JP2004147436A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ Download PDF

Info

Publication number
JP2004147436A
JP2004147436A JP2002310163A JP2002310163A JP2004147436A JP 2004147436 A JP2004147436 A JP 2004147436A JP 2002310163 A JP2002310163 A JP 2002310163A JP 2002310163 A JP2002310163 A JP 2002310163A JP 2004147436 A JP2004147436 A JP 2004147436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
control
switch
triangular wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002310163A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryota Nakanishi
中西 良太
Shinichiro Nagai
長井 真一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP2002310163A priority Critical patent/JP2004147436A/ja
Publication of JP2004147436A publication Critical patent/JP2004147436A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】電流形プッシュ・プルDC−DCコンバータにおいて第1及び第2のスイッチの両方をオフ状態にすると、第1及び第2のスイッチに高い電圧が印加される。
【解決手段】一対の直流端子1a、1b間に第1のインダクタL1 と1次巻線N1 の第1の部分N1aとを介して第1のスイッチQ1 を接続すると共に第1のインダクタL1 と1次巻線N1 の第2の部分N1bとを介して第2のスイッチQ2 を接続する。2次巻線N2 に全波整流回路2を接続する。全波整流回路2の出力端子間に平滑コンデンサCを接続する。平滑コンデンサCに並列に逆流阻止用ダイオードD5 を介して第2のインダクタL2 を接続する。第2のインダクタL2 を第1のインダクタL1 に電磁結合させる。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無停電電源装置等に好適なDC−DCコンバータ即ち直流−直流変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電圧形のDC−DCコンバータは入力段に容量の大きなコンデンサを有する。この種のDC−DCコンバータの電源が蓄電池の場合に、蓄電池を交換する時にコンデンサに対する過大な突入電流が流れ、接続用コネクタの溶着や保護用ヒューズの溶断(誤動作)が生じる恐れがあった。また、蓄電池とDC−DCコンバータとの間の配線距離が長いと、配線インダクタンスの影響で電流や電圧にリップルが生じる恐れがあった。
【0003】
上述の電圧形DC−DCコンバータの問題を解決するために、本件出願人は図1に示す電流形DC−DCコンバータを作成した。図1のDC−DCコンバータは、蓄電池から成る電源1が接続される一対の直流端子1a、1bと、トランスTと、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 と、第1及び第2の並列ダイオードDq1、Dq2と、インダクタL1 と、全波整流回路2と、平滑コンデンサCと、負荷3を接続する一対の出力端子3a、3bと、制御回路4とから成る。
【0004】
トランスTは磁気コアM1 に巻回された1次巻線N1 と2次巻線N2とから成る。1次巻線N1 はこれを第1及び第2の部分N1a、N1bに分割するタップ5を有する。インダクタL1 は一方の直流端子1aと1次巻線N1 のタップ5との間に接続されている。絶縁ゲート型電界効果トランジスタから成る第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 はプッシュプル回路を形成するために1次巻線N1 の第1及び第2の部分N1a、N1b及びインダクタL1を介して一対の直流端子1a、1b間に接続されている。第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 を制御するために第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の制御端子がライン6、7によって制御回路4に接続されている。第1及び第2の並列ダイオードDq1、Dq2は第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の内蔵即ち寄生ダイオードであって、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 に逆方向並列に接続されている。この第1及び第2の並列ダイオードDq1、Dq2を個別ダイオードとすることもできる。2次巻線N2 に接続された全波整流回路2は第1、第2、第3及び第4のダイオードD1 、D2 、D3 、D4 のブリッジ回路から成る。平滑コンデンサCは全波整流回路2の一対の出力端子間に接続されている。負荷3が接続された一対の出力端子3a、3bは平滑コンデンサCに接続されている。出力端子3a、3b間の電圧を所定値に制御するために出力端子3a、3bと制御回路4とがライン8、9で接続されている。
【0005】
図1のDC−DCコンバータにおいて、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 を同時にオンにすると、インダクタL1 にエネルギが蓄積される。その後、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 を交互にオフにすると、インダクタL1 による昇圧作用のためにトランスTの巻数比のみで決まる電圧よりも大きな電圧を2次巻線N2 に得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図1に示すように入力段にインダクタL1 を接続して電流形DC−DCコンバータを構成すると、電圧形DC−DCコンバータの問題点は解決される。しかし、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の両方を同時にオフにすると、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 に高電圧が印加される。このため、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 として高価な高耐圧素子を使用しなければならない。
【0007】
そこで、本発明の目的は、DC−DC変換用スイッチの低耐圧化を図ることができる電流形DC−DCコンバータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し、上記目的を達成するための本発明は、直流電圧を供給する一対の直流端子と、タップによって分割された第1及び第2の部分を有する1次巻線及び前記1次巻線に電磁結合された2次巻線を有するトランスと、前記一対の直流端子間に第1のインダクタと前記1次巻線の前記第1の部分とを介して接続された第1のスイッチと、前記一対の直流端子間に前記第1のインダクタと前記1次巻線の前記第2の部分とを介して接続された第2のスイッチと、前記2次巻線に接続された全波整流回路と、前記全波整流回路の一対の直流出力端子間に接続された平滑コンデンサと、前記全波整流回路の前記一対の直流出力端子間に逆流阻止用ダイオードを介して接続され且つ前記第1のインダクタに電磁結合された第2のインダクタと、前記第1のスイッチを所定の周期を有してオン・オフ制御する第1の制御信号を形成して前記第1のスイッチに供給し、且つ前記第1の制御信号と異なる位相で前記第2のスイッチをオン・オフ制御する第2の制御信号を形成して前記第2のスイッチに供給するスイッチ制御回路とから成るDC−DCコンバータに係わるものである。
【0009】
なお、請求項2に示すように、前記制御回路は、前記平滑コンデンサの電圧の変化を示す電圧帰還信号を形成する電圧帰還信号形成回路と、第1の三角波電圧を発生する第1の三角波発生回路と、前記第1の三角波電圧と180度の位相差を有する第2の三角波電圧を発生する第2の三角波発生回路と、前記電圧帰還信号形成回路と前記第1の三角波発生回路とに接続され、前記電圧帰還信号と前記第1の三角波電圧とを比較して第1の制御信号を形成し、前記第1の制御信号を前記第1のスイッチに供給する第1の比較器と、前記電圧帰還信号形成回路と前記第2の三角波発生回路とに接続され、前記電圧帰還信号と前記第2の三角波電圧とを比較して第2の制御信号を形成し、前記第2の制御信号を前記第2のスイッチに供給する第2の比較器とから成ることが望ましい。
また、請求項3に示すように、前記制御回路は、前記平滑コンデンサの電圧の変化を示す電圧帰還信号を形成する電圧帰還信号形成回路と、三角波電圧を発生する三角波発生回路と、前記三角波電圧の振幅の最小値と最大値との中間値を基準にして前記電圧帰還信号と対称の値を有する変形電圧帰還信号を求める演算回路と、前記電圧帰還信号形成回路と前記三角波発生回路とに接続され、前記電圧帰還信号と前記三角波電圧とを比較して第1の制御信号を形成し、前記第1の制御信号を前記第1のスイッチに供給する第1の比較器と、前記演算回路と前記三角波発生回路とに接続され、前記変形電圧帰還信号と前記三角波電圧とを比較して第2の制御信号を形成し、前記第2の制御信号を前記第2のスイッチに供給する第2の比較器とから成ることが望ましい。
また、請求項4に示すように、前記制御回路は、前記平滑コンデンサの電圧に比例した電圧を検出する電圧検出回路と、前記電圧検出回路から得られた検出電圧の許容上限値を示す第1の基準電圧を発生する第1の基準電圧源と、前記検出電圧の許容下限値を示す第2の基準電圧を発生する第2の基準電圧源と、前記電圧検出回路と前記第1の基準電圧源とに接続され、前記検出電圧が前記第1の基準電圧より高くなる時点を示す信号を出力する第1の比較器と、前記電圧検出回路と前記第2の基準電圧源とに接続され、前記検出電圧が前記第2の基準電圧よりも低くなる時点を示す信号を出力する第2の比較器と、前記第1及び第2の比較器に接続され、前記検出電圧が前記第1の基準電圧よりも高くなった時点から前記検出電圧が前記第2の基準電圧よりも低くなった時点までの期間に相当するパルス幅を有するオフ制御用パルスを形成するオフ制御用パルス形成手段と、前記オフ制御用パルスの幅よりも短い所定周期を有して第1の方形波パルスを繰返して発生すると共に、前記第1の方形波パルスと180度の位相差を有する第2の方形波パルスを発生するパルス発生手段と、前記パルス発生手段の前記第1の方形波パルスの出力端子と前記第1のスイッチの制御端子との間を接続する第1のラインと、前記パルス発生手段の前記第2の方形波パルスの出力端子と前記第2のスイッチの制御端子との間を接続する第2のラインと、前記オフ制御用パルス形成手段から出力された前記オフ制御用パルスに応答して前記第1及び第2の方形波パルスの前記第1及び第2のスイッチへの供給を停止する停止制御手段とから成ることが望ましい。
また、請求項5に示すように、前記制御回路は、更に、前記第1及び第2のスイッチのオフを指令する信号に応答して前記第1及び第2の制御信号をオフにする手段を有していることが望ましい。
【0010】
【発明の効果】
各請求項の発明によれば次の効果が得られる。
(1) 第1及び第2のスイッチの両方がオフになる期間に高電圧が第1及び第2のスイッチに印加されることを、第2のインダクタの働きによって防止できる。従って、第1及び第2のスイッチの低耐圧化及び小型化が可能になる。
(2) 第1のインダクタのエネルギがトランスの2次側に回生されるので、電力損失が低減する。
(3) 第1のインダクタの働きによって突入電流を防止することができる。
また、請求項2〜5の発明によれば、簡単な制御回路によって第1及び第2のスイッチを制御することができる。
【0011】
【第1の実施形態】
次に、図2〜図5を参照して本発明の第1の実施形態のDC−DCコンバータを説明する。
【0012】
図2に示す第1の実施形態に従う電流形のDC−DCコンバータは、図1の電流形のDC−DCコンバータと同様に、蓄電池、整流平滑回路等から成る電源1の直流電圧Vi を異なるレベルの直流電圧又は安定化された直流電圧に変換するように構成され、電源1が接続された一対の直流端子1a、1bと、トランスTと、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 と、第1及び第2の並列ダイオードDq1、Dq2と、第1のインダクタL1 と、全波整流回路2と、平滑コンデンサCと、負荷3を接続する一対の出力端子3a、3bと、制御回路4とを有し、更に、本発明に従う第2のインダクタL2 と、逆流阻止用ダイオードD5 とを有する。
【0013】
トランスTは第1及び第2の部分N1a、N1bを有する1次巻線N1 及び2次巻線N2 から成る。1次巻線N1 及び2次巻線N2 は磁気コアM1に巻回され且つ相互に電磁結合されている。第1のインダクタL1 は一方の直流端子1aと1次巻線N1 のタップ5との間に接続されている。絶縁ゲート型電界効果トランジスタから成る第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 はプッシュプル回路を形成するために1次巻線N1 の一端及び他端とグランド側の直流端子1bとの間に接続されている。即ち、第1のスイッチQ1 は1次巻線N1 の第1の部分N1aと第1のインダクタL1 とを介して一対の直流端子1a、1b間に接続され、第2のスイッチQ2 は1次巻線N1 の第2の部分N1bと第1のインダクタL1 とを介して一対の直流端子1a、1b間に接続されている。第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の制御端子即ちゲートはライン6、7によって制御回路4に接続されている。第1及び第2の並列ダイオードDq1、Dq2は第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の内蔵即ち寄生ダイオードであって、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 に逆方向並列に接続されている。この第1及び第2の並列ダイオードDq1、Dq2を個別ダイオードとすることもできる。
【0014】
2次巻線N2 に接続された全波整流回路2は第1、第2、第3及び第4のダイオードD1 、D2 、D3 、D4 のブリッジ回路から成る。平滑コンデンサCは全波整流回路2の一対の出力端子間に接続されている。負荷3が接続された一対の出力端子3a、3bは平滑コンデンサCに接続されている。一対の出力端子3a、3b間の出力電圧Vo を所定値に制御するために一対の出力端子3a、3bと制御回路4とがライン8、9で接続されている。
【0015】
本発明に従う第2のインダクタL2 は逆流阻止用ダイオードD5 を介して一対の出力端子3a、3b間に接続されている。また、第2のインダクタL2 は磁気コアM2 によって第1のインダクタL1 に電磁結合されている。即ち、第1及び第2のインダクタL1 、L2 は共通の磁気コアM2 に巻回されたコイルから成り、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 のオフの時に第1のインダクタL1 の蓄積エネルギを第2のインダクタL2 を介して放出するように相互に関連付けられている。
【0016】
図3は図2の制御回路4の詳細を示す。この制御回路4は、大別して電圧帰還信号形成回路10と第1及び第2の制御信号形成回路11、12とオフ制御回路20とオフ制御スイッチ21とから成る。
【0017】
電圧帰還信号形成回路10は、ライン8、9によって出力端子3a、3bに接続された出力電圧検出回路13と、誤差増幅器14と、基準電圧源15とから成る。誤差増幅器14の正入力端子は電圧分割回路から成る出力電圧検出回路13の電圧分割点に接続され、その負入力端子は基準電圧源15に接続されている。従って、誤差増幅器14からは出力電圧検出回路13の出力と基準電圧源15の基準電圧との差を示す値を有する電圧帰還信号Vf が得られる。図3では図示を簡略化するために誤差増幅器14がライン14aによって第1及び第2の制御信号形成回路11、12に直接に接続されているが、ライン14aに周知の発光ダイオードとホトトランジスタとから成る光結合回路を介在させることができる。
【0018】
第1の制御信号形成回路11は第1の三角波発生回路16と第1の比較器17とから成り、第2の制御信号形成回路12は第2の三角波発生回路18と第2の比較器19とから成る。第1の三角波発生回路16は商用交流電圧の周波数よりも十分に高い例えば20〜100kHz の繰返し周波数で図4(A)に示す第1の三角波電圧Vt1を発生する。第2の三角波発生回路18は第1の三角波発生回路16に接続され、第1の三角波電圧Vt1と同一の繰返し周波数と同一の振幅を有し且つ180度の位相差を有している第2の三角波電圧Vt2を図4(B)に示すように発生する。第1の比較器17の負入力端子はライン14aに接続され、その正入力端子は第1の三角波発生回路16に接続され、その出力端子はライン6によって図2の第1のスイッチQ1 のゲートに接続されている。従って、第1の比較器17は図4(A)に示すように第1の三角波電圧Vt1と電圧帰還信号Vf とを比較して図4(C)に示す2値信号から成る第1の制御信号G1 を形成し、これを第1のスイッチQ1 に送る。第2の比較器19の正入力端子は第2の三角波発生回路18に接続され、その負入力端子はライン14aに接続され、その出力端子はライン7によって図2の第2のスイッチQ2 のゲートに接続されている。従って、第2の比較器19は図4(B)に示すように第2の三角波電圧Vt2と電圧帰還信号Vf とを比較して図4(D)に示す2値信号から成る第2の制御信号G2 を形成し、これを第2のスイッチQ2 に送る。
【0019】
図4(C)(D)の第1及び第2の制御信号G1 、G2 は相互に180度の位相差を有している。電圧帰還信号Vf は図4の実施形態では出力電圧Vo に対して比例的に変化する。図4のt11時点よりも前の期間では電圧帰還信号Vf が第1及び第2の三角波電圧Vt1、Vt2の振幅の中心値Vr よりも低いので、第1及び第2の制御信号G1 、G2 の高レベルのオン期間の重なりが生じる。即ち、第1の制御信号G1 はt1 〜t5 、t7 〜t10の期間に高レベルになり、第2の制御信号G2 はt2 よりも前、t4 〜t8 、t9 よりも後の期間に高レベルになっている。従って、t1 〜t2 、t4 〜t5 、t7 〜t8 、t9 〜t10期間には第1及び第2の制御信号G1 、G2 の両方が高レベルになっている。
【0020】
図4のt11よりも後に示すように電圧帰還信号Vf が第1及び第2の三角波電圧Vt1、Vt2の中間値Vr よりも高い期間には、第1の制御信号G1 がt14〜t15、t18〜t19の期間で高レベルになり、第2の制御信号G2 がt12〜t13、t16〜t17の期間で高レベルになる。従って、第1及び第2の制御信号G1 、G2 がt13〜t14、t15〜t16、t17〜t18の期間で同時に低レベルになる。
【0021】
オフ制御回路20は、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 のオフを指令する信号を発生するものであり、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 のゲートに供給する第1及び第2の制御信号G1 、G2 を強制的に低レベルにするための制御信号を発生し、オフ制御スイッチ21をオン操作する。オフ制御スイッチ21は第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 をオフにするための手段であって、第1及び第2の三角波電圧Vt1、Vt2の最大値以上のバイアス電圧+Vを供給するバイアス電圧端子22とライン14aとの間に接続されている。従って、オフ制御スイッチ21がオンになると、ライン14aがバイアス電圧端子22のバイアス電圧+Vになり、第1及び第2の比較器17、19の出力が低レベルになり、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 がオフ制御状態になる。なお、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 をオフ制御する時にライン14aにバイアス電圧+Vを加える代りに、第1及び第2の比較器17、19の駆動電源をオフに制御すること、又は第1及び第2の比較器17、19の出力ラインにそれぞれスイッチを接続し、これ等をオフに制御することができる。要するに、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 のオフ制御は、何らかの方法で第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 のための第1及び第2の制御信号G1 、G2 をオフにすればよい。
【0022】
【動作】
次に、図2のDC−DCコンバータの動作を図5を参照して説明する。図5のt9 時点より前の期間は図4のt11時点よりも前の期間と同様な定常負荷状態の動作を示し、t9 時点よりも後は停止制御の時の動作を示す。
【0023】
(Q1 、Q2 オン期間)
図5のt9 時点よりも前ではt1 〜t2 、t3 〜t4 、t5 〜t6 、t7 〜t8 の期間で第1及び第2の制御信号G1 、G2 の両方が高レベルとなり、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 が同時にオン状態になる。第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 が同時にオンになる期間には、電源1、第1のインダクタL1 ,1次巻線N1 の第1の部分N1a、及び第1のスイッチQ1 から成る第1の経路と、電源1、第1のインダクタL1 、1次巻線N1 の第2の部分N1b、及び第2のスイッチQ2 から成る第2の経路との両方に電流が流れる。この時、1次巻線N1 の第1及び第2の部分N1a、N1bに流れる電流は、トランスTの磁気コアに互いに打ち消し合いの磁束を生じさせる方向性を有しているので、1次巻線N1 の第1及び第2の部分N1a、N1bの電圧及び2次巻線N2 の電圧は零ボルトである。この結果、トランスTの2次巻線N2 から平滑コンデンサC及び負荷3に電力が供給されない。しかし、負荷3には平滑コンデンサCから電力が供給される。上記第1及び第2の経路によって第1のインダクタL1 に流れる電流IL1は図5(E)の例えばt1 〜t2 期間に示すように時間と共に徐々に増大し、第1のインダクタL1 に磁気エネルギが蓄積される。なお、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 が同時にオン状態の時には、第1のインダクタL1 に電磁結合されている第2のインダクタL2 に逆流阻止用ダイオードD5 を逆バイアスする向きの電圧が発生するので、第1のインダクタL1 からのエネルギの放出は生じない。
【0024】
(Q1 オン、Q2 オフ期間)
図5の例えばt2 〜t3 期間には第1のスイッチQ1 がオン、第2のスイッチQ2 がオフになる。この結果、トランスTが正常に動作し、2次巻線N2 に電圧が発生し、2次巻線N2 、第1のダイオードD1 、平滑コンデンサCと負荷3との並列回路、及び第4のダイオードD4 から成る経路に電流が流れる。トランスTの1次側においては、t2 〜t3 期間に、電源1、第1のインダクタL1 、1次巻線N1 の第1の部分N1a、及び第1のスイッチQ1 から成る経路に電流が流れる。この時、1次巻線N1 の第1の部分N1aには、電源1の電圧Vi に第1のインダクタL1 の電圧VL1を加算した値Vi +VL1が印加され、2次巻線N2 には第1のインダクタL1 を設けない場合よりも高い電圧が得られる。この結果、トランスTの2次巻線N2 に1次巻線N1 の第1の部分N1aの巻数n1 と2次巻線N2 の巻数n2 との巻数比よりも高い電圧を得ることができる。t2 〜t3 期間において第1のインダクタL1 の蓄積エネルギの放出が進むに従ってここを流れる電流IL1は図5(E)に示すように徐々に低下する。t2 〜t3 期間に第1のインダクタL1 に印加される電圧VL1は、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 を損失のない理想スイッチと考えると、次式で示すことができる。
L1=Vo (n1 /n2 )−Vi
第1及び第2のインダクタL1 、L2 の巻数をna 、nb とすると、第2のインダクタL2 に誘起する電圧VL2を次式で示すことができる。
L2={Vo (n1/n2 )−Vi }nb /na
第2のインダクタL2 に誘起する電圧VL2は出力電圧Vo よりも低いので、逆流阻止用ダイオードD5 は逆バイアスされ、この電流Id5は図5(F)に示すように零である。t2 〜t3 期間に1次巻線N1 の第1及び第2の部分N1a、N1bに生じる電圧をそれぞれe とすると、オフ状態中の第2のスイッチQ2 の電圧Vq2を次式で示すことができる。
Vq2=Vi +VL1+e
【0025】
(Q1 オフ、Q2 オン期間)
図5の例えばt4 〜t5 期間に示すように第1のスイッチQ1 がオフ、第2のスイッチQ2 がオンの期間には、電源1、第1のインダクタL1 、1次巻線N1 の第2の部分N1b、及び第2のスイッチQ2 から成る経路に電流が流れる。また、トランスTの2次側において、2次巻線N2 、第3のダイオードD3 、平滑コンデンサCと負荷3との並列回路、及び第2のダイオードD2 から成る経路に電流が流れる。第1のスイッチQ1 がオフ、第2のスイッチQ2 がオンになるt4 〜t5 期間の動作は電流通路が変わる他は第1のスイッチQ1 がオン、第2のスイッチQ2 がオフのt2 〜t3 期間の動作と本質的に同一である。
図5(C)に示すt4 〜t5 期間における第1のスイッチQ1 の電圧Vq1は、t2 〜t3 期間中の第2のスイッチQ2 の電圧Vq2と本質的に同一である。
【0026】
(停止動作)
DC−DCコンバータを停止制御するために、オフ制御回路20から第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 のオフ指令を発生させると、これに応答してオフ制御スイッチ21が例えば図5のt9 時点でオンになる。オフ制御スイッチ21がオンになると、第1及び第2の比較器17、19の出力電圧即ち第1及び第2の制御信号G1 、G2 が図5(A)(B)に示すように低レベルとなり、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 がオフになる。このため、トランスTの1次側において第1のインダクタL1の蓄積エネルギの放出経路が消滅する。しかし、第1のインダクタL1 に磁気コアM2 を介して第2のインダクタL2 が電磁結合されているので、フライバック回路の動作で第2のインダクタL2 に第1のインダクタL1 のエネルギ放出に基づく電圧VL2が発生し、この電圧VL2が平滑コンデンサCの電圧Vo よりも高くなり、図5(F)に示すように逆流阻止用ダイオードD5 の電流Id5が流れ、第1のインダクタL1 のエネルギが平滑コンデンサC及び負荷3に回生される。また、図5のt9 〜t10期間においてはトランスTの蓄積エネルギの放出が2次巻線N2 、第3のダイオードD3 、平滑コンデンサCと負荷3の並列回路、及び第2のダイオードD2 から成る経路で行われる。第1のインダクタL1 及びトランスTの蓄積エネルギがトランスTの2次側に放出されるので、t9 時点で第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 を同時にオフにしても、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 に印加される電圧がさほど高くならない。図5のt10時点でトランスTの蓄積エネルギの放出終了後は第1のインダクタL1 の蓄積エネルギの放出がt11時点まで続く。
【0027】
(軽負荷動作)
負荷3が定常負荷状態よりも軽い軽負荷状態になると、図4のt12時点よりも後に示すように第1のスイッチQ1 がt14〜t15、t18〜t19でオン状態となり、第2のスイッチQ2 がt12〜t13、t16〜t17でオン状態となり、t13〜t14、t15〜t16、t17〜t18及びt19以後の期間で第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の両方がオフ状態となる。t12以後において第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の一方がオンの時の動作はt11よりも前の期間で第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の一方がオンの時の動作と実質的に同一である。また、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 が同時にオフ状態になる期間の動作は、図5のt9 時点より後の停止動作と実質的に同一であり、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 に過電圧が印加されない。
【0028】
本実施形態のDC−DCコンバータは次の効果を有する。
(1) 第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の停止制御時、及び軽負荷時において第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の両方をオフにした時に、第1のインダクタL1 の蓄積エネルギが第2のインダクタL2 を介してトランスTの2次側に回生されるので、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 に対する過電圧の印加を防止することができ、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 として安価な低耐圧素子を使用することができる。
(2) 第1のインダクタL1 の蓄積エネルギがトランスTの2次側に回生されるので、電力損失が低減する。
(3) トランスTの1次側に第1のインダクタL1 を設けるので、電源1を投入する時に突入電流が流れない。従って、電源1が蓄電池又は電池の場合には、この交換時等において図示されていない接続用コネクタの溶着、及び保護用ヒューズの溶断(誤動作)を防ぐことができる。
(4) トランスTの1次側に電解コンデンサを使用しないので、DC−DCコンバータの長寿命化、及び信頼性の向上を図ることができる。
(5) 比較的簡単な制御回路4によって第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の制御を達成することができる。
【0029】
【第2の実施形態】
第2の実施形態のDC−DCコンバータは図3の制御回路4を図6に示す制御回路4aに変形し、この他は図2と同一に形成したものである。従って、図6において図3と実質的に同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、制御回路4a以外は図2を参照する。
【0030】
図6の制御回路4aは、1つの三角波発生回路16を第1及び第2の比較器17、19で共用している。第1の比較器17の正入力端子はライン14aに接続され、負入力端子は三角波発生回路16に接続されている。従って、第1の比較器17からは図7(B)に示す第1の制御信号G1 が得られる。
【0031】
第2の比較器19の正入力端子は三角波発生回路16に接続され、負入力端子は演算回路23に接続されている。演算回路23はライン14aから電圧帰還信号Vf を得て次式の演算を行う。
Vf ′=Vr −(Vf −Vr )
ここで、Vr は図7(A)に示す三角波電圧Vt の最小値Va と最大値Vb との中間値即ち(Vb −Va )/2を示し、Vf ′は演算回路23から得られる変形電圧帰還信号を示す。第2の比較器19は図7(A)に示すように三角波電圧Vt と変形電圧帰還信号Vf ′とを比較して図7(C)に示す第2の制御信号を形成する。
【0032】
図6のオフ制御スイッチ21は制御電源端子22aと第1及び第2の比較器17、19の電源端子との間に接続されている。オフ制御スイッチ21がオフになると、第1及び第2の比較器17、19の出力が低レベルとなり、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 がオフになる。
【0033】
第2の実施形態の制御回路4aから第1の実施形態の制御回路4と同一の第1及び第2の制御信号G1 、G2 を得ることができるので、第2の実施形態によっても第1の実施形態と同一の効果を得ることができる。
【0034】
【第3の実施形態】
第3の実施形態のDC−DCコンバータは図3の制御回路4を図8の制御回路4bに変形し、この他は図2と同一に形成したものである。従って、第3の実施形態の説明において制御回路4b以外は図2を参照する。また、図8において図3と実質的に同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0035】
図8の制御回路4bは、出力電圧検出回路30と、第1及び第2の比較器31、32と、第1及び第2の基準電圧源33、34と、オフ制御用パルス形成手段としてのRSフリップフロップ35と、パルス発生手段36と、第1及び第2のオフ制御スイッチ37a、37bとから成る。
【0036】
出力電圧検出回路30はライン8、9によって図2の一対の出力端子3a、3bに接続され、出力電圧Vo に比例した検出電圧Vo ′をライン30aに出力する。第1の比較器31の正入力端子はライン30aに接続され、負入力端子は第1の基準電圧源33に接続されている。第1の基準電圧源33は検出電圧Vo ′の許容上限値を示す第1の基準電圧Vr1を発生する。従って、図9(A)のt1 及びt3 に示すように検出電圧Vo ′が第1の基準電圧Vr1に達した時に第1の比較器31から図9(B)に示すパルス信号V31が得られる。
【0037】
第2の比較器32の負入力端子はライン30aに接続され、正入力端子は第2の基準電圧源34に接続されている。第2の基準電圧源34は第1の基準電圧Vr1よりも所定値だけ低い第2の基準電圧Vr2を発生する。第2の基準電圧Vr2は検出電圧Vo ′の許容下限値を示している。なお、第1及び第2の基準電圧Vr1、Vr2の中間値が目標検出電圧値を示す。第2の比較器32からは図9(C)のt2 時点に示すパルス信号V32が得られる。
【0038】
RSフリップフロップ35のセット入力端子Sは第1の比較器31に接続され、そのリセット入力端子Rは第2の比較器32に接続されている。従って、RSフリップフロップ35から図9(D)に示す出力信号V35が得られる。
【0039】
パルス発生手段36は方形波パルス発生回路38と位相反転回路39とから成る。方形波パルス発生回路38は図9(E)に示す方形波パルス信号Vp を所定の周期で発生する。方形波パルス信号Vp の周期はRSフリップフロップ35のセット期間t1 〜t2 よりも十分に短く設定されている。また、方形波パルス信号Vpは一定のパルス幅を有し且つ50%のデュ−テイ比を有する。
【0040】
方形波パルス発生回路38の出力ライン40は第1のオフ制御スイッチ37aを介してライン6に接続され、且つ位相反転回路39に接続されている。位相反転回路39は図9(E)の方形波パルス信号Vp と180度の位相差を有する方形パルス信号をライン41に出力する。ライン41は第2のオフ制御スイッチ37bを介してライン7に接続されている。
オフ制御手段としての第1及び第2のオフ制御スイッチ37a、37bの制御端子はRSフリップフロップ35の出力端子Qにそれぞれ接続されている。第1及び第2のオフ制御スイッチ37a、37bは図9(D)に示すRSフリップフロップ35の出力信号V35が高レベルの時にオフ状態に制御される。この結果、図9(F)(G)に示すようにライン6、7の第1及び第2の制御信号G1 、G2 はt1 〜t2 で連続的に低レベルになる。第1及び第2の制御信号G1 、G2 は互いに180度の位相差を有している。従って、第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 は一定のオン時間幅を有するパルスによってプッシュ・プル駆動される。
【0041】
第3の実施形態においても図9のt1 及びt3 時点で第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 の両方がオフ状態になるが、第2のインダクタL2 が設けられているので、第1の実施形態と同一の効果を得ることができる。
【0042】
【変形例】
本発明は上述の実施形態に限定されるものでなく、例えば次の変形が可能なものである。
(1) 図3及び図6のオフ制御回路20を異常電流又は異常電圧を検出した時にオフ制御指令を発生するように構成することができる。
(2) 図3及び図6の制御回路4、4aにおいてもライン6、7に図8の第1及び第2のオフ制御スイッチ37a、37bに相当するものを設け、第1及び第2の制御信号G1 、G2 を選択的にオフにすることができる。
また、図8で第1及び第2のオフ制御スイッチ37a、37bを設ける代りに、RSフリップフロップ35及びオフ制御回路20のオフを示す高レベル出力を点線42で示すようにパルス発生手段36に送り、この電源をオフにして第1及び第2の制御信号G1、G2をオフにすることができる。
(3) ダイオードブリッジ形式の全波整流回路2の代りに、2次巻線N2 にセンタタップを設け、2次巻線N2 の一端に第1のダイオードを接続し、2次巻線N2 の他端に第2のダイオードを接続し、第1及び第2のダイオードのカソードを共通接続し、この共通接続点とセンタタップとの間に平滑コンデンサCを接続する形式の全波整流回路を設けることができる。
(4) 第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 をトランジスタ、IGBT等の半導体スイッチで構成することができる。
(5) 第1のインダクタL1 をグランド側直流端子1bと第1及び第2のスイッチQ1 、Q2 との間に接続することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のDC−DCコンバータを示す回路図である。
【図2】本発明に従う第1の実施形態のDC−DCコンバータを示す回路図である。
【図3】図2の制御回路を詳しく示す回路図である。
【図4】図3の各部の状態を示す波形図である。
【図5】図2の各部の状態を示す波形図である。
【図6】第2の実施形態の制御回路を示す回路図である。
【図7】図6の各部の状態を示す波形図である。
【図8】第3の実施形態の制御回路を示す回路図である。
【図9】図8の各部の状態を示す波形図である。
【符号の説明】
1 電源
1a、1b 直流端子
2 全波整流回路
3 負荷
3a、3b 出力端子
4 制御回路
T トランス
Q1 、Q2  第1及び第2のスイッチ
L1 、L2  第1及び第2のインダクタ
D5  逆流阻止用ダイオード
C 平滑コンデンサ

Claims (5)

  1. 直流電圧を供給する一対の直流端子と、
    タップによって分割された第1及び第2の部分を有する1次巻線及び前記1次巻線に電磁結合された2次巻線を有するトランスと、
    前記一対の直流端子間に第1のインダクタと前記1次巻線の前記第1の部分とを介して接続された第1のスイッチと、
    前記一対の直流端子間に前記第1のインダクタと前記1次巻線の前記第2の部分とを介して接続された第2のスイッチと、
    前記2次巻線に接続された全波整流回路と、
    前記全波整流回路の一対の直流出力端子間に接続された平滑コンデンサと、
    前記全波整流回路の前記一対の直流出力端子間に逆流阻止用ダイオードを介して接続され且つ前記第1のインダクタに電磁結合された第2のインダクタと、
    前記第1のスイッチを所定の周期を有してオン・オフ制御する第1の制御信号を形成して前記第1のスイッチに供給し、且つ前記第1の制御信号と異なる位相で前記第2のスイッチをオン・オフ制御する第2の制御信号を形成して前記第2のスイッチに供給するスイッチ制御回路と
    から成るDC−DCコンバータ。
  2. 前記制御回路は、
    前記平滑コンデンサの電圧の変化を示す電圧帰還信号を形成する電圧帰還信号形成回路と、
    第1の三角波電圧を発生する第1の三角波発生回路と、
    前記第1の三角波電圧と180度の位相差を有する第2の三角波電圧を発生する第2の三角波発生回路と、
    前記電圧帰還信号形成回路と前記第1の三角波発生回路とに接続され、前記電圧帰還信号と前記第1の三角波電圧とを比較して第1の制御信号を形成し、前記第1の制御信号を前記第1のスイッチに供給する第1の比較器と、
    前記電圧帰還信号形成回路と前記第2の三角波発生回路とに接続され、前記電圧帰還信号と前記第2の三角波電圧とを比較して第2の制御信号を形成し、前記第2の制御信号を前記第2のスイッチに供給する第2の比較器と
    から成ることを特徴とする請求項1記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記制御回路は、
    前記平滑コンデンサの電圧の変化を示す電圧帰還信号を形成する電圧帰還信号形成回路と、
    三角波電圧を発生する三角波発生回路と、
    前記三角波電圧の振幅の最小値と最大値との中間値を基準にして前記電圧帰還信号と対称の値を有する変形電圧帰還信号を求める演算回路と、
    前記電圧帰還信号形成回路と前記三角波発生回路とに接続され、前記電圧帰還信号と前記三角波電圧とを比較して第1の制御信号を形成し、前記第1の制御信号を前記第1のスイッチに供給する第1の比較器と、
    前記演算回路と前記三角波発生回路とに接続され、前記変形電圧帰還信号と前記三角波電圧とを比較して第2の制御信号を形成し、前記第2の制御信号を前記第2のスイッチに供給する第2の比較器と
    から成ることを特徴とする請求項1記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記制御回路は、
    前記平滑コンデンサの電圧に比例した電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記電圧検出回路から得られた検出電圧の許容上限値を示す第1の基準電圧を発生する第1の基準電圧源と、
    前記検出電圧の許容下限値を示す第2の基準電圧を発生する第2の基準電圧源と、
    前記電圧検出回路と前記第1の基準電圧源とに接続され、前記検出電圧が前記第1の基準電圧より高くなる時点を示す信号を出力する第1の比較器と、
    前記電圧検出回路と前記第2の基準電圧源とに接続され、前記検出電圧が前記第2の基準電圧よりも低くなる時点を示す信号を出力する第2の比較器と、
    前記第1及び第2の比較器に接続され、前記検出電圧が前記第1の基準電圧よりも高くなった時点から前記検出電圧が前記第2の基準電圧よりも低くなった時点までの期間に相当するパルス幅を有するオフ制御用パルスを形成するオフ制御用パルス形成手段と、
    前記オフ制御用パルスの幅よりも短い所定周期を有して第1の方形波パルスを繰返して発生すると共に、前記第1の方形波パルスと180度の位相差を有する第2の方形波パルスを発生するパルス発生手段と、
    前記パルス発生手段の前記第1の方形波パルスの出力端子と前記第1のスイッチの制御端子との間を接続する第1のラインと、
    前記パルス発生手段の前記第2の方形波パルスの出力端子と前記第2のスイッチの制御端子との間を接続する第2のラインと、
    前記オフ制御用パルス形成手段から出力された前記オフ制御用パルスに応答して前記第1及び第2の方形波パルスの前記第1及び第2のスイッチへの供給を停止する停止制御手段と
    から成ることを特徴とする請求項1記載のDC−DCコンバータ。
  5. 前記制御回路は、更に、前記第1及び第2のスイッチのオフを指令する信号に応答して前記第1及び第2の制御信号をオフにする手段を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のDC−DCコンバータ。
JP2002310163A 2002-10-24 2002-10-24 Dc−dcコンバータ Pending JP2004147436A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002310163A JP2004147436A (ja) 2002-10-24 2002-10-24 Dc−dcコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002310163A JP2004147436A (ja) 2002-10-24 2002-10-24 Dc−dcコンバータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004147436A true JP2004147436A (ja) 2004-05-20

Family

ID=32455759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002310163A Pending JP2004147436A (ja) 2002-10-24 2002-10-24 Dc−dcコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004147436A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104741A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 昇降圧コンバータ用制御回路
JP2010098806A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Mitsubishi Electric Corp スイッチング電源装置
JP2012005265A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Tdk-Lambda Corp Dcdcコンバータ
WO2012109783A1 (en) * 2011-02-14 2012-08-23 Intersil Americas Inc. Isolated boost dc/dc converter
JP2016049013A (ja) * 2014-03-05 2016-04-07 株式会社デンソー 電力変換装置
JP2016226166A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社デンソー 電力変換装置
JP2017034862A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社デンソー 電力変換装置の制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104741A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 昇降圧コンバータ用制御回路
JP2010098806A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Mitsubishi Electric Corp スイッチング電源装置
JP2012005265A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Tdk-Lambda Corp Dcdcコンバータ
WO2012109783A1 (en) * 2011-02-14 2012-08-23 Intersil Americas Inc. Isolated boost dc/dc converter
JP2016049013A (ja) * 2014-03-05 2016-04-07 株式会社デンソー 電力変換装置
JP2016226166A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社デンソー 電力変換装置
JP2017034862A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社デンソー 電力変換装置の制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4158054B2 (ja) スイッチング電源装置
JP4735072B2 (ja) スイッチング電源装置
JP5169135B2 (ja) スイッチング電源装置
US8154269B2 (en) Control apparatus and control method for a power factor correction power converter
WO2014192290A1 (ja) スイッチング電源装置
JPWO2004023633A1 (ja) Dc−dc変換器
JP2006141125A (ja) スイッチング電源装置
JP4678429B2 (ja) スイッチング電源システム
US9979297B2 (en) Current resonant power supply device
JP6356545B2 (ja) スイッチング電源装置
US8817490B2 (en) DC-DC converter
US8437151B2 (en) Self-excited switching power supply circuit
JP2004147436A (ja) Dc−dcコンバータ
JP4400426B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2008072840A (ja) 電源回路
JP7006840B2 (ja) スイッチング制御回路、電源回路
JP2017028783A (ja) スイッチング電源装置
JP4681437B2 (ja) 電源装置
JPWO2007116481A1 (ja) 電源装置
JP7404905B2 (ja) スイッチング制御回路、及び電源回路
JP4359973B2 (ja) 電源回路
JP2019194974A (ja) 発光素子駆動装置及びその駆動方法
JP2023058933A (ja) 電源回路
CN109428470B (zh) 电流谐振电源装置
JP4721937B2 (ja) 放電灯点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051014

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080917

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090403

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090729

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02