JP2002098995A - 液晶用マトリクス基板の製造方法 - Google Patents

液晶用マトリクス基板の製造方法

Info

Publication number
JP2002098995A
JP2002098995A JP2000290731A JP2000290731A JP2002098995A JP 2002098995 A JP2002098995 A JP 2002098995A JP 2000290731 A JP2000290731 A JP 2000290731A JP 2000290731 A JP2000290731 A JP 2000290731A JP 2002098995 A JP2002098995 A JP 2002098995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
resist pattern
liquid crystal
matrix substrate
contact hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000290731A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Kiyouho
昌則 享保
Tatsushi Yamamoto
達志 山本
Toru Kira
徹 吉良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000290731A priority Critical patent/JP2002098995A/ja
Publication of JP2002098995A publication Critical patent/JP2002098995A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高開口率の液晶表示装置を、少ないフォトマ
スクを使用して製造する。 【解決手段】 TFTアクティブマトリクス基板として
の主要部分を形成した後に、表面に感光性アクリル系樹
脂膜10を塗布して平坦化する。フォトマスク層11を
塗布し、ハーフトーン露光を利用し、コンタクトホール
位置11bで感光性アクリル系樹脂膜10が露出するよ
うに現像し、第1のレジストパターンを得て、感光性ア
クリル系樹脂膜10をパターニングし、コンタクトホー
ルをドレイン電極まで貫通させる。第1のレジストパタ
ーンをアッシングすると、(p)に示すように、コンタ
クトホール位置11bの周囲でもホトレジスト層11が
除去される。(q)に示すように、全面に透明導電体層
12を形成する。ホトレジスト層11を除去すると、リ
フトオフで余分な透明導電体層12も除去され、画素電
極12aを形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置を形
成するための液晶用マトリクス基板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、液晶表示装置では、Thin Fi
lm TransistorからTFTと略称される薄膜トランジス
タをスイッチング素子に用いるアクティブマトリクス型
液晶表示装置が広く用いられている。TFTをスイッチ
ング素子とするアクティブマトリクス型液晶表示装置で
は、透明なガラス基板の表面に、TFTアクティブマト
リクス回路を形成したTFTアレイ基板を使用する。T
FTアレイ基板は、何枚ものフォトマスクを用い、フォ
トリソグラフィのプロセスによる微細パターニングを繰
返すことによって、製造されている。液晶表示装置の生
産性および製造歩留まりの向上や、コストダウンを図る
観点からは、フォトマスクの使用数の削減、つまりはフ
ォトリソグラフィプロセスの削減が検討されてきてい
る。
【0003】TFTアクティブマトリクス型液晶表示装
置の低消費電力化および高輝度化を図る上では、液晶セ
ルの光透過率を大きく改善するために、TFTアレイ基
板の開口率を向上させることが必要である。開口率の向
上の手法としては、液晶セルに電界を与えるための画素
電極を平坦な保護膜上に形成し、ゲート電極と画素電極
とを立体的にオーバーラップさせる方法が知られてい
る。この方法では、80%を超える高開口率が実現され
ている。このような高開口率アクティブマトリクス基板
の製造プロセスは、走査用のゲート電極配線とデータ用
のソース電極配線とが交差するG−S交差部、スイッチ
ング素子であるTFT素子部、画素部および周辺回路に
設けられる端子部を並べた模式的な断面構成部分に対し
て、図9(a)〜図14(p)に示すように行われる。
【0004】先ず、図9(a)は、ガラス基板21の表
面全体にゲート電極膜22を成膜している状態を示す。
ゲート電極膜22は、スパッタリング法などによって、
クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、タンタル(T
a)等の金属膜として形成する。次にゲート電極膜22
の上に、フォトレジストを均一に塗布し、1枚目のフォ
トマスクを用いて図9(b)に示すようなレジストパタ
ーン23を形成する。次にレジストパターン23を利用
してエッチングを行い、図9(c)に示すようにゲート
電極膜22をパターニングする。
【0005】次に図10(d)に示すように、ゲート絶
縁膜24、第1半導体層25、第2半導体層26の3層
をプラズマCVD法やスパッタリング法などで、連続積
層成膜する。ゲート絶縁膜24は、たとえば窒化シリコ
ン(SiNx)膜などで形成される。第1半導体層25
は、アモルファス−シリコン(A−Si)膜で形成され
る。第2半導体層26は、n型不純物を高濃度にドープ
したシリコン(n+−Si)膜で形成される。
【0006】次にフォトレジストを全体に塗布し、2枚
目のフォトマスクを用いて図10(e)に示すレジスト
パターン27を形成する。レジストパターン27が形成
されるのは、G−S交差部とTFT素子部とであり、画
素部や端子部には形成されない。レジストパターン27
を用いてエッチングを行うと、図10(f)に示すよう
に、第1半導体層25および第2半導体層26の2層が
島状にパターニングされる。
【0007】次にレジストパターン27を除去し、図1
1(g)に示すように、全面にソース・ドレイン電極膜
28を成膜する。ソース・ドレイン電極膜28は、スパ
ッタリング法等によって、クロム、アルミニウム、タン
タルなどの金属膜を形成する。その後、一旦全面にフォ
トレジストを塗布し、3枚目のフォトマスクを用いて、
図11(h)に示すようなレジストパターン29を形成
する。レジストパターン29は、G−S交差部とTFT
素子部とに形成されるけれども、TFT素子部ではチャ
ネル部分には形成されない。次にエッチングを行い、図
11(i)に示すように、チャネル部分にはレジストパ
ターン29が形成されていないので、ソース・ドレイン
電極膜28および第2半導体層26が除去され、ソース
・ドレイン電極分離パターニングが行われる。さらに第
1半導体層25も部分的にエッチングされ、チャネル部
の厚みを調整するチャネルエッチング加工が行われる。
【0008】図12(j)は、図11(i)でソース・
ドレイン電極分離パターニングおよびチャネルエッチン
グ加工が行われた後、レジストパターン29を除去した
状態を示す。次に、図12(k)に示すように、パッシ
ベーション膜30をスパッタリング法などによって全面
に形成する。パッシベーション膜30は、たとえば窒化
シリコン(SiNx)などの保護膜である。さらに図1
2(l)に示すように、感光性アクリル系樹脂膜31を
平坦化のために塗布する。
【0009】次に、4枚目のフォトマスクを用いて、図
13(m)に示すように、感光性アクリル系樹脂膜31
をパターニングする。このパターニングでは、感光性ア
クリル系樹脂膜31に部分的にパッシベーション膜30
に達する貫通孔を形成する。パターニングした感光性ア
クリル系樹脂膜31をマスクとしてパッシベーション膜
30を図13(n)に示すようにエッチングすると、感
光性アクリル系樹脂膜31の表面から、ソース・ドレイ
ン電極膜28のうちでソース電極と分離したドレイン電
極に達するコンタクトホールが形成される。次に全面に
透明導電膜32をスパッタリング法などによって形成す
ると、図13(o)に示すようになる。透明導電膜32
は、酸化インジウム錫(ITO)や酸化錫(SnO2
を用いる。
【0010】図14(p)は、図13(o)で感光性ア
クリル系樹脂膜31の表面全体に形成した透明導電膜3
2を、5枚目のフォトマスクを用いてパターニングし、
画素電極33を形成している状態を示す。画素電極33
は、TFT素子部では感光性アクリル系樹脂膜31で立
体的にオーバーラップして形成させることができるの
で、高開口率アクティブマトリクス基板34が形成され
る。
【0011】以上述べた高開口率アクティブマトリクス
基板34の製造工程では、(b),(e),(h),
(m)および(p)の各工程で合計5枚のフォトマスク
を使用する。このため、プロセス時間の長時間化や製造
歩留まりの低下の要因となっている。アクティブマトリ
クス基板の製造工程で、フォトマスクの使用数を減少さ
せることに関する先行技術としては、たとえば特開平5
−303111号公報を挙げることができる。この先行
技術では、基板上に先ず透明導電膜を形成する。透明導
電膜は、画素電極としてばかりではなく、ゲート電極の
下地層としても利用する。ゲート電極は、透明導電膜の
上に電解メッキを施して形成する。特開2000−20
6571号公報には、厚さが異なるレジストパターンを
形成して、図10(e)から図11(i)に示す工程
を、1枚のフォトマスクを利用して行う考え方が示され
ている。厚さが異なるレジストパターンは、特開昭61
−181130号公報に示されているように、露光量を
変えて形成する。特開昭61−181130号公報で
は、段差がある部分でも高精度なパターンを形成するた
めに、露光量を変えてレジスト膜パターンを形成してい
る。特開2000−206571号公報では、厚みが異
なる部分を利用して2段階のエッチングを行い、フォト
マスクの使用数を1枚減少させることを可能にしてい
る。同様の考え方は、C.W.Kim et al.によってSid 2000
Digest第1006〜1009頁に「A NovelFour-Mask-
Count Process Architecture for TFT-LCDs」や、月刊F
PDintelligenceの1995年5月号の第31頁〜35頁
に記載されている「三国電子 IPS TFT−LCD
を2PEPで製造するプロセスを考案−TFTチャネル
部分をハーフトーン露光」という技術報告にも示されて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
高開口率アクティブマトリクス基板34の製造プロセス
では、合計5枚のフォトマスクが必要であり、プロセス
時間の長時間化や製造歩留まりの低下の要因となってい
る。特開平5−303111号公報に開示されている先
行技術では、ゲート電極を、画素電極用と同時に成膜す
るITO透明電極膜を下地とする電界メッキで形成し、
フォトプロセスを用いることなくゲート電極膜のパター
ニングを行って、TFTアレイ製造工程に用いられるフ
ォトマスクの数を低減している。しかしながら、それで
も5枚のフォトマスクが必要であり、プロセス時間の長
時間化や製造歩留まりの低下の要因となっている。さら
に、TFTアレイ基板上への電解メッキによるゲート電
極形成の下地膜としてITO透明電極膜を用いているの
で、ゲート電極と画素電極とをオーバーラップさせるこ
とができず、開口率が低下してしまう。また、電解メッ
キによるゲート電極の作製時には、電位降下による膜厚
の不均一性が非常に大きくなりやすく、特に大型基板で
は膜厚の均一性を保つことが難しくなる。
【0013】特開2000−206571号公報に示さ
れているような厚さを変えたレジストパターンを用いる
方法では、TFT素子部を形成する際に1枚のフォトマ
スクを低減することが可能となるだけであり、しかもI
PS(In Plane Switching)モードのTFTアクティブ
マトリクス型液晶表示装置について主として説明されて
いるだけである。ゲート電極と画素電極とを立体的にオ
ーバーラップさせ、開口率を高めたTFT基板でフォト
マスクの使用数をさらに低減する可能性については示さ
れていない。
【0014】本発明の目的は、TFTアクティブマトリ
クス基板などで製造工程で用いるフォトマスクの使用数
を低減することができる液晶用マトリクス基板の製造方
法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の液晶セ
ルを形成するためのマトリクス回路が電気絶縁性基板上
に形成される液晶用マトリクス基板の製造方法におい
て、電気絶縁性基板上に、電気絶縁性合成樹脂材料を塗
布して、表面が平坦な電気絶縁膜を形成し、該電気絶縁
膜の表面に、フォトレジスト層を形成し、該フォトレジ
スト層を、予め定められる画素電極形成領域を除いて硬
化し、該画素電極領域の予め定めるコンタクトホール位
置で未硬化となり、該コンタクトホール位置を除く該画
素電極領域で部分的に硬化するように、露光量を調整し
たマスクでハーフトーン露光し、該フォトレジスト層を
現像して、該コンタクトホール位置で該フォトレジスト
層が除去され、該画素電極形成領域での層厚が他の部分
よりも薄くなっている第1のレジストパターンを形成
し、該第1のレジストパターンをマスクに用いて、該電
気絶縁膜のコンタクトホール位置に、マトリクス回路に
達する貫通孔を形成するパターニングを行い、該第1の
レジストパターンの層厚を全体的に減少させて、該画素
電極形成領域からフォトレジスト層を除去して第2のレ
ジストパターンを形成し、該電気絶縁膜の平坦な表面
に、該第2のレジストパターンが形成されている状態
で、該電気絶縁膜の全表面を覆うように透明導電材によ
る被膜を形成し、該第2のレジストパターンを除去する
ことによって、該第2のレジストパターン上に形成され
ている透明導電材被膜もリフトオフによって除去し、該
電気絶縁膜の平坦な表面に残留する透明導電材被膜によ
って画素電極を形成することを特徴とする液晶用マトリ
クス基板の製造方法である。
【0016】本発明に従えば、複数の液晶セルを形成す
るためのマトリクス回路が電気絶縁性基板上に形成され
る液晶用マトリクス基板は、電気絶縁膜の形成、および
フォトレジスト層の形成を順次行って製造する。フォト
レジスト層には、ハーフトーン露光で硬化の程度を変え
て、現像によって層厚の異なる部分を形成する。まず、
コンタクトホール位置でレジスト層が除去される第1の
レジストパターンを用いて、電気絶縁膜をパターニング
すると、コンタクトホール位置の電気絶縁膜にマトリク
ス回路に達する貫通孔が形成される。第1のレジストパ
ターンの層厚をを全体的に減少させて、該電極形成領域
からフォトレジスト層を除去して第2のレジストパター
ンを形成し、該電気絶縁膜の全表面を覆うように透明導
電材による被膜を形成すると、コンタクトホール位置の
貫通孔にも透明導電材が充填される。コンタクトホール
位置に連なる画素電極形成領域を除く部分には、フォト
レジスト層の第2のレジストパターンが残留し、透明導
電材被膜はその表面に形成される。第2のレジストパタ
ーンのフォトレジスト層を除去すると、その表面に形成
されている透明導電材被膜もリフトオフによって除去さ
れ、画素電極形成領域とコンタクトホール位置の貫通孔
とに、透明導電材被膜を残留させて、電気絶縁膜の表面
にコンタクトホールを介してマトリクス回路に導通する
画素電極を形成することができる。コンタクトホール位
置の電気絶縁膜に貫通孔を形成するための第1のレジス
トパターンと、電気絶縁膜の表面で画素電極をパターニ
ングするための第2のレジストパターンとを、ハーフト
ーン露光を利用し、1枚のフォトマスクを用いて形成す
ることができるので、フォトマスクの使用枚数を削減す
ることができる。
【0017】また本発明で前記マトリクス回路は、複数
の薄膜トランジスタを含むTFTアクティブマトリクス
回路であり、該TFTアクティブマトリクス回路の製造
工程は、前記電気絶縁性基板上にゲート電極材料で成膜
し、パターニングするゲート電極膜パターニング工程
と、ゲート絶縁膜、チャネル領域となる第1の半導体
層、オーミックコンタクト層となる第2の半導体層、さ
らにはソース・ドレイン電極となる金属層を順次積層す
る積層工程と、露光量を調整したハーフトーン露光によ
って、第1の半導体層および第2の半導体層を島状に形
成し、ソース・ドレイン電極のパターニングおよびチャ
ネルエッチングを行う分離エッチング工程と、分離エッ
チング工程後に、パッシベーション膜を成膜して覆うパ
ッシベーション工程とを含むことを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、複数の薄膜トランジスタ
を含むTFTアクティブマトリクス回路を形成する際
に、TFTアクティブマトリクス回路を、ゲート電極膜
パターニング工程、分離エッチング工程およびパッシベ
ーション工程を含む製造工程で製造する。ゲート電極膜
パターニング工程では、電気絶縁性基板上にゲート電極
材料で成膜しパターニングする。積層工程では、ゲート
絶縁膜、チャネル領域となる第1の半導体層、オーミッ
クコンタクト層となる第2の半導体層、さらにはソース
・ドレイン電極となる金属層を順次積層する。分離エッ
チング工程では、露光量を調整したハーフトーン露光に
よって、第1の半導体層および第2の半導体層を島状に
形成し、ソース・ドレイン電極のパターニングおよびチ
ャネルエッチングを行う。パッシベーション工程では、
分離エッチング工程後に、パッシベーション膜を成膜し
て覆う。TFTアクティブマトリクス回路の製造の際に
は、ゲート電極膜パターニング工程と、分離エッチング
工程とでそれぞれフォトマスクを使用し、さらにゲート
電極とオーバーラップさせる画素電極の形成の際に1枚
のフォトマスクを使用するので、全部で3枚のフォトマ
スクを使用するだけで画素電極とゲート電極とを立体的
にオーバーラップさせて高開口率を得ることができるT
FTアクティブマトリクス基板を製造することができ
る。
【0019】また本発明は、前記電気絶縁性合成樹脂材
料として、感光性アクリル系樹脂を使用することを特徴
とする。
【0020】本発明に従えば、感光性アクリル系樹脂を
用いてマトリクス基板の表面に、表面が平坦な電気絶縁
膜を形成することができる。感光性アクリル系樹脂の露
光に第1のレジストパターンを用い、レジスト層が除去
されている部分を未硬化にして、下地のマトリクス回路
に達する貫通孔としてのコンタクトホールを容易に形成
することができる。
【0021】また本発明で、前記透明導電材による被膜
の形成は、スパッタリング、蒸着、または塗布によって
行うことを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、電気絶縁膜上に透明導電
材の被膜を、スパッタリングまたは蒸着で形成すること
ができるばかりではなく、塗布型透明導電材を用いて塗
布することによっても形成することができる。塗布によ
って透明導電材の被膜を形成すれば、スパッタリングま
たは蒸着で形成するときのような真空装置を使用する必
要をなくすことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1〜図6の(a)から(r)で
本発明の実施の一形態としての高開口率アクティブマト
リクス基板の概略的な構成とその製造方法の概要を示
す。本実施形態についても、図9〜図14と同様に、ゲ
ート電極とソース電極とが交差するG−S交差部分、T
FT素子部分、画素部分および端子部を並べた模式的な
断面構成について示す。
【0024】図1(a)は、ガラス基板1上にゲート電
極膜2を成膜した状態を示す。ゲート電極膜2は、スパ
ッタリング法等でクロム、アルミニウム、タンタル等の
金属膜を形成する。ゲート電極膜2上には、レジスト層
を塗布し、1枚目のフォトマスクを用いて、図1(b)
に示すようなレジストパターン3を形成する。さらにレ
ジストパターン3を用いたエッチングにより、図1
(c)に示すようにゲート電極膜2をパターニングす
る。
【0025】図2(d)は、ゲート絶縁膜4、第1半導
体層5および第2半導体層6を3層連続積層成膜し、さ
らにソース・ドレイン電極膜7をプラズマCVD法やス
パッタリング法などで連続して積層成膜する。ゲート絶
縁膜4は、たとえば窒化シリコン(SiNx)膜などで
形成する。第1半導体層5は、アモルファス−シリコン
(a−Si)膜で形成する。第2半導体層6は、n型不
純物を高濃度にドープしたn+−Si膜で形成する。ソ
ース・ドレイン電極膜7は、クロム、アルミニウム、タ
ンタル等の金属で形成する。さらに、全体にレジストを
塗布した後、スリットマスク等を用いて露光量を調整
し、1回のレジスト塗布で複数段階の厚さのレジストパ
ターン8を、図2(e)に示すように形成する。レジス
トパターン8は、画素部および端子部には形成しない
で、TFT素子部のチャネル部5aに相当する部分は薄
肉部8aとして形成する。その他の部分は厚く形成す
る。すなわち、その他の部分は第1の厚み以上であり、
薄肉部8aは第1の厚みより薄い第2の厚みとして形成
する。次に、図2(f)に示すように、レジストパター
ン8に覆われていない部分のゲート絶縁膜4、第1半導
体層5および第2半導体層6の3つの層と、ソース・ド
レイン電極膜7とを全てエッチングで除去する。
【0026】図3(g)は、図2(f)に示す残存して
いるレジストパターン8の全体をアッシングで厚みを減
少させ、薄肉部8aに対応するチャネル部5aの位置で
ソース・ドレイン電極膜7の表面が露出するようになっ
た状態を示す。次に残存するレジストパターン8を利用
して、図3(h)に示すようにソース・ドレイン電極分
離およびチャネルエッチングを行う。チャネル部5aで
は、第1半導体層5の厚みが調整され、第2半導体層6
およびソース・ドレイン電極膜7は消失する。ここでレ
ジストパターン8を除去すると、図3(i)に示す状態
になる。
【0027】次に図4(j)に示すように、基板の全面
にパッシベーション膜9を形成する。パッシベーション
膜9は、窒化シリコンなどによる保護膜であり、スパッ
タリング法等によって形成する。パッシベーション膜9
の上に感光性アクリル系樹脂を塗布すると、図4(k)
に示すように、表面が平坦化した電気絶縁膜である感光
性アクリル系樹脂膜10が得られる。感光性アクリル系
樹脂膜10を、80〜100℃の温度でプリベークし、
さらにその上部にフォトレジストを全面塗布してフォト
レジスト層11を形成した状態を図4(l)に示す。
【0028】次に、3枚目のフォトマスクとして、スリ
ットマスク等を用いて露光量を調整し、フォトレジスト
層11のハーフトーン露光を行い、1回のレジスト塗布
で2種類の厚さを有する第1のレジストパターンを形成
している状態を図5(m)に示す。フォトレジスト層1
1は、多段階の露光によって、画素電極が形成される領
域に対応する凹所11aで部分的に硬化し、コンタクト
ホール位置11bで未硬化となり、残余の部分で硬化す
る。フォトレジスト層11を現像すると、コンタクトホ
ール位置11bではフォトレジスト層11が消失し、凹
所11aでは厚みが残余の部分よりも薄くなる。
【0029】次に、図5(n)に示すように、フォトレ
ジスト層の第1のレジストパターンをマスクとして感光
性アクリル系樹脂10を露光し、ウェットエッチングな
どの現像処理を行うと、コンタクトホール位置11bで
は感光性アクリル系樹脂10が未硬化となり、ゲート電
極部分までの貫通孔であるコンタクトホールが形成され
る。図5(o)に示すように、感光性アクリル系樹脂1
0の現像処理によるエッチングでは、コンタクトホール
位置11bで、さらにパッシベーション膜9も除去され
て、ソース・ドレイン電極膜7が露出する。
【0030】図6(p)は、アッシングによって、図5
(o)に示す第1のレジストパターンのフォトレジスト
層11の全体的な厚さを減少させ、凹所11aでもフォ
トレジスト層11が消失している状態を示す。フォトレ
ジスト層11は、画素電極形成領域外に残存する第2の
レジストパターンに変化する。次に、残存するフォトレ
ジスト層11を含むマトリクス基板の全面に、透明導電
膜をスパッタリング法等によって形成すると、図6
(q)に示すように、透明導電膜12が残存するフォト
レジスト層11上を含めて感光性アクリル系樹脂膜10
上の全体に形成される。
【0031】図6(r)は、図6(q)に示す透明導電
膜12下のフォトレジスト層11を除去することによっ
て、リフトオフ法で画素電極12aの部分以外の透明導
電膜が除去され、TFTアレイ基板として、高開口率ア
クティブマトリクス基板14が形成されている状態を示
す。コンタクトホール内には、コンタクトホール通電部
12bが形成され、画素電極12aとドレイン電極とを
電気的に接続している。なお、画素電極12aおよびコ
ンタクトホール通電部12bなどを形成する透明導電膜
12は、酸化インジウム錫(ITO)や酸化錫(SnO
2)などによって形成することができる。
【0032】なお、透明導電膜12の形成は、スパッタ
リング法や蒸着法など、従来から行われている方法を用
いることができるばかりではなく、塗布法を用いること
もできる。塗布法では、塗布型の透明導電材を用いて塗
布し、加熱して硬化させて透明導電膜12を形成する。
【0033】以上のように本実施形態の高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造では、(b),(e)お
よび(m)の3つの工程でフォトマスクを使用している
ので、合計3枚のフォトマスクでTFTアレイを製造す
ることが可能となる。すなわち、ゲート電極膜2と画素
電極12aとなる透明導電膜12とを立体的にオーバー
ラップさせる構造を有し、高開口率で高輝度を実現する
ことができるTFTアレイを、従来の製造プロセスに比
べて非常に少ないマスク枚数である3枚のフォトマスク
で製造することが可能となる。
【0034】図7は、本実施形態で高開口率アクティブ
マトリクス基板14を製造する際に2枚目および3枚目
のフォトマスクとして用いるハーフトーン露光が可能な
マスク15の基本的な断面構成を示す。マスク15は、
透過部15A、遮光部15Bおよびメッシュ部15Cを
備える。一般のフォトマスクでは、透過部15Aのよう
に光の透過量が100%を目標に形成する部分と、遮光
部15Bのように、光の透過量が0%を目標に形成する
部分とを備える。本実施形態に用いるマスク15では、
さらに透過光量が透過部15Aと遮光部15Bとの中間
となるメッシュ部15Cを形成する。メッシュ部15C
は、たとえば間隔が使用する光の分解能よりも小さいメ
ッシュパターンやスリットパターンで形成する。マスク
15の透過光量の変化によって、たとえばポジ型のレジ
ストを使用すると、透過部15Aに対応する部分ではレ
ジスト厚みが零で、遮光部15Bに対応する部分でレジ
スト厚みが最大となり、メッシュ部15Cに対応する部
分では透過光量が多くなるとレジスト厚が減少するよう
なレジストパターン16が得られる。ネガ型のレジスト
を使用することもでき、その場合は透過光量が多くなる
とレジスト型が増加する。
【0035】本実施の形態の高開口率アクティブマトリ
クス基板14の製造では、図7に示すようなレジストパ
ターン16を、図2(e)および図5(m)に示すよう
に、レジストパターン8およびフォトレジスト層11の
厚さをそれぞれ2段階に変えて硬化させる2段階のパタ
ーニングを行っている。このような画素電極の形成の考
え方は、単純マトリクス型液晶表示装置用のマトリクス
基板の形成にも適用することができる。
【0036】図8は、図9〜図14で示した従来の5枚
のフォトマスクを利用する高開口率アクティブマトリク
ス基板34の製造工程と、本発明の高開口率アクティブ
マトリクス基板14の製造工程での3枚のフォトマスク
の使用とを対比して示す。本実施形態でも、1枚目のゲ
ート膜パターニングの際には、従来と同様のフォトマス
クを使用する。2枚目のフォトマスクは、従来では2枚
目のTFT素子部分の島状のパターニングと3枚目のソ
ース・ドレイン分離およびチャネルエッチングとを、ハ
ーフトーン露光を利用して1枚のフォトマスクで行う。
また、本実施形態の3枚目のフォトマスクでは、従来の
4枚目のコンタクトホール形成のための感光性アクリル
系樹脂膜31のパターニングと、5枚目のITO画素電
極膜パターニングとを、ハーフトーン露光を利用して3
枚目のフォトマスクでまとめて行うことができる。
【0037】また本実施形態では、図5(m)から図6
(r)に示すように、フォトマスク層11を用いて感光
性アクリル系樹脂膜(10)を露光し、端子部でもコン
タクトホールを形成することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液晶用マ
トリクス基板は、電気絶縁膜の形成、およびフォトレジ
スト層の形成を順次行って製造する際に、フォトレジス
ト層には、ハーフトーン露光で硬化の程度を変えて、現
像によって層厚の異なる部分を形成する。まず、コンタ
クトホール位置でレジスト層が除去される第1のレジス
トパターンをマスクとして用いて、電気絶縁膜をパター
ニングし、コンタクトホール位置にマトリクス回路に達
する貫通孔を形成する。第1のレジストパターンの層厚
を全体的に減少させて、画素電極形成領域からフォトレ
ジスト層を除去して第2のレジストパターンを形成し、
全表面を覆うように透明導電材による被膜を形成する
と、コンタクトホール位置の貫通孔にも透明導電材が充
填される。第2のレジストパターンのフォトレジスト層
を除去すると、その表面に形成されている透明導電材被
膜もリフトオフによって除去され、画素電極形成領域と
コンタクトホール位置の貫通孔とに、透明導電材被膜を
残留させて、電気絶縁膜の表面にコンタクトホールを介
してマトリクス回路に導通する画素電極を形成すること
ができる。ハーフトーン露光を利用し、第1および第2
のレジストパターンを1枚のフォトマスクを用いて形成
することができるので、フォトマスクの使用枚数を削減
することができる。
【0039】また本発明によれば、画素電極のオーバー
ラップも許容する高開口率アクティブマトリクス基板を
3枚のフォトマスクを利用するだけで形成することがで
きる。
【0040】また本発明によれば、電気絶縁性合成樹脂
材料として感光性アクリル系樹脂を使用するので、フォ
トマスクを使用して、コンタクトホールを容易に形成す
ることができる。
【0041】また本発明によれば、透明導電材の被膜
を、スパッタリングまたは蒸着で形成することができる
ばかりではなく、塗布型透明導電材を用いて塗布するこ
とによっても形成することができる。塗布によって透明
導電材の被膜を形成すれば、スパッタリングまたは蒸着
で形成するときのような真空装置を使用する必要をなく
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造過程を示す簡略化した断
面図である。
【図2】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造過程を示す簡略化した断
面図である。
【図3】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造過程を示す簡略化した断
面図である。
【図4】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造過程を示す簡略化した断
面図である。
【図5】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造過程を示す簡略化した断
面図である。
【図6】本発明の実施の一形態としての高開口率アクテ
ィブマトリクス基板14の製造過程を示す簡略化した断
面図である。
【図7】実施の一形態で用いるハーフトーン露光用のマ
スク15の簡略化した断面形状と、対応する透過光量お
よび生成されるレジストパターン形状を示す図である。
【図8】本発明の実施形態の高開口率アクティブマトリ
クス基板14の製造工程で用いるフォトマスクを、従来
の高開口率アクティブマトリクス基板34の製造工程で
用いるフォトマスクと対比して示す図である。
【図9】従来の高開口率アクティブマトリクス基板の製
造工程の概要を示す簡略化した断面図である。
【図10】従来の高開口率アクティブマトリクス基板の
製造工程の概要を示す簡略化した断面図である。
【図11】従来の高開口率アクティブマトリクス基板の
製造工程の概要を示す簡略化した断面図である。
【図12】従来の高開口率アクティブマトリクス基板の
製造工程の概要を示す簡略化した断面図である。
【図13】従来の高開口率アクティブマトリクス基板の
製造工程の概要を示す簡略化した断面図である。
【図14】従来の高開口率アクティブマトリクス基板の
製造工程の概要を示す簡略化した断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 ゲート電極膜 3,8,16 レジストパターン 4 ゲート絶縁膜 5 第1半導体層 5a チャネル部 6 第2半導体層 7 ソース・ドレイン電極膜 8a 薄肉部 9 パッシベーション膜 10 感光性アクリル系樹脂膜 10a 凹所 10b コンタクトホール 11 フォトレジスト層 11b コンタクトホール位置 12 透明導電膜 12a 画素電極 14 高開口率アクティブマトリクス基板 15 マスク 15A 透過部 15B 遮光部 15C メッシュ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉良 徹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H092 JA24 JA28 JA34 JA37 JA41 JA45 JA47 KB22 KB24 MA04 MA05 MA10 MA13 MA17 NA07 NA27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の液晶セルを形成するためのマトリ
    クス回路が電気絶縁性基板上に形成される液晶用マトリ
    クス基板の製造方法において、 電気絶縁性基板上に、電気絶縁性合成樹脂材料を塗布し
    て、表面が平坦な電気絶縁膜を形成し、 該電気絶縁膜の表面に、フォトレジスト層を形成し、 該フォトレジスト層を、予め定められる画素電極形成領
    域を除いて硬化し、該画素電極領域の予め定めるコンタ
    クトホール位置で未硬化となり、該コンタクトホール位
    置を除く該画素電極領域で部分的に硬化するように、露
    光量を調整したマスクでハーフトーン露光し、 該フォトレジスト層を現像して、該コンタクトホール位
    置で該フォトレジスト層が除去され、該画素電極形成領
    域での層厚が他の部分よりも薄くなっている第1のレジ
    ストパターンを形成し、 該第1のレジストパターンをマスクに用いて、該電気絶
    縁膜のコンタクトホール位置に、マトリクス回路に達す
    る貫通孔を形成するパターニングを行い、 該第1のレジストパターンの層厚を全体的に減少させ
    て、該画素電極形成領域からフォトレジスト層を除去し
    て第2のレジストパターンを形成し、 該電気絶縁膜の平坦な表面に、該第2のレジストパター
    ンが形成されている状態で、該電気絶縁膜の全表面を覆
    うように透明導電材による被膜を形成し、 該第2のレジストパターンを除去することによって、該
    第2のレジストパターン上に形成されている透明導電材
    被膜もリフトオフによって除去し、該電気絶縁膜の平坦
    な表面に残留する透明導電材被膜によって画素電極を形
    成することを特徴とする液晶用マトリクス基板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記マトリクス回路は、複数の薄膜トラ
    ンジスタを含むTFTアクティブマトリクス回路であ
    り、 該TFTアクティブマトリクス回路の製造工程は、 前記電気絶縁性基板上にゲート電極材料で成膜し、パタ
    ーニングするゲート電極膜パターニング工程と、 ゲート絶縁膜、チャネル領域となる第1の半導体層、オ
    ーミックコンタクト層となる第2の半導体層、さらには
    ソース・ドレイン電極となる金属層を順次積層する積層
    工程と、 露光量を調整したハーフトーン露光によって、第1の半
    導体層および第2の半導体層を島状に形成し、ソース・
    ドレイン電極のパターニングおよびチャネルエッチング
    を行う分離エッチング工程と、 分離エッチング工程後に、パッシベーション膜を成膜し
    て覆うパッシベーション工程とを含むことを特徴とする
    請求項1記載の液晶用マトリクス基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記電気絶縁性合成樹脂材料として、感
    光性アクリル系樹脂を使用することを特徴とする請求項
    1または2のいずれかに記載の液晶用マトリクス基板の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記透明導電材による被膜の形成は、ス
    パッタリング、蒸着、または塗布によって行うことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶用マトリ
    クス基板の製造方法。
JP2000290731A 2000-09-25 2000-09-25 液晶用マトリクス基板の製造方法 Pending JP2002098995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000290731A JP2002098995A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 液晶用マトリクス基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000290731A JP2002098995A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 液晶用マトリクス基板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002098995A true JP2002098995A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18773916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000290731A Pending JP2002098995A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 液晶用マトリクス基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002098995A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323344A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Lg Phillips Lcd Co Ltd 液晶表示装置用アレイ基板及びその製造方法
US7279370B2 (en) 2003-10-11 2007-10-09 Lg.Philips Lcd Co., Ltd. Thin film transistor array substrate and method of fabricating the same
JP2008003610A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Beijing Boe Optoelectronics Technology Co Ltd 薄膜トランジスタ液晶ディスプレイのアレイ基板構造及びその製造方法
US7489369B2 (en) 2002-11-11 2009-02-10 Lg Display Co. Ltd. Array substrate for liquid crystal display device and method of manufacturing the same
KR100904270B1 (ko) * 2002-12-31 2009-06-25 엘지디스플레이 주식회사 박막 트랜지스터 어레이 기판 및 그 제조 방법
US7569153B2 (en) 2002-05-23 2009-08-04 Lg Display Co., Ltd. Fabrication method of liquid crystal display device
US7576822B2 (en) 2003-11-04 2009-08-18 Lg Display Co., Ltd. Thin film transistor substrate using horizontal electric field and fabricating method thereof
US7700483B2 (en) 2007-09-05 2010-04-20 Au Optronics Corporation Method for fabricating pixel structure
KR100977981B1 (ko) * 2003-10-31 2010-08-24 엘지디스플레이 주식회사 액정 표시 장치용 어레이 기판 및 그 제조 방법
KR100984823B1 (ko) * 2003-10-21 2010-10-04 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치용 어레이 기판 및 그 제조방법
KR101004508B1 (ko) * 2003-12-23 2010-12-31 엘지디스플레이 주식회사 횡전계방식 액정 표시 장치용 어레이 기판 및 그 제조 방법
KR101046925B1 (ko) * 2004-08-13 2011-07-06 삼성전자주식회사 박막 트랜지스터 표시판 및 그 제조 방법
KR101121620B1 (ko) * 2004-06-05 2012-02-28 엘지디스플레이 주식회사 표시 소자용 박막 트랜지스터 기판 및 그 제조 방법
US8502944B2 (en) * 2003-04-11 2013-08-06 Lg Display Co., Ltd. Liquid crystal display of horizontal electronic field applying type with storage capacitor covering the gate line and common line and fabricating method thereof
TWI468822B (zh) * 2008-05-21 2015-01-11 Lg Display Co Ltd 液晶顯示裝置及其製造方法
CN110797357A (zh) * 2018-08-02 2020-02-14 夏普株式会社 摄像面板及其制造方法

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7569153B2 (en) 2002-05-23 2009-08-04 Lg Display Co., Ltd. Fabrication method of liquid crystal display device
US7763483B2 (en) 2002-11-11 2010-07-27 Lg Display Co., Ltd. Array substrate for liquid crystal display device and method of manufacturing the same
US7489369B2 (en) 2002-11-11 2009-02-10 Lg Display Co. Ltd. Array substrate for liquid crystal display device and method of manufacturing the same
KR100904270B1 (ko) * 2002-12-31 2009-06-25 엘지디스플레이 주식회사 박막 트랜지스터 어레이 기판 및 그 제조 방법
US8502944B2 (en) * 2003-04-11 2013-08-06 Lg Display Co., Ltd. Liquid crystal display of horizontal electronic field applying type with storage capacitor covering the gate line and common line and fabricating method thereof
US7279370B2 (en) 2003-10-11 2007-10-09 Lg.Philips Lcd Co., Ltd. Thin film transistor array substrate and method of fabricating the same
USRE43819E1 (en) 2003-10-11 2012-11-20 Lg Display Co., Ltd. Thin film transistor array substrate and method of fabricating the same
KR100984823B1 (ko) * 2003-10-21 2010-10-04 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치용 어레이 기판 및 그 제조방법
KR100977981B1 (ko) * 2003-10-31 2010-08-24 엘지디스플레이 주식회사 액정 표시 장치용 어레이 기판 및 그 제조 방법
US8830437B2 (en) 2003-11-04 2014-09-09 Lg Display Co., Ltd. Method of fabricating liquid crystal display of horizontal electronic field applying type
US7576822B2 (en) 2003-11-04 2009-08-18 Lg Display Co., Ltd. Thin film transistor substrate using horizontal electric field and fabricating method thereof
KR101004508B1 (ko) * 2003-12-23 2010-12-31 엘지디스플레이 주식회사 횡전계방식 액정 표시 장치용 어레이 기판 및 그 제조 방법
KR101121620B1 (ko) * 2004-06-05 2012-02-28 엘지디스플레이 주식회사 표시 소자용 박막 트랜지스터 기판 및 그 제조 방법
KR101046925B1 (ko) * 2004-08-13 2011-07-06 삼성전자주식회사 박막 트랜지스터 표시판 및 그 제조 방법
JP4567589B2 (ja) * 2005-05-19 2010-10-20 エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド 液晶表示装置用アレイ基板及びその製造方法
US8178883B2 (en) 2005-05-19 2012-05-15 Lg Display Co., Ltd. Array substrate for liquid crystal display device and fabricating method of the same
JP2006323344A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Lg Phillips Lcd Co Ltd 液晶表示装置用アレイ基板及びその製造方法
JP4728292B2 (ja) * 2006-06-23 2011-07-20 北京京東方光電科技有限公司 薄膜トランジスタ液晶ディスプレイのアレイ基板構造及びその製造方法
US7851806B2 (en) 2006-06-23 2010-12-14 Beijing Boe Optoelectronics Technology Co., Ltd. Thin film transistor liquid crystal display array substrate and manufacturing method thereof
JP2008003610A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Beijing Boe Optoelectronics Technology Co Ltd 薄膜トランジスタ液晶ディスプレイのアレイ基板構造及びその製造方法
US7700483B2 (en) 2007-09-05 2010-04-20 Au Optronics Corporation Method for fabricating pixel structure
TWI468822B (zh) * 2008-05-21 2015-01-11 Lg Display Co Ltd 液晶顯示裝置及其製造方法
CN110797357A (zh) * 2018-08-02 2020-02-14 夏普株式会社 摄像面板及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8289463B2 (en) Manufacturing method for a thin film transistor-liquid crystal display having an insulating layer exposing portions of a gate island
US8563980B2 (en) Array substrate and manufacturing method
TWI357590B (en) Thin film transistor array panel and liquid crysta
KR100686228B1 (ko) 사진 식각용 장치 및 방법, 그리고 이를 이용한 액정 표시장치용 박막 트랜지스터 기판의 제조 방법
US8199301B2 (en) Horizontal electric field switching liquid crystal display device
JP4657587B2 (ja) 薄膜トランジスタ表示板
US8193534B2 (en) Array substrate of thin film transistor liquid crystal display and method of manufacturing the same
JP2002098995A (ja) 液晶用マトリクス基板の製造方法
US20210183912A1 (en) Manufacturing method of tft array substrate
WO2013026375A1 (zh) 薄膜晶体管阵列基板及其制造方法和电子器件
JP3696127B2 (ja) 液晶用マトリクス基板の製造方法
JP3706043B2 (ja) 液晶用マトリクス基板の製造方法
JP2002250934A (ja) 液晶用マトリクス基板の製造方法
JP3548711B2 (ja) 液晶用マトリクス基板の製造方法ならびにコンタクトホール形成方法
US7605416B2 (en) Thin film translator array panel and a method for manufacturing the panel
JP3706033B2 (ja) 液晶用マトリクス基板の製造方法
JP2002098996A (ja) 液晶用マトリクス基板の製造方法
KR100601168B1 (ko) 박막 트랜지스터 기판 및 그의 제조 방법
JP3857142B2 (ja) 液晶用マトリクス基板の製造方法
KR100796746B1 (ko) 액정 표시 장치용 박막 트랜지스터 기판의 제조 방법
JPH11119251A (ja) アクティブマトリックス基板の製造方法
KR20070004276A (ko) 어레이 기판의 제조방법
JP3857140B2 (ja) 液晶用マトリクス基板の製造方法
KR20060128521A (ko) 액정 표시 장치의 박막 트랜지스터 기판 및 그의 제조 방법
JP2003295220A (ja) 液晶用マトリクス基板、ならびに液晶用マトリクス基板の製造方法および電子回路基板の接続部形成方法