JP2006276314A - ストロボ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主コンデンサの充電時において過電流を起こすことなく、かつ短時間で効率よく充電をさせる小型のストロボ装置を提供する。
【解決手段】主コンデンサと他励式DC/DCコンバータを有するストロボ装置において、ストロボ電源ONまたは発光後において主コンデンサが所定の低電圧以下の場合、PWMのパルス幅を所定の最小パルス幅から所定の一定時間かけて段階的に所定の最大パルス幅まで広げていくソフトスタートによるパルス幅制御回路と最大パルス幅制御回路を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストロボ装置に関するものである。
近年、デジタルスチルカメラ等のカメラの小型化が急速に進み、また小型カメラを搭載した携帯電話装置も急速に普及しているため、補助光源としてのストロボ装置の需要も増えてきており非常に小型なものが求められるようになってきている。
従来のストロボ装置は、下記の(特許文献1)に見られるように他励式ストロボ充電回路の1次側を駆動した時の電池電圧と、充電中の電池電圧と、2次側主コンデンサの充電初期及び充電中の充電電圧を入力値として、適正と思われる駆動パルス幅およびデューティー比を少なくとも段階的に或いは連続的に切り換えて主コンデンサの充電が行われている。
また、(特許文献2)に見られるように作動時直前の電池の状態をマイクロコンピュータによって検出し、電池に過電流が流れないようにマイクロコンピュータが前記電池の状態に応じて駆動パルス幅を制御するように構成されている。
特開平7−85988号公報 特開2004−6083公報
しかしながら、(特許文献1)の構成では電池に負荷をかけた時の電池電圧のみの検出結果から駆動パルス幅およびデューティー比を決定しているため、PWM(Pulse Width Modulation)駆動パルスが適正に設定されず電池に過電流が流れることがある。
また(特許文献2)の構成では、電池の消耗状態や、温度等による電池内部抵抗の変化に対応した、過電流を起こす事の無い、適正な駆動パルスによる駆動を実現できるが、充電中の他励式ストロボ充電回路の2次側の状態を正確に反映できないため、より適正な運転方法が望まれているのが現状である。
そこで、他励式ストロボ充電回路の2次側の主コンデンサの充電初期及び充電中の充電電圧を入力値として、マイクロコンピュータによって駆動パルス幅およびデューティー比を決定してPWM駆動することが考えられるが、ストロボ装置の回路設計において、各種のカメラに要求されるストロボ性能を満足するために、駆動周波数や発振トランスのインダクタ値の変更の必要が生じた場合には、前記マイクロコンピュータのプログラムをその都度に変更したり、または主コンデンサ電圧に対応した適切なPWM駆動のパルス幅の相関テーブル等をマイクロコンピュータ内部に持たせる必要があり煩わしい制御になってしまう。
本発明は、充電中の他励式ストロボ充電回路の2次側の状態を正確に反映して
適正なPWM駆動を実現できるストロボ装置を提供することを目的とする。
さらに、駆動周波数や発振トランスのインダクタ値の設計変更の必要が生じた場合にも、簡単な設定変更だけで対応できるストロボ装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載のストロボ装置は、他励式DC/DCコンバータを介して主コンデンサを充電し、主コンデンサのエネルギーでストロボ発光するストロボ装置において、前記他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を制御するパルス幅制御回路を設け、このパルス幅制御回路を、前記他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を、段階的に最大パルス幅まで広げるPWMソフトスタート駆動を実行するよう構成したことを特徴とする。
本発明の請求項2記載のストロボ装置は、他励式DC/DCコンバータを介して主コンデンサを充電し、主コンデンサのエネルギーでストロボ発光するストロボ装置において、前記他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を制御するパルス幅制御回路を設け、このパルス幅制御回路を、充電時において主コンデンサが所定の低電圧未満の場合には、前記他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を、段階的に最大パルス幅まで広げるPWMソフトスタート駆動を実行し、主コンデンサが所定の低電圧以上の場合には、前記最大パルス幅でPWM駆動を実行するよう構成したことを特徴とする。
本発明の請求項3記載のストロボ装置は、他励式DC/DCコンバータを介して主コンデンサを充電し、主コンデンサのエネルギーでストロボ発光するストロボ装置において、前記他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を制御するパルス幅制御回路を設け、このパルス幅制御回路を、充電時において主コンデンサが所定の低電圧未満の場合には、前記他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を、段階的に最大パルス幅まで広げるPWMソフトスタート駆動を実行し、主コンデンサが所定の低電圧以上の場合には、前記最大パルス幅でPWM駆動を実行し、かつ、前記主コンデンサが所定の低電圧未満の場合に他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を段階的に最大パルス幅まで広げるPWMソフトスタート駆動中に、前記主コンデンサが所定の電圧に達したことを検出してPWMソフトスタート駆動を終了して最大パルス幅でPWM駆動を実行するよう構成したことを特徴とする。
本発明の請求項4記載のストロボ装置は、請求項2または請求項3において、パルス幅制御回路を、一定繰り返し周波数の三角波を発生する三角波電圧発生回路と、充電開始後の時間経過に伴って上昇するソフトスタート電圧を発生するソフトスタート電圧発生回路と、前記三角波と前記ソフトスタート電圧を比較して充電開始からの時間経過に伴って単一周波数で次第に通電期間が長くするデューティの信号を出力する比較器と、主コンデンサの端子電圧が設定電圧に上昇したことから検出してソフトスタート動作をキャンセルさせるソフトスタート電圧キャンセル回路と、主コンデンサがフル充電になるまでは前記比較器の出力に基づいて主コンデンサを充電し、フル充電されたことを検出して充電を終了するように作用する論理回路とで構成したことを特徴とする。
本発明の請求項5記載のストロボ装置は、請求項4において、パルス幅制御回路を、他励式DC/DCコンバータの一次側に過電流が流れたことを検出して前記論理回路をオフする一次コイル過電流検出回路を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項6記載の特定用途集積回路装置は、請求項4に記載のストロボ装置を構成する特定用途集積回路であって、単一周波数の三角波を発生する三角波電圧発生回路と、充電開始後の時間経過に伴って上昇するソフトスタート電圧を発生するソフトスタート電圧発生回路と、前記三角波と前記ソフトスタート電圧を比較して充電開始からの時間経過に伴って単一周波数で次第に通電期間が長くするデューティの信号を出力する比較器と、主コンデンサの端子電圧が設定電圧に上昇したことから検出してソフトスタート動作をキャンセルさせるソフトスタート電圧キャンセル回路と、主コンデンサがフル充電になるまでは前記比較器の出力に基づいて主コンデンサを充電し、フル充電されたことを検出して充電を終了するように作用する論理回路とを構築したことを特徴とする。
本発明の請求項7記載の特定用途集積回路装置は、請求項6において、過電流の発生を検出して前記論理回路をオフする一次コイル過電流検出回路を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項8記載の特定用途集積回路装置は、請求項6または請求項7において、三角波電圧発生回路とソフトスタート電圧発生回路のうちの少なくとも一方の回路の時定数決定素子を接続する外部接続端子を設けたことを特徴とする。
この構成のストロボ装置によると、他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を、段階的に最大パルス幅まで広げるPWMソフトスタート駆動を実行するので、高周波駆動(数百キロヘルツ程度の繰り返し周波数)した場合であっても過電流の発生を防止することができ、また、低周波駆動した場合のような電源リップルが発生しないので、このリップルを除去するために必要とされていたインダクタンス部品を設けなくても済み、高性能化とともに小型化を実現できる。
また、本発明の特定用途集積回路によると、駆動周波数や発振トランスのインダクタ値の変更に迅速に対応可能である。さらに、三角波電圧発生回路とソフトスタート電圧発生回路のうちの少なくとも一方の回路の時定数決定素子を接続する外部接続端子を設けたことによって、外部に接続した部品の交換だけで駆動周波数や発振トランスのインダクタ値の異なる複数機種のストロボ装置に使用できる。
図1は本発明のストロボ装置を示す。
このストロボ装置は、発振トランスT1の一次側巻線Pと直列に電界効果トランジスタQ1を接続し、このトランジスタQ1のスイッチングなどを制御集積回路装置1によって行っている。発振トランスT1の二次側巻線SにはダイオードD1を介して主コンデンサ2が並列に接続されている。また、キセノン管3と絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor)Q2の直列回路が主コンデンサ2と並列に接続されている。R1は発振トランスT1の一次側巻線Pに流れる電流を検出する抵抗、R3,R4は主コンデンサ2に充電される電圧を検出する抵抗、4はキセノン管3を励起させる高電圧パルスを発生させる高圧トリガ回路である。
ストロボの充電・発光を制御するパルス幅制御回路としての制御集積回路装置1は、最大デューティ設定電圧発生回路5と、三角波電圧発生回路6と、ソフトスタート電圧発生回路7と、比較器8と、発振トランスT1の一次側巻線Pに流れる過電流を検出する一次コイル過電流検出回路9と、充電が完了したことを検出するフル充電検出回路10と、主コンデンサ2の端子電圧が所定の電圧値に充電されたことを抵抗R3,R4の分圧電圧が設定電圧に上昇したことから検出してソフトスタート電圧を急激に上昇させソフトスタート動作をキャンセルさせるソフトスタート電圧キャンセル回路11と、アンドゲート12と、電界効果トランジスタQ1を駆動する駆動回路13などを集積回路化して構築されている。
なお、三角波電圧発生回路6の発生する三角波の周波数を設定する時定数決定素子としての抵抗R2と、ソフトスタート電圧発生回路7が発生するソフトスタート電圧の上昇カーブを設定する時定数決定素子としてのコンデンサ14とは、制御集積回路装置1の外部に設けられて、三角波電圧発生回路6,ソフトスタート電圧発生回路7と外部接続端子19,20を介して接続されている。
図2と図3は電源をオンした直後の初期充電状態、具体的には主コンデンサ2の端子電圧が0ボルトの状態から低電圧値までの充電中のタイミングチャートを図2に示し、中電圧値のタイミングチャートを図3に示す。高電圧値までの充電中のタイミングチャートを図4に示す。なお、図4(d)では発振トランスT1の二次側巻線Sの電流が、ゲート信号18の次の“H”レベルへの立ち上がりのタイミングまで流れ続けているように図示されているが、実際には、ゲート信号18の次の“H”レベルへの立ち上がりのタイミングよりも主コンデンサ2の端子電圧に応じた時間だけ早い時期に流れなくなっている。
コンデンサ14を定電流で充電するソフトスタート電圧発生回路7は、電源が投入されると図2(a)に示すように時間の経過に伴って直線的に増加するソフトスタート電圧15を出力する。
比較器8は、三角波電圧発生回路6の発生する定周波数(ここでは600kHz)の三角波電圧16と前記ソフトスタート電圧15とを比較して論理レベル“H”“L”のレベル判定信号17を出力する。具体的には、初期充電状態では主コンデンサ2の充電が完了していないためにフル充電検出回路10の出力は論理レベル“H”状態に維持されており、また発振トランスT1の一次側巻線Pに過電流が流れていないとすると一次コイル過電流検出回路9の出力は論理レベル“H”状態に維持されており、アンドゲート12は比較器8のレベル判定信号17のみに従って開閉され、駆動回路13を介してトランジスタQ1のゲートには、図2(b)に示すようにソフトスタート電圧15よりも三角波電圧16が低い期間に論理レベル“H”のゲート信号18が印加される。
これによって、発振トランスT1の一次側巻線Pにはゲート信号18の発生期間に応じて一次電流DI1が流れる。これに伴って抵抗R1の端子電圧DV1は図2(c)に示すように,通電期間が次第に長くなるに従って電圧値が次第に上昇する。ここではゲート信号18の通電の期間が何れも短くて抵抗R1の端子電圧DV1が、一次コイルに過電流値が流れたときの前記抵抗R1の端子電圧に応じて設定された一次コイル過電流設定電圧値より低いため、一次コイル過電流検出回路9の出力は論理レベル“H”状態に維持されている。
トランジスタQ1がPWMパルス駆動されることによって、発振トランスT1の二次側巻線Sの主コンデンサ2の充電回路には、図2(d)に示すように充電電流が流れる。これによって、主コンデンサ2が次第に充電されて図2(e)に示すように緩やかなカーブで端子電圧が上昇する。
ソフトスタート電圧キャンセル回路11が、抵抗R3,R4の分圧電圧DMCVから主コンデンサ2の端子電圧があらかじめ設定された中電圧値(主コンデンサ2の端子電圧100ボルト)に上昇したことを検出するまでは、図2および図3の前半部分のように、ゲート信号18の通電期間を比較器8による三角波電圧16とソフトスタート電圧15とを比較したレベル判定信号17によって決定したPWMソフトスタートを実行することによって、600kHz高周波駆動であっても過電流の発生を回避している。
なお、電源をオンした直後の初期充電状態において過電流が流れないようにするために数十キロヘルツの低周波駆動によって他励式DC−DCコンバータを運転することも考えられるが、この場合には、電源ラインにリップルが発生する。特に、携帯電話装置にカメラを組み込んだカメラ付き携帯電話装置のストロボ装置の場合には、電源ラインに低周波リップルが発生すると通話が途切れたり音声が聞き取りづらくなるという問題が確認されており、低周波駆動した場合には通話品質を維持するために電源ラインに大きなインダクタを挿入して電話機側へのラインノイズを低減させる対策が必要になり回路の小型化の障害となるが、この実施の形態のように、高周波駆動によって他励式DC−DCコンバータを運転することによって電源ラインでのリップル発生を無くし、低周波駆動した場合には組み込むことが必要な大きなインダクタを設けなくても通話品質を維持することができる。しかも、高周波駆動であってもPWMソフトスタートを実行することによって過電流の発生を確実に防止できる。
ソフトスタート電圧キャンセル回路11が、抵抗R3,R4の分圧電圧DMCVから主コンデンサ2の端子電圧があらかじめ設定された中電圧値(主コンデンサ2の端子電圧100ボルト)に上昇したことをタイミングTTで検出すると、図3(a)に示すように、ソフトスタート電圧発生回路7のソフトスタート電圧15は、最大デューティ設定電圧発生回路5の設定電圧と前記三角波電圧16とで決まる最大デューティ(オン時間0.75,オフ時間0.25)のゲート信号18で駆動する状態に強制的に切り換えるので、主コンデンサ2の充電の完了までコンデンサ14によって決まる傾きでソフトスタートを継続する場合に比べて効率の良い充電を実現できる。
なお、ここであらかじめ設定された中電圧値(主コンデンサ2の端子電圧100ボルト)とは、最大デューティでのゲート信号18の駆動に切り換えても過電流が発生しない電圧値であって、フル充電時の主コンデンサ2の端子電圧が300ボルト程度の場合に100ボルト付近であった。図6は横軸に主コンデンサ2の端子電圧、縦軸に二次側放電時間係数を示し、発振トランスT1における通電期間を長くしても主コンデンサ2の端子電圧の上昇の傾きが、前記中電圧値の100ボルト付近で急になだらかになっている。
図3において、タイミングTTの後は、最大デューティ設定電圧発生回路5の設定電圧と前記三角波電圧16とで決まる最大デューティのゲート信号18で駆動する状態に強制的に切り換えたが、抵抗R1の端子電圧DV1が一次コイル過電流検出回路9の設定電圧22に達するピーク電流で決定されるパルス幅まで広げて充電動作を行うことによっても実現することができる。
ここでは図3と図4に示すように最大デューティ設定電圧発生回路5の設定電圧21と前記三角波電圧16とで決まる最大デューティのゲート信号18で駆動する状態に強制的に切り換えた後に、一次コイル過電流検出回路9によってピーク電流を検出した場合にはアンドゲート12をオフして確実に過電流の発生を防止している。
さらに充電電圧が上昇してフル充電検出回路10によって充電完了を検出すると、アンドゲート12をオフして充電を停止させる。
充電がフル充電状態になり撮影にストロボが必要とされる時に、端子FSWより“H”レベルの信号が出力されると、トランジスタQ2がオンして、高圧トリガ回路4から数キロボルトの高電圧パルスが出力されキセノン管3が励起され発光する。
端子FSWより出力されるパルス幅は撮影条件により変化する。例えば被写体距離が近い場合や被写体反射率が高い場合はパルス幅を短くして小光量の発光動作をする。反対に被写体距離が遠い場合や被写体反射率が低い場合はパルス幅を長くして大光量の発光動作をする。発光動作時の光量により主コンデンサ2の残存電圧の値が変化する。
なお、主コンデンサ2の端子電圧が中電圧値の100ボルトに到達した時点で、最大デューティに切り換えることが効果的であることは、発光後の再充電において顕著である。
具体的には、図5に示すように、主コンデンサ2の残存電圧が、前記ソフトスタート電圧キャンセル回路11に設定されている中電圧値(主コンデンサ2の端子電圧100ボルト)未満である場合に、制御集積回路装置1がコンデンサ14を急速にディスチャージさせた後にコンデンサ14を定電流でチャージすることにより時間に対して直線的に増加する電圧を出力するソフトスタート電圧を発生させ、図2の場合と同様にパルス幅を絞って徐々に広げていくことにより磁気飽和による突入電流を抑制しつつ、効率よく充電を行うが、主コンデンサ2の残存電圧が図5に示すように60ボルト程度ある場合などには、図2のように電源オン直後の充電実行の場合に比べて早い時期(図5のタイミングTQ)に主コンデンサ2の端子電圧100ボルトに到達するので、このままコンデンサ14に基づくソフトスタート電圧15に従ってパルス幅を絞って徐々に広げて充電を継続したような場合には効率が低下する。この実施の形態では、主コンデンサ2の端子電圧が中電圧値の100ボルトに到達したことを検出して、最大デューティに切り換えてその後の主コンデンサ2を充電するので、主コンデンサ2を短時間でフル充電できることが分かる。
このように、高周波駆動で過電流を防止しながら効率よく主コンデンサ2を充電できるとともに、三角波電圧発生回路6の発生する三角波電圧16とソフトスタート電圧発生回路7が発生するソフトスタート電圧15とを比較してPWMソフトスタートをコントロールしているため、駆動周波数や発振トランスT1のインダクタ値などの変更の必要が生じた場合には、制御集積回路装置1の外部に設けた抵抗R2,コンデンサ14を変更するだけで適切に対応することができる。なお、三角波電圧発生回路6の発生する三角波電圧16とソフトスタート電圧発生回路7が発生するソフトスタート電圧15との比較によらずに同様のPWMソフトスタートをマイクロコンピュータで実現しようとした場合には、駆動周波数や発振トランスのインダクタ値の変更の必要が生じた場合には、その度に主コンデンサ電圧に対応した適切なPWM駆動のパルス幅の相関テーブル等をマイクロコンピュータの内部に持たせる必要があり煩わしい作業が必要になるが、上記の実施の形態の具体的な構成によると、駆動周波数や発振トランスのインダクタ値の変更に迅速に対応可能である。また、制御集積回路装置1の外部に設けた抵抗R2,コンデンサ14を変更するだけで対応できるので、駆動周波数や発振トランスのインダクタ値の異なる機種毎に制御集積回路装置を作成することなく、制御集積回路装置を複数の機種に使用することができる。
なお、上記の実施の形態では制御集積回路装置1に、一次コイル過電流検出回路9を設けたが、これを省くこともできる。
また、上記の各実施の形態では抵抗R2,コンデンサ14をの両方を制御集積回路装置1の外部に設けたが、抵抗R2とコンデンサ14のうちの一方を制御集積回路装置1の外部に設けて構成することもできる。
本発明のストロボ装置は、カメラ撮影に使用されるストロボ装置や、ストロボ装置内蔵のカメラ装置や携帯電話装置などの高機能化に寄与できる。
本発明のストロボ装置の実施の形態の構成図 同実施の形態の電源投入直後の要部波形図 同実施の形態の中電圧値状態の要部波形図 同実施の形態の高電圧値状態の要部波形図 同実施の形態の撮影後の再充電状態の要部波形図 同実施の形態の主コンデンサ2の端子電圧と二次側放電時間係数の関係図
符号の説明
T1 発振トランス
Q1 電界効果トランジスタ
D1 ダイオード
Q2 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ
1 制御集積回路装置(特定用途集積回路装置)
2 主コンデンサ
3 キセノン管
4 高圧トリガ回路
5 最大デューティ設定電圧発生回路
6 三角波電圧発生回路
7 ソフトスタート電圧発生回路
8 比較器
9 一次コイル過電流検出回路
10 フル充電検出回路
11 ソフトスタート電圧キャンセル回路
12 アンドゲート
13 駆動回路
R2 抵抗(時定数決定素子)
14 コンデンサ(時定数決定素子)
19,20 外部接続端子

Claims (8)

  1. 他励式DC/DCコンバータを介して主コンデンサを充電し、主コンデンサのエネルギーでストロボ発光するストロボ装置において、
    前記他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を制御するパルス幅制御回路を設け、このパルス幅制御回路を、
    前記他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を、段階的に最大パルス幅まで広げるPWMソフトスタート駆動を実行するよう構成した
    ストロボ装置。
  2. 他励式DC/DCコンバータを介して主コンデンサを充電し、主コンデンサのエネルギーでストロボ発光するストロボ装置において、
    前記他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を制御するパルス幅制御回路を設け、このパルス幅制御回路を、
    充電時において主コンデンサが所定の低電圧未満の場合には、前記他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を、段階的に最大パルス幅まで広げるPWMソフトスタート駆動を実行し、
    主コンデンサが所定の低電圧以上の場合には、前記最大パルス幅でPWM駆動を実行するよう構成した
    ストロボ装置。
  3. 他励式DC/DCコンバータを介して主コンデンサを充電し、主コンデンサのエネルギーでストロボ発光するストロボ装置において、
    前記他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を制御するパルス幅制御回路を設け、このパルス幅制御回路を、
    充電時において主コンデンサが所定の低電圧未満の場合には、前記他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を、段階的に最大パルス幅まで広げるPWMソフトスタート駆動を実行し、
    主コンデンサが所定の低電圧以上の場合には、前記最大パルス幅でPWM駆動を実行し、
    かつ、前記主コンデンサが所定の低電圧未満の場合に他励式DC/DCコンバータの一次側での通電パルス幅を段階的に最大パルス幅まで広げるPWMソフトスタート駆動中に、前記主コンデンサが所定の電圧に達したことを検出してPWMソフトスタート駆動を終了して最大パルス幅でPWM駆動を実行するよう構成した
    ストロボ装置。
  4. パルス幅制御回路を、
    一定繰り返し周波数の三角波を発生する三角波電圧発生回路と、
    充電開始後の時間経過に伴って上昇するソフトスタート電圧を発生するソフトスタート電圧発生回路と、
    前記三角波と前記ソフトスタート電圧を比較して充電開始からの時間経過に伴って単一周波数で次第に通電期間が長くするデューティの信号を出力する比較器と、
    主コンデンサの端子電圧が設定電圧に上昇したことから検出してソフトスタート動作をキャンセルさせるソフトスタート電圧キャンセル回路と、
    主コンデンサがフル充電になるまでは前記比較器の出力に基づいて主コンデンサを充電し、フル充電されたことを検出して充電を終了するように作用する論理回路と
    で構成した請求項2または請求項3記載のストロボ装置。
  5. パルス幅制御回路を、他励式DC/DCコンバータの一次側に過電流が流れたことを検出して前記論理回路をオフする一次コイル過電流検出回路を設けた
    請求項4記載のストロボ装置。
  6. 請求項4に記載のストロボ装置を構成する特定用途集積回路装置であって、
    単一周波数の三角波を発生する三角波電圧発生回路と、
    充電開始後の時間経過に伴って上昇するソフトスタート電圧を発生するソフトスタート電圧発生回路と、
    前記三角波と前記ソフトスタート電圧を比較して充電開始からの時間経過に伴って単一周波数で次第に通電期間が長くするデューティの信号を出力する比較器と、
    主コンデンサの端子電圧が設定電圧に上昇したことから検出してソフトスタート動作をキャンセルさせるソフトスタート電圧キャンセル回路と、
    主コンデンサがフル充電になるまでは前記比較器の出力に基づいて主コンデンサを充電し、フル充電されたことを検出して充電を終了するように作用する論理回路と
    を構築した特定用途集積回路装置。
  7. 過電流の発生を検出して前記論理回路をオフする一次コイル過電流検出回路を設けた
    請求項6記載の特定用途集積回路装置。
  8. 三角波電圧発生回路とソフトスタート電圧発生回路のうちの少なくとも一方の回路の時定数決定素子を接続する外部接続端子を設けた
    請求項6または請求項7記載の特定用途集積回路装置。
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