JP2006241773A - 断熱性建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷暖房負荷を軽減して、建物の温熱環境を向上することができるようにした断熱性建物を提供すること。
【解決手段】基礎5から屋根3まで連続した断熱気密層1、6に囲まれた断熱気密空間E、G、Jを、水平方向の断熱気密層9によって上下に区切って2つ以上の独立した断熱気密空間を有するようにし、この上下に区切られた断熱気密空間同士、あるいは上下に区切られた躯体内通気空間同士の少なくともいずれかを、開閉可能な断熱気密性を有する通気部10により連通するようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、断熱性建物に関し、特に、冷暖房負荷を軽減して、建物の温熱環境を向上するようにした断熱性建物に関するものである。
従来、断熱性建物として、基礎から屋根まで連続した断熱気密層に囲まれた断熱気密空間を有し、該断熱気密空間内の断熱気密層と内装材の間に居室を囲む躯体内通気空間を形成した建物、例えば、図9に示すように、建物Aの軸組B及び小屋組Cの周面に配設された外断熱材1と外装材2及び屋根材3との間に外側通気路Dを形成するとともに、居室Eの周囲を包囲する内被材4と外断熱材1との間に躯体内通気空間を構成する内側通気路Fを形成し、さらに、基礎5の周面に基礎断熱材6を配設するようにした断熱及び二重通気構造の建物が提案され、実用化されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
この断熱及び二重通気構造の建物は、基礎から屋根までの建物全体を断熱気密構造(夏場は低気密、冬場は気密)とすることにより省エネ性を高める工法の1つであり、建物の温熱環境が良好なものとして認知されている。
すなわち、夏場は、小屋裏空間Gに溜まった空気を、小屋裏空間Gと屋外空間Hとを連通する連通路Iを介して自然換気又は強制換気するにより、床下空間Jの空気と入れ替えることで小屋裏空間Gの温度の低下を図り、居室Eの温度上昇を抑えるようにする。また、内側通気路Fの通気によって、躯体内に残存する揮発性化学物質や湿気を建物A内の建材等から外気に排出し、揮発性化学物質、湿気によるカビやダニの繁殖や木材の腐食を抑制することにより、躯体内環境を好ましい状態にできることが実証されている。
一方、冬場は、小屋裏空間Gに溜まった空気を排出せずに建物A内に留めることができ、日射熱の有効利用を図ることができる。なお、冬場は、建物A内の温度上昇が小さいため、揮発性化学物質の発散は少なく、また、カビやダニの繁殖には適さない温度分布になりやすい。そして、躯体内でも温度差による対流は確保され、屋外空間Hとの連通を止めることによる躯体内通気空間への悪影響は小さい。
そして、基礎5の周面又は周面付近に基礎断熱材6を配設するようにしているので、床下空間Jの温度は外気温度の影響を受けにくく、地熱の影響を受けやすくなることから、居室E、特に1階の居室Eの温熱環境は、夏場には温度上昇の抑制効果を、冬場には温度低下の抑制効果を、ある室温の範囲において得ることを期待できる(ただし、居室Eの冷暖房設定温度によっては、冷暖房負荷が大きくなる場合もある。)。
このように、この種の断熱性建物は、冷暖房負荷を軽減して、建物の温熱環境等を向上するという一定の目的を達成することができるものの、さらなる省エネ性の向上を以下の課題の改善によって得られることが判明した。
(1)夏の温熱環境の課題
夏場は、図10(a)に示すように、冷房を行った場合に、冷気は階上より階下(床下空間J)に溜まる傾向があるので、1階の居室Eから床下空間Jに冷気が逃げる場合があり、冷房負荷の低減効果を得にくい。
一方、居室Eの自然温度上昇を抑制するには、床下空間Jへの断熱気密の開放は有用であるが、両者の使い分けはできない。
(2)冬の温熱環境の課題
冬場は、図10(b)に示すように、外気の影響を受けにくいが、暖房を行った場合に、床下空間Jの温度が居室Eの温度以下になるとき(居室Eの設定温度が床下空間Jの温度以上のとき)には、1階の居室Eから床下空間J、さらに地盤に熱が逃げる場合があり、暖房負荷の低減効果を得にくい。
(3)構造上の課題
この種の断熱性建物の場合、地温の利用を行うために基礎から屋根までの建物全体を断熱気密構造とする必要があることから、地震や風によって生じる水平変位等に対しては、制震工法や耐力壁の割り増しで対応するしかなく、免震装置を介在させることにより地震や風によって生じる水平変位等にきわめて有効に対処できる免震工法を採用することが困難である。
(4)災害対策上の課題
建物が地震や風水害による外傷、浸水等の被害を受けた場合、建物が大きな1つの断熱気密空間であった場合には、当該被害の影響が建物全体に及ぶおそれがある。このため、風や地震に強く、かつ、自然室温も冷暖房に依存しない建物が好ましい。
特開2002−146932号公報 特開平8−93069号公報 登録実用新案第3009512号公報
本発明は、上記従来の断熱性建物の有する課題に鑑み、冷暖房負荷を軽減して、建物の温熱環境を向上することができるようにした断熱性建物を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、地震や風によって生じる水平変位等にきわめて有効に対処できる免震工法を採用することができるようにした断熱性建物を提供することを第2の目的とする。
さらに、本発明は、建物が地震や風水害による外傷、浸水等の被害を受けた場合にも、当該被害の影響が建物に及ぶ範囲を最小限にすることができる、風や地震に強く、かつ、自然室温も冷暖房に依存しない断熱性建物を提供することを第3の目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の断熱性建物は、基礎から屋根まで連続した断熱気密層に囲まれた断熱気密空間を有し、該断熱気密空間内の断熱気密層と内装材の間に居室を囲む躯体内通気空間を形成した建物であって、前記断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層によって、2つ以上の独立した断熱気密空間を有するようにしたことを特徴とする。
この場合において、上下に区切られた断熱気密空間同士、あるいは上下に区切られた躯体内通気空間同士の少なくともいずれかを、開閉可能な断熱気密性を有する通気部により連通することができる。
また、前記断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層を、上下いずれか一方の断熱気密空間の周壁を構成する断熱気密層と実質的に一体化した1層の断熱気密層から構成することができる。
また、前記断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層を、上下の断熱気密空間の周壁を構成する断熱気密層とそれぞれ実質的に一体化した2層の断熱気密層から構成することができる。
また、上下に区切られた断熱気密空間の間に、地震や風によって生じる変位に追随できる免震装置を介在させることができる。
また、上下に区切られた断熱気密空間の周壁の非連続部に、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性を保持する可撓性を有する気密性保持部材を介在させることができる。
また、上下に区切られた断熱気密空間の周壁の非連続部に、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性を両断熱気密空間の間に変位が生じていない場合に保持する気密性保持部材を配設することができる。
また、それぞれ独立する躯体内通気空間を形成した断熱気密空間が、直接又は他の断熱気密空間を介することによって外気と連通する通気部を有するとともに、前記躯体内通気空間が床下空間から小屋裏空間まで連通する経路を構成するようにすることができる。
本発明の断熱性建物によれば、基礎から屋根まで連続した断熱気密層に囲まれた断熱気密空間を有し、該断熱気密空間内の断熱気密層と内装材の間に居室を囲む躯体内通気空間を形成した建物であって、前記断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層によって、2つ以上の独立した断熱気密空間を有するようにしているので、以下のような効果がある。
(1)夏の温熱環境について
夏場は、冷房を行った場合に、冷房空間を建物の上下方向に断熱気密区画するので、冷気の階下方向への流出を抑制し、特に、居室から床下空間に冷気が逃げることを防止できることから、冷房負荷を低減可能である。
また、冷房を行わない場合に、床下空間と上部空間の温度差によって、躯体内通気空間を介して自然対流や熱交換を促進できる。また、日射等の影響によって、温度上昇する居室Eの熱が床下空間に移動することにより熱交換を促進できる。
なお、床下空間は、必要に応じて、通気部により屋外空間と連通され外気を取り込むが、基礎を構成するコンクリート温度は、地温の影響が大きいことから、床下空間の温度上昇が抑制される。また、通気によって、カビやダニの繁殖や木材の腐食が起こりにくい環境に保たれる。
(2)冬の温熱環境について
冬場は、暖房を行った場合に、暖房空間を建物の上下方向に断熱気密区画するので、熱が暖房していない空間又は非暖房空間(床下や小屋裏)へ逃げることを抑制し、特に、非暖房空間である床下空間の温度が居室の温度以下になるとき(居室の設定温度が床下空間の温度以上のとき)に、居室から床下空間、さらに地盤に熱が逃げることを防止でき、暖房負荷を低減することができる。
(3)構造について
断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層の位置に免震装置を介在させることにより免震工法を採用することが可能となり、地震や風によって生じる水平変位等にきわめて有効に対処できる。
(4)災害対策について
建物が地震や風水害による外傷、浸水等の被害を受けた場合でも、断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層の位置で被害の影響を遮断し、被害が建物全体に及ぶことを防止することができ、また、断熱気密空間は、停電時にも外気の影響を受けにくいことから、良好な温熱環境を維持することができる。
また、上下に区切られた断熱気密空間同士、あるいは上下に区切られた躯体内通気空間同士の少なくともいずれかを、開閉可能な断熱気密性を有する通気部により連通することにより、以下のような効果がある。
なお、ここで、躯体内通気空間を外気に連通する理由は、居室内に直接外気を取り込むと、埃や塵、花粉等が侵入するおそれが高いためであり、また、熱交換、通気、排熱、排湿等を旨とするには、躯体内通気空間を介して行うことでも可能なためである。
(1)夏の温熱環境について
夏場は、必要に応じて、通気部を連通することにより、小屋裏空間に溜まった空気を、屋外空間に自然換気又は強制換気するにより、下部空間、例えば、床下空間の空気と入れ替えることで小屋裏空間の温度の低下を図り、居室の温度上昇を抑えるようにすることができる。また、外周壁の日射取得熱等や躯体内の湿気も排出することができる。
(2)冬の温熱環境について
冬場は、通気部を遮断することにより、小屋裏空間に溜まった空気を排出せずに建物内に留めることができ、日射熱の有効利用を図ることができる。また、躯体内通気空間は、連通されているので、外気に連通しなくても温度差による対流は保たれる。
また、前記断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層を、上下いずれか一方の断熱気密空間の周壁を構成する断熱気密層と実質的に一体化した1層の断熱気密層から構成することにより、断熱気密空間を簡易に上下に区切ることができる。
また、前記断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層を、上下の断熱気密空間の周壁を構成する断熱気密層とそれぞれ実質的に一体化した2層の断熱気密層から構成することにより、断熱気密空間を確実に上下に区切ることができる。
また、上下に区切られた断熱気密空間の間に、地震や風によって生じる変位に追随できる免震装置を介在させることにより、地震や風によって生じる水平変位等にきわめて有効に対処できる。
また、上下に区切られた断熱気密空間の周壁の非連続部に、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性を保持する可撓性を有する気密性保持部材を介在させることにより、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性を確実に保持することができる。
また、上下に区切られた断熱気密空間の周壁の非連続部に、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性を両断熱気密空間の間に変位が生じていない場合に保持する気密性保持部材を配設することにより、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性を簡易に保持することができるとともに、両断熱気密空間の間に生じる変位が大きい場合でも気密性保持部材が破損することなくこれに容易に対応することができる。
また、それぞれ独立する躯体内通気空間を形成した断熱気密空間が、直接又は他の断熱気密空間を介することによって外気と連通する通気部を有するとともに、前記躯体内通気空間が床下空間から小屋裏空間まで連通する経路を構成するようにすることにより、1年を通して省エネ性を高め、躯体内に残存する揮発性化学物質の排出を促進し、湿気の滞留を抑えて躯体内でのカビやダニの繁殖や木材の腐食を抑えながら、良好な温熱環境を維持することができる。
以下、本発明の断熱性建物の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図2に、本発明の断熱性建物の一実施例を示す。
この断熱性建物は、基礎から屋根まで連続した断熱気密層に囲まれた断熱気密空間を有し、この断熱気密空間内の断熱気密層と内装材の間に居室を囲む躯体内通気空間を形成した建物であって、従来の断熱性建物と同様、建物Aの軸組B及び小屋組Cの周面に配設された合成樹脂発泡体等の断熱部材で構成した外断熱材1と外装材2及び屋根材3との間に外側通気路Dを形成するとともに、居室Eの周囲を包囲する内被材4と外断熱材1との間に躯体内通気空間を構成する内側通気路Fを形成し、さらに、基礎5の周面又は周面付近に基礎断熱材6を配設することにより断熱及び二重通気構造としたものである。
ここで、外側通気路Dは、建物Aの下部の基礎5の近傍において屋外空間Hと連通するとともに、上部の棟部において棟換気口3a及び棟包み3b又は軒下の換気口7eを設けて屋外空間Hと連通するようにする。
また、小屋裏空間Gと屋外空間Hとを連通する連通路Iは、例えば、図1に示すように、小屋裏空間G側に吸気口7aを、屋外空間Hに排気口7bをそれぞれ開口し、排気ファン7c及び開閉可能な排気ダンパ7dを設けた強制換気装置7として構成するほか、軒下の開閉可能な排気ダンパからなる換気口7eや窓等の開口部として構成することもできる。排気ダンパ7d、軒下の換気口7e等の連通路Iの構成部材は、合成樹脂発泡体等の断熱部材で構成することにより、閉じた状態で断熱気密性を有するようにする。
また、基礎5の周面又は周面付近には、合成樹脂発泡体等の断熱部材で構成した基礎断熱材6を配設することにより、床下空間Jが外気温度の影響を受けにくく、地熱の影響を受けやすくしている。なお、基礎断熱材6は、図1(a)に示すように、基礎5の外周面に配設するほか、基礎5の内周面に配設したり、図1(b)に示すように、両周面に配設することもできる。
さらに、基礎5には、床下ダンパ8aを設けた床下換気口8を形成することにより、外気を取り入れることができるようにする。床下ダンパ8aは、合成樹脂発泡体等の断熱部材で構成することにより、閉じた状態で床下空間Jが一種の断熱気密空間となるようにする。
そして、この断熱性建物は、外断熱材1及び基礎断熱材6からなる断熱気密層によって囲まれた断熱気密空間(本実施例においては、居室E、小屋裏空間G及び床下空間J並びに躯体内通気空間を構成する内側通気路F)を、水平方向の断熱気密層9によって上下に区切って2つ以上の独立した断熱気密空間(本実施例においては、居室E及び小屋裏空間Gと、床下空間Jとの2つの独立した断熱気密空間)を有するようにし、この上下に区切られた断熱気密空間同士(あるいは上下に区切られた躯体内通気空間同士の少なくともいずれか)を、開閉可能な断熱気密性を有する通気部10により連通するようにするようにしている。
ここで、断熱気密層9は、合成樹脂発泡体等の断熱部材により構成し、通気部10は、合成樹脂発泡体等の断熱部材からなる開閉可能なダンパにより構成するようにしている。
そして、通気部10を構成するダンパは、手動又は電動等の自動(温度センサ等による自動制御)により開閉動作するようにする。なお、本明細書のその他のダンパも、同様に、手動又は電動等の自動によって開閉動作するようにされている。
また、この断熱性建物は、居室E及び小屋裏空間Gと、床下空間Jとの2つの独立した断熱気密空間(躯体内通気空間)を有するようにしたことから、必要に応じて、上部の断熱気密空間(躯体内通気空間)を構成する居室Eの下部位置の外断熱材1に、合成樹脂発泡体等の断熱部材からなる開閉可能なダンパを設けた上部換気口11を形成することにより、上部の断熱気密空間、具体的には、躯体内通気空間を構成する内側通気路Fに外気を取り入れることができるようにする。
このように、それぞれ独立する躯体内通気空間を形成した断熱気密空間は、本実施例に示すように、直接又は他の断熱気密空間を介することによって外気(屋外空間H)と連通する換気口等の通気部を有するとともに、躯体内通気空間が床下空間から小屋裏空間まで連通する経路を構成するようにすることにより、1年を通して省エネ性を高め、躯体内に発散する揮発性化学物質の排出を促進し、湿気の滞留を抑えて躯体内でのカビやダニの繁殖や木材の腐食を抑えながら、良好な温熱環境を維持することができる。
この断熱及び二重通気構造の建物は、基礎から屋根までの建物全体を断熱気密構造(夏場は低気密、冬場は気密)とすることにより省エネ性を高めるようにしたものであり、建物の温熱環境を良好にできる。
具体的には、夏場は、小屋裏空間Gに溜まった空気を、小屋裏空間Gと屋外空間Hとを連通する連通路Iを介して自然換気(自然排気)又は強制換気(強制排気)するにより、床下空間Jの空気と入れ替えることで小屋裏空間G(躯体内通気空間を構成する内側通気路F)の温度の低下を図り、居室Eの温度上昇を抑えるようにする。また、外周壁の日射取得熱等や躯体内の湿気も排出することができる。
そして、内側通気路Fの通気によって、躯体内に残存する揮発性化学物質や湿気を建物A内の建材等から外気に排出し、揮発性化学物質、湿気によるカビやダニの繁殖や木材の腐食を抑制することにより、躯体内環境を好ましい状態にできる。
また、冷房を行う場合には、図2(a)に示すように、断熱気密空間に応じて冷房空間を建物Aの上下方向に断熱気密区画することになることから、冷気の階下方向への流出を抑制し、特に、居室Eの冷気が床下空間Jに逃げることを防止できることから、冷房負荷を低減することができる。そして、この場合も、必要に応じて、水平方向の断熱気密層9に形成した通気部10を連通することにより、小屋裏空間Gに溜まった空気を、屋外空間Hに自然換気又は強制換気するにより、下部空間の床下空間Jの空気と入れ替えることで小屋裏空間Gの温度の低下を図り、居室Eの温度上昇を抑えるようにすることができる。すなわち、居室Eの冷暖房設定温度等に応じて、地熱利用と地熱の影響の排除との選択を簡易に行うことができる。
また、冷房を行わない場合に、床下空間Jと上部空間の温度差によって、自然対流や熱交換を促進することができる。
なお、床下空間Jは、必要に応じて、通気部である床下換気口8により屋外空間Hと連通され外気を取り込むようにするが、基礎5を構成するコンクリートは地熱の影響が大きく、床下空間Jの温度上昇が抑制され、また、通気によって、カビやダニの繁殖や木材の腐食が起こりにくい環境に保たれる。
一方、冬場は、小屋裏空間Gに溜まった空気を排出せずに建物A内に留めることができ、日射熱の有効利用を図ることができる。なお、冬場は、建物A内の温度上昇が小さいため、揮発性化学物質の発散は少なく、また、カビやダニの繁殖には適さない温度分布になりやすい。そして、躯体内では温度差による対流は確保され、屋外空間Hとの連通を止めることによる悪影響は小さい。
そして、基礎5の周面に基礎断熱材6を配設するようにしているので、床下空間Jの温度は外気温度の影響を受けにくく、地熱の影響を受けやすくなることから、居室E、特に1階の居室Eの温熱環境は、夏場には温度上昇の抑制効果を、冬場には温度低下の抑制効果を、ある室温の範囲において得ることを期待できる。
また、暖房を行う場合には、図2(b)に示すように、断熱気密空間に応じて暖房空間を建物の上下方向に断熱気密区画することになることから、熱が暖房していない空間へ逃げることを抑制し、特に、床下空間の温度が居室の温度以下になるとき(居室の設定温度が床下空間の温度以上のとき)に、居室Eの熱が床下空間J、さらに地盤に逃げることを防止できることから、暖房負荷を低減することができる。そして、水平方向の断熱気密層9に形成した通気部10を遮断することにより、小屋裏空間Gに溜まった空気を排出せずに建物A内に留めることができ、日射熱の有効利用を図ることができる。
そして、図3に示すように、断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層10の位置に免震装置12を介在させることにより免震工法を採用することが可能となり、地震や風によって生じる水平変位等にきわめて有効に対処できる。
この場合、免震装置12としては、建物Aの大きさや用途等に応じて、ベアリング方式、ばね方式、免震ゴム方式、粘弾性体方式等の各種公知の免震装置を採用することができる。そして、ベアリング方式やばね方式を採用する場合は、通常、水平変位δx=10〜30cm、さらに必要に応じて、10〜50cm程度に対応する免震装置12を用いることができる。
さらに、建物Aが地震や風水害による外傷、浸水等の被害を受けた場合でも、断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層10の位置で被害の影響を遮断し、被害が建物全体に及ぶことを防止することができ、また、開閉可能な断熱気密空間は、停電時にも外気の影響を受けにくいことから、良好な温熱環境を維持することができる。
ところで、上記実施例においては、断熱気密空間(居室E、小屋裏空間G及び床下空間J)を、水平方向の断熱気密層9によって上下に区切って2つ以上の独立した断熱気密空間(居室E及び小屋裏空間Gと、床下空間Jとの2つの独立した断熱気密空間)を有するようにし、この上下に区切られた断熱気密空間同士を、開閉可能な断熱気密性を有する通気部10により連通するようにするようにしているが、水平方向の断熱気密層を設ける位置は、上記実施例の場合の(a)建物Aの1階と基礎5との間に限定されず、(b)建物Aの1階と2階との間、(c)建物Aの1階と地下室との間、(d)建物Aの最上階と小屋裏空間Gとの間等の任意の位置に選択的に形成することができる。
そして、水平方向の断熱気密層を複数層設けて、断熱気密層9によって上下に区切られる独立した断熱気密空間を細分化することにより、建物Aが地震や風水害による外傷、浸水等の被害を受けた場合でも、この被害の影響をより有効に遮断することができる。
また、上記実施例においては、外断熱材1を外装材2の内側に配設(内断熱)したが、図4に示すように、外断熱材1を外装材2の外側に配設(外断熱)することもでき、また、天井に外断熱材1を配設することもできる。
また、上記実施例においては、断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層を、上下いずれか一方の断熱気密空間の周壁を構成する断熱気密層と実質的に一体化した(断熱気密空間の周壁を構成する断熱気密層と一体的に挙動する)1層の断熱気密層9(図示の実施例においては、外断熱材1と実質的に一体化した断熱気密層9)から構成するようにしたが、図5に示すように、上下の断熱気密空間の周壁を構成する断熱気密層とそれぞれ実質的に一体化した2層の断熱気密層9a、9b(図示の実施例においては、外断熱材1と実質的に一体化した断熱気密層9a及び基礎断熱材6と実質的に一体化した断熱気密層9b)から構成することもでき、これにより、断熱気密空間を確実に上下に区切ることができる。
ところで、上記のように断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層を2層の断熱気密層9a、9bから構成する場合や断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層10の位置に免震装置12を介在させることにより免震工法を採用する場合等で、基礎から屋根までの建物全体を断熱気密構造とするために縦方向に配設した断熱材(本実施例においては、外断熱材1と基礎断熱材6)が水平方向の断熱気密層により分断されると、2層の断熱気密層9a、9bの間に挟まれた空間9c(図3に示す実施例においては、床下空間J)は、そのままでは屋外空間Hと連通し、気密性を保持できなくなる。
このため、図5(b)に示すように、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性を保持するために、可撓性を有する気密性保持部材13を上下に区切られた断熱気密空間の周壁の非連続部に介在させることにより、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性を保持することができるようにする。
この気密性保持部材13は、それ自体で伸縮する材料を用いたり、蛇腹構造等の変形可能な構造とするとともに、ゴム又は合成樹脂等の断熱性を有する材料で構成することが望ましい。
これにより、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性を確実に保持することができるとともに、空間9cの存在する躯体等の耐久性を保つことができる。
また、断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層を2層の断熱気密層9a、9bから構成し、2層の断熱気密層9a、9bの間に空間9cが形成される場合、上下に区切られた断熱気密空間同士を連通する通気部10は、図5(c)に示すように、開閉可能な断熱気密性を有するダンパ10aと、2層の断熱気密層9a、9b間を接続、連通する可撓性を有する連結管10bとにより構成することができる。
このダンパ10aは、合成樹脂発泡体等の断熱性を有する材料で構成することが、また、連結管10bは、外周を合成樹脂発泡体等の断熱性を有する材料で被覆したゴム又は合成樹脂等の断熱性を有する複合材料で構成することが望ましい。
基礎から屋根までの建物全体を断熱気密構造とするために縦方向に配設した断熱材(本実施例においては、外断熱材1と基礎断熱材6)が水平方向の断熱気密層により分断された場合の気密性を保持手段としては、上記のもののほか、例えば、図6に示すように、分断された縦方向に配設した断熱材1、6の間に形成された隙間に断熱性を有する材料で構成したパッキン(気密性保持部材)14を配設する構造を採用することができる。
このパッキン14は、図6に示すように、断熱気密空間の間に生じる相対的な変位に追随できる柔軟性を有する合成樹脂等の断熱性を有する枠材14aの間に合成樹脂発泡体等の断熱性を有する断熱材14bを挟み込み、表面をウレタン樹脂等のシーリング材14bで封止するした複合材料(このパッキン14は、分断された縦方向に配設した断熱材1、6の間に形成された隙間に挿入することにより後付けで簡易に施工できる利点を有している。)で構成するほか、発泡ゴム等の断熱性及び弾性を有する材料からなる単一部材で構成することができる。
また、上記気密性を保持手段として、図7〜図8に示すように、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性を両断熱気密空間の間に変位が生じていない場合に保持し、変位が生じた場合に気密性が破られる気密性保持部材15を上下に区切られた断熱気密空間の周壁の非連続部に配設する構造を採用することができる。
この気密性保持部材15は、図7〜図8に示すように、一方の断熱材1(上部の断熱気密空間)と一体的に挙動する合成樹脂発泡体等の断熱性を有する断熱材15a及び緩衝材15bと、他方の断熱材6(下部断熱気密空間)と一体的に挙動する緩衝材15cと、図7(b)に示す、建物Aの出隅部の緩衝材15b、15c間に補助的に介在させ、緩衝材15cと一体化させる緩衝材15eとで構成する。
ここで、緩衝材15b、15c、15eは、表面を合成樹脂発泡体、ブチルゴム等の弾性を有する材料で被覆した圧縮、柔軟性を有するスポンジ状の合成樹脂発泡体や気密パックされたロックウール、グラスウール等の繊維状包装体からなる複合材料で構成することが望ましい。
この気密性保持部材15は、図6(a)に示すように、両断熱気密空間の間に水平変位が生じていない場合には、気密性保持部材15(気密ライン15d)によって、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性が保持される。そして、図6(a)から、一方の断熱材1(上部の断熱気密空間)側が相対的に右方向に水平変位すると、緩衝材15b、15c(15e)が圧縮され、気密性保持部材15が破損することなく、気密性保持部材15(気密ライン15d)によって、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性が保持される。逆に、図6(a)から、一方の断熱材1(上部の断熱気密空間)側が相対的に左方向に水平変位すると、図6(b)に示すように、緩衝材15b、15c(15e)の間に隙間が生じ、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性が破られる。この場合、施工時に緩衝材5b、15c、15eをプレスしておくことで、小さい変位であれば気密性は保たれる。
なお、上記の気密性保持部材15において、断熱材15aを省略したり、緩衝材15b、15cの一方を省略することができるほか、気密性保持部材を、発泡ゴム等の断熱性及び可撓性を有する材料からなる垂れ膜状の単一部材で構成することもできる。
このように、気密性保持部材15によって、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性が両断熱気密空間の間に変位が生じていない場合に限り保持されることから、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性を簡易に保持することができるとともに、両断熱気密空間の間に生じる変位が大きい場合でも気密性保持部材が破損することなくこれに容易に対応することができる。
以上、本発明の断熱性建物について、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、各実施例に記載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の断熱性建物は、冷暖房負荷を軽減して、建物の温熱環境を向上することができる等の特性を有していることから、居室としての居住空間を有する住宅の用途に好適に用いることができるほか、例えば、居室としての執務空間を有する事業所等の用途にも用いることができ、構造も、木造のほか、枠組壁工法、スチールハウス、鉄骨構造、鉄筋コンクリート構造等の各種構造体に適用することができる。
本発明の断熱性建物の一実施例を示し、(a)は正面断面図、(b)基礎の変形実施例で示す正面断面図である。 同断熱性建物において、(a)は夏場に冷房を行った場合の温熱環境を示し、(b)は冬場に暖房を行った場合の温熱環境を示す説明図である。 免震工法を採用した断熱性建物の一例を示す正面断面図である。 本発明の断熱性建物の変形実施例を示す説明図である。 2層の断熱気密層を形成した断熱性建物の一例を示し、(a)は正面断面図、(b)は気密性保持部材の説明図、(c)は通気部の説明図である。 パッキン(気密性保持部材)の説明図である。 気密性保持部材の説明図で、(a)は水平変位が生じていない場合を、(b)は水平変位が生じた場合を示す。 気密性保持部材の説明図で、(a)は建物の入隅部を示す平面断面図、(b)は建物の出隅部を示す平面断面図である。 従来の断熱性建物を示す正面断面図である。 同断熱性建物において、(a)は夏場に冷房を行った場合の温熱環境を示し、(b)は冬場に暖房を行った場合の温熱環境を示す説明図である。
符号の説明
A 建物
B 軸組
C 小屋組
D 外側通気路
E 居室
F 内側通気路(躯体内通気空間)
G 小屋裏空間
H 屋外空間
I 連通路
1 外断熱材
2 外装材
3 屋根材
4 内被材
5 基礎
6 基礎断熱材
7 強制換気装置
8 床下換気口
8a 床下ダンパ
9 断熱気密層
9a 断熱気密層
9b 断熱気密層
9c 空間
10 通気部
10a ダンパ
10b 連結管
11 上部換気口
12 免震装置
13 気密性保持部材
14 パッキン(気密性保持部材)
15 気密性保持部材
15a 断熱材
15b 緩衝材
15c 緩衝材
15d 気密ライン
15e 緩衝材

Claims (8)

  1. 基礎から屋根まで連続した断熱気密層に囲まれた断熱気密空間を有し、該断熱気密空間内の断熱気密層と内装材の間に居室を囲む躯体内通気空間を形成した建物であって、前記断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層によって、2つ以上の独立した断熱気密空間を有するようにしたことを特徴とする断熱性建物。
  2. 上下に区切られた断熱気密空間同士、あるいは上下に区切られた躯体内通気空間同士の少なくともいずれかを、開閉可能な断熱気密性を有する通気部により連通したことを特徴とする請求項1記載の断熱性建物。
  3. 前記断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層が、上下いずれか一方の断熱気密空間の周壁を構成する断熱気密層と実質的に一体化した1層の断熱気密層からなることを特徴とする請求項1又は2記載の断熱性建物。
  4. 前記断熱気密空間を上下に区切る水平方向の断熱気密層が、上下の断熱気密空間の周壁を構成する断熱気密層とそれぞれ実質的に一体化した2層の断熱気密層からなることを特徴とする請求項1又は2記載の断熱性建物。
  5. 上下に区切られた断熱気密空間の間に、地震や風によって生じる変位に追随できる免震装置を介在させたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の断熱性建物。
  6. 上下に区切られた断熱気密空間の周壁の非連続部に、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性を保持する可撓性を有する気密性保持部材を介在させたことを特徴とする請求項5記載の断熱性建物。
  7. 上下に区切られた断熱気密空間の周壁の非連続部に、上下に区切られた断熱気密空間の間の気密性を両断熱気密空間の間に変位が生じていない場合に保持する気密性保持部材を配設したことを特徴とする請求項5記載の断熱性建物。
  8. それぞれ独立する躯体内通気空間を形成した断熱気密空間が、直接又は他の断熱気密空間を介することによって外気と連通する通気部を有するとともに、前記躯体内通気空間が床下空間から小屋裏空間まで連通する経路を構成することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の断熱性建物。
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