JP2002007357A - ライセンス管理方法及びコンテンツ取扱装置 - Google Patents

ライセンス管理方法及びコンテンツ取扱装置

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JP2002007357A
JP2002007357A JP2000187595A JP2000187595A JP2002007357A JP 2002007357 A JP2002007357 A JP 2002007357A JP 2000187595 A JP2000187595 A JP 2000187595A JP 2000187595 A JP2000187595 A JP 2000187595A JP 2002007357 A JP2002007357 A JP 2002007357A
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Kosuke Ikegami
浩介 池上
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、コンテンツの著作権を保護しつつ、
コンテンツの利用性を高めることを実現するライセンス
管理方法の提供を目的とする。 【解決手段】本発明では、あたかも貸金庫の如く、ネッ
トワークを介して接続されるセンタ装置に、著作権保護
機能を持つ記録媒体に記録されるコンテンツのライセン
スを預け入れることで、そのコンテンツを預け入れた
り、そのセンタ装置に預け入れられているコンテンツの
ライセンスを引き出して、そのコンテンツとともに著作
権保護機能を持つ記録媒体に記録することで、そのコン
テンツを再生できるようにするという構成を採る。この
構成に従って、半導体メディアのような高価な記録媒体
を複数用意しなくても、コンテンツの著作権を保護しつ
つ、多数のコンテンツを利用できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツの著作
権を保護しつつ、コンテンツの利用性を高めることを実
現するライセンス管理方法と、そのライセンス管理方法
により構築されるコンテンツ取扱装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】音楽などのディジタルコンテンツは、半
導体メディアに保存されて、専用の携帯端末上で再生ソ
フトにより再生されたり、パソコンのハードディスクに
保存されて、パソコン上で再生ソフトにより再生された
りしている。
【0003】ディジタルコンテンツは複写しても劣化し
ないなどの特性があることから、不正利用されないよう
に、暗号化技術や特殊な管理システムなどを用い著作権
を保護したうえでの利用が図られている。
【0004】しかし、これらのディジタルコンテンツを
記録する半導体メディアは従来のカセットテープなどに
比べて高価であることから、ユーザにとって、この半導
体メディアを複数用いたライブラリ化は現実的でない。
【0005】そこで、コンテンツをパソコンのハードデ
ィスクなどに退避しておき、利用時にパソコンから半導
体メディアへコンテンツを移動するという利用形態がと
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のように、コンテンツをパソコンのハードディスクな
どに退避しておき、利用時にパソコンから半導体メディ
アへコンテンツを移動するという利用形態をとっている
と、そのパソコンを用いないと、半導体メディアに記録
されるコンテンツを別のものに交換することができない
という問題点がある。
【0007】これから、旅行先といったような自宅以外
の場所で、半導体メディアに記録されるコンテンツを別
のものに交換することができないという問題点がある。
【0008】また、従来技術に従っていると、パソコン
を持っていないと、半導体メディアにコンテンツを記録
できないという問題点がある。
【0009】これから、半導体メディアに記録されるコ
ンテンツを再生する携帯用端末を購入しても、パソコン
を持っていないと、コンテンツを再生できないという問
題点がある。
【0010】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、コンテンツの著作権を保護しつつ、コンテン
ツの利用性を高めることを実現する新たなライセンス管
理方法の提供と、そのライセンス管理方法により構築さ
れる新たなコンテンツ取扱装置の提供とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のライセンス管理方法では、あたかも貸金庫
の如く、ネットワークを介して接続されるセンタ装置
に、著作権保護機能を持つ記録媒体に記録されるコンテ
ンツのライセンスを預け入れることで、そのコンテンツ
を預け入れたり、そのセンタ装置に預け入れられている
コンテンツのライセンスを引き出して、そのコンテンツ
とともに著作権保護機能を持つ記録媒体に記録すること
で、そのコンテンツを再生できるようにするという構成
を採る。
【0012】この構成を採るときに、著作権保護機能を
持たないコンピュータ装置からのコンテンツの預け入れ
やそのコンピュータ装置への引き出しを可能にするため
に、コンピュータ装置のマシン情報を認証する構成を採
って、ネットワークを介して接続されるセンタ装置に、
その認証されたコンピュータ装置に記憶されるコンテン
ツのライセンスを預け入れたり、センタ装置に預け入れ
られているライセンスを引き出して、コンテンツととも
にその認証されたコンピュータ装置に格納することで、
そのコンテンツを再生できるようにするという構成を採
る。
【0013】この構成に従って、本発明のライセンス管
理方法によれば、半導体メディアのような高価な記録媒
体を複数用意しなくても、コンテンツの著作権を保護し
つつ、多数のコンテンツを利用できるようになる。
【0014】そして、パソコンなどのようなコンピュー
タ装置に記憶されるコンテンツについても、半導体メデ
ィアのような記録媒体に記録されるコンテンツと同様の
扱いをとれるようになる。
【0015】一方、本発明のコンテンツ取扱装置では、
著作権保護機能を持つ記録媒体を挿入する構成を採っ
て、本発明のライセンス管理方法を使って、ネットワー
クを介して接続されるセンタ装置に、挿入された記録媒
体に記録されるコンテンツのライセンスを預け入れるこ
とで、そのコンテンツを預け入れたり、そのセンタ装置
に預け入れられている別のコンテンツのライセンスを引
き出して、そのライセンスをそのコンテンツとともに空
になった記録媒体に記録することで、そのコンテンツを
再生できるようにする。
【0016】更に、販売対象となるコンテンツの中から
選択されるコンテンツとそのコンテンツのライセンスと
を、挿入された記録媒体に記録することでコンテンツを
販売するように処理する。
【0017】この構成に従って、本発明のコンテンツ取
扱装置によれば、屋外などで、可搬性のある半導体メデ
ィアのような記録媒体に対してコンテンツを記録するこ
とで、コンテンツを販売できるようになるととともに、
パソコンなどを使わずに、記録媒体に記録されるコンテ
ンツをユーザの購入した別のものに交換できるようにな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0019】図1に、本発明を実現するためのシステム
の一実施形態例を図示する。
【0020】この図に示すように、本発明は、コンビニ
エンスストアなどに設置され、著作権保護機能を持つ半
導体メディアなどの記録媒体3を挿入して、その記録媒
体3に記録される音楽などのコンテンツの書換処理を実
行する端末装置1と、その端末装置1にネットワーク4
を介して接続されて、端末装置1からの指示に応答して
記録媒体3に記録されるコンテンツのライセンス管理を
実行するセンタ装置2というシステム上で構築される。
【0021】この端末装置1は、記録媒体3に記録され
るコンテンツの書換処理を実行するコンテンツ書換プロ
グラム10と、利用頻度の高いコンテンツを管理するコ
ンテンツファイル11とを備える。
【0022】一方、センタ装置2は、記録媒体3に記録
されるコンテンツのライセンス管理を実行するライセン
ス管理プログラム20と、利用される可能性のある全て
のコンテンツを管理するコンテンツファイル21と、コ
ンテンツライセンスの管理情報を管理する管理情報ファ
イル22とを備える。
【0023】この管理情報ファイル22は、例えば、図
2に示すように、個人情報(各個人の暗証番号/名前/
住所などを個人IDに対応付けて管理する)と、メディ
ア管理情報(どういう媒体が記録媒体3として使用で
き、どういう媒体が記録媒体3として使用できないのか
を個人IDに対応付けて管理する)と、コンテンツ管理
情報(コンテンツが音楽である場合には、各音楽の曲名
/演奏者/メーカ名などをコンテンツIDと対応付けて
管理する)と、コンテンツ権利保護情報(各コンテンツ
の暗号キーをコンテンツIDと対応付けて管理する)
と、個人毎のライセンス管理情報(各個人がどういうコ
ンテンツのライセンスを持ち、どういうコンテンツのラ
イセンスを持たないのかを個人IDと対応付け管理す
る)という情報を管理する。
【0024】ここで、コンテンツに対して複数のライセ
ンス数を持つことができる場合には、個人毎のライセン
ス管理情報では、ライセンス数を幾つ持っているのかに
ついても管理することになる。
【0025】上述したように、本発明では、あたかも貸
金庫の如く、ネットワーク4を介して接続されるセンタ
装置2に、著作権保護機能を持つ記録媒体3に記録され
るコンテンツのライセンス(具体的には、圧縮化された
コンテンツの解凍に必要となる暗号キーがライセンスと
なる)を預け入れることで、そのコンテンツを預け入れ
たり、そのセンタ装置2に預け入れられているコンテン
ツのライセンスを引き出して、そのコンテンツとともに
著作権保護機能を持つ記録媒体3に記録することで、そ
のコンテンツを再生できるようにするという構成を採
る。
【0026】図3に、センタ装置2にコンテンツを預け
入れるときに実行する処理フローの一実施形態例、図4
に、センタ装置2からコンテンツを引き出すときに実行
する処理フローの一実施形態例を図示する。
【0027】次に、これらの処理フロー(コンテンツ書
換プログラム10とライセンス管理プログラム20とが
連携しつつ実行する)に従って、このように構成される
実施形態例の処理について詳細に説明する。
【0028】センタ装置2にコンテンツを預け入れると
きには、図3の処理フローに示すように、先ず最初に、
ステップ1で、端末装置1は、ユーザの挿入操作に応答
して処理対象の記録媒体3を挿入する。
【0029】続いて、ステップ2で、端末装置1は、挿
入した記録媒体3がシステムに対応した著作権保護機能
を持つ媒体(ユーザには見えない領域を持つ媒体)であ
るのか否かを認証する。すなわち、規定のアクセス処理
を実行することで、著作権保護機能を持つ媒体であるの
か否かを認証するのである。
【0030】記録媒体3が著作権保護機能を持つ媒体で
あることを認証すると、続いて、ステップ3で、端末装
置1は、記録媒体3を挿入したユーザが新規のユーザで
あるのか否かを判断して、新規のユーザであることを判
断するときには、ステップ4に進んで、ユーザの個人情
報(暗証番号など)を入力してセンタ装置2に送信す
る。
【0031】この個人情報の送信を受けて、続くステッ
プ5で、センタ装置2は、その送られてきた個人情報を
管理情報ファイル22に登録する。
【0032】一方、端末装置1は、記録媒体3を挿入し
たユーザが新規のユーザでないことを判断するときに
は、ステップ6に進んで、ユーザの個人ID及び暗証番
号を入力してセンタ装置2に送信する。
【0033】この個人ID及び暗証番号の送信を受け
て、続くステップ7で、センタ装置2は、管理情報ファ
イル22を参照することで、その送られてきた個人ID
及び暗証番号を認証する。
【0034】このようにして個人情報を認証・登録する
と、続いて、ステップ8で、端末装置1は、挿入した記
録媒体3に記録されるコンテンツ(複数記録されること
がある)とそのライセンスの有無とをディスプレイに表
示する。
【0035】この表示に応答してユーザがコンテンツを
選択すると、続くステップ9で、端末装置1は、その選
択されたコンテンツをセンタ装置2に登録するコンテン
ツ(預け入れるコンテンツ)として選択して、そのコン
テンツのライセンスをセンタ装置2に送信する。このと
き、コンテンツの実体についてはコンテンツファイル2
1に登録されているので、センタ装置2に送信する必要
はないが送信するようにしてもよい。
【0036】このライセンスの送信を受けて、続くステ
ップ10で、センタ装置2は、送られてきたライセンス
を管理情報ファイル22に登録することで、ユーザの選
択したコンテンツを登録する。
【0037】続いて、ステップ11で、端末装置1は、
挿入した記録媒体3から、センタ装置2に登録したコン
テンツとそのライセンスとを削除して、処理を終了す
る。
【0038】ここで、ライセンスが削除されると、暗号
キーが削除されることで、そのライセンスに対応付けら
れるコンテンツは利用(再生)が不可能になることか
ら、コンテンツについては記録媒体3から削除しないよ
うに処理することも可能である。
【0039】このようにして、ユーザは、自分の所有す
る記録媒体3に記録されるコンテンツのライセンスをセ
ンタ装置2に預け入れることで、そのコンテンツの再利
用を可能にしつつ、その記録媒体3を空の状態にするこ
とができるようになる。
【0040】一方、センタ装置2からコンテンツを引き
出すときには、図4の処理フローに示すように、先ず最
初に、ステップ1で、端末装置1は、ユーザの挿入操作
に応答して処理対象の記録媒体3を挿入する。
【0041】続いて、ステップ2で、端末装置1は、挿
入した記録媒体3がシステムに対応した著作権保護機能
を持つ媒体であるのか否かを認証する。続いて、ステッ
プ3で、端末装置1は、ユーザの個人ID及び暗証番号
を入力してセンタ装置2に送信する。
【0042】この個人ID及び暗証番号の送信を受け
て、続くステップ4で、センタ装置2は、管理情報ファ
イル22を参照することで、その送られてきた個人ID
及び暗証番号を認証する。
【0043】続いて、ステップ5で、端末装置1は、セ
ンタ装置2に登録されている(預け入れられている)コ
ンテンツとそのライセンスの有無をディスプレイに表示
する。この表示に応答してユーザがコンテンツを選択す
ると、続くステップ6で、端末装置1は、その選択され
たコンテンツを復元(再生)するコンテンツとして選択
する。
【0044】続いて、ステップ7で、端末装置1は、そ
の選択したコンテンツを記録媒体3に記録する。このと
き、端末装置1は、そのコンテンツが自装置の持つコン
テンツファイル11に格納されているときには、それを
読み出して記録し、格納されていないときには、センタ
装置2の持つコンテンツファイル21から取得して、記
録していくように処理する。
【0045】続いて、ステップ8で、端末装置1は、そ
の記録したコンテンツのライセンスをセンタ装置2から
取得して記録媒体3に記録する。続いて、ステップ9
で、端末装置1は、センタ装置2に指示することで、セ
ンタ装置2に登録されているその記録したライセンスを
削除して、処理を終了する。
【0046】このようにして、ユーザは、センタ装置2
に預け入れたコンテンツのライセンスを引き出して、そ
のコンテンツとともに記録媒体3に記録することで、そ
のコンテンツを再び利用できるようになる。
【0047】このように、本発明によれば、半導体メデ
ィアのような高価な記録媒体3を複数用意しなくても、
コンテンツの著作権を保護しつつ、多数のコンテンツを
利用できるようになるのである。
【0048】このように構成されるときにあって、同一
コンテンツに対して複数のライセンスを持つことができ
る場合には、管理情報ファイル22がライセンス数を管
理する構成を採って、センタ装置2は、同一コンテンツ
の預け入れ要求が発行される度に、そのコンテンツのラ
イセンス数を1つずつインクリメントしていくととも
に、同一コンテンツの引き出し要求が発行される度に、
そのコンテンツのライセンス数を1つずつデイクリメン
トしていくように処理することになる。そして、ライセ
ンス数がゼロになるときには、そのコンテンツのライセ
ンスがないことを判断するようにすることになる。
【0049】また、このように構成されるときにあっ
て、本発明では、ライセンス保有者による試聴などの利
用を可能にするために、ライセンスの移動を行わなくて
も、コンテンツのストリーミング再生を提供するという
構成を採っている。
【0050】すなわち、図5に示すように、センタ装置
2にストリーミング再生プログラム23を備える構成を
採って、センタ装置2にコンテンツが預け入れられてい
る場合には、個人情報の認証と個人ライセンスの確認を
行った後に、ライセンスの移動を行うことなく、端末装
置1を介して、その個人ライセンスを持つユーザに対し
て、コンテンツをストリーミング再生して提供したり、
その個人ライセンスを持つユーザの個人パソコン5であ
ることを確認することを条件にして、その個人パソコン
5に対して、コンテンツをストリーミング再生して提供
するように処理している。
【0051】ここで、端末装置1にストリーミング再生
プログラム12を備えるとともに、センタ装置2から端
末装置1にライセンスを複写する構成を採ることで、ラ
イセンスの移動を行うことなく、このストリーミング再
生を提供するという構成を採ることも可能である。
【0052】図6に、本発明を実現するためのシステム
の他の実施形態例を図示する。
【0053】この実施形態例と図1に示した実施形態例
との違いは、この実施形態例では、個人パソコン5に記
憶されるコンテンツをセンタ装置2に預け入れたり、セ
ンタ装置2に預け入れられているコンテンツを個人パソ
コン5に引き出すことができるようにしている点であ
る。
【0054】個人パソコン5では、CD−ROMに記録
される音楽などのコンテンツを暗号化するツールを備え
ることがある。この実施形態例では、著作権保護を実現
しつつ、このツールにより作成されたコンテンツを預け
入れたり引き出すことができるようにする処理を行う。
【0055】この処理を実現するために、この実施形態
例では、CPUのIDやMACアドレスなどのような個
人パソコン5を一意に識別できるマシン情報を収集し
て、それを管理情報ファイル22に登録することで個人
パソコン5の認証する構成を採っている。
【0056】図7に、個人パソコン5がセンタ装置2に
コンテンツを預け入れるときに実行する処理フローの一
実施形態例、図8に、個人パソコン5がセンタ装置2か
らコンテンツを引き出すときに実行する処理フローの一
実施形態例を図示する。
【0057】次に、これらの処理フロー(コンテンツ書
換プログラム10とライセンス管理プログラム20とが
連携しつつ実行する)に従って、図6のように構成され
る実施形態例の処理について詳細に説明する。
【0058】個人パソコン5からセンタ装置2にコンテ
ンツを預け入れるときには、図7の処理フローに示すよ
うに、先ず最初に、ステップ1で、個人パソコン5は、
新規のユーザであるのか否かを判断して、新規のユーザ
であることを判断するときには、ステップ2に進んで、
ユーザの個人情報(暗証番号など)を入力してセンタ装
置2に送信するとともに、続くステップ3で、個人パソ
コン5のマシン情報(CPUのIDやMACアドレスな
ど)を収集してセンタ装置2に送信する。
【0059】この個人情報及びマシン情報の送信を受け
て、続くステップ4で、センタ装置2は、その送られて
きた個人情報及びマシン情報を管理情報ファイル22に
登録する。
【0060】一方、個人パソコン5は、新規のユーザで
ないことを判断するときには、ステップ5に進んで、ユ
ーザの個人ID及び暗証番号を入力してセンタ装置2に
送信するとともに、続くステップ6で、個人パソコン5
のマシン情報を収集してセンタ装置2に送信する。
【0061】この個人情報及びマシン情報の送信を受け
て、続くステップ7で、センタ装置2は、管理情報ファ
イル22を参照することで、その送られてきた個人情報
及びマシン情報を認証する。
【0062】このようにして個人情報を認証・登録する
と、続いて、ステップ8で、個人パソコン5は、ユーザ
の操作に応答して、センタ装置2に登録するコンテンツ
(預け入れるコンテンツ)を選択して、そのコンテンツ
のライセンスをセンタ装置2に送信する。このとき、コ
ンテンツの実体についてはコンテンツファイル21に登
録されているので、センタ装置2に送信する必要はない
が送信するようにしてもよい。
【0063】このライセンスの送信を受けて、続くステ
ップ9で、センタ装置2は、送られてきたライセンスを
管理情報ファイル22に登録することで、ユーザの選択
したコンテンツを登録する。
【0064】続いて、ステップ10で、個人パソコン5
は、自装置内から、センタ装置2に登録したコンテンツ
とそのライセンスとを削除して、処理を終了する。
【0065】ここで、ライセンスが削除されると、暗号
キーが削除されることで、そのライセンスに対応付けら
れるコンテンツは利用(再生)が不可能になることか
ら、コンテンツについては削除しないように処理するこ
とも可能である。
【0066】このようにして、ユーザは、自分の所有す
る個人パソコン5に記憶されるコンテンツのライセンス
をセンタ装置2に預け入れることで、そのコンテンツの
再利用を可能にしつつ、そのコンテンツをセンタ装置2
に預け入れることができるようになる。
【0067】一方、センタ装置2から個人パソコン5に
コンテンツ(個人パソコン5や記録媒体3から預け入れ
られたコンテンツ)を引き出すときには、図8の処理フ
ローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、個人パ
ソコン5は、ユーザの個人ID及び暗証番号を入力して
センタ装置2に送信するとともに、続くステップ2で、
個人パソコン5のマシン情報を収集してセンタ装置2に
送信する。
【0068】この個人情報及びマシン情報の送信を受け
て、続くステップ3で、センタ装置2は、管理情報ファ
イル22を参照することで、その送られてきた個人情報
及びマシン情報を認証する。
【0069】このようにして個人情報を認証・登録する
と、続いて、ステップ4で、個人パソコン5は、センタ
装置2に登録されているコンテンツとそのライセンスの
有無をディスプレイに表示する。この表示に応答してユ
ーザがコンテンツを選択すると、続くステップ5で、個
人パソコン5は、その選択されたコンテンツを復元する
コンテンツとして選択する。
【0070】続いて、ステップ6で、個人パソコン5
は、センタ装置2のコンテンツファイル21から、その
選択したコンテンツを取得して格納する。続いて、ステ
ップ7で、個人パソコン5は、その格納したコンテンツ
のライセンスをセンタ装置2から取得して格納する。
【0071】続いて、ステップ8で、個人パソコン5
は、センタ装置2に指示することで、センタ装置2に登
録されているその格納したライセンスを削除して、処理
を終了する。
【0072】このようにして、ユーザは、センタ装置2
に預け入れたコンテンツのライセンスを引き出して、そ
のコンテンツとともに個人パソコン5に格納すること
で、そのコンテンツ(個人パソコン5や記録媒体3から
預け入れられたコンテンツ)を再び利用できるようにな
る。
【0073】ここで、個人パソコン5からセンタ装置2
に預け入れられたコンテンツを記録媒体3に引き出すこ
とも可能であり、この場合には、上述した図4の処理フ
ローに従って、コンテンツの引き出し処理が実行される
ことになる。すなわち、端末装置1は、ユーザからの引
き出し要求に応答して、上述した図4の処理フローに従
って、個人パソコン5から預け入れられたコンテンツを
引き出して記録媒体3に記録するように処理するのであ
る。
【0074】このように構成されるときにあって、同一
コンテンツに対して複数のライセンスを持つことができ
る場合には、管理情報ファイル22がライセンス数を管
理する構成を採って、センタ装置2は、同一コンテンツ
の預け入れ要求が発行される度に、そのコンテンツのラ
イセンス数を1つずつインクリメントしていくととも
に、同一コンテンツの引き出し要求が発行される度に、
そのコンテンツのライセンス数を1つずつデイクリメン
トしていくように処理することになる。そして、ライセ
ンス数がゼロになるときには、そのコンテンツのライセ
ンスがないことを判断するようにすることになる。
【0075】このように、本発明によれば、個人パソコ
ン5に記憶されるコンテンツについても、記録媒体3に
記録されるコンテンツと同様の扱いをとれるようにな
る。
【0076】以上に説明した実施形態例では説明しなか
ったが、端末装置1は、記録媒体3にコンテンツを記録
していくときに、新譜試聴データや新譜紹介情報などの
ような広告データを、そのコンテンツとともに記録媒体
3に書き込んでいくように処理することがある。そし
て、センタ装置2は、個人パソコン5にコンテンツを格
納していくときに、そのような広告データを、そのコン
テンツとともに個人パソコン5に書き込んでいくように
処理することがある。
【0077】このような処理を行うことで、ユーザは有
用な情報を得られるようになり、コンテンツのメーカは
ユーザに対して広告サービスを行えるようになり、シス
テム運用者はコンテンツのメーカから広告費を徴収でき
るようになる。
【0078】ここで、この広告データについては、個人
情報を考慮して選択したり、コンテンツのジャンルを考
慮して選択していくように処理することが好ましい。な
お、コンテンツに関係のない広告データを書き込んでい
くように処理することでもよい。
【0079】また、この本発明のシステムを運用してい
くあたっては、ユーザから利用料金を徴収していくこと
がある。
【0080】すなわち、ユーザから、月や年単位などで
契約に従って定額の利用料金を徴収したり、一定期間利
用可能な形の利用料金(その期間を過ぎた後は追加料
金)を徴収したり、固定利用料は徴収しないで預け入れ
や引き出しの回数に応じて利用料金を徴収したり、その
他の規約に従って利用料金を徴収していくように処理す
ることがある。
【0081】図9に、本発明により構築される音楽自動
販売装置100の外観構成を図示する。
【0082】この図に示す本発明の音楽自動販売装置1
00は、タッチパネル・チルト機能付きのディスプレイ
101と、記録媒体3の挿入口となる記録媒体挿入口1
02と、紙幣挿入口103と、コイン投入口104と、
コイン返却口105と、試聴用ヘッドフォン106と、
図示しない内蔵スピーカと、上述したコンテンツファイ
ル11に相当する図示しない音楽コンテンツファイルと
を備えて、ネットワーク4を介して上述したセンタ装置
2に接続されている。
【0083】図10及び図11に、この音楽自動販売装
置100の実行する処理フローの一実施形態例を図示す
る。
【0084】この処理フローに示すように、本発明の音
楽自動販売装置100は、先ず最初に、ステップ1で、
記録媒体挿入口102を使って、ユーザから記録媒体3
を受け取る。
【0085】続いて、ステップ2で、ユーザの要求が音
楽コンテンツの購入要求であるのか否かを判断して、音
楽コンテンツの購入要求であることを判断するときに
は、ステップ3に進んで、ディスプレイ101を使って
対話することで、販売する音楽コンテンツを選択する。
【0086】続いて、ステップ4で、販売する音楽コン
テンツの料金を徴収し、続くステップ5で、挿入された
記録媒体3に、選択された音楽コンテンツとそのライセ
ンスとを記録することで音楽コンテンツを販売して、処
理を終了する。
【0087】一方、ステップ2で、ユーザの要求が音楽
コンテンツの購入要求でないことを判断するときには、
ステップ6に進んで、ユーザの要求が記録媒体3に記録
される音楽コンテンツの預け入れ要求であるのか否かを
判断する。
【0088】この判断処理に従って、ユーザの要求が音
楽コンテンツの預け入れ要求であることを判断するとき
には、ステップ7に進んで、音楽コンテンツの預け入れ
の手数料を徴収し、続くステップ8で、上述したコンテ
ンツ預け入れ処理を実行することで、挿入された記録媒
体3に記録される音楽コンテンツをセンタ装置2に預け
入れて、処理を終了する。
【0089】一方、ステップ6で、ユーザの要求が音楽
コンテンツの預け入れ要求でないことを判断するときに
は、ステップ9に進んで、ユーザの要求がセンタ装置2
に預け入れられている音楽コンテンツの引き出し要求で
あるのか否かを判断する。
【0090】この判断処理に従って、ユーザの要求が音
楽コンテンツの引き出し要求であることを判断するとき
には、ステップ10に進んで、音楽コンテンツの引き出
しの手数料を徴収し、続くステップ11で、上述したコ
ンテンツ引き出し処理を実行することで、センタ装置2
から音楽コンテンツを引き出して記録媒体3に記録し
て、処理を終了する。
【0091】一方、ステップ9で、ユーザの要求が音楽
コンテンツの引き出し要求でないことを判断するときに
は、ステップ12(図11の処理フロー)に進んで、ユ
ーザの要求が音楽コンテンツの試聴要求であるのか否か
を判断して、試聴要求であることを判断するときには、
ステップ13に進んで、ディスプレイ101を使って対
話することで、試聴する音楽コンテンツを選択する。
【0092】続いて、ステップ14で、センタ装置2に
問い合わせることで、ユーザがその選択された音楽コン
テンツのライセンスを保有しているのか否かを判断し
て、保有していないことを判断するときには、そのまま
処理を終了し、保有していることを判断するときには、
ステップ15に進んで、センタ装置2から記録媒体3に
ライセンスを移動させることなく、その選択された音楽
コンテンツをストリーミング再生して、処理を終了す
る。
【0093】一方、ステップ12で、ユーザの要求が音
楽コンテンツの試聴要求でないことを判断するときに
は、ステップ16に進んで、ユーザの要求する処理を実
行して、処理を終了する。
【0094】このようにして、図9に示す本発明の音楽
自動販売装置100は、可搬性のある記録媒体3に対し
て音楽コンテンツを記録することで、音楽コンテンツを
販売するとともに、パソコンなどを使わずに、コンビニ
エンスストアなどの屋外でもって、記録媒体3に記録さ
れる音楽コンテンツをユーザの購入した別のものに交換
するように処理するのである。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半導体メディアのような高価な記録媒体を複数用意しな
くても、コンテンツの著作権を保護しつつ、多数のコン
テンツを利用できるようになる。
【0096】更に、パソコンなどのようなコンピュータ
装置に記憶されるコンテンツについても、半導体メディ
アのような記録媒体に記録されるコンテンツと同様の扱
いをとれるようになる。
【0097】そして、本発明によれば、屋外などで、可
搬性のある半導体メディアのような記録媒体に対してコ
ンテンツを記録することで、コンテンツを販売できるよ
うになるととともに、パソコンなどを使わずに、記録媒
体に記録されるコンテンツをユーザの購入した別のもの
に交換できるようになる。
【0098】このようにして、本発明によれば、コンテ
ンツの著作権を保護しつつ、コンテンツの利用性を高め
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実現するためのシステムの一実施形態
例である。
【図2】管理情報ファイルの一実施形態例である。
【図3】コンテンツを預け入れるときに実行する処理フ
ローの一実施形態例である。
【図4】コンテンツを引き出すときに実行する処理フロ
ーの一実施形態例である。
【図5】ストリーミング再生処理の説明図である。
【図6】本発明を実現するためのシステムの他の実施形
態例である。
【図7】コンテンツを預け入れるときに実行する処理フ
ローの一実施形態例である。
【図8】コンテンツを引き出すときに実行する処理フロ
ーの一実施形態例である。
【図9】本発明の音楽自動販売装置の外観構成図であ
る。
【図10】本発明の音楽自動販売装置が実行する処理フ
ローの一実施形態例である。
【図11】本発明の音楽自動販売装置が実行する処理フ
ローの一実施形態例である。
【符号の説明】
1 端末装置 2 センタ装置 3 記録媒体 4 ネットワーク 10 コンテンツ書換プログラム 11 コンテンツファイル 20 ライセンス管理プログラム 21 コンテンツファイル 22 管理情報ファイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月3日(2000.7.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 著作権保護機能を持つ記録媒体であるの
    か否かを認証し、 センタ装置に問い合わせることで、上記記録媒体の所有
    者の個人情報を認証し、 上記記録媒体に記録されるコンテンツの中から預け入れ
    対象となるコンテンツを選択し、 その選択したコンテンツのライセンスを上記センタ装置
    に登録するとともに、該ライセンスのみ、あるいは、該
    ライセンス及び該コンテンツを上記記録媒体から削除す
    ることを、 特徴とするライセンス管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のライセンス管理方法にお
    いて、 上記センタ装置に問い合わせることで、預け入れ対象と
    なるコンテンツを記憶するコンピュータ装置のマシン情
    報を認証し、 上記センタ装置に問い合わせることで、上記コンピュー
    タ装置の所有者の個人情報を認証し、 上記コンピュータ装置に記憶されるコンテンツの中から
    預け入れ対象となるコンテンツを選択し、 その選択したコンテンツのライセンスを上記センタ装置
    に登録するとともに、該ライセンスのみ、あるいは、該
    ライセンス及び該コンテンツを上記コンピュータ装置か
    ら削除することを、 特徴とするライセンス管理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のライセンス管理方
    法において、 上記センタ装置にライセンスが預け入れられているコン
    テンツの中から引き出し対象となるコンテンツを選択
    し、 その選択したコンテンツと該コンテンツのライセンスと
    を上記記録媒体に記録するとともに、該ライセンスを上
    記センタ装置から削除することを、 特徴とするライセンス管理方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のライセンス管理方法にお
    いて、 上記センタ装置にライセンスが預け入れられているコン
    テンツの中から引き出し対象となるコンテンツを選択
    し、 その選択したコンテンツと該コンテンツのライセンスと
    を上記コンピュータ装置に格納するとともに、該ライセ
    ンスを上記センタ装置から削除することを、 特徴とするライセンス管理方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載のライセンス管理方
    法において、 上記センタ装置に同一コンテンツを預け入れるときに
    は、カウントアップしていく形式で該コンテンツのライ
    センスを登録し、上記センタ装置から同一コンテンツを
    引き出すときには、カウントダウンしていく形式で該コ
    ンテンツのライセンスを削除することを、 特徴とするライセンス管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4記載のライセンス管理方
    法において、 コンテンツを引き出し先に書き込むときに、該コンテン
    ツに広告情報を付加して書き込むことを、 特徴とするライセンス管理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    されるライセンス管理方法において、 コンテンツのライセンス保有者に対して、ライセンスの
    移動を行うことなく、該コンテンツをストリーミング形
    式で再生して提供することを、 特徴とするライセンス管理方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項に記載
    されるライセンス管理方法において、 システム利用者に対して、利用料金の支払いを要求する
    ことを、 特徴とするライセンス管理方法。
  9. 【請求項9】 コンテンツを記録する記録媒体を処理す
    るコンテンツ取扱装置であって、 上記記録媒体が著作権保護機能を持つのか否かを認証す
    る手段と、 センタ装置に問い合わせることで、上記記録媒体の所有
    者の個人情報を認証する手段と、 上記記録媒体に記録されるコンテンツの中から預け入れ
    対象となるコンテンツを選択する手段と、 その選択したコンテンツのライセンスを上記センタ装置
    に登録するとともに、該ライセンスのみ、あるいは、該
    ライセンス及び該コンテンツを上記記録媒体から削除す
    る手段と、 上記センタ装置にライセンスが預け入れられているコン
    テンツの中から引き出し対象となるコンテンツを選択す
    る手段と、 その選択したコンテンツと該コンテンツのライセンスと
    を上記記録媒体に記録するとともに、該ライセンスを上
    記センタ装置から削除する手段とを備えることを、 特徴とするコンテンツ取扱装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のコンテンツ取扱装置に
    おいて、 販売対象のコンテンツの中からコンテンツを選択する手
    段と、 その選択したコンテンツと該コンテンツのライセンスと
    を上記記録媒体に記録する手段とを備えることを、 特徴とするコンテンツ取扱装置。
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