JP2003263830A - 情報記録ディスク、サーバ装置及びプログラム - Google Patents

情報記録ディスク、サーバ装置及びプログラム

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JP2003263830A
JP2003263830A JP2002066511A JP2002066511A JP2003263830A JP 2003263830 A JP2003263830 A JP 2003263830A JP 2002066511 A JP2002066511 A JP 2002066511A JP 2002066511 A JP2002066511 A JP 2002066511A JP 2003263830 A JP2003263830 A JP 2003263830A
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disc
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disk
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Eiji Noda
英治 野田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正にコピーされたプログラムを用いて、不
正にサーバ装置からコンテンツをダウンロードすること
を防止し、コンテンツのサーバ装置からのダウンロード
の度に勘定を設定することを不要としてシステムを簡易
にする。 【解決手段】 光ディスク1は、情報の記録が可能であ
って、予めディスクID2と、ダウンローダ4とを記憶
している。ダウンローダ4により、PCは、インターネ
ットを介してディスクID2を提示し、特定のロケーシ
ョンのサーバ装置に所定のコンテンツのダウンロードを
要求する。予めサーバ装置に登録されているディスクI
D2と、送信したディスクID2との照合の結果、両者
が一致したときは、サーバ装置の所定のコンテンツをダ
ウンロードする。PCは、このダウンロードがされたコ
ンテンツを光ディスク1に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報記録ディス
ク、サーバ装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットを介して文字情報、画像
情報、音楽情報を電子情報のファイルとして販売する商
業形態がある。その決済にはクレジットカード会社が利
用されている。この場合、情報の供給者と消費者の間に
クレジットカード会社から提供される手形勘定により、
この両者の関係を確立することが含まれている。この方
法は、合理的な確証機構が存在すれば、消費者からの取
引要求を効率的に取り扱うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法は、「勘定」、即ち、信用の価値を前もって設
定する努力を必要とする。インターネットとして知られ
ている大きなコンピュータネットワークの全ての潜在的
なユーザに対して勘定を設定し、そして信用情報を維持
するには、システムの経費を大幅に増大させ、また、支
払いの不渡りや過剰請求など決算上のトラブルも発生す
るという不具合がある。
【0004】また、消費者に対してダウンロードされた
ファイルは情報の供給者の管理外となり、著作権の侵害
となる不正コピーを防止する有効な手段がないという不
具合がある。
【0005】さらに、カード会社が消費者による情報の
購入に関する記録を集中的に蓄積し、また、通常は信用
調査会社を1ヵ所しか有していないので、消費者のプラ
イバシー保護のレベルが低いという不具合もある。
【0006】この発明の目的は、不正にコピーされたプ
ログラムを用いて、不正にサーバ装置からコンテンツを
ダウンロードすることを防止し、コンテンツのサーバ装
置からのダウンロードの度に勘定を設定することを不要
としてシステムを簡易とし、さらに、消費者のプライバ
シーを保護することができる。
【0007】この発明の別の目的は、コンテンツのダウ
ンロード後の不正コピーを防止することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、情報の記録が可能であって、特定のディスクID
と、プログラムと、をコンピュータに読取可能に記憶し
ていて、前記プログラムは、ネットワークを介して前記
ディスクIDを提示し特定のロケーションのサーバ装置
に所定のコンテンツのダウンロードを要求するダウンロ
ード要求処理と、この要求が許容されたときは当該サー
バ装置の所定のコンテンツをダウンロードするダウンロ
ード処理と、このダウンロードがされたコンテンツを本
情報記録ディスクに記録する記録処理と、をコンピュー
タに実行させる、情報記録ディスクである。
【0009】したがって、サーバ装置からのコンテンツ
のダウンロード先は、特定のディスクIDを記録した情
報記録ディスクに限定される。よって、情報記録ディス
クのプログラムを他の情報記録ディスクにコピーして
も、コピー先のディスクIDは元の情報記録ディスクの
ディスクIDとは異なるので、そのコピーされたディス
クを用いても、サーバ装置からコンテンツのダウンロー
ドを行なうことができず、不正にコピーされたプログラ
ムを用いて、不正にサーバ装置からコンテンツをダウン
ロードすることを防止できる。また、情報記録ディスク
の消費者への販売料金にサーバ装置から供給するコンテ
ンツの料金を含めておけば、当該コンテンツのサーバ装
置からのダウンロードの度に勘定を設定する必要がなく
なり、システムが簡易になる。さらに、サーバ装置から
供給するコンテンツの料金の決済にクレジットカード会
社を使わないため、消費者のプライバシーを保護するこ
とができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の情報記録ディスクにおいて、前記記録処理は、ダウン
ロードがされた前記情報を前記ディスクIDを用いて所
定の暗号方式で暗号化して本情報記録ディスクに記憶さ
せるものであり、前記プログラムは、前記暗号化して本
情報記録ディスクに記憶されている情報を前記ディスク
IDを用いて復号化する復号化処理もコンピュータに実
行させるものである。
【0011】したがって、暗号化されたコンテンツは、
一般の書込みソフトで別のディスクへのコピーは可能で
あっても、コピー先のディスクのディスクIDが、コピ
ー元の情報記録ディスクのディスクIDと合致しないた
め、復号化することができず、コンテンツのダウンロー
ド後の不正コピーを防止することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の情報記録ディスクにおいて、前記ディスクID
は予め本情報記録ディスクに記録されている。
【0013】したがって、サーバ装置側での顧客のディ
スクIDの管理が容易になる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の情報記録ディスクにおいて、前記
プログラム及び予め本情報記録ディスクに記録されてい
る前記ディスクIDが予めマスタードピットにより記録
されている。
【0015】したがって、同じディスクIDを有する情
報記録ディスクを低コストで製造することができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、ネットワークに
接続されていて、ネットワークを介して情報記録ディス
クを識別するディスクIDを提示して所定のコンテンツ
のダウンロードの要求を前記ネットワークを介して受付
ける受付手段と、前記ディスクIDを予め登録している
ディスクID登録手段と、前記受付手段で受付けたディ
スクIDと前記ディスクID登録手段に登録しているデ
ィスクIDとを照合する照合手段と、この照合により前
記両ディスクIDが合致した場合には、所定のコンテン
ツを前記接続の要求先にダウンロードするダウンロード
手段と、を備えているサーバ装置である。
【0017】したがって、サーバ装置からのコンテンツ
のダウンロード先は、特定のディスクIDを記録した情
報記録ディスクに限定される。よって、情報記録ディス
クのプログラムを他の情報記録ディスクにコピーして
も、コピー先のディスクIDは元の情報記録ディスクの
ディスクIDとは異なるので、そのコピーされたディス
クを用いても、サーバ装置からコンテンツのダウンロー
ドを行なうことができず、不正にコピーされたプログラ
ムを用いて、不正にサーバ装置からコンテンツをダウン
ロードすることを防止できる。また、情報記録ディスク
の消費者への販売料金にサーバ装置から供給するコンテ
ンツの料金を含めておけば、当該コンテンツのサーバ装
置からのダウンロードの度に勘定を設定する必要がなく
なり、システムが簡易になる。さらに、サーバ装置から
供給するコンテンツの料金の決済にクレジットカード会
社を使わないため、消費者のプライバシーを保護するこ
とができる。
【0018】請求項6に記載の発明は、ネットワークを
介して、情報記録ディスクを識別するディスクIDで情
報記録ディスク装置に装填されている情報記録ディスク
のものを提示し特定のロケーションに接続を要求する接
続要求処理と、この接続が許容されたときは当該接続先
の所定の情報をダウンロードするダウンロード処理と、
このダウンロードがされた情報を特定の情報記録ディス
クに記憶させる記憶処理と、をコンピュータに実行させ
るコンピュータに読取可能なプログラムである。
【0019】したがって、サーバ装置からのコンテンツ
のダウンロード先は、特定のディスクIDを記録した情
報記録ディスクに限定される。よって、情報記録ディス
クのプログラムを他の情報記録ディスクにコピーして
も、コピー先のディスクIDは元の情報記録ディスクの
ディスクIDとは異なるので、そのコピーされたディス
クを用いても、サーバ装置からコンテンツのダウンロー
ドを行なうことができず、不正にコピーされたプログラ
ムを用いて、不正にサーバ装置からコンテンツをダウン
ロードすることを防止できる。また、情報記録ディスク
の消費者への販売料金にサーバ装置から供給するコンテ
ンツの料金を含めておけば、当該コンテンツのサーバ装
置からのダウンロードの度に勘定を設定する必要がなく
なり、システムが簡易になる。さらに、サーバ装置から
供給するコンテンツの料金の決済にクレジットカード会
社を使わないため、消費者のプライバシーを保護するこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態について
説明する。
【0021】まず、情報記録ディスク、この例では、C
D−R,CD−RW,DVD−R,DVD−RW,DV
D+R,DVD+RWなどの情報の記録が可能な光ディ
スクを製造する製造業者は、図1に示すような光ディス
ク1を製造して市場に供給する。この光ディスク1は、
後述するようなディスクID2と、プログラム3とをマ
スタードピット(Mastered Pit)で記録したハイブリッ
ドディスクである。
【0022】ここで、CDはスタンパにより形成された
記録情報ピットが転写された基板を用いて製作され、ま
た、CD−R/RWはスタンパにより形成されたグルー
ブが転写された基板を用いて製作され、光ディスク装置
によりグルーブ上に記録情報ピットが記録されるもので
ある。そして、スタンパにより形成された記録情報ピッ
トを、光ディスク装置により記録されたものと区別し
て、「マスタードピット」と称している。
【0023】また、ディスクIDとは、光ディスク装置
がCD−R/RWに対して最初に記録を行なう際にPM
A(Program Memory Area)の先頭に記録する6桁の数
字である。通常、ディスクIDは光ディスク装置により
ランダムに生成されるもので、同じIDになる確立は1
6の6乗分の1であり、光ディスク毎にほぼ固有のディ
スクIDとすることができる。PMAとは、光ディスク
のLead−Inの内側に位置するトラック情報の管理
領域である。
【0024】さらに、ハイブリッドディスク(Hybrid D
isc)とは、CD−R/RWの一つの形態として、マル
チセッションのフォーマットで第一セッションとPMA
がマスタードピットで設けられた光ディスクである。
【0025】Webサイト上でコンテンツ(この例で
は、電子ブック)をダウンロードして販売しようとする
情報提供業者は、図2に示すように、インターネット1
3上のサーバ装置(Webサーバ)11でWebサイト
を運営する。このWebサイトは、情報提供業者が電子
ブック、音楽などのコンテンツを販売するためのページ
である。
【0026】消費者は、製造業者が市場に供給する光デ
ィスク1を購入する。そして、自己のPC12に光ディ
スク1を装填する。
【0027】図3は、消費者が使用するPC12のハー
ドウエアの電気的な接続を示すブロック図である。図3
に示すように、PC12は、各種演算を行ない、PC1
2の各部を集中的に制御するCPU21と、各種のRO
M、RAMからなるメモリ22とが、バス23で接続さ
れている。
【0028】バス23には、所定のインターフェイスを
介して、ハードディスクなどの磁気記憶装置24と、マ
ウス、キーボード等により構成される入力装置25と、
表示装置26と、光ディスク1を記録、再生する情報記
録ディスク装置である光ディスク装置28とが接続さ
れ、また、インターネット13と通信を行なう所定の通
信インターフェイス29が接続されている。
【0029】光ディスク1に記憶されているプログラム
3は、ディスクID2によって動作する様にプログラミ
ングされたダウンローダ4及びビューア5である。以下
では、このプログラム3に基づいてPC12が実行する
処理と、サーバ装置11が実行する処理について説明す
る。
【0030】図4は、このプログラム3により、PC1
2が実行する処理のフローチャートである。また、図5
は、サーバ装置11が実行する処理のフローチャートで
ある。
【0031】図4に示すように、消費者が光ディスク1
を光ディスク装置28に装填すると、ダウンローダ4が
起動し(ステップS1)、ダウンローダ4は起動時に
「ReadPMA」コマンドを発行して、光ディスク1
のディスクID2を取得する(ステップS2)。すなわ
ち、一般に、ディスクIDはプログラム側から「Rea
dPMA」コマンドを発行することによって、トラック
情報とともに光ディスク装置のメモリに取りこまれる。
プログラム側は光ディスク装置のメモリの内容から、光
ディスク装置に装填された光ディスクのディスクIDを
知りうる。
【0032】そして、取得したディスクID2を判別
し、所定の条件に合致しない場合は(ステップS3の
Y)、ダウンローダ4を終了する(ステップS4)。
【0033】所定の条件に合致した場合は(ステップS
3のN)、PC12はインターネット13を介して、所
定のロケーションに存在するサーバ装置11と通信を開
始し、取得したディスクID2及び光ディスク1のドラ
イブ番号を送信する(ステップS5)。ステップS5に
よりダウンロード要求処理を実現している。ドライブ番
号とは、フレキシブルディスク装置やハードディスク装
置などを識別するために、コンピューターシステム(こ
の例ではPC12)が割当てるもので、通常は「Eドラ
イブ」などの様にアルファベットが用いられる。
【0034】図5に示すように、サーバ装置11は、P
C12はインターネット13を介しディスクID2及び
光ディスク1のドライブ番号を受信して、接続要求を受
付けると(ステップS21のY)、その取得したディス
クID2をディスクIDテーブル31(図6参照)と比
較する(ステップS22)。ディスクIDテーブル31
によりディスクID登録手段を実現し、ステップS21
により受付手段を実現し、ステップS22により照合手
段を実現している。ている。このディスクIDテーブル
31は、前述の製造業者が、その製造した光ディスク1
に記録したディスクID2の一覧を記録したテーブルで
ある。そして、受信したディスクID2と同一のディス
クID2がディスクIDテーブル31に登録されていな
いときは(ステップS22のN)、PC12との通信を
終了する(ステップS23)。
【0035】受信したディスクID2と同一のディスク
ID2がディスクIDテーブル31に登録されていたと
きは(ステップS22のY)、PC12に所望のコンテ
ンツを指定してダウンロードするように指示し、ダウン
ロード命令の待機状態に移行する(ステップS23)。
【0036】図4に示すように、PC12が、この指示
を受信し(ステップS6のY)、所望のコンテンツを選
択したときは(ステップS7のY)、サーバ装置11に
当該コンテンツのダウンロード命令が送信される(ステ
ップS8)。ステップS8によりダウンロード処理を実
現している。
【0037】図5に示すように、このダウンロード命令
をサーバ装置11が受信すると(ステップS25の
Y)、選択されたコンテンツのファイルをPC12のス
テップS21で受信したドライブ番号のドライブにダウ
ンロードする(ステップS26)。ステップS26によ
りダウンロード手段を実現している。
【0038】図4に示すように、PC12が、このファ
イルのダウンロードを受けたときは(ステップS9の
Y)、受信したファイルをメモリ22に記憶する(ステ
ップS10)。そして、光ディスク1に記録されている
ディスクID2を用いて、このファイルを所定の暗号方
式で暗号化する(ステップS11)。そして、この暗号
化したファイルを光ディスク1に記録する(ステップS
12)。ステップS12により記憶処理を実現してい
る。
【0039】このように、暗号化して記録されたファイ
ルを閲覧するときは、光ディスク1に記録されているビ
ューア5が機能する。すなわち、図7に示すように、ビ
ューア5により、暗号化されたファイルを光ディスク1
から呼び出して、PC12のメモリ22に記憶する(ス
テップS31)。そして、ディスクID2を用いてファ
イルを復号化し(ステップS32)、復号化したファイ
ル(電子ブック)を表示装置26で表示する(ステップ
S33)。
【0040】ここで、閲覧しようとするファイルは、複
製専用として、暗号化に用いたディスクID2と同じデ
ィスクID2で、ビューア5が記録されたハイブリッド
ディスクにコピーされていても閲覧可能である。
【0041】次に、ディスクID2を用いたファイルの
暗号化の方法の一例について説明する。ここで、2バイ
トのデータの加算において、結果が「FF」を越える場
合は、下2バイトを採ることとする。
【0042】保存先の光ディスク1のPMAに記録され
ているディスクID2を、仮に「01 12 2B」と
し、暗号化前の元のコンテンツのデータを、仮に「41
FF74 00」とした場合、まず、ディスクID2を
2バイトずつ区切ったデータ「01」「12」「2B」
の合計である「3E」を加算キーとする。本例の場合、
各データに「3E」を加え、暗号化されたデータは、
「7F 3D B2 3E」となる。もちろん、この方法
のほかにも様々な暗号化の手法を用いることができる。
【0043】以上説明したように、サーバ装置11から
のコンテンツのダウンロード先は、特定のディスクID
2を記録した光ディスク1に限定される。よって、光デ
ィスク1のダウンローダ4を他の光ディスクにコピーし
ても、コピー先のディスクIDは元の光ディスク1のデ
ィスクID2とは異なるので、そのコピーされた光ディ
スクを用いても、サーバ装置11からコンテンツのダウ
ンロードを行なうことができず、不正にコピーされたダ
ウンローダ4を用いて、不正にサーバ装置11からコン
テンツをダウンロードすることを防止できる。
【0044】そこで、光ディスク1の消費者への販売料
金にサーバ装置11から供給するコンテンツの料金を含
めておけば、当該コンテンツのサーバ装置11からのダ
ウンロードの度に勘定を設定する必要がなくなり、シス
テムが簡易になる。
【0045】さらに、サーバ装置11から供給するコン
テンツの料金の決済にクレジットカード会社を使わない
ため、消費者のプライバシーを保護することができる。
【0046】暗号化されたファイルは、一般の書込みソ
フトで別のディスクへのコピーは可能であるが、コピー
先の光ディスクのディスクIDが、コピー元の光ディス
ク1のディスクID2と合致しないためデコードするこ
とができず、コンテンツのダウンロード後の不正コピー
を防止することができる。
【0047】光ディスク1へのディスクID2、プログ
ラム3の記録はマスタードピットで記録しているので、
同じディスクID2を有するCD−R/RWを低コスト
で製造することができ、サーバ装置11側での顧客のデ
ィスクID2の管理が容易になる。
【0048】なお、サーバ装置11から供給されるコン
テンツとしては、この例の電子ブックに限らず、書籍、
新聞、漫画、画集、写真集、音楽、動画のように、電子
化可能な様々な情報を対象とすることができる。
【0049】また、光ディスク1の配布を管理すること
で、企業内での機密情報の供給管理に用いることもでき
る。
【0050】なお、前記の場合と異なり、消費者が光デ
ィスク1を購入した時点でプログラム3が記憶されてい
なくても、PC12がサーバ装置11にアクセスしたと
きに、プログラム3をダウンロードして、光ディスク1
に記憶するようにしてもよい。この場合には、プログラ
ム3をダウンロードして、光ディスク1に記憶する際
に、光ディスク1のディスクID2が読み取られて、サ
ーバ装置11に転送され、ディスクIDテーブル31を
更新するようにする。以後は、PC12から送信された
ディスクID2をディスクIDテーブル31の登録内容
と照合するようにすればよい。
【0051】
【発明の効果】請求項1,5,6に記載の発明は、不正
にコピーされたプログラムを用いて、不正にサーバ装置
からコンテンツをダウンロードすることを防止できる。
また、コンテンツのサーバ装置からのダウンロードの度
に勘定を設定する必要がなくなり、システムが簡易にな
る。さらに、消費者のプライバシーを保護することがで
きる。
【0052】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、コンテンツのダウンロード後の不正コ
ピーを防止することができる。
【0053】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、サーバ装置側での顧客のディス
クIDの管理が容易になる。
【0054】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の発明において、同じディスクID
を有する情報記録ディスクを低コストで製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である光ディスクの概
念図である。
【図2】情報提供業者のサーバ装置と消費者のPCとが
インターネットを介して接続されていることを示すブロ
ック図である。
【図3】PCのハードウエアの電気的な接続を示すブロ
ック図である。
【図4】光ディスクに記憶されているダウンローダによ
りPCが実行する処理のフローチャートである。
【図5】サーバ装置が行なう処理のフローチャートであ
る。
【図6】ディスクIDテーブルの概念図である。
【図7】光ディスクに記憶されているビューワによりP
Cが実行する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報記録ディスク 2 ディスクID 3 プログラム 11 サーバ装置 13 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 512 G06F 17/60 512 G11B 7/0045 G11B 7/0045 D 7/007 7/007 20/12 20/12 H04L 9/08 H04L 9/00 601B H04N 5/91 H04N 5/91 P Fターム(参考) 5B017 AA06 BB09 BB10 CA07 CA16 5C053 FA15 FA23 JA21 5D044 AB05 AB07 BC04 CC06 DE50 DE58 GK08 GK12 GK17 HL11 5D090 AA01 BB03 BB04 CC01 CC14 CC18 DD03 FF09 GG12 GG36 GG38 HH01 5J104 AA13 NA32 PA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の記録が可能であって、 特定のディスクIDと、 プログラムと、をコンピュータに読取可能に記憶してい
    て、 前記プログラムは、 ネットワークを介して前記ディスクIDを提示し特定の
    ロケーションのサーバ装置に所定のコンテンツのダウン
    ロードを要求するダウンロード要求処理と、 この要求が許容されたときは当該サーバ装置の所定のコ
    ンテンツをダウンロードするダウンロード処理と、 このダウンロードがされたコンテンツを本情報記録ディ
    スクに記録する記録処理と、をコンピュータに実行させ
    る、情報記録ディスク。
  2. 【請求項2】 前記記録処理は、ダウンロードがされた
    前記情報を前記ディスクIDを用いて所定の暗号方式で
    暗号化して本情報記録ディスクに記憶させるものであ
    り、 前記プログラムは、前記暗号化して本情報記録ディスク
    に記憶されている情報を前記ディスクIDを用いて復号
    化する復号化処理もコンピュータに実行させるものであ
    る、請求項1に記載の情報記録ディスク。
  3. 【請求項3】 前記ディスクIDは予め本情報記録ディ
    スクに記録されている、請求項1又は2に記載の情報記
    録ディスク。
  4. 【請求項4】 前記プログラム及び予め本情報記録ディ
    スクに記録されている前記ディスクIDが予めマスター
    ドピットにより記録されている、請求項1〜3のいずれ
    かの一に記載の情報記録ディスク。
  5. 【請求項5】 ネットワークに接続されていて、 ネットワークを介して情報記録ディスクを識別するディ
    スクIDを提示して所定のコンテンツのダウンロードの
    要求を前記ネットワークを介して受付ける受付手段と、 前記ディスクIDを予め登録しているディスクID登録
    手段と、 前記受付手段で受付けたディスクIDと前記ディスクI
    D登録手段に登録しているディスクIDとを照合する照
    合手段と、 この照合により前記両ディスクIDが合致した場合に
    は、所定のコンテンツを前記接続の要求先にダウンロー
    ドするダウンロード手段と、を備えているサーバ装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して前記ディスクID
    を提示し特定のロケーションのサーバ装置に所定のコン
    テンツのダウンロードを要求するダウンロード要求処理
    と、 この要求が許容されたときは当該接続先の所定の情報を
    ダウンロードするダウンロード処理と、 このダウンロードがされた情報を特定の情報記録ディス
    クに記憶させる記憶処理と、をコンピュータに実行させ
    るコンピュータに読取可能なプログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007508660A (ja) * 2003-10-13 2007-04-05 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光ディスク、ダウンロードされたコンテンツの認証と共に光ディスクを再生する光ディスクプレーヤー及び方法

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