JP2006267567A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小径化かつ短軸化を達成したレンズ駆動装置を提供する。
【解決手段】ロータとステータより成る中空円筒形状のモータ7と、レンズ保持部材5と、レンズ保持部材を光軸方向に移動可能に保持するガイド部材3,4と、ロータの外周部に周方向に設けられる第1のネジ部23aと、所定の幅を持って光軸方向に延び、レンズ保持部材に一体に形成され、第1のネジ部と前記モータの径方向において噛合する第2のネジ部51aとを有し、前記モータが回転することに伴って、第1のネジ部と第2のネジ部の作用によりレンズ保持部材を光軸方向に移動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、カメラやビデオカメラ用の撮影レンズ等を保持したレンズ保持部材を、フォーカシングやズーミング等のために光軸方向に移動させるレンズ駆動装置に関するものである。
従来、スチルカメラやビデオカメラのレンズ駆動装置としては、例えば特許文献1に開示されているような小型のステッピングモータをレンズに並列して配置し、リードスクリューなどによりレンズ駆動を行うようにしたものがある。
図9にその構成を示す。図9において、201はレンズ、202はレンズ201を固定するレンズ保持枠、203はレンズ保持枠202と一体に構成されたスリーブ部、204,205はレンズ201の光軸に沿って伸びるガイド軸、206はリードスクリューを備えたステッピングモータである。
上記構成において、スリーブ部203がガイド軸204と嵌合することで、レンズ保持枠202が光軸方向に移動可能となっており、ステッピングモータ206の回転によりリードスクリューが回転すると、レンズ保持枠202が光軸方向に移動することができる。
しかしながら、上記特許文献1で開示されているレンズ駆動装置に用いられているステッピングモータ206に備えられたリードスクリューは、レンズ201の移動距離よりも長い必要がある。このため、ステッピングモータ206をレンズ201の後方、又は前方に配置することになる。通常レンズの前後にはシャッタや絞り装置、CCDなどの部品が配置されるが、上記構成ではステッピングモータ206とこれらの部品が干渉しやすく、設計の自由度が減ってしまうという問題点があった。
また、上記のレンズ駆動装置等で用いられているステッピングモータは、開口部を有しない中実円柱形状(中央に貫通された開口部がなく、中央部にも構成部材があるものを意味する)であったため、光路との干渉を避けるためにカメラの鏡筒内で、該ステッピングモータを光軸と平行にレンズの外側に配置する必要があった。その様子を図10に示す。ステッピングモータMの直径をD1、レンズ301の直径をD2、地板300の直径をD3とすると、地板300の直径D3は、最小でも「2×D1+D2」となり、小径にすることはできなかった。
この点に鑑み、特許文献2において、図11に示すような構成のレンズ駆動装置が開示されている。このレンズ駆動装置は、中空円筒形状に形成されるとともに、少なくとも外周面が周方向に分割して異なる極に交互に着磁されたマグネット401、コイルが巻回された第1のボビン402、コイルが巻回された第2のボビン403、第1のボビン402に巻回されたコイルにより励磁され、マグネット401の一端側の外周面に対向する第1の外側磁極部404、マグネット401の内周面に対向し概略中空円筒形状の第1の内側磁極部405、第2のボビン403に巻回されたコイルにより励磁され、マグネット401のもう一端側の外周面に対向する第2の外側磁極部406、および、マグネット401の内周面に対向し概略中空円筒形状の第2の内側磁極部407を備えたステッピングモータと、第1の内側磁極部405の中空部或いは第2の内側磁極部407の内径側の開口部に光軸を持つレンズ408と、マグネット401と連結して回転し、該回転によりレンズ408を光軸方向に移動させるレンズ移動部材409とにより構成されており、該レンズ駆動装置の直径は、「レンズ408の直径+2×ステッピングモータの径方向の厚さ」であり、上記のような問題を改善できる小径で、コンパクトな装置となる。
実開平2−71155号公報 特開2002−051524号公報
しかしながら、特許文献2で開示されているレンズ駆動装置は、以下のような問題を有していた。つまり、ロータを構成するマグネット401が各磁極部405〜407に覆われた構成であるため、ロータの出力を外部に取り出すにはマグネット401からピンを突出させてレンズ408を移動させる必要があった。このため、装置の構成が複雑化し、小径化が難しかった。
これを避けるためにマグネット401等より構成されるステッピングモータとレンズ移動部材409を光軸方向に並べると、レンズ駆動装置の小径化は達成できるものの、光軸方向の長さは、最低でも「レンズ移動量+ステッピングモータの長さ+ねじの噛みしろ」だけ必要となり、レンズ駆動装置を短軸化することが難しかった。
(発明の目的)
本発明の目的は、小径化かつ短軸化を達成することのできるレンズ駆動装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、コイルおよびマグネットを備えたステータと、前記コイルにより励磁される磁極部を備え、前記ステータに回転可能に支持されるロータとを具備し、前記光軸と略同軸の中空円筒形状のモータと、レンズを保持するレンズ保持部材と、前記レンズ保持部材を光軸方向に移動可能に保持するガイド部材とを有するレンズ駆動装置において、前記ロータの外周部に周方向に設けられる第1のネジ部と、所定の幅を持って光軸方向に延び、前記レンズ保持部材に一体に形成され、前記第1のネジ部と前記モータの径方向において噛合する第2のネジ部とを有し、前記モータが回転することに伴って、噛合した前記第1のネジ部と前記第2のネジ部の作用により前記レンズ保持部材を光軸方向に移動させるレンズ駆動装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、コイルおよびマグネットを備えたステータと、前記コイルにより励磁される磁極部を備え、前記ステータに回転可能に支持されるロータとを具備し、前記光軸と略同軸の中空円筒形状のモータと、レンズを保持し、前記ステータを支持するレンズ保持部材と、前記レンズ保持部材を光軸方向に移動可能に保持するガイド部材とを有するレンズ駆動装置において、前記ロータの外周部に周方向に設けられる第1のネジ部と、所定の幅を持って光軸方向に延び、地板に一体的に形成され、前記第1のネジ部と前記モータの径方向において噛合する第2のネジ部とを有し、前記モータが回転することに伴って、噛合した前記第1のネジ部と前記第2のネジ部の作用により前記レンズ保持部材を光軸方向に移動させるレンズ駆動装置とするものである。
本発明によれば、小径化かつ短軸化を達成することができるレンズ駆動装置を提供できるものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下に記載の実施例1および実施例2に示す通りである。
図1は本発明の実施例1に係わるレンズ駆動装置の全体構成を示す断面図である。同図において、1は地板であり、2はレンズである。3,4は地板1に固定され、レンズ光軸と平行に配置されているガイド軸である。5はレンズ2を保持するレンズ保持枠であり、詳細な形状は後述する。6はモータ支持板であり、地板1に固定されている。7は円筒形状のステッピングモータであり、詳細な構成については後述する。なお、図1においては、地板1の一部とレンズ保持枠5を断面で示している。
図2は、図1のレンズ駆動装置の構成部品を示す分解斜視図であり、簡略化のために地板1とレンズ2は図示していない。また、図3は組立後のレンズ駆動装置の構造を示す断面図である。
図2および図3に示すように、レンズ保持枠5は概略円盤形状であり、中心部にレンズ2が固定されている。また、光軸方向に伸びるスリーブ部51を一体に備え、該スリーブ部51とレンズ2の中心点を基準とした対称位置にU字型ガイド部5aを備えている。レンズ保持枠5はスリーブ部51に設けられた穴51bにガイド軸4と嵌合するとともに、U字型ガイド部5aがガイド軸3に嵌合している。これにより、レンズ保持枠5は回転規制された状態でガイド軸3,4に沿って光軸方向に移動可能となる。
スリーブ部51は光軸側の面にネジ部51aを有する。このネジ部51aは、ステッピングモータ7の仮想回転軸を中心とするらせん形状であり、光軸方向にレンズ2の移動量以上の長さを持ち、ステッピングモータ7の構成要素である後述のロータの一部をなす回転部材23のネジ部23aと噛合可能に形成されている。スリーブ部51の光軸方向の長さは長い方がレンズ2が光軸に対して傾きにくく、光学性能上有利となる。従って、ネジ部51aをスリーブ部51に設けることにより、光軸方向に長い部材が該スリーブ部51のみとなり、コンパクトなレンズ駆動装置を構成する上で有利である。また、この構成では、ネジ部51aは周方向には円周の一部で後述のネジ部23aと噛合するため、ねじの間に発生する摩擦力を小さくすることができ、効率の良いレンズ駆動装置を構成することができる。
モータ支持板6は円盤状であり、中央部に光束を通すための開口を持ち、地板1に固定されている。また、左右にスリーブ部51との干渉を避けるための切り欠き部6a,6bを有する。なお、本実施例1のレンズ駆動装置を、シャッタを備えたカメラに用いる際、モータ支持板6はシャッタ地板と兼ねることが可能である。
ステッピングモータ7は、以下の中空円筒形状のステータおよび中空円筒形状のロータにより構成される。
中空円筒形状のステータは、固定ヨーク11、第1のコイル12、第2のコイル13およびマグネット14により構成される。固定ヨーク11は軟磁性材料からなり、磁極部を構成し、レンズ光軸を中心軸とする中空円筒形状であり、一端に円盤状の軸受け部11aが設けられている。同じくマグネット14も中空円筒形状をしており、該マグネット14は、外周表面を周方向にn分割(本実施例1では、10分割)してS極、N極が交互に着磁された着磁部を持ち、第1のコイル12、第2のコイル13に軸方向から挟まれて、固定ヨーク11の外周部に該固定ヨーク11と同心状に配置される。
また、中空円筒形状のロータは、第1の回転ヨーク21、第2の回転ヨーク22、回転部材23により構成される。
第1の回転ヨーク21は、軟磁性材料からなり、概略中空円筒形状の外筒21a、円盤状の軸受け部21bから構成されている。外筒21aは、図4に示すように、その先端部に第1の磁極部21−1,21−2,……,21−5(21−n/2)を有する。これら第1の磁極部21−1,21−2,……,21−5は、円筒形状の一部を切り欠き、マグネット14の着磁面に対して平行にその中心軸方向に延設された、いわゆる櫛歯状に形成されている。櫛歯の数は、1本ないしn/2本であり、本実施例では5本である。したがって、第1の磁極部21−1,21−2,……,21−5は、円周方向に720/n°の間隔をおき、所定の歯幅で形成されている。
第2の回転ヨーク22は、軟磁性材料からなり、概略中空円筒形状の外筒から構成される。第2の回転ヨーク22の外筒は、その先端部に第2の磁極部22−1,22−2,……,22−5(22−n/2)を有する。これら第2の磁極部22−1,22−2,……,22−5は、円筒形状の一部を切り欠き、マグネット14の着磁面に対して平行にその中心軸方向に延設された、いわゆる櫛歯状に形成されている。櫛歯の数は、1本ないしn/2本であり、本実施例では5本である。したがって、第2の磁極部22−1,22−2,……,22−5は、円周方向に720/n°の間隔をおき、所定の歯幅で形成されている。
回転部材23は非磁性材料からなり、光軸を中心軸とする中空円筒形状をしている。内周部に第1の回転ヨーク位置決め部23bおよび第2の回転ヨーク位置決め部23cを有する。第1の回転ヨーク位置決め部23bは、第1の回転ヨーク21の第1の磁極部21−1等とほぼ同じ幅の溝部からなり、第1の回転ヨーク21を嵌合可能にしている。第2の回転ヨーク位置決め部23cは、第2の回転ヨーク22の第2の磁極部22−1等とほぼ同じ幅の溝部からなり、第2の回転ヨーク22を第1の回転ヨーク21に対して所定の位置関係を保ちながら嵌合可能にしている。また、回転部材23は、外周部にスリーブ部51のネジ部51aと噛合するネジ部23aを有する。このネジ部23aの巻き数は、1回転以上、3回転以下のときが摩擦も少なく好適である。ネジ部23aがネジ部51aと噛合し、ステッピングモータ7の回転に伴い、レンズ保持枠5を光軸方向に移動させることができる。この際、ロータはステータに対し、光軸を中心軸にしながら、回転可能に支持されている。
次に、上記構成のレンズ駆動装置の動作について説明する。図4、図5、図6および図7は、ステッピングモータ7の回転時における第1の回転ヨーク21および第2の回転ヨーク22の磁極部の極性、および、回転位置を示す図である。それぞれ(a)は図3のA−A線方向から見た図、(b)は図3のB−B方向から見た図である。また、簡略化のためモータ部分のみを図示している。
図4の状態は、第1のコイル12に正通電を行って第1の回転ヨーク21をN極に励磁するとともに、第2のコイル13に逆通電を行って第2の回転ヨーク22をS極に励磁したときの図である。このような通電を行ったとき、励磁された第1の回転ヨーク21、第2の回転ヨーク22とマグネット14との間の磁気的な吸引力により、図4の状態がロータの安定した回転位置となる。
同様に、図5は第1のコイル12に逆通電をし、第2のコイル13に逆通電をしたときの安定位置である。同様に、図6は第1のコイル12に逆通電をし、第2のコイル13に正通電をしたときの安定位置である。同様に、図7は第1のコイル12に正通電をし、第2のコイル13に正通電をしたときの安定位置である。
このように、第1のコイル12と第2のコイル13への通電の方向を正逆切り換えていくことで、ロータの安定位置を180/n度ずつ(本実施例では18°ずつ)順次切り換えていくことができる。それに伴い、ロータを回転させることができる。
ロータを1回転させると、回転部材23に設けられたネジ部23aとレンズ保持枠5のスリーブ部51に設けられたネジ部51aとの作用により、レンズ保持枠5を光軸方向にネジ部の1ピッチ分だけ動かすことができ、レンズ2の光軸方向の位置を自由に決めることができる。
上記実施例1の構成のレンズ駆動装置とすることにより、以下のような効果を有するものになる。
ステッピングモータ7とネジ部23a,51aを組み合わせた厚さを薄くすることができる。上述したようにロータが外部に露出しているため、回転部材23に直接ネジ部23aを設けることができる。これは特許文献2に開示の従来の中空円筒形状のステッピングモータを用いてネジ部を回転させる場合に比べ、出力ピンが不要になるため、より簡単な構成にすることができる。従って、小径化、低コスト化が可能である。
また、レンズ駆動装置の直径は、最低で「レンズ2の直径+ステッピングモータ7の径方向の厚さ×2+スリーブ部51の厚さ×2」となる。ここで、本実施例1に用いられているステッピングモータ7の厚さとは、「第1、第2の回転ヨーク21,22の外周部の半径−固定ヨーク11の内周部の半径」のことである。その大きさは特許文献1などで用いられている、中実円柱形状のモータの直径(図10におけるD1)に比べ、約半分となる。というのも中実円柱形状のステッピングモータの直径は、そこで用いられているマグネットの厚さ×2以上となるのに対し、本実施例1で用いられているステッピングモータ7の厚さは、「マグネット14の厚さ×1」以上で構成することが可能だからである。従って、特許文献1などに開示の従来のレンズ駆動装置に比べ、ステッピングモータの厚さの分だけレンズ駆動装置を小径化することができる。
また、ロータの厚さは、「回転部材23の厚さ+第1、第2の回転ヨーク21,22の厚さ」以下となり、上記の従来例よりも薄い厚さとすることができる。
また、マグネット14を直接固定ヨーク11に貼り付けているため、上記従来例に比べて、マグネット14と固定ヨーク11との間の空隙分だけステッピングモータの径を小さく構成することができる。
上記の特許文献1に開示のリードスクリューを使った従来例や、特許文献2に開示のステッピングモータとネジ部を軸方向に並べて配置した従来例では、レンズ駆動装置の光軸方向の長さは、最低でも「レンズ移動量+モータの長さ+ねじの噛みしろ」だけ必要である。これに対し、本実施例1のレンズ駆動装置では、ステッピングモータ7とネジ部23a,51aの噛みしろが径方向に並んでいる。従って、レンズ駆動装置の光軸方向の長さを「レンズ移動量+ステッピングモータ7の長さ」とすることができ、ネジ部23a,51aの噛みしろ分だけ短くすることができる。つまり、レンズ駆動装置を短軸化することができる。
さらに、中空円筒形状のステッピングモータ7がレンズ2の外周部に配置される構成となり、モータ支持板6の後方にはガイド軸3,4、レンズ保持枠5のスリーブ部51のみが配置される。これは特許文献1に開示されるようなリードスクリューを用いた場合のように、モータがモータ支持板の後方に配置されないため、モータ支持板6の後に来るシャッタ機構や絞り機構、CCDなどの部品と干渉を起こすことがない。このため、他の部品を配置する際の自由度を増すことが可能となっている。なお、上記ガイド軸をガイドレールとすることも容易である。
さらに、ネジ部51aをスリーブ部51に設けることにより、ネジ部23aとネジ部51aは円周の一部で噛合することになる。その結果、ネジ部の間に発生する摩擦力を小さくでき、レンズ駆動装置の効率を高くすることができる。
図8は本発明の実施例2に係わるレンズ駆動装置の要部構成を示す断面図であり、上記実施例1と共通している部品構成については同一の符号を付してある。
図8において、101は地板、102はレンズである。103,104は地板101に固定され、レンズ光軸と平行に配置されているガイド軸である。105はレンズ102を保持するレンズ保持枠である。106は磁極部を構成する固定ヨークであり、実施例1に用いた固定ヨーク11との同形状だが、地板101ではなく、レンズ保持枠105に固定されている。107は回転板である。
地板101にはネジ部101a設けられており、回転板107の外周部に設けられたネジ部107aと噛合可能である。上記実施例1と同様、ネジ部101aを地板101の円筒側面の一部に設けることによってネジ部107aとの噛合部を小さくし、ねじの間に発生する摩擦力を小さくしている。
本実施例2におけるステッピングモータは、固定ヨーク106、第1のコイル108、第2のコイル109およびマグネット110により構成される中空円筒形状のステータと、第1の回転ヨーク111、第2の回転ヨーク112および回転部材107により構成されるロータとより成る。
上記の構成とすることにより、実施例1と同様、レンズ102を光軸方向に駆動することができる。すなわち、ロータを回転させることで、ステータと一体であるレンズ保持部材105と地板101(ネジ部101a)との相対位置を変化させることができる。この実施例2は、いわゆるモータ自走型の駆動方式である。
上記実施例2の構成のレンズ駆動装置とすることにより、上記実施例1の効果に加え、以下のような効果を有するものになる。
レンズ102の移動距離が長くなった場合、上記実施例1ではそれに伴ってレンズ保持枠5のスリーブ部51に設けられたネジ部51aを長くしていかなければならず、レンズ移動距離に応じてレンズ保持枠5を大型化しなければならなかった。これに対し、本実施例2では、レンズ保持枠105の大きさはレンズ移動距離にかかわらず一定にすることができる。このため、移動距離を大きくしなければならない場合にはこの構成が有利である。
また、実施例2では、ステータはレンズ保持枠105に固定されるため、モータ支持板が不要になり、部品点数を減らすことができる。
本発明の実施例1に係わるレンズ駆動装置を示す構成図である。 図1のレンズ駆動装置の構成部品(一部の部品を省く)を示す分解斜視図である。 図1のレンズ駆動装置の断面図である。 本発明の実施例1においてステッピングモータの回転時における第1の回転ヨーク21および第2の回転ヨーク22の極性および回転位置を示す図である。 本発明の実施例1においてステッピングモータの回転時における第1の回転ヨーク21および第2の回転ヨーク22の極性および回転位置を示す図である。 本発明の実施例1においてステッピングモータの回転時における第1の回転ヨーク21および第2の回転ヨーク22の極性および回転位置を示す図である。 本発明の実施例1においてステッピングモータの回転時における第1の回転ヨーク21および第2の回転ヨーク22の極性および回転位置を示す図である。 本発明の実施例2に係わるレンズ駆動装置の断面図である。 従来のレンズ駆動装置の構成部品を示す分解斜視図である。 従来において径方向におけるレンズ駆動装置の直径、レンズ直径、モータの直系の関係を示す図である。 従来の中空円筒形状のステッピングモータを利用したレンズ駆動装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 地板
2 レンズ
3,4 ガイド軸
5 レンズ保持枠
7 ステッピングモータ
23 回転板
23a ネジ部
51 スリーブ部
51a ネジ部
101 地板
101a ネジ部
102 レンズ
103,104 ガイド軸
105 レンズ保持枠
107 回転板
107a ネジ部

Claims (2)

  1. コイルおよびマグネットを備えたステータと、前記コイルにより励磁される磁極部を備え、前記ステータに回転可能に支持されるロータとを具備し、前記光軸と略同軸の中空円筒形状のモータと、
    レンズを保持するレンズ保持部材と、
    前記レンズ保持部材を光軸方向に移動可能に保持するガイド部材と、
    を有するレンズ駆動装置において、
    前記ロータの外周部に周方向に設けられる第1のネジ部と、
    所定の幅を持って光軸方向に延び、前記レンズ保持部材に一体に形成され、前記第1のネジ部と前記モータの径方向において噛合する第2のネジ部と、
    を有し、前記モータが回転することに伴って、噛合した前記第1のネジ部と前記第2のネジ部の作用により前記レンズ保持部材を光軸方向に移動させることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. コイルおよびマグネットを備えたステータと、前記コイルにより励磁される磁極部を備え、前記ステータに回転可能に支持されるロータとを具備し、前記光軸と略同軸の中空円筒形状のモータと、
    レンズを保持し、前記ステータを支持するレンズ保持部材と、
    前記レンズ保持部材を光軸方向に移動可能に保持するガイド部材と、
    を有するレンズ駆動装置において、
    前記ロータの外周部に周方向に設けられる第1のネジ部と、
    所定の幅を持って光軸方向に延び、地板に一体的に形成され、前記第1のネジ部と前記モータの径方向において噛合する第2のネジ部と、
    を有し、前記モータが回転することに伴って、噛合した前記第1のネジ部と前記第2のネジ部の作用により前記レンズ保持部材を光軸方向に移動させることを特徴とするレンズ駆動装置。
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