JP2006259368A - 光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反射ミラーの振動を抑制するための補強部材を、反射ミラーの面精度への影響を抑えて接合する。
【解決手段】プレス成型により、同一面、かつ、同一高となるように形成された半抜きボス96の先端の3点のみが、大ミラー66の背面168に当接し、補強部材90の接合部92の接着面92Aの接着部分と大ミラー66の背面168とは、当接せずに隙間が開いている。また、接合部92の接着面92Aと大ミラー66の背面168との隙間は一定でなくても、接着剤SEによって吸収して接合される。また、補強部材90の接合部分は、大ミラー66の両端部のみを接合しており、補強部材90の接合部92の両端部の間の長い領域は接合されていない。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に用いられる光学装置に関する。
画像形成装置は、光ビームを出射する光走査装置や原稿を読み取る画像読取装置などの光学装置を備えている。このような光学装置には、光を反射する反射ミラーを備えている。反射ミラーは、例えば、画像形成を行う際の各種振動による共振等によって振動すると、画像の振れや歪みを生じる。このため、反射ミラーの振動を抑えるための構成が提案されている。
例えば、図22に示すように、反射ミラー1100の反射面1102に補強部材1104(ガラス)を両面テープ1006で貼り付けて、反射面1102の平面度に影響を及ぼさずに、反射ミラー1100の剛性を高める構成が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このような構成は、光を反射する領域1108外に、補強部材1104を貼り付ける必要があるので、ミラー幅Hを上下に広げる必要がある。このため、装置全体が高くなる(装置が大型化する)。また、反射面1102の長手方向略全域に補強部材1104を貼り付けているので、反射ミラー1100を湾曲させてBOW補正する際に、湾曲させるための押圧力を強くする必要がある。このため、この強い押圧力に耐えるハウジングが必要であるため、ハウジングが大型するとともに重量が増す。更に、反射ミラー1100を湾曲させてボウ補正をする際、補強部材1104との接着強度が一様でないと、反射ミラー1100が円弧状にきれいに湾曲しない。
また、例えば、図23に示すように、反射ミラー1200の隣り合う、面1200Aと面1200Bとに、L字状の補強部材1202を固着させることで、低スペースで反射ミラー1200の剛性を高める構成が提案されている。(例えば、特許文献2参照)。
しかし、このような構成は、反射ミラー1200の隣り合う、面1200Aと面1200Bとに、補強部材1202の面部1202Aと面部12002Bとを同時に高精度に固着させないと、反射ミラー1200が歪んでしまう。よって、高い製造技術が必要である。また、上記同様、反射ミラー1200を湾曲させてボウ補正をする際、L字状の補強部材1202の、特に面部1202Bによって剛性が高くなっているので、ボウ補正の押圧力を、やはり強くする必要がある。また、L字状の補強部材1202に拘束され、反射ミラー1200が円弧状にきれいに湾曲しない。
また、例えば、図24に示すように、反射ミラー1300の長手方向側端面1300Bに補強部材1306を接着することで、反射ミラー1300の反射面1300Aの平面精度を維持しつつ、固有振動値を変化させ、共振を防止する構成が提案されている。また、接着箇所1304を複数箇所(図24では三箇所)とし、接着面積を減少させることで、反射ミラー1300と補強部材1306との熱膨張の差による変形や接着不良に対応している。(例えば、特許文献3参照)。
しかし、このように接着箇所1304を複数箇所として接着面積を減少させても、補強部材1306自体の、例えば、加工時の歪みによって、反射ミラー1300が接着箇所1304に引っ張られて、反射ミラー1300の平面度に影響を及ぼす。つまり、補強部材1306の歪みによる影響は十分排除できないまた、長手方向側端面1300Bに補強部材1306を接着しており、剛性が高くなっている。このため、やはり反射ミラー1300を湾曲させてのボウ補正の押圧力を強くする必要がある。また、3箇所の接着箇所に拘束されるので、反射ミラー1300もやはり円弧状にきれいに湾曲しない。
また、例えば、図25に示すように、反射ミラー1400の走査方向中央部の底面1400Bに接触する緩衝部材1402を設置することで、反射ミラー1400の振動を抑制する構成が提案されている。(例えば、特許文献4参照)。
しかし、このような構成は、反射ミラー1400を湾曲させてボウ補正をする際や、図25(B)、(C)に示すように、ビス1404を廻して突出量(図中の矢印1500参照)を変えて反射ミラー1400の角度調整(図中の矢印1501参照)する際などに、緩衝部材1402に引っ掛かり、調整しにくい。
特開平10−206617号公報 特開2002−162699号公報 特開平10−282399号公報 特開平02−253274号公報
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、画像形成装置に用いられる光学装置の反射ミラーの振動を抑制するための補強部材を、反射ミラーの面精度への影響を抑えて接合することを目的とする。
請求項1に記載の光学装置は、画像形成装置に用いられる光学装置であって、反射面で入射光を反射する板状の反射ミラーと、前記反射ミラーの前記反射面と反対側の背面の長手方向の両端部のみに接合された補強部材と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の光学装置は、補強部材を反射ミラーの背面に接合させることによって、反射ミラーの剛性を高めるともに、反射ミラーの共振周波数を高め、共振しにくくしている。よって、反射ミラーの振動が抑制される。
更に、反射ミラーの反射面と反対側の背面の長手方向の両端部のみに補強部材が接合され、両端部の間の長い領域は接合されていない。よって、補強部材に歪みが生じても、接合されていない両端部以外の長い領域によって緩衝するので、反射ミラーへの影響が抑えられる。
また、長手方向の両端部のみが接合されおり、接合部分の接合面積が少ない。つまり、反射ミラーの面精度に影響を与えないように、高い面精度に加工する必要がある面積(接合面積)が少ないので、補強部材を容易に安価で製造できる。
請求項2に記載の光学装置は、画像形成装置に用いられる光学装置であって、反射面で入射光を反射する板状の反射ミラーと、前記反射ミラーの前記反射面の長手方向の両端部のみに接合され、両端部の接合部分の間の該反射面の反射領域をあけた補強部材と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の光学装置は、補強部材を反射ミラーの反射面に接合させることによって、反射ミラーの剛性を高めるともに、反射ミラーの共振周波数を高め、共振しにくくしている。よって、反射ミラーの振動が抑制される。なお、補強部材は、両端部の接合部分の間の反射面の反射領域をあけているので、反射面に接合しても、反射ミラーを大きくする必要がない。
更に、反射ミラーの反射面の長手方向の両端部のみに補強部材が接合され、両端部の間の長い領域は接合されていない。よって、補強部材に歪みが生じても、接合されていない両端部以外の長い領域によって緩衝するので、反射ミラーへの影響が抑えられる。
また、長手方向の両端部のみが接合されおり、接合部分の接合面積が少ない。つまり、反射ミラーの面精度に影響を与えないように、高い面精度に加工する必要がある面積(接合面積)が少ないので、補強部材を容易に安価で製造できる。
請求項3に記載の光学装置は、請求項1、又は請求項2に記載の構成において、前記補強部材には、先端が前記反射ミラーと当接する突起部を備え、前記突起部と前記反射ミラーとの当接部分の近傍を接合することを特徴としている。
請求項3に記載の光学装置は、先端が反射ミラーと当接する突起部を補強部材が備え、突起部と反射ミラーとの当接部分の近傍を接合している。
よって、補強部材の突起部の先端と反射ミラーとのみが当接しているので、補強部材の突起部を高さのみを高精度とすれば良い。つまり、突起部の先端部以外は反射ミラーと当接していないので、接合部分の面精度を高精度に加工する必要が無い。このため、容易に安価で補強部材を製造できる。
請求項4に記載の光学装置は、請求項3に記載の構成において、前記補強部材は、前記突起部の近傍に接着孔が形成され、前記突起部と反射ミラーとを当接させたのち、前記接着孔から接着剤を流し込み、前記反射ミラーと前記補強部材とを接着接合したことを特徴としている。
請求項4に記載の光学装置は、補強部材の突起部と反射ミラーとを当接させたのち、突起部の近傍に形成された接着孔から接着剤を流し込み、反射ミラーと補強部材とを接着接合している。よって、突起部と反射ミラーとの当接部に接着剤が流れ込むことがなく、しかも、突起部の周辺部分にのみ容易に接着剤で接着接合できる。
請求項5に記載の光学装置は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の構成において、前記反射ミラーを湾曲させる湾曲手段を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の光学装置は、湾曲手段によって反射ミラーを湾曲させ、例えば、反射光のBOW補正を行う。補強部材は反射ミラーの長手方向の両端部のみに接合され、両端部の間の長い領域は接合されていない。よって、両端部部以外は補強部材に拘束されないので、反射ミラーをきれいな円弧状に湾曲できる。
請求項6に記載の光学装置は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の構成において、前記補強部材は、前記反射ミラーと接合する接合部と、前記接合部と所定の角度を持って、前記接合部から曲げられた屈曲部と、を備えることを特徴としている。
請求項6に記載の光学装置は、補強部材が反射ミラーと接合部から曲げられた屈曲部を備えているので、補強部材の剛性が高い。
よって、反射ミラーの剛性がより高まるとともに、反射ミラーの共振周波数をより高め、より共振しにくくしている。したがって、反射ミラーの振動がより抑制される。
なお、補強部材の剛性が高くなっても、長手方向の両端部のみが接合されおり、両端部の間の長い領域は接合されていないので、補強部材の歪みが生じても、接合されていない両端部以外の長い領域によって緩衝するので、反射ミラーへの影響が抑えられる。また、湾曲手段によって反射ミラーを湾曲させる構成であっても、長手方向の両端部のみが接合され、両端部以外は補強部材に拘束されないので、同様に反射ミラーをきれいな円弧状に湾曲できる。
請求項7に記載の光学装置は、請求項6に記載の構成において、前記補強部材の前記屈曲部に、前記反射ミラーの前記反射面に直交する端面に当接して押圧する押圧部材を設けたことを特徴としている。
請求項7に記載の光学装置は、補強部材の前記屈曲部に反射ミラーの反射面に直交する端面に当接して押圧する押圧部材を設け、反射ミラーの共振周波数をより高め、より共振しにくくしている。したがって、反射ミラーの振動がより抑制される。
なお、湾曲手段によって反射ミラーを湾曲させる構成であっても、押圧部材は反射ミラーの反射面に直交する端面に当接して押圧しているだけなので、反射ミラーの湾曲を拘束しない。(湾曲に応じ当接位置が移動する)。したがって、反射ミラーをきれいな円弧状に湾曲できる。
請求項8の記載の光学装置は、請求項7に記載の構成において、前記反射ミラーの角度を調整する角度調整手段を備えることを特徴としている。
請求項8の記載の光学装置は、反射ミラーの角度を角度調整手段で調整し、反射光の反射角度を調整できる。反射ミラーの角度を変えても、補強部材及び押圧部材も一体となって角度が変わるので、補強部材及び押圧部材が角度調整の妨げにならない。
請求項9に記載の光学装置は、請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の構成において、前記補強部材の前記屈曲部は、前記反射ミラーの端部から該反射ミラーの反射面側方向に突出するように曲げられ、前記接合部から曲げられた前記屈曲部の前記所定の角度は、前記反射面に入射する入射光と、反射した反射光と、のいずれにも干渉しない角度とすることを特徴している。
請求項9に記載の光学装置は、補強部材の屈曲部が、反射ミラーの端部から反射ミラーの反射面側方向に突出するように曲げられている。しかし、反射ミラーの反射面に入射する入射光と、反射した反射光と、のいずれにも干渉しない所定の角度に屈曲部が曲げられているので、反射ミラーを大きくする必要がない。
請求項10に記載の光学装置は、請求項9に記載の構成において、前記所定の角度は、前記反射面と直交する角度を第一角度、前記入射光と平行な角度を第二角度、前記反射光と平行な角度を第三角度、とすると、前記第一角度から前記第三角度のうち、最も大きな角度とすることを特徴としている。
請求項10に記載の光学装置は、入射光と反射光との角度が鋭角の場合、屈曲部を反射面と直交となる第一角度にすれば、入射光と反射光のいずれにも干渉しない。また、曲げすぎて反射面を覆うことも無いので、反射ミラーも必要以上に大きくならない。
入射光と反射光との角度が鈍角の場合、屈曲部が前記入射光と平行の第二角度、あるいは、反射光と平行な第三角度とすることで、入射光、反射光に干渉しない。また、必要以上に角度を大きくして、大型化することもない。
つまり、補強部材の接続部と屈曲部との所定の角度を、第一角度から第三角度の最も大きいな角度とすることで、入射光と反射光のいずれにも干渉せずに、しかも、必要以上に曲げすぎたり、逆に角度が大きくなることもない、最も適した角度となる。
請求項11に記載に記載の光学装置は、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の構成において、前記反射ミラーの上方又は下方のいずれか一方、又は両方を通過する光路が設けられていることを特徴としている。
請求項11に記載に記載の光学装置は、反射ミラーの上方又は下方のいずれか一方、又は両方を通過する光路を設け、光学装置全体として、複雑な光路の構成としている。よって、例えば、光学装置全体が小型化される。
請求項12に記載の光学装置は、請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の構成において、前記反射ミラーが取り付けられる光学箱を備え、前記反射ミラーは、前記光学箱の一端側の壁面近傍に、該反射ミラーの反射面が他端側とし、かつ前記壁面と角度をもって取り付けられ、前記補強部材の前記屈曲部は、前記壁面と前記反射ミラーとで構成する略三角形の領域の底辺部に突出することを特徴としている。
請求項12に記載の光学装置は、反射ミラーが光学箱の一端側の壁面近傍に反射ミラーの反射面が他端側として、かつ壁面と角度をもって取り付けられている。このように取り付けると、壁面と反射ミラーとで構成する略三角形の領域はデッドスペースとなる。
しかし、デッドスペースである、この略三角形の領域の底辺部に、反射ミラーの補強部材の屈曲部を突出(配置)させることで、デッドスペースを有効に活用している。
請求項13に記載の光学装置は、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の構成において、前記補強部材は、1枚の板状の板金から形成されていることを特徴としている。
請求項13に記載の光学装置は、補強部材が1枚の板状の板金から形成されているので、製造コストが安い。
請求項14に記載の光走査装置は、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の構成において、前記反射ミラーは、被照射体に向かって前記前記入射光を反射する最終反射ミラーであることを特徴としている。
請求項14に記載の光走査装置は、被照射体に向かって入射光を反射する最終反射ミラーに補強部材を接合している。
さて、最終反射ミラー以前の反射ミラーが歪むと、最終反射ミラーで増分され、影響が大きい。最終反射ミラーは、この最終反射ミラーの歪み分しか影響を与えない。よって、最終反射ミラーに適用する場合と、最終反射ミラー以前の反射ミラーに適用する場合と、を比較すると、最終反射ミラーに適用する場合の方が、補強部材の精度を下げることができる。よって、容易に安価で補強部材を製造できる。
請求項15に記載の光学装置は、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の構成において、光源から出射された光ビームを被走査体に走査露光する光走査装置に適用したことを特徴としている。
請求項15に記載の光学装置は、光源から出射された光ビームを被走査体に走査露光する光走査装置の反射ミラーに補強部材を接合し、反射ミラーの振動を抑制している。よって、光ビームが正確に被走査体を走査する。
請求項16に記載の光学装置は、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の構成において、原稿を走査して読み取る画像読取装置に適用したことを特徴としている。
請求項16に記載の光学装置は、原稿を走査して読み取る画像読取装置の反射ミラーに補強部材を接合し、反射ミラーの振動を抑制している。よって、原稿の読み取りが正確に行える。
以上説明したように本発明によれば、画像形成装置に用いられる光学装置の反射ミラーの振動を抑制するための補強部材を、反射ミラーの両端部にのみ接合したので、補強部材による反射ミラーの面精度への影響が抑えられている。
本発明に係る実施形態について説明する。
まず、本発明を画像形成装置の光走査装置に適用した第一の実施形態について説明する。
図1に示すように、画像形成装置50は、光走査装置51を備えている。光走査装置51は、黒、シアン、マゼンダ、イエローの各色の光ビーム52K、52C、52M、52Yを、被走査体である感光体ドラム53K,53C、53M,53Yに対して出射する。
なお、以降、YMCKを区別する必要がある場合は、符号の後にY、M、C、Kの何れかを付して説明し、YMCKを区別する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略する。
感光体ドラム53K〜53Yは、帯電装置(図示略)によって一様に表面が帯電したのち、画像信号に対応する光ビーム52K〜52Yが光走査装置51から出射して露光され、静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置(図示略)によって現像され、トナー像が形成される。
各色感光体ドラム53K〜53Yに形成された各色トナー像は、矢印A方向に定速で搬送される中間転写ベルト54に転写されて重ね合わせられ、フルカラートナー像となる。
フルカラートナー像は、搬送される記録用紙55に転写される。フルカラートナー像が転写された記録用紙55は、定着装置(図示略)によってフルカラートナー像が定着され、排紙トレー(図示略)に排出される。
つぎに、光走査装置51について説明する。
図1に示すように、上面が開口したハウジング57と、開口を塞ぎ、光ビーム52K〜52Yが出射する出射窓80Y,80M,80C,80Kを備えるカバー56と、を有し、図2に示すように、ハウジング57内部に各種光学部品が取り付けられている。
つぎに各種光学部品の詳細を、光ビーム52Mの光路に沿って説明していく。なお、他の光ビーム52Y,52C,52Kも略同様であるので、詳しい説明は省略する。
図1に示すように、光源59Mから出射された光ビーム52Mは、コリメーターレンズ60Mを透過し、ゆるい発散光とされ、シリンダーレンズ61Mを透過したのち、小ミラー62YMによって反射され、副走査方向に絞られて回転多面鏡58に入射する。
回転多面鏡58によって反射された光ビーム52Mは結像光学系であるfθレンズ63YMを透過し、中ミラー64Mで反射後、大ミラー66Mの下方を通過し、シリンダーミラー65Mで反射した後、大ミラー66Mで反射され、感光体ドラム53Mを露光する。
なお、回転多面鏡58の面倒れが生じても、副走査方向の走査線にズレが生じないように、シリンダーミラー65Mの反射面は副走査方向にR面が形成されている。
また、光ビーム52Yの光路上には、コリメータレンズ60Yと小ミラー62YMの間にもう一枚小ミラー62Yが配置されている。また、光ビーム52Kの光路上にも同様に小ミラー62Kが配置されている。
光走査装置51は、露光位置のズレを補正するための、図3(A)に示すSKEW補正、及び図3(B)に示すBOW補正、を行う機構が設けられている。なお、図中の2点鎖線がずズレた画像位置を表し、実線がSKEW補正、BOW補正された露光位置を表している。
SKEW補正は、図2に示す、シリンダーミラー65の角度を調整するスキュー補正機構67で行う。スキュー補正機構67のカム(図示略)を回転させることで、シリンダーミラー65の角度を換え、図3に示すように、シリンダーミラー65Yの破線位置を実線に調整することで、補正される。
つぎに、板状の大ミラー66と、この大ミラー66を支持し、BOW調整機構を備えた第一支持部300、第二支持部400について説明する。なお、大ミラー66M,66C,66Y,66Kのいずれも同様の第一支持部300,第二支持部400に、同様に支持されているので、それぞれを区別しないで記載する。
図4に示すように、大ミラー66の両端部を第一支持部300,第二支持部400が支持している。第一支持部300は第一台部302を,第二支持部400は第二台部402を備えている。この第一台部302,第二台部402の上面302A,402Aには、第一支持体69,第二支持体70が立設している。これらの第一支持体69,第二支持体70の、大ミラー66の反射面68側の端面には、先端が尖り、断面が三角形状の突起部69A,突起部69B,突起部70Aが形成されている。これらの突起部69A,突起部69B,突起部70Aは、大ミラー66の反射面68に当接し、大ミラー66の角度を決定している。
なお、第二支持体70には、突起部70Aが中央部分の1箇所にのみ形成されている。また、第一支持体69には、上下に2個所、突起部69A,突起部69Bが形成されている。
そして、大ミラー66は、第一台部302,第二台部402の上面302A,402Aに固定されたL字状の弾性体16で突起部69A,69B,70Aに押圧され、固定されている。なお、図4(B)では、第一支持部300のみが見えているが、第二支持部400も同様に、略L字状の弾性体16で突起部70Aに押圧し、固定されている。
第一支持部300にはBOW調整機構350が設けられている。BOW調整機構350は、図3(B)を用いて説明した、大ミラー66を湾曲させてBOW補正を行うための機構である。
図4と図5とに示すように、BOW調整機構350は、第一支持体69に対して、長手方向の外側に配置され、BOW調整部材72を備えている、BOW調整部材72は、中央部分で曲げられ、固定板Aと傾斜板72Bとで構成された略L字状の板状をしている。BOW調整部材72の固定板72Aは、第一台部302の上面302Aにビスで固定されている。傾斜板72Bは大ミラー66と同角度に曲げられているが、弾性変形し、折り曲げ角度が可変する。
図4(B)に示すように、BOW調整部材72の傾斜板72Bには、半球型の凸部74が形成されており、凸部74は大ミラー66の背面168(反射面68と反対面)に当接している。
BOW調整部材72Mの傾斜板72Bの上端部分には、調整スクリュー76が螺合するネジ孔が形成されたネジ部75が設けられている。調整スクリュー76の先端部は、第一台部302に形成され大ミラー66と略同角度の傾斜面71に、当接している。
そして、調整スクリュー76を回転させることによって、傾斜板73と傾斜面71との距離が調整され、第一支持体69の背面168に、凸部74が押圧する押圧量(押圧力)が増減する。(図中の矢印351を参照)。
図5に示すように、第一支持体69の突起部69A,69Bの当接位置と、凸部74が押圧する押圧位置と、は内と外に離れており、しかも互いに反対側(反射面68と背面168)に当接している。よって、凸部74が押圧する押圧量(図4(B)の矢印351参照)の増減によって、大ミラー66の湾曲量が変化し、図3(B)の2点鎖線から実線上にBOW補正できる。
さて、図1に示す、回転多面鏡58、画像形成装置10内部の記録用紙55の紙送り機構(図示略)、感光対ドラム53K〜53Yを回転駆動させる駆動モーター(図示略)などの振動が、ハウジング57に伝わり、大ミラー66が、たわみ振動を起こし、図19の点線で示すように、光路がズレれて走査線ズレを起こし、画質不良となる。
このため、図1に示すように、補強部材90Y〜90Kを大ミラー66Y〜66Kに接合し、大ミラー66Y〜66Kの剛性を上げると共に、大ミラー66Y〜66Kの固有値(共振周波数)を高め共振しにくくし、大ミラー66Y〜66Kの振動を抑制し、画質不良を防止している。
つぎに、大ミラー66Y〜66Kに接合されている補強部材90Y〜90Kについて説明する。
図6に示すように、大ミラー66の背面168(反射面68と反対側面)に、補強部材90が接合されている。補強部材90の長手方向の全長は、大ミラー66の長手方向の全長より短く、両端部を支持する第一支持部300と第二支持部400との間に入る。よって、図4(A)に示すように、大ミラー66の支持に影響を与えない。このため、従来と同様の支持方法、及び支持部材であってもそのまま大ミラー66を固定できる。なお、大ミラー66を支持して固定する支持部の構成によっては、図7に示すように、大ミラー66の全長と補強部材190の全長とが略同じであっても良いし、図示は省略するが補強部材の全長が大ミラー66の全長より長くても良い。
図6に示すように、補強部材90は、金属の1枚の板金からなり、断面がL字形状をしている。補強部材90は、大ミラー66の背面168に接合される接合部92と、接合部92から角度をもって曲げられ、背面168側方向に突出する屈曲部94と、を備えている。
なお、図1と図8とに示すように、補強部材90を接合しても、光ビーム52の光路を妨げない。よって、本実施形態では、大ミラー66の下方を通過する光ビーム52の光路を有する構成となっている。これは、例えば、特開平2−253274号公報の構成を示す図25のように、緩衝部材1402を設置するスペースを設けなくとも良い構成としたので、図1と図8に示すように、大ミラー66の下方を通過する光ビーム52の光路を設けることが可能になったからである。このため、図1に示すように、光ビーム52の光路を複雑に折り返した構成にできる。(設計の自由度が大きい)。よって、光走査装置51全体を小型化できる。なお、図8の点線で示すように、大ミラー66の上方を通過する光ビーム52の光路を設けることも可能である。
さて、図6に示すように、補強部材90の接合部92の両端部には、大ミラー66の背面168と当接する半抜きボス96が、一端側には二つ、他端側には一つ、合計三個形成されている。なお、半抜きボス96はプレス成型により、同一面、かつ、同一高となるように、容易に安価で高精度に形成できる。また、半抜きボス96の両端側には接着孔98が形成されている。
つぎに、大ミラー66と補強部材90との接合方法について説明する。
図6(A)に示すように、三個の半抜きボス96を大ミラー66の背面168に当接させる。そして、接着孔98に接着剤SEを流しこむ。図6(B)に示すように、接着剤SEは接着孔98を中心に広がる。接着剤SEが固まり、補強部材90の両端部のみが接着接合される。そして、接着接合された後に、光走査装置51の第一支持部300、第二支持部400(図4(A)参照)に、大ミラー66(と接合された補強部材90)を固定する。
このような構成、及び接合方法とすることで、補強部材90の接合部92の面精度を高くする必要がなくなる。なぜなら、上述したように、プレス成型により、同一面、かつ、同一高となるように高精度に形成された半抜きボス96の先端の3点のみが、大ミラー66の背面168に当接し、図6(B),(C)に示すように、補強部材90の接合部92の接着面92Aの接着部分(本実施形態の場合は、接着剤SEで接着接合されている部分)と大ミラー66の背面168とは、当接せずに隙間が開いている。よって、接合部92の接着面92Aの平面度が悪くとも、大ミラー66に影響を与えない。また、接合部92の接着面92Aと大ミラー66の背面168との隙間は一定でなくても、接着剤SEによって吸収して接合される。
このように、補強部材90の接合部92の接着面92Aの面精度を高くする必要がないので、補強部材90を安価に製造できる。
また、補強部材90の接合部分(本実施形態の場合は、接着剤SEで接着接合されている部分)は、大ミラー66の両端部のみを接合しており、補強部材90の接合部92の両端部の間の長い領域は接合されていない。よって、補強部材90に歪みが生じても、接合されていない両端部以外の長い領域によって緩衝するので、大ミラー66への影響が抑えられる。
更に、両端部のみ接合しているので、前述した、大ミラー66を湾曲させBOW補正する際(図3(B)参照)、補強部材90はあまり湾曲しない。換言すると、大ミラー66が湾曲しても、補強部材90は湾曲せずに形状を維持する。よって、大ミラー66の湾曲に対して殆ど拘束しないので、大ミラー66を湾曲させる押圧力も大きくならない。よって、第一支持部300、第二支持部400(図4参照)も強固にする必要がない。また、半円形状にきれいに湾曲するので、反射光も歪まない。
このように、従来、反射ミラーを湾曲させてBOW補正を行う場合、反射ミラーに補強部材を接合させ固有値を移動させることが困難であったが、本構成とすることで、大ミラー66(反射ミラー)を湾曲させてBOW補正をおこなうことが可能となった。
さて、図9に模式的に示すように、大ミラー66は、感光体ドラム53に向かって反射する最終反射ミラーである。
大ミラー66の以前の中ミラー64Mやシリンダーミラー65M等(以降、便宜上、前ミラー160と記載する)に歪みがあると、感光体ドラム53までに距離が長いうえに、また、大ミラー66で増分されるので、感光体ドラム53に形成される潜像に与える影響が大きい。大ミラー66は、感光体ドラム53までに距離が短いうえに、また、この大ミラー66の歪み分しか感光体ドラム53に形成する潜像に影響を与えない。よって、前ミラー160の面精度の方がより高い精度が求められる。このため、補強部材90を前ミラー160に接合する場合は、補強部材90をより高精度に製造する必要ある。
つまり、本構成のように、被走査体としての感光体ドラム53に向かって反射させる大ミラー66(最終反射ミラー)に適用することで、前ミラー160に適用する場合と比較し、補強部材90の精度を下げることができる。よって、補強部材90を容易に安価に製造できる。また、低価格で高性能の光走査装置51となる。
なお、補強部材90の形状、及び大ミラー66との接合方法は、上記に限定されない。
まず、補強部材90と大ミラー66との接合方法のその他の例を説明する。
例えば、図7に示すように、接着孔98(図6参照)を設けず、半抜きボス96の近傍に接着剤SEを塗布したのち、補強部材190と大ミラー66とを貼り合わせて接合しても良い。なお、この場合、半抜きボス96と大ミラー66との当接部分に、接着剤SEが入りこまないようにする。
あるいは、両面テープRYで接合してもよい。なお、両面テープRYは、半抜きボス96の高さより厚みがあり、また、補強部材90と大ミラー66とを貼り合わせると、つぶれる材質のものとする。なお、両面テープRYで接合した場合、両面テープRYの持つ粘弾性によっても振動を減衰させる効果がある。
また、図10(B)に示すように、屈曲部94を反射面68側方向に突出するように接合しても良い。
つぎに、補強部材90の形状のバリエーションについて説明する。ただし、いずれも両端部のみ接合し、その他の部分は接合させない。
図11(A)に示す第一バリエーションの補強部材600は、両端部のみ接合部602を残し、それ以外は切り欠いて無くしている。
図11(B)に示す第二バリエーションの補強部材610は、両端部の接合部602を残して切り欠いているが、切り残し616を備えている。
このような第一バリエーショの補強部材600,第二バリエーションの補強部材610ように、接合部602,612の面積をより小さくすることで、接合部602,612の平面度の精度を高く形成しやくすくなる。また、補強部材600,610の歪みを、切り欠かれた部分で吸収するので、補強部材600,610の歪みが大ミラー66の平面度に影響を与えにくい。よって、半抜きボス96(図6参照)を設けず、直接、接合させることも可能である。また、プレス成形後に、接合部602,612が平面度を満足していなくても(仕様外であっても)、面積が小さいので修正が容易である。
更に、切り欠いた領域607,617を大ミラー66の反射面68の光ビーム52の走査領域(反射領域)より大きくすることで、図10(C),(D)に示すように、補強部材600,6110を大ミラー66の反射面68にも接合可能となる。
なお、図10(B),(C)に示す、屈曲部94,604,614を、反射ミラー66の端部から反射面68側方向に突出するように接合する場合であるが、入射光と反射光に干渉しない角度とすることで、大ミラー66の長手方向と直交方向する幅を必要以上に大きくする必要がなくなる。
具体的には、図12(A)に示すように、入射光52INと反射光52OUTとの角度が鋭角の場合は、反射面68と直交する方向と平行(上端部66Aと略同一線上)とすれば良い。(請求項9の第一角度に対応)。
また、図12(B)に示すように、入射光52INと反射光52OUTとの角度が鈍角の場合は、反射光52OUTと平行とすれば良い(請求項9の第二角度に対応)。なお、図12(B)において、入射光52INと反射光52OUTとが逆の場合は、入射光52INと平行とする(請求項9の第三角度に対応)。
このように、屈曲部94,604,614の角度を設定することで、必要以上に曲げて反射面68を覆ったり、逆に必要以上に大きな角度とし、大型化(幅広)することがない。なお、補強部材90を接合した場合も同様である。
図13(A)に示す第三バリエーションの補強部材700は、屈曲部94(図6参照)が無い、平面の板形状である。
図13(B)に示す第四バリエーションの補強部材710は、第三バリエーションの補強部材700の中央部にU字状の切り欠き712が形成されている。この切り欠き712によって、補強部材710の歪みを吸収させることができる。よって、補強部材710の平面精度を下げることができる。
図13(C)に示す第五バリエーションの補強部材720,721は、第三バリエーションの補強部材700を分割し、隙間722を設けた構成である。これについても。第四バリエーションの補強部材710、同様に平面度を下げることがきる。
図13(D)に示す第六バリエーションの補強部材730は、第四バリエーションに、屈曲部734を備える構成である。
図13(E)に示す第七バリエーションの補強部材740は、第五バリエーションに、屈曲部744を備える構成である。
更に、図14に示す第八バリエーションの補強部材750は、補強部材本体751の屈曲部754に押圧部材756の一端部がビスで固定されている。押圧部材756の他端は下方に突出する半円状の凸部758が形成されている。押圧部材756はバネ性を有しており、凸部758が大ミラーの上端部66Aに当接し押圧している。このように、押圧部材756の凸部758に当接し押圧する構成とすると、大ミラー66を湾曲させてBOW補正しても、凸部758の当接位置がズレるので問題が生じない。
また、押圧部材756は板形状で薄い。このため、前述したように、特開平2−253274号公報の構成を示す図25のように、緩衝部材142を設置するスペースを設けなくとも良いので、上述した本実施形態では実施していないが、図15に示すように、大ミラー66の上方を通過する光路52Aを設けることも可能である。もちろん、大ミラー66の下方を通過する光路52Bを設けることも可能である。
更に、上述した本実施形態では実施していないが、反射光の角度を調整するため、大ミラー66全体の角度を調整する角度調整機構を備えている場合でも、大ミラー66、補強部材本体751、押圧部材756が一体となって、角度が変わるので、角度調整の際に補強部材本体751、押圧部材756が抵抗となり、角度調整の妨げになることはない、
なお、大ミラー66の角度を調整する角度調整機構の例としては、図14(B)に示すように、第一支持体69の突起部69A(図5参照)を調整スクリュー760とし、調整スクリュー760の突出量(図中の矢印802参照)を変えることで、大ミラー66の角度を調整(図中の矢印800参照)する構成などがある。
なお、この押圧部材756は、屈曲部を備える、第一バリエーションの補強部材600(図11(A))、第二バリエーションの補強部材610(図11(B))、第六バリエーションの補強部材730(図13(D))、第七バリエーションの補強部材740(図13(E))にも適用できる。また、押圧部材756を二つ以上設けても良い。
つぎに、上述した補強部材を接合することによる、大ミラー66の固有値の変化(移動)をインパルス法で測定した測定結果について、図16を用いて説明する。
(ア) 幅16mm、厚さ5mm、長さ250mmの大ミラー66のみで、いずれの補強部材も接合していない状態。
(イ) (ア)の大ミラー66に、幅16mm、厚さ1.6mm、長さ250mmのスチール製の板金からなる第3バリエーションの補強部材700(図13(A))を接合幅18mmで接合させた状態。
(ウ) (ア)の大ミラー66に、接合面から13mm幅の屈曲部604を備える第二バリエーションの補強部材600を接合させた状態。
(エ) (ウ)に対し、5mmの曲げ残し616を設けた第三バリエーションの補強部材610を接合させた状態。
(オ) (エ)に対し、押圧部材756を備えた状態。
以上の(ア)から(オ)の状態で固有値を測定した結果が、各図の右横のグラフである。なお、横軸は周波数である。縦軸は伝達関数であり、振幅の大きさを表す。
これによると、(ア)は、固有値(1次共振点)は422Hzであり、ゲインは75.3dbである。
(イ)は、固有値が438Hzと少し高域移動し、ゲインは41.5dbと大幅に減衰した。
(ウ)は、固有値が510Hzと、(イ)より、更に高域移動し、ゲインも44.7dbと更に減衰した。
(エ)は、固有値が532Hzと(ウ)より、更に高域移動し、ゲインも43.6dbと更に減衰した。
(オ)は、固有値が970Hzと(エ)より、更に高域移動し、ゲインも31.5dbと更に減衰した。
このように、いずれの場合も、固有値が高域側に移動し、ゲインも減衰している。つまり、大ミラー66の振動が低減している。なお、上記(ア)から(オ)以外のバリエーションの補強部材を接合しても、程度に差があるのみで、いずれも、固有値が高域側に移動し、ゲインも減衰し、大ミラー66の振動が低減することを確認している。
つぎに本実施形態の作用について説明する。
大ミラー66の固有値(共振周波数)は大ミラー66の剛性に比例し、また、大ミラー66の重量の平方根に逆比例する。補強部材90(及びそのバリエーションも含む)を大ミラーに接合させることによって大ミラー66の重量が増加するが、剛性も高まるので結果的に補強部材90(及びそのバリエーションも含む)を接合することで固有値を高くすることができる。大ミラー66の固有値が高くなると、従来発生したような固有振動が励起されることがなくなり、それによる反射ミラー66の振動を防止することができる。更に、固有値が高くなると接着剤SEや両面テープRYが持つ粘弾性によっても振動を減衰させる効果も大きくなる。
しかも、両端部のみしか接合していないので、BOW補正も容易に行えるし、補強部材90(及びそのバリエーションも含む)の面精度も高精度にする必要が無い。
つぎに、本発明を光走査装置に適用した第二の実施形態について説明する。
図18に示すように、光走査装置100は、光ビーム101を出射する光源102と、この光源102から出射された光ビーム101を所定の方向へ偏向させる回転多面鏡103と、結像レンズ系105を経て、感光ドラム130に光ビーム101を導く反射ミラー106と、前述の各光学部品を収容設置するハウジング107で構成されている。ハウジングは、カバー(図示略)で閉塞され、スクリュー108で画像形成装置99のフレーム109に固定されている。
このような構成の光走査装置100の反射ミラー106も、第一実施形態で説明した第一支持部300,第二支持部400(図4参照、図18で図示略)で支持され固定されている。また、反射ミラー106は、ハウジング107の壁面107A側の隅部に配置されている。
図17(A)に示すように、反射ミラー106には、第一実施形態で説明した略同形状の補強部材120が、反射ミラー106の背面128(反射面127と反対面)の両端部にのみ接合されている。補強部材120の屈曲部124は、ハウジング107の底面107B側に設けられている。また、反射ミラー106の背面128が壁面107A側となっており、屈曲部124は、背面128側方向(壁面107A側)に突出している。そして、屈曲部124は、底面107Bと略平行となる角度で曲げられている。
さて、このようにハウジングの107の隅部に反射ミラー106を配置した場合、図17(B)に示すようなデッドスペースXが生じる。しかし、図17(A)に示すように、、このデッドスペースXに補強部材120を収めている。つまり、デッドスペースXを有効活用することで、補強部材120が占めるスペースを別途必要としていない。よって、光走査装置100を大型化することなく、補強部材120を接合し、反射ミラー106の振動を防止している。
また、第一の実施形態で説明した両端部のみに接合することによる作用効果も同様に奏す。
つぎに、本発明を画像読取装置に適用した第三の実施形態について説明する。
図20に示す、アナログ複写機1のスキャナー装置3は、コンタクトガラス11、光折り返しミラー群12、レンズ13、光源14、感光体ドラム15、コンタクトガラス11を備えている。
光源14からの光を受けたコンタクトガラス11上の原稿Gからの反射光は、光折り返しミラー12−1、12−2、12−3で反射されてレンズ13で集光され、更に光折り返しミラー12−4で反射されて感光体ドラム15上に結像される。この時、光源14と第1の光折り返しミラー12−1が右方向に速度Vで、第2の光折り返しミラー12−2と第3の光折り返しミラー12−3とが右方向に速度V/2で移動するとすると、光路長が一定に保たれる構成となっている。
そして、光折り返しミラー12−1、12−2、12−3、12−4に、第一の実施形態で説明でした補強部材90を接合している。
つぎに、本発明を画像読取装置に適用した第四の実施形態について説明する。
図21に示すデジタル複写機2のスキャナー装置4は、図20の光折り返しミラー12−4の位置にCCD等の光電変換素子17を配置し、光電変換素子の変換面に結像させ、原稿Gの画像信号を電気信号として取り出し、この電気信号に基づいて、第2の実施形態で説明した光走査装置100(図18参照)が光ビーム101を出射して感光体ドラム15に露光し、感光体ドラム15に潜像を形成している。
そして、光折り返しミラー12−1、12−2、12−3にも、第一の実施形態で説明した補強部材90を接合している。
第四の実施形態のスキャナー装置3、及び、第五の実施形態のスキャナー装置4の作用について説明する。
第四の実施形態のスキャナー装置3、及び、第五の実施形態のスキャナー装置4において、光折り返しミラー12−1、12−2、12−3、12−4も、スキャナー装置3,4やアナログ複写機1,デジタル複写機2の可動部の振動等によって振動し、その結果、画像に揺れや焦点ぼけなどの悪影響をもたらす。
よって、光折り返しミラー12−1、12−2、12−3、12−4に第一の実施形態で説明でした補強部材90を接合することで、同様に振動を防止している。また、両端部のみ接合されることで、第一の実施形態と同様の作用も奏す。
なお、第三、第四の実施形態のスキャナー装置3,4に、第一実施形態で説明したその他の接合方法、及びその他のバリエーションの補強部材も適用できる。また、第二実施形態と同様の位置に配置し、同様の作用効果を奏すこともできる。
本発明の第一の実施形態に係る光走査装置を備える画像形成装置を示す模式図である。 本発明の第一の実施形態に係る光走査装置を示す模式図である。 (A)はSKEW補正を説明する図であり、(B)はBOW補正を説明する図である。 光走査装置に取り付けられた反射ミラーを示す、(A)は斜視図であり、(B)は側方から見た図である。 光走査装置の第一支持部に取り付けられた反射ミラーを示す斜視図である。 反射ミラーと補強部材とを示す、(A)は、斜視図であり、(B)は(A)をB方向に見た図であり。(C)は(A)をC方向から見た図である。 反射ミラーと補強部材とを示す、(A)は、接合前の状態の斜視図であり、(B)は(A)を接合後にB方向に見た図であり。(C)は(A)を接合後にC方向から見た図である。 補強部材が接合された反射ミラーと光ビームの光路との関係を説明する模式図である。 光ビームの光路を模式的に示す図である。 (A)は、図6の(C)と同様の図であり、(B)は接合部を背面に接合し屈曲部を反射面方向に突出させた場合の図であり、(C)は接合部を反射面に接合し屈曲部を反射面方向に突出させた場合の図あり、(D)は接合部を背面に接合し屈曲部を反射背面方向に突出させた場合の図である。 (A)は補強部材の第一バリエーションの図であり、(B)は補強部材の第二バリエーションの図である。 (A)は入射光と反射光との角度が鋭角の場合の屈曲部の角度を示す模式図であり、(B)は入射光と反射光との角度が鈍角の場合の屈曲部の角度を示す模式図である。 (A)は補強部材の第三バリエーションの図であり、(B)は補強部材の第四バリエーションの図であり、(C)は補強部材の第五バリエーションの図であり、(D)は補強部材の第六バリエーションの図であり、(E)は補強部材の第七バリエーションの図である。 (A)は押圧部材を備える補強部材の第八バリエーションの図であり、(B)は(A)の第八バリエーションの補強部材が取り付けられ、角度調整機構を備えた第一支持部を側方から見た模式図である。 押圧部材を備える第八バリエーションの補強部材が接合された反射ミラーと光ビームの光路との関係を説明する模式図である。 各補強部材を接合することによる固有値とゲインの変化を説明する図である。 第二の実施形態に係る光走査装置を示し、(A)はハウジングの隅部に配置した反射ミラーと補強部材とを示す模式図であり、(B)は反射ミラーをハウジングの隅部に配置した場合のデッドスペースを示す模式図である。 第二の実施形態に係る光走査装置と、この光走査装置を備える画像形成装置を模式的に省略して示す図である。 大ミラーの振動による感光体ドラム上の走査位置の位置ズレを説明する説明図である。 第三の実施形態に係るスキャナー装置を備えるアナログ複写機の要部を模式的に示す図である。 第四の実施形態に係るスキャナー装置を備えるデジタル複写機の要部を模式的に示す図である。 従来の反射ミラーと補強部材とを示す図である。 従来の反射ミラーと補強部材とを示す図である。 従来の反射ミラーと補強部材とを示す図である。 従来の反射ミラーと緩衝部材とを示す、(A)は斜視図であり、(B)及び(C)は反射ミラーの角度調整を説明する図である。
符号の説明
1 アナログ複写機(画像形成装置)
2 デジタル複写機(画像形成装置)
3 スキャナー装置(画像読取装置)
4 スキャナー装置(画像読取装置)
12 光折り返しミラー(反射ミラー)
50 画像形成装置
51 光走査装置
52 光ビーム
53 感光体ドラム(被走査体)
59 光源
66 大ミラー(最終反射ミラー)
68 反射面
90 補強部材
92 接合部
94 屈曲部
96 半抜きボス(突起部)
98 接着孔
99 画像形成装置
100 光走査装置
101 光ビーム
106 反射ミラー(最終反射ミラー)
107 ハウジング(光学箱)
107A 壁面
120 補強部材
130 感光体ドラム(被走査体)
350 BOW調整機構(湾曲手段)
756 押圧部材
760 調整スクリュー(角度調整手段)
SE 接着剤
X デッドスペース(壁面と反射ミラーとで構成する略三角形の領域)

Claims (16)

  1. 画像形成装置に用いられる光学装置であって、
    反射面で入射光を反射する板状の反射ミラーと、
    前記反射ミラーの前記反射面と反対側の背面の長手方向の両端部のみに接合された補強部材と、
    を備えることを特徴とする光学装置。
  2. 画像形成装置に用いられる光学装置であって、
    反射面で入射光を反射する板状の反射ミラーと、
    前記反射ミラーの前記反射面の長手方向の両端部のみに接合され、両端部の接合部分の間の該反射面の反射領域をあけた補強部材と、
    を備えることを特徴とする光学装置。
  3. 前記補強部材には、先端が前記反射ミラーと当接する突起部を備え、
    前記突起部と前記反射ミラーとの当接部分の近傍を接合することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記補強部材は、前記突起部の近傍に接着孔が形成され、
    前記突起部と反射ミラーとを当接させたのち、前記接着孔から接着剤を流し込み、
    前記反射ミラーと前記補強部材とを接着接合したことを特徴とする請求項3に記載の光学装置。
  5. 前記反射ミラーを湾曲させる湾曲手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光学装置。
  6. 前記補強部材は、
    前記反射ミラーと接合する接合部と、
    前記接合部と所定の角度を持って、該接合部から曲げられた屈曲部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光学装置。
  7. 前記補強部材の前記屈曲部に、前記反射ミラーの前記反射面に直交する端面に当接して押圧する押圧部材を設けたことを特徴とする請求項6に記載の光学装置。
  8. 前記反射ミラーの角度を調整する角度調整手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の光学装置。
  9. 前記補強部材の前記屈曲部は、前記反射ミラーの端部から該反射ミラーの反射面側方向に突出するように曲げられ、
    前記接合部から曲げられた前記屈曲部の前記所定の角度は、前記反射面に入射する入射光と、反射した反射光と、のいずれにも干渉しない角度とすることを特徴する請求項4から請求項8のいずれか1項に記載の光学装置。
  10. 前記所定の角度は、
    前記反射面と直交する角度を第一角度、
    前記入射光と平行な角度を第二角度、
    前記反射光と平行な角度を第三角度、
    とすると、
    前記第一角度から前記第三角度のうち、最も大きな角度とすることを特徴とする請求項9に記載の光学装置。
  11. 前記反射ミラーの上方又は下方のいずれか一方、又は両方を通過する光路が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の光学装置。
  12. 前記反射ミラーが取り付けられる光学箱を備え、
    前記反射ミラーは、前記光学箱の一端側の壁面近傍に、該反射ミラーの反射面が他端側とし、かつ前記壁面と角度をもって取り付けられ、
    前記補強部材の前記屈曲部は、前記壁面と前記反射ミラーとで構成する略三角形の領域の底辺部に突出することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の光学装置。
  13. 前記補強部材は、1枚の板状の板金から形成されていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の光学装置。
  14. 前記反射ミラーは、被照射体に向かって、前記入射光を反射する最終反射ミラーであることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の光学装置。
  15. 光源から出射された光ビームを被走査体に走査露光する光走査装置に適用したことを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の光学装置。
  16. 原稿を走査して読み取る画像読取装置に適用したことを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の光学装置。
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