JP2007149773A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電体と電気的に接続される配線パターンを備えた半導体装置の製造方法に関し、接続孔の形状ばらつきを抑制すると共に、製造コストを低減することのできる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】第1の開口部を有するレジスト膜24をマスクとする異方性ドライエッチングにより、絶縁膜13に凹部を形成し、その後、第1の開口部の側壁を形成するレジスト膜24を後退させて、第1の開口部よりも直径の大きい第2の開口部27を形成し、続いて、第2の開口部27が形成されたレジスト膜24をマスクとする異方性ドライエッチングにより、拡散層が露出するまで絶縁膜13をエッチングして、接続孔を形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特に導電体と電気的に接続される配線パターンを備えた半導体装置の製造方法に関する。
一般的に、半導体装置は、複数の絶縁膜及び配線パターンが積層された多層配線構造体を有する。配線パターンは、絶縁膜に形成された接続孔を充填するよう絶縁膜上に設けられており、絶縁膜に覆われた導電体と電気的に接続される。
配線パターンは、接続孔を充填するよう絶縁膜上にAl等の配線材をスパッタし、配線材をエッチングによりパターニングすることで形成する。配線パターンを形成する場合、配線パターンが断線しないように配線材を接続孔から絶縁膜上に亘って、ステップカバレッジが良好となるように形成することが重要となる。配線材のステップカバレッジを向上させた半導体装置としては、例えば、図12に示す半導体装置100がある。
図12は、従来の半導体装置の断面図である。
図12を参照するに、半導体装置100は、導電体101と、絶縁膜102と、接続孔103と、配線パターン105とを有する。接続孔103は、絶縁膜102に形成されており、内孔103Bと、凹部103Cとを有する。内孔103Bは、導電体101側に配置されており、導電体101の上面101Aを露出している。凹部103Cは、絶縁膜102の上面102A側に設けられており、内孔103Bと一体的に構成されている。凹部103Cは、絶縁膜102の上面102Aに向かうにつれて幅が広くなるような形状とされている。
このような形状の接続孔103を設けることにより、接続孔103と絶縁膜102の上面102Aとの境界部分が面取りされるため、配線材のステップカバレッジを向上させることができる。
配線パターン105は、ビア部105Aと、配線部105Bとを有する。ビア部105Aは、接続孔103に設けられており、導電体101と電気的に接続されている。配線部105Bは、絶縁膜102上に設けられている。配線部105Bは、ビア部105Aと一体的に構成されている。
図13〜図18は、従来の半導体装置の製造工程を示す図である。図13〜図18において、図12に示した半導体装置100と同一構成部分には同一符号を付す。
図13〜図18を参照して、半導体装置100の製造方法について説明する。
始めに、図13に示す工程では、導電体101上に絶縁膜102を形成し、続いて、絶縁膜102上に開口部106Aを有したレジスト膜106を形成する。開口部106Aは、内孔103Bの形成位置に対応しており、その直径は内孔103Bの直径と略等しい。
次いで、図14に示す工程では、レジスト膜106をマスクとする異方性エッチングにより、凹部103Aを形成する。異方性エッチングとしては、ドライエッチングを用いる。
次いで、図15に示す工程では、レジスト膜106をマスクとする等方性エッチングにより、絶縁膜12をサイドエッチング(図15に示すAの部分)して、凹部103Aを絶縁膜102の上面102Aに向かうにつれて幅が広くなるような凹部103Cに変形させる。等方性エッチングとしては、ドライエッチングまたはウエットエッチングを用いる。
次いで、図16に示す工程では、レジスト膜106をマスクとする異方性エッチングにより、凹部103Cと導電体101の間に位置する絶縁膜102に導電体101を露出する内孔103Bを形成する。これにより、内孔103B及び凹部103Cからなる接続孔103が形成される。異方性エッチングとしては、ドライエッチングを用いる。
次いで、図17に示す工程では、レジスト膜106を除去する。次いで、図18に示す工程では、図17に示した構造体上に、スパッタ法によりAl合金等の配線材を成膜し、その後、配線材上にパターニングされたレジスト膜を形成し、このレジスト膜をマスクとするドライエッチングにより配線パターン105を形成する。これにより、半導体装置100が製造される(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−259294号公報
先に説明したように、半導体装置100では、接続孔103を異方性エッチングと等方性エッチングとの組み合わせにより形成する。
しかしながら、上記接続孔の形成方法では、2台のエッチング装置(具体的には、異方性エッチング装置と等方性エッチング装置)を用いる必要があるため、半導体装置100の製造コストが増加してしまうという問題があった。
また、凹部103Cを形成する際、ドライエッチングまたはウエットエッチングにより絶縁膜102をサイドエッチングをしているが、サイドエッチング量(図13に示すAの部分)を精度良く制御することは非常に困難なため、接続孔103の形状がばらついてしまうという問題があった。例えば、接続孔103が密集する領域において、凹部103Cの形状が所望の形状よりも大きくなった場合には、接続孔103の凹部103Cが隣り合う他の接続孔103の凹部103Cと接続されてしまうという問題があった。
そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、接続孔の形状ばらつきを抑制すると共に、製造コストを低減することのできる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、導電体(11)上に設けられ、接続孔(15)を有する絶縁膜(13)と、前記接続孔(15)と前記絶縁膜(13)上とに設けられ、前記導電体(11)と電気的に接続された配線パターン(16)と、を備えた半導体装置(10)の製造方法であって、前記絶縁膜(13)上に該絶縁膜(13)を露出する第1の開口部(24A)を有したレジスト膜(24)を形成するレジスト膜形成工程と、前記レジスト膜(24)をマスクとする異方性ドライエッチングにより、前記絶縁膜(13)に凹部(25)を形成する凹部形成工程と、前記凹部形成工程後に、前記第1の開口部(24A)の側壁(24B)を形成する前記レジスト膜(24)を後退させて、前記第1の開口部(24A)よりも直径の大きい第2の開口部(27)を形成する第2の開口部形成工程と、前記第2の開口部(27)が形成された前記レジスト膜(24)をマスクとする異方性ドライエッチングにより、前記導電体(11)が露出するまで前記絶縁膜(13)をエッチングして、前記接続孔(15)を形成する接続孔形成工程と、前記配線パターン(16)を形成する配線パターン形成工程とを含むことを特徴とする半導体装置(10)の製造方法が提供される。
本発明によれば、第1の開口部(24A)を有したレジスト膜(24)をマスクとする異方性ドライエッチングにより、絶縁膜(13)に凹部(25)を形成し、その後、第1の開口部(24A)の側壁(24B)を形成するレジスト膜(24)を後退させて、第1の開口部(24A)よりも直径の大きい第2の開口部(27)を形成し、続いて、第2の開口部(27)が形成されたレジスト膜(24)をマスクとする異方性ドライエッチングにより、導電体(11)が露出するまで絶縁膜(13)をエッチングして、接続孔(15)を形成することにより、1台の異方性ドライエッチング装置で接続孔(15)を形成することが可能となるため、半導体装置(10)の製造コストを低減することができる。
また、接続孔(15)を形成する際、サイドエッチングを行わないため、接続孔(15)の形状ばらつきを抑制することができる。
尚、上記参照符号は、あくまでも参考であり、これによって、本願発明が図示の態様に限定されるものではない。
本発明は、接続孔の形状ばらつきを抑制すると共に、半導体装置の製造コストを低減することができる。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。
図1を参照するに、半導体装置10は、半導体基板11と、導電体である拡散層12と、絶縁膜13,18と、接続孔15,19と、配線パターン16,21とを有する。
半導体基板11としては、例えば、Si基板やGa−As基板等を用いることができる。拡散層12は、半導体基板11の上面11A側に設けられている。拡散層12の上面は、半導体基板11の上面11と略面一とされている。絶縁膜13は、半導体基板11の上面11A及び拡散層12上を覆うように設けられている。絶縁膜13としては、例えば、CVD法により形成された酸化膜を用いることができる。絶縁膜13の厚さM1は、目的に応じて適宜選択されるが、例えば、0.6μm〜1.2μmとすることができる。
絶縁膜13は、拡散層12を露出する接続孔15を有する。接続孔15は、配線パターン16のビア部16Aを配設するためのものである。接続孔15は、内孔15Aと、凹部15Bとを有する。内孔15Aは、半導体基板11の上面11A側に位置する絶縁膜13に設けられている。内孔15Aは、拡散層12を露出している。内孔15Aの直径R1は、例えば、0.5μm〜1.0μmとすることができる。
凹部15Bは、絶縁層13の上面13A側に位置する絶縁膜13に設けられている。凹部15Bは、内孔15Aの上方に配置されており、内孔15Aと一体的に構成されている。凹部15Bは、凹部15Bの下端から凹部15Bの上端に向かうにつれて、幅広となるような形状とされている。凹部15Bの下端の直径は、内孔15Aの直径R1と略等しく、凹部15Bの上端の直径R2は、内孔15Aの直径R1よりも大きい。内孔15Aの直径R1が0.6μmの場合、凹部15Bの上端の直径R2は、例えば、0.8μm〜1.2μmとすることができる。
凹部15Bの下端と内孔15Aとの境界部分B、及び凹部15Bの上端と絶縁膜13の上面13Aとの境界部分Cは、面取りされており、滑らかな曲面とされている。
このように、凹部15Bの境界部分B,Cを滑らかな曲面形状とすることにより、接続孔15と絶縁膜13上とに成膜される配線材のステップカバレッジを向上させて、配線パターン16の断線を抑制することができる。
接続孔15が密集して形成されている場合、凹部15Bの深さD1は、例えば、絶縁膜13の厚さM1の1/4〜1/2程度とすることができる。また、接続孔15が密集して形成されていない場合、凹部15Bの深さD1は、例えば、絶縁膜13の厚さM1の1/2〜3/4程度とすることができる。
配線パターン16は、接続孔15と絶縁膜13上とに設けられている。配線パターン16は、ビア部16Aと、配線部16Bとを有する。ビア部16Aは、接続孔15に配設されており、拡散層12と電気的に接続されている。配線部16Bは、ビア部16Aの形成位置に対応する絶縁膜13上に設けられている。配線部16Bは、ビア部16Aと一体的に構成されている。配線パターン16は、例えば、接続孔15が形成された絶縁膜13上にスパッタ法により配線材を成膜し、次いで、配線材上に配線パターン16の形状に対応するレジスト膜を形成し、このレジスト膜をマスクとするドライエッチングにより配線材をエッチングして形成する。配線材の材料としては、AlやAl−Cu−Si等を用いることができる。
絶縁膜18は、配線パターン16を覆うように絶縁膜13上に設けられている。絶縁膜18としては、例えば、CVD法により形成された酸化膜を用いることができる。配線部16B上における絶縁膜18の厚さM2は、目的に応じて適宜選択されるが、例えば、0.8μm〜1.3μmとすることができる。
絶縁膜18は、配線部16Bを露出する接続孔19を有する。接続孔19は、配線パターン21のビア部21Aを配設するためのものである。接続孔19は、内孔19Aと、凹部19Bとを有する。内孔19Aは、配線部16B側に位置する絶縁膜18に設けられている。内孔19Aは、配線部16Bの上面を露出している。内孔19Aの直径は、内孔15Aの直径R1と略等しくなるように構成されている。
凹部19Bは、絶縁層18の上面18A側に位置する絶縁膜18に設けられている。凹部19Bは、内孔19Aの上方に配置されており、内孔19Aと一体的に構成されている。凹部19Bは、凹部19Bの下端から凹部19Bの上端に向かうにつれて、幅広となるような形状とされている。凹部19Bの形状は、先に説明した凹部15Bの形状と略等しい。内孔19Aの直径が0.6μmの場合、凹部19Bの上端の直径は、例えば、0.8μm〜1.2μmとすることができる。
また、凹部19Bの下端と内孔19Aとの境界部分D、及び凹部19Bの上端と絶縁膜18の上面18Aとの境界部分Eは、面取りされており、滑らかな曲面とされている。
このように、凹部19Bの境界部分D,Eを滑らかな曲面形状とすることにより、接続孔19と絶縁膜18上とに成膜される配線材のステップカバレッジを向上させて、配線パターン21の断線を抑制することができる。
接続孔19が密集して形成されている場合、凹部19Bの深さD2は、例えば、絶縁膜18の厚さM2の1/4〜1/2程度とすることができる。また、接続孔19が密集して形成されていない場合、凹部19Bの深さD2は、例えば、絶縁膜18の厚さM2の1/2〜3/4程度とすることができる。
配線パターン21は、絶縁膜18上と接続孔19とに設けられている。配線パターン21は、ビア部21Aと、配線部21Bとを有する。ビア部21Aは、接続孔19に配設されており、配線部16Bと電気的に接続されている。配線部21Bは、ビア部21Aの形成位置に対応する絶縁膜18上に設けられている。配線部21Bは、ビア部21Aと一体的に構成されている。配線パターン21は、例えば、接続孔19が形成された絶縁膜18上にスパッタ法により配線材を成膜し、次いで、配線材上に配線パターン21の形状に対応するレジスト膜を形成し、このレジスト膜をマスクとするドライエッチングにより配線材をエッチングして形成する。配線材の材料としては、AlやAl−Cu−Si等を用いることができる。
図2〜図11は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す図である。図2〜図11において、本発明の実施の形態に係る半導体装置10と同一構成部分には同一符号を付す。
図2〜図11を参照して、本発明の実施の形態に係る半導体装置10の製造方法について説明する。
始めに、図2に示す工程では、導電体である半導体基板11に拡散層12を形成し、次いで、半導体基板11及び拡散層12上を覆うように絶縁膜13を形成する。半導体基板11としては、例えば、Si基板やGa−As基板を用いることができる。酸化膜は、例えば、CVD法により形成することができる。絶縁膜13としては、例えば、酸化膜を用いる。また、絶縁膜13の厚さは、例えば、0.6μm〜1.2μmとすることができる。
次いで、図3に示す工程では、絶縁膜13上に第1の開口部24Aを有したレジスト膜24を形成する(レジスト膜形成工程)。第1の開口部24Aは、接続孔15の形成位置に対応する絶縁膜13の上面13Aを露出している。第1の開口部24Aの直径R3は、内孔15Aの直径R1と略等しい。
次いで、図4に示す工程では、第1の開口部24Aを有したレジスト膜24をマスクとする異方性ドライエッチングにより、絶縁膜13に凹部25を形成する(凹部形成工程)。
凹部25の深さD3は、先に説明した凹部15Bの深さD1(図1参照)よりも小さくする。具体的には、凹部25の深さD3は、接続孔15が密集して形成されている場合、例えば、絶縁膜13の厚さM1の1/4〜1/2程度とすることができる。また、接続孔15が密集して形成されていない場合、凹部25の深さD3は、例えば、絶縁膜13の厚さM1の1/2〜3/4程度とすることができる。
凹部25を形成する際の異方性ドライエッチング処理は、例えば、反応性イオンエッチング(RIE)装置を用いることができる。また、異方性ドライエッチングする際の処理ガスとしては、例えば、CHF3、CF4、及びAr(希釈ガス)を用いることができる。
次いで、図5に示す工程では、第1の開口部24Aの側壁24Bを形成するレジスト膜24を後退させて、第2の開口部27を形成する(第2の開口部形成工程)。このレジスト膜24の後退により、絶縁膜13の上面13Aの一部は、レジスト膜24から露出される。レジスト膜24の後退量Fは、例えば、凹部25の直径R4の1/4〜1/2程度とすることができる。第2の開口部27の直径R5は、凹部25の直径R4よりも大きい(R5=R4+2F)。レジスト膜24の後退には、酸素プラズマによるアッシングを用いることができる。
また、このアッシングを異方性ドライエッチングの処理室にてエッチングガスからO2ガスに切り替え、酸素プラズマによるアッシングを行なうことにより、凹部形成工程と第2の開口部形成工程とを連続して行なうことも可能である。このときの処理ガスはO2ガスを主とし、処理温度を下げるためにCHF3、CF4等のFを含むガスの添加も可能である。また、異方性ドライエッチング装置に付属される後処理装置を使用することも可能である。このように凹部形成工程、レジスト膜の後退、及び第2の開口部形成工程を連続して行なうことにより、半導体装置10の生産性を向上させることができ、製造コストを低減することができる。
次いで、図6に示す工程では、第2の開口部27を有するレジスト膜24をマスクとする異方性ドライエッチングにより、拡散層12が露出するまで絶縁膜13をエッチングして内孔15A及び凹部15Bからなる接続孔15を形成する(接続孔形成工程)。この際の処理ガスとしては、例えば、CHF3、CF4、及びAr(希釈ガス)を用いることができる。
凹部15Bの深さD1は、凹部25の深さD3(図4参照)よりも大きい。具体的には、接続孔15が密集して形成されている場合、凹部15Bの深さD1は、例えば、絶縁膜13の厚さM1の1/4〜1/2程度とすることができる。また、接続孔15が密集して形成されていない場合、凹部15Bの深さD1は、例えば、絶縁膜13の厚さM1の1/2〜3/4程度とすることができる。
この異方性ドライエッチングにより、凹部15Bの下端と内孔15Aとの境界部分B、及び凹部15Bの上端と絶縁膜13の上面13Aとの境界部分Cが面取りされ、滑らかな曲面となるため、接続孔15と絶縁膜13の上面13Aとに成膜される配線材のステップカバレッジが向上するので、配線パターン16の断線を抑制することができる。
また、上記説明したように、第1の開口部24Aを有するレジスト膜24をマスクとする異方性ドライエッチングにより、絶縁膜13に凹部25を形成し、次いで、第1の開口部24Aよりも直径の大きい第2の開口部27を形成し、その後、第2の開口部27が形成されたレジスト膜24をマスクとする異方性ドライエッチングにより、絶縁膜13をエッチングして接続孔15を形成することにより、1台の異方性ドライエッチング装置により接続孔15を形成することが可能となるため、半導体装置10の製造コストを低減することができる。
さらに、接続孔15を形成する際、サイドエッチングを行わないため、接続孔15の形状ばらつきを抑制することができる。
次いで、図7に示す工程では、第2の開口部27を有したレジスト膜24を除去する。次いで、図8に示す工程では、接続孔15を充填すると共に、絶縁膜13の上面13Aを覆うように配線材28を形成し、次いで、配線部16Bの形状に対応するレジスト膜31を形成する。配線材28の材料としては、例えば、AlやAl−Cu−Si等を用いることができる。配線材28は、例えば、真空蒸着法、CVD法、スパッタ法等により形成することができる。
次いで、図9に示す工程では、レジスト膜31をマスクとするドライエッチングにより、配線材28をエッチングして、ビア部16A及び配線部16Bよりなる配線パターン16を形成する(配線パターン形成工程)。
次いで、図10に示す工程では、レジスト膜31を除去する。次いで、図11に示す工程では、先に説明した図2〜図10に示す工程と同様な手法により、図10に示した構造体上に、接続孔19を有した絶縁膜18と、ビア部21A及び配線部21Bよりなる配線パターン21とを形成する。これにより、半導体装置10が製造される。
本実施の形態の半導体装置の製造方法によれば、第1の開口部24Aを有するレジスト膜24をマスクとする異方性ドライエッチングにより、絶縁膜13に凹部25を形成し、次いで、レジスト膜24に第1の開口部24Aよりも直径の大きい第2の開口部27を形成し、続いて、第2の開口部27が形成されたレジスト膜24をマスクとする異方性ドライエッチングにより、絶縁膜13をエッチングして接続孔15を形成することにより、1台の異方性ドライエッチング装置で接続孔15を形成することが可能となるため、半導体装置10の製造コストを低減することができる。
また、接続孔15を形成する際、サイドエッチングを行わないため、接続孔15の形状ばらつきを抑制することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、2層配線構造の半導体装置10を例に挙げて説明したが、本発明は、3層以上の多層配線構造を有する半導体装置にも適用可能である。
また、本発明は、半導体基板上にゲートを形成し、ゲートを覆う絶縁膜にゲートと電気的に接続されるように配線パターンを形成する場合にも適用可能である。
本発明は、接続孔の形状ばらつきを抑制すると共に、製造コストを低減することができる半導体装置の製造方法に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す図(その1)である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す図(その2)である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す図(その3)である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す図(その4)である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す図(その5)である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す図(その6)である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す図(その7)である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す図(その8)である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す図(その9)である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す図(その10)である。 従来の半導体装置の断面図である。 従来の半導体装置の製造工程を示す図(その1)である。 従来の半導体装置の製造工程を示す図(その2)である。 従来の半導体装置の製造工程を示す図(その3)である。 従来の半導体装置の製造工程を示す図(その4)である。 従来の半導体装置の製造工程を示す図(その5)である。 従来の半導体装置の製造工程を示す図(その6)である。
符号の説明
10 半導体装置
11 半導体基板
11A,13A,18A 上面
12 拡散層
13,18 絶縁膜
15,19 接続孔
15A,19A 内孔
15B,19B,25 凹部
16,21 配線パターン
16A,21A ビア部
16B,21B 配線部
24,31 レジスト膜
24A 第1の開口部
24B 側壁
27 第2の開口部
28 配線材
M1,M2 厚さ
D1〜D3 深さ
B〜E 境界部分
F 後退量
R1〜R5 直径

Claims (3)

  1. 導電体上に設けられ、接続孔を有する絶縁膜と、前記接続孔と前記絶縁膜上とに設けられ、前記導電体と電気的に接続された配線パターンと、を備えた半導体装置の製造方法であって、
    前記絶縁膜上に該絶縁膜を露出する第1の開口部を有したレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、
    前記レジスト膜をマスクとする異方性ドライエッチングにより、前記絶縁膜に凹部を形成する凹部形成工程と、
    前記凹部形成工程後に、前記第1の開口部の側壁を形成する前記レジスト膜を後退させて、前記第1の開口部よりも直径の大きい第2の開口部を形成する第2の開口部形成工程と、
    前記第2の開口部が形成された前記レジスト膜をマスクとする異方性ドライエッチングにより、前記導電体が露出するまで前記絶縁膜をエッチングして、前記接続孔を形成する接続孔形成工程と、
    前記配線パターンを形成する配線パターン形成工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2の開口部形成工程において、前記レジスト膜の後退は、酸素プラズマによるアッシングにより行なうことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記絶縁膜上には、複数の絶縁膜及び配線パターンが積層されており、
    前記複数の配線パターンは、前記レジスト膜形成工程、凹部形成工程、第2の開口部形成工程、接続孔形成工程、及び配線パターン形成工程により形成することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
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