JP2007156365A - 反射防止膜、光学素子、光学系、露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

反射防止膜、光学素子、光学系、露光装置及びデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの波長領域に対して所望の反射防止特性を有する反射防止膜を提供する。
【解決手段】露光光である波長320〜450nmの反射率が1.5%以下、アライメント光である波長800nm以上(特に880nm)の赤外光の反射率が2%以下となる4〜12層で積層される多層膜で構成される反射防止膜を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般には、反射防止膜に係り、特に、露光装置に用いられる光学素子に施され、光の反射を防止又は低減する反射防止膜に関する。本発明は、例えば、液晶基板露光装置に好適である。
テレビやパーソナルコンピューターなどの表示素子として液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)が多く使用され、最近ではディスプレイの大画面化への要求が高くなっている。LCDは、フォトリソグラフィー(焼き付け)技術を用いてガラス基板上に透明薄膜電極を形成して製造される。LCDを製造する露光装置(液晶露光装置)は、投影光学系を有し、スリット状の領域に対しマスクとガラス基板を走査することによって、透明薄膜電極のパターンを形成する。
近年の液晶露光装置では、ディスプレイの大画面化(即ち、ガラス基板の大型化)に伴って、露光光の照射領域の拡大が進んでいる。但し、露光光の照射領域を拡大すると、照度低下を招き、スループットが向上しなくなってしまう。そこで、ミラー(反射型光学素子)で構成された投影光学系(ミラー投影光学系)を使用する液晶露光装置が提案されている。ミラー投影光学系は、原理的に色収差が発生しないため、光源に水銀ランプを使用した場合、水銀ランプの輝線スペクトル全てを同時に露光エネルギーとして使うことができる。従って、従来の露光光の波長帯域を広げる(即ち、i線、g線及びh線をより短波長側のj線まで広げる)ことで、高い照度を得ることができる。
一方、露光装置のマスクとガラス基板との位置合わせ(アライメント)に使用するアライメント光は、フォトレジストを感光しない光を選ぶ必要がある。半導体を製造する露光装置は、一般的に、アライメント光に可視光を用いると、ウェハのアライメントマークを高精度に検出することができる。しかしながら、カラー液晶基板のカラーフィルターを露光する場合には、レジストが、赤、緑、青の可視光領域の全てに対して感度を有するため、アライメント光には800nm以上の赤外光を用いらなければならない。
従って、液晶露光装置の光学系を構成するレンズ等(透過型光学素子)に施される反射防止膜は、露光光とアライメント光のそれぞれの波長領域で所望の反射防止特性を有する必要がある。露光光とアライメント光の2波長反射防止膜については、従来から幾つか提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−279702号公報
しかしながら、広帯域化する露光光とアライメント光(赤外光)のそれぞれの波長領域で所望の反射防止特性を有する反射防止膜は、これまで提案されていなかった。換言すれば、液晶露光装置においては、露光光であるi線近傍(i線乃至j線)に対する反射防止特性の反射防止帯域をより広帯域化し、アライメント光である赤外光に対して反射防止特性を有する反射防止膜の開発が望まれている。
そこで、本発明は、2つの波長領域(特に、真空紫外光及び赤外光)に対して所望の反射防止特性を有する反射防止膜を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての反射防止膜は、1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、前記基板側から数えて奇数番目の層が1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層で構成され、前記基板側から数えて偶数番目の層が1.35以上1.55以下の屈折率を有する低屈折率層で構成された多層膜を有し、前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、(0.1以上0.3以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、(0.2以上0.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、(1.2以上1.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、(0.1以上0.4以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、(0.2以上0.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層と、(0.2以上0.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第6の層と、(0.8以上1.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第7の層と、(0.2以上0.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第8の層と、(0.3以上0.6以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第9の層と、(1.8以上2.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第10の層と、(0.1以上0.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第11の層と、(0.8以上1.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第12の層とを有することを特徴とする。
本発明の別の側面としての反射防止膜は、1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、前記基板側から数えて奇数番目の層が1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層で構成され、前記基板側から数えて偶数番目の層が1.35以上1.55以下の屈折率を有する低屈折率層で構成された多層膜を有し、前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、(0.05以上0.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、(0.2以上0.4以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、(0.6以上1.0以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、(0.15以上0.35以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、(0.1以上0.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層と、(0.15以上0.4以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第6の層と、(0.6以上0.9以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第7の層と、(1.1以上1.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第8の層と、(0.1以上0.3以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第9の層と、(0.6以上0.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第10の層とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての反射防止膜は、1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、前記基板側から数えて奇数番目の層が1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層で構成され、前記基板側から数えて偶数の層が1.35以上1.55以下の屈折率を有する低屈折率層で構成された多層膜を有し、前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、(0.1以上0.25以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、(0.1以上0.3以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、(1.4以上1.7以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、(0.08以上0.25以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、(0.1以上0.3以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層と、(0.5以上0.75以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第6の層とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての反射防止膜は、1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層と、1.35以上1.55以下の屈折率と有する低屈折率層と、1.6以上1.75以下の屈折率を有する中間屈折率層とで構成された多層膜を有し、前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、(0.8以上1.1以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、(0.6以上0.9以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、(0.1以上0.3以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、(2.2以上2.6以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、(1.6以上1.9以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層と、(1.4以上1.7以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第6の層と、(0.35以上0.55以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第7の層と、(0.3以上0.58以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第8の層と、(0.55以上0.75以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第9の層と、(0.45以上0.6以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第10の層と、(0.8以上1.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第11の層とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての反射防止膜は、1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層と、1.35以上1.55以下の屈折率と有する低屈折率層と、1.6以上1.75以下の屈折率を有する中間屈折率層とで構成された多層膜を有し、前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、(0.8以上1.1以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、(1.7以上2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、(1.6以上1.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、(1.7以上2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、(0.6以上0.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層と、(0.35以上0.55以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第6の層と、(0.3以上0.45以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第7の層と、(0.7以上1以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第8の層と、(0.8以上1.1以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第9の層とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての反射防止膜は、1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層と、1.35以上1.55以下の屈折率と有する低屈折率層と、1.6以上1.75以下の屈折率を有する中間屈折率層とで構成された多層膜を有し、前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、(0.6以上0.9以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、(1.4以上1.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、(1.2以上1.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、(1.2以上1.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、(1.6以上2.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層と、(0.2以上0.6以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第6の層と、(0.8以上1.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第7の層とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての反射防止膜は、1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層と、1.35以上1.55以下の屈折率と有する低屈折率層と、1.6以上1.75以下の屈折率を有する中間屈折率層とで構成された多層膜を有し、前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、(0.9以上1.1以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、(2.2以上2.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、(0.4以上0.65以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、(0.35以上0.65以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、(0.9以上1.25以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての反射防止膜は、1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成され、光の反射を防止する反射防止膜であって、1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層と、1.35以下1.55以下の屈折率と有する低屈折率層と、1.6以上1.75以下の屈折率を有する中間屈折率層とで構成された多層膜を有し、前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、(2.5以上2.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、(1.5以上2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、(1.6以上2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、(0.75以上1.1以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての光学素子は、上述の反射防止膜を有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての露光装置は、上述の光学素子を含む光学系を有し、露光光を、前記光学系を介して被処理体に照射して被処理体を露光することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての露光装置は、マスクのパターンを被処理体に露光する露光装置であって、光源からの光で前記マスクを照明する照明光学系と、前記マスクのパターンを前記被処理体に投影する投影光学系と、前記投影光学系の収差を補正する補正光学系とを有し、前記補正光学系を構成する光学素子は、上述の反射防止膜を有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、2つの波長領域に対して所望の反射防止特性を有する反射防止膜を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての反射防止膜について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。ここで、図1は、本発明の反射防止膜1の構成を示す概略断面図である。図2は、本発明の別の反射防止膜1Aの構成を示す概略断面図である。
図1に示す反射防止膜1は、基板SB上に形成され、基板SB側から数えて偶数(2n)の層に高屈折率層12を、基板SB側から数えて奇数(2n−1)の層に低屈折率層14を順次積層させた多層膜10で構成される。
基板SBは、1.4〜1.55の屈折率を有し、石英などの透明基板(ガラス基板)である。ここで、「A〜B」は、「A以上B以下」の意味で用いる。
高屈折率層12は、1.85〜2.4の屈折率を有する。高屈折率層12は、例えば、五酸化タンタル(Ta)、酸化ハフニウム(HfO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化イットリウム(Y)及び酸化スカンジウム(Sc)の一を材料とする。
低屈折率層14は、1.35〜1.55の屈折率を有する。低屈折率層14は、例えば、石英(SiO)、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ化カルシウム(CaF)及びフッ化アルミニウム(AlF)の一を材料とする。
図2に示す反射防止膜1Aは、基板SB上に形成され、基板SB側から数えて偶数(2n)の層に高屈折率層12を、基板SB側から数えて奇数(2n−1)の層に中間屈折率層16を順次積層し、最終層に低屈折率層14を積層させた多層膜10Aで構成される。なお、最終層とは、最も空気側の層である。
中間屈折率層16は、1.6〜1.75の屈折率を有する。中間屈折率層16は、例えば、酸化アルミニウム(Al)、酸化マグネシウム(MgO)及び二酸化トリウム(ThO)の一を材料とする。
反射防止膜1及び1Aは、光の反射を防止(低減)する機能を有し、後述するように、2つの波長領域に対して所望の反射防止特性を有する。具体的には、反射防止膜1及び1Aは、320nm〜450nmの波長の光に対して1.5%以下の反射率を有し、800nm以上の波長の光に対して2%以下の反射率を有する反射防止特性を実現する。なお、320nm〜450nmの波長は、例えば、水銀ランプの輝線スペクトルに対応し、800nm以上の波長は、赤外線に対応する。
なお、高屈折率層12、低屈折率層14及び中間屈折率層16は、公知の成膜技術である真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などによって基板SB上に形成される。
以下、本発明の反射防止膜1及び1Aの具体的な材料及び数値(即ち、基板SB、高屈折率層12、低屈折率層14及び中間屈折率層16の材料や膜厚など)について説明する。なお、反射防止膜1は、実施例1乃至3に、反射防止膜1Aは、実施例4乃至8に示す。
実施例1の反射防止膜1は、高屈折率層12にTa(屈折率:2.26)を、低屈折率層14にSiO(屈折率:1.47)を用いた。また、実施例1の反射防止膜1は、設計中心波長λを400nmとし、基板SBに石英(屈折率:1.47)を用いた。実施例1の反射防止膜1の膜層数と膜設計値を表1に示す。
実施例1の反射防止膜1の分光反射率特性を図3に示す。図3は、横軸に反射防止膜1に入射する光の波長[nm]を、縦軸に反射率[%]を採用している。
図3を参照するに、実施例1の反射防止膜1は、320nm〜450nmの広い波長範囲において、1.5%以下の低い反射率を得ていることが分かる。また、実施例1の反射防止膜1は、880nmの波長においても、2.02%以下の反射率を得ていることが分かる。
実施例2の反射防止膜1は、高屈折率層12にTa(屈折率:2.26)を、低屈折率層14にSiO(屈折率:1.47)を用いた。また、実施例2の反射防止膜1は、設計中心波長λを400nmとし、基板SBに石英(屈折率:1.47)を用いた。実施例2の反射防止膜1の膜層数と膜設計値を表2に示す。
実施例2の反射防止膜1の分光反射率特性を図4に示す。図4は、横軸に反射防止膜1に入射する光の波長[nm]を、縦軸に反射率[%]を採用している。
図4を参照するに、実施例2の反射防止膜1は、320nm〜450nmの広い波長範囲において、1.5%以下の低い反射率を得ていることが分かる。また、実施例2の反射防止膜1は、880nmの波長においても、2.02%以下の反射率を得ていることが分かる。
実施例3の反射防止膜1は、高屈折率層12にTa(屈折率:2.26)を、低屈折率層14にSiO(屈折率:1.47)を用いた。また、実施例3の反射防止膜1は、設計中心波長λを400nmとし、基板SBに石英(屈折率:1.47)を用いた。実施例3の反射防止膜1の膜層数と膜設計値を表3に示す。
実施例3の反射防止膜1の分光反射率特性を図5に示す。図5は、横軸に反射防止膜1に入射する光の波長[nm]を、縦軸に反射率[%]を採用している。
図5を参照するに、実施例3の反射防止膜1は、320nm〜450nmの広い波長範囲において、1.5%以下の低い反射率を得ていることが分かる。また、実施例3の反射防止膜1は、880nmの波長においても、2.02%以下の反射率を得ていることが分かる。
実施例4の反射防止膜1Aは、高屈折率層12にHfO(屈折率:1.98)を、低屈折率層14にMgF(屈折率:1.39)を、中間屈折率層16にAl(屈折率:1.67)を用いた。また、実施例4の反射防止膜1Aは、設計中心波長λを400nmとし、基板SBに石英(屈折率:1.47)を用いた。実施例4の反射防止膜1Aの膜層数と膜設計値を表4に示す。
実施例4の反射防止膜1Aの分光反射率特性を図6に示す。図6は、横軸に反射防止膜1Aに入射する光の波長[nm]を、縦軸に反射率[%]を採用している。
図6を参照するに、実施例4の反射防止膜1Aは、320nm〜450nmの広い波長範囲において、1.5%以下の低い反射率を得ていることが分かる。また、実施例4の反射防止膜1Aは、880nmの波長においても、2.0%以下の反射率を得ていることが分かる。
実施例5の反射防止膜1Aは、高屈折率層12にHfO(屈折率:1.98)を、低屈折率層14にMgF(屈折率:1.39)を、中間屈折率層16にAl(屈折率:1.67)を用いた。また、実施例5の反射防止膜1Aは、設計中心波長λを400nmとし、基板SBに石英(屈折率:1.47)を用いた。実施例5の反射防止膜1Aの膜層数と膜設計値を表5に示す。
実施例5の反射防止膜1Aの分光反射率特性を図7に示す。図7は、横軸に反射防止膜1Aに入射する光の波長[nm]を、縦軸に反射率[%]を採用している。
図7を参照するに、実施例5の反射防止膜1Aは、320nm〜450nmの広い波長範囲において、1.5%以下の低い反射率を得ていることが分かる。また、実施例5の反射防止膜1Aは、880nmの波長においても、2.0%以下の反射率を得ていることが分かる。
実施例6の反射防止膜1Aは、高屈折率層12にHfO(屈折率:1.98)を、低屈折率層14にMgF(屈折率:1.39)を、中間屈折率層16にAl(屈折率:1.67)を用いた。また、実施例6の反射防止膜1Aは、設計中心波長λを400nmとし、基板SBに石英(屈折率:1.47)を用いた。実施例6の反射防止膜1Aの膜層数と膜設計値を表6に示す。
実施例6の反射防止膜1Aの分光反射率特性を図8に示す。図8は、横軸に反射防止膜1Aに入射する光の波長[nm]を、縦軸に反射率[%]を採用している。
図8を参照するに、実施例6の反射防止膜1Aは、320nm〜450nmの広い波長範囲において、1.5%以下の低い反射率を得ていることが分かる。また、実施例6の反射防止膜1Aは、880nmの波長においても、2.0%以下の反射率を得ていることが分かる。
実施例7の反射防止膜1Aは、高屈折率層12にHfO(屈折率:1.98)を、低屈折率層14にMgF(屈折率:1.39)を、中間屈折率層16にAl(屈折率:1.67)を用いた。また、実施例7の反射防止膜1Aは、設計中心波長λを400nmとし、基板SBに石英(屈折率:1.47)を用いた。実施例7の反射防止膜1Aの膜層数と膜設計値を表7に示す。
実施例7の反射防止膜1Aの分光反射率特性を図9に示す。図9は、横軸に反射防止膜1Aに入射する光の波長[nm]を、縦軸に反射率[%]を採用している。
図9を参照するに、実施例7の反射防止膜1Aは、320nm〜450nmの広い波長範囲において、1.5%以下の低い反射率を得ていることが分かる。また、実施例7の反射防止膜1Aは、880nmの波長においても、2.0%以下の反射率を得ていることが分かる。
実施例8の反射防止膜1Aは、高屈折率層12にTa(屈折率:2.26)を、低屈折率層14にSiO(屈折率:1.47)を、中間屈折率層16にAl(屈折率:1.67)を用いた。また、実施例8の反射防止膜1Aは、設計中心波長λを400nmとし、基板SBに石英(屈折率:1.47)を用いた。実施例8の反射防止膜1Aの膜層数と膜設計値を表8に示す。
実施例8の反射防止膜1Aの分光反射率特性を図10に示す。図10は、横軸に反射防止膜1Aに入射する光の波長[nm]を、縦軸に反射率[%]を採用している。
図10を参照するに、実施例8の反射防止膜1Aは、320nm〜450nmの広い波長範囲において、1.5%以下の低い反射率を得ていることが分かる。また、実施例8の反射防止膜1Aは、880nmの波長においても、2.0%以下の反射率を得ていることが分かる。
以上、説明したように、本発明の反射防止膜1及び1Aは、2つの波長領域に対して所望の反射防止特性を実現することができる。具体的には、反射防止膜1及び1Aは、320nm〜450nmの波長の光に対して1.5%以下の反射率を有し、800nm以上の波長の光に対して2%以下の反射率を有する反射防止特性を実現する。
以下、図11を参照して、本発明の反射防止膜1又は1Aを有する光学素子を備えた露光装置100について説明する。ここで、図11は、本発明の一側面としての露光装置100の構成を示す概略断面図である。
露光装置100は、マスクRTに形成されたパターンを、フォトレジストPRが塗布された被処理体GSに露光する装置である。露光装置100は、例えば、液晶ディスプレイの製造に好適である。被処理体GSは、本実施形態では、ガラス基板である。
露光装置100は、図11に示すように、照明装置110と、投影光学系120と、補正光学系130と、アライメント機構140とを有する。
照明装置110は、転写用のパターンが形成されたマスクRTを照明し、光源部112と、照明光学系114とを有する。
光源部112は、本実施形態では、光源として水銀ランプを使用する。換言すれば、光源部112は、真空紫外光を射出する。なお、光源の個数は限定されない。
照明光学系114は、マスクRTを照明する光学系である。照明光学系114は、レンズ、ミラー、オプティカルインテグレーター、絞り等を含む。例えば、コンデンサーレンズ、オプティカルインテグレーター、開口絞り、コンデンサーレンズ、スリット、結像光学系の順で整列する等である。オプティカルインテグレーターは、ハエの目レンズや2組のシリンドリカルレンズアレイ(又はレンチキュラーレンズ)板を重ねることによって構成されるインテグレーター等を含むが、光学ロッドや回折素子に置換される場合もある。
投影光学系120は、マスクRTのパターンを被処理体GSに投影する光学系である。投影光学系120は、本実施形態では、平面ミラー122と、凹面ミラー124と、凸面ミラー126とを有する。
補正光学系130は、投影光学系120の収差を補正する光学系である。補正光学系130は、一以上の光学素子を含む。補正光学系130は、本実施形態では、透過型光学素子の補正ガラスで構成され、マスクRTと投影光学系120との間に配置される。補正光学系130を構成する光学素子(本実施形態では、補正ガラス)には、本発明の反射防止膜1及び/又は1Aが施されている。従って、補正光学系130は、露光光(紫外光)及び後述するアライメント光(赤外光)に対して優れた反射防止特性を有し、露光光及びアライメント光の光量の損出を極めて低減することができる。これにより、露光装置1は、マスクRTと被処理体GSとの高精度なアライメントが可能となり、優れた結像性能を実現することができる。また、露光装置1は、露光光の光量を抑えて、スループットの低下を防止することができる。
アライメント機構140は、マスクRTと被処理体GSとのアライメント(位置合わせ)を行う機能を有する。アライメント機構140は、当業界で周知のいかなる構成をも適用することができるので、ここでは詳しい構造及び動作の説明は省略する。例えば、アライメント機構140は、マスクRT上のアライメントマークAM1に対する被処理体GS上のアライメントマークAM2の位置を、投影光学系120を介して検出する。アライメント機構140は、本実施形態では、アライメント光として赤外光を射出するLEDで構成されたアライメント光源141と、ハーフミラー142と、ミラー143と、検出器144とから構成される。
露光において、照明装置110から発せられた光束は、マスクRTを、例えば、ケーラー照明する。マスクRTを通過しパターンを反映する光は、投影光学系120により被処理体GSに結像される。露光装置100は、本発明の反射防止膜1及び/又は1Aが施された光学素子を有し、高いスループットで経済性よく従来よりも高品位なデバイスを提供することができる。なお、本実施形態では、補正光学系130のみに反射防止膜1及び/又は1Aを施している。これは、露光光及びアライメント光の両方を透過する透過型の光学素子が、本実施形態では、補正光学系130のみだからである。従って、実際には、露光光及びアライメント光の両方を透過する透過型の光学素子の全てに反射防止膜1及び/又は1Aを施すことが好ましい。これにより、露光光及びアライメント光の光量の損失を抑え、スループットの低減を防止すると共に、高精度なアライメントが可能となる。
次に、図12及び図13を参照して、露光装置100を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図12は、デバイス(液晶ディスプレイ(LCD)、CCD、ICやLSIなどの半導体チップ等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、LCDの製造を例に説明する。ステップ1(アレイ設計)では、LCDのアレイ設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計したアレイパターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(基板製造)では、ガラスなどの材料を用いてガラス基板を製造する。ステップ4(アレイ製造)では、マスクとガラス基板を用いてリソグラフィー技術によってガラス基板上に実際のアレイを形成する。ステップ5(パネル製造)では、ステップ4によって作成されたガラス基板と、カラーフィルターとを整合して液晶パネル化する工程であり、配向処理工程(ラビング、ラビング後洗浄)、貼り合せ工程(アライメント、パネルギャップ制御、シール本硬化)、分断工程、液晶注入工程(液晶注入、封止、洗浄、過熱徐冷)等の工程を含む。ステップ6(モジュール製造)では、TCP(Tape Carrier Package)方式やCOG(Chip On Glass)方式を用いてステップ5で作成された液晶パネルを液晶チップ化する工程である。ステップ7(検査)では、ステップ6で作成された液晶ディスプレイの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て液晶ディスプレイが完成し、それが出荷(ステップ8)される。
図13は、ステップ4のアレイ製造の詳細なフローチャートである。ステップ11(薄膜形成)では、ガラス基板上に薄膜をCVD法などによって形成する。ステップ12(酸化)では、ガラス基板の表面を酸化させる。ステップ13(ドーピング)では、ガラス基板にドーピングを施す。ステップ14(アニール)では、ガラス基板のアニールを行う。ステップ15(レジスト処理)では、ガラス基板に感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置100によってマスクのパターンをガラス基板に露光する。ステップ17(現像)では、露光したガラス基板を現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。本実施例のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位の液晶ディスプレイをスループットよく製造することができる。このように、露光装置100を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。なお、これらのステップを繰り返し行うことによってデバイスを製造してもよいことは言うまでもない。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定さないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び偏光が可能である。
本発明の一側面としての反射防止膜の構成を示す概略断面図である。 本発明の一側面としての反射防止膜の構成を示す概略断面図である。 実施例1の反射防止膜の分光反射率特性を示すグラフである。 実施例2の反射防止膜の分光反射率特性を示すグラフである。 実施例3の反射防止膜の分光反射率特性を示すグラフである。 実施例4の反射防止膜の分光反射率特性を示すグラフである。 実施例5の反射防止膜の分光反射率特性を示すグラフである。 実施例6の反射防止膜の分光反射率特性を示すグラフである。 実施例7の反射防止膜の分光反射率特性を示すグラフである。 実施例8の反射防止膜の分光反射率特性を示すグラフである。 本発明の一側面としての露光装置の構成を示す概略断面図である。 デバイス(液晶ディスプレイ(LCD)、CCD、ICやLSIなどの半導体チップ等)の製造を説明するためのフローチャートである。 図11に示すステップ4のアレイ製造の詳細なフローチャートである。
符号の説明
1 反射防止膜
10 多層膜
12 高屈折率層
14 低屈折率層
1A 反射防止膜
16 中間屈折率層
100 露光装置
110 照明装置
112 光源部
114 照明光学系
120 投影光学系
122 平面ミラー
124 凹面ミラー
126 凸面ミラー
130 補正光学系
140 アライメント機構
141 アライメント光源
142 ハーフミラー
143 ミラー
144 検出器
RT レチクル
GS 被処理体
AM1及びAM2 アライメントマーク

Claims (16)

  1. 1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、
    前記基板側から数えて奇数番目の層が1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層で構成され、前記基板側から数えて偶数番目の層が1.35以上1.55以下の屈折率を有する低屈折率層で構成された多層膜を有し、
    前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、
    (0.1以上0.3以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、
    (0.2以上0.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、
    (1.2以上1.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、
    (0.1以上0.4以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、
    (0.2以上0.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層と、
    (0.2以上0.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第6の層と、
    (0.8以上1.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第7の層と、
    (0.2以上0.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第8の層と、
    (0.3以上0.6以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第9の層と、
    (1.8以上2.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第10の層と、
    (0.1以上0.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第11の層と、
    (0.8以上1.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第12の層とを有することを特徴とする反射防止膜。
  2. 1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、
    前記基板側から数えて奇数番目の層が1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層で構成され、前記基板側から数えて偶数番目の層が1.35以上1.55以下の屈折率を有する低屈折率層で構成された多層膜を有し、
    前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、
    (0.05以上0.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、
    (0.2以上0.4以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、
    (0.6以上1.0以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、
    (0.15以上0.35以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、
    (0.1以上0.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層と、
    (0.15以上0.4以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第6の層と、
    (0.6以上0.9以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第7の層と、
    (1.1以上1.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第8の層と、
    (0.1以上0.3以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第9の層と、
    (0.6以上0.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第10の層とを有することを特徴とする反射防止膜。
  3. 1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、
    前記基板側から数えて奇数番目の層が1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層で構成され、前記基板側から数えて偶数の層が1.35以上1.55以下の屈折率を有する低屈折率層で構成された多層膜を有し、
    前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、
    (0.1以上0.25以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、
    (0.1以上0.3以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、
    (1.4以上1.7以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、
    (0.08以上0.25以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、
    (0.1以上0.3以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層と、
    (0.5以上0.75以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第6の層とを有することを特徴とする反射防止膜。
  4. 1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、
    1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層と、1.35以上1.55以下の屈折率と有する低屈折率層と、1.6以上1.75以下の屈折率を有する中間屈折率層とで構成された多層膜を有し、
    前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、
    (0.8以上1.1以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、
    (0.6以上0.9以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、
    (0.1以上0.3以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、
    (2.2以上2.6以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、
    (1.6以上1.9以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層と、
    (1.4以上1.7以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第6の層と、
    (0.35以上0.55以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第7の層と、
    (0.3以上0.58以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第8の層と、
    (0.55以上0.75以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第9の層と、
    (0.45以上0.6以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第10の層と、
    (0.8以上1.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第11の層とを有することを特徴とする反射防止膜。
  5. 1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、
    1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層と、1.35以上1.55以下の屈折率と有する低屈折率層と、1.6以上1.75以下の屈折率を有する中間屈折率層とで構成された多層膜を有し、
    前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、
    (0.8以上1.1以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、
    (1.7以上2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、
    (1.6以上1.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、
    (1.7以上2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、
    (0.6以上0.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層と、
    (0.35以上0.55以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第6の層と、
    (0.3以上0.45以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第7の層と、
    (0.7以上1以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第8の層と、
    (0.8以上1.1以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第9の層とを有することを特徴とする反射防止膜。
  6. 1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、
    1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層と、1.35以上1.55以下の屈折率と有する低屈折率層と、1.6以上1.75以下の屈折率を有する中間屈折率層とで構成された多層膜を有し、
    前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、
    (0.6以上0.9以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、
    (1.4以上1.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、
    (1.2以上1.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、
    (1.2以上1.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、
    (1.6以上2.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層と、
    (0.2以上0.6以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第6の層と、
    (0.8以上1.2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第7の層とを有することを特徴とする反射防止膜。
  7. 1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成される反射防止膜であって、
    1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層と、1.35以上1.55以下の屈折率と有する低屈折率層と、1.6以上1.75以下の屈折率を有する中間屈折率層とで構成された多層膜を有し、
    前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、
    (0.9以上1.1以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、
    (2.2以上2.5以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、
    (0.4以上0.65以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、
    (0.35以上0.65以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層と、
    (0.9以上1.25以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第5の層とを有することを特徴とする反射防止膜。
  8. 1.4以上1.55以下の屈折率を有する基板上に形成され、光の反射を防止する反射防止膜であって、
    1.85以上2.4以下の屈折率を有する高屈折率層と、1.35以下1.55以下の屈折率と有する低屈折率層と、1.6以上1.75以下の屈折率を有する中間屈折率層とで構成された多層膜を有し、
    前記多層膜は、前記光の波長λに対して、前記基板側から順に、
    (2.5以上2.8以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第1の層と、
    (1.5以上2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第2の層と、
    (1.6以上2以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第3の層と、
    (0.75以上1.1以下)×λ/4の光学的膜厚を有する第4の層とを有することを特徴とする反射防止膜。
  9. 前記高屈折率層は、五酸化タンタル、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、酸化イットリウム及び酸化スカンジウムの一を材料とし、
    前記低屈折率層は、石英、フッ化マグネシウム、フッ化カルシウム及びフッ化アルミニウムの一を材料とすることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の反射防止膜。
  10. 前記高屈折率層は、五酸化タンタル、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、酸化イットリウム及び酸化スカンジウムの一を材料とし、
    前記低屈折率層は、石英、フッ化マグネシウム、フッ化カルシウム及びフッ化アルミニウムの一を材料とし、
    前記中間屈折率層は、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム及び二酸化トリウムの一を材料とすることを特徴とする請求項4乃至8のうちいずれか一項記載の反射防止膜。
  11. 請求項1乃至10のうちいずれか一項記載の反射防止膜を有することを特徴とする光学素子。
  12. 請求項11記載の光学素子を含む光学系を有し、露光光を、前記光学系を介して被処理体に照射して被処理体を露光することを特徴とする露光装置。
  13. マスクのパターンを被処理体に露光する露光装置であって、
    光源からの光で前記マスクを照明する照明光学系と、
    前記マスクのパターンを前記被処理体に投影する投影光学系と、
    前記投影光学系の収差を補正する補正光学系とを有し、
    前記補正光学系を構成する光学素子は、請求項1乃至10のうちいずれか一項記載の反射防止膜を有することを特徴とする露光装置。
  14. 前記投影光学系は、前記光源からの光を反射する反射ミラーを有することを特徴とする請求項13記載の露光装置
  15. 前記マスクと前記被処理体との位置を合わせるアライメント機構を更に有し、
    前記補正光学系を構成する光学素子は、前記光源からの光及び前記アライメント機構からの赤外光を透過することを特徴とする請求項13記載の露光装置。
  16. 請求項12乃至15のうちいずれか一項記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、
    露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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