。
その後、再生部205によって、ステップS404において認証された結果に基づいて、再生指示の入力を受け付けた期限付きコンテンツを再生し(ステップS405)、一連の処理を終了する。
なお、図4−1のフローチャートでは説明を省略したが、ステップS404において、入力日時が有効期間内でないと認証された場合、報知部206によって、利用者に対して期限付きコンテンツの対価の支払いに関する報知をおこなうこととしてもよい。
つづいて、図4−2を用いて、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置200におけるコンテンツのダウンロード処理の内容について説明する。図4−2は、本実施の形態にかかるコンテンツ再生装置におけるコンテンツのダウンロード処理の内容を示すフローチャートである。図4−2のフローチャートにおいて、まず、入力部202によって、ダウンロードの対象となるコンテンツのダウンロード要求の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS451)。ダウンロード要求するコンテンツは、たとえば、所定の有効期間について視聴または聴取可能な期限付きコンテンツである。
ステップS451において、コンテンツのダウンロード要求の入力を受け付けるのを待って、受け付けた場合(ステップS451:Yes)は、取得部203によって、ステップS451においてダウンロード要求されたコンテンツの配信元に対してダウンロードを可能とするダウンロード有効期間を認証する認証情報を取得する(ステップS452)。認証情報の取得は、たとえば、図示しない記録媒体に記録済の認証ファイルから認証情報を取得(または参照)することとしてもよく、最新の認証情報をコンテンツ配信装置から取得することとしてもよい。
つぎに、認証部204によって、ステップS452において取得された認証情報を用いて、ステップS451において入力されたダウンロード要求について、有効期間を認証する(ステップS453)。
そして、ステップS453において認証された結果に基づいて、ステップS451においてダウンロード要求されたコンテンツをダウンロードし(ステップS454)、一連の処理を終了する。コンテンツのダウンロードは、たとえば、出力部207によって、ダウンロード要求を受け付けたコンテンツの配信要求を、コンテンツの配信元に対しておこない、受信部208によって、配信要求の結果配信されるコンテンツを受信するとともに、受信したコンテンツを記録部201によって記録することとしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態にかかるコンテンツ配信装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ記録装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ記録方法、コンテンツ配信プログラム、コンテンツ再生プログラム、コンテンツ記録プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体によれば、サブスクリプションサービスの契約に応じた課金情報における対価の支払いにしたがって設定された有効期間にコンテンツが視聴または聴取可能、ならびにダウンロード可能となる。また、その有効期間に関わる認証情報を複数のコンテンツに共通な認証情報としてファイル化して管理するため、課金情報における対価の支払いが滞った場合の有効期間の書き換え、や認証情報を更新する場合の有効期間の書き換え、や認証情報を新たに生成する場合など、認証情報の書き換え(生成)に対する作業の効率化が図られる。
また、課金情報の対価の支払いに応じて有効期間を認証する認証情報を書き換える構成である。したがって、有効期間が切れてもあらたに対価を支払うと新たな認証情報を記録済の認証ファイルに対して書き換えることとなり、利用者は、対価を支払うだけで、継続して、期限付きコンテンツをダウンロードして、視聴または聴取することができる。また、それとは逆に、有効期間中であっても対価を支払うことなくコンテンツを視聴または聴取、ならびにダウンロードしようとする場合には当該有効期間を書き換えることによりコンテンツの不正は視聴または聴取、ならびにダウンロードを防止することができる。
また、本実施の形態のコンテンツ再生装置によれば、認証情報を用いて認証をおこなうことにより、再生指示の入力を受け付けた日時が、所定の有効期間内の場合、期限付きコンテンツを再生することができる。これによって、利用者は、期限付きコンテンツを有効期間内で何度も視聴または聴取することができる。さらに、記録媒体に記録された最新の認証情報を用いて認証をおこなうため、既に期限付きコンテンツが記録済であれば、新たに期限付きコンテンツをダウンロードしなくてもよく、通信負荷を軽減させつつ、期限付きコンテンツの視聴または聴取をおこなうことができる。
また、再生指示の入力を受け付けた時点より期限付きコンテンツの再生を開始し、その後再生指示を受け付けた日時が、所定の有効期間内ではない場合、期限付きコンテンツの再生を停止することができる。したがって、利用者は、期限付きコンテンツの有効期間内か否かを判断する時間を待たずに、期限付きコンテンツを視聴または聴取することができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、たとえば、サブスクリプションサービスを提供するサブスクリプションサービスサーバによって、本発明のコンテンツ配信装置を実施し、車両(四輪車、二輪車を含む)などの移動体に搭載されるナビゲーション装置によって、本発明のコンテンツ再生装置を実施した場合の一例について説明する。
(システムの概要)
まず、図5を用いて、本実施例にかかるコンテンツの配信の一例として楽曲を配信する楽曲配信システムの概要について説明する。図5は、本実施例にかかる楽曲配信システムの概要を示す説明図である。
図5において、楽曲配信システム500は、サブスクリプションサービスサーバ501と、ナビゲーション装置502と、から構成されている。サブスクリプションサービスサーバ501と、ナビゲーション装置502とは、それぞれインターネット510を介して接続されている。なお、本実施例では、利用者550が所有する端末として、ナビゲーション装置502を挙げているが、その他PCや音楽プレイヤーなどコンテンツを再生可能な再生端末であってもよく、それぞれ同一の利用者550が所有していることとする。
なお、ナビゲーション装置502と、その他PCなど再生端末は、同一の利用者550の所有でなくてもよく、その場合、それぞれが友人や家族など利用者550によって把握可能な所有としてもよい。なお、サブスクリプションサービスによって提供される楽曲は暗号などで保護されており、再生端末は、たとえば、有効期間に準拠する仕組みを有する構成であればよい。
サブスクリプションサービスサーバ501は、利用者550との間における、所定の楽曲の配信に関する契約に基づいて、利用者550の所有するナビゲーション装置502へ楽曲を配信する。
具体的には、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501によって、利用者550は、利用者550との間の契約に応じて登録されたナビゲーション装置502などの所定の再生端末を通じて、契約した期間に応じて、サブスクリプションサービスサーバ501が用意する楽曲群の楽曲から、好きな楽曲を好きなだけダウンロードあるいは再生して、聴取することができる。
より具体的には、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501は、楽曲データを保管管理するコンテンツサーバや、利用者550の端末認証と、楽曲の有効期間を設定管理する認証サーバや、利用者550との間における契約情報と課金情報を管理する課金サーバなどからなるサーバ群から構成されていてもよい。サーバ群は、たとえば、3つでなくてもよく、コンテンツサーバ、認証サーバ、課金サーバのうちいずれか一つ以上の機能を有するサーバからなり、すべての機能を実現できる構成であればよい。
ここで、サブスクリプションサービスサーバ501による楽曲の配信の概要について説明する。サブスクリプションサービスサーバ501は、利用者550との間の契約に応じて登録されたナビゲーション装置502などの所定の再生端末から、楽曲のダウンロードの要求を受け付けると、認証サーバの機能によって、有効な契約がされた利用者550であるか否か認証をおこなう。この認証は、たとえば、後述する認証ファイルを参照しておこなってもよく、認証ファイルをサブスクリプションサービスサーバ501でも記録しておく構成であってもよい。
さらに、サブスクリプションサービスサーバ501は、課金サーバの機能によって管理された利用者550の契約情報に応じて、コンテンツサーバの機能によって保管管理された楽曲群から配信する楽曲を設定する。具体的には、たとえば、配信する楽曲は、ナビゲーション装置502から要求された楽曲について、契約情報や課金情報に応じた有効期間を認証するための認証ファイルとともに配信することとなる。認証ファイルには、有効期間の代わりに又は加えて、許可する再生回数を書き込んで配信してもよい。
また、認証ファイルは、たとえば、再生端末であるナビゲーション装置502および配信対象である楽曲を認証する情報を含む構成でもよく、楽曲の再生の際、サブスクリプションサービスの契約に応じたナビゲーション装置502か、サブスクリプションサービスの契約に応じて聴取可能な楽曲であるかなどを認証するための情報であってもよい。このような認証情報によって認証すれば、利用者550は、厳格かつ適切なサブスクリプションサービスの提供を受けることができる。
また、認証ファイルは、利用者550における課金情報に応じて新たに生成されることとしてもよい。その場合、楽曲は所定の再生端末に配信済であり、新たに生成した認証ファイルをナビゲーション装置502などの利用者550の再生端末に配信するだけでよい。
具体的には、たとえば、認証ファイルの生成は、利用者550との間の最初の契約時や更新契約時(新たな課金処理時)などに契約情報や課金情報に応じた有効期間を認証するための情報として生成し、生成した認証情報を利用者550の再生端末に配信する楽曲と関連づけて配信することとしてもよい。その場合、再生端末では、記録媒体に記録されている認証ファイルを、配信された認証ファイルに差し替えることとなる。このようにすれば、再生端末では、常に最新の認証ファイルが記録されていることとなる。
すなわち、サブスクリプションサービスサーバ501は、サブスクリプションサービスにおける最初の契約時に楽曲を配信すれば、その後、認証ファイルを配信するだけで適切なサブスクリプションサービスを提供することができる。したがって、通信負荷を低減させることも可能となる。
また、認証ファイルの生成は、認証ファイルが利用者550の再生端末に認証情報が格納してある場合に、再生端末から認証ファイルを取得して、取得した認証ファイルを書き換えることとしてもよい。そして、書き換えた認証ファイルを再生端末に配信する構成となる。このようにすれば、ナビゲーション装置502によって認証ファイルを差し替える必要がなくなるため、ナビゲーション装置502における処理の簡略化を図ることができる。さらに、ナビゲーション装置502で、認証ファイルの差し替えや書き換えなどをできない構成とすれば、認証ファイルをサブスクリプションサービスサーバ501で管理することとなり、有効期間外における楽曲の不正な視聴または聴取を防止することができる。
また、認証ファイルの生成は、たとえば、認証ファイルが利用者550の再生端末に認証情報が格納してある場合に、サブスクリプションサービスサーバ501によって再生端末の認証ファイルに直接アクセスして、契約情報や課金情報に応じた認証ファイルを書き込むこととしてもよい。このようにすれば、認証ファイルの通信をおこなわなくても、ナビゲーション装置502に最新の認証ファイルが記録されていることとなる。さらに、ナビゲーション装置502で、認証ファイルの差し替えや書き換えなどをできない構成とすれば、認証ファイルをサブスクリプションサービスサーバ501で管理することとなり、有効期間外における楽曲の不正な視聴または聴取を防止することができる。
ここで、有効期間は、たとえば、利用者550の支払い状況に応じて設定され、配信の終了日のみならず、開始日と終了日をあわせた情報であってもよい。また、配信の期日の代わりに、配信可能(ダウンロード可能)な期日や再生可能な期日を設定してもよい。さらに、それらを兼ねた配信再生可能な期日(配信可能な期日と再生可能な期日とが同等)を設定してもよく、再生の可否に関する情報でもよい。
このような有効期間によって、たとえば、配信再生可能な期日を設定すると、再生端末自身が認証ファイルを参照することにより再生不可であればダウンロード不可と認識することができ、ダウンロードしてみなければわからない、という事態を避けることができる。また、配信可能な期日と再生可能な期日とを別々に設定することにより、支払い期日を多少超過してダウンロード不可という状態に陥ったとしても、再生を許容するというサービスを構築することができる。
なお、このダウンロード可能な期日は、すべての認証情報に対し共通な情報であってもよく、認証ファイルの書き換えや認証ファイルの生成の都度に新たなダウンロード有効期間が含まれる場合には既に記録済の全ての認証ファイルに含まれるダウロード有効期間をその新たな有効期間に書き換えるようにしてもよい。
また、たとえば、ナビゲーション装置502によるインターネット510などのネットワークを介したサブスクリプションサービスサーバ501への接続が不安定な場合、サブスクリプションサービスサーバ501から利用者550が所有するPCなどへ一旦楽曲や認証ファイルを配信し、その後、PCから同一の利用者550が所有するナビゲーション装置502へ転送してもよいし、接続が安定となるまで楽曲や認証ファイルをサブスクリプションサービスサーバ501で保持しておくこととしてもよい。
ナビゲーション装置502は、車両など移動体に搭載されており、車両の経路誘導などをおこなう他に、記録媒体に記録されたコンテンツや、通信機能によって取得されたコンテンツの再生をおこなう。
具体的には、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501によって配信される楽曲の聴取をおこなうことができる。楽曲の配信は通信機能を利用しておこなってもよいし、記録媒体に記録し郵送などで配布してもよい。また、配信される楽曲は、たとえば、ダウンロード方式によって所定の記録媒体に記録されており、再生の際にナビゲーション装置502によって聴取可能な有効期間を認証ファイルによって認証される。
より具体的には、たとえば、ナビゲーション装置502は、所定の楽曲の配信に関する契約をおこなった利用者550が所有しており、図示しない表示部や音声出力部などによって利用可能な楽曲のリストや情報を参照する機能を有している。そして、図示しない操作部などによって、利用者550から聴取したい楽曲の選択を受け付けて、ダウンロードと、ダウンロード済の楽曲の再生をおこなうことができる。また、ダウンロード中に同時再生ができてもよい。
再生する楽曲は、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501から1曲あるいは複数曲ダウンロードすることとしてもよい。ダウンロードされた楽曲は、契約に応じた有効期間に限って聴取可能な曲でもよい。
具体的には、たとえば、楽曲の再生は、楽曲に関連づけられた認証ファイルを参照して、再生指示を受けた楽曲が有効期間内である場合に実行されることとなる。認証ファイルは、たとえば、サブスクリプションサービスによって最初の契約時に楽曲に関連づけられて取得し、所定の記録媒体に記録する。また、再生指示を受け付けた楽曲が有効期間内でない場合には楽曲自体に再生を拒否するプログラムが付加されていてもよい。
また、契約の更新や延長時にサブスクリプションサービスサーバ501によって書き換えられたり、サブスクリプションサービスサーバ501から配信された認証ファイルと差し替えて、常に最新の認証ファイルが記録されている。換言すれば、利用者550は、ナビゲーション装置502によって、最新の契約の延長や更新などに対応した有効期間に応じて楽曲を聴取することができる。なお、契約の延長や更新などについては図6を用いて後述する。
また、再生する楽曲は、サブスクリプションサービスサーバ501からダウンロードされていない楽曲でもよい。具体的には、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501によって保管管理された楽曲群から再生する楽曲を選択し、その後ダウンロードが終了するまで待って、ダウンロードの終了とともに再生してもよい。
また、ナビゲーション装置502は、再生指示を受けた楽曲が有効期間内ではない場合、利用者550に有効期間ではない旨を報知してもよい。また、利用者550への報知とともに、インターネットバンクなどへ課金指示をおこなってもよい。
ナビゲーション装置502による楽曲の聴取は、利用者550からの再生指示を受け付けた時点で聴取可能な有効期間に限らず再生をおこない、その後、認証ファイルの認証によって、再生指示を受け付けた時点が有効期間内ではないと判断された場合に、楽曲の再生を40秒以内に停止するようにしてもよい。
ナビゲーション装置502による楽曲の聴取は、再生指示を受け付けた時点で、ナビゲーション装置502に記録された過去の再生履歴を検索し、前回の再生が有効期間内であれば、すぐに楽曲を再生し、その後、再生指示を受け付けた時点が有効期間内ではないと判断された場合に、楽曲の再生を40秒以内に停止するようにしてもよい。また、前回の再生が有効期間外の場合は、すぐに楽曲を再生せず、再生指示を受け付けた楽曲の有効期間を取得し、取得された有効期間に応じて楽曲を再生するか否かを判断してもよい。
(楽曲配信システムの一例)
つぎに、図6を用いて、本実施例にかかるコンテンツの配信の一例として楽曲を配信する楽曲配信システムの一例について説明する。図6は、本実施例にかかる楽曲配信システムの一例について説明する説明図である。図6においては、1ヶ月ごとに1ヶ月分の支払いを課金する月額料金による支払い方法について説明する。月額料金による支払い方法は、当月末を支払期限として次月分のサブスクリプションサービスの契約に対する支払いをおこなうことで、次月のサブスクリプションサービスの契約が自動的に継続する方法である。
ここで、図6において、具体的に、たとえば、あらかじめ2ヶ月間の契約期間(8月、9月)が定められたサブスクリプションサービスに対して説明する。契約期間は、初回の支払い時にあらかじめ定めてもよいし、支払いがおこなわれた時点で契約を開始し、月額料金が支払われなくなった場合に、契約を終了してもよい。
図6において、まず、利用者550は、サブスクリプションサービスサーバ501に、サブスクリプションサービスに対する契約をおこなう。図6においては、利用者550は、8月と9月との2ヶ月間の契約をおこなっている。
サブスクリプションサービスサーバ501は、あらかじめ契約期間を2ヶ月間と定められたサブスクリプションサービスを受け付けている。そして、利用者550によって、7/31が支払期限の支払いaが課金されると、契約者情報や、課金情報を作成し、サブスクリプションサービスを開始する。サブスクリプションサービスサーバ501は、作成された課金情報によって9月末までの利用者550による対象楽曲のダウンロードを認可するとともに、対象楽曲の聴取を可能とする有効期間を認証するための情報および対価(料金)の支払期限を示す支払期日を認証する情報などの認証情報を格納した認証ファイルを生成する。この認証ファイルは対象楽曲共通の認証情報を格納している。
支払いaをおこなった利用者550は、サブスクリプションサービスサーバ501が用意する楽曲群の楽曲から、その後の支払い状況に応じて9/30までの期間に、好きな楽曲を好きなだけダウンロードすることができる。図6においては、利用者550は、楽曲Aおよび楽曲Bのダウンロードをおこなっている。
サブスクリプションサービスサーバ501は、利用者550からの楽曲Aまたは楽曲Bのダウンロード要求を受け取り、対象となる楽曲Aまたは楽曲Bと、認証ファイルを利用者550の所持するナビゲーション装置502などに配信する。
認証ファイルは、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501によって、課金情報に基づいて楽曲の有効期間や支払期日を認証するための情報である。ここでは、8月分の支払いaが課金されているため、楽曲Aおよび楽曲Bの聴取可能な有効期間は、9/30のままとなる。
つぎに、利用者550は、8月末、たとえば、8月30日に、9月分の支払いbをおこなっている。サブスクリプションサービスサーバ501は、支払いbが確認された時点で課金情報を更新し、新たな課金情報によって9月末までの利用者550による楽曲のダウンロードを認可し、図6では、利用者550は、楽曲Cのダウンロードをおこなっている。
また、サブスクリプションサービスサーバ501は、新たな課金情報によって、楽曲の認証ファイルにおける有効期間を書き換えることはなく、当初の認証情報を有効とする。具体的には、たとえば、支払いbによって有効期間は、当初の9/30までが有効となる。すなわち、9月分の支払いbが課金されているため、既にダウンロード済の楽曲Aおよび楽曲Bと、9月にダウンロードした楽曲Cの有効期間は9/30のまま有効に維持される。
さらに、利用者550は、9月末、すなわち、サブスプリクションサービス契約期間の終了前に、当該契約期間を更新するための10月分の支払いcをおこなっている。サブスクリプションサービスサーバ501は、支払いcが確認された時点で課金情報を更新し、新たな課金情報によって10月末までの利用者550による楽曲のダウンロードを認可する。また、支払いcのように契約期間を過ぎた後に支払いがされた場合、新たに再契約を交わすことなく契約期間を自動的に延長するようにしてもよい。
また、サブスクリプションサービスサーバ501は、課金情報が更新された場合、すでにダウンロードされた楽曲の有効期間を認証する認証ファイルを再生成し、ナビゲーション装置502に配信することとなる。
なお、図6の説明では、認証ファイルをサブスクリプションサービスサーバ501によって生成し、ナビゲーション装置502に配信する構成としたが、サブスクリプションサービスサーバ501によって、ナビゲーション装置502に格納されている認証ファイルを書き換える構成としてもよい。また、サブスクリプションサービスサーバ501がナビゲーション装置502に格納されている認証ファイルを取得して、契約情報や課金情報に応じた認証ファイルに書き換えてからナビゲーション装置502に配信する構成としてもよい。
なお、図6の説明図においては、月額料金による支払い方法について説明したが、これに限るものではない。具体的には、たとえば、1年ごとに1年分の支払いを課金する年額料金による支払い方法など、サブスクリプションサービスを提供する事業者などによって設定可能であってもよい。
また、上記した説明では、1ヶ月ごとの支払期日までに次月に対する支払いがきちんとおこなわれている例について説明しているが、たとえば、9月分の支払期日である8/31までに支払いがなされなかった場合には、認証ファイルにおける有効期間を9/30から8/31に書き換える。すなわち、当初の有効期間である9/30までは維持されず、課金に応じた有効期間に書き換えて、ダウンロード済の楽曲に対する聴取可能な期間、または新たな楽曲をダウンロード可能とする期間が規制される。
(サブスクリプションサービスサーバ501のハードウェア構成)
ここで、図7を用いて、本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバ501のハードウェア構成について説明する。図7は、本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図7において、サブスクリプションサービスサーバ501は、CPU701と、ROM702と、RAM703と、磁気ディスクドライブ704と、磁気ディスク705と、光ディスクドライブ706と、光ディスク707と、音声I/F(インターフェース)708と、スピーカ709と、入力デバイス710と、映像I/F711と、ディスプレイ712と、通信I/F713と、を備えている。また、各構成部701〜713はバス720によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU701は、サブスクリプションサービスサーバ501の全体の制御を司る。ROM702は、ブートプログラム、通信プログラム、データ管理プログラム、有効期間設定プログラムなどの各種プログラムを記録している。また、RAM703は、CPU701のワークエリアとして使用される。
磁気ディスクドライブ704は、CPU701の制御にしたがって磁気ディスク705に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク705は、磁気ディスクドライブ704の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク705としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
光ディスクドライブ706は、CPU701の制御にしたがって光ディスク707に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク707は、光ディスクドライブ706の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク707は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク707のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
音声I/F708は、音声出力用のスピーカ709に接続され、スピーカ709からは、音声が出力される。
入力デバイス710は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
映像I/F711は、ディスプレイ712と接続される。映像I/F711は、具体的には、たとえば、ディスプレイ712全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ712を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ712には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ712は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
通信I/F713は、無線を介してネットワークに接続され、サブスクリプションサービスサーバ501とCPU701とのインターフェースとして機能する。通信I/F713は、さらに、無線を介してインターネット510などの通信網に接続され、この通信網とCPU701とのインターフェースとしても機能する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F713は、たとえば、FMチューナーなどによって構成される。
なお、詳細は図9を用いて説明するが、サブスクリプションサービスサーバ501は、図8に示すナビゲーション装置502と通信をおこなってコンテンツを提供する構成である。ここで、コンテンツは、たとえば、図5に前述した楽曲などである。
図1に示したコンテンツ配信装置100が備える入力部101、特定部102、取得部103、生成部104、出力部105は、図7に示したサブスクリプションサービスサーバ501におけるROM702、RAM703、磁気ディスク705、光ディスク707などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU701が所定のプログラムを実行し、サブスクリプションサービスサーバ501における各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、本実施例のサブスクリプションサービスサーバ501は、サブスクリプションサービスサーバ501における記録媒体としてのROM702に記録されているコンテンツ配信プログラムを実行することにより、図1に示したコンテンツ配信装置100が備える機能を、図3に示した手順で実行することができる。
(ナビゲーション装置502のハードウェア構成)
つづいて、図8を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置502のハードウェア構成について説明する。図8は、本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図8において、ナビゲーション装置502は、車両などの移動体に搭載されており、CPU801と、ROM802と、RAM803と、磁気ディスクドライブ804と、磁気ディスク805と、光ディスクドライブ806と、光ディスク807と、音声I/F(インターフェース)808と、スピーカ809と、入力デバイス810と、映像I/F811と、ディスプレイ812と、通信I/F813と、GPSユニット814と、各種センサ815と、を備えている。また、各構成部801〜815はバス820によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU801は、ナビゲーション装置502の全体の制御を司る。ROM802は、ブートプログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、通信プログラム、コンテンツ再生プログラムなどの各種プログラムを記録している。また、RAM803は、CPU801のワークエリアとして使用される。
詳細は図10を用いて説明するが、コンテンツ再生プログラム、通信プログラムは、サブスクリプションサービスサーバ501から提供されるコンテンツを再生させる。
経路探索プログラムは、後述する磁気ディスク805や光ディスク807に記録されている地図情報などを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、目的地点までの最短(あるいは最速)経路や利用者550が指定した条件に最も合致する経路などである。
経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、現在地点算出プログラムを実行することによって算出された車両の現在地点情報、後述する磁気ディスク805や光ディスク807から読み出された地図情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成をおこなわせる。経路誘導プログラムを実行することによって生成された経路誘導情報は、CPU801を介して音声I/F808や映像I/F811へ出力される。
磁気ディスクドライブ804は、CPU801の制御にしたがって磁気ディスク805に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク805は、磁気ディスクドライブ804の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク805としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
光ディスクドライブ806は、CPU801の制御にしたがって光ディスク807に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク807は、光ディスクドライブ806の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク807は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク807のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
音声I/F808は、音声出力用のスピーカ809に接続され、スピーカ809からは、音声が出力される。
入力デバイス810は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
映像I/F811は、ディスプレイ812と接続される。映像I/F811は、具体的には、たとえば、ディスプレイ812全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ812を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ812には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ812は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
通信I/F813は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置502とCPU801とのインターフェースとして機能する。通信I/F813は、さらに、無線を介してインターネット510などの通信網に接続され、この通信網とCPU801とのインターフェースとしても機能する。
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F813は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報を取得する。なお、VICSは登録商標である。また、通信I/F813は、たとえば、図示しないサーバなどからスケジュール情報やプロフィール情報を取得する構成でもよい。
GPSユニット814は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在地点を示す情報を出力する。GPSユニット814の出力情報は、後述する各種センサ815の出力値とともに、CPU801による車両の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図情報上の1点を特定する情報である。
各種センサ815は、車速センサや加速度センサ、角速度センサなどを含み、車両の位置や挙動を判断することが可能な情報を出力する。各種センサ815の出力値は、CPU801による車両の現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
図2に示したコンテンツ再生装置200が備える記録部201、入力部202、取得部203、認証部204、再生部205、報知部206、出力部207、受信部208は、図8に示したナビゲーション装置502におけるROM802、RAM803、磁気ディスク805、光ディスク807などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU801が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置502における各部を制御することによってその機能を実現する。
すなわち、実施例のナビゲーション装置502は、ナビゲーション装置502における記録媒体としてのROM802に記録されているコンテンツ再生プログラムを実行することにより、図2に示したコンテンツ再生装置200が備える機能を、図4−1および図4−2に示した手順で実行することができる。
(サブスクリプションサービスサーバ501の処理の内容)
つぎに、図9を用いて、本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバ501の処理の内容について説明する。図9は、本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバの処理の内容を示すフローチャートである。図9のフローチャートにおいて、まず、CPU701によって、利用者550からの支払いがあったか否かを判断する(ステップS901)。利用者550からの支払いは、たとえば、図5および図6に示したサブスクリプションサービスによる、コンテンツの対価の支払いがあったか否かを判断することで、課金情報を管理する課金サーバに問い合わせることとしてもよい。
ステップS901において、利用者550からの支払いがあった場合(ステップS901:Yes)は、CPU701によって、ステップS901において支払われた課金情報に応じて、期限付きコンテンツの有効期間を認証する認証ファイルを生成(ステップS902)、または更新する。なお、この場合は、たとえば、サブスプリクションサービスの契約締結時であることが想定される。また、認証ファイルを生成する代わりに、既にナビゲーション装置502に認証ファイルが記録済である場合にはその認証ファイルにおける認証情報の内容を書き換えずに維持することとしてもよい。なお、この場合は、たとえば、契約締結後であって有効期間(契約期間)が支払い期限より長い場合であり、ステップS901において支払われた課金情報に応じて、その有効期間(契約期間)が維持されることとなる。
また、ステップS901において、利用者550からの支払いがなかった場合(ステップS901:No)は、そのまま一連の処理を終了する。なお、図9のフローチャートでは説明を省略したが、ステップS901において支払いがなかった場合は、認証ファイルを生成、または更新しない、または期限付きコンテンツの有効期間を認証する認証ファイルにおける認証情報の内容を書き換える、または認証ファイル自体を抹消(消去)などして、認証ファイルにおける認証情報を無効にすることとしてもよい。この場合、認証ファイルにおける認証情報の内容を書き換える、または抹消(消去)などする前に利用者550に対して支払いを促す構成であってもよい。なお、抹消(消去)などした場合には、ナビゲーション装置502は、配信対象装置から除外されることとなる。
そして、通信I/F713によって、ナビゲーション装置502に対して、ステップS902において認証ファイルが生成された場合には当該認証ファイルを出力し(ステップS903)、一連の処理を終了する。なお、上述のように、ステップS901において支払いがなかった場合に認証ファイルにおける認証情報の内容を書き換えた場合は、当該書き換えた認証ファイルを出力することとしてもよい。
なお、図9のフローチャートでは、ステップS902およびステップS903においてサブスクリプションサービスサーバ501によって認証ファイルの生成および出力をおこなうこととしたが、サブスクリプションサービスサーバ501によって、ナビゲーション装置502に格納されている認証ファイルを書き換える構成としてもよい。また、サブスクリプションサービスサーバ501がナビゲーション装置502に格納されている認証ファイルを取得して、契約情報や課金情報に応じた認証ファイルに書き換えてからナビゲーション装置502に配信する構成としてもよい。
ここで、図9のフローチャートにおける具体的な処理について説明する。以降の具体的な処理の説明では、有効期間(契約期間)と支払い期限との各々を1ヶ月と同じ期間として説明する。サブスクリプションサービスによって、たとえば、毎月月末までに定額料の支払いがあると翌月1ヶ月の視聴または聴取ができる場合に、現在の各コンテンツに対する認証ファイルにおける共通の認証情報としての有効期間を7月31日とする。
この場合、サブスクリプションサービスサーバ501は、利用者550による定額料の支払いが7月31日までにあり、当該サービスの契約期間が更新されると、支払いを確認してナビゲーション装置502にアクセスし、有効期間を8月31日に設定した認証ファイルに差し替える。
認証ファイルの差し替えは、たとえば、サブスクリプションサービスサーバ501によって生成された認証ファイルをナビゲーション装置502に出力して、ナビゲーション装置502で上書き記録することとしてもよい。また、既にナビゲーション装置502に記録されている認証ファイルを直接書き換えたり、認証ファイルを取得してから再生成した認証ファイルを出力する構成でもよい。
また、ナビゲーション装置502によって認証ファイルの生成ができる構成ならば、認証ファイルに関する情報を出力することとしてもよい。この場合、不正な認証ファイルの生成を防止するために、認証ファイルに関する情報を暗号化するなどの処理を施すこととしてもよい。
一方、サブスクリプションサービスサーバ501は、7月31日までに利用者550による支払いがない場合は、ナビゲーション装置502の認証ファイルの差し替えをおこなわないため、ナビゲーション装置502では、支払いをおこなわない限り、利用者550は、8月1日以降にコンテンツの視聴または聴取をおこなうことができなくなる。
また、仮に有効期間が10月30日までであり、かつ次の定額料の支払期日が7月31日までであって、その支払期日までに利用者550による支払いがない場合、すなわち有効期間が支払期限より長い場合は、ナビゲーション装置502の認証ファイルの差し替えをおこない、当該有効期間を10月30日から7月31日に変更するため、ナビゲーション装置502では、支払いをおこなわない限り、利用者505は、8月1日以降にコンテンツの視聴または聴取をおこなうことができなくなる。なお、この場合には、ナビゲーション装置502の認証ファイル自体を抹消(消去)するようにしてもよい。
(ナビゲーション装置502の処理の内容)
つづいて、図10−1を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置502の処理の内容について説明する。図10−1は、本実施例にかかるナビゲーション装置の処理の内容を示すフローチャートである。図10−1のフローチャートにおいて、まず、ナビゲーション装置502は、磁気ディスクドライブ804や光ディスクドライブ806などのドライブによって、磁気ディスク805や光ディスク807などの記録媒体に期限付きコンテンツが記録されているか否かを判断する(ステップS1001)。
ステップS1001において、期限付きコンテンツが記録されるのを待って、記録されている場合(ステップS1001:Yes)は、入力デバイス810によって、利用者550から期限付きコンテンツの再生指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1002)。再生指示は、たとえば、利用者550が、記録媒体に記録された期限付きコンテンツのリストから選択することとしてもよい。
また、図10−1のフローチャートでは、期限付きコンテンツが記録されるのを待つ(ステップS1001:Noのループ)構成としたが、期限付きコンテンツが記録されていない場合は、サブスクリプションサービスの契約(対価の支払い)を条件として、サブスクリプションサービスサーバ501に配信要求をおこなってもよい。
ステップS1002において、再生指示を受け付けた場合(ステップS1002:Yes)は、CPU801によって、ステップS1002において再生指示を受け付けたコンテンツの認証ファイルを取得する(ステップS1003)。
認証ファイルの取得は、たとえば、磁気ディスク805や光ディスク807などの記録媒体に記録されている認証ファイルを読み込むこととしてもよく、記録媒体には、前述のサブスクリプションサービスの契約によって、最新の認証ファイルが記録されている。また、認証ファイルは、たとえば、複数のコンテンツに対して有効な情報を有していてもよい。
そして、CPU801によって、有効期間が、ステップS1002において再生指示を受け付けた時点が、ステップS1003において取得された認証ファイルにおける有効期間内か否かを判断する(ステップS1004)。
また、ステップS1002において、再生指示を受け付けない場合(ステップS1002:No)は、ステップS1001に戻って処理を繰り返す。
ステップS1004において、期限付きコンテンツの有効期間内であった場合(ステップS1004:Yes)は、音声I/F808によって、ステップS1002において再生指示を受け付けた期限付きコンテンツの再生を実行して(ステップS1005)、一連の処理を終了する。
また、ステップS1004において、期限付きコンテンツの有効期間内でなかった場合(ステップS1004:No)は、そのまま一連の処理を終了する。
なお、図10−1のフローチャートでは、ステップS1003において、磁気ディスク805や光ディスク807などの記録媒体に記録されている認証ファイルを読み込む構成としたが、ナビゲーション装置502からサブスクリプションサービスサーバ501に対するコンテンツのダウンロード要求時に、サブスクリプションサービスサーバ501から最新の認証ファイルを受信することとしてもよい。また、ナビゲーション装置502は、再生指示を受け付ける都度、サブスクリプションサービスサーバ501に問い合わせて最新の認証ファイルを受信することとしてもよい。
ここで、図10−1のフローチャートにおける具体的な処理について説明する。この場合も上記と同様に有効期間(契約期間)と支払い期限との各々を1ヶ月と同じ期間として説明する。サブスクリプションサービスによって、たとえば、毎月月末までに定額料の支払いがあると翌月1ヶ月の視聴または聴取ができる場合に、現在の各コンテンツの有効期間の設定が7月31日とする。
この場合、ナビゲーション装置502は、7月31日までに期限付きコンテンツの再生指示があった場合、有効期間内なのでそのまま再生を実行する。
また、ナビゲーション装置502は、8月1日に期限付きコンテンツの再生指示があった場合、利用者550が7月31日までに入金していればコンテンツの有効期間が8月31日に差し替えられているため再生が可能となる。一方、未入金であれば、コンテンツの有効期間は7月31日のままなので再生できないこととなる。
つづいて、図10−2を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置502における楽曲のダウンロード処理の内容について説明する。図10−2は、本実施例にかかるナビゲーション装置における楽曲のダウンロード処理の内容を示すフローチャートである。図10−1のフローチャートにおいて、まず、入力デバイス810によって、利用者550から期限付きコンテンツのダウンロード指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1051)。ダウンロード指示は、たとえば、利用者550が、サブスクリプションサーバ501が配信可能な期限付きコンテンツのリストから選択することとしてもよい。
ステップS1051において、ダウンロード指示を受け付けるのを待って、受け付けた場合(ステップS1051:Yes)は、CPU801によって、ステップS1051においてダウンロード指示を受け付けたコンテンツの認証ファイルを取得する(ステップS1052)。
認証ファイルの取得は、たとえば、磁気ディスク805や光ディスク807などの記録媒体に記録されている認証ファイルを読み込むこととしてもよく、記録媒体には、前述のサブスクリプションサービスの契約によって、最新の認証ファイルが記録されている。また、認証ファイルは、たとえば、ナビゲーション装置502がサブスクリプションサーバ501に対してダウンロード可能とする有効期間に関する情報を有していてもよい。
そして、CPU801によって、有効期間が、ステップS1051においてダウンロード指示を受け付けた時点が、ステップS1052において取得された認証ファイルにおける有効期間内か否かを判断する(ステップS1053)。
ステップS1053において、期限付きコンテンツがダウンロード可能な有効期間内であった場合(ステップS1053:Yes)は、通信I/F813によって、ステップS1051においてダウンロード指示を受け付けた期限付きコンテンツのダウンロードを実行して(ステップS1054)、一連の処理を終了する。
また、ステップS1053において、期限付きコンテンツのダウンロードが可能な有効期間内でなかった場合(ステップS1053:No)は、そのまま一連の処理を終了する。
なお、図10−2のフローチャートでは、ステップS1052において、磁気ディスク805や光ディスク807などの記録媒体に記録されている認証ファイルを読み込む構成としたが、サブスクリプションサービスサーバ501から最新の認証ファイルを受信することとしてもよい。また、ナビゲーション装置502は、ダウンロード指示を受け付ける都度、サブスクリプションサービスサーバ501に問い合わせて最新の認証ファイルを受信することとしてもよい。
以上説明したように、本実施例にかかるサブスクリプションサービスサーバやナビゲーション装置によれば、利用者は、サブスクリプションサービスの契約に応じた課金情報における対価にしたがって設定された有効期間にコンテンツをダウンロードして視聴または聴取可能となる。また、課金情報の対価に応じて有効期間を認証する認証ファイルが生成されるため、利用者は、有効期間が切れてもあらたに対価を支払うだけで、最新の認証ファイルによる認証をおこなって、継続してコンテンツをダウンロードして視聴または聴取することができる。
また、ナビゲーション装置は、自装置内の認証ファイルを用いて認証をおこなうことにより、コンテンツの再生指示の入力を受け付けた日時が、所定の有効期間内の場合、期限付きコンテンツを再生することができる構成である。これによって、利用者は、期限付きコンテンツを有効期間内で何度も視聴または聴取することができ、さらに、記録媒体に記録された最新の認証情報を用いて認証をおこなうため、既に期限付きコンテンツが記録済であれば、新たに期限付きコンテンツをダウンロードしなくてもよく、通信負荷を軽減させつつ、期限付きコンテンツの視聴または聴取をおこなうことができる。
また、ナビゲーション装置は、認証ファイルを用いて認証をおこなうことにより、コンテンツのダウンロードの際、認証ファイルのみを更新すればよく、個々のコンテンツに認証情報を付与する必要がないので、コンテンツ発行の手間が軽減される。特に、コンテンツの再生期限やダウンロード期限がすべてのコンテンツに共通であったり、コンテンツのグループごとに共通である場合に、毎回のコンテンツ発行に認証ファイルを発行又は更新をする必要がなく、この効果は顕著に表れる。
また、コンテンツ配信装置は、認証ファイルを用いて認証をおこなうことにより、コンテンツの再生期限とダウンロード期限を別々に記述することが容易に出来る。
また、ナビゲーション装置は、認証ファイルを用いて認証をおこなうことにより、契約情報を更新したとき、認証ファイルのみを更新すればよく、ダウンロード済みのコンテンツ個々の認証情報を更新する必要がないので、更新の手間が軽減され、また、ダウンロード済みのコンテンツ個々の認証情報を更新するのに比べ、更新漏れをなくし確実に更新することが出来る。特に、コンテンツの再生期限やダウンロード期限がすべてのコンテンツに共通であったり、コンテンツのグループごとに共通である場合に、この効果は顕著である。
また、ナビゲーション装置は、ダウンロードが可能な有効期間についても認証ができるため、サブスクリプションサーバからダウンロードができなかった旨が報知される前に、利用者は、新たに対価を支払うなどの対策を講じることができる。すなわち、期限付きコンテンツをダウンロードする際に、その都度ダウンロードの有効期間を問い合わせることなく、適切に期限付きコンテンツのダウンロードをおこなうことができる。
くわえて、ナビゲーション装置は、コンテンツの再生指示の入力を受け付けた日時が、期限付きコンテンツの有効期間内か否かを判断する時間を待たずに、期限付きコンテンツを再生する構成でもよい。これによって、利用者は、コンテンツの再生指示をおこなった場合も、すぐに再生を開始することができる。
また、ナビゲーション装置は、コンテンツの再生指示の入力を受け付けた時点より期限付きコンテンツの再生を開始し、その後、再生指示を受け付けた日時が、所定の有効期間内ではない場合、期限付きコンテンツの再生を停止することができる。
したがって、利用者は、期限付きコンテンツの有効期間内か否かを判断する時間を待たずに、期限付きコンテンツを視聴または聴取することができる。すなわち、コンテンツの再生前に有効期間の確認処理をおこなった場合、再生指示を受け付けてからしばらくの間再生せずに、有効期間内の再生指示をおこなった利用者に対して余計なストレスを与えることを防ぐ効果がある。くわえて、有効期間内ではない場合、再生を停止するため、有効期間外に再生指示をおこなっても、コンテンツをすべて視聴または聴取することはできないため、不正な(有効期間外の)コンテンツの視聴または聴取を防ぐことができる。
なお、本実施の形態で説明したコンテンツ配信方法、コンテンツ再生方法およびコンテンツ記録方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
100 コンテンツ配信装置
101 入力部
102 特定部
103 取得部
104 生成部
105 出力部
200 コンテンツ再生装置
201 記録部
202 入力部
203 取得部
204 認証部
205 再生部
206 報知部
207 出力部
208 受信部

Claims (20)

  1. コンテンツの配信先となる配信対象装置を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された配信対象装置に配信する複数のコンテンツを対象とし、少なくとも当該コンテンツを視聴または聴取可能とする有効期間または当該コンテンツを配信可能とする有効期間のうちの一の有効期間を認証する認証ファイルを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された認証ファイルを前記配信対象装置に出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ配信装置。
  2. 前記配信対象装置における前記コンテンツの対価の支払いに関する課金情報を取得する取得手段を備え、
    前記生成手段は、前記取得手段によって取得された課金情報における対価の支払いに応じた認証ファイルを生成することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
  3. 前記認証ファイルを更新する更新手段を更に備え、
    前記更新手段は、前記生成手段によって生成された認証ファイルを前記取得手段によって取得された課金情報の対価の支払いに応じた認証ファイルに更新することを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ配信装置。
  4. 前記認証ファイルには、前記有効期間よりも短い期間である前記コンテンツの対価の支払い期限を認証する情報が含まれており、
    前記更新手段は、前記取得手段によって取得された課金情報が前記支払い期限までに対価の支払いがなされたことを示すものでない場合に前記有効期間を支払い期限と同等の期間に更新する、または前記配信対象装置の認証ファイルを削除することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ配信装置。
  5. 前記取得手段は、
    前記配信対象装置における前記コンテンツの対価の支払いに関する新たな課金情報を取得し、
    前記生成手段は、
    前記取得手段によって新たな課金情報が取得された場合、当該新たな課金情報における対価の支払いに応じた前記有効期間を含む新たな認証ファイルを生成することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ配信装置。
  6. 前記生成手段は、
    前記取得手段によって新たな課金情報が取得された場合、前記配信対象装置にすでに記録されている認証ファイルを、当該新たな課金情報における対価の支払いに応じた前記有効期間を含む新たな認証ファイルに書き換えることを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ配信装置。
  7. 前記生成手段は、
    前記取得手段によって新たな課金情報が取得された場合、前記配信対象装置にすでに記録されている認証ファイルを取得し、当該新たな課金情報における対価の支払いに応じた前記有効期間を含む新たな認証ファイルに書き換え、
    前記出力手段は、
    前記生成手段によって生成された新たな認証ファイルを、すでに配信対象装置に記録されている前記コンテンツと関連づけて前記配信対象装置に出力することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ配信装置。
  8. 前記生成手段は、
    前記配信対象装置および前記コンテンツを認証する情報を含む認証ファイルを生成することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
  9. コンテンツを再生可能なコンテンツ再生装置において、
    所定の有効期間において視聴または聴取可能なコンテンツ(以下、「期限付きコンテンツ」という)を記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録手段によって記録された期限付きコンテンツの再生指示の入力を受け付ける入力手段と、
    前記所定の有効期間を認証する認証ファイルを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された認証ファイルを用いて、前記入力手段によって再生指示の入力を受け付けた入力日時が、前記所定の有効期間内か否かを認証する認証手段と、
    前記認証手段によって認証された結果に基づいて、前記再生指示の入力を受け付けた前記期限付きコンテンツを再生する再生手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。
  10. 前記認証手段によって、前記入力日時が前記有効期間内でないと認証された場合、前記期限付きコンテンツの対価の支払いに関する報知をおこなう報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ再生装置。
  11. 前記記録手段は、
    前記期限付きコンテンツと、前記取得手段によって取得された認証ファイルとを関連づけて記録することを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ再生装置。
  12. 前記再生手段は、
    前記期限付きの再生指示を受け付けた時点から当該期限付きコンテンツの再生を開始し、その後、前記認証手段によって、前記入力日時が前記有効期間内ではないと認証された場合、再生を停止することを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ再生装置。
  13. 前記コンテンツ再生装置は、
    サブスクリプションサービスを用いて、前記期限付きコンテンツを再生可能とすることを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ再生装置。
  14. コンテンツを再生可能なコンテンツ再生装置において、
    ダウンロードの対象となる前記コンテンツのダウンロード要求の入力を受け付ける入力手段と、
    前記コンテンツの配信元に対してダウンロードを可能とする有効期間を認証する認証ファイルを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された認証ファイルを用いて、前記入力手段によって入力されたダウンロード要求について、ダウンロードを可能とする有効期間内か否かを認証する認証手段と、
    前記認証手段によって認証された結果に基づいて、前記ダウンロード要求の入力を受け付けた前記コンテンツの配信要求を出力する出力手段と、
    前記出力手段によって配信要求が出力された結果、前記配信元から配信される前記コンテンツを受信する受信手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。
  15. コンテンツの配信先となる配信対象装置を特定する特定工程と、
    前記特定工程によって特定された配信対象装置に配信する複数のコンテンツを対象とし、少なくとも当該コンテンツを視聴または聴取可能とする有効期間または当該コンテンツを配信可能とする有効期間のうちの一の有効期間を認証する認証ファイルを生成する生成工程と、
    前記生成工程により生成された認証ファイルを前記配信対象装置に出力する出力工程と、
    を含むことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  16. コンテンツを再生可能とするコンテンツ再生方法において、
    所定の有効期間において視聴または聴取可能なコンテンツ(以下、「期限付きコンテンツ」という)を記録媒体に記録する記録工程と、
    前記記録工程によって記録された期限付きコンテンツの再生指示の入力を受け付ける入力工程と、
    前記所定の有効期間を認証する認証ファイルを取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された認証ファイルを用いて、前記入力工程によって再生指示の入力を受け付けた入力日時が、前記所定の有効期間内か否かを認証する認証工程と、
    前記認証工程によって認証された結果に基づいて、前記再生指示の入力を受け付けた前記期限付きコンテンツを再生する再生工程と、
    を含むことを特徴とするコンテンツ再生方法。
  17. コンテンツを再生可能とするコンテンツ再生方法において、
    ダウンロードの対象となる前記コンテンツのダウンロード要求の入力を受け付ける入力工程と、
    前記コンテンツの配信元に対してダウンロードを可能とする有効期間を認証する認証ファイルを取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された認証ファイルを用いて、前記入力工程によって入力されたダウンロード要求について、ダウンロードを可能とする有効期間内か否かを認証する認証工程と、
    前記認証工程によって認証された結果に基づいて、前記ダウンロード要求の入力を受け付けた前記コンテンツの配信要求を出力する出力工程と、
    前記出力工程によって配信要求が出力された結果、前記配信元から配信される前記コンテンツを受信する受信工程と、
    を含むことを特徴とするコンテンツ再生方法。
  18. 請求項15に記載のコンテンツ配信方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ配信プログラム。
  19. 請求項16または17に記載のコンテンツ再生方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ再生プログラム。
  20. 請求項18または請求項19に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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