JP2003108152A - コンテンツ配信方法およびシステム - Google Patents

コンテンツ配信方法およびシステム

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JP2003108152A
JP2003108152A JP2001298118A JP2001298118A JP2003108152A JP 2003108152 A JP2003108152 A JP 2003108152A JP 2001298118 A JP2001298118 A JP 2001298118A JP 2001298118 A JP2001298118 A JP 2001298118A JP 2003108152 A JP2003108152 A JP 2003108152A
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JP2001298118A
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Takayuki Usami
貴之 宇佐美
Hiroichi Tsuchiya
博一 土屋
Mitsuhiro Nishibe
光洋 西部
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Sony Network Communications Inc
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Sony Communications Network Corp
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDをリッピングしてカーオーディオで聞く
作業は繁雑で、レーベルもリッピングにおけるビジネス
チャンスを逃していた。 【解決手段】 商品情報サーバ30は、CD48に一意
なID情報50を貼付して店舗16へ配送する。ユーザ
はCD48の購入の際、ダウンロード権も併せて購入す
る。ダウンロード権はID情報50によって特定され
る。ガソリンスタンド14でユーザがダウンロードを要
求したとき、ID情報50を確認した楽曲配信サーバ4
0からコンテンツが楽曲注入端末44へ配信され、カー
オーディオ装置12へコンテンツが格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンテンツ配信
技術に関し、とくに、デジタルコンテンツをユーザの有
するメディアへ配信する方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるカーオーディオも室内据置型同
様さまざまな機能を有し、現在、CD(Compact Disc)
再生は必須といってよい。一方、自動車自体も搭乗者の
快適さのために音の静かさを追求し、車内はひとつの音
響空間として無視できない存在になった。現実に、CD
またはそれに近い音質の音楽なしに長距離のドライブが
想像できない人は多いと想像される。CDをまとめて聞
けるのは車に乗っているときだけであったり、渋滞の苦
痛を紛らしたりなど、人それぞれ多少理由は違うであろ
うが、音楽が搭乗者にとってきわめて重要であることは
確かである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カーCDプレーヤは連
奏機能をもつものも多い。移動中のCD入替は搭乗者の
手間であり、場合によっては危険なこともある。また、
移動中の環境ではCDやCDケースに傷が付きやすく、
さらに面倒なことに、車に乗るたびにCDをいちいち家
から持ち込まなければならず、聞きたいCDを家に忘れ
て悔んだ経験はかなりの人がしているはずである。
【0004】こうした種々の煩わしさのために、CDを
予め家でMD(Mini Disc)へ落とし、これをMD再生
機能のあるカーオーディオで聞いたり、それがMDに対
応していなければ、家からMDプレーヤを運んで車に乗
せる人もいる。
【0005】本発明者はこうした状況を認識して本発明
をなしたものであり、その目的は、CD等のメディアを
購入したユーザが複数の場所や環境でそのコンテンツを
楽しむことを容易にする技術の提供にある。
【0006】本発明の別の目的は、例えばメディアとし
て音楽CDを考えたとき、その楽曲を保有するレーベル
のビジネス領域の拡大にもある。すなわち、前述の例で
はCDのコンテンツがMDへ移し替えられることによ
り、ひとつのコンテンツがふたつのメディアで利用され
ている。その一方はMDであるから、これは一般にレー
ベルの利益にならない。そこで、このMDに当たる「第
2のメディア」の部分についてレーベルが関与し、利益
を得るビジネスモデルを提案かつ実現するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のある態様は、コ
ンテンツ配信方法に関する。この方法は、ユーザにコン
テンツを格納した第1のメディアを販売したとき、その
ユーザが第2のメディアに対して同一または付随するコ
ンテンツの配信を受ける付加的な権利を与えておき、そ
のユーザがそのコンテンツを特定する情報を示して実際
に配信を要求したとき前記権利の存在を確認したうえで
そのコンテンツを第2のメディアへ配信するものであ
る。
【0008】この方法は、前記の特定する情報がユーザ
から送信されたときこれを受信する工程と、この情報を
もとに前記の権利の存否を判定する工程と、権利が存在
することが確認されたら前記コンテンツを前記ユーザの
所在地、または第2のメディアの所在地へネットワーク
を介して電子的な方法で送信する工程を含んでもよい。
【0009】前記の権利(以下、主な利用態様にしたが
って「ダウンロード権」ともいうが、必ずしもその形態
はダウンロードである必要はない)は、ユーザが第1の
メディアを購入したとき同時に購入してもよいし、第2
のメディアに対する配信を要求するときに購入してもよ
いし、それら以外の任意のタイミングで購入してもよ
い。
【0010】この方法によれば、第1のメディアに付随
して第2のメディアに同一または付随するコンテンツを
得ることができるので、ユーザが自らCDをリッピング
する必要がない。「付随するコンテンツ」の例として、
もとのコンテンツが楽曲データである場合、その楽曲タ
イトルのテキストがある。付随するコンテンツは、もと
のコンテンツとともに与えられてもよく、単独で与えら
れてもよい。「リッピング」とは一般に、オーディオC
Dのデータトラックからデータを抽出してPCなどにデ
ータを保存し、デジタルオーディオファイルを作成する
技術をいう。リッピングは一般に専用のソフトが必要で
あり、またデータ変換や符号化のためにある程度時間も
要する。
【0011】本発明の別の態様もコンテンツ配信方法に
関する。この方法は、ユーザにコンテンツを格納した第
1のメディアを販売したとき、そのユーザが第2のメデ
ィアを用いて同一または付随するコンテンツを再生する
付加的な権利を与えておき、そのユーザがそのコンテン
ツを特定する情報を示して実際に再生を要求したとき前
記権利の存在を確認したうえでそのコンテンツの第2の
メディアからの読み出しを許可するものである。すなわ
ち、前述の態様との違いは、コンテンツが予め第2のメ
ディアに記録されているかどうかである。しかし、その
コンテンツの再生可否という点から見れば、ふたつの態
様に違いはない。「読み出しの許可」は、例えばコンテ
ンツを暗号化して第2のメディアに記録しておきこの復
号鍵を与えることで実現する。なお、先に定義した「ダ
ウンロード権」は、この態様では「再生許可権」とでも
呼ぶべきものであるが、実施の形態では「ダウンロード
権」で代表する。
【0012】本発明の別の態様はコンテンツ配信システ
ムに関する。このシステムは、ユーザに所定のコンテン
ツを格納した第1のメディアを販売する際、そのメディ
アを購入したユーザが同一または付随するコンテンツを
第2のメディアに格納し、または第2のメディアにて利
用するための付加的な権利を与えるべく、第1のメディ
アまたは前記所定のコンテンツに予め関連づけておくI
D情報を生成するID生成装置と、第1のメディアをユ
ーザが購入した後、前記ID情報を提示して前記権利の
行使を申し出たとき、そのID情報を取得するダウンロ
ード基地の端末と、前記取得されたID情報を確認した
後、前記ダウンロード基地へ前記同一のまたは付随する
コンテンツ、またはそれらを再生するためのデータを送
信する配信装置とを含む。ID情報は、たとえばユーザ
がダウンロード権を有し、かつそれに対する代金を支払
っていること、第2のメディアとして許されもの、許さ
れるダウンロードの回数、期間、場所などを示してもよ
い。「再生するためのデータ」は例えば暗号化やスクラ
ンブル処理されたコンテンツを復号するための電子的な
鍵である。
【0013】「ダウンロード基地の端末」は、その基地
に複数の機能の端末がある場合、それらの総称としての
意味をもってもよい。たとえば、機能に応じて「売上端
末」「コンテンツ注入端末」などがあっても、これらの
機能の組合せをここでいう「端末」と考えてもよい。
【0014】このシステムは、前記の付加的な権利に対
してユーザが支払った代金を売上として管理する売上管
理装置をさらに含んでもよい。「付加的な権利に対し
て」とは、その権利を取得することに対して、のほか
に、その権利を行使することに対して、の意味がある。
【0015】前記ユーザが第2のメディアに格納したコ
ンテンツを継続的に再生するために所定の代金の支払い
を必要としてもよく、その場合、本システムは、その支
払いの有無を確認し、支払いがなかった場合、ユーザが
コンテンツの再生に使用する電子的な鍵の配信を停止す
る会員管理装置をさらに含んでもよい。例えば、既知の
方法でコンテンツの再生可能期間をプログラムとして組
み込んでおき、その期間を延長する方向で前記の鍵が利
用される。
【0016】本システムはさらに、ダウンロード基地へ
のコンテンツの配信が許可された後、または配信が完了
した後、前記ID情報を無効化するID管理装置を含ん
でもよい。その場合、以降、同一のID情報を再利用で
きる。
【0017】ダウンロード基地はガソリンスタンドを含
み、第2のメディアは、自動車の車内においてコンテン
ツを再生する際に利用されるメディアであってもよい。
例えば第2のメディアは、カーオーディオ装置に搭載さ
れたハードウエアその他の固定型メモリでもよいし、M
Dのような携帯型のメモリでもよいし、その形態は問わ
ない。いずれにしても、自動車はガソリンスタンドに立
ち寄るものであるから、その場所と時間を有効利用する
趣旨である。
【0018】なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本
発明を方法、システム、コンピュータプログラム、記録
媒体などと表現したものもまた、本発明の態様として有
効である。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態では、第1のメディア
としてCDを購入したユーザに対し、そのユーザの有す
るカーオーディオ装置の内部メモリを第2のメディアと
してこれにダウンロード権を認めるものである。ここで
はカーオーディオ装置の内部メモリとしてハードディス
クを考えるが、当然第2のメディアはこれに限らず、メ
モリカード、MD、その他任意の記録媒体であってもよ
い。ただし、第2のメディアがカーオーディオ装置の内
蔵ハードディスクのように、一般に携帯性がないとき、
実施の形態のダウンロードシステムは特に有益である。
なぜなら、一般にそうしたメディアに対しDCから楽曲
をリッピングすることは煩雑な処理を経るためである。
カーオーディオ装置の場合、自動車に組み込まれている
ため作業は一般に煩瑣である。
【0020】実施の形態では、自動車が給油のためにガ
ソリンスタンドに立ち寄ることに着目し、ガソリンスタ
ンドを楽曲のダウンロードのための基地として利用す
る。ただし、基地はコンビニエンスストアやドライブス
ルー形式のファーストフード店などであってもよい。
【0021】実施の形態1 図1は、実施の形態に係るコンテンツ配信システム10
の構成を示す。このシステムは主に、以下の6つの主体
からなる。すなわち、楽曲を保有するレーベル18、そ
の依頼を受けて楽曲のコンテンツデータをオーサリング
し、これをユーザに配信する配信業者20、ユーザがC
Dを購入する店舗16、CDに予めダウンロード権を示
すID情報を与えるID管理業者22、ダウンロード基
地であるガソリンスタンド14、ガソリンスタンド14
から売上情報を得てこれを管理するガソリン等の元売業
者24である。
【0022】レーベル18は、商品情報サーバ30を管
理する。商品情報サーバ30は、レーベル18が新たに
CDを発売するとき、このジャケットにバーコードなど
によるID情報50を貼付する。ID情報50が貼付さ
れたCD48は、店舗16へ配送される。
【0023】配信業者20は、楽曲配信サーバ40を管
理する。楽曲配信サーバ40は、ユーザが提示したID
情報50をもとにコンテンツを特定し、これをユーザが
存在するロケーションへ配信する。
【0024】ID管理業者22は、商品情報サーバ30
の要請を受けてID情報50を生成するID生成サーバ
32と、ユーザがダウンロード権を行使したのち無効化
すべきID情報50をID生成サーバ32へ伝えるID
管理サーバ34と、ユーザがダウンロードを要求したロ
ケーション、ここではガソリンスタンド14の注入口の
情報を取得するロケーション管理サーバ36と、ユーザ
がガソリンスタンド14で支払いを済ませたとき売上完
了および前述の注入口の情報を取得する売上管理サーバ
38を含む。
【0025】ガソリンスタンド14は、楽曲注入端末4
4および売上端末46を含む。売上端末46は、ユーザ
が自動車にガソリンを給油したとき、その売上および注
入口の情報をGS(ガソリンスタンド)ゲートウェイサ
ーバ42へ伝える。ユーザがダウンロードを要求したと
き、売上端末46はID情報伝送の許可および注入口の
情報を楽曲注入端末44へ伝える。楽曲注入端末44
は、ID情報および注入口の情報をそれぞれID管理サ
ーバ34、ロケーション管理サーバ36へ通知する。楽
曲配信サーバ40が楽曲注入端末44へコンテンツのデ
ータを配信したとき、楽曲注入端末44はそのデータを
カーオーディオ装置12へ記録する。
【0026】以上の構成による一連の処理を、図2に示
すフローチャートを利用して説明する。まず、配信業者
20が新しいCDの発売にあたり、ID情報50の生成
をID生成サーバ32へ要求する(ステップa)。ID
生成サーバ32は、現在空いているID情報50を確認
してこれを商品情報サーバ30へ通知する(ステップ
b)。商品情報サーバ30は、このID情報50をCD
48のジャケットへ貼付し、このCD48を店舗16へ
配送する(ステップc)。商品情報サーバ30は、ID
情報50とCD48の組合せを楽曲配信サーバ40へ通
知する。楽曲配信サーバ40の内部ではその組合せが図
示しないテーブルまたはリストへ設定される(ステップ
d)。
【0027】ユーザは店舗16でCD48を購入し、こ
れを自宅で利用する。しかし、ユーザはカーオーディオ
装置12を有しており、カーオーディオ装置12でもそ
のコンテンツを再生したいとする。このためユーザは、
一般に手続きが複雑なリッピングに代えて、CD48の
購入時にダウンロード権も買い取っている。ID情報5
0はこのダウンロード権の存在を示す。
【0028】ユーザは、給油等のためにガソリンスタン
ド14へ立ち寄った際、ID情報50を提示して、購入
済みのダウンロード権を行使する(ステップe)。ID
情報50は、楽曲注入端末44、売上端末46のいずれ
で取得されてもよいが、ここでは楽曲注入端末44で取
得されるとする。売上端末46は、給油に関する売上情
報を管理しており、ユーザが給油に対して代金を支払っ
たとき、ID情報50の伝送許可が楽曲注入端末44へ
通知される(ステップf)。伝送許可は楽曲注入端末4
4が自ら生成することもできるが、ユーザがダウンロー
ド権を給油に対する代金の支払いと合わせて支払うケー
ス(後述)に対応すべく、売上端末46で伝送許可を発
する方式を採用している。
【0029】売上端末46は、売上情報および注入口の
情報をGSゲートウェイサーバ42へ伝送する(ステッ
プg)。注入口の情報とは、そのユーザの自動車へガソ
リンを給油した注入口の位置を示すもので、ユーザにコ
ンテンツのデータを配信する際、楽曲配信サーバ40か
らその注入口に設けられた端末へデータが送られる。こ
の端末は図示しない別の端末でもよいし、楽曲注入端末
44を注入口ごとに設けてそれに対してデータを送って
もよい。注入口の情報は楽曲注入端末44へも通知され
る。GSゲートウェイサーバ42は、売上情報と注入口
の情報を売上管理サーバ38へ転送する(ステップ
h)。
【0030】楽曲注入端末44は、ID情報50をID
管理サーバ34へ通知し、注入口の情報をロケーション
管理サーバ36へ通知する(ステップi)。GSゲート
ウェイサーバ42から売上情報および注入口の情報を受
けた売上管理サーバ38は、これらをそれぞれID管理
サーバ34およびロケーション管理サーバ36へ通知す
る(ステップj)。ID管理サーバ34へ通知された売
上情報は、そのユーザのID情報50に関する処理が完
了したことを意味し、以降そのID情報50を無効化す
るために利用される。ロケーション管理サーバ36は、
注入口の情報を楽曲注入端末44および売上管理サーバ
38の両方から得ることにより、ID情報と売上の対応
を取ることができる。ID管理サーバ34は、この対応
をもとに無効化すべきID情報50を特定できる。
【0031】楽曲配信サーバ40は、ID管理サーバ3
4へアクセスしてID情報50を確認し、ロケーション
管理サーバ36へアクセスして注入口の情報を得る(ス
テップk)。楽曲配信サーバ40は、ID情報50をも
とにそれに対応するコンテンツを特定し、注入口の情報
をもとに配信先を特定する。コンテンツ、すなわち楽曲
のデータは特定された情報にしたがい、注入口を特定し
て、またはその注入口に設けられた楽曲注入端末44へ
配信される(ステップl)。
【0032】楽曲注入端末44は配信された楽曲のデー
タをカーオーディオ装置12へ書き込む(ステップ
m)。これと並行し、ID管理サーバ34は無効化した
ID情報50をID生成サーバ32へ通知する。ID生
成サーバ32はそのID情報50を図示しない内部のリ
ストから消去し、以降レーベル18からID情報50の
生成要求があったとき、これを再利用する(ステップ
n)。
【0033】以上、この実施の形態によれば、ユーザは
当然に立ち寄るガソリンスタンド14でいわゆるリッピ
ングサービスを受けることができる。その結果、ユーザ
が自らリッピングする手間を省くことができる。またレ
ーベル18にすれば、もともとMDへリッピングされて
いた部分をダウンロード権として販売することができ、
ビジネスモデルとしてメリットがある。
【0034】ここでは、ユーザはダウンロード権を予め
店舗16で購入する構成としたが、これは当然ガソリン
スタンド14で購入してもよい。その場合、ダウンロー
ド権に関する支払いも売上端末46で管理され、売上端
末46から楽曲注入端末44へ通知されるID情報50
の伝送許可が意味をもってくる。また、GSゲートウェ
イサーバ42を介して売上情報を取得した売上管理サー
バ38は、ダウンロード権に関する料金の支払いがなさ
れたことも確認したうえで売上完了をID管理サーバ3
4へ通知することができる。楽曲配信サーバ40は、I
D管理サーバ34において売上の完了、すなわち課金の
完了が確認された後、コンテンツを配信することができ
る。
【0035】実施の形態2 図3は、実施の形態2に係るコンテンツ配信システム1
0の構成を示す。以下、図1と同様の構成には同じ符号
を与え、適宜その説明を省略する。図3における新たな
構成は、元売業者24の代わりに存在するサービス管理
業者60と、売上管理サーバ38の代わりに決済情報サ
ーバ64を管理する決済機関62である。この実施の形
態では、ユーザを会員として扱い、定期的に会費を徴収
する。この会費は、ダウンロード権を継続的に確保する
とともに、いったんカーオーディオ装置12へ格納され
たコンテンツの継続利用にも充てる。
【0036】サービス管理業者60は会員管理サーバ6
6を管理する。会員管理サーバ66は、このサービスに
加入した会員全体をリスト(図示せず)によって管理す
る。リストには各会員による会費の支払状況が記述され
ており、このリストの更新のために定期的に決済情報サ
ーバ64へ問い合わせを行う。問い合わせの結果、会費
が納められたユーザについては売上端末46へダウンロ
ードの要求があったときにこれを受諾し、かつカーオー
ディオ装置12に対してサービス継続鍵80を配信す
る。カーオーディオ装置12にダウンロードされたコン
テンツのデータは、サービス継続鍵80がない限り一定
期間で使用不可になるようプログラムされている。
【0037】以上の構成による一連の処理を図4に示す
フローチャートを用いて説明する。同図において実施の
形態1と同様の処理は省略する。実施の形態2では、ユ
ーザがダウンロードの要求を行ったとき(ステップ
e)、まず売上端末46から会員管理サーバ66へ会費
の支払いの確認がなされる(ステップg)。会員管理サ
ーバ66は決済情報サーバ64へ支払状況を問い合わせ
る(ステップh)。その結果、このユーザが会費を支払
っていることが確認されたときその旨が売上端末46へ
通知され、売上端末46はID情報50の伝送の許可を
楽曲注入端末44へ通知する。以下、楽曲注入端末4
4、ID管理業者22、配信業者20による処理は同様
である。会員管理サーバ66は、ユーザの会費の支払い
を確認したのち、適宜または定期的にサービス継続鍵8
0をカーオーディオ装置12へ配信する(ステップ
o)。この配信は、このユーザに電子メール等で所定の
データを通知して行ってもよいし、楽曲注入端末44を
経由して行うなど、任意の方法で行ってもよい。
【0038】以上、この実施の形態によれば、ユーザは
定期的に比較的低額の会費を納めることにより、継続的
にリッピングサービスを受けることができる。また、レ
ーベル18、サービス管理業者60などの権利主体は、
ある程度コンスタントなサービス手数料を計上すること
ができる。
【0039】以上、本発明を実施の形態をもとに説明し
た。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素
や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能な
こと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは
当業者に理解されるところである。
【0040】例えば、実施の形態2ではサービス継続鍵
80を導入したが、この鍵以外にも、本リッピングサー
ビス全体を許可するためのサービス管理鍵(図示せず)
をカーオーディオ装置12へ配信する構成を設けてもよ
い。その鍵によれば、たとえば本サービス全体のスキー
ムを統括的に管理する者がサービス全体の停止や許可を
一元管理することができる。これは実施の形態1につい
ても同様である。この鍵は、カーオーディオ装置12が
受信できる無線方式で伝送してもよい。
【0041】実施の形態では、ユーザが最初に購入する
メディアとしてCDを考えた。しかし当然これに限る必
要はなく、たとえばDVDなどの映像ソフトであっても
よい。
【0042】実施の形態では、リッピングサービスを受
ける新たなメディアにコンテンツがダウンロードされる
ものとした。しかし、これは必ずしもダウンロードであ
る必要はなく、予めそのメディアにコンテンツを格納し
ておき、この再生を電子的に可能にする構成であっても
よい。この方法の場合、ダウンロードに必要な通信帯域
が不要となり、またサーバ側の負荷も当然軽減される。
いずれの態様を採るかは、システムの運用方針による。
【0043】実施の形態では、ガソリンスタンド14で
課金の処理を行ったが、これは別に固定位置でなされる
必要はなく、たとえばユーザの携帯端末等による決済を
行ってもよい。コンテンツのダウンロードの場所、コン
テンツを再生可能にする方法、課金の場所や方法には、
当然ながらいろいろな組合せがある。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、コンテンツの配信に付
加価値を付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係るコンテンツ配信システム
の構成図である。
【図2】 実施の形態1によってコンテンツを配信する
一連の手順を示すフローチャートである。
【図3】 実施の形態2に係るコンテンツ配信システム
の構成図である。
【図4】 実施の形態2によってコンテンツを配信する
一連の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 コンテンツ配信システム、 12 カーオーディ
オ装置、 14 ガソリンスタンド、 32 ID生成
サーバ、 34 ID管理サーバ、 36 ロケーショ
ン管理サーバ、 38 売上管理サーバ、 40 楽曲
配信サーバ、44 楽曲注入端末、 46 売上端末、
48 CD、 50 ID情報、66 会員管理サー
バ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 ZEC G06F 17/60 ZEC (72)発明者 土屋 博一 東京都品川区北品川4丁目7番35号 ソニ ーコミュニケーションネットワーク株式会 社内 (72)発明者 西部 光洋 東京都品川区北品川4丁目7番35号 ソニ ーコミュニケーションネットワーク株式会 社内 Fターム(参考) 5B017 AA03 BA06 CA16 5B082 EA11 HA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザにコンテンツを格納した第1のメ
    ディアを販売したとき、そのユーザが第2のメディアに
    対して同一または付随するコンテンツの配信を受ける付
    加的な権利を与えておき、 そのユーザがそのコンテンツを特定する情報を示して実
    際に配信を要求したとき前記権利の存在を確認したうえ
    でそのコンテンツを第2のメディアへ配信することを特
    徴とするコンテンツ配信方法。
  2. 【請求項2】 ユーザにコンテンツを格納した第1のメ
    ディアを販売したとき、そのユーザが第2のメディアを
    用いて同一または付随するコンテンツを再生する付加的
    な権利を与えておき、 そのユーザがそのコンテンツを特定する情報を示して実
    際に再生を要求したとき前記権利の存在を確認したうえ
    でそのコンテンツの第2のメディアからの読み出しを許
    可することを特徴とするコンテンツ配信方法。
  3. 【請求項3】 ユーザに所定のコンテンツを格納した第
    1のメディアを販売する際、そのメディアを購入したユ
    ーザが同一または付随するコンテンツを第2のメディア
    に格納し、または第2のメディアにて利用するための付
    加的な権利を与えるべく、第1のメディアまたは前記所
    定のコンテンツに予め関連づけておくID情報を生成す
    るID生成装置と、 第1のメディアをユーザが購入した後、前記ID情報を
    提示して前記権利の行使を申し出たとき、そのID情報
    を取得するダウンロード基地の端末と、 前記取得されたID情報を確認した後、前記ダウンロー
    ド基地へ前記同一のまたは付随するコンテンツ、または
    それらを再生するためのデータを送信する配信装置と、 を含むことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  4. 【請求項4】 前記付加的な権利に対してユーザが支払
    った代金を売上として管理する売上管理装置をさらに含
    むことを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記ユーザが第2のメディアを用いてコ
    ンテンツを継続的に再生するために所定の代金の支払い
    が必要であり、 本システムは、その支払いの有無を確認し、支払いがな
    かった場合、ユーザがコンテンツの再生に使用する電子
    的な鍵の配信を停止する会員管理装置をさらに含むこと
    を特徴とする請求項3、4のいずれかに記載のシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記ダウンロード基地へのコンテンツの
    配信が許可された後、前記ID情報を無効化するID管
    理装置をさらに含むことを特徴とする請求項3から5の
    いずれかに記載のシステム。
  7. 【請求項7】 ユーザに所定のコンテンツを格納した第
    1のメディアを販売する際、そのメディアを購入したユ
    ーザが同一または付随するコンテンツを第2のメディア
    に格納し、または第2のメディアにて利用するための付
    加的な権利を与えるべく、第1のメディアまたは前記所
    定のコンテンツに予め関連づけておくID情報を生成す
    るID生成装置と、 第1のメディアをユーザが購入した後、前記ID情報を
    提示して前記権利の行使を申し出たとき、そのID情報
    を取得するダウンロード基地の端末と、 前記取得されたID情報を確認した後、前記ダウンロー
    ド基地へ前記同一または付随するコンテンツを送信する
    配信装置とを含み、 前記ダウンロード基地としてガソリンスタンドが含ま
    れ、前記端末はそのガソリンスタンドに設置されるもの
    であり、前記第2のメディアは、自動車の車内において
    コンテンツを再生する際に利用されるメディアであるこ
    とを特徴とするコンテンツ配信システム。
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