JP2007159265A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2次巻線を不要とする、構造が簡単で小型・安価なインダクタを備えた電源装置を提供する。
【解決手段】電源装置100は、投入された交流電源を整流して脈流成分を含む脈流電圧を正極から出力するダイオードブリッジ2と、ダイオードブリッジ2が出力した脈流電圧を昇圧するエネルギを蓄えるとともに、巻線の途中に他の素子を駆動する駆動信号を出力する中間端子cを備えるインダクタ7を含む昇圧チョッパ回路70と、ダイオードブリッジ2とインダクタ7との間に接続された限流要素3と、限流要素3に並列接続され中間端子cから出力された駆動信号に基づいてオンとなるスイッチング素子4とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、負荷に直流電力を供給する電源装置に関し、特に、電源投入時の突入電流を抑制する機能を有する電源装置に関する。
特開平7−147770号公報(特許文献1)には、「交流電源を全波整流して得られる脈流電源を含む直流電源と、直流電源の電圧を昇圧し昇圧動作のためにエネルギを蓄積するインダクタとして1次巻線と同一極性に巻装された2次巻線を有するものを用いた昇圧チョッパ回路と、直流電源の出力を昇圧チョッパ回路に供給する供給路に挿入された限流要素と、この限流要素に並列に接続されたスイッチング素子とを備え、上記昇圧チョッパのインダクタの2次巻線から上記スイッチング素子をオンとする駆動信号を与えて成ることを特徴とする電源装置」が開示されている。
上記の特許文献1の回路図(上記特許文献1の図1。本願には添付していない)によれば、スイッチング素子Q1をオンするための駆動信号を得るために、インダクタL1に巻装された2次巻線L12が必須である。
しかし、インダクタに2次巻線L12を巻装すれば、インダクタL1に2次巻線L12を巻装するスペースが必要になる、1次巻線L11と2次巻線L12との間の絶縁が必要になる等、インダクタL1の構造が複雑で大型、高価になる課題があった。
特開平7−147770号公報
この発明は、インダクタに2次巻線を巻装することなく、従来と同等の機能を有する小型、安価な電源装置を提供することを目的とする。
本発明の電源装置は、
チョッパ動作により脈流電圧を昇圧する電源装置において、
投入された交流電源を整流して脈流成分を含む脈流電圧を正極から出力する整流部と、
前記整流部が出力した脈流電圧を昇圧するエネルギを蓄えるインダクタであって前記正極から流れ出す電流を一端から入力して他端から出力する巻線と前記巻線の途中に他の素子を駆動する駆動信号を出力する中間端子とを備えるインダクタを含む昇圧チョッパ回路と、
前記整流部の前記正極と前記巻線の前記一端との間に接続された限流要素と、
前記限流要素に並列接続され前記中間端子から出力された駆動信号に基づいてオンとなるスイッチング素子と
を備えたことを特徴とする。
本発明により、2次巻線を不要とする構造が簡単で小型・安価なインダクタを備えた電源装置を提供できる。
実施の形態1.
図1〜図3を用いて実施の形態1を説明する。実施の形態1は、昇圧チョッパ回路が備えるインダクタから突入電流抑制部が備えるスイッチング素子に駆動信号を出力する構成に関する。
図1は、実施の形態1における電源装置100の構成を示す回路図である。以下、図1を参照して電源装置100の構成を説明する。
図1に示すように、電源装置100は、ダイオードブリッジ2(整流部)と、突入電流抑制回路80(限流部)と、昇圧チョッパ回路70とを備える。
(ダイオードブリッジ2)
図1において、ダイオードブリッジ2は、商用電源等の入力電源1(交流電源)を全波整流し脈流電圧を出力する。ダイオードブリッジ2の出力電圧(脈流電圧)は、昇圧チョッパ回路70で昇圧され、負荷回路60に供給される。
(突入電流抑制回路80)
突入電流抑制回路80は、入力電源1の投入時に、ダイオードブリッジ2から昇圧チョッパ回路70のコンデンサ10に突入電流が流れるのを抑制する回路である。この、突入電流抑制回路80は、ダイオードブリッジ2の正極と昇圧チョッパ回路70との間に接続される。突入電流抑制回路80は、ダイオードブリッジ2の正極側から抵抗等により構成される限流要素3を介して、昇圧チョッパ回路70のインダクタ7の一端(a端子)に接続される。また、スイッチング素子4が、限流要素3と並列に接続される。インダクタ7の中間端子(c端子)に誘起する電圧(駆動信号の一例)は、ダイオード6で整流され、コンデンサ5で平滑されて、スイッチング素子4の駆動電圧となる。
(昇圧チョッパ回路70)
昇圧チョッパ回路70は、限流要素3に一端(a端子)が接続されたインダクタ7の他端(b端子)をスイッチング素子9でスイッチングし、その際、インダクタ7に蓄積されたエネルギをダイオード8で整流し、コンデンサ10で平滑してダイオードブリッジ2の電圧を昇圧して負荷回路60に供給する。昇圧チョッパ制御回路11は、昇圧チョッパ制御電源Vcc1から駆動電圧を供給されてスイッチング素子9のチョッパ動作を制御する。
次に、図2、図3を参照して電源装置100の動作を説明する。図2は、電源装置100の動作を説明するフローチャートである。図3は、電源装置100の各構成要素の動作タイミングを示すものであり、横軸は時間を示す。
図3(a)は、入力電源1の投入タイミングを示す。
図3(b)は、昇圧チョッパ制御回路11の動作タイミングを示す。
図3(c)は、限流要素3が機能中かどうかを示す。
図3(d)は、後述するVa,Vcの大小関係を示す。
なお、図3に示す動作時刻の関係は厳密なものではない。入力電源1の投入開始時刻に対して突入電流抑制回路80のスイッチング素子4がオンとなる時刻に遅延が生じることを説明するため、便宜的に設定したものである。
昇圧チョッパ制御回路11の駆動電源である昇圧チョッパ制御電源Vcc1の立ち上がり時間は、入力電源1の投入から遅延時間がある。即ち、昇圧チョッパ制御回路11は、入力電源1の投入からスイッチング素子9の制御動作開始までに遅延動作がある。このため、図3(a)における入力電源1の投入(時刻t1)の後(S101)、昇圧チョッパ回路70のスイッチング素子9が発振動作を開始(昇圧チョッパ制御回路11が発振を開始する時刻t2)するまでに遅れ時間がある。この入力電源1の投入時からスイッチング素子9が発振動作を開始するまでの時刻t1〜時刻t2の遅れ時間を、図3(b)に示すように「遅れ時間T10」というものとする。
上記「遅れ時間T10」の期間内は、図3(c)に示すように、常に、インダクタ7のa端子はc端子より高電位である。以下、a端子の電位をVa,c端子の電位をVcと表記する。
すなわち、上記「遅れ時間T10」の期間内は、
Va>Vc
である(S102)。
従って、突入電流抑制回路80のコンデンサ5は充電されず、スイッチング素子4はオフ状態となる。このため、入力電源1の投入から「遅れ時間T10」が経過するまでの期間は、図3(d)に示すように、限流要素3が機能することによって、入力電源1の投入に伴い発生する突入電流が抑制される。
上記の「遅れ時間T10」の経過後は、図3(b)に示すように昇圧チョッパ制御回路11の発振動作によってスイッチング素子9がオンからオフに転じる。スイッチング素子9がオンからオフに転じた際に、インダクタ7に蓄積された蓄積エネルギがダイオード8を介してコンデンサ10に充電されると共に、インダクタ7の中間端子であるc端子は、図3(c)に示すように、a端子より高電位(Va<Vc)になる(S103)。これにより、ダイオード6を介してコンデンサ5が充電する(S104)。
そして、コンデンサ5の充電電圧によってスイッチング素子4がオンし、限流要素3の両端を短絡する(S105)。以降、スイッチング素子9は、オン・オフのスイッチング動作を継続するのでコンデンサ5は継続的に充電され続けてスイッチング素子4をオン状態にするため、図3(d)に示すように、時刻t2以降も限流要素による電力損失が無く動作継続できる。
以上のように、本実施の形態1によれば、突入電流抑制回路80のスイッチング素子4を駆動するための電源としてインダクタ7に2次巻線を巻装する必要がないため、1次巻線と2次巻線間の絶縁も不要であって構造が簡単で小型かつ安価なインダクタを備えた電源装置を提供できる。
実施の形態2.
図4〜図9を使用して実施の形態2を説明する。実施の形態2は、入力電源1の投入時から突入電流抑制回路80のスイッチング素子4がオンとなるまで(昇圧チョッパ回路70のスイッチング素子9が発振動作を開始するまで)の「遅れ時間T10」を確保する電源装置200に関する。
図4は、実施の形態2における電源装置200の構成、動作の概要を説明するブロック図である。図4では実施の形態1における図1の負荷回路60を放電灯を点灯するインバータ回路にしたものである。図4において図1と同一又は同等の作用をする要素には同一符号を付してあり、その説明を省略する。
図4の電源装置200は実施の形態1の電源装置100に対して、さらに、チョッパ動作電力供給部51を備えている。図4の昇圧チョッパ回路70の具体的な回路構成は示していないが、図1の電源装置100と同様である。チョッパ動作電力供給部51は、入力電源1が投入された後の所定のタイミングで昇圧チョッパ回路70の昇圧チョッパ制御回路11に動作電力である昇圧チョッパ制御電源Vcc1の供給を開始する。
図4の電源装置200の動作概要を説明する。
(1)入力電源1が投入された時点では、昇圧チョッパ制御回路11の昇圧チョッパ制御電源Vcc1への供給はなく、昇圧チョッパ回路70のスイッチング素子9は発振していない。
(2)入力電源1が投入されると、この入力電源1から限流要素3、昇圧チョッパ回路70を介して負荷回路60に電力が供給される。
(3)負荷回路60(交流電源対応電力供給部の一例)のインバータは、入力電源1から供給されたこの電力をもとに入力電源1に基づく電力である交流電源対応電力を発生し供給を開始する。
(4)チョッパ動作電力供給部51は、インバータの交流電源対応電力の供給開始によりインバータから交流電源対応電力の供給を受け始める。チョッパ動作電力供給部51は、負荷回路60から交流電源対応電力の供給を受け始めてから「所定の時間」(図8(d)で後述するT20)が経過した後に、供給を受けた交流電源対応電力を元に昇圧チョッパ回路70に動作電力の供給を開始する。
(5)チョッパ動作電力供給部51が動作電力の供給を開始するタイミングは、負荷回路60から交流電源対応電力の供給を受けはじめてから「所定の時間」の経過である。「所定の時間」は、例えば、チョッパ動作電力供給部51を構成する構成要素、構成部品の値を適当に選定することで、設定することができる。
(6)昇圧チョッパ回路70は、チョッパ動作電力供給部51から「所定の時間」経過後に動作電力の供給をうけてチョッパ動作を開始する。昇圧チョッパ回路70は、チョッパ動作の開始に対応して、突入電流抑制回路80のスイッチング素子4を駆動する駆動信号を出力する。
(7)スイッチング素子4は、駆動信号によりオンとなり、限流要素が短絡する。
(8)以上のように「所定の時間」を意図的に確保することによって、「入力電源1投入〜昇圧チョッパ回路の動作開始によりスイッチング素子4がオンすることによる限流要素3の短絡」までの時間を確実に確保することができる。
次に図5を説明する。図5は、実施の形態2の電源装置200の具体的な回路図である。
図5の電源装置200は、実施の形態1の電源装置100に対して、昇圧チョッパ回路70に接続する負荷回路60が放電灯を点灯するインバータ回路である他に、制御電力変換部50を備える。
制御電力変換部50は、チョッパ動作電力供給部51とインバータ制御電力供給部52とを備える。制御電力変換部50に関連する動作は後述する。
図5において、負荷回路60のスイッチング素子21とスイッチング素子22とは直列接続され、昇圧チョッパ回路70の出力に接続される。
スイッチング素子21とスイッチング素子22との接続点から、コンデンサ23、インダクタ24、放電灯25を介してダイオードブリッジ2の負極に接続される。放電灯25に並列にコンデンサ26が接続される。
インバータ制御回路29はインバータ制御電源Vcc2から駆動電圧の供給を受けて、スイッチング素子21及びスイッチング素子22を交互にオン、オフする。
コンデンサ27はスイッチング素子21とスイッチング素子22の接続点にその一端が接続され、その他端はダイオード28のカソードを介してダイオードブリッジ2の負極に接続される。
コンデンサ27とダイオード28との接続点d(以降、この接続点を接続点dと呼ぶ)は、制御電力変換部50に接続している。制御電力変換部50のチョッパ動作電力供給部51は昇圧チョッパ制御電源Vcc1を供給し、インバータ制御電力供給部52はインバータ制御電源Vcc2を供給する。
なお、インバータ制御回路29は、入力電源1の投入時には昇圧チョッパ回路70(この時点では動作していない)から抵抗30を介してインバータ制御電源Vcc2に流れる電流によって起動し、起動後は、接続点dから出力されるエネルギ(高周波電力)により発振を継続する。
図6は、制御電力変換部50の備えるチョッパ動作電力供給部51とインバータ制御電力供給部52との具体的な回路例を示す。図6において、接続点dからの電流はダイオード31aとコンデンサ32aで整流平滑される。
コンデンサ32aの電圧は、抵抗33aとツエナーダイオード34aで定電圧化されるので,コンデンサ35aの両端からはツエナーダイオード34aのツエナー電圧で定まる昇圧チョッパ制御電源Vcc1が得られる。
同様にしてダイオード31b、コンデンサ32b、抵抗33b、ツエナーダイオード34b及びコンデンサ35bの回路からは、ツエナーダイオード34bのツエナー電圧で定まるインバータ制御電源Vcc2が得られる。
ここで、ツエナーダイオード34aのツエナー電圧V34aを、ツエナーダイオード34bのツエナー電圧V34bよりも大きく設定する(V34a>V34b)。これによりインバータ制御電源Vcc2が先に供給され、その後に遅延時間を経過して昇圧チョッパ制御電源Vcc1が供給される。
図7、図8を用いて電源装置200の動作を説明する。
図7は、電源装置200の動作を説明するフローチャートである。
図8は、電源装置200の各構成要素の動作タイミングを示す。
図8(a)は、入力電源1の投入タイミングを示す。
図8(b)は、インバータ制御回路29の動作タイミングを示す。
図8(c)は、接続点dの出力有無を示す。
図8(d)は、昇圧チョッパ制御回路11の動作タイミングを示す。
図8(e)は、Va,Vcの大小関係を示す。
図8(f)は、限流要素3が機能中かどうかを示す。
なお、図8に示す動作時刻の関係は図3の場合と同様に厳密なものではない。入力電源1の投入開始時刻に対してスイッチング素子4がオンとなる時刻に遅延が生じることを説明するために設定したものである。
図8(a)における時刻t1で入力電源1が投入(S201)されると、インバータ制御電源Vcc2には抵抗30を介して電流が流れ(S202)、図8(b)のように時刻t1から遅延期間T20遅れて時刻t3でインバータ制御回路29はスイッチング素子21、22に対して発振制御動作を開始する(S203)。この後、図8(c)に示すように接続点dからのエネルギ−(高周波電流)が供給されるため(S204)、インバータ制御回路29は期間T30の起動発振動作期間以降は、起動抵抗30からの電流の供給が無くても発振継続するので(S205)、その後、放電灯25は点灯する。
ここで、ツエナーダイオード34bのツエナー電圧V34bは、ツエナーダイオード34aのツエナー電圧V34aよりも低く設定しているので(V34a>V34b)、図8(b)のようにインバータ制御回路29が時刻t4において先に動作継続し、その後、図8(d)のように遅延時間T40を経過して時刻t2において昇圧チョッパ制御回路11が動作を開始することになる(S206)。
即ち、入力電源1の投入(時刻t1)の後、スイッチング素子9が発振動作を開始する時刻t2までに「遅れ時間T10」がある。上記「遅れ時間T10」の期間内は、図8(e)のように常にインダクタ7のa端子はc端子より高電位である(Va>Vc)。従って、コンデンサ5は充電されず、スイッチング素子4はオフ状態となる。このため、図8(f)に示すように、入力電源1の投入(時刻t1)から「遅れ時間T10」が経過する時刻t2までの期間は、スイッチング素子4のオフにより限流要素3で突入電流が抑制される。
時刻t2以降の動作は、実施の形態1の図2のS103以降と同一である。すなわち、コンデンサ5の充電電圧によってスイッチング素子4がオンし、限流要素3の両端を短絡するため、以降は限流要素3による電力損失が無く動作継続できるものである。
このように、ツエナー電圧の設定をすることにより図8(c)に示す遅延時間T40を意図的に作り出すことで、入力電源1の投入時から突入電流抑制回路80のスイッチング素子がオンとなるまでの「遅れ時間T10」を確実に確保することができる。
なお、以上に示した電源装置200は、負荷回路60から交流電源対応電力の供給を受けていた。しかし、これは一例である。チョッパ動作電力供給部51は、入力電源1が投入された場合に何らかの経路により入力電源1から電力の供給を受け、及びこの供給を受ける電力をもとに入力電源1の投入時刻t1よりも「所定の時間」経過した後の時刻t2に、昇圧チョッパ回路70に動作電力を供給する構成であればよい。
図9は、実施の形態2の別の例である電源装置300のブロック図である。図9は、電源装置300が、交流電源対応電力を出力する交流電源対応電力供給部53を備えた構成である。チョッパ動作電力供給部51は、入力電源1の投入後に交流電源対応電力供給部53から交流電源対応電力の供給開始を受ける。そして、「所定の時間」が経過した後に、昇圧チョッパ回路70に動作電力を供給する。これにより昇圧チョッパ回路70はチョッパ動作を開始し、チョッパ動作の開始に対応してスイッチング素子4をオンにする駆動信号を出力する。
以上のように、本実施の形態2によれば、スイッチング素子4を駆動するための電源として、インダクタ7に2次巻線を巻装する必要がないため、1次巻線と2次巻線間との絶縁が不要であって、構造が簡単で小型・安価なインダクタを備えた電源装置を提供できるとともに、先ず、負荷回路60を起動動作させて、その後、負荷回路60の動作で得られるエネルギ(高周波電流)でまずインバータ制御電源Vcc2を動作継続させ、次に昇圧チョッパ制御電源Vcc1を動作開始させている。よって、入力電源1が投入されてから突入電流抑制回路80のスイッチング素子4がオンするまでの遅延時間(遅れ時間T10)を確保でき、突入電流抑制回路80の機能を確保した電源装置を提供できる。このように上記電源装置により、突入電流を抑制するために電源投入から突入電流抑制回路が動作するまでの遅延時間を確実に確保し、かつ、インダクタに2次巻線の巻装を不要とする、従来と同等の機能を有する小型、安価な電源装置を提供することができる。
以上の実施の形態の電源装置は、
交流電源を整流して得られる脈流成分を含む直流電源と、
前記直流電源の電圧を昇圧するためのインダクタを含む昇圧チョッパ回路と、
前記直流電源の正極側出力と前記昇圧チョッパ回路のインダクタとの間に接続された限流要素と、
前記限流要素に並列に接続されたスイッチング素子とを備えた電源装置において、
前記インダクタの巻線の中間端子に誘起する電圧を半波整流する整流素子と、
前記整流素子の出力電圧を平滑するコンデンサとを備え、
上記コンデンサの出力電圧で上記スイッチング素子をオンするようにしたので、
スイッチング素子4を駆動するための電源として、インダクタ7に2次巻線を巻装する必要がないため、1次巻線と2次巻線間の絶縁も不要な構造が簡単で小型・安価なインダクタを備えた電源装置を提供できる効果がある。
以上の実施の形態の電源装置は、
交流電源を整流して得られる脈流成分を含む直流電源と、
前記直流電源の電圧を昇圧するためのインダクタを含む昇圧チョッパ回路と、
前記直流電源の正極側出力と前記昇圧チョッパ回路のインダクタとの間に接続された限流要素と、
前記限流要素に並列に接続されたスイッチング素子と
を備えた電源装置において、
上記昇圧チョッパ回路に接続された負荷回路の動作で得られるエネルギを上記昇圧チョッパ制御回路の制御駆動電源とし、
前記インダクタの巻線の中間端子に誘起する電圧を半波整流する整流素子と、
前記整流素子の出力電圧を平滑するコンデンサとを備え、
上記コンデンサの出力電圧で上記スイッチング素子をオンすることをようにしたので、
スイッチング素子4を駆動するための電源として、インダクタ7に2次巻線を巻装する必要がないため、1次巻線と2次巻線間の絶縁も不要な構造が簡単で小型・安価なインダクタを備えた電源装置を提供できるとともに、
先ず、負荷回路60を起動動作させて、その後、負荷回路60の動作で得られるエネルギでインバータ制御電源Vcc2、昇圧チョッパ制御電源Vcc2の順番で動作させているので、
スイッチング素子4がオンするまでの遅延時間を確保でき、突入電流抑制回路80の機能を確保した電源装置を提供できる。
実施の形態1における電源装置100の回路図。 実施の形態1における電源装置100の動作を示すフローチャート。 実施の形態1における電源装置100の構成要素のタイミングを示す図。 実施の形態2における電源装置200のブロック図。 実施の形態2における電源装置200の回路図。 実施の形態2における電源装置200の制御電力変換部50の回路図。 実施の形態2における電源装置200の動作を示すフローチャート。 実施の形態2における電源装置200の構成要素のタイミングを示す図。 実施の形態2における電源装置300のブロック図。
符号の説明
c 端子、1 入力電源、2 ダイオードブリッジ、3 限流要素、4 スイッチング素子、5 コンデンサ、6 ダイオード、7 インダクタ、8 ダイオード、9 スイッチング素子、10 コンデンサ、11 昇圧チョッパ制御回路、21,22 スイッチング素子、23 コンデンサ、24 インダクタ、25 放電灯、26,27 コンデンサ、28 ダイオード、29 インバータ制御回路、30 抵抗、31a,31b ダイオード、32a,32b コンデンサ、33a,33b 抵抗、34a,34b ツエナーダイオード、35a,35b コンデンサ、50 制御電力変換部、51 チョッパ動作電力供給部、52 インバータ制御電力供給部、53 交流電源対応電力供給部、60 負荷回路、70 昇圧チョッパ回路、80 突入電流抑制回路、100,200,300 電源装置。

Claims (6)

  1. チョッパ動作により脈流電圧を昇圧する電源装置において、
    投入された交流電源を整流して脈流成分を含む脈流電圧を正極から出力する整流部と、
    前記整流部が出力した脈流電圧を昇圧するエネルギを蓄えるインダクタであって前記正極から流れ出す電流を一端から入力して他端から出力する巻線と前記巻線の途中に他の素子を駆動する駆動信号を出力する中間端子とを備えるインダクタを含む昇圧チョッパ回路と、
    前記整流部の前記正極と前記巻線の前記一端との間に接続された限流要素と、
    前記限流要素に並列接続され前記中間端子から出力された駆動信号に基づいてオンとなるスイッチング素子と
    を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 前記昇圧チョッパ回路は、
    前記駆動信号として前記中間端子の位置に誘起した電圧を出力し、
    前記電源装置は、さらに、
    前記中間端子から出力された電圧を整流する整流素子と、
    前記整流素子が整流した電圧を平滑し、平滑した電圧を前記スイッチング素子に印加するコンデンサと
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. チョッパ動作により脈流電圧を昇圧する電源装置において、
    投入された交流電源を整流して脈流成分を含む脈流電圧を正極から出力する整流部と、
    前記整流部が出力した脈流電圧を昇圧するエネルギを蓄えるインダクタであって前記整流部の前記正極から流れ出す電流を一端から入力して他端から出力する巻線と前記巻線の途中に他の素子を駆動する駆動信号を出力する中間端子とを備えるインダクタを含み、動作電力の供給を受けることによりチョッパ動作を開始して前記整流部が出力した脈流電圧を昇圧するとともに、チョッパ動作の開始に対応して前記インダクタの前記中間端子から駆動信号を出力する昇圧チョッパ回路と、
    前記整流部の前記正極と前記昇圧チョッパ回路の前記インダクタの前記一端との間に接続された限流要素と前記限流要素に並列接続され前記インダクタの前記中間端子から出力された駆動信号に基づいてオンとなるスイッチング素子とを含む限流部と、
    前記交流電源が投入された後の所定のタイミングで前記昇圧チョッパ回路に動作電力の供給を開始するチョッパ動作電力供給部と
    を備えたことを特徴とする電源装置。
  4. 前記チョッパ動作電力供給部は、
    前記交流電源の投入に対応して前記交流電源に基づく交流電源対応電力の供給を開始する交流電源対応電力供給部から交流電源対応電力の供給を受けるとともに、前記交流電源対応電力供給部から交流電源対応電力の供給を受けはじめてから所定の時間の経過後に、供給を受けた交流電源対応電力を元に前記昇圧チョッパ回路に動作電力の供給を開始することを特徴とする請求項3記載の電源装置。
  5. 前記昇圧チョッパ回路は、
    脈流電圧を昇圧した昇圧電圧の供給対象であるとともに前記交流電源の投入に対応して前記交流電源に基づく交流電源対応電力の供給を開始する負荷回路と接続し、
    前記交流電源対応電力供給部は、
    前記負荷回路であることを特徴とする請求項4記載の電源装置。
  6. 前記チョッパ動作電力供給部は、
    ツエナーダイオードを備えるとともに、前記交流電源対応電力供給部から供給された交流電源対応電力によって前記ツエナーダイオードに発生するツエナー電圧が所定の値を超えた場合に、前記昇圧チョッパ回路に動作電力の供給を開始することを特徴とする請求項4記載の電源装置。
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