JP2006257927A - 自動二輪車のスタータ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スタータ装置は、スタータモータ36から伝動機構及びワンウエイクラッチ30を介してクランク軸5に始動用動力を伝達するようになっており、カム駆動用のカムチェーン24よりもクランク軸長方向の外方のクランク軸部分にスタータギヤ31を設け、該スタータギヤ31に噛み合うアイドラギヤ34のアイドラ軸51を、カムチェーン24で囲まれた範囲内に配置した。
【選択図】図3
Description
(エンジン全体の構成)
図1〜図4は本発明にかかるスタータ装置を備えた自動二輪車のエンジンである。エンジン全体の縦断面略図を示す図1において、エンジンの外殻は、周知のようにクランクケース1、シリンダ(シリンダブロック)2及びシリンダヘッド3等から構成されており、クランクケース1内にはクランク軸5が回転可能に支持され、シリンダヘッド3上には、吸、排気弁駆動用の一対のカム軸6、6が回転可能に支持され、クランク軸5はコンロッド7を介して各気筒のピストン8に連結しており、一般的なDOHCエンジンを示している。
図2はスタータ装置の縦断面拡大図(図3のII-II断面図)であり、クランクケース1の右端部には開口部1bが形成され、該開口部1bの周囲にはカバー取付面1aが形成されている。前記スタータ用の第1カバー11は、前記カバー取付面(合わせ面)1aに、位置決めピン42により位置決めされると共に、複数本のボルト43によりガスケット44を介して締結されている。第1カバー11の上半部にも開口部11bが形成され、該開口部11bの周囲にもカバー取付合面(合わせ面)11aが形成されている。第2カバー12は、前記第1カバー11に形成されたカバー取付面11aに、第2のアイドラ軸52により位置決めされると共に、複数本のボルト46によりガスケット44を介して締結されている。該ボルト46の一つは、両カバー11、12を第1のアイドラ軸51に共締めするためのおねじ部として利用されており、筒状の第1のアイドラ軸51の右端に形成されためねじ(めねじ部)51aに螺合している。すなわち、第1のアイドラ軸51の右端部は第1カバー11に形成された凹部53内に嵌合すると共に該凹部53の底面に当接し、第1のアイドラ軸51の右端面と前記ボルト46の頭部の間で、第1カバー11と第2カバー12を左右から挟圧し、カバー取付面11aにおけるシール性を高めている。また、第1のアイドラ軸51の左端部は、カムチェーン室9を通過し、クランクケース1の右端壁に形成された凹部54に嵌着されており、径方向に挿通されたロックピン56により、回転及び軸長方向移動不能にクランクケース1に固定されている。
クランク軸5の右端部に装着されたワンウエイクラッチ30は、有底筒形のクラッチアウター62と、筒形のクラッチインナー63と、スプラグ等のクラッチ要素64から構成されている。
信号検出装置の被検出要素(出力要素)として、クラッチアウター62の外周壁62aの外周面に、前記信号検出用のセンサー40に対向する多数の信号被検出用(信号出力用)歯71が切削加工により形成されている。信号被検出用歯71は、外周壁62aの左端縁(クランク軸長方向の内方端縁)から外周壁62aのクランク軸長方向の途中まで形成されており、外周壁62aの右側開口端部には、信号被検出用歯71の歯底の肉厚よりも厚い環状補強部72が一体に形成されている。信号検出装置は点火時期あるいはエンジン回転数、回転方向その他を検出する信号検出装置である。
エンジンを始動するため、図2のスタータモータ36を駆動(回転)すると、スタータモータ36の出力は、出力ピニオン37から順に、第2のアイドラギヤ35の大径歯部35b、第2のアイドラギヤ35の小径歯部35a、第1のアイドラギヤ34の大径歯部34b、第1のアイドラギヤ34の小径歯部34a、スタータギヤ31、クラッチインナー63、クラッチ要素64及びクラッチアウター62を介してクランク軸5に伝達され、エンジンが始動される。
(1)図3のようにスタータギヤ31に噛み合う第1のアイドラギヤ34の第1のアイドラ軸51を、カムチェーン24で囲まれた範囲(カムチェーンライン)の内側に配置しているので、クランク軸5と第1のアイドラ軸51の軸間距離L2を短くし、スタータモータ36とクランク軸5の軸芯間距離W2を短くすることができる。すなわち、スタータモータ36の取付位置をクランク軸5側へ近付けることができ、これにより、エンジンのコンパクト化が図れると共に、スタータモータ36の重心がクランク軸5側へ近付くことにより、エンジン及び車輌のマスの集中化を行うことができる。また、カムチェーン2で囲まれる範囲内には、通常、干渉物が無いため、第1のアイドラ軸51の位置決めを容易に行うことができる。
(1)図2は、アイドラ軸51の右端面に第1、第2カバー11、12を共締めする構造として、アイドラ軸51の右端面にめねじ(めねじ部)51aを形成し、頭部を有するボルト(おねじ部)46を第1、第2カバー11、12に外側(右側)から挿通し、前記めねじ51aに螺合しているが、めねじ部とおねじ部を逆に設けることも可能である。すなわち、アイドラ軸51の右端面に右方に突出するおねじ部を一体に形成し、該おねじ部を第1、第2カバー11、12に挿通し、第2カバー12から右方に突出するおねじ部の先端部分に、めねじ部としてナットを螺合する構造とすることもできる。
5 クランク軸
6 カム軸
9 カムチェーン室
11、12 スタータ装置の第1、第2カバー
11a 取付面
11b 開口部
23 カム駆動用のスプロケット
24 カムチェーン
26 カム軸のスプロケット
30 スタータ用ワンウエイクラッチ
31 スタータギヤ
34、35 第1、第2のアイドラギヤ
36 スタータモータ
37 出力ピニオン(ギヤ)
44 ガスケット
46 ボルト(おねじ部の一例)
51、52 第1、第2のアイドラ軸
51a めねじ(めねじ部の一例)
Claims (2)
- スタータモータから伝動機構及びワンウエイクラッチを介してクランク軸に始動用動力を伝達する自動二輪車のスタータ装置において、
カムチェーンよりもクランク軸の軸長方向の外方のクランク軸部分に、スタータギヤを設け、
該スタータギヤに噛み合うアイドラギヤのアイドラ軸を、前記カムチェーンで囲まれた範囲内に配置したことを特徴とする自動二輪車のスタータ装置。 - 請求項1記載の自動二輪車のスタータ装置において、
前記伝動機構を覆う第1カバーをクランクケースに固定し、
前記第1カバーに形成した開口部の周縁のカバー取付面に第2カバーを配置し、
前記アイドラ軸の一端部をクランクケースに固定すると共に、他端部を前記第1カバーに当接し、
前記アイドラ軸に対応する位置の第1カバー部分及び第2カバー部分を、両カバーに挿通したおねじ部及び該おねじ部に螺合するめねじ部により、前記アイドラ軸の他端面に共締めしたことを特徴とする自動二輪車のスタータ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005074436A JP2006257927A (ja) | 2005-03-16 | 2005-03-16 | 自動二輪車のスタータ装置 |
US11/354,898 US7845329B2 (en) | 2005-02-21 | 2006-02-16 | Engine for motorcycle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005074436A JP2006257927A (ja) | 2005-03-16 | 2005-03-16 | 自動二輪車のスタータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006257927A true JP2006257927A (ja) | 2006-09-28 |
Family
ID=37097479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005074436A Pending JP2006257927A (ja) | 2005-02-21 | 2005-03-16 | 自動二輪車のスタータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006257927A (ja) |
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2005
- 2005-03-16 JP JP2005074436A patent/JP2006257927A/ja active Pending
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