JPH02104841A - 断熱ボードとこれを使用した空気貫流方式木造住宅並びに入隅,出隅部コーナーピース - Google Patents

断熱ボードとこれを使用した空気貫流方式木造住宅並びに入隅,出隅部コーナーピース

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JPH02104841A
JPH02104841A JP63258077A JP25807788A JPH02104841A JP H02104841 A JPH02104841 A JP H02104841A JP 63258077 A JP63258077 A JP 63258077A JP 25807788 A JP25807788 A JP 25807788A JP H02104841 A JPH02104841 A JP H02104841A
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insulation board
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、建築物の外壁面のサイディング下地材、屋
根面の下地材及び床面の下地材等に使用される新規な断
熱ボードとこれの特性・機能を利用した空気貫流方式木
造住宅並びに当該住宅の入隅、出隅部コーナーピースに
関する。
「従来の技術」 建築用断熱ボードとしては、例えば特開昭55−656
50号にて、高密度のグラスウール板等つ−ル系断熱材
9発泡プラスチック板、繊維板5合板等の断熱材のプレ
ート片面に互いに直交する切溝を施し、縦横に連絡した
溝路を形成したもの、又は当該溝路交点にプレート表裏
を貫通する細大をあけたものを、当該切溝面を受は面に
する態様でもって屋根面の野地板下地材又は仕上外壁材
の裏打ち材として使用して、該縦横に連絡した溝路が通
気層を形成することにより、屋根野地板直下又は外壁裏
面に空気貫流を起こさせて冷却、保温、無溶雪、すがち
り防止、結露防止、湿度放散等に利用するとしたものが
提案されている。
又、同様の機能に係わる市販品として、第8図aに示す
如(、発泡ポリスチレンボード1のプレート片面に互い
に直交する切溝2a、 2bを施すと共に当該溝路交点
に補強用並びに四方通気用のロータリー3を設けたもの
、又は同図すに示す如く当該ボード1の切溝面に火山礫
と微粉炭燃焼灰それにガラス繊維などの無機質を主な成
分とした仕上外壁材4を一体的に積層した断熱ボード5
が提供されている。
これ等の外壁材としての使用は、前記の特開昭55−6
5650号と同じであり、仕上外壁材4を積層したボー
ド5の外壁材としての矩計り、張り付は要領は同図c、
  dに示される通りである。
図中6〜8は梁、柱、筋かい、9は基礎、10は軒先、
 11.12は水切鉄板、水切土台を夫々示す。
又、同図eに示す住宅全体図中の凹線f、  gで示す
入隅、出隅部コーナーは、同図f1gに示される如く構
成されるものであって、大隅部コーナーにあっては取付
用柱13に対して当て座としてのベニヤ14を介して突
き当てる一方のボード5の仕上げ面4に他方のボード5
の側端を突き合わせており、この部では該直交切溝2a
、 2bの通気路が柱7間に形成される通常ガラスウー
ル等の内断熱材が充填される空間15に連通している。
又、出隅部コーナーにあっては、前記の大隅部コーナー
の如く構成したのでは、脆弱な発泡ポリスチレンボード
1側端が外部に露呈することから、発泡ポリスチレンボ
ード1に切溝2a、 2bを施こさず仕上外壁材4を積
層した断熱ボード16の端片を縁取り直交突き合わせし
たところの隅部コーナーピース17を特別に製造し、こ
れにボード5側端を接続させるとしてなり、この部にあ
っては、上述の通り、切溝2a、 2bの不存在により
、通気層が形成されていない。
畝上の如く、外壁内の換気を図ったものとしては、本出
願人の提案になる特開昭60−226932号もある。
その要旨とするところは、外壁材直下の外断熱材中外事
に縦横配役の四方に通じる連続狭間陳の通気路を構成し
、当該通気路の上、下端を夫々小屋裏全体を四方に取囲
み、且つ、上端外周に換気口を周設したパラベットを有
する小屋裏空間、外気に接続して外断熱材外半を外気の
激しい上昇気流で被覆させ、その温度差を有する暖冷空
気の混在でない外気のみのエアカーテンによって結露の
発生を皆無にすると共に熱伝導性の激減化、防音効果の
向上、木材の耐久性向上を図るとすると共に小屋裏の空
気を渋滞のないすみやかな排流作用で外部冷気の直接刺
激にさらさせないとした点にある。
すなわち、第9図a、bに於いて、図中18は例えばグ
ラスウールをポリエチレンフィルム等で包んで成る内断
熱材で天井部並びに床部にも配されている。19は小屋
裏空間で、その周囲四方には該小屋裏空間19の空気の
運動を促がずために、故意に高く取っている。つまり、
パラベット26を周設しており、その上端外周に換気口
20を周設しである。
しかして、小屋裏空間19は、同レベルではない高く離
れた部所に大なる開口面積の換気口20を有する結果、
渋滞のないすみやかな流動下にあると共に外部冷気の刺
激をうけることがない。
21は梁、22は例えば火山礫と微粉炭燃焼灰それにガ
ラス繊維などの無機質を主な成分とした外壁材22aと
発泡ポリスチレンよりなる外断熱材22bを積層してな
る外断熱外壁材で、当該外断熱材22b外半にはd図の
外断熱外壁材22切開図に示される如く、樅横に連続し
た狭間隙が刻設されて四方に通じた通気路23を形成し
ている。
当該通気路23の上端は該小屋裏空間19に接続し、又
下端はb図の拡大図に詳示される如く、床部24に取り
付けの予じめ通気孔群を穿設の受止用アルミアングル2
5に載置することで外気に接続している。しかして、0
図に示す如く、外気の流動による小屋裏換気口20より
の吸い出し作用によって小屋裏空間19の空気が逃出す
ることと相まって外気が外断熱材22b下端開口部より
侵入して上昇し、換気口20より逃出する渋滞のない外
気の流動路が形成される。
当該外気の流動路は上述の如く外断熱材22b外半に狭
間隙をもって四方に延びている結果、全面に渡って強い
久気の流れが構成され、あたかも外気によるエアカーテ
ンでもって外断熱材22b外面が覆われることとなると
共に小屋裏空間19を駆は抜ける。
このエアカーテン並びに流動によって熱伝導性を刺激さ
せ(外部より室内への冷気の侵入遮断)防音効果を向上
させることとなるが、最も重要なことは外気のみの強い
流れであるために結露発生が全く無く、これによって、
外断熱材22bの性能維持はもとよりこれと接触する柱
等の木材を湿らすことが無く、木材を生々と保ち建物の
耐久性を向上させることができると共に小屋裏空間19
に於ける結露を解消し得ることである。
この提案の特徴は、風という極めて強力な流動エネルギ
ーを外壁内の上昇流に転換させると共に逃出口を確保し
て渋滞の全くない流動を形成させた点にある。
さて、屋根面の換気を配慮した空気貫流方式木造住宅の
提案としては、前記の特開昭55〜65650号に、屋
根面の野地板の下に前述の通気層を形成したボードを敷
設するとしたものや、実開昭62−149526号の野
地板と屋根板との間に非木質の波形板を配設するとして
、非木質の波形板の使用によって、冬季における屋根裏
の結露や夏季における屋根裏のこもり熱の発生防止、屋
根断熱が不必要になるとしたものがある。
「発明が解決しようとする課題」 畝上の各種断熱打着しくはこれに仕上外壁材を積層した
ものは、いずれも材質上当然のことながら構造強度は具
備しておらず、且つ、ビス止め層としての強度も無く、
構造架横間空隙部への充填材としてしか使用されるもの
ではなく、構造架橋に対してビス止め等した場合、地震
の多い地域や、入口開口部の多い場合で筋かいが入らな
い場合には、横揺れによって断熱材のビス土着部が破壊
して、ボードの浮き、剥がれが生じることがある。
又、同じく外壁面のサイディング下地材、屋根面のトタ
ン下地材、床面の下地材等に於いて、ビス止着基盤とし
て使用した場合には、充分な強度を有しないためにサイ
ディング材、トタン、床等の浮きを生じさせる。
しかして、それ自体にはビス止着基盤としての強度がな
いために、既述の特開昭55−65650号に於けるが
如く、屋根面を直接自身で受止せずに野地板を介すると
せざるを得ないものとなっている。
このように、ビス止着基盤としての強度ををするものの
介在を要するのでは、積層作業を要して手間がかかる。
又、トタンの場合介在させた野地板とトタンとの間は何
ら通気性が無く、且つ、トタンの熱伝導率が高いため、
冬場は特にトタン裏側に結露が生じ、その結露が野地板
(木製)の性能低下を招来させている。この様に、強度
不足のために折角の通気層を被取付材のために有効に活
用し得ない場合が多い。屋根面直下の通気の点では、前
記実開昭62−149526号は、トタン直下に通気路
が形成されであるので、上述の如き不都合は無いが、実
際の施工では、野地板は、垂木の上面にわたって配設し
、金属箔又は金属紙(たとえば、銀紙)、その他の材質
からなる熱反射性のルーフィング材を野地板の上面に敷
設せしめ、そのルーフィング材上に波形板を配設せしめ
るものであるため、以下詳述の諸難点がある。すなわち
、夏の場合太陽がトタンに照り付けた場合、熱伝導率が
高いので、下に敷いであるルーフィング(黒色)も熱吸
収率が高い為、ルーフィングが熱に侵され風化しやすい
位熱伝導率が高い為、小屋裏が刺激されているのが実状
。その為部屋の温度が上昇している。又冬場に於いても
同じ事が言える。北海道の様な寒暖の差の激しい地域で
は特に結露・すが漏りに成っているのが実状である。又
ルーフィングの変わりに熱反射材を用いて、通気層を設
ける為、角波を構成させているが、これに付いても夏場
に付いては、熱伝導性の良いトタンであるがゆえに、ト
タン下に熱反射材を設けた場合熱はトタンを通し太陽か
らの表の熱と通して伝わる熱反射材によりはね返す熱に
より、トタンの塗料が熱に侵され易い。又冬場に於いて
も同し事が言えるが熱反射材があるが故、北海道の様な
寒暖の差の激しい地域では特に屋根の上に雪がある場合
、日中太陽の熱で上から溶けるだけで無く、熱反射材に
より下から熱伝導し下から溶ける事により夜間のしばれ
で凍結する。この連続で氷結が日増しに進み、トタン及
びはぜの部分名士がり、はぜである継ぎの部分を刺激し
、氷結の為、はぜそのものを膨張させ、その為に開いた
はぜの所から、日中溶けた雪溶水が入り雨漏りの原因に
成ったりする。又トタンの下に熱反射材を設けている為
トタン裏も結露が生じやすい。又これらの事ばかりでな
く、雪が少ない冬場においても日中太陽が照り冷たい寒
波により、トタン表面が凍結するばかりでなく熱反射材
をトタン下に設けた場合、太陽の熱はトタンを通し熱反
射されトタンの下に結露が生じる。さ−らに、波形板の
開口端部の先きに防水板を設けて通気路を塞いでいるの
で、通気路に於ける流動性はとぼしく、換気能はさほど
期待し得す、滞溜による結露が生じ得る。又、前記した
大隅部コーナーの構造では仕上外壁材4を介して室内の
温度が外部にリークするし、又、出隅部コーナーの構造
では切溝2a、 2bによる通気層が形成されていない
ために、他の部に於けるが如き湿気放散作用の享受がで
きなく、これではコーナ一部での湿度放散がなし得ない
本発明は、畝上の事情に鑑みなされたもので、両面に構
造強度並びに通気能を有する積層部をもつ発泡プラスチ
ックの断熱ボードを提供し、これを利用して優れた通気
性の空気貫流方式木造住宅並びに当該住宅に於ける入隅
、出隅部コーナーピースを提供することを目的としてい
る。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明の断熱ボードは所定
肉厚の芯層を確保してプレート両面に互いに直交する切
溝を施し、当該切溝交点にロータリー堰を設け、発泡プ
ラスチックボードの当該切溝面に該切溝に連通する透孔
を多点設した構造用合板を一体的に積層したものである
本発明の空気貫流方式木造住宅は、畝上断熱ボードを外
壁面のサイディング下地材として、外断熱材中内、外半
に縦横配設の四方に通じる通気路を構成し、当該通気路
の上、下端を夫々小屋裏全体を四方に取囲み且つ上端外
周に換気口を周設したバラペットを有する小屋裏空間、
外気に接続したものである。
畝上の空気貫流方式木造住宅に於ける屋根面の下地材と
して畝上断熱ボードを用いるとしても良い。あるいは、
床面の下地材として畝上断熱ボードを用いるとしても良
い。さらには、屋根面の下地材並びに床面の下地材とし
て畝上断熱ボードを用いるとしても良い。
畝上諸措置を小屋裏全体を四方に取囲み且つ上端外周に
換気口を周設した軒先きを有する無落雪方式平屋根の木
造住宅について施こずとしても良い。
本発明の入隅、出隅部コーナーピースは、畝上断熱ボー
ド端片を、当該ボードに於c′Jる直交切溝を確保した
態様でもって、縁取り直交突き合わせしてなるとしたも
のである。
「作用」 両面に構造用合板を有することで、構造強度をもつ本発
明断熱ボードは、構造材としての使用に耐えると共にそ
の通気性により、各種仕上材の下地とされると当該仕上
材裏面の湿度放散を行なうし、また、接する府中の湿度
放散をも行なう。
又、本発明断熱ボードを外壁面に用いて空気貫流方式木
造住宅を構築するならば、単に自身の断熱材中の湿度放
散のみでなく、前述の利点を享受して、外壁仕上材裏並
びにこれと反対側で接触する内断熱材の湿度放散を同時
にするところの住宅となる。
さらには、かかるり■壁面に形成される2重の強い上昇
空気貫流に屋根面、床面にも本発明断熱ボードを用いて
通気路接続を行なうことにより、外壁のみでなく屋根面
、床面にても」二連の同様の通気による利益を享受し得
ることができるゆまた、入隅、出隅部コーナーピースは
、他の部と同様にコーナ一部に正規な通気能を提供する
「実施例」 実施例について図面を参照(7て説明する。
第1図は本発明の断熱ボードの切開俯緻図、第2図a、
bは既述第9図a、bに相当する本発明断熱ボードの外
壁面のザイディング下地材としての使用説明図であり、
同一構成部については同一符号を付しである。
第3図は第2図に示す住宅に於いて、本発明断熱ボード
を屋根面のトタン下地材として用いる場合の縦断説明図
、第4図は同じく本発明の断熱ボードを床面の下地材と
して用いる場合の縦断説明図、第5図は同じく外壁面と
屋根面と床面とに本発明断熱ボードを用いた場合の空気
貫流説明図。
第6図a、bは夫々本発明を実施した小屋裏全体を四方
に取囲み且つ上端外周に換気口を周設した軒先きを有す
る無落雪方式平屋根?、に於ける空気貫流、説明図、第
7図a、bは本発明の入隅、出隅コーナーピースの平断
図である。
第1図において、例えば発泡ポリスチレン等の発泡プラ
スチックボード27は、所定厚の芯N21aを確保して
、そのプレート両面には、既述のボード1と同様に互い
に直交する切溝28a、28bを施こすと共に当該切溝
28a、 28b交点には、補強並びに四方通気用のロ
ータリー堰29が設けられ、かかる通気層を形成した表
裏切溝面には構造用合板30゜30が一体的に積層され
る。
当該合板30には全面に渡って該切溝28a、 28b
に連通ずる透孔31.・・・が多点設されている。
しかして、畝上の如く構成された本発明の断熱ボード3
2は、構造用合板30で構造強度が付与されて、構造版
となると共に木造地であることからビス止着基盤となり
得る。
尚、当然ながら合板30は、種々の仕上化粧材の貼付、
積層、ビス止め下地として好適であることは云うまでも
ない。さらに、該合板30には切溝28a。
28bに連通ずる透孔31.・・・が設けられているた
めサイディングに呼吸性を付与し得る。これ等の機能は
表裏両面に有している。
尚、本来の断熱能は芯N21aの存在により確保されて
いる。
しかして、本発明の断熱ボード32は、構造版として筋
かいの入らない開口部等に使用することが出来ると共に
横揺れ等で浮きを起こすこともない。
そのうえで、呼吸性のあるサイディング下地面。
接触層を提供する。尚、切溝28a、 28bによる通
気層形成については、既述のボード22と同様である。
かかる断熱ボード32は、第2図に示す如く第9図の断
熱ボード22に代えて該合板30を外壁サイディング下
地面とした態様で用いると上述の如く、架構に構造強度
を付加し、外壁サイディング33に呼吸性を付与すると
共に反対側で接する内断熱材18にも呼吸性を付与する
という新たな作用・効果を上乗せした空気貫流方式木造
住宅が提供される。
尚、図中34.34はボード32に於ける2Mの通気層
を示す。
畝上の外壁に強力なエアーカーテンを持つ空気貫流方式
木造住宅を前提として、本発明ボード32を他の部に使
用し、通気層の接続をすることによって呼吸性に優れる
住宅が提供される。
すなわち、第3図に示す如く本発明ボード32は屋根面
のトタン下地材として使用し得、垂木35゜・・・上に
野地板として本発明ボード32を敷設し、合板30を吊
子36.・・・止着基盤としつつ、長尺トタン板37.
・・・をはぜ止め38.・・・にて施工するならば、合
板30が野地板の代りとなるため、トタン板37直下が
上側の通気層34に連通し、且つ、何んらの熱反射材も
ないことから、既述の特開昭55−65650号や実開
昭62−149526号に於ける不都合は解消される。
さらに、下側の通気層34は下側の合板30に穿孔の透
孔31を介して小屋裏空間19に連通して呼吸性を付与
する。
尚、畝上の屋根面裏に形成される通気層34.34は、
前述の如く第2図に於ける外壁部に於ける通気層と連絡
するものであるが、その詳細は後述する。
畝上の如く本発明ボード32を屋根面のトタン下地とし
た場合の効果の詳細は、次記の通りである。
すなわち、トタン下に通気穴がある為夏場に於いては屋
根面の熱気を通気穴からボード27の通気路に通り四方
の通気路で構成され、常時開放されている気流の流れに
そって熱気を空気冷却し、冬は冷気が通る事で屋根にの
った雪を溶解せず、すが漏りを防止する。又トタン下に
通気穴を設けている為、トタンの熱伝導率を利用し、通
気穴を通った冷気が通気路に流れやすいためトタン裏の
結露が無くなるばかりでなく四方の通気路で構成されて
いる、常時開放の気流に流れ込む為トタンの表と裏の温
度差を少なくする効果がある。又一体成形の為、作業上
に於いてもコストダウンに継かり屋根板材としては、平
らに仕上がるので、トタンの張り上がりが一層良くなる
。さらには、反対側の小屋裏空間19の空気も下側の通
気路を介して排流されるため、滞溜による結露が解消さ
れる。
次に、同じく本発明ボード32は、床面の下地材として
使用し得、第4図に示す如く、合板30をジュータン等
の床仕上材39の下地面として敷設する。
尚、当該敷設のボード32は、図示の如く柱・梁架構面
を突き抜け、さらに外壁下地材として貼設の本発明ボー
ド32の裏側の通気層34に接続して、相互の通気層3
4.34.34を連絡させる。
しかして、外壁部の強力な上昇通気流による引き込み作
用でもって、床面の下地材として敷設されたボード32
の上、下面には、通気流動がもたらされる。この結果、
床裏にても2重のエアカーテンが形成されることとなり
、次記の如き効果が奏される。すなわち、合板30の透
孔31を介して床仕上材39の裏側が通気され、従来阻
止し得なかった結露が解消し、床組である木材の耐久性
が向上し、ダニ、カビの発生が規制され、床材全てにつ
いて好適な環境を提供する。さらに、下側の通気層を介
して天井裏や床下の通気がなされ、同様の効果を奏する
尚、床にあっては、上述の如くボード32は外壁のボー
ド32に接続させるべく柱・梁架構面で途切れることな
く、これを突き抜けるため、床下部から侵入する冷気4
0についての遮断効果は極めて優れる0図中41は軒先
き下面に設けた換気口を示し、その他第2図と同一構成
については、同一符号を付している。
畝上の屋根下地材としての使用と床下地材としての使用
は同時に行なうとしてもよい。
第5図は、前記の小屋裏全体を四方に取囲み且つ上端外
周に換気口20を周設したパラペット26を有する住宅
の外壁、屋根、床下地に本発明ボード32を使用した場
合の通気が示される。
この場合、屋根面はバラペット26上端より、低くなり
、屋根上の水は、ドレーン42を介してマンホール43
に排出される。屋根下地材として敷設されたボード32
の通気層34.34の側端は小屋裏空間19に開口して
おり、既述の床の場合と同様に外壁のエアカーテン流に
引き込まれて流動する。小屋裏全体を四方に取囲み且つ
、上端外周に換気口を周設した軒先き44を有する無落
雪方式平屋根の屋根面に敷設されたボード32の場合に
於ける外壁のエアカーテン流との間の連絡態様は、第6
図a。
bに示される。
a図の場合は、ボード32を全面に敷いて、通気層34
の側端開口を直接外気に露呈させる。但ξ7、雨仕舞い
のため防水板45を設ける。
畝上開口直下に換気口20があるため、これより放散す
る外壁のエアカーテン流に引き込まれて、ボード32内
に流動を牛しさせる。
1重図の場合は、ボー・ド32は社46圭で途切れ、通
気Ji34の側端開口は小屋裏空間19に露呈する。よ
って、外壁のエアカーテン流が小屋裏空間19の空気を
引き込む際に引き込まれ、ボード32内に流動を生じる
ものとなる。
尚、図示省略するも第5図と同様2軒先き44を有する
住宅にあっても床部に本発明ボード32を使用するケー
スもある。
本発明の入隅、出隅部コーナーピース47.48は第7
図a、bに示される如く、断熱ボード32の端片32’
 、32 ’を切溝28a、 28bを確保したB様で
夫々縁取り直交突き合わせして製される。
しかして、外壁下地材として使用された平坦部に形成さ
れた通気能を有する芯1iW27a 5.介して表裏に
2重の通気層34.34を有する断層がコーナーに於い
ても途切れることなく連続して形成されることとなり、
この結果既述の如き不都合なる現象が解消されることと
なり、家屋全周に渡つて好適なエアカーテンを形成し得
ることが出来る。
「発明の効果」 請求項1記載の発明にあっては、通気層を形成し得る断
熱ボードに構造強度を補完すると共に仕上材等の接触材
に呼吸能を付与し得る。
請求項2〜9記載の発明にあっては、木造住宅に呼吸機
能を付与して、結鱈、湿度放散を行ない、家屋の耐久性
を著くし高める。
請求項10記載の発明にあっては、入隅、出隅部コーナ
ーにあっても外壁平坦部と同様の呼吸機能を確保して、
家屋の耐久性を高める。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の断熱ボードの切開俯陥図、第2図a、
bは既述第9図a、bに相当する本発明断熱ボードの外
壁面のザイディング下地材とじての使用説明図であり、
同一構成部については同一符号を付しである。 第3図は第2図に示す住宅に於いて、本発明断熱ボード
を屋根面のトタン下地材として用いる場合の縦断説明図
、第4図は同じく本発明の断熱ボードを床面の下地材と
して用いる場合の縦断説明図、第5図は同じく外壁面と
屋根面と床面とに本発明断熱ボードを用いた場合の空気
貫流説明図。 第6図a、bは夫々本発明を実施した小屋裏全体を四方
に取囲み且つ上端外周に換気[」を周設した軒先きを有
する無落雪方式乎屋根に於ける空気貫流説明図、第7図
a、bは本発明の入隅、出隅コーナーピースの平断図、
第8図a’−gは従来の断熱ボード?こついての説明図
、第9図aNdは従来の空気貫流方式木造住宅について
の説明図である。 l・・・発泡ポリスチレンボード、 2a、 2b・・
・切溝、3・・・ロータリー、 4・・・仕上げ外壁材
、 5・・・断熱ボード、 6・・・針、 7・・・柱
、 8・・・筋かい、9・・・基礎、 10・・・軒先
、 11・・・水切鉄板、 12・・・水切土台、 1
3・・・取付用柱、 14・・・ベニヤ、 15・・・
空間、 16・・・断熱ボード、 17・・・隅部コー
ナーピース、 18・・・内断熱材、 19・・・小屋
裏空間、20・・・換気口、 21・・・梁、 22・
・・外断熱外壁材、22a・・・外壁材、 22b・・
・外断熱材、 23・・・通気路、24・・・床部、 
25・・・受止用アルミアングル、 26・・・パラベ
ット、 27・・・発泡プラスチックボー ド、21a
”−芯層、 28a 、 28b ”切溝、 29−C
1−タリー埴、 30・・・構造用合板、 31・・・
透孔、 32・・・断熱ボード、 32′・・・端片、
 33・・・外壁サイディング、34・・・通気層、 
35・・・垂木、 36・・・吊子、 37・・・長尺
トタン板、 38・・・はぜ止め、 39・・・床仕上
材、40・・・冷気、 41・・・断熱ボード、 42
・・・ドL)−ン、43・・・マンホール、 44・・
・軒先き、 45・・・防水板、46・・・柱、 47
・・・入隅部コ・−ナービース、 48・・・出隅部コ
ーナーピース。 ブチ2′層 a。 フラー−蝦 カシ9勿 フ枦髄l勿 2プリl勿 0゜ ;ラリΔり d。 ブチ3− e。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定肉厚の芯層を確保してプレート両面に互いに
    直交する切溝を施し、当該切溝交点にロータリー堰を設
    けた発泡プラスチックボードの当該切溝面に該切溝に連
    通する透孔を多点設した構造用合板を一体的に積層する
    としてなることを特徴とする断熱ボード。
  2. (2)請求項1に記載の断熱ボードを外壁面のサイディ
    ング下地材として、外断熱材中内、外半に縦横配設の四
    方に通じる通気路を構成し、当該通気路の上、下端を夫
    々小屋裏全体を四方に取囲み且つ上端外周に換気口を周
    設したパラペットを有する小屋裏空間、外気に接続した
    ことを特徴とする空気貫流方式木造住宅。
  3. (3)請求項2記載の空気貫流方式木造住宅に於ける屋
    根面の下地材として請求項1記載の断熱ボードを用いる
    とした空気貫流方式木造住宅。
  4. (4)請求項2記載の空気貫流方式木造住宅に於ける床
    面の下地材として請求項1記載の断熱ボードを用いると
    した空気貫流方式木造住宅。
  5. (5)請求項2記載の空気貫流方式木造住宅に於ける屋
    根面の下地材並びに床面の下地材として請求項1記載の
    断熱ボードを用いるとした空気貫流方式木造住宅。
  6. (6)請求項1に記載の断熱ボードを外壁面のサイディ
    ング下地材として、外断熱材中内、外半に縦横配設の四
    方に通じる通気路を構成し、当該通気路の上、下端を夫
    々小屋裏全体を四方に取囲み且つ上端外周に換気口を周
    設した軒先きを有する無落雪方式平屋根の小屋裏空間、
    外気に接続したことを特徴とする空気貫流方式木造住宅
  7. (7)請求項6記載の空気貫流方式木造住宅に於ける屋
    根面の下地材として請求項1記載の断熱ボードを用いる
    とした空気貫流方式木造住宅。
  8. (8)請求項6記載の空気貫流方式木造住宅に於ける床
    面の下地材として請求項1記載の断熱ボードを用いると
    した空気貫流方式木造住宅。
  9. (9)請求項6記載の空気貫流方式木造住宅に於ける屋
    根面の下地材並びに床面の下地材として請求項1記載の
    断熱ボードを用いるとした空気貫流方式木造住宅。
  10. (10)請求項1記載の断熱ボード端片を、当該ボード
    に於ける直交切溝を確保した態様でもって縁取り直交突
    き合わせしてなる空気貫流方式木造住宅に於ける入隅、
    出隅部コーナーピース。
JP63258077A 1988-10-13 1988-10-13 断熱ボードとこれを使用した空気貫流方式木造住宅並びに入隅,出隅部コーナーピース Granted JPH02104841A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06117028A (ja) * 1992-10-09 1994-04-26 Haseko Corp 断熱外装複合パネルとそれを用いた外断熱工法
JPH0644815U (ja) * 1992-11-17 1994-06-14 鐘淵化学工業株式会社 構造用多機能パネル
JPH0644817U (ja) * 1992-11-17 1994-06-14 鐘淵化学工業株式会社 構造用多機能パネルの防火目地構造
JPH0644816U (ja) * 1992-11-17 1994-06-14 鐘淵化学工業株式会社 構造用多機能パネル
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JP2006241773A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Kaneka Corp 断熱性建物

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