JP2006269696A - 回路基板の製造方法、回路基板及び電子表示装置 - Google Patents

回路基板の製造方法、回路基板及び電子表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 少ない枚数のフォトマスクで回路形成を行うことができ、生産性の向上を図ることが可能な回路基板の製造方法を提供する。
【解決手段】 下層導電部と上層導電部とが絶縁層を介して積層され、かつ絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に形成された配線を介して接続された構造を基板上に有する回路基板の製造方法であって、基板上に下層導電部、絶縁層及び上層導電膜を順次形成する工程と、上層導電膜上に、上層導電部間形成領域で上層導電部形成領域よりも膜厚が小さく、かつ上層導電部の開口部形成領域に開口部を有するフォトレジスト膜を形成する工程と、フォトレジスト膜の開口部領域内の上層導電膜及び絶縁層を除去して貫通孔を形成する工程と、貫通孔内に配線を形成する工程と、上層導電部間形成領域のフォトレジスト膜を除去する工程と、上層導電部間形成領域の上層導電膜を除去して上層導電部を形成する工程とを含む回路基板の製造方法。
【選択図】 図2

Description

本発明は、回路基板の製造方法、回路基板及び電子表示装置に関する。より詳しくは、大型液晶テレビ、大型液晶モニター、大型有機エレクトロルミネセンスディスプレイに好適に用いられる回路基板の製造方法、回路基板、及び、それらを用いて得られる電子表示装置に関するものである。
液晶表示装置(以下「LCD」ともいう)、有機エレクトロルミネセンス表示装置(以下「有機ELディスプレイ」ともいう)等の薄型表示装置には、一般的に、素子や配線等で構成される回路が基板上に設けられてなる回路基板が使用されており、これにより、高精細な画像表示を実現している。例えば、テレビジョン、パーソナルコンピュータ用モニター、プロジェクション等に利用されるLCDの場合、アクティブ素子を用いて画素の駆動制御を行うアクティブマトリクス駆動方式が主流となっており、これに用いられる回路基板は、アクティブ素子として薄膜トランジスタ(以下「TFT」ともいう)を画素毎に備えるとともに、各TFTの電極に接続された配線を備えることから、高精細な回路パターンを有している。
このようなTFTが配置されてなる回路基板(以下「TFTアレイ基板」ともいう)等の高精細な回路パターンを有する回路基板の製造においては、例えば配線、TFTの半導体層、電極等をそれぞれパターン加工(パターニング)する必要があるが、一般的には、極めて高精度の開口パターンを有する高価なフォトマスクを用いてフォトリソグラフィを行うことにより、それぞれのパターニングを個別に行っている。したがって、フォトマスクを使用する工程数を少なくすることができれば、回路基板の製造コストを上昇させる原因となるフォトマスクの枚数を削減して設備投資額を抑制することや、生産効率を向上させることが可能となる。
これに対し、保護膜のパターニングに用いるフォトレジストパターン上に電極を形成し、該フォトレジストパターンの除去と同時に電極の不要部分をリフトオフすることで画素電極パターンを形成するTFTアレイ基板の製造方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このTFTアレイ基板の製造方法によれば、画素電極のパターニングに用いるフォトマスクを削減することができる。しかしながら、特許文献1に記載のTFTアレイ基板においては、ゲートライン、データライン等の配線と画素電極との短絡を防止するために、それらが離れた位置に配置されており、画素電極の面積比率(開口率)の向上という点で改善の余地があった。
そこで、回路基板に関し、短絡等を防止しつつ、所望の回路構成を実現するために、絶縁膜を介して配線、TFTの半導体層、電極等を積層させ、それらをコンタクトホールにより接続する技術が知られている(例えば、特許文献2、3参照)。例えば、特許文献2の図4(B)には、絶縁膜に形成された開口部内、及び、開口部周辺の絶縁膜上に電極が形成されてなるコンタクトホールが図示されている。特許文献2中では、このコンタクトホールに設けた電極の形成方法について記載されていないが、例えば、スパッタリング法等の基板全面に電極膜を成膜させる方法を用いる場合には、フォトマスクを用いたフォトリソグラフィによるパターニングが必要になると考えられる。また、特許文献3に記載されているように、インクジェット(IJ)法を用いる場合には、IJ装置から吐出される液滴の着弾ばらつきや広がりを充分に抑制しなければ、高精細な回路パターンを形成することができない。特許文献2及び3に記載されている構成の場合、絶縁膜上に電極形状を制御するための構造物がないことから、充分に電極形状のばらつきを抑制するためには、堤防状の構造物を別途形成する必要があり、これを形成するためのフォトマスクを用いたフォトリソグラフィによるパターニングが必要になると考えられる。なお、液滴の着弾ばらつきや広がりに対し充分に対応可能な大きさのコンタクトホールを形成すると、薄型表示装置用のTFTアレイ基板等の場合、開口率が低下するため、高精細な表示を行うことができなくなるおそれがある。更に、他の印刷法を用いる場合にも、位置合わせの精度上、コンタクトホールを大きくする必要が生じることから、開口率の低下を招いてしまう。
このように回路基板にコンタクトホールを形成することによってもフォトマスクの使用枚数が増加することから、この点について改善の余地があった。
特開2004−310043号公報 特開2004−127933号公報 特開2003−243327号公報
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、少ない枚数のフォトマスクで回路形成を行うことができ、生産性の向上を図ることが可能な回路基板の製造方法、回路基板、及び、それらを用いて得られる電子表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明者は、回路基板の回路形成に用いるフォトマスクの枚数を従来よりも少なくすることができる回路基板の製造方法について種々検討したところ、コンタクトホールの形成手法に着目した。すなわち、下層導電部と、開口部を有する上層導電部とが、開口部に連結された貫通孔を有する絶縁部を介して積層され、絶縁部の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に形成された配線を介して接続された構造を基板上に有する回路基板を製造する場合、従来の方法では、(a)基板全面に形成した導電膜をパターニングし、下層導電部を形成する工程、(b)下層導電部上を含む基板全面に形成した絶縁層をパターニングし、絶縁層の貫通孔を形成する工程、(c)絶縁層の貫通孔内を含む基板全面に形成した導電膜をパターニングし、コンタクトホール及び上層導電部を形成する工程において、それぞれフォトマスクを用いてフォトレジスト膜を形成する必要があった。これに対し、本発明者は、スリット露光技術を利用して膜厚に差を設けたフォトレジスト膜をパターン形成することにより、(b)の工程に用いるフォトレジスト膜と、(c)の工程に用いるフォトレジスト膜とを1枚のフォトマスクにより一括して形成することができることに着目した。
そして、回路基板の製造方法を(1)基板上に下層導電部、絶縁層及び上層導電膜を順次形成する工程、(2)上層導電膜上に、上層導電部間形成領域における膜厚が上層導電部形成領域における膜厚よりも相対的に小さく、かつ上層導電部の開口部形成領域に開口部を有するフォトレジスト膜を形成する工程、(3)フォトレジスト膜の開口部領域内の上層導電膜を除去して上層導電部の開口部を形成する工程、(4)上層導電部の開口部領域内の絶縁層を除去して絶縁層の貫通孔を形成する工程、(5)上層導電部間形成領域のフォトレジスト膜を除去する工程、(6)上層導電部間形成領域の上層導電膜を除去して上層導電部を形成する工程、(7)絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に配線を形成する工程を含むものとすることにより、上記(2)の工程で1枚のフォトマスクを用いて形成したフォトレジスト膜を利用して、上記(3)及び(4)の工程、並びに、上記(6)の工程のエッチングやパターニングを全て行うことが可能となることを見いだした。その結果、フォトマスクの枚数を少なくすることができ、生産性の向上を図ることができることを見いだし、上記課題をみごとに解決することができることに想到し、本発明に到達したものである。
すなわち本発明は、下層導電部と、開口部を有する上層導電部とが、上記開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層を介して積層され、かつ絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に形成された配線を介して接続された構造を基板上に有する回路基板の製造方法であって、上記製造方法は、(1)基板上に下層導電部、絶縁層及び上層導電膜を順次形成する工程と、(2)上層導電膜上に、上層導電部間形成領域における膜厚が上層導電部形成領域における膜厚よりも相対的に小さく、かつ上層導電部の開口部形成領域に開口部を有するフォトレジスト膜を形成する工程と、(3)フォトレジスト膜の開口部領域内の上層導電膜を除去して上層導電部の開口部を形成する工程と、(4)上層導電部の開口部領域内の絶縁膜を除去して絶縁層の貫通孔を形成する工程と、(5)上層導電部間形成領域のフォトレジスト膜を除去する工程と、(6)上層導電部間形成領域の上層導電膜を除去して上層導電部を形成する工程と、(7)絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に配線を形成する工程とを含む回路基板の製造方法である。
なお、本発明においては、下層導電部と上層導電部とが絶縁層を介して積層され、かつ配線を介して接続された構造(以下「接続構造」ともいう)が少なくとも1つ設けられていればよい。例えば、上記接続構造が2つの場合としては、(a)第1の下層導電部、第1の絶縁層、第2の下層導電部、第2の絶縁層及び上層導電部がこの順に積層され、第1の下層導電部及び第2の下層導電部がそれぞれ上層導電部に配線を介して接続された構造や、(b)第1の下層導電部、第1の絶縁層、第2の下層導電部、第2の絶縁層及び上層導電部がこの順に積層され、第1の下層導電部と第2の下層導電部とが配線を介して接続され、第2の下層導電部と上層導電部とが配線を介して接続された構造等が挙げられる。なお、(a)の形態では、第1の下層導電部と上層導電部とは、第1の絶縁層及び第2の絶縁層を介して積層されており、(b)の形態では、第1の下層導電部に対しては第2の下層導電部が上層導電部である。また、(a)及び(b)の形態において、第1の絶縁層及び/又は第2の絶縁層は、複数の絶縁層からなるものであってもよい。更に、第1の下層導電部、第1の絶縁層、第2の下層導電部、第2の絶縁層及び上層導電部の層間には、これら以外の層が存在していてもよい。
このように本発明においては、回路基板に形成される下層導電部、上層導電部及び絶縁層の数は特に限定されず、異なる階層に2以上設けられてもよいし、同一の階層に2以上設けられてもよい。
上記(2)のフォトレジスト膜形成工程は、上層導電部間形成領域と上層導電部形成領域とに、異なる光量での露光を行うものであることが好ましい。これにより、上層導電部間形成領域における膜厚を上層導電部形成領域における膜厚よりも相対的に小さくしたフォトレジスト膜を簡便に形成することができる。上記露光方法としては、上層導電部間形成領域に照射される光量と上層導電部形成領域に照射される光量とが異なるのであれば特に限定されず、例えば、単に領域毎に露光量を変える方法、上層導電部間形成領域への露光に用いる部分と上層導電部形成領域への露光に用いる部分とが光透過率の異なる材料からなるフォトマスクを用いる方法、上層導電部間形成領域への露光に用いる部分と上層導電部形成領域への露光に用いる部分のいずれかにスリットを有するフォトマスクを用いる方法等が挙げられる。スリットを設けたフォトマスクを用いる方法では、フォトレジスト膜の材料としてポジ型のフォトレジストを用いる場合、上層導電部間形成領域に対応する形状のスリットを有し、上層導電部の開口部形成領域に開口部を有するフォトマスクを介して露光を行う。特に光透過率の異なる材料からなるフォトマスクを用いる方法や、スリットを有するフォトマスクを用いる方法によれば、上層導電部形成領域、上層導電部間形成領域及び上層導電部の開口部形成領域の露光量を簡便に制御することができることから、上述の構造を有するフォトレジスト膜を特に簡便に形成することができる。また、上層導電部間形成領域における膜厚は、上層導電部形成領域における膜厚に対して、20〜80%であることが好ましく、上層導電部間形成領域に照射される光量は、上層導電部形成領域に照射される光量に対して、20〜80%であることが好ましい。
なお、上記(2)のフォトレジスト膜形成工程において、露光後には、通常、現像処理を行う。
上記(5)の上層導電部間形成領域のフォトレジスト膜除去工程は、アッシングを行うものであることが好ましい。これによれば、上記(6)の上層導電部形成工程を行う前処理として、上層導電部形成領域における膜厚よりも膜厚が小さい上層導電部間形成領域のフォトレジスト膜を簡便かつ選択的に除去することができる。
上記(7)の配線形成工程は、絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に、導電性物質を含有する液状材料の注入を行うものであることが好ましい。液状材料を注入する配線形成方法によれば、液状材料の被覆性が優れていることから、絶縁層の貫通孔及び上層導電部の開口部の形状が逆テーパー形状又はオーバーハング形状であっても、導通を確保しやすい。このため、絶縁層の貫通孔及び上層導電部の開口部を形成する際に、そのテーパー形状の制御を行う必要がなく、絶縁層の貫通孔及び上層導電部の開口部を形成する際のエッチングの高速化が可能となり、生産性を向上させることができる。上記注入方法としては、例えばインクジェット法、スクリーン印刷法等が挙げられ、中でも、インクジェット法が好ましい。インクジェット法によれば、配線形成部分に液状材料を選択的に注入することができ、しかも本発明においては、上記(2)の工程で形成されたフォトレジスト膜や、絶縁層の貫通孔の入口周辺に位置する上層導電部を堤防として利用することで、配線形成部分に対応するパターンを有するフォトマスクを用いて配線形成用のフォトレジスト膜を形成したり、エッチング処理等を行ったりせずに、液滴の着弾ばらつきや広がりを抑制することができることから、高い生産性で、絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に配線を選択的に形成することができる。
なお、上記(7)の配線形成工程においては、通常、液状材料の注入後に、乾燥、焼成等の固化処理を行い、導電性物質を含有する液状材料から配線を形成させる。
上記回路基板は、薄膜トランジスタ(TFT)が基板上に設けられたものであり、かつ薄膜トランジスタのドレイン側導電部が下層導電部を構成し、画素電極が上層導電部を構成する構造を有することが好ましい。このようなTFTの上層に画素電極が配置された構造は、画素電極の面積比率の拡大、すなわち高開口率化に有利な構造であり、本発明により製造される回路基板が有する構造の好適な一例である。なお、本明細書において、薄膜トランジスタのドレイン側導電部とは、TFTのドレイン電極、及び、TFTのドレイン電極と画素電極との間に設けられた電極又は配線を意味する。
また、上記回路基板は、電極端子が基板上に設けられたものであり、走査信号線及びデータ信号線の少なくともいずれか一方が下層導電部を構成し、電極端子が上層導電部を構成する構造を有することが好ましい。このような絶縁膜の下層に走査信号線及び/又はデータ信号線が配置され、絶縁膜の上層に電極端子が配置された構造は、TFTの上層に画素電極が配置された構造等の配線や電極等が絶縁膜を介して複数の階層に形成される構造を有する回路基板において必要とされる構造であり、本発明により製造される回路基板が有する構造の好適な一例である。
本発明の回路基板の製造方法は、上記(1)〜(7)の工程を必須工程として含むとともに、回路基板の製造方法が通常含む工程を含むものであればよく、その他の工程によって特に限定されるものではない。また、上記(1)〜(7)の工程の順序は特に限定されず、例えば、(1)、(2)、(3)、(4)、(7)、(5)、(6)の順に行ってもよい。この場合、配線形成時の固化処理は、フォトレジスト膜の除去後に行うことが好ましい。
本発明はまた、上記回路基板の製造方法により製造された回路基板でもある。このような回路基板は、少ない枚数のフォトマスクで製造されることから、生産性に優れており、特に薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板等の複雑な回路構成を有する回路基板に好適である。
また、本発明の回路基板の製造方法のように、1つのフォトレジスト膜を用いて上層導電部の開口部と絶縁層の貫通孔とを形成した場合には、上層導電部の開口部が、(1)絶縁層の貫通孔と同一又は相似の平面形状を有する、(2)各上層導電部内の同一の位置に配列されている等の特徴が生じる。このような(1)下層導電部と、開口部を有する上層導電部とが、上記開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層を介して積層され、かつ絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に形成された配線を介して接続された構造を基板上に有する回路基板であって、上記上層導電部の開口部は、絶縁層の貫通孔と同一又は相似の平面形状を有する回路基板、及び、(2)下層導電部と、開口部を有する上層導電部とが、上記開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層を介して積層され、かつ絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に形成された配線を介して接続された構造を基板上に有する回路基板であって、上記上層導電部の開口部は、各上層導電部内の同一の位置に配列されている回路基板もまた本発明の1つである。
上記(1)や(2)の形態の本発明の回路基板は、少ない枚数のフォトマスクで製造されたものであり、生産性に優れたものである。なお、上層導電部の開口部と絶縁層の貫通孔とを異なるフォトレジスト膜を用いて形成した場合には、通常、フォトレジスト膜のアライメントが1μm程度ずれることから、上層導電部の開口部と絶縁層の貫通孔とが同一又は相似の平面形状で形成されなかったり、各上層導電部内の同一の位置に配列されなかったりする。
更に、本発明の回路基板の製造方法においては、絶縁層の貫通孔の入口周辺に位置する上層導電部を堤防として利用し、インクジェット法等の液状材料を注入する方法により配線形成を行うことで、高い生産性を実現することができる。すなわち、上層導電部を堤防として利用すれば、液滴の着弾ばらつきや広がりを抑制することができるので、配線形成部分に対応するパターンを有するフォトマスクを用いて配線形成用のフォトレジスト膜を形成したり、エッチング処理等を行ったりしなくてもよい。このようにして得られる、下層導電部と、開口部を有する上層導電部とが、上記開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層を介して積層され、かつ絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に形成された配線を介して接続された構造を基板上に有する回路基板であって、上記配線は、導電性物質を含有する液状材料を絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に注入することにより形成されたものである回路基板もまた本発明の1つである。
また、配線形成の方法として液状材料を注入する方法を用いた場合には、配線が不均一な膜厚で形成されている等の特徴が生じる。このような下層導電部と、開口部を有する上層導電部とが、上記開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層を介して積層され、かつ絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に形成された配線を介して接続された構造を基板上に有する回路基板であって、上記配線は、不均一な膜厚で形成されている回路基板もまた本発明の1つである。
上記回路基板は、薄膜トランジスタが基板上に設けられたものであり、かつ薄膜トランジスタのドレイン側導電部が下層導電部を構成し、画素電極が上層導電部を構成する構造を有することが好ましい。このようなTFTの上層に画素電極が配置された構造は、画素電極の面積比率の拡大、すなわち高開口率化に有利な構造であり、本発明の回路基板が有する構造の好適な一例である。
また、上記回路基板は、電極端子が基板上に設けられたものであり、走査信号線及びデータ信号線の少なくともいずれか一方が下層導電部を構成し、電極端子が上層導電部を構成する構造を有することが好ましい。このような絶縁膜の下層に走査信号線及び/又はデータ信号線が配置され、絶縁膜の上層に電極端子が配置された構造は、TFTの上層に画素電極が配置された構造等の配線や電極等が絶縁膜を介して複数の階層に形成される構造を有する回路基板において必要とされる構造であり、本発明の回路基板が有する構造の好適な一例である。
本発明の回路基板としては、上述の下層導電部、上層導電部、絶縁層、配線及び基板を必須の構成要素として備えるとともに、回路基板が通常有する構成要素を備えるものであればよく、その他の構成により特に限定されるものではない。
本発明はまた、上記回路基板を備える電子表示装置でもある。本発明の回路基板は、少ない枚数のフォトマスクで製造されることから、生産性に優れており、特に薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板等の複雑な回路構成を有する回路基板に好適である。したがって、本発明の回路基板は、液晶表示装置及び有機エレクトロルミネセンス表示装置(有機ELディスプレイ)等の電子表示装置に好適に用いられる。中でも、絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内の配線をインクジェット法により形成することが容易となることから、大型の液晶表示装置及び大型の有機ELディスプレイに特に好適に用いられる。その他、マイクロカプセル型の電気泳動表示装置、トナーを用いた表示装置、エレクトロクロミック表示装置等の比較的低い電圧で駆動可能な表示装置は、TFTによる駆動制御が可能であることから、本発明の回路基板が好適に用いられる。
本発明の回路基板の製造方法は、上層導電膜上に、上層導電部間形成領域における膜厚が上層導電部形成領域における膜厚よりも相対的に小さく、かつ上層導電部の開口部形成領域に開口部を有するフォトレジスト膜を形成し、これにより、絶縁層の貫通孔、上層導電部の開口部及び画素電極を1つのフォトレジスト膜を用いてパターン形成するものであることから、少ない枚数のフォトマスクで回路形成を行うことができ、生産性の向上を図ることができる。
以下に実施例を掲げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1に係る薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板の構造を示す平面模式図である。
実施例1に係るTFTアレイ基板は、図1に示すように、ガラス基板等の絶縁性基板(図示せず)上に、ゲート配線(走査信号線)6とソース配線(データ信号線)15とが互いに直交するように配置されており、ゲート配線6とソース配線15とが交差する付近には、薄膜トランジスタ(TFT)17が配置されている。TFT17は、ゲート配線6に接続されたゲート電極6bと、ソース配線15に接続されたソース電極17aと、ドレイン電極(ドレイン側導電部)17cとを有してなる。ドレイン電極17c(下層導電部)は、ゲート配線6と平行に配置された補助容量配線6cの上層まで延伸され、かつ、コンタクトホール27を介して画素電極24(上層導電部)と接続されている。また、ゲート配線6(下層導電部)は、末端6aでコンタクトホール28を介してゲート電極端子25(上層導電部)と接続されている。更に、ソース配線15(下層導電部)は、末端15aでコンタクトホール29を介してソース電極端子26(上層導電部)と接続されている。
図2は、図1に示すTFTアレイ基板の線分A−A’における断面を示す断面模式図である。
TFT17は、図2の中央部に示すように、ゲート電極6b上に、ゲート絶縁層7、チャネル部17bを有する半導体層8、及び、ソース電極17a/ドレイン電極17cがこの順に積層された構造を有するボトムゲート形(逆スタガ形)TFTである。TFT17のドレイン電極17cと画素電極24とは、画素電極24の開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層(保護層18及び層間絶縁膜19からなる絶縁層)を介して積層されており、かつ、コンタクトホール(絶縁層の貫通孔内及び画素電極24の開口部内に配線が形成されたもの)27を介して電気的に接続されている。このようにして、TFT駆動部1が構成されている。
また、図2の左側部に示すように、ゲート配線の末端6aとゲート電極端子25とは、ゲート電極端子25の開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層(ゲート絶縁層7、保護層18及び層間絶縁膜19からなる絶縁層)を介して積層されており、かつ、コンタクトホール(絶縁層の貫通孔内及びゲート電極端子25の開口部内に配線が形成されたもの)28を介して電気的に接続されている。このようにして、ゲート電極端子部2が構成されている。
更に、図2の右側部に示すように、ソース配線の末端15aとソース電極端子26とは、ソース電極端子26の開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層(保護層18及び層間絶縁膜19からなる絶縁層)を介して積層されており、かつ、コンタクトホール(絶縁層の貫通孔内及びソース電極端子26の開口部内に配線が形成されたもの)29を介して電気的に接続されている。このようにして、ソース電極端子部3が構成されている。
なお、コンタクトホール27、28及び29では、絶縁層の貫通孔、並びに、画素電極24の開口部、ゲート電極端子25の開口部及びソース電極端子26の開口部の開口形状は四角形となっているが、本発明において、絶縁層の貫通孔及び上層導電部の開口部の開口形状は特に限定されず、円形、楕円形等であってもよい。また、インクジェット法によりコンタクトホール内の配線形成を行う場合には、液滴の着弾ばらつきや広がりを考慮すると、絶縁層の貫通孔及び上層導電部の開口部の開口大きさは、一辺30μm以上、又は、直径30μm以上であることが好ましい。画素の一辺の長さが150〜200μmあるような大型の液晶表示装置や大型の有機ELディスプレイに用いられる場合には、保持容量配線等と重ねて配置することで特に開口率を低減することなく、一辺30μm以上、又は、直径30μm以上のコンタクトホールを画素内に配置することも可能である。
図3〜13は、実施例1に係るTFTアレイ基板の製造工程を示す断面模式図である。
以下に、実施例1に係るTFTアレイ基板の製造工程について説明する。
(1)下層導電部等の形成
まず、スパッタリング法等の蒸着法により、絶縁性基板5上にゲート金属薄膜を形成する。続いて、第1のマスクを用いたフォトリソグラフィによりフォトレジストパターンを形成した後、該フォトレジストパターンを用いたドライエッチング又はウェットエッチング等により、ゲート金属薄膜をパターニングすることで、図3に示すように、ゲート配線の末端6a、TFTのゲート電極6b、及び、補助容量配線6cを含むゲートパターンを形成する。ゲート金属薄膜としては、モリブデン/アルミニウム/モリブデン(Mo/Al/Mo)の3層構造を採用した。このとき、ゲート金属薄膜を構成する各種金属は、純金属であってもよいし、不純物を添加した金属であってもよい。
次に、図4に示すように、プラズマ化学蒸着(CVD)法等により、ゲート絶縁層7、TFTの活性層となる半導体層8及びコンタクト層9を積層する。ゲート絶縁層7としては、TFT性能の観点から、半導体層8を水素化非晶質シリコンで構成する場合には、窒化シリコン膜が好適であり、多結晶シリコンで構成する場合には、酸化シリコン膜が好適である。また、コンタクト層9は、リン等をドープした水素化非晶質シリコン、リン等をドープした微結晶シリコン、多結晶シリコン等により構成される。
次に、図5に示すように、スパッタリング法等により、ソース/ドレイン金属層10〜12を積層した後、第2のマスクを用いたフォトリソグラフィにより、フォトレジストパターン13を形成する。なお、ソース/ドレイン金属層10〜12は、第1の金属層10がMo、第2の金属層11がAl、第3の金属層12がMoで構成した。このとき、各金属層を構成する金属は、純金属であっても、不純物を添加した金属であってもよい。また、フォトレジストパターン13を形成するときに用いる第2のマスクとしては、TFT17のチャネル部に対応するスリットを有するマスクが好適である。このようなマスクを用いれば、光の回折現象を利用することにより、チャネル部における膜厚(フォトレジストパターン部14の膜厚)がソース電極/ドレイン電極部における膜厚よりも相対的に小さいフォトレジストパターン13を簡便に形成することができる。
次に、フォトレジストパターン13を用いたウェットエッチングにより、不要なソース/ドレイン金属層10〜12をエッチングした後、該フォトレジストパターン13を用いたドライエッチング等により、不要なコンタクト層9及び半導体層8をエッチングする。これにより、図6に示すように、ソース配線15、15aを形成することができる。
次に、図7に示すように、フォトレジストパターン13の相対的に膜厚が小さい部分(チャネル部上のフォトレジストパターン)14をアッシングにより除去し、フォトレジストパターン13’を形成する。続いて、図8に示すように、フォトレジストパターン13’を用いたウェットエッチング等により、不要なソース/ドレイン金属層10〜12をエッチングし、同フォトレジストパターン13’を用いたドライエッチング等により、不要なコンタクト層9、及び、半導体層8の上部をエッチングすることで、ソース電極17a、チャネル部17b及びドレイン電極17cを有するTFT17を形成する。その後、フォトレジストパターン13’を除去する。
(2)絶縁層及び上層導電膜の形成〜フォトレジスト膜の形成
次に、図9に示すように、保護層18、層間絶縁膜19及び画素電極膜(上層導電膜)20を形成した後、第3のマスクを用いたフォトリソグラフィにより、フォトレジストパターン(フォトレジスト膜)21を形成する。保護層18は、プラズマCVD法等により、窒化シリコン、酸化シリコン等を堆積することで形成することができる。層間絶縁膜19は、無機物、有機物又は無機物と有機物との混合物で形成することができる。なお、層間絶縁膜19を無機物で構成する場合には、保護層18を省略することもできる。また、層間絶縁膜19としては、酸化シリコン膜を用いることができる。酸化シリコン膜は、スピンコート法、スリットコート法、キャップコート法等の一般的な塗布方法によりシロキサン又はポリシラザンを含むSOG(Spin on Glass)溶液を塗布した後、TFT17に損傷を与えない範囲の温度(例えば、250℃程度)で焼成することにより形成することができる。更に、画素電極膜20は、スパッタリング法等により、インジウム錫酸化物(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)等の透明導電材料を蒸着することで形成することができる。
フォトレジストパターン21の形成に用いられるフォトレジストとしては、ポジ型のフォトレジストが好ましい。また、ネガ型のフォトレジストを用いてフォトレジストパターン21を形成してもよい。
フォトレジストパターン21を形成するときに用いる第3のマスクとしては、画素電極間形成領域(上層導電部間形成領域)に対応するスリットを有するマスクが好適である。このようなマスクを用いれば、光の回折現象を利用することにより、画素電極間形成領域における膜厚(フォトレジストパターン部23の膜厚)が画素電極形成領域(上層導電部形成領域)における膜厚よりも相対的に小さいフォトレジストパターン21を簡便に形成することができる。露光条件としては、フォトレジストの種類、膜厚等に応じて適宜変更されるが、本実施例においては、幅9μmの画素電極間形成領域に対して、幅1〜1.5μmの遮光部と幅0.5〜1.0μmのスリットを有する第3のマスクを用いて、超高圧水銀ランプにより光量2〜10mJ/cmの光を照射した。その結果、フォトレジストパターン21は、画素電極間形成領域における膜厚が2.0μm、画素電極形成領域における膜厚が4.0μmとなった。
なお、フォトレジストパターン21は、ゲート電極端子部2のコンタクトホールを形成する領域22a、TFT駆動部1のコンタクトホールを形成する領域22b、及び、ソース電極端子部3のコンタクトホールを形成する領域22cにそれぞれ開口部を有しており、これらの領域では、画素電極膜20が露出している。
(3)上層導電部の開口部及び絶縁層の貫通孔の形成
次に、フォトレジストパターン21を用いた臭化水素酸(HBr溶液)、塩化鉄(II)を含む溶液等によるウェットエッチングにより、コンタクトホール形成領域22a、22b及び22cの画素電極膜20をエッチングした後、四フッ化炭素(CF)を含むガスによる同じフォトレジストパターン21を用いたドライエッチングにより、コンタクトホール形成領域22a、22b及び22cの層間絶縁膜19及び保護層18をエッチングする。これにより、コンタクトホール形成領域22aでは、ゲート絶縁層7が露出し、コンタクトホール形成領域22b及び22cでは、第3の金属層12が露出する。このとき、コンタクトホール形成領域22aでは、更にゲート絶縁層7をエッチングする必要があるが、本実施例では、コンタクトホール形成領域22b及び22cで露出する金属層12が、CFを含むガスを用いたドライエッチングに対して耐性を有するMoにより構成されているため、上記ドライエッチングを継続して行うことにより、図10に示すように、コンタクトホール形成領域22aのゲート絶縁層7もエッチングすることができる。なお、後述するように、本実施例では、導電性微粒子を含有する液状材料を注入することにより、コンタクトホールの形成を行うので、下層導電部と上層導電部とを接続する配線の被覆性を考慮してホールの形状を制御する必要が特になく、上記ドライエッチングを高速で行うことが可能となり、高い生産性を獲得することができる。
(4)上層導電部間形成領域のフォトレジスト膜の除去
次に、図11に示すように、アッシングによりフォトレジストパターン21を薄膜化することにより、フォトレジストパターン21の相対的に膜厚が小さい部分(画素電極間形成領域のフォトレジストパターン)23を除去してフォトレジストパターン21’を形成するとともに、不要な画素電極膜20を露出させる。アッシング方法としては、減圧した酸素ガス雰囲気下でRF放電を生じさせることにより、酸素プラズマを生成させ、これによりフォトレジストを灰にする方法が好適である。
(5)上層導電部の形成
続いて、図12に示すように、フォトレジストパターン21’を用いたウェットエッチングにより、不要な画素電極膜20を除去することで、画素電極24、ゲート電極端子25及びソース電極端子26を形成する。このとき、コンタクトホール形成領域22a、22b及び22cで露出している金属層12を腐食しないエッチング溶液を用いる必要がある。本実施例では、金属膜12がMoで構成されるため、画素電極膜20を構成するITOやIZOをエッチングすることができ、かつMoを腐食しないHBr溶液、又は、塩酸(HCl溶液)と硫酸(HSO溶液)との混合溶液等を用いるとよい。その後、フォトレジストパターン21’を除去する。
(6)絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内への配線の形成
次に、図13に示すように、インクジェット(IJ)法やスクリーン印刷法により、コンタクトホール形成領域22a、22b及び22cに形成したホール内に、導電性微粒子を含有する液状材料を注入し、適当な温度で分散媒を焼成又は乾燥し、導電性微粒子を溶融させることで、TFT17のドレイン電極と画素電極24とを電気的に接続するコンタクトホール27、ゲート配線の末端6aとゲート電極端子25とを電気的に接続するコンタクトホール28、及び、ソース配線の末端15aとソース電極端子26とを電気的に接続するコンタクトホール29を形成する。このとき、導電性微粒子を含有する液状材料としては、銀インジウム合金(Ag−In)の微粒子をテトラデカン溶媒に分散させてなる分散液、ITO微粒子をブチルカルビトール溶媒に分散させてなる分散液等を用いることができる。IJ法等を用いてこれらの分散液をホールに注入すると、毛細管現象により、分散液がゲート絶縁層7、保護層18、層間絶縁膜19、画素電極24、ゲート電極端子25及びソース電極端子26の側面を覆う。この後、TFT17に損傷を与えない範囲の温度(例えば、250℃程度)で加熱し、焼成を行うことで、Ag−InやITO等の導電性物質からなる配線が形成され、下層導電部と上層導電部とを電気的に接続することができる。
また、導電性微粒子を含有する液状材料としては、微粒子化したハンダを含むペースト等を用いてもよい。この場合、スクリーン印刷法やディスペンサ法等により、目的のホールにペーストを注入する。この後、TFT17に損傷を与えない範囲の温度、例えば200〜250℃程度に加熱し、ハンダを溶融させると、毛細管現象により、ゲート絶縁層7、保護層18、層間絶縁膜19、画素電極24、ゲート電極端子25及びソース電極端子26の側面を覆い、下層導電部と上層導電部とを電気的に接続することができる。
なお、導電性微粒子を含有する液状材料を用いて形成された配線の形状は、通常、中央部が窪み、周辺部が盛り上がった形状となる。液状材料に含有される導電性微粒子の比率としては、10質量%以上であることが好ましい。また、導電性微粒子を含有する液状材料を用いて形成された配線は、開口率に影響を与えない範囲内であれば画素電極24の上面を覆っていてもよく、例えば補助容量配線6cの範囲内であれば、画素電極24の上面を覆っていてもよい。
以上により、実施例1に係るTFTアレイ基板を作製することができる。
本実施例によれば、従来必要であった層間絶縁膜19にホールを形成するためのマスク工程と画素電極膜20をパターニングするためのマスク工程とを、1つのマスク工程で行うため、従来よりも1枚少ない3枚のマスクでTFTアレイ基板を製造することが可能である。したがって、製造工程を短縮することができ、設備投資額の削減や生産効率の向上を図ることが可能となる。
また本実施例で作製されるTFTアレイ基板においては、上層導電部の開口部が、各上層導電部内の同一の位置に配列されており、絶縁層の貫通孔と同一又は相似の平面形状を有している。
なお、実施例1では、画素電極膜20に透明導電膜を用いた例を示したが、画素電極24が透明性を必要としない場合は金属膜を用いてもよく、例えば反射型液晶表示装置、トップエミッション型有機EL表示装置等に用いられる場合には好適である。
また、実施例1では、TFTに逆スタガ型TFTを用いているが、スタガ型TFTを用いてもよく、多結晶シリコンを半導体層に用いる場合には好適である。
更に、実施例1では、ドレイン電極17c(下層導電部)は、ゲート配線6と平行に配置された補助容量配線6cの上層まで延伸され、かつコンタクトホール27を介して画素電極24(上層導電部)と接続されているが、図27に示すようにドレイン電極77c(下層導電部)を延伸せずチャネル部77bに近接した場所においてコンタクトホール87を介して画素電極84(上層導電部)と接続してもよく、また図27の破線で示されるようにドレイン電極77c’ (下層導電部)を補助容量配線66cの上層まで延伸せず、コンタクトホール87を介して画素電極84(上層導電部)と接続してもよい。この場合、開口率の観点からチャネル部77bに近接した場所においてコンタクトホール87を介して画素電極84と接続することがより好適である。下層導電部77cを補助容量配線66cの上層まで延伸しない場合は、補助容量配線66c上に下層導電部97を形成し、コンタクトホール87を介して上層導電部84と接続し、補助容量を形成することができる。補助容量が不要である場合には、下層導電部97は必要なく、更に補助容量配線66cも形成する必要がない。
(実施例2)
図14は、本発明の実施例2に係る薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板の構造を示す平面模式図である。
実施例2に係るTFTアレイ基板は、図14に示すように、絶縁性基板(図示せず)上に、ゲート配線(走査信号線)36とソース配線(データ信号線)45とが互いに直交するように配置されており、ゲート配線36とソース配線45とが交差する付近には、薄膜トランジスタ(TFT)47が配置されている。TFT47は、ゲート配線36に接続されたゲート電極36bと、ソース配線45に接続されたソース電極47aと、ドレイン電極(ドレイン側導電部)47cとを有してなる。ドレイン電極47c(下層導電部)は、ゲート配線36と平行に配置された補助容量配線36cの上層まで延伸され、かつ、コンタクトホール57を介して画素電極54(上層導電部)と接続されている。また、ゲート配線36(下層導電部)は、末端36aでコンタクトホール58を介してゲート電極端子55(上層導電部)と接続されている。更に、ソース配線45(下層導電部)は、末端45aでコンタクトホール59を介してソース電極端子56(上層導電部)と接続されている。
図15は、図14に示すTFTアレイ基板の線分B−B’における断面を示す断面模式図である。
TFT47は、図15の中央部に示すように、ゲート電極36b上に、ゲート絶縁層37、チャネル部47bを有する半導体層38、及び、ソース電極47a/ドレイン電極47cがこの順に積層された構造を有するボトムゲート形(逆スタガ形)TFTである。TFT47のドレイン電極47cと、画素電極54とは、画素電極54の開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層(保護層48及び層間絶縁膜49からなる絶縁層)を介して積層されており、かつ、コンタクトホール(絶縁層の貫通孔内及び画素電極54の開口部内に配線が形成されたもの)57を介して電気的に接続されている。このようにして、TFT駆動部31が構成されている。
また、図15の左側部に示すように、ゲート配線の末端36aとゲート電極端子55とは、ゲート電極端子55の開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層(ゲート絶縁層37、保護層48及び層間絶縁膜49からなる絶縁層)を介して積層されており、かつ、コンタクトホール(絶縁層の貫通孔内及びゲート電極端子55の開口部内に配線が形成されたもの)58を介して電気的に接続されている。このようにして、ゲート電極端子部32が構成されている。
更に、図15の右側部に示すように、ソース配線の末端45aとソース電極端子56とは、ソース電極端子56の開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層(保護層48及び層間絶縁膜49からなる絶縁層)を介して積層されており、かつ、コンタクトホール(絶縁層の貫通孔内及びソース電極端子56の開口部内に配線が形成されたもの)59を介して電気的に接続されている。このようにして、ソース電極端子部33が構成されている。
図16〜26は、実施例2に係るTFTアレイ基板の製造工程を示す断面模式図である。
以下に、実施例2に係るTFTアレイ基板の製造工程について説明する。
(1)下層導電部等の形成
まず、スパッタリング法等の蒸着法により、絶縁性基板5上にゲート金属薄膜を形成する。続いて、第1のマスクを用いたフォトリソグラフィによりフォトレジストパターンを形成した後、該フォトレジストパターンを用いたドライエッチング又はウェットエッチング等により、ゲート金属薄膜をパターニングすることで、図16に示すように、ゲート配線の末端36a、TFTのゲート電極36b、及び、補助容量配線36cを含むゲートパターンを形成する。ゲート金属薄膜としては、チタン/アルミニウム/チタン(Ti/Al/Ti)の3層構造を採用した。このとき、ゲート金属薄膜を構成する各種金属は、純金属であってもよいし、不純物を添加した金属であってもよい。
次に、図17に示すように、プラズマ化学蒸着(CVD)法等により、ゲート絶縁層37、TFTの活性層となる半導体層38及びコンタクト層39を積層する。ゲート絶縁層37としては、TFT性能の観点から、半導体層38を水素化非晶質シリコンで構成する場合には、窒化シリコン膜が好適であり、多結晶シリコンで構成する場合には、酸化シリコン膜が好適である。また、コンタクト層39は、リン等をドープした水素化非晶質シリコン、リン等をドープした微結晶シリコン、多結晶シリコン等により構成される。
次に、図18に示すように、スパッタリング法等により、ソース/ドレイン金属層40〜42を積層した後、第2のマスクを用いたフォトリソグラフィにより、フォトレジストパターン43を形成する。なお、ソース/ドレイン金属層40、41は、第1の金属層40をTi、第2の金属層41をAlで構成した。このとき、各金属層を構成する金属は、純金属であっても、不純物を添加した金属であってもよい。また、フォトレジストパターン43を形成するときに用いる第2のマスクとしては、TFTのチャネル部に対応するスリットを有するマスクが好適である。このようなマスクを用いれば、光の回折現象を利用することにより、チャネル部における膜厚(フォトレジストパターン部44の膜厚)がソース電極/ドレイン電極部における膜厚よりも相対的に小さいフォトレジストパターン43を簡便に形成することができる。
次に、フォトレジストパターン43を用いたドライエッチングにより、不要なソース/ドレイン金属層40〜42をエッチングした後、該フォトレジストパターン43を用いたドライエッチング等により、不要なコンタクト層39及び半導体層38をエッチングする。これにより、図19に示すように、ソース配線45、45aを形成することができる。
次に、図20に示すように、アッシングによりフォトレジストパターン43を薄膜化することにより、フォトレジストパターン43の相対的に膜厚が小さい部分(チャネル部上のフォトレジストパターン)44を除去し、フォトレジストパターン43’を形成する。アッシング方法としては、減圧した酸素ガス雰囲気下でRF放電を生じさせることにより、酸素プラズマを生成させ、これによりフォトレジストを灰にする方法が好適である。
続いて、図21に示すように、フォトレジストパターン43’を用いたドライエッチング等により、不要なソース/ドレイン金属層40、41をエッチングし、同フォトレジストパターン43’を用いたドライエッチング等により、不要なコンタクト層39、及び、半導体層38の上部をエッチングすることで、ソース電極47a、チャネル部47b及びドレイン電極47cを有するTFT47を形成する。その後、フォトレジストパターン43’を除去する。
(2)絶縁層及び上層導電膜の形成〜フォトレジスト膜の形成
次に、図22に示すように、保護層48、層間絶縁膜49及び画素電極膜(上層導電膜)50を形成した後、第3のマスクを用いたフォトリソグラフィにより、フォトレジストパターン(フォトレジスト膜)51を形成する。保護層48は、プラズマCVD法等により、窒化シリコン、酸化シリコン等を堆積することで形成することができる。層間絶縁膜19は、無機物、有機物又は無機物と有機物との混合物で形成することができる。なお、層間絶縁膜49を無機物で構成する場合には、保護層48を省略することもできる。また、層間絶縁膜49としては、酸化シリコン膜等を用いることができる。酸化シリコン膜は、スピンコート法、スリットコート法、キャップコート法等の一般的な塗布方法により、シロキサン又はポリシラザンを含むSOG(Spin on Glass)溶液を塗布した後、TFT47に損傷を与えない範囲の温度(例えば、250℃程度)で焼成することにより形成することができる。更に、画素電極膜50は、スパッタリング法等により、インジウム錫酸化物(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)等の透明導電材料を蒸着することで形成することができる。
フォトレジストパターン51の形成に用いられるフォトレジストとしては、ポジ型のフォトレジストが好ましい。また、ネガ型のフォトレジストを用いてフォトレジストパターン51を形成してもよい。
フォトレジストパターン51を形成するときに用いる第3のマスクとしては、画素電極間形成領域(上層導電部間形成領域)に対応するスリットを有するマスクが好適である。このようなマスクを用いれば、光の回折現象を利用することにより、画素電極間形成領域における膜厚(フォトレジストパターン部53の膜厚)が画素電極形成領域(上層導電部形成領域)における膜厚よりも相対的に小さいフォトレジストパターン51を簡便に形成することができる。露光条件としては、フォトレジストの種類、膜厚等に応じて適宜変更されるが、本実施例においては、幅9μmの画素電極間形成領域に対して、幅1〜1.5μmの遮光部と幅0.5〜1.0μmのスリットを有する第3のマスクを用いて、超高圧水銀ランプにより光量2〜10mJ/cmの光を照射した。その結果、フォトレジストパターン21は、画素電極間形成領域における膜厚が2.0μm、画素電極形成領域における膜厚が4.0μmとなった。
なお、フォトレジストパターン51は、ゲート電極端子部32のコンタクトホールを形成する領域52a、TFT駆動部31のコンタクトホールを形成する領域52b、及び、ソース電極端子部33のコンタクトホールを形成する領域52cにそれぞれ開口部を有しており、これらの領域では、画素電極膜50が露出している。
(3)上層導電部の開口部及び絶縁層の貫通孔の形成
次に、フォトレジストパターン51を用いた臭化水素酸(HBr溶液)、塩化鉄(II)を含む溶液等によるウェットエッチングにより、コンタクトホール形成領域52a、52b及び52cの画素電極膜50をエッチングした後、四フッ化炭素(CF)を含むガスによる同じフォトレジストパターン51を用いたドライエッチングにより、コンタクトホール形成領域52a、52b及び52cの層間絶縁膜49及び保護層48をエッチングする。これにより、コンタクトホール形成領域52aでは、ゲート絶縁層37が露出し、コンタクトホール形成領域52b及び52cでは、金属層41が露出する。このとき、コンタクトホール形成領域52aでは、更にゲート絶縁層37をエッチングする必要があるが、本実施例では、コンタクトホール形成領域52b及び52cで露出する金属層41が、CFを含むガスを用いたドライエッチングに対して耐性を有するAlにより構成されているため、上記ドライエッチングを継続して行うことにより、図23に示すように、コンタクトホール形成領域52aのゲート絶縁層37もエッチングすることができる。更に、コンタクトホール形成領域52aのゲート配線末端36aは、Ti/Al/Tiの構成であり、TiがCFガスによるドライエッチングに耐性がないため、ゲート絶縁層37のエッチングにより、ゲート配線末端36aの最上層を構成するTiがエッチングされ、Alにより構成された金属層が露出した状態となる。なお、後述するように、本実施例では、導電性微粒子を含有する液状材料を注入することにより、コンタクトホールの形成を行うので、下層導電部と上層導電部とを接続する配線の被覆性を考慮してホールの形状を制御する必要が特になく、上記ドライエッチングを高速で行うことが可能となり、高い生産性を獲得することができる。
(4)上層導電部間形成領域のフォトレジスト膜の除去
次に、図24に示すように、フォトレジストパターン51の相対的に膜厚が小さい部分(画素電極間形成領域のフォトレジストパターン)53をアッシングにより除去してフォトレジストパターン51’を形成するとともに、不要な画素電極膜50を露出させる。
(5)上層導電部の形成
続いて、図25に示すように、フォトレジストパターン51’を用いたウェットエッチングにより、不要な画素電極膜50をエッチングすることで、画素電極54、ゲート電極端子55及びソース電極端子56を形成する。このとき、コンタクトホール形成領域52a、52b及び52cで露出している金属層41を構成するAlをエッチングすることが可能で、かつ金属膜40を構成するTiを腐食しない溶液、例えば、塩化鉄(II)溶液と塩酸(HCl溶液)との混合溶液を用いる。Alは表面に酸化膜を形成しやすく、下層導電部と上層導電部とを接続したときにコンタクト抵抗の増加を招くことになるが、上記エッチング溶液を用いてAlを除去することにより、コンタクト抵抗の増加を抑制することができる。なお、このとき、Alにより構成された金属層がサイドエッチングされるため、コンタクトホール形成領域52a、52b及び52cでオーバーハング形状のホールが形成されるが、下層導電部と上層導電部とを接続するのに用いる導電性粒子を含有する液状材料によれば、被覆率が大きいので、下層導電部と上層導電部の間を途切れることなく接続することができる。その後、フォトレジストパターン51’を除去する。
(6)絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内への配線の形成
次に、図26に示すように、インクジェット(IJ)法やスクリーン印刷法により、コンタクトホール形成領域52a、52b及び52cに形成したホール内に、導電性微粒子を含有する液状材料を注入し、適当な温度で分散媒を焼成又は乾燥し、導電性微粒子を溶融させることで、TFT47のドレイン電極と画素電極54とを電気的に接続するコンタクトホール57、ゲート配線の末端36aとゲート電極端子55とを電気的に接続するコンタクトホール58、及び、ソース配線の末端45aとソース電極端子56とを電気的に接続するコンタクトホール59を形成する。このとき、導電性微粒子を含有する液状材料としては、銀インジウム合金(Ag−In)の微粒子をテトラデカン溶媒に分散させてなる分散液、ITO微粒子をブチルカルビトール溶媒に分散させてなる分散液等を用いることができる。IJ法等を用いてこれらの分散液をホールに注入すると、毛細管現象により、分散液がゲート絶縁層37、保護層48、層間絶縁膜49、画素電極54、ゲート電極端子55及びソース電極端子56の側面を覆う。この後、TFT47に損傷を与えない範囲の温度(例えば、250℃程度)で加熱し、焼成を行うことで、Ag−InやITO等の導電性物質からなる配線が形成され、下層導電部と上層導電部とを電気的に接続することができる。
また、導電性微粒子を含有する液状材料としては、微粒子化したハンダを含むペースト等を用いてもよい。この場合、スクリーン印刷法やディスペンサ法等により、目的のホールにペーストを注入する。この後、TFT47に損傷を与えない範囲の温度、例えば200〜250℃程度に加熱し、ハンダを溶融させると、毛細管現象により、ゲート絶縁層37、保護層48、層間絶縁膜49、画素電極54、ゲート電極端子55及びソース電極端子56の側面を覆い、下層導電部と上層導電部とを電気的に接続することができる。
以上により、実施例2に係るTFTアレイ基板を作製することができる。
本実施例によれば、従来必要であった絶縁層にホールを形成するためのマスク工程と画素電極膜をパターニングするためのマスク工程を、1つのマスク工程で行うため、従来よりも1枚少ない3枚のマスクでTFTアレイ基板を製造することが可能である。したがって、製造工程を短縮することができ、設備投資額の削減や生産効率の向上を図ることが可能となる。
また本実施例で作製されるTFTアレイ基板においては、上層導電部の開口部が、各上層導電部内の同一の位置に配列されており、絶縁層の貫通孔と同一又は相似の平面形状を有している。
本発明の実施例1に係る薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板の平面構造を示す平面模式図である。 図1に示すTFTアレイ基板の線分A−A’における断面構造を示す断面模式図である。 本発明の実施例1に係るTFTアレイ基板の製造工程において、ゲート配線の下層導電部6a、TFT17のゲート電極6b、及び、補助容量電極6cを含むゲートパターンを形成したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例1に係るTFTアレイ基板の製造工程において、ゲート絶縁層7、TFT17の活性層となる半導体層8、及び、コンタクト層9を形成したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例1に係るTFTアレイ基板の製造工程において、ソース/ドレイン金属層10〜12を積層した後、フォトレジストパターン13を形成したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例1に係るTFTアレイ基板の製造工程において、ソース配線15、及び、ソース配線の下層導電部15aを形成したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例1に係るTFTアレイ基板の製造工程において、フォトレジストパターン13の相対的に膜厚が小さい部分14をアッシングにより除去したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例1に係るTFTアレイ基板の製造工程において、ソース電極17a、チャネル部17b及びドレイン電極17cを形成し、TFT17を作製したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例1に係るTFTアレイ基板の製造工程において、保護層18、層間絶縁膜19及び画素電極膜20を形成した後、フォトレジストパターン21を形成したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例1に係るTFTアレイ基板の製造工程において、コンタクトホール形成領域22a、22b、22cの画素電極膜20、層間絶縁膜19、保護層18、及び、コンタクトホール形成領域22aのゲート絶縁層7をエッチングしたときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例1に係るTFTアレイ基板の製造工程において、フォトレジストパターン21の相対的に膜厚が小さい部分23をアッシングにより除去したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例1に係るTFTアレイ基板の製造工程において、不要な画素電極膜20を除去したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例1に係るTFTアレイ基板の製造工程において、コンタクトホール27、28及び29を形成したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例2に係る薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板の平面構造を示す平面模式図である。 図14に示すTFTアレイ基板の線分B−B’における断面構造を示す断面模式図である。 本発明の実施例2に係るTFTアレイ基板の製造工程において、ゲート配線の下層導電部36a、TFTのゲート電極36b、及び、補助容量電極36cを含むゲートパターンを形成したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例2に係るTFTアレイ基板の製造工程において、ゲート絶縁層37、TFTの活性層となる半導体層38及びコンタクト層39を形成したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例2に係るTFTアレイ基板の製造工程において、ソース/ドレイン金属層40、41を積層した後、フォトレジストパターン43を形成したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例2に係るTFTアレイ基板の製造工程において、ソース配線45、及び、ソース配線の下層導電部45aを形成したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例2に係るTFTアレイ基板の製造工程において、フォトレジストパターン43の相対的に膜厚が小さい部分44をアッシングにより除去したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例2に係るTFTアレイ基板の製造工程において、ソース電極47a、チャネル部47b及びドレイン電極47cを形成し、TFT47を作製したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例2に係るTFTアレイ基板の製造工程において、保護層48、層間絶縁膜49及び画素電極膜50を形成した後、フォトレジストパターン51を形成したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例2に係るTFTアレイ基板の製造工程において、コンタクトホール形成領域52a、52b、52cの画素電極膜50、層間絶縁膜49、保護層48、及び、コンタクトホール形成領域52aのゲート絶縁層37をエッチングしたときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例2に係るTFTアレイ基板の製造工程において、フォトレジストパターン51の相対的に膜厚が小さい部分53をアッシングにより除去したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例2に係るTFTアレイ基板の製造工程において、不要な画素電極膜50を除去したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の実施例2に係るTFTアレイ基板の製造工程において、コンタクトホール57、58及び59を形成したときの様子を示す断面模式図である。 本発明の変形例に係る薄膜トランジスタ(TFT)アレイ基板の平面構造を示す平面模式図である。
符号の説明
1、31:薄膜トランジスタ(TFT) 駆動部
2、32:ゲート電極端子部
3、33:ソース電極端子部
5、35:絶縁性基板
6、36:ゲート配線(走査信号線)
6a、36a:ゲート配線6、36の末端
6b、36b:ゲート電極
6c、36c、66c:補助容量配線
7、37:ゲート絶縁層
8、38:半導体層
9、39:コンタクト層
10、40:第1の金属層
11、41:第2の金属層
12:第3の金属層
13、43:フォトレジストパターン
13’、43’:フォトレジストパターン
14、44:フォトレジストパターン13、43の相対的に膜厚が小さい部分
15、45:ソース配線(データ信号線)
15a、45a:ソース配線15、45の末端
17、47:薄膜トランジスタ(TFT)
17a、47a:ソース電極
17b、47b、77b: チャネル部
17c、47c、77c、77c’:ドレイン電極(ドレイン側導電部)
18、48:保護層
19、49:層間絶縁膜
20、50:画素電極膜(上層導電膜)
21、51:フォトレジストパターン(フォトレジスト膜)
21’、51’:フォトレジストパターン(フォトレジスト膜)
22a、52a:ゲート電極端子部2のコンタクトホール形成領域
22b、52b:TFT駆動部1のコンタクトホール形成領域
22c、52c:ソース電極端子部3のコンタクトホール形成領域
23、53:フォトレジストパターン21、51の薄膜部
24、54、84:画素電極
25、55:ゲート電極端子
26、56:ソース電極端子
27、57、87、87’:TFT駆動部1のコンタクトホール
28、58:ゲート電極端子部2のコンタクトホール
29、59:ソース電極端子部3のコンタクトホール
97:下層導電部

Claims (16)

  1. 下層導電部と、開口部を有する上層導電部とが、該開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層を介して積層され、かつ絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に形成された配線を介して接続された構造を基板上に有する回路基板の製造方法であって、
    該製造方法は、基板上に下層導電部、絶縁層及び上層導電膜を順次形成する工程と、
    上層導電膜上に、上層導電部間形成領域における膜厚が上層導電部形成領域における膜厚よりも相対的に小さく、かつ上層導電部の開口部形成領域に開口部を有するフォトレジスト膜を形成する工程と、
    フォトレジスト膜の開口部領域内の上層導電膜を除去して上層導電部の開口部を形成する工程と、
    上層導電部の開口部領域内の絶縁層を除去して絶縁層の貫通孔を形成する工程と、
    上層導電部間形成領域のフォトレジスト膜を除去する工程と、
    上層導電部間形成領域の上層導電膜を除去して上層導電部を形成する工程と、
    絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に配線を形成する工程とを含む
    ことを特徴とする回路基板の製造方法。
  2. 前記フォトレジスト膜形成工程は、上層導電部間形成領域と上層導電部形成領域とに、異なる光量での露光を行うものであることを特徴とする請求項1記載の回路基板の製造方法。
  3. 前記上層導電部間形成領域のフォトレジスト膜除去工程は、アッシングを行うものであることを特徴とする請求項1又は2記載の回路基板の製造方法。
  4. 前記配線形成工程は、絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に、導電性物質を含有する液状材料の注入を行うものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の回路基板の製造方法。
  5. 前記回路基板は、薄膜トランジスタが基板上に設けられたものであり、かつ薄膜トランジスタのドレイン側導電部が下層導電部を構成し、画素電極が上層導電部を構成する構造を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の回路基板の製造方法。
  6. 前記回路基板は、電極端子が基板上に設けられたものであり、走査信号線及びデータ信号線の少なくともいずれか一方が下層導電部を構成し、電極端子が上層導電部を構成する構造を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の回路基板の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の回路基板の製造方法により製造されたことを特徴とする回路基板。
  8. 下層導電部と、開口部を有する上層導電部とが、該開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層を介して積層され、かつ絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に形成された配線を介して接続された構造を基板上に有する回路基板であって、
    該上層導電部の開口部は、絶縁層の貫通孔と同一又は相似の平面形状を有することを特徴とする回路基板。
  9. 下層導電部と、開口部を有する上層導電部とが、該開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層を介して積層され、かつ絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に形成された配線を介して接続された構造を基板上に有する回路基板であって、
    該上層導電部の開口部は、各上層導電部内の同一の位置に配列されていることを特徴とする回路基板。
  10. 下層導電部と、開口部を有する上層導電部とが、該開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層を介して積層され、かつ絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に形成された配線を介して接続された構造を基板上に有する回路基板であって、
    該配線は、導電性物質を含有する液状材料を絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に注入することにより形成されたものであることを特徴とする回路基板。
  11. 下層導電部と、開口部を有する上層導電部とが、該開口部に連結された貫通孔を有する絶縁層を介して積層され、かつ絶縁層の貫通孔内及び上層導電部の開口部内に形成された配線を介して接続された構造を基板上に有する回路基板であって、
    該配線は、不均一な膜厚で形成されていることを特徴とする回路基板。
  12. 前記回路基板は、薄膜トランジスタが基板上に設けられたものであり、かつ薄膜トランジスタのドレイン側導電部が下層導電部を構成し、画素電極が上層導電部を構成する構造を有することを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の回路基板。
  13. 前記回路基板は、電極端子が基板上に設けられたものであり、走査信号線及びデータ信号線の少なくともいずれか一方が下層導電部を構成し、電極端子が上層導電部を構成する構造を有することを特徴とする請求項7〜12のいずれかに記載の回路基板。
  14. 請求項7〜13のいずれかに記載の回路基板を備えることを特徴とする電子表示装置。
  15. 請求項7〜13のいずれかに記載の回路基板を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  16. 請求項7〜13のいずれかに記載の回路基板を備えることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス表示装置。
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