JP2006220903A - 反射ミラー、露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

反射ミラー、露光装置及びデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 広波長帯域に対して高い反射率を有すると共に、所定の波長帯域におけるP偏光反射成分とS偏光反射成分との間の位相差を制御することを可能とした反射ミラー及び露光装置を提供する。
【解決手段】反射ミラ−は、基板上に、金属膜層と、1.35乃至1.55の屈折率を有する第1の誘電体膜と1.85乃至2.4の屈折率を有する第2の誘電体膜とを交互に金属膜層上に積層した誘電体膜層とから構成される9層以上の多層膜を有し、金属膜層は、70nm以上の物理膜厚を有し、各誘電体膜層の膜厚は、波長λに対して、基板側の第1層から順に、(0.5乃至1)×λ/4、(2乃至3.5)×λ/4、(1乃至1.5)×λ/4、(1乃至1.8)×λ/4、(0.7乃至1.8)×λ/4、(1.3乃至1.5)×λ/4、(1.3乃至2)×λ/4、(0.9乃至1.5)×λ/4、(1.8乃至2.8)×λ/4、(0.1乃至0.5)×λ/4である。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般には、反射ミラーに係り、特に、ICやLSIなどの半導体チップ、液晶パネルなどの表示素子、磁気ヘッドなどの検出素子、CCDなどの撮像素子といった各種デバイスの製造に用いられる露光装置に使用される反射ミラーに関する。
フォトリソグラフィー(焼き付け)技術を用いて半導体メモリや論理回路などの微細な半導体素子を製造する際に、レチクル(マスク)に描画された回路パターンを投影光学系によってウェハ等に投影して回路パターンを転写する投影露光装置が従来から使用されている。
近年では、半導体素子の微細化及び生産性の向上の要求に伴い、高品位な露光(高解像度)及び低コスト化が露光装置に要求されている。かかる要求を満足するためには、短波長化された露光光を効率よくウェハに照射する必要があり、露光光をウェハに導く光学系(光学素子)の性能の向上が重要となる。露光装置の光学系は、光の屈折を利用する屈折型光学素子(即ち、レンズ)のみで構成された屈折型光学系が一般的であるが、露光光の短波長化に従って光の反射を利用した反射型光学素子(即ち、反射ミラー)を含む反射屈折型や屈折型の光学系が注目されている。
露光装置に使用される反射ミラーとしては、一般的に、ガラス基板の表面にアルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)等の高い反射率を有する金属膜を成膜し、かかる金属膜の上に腐食を保護する保護膜や反射率を高める増反射膜を更に成膜した多層膜ミラーがある。特に、アルミニウム等の腐食しやすい金属を金属膜に用いる場合、時間と共に低下する反射率及び膜強度や低い耐薬品性を補うために誘電体を材料とする保護膜を積層する必要がある(例えば、特許文献1参照。)。また、所望の波長に対する反射率を高める増反射膜として、金属膜上に低屈折率の誘電体膜と高屈折率の誘電体膜を積層することが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。更に、基板上に成膜された金属膜上に単層誘電体膜を設け、かかる誘電体膜の膜厚を変化させることで、反射光のP偏光反射成分とS偏光反射成分との位相差を制御する位相差膜も提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平4−340905号公報 特開昭58−55901号公報 特開昭61−38443号公報
しかしながら、金属体と誘電体で構成される従来の反射ミラーは、所望の広波長帯域における反射率の増加、及び、P偏光反射成分とS偏光反射成分との位相差の制御を同時に達成することができないため、近年の露光装置に要求されている高品位な露光(高解像度)及び低コスト化を実現することができなかった。
高解像度を実現する反射ミラーには、反射像の明瞭性が要求されるため、極めて高い光学的平坦性が求められる。換言すれば、露光光の波長領域に対して高い反射率を有する反射ミラーを実現できなければ、露光光を吸収して加熱されるため反射面の光学的平坦性が低下し、解像度の劣化を招くことになる。
一方、露光装置では、レチクル面及びウェハ面の観察や、レチクルとウェハとのアライメントのために、露光光とは別の波長域(アライメントに用いる光の波長)において高い反射率を有し、且つ、P偏光反射成分とS偏光反射成分との間に所望の位相差を得ることができる反射ミラーが必要である。従って、露光光に対する反射率特性を犠牲にするか、基板にzerodurやクリアセラム等の非常に高価な極低膨張ガラスセラミックスを使用しなければならず、解像度の劣化又は露光装置の高コスト化を招いていた。
そこで、本発明は、広波長帯域に対して高い反射率を有すると共に、所定の波長帯域におけるP偏光反射成分とS偏光反射成分との間の位相差を制御することを可能とし、優れた光学性能を実現する反射ミラー、露光装置及びデバイス製造方法を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての反射ミラーは、基板上に、金属膜層と、1.35乃至1.55の屈折率を有する第1の誘電体膜と1.85乃至2.4の屈折率を有する第2の誘電体膜とを交互に前記金属膜層上に積層した誘電体膜層とから構成される9層以上の多層膜を有し、光を反射する反射ミラーであって、前記金属膜層は、70nm以上の物理膜厚を有し、前記誘電体膜層は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、(0.5乃至1)×λ/4の光学膜厚を有する第1の層と、(2乃至3.5)×λ/4の光学膜厚を有する第2の層と、(1乃至1.5)×λ/4の光学膜厚を有する第3の層と、(1乃至1.8)×λ/4の光学膜厚を有する第4の層と、(0.7乃至1.8)×λ/4の光学膜厚を有する第5の層と、(1.3乃至1.5)×λ/4の光学膜厚を有する第6の層と、(1.3乃至2)×λ/4の光学膜厚を有する第7の層と、(0.9乃至1.5)×λ/4の光学膜厚を有する第8の層と、(1.8乃至2.8)×λ/4の光学膜厚を有する第9の層と、(0.1乃至0.5)×λ/4の光学膜厚を有する第10の層とを有することを特徴とする。
本発明の別の側面としての反射ミラーは、基板上に、金属膜層と、1.35乃至1.55の屈折率を有する第1の誘電体膜と1.85乃至2.4の屈折率を有する第2の誘電体膜とを交互に前記金属膜層上に積層した誘電体膜層とから構成される9層以上の多層膜を有し、光を反射する反射ミラーであって、前記金属膜層は、70nm以上の物理膜厚を有し、前記誘電体膜層は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、(0.2乃至0.8)×λ/4の光学膜厚を有する第1の層と、(2.4乃至3.0)×λ/4の光学膜厚を有する第2の層と、(0.8乃至1.6)×λ/4の光学膜厚を有する第3の層と、(1乃至1.8)×λ/4の光学膜厚を有する第4の層と、(1.3乃至2)×λ/4の光学膜厚を有する第5の層と、(0.7乃至1.3)×λ/4の光学膜厚を有する第6の層と、(1.4乃至2.0)×λ/4の光学膜厚を有する第7の層と、(1.1乃至1.7)×λ/4の光学膜厚を有する第8の層と、(2.5乃至3.1)×λ/4の光学膜厚を有する第9の層とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての反射ミラーは、基板上に、金属膜層と、1.35乃至1.55の屈折率を有する第1の誘電体膜と1.85乃至2.4の屈折率を有する第2の誘電体膜とを交互に前記金属膜層上に積層した誘電体膜層とから構成される9層以上の多層膜を有し、光を反射する反射ミラーであって、前記金属膜層は、70nm以上の物理膜厚を有し、前記誘電体膜層は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、(0.6乃至1)×λ/4の光学膜厚を有する第1の層と、(0.6乃至1)×λ/4の光学膜厚を有する第2の層と、(0.8乃至1.3)×λ/4の光学膜厚を有する第3の層と、(0.8乃至1.3)×λ/4の光学膜厚を有する第4の層と、(1.8乃至2.5)×λ/4の光学膜厚を有する第5の層と、(2乃至3)×λ/4の光学膜厚を有する第6の層と、(1.8乃至2.5)×λ/4の光学膜厚を有する第7の層と、(0.7乃至1.3)×λ/4の光学膜厚を有する第8の層と、(0.4乃至1)×λ/4の光学膜厚を有する第9の層と、(0.1乃至0.5)×λ/4の光学膜厚を有する第10の層とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての反射ミラーは、基板上に、金属膜層と、1.35乃至1.55の屈折率を有する第1の誘電体膜と1.85乃至2.4の屈折率を有する第2の誘電体膜とを交互に前記金属膜層上に積層した誘電体膜層とから構成される9層以上の多層膜を有し、光を反射する反射ミラーであって、前記金属膜層は、70nm以上の物理膜厚を有し、前記誘電体膜層は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、(0.6乃至1.3)×λ/4の光学膜厚を有する第1の層と、(0.6乃至1.3)×λ/4の光学膜厚を有する第2の層と、(0.2乃至0.8)×λ/4の光学膜厚を有する第3の層と、(0.9乃至1.5)×λ/4の光学膜厚を有する第4の層と、(1.8乃至2.4)×λ/4の光学膜厚を有する第5の層と、(0.8乃至1.4)×λ/4の光学膜厚を有する第6の層と、(0.2乃至0.8)×λ/4の光学膜厚を有する第7の層と、(0.05乃至0.4)×λ/4の光学膜厚を有する第8の層とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての反射ミラーは、基板上に、金属膜層と、前記金属膜層上に成膜される誘電体膜層とから構成される多層膜を有し、光を反射する反射ミラーであって、前記多層膜は、320nm乃至450nm、及び、500nm乃至800nmの波長域の光に対して80%以上の反射率を有し、且つ、540nm乃至750nmの波長域の光を反射することによって生じるP偏光反射成分とS偏光反射成分との間に25度以上65度以下の位相差を形成することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての反射ミラーは、基板上に、金属膜層と、前記金属膜層上に成膜される誘電体膜層とから構成される多層膜を有し、光を反射する反射ミラーであって、前記多層膜は、320nm乃至450nm、及び、800nm乃至900nmの波長域の光に対して80%以上の反射率を有し、且つ、800nm乃至900nmの波長域の光を反射することによって生じるP偏光反射成分とS偏光反射成分との間に25度以上65度以下の位相差を形成することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての光学系は、複数の光学素子を有し、前記複数の光学素子のうち少なくとも一の光学素子は、上述の反射ミラーであることを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての露光装置は、上述の反射ミラーを介して光を被処理体に照射して、当該被処理体を露光することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての露光装置は、レチクルのパターンを被処理体に露光する露光装置であって、光源からの光で前記レチクルを照明する照明光学系と、前記レチクルのパターンを前記被処理体に投影する投影光学系とを有し、前記照明光学系及び前記投影光学系を構成する複数の光学素子のうち少なくとも一の光学素子は、上述の反射ミラーを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、広波長帯域に対して高い反射率を有すると共に、所定の波長帯域におけるP偏光反射成分とS偏光反射成分との間の位相差を制御することを可能とし、優れた光学性能を実現する反射ミラー、露光装置及びデバイス製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての反射ミラーについて説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。図1は、本発明の反射ミラー1の構成を示す概略断面図である。また、本実施形態では、露光光に325nm、365nm、405nm及び435nmの波長を有する光を、アライメント光に546nm、578nm、644nm及び740nmの波長を有する光を用いる露光装置に使用することができる反射ミラーと、露光光に325nm、365nm、405nm及び435nmの波長を有する光を、アライメント光に880nmの波長を有する光を用いる露光装置に使用することができる反射ミラーの2種類について説明する。
本発明の反射ミラー1は、光を反射する機能を有し、図1に示すように、精密な形状に研磨された基板SBに、70nm以上の物理膜厚を有する金属膜層10と、金属膜層10に成膜される誘電体膜層20とを有する。誘電体膜層20は、低屈折物質層(第1の誘電体膜)20a及び20cと、高屈折物質層(第2の誘電体膜)20b及び20dとを交互に積層して構成される。なお、誘電体膜層20は、図1では、基板SB側から順に、第1の層乃至第10の層の10層で構成されているが、かかる層数は例示的であり、金属膜層10と誘電体膜層20とで構成される多層膜30の層数が9層以上となればよい。
基板SBは、本実施形態では、石英、BK7(ホウケイ酸クラウンガラス)、zerodur等のガラス基板である。
金属膜層10は、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)又はクロム(Cr)の一を材料とする。
低屈折物質層20a及び20cは、1.35乃至1.55の屈折率を有する材料からなり、本実施形態では、石英(SiO)、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ化カルシウム(CaF)又はフッ化アルミニウム(AlF)の一を材料とする。
高屈折物質層20b及び20dは、1.85乃至2.4の屈折率を有する材料からなり、本実施形態では、五酸化タンタル(Ta)、酸化ハフニウム(HfO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化イットリウム(Y)又は酸化スカンジウム(Sc)の一を材料とする。
金属膜層10及び誘電体膜層20(即ち、低屈折物質層20a及び20c、高屈折率物質層20b及び20d)は、公知の成膜技術である真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などによって基板SB上に形成され、各層の膜厚を最適化することで、後述するように、優れた光学特性を得ることが可能である。
以下、本発明の反射ミラー1の具体的な材料及び数値(即ち、基板SB、金属膜層10及び誘電体膜層20の材料や膜厚など)について説明する。
実施例1の反射ミラー1は、金属膜層10にアルミニウムを、低屈折材料層20a及び20cに石英(屈折率:1.47)を、高屈折材料層20b及び20dに五酸化タンタル(屈折率:2.26)を用いた。また、実施例1の反射ミラー1は、設計中心波長λを400nmとし、基板SBに石英(屈折率:1.47)を用いた。実施例1の反射ミラー1のそれぞれの膜層数と膜設計値を表1に示す。
実施例1の反射ミラー1に入射角度45度の光を入射させた場合の分光反射率特性を図2に示す。図2は、横軸に反射ミラー1に入射する光の波長[nm]を、縦軸に反射率[%]を採用している。また、実施例1の反射ミラー1に入射角度45度の光を入射させた場合のP偏光反射成分とS偏光反射成分との位相差特性を図3に示す。図3は、横軸に反射ミラーに入射する光の波長[nm]を、縦軸に位相差[度]を採用している。
図2を参照するに、実施例1の反射ミラー1は、320nm乃至450nmまでの広い波長範囲において、85%以上の高い反射率を得ていることが分かる。また、図2及び図3を参照するに、実施例1の反射ミラー1は、550nm乃至750nmの波長範囲でも、80%以上の高い反射率を有し、且つ、P偏光反射成分とS偏光反射成分との間に30度以上の位相差が形成されていることが分かる。
実施例2の反射ミラー1は、金属膜層10にアルミニウムを、低屈折材料層20a及び20cに石英(屈折率:1.47)を、高屈折材料層20b及び20dに五酸化タンタル(屈折率:2.26)を用いた。また、実施例2の反射ミラー1は、設計中心波長λを400nmとし、基板SBに石英(屈折率:1.47)を用いた。実施例2の反射ミラー1のそれぞれの膜層数と膜設計値を表2に示す。
実施例2の反射ミラー1に入射角度45度の光を入射させた場合の分光反射率特性を図4に示す。図4は、横軸に反射ミラー1に入射する光の波長[nm]を、縦軸に反射率[%]を採用している。また、実施例2の反射ミラー1に入射角度45度の光を入射させた場合のP偏光反射成分とS偏光反射成分との位相差特性を図5に示す。図5は、横軸に反射ミラーに入射する光の波長[nm]を、縦軸に位相差[度]を採用している。
図4を参照するに、実施例2の反射ミラー1は、320nm乃至450nmまでの広い波長範囲において、85%以上の高い反射率を得ていることが分かる。また、図4及び図5を参照するに、実施例2の反射ミラー1は、550nm乃至750nmの波長範囲でも、80%以上の高い反射率を有し、且つ、P偏光反射成分とS偏光反射成分との間に30度以上の位相差が形成されていることが分かる。
実施例3の反射ミラー1は、金属膜層10にアルミニウムを、低屈折材料層20a及び20cに石英(屈折率:1.47)を、高屈折材料層20b及び20dに五酸化タンタル(屈折率:2.26)を用いた。また、実施例3の反射ミラー1は、設計中心波長λを400nmとし、基板SBに石英(屈折率:1.47)を用いた。実施例3の反射ミラー1のそれぞれの膜層数と膜設計値を表3に示す。
実施例3の反射ミラー1に入射角度45度の光を入射させた場合の分光反射率特性を図6に示す。図6は、横軸に反射ミラー1に入射する光の波長[nm]を、縦軸に反射率[%]を採用している。また、実施例3の反射ミラー1に入射角度45度の光を入射させた場合のP偏光反射成分とS偏光反射成分との位相差特性を図7に示す。図7は、横軸に反射ミラーに入射する光の波長[nm]を、縦軸に位相差[度]を採用している。
図6を参照するに、実施例3の反射ミラー1は、320nm乃至450nmまでの広い波長範囲において、85%以上の高い反射率を得ていることが分かる。また、図6及び図7を参照するに、実施例3の反射ミラー1は、880nmの波長でも、80%以上の高い反射率を有し、且つ、P偏光反射成分とS偏光反射成分との間に30度以上の位相差が形成されていることが分かる。
実施例4の反射ミラー1は、金属膜層10にアルミニウムを、低屈折材料層20a及び20cに石英(屈折率:1.47)を、高屈折材料層20b及び20dに五酸化タンタル(屈折率:2.26)を用いた。また、実施例4の反射ミラー1は、設計中心波長λを400nmとし、基板SBに石英(屈折率:1.47)を用いた。実施例4の反射ミラー1のそれぞれの膜層数と膜設計値を表4に示す。
実施例4の反射ミラー1に入射角度45度の光を入射させた場合の分光反射率特性を図8に示す。図8は、横軸に反射ミラー1に入射する光の波長[nm]を、縦軸に反射率[%]を採用している。また、実施例4の反射ミラー1に入射角度45度の光を入射させた場合のP偏光反射成分とS偏光反射成分との位相差特性を図9に示す。図9は、横軸に反射ミラーに入射する光の波長[nm]を、縦軸に位相差[度]を採用している。
図8を参照するに、実施例4の反射ミラー1は、320nm乃至450nmまでの広い波長範囲において、85%以上の高い反射率を得ていることが分かる。また、図8及び図9を参照するに、実施例4の反射ミラー1は、880nmの波長でも、80%以上の高い反射率を有し、且つ、P偏光反射成分とS偏光反射成分との間に30度以上の位相差が形成されていることが分かる。
以上、説明したように、本発明の反射ミラー1は、広波長帯域に対して高い反射率を有すると共に、所定の波長帯域におけるP偏光反射成分とS偏光反射成分との間の位相差を制御することを可能とし、優れた光学性能を実現することができる。また、反射ミラー1が使用する基板SBには、安価なガラス基板を用いることができるため、例えば、露光装置の高コスト化を防ぐことができる。
以下、図10を参照して、本発明の反射ミラー1を搭載した露光装置100について説明する。ここで、図10は、本発明の一側面としての露光装置100の構成を示す概略断面図である。露光装置100は、例えば、ステップ・アンド・スキャン方式で、レチクルRTに形成された回路パターンを、フォトレジストPRが塗布された被処理体GSに露光する投影露光装置である。かかる露光装置は、例えば、液晶ディスプレイの製造に好適であり、本実施形態では、被処理体GSは、ガラス基板である。また、露光装置100は、レチクルRTや被処理体GSを観察する観察装置としての機能も有し、図10には、被処理体GSを観察している状態を示している。
露光装置100は、図10に示すように、照明装置110と、投影光学系120と、アライメント機構130とを有する。
照明装置110は、図示しない光源部からの光束を用いてレチクルRTを照明する。投影光学系120は、レチクルRTのパターンを被処理体GSに投影する光学系であり、例えば、平面ミラー122と、凹面ミラー124と、凸面ミラー126とを有する。投影光学系120を構成するミラーに本発明の反射ミラー1を使用することができ、本実施形態では、平面ミラー122に反射ミラー1を使用している。上述したように、反射ミラー1は、広波長帯域に対して高い反射率を有すると共に、所定の波長帯域におけるP偏光反射成分とS偏光反射成分との間の位相差を制御することが可能であるため、投影光学系120は、優れた光学性能(例えば、結像性能)を維持することができる。
アライメント機構130は、レチクルRTと被処理体GSとのアライメントを行う機能を有し、アライメント光源131と、偏光板132と、ハーフミラー133と、ミラー134と、偏光板135と、検出器136とを有する。
アライメント光源131は、アライメント用の照明光源であり、レチクルRT上のアライメントマークAM1と被処理体GS上のアライメントマークAM2との位置合わせに用いる。
アライメント光源131からの光束は、偏光板132によって直線偏光の光となり、ハーフミラー133及びミラー134を介してアライメントマークAM1を照明する。レチクルRTの裏面(即ち、アライメントマークAM1)で反射された反射光は、ミラー134及びハーフミラー134を通り、偏光板135に入射するが、かかる反射光を検出器136に入射させないように偏光板135を回転させて遮断する。
一方、アライメントマークAM1を透過した光は、投影光学系120に入射する。なお、本実施形態では、平面ミラー122は、入射する光に対して45度の位相差が生じるように設定されており、アライメントマークAM1を透過した直線偏光の光束が被処理体GS(被処理体GS上のアライメントマークAM2)に到達する時には円偏光になっている。
被処理体GS上のアライメントマークAM2で反射された光は、再度、投影光学系120を通過してレチクルRTに戻る。この時、光束は、平面ミラー122によって位相差が再度与えられるため、レチクルRTに到達する光束は、直線偏光となっている。かかる光束の偏光面は、レチクルRTに入射する照明光束の偏光面と直行している。被処理体GSからの反射光は、レチクルRTを照明し、レチクルRTのパターンによって散乱される。かかる散乱光は、被処理体GSからの反射光と同じ偏光状態である。従って、被処理体GSからの反射光及びレチクルRTでの散乱光は、ハーフミラー133及び偏光板135を通過し、検出器136に入射する。これにより、検出器136は、レチクルRTと被処理体GSとを検出することができる。レチクルRTと被処理体GSは共役関係にあるため、レチクルRTの裏面で反射される直線偏光の光を除去することによって、レチクルRTからの直線の反射光に起因するフレアを防止し、コントラストに優れたレチクルRT及び被処理体GSの像を同時に検出することができ、レチクルRTと被処理体GSとの高精度なアライメントが可能となる。
露光において、照明装置110から発せられた光束は、レチクルRTを、例えば、ケーラー照明する。レチクルRTを通過しレチクルパターンを反映する光は、投影光学系120により被処理体GSに結像される。露光装置100が使用する投影光学系120の平面ミラー122に用いられる反射ミラー1は、広波長帯域に対して高い反射率を有すると共に、所定の波長帯域におけるP偏光反射成分とS偏光反射成分との間の位相差を制御することが可能であるため、高いスループットで経済性よく従来よりも高品位なデバイスを提供することができる。
次に、図11及び図12を参照して、露光装置100を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図11は、デバイス(液晶ディスプレイ(LCD)、CCD、ICやLSIなどの半導体チップ等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、LCDの製造を例に説明する。ステップ1(アレイ設計)では、LCDのアレイ設計を行う。ステップ2(レチクル製作)では、設計したアレイパターンを形成したレチクルを製作する。ステップ3(基板製造)では、ガラスなどの材料を用いてガラス基板を製造する。ステップ4(アレイ製造)では、マスクとガラス基板を用いてリソグラフィー技術によってガラス基板上に実際のアレイを形成する。ステップ5(パネル製造)では、ステップ4によって作成されたガラス基板と、カラーフィルターとを整合して液晶パネル化する工程であり、配向処理工程(ラビング、ラビング後洗浄)、貼り合せ工程(アライメント、パネルギャップ制御、シール本硬化)、分断工程、液晶注入工程(液晶注入、封止、洗浄、過熱徐冷)等の工程を含む。ステップ6(モジュール製造)では、TCP(Tape Carrier Package)方式やCOG(Chip On Glass)方式を用いてステップ5で作成された液晶パネルを液晶チップ化する工程である。ステップ7(検査)では、ステップ6で作成された液晶ディスプレイの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て液晶ディスプレイが完成し、それが出荷(ステップ8)される。
図12は、ステップ4のアレイ製造の詳細なフローチャートである。ステップ11(薄膜形成)では、ガラス基板上に薄膜をCVD法などによって形成する。ステップ12(酸化)では、ガラス基板の表面を酸化させる。ステップ13(ドーピング)では、ガラス基板にドーピングを施す。ステップ14(アニール)では、ガラス基板のアニールを行う。ステップ15(レジスト処理)では、ガラス基板に感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置100によってマスクのパターンをガラス基板に露光する。ステップ17(現像)では、露光したガラス基板を現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。本実施例のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位の液晶ディスプレイをスループットよく製造することができる。このように、露光装置100を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。なお、これらのステップを繰り返し行うことによってデバイスを製造してもよいことは言うまでもない。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本発明の反射ミラーは、照明光学系を構成する反射ミラーにも適用することができる。
本発明の一側面としての反射ミラーの構成を示す概略断面図である。 実施例1の反射ミラーに入射角度45度の光を入射させた場合の分光反射率特性を示すグラフである。 実施例1の反射ミラーに入射角度45度の光を入射させた場合のP偏光反射成分とS偏光反射成分との位相差特性を示すグラフである。 実施例2の反射ミラーに入射角度45度の光を入射させた場合の分光反射率特性を示すグラフである。 実施例2の反射ミラーに入射角度45度の光を入射させた場合のP偏光反射成分とS偏光反射成分との位相差特性を示すグラフである。 実施例3の反射ミラーに入射角度45度の光を入射させた場合の分光反射率特性を示すグラフである。 実施例3の反射ミラーに入射角度45度の光を入射させた場合のP偏光反射成分とS偏光反射成分との位相差特性を示すグラフである。 実施例4の反射ミラーに入射角度45度の光を入射させた場合の分光反射率特性を示すグラフである。 実施例4の反射ミラーに入射角度45度の光を入射させた場合のP偏光反射成分とS偏光反射成分との位相差特性を示すグラフである。 本発明の一側面としての露光装置の構成を示す概略断面図である。 デバイス(液晶ディスプレイ(LCD)、CCD、ICやLSIなどの半導体チップ等)の製造を説明するためのフローチャートである。 図11に示すステップ4のアレイ製造の詳細なフローチャートである。
符号の説明
1 反射ミラー
10 金属膜層
20 誘電体膜層
20a及び20c 高屈折物質層
20b及び20d 低屈折物質層
30 多層膜
SB 基板
100 露光装置
120 投影光学系
122 平面ミラー
124 凹面ミラー
126 凸面ミラー
130 アライメント機構

Claims (10)

  1. 基板上に、金属膜層と、1.35乃至1.55の屈折率を有する第1の誘電体膜と1.85乃至2.4の屈折率を有する第2の誘電体膜とを交互に前記金属膜層上に積層した誘電体膜層とから構成される9層以上の多層膜を有し、光を反射する反射ミラーであって、
    前記金属膜層は、70nm以上の物理膜厚を有し、
    前記誘電体膜層は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、
    (0.5乃至1)×λ/4の光学膜厚を有する第1の層と、
    (2乃至3.5)×λ/4の光学膜厚を有する第2の層と、
    (1乃至1.5)×λ/4の光学膜厚を有する第3の層と、
    (1乃至1.8)×λ/4の光学膜厚を有する第4の層と、
    (0.7乃至1.8)×λ/4の光学膜厚を有する第5の層と、
    (1.3乃至1.5)×λ/4の光学膜厚を有する第6の層と、
    (1.3乃至2)×λ/4の光学膜厚を有する第7の層と、
    (0.9乃至1.5)×λ/4の光学膜厚を有する第8の層と、
    (1.8乃至2.8)×λ/4の光学膜厚を有する第9の層と、
    (0.1乃至0.5)×λ/4の光学膜厚を有する第10の層とを有することを特徴とする反射ミラー。
  2. 基板上に、金属膜層と、1.35乃至1.55の屈折率を有する第1の誘電体膜と1.85乃至2.4の屈折率を有する第2の誘電体膜とを交互に前記金属膜層上に積層した誘電体膜層とから構成される9層以上の多層膜を有し、光を反射する反射ミラーであって、
    前記金属膜層は、70nm以上の物理膜厚を有し、
    前記誘電体膜層は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、
    (0.2乃至0.8)×λ/4の光学膜厚を有する第1の層と、
    (2.4乃至3.0)×λ/4の光学膜厚を有する第2の層と、
    (0.8乃至1.6)×λ/4の光学膜厚を有する第3の層と、
    (1乃至1.8)×λ/4の光学膜厚を有する第4の層と、
    (1.3乃至2)×λ/4の光学膜厚を有する第5の層と、
    (0.7乃至1.3)×λ/4の光学膜厚を有する第6の層と、
    (1.4乃至2.0)×λ/4の光学膜厚を有する第7の層と、
    (1.1乃至1.7)×λ/4の光学膜厚を有する第8の層と、
    (2.5乃至3.1)×λ/4の光学膜厚を有する第9の層とを有することを特徴とする反射ミラー。
  3. 基板上に、金属膜層と、1.35乃至1.55の屈折率を有する第1の誘電体膜と1.85乃至2.4の屈折率を有する第2の誘電体膜とを交互に前記金属膜層上に積層した誘電体膜層とから構成される9層以上の多層膜を有し、光を反射する反射ミラーであって、
    前記金属膜層は、70nm以上の物理膜厚を有し、
    前記誘電体膜層は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、
    (0.6乃至1)×λ/4の光学膜厚を有する第1の層と、
    (0.6乃至1)×λ/4の光学膜厚を有する第2の層と、
    (0.8乃至1.3)×λ/4の光学膜厚を有する第3の層と、
    (0.8乃至1.3)×λ/4の光学膜厚を有する第4の層と、
    (1.8乃至2.5)×λ/4の光学膜厚を有する第5の層と、
    (2乃至3)×λ/4の光学膜厚を有する第6の層と、
    (1.8乃至2.5)×λ/4の光学膜厚を有する第7の層と、
    (0.7乃至1.3)×λ/4の光学膜厚を有する第8の層と、
    (0.4乃至1)×λ/4の光学膜厚を有する第9の層と、
    (0.1乃至0.5)×λ/4の光学膜厚を有する第10の層とを有することを特徴とする反射ミラー。
  4. 基板上に、金属膜層と、1.35乃至1.55の屈折率を有する第1の誘電体膜と1.85乃至2.4の屈折率を有する第2の誘電体膜とを交互に前記金属膜層上に積層した誘電体膜層とから構成される9層以上の多層膜を有し、光を反射する反射ミラーであって、
    前記金属膜層は、70nm以上の物理膜厚を有し、
    前記誘電体膜層は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、
    (0.6乃至1.3)×λ/4の光学膜厚を有する第1の層と、
    (0.6乃至1.3)×λ/4の光学膜厚を有する第2の層と、
    (0.2乃至0.8)×λ/4の光学膜厚を有する第3の層と、
    (0.9乃至1.5)×λ/4の光学膜厚を有する第4の層と、
    (1.8乃至2.4)×λ/4の光学膜厚を有する第5の層と、
    (0.8乃至1.4)×λ/4の光学膜厚を有する第6の層と、
    (0.2乃至0.8)×λ/4の光学膜厚を有する第7の層と、
    (0.05乃至0.4)×λ/4の光学膜厚を有する第8の層とを有することを特徴とする反射ミラー。
  5. 基板上に、金属膜層と、前記金属膜層上に成膜される誘電体膜層とから構成される多層膜を有し、光を反射する反射ミラーであって、
    前記多層膜は、320nm乃至450nm、及び、500nm乃至800nmの波長域の光に対して80%以上の反射率を有し、且つ、540nm乃至750nmの波長域の光を反射することによって生じるP偏光反射成分とS偏光反射成分との間に25度以上65度以下の位相差を形成することを特徴とする反射ミラー。
  6. 基板上に、金属膜層と、前記金属膜層上に成膜される誘電体膜層とから構成される多層膜を有し、光を反射する反射ミラーであって、
    前記多層膜は、320nm乃至450nm、及び、800nm乃至900nmの波長域の光に対して80%以上の反射率を有し、且つ、800nm乃至900nmの波長域の光を反射することによって生じるP偏光反射成分とS偏光反射成分との間に25度以上65度以下の位相差を形成することを特徴とする反射ミラー。
  7. 複数の光学素子を有し、
    前記複数の光学素子のうち少なくとも一の光学素子は、請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の反射ミラーであることを特徴とする光学系。
  8. 請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の反射ミラーを介して光を被処理体に照射して、当該被処理体を露光することを特徴とする露光装置。
  9. レチクルのパターンを被処理体に露光する露光装置であって、
    光源からの光で前記レチクルを照明する照明光学系と、
    前記レチクルのパターンを前記被処理体に投影する投影光学系とを有し、
    前記照明光学系及び前記投影光学系を構成する複数の光学素子のうち少なくとも一の光学素子は、請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の反射ミラーを有することを特徴とする露光装置。
  10. 請求項8又は9記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、
    露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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