JP2000038856A - 免震と換気機能を持つ木造建物 - Google Patents

免震と換気機能を持つ木造建物

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JP2000038856A
JP2000038856A JP10206913A JP20691398A JP2000038856A JP 2000038856 A JP2000038856 A JP 2000038856A JP 10206913 A JP10206913 A JP 10206913A JP 20691398 A JP20691398 A JP 20691398A JP 2000038856 A JP2000038856 A JP 2000038856A
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JP
Japan
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base isolation
isolation device
ventilation
building
seismic isolation
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Application number
JP10206913A
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English (en)
Inventor
Masami Takagi
政美 高木
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、免震機構により揺れを少なくすと
共に、床下全体の換気を均一化して通風をよくすること
が可能な、免震と換気機能を持つ木造建物を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 布基礎7の上面に免震装置2を所定間隔
をおいて据付け、免震装置2の上部に木造建物の躯体1
を設置し、躯体1の下面と免震装置2以外の布基礎7の
上面との間を通気スペ−ス10とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅などにおけ
る、免震と換気機能を持つ木造建物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅などの木造建物は、柱梁軸組
構法の場合、柱などの躯体を支持する土台をアンカ−に
より布基礎に固定する。ツ−バイフォ−(枠組壁)構法
の場合、枠組壁の下枠をアンカ−により布基礎に固定す
る。そして、基礎コンクリ−トに一定の間隔で穴を開け
て通気口を設ける方式が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の場合、躯体の接
合部を剛強にし、筋違いや壁量を多くすることで、耐震
上ある程度の耐震効果はあるが、 免震効果は期待できない。その結果、建築コストが上
昇する。 基礎コンクリ−トに開けた通気口では、床下の湿気が
停滞し躯体の脚周りが腐蝕する惧れがある。などの課題
があった。
【0004】
【本発明の目的】上記のような課題を解決するためにな
された本発明は、免震機能により揺れを少なくすと共
に、床下全体の換気を均一化して通風をよくすることが
可能な、ロ−コストの免震と換気機能を兼ね備えた木造
建物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の免震と換気機能を持つ木造建物は、布基
礎の上面に免震装置を所定間隔をおいて据付け、免震装
置の上部に木造建物の躯体を設置し、躯体の下面と免震
装置以外の布基礎の上面との間を通気スペ−スとしたこ
とにある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。 <イ>木造建物の躯体1 対象となる躯体1は、ツ−バイフォ−(枠組壁)構法や
柱梁軸組構法における垂直方向の構造体であって、布基
礎7の上部に立設する。
【0007】<ロ>免震機能を持つ木造建物 図示の例はツ−バイフォ−(枠組壁)構法における木造
住宅の場合である。布基礎7と枠組壁1との間に免震装
置2を所定間隔をおいて据付ける。免震装置2は積層ゴ
ム3の上下端にプレ−ト4,5を固着した装置で、その
下部プレ−ト5は布基礎7の上端に、上部プレ−ト4は
枠組壁1の下枠8に夫々ボルト6,6により接合してあ
る。図中9は枠組壁1の板材、12は床材などである。
【0008】柱梁軸組構法の場合は、布基礎7と、柱等
を支持する土台との間に免震装置2を設置する。即ち、
この装置2の下部プレ−ト5は布基礎7に、上部プレ−
ト4は土台に夫々ボルト6,6により接合する。(図示
省略)
【0009】<ハ>免震装置2 図示の免震装置2は、高減衰性の積層ゴム3の上下端に
プレ−ト4,5を接着剤により固着した小型の装置であ
る。上下プレ−ト4,5は防錆処理した鋼製又は硬質プ
ラスチック製のものを用いる。尚、プレ−ト4,5には
ボルト6用の孔が開けてある。
【0010】上記の免震装置2に替えて、通常の積層ゴ
ムと粘弾性体ダンパ−等の減衰装置を併用した装置とす
ることができる(図示省略)。それにより免震装置に減
衰性を持たせることができる。
【0011】前記の各免震装置の積層ゴム3により建物
が長周期化することで免震性が発揮されるようになって
いる。
【0012】また、建物重量が非常に軽く、通常の積層
ゴムではあまり長周期化できない場合には、多段の積層
ゴムを用いることができる。
【0013】<ニ>換気機能を持つ木造建物 免震装置2の上部に木造建物の躯体、即ち枠組壁1を設
置する。そして枠組壁1の下枠8の下面と免震装置2以
外の布基礎7の上面との間を通気スペ−ス10としてい
る。それによって床材12の下部空間11内の換気が均
一化する。
【0014】通気スペ−ス10に防虫用の網又は格子を
取付けることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから、
次のような効果を得ることができる。 <イ>木造建物を免震装置を介して支持することによ
り、地震や風などの水平力が作用したとき、免震装置の
積層ゴムが機能して建物が長周期化することで免震性が
発揮される。その結果、建物を著しく剛強にする必要が
ないので、ロ−コストで居住性のよい建物が建築でき
る。 <ロ>建物躯体の下面と免震装置以外の布基礎の上面と
の間を通気スペ−スとしたことによって、床材の下部空
間内の換気が均一化するので、床下の湿気は排除され快
適な居住性が得られる。また、通風効果により床材や躯
体脚周りの部材は腐る惧れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、免震と換気機能を持つ木造建物
の部分縦断面図、及び要部“A”の拡大側面図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】布基礎の上面に免震装置を所定間隔をおい
    て据付け、 免震装置の上部に木造建物の躯体を設置し、 躯体の下面と免震装置以外の布基礎の上面との間を通気
    スペ−スとしたことを特徴とする、 免震と換気機能を持つ木造建物。
JP10206913A 1998-07-22 1998-07-22 免震と換気機能を持つ木造建物 Pending JP2000038856A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006241773A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Kaneka Corp 断熱性建物
TWI821278B (zh) * 2018-04-24 2023-11-11 日商三井化學東賽璐股份有限公司 黏著性膜及電子裝置的製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006241773A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Kaneka Corp 断熱性建物
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