JP2006261530A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被処理基体を加工する際に、マスク形状に起因する被処理基体の形状異常の発生を防止でき、被処理基体の形状異常によるデバイスの歩留まり低下を抑制可能な半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 被処理基体(11s,12)上に第1レジスト膜13、第1絶縁膜14、第2レジスト膜15、第1絶縁膜14よりも厚い第2絶縁膜16及び第3レジスト膜17を順次積層する工程、第3レジスト膜17の一部を選択的に除去する工程、露出した第2絶縁膜16を加工する工程、露出した第2レジスト膜15を加工するとともに第3レジスト膜17を除去する工程、第2絶縁膜16の高さ方向の一部を残しつつ露出した第1絶縁膜14を加工する工程、及び露出した第1レジスト膜13を加工する工程とを含む。
【選択図】 図7

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に微細加工技術を用いた半導体装置の製造方法に関する。
近年、半導体デバイスの高集積化に伴い、より精密な微細加工技術への要求が高まっている。中でもコンタクトホール加工やディープトレンチキャパシタのマスク加工においては、加工深さとホール径の比(アスペクト比)が10以上の加工も要求されている。このような高アスペクト比の絶縁膜加工には通常ドライエッチング技術を用いる。例えば、レジスト膜のホールパターンを形成し、フルオロカーボン系ガスを用いたドライエッチング技術によってレジスト膜をマスクとしてシリコン酸化膜(SiO2膜)等の被処理基体にホールパターンを形成する。また、多層レジストプロセスを用いて下層レジスト、塗布型シリコン酸化膜(SOG膜)、及び上層レジストを積層し、この積層構造を利用してドライエッチング技術を用いて被処理基体を加工する手法も検討されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、ドライエッチング技術によるイオン照射を行うことによってレジスト膜の肩部は容易に削られてしまう。このため、レジスト膜のパターン端部において、基板平面に対して角度を有するファセットが形成される。このファセットが大きくなるにつれて、基板平面に対して垂直に入射してきたイオンは方向を曲げられてしまい、既に加工されたホール側壁の被処理基体に衝突する。この現象によってアスペクト比の高いホールはボーイング形状になる。ここで、ホールとしてコンタクトホールを考えると、ボーイング形状を有する場合にはその後のメタル材料の埋め込みが困難となり、埋め込み不良によってデバイスの歩留まりを低下させてしまう。このように、被処理基体を加工する際に、マスク形状に起因して被処理基体に形状異常が生じ、デバイスの歩留まりを低下させる場合があった。
特開2001−284209号公報
本発明の目的は、被処理基体を加工する際に、マスク形状に起因する被処理基体の形状異常の発生を防止でき、被処理基体の形状異常によるデバイスの歩留まり低下を抑制可能な半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の一態様の半導体装置の製造方法は、(イ)被処理基体上に第1レジスト膜を塗布する工程と、(ロ)第1レジスト膜上に第1絶縁膜を堆積する工程と、(ハ)第1絶縁膜上に第2レジスト膜を塗布する工程と、(ニ)第2レジスト膜上に第1絶縁膜よりも厚く第2絶縁膜を堆積する工程と、(ホ)第2絶縁膜上に第3レジスト膜を塗布する工程と、(ヘ)第3レジスト膜の一部を選択的に除去する工程と、(ト)露出した第2絶縁膜を加工する工程と、(チ)露出した第2レジスト膜を加工するとともに第3レジスト膜を除去する工程と、(リ)第2絶縁膜の高さ方向の一部を残しつつ露出した第1絶縁膜を加工する工程と、(ヌ)露出した第1レジスト膜を加工する工程とを含むことを要旨とする。
本発明によれば、被処理基体を加工する際に、マスク形状に起因する被処理基体の形状異常の発生を防止でき、被処理基体の形状異常によるデバイスの歩留まり低下を抑制可能な半導体装置の製造方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施の形態に係る半導体装置は、図1及び図2に示すように、半導体基板1と、半導体基板1の上部に形成された対向する半導体領域(ソース及びドレイン領域)11s,11dと、ソース及びドレイン領域11s,11dに挟まれたチャネル層上にゲート絶縁膜2を介して配置されたゲート電極21を備える。図1に示した半導体基板1上にはゲート電極21の表面を覆うようにSiO2膜等の層間絶縁膜12が配置されている。ソース及びドレイン領域11s,11d上には、ソースコンタクト3s及びドレインコンタクト3dを介してソース電極4s及びドレイン電極4dが配置されている。
図1及び図2に示した半導体装置の製造方法を、図3〜図15を用いて説明する。なお、以下に述べる半導体装置の製造方法では、図1に示したソース領域11s直上部分を主に説明する。
(イ)まず、半導体基板1を用意する。そして、半導体基板1に形成される半導体素子領域をSTIで素子分離した後に、化学気相成長(CVD)法等により、半導体基板1上にゲート絶縁膜2及びゲート電極となるポリシリコン層21を図3に示すように堆積する。そして、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術等により、ゲート絶縁膜2及びポリシリコン層21の一部を選択的に除去することで、図4に示すようにゲート電極21を形成する。引き続き、ゲート電極21をマスクとして用いてイオン注入及び熱処理を行い、半導体基板1の上部にソース及びドレイン領域11s,11dを自己整合的に形成する。その後、図5に示すように、CVD法等により、半導体基板1上にゲート電極21を覆うように層間絶縁膜12を例えば1.5μm程度堆積し、被処理基体を形成する。なお、この「被処理基体」は製造工程の進行と共に、随時「新たな被処理基体」に変化するものであり、現在対象とする処理プロセスがなされる基体という意味に定義される。
(ロ)次に、多層レジストプロセスを用いて、層間絶縁膜12上に、ノボラック樹脂を主成分とするレジスト組成物等の第1レジスト膜13を例えば300〜500nm程度塗布する。第1レジスト膜13としては、特に、エッチング耐性の面から炭素含有量が80重量%以上の有機化合物を使用することが望ましい。80重量%より少ないと、エッチング耐性が低下し、更には第1絶縁膜14との密着性が悪化する。更に、第1レジスト膜13上に第1絶縁膜14を例えば30〜100nm程度の膜厚T1で堆積する。第1絶縁膜14がSOG膜であれば、第1レジスト膜13上に塗布後、ベーキングすることにより第1絶縁膜14を形成する。更に、図6に示すように、第1絶縁膜14上にレジスト組成物等の第2レジスト膜15を例えば400nm程度塗布する。第2レジスト膜15としては、第1レジスト膜13と同様のレジスト組成物等が使用可能である。
(ハ)更に、第2レジスト膜15上に第2絶縁膜16を第1絶縁膜14の膜厚T1より厚く、例えば100〜300nm程度の膜厚T2で堆積する。第2絶縁膜16がSOG膜であれば、第2レジスト膜15上に塗布後、ベーキングすることにより第2絶縁膜16を形成する。引き続き、第2絶縁膜16上に第3レジスト膜17を図7に示すように塗布する。第3レジスト膜17としては、ノボラック樹脂、ポリヒドロキシスチレン誘導体又はポリメタクリル酸メチル誘導体等を主成分とする一般的なフォトレジスト材料等が使用可能である。そして、フォトリソグラフィ技術を用いて第3レジスト膜17を図8に示すようにパターニングする。引き続き、パターニングされた第3レジスト膜17をマスクとして、反応性イオンエッチング(RIE)等のドライエッチング技術を用いて、図9に示すように第2絶縁膜16の一部を選択的に除去する。続いて、第2絶縁膜16をマスクとして、ドライエッチング技術を用いて図10に示すように第2レジスト膜15の一部を除去し、同時に第3レジスト膜17を除去する。更に、ドライエッチング技術により、第2絶縁膜16をマスクとして用いて、図11に示すように第1絶縁膜14の一部を除去し、第1絶縁膜14、第2レジスト膜15及び第2絶縁膜16の3層構造のマスクを形成する。このとき、第2絶縁膜16の表面の一部は削られるが、第1絶縁膜14の膜厚T1と膜厚T2の差分だけ高さ方向の一部が残存する。3層構造のマスクを用いて、ドライエッチング技術により図12に示すように第1レジスト膜13の一部を選択的に除去する。この結果、被処理基体(11s,12)上に、第1レジスト膜13、第1絶縁膜14、第2レジスト膜15及び第2絶縁膜16の4層の積層構造からなるマスクのパターン(ホールパターン)が形成される。
(ニ)次に、フッ素(F)を含むガス系、例えばフルオロカーボン(C46)、酸素(O2)及びアルゴン(Ar)等のガス系を用いたドライエッチング技術により、図13に示すようにソース領域11sまでの深さD1に対し、この深さD1よりも浅い深さD2まで層間絶縁膜12を加工する。このとき第2絶縁膜16は削られて消失し、更に第2レジスト膜15に若干のファセット18を生じるが、エッチング形状に影響を及ぼすには至っていない。ファセット18が第1絶縁膜14よりも上側にある時期に、層間絶縁膜12の加工を実質的に中断する。
(ホ)次に、Fを含まないガス系、例えばO2ガス、水素(H2)ガス及びアンモニア(NH3)ガスのいずれかを用いたドライエッチング技術によって異方性を確保しながら、ファセット18が形成された第2レジスト膜15のみを図14に示すように除去する。ここから、第1レジスト膜13及び第1絶縁膜14からなるマスクを用いて、C48、O2及びAr等のガス系を用いたドライエッチング技術によって、図15に示すように層間絶縁膜12の一部を半導体基板1に達する所望の深さD1まで選択的に除去する。ここでも、第1絶縁膜14の消失後、第1レジスト膜13に若干のファセット18を生じることはあるが、エッチング形状に影響を及ぼすまでに至らず、結果的に、溝部(コンタクトホール)19等が形成される。溝部19等に金属膜を埋め込むことにより、図1に示したソースコンタクト3s及びドレインコンタクト3dが形成される。更に、ソースコンタクト3s及びドレインコンタクト3d上にソース電極4s及びドレイン電極4dを形成する。その他必要な配線等を施して半導体装置が完成する。
ここで、本発明の実施の形態の比較例を、図22及び図23を用いて説明する。半導体基板101上にSiO2膜等の層間絶縁膜102を堆積する。層間絶縁膜102上に、レジスト膜103、SOG膜及びレジスト膜を積層する。フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、SOG膜上のレジスト膜をパターニングし、SOG膜を加工したうえでレジスト膜103のホールパターンを形成する。続いてフルオロカーボン系ガスを用いたドライエッチング技術によって、図22に示すように、レジスト膜103上の残存しているSOG膜を除去しつつ、レジスト膜103をマスクとして層間絶縁膜102を加工する。このとき、ドライエッチング時のイオン衝撃によるスパッタリング効果によってレジスト膜103にファセット104が生じる。ファセット104はエッチングの進行に伴い更に大きくなり、垂直に入射してきたイオンを反射し、イオンの軌道105を曲げてしまう。層間絶縁膜102に、この斜めに入射するイオンによる加工形状(ボーイング)106が生じる。このため、レジスト膜103を除去後、図23に示すようにメタル材料の金属膜107をスパッタリングによって堆積するときに、ボーイング106部分はメタル材料が堆積しにくく、段切れ108を形成する。この段切れ108は明らかにデバイス特性を悪化させる。
これに対して、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、
図7に示すように第1絶縁膜14より厚く第2絶縁膜16を堆積し、第2絶縁膜16の一部を残しながら第1絶縁膜14を加工して、残存した第2絶縁膜16をマスクとして第1レジスト膜13を加工すること等で、図12に示した第1レジスト膜13、第1絶縁膜14、第2レジスト膜15及び第2絶縁膜16の積層構造からなるマスクのパターン(ホールパターン)を形成可能となる。この積層マスクを用いて、層間絶縁膜12の加工の際に、図13に示したファセット18の形成や変質・変形が生じた第2レジスト膜15を、図14に示すように加工途中で除去したうえで、図15に示すように層間絶縁膜12の残りの加工を行う。したがって、ファセット18によるイオンの反射に起因したボーイングの形成を回避でき、垂直なコンタクトホールを形成することが可能となる。即ち、マスク材料形状に起因する形状異常のない絶縁膜加工を実現可能となる。
なお、図9に示した第2絶縁膜16の加工、図10に示した第2レジスト膜15の加工、図11に示した第1絶縁膜14の加工、図12に示した第1レジスト膜13の加工、図13に示した層間絶縁膜12の加工、図14に示した第2レジスト膜15の除去、及び図15に示した層間絶縁膜12の加工は、フルオロカーボン系のガス系と、O2ガス系及びH2ガス系のいずれかとをガス供給源として少なくとも有する同一の絶縁膜RIE装置によって連続処理することも可能である。このように、マスクの膜構成が複雑であるが、装置処理能力等への悪影響を避けることが出来る。また、図6及び図7に示した第1レジスト膜13、第1絶縁膜14、第2レジスト膜15及び第2絶縁膜16のそれぞれの塗布・堆積は、すべて通常用いられる塗布装置で連続して行うことが可能である。
(変形例)
本発明の実施の形態の変形例において、図1に示した半導体装置のゲート電極21の加工工程を説明する。近年、微細化に伴いゲート電極のライン・エッジ・ラフネス(LER)を低減することが課題となっている。なぜならゲート電極の側壁が荒れているとトランジスタの性能バラツキが大きくなり、デバイスの歩留まりや信頼性を悪化させる要因になるからである。このLER悪化は有機材料膜であるレジストがドライエッチング中のイオン照射によって変質・変形することが一因であると考えられる。
以下、本発明の実施の形態の変形例に係る半導体装置の製造方法を図16〜図21を用いて説明する。
(イ)図1に示すような半導体基板1を用意し、熱酸化やCVD法等により半導体基板1上にゲート絶縁膜及びゲート電極となるポリシリコン層21を堆積する。次に、CVD法等により、図16に示すようにポリシリコン層21上にゲート電極加工用のハードマスクとして例えばシリコン窒化膜(SiN膜)等のハードマスク膜22を300nm程度堆積し、被処理基体を形成する。更に、被処理基体の最上層(ハードマスク膜)22上に第1レジスト膜23、第1絶縁膜24、第2レジスト膜25及び第1絶縁膜24より膜厚が厚い第2絶縁膜26を順次積層する。
(ロ)次に、第2絶縁膜26上に第3レジスト膜27を塗布し、第3レジスト膜27をパターニングする。引き続き、図8〜図12に示した第2絶縁膜16、第2レジスト膜15、第1絶縁膜14及び第1レジスト膜13を加工する手順と同様に、エッチング技術を用いて、第2絶縁膜26、第2レジスト膜25、第1絶縁膜24及び第1レジスト膜23を順次加工する。この結果、図17に示すように第2絶縁膜26、第2レジスト膜25、第1絶縁膜24及び第1レジスト膜23からなる積層構造のマスクのパターン(ラインパターン)が形成される。
(ハ)次に、ドライエッチング技術を用いて、この積層構造のマスクを用いて露出したハードマスク膜22を加工する。エッチング途中において、第2絶縁膜26が削られて消失し、図18に示すように、第2レジスト膜25には有機材料の改質・変形にともなう凹部28が形成され始めている。ここで、例えばO2ガスを用いたドライエッチング技術によって改質・変形した第2レジスト膜25を図19に示すように除去する。この結果、マスクの表面を凹部の無い平坦な状態に戻すことが可能である。
(ニ)次に、残存しているハードマスク膜22を加工することによって、図20に示すように再び凹部29が若干生じる、もしくは生じる可能性があるものの、ハードマスク膜22に転写するほどの悪化は避けることが出来る。続いて残存した第1レジスト膜23をレジストリムーバ等を用いて除去すれば、図21に示すように、ハードマスク膜22からなるゲート電極加工用のハードマスクパターンを側壁荒れなく形成することができる。このハードマスクパターンをマスクとして用いてポリシリコン層21を加工すれば、LERを低減したゲート電極21を形成可能となる。
ここで、本発明の実施の形態の変形例の比較例を、図24及び図25を用いて説明する。半導体基板上のポリシリコン層201上に、ゲート電極加工用のハードマスク膜202を堆積する。ハードマスク膜202上に、レジスト膜203、SOG膜及びレジスト膜を積層する。フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いてSOG膜及びレジスト膜203からなる積層構造のラインパターンを形成する。続いてこの積層構造をマスクとしてハードマスク膜202をドライエッチング技術を用いて加工する。このとき、レジスト膜203上に残存していたSOG膜が削られて消失した後、図24に示すようにドライエッチングによるイオン衝撃によって、レジスト膜203の上部に有機材料の改質・変形にともなう凹部205が生じている。更にエッチングが進行すると、図25に示すように、凹部205がハードマスク膜202に転写し、ハードマスク膜202の凹部206を形成している。このハードマスク膜202を用いて下地のゲート電極201を加工した場合、凹部206がそのまま転写する事によってゲート電極201のLERが悪化し、デバイス特性を劣化させてしまう。
これに対して、本発明の実施の形態の変形例によれば、図18に示すようにO2ガスを用いたドライエッチング技術によって改質・変形した第2レジスト膜25を除去することによって、図19に示すようにマスク表面を凹部の無い状態に戻すことが可能である。したがって、図21に示すように側壁荒れの無いハードマスク膜22のパターンを形成でき、LERを低減したゲート電極形成が可能となる。このため、トランジスタの性能ばらつきが小さくなるので、デバイスの歩留まりや信頼性を向上させることができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明を実施の形態及び変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。既に述べた実施の形態及び変形例の説明においては、マスクとして第1レジスト膜13,23、第1絶縁膜14,24、第2レジスト膜15,25、第2絶縁膜16,26の4層の積層構造をそれぞれ説明したが、同様にして第3レジスト膜17,27上に第3絶縁膜、第4レジスト膜、第4絶縁膜、・・・・・、第mレジスト膜(m:5以上の整数)、第m絶縁膜を順に積層・加工して、マスクの層の数を増やすことにより、更に加工性・制御性を向上させることも可能である。
上記実施の形態では、半導体装置の製造方法について例示したが、本発明は、液晶装置、磁気記録媒体、光記録媒体、薄膜磁気ヘッド、超伝導素子の製造方法のパターン形成工程に適用できることは、上記説明から容易に理解できるであろう。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施の形態に係る半導体装置の一例を示す断面図(図2の線分I−Iに沿った断面図)である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の一例を示す層間絶縁膜を省略した上面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図3に引き続く工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図4に引き続く工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図5に引き続く工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図6に引き続く工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図7に引き続く工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図8に引き続く工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図9に引き続く工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図10に引き続く工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図11に引き続く工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図12に引き続く工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図13に引き続く工程断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図14に引き続く工程断面図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る半導体装置の製造方法の一例を示す工程斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図16に引き続く工程斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図17に引き続く工程斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図18に引き続く工程斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図19に引き続く工程斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図20に引き続く工程斜視図である。 比較例の半導体装置の製造方法の一例を示す工程断面図である。 比較例の半導体装置の製造方法の一例を示す図22に引き続く工程断面図である。 比較例の半導体装置の製造方法の他の一例を示す工程斜視図である。 比較例の半導体装置の製造方法の他の一例を示す図24に引き続く工程斜視図である。
符号の説明
1…半導体基板
2…ゲート絶縁膜
3d…ドレインコンタクト
3s…ソースコンタクト
4d…ドレイン電極
4s…ソース電極
11s…半導体領域(ソース領域)
11d…半導体領域(ドレイン領域)
12…層間絶縁膜
13,23…第1レジスト膜
14,24…第1絶縁膜
15,25…第2レジスト膜
16,26…第2絶縁膜
17,27…第3レジスト膜
21…ゲート電極(ポリシリコン層)
22…ハードマスク膜

Claims (5)

  1. 被処理基体上に第1レジスト膜を塗布する工程と、
    前記第1レジスト膜上に第1絶縁膜を堆積する工程と、
    前記第1絶縁膜上に第2レジスト膜を塗布する工程と、
    前記第2レジスト膜上に前記第1絶縁膜よりも厚く第2絶縁膜を堆積する工程と、
    前記第2絶縁膜上に第3レジスト膜を塗布する工程と、
    前記第3レジスト膜の一部を選択的に除去する工程と、
    露出した前記第2絶縁膜を加工する工程と、
    露出した前記第2レジスト膜を加工するとともに前記第3レジスト膜を除去する工程と、
    前記第2絶縁膜の高さ方向の一部を残しつつ露出した前記第1絶縁膜を加工する工程と、
    露出した前記第1レジスト膜を加工する工程
    とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1レジスト膜を加工した後、露出した前記被処理基体を加工するとともに前記第2絶縁膜を除去する工程と、
    前記第2レジスト膜を除去する工程と、
    前記第2レジスト膜を除去した後、露出した前記被処理基体を更に加工する工程
    とを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記被処理基体を加工するとともに前記第2絶縁膜を除去する工程、及び前記被処理基体を更に加工する工程のそれぞれは、フルオロカーボン系ガスを用いて処理することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第2レジスト膜を除去する工程は、酸素ガス、水素ガス及びアンモニアガスのいずれかを含むガスを用いて前記第2レジスト膜を除去することを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第2絶縁膜を加工する工程、前記第2レジスト膜を加工する工程、前記第1絶縁膜を加工する工程、前記第1レジスト膜を加工する工程、前記被処理基体を加工する工程、前記第2レジスト膜を除去する工程、及び前記被処理基体を更に加工する工程は、同一チャンバにて連続してドライエッチングすることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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