JP2002350897A - 液晶用マトリクス基板の製造方法 - Google Patents

液晶用マトリクス基板の製造方法

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JP2002350897A JP2001154483A JP2001154483A JP2002350897A JP 2002350897 A JP2002350897 A JP 2002350897A JP 2001154483 A JP2001154483 A JP 2001154483A JP 2001154483 A JP2001154483 A JP 2001154483A JP 2002350897 A JP2002350897 A JP 2002350897A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TFTアクティブマトリクス基板などの製造
工程で用いるフォトマスクの使用数を低減することがで
きる液晶用マトリクス基板の製造方法を提供する。 【解決手段】 ガラス基板1上に2枚のフォトマスクを
用いてTFTアクティブマトリクス回路を形成し、その
上に表面が平坦な電気絶縁膜であるアクリル系樹脂膜1
0を形成する。その表面に撥水性樹脂層11を形成した
後、その上にフォトレジスト層12を形成し、露光量を
調整したマスクでハーフトーン露光を施し、エッチング
によりコンタクトホール領域にマトリクス回路に達する
コンタクトホール10b,10cと、凹所領域10aと
が形成されるようにパターニングする。その上に導電材
料を塗布することで画素電極13aをパターニングし、
コンタクトホール加工と画素電極パターニングとを1枚
のフォトマスクで行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置を形
成するための液晶用マトリクス基板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から液晶表示装置としては、薄膜ト
ランジスタ(TFT:Thin FilmTransistor)をスイッ
チング素子に用いる、アクティブマトリクス型液晶表示
装置が広く用いられている。TFTをスイッチング素子
とするアクティブマトリクス型液晶表示装置において
は、透明なガラス基板の表面にTFTアクティブマトリ
クス回路を形成したTFTアレイ基板を使用する。TF
Tアクティブマトリクス型液晶表示装置の低消費電力化
および高輝度化を図る上で、液晶セルの光透過率を大き
く改善する必要がある。そのためにはTFTアレイ基板
の開口率を向上させることが必要である。開口率向上の
手段としては、液晶セルに電界を与えるための画素電極
を平坦な保護膜上に形成し、TFT素子と画素電極とを
立体的にオーバーラップさせる方式が知られている。こ
の方式では80%を超える高開口率が実現されている。
【0003】図10〜図15の(a)〜(p)は、この
ような高開口率アクティブマトリクス基板の製造プロセ
スを模式的な断面構成として示す。図10〜図15は、
走査用のゲート電極配線とデータ用のソース電極配線と
が交差するG−S交差部、スイッチング素子であるTF
T素子部、画素部および周辺回路に設けられる端子部を
製造する過程を、断面構成で表している。
【0004】図10(a)は、ガラス基板21上にゲー
ト電極膜22を成膜した状態を示す断面図である。ゲー
ト電極膜22は、スパッタリング法などによって、クロ
ム(Cr)、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)
などの金属膜として形成する。
【0005】図10(b)は、ゲート電極膜22の上に
フォトレジストを均一に塗布した後、1枚目のフォトマ
スクを用いてレジストパターン23を形成した状態を示
す。
【0006】図10(c)は、レジストパターン23を
利用してエッチングを行い、ゲート電極膜22をパター
ニングした状態を示す。
【0007】図11(d)は、レジストパターン23を
除去した後、ゲート絶縁膜24,第1半導体層25およ
び第2半導体層26の3層をプラズマCVD法やスパッ
タリング法などで連続積層成膜した状態を示す。ゲート
絶縁膜24は、たとえば窒化シリコン(SiNx)膜な
どで形成する。第1半導体層25は、アモルファスシリ
コン(a−Si)膜で形成する。第2半導体層26は、
n型不純物を高濃度にドープしたシリコン(n+−S
i)膜で形成する。
【0008】図11(e)は、一旦全面にフォトレジス
トを塗布した後、2枚目のフォトマスクを用いてレジス
トパターン27を形成した状態を示す。レジストパター
ン27を形成するのはTFT素子部のみであり、G−S
交差部、画素部および端子部には形成しない。
【0009】図11(f)は、レジストパターン27を
用いてエッチングを行い、第1半導体層25および第2
半導体層26の2層を島状にパターニングした状態を示
す。なお、本従来例ではレジストパターン27を形成す
る部分をTFT素子部のみとしたが、レジストパターン
27をG−S交差部にも形成し、第1半導体層25およ
び第2半導体層26の2層積層膜がG−S交差部にも残
存する構造となっても、同様の特性を有する液晶用マト
リクス基板が得られる。
【0010】図12(g)は、レジストパターン27を
除去した後、全面にソース・ドレイン電極膜28を成膜
した状態を示す。ソース・ドレイン電極膜28は、スパ
ッタリング法などによって、クロム、アルミニウム、タ
ンタルなどの金属膜として形成する。
【0011】図12(h)は、一旦全面にフォトレジス
トを塗布した後、3枚目のフォトマスクを用いてレジス
トパターン29を形成した状態を示す。レジストパター
ン29は、G−S交差部とTFT素子部とに形成する
が、TFT素子部のチャネル部分には形成しない。
【0012】図12(i)は、レジストパターン29を
用いてエッチングを行った状態を示す。チャネル部分に
はレジストパターン29が形成されていないので、ソー
ス・ドレイン電極膜28および第2半導体層26が除去
され、ソース・ドレイン電極分離パターニングが行われ
る。さらに第1半導体層25も部分的にエッチングさ
れ、チャネル部の厚みを調整するチャネルエッチング加
工が行われる。
【0013】図13(j)は、図12(i)でソース・
ドレイン電極分離パターニングおよびチャネルエッチン
グ加工が行われた後、レジストパターン29を除去した
状態を示す。
【0014】図13(k)は、パッシベーション膜30
をCVD法およびスパッタリング法などによって全面に
形成した状態を示す。パッシベーション膜30は、たと
えば窒化シリコン(SiNx)などで形成された保護膜
である。
【0015】図13(l)は、感光性アクリル系樹脂膜
31を平坦化のために塗布した状態を示す。
【0016】図14(m)は、4枚目のフォトマスクを
用いて、感光性アクリル系樹脂膜31をパターニングし
た状態を示す。このパターニングでは、感光性アクリル
系樹脂膜31に、部分的にパッシベーション膜30に達
する貫通孔を形成する。
【0017】図14(n)は、パターニングした感光性
アクリル系樹脂膜31をマスクとしてパッシベーション
膜30をエッチングし、感光性アクリル系樹脂膜31の
表面から、ソース・ドレイン電極膜28のうちでソース
電極と分離したドレイン電極に達するコンタクトホール
を形成した状態を示す。このとき同時に、端子部におい
ても、感光性アクリル系樹脂膜31の表面から、ゲート
配線に達するコンタクトホールが形成される。また、図
には示していないが、ソース端子部においても同様に、
感光性アクリル系樹脂膜31の表面から、ソース配線に
達するコンタクトホールが形成される。
【0018】図14(o)は、全面に透明導電膜32を
スパッタリング法などによって形成し、コンタクトホー
ルおよび各端子部に透明導電材を充填した状態を示す。
なお、透明導電膜32には酸化インジウム錫(ITO:
Indium Tin Oxide)や酸化錫(SnO2)を用いる。
【0019】図15(p)は、図14(o)で感光性ア
クリル系樹脂膜31の表面全体に形成した透明導電膜3
2を、5枚目のフォトマスクを用いてパターニングし、
画素電極を形成した状態を示す。TFT素子部において
画素電極は、感光性アクリル系樹脂膜31によってゲー
ト電極膜22と立体的にオーバーラップして形成させる
ことができるので、高開口率アクティブマトリクス基板
34が形成される。
【0020】以上述べた高開口率アクティブマトリクス
基板34の製造工程では、(b)、(e)、(h)、
(m)および(p)の各工程で合計5枚のフォトマスク
を使用する。このように、TFTアクティブマトリクス
基板は、何枚ものフォトマスクを用い、フォトリソグラ
フィのプロセスによる微細パターニングを繰り返して製
造されている。このため、プロセス時間の長時間化や製
造歩留まりの低下の要因となっている。
【0021】このような問題を解消して、液晶表示装置
の生産性、製造歩留まりの向上およびコストダウンを図
る観点から、フォトマスクの使用数の削減、すなわちフ
ォトリソグラフィプロセスの削減が検討されている。
【0022】TFTアクティブマトリクス基板の製造工
程で、フォトマスクの使用数を減少させることに関する
先行技術としては、たとえば特開平5−303111号
公報を挙げることができる。この先行技術では、ゲート
電極を、画素電極用と同時に成膜するITO透明電極膜
を下地として電解メッキで形成し、フォトプロセスを用
いることなくゲート電極膜のパターニングを行い、TF
Tアレイ基板製造工程に用いられるフォトマスクの数を
低減している。しかしながら、それでも5枚のフォトマ
スクが必要であり、プロセス時間の長時間化や製造歩留
まりの低下の要因となっている。また、TFTアレイ基
板上への電解メッキによるゲート電極形成の下地膜とし
て、同時に画素電極用として成膜するITO透明電極膜
を用いているので、ゲート電極と画素電極とをオーバー
ラップさせることができず、開口率が低下してしまう。
さらに、電解メッキによるゲート電極の作製時には、電
位降下による膜厚の不均一性が非常に大きくなりやす
く、特に大型基板では膜厚の均一性を保つことが難しく
なる。
【0023】電解メッキによってゲート電極を作製する
ことなく、TFTアクティブマトリクス基板の製造工程
においてフォトマスクの使用数を減少させることに関す
る先行技術としては、たとえば特開2000−2065
71号公報を挙げることができる。この公報では、厚さ
が異なるレジストパターンを形成して、図11(e)か
ら図12(i)に示す工程を、1枚のフォトマスクを利
用して行う考え方が示されている。厚さが異なるレジス
トパターンは、特開昭61−181130号公報に示さ
れているように、露光量を変えることによって形成す
る。露光量を変えることで、段差がある部分でも高精度
なレジストパターンを形成する。前記特開2000−2
06571号公報では、このようにして形成した厚みが
異なるレジストパターンを利用して2段階のエッチング
を行い、フォトマスクの使用数を1枚減少させることを
可能にしている。同様の考え方は、C.W.KimらによるSid
2000 Digest 第1006頁〜第1009頁に「A Novel
Four-Mask-CountProcess Architecture for TFT-LCD
s」や、月刊 FPD i ntelligenceの1995年5月号の
第31頁〜第35頁に記載されている「三国電子 IP
S TFT−LCDを2PEPで製造するプロセスを考
案−TFTチャネル部分をハーフトーン露光」という技
術報告にも示されている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開2000−
206571号公報に開示されている、厚さを変えたレ
ジストパターンを用いる方法では、TFT素子部を形成
する際に1枚のフォトマスクを低減することが可能とな
るだけであり、しかもIPS(In PlaneSwitching)モ
ードのTFTアクティブマトリクス型液晶表示装置につ
いて主として説明されているだけである。TFT素子と
画素電極とを立体的にオーバーラップさせ、開口率を高
めたTFTアレイ基板の製造工程において、TFT素子
部を形成する工程以外でさらにフォトマスクの使用数を
低減する可能性については示されていない。
【0025】本発明の目的は、TFTアクティブマトリ
クス基板などの製造工程で用いるフォトマスクの使用数
を低減することができる液晶用マトリクス基板の製造方
法を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶セルを形
成するためのマトリクス回路が電気絶縁性基板上に形成
される液晶用マトリクス基板の製造方法において、マト
リクス回路が形成された電気絶縁性基板上に電気絶縁性
合成樹脂材料を塗布して表面が平坦な電気絶縁膜を形成
する工程と、電気絶縁膜の表面に撥水性樹脂層を形成す
る工程と、撥水性樹脂層上にレジスト層を形成し、レジ
スト層に、予め定めるコンタクトホール領域で未硬化と
なり、該コンタクトホール領域を除く画素電極形成領域
で部分的に硬化し、これら以外の領域で硬化するように
露光量を調整したマスクでハーフトーン露光を施す工程
と、パターニングされたレジスト層をマスクとしてエッ
チングして、コンタクトホール領域の電気絶縁膜にマト
リクス回路に達するコンタクトホールと、コンタクトホ
ール領域を除く画素電極形成領域で撥水性樹脂層を除去
してコンタクトホールに連なる凹所領域とが形成される
ようにパターニングする工程と、パターニングされた撥
水性樹脂層および電気絶縁膜上に導電材料を塗布して、
コンタクトホール内表面および凹所領域に画素電極を形
成する工程とを含むことを特徴とする液晶用マトリクス
基板の製造方法である。
【0027】本発明に従えば、液晶セルを形成するため
のマトリクス回路が電気絶縁性基板上に形成される液晶
用マトリクス基板は、電気絶縁膜の形成、撥水性樹脂層
の形成、レジスト層の形成、ハーフトーン露光によるレ
ジスト層のパターニング、パターニングされたレジスト
層を用いた電気絶縁膜および撥水性樹脂層のパターニン
グ、ならびに画素電極の形成を経て製造される。電気絶
縁膜の形成は、マトリクス回路が形成された電気絶縁性
基板上に電気絶縁性合成樹脂材料を塗布して、表面が平
坦となるように行う。その上に撥水性樹脂層およびレジ
スト層を形成する。レジスト層のハーフトーン露光は、
予め定めるコンタクトホール領域で未硬化となり、コン
タクトホール領域を除く画素電極形成領域で部分的に硬
化し、これら以外の領域で硬化するように露光量を調整
したマスクを用いて行う。レジスト層を現像し、そのパ
ターンをマスクとして電気絶縁膜および撥水性樹脂層を
エッチングすると、コンタクトホール領域の電気絶縁膜
にマトリクス回路に達する貫通孔であるコンタクトホー
ルが形成され、コンタクトホール領域を除く画素電極形
成領域にコンタクトホールに連なる凹所領域が形成され
るようにパターニングされる。この際撥水性樹脂層は、
コンタクトホールを含む画素電極形成領域では消失し、
画素電極形成領域以外の部分では残存する。この上に塗
布型導電材料を塗布すると、撥水性樹脂層はその撥水性
によって塗布型導電材料を弾くため、塗布型導電材料は
コンタクトホール内表面および凹所領域を覆い、画素電
極およびコンタクトホール通電部が形成される。このよ
うに、ハーフトーン露光を利用することにより、電気絶
縁膜に画素電極領域(凹所領域)とコンタクトホールと
を形成する工程と、画素電極とコンタクトホール通電部
とを形成する工程とを1枚のフォトマスクで行うことが
可能となるため、フォトマスクの使用枚数を削減するこ
とができる。
【0028】また本発明は、前記マトリクス回路が、薄
膜トランジスタを含むTFTアクティブマトリクス回路
であり、該TFTアクティブマトリクス回路の製造工程
は、前記電気絶縁性基板上に成膜したゲート電極膜をパ
ターニングする工程と、ゲート絶縁膜、チャネル領域と
なる第1の半導体層、オーミックコンタクト層となる第
2の半導体層、ソース・ドレイン電極となる金属層を順
次積層する工程と、金属層の表面にレジスト層を形成
し、レジスト層に露光量を調整したマスクでハーフトー
ン露光を施す工程と、第1の半導体層および第2の半導
体層を島状に形成する工程と、金属層をソース・ドレイ
ン電極に分離パターニングし、チャネルエッチングを行
う工程と、ソース・ドレイン電極およびチャネルを覆う
パッシベーション膜を形成する工程とを含むことを特徴
とする。
【0029】本発明に従えば、薄膜トランジスタを含む
TFTアクティブマトリクス回路は、ゲート電極膜のパ
ターニング、絶縁膜、2つの半導体層および金属層の積
層、ハーフトーン露光、島状パターニング、分離エッチ
ングおよびパッシベーション膜の形成を順次行って製造
する。ゲート電極膜のパターニングでは、電気絶縁性基
板上にゲート電極膜を成膜し、フォトマスクを用いてパ
ターニングする。その上に、ゲート絶縁膜、チャネル領
域となる第1の半導体層、オーミックコンタクト層とな
る第2の半導体層、ソース・ドレイン電極となる金属層
を順次積層する。金属層の表面にレジスト層を形成し、
露光量を調整したマスクでハーフトーン露光を施し、第
1の半導体層および第2の半導体層を島状に形成し、ソ
ース・ドレイン電極の分離パターニングおよびチャネル
エッチングを行い、これらをパッシベーション膜で成膜
して覆う。このように、TFTアクティブマトリクス回
路の製造の際には、ゲート電極膜をパターニングする工
程と、ハーフトーン露光により島状形成して分離エッチ
ングする工程の2つの工程で各1枚のフォトマスクを使
用し、さらにゲート電極とオーバーラップさせる画素電
極の形成の際に1枚のフォトマスクを使用する。したが
って、全部で3枚のフォトマスクを使用するだけで、画
素電極とTFT素子とを立体的にオーバーラップさせて
高開口率を得ることができるTFTアクティブマトリク
ス基板を製造することができる。
【0030】また本発明は、前記画素電極の形成後に、
残存している撥水性樹脂層を除去することを特徴とす
る。
【0031】本発明に従えば、画素電極の形成後に、残
存している撥水性樹脂層を除去することによって撥水性
をなくすことができるので、液晶表示装置として形成す
る際に行う液晶配向制御のための配向膜の形成におい
て、配向膜の面内均一性を向上し、その後の配向処理の
信頼性を高めることができる。
【0032】また本発明は、前記電気絶縁性合成樹脂材
料として、アクリル系樹脂を使用し、前記撥水性樹脂層
は撥水性フッ素系樹脂によって形成し、前記画素電極は
塗布型透光性導電材料で形成することを特徴とする。
【0033】本発明に従えば、電気絶縁性合成樹脂材料
としてアクリル系樹脂を用いてマトリクス基板の表面に
平坦化な電気絶縁膜を形成し、その上に撥水性フッ素系
樹脂を用いて撥水性樹脂層を形成し、その上にレジスト
層を形成するので、レジスト層をハーフトーン露光によ
って多段階にパターニングすることで電気絶縁膜および
撥水性樹脂層を一括パターニングすることができる。こ
のパターニングによって電気絶縁膜上の撥水性樹脂層は
画素電極形成領域以外に残存し、透光性導電材料を画素
電極形成領域のコンタクトホール内表面および凹所領域
のみに塗布することができるので、フォトマスクを用い
ることなく精度よく画素電極を形成することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1〜図7の(a)〜(s)に、
本発明の実施の一形態としての高開口率アクティブマト
リクス基板の製造方法の概要を示す。本実施形態におい
ても、図10〜図15と同様に、ゲート電極とソース電
極とが交差するG−S交差部、TFT素子部、画素部お
よび端子部を並べた模式的な断面構成で示す。
【0035】図1(a)は、ガラス基板1上にゲート電
極膜2を成膜した状態を示す断面図である。ゲート電極
膜2は、スパッタリング法などによって、クロム、アル
ミニウム、タンタルなどの金属膜として形成する。
【0036】図1(b)は、ゲート電極膜2上にフォト
レジストを均一に塗布した後、1枚目のフォトマスクを
用いて、レジストパターン3を形成した状態を示す。
【0037】図1(c)は、レジストパターン3を用い
たエッチングにより、ゲート電極膜2をパターニングし
た状態を示す。
【0038】図2(d)は、レジストパターン3を除去
した後、ゲート絶縁膜4、第1半導体層5および第2半
導体層6の3層を連続積層成膜した後、さらにソース・
ドレイン電極膜7をプラズマCVD法やスパッタリング
法などで連続して積層成膜した状態を示す。ゲート絶縁
膜4は、たとえば窒化シリコン(SiNx)膜などで形
成する。第1半導体層5は、アモルファスシリコン(a
−Si)膜で形成する。第2半導体層6は、n型不純物
を高濃度にドープしたシリコン(n+−Si)膜で形成
する。ソース・ドレイン電極膜7は、クロム、アルミニ
ウム、タンタルなどの金属で形成する。
【0039】図2(e)は、全面にフォトレジストを塗
布した後、2枚目のフォトマスクとしてスリットマスク
などを用いて露光量を調整してハーフトーン露光を行
い、1回のレジスト塗布、露光、現像で複数段階の厚さ
を有するレジストパターン8を形成した状態を示す。レ
ジストパターン8は、画素部および端子部には形成しな
い。TFT素子部のチャネル部5aに相当する部分は薄
肉部8aとして形成する。その他の部分は厚く形成す
る。すなわち、その他の部分は所定の厚みである第1の
厚み以上で形成し、薄肉部8aは第1の厚みより薄い第
2の厚みとして形成する。
【0040】図2(f)は、レジストパターン8に覆わ
れていない部分の第1半導体層5および第2半導体層6
の2層と、ソース・ドレイン電極膜7とを全てエッチン
グにより除去した状態を示す。
【0041】図3(g)は、図2(f)において残存し
ているレジストパターン8の全体の厚みをアッシングに
より減少させることで、薄肉部8aに対応するチャネル
部5aの位置でソース・ドレイン電極膜7の表面を露出
させた状態を示す。
【0042】図3(h)は、残存するレジストパターン
8を利用して、ソース・ドレイン電極分離およびチャネ
ルエッチングを行った状態を示す。チャネル部5aで
は、第1半導体層5の厚みが調整され、第2半導体層6
およびソース・ドレイン電極膜7は除去される。
【0043】図3(i)は、レジストパターン8を除去
した状態を示す。図4(j)は、基板の全面にパッシベ
ーション膜9を形成した状態を示す。パッシベーション
膜9は、窒化シリコン(SiNx)などによる保護膜で
あり、CVD法やスパッタリング法などによって形成す
る。
【0044】図4(k)は、パッシベーション膜9の上
に電気絶縁性合成樹脂材料、たとえばアクリル系樹脂を
塗布した後、表面を平坦化し、表面が平坦化した電気絶
縁膜であるアクリル系樹脂膜10を形成した状態を示
す。
【0045】図4(l)は、アクリル系樹脂膜10を、
80〜100℃の温度でプリベークした後、その上にフ
ッ素系樹脂を塗布することにより撥水性樹脂層11を形
成し、さらにその上にフォトレジストを塗布することに
よりフォトレジスト層12を形成した状態を示す。
【0046】図5(m)は、3枚目のフォトマスクとし
てスリットマスクなどを用いて露光量を調整し、フォト
レジスト層12のハーフトーン露光を行い、1回の露
光、現像で多段階のパターン形状にパターニングした状
態を示す。ハーフトーン露光においてフォトレジスト層
12は、画素電極形成領域の予め定めるコンタクトホー
ル領域12bで未硬化となり、コンタクトホール領域1
2bを除く画素電極形成領域である凹所12aで部分的
に硬化し、これら以外の領域で硬化するように露光/現
像される。
【0047】図5(n)は、フォトレジスト層12の第
1のレジストパターンをマスクとしてアクリル系樹脂膜
10およびパッシベーション膜9をエッチングし、アク
リル系樹脂膜10の表面からドレイン電極部分までの貫
通孔であるコンタクトホール10bを形成した状態を示
す。このとき、端子部ではパッシベーション膜9および
ゲート絶縁膜4などが除去され、ゲート電極および図示
しないソース電極までの貫通孔であるコンタクトホール
10cが形成され、ゲート電極膜2および図示しないソ
ース電極膜が露出する。この際、撥水性樹脂層11の膜
厚は薄いので、リフトオフと同様のプロセスによって、
コンタクトホール10bおよび10cの部分の撥水性樹
脂層11が除去される。
【0048】図5(o)は、フォトレジスト層12の全
体的な厚みをアッシングにより減少させ、第2のレジス
トパターンを形成した状態を示す。
【0049】図6(p)は、フォトレジスト層12の第
2のレジストパターンをマスクとして撥水性樹脂層11
をエッチングし、画素電極形成領域のアクリル系樹脂膜
10にコンタクトホールに連なる凹所領域10aを形成
した状態を示す。
【0050】図6(q)は、図6(p)において残存し
ている不要なフォトレジスト層12を除去した状態を示
す。
【0051】図6(r)は、塗布型透明導電材をスピン
コートなどにより塗布して塗布型透明導電膜13を形成
した状態を示す。塗布型透明導電膜13は、アクリル系
樹脂膜10の凹所領域10aの表面と、コンタクトホー
ル10bおよび10cの内表面を覆う。撥水性樹脂層1
1はその撥水性によって塗布型透明導電材を弾くので、
塗布型透明導電膜13は撥水性樹脂層11が残存してい
る部分には形成されない。その後、200〜250℃で
焼成することにより画素電極13aを形成する。なお、
画素電極13aを形成する塗布型透明導電膜13は、酸
化インジウム錫(ITO)などによって形成することが
できる。本実施形態では、ITOなどの塗布型透明導電
材を塗布して画素電極を形成するので、プラズマCVD
法やスパッタリング法などの真空成膜法を用いなくても
画素電極を形成することができ、製造コストの低減を図
ることができる。
【0052】図7(s)は、画素電極13aを形成した
後、残存する撥水性樹脂層11をアッシングなどにより
除去した状態を示す。これによって、高開口率アクティ
ブマトリクス基板14が形成される。
【0053】以上のように、本実施形態の高開口率アク
ティブマトリクス基板14の製造工程では、(b)、
(e)および(m)の3つの工程でフォトマスクを使用
しているので、合計3枚のフォトマスクでTFTアレイ
基板を製造することが可能となる。すなわち、ソース・
ドレイン電極膜7およびゲート電極膜2と、画素電極1
3aとなる塗布型透明導電膜13とを立体的にオーバー
ラップさせる構造を有し、高開口率で高輝度を実現する
ことができるTFTアレイ基板を、従来の製造プロセス
に比べて非常に少ないマスク枚数である3枚のフォトマ
スクで製造することが可能となる。
【0054】図8は、本実施形態で高開口率アクティブ
マトリクス基板14を製造する際に、2枚目および3枚
目のフォトマスクとして用いるハーフトーン露光が可能
なマスク15の基本的な構成を示す断面図である。マス
ク15は、透過部15A、遮光部15Bおよびメッシュ
部15Cを備える。一般のフォトマスクでは、透過部1
5Aのように光の透過量が100%を目標に形成する部
分と、遮光部15Bのように光の透過量が0%を目標に
形成する部分とを備える。本実施形態に用いるマスク1
5では、さらに透過光量が透過部15Aと遮光部15B
との中間となるメッシュ部15Cを形成する。メッシュ
部15Cは、たとえば使用する光の分解能よりも間隔が
小さいメッシュパターンやスリットパターンを用いて形
成する。マスク15を用いて露光すると、マスク15の
各部分の透過光量の違いによって、レジスト厚みが変化
する。たとえばポジ型のレジストを使用すると、透過部
15Aに対応する部分ではレジスト厚みが零で、遮光部
15Bに対応する部分ではレジスト厚みが最大で、メッ
シュ部15Cに対応する部分では透過光量に比例したレ
ジスト厚みとなるレジストパターン16を得ることがで
きる。
【0055】液晶表示装置の製造に関連して撥水性の樹
脂を用いる考え方は、たとえばカラーフィルタの製造に
関連して、特開平8−179113号公報や特開平8−
292313号公報に開示されている。本実施形態で
は、画素電極の形成の際に、図8に示すようなハーフト
ーン露光用のマスク15とともに、撥水性樹脂層11を
利用する。ハーフトーン露光と撥水性樹脂とを用いるこ
とで、より簡単に画素電極を形成することができる。こ
のような画素電極形成の考え方は、単純マトリクス型液
晶表示装置用のマトリクス基板の製造にも適用すること
ができる。
【0056】図9は、図10〜図15で示した従来の高
開口率アクティブマトリクス基板34の製造工程におい
て用いる5枚のフォトマスクの使用状態と、本実施形態
による高開口率アクティブマトリクス基板14の製造工
程において用いる3枚のフォトマスクの使用状態とを対
比して示す図である。本実施形態においても、ゲート電
極膜のパターニングの際には、従来と同様に、1枚目の
フォトマスクを使用する。従来方法における2枚目のフ
ォトマスクによるTFT素子部の島状パターニングと、
3枚目のフォトマスクによるソース・ドレイン電極分離
およびチャネルエッチングとは、本実施形態では、ハー
フトーン露光を利用して2枚目のフォトマスク1枚で行
う。また、画素電極形成領域を形成する際には、従来方
法では、4枚目のフォトマスクによってコンタクトホー
ル形成のための感光性アクリル系樹脂膜31のパターニ
ングを行い、5枚目のフォトマスクによって画素電極膜
のパターニングを行う。一方、本実施形態では、撥水性
樹脂を用い、ハーフトーン露光を利用して3枚目のフォ
トマスク1枚でアクリル系樹脂膜のパターニングを行う
だけでよい。
【0057】なお、図6(r)に示すように、撥水性樹
脂層11がアクリル系樹脂膜10の表面に残存している
状態でも液晶表示装置を形成することは可能であるが、
図6(s)に示すように撥水性樹脂層11を除去すれ
ば、液晶配向制御のための配向膜形成の際に撥水性がな
いことで配向膜の面内均一性が向上し、液晶配向処理の
点で非常に有利となる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、露光量を
調整したハーフトーン露光を利用することにより、電気
絶縁膜に1回の露光/現像工程でコンタクトホールおよ
び画素電極領域(凹所領域)を形成することができる。
また、撥水性樹脂を利用して電気絶縁膜のコンタクトホ
ール内表面および凹所領域のみに導電材料を塗布するこ
とにより、画素電極とコンタクトホール通電部とを形成
することができる。これによって、コンタクトホール加
工と画素電極パターニングとを1枚のフォトマスクで行
うことが可能となるため、フォトマスクの使用枚数を削
減することができる。また、ハーフトーン露光を用いる
ことで、TFTアクティブマトリクス回路を2枚のフォ
トマスクで製造することができるので、画素電極の形成
の工程を含めて、全部で3枚のフォトマスクを使用する
だけで、TFT素子と画素電極とを立体的にオーバーラ
ップさせた高開口率TFTアクティブマトリクス基板を
得ることができる。したがって、液晶表示装置の生産
性、製造歩留まりの向上およびコストダウンが可能とな
る液晶用マトリクス基板の製造方法を提供することがで
きる。
【0059】また本発明によれば、画素電極の形成後に
残存している撥水性樹脂層を除去することによって撥水
性をなくすことができるので、配向膜の面内均一性を向
上し、液晶配向処理の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造過程を示す簡略化した断
面図である。
【図2】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造過程を示す簡略化した断
面図である。
【図3】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造過程を示す簡略化した断
面図である。
【図4】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造過程を示す簡略化した断
面図である。
【図5】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造過程を示す簡略化した断
面図である。
【図6】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造過程を示す簡略化した断
面図である。
【図7】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造過程を示す簡略化した断
面図である。
【図8】本発明の実施の一形態で用いるハーフトーン露
光用のマスク15の簡略化した断面形状と、対応する透
過光量および生成されるレジストパターン形状を示す図
である。
【図9】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造工程で用いるフォトマス
クの使用状態と、従来の高開口率アクティブマトリクス
基板34の製造工程で用いるフォトマスクの使用状態と
を対比して示す図である。
【図10】従来の高開口率アクティブマトリクス基板3
4の製造過程を示す簡略化した断面図である。
【図11】従来の高開口率アクティブマトリクス基板3
4の製造過程を示す簡略化した断面図である。
【図12】従来の高開口率アクティブマトリクス基板3
4の製造過程を示す簡略化した断面図である。
【図13】従来の高開口率アクティブマトリクス基板3
4の製造過程を示す簡略化した断面図である。
【図14】従来の高開口率アクティブマトリクス基板3
4の製造過程を示す簡略化した断面図である。
【図15】従来の高開口率アクティブマトリクス基板3
4の製造過程を示す簡略化した断面図である。
【符号の説明】
1,21 ガラス基板 2,22 ゲート電極膜 3,8,16,23,27,29 レジストパターン 4,24 ゲート絶縁膜 5,25 第1半導体層 5a チャネル部 6,26 第2半導体層 7,28 ソース・ドレイン電極膜 8a 薄肉部 9,30 パッシベーション膜 10 アクリル系樹脂膜 10a 凹所領域 10b,10c コンタクトホール 11 撥水性樹脂層 12,32 フォトレジスト層 12a 凹所 12b,12c コンタクトホール領域 13,32 塗布型透明導電膜 13a 画素電極 14 高開口率アクティブマトリクス基板(本発明) 15 マスク 15A 透過部 15B 遮光部 15C メッシュ部 31 感光性アクリル系樹脂膜 34 高開口率アクティブマトリクス基板(従来)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/336 H01L 29/78 612D 29/786 627C (72)発明者 吉良 徹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H090 HA03 HA05 HB06X HB13X HC05 HC11 HD03 LA01 LA04 2H092 GA29 HA03 JA24 JA29 JA46 JA47 KB13 KB22 KB24 MA10 MA12 MA14 MA15 MA16 NA27 PA01 5F110 AA16 BB01 CC07 DD02 EE03 EE04 EE44 FF03 FF28 FF30 GG02 GG15 GG43 GG45 HK03 HK04 HK09 HK21 HK25 HK33 HK35 HL07 HL14 HL21 HL22 NN03 NN24 NN27 NN34 NN35 QQ01 QQ02 QQ09 QQ19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶セルを形成するためのマトリクス回
    路が電気絶縁性基板上に形成される液晶用マトリクス基
    板の製造方法において、 マトリクス回路が形成された電気絶縁性基板上に電気絶
    縁性合成樹脂材料を塗布して表面が平坦な電気絶縁膜を
    形成する工程と、 電気絶縁膜の表面に撥水性樹脂層を形成する工程と、 撥水性樹脂層上にレジスト層を形成し、レジスト層に、
    予め定めるコンタクトホール領域で未硬化となり、該コ
    ンタクトホール領域を除く画素電極形成領域で部分的に
    硬化し、これら以外の領域で硬化するように露光量を調
    整したマスクでハーフトーン露光を施す工程と、 パターニングされたレジスト層をマスクとしてエッチン
    グして、コンタクトホール領域の電気絶縁膜にマトリク
    ス回路に達するコンタクトホールと、コンタクトホール
    領域を除く画素電極形成領域で撥水性樹脂層を除去して
    コンタクトホールに連なる凹所領域とが形成されるよう
    にパターニングする工程と、 パターニングされた撥水性樹脂層および電気絶縁膜上に
    導電材料を塗布して、コンタクトホール内表面および凹
    所領域に画素電極を形成する工程とを含むことを特徴と
    する液晶用マトリクス基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記マトリクス回路は、薄膜トランジス
    タを含むTFTアクティブマトリクス回路であり、 該TFTアクティブマトリクス回路の製造工程は、 前記電気絶縁性基板上に成膜したゲート電極膜をパター
    ニングする工程と、 ゲート絶縁膜、チャネル領域となる第1の半導体層、オ
    ーミックコンタクト層となる第2の半導体層、ソース・
    ドレイン電極となる金属層を順次積層する工程と、 金属層の表面にレジスト層を形成し、レジスト層に露光
    量を調整したマスクでハーフトーン露光を施す工程と、 第1の半導体層および第2の半導体層を島状に形成する
    工程と、 金属層をソース・ドレイン電極に分離パターニングし、
    チャネルエッチングを行う工程と、 ソース・ドレイン電極およびチャネルを覆うパッシベー
    ション膜を形成する工程とを含むことを特徴とする請求
    項1記載の液晶用マトリクス基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記画素電極の形成後に、残存している
    撥水性樹脂層を除去することを特徴とする請求項1また
    は2記載の液晶用マトリクス基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記電気絶縁性合成樹脂材料として、ア
    クリル系樹脂を使用し、 前記撥水性樹脂層は撥水性フッ素系樹脂によって形成
    し、 前記画素電極は塗布型透光性導電材料で形成することを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶用マト
    リクス基板の製造方法。
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