JP2006241968A - 多数のブロックを有する連節ブロック、ブロックマットに使用する基布シート及びそれを有するブロックマット - Google Patents

多数のブロックを有する連節ブロック、ブロックマットに使用する基布シート及びそれを有するブロックマット Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、コンクリートブロックから剥離離脱しにくいブロックマットの基布シートを提供すること。
【解決手段】 基布シートAは、シート本体1と該シート本体にループを形成するための別の独立したループ糸2を有する。
そして、基布シートは、シート本体、該シート本体の上に添着された縦方向及び横方向の挿入糸、該挿入糸をシート本体に連結する鎖糸、縦方向挿入糸4とシート本体とに絡まってループ部を形成するループ糸とよりなり、これら挿入糸、鎖糸3、及びループ糸2はシート本体1とは別の独立した糸であり、該ループ部21がコンクリートブロックに埋め込まれて固定されるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、護岸工事として整地した土面等の上に敷設されるコンクリートブロックマットに関し、特にそのコンクリートブロックマットに使用する基布シートに関し、更に詳しくは、多数のコンクリートブロックを備えたブロックマットに用いられる基布シートであって、基布シートに形成されたループ部がコンクリートブロックに埋め込まれるものである基布シートに関する。
そしてまた、その基布シートを有するブロックマットに関するものである。
従来、護岸工事として整地して締固められた土面上に土砂吸出し防止シートを敷設し、この敷設シートの上に多数個のコンクリートブロックを設けて外観的に該ブロックが敷きつめられた様相を発現させる土木工法が知られている。
このような土木工法としてブロックマットや連節ブロックを使った工法があるが、前者においては、敷設シートとして採用される繊維シートにコンクリートブロックがボルト等の固着具を使って取付けられており、施工時、多数個のコンクリートブロックを一挙に敷設できる点で後者より利点がある。
しかし、固いコンクリートブロックを固定するにはボルト等の固着具を取り付けるための孔を開けたりする操作が必要であり、取付け作業が極めて厄介である。
そのため、ボルトを使用しないでコンクリートブロックを取り付ける方法が開発された。
すなわち、繊維シートに直接ループを形成し、ブロックマットを製造する際、そのループ部をコンクリートブロックに埋め込むことで一体化する方法である(例えば、特許文献1、2参照)。
これを製造するには、具体的には、透水性及び可撓性を有する繊維シート上に、多数のコンクリートブロックを同時成形するための型枠を載せた後、この型枠内にコンクリートのスラリーを注入してコンクリートブロックを繊維シートと一体成形している。
この工法のブロックマットにおいては、繊維シートとして、ループ状又はパイル状を形成した合成繊維又は天然繊維の編織物又は不織布、或いはニードルパンチング処理によりループ状又はパイル状を形成した合成繊維、天然繊維の不織布を用いている。
なお、不織布は、ブロックマットの繊維シートとして吸い出し効果があるために利便性が優れているために主として使用されている。
特開昭57−81510号公報 特公平1−52179号公報
上記のような繊維シートでは、ループ又はパイルを直接一体的に備えた特殊な編織物やニードルパンチング処理により起毛させてループ又はパイルを形成した不織布を用いているが、確かに、何も形成されていない平らな繊維シートに比べると確実に繊維シートとコンクリートブロックとの剥離強度は向上する。
しかし、その強度は編織物や不織布から直接、ループやパイルを形成した編織物や不織布の材質自体の強度に依存しており自ずと限度がある。
そのため従来の繊維シートはループやパイルがその根元で破断し易く、重量物であるコンクリートブロックを支えるには必ずしも満足できる強度を発揮できるものではない。
結果的に繊維シートからコンクリートブロックが剥離して離脱してしまう危険性があった。
本発明は、かかる従来の背景技術をもとになされたもので、従来の問題点を克服するためになされたものである。
すなわち、本発明は、コンクリートブロックから剥離離脱しにくいブロックマットの基布シートを提供することである。
また、その基布シートを有するブロックマットを提供するものである。
かくして、本発明者は、このような課題背景に対して鋭意研究を重ねた結果、不織布にループやパイルを直接一体的に形成するのではなく、不織布とループやパイルを別体とすることにより、不織布あるいは織布を構成する繊維に影響されないループやパイルを形成することができる点を見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、(1)、多数のコンクリートブロックを備えたブロックマットに用いられる基布シートであって、基布シートは、シート本体と該シート本体にループを形成するための別の独立したループ糸を有する基布シートに存する。
また、本発明は、(2)、多数のコンクリートブロックを備えたブロックマットに用いられる基布シートであって、基布シートは、シート本体、該シート本体の上に添着された縦方向及び横方向の挿入糸、該挿入糸をシート本体に連結する鎖糸、縦方向挿入糸とシート本体とに絡まってループ部を形成するループ糸とよりなり、これら挿入糸、鎖糸、及びループ糸はシート本体とは別の独立した糸であり、該ループ部がコンクリートブロックに埋め込まれて固定されるものである基布シートに存する。
また、本発明は、(3)、シート本体が、不織布よりなる上記(2)記載の基布シートに存する。
また、本発明は、(4)、ループ糸は、単一の縦方向挿入糸に一定間隔で絡まりループ部を形成する上記(2)記載の基布シートに存する。
また、本発明は、(5)、ループ糸は、隣接する縦方向挿入糸に交互に絡まってループ部を形成する上記(2)記載の基布シートに存する。
また、本発明は、(6)、鎖糸が縦方向挿入糸とシート本体に絡まっている上記(2)記載の基布シートに存する。
また、本発明は、(7)、コンクリートブロックが、貫通孔を通して連結具により連結されているものである上記(2)記載の基布シートに存する。
また、本発明は、(8)、上記(1)から(7)から選ばれた1記載の基布シートを有するブロックマットに存する。
なお、本発明の目的に添ったものであれば、上記(1)から(8)を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本発明によれば、基布シートAはシート本体1にループ部21を形成するための該シート本体21とは別の独立した(即ち別体の)ループ糸2を有するので、ループ部21の強度をシート本体1の強度とは関係なく独立して強くすることができる。
すなわち、基布シートAの強度は、シート本体1を構成している編織物や不織布の材質自体の強度に依存しない。
そのため、コンクリートブロックBにループ部21が埋め込まれて固定された場合に、両者の剥離強度(連結強度)を大きく上げることができる。
シート本体1の上に添着された縦方向及び横方向の挿入糸4,5(以下、「縦方向の挿入糸4」、「横方向の挿入糸5」という場合もある)を備えたことで、シート本体自体の縦及び横方向の強度を更に上げることができる。
また、縦方向及び横方向の挿入糸4,5がシート本体1の変形を抑制するために、シート本体1を不織布とした場合、変形し易い不織布の欠点を補うことができる。
またループ糸2が、単一の縦方向挿入糸4に一定間隔で絡まりループ部21を形成するようにしたことで、ループ部の大きさ(スパン)を製造時の編成の条件設定により容易に変えることができる。
またループ糸2が、隣接する縦方向挿入糸4に交互に絡まってループ部21を形成するようにしたことで、同様にループ部の大きさ(スパン)を製造時に容易に変えることができる。
シート本体1を不織布とすることにより、吸い出し防止効果を十分発揮することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ブロックマットXを示し、(A)は外観図、また(B)は一部拡大して概略的に示した断面図である。
このブロックマットXは、基布シートAとそれに固定された多数のコンクリートブロックBとよりなる〔図1(A)参照〕。
基布シートAの一部(すなわちループ部)がコンクリートブロックBに埋め込まれることにより、基布シートAとコンクリートブロックBとは強固に固定されている〔図1(B)参照〕。
図2は、上述したブロックマットXに使用されているものを示したものであり、本発明の一実施形態に係る基布シートAの例である。
そして図2(A)は表面を示しており、図2(B)は裏面を示している。
基布シートAは、ループ部21を形成するための該シート本体1とは別の独立した(即ち別体の)ループ糸2を備えている。
すなわち、ループ糸2はシート本体1を構成する糸とは別体の糸を使ってループ部21を形成しており、シート本体1と後述する縦方向挿入糸4に絡んで編み込まれている。
ここでシート本体1としては、不織布、編布、織布等を用いることができるが、コンクリートとシートの固着性能の面からは不織布が好適であり、ブロックマットに要求される土砂吸出し防止性能にも優れた素材である。
不織布、編布、織布等を構成している糸の材質としては、例えば、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリル等の合成繊維、綿、羊毛、絹等の天然繊維、半合成繊維等が採用される。
一方、ループ糸2の材質としては、例えば、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリル等の合成繊維、綿、羊毛、絹等の天然繊維、半合成繊維等を採用する。
シート本体1には縦方向挿入糸4と横方向挿入糸5が添着されており、後述するように、横方向挿入糸5は縦方向挿入糸4の下側に配置されている。
この縦方向及び横方向の挿入糸4,5は、やはり、シート本体1を構成する糸とは別の糸となっている。
シート本体1には挿入糸4,5やループ糸2の他に、鎖糸3が編成されている。
鎖糸3は、縦方向挿入糸4とシート本体1とに絡まって編み込まれ、両者を連結している。
図2(B)により、鎖糸3がシート本体1の裏側に絡まって編み込まれている状態が分かる。
そのため、横方向挿入糸5は縦方向挿入糸4に押さえ込まれてシート本体1に固定される。
縦方向挿入糸4とシート本体1に鎖糸3が絡まっているが、この縦方向挿入糸4とシート本体1に一定間隔でループ糸2が絡まってループ部21を形成している。
このようなループ部21は、ループ糸2がシート本体1を突き抜けて編成されることで形成される。
次にその編成組織を参照に説明する。
図3は、ループ糸2が、単一の縦方向挿入糸4とシート本体1に一定間隔で絡まりループ部21を形成している基布シートA(編成組織)の例である。
この場合、一定間隔にするには針を飛び飛びに引っ掛けられることが必要である。
図3(A)は、引っ掛ける針の方向を右方向の針に統一したものであり、図3(B)は引っ掛ける針の方向を左右の針に振ったものである。
図4は、シート本体1、縦方向挿入糸4、横方向挿入糸5、鎖糸3、及びループ糸2の相互の関係を示す図である。
横方向挿入糸5は、縦方向の挿入糸と鎖糸3とにより基布シートAに押さえ付けられて固定されている状態が分かる。
図5は、ループ糸2が、隣接する縦方向の挿入糸4に交互に絡まってループ部21を形成している基布シートAの例である。
図5(A)は、ループ糸2が右斜め方向及び左斜め方向と千鳥状に走っている。
そのためループ部21は向きが交互に異なったものとなっていることから、コンクリートブロックBに埋め込まれた場合には、固定力が大きくなる。
図5(B)は、ループ糸2が右斜め方向及び左斜め方向と千鳥状に走っているのは図5(A)と同じであるが、ループ糸2が複数の針を飛び越えているために、形成されたループ部21の大きさがより大きくなっている。
このようなループ糸2の編成の仕方は、引っ掛ける針を選ぶことにより、製造時に容易に行うことができる。
図6は、シート本体1、縦方向挿入糸4、横方向挿入糸5、鎖糸3、及びループ糸2の相互の関係を示す図である。
横方向挿入糸5は、縦方向の挿入糸4と鎖糸3とにより基布シートAに押さえ付けられて固定されている状態が分かる。
図7は、ブロックマットXにおける基布シートAのループ部21とコンクリートブロックBとを固定した場合のループ部21の状態を示す概略図である。
なお、コンクリートブロックBは省略した。
図7(A)は、図3(A)の基布シートAにコンクリートブロックBを固定した場合であり、ループ部21が起立して直線状にコンクリートブロックBに埋め込まれている。
ループ糸2はシート本体1とは異なって独立した糸であるために、その糸の材質を選ぶことによりループ部21の強度を独立して大きくすることができる。
ループ部21を強いループ糸2で形成することでコンクリートブロックBとの結合強度を適宜向上できる。
またループ部21の大きさを選択することで、コンクリートブロックBとの結合強度を調整できる。
図7(B)は、図5(A)の基布シートAにコンクリートブロックBを固定した場合であり、ループ部21が起立して千鳥状にコンクリートブロックBに埋め込まれている。
ループ部21が一直線状にはなく隣接する縦方向挿入糸に絡んでおりループ部21が異なる方向に形成されるために多面的になり、コンクリートブロックBとの結合強度がより確実となり得る。
この場合も、ループ部21の大きさを選択することで、コンクリートブロックBとの結合強度を調整できる。
ループ糸2を太い一本のフィラメント糸で構成するか、細い多数のフィラメント糸で構成するかは自由であるが、細い多数のフィラメント糸の場合、フィラメント糸同士の間にコンクリートブロックが食い込んでより大きい強度が出せることとなる。
更にはループ糸2を構成するフィラメント糸を円形以外の異形断面糸とすることで、コンクリートとの食い付きをより向上させることができる。
さて、本発明の基布シートAは、縦方向挿入糸4及び横方向挿入糸5を有するために、縦及び横方向の強度が十分となる。
特に基布シートAに不織布を用いた場合は、不織布の欠点である縦方向及び横方向の強度不足が補完される利点がある。
本発明においては、基布シートAに対して、ループ糸2、鎖糸3、及び挿入糸4,5は、それぞれ別体で独立したものとなっているために、基布シートAの材質に依存しないで、異なった強度を出すことができる。
勿論、鎖糸3、縦方向挿入糸4、横方向挿入糸5、ループ糸2同士の中でも互いに異なった強度とすることも可能である。
因みに、従来は基布シートAからニードリングにより基布シートAを構成する糸を引き出してループ部やパイル部を成形していたが、これだと、基布シートAを構成する糸の強度に依存することとなり、例えばループ部21のみ強度を上げることができない。
さて、ループ部21の形状(大きさや形)は、編成条件において、ループ糸2を縦方向挿入糸4とシート本体1に絡ませる間隔を変えることで、簡単にループ部21の大きさ(スパン)を変えることができる。
またループ糸2の絡まし方を単一の縦方向挿入糸4に限定しないで、合並ぶ縦方向挿入糸4に変えることによりループ部21の大きさや形状を変えることができる。
以上、本発明を説明してきたが、本発明は上述した一実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、他の種々の変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した一実施形態では、ループ糸2を縦方向挿入糸4に交絡させた例を示したが、横方向挿入糸5に交絡させるようにしても当然よい。
また、縦方向挿入糸4や横方向挿入糸5の間隔を調整することで、基布シートAの強度を変えることができ、さらにまたループ部21の大きさも変えることが可能である。
更には、図8に示すように、ループ部21のシート本体1に対する角度やループ部21の大きさをそれぞれ異なったものとすることも可能である。
この場合、ブロックに埋まったループ部21が強い結合力を発揮することが実験で確かめられている。
また、基布シートAに取り付けられているコンクリートブロックBは、種々のコンクリート材料を使うことができ、また、コンクリート製のものに限らずループ部21を埋め込み固定できるものであれば適用可能であり、勿論、自然石でもよい。
更にまた、本発明の基布シートAはブロック(例えばコンクリートブロック)用としてのものであるが、このブロックとしては、いわゆる連節ブロック工法に使っているブロック類を使うことも当然可能である。
因みに連節ブロック工法とは、施工時、法面等に吸出し防止材(シート)を敷設した後、その上に縦方向や横方向に貫通孔を形成した比較的大型のブロックを載置して、各ブロック同士を連結する。
そしてこのブロック同士の連結は、図9に示すように、ブロックに形成した貫通孔B1に連結具6(例えば鉄棒や鉄線等)を共通に通すことで行うものである。
本発明においても、ブロックBが大型の場合は、図9に示すように、縦方向及び横方向の貫通孔B1を設けたブロックに鉄棒等の連結具6を共通に挿通して各ブロックを連結拘束することで、ブロックマットとしての崩れ等を極力なくして強度的な利点を得ることができる。
最も、貫通孔B1は、縦方向又は横方向の一方だけの設けることも当然可能である。
本発明は、多数のコンクリートブロックBを備えたブロックマットXに用いられる基布シートAに関するものであるが、基布シートAに別体のループ部21を形成しそれを埋め込むことによりコンクリートブロックBと一体化する原理を利用する限り、基布シートAに他の物体を一体化する固着分野に適用可能であり、その応用分野は広い。
図1は、ブロックマットを示した図であり、(A)は外観図、(B)は一部拡大して概略的に示した断面図である。 図2はブロックマットに使用されている基布シートを示す図であり、(A)は表面を示し、また(B)は裏面を示している。 図3は、ループ糸が、単一の縦方向挿入糸とシート本体に一定間隔で絡まりループ部を形成している基布シート(編成組織)の例であり、(A)は、引っ掛ける針の右方向の針に統一したものであり、(B)は引っ掛ける針の方向を左右の針に振ったものである。 図4は、シート本体、縦方向挿入糸、横方向挿入糸、鎖糸、及びループ糸の相互の関係を示す図である。 図5は、ループ糸が、隣接する縦挿入糸に交互に絡まってループ部を形成している基布シートAを示し、(A)は、ループ糸が右斜め方向及び左斜め方向と千鳥状に走っているもの、(B)は、ループ糸が複数の針を飛び越えているものを示す。 図6は、シート本体、縦方向挿入糸、横方向挿入糸、鎖糸、及びループ糸の相互の関係を示す図である。 図7は、ブロックマットXにおける基布シートのループ部とコンクリートブロックとの固定状態を示す概略図であり、(A)は、図3(A)の基布シートにコンクリートブロックを固定した場合、(B)は、図5(A)の基布シートにコンクリートブロックを固定した場合を示す。 図8は、ループ部の形態の異なった例を示す概略図である。 図9は、ブロックマットの別の例を示す図であり、(A)は外観図、(B)は一部拡大して概略的に示した断面図である。
1 シート本体1
2 ループ糸
21 ループ部
3 鎖糸
4 縦方向挿入糸
5 横方向挿入糸
6 連結具
X ブロックマット
A 基布シート
B コンクリートブロック
B1 貫通孔
N 編成針

Claims (8)

  1. 多数のコンクリートブロックを備えたブロックマットに用いられる基布シートであって、基布シートは、シート本体と該シート本体にループを形成するための別の独立したループ糸を有することを特徴とする基布シート。
  2. 多数のコンクリートブロックを備えたブロックマットに用いられる基布シートであって、基布シートは、シート本体、該シート本体の上に添着された縦方向及び横方向の挿入糸、該挿入糸をシート本体に連結する鎖糸、縦方向挿入糸とシート本体とに絡まってループ部を形成するループ糸とよりなり、これら挿入糸、鎖糸、及びループ糸はシート本体とは別の独立した糸であり、該ループ部がコンクリートブロックに埋め込まれて固定されるものであることを特徴とする基布シート。
  3. シート本体が、不織布よりなることを特徴とする請求項2記載の基布シート。
  4. ループ糸は、単一の縦方向挿入糸に一定間隔で絡まりループ部を形成することを特徴とする請求項2記載の基布シート。
  5. ループ糸は、隣接する縦方向挿入糸に交互に絡まってループ部を形成することを特徴とする請求項2記載の基布シート。
  6. 鎖糸が縦方向挿入糸とシート本体に絡まっていることを特徴とする請求項2記載の基布シート。
  7. コンクリートブロックが、貫通孔を通して連結具により連結されているものであることを特徴とする請求項2記載の基布シート。
  8. 上記請求項1〜7から選ばれた1記載の基布シートを有するブロックマット。
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JP2016035120A (ja) * 2014-08-03 2016-03-17 前田工繊株式会社 コンクリートとの接合固定性が優れたシート体

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