JP2006216184A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】選択ビット線と非選択ビット線間のカップリング容量の作用による、選択ビット線の電位低下を防ぐとともに、非選択ビット線での消費電流を低減する。
【解決手段】メモリセルアレイと、複数のワード線と、複数のビット線と、データ線と、複数のセレクタ回路と、プリチャージ回路と、プルダウン回路とを備えている。セレクタ回路は、ビット線及びデータ線間の電気的に接続及び切断状態の切換をおこなう。プリチャージ回路は、ビット線の電位を、予め設定された、第1電源ラインの電位とは異なる設定電位にする。また、プルダウン回路は、ビット線の電位を、第1電源ラインの電位にする。
【選択図】図1

Description

この発明は、マスクROM(Read Only Memory)等の半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置として、例えば、マスクROMが知られている。マスクROMとは、製造段階でメモリセルに記憶値を書き込む、読み出し専用の半導体記憶装置である。
図14を参照して、従来のマスクROMの読み出し回路につき説明する。
メモリセルアレイ100は、複数のメモリセルトランジスタT11〜Tmnを備えている。メモリセルトランジスタT11〜Tmnのゲートは、行方向に設けられたワード線WL1〜WLmに接続されている。メモリセルトランジスタT11〜Tmnのドレインは、列方向に設けられたビット線BL1〜BLnに接続されている。
一部のメモリセルトランジスタのソースは、接地電位(GNDレベル)にある第1電源ラインと接続、すなわち、接地されている。また、他のメモリセルトランジスタのソースはフローティング状態になっている。図14では、メモリセルトランジスタT12、T1n、T21、Tm1、及びTmnのソースがGNDレベルであり、また、メモリセルトランジスタT11、T22、T2n、及びTm2のソースがフローティング状態(図中、符号Fで示す。)にある。ソースが接地されているか、フローティング状態にあるかの接続状態によって、記憶値が書き込まれる。
例えば、メモリセルトランジスタT11〜Tmnの読み出し電位をローレベルに設定する場合は、メモリセルトランジスタT11〜Tmnのソースを接地する。逆に、メモリセルトランジスタT11〜Tmnの読み出し電位をハイレベルに設定する場合は、メモリセルトランジスタT11〜Tmnのソースをフローティング状態にする。
各ビット線BL1〜BLnには、それぞれセレクタ回路110−1〜nと、プリチャージ回路130−1〜nが接続されている。
セレクタ回路110−1〜nは、例えば、pMOSトランジスタ(以下、単にpMOSと称する。)122−1〜nで構成される。pMOS122−1〜nのソースは、各ビット線BL1〜BLnに接続され、また、pMOS122−1〜nのドレインは、データ線DLに接続されている。pMOS122−1〜nのゲートに入力される選択信号(図中、矢印S1−1〜nで示す。)の電位がローレベルにあるとき、pMOS122−1〜nはオン状態になり、各ビット線BL1〜BLnとデータ線DLとが電気的に接続される。逆に、選択信号S1−1〜nの電位がハイレベルにあるとき、pMOS122−1〜nはオフ状態になり、各ビット線BL1〜BLnとデータ線DLとは電気的に切断される。なお、以下の説明では、セレクタ回路110−1〜nが備えるpMOS122−1〜nがオン状態にあるとき、セレクタ回路110−1〜nがオン状態にあるとし、また、pMOS122−1〜nがオフ状態であるとき、セレクタ回路110−1〜nがオフ状態であるとする。
プリチャージ回路130−1〜nは、例えば、pMOS142−1〜nと、反転回路144−1〜nを備えている。pMOS142−1〜nのソースは電位がVDDである第2電源ラインに接続され、また、pMOS142−1〜nのドレインは、各ビット線BL1〜BLnに接続されている。選択信号S1−1〜nは、反転回路144−1〜nで反転された後、pMOS142−1〜nのゲートに入力される。従って、選択信号S1−1〜nの電位がハイレベルにあるとき、pMOS142−1〜nはオン状態になり、このとき、ビット線BL1〜BLnに電圧VDDが印加されて、各ビット線BL1〜BLnの電位はVDD、すなわち、ハイレベルになる。一方、選択信号S1−1〜nの電位がローレベルにあるとき、pMOS142−1〜nはオフ状態になる。なお、以下の説明では、プリチャージ回路130−1〜nが備えるpMOS142−1〜nがオン状態にあるとき、プリチャージ回路130−1〜nがオン状態にあるとし、また、pMOS142−1〜nがオフ状態にあるとき、プリチャージ回路130−1〜nがオフ状態にあるとする。
図15を参照して、上述した従来のマスクROMの読み出し動作につき説明する。
読み出しサイクル毎に、初期状態として、全ての選択信号S1−1〜nの電位をハイレベルにする。このとき、セレクタ回路110−1〜nはオフ状態となり、一方、プリチャージ回路130−1〜nはオン状態になるので、各ビット線BL1〜BLnの電位はVDDになる。また、ワード線WL1〜WLnの電位をGNDレベルにすることで、全てのメモリセルトランジスタT11〜Tmnをオフ状態にする。
ここで、ハイレベル読み出しに設定されたメモリセルトランジスタT11の記憶値を読み出す場合について説明する。メモリセルトランジスタT11を読み出す場合、ビット線BL1及びワード線WL1が選択される。
ビット線BL1を選択するとき、時刻t11において、選択信号S1−1の電位をローレベルにし、他の選択信号S1−2〜nの電位をハイレベルに保持する。このとき、プリチャージ回路130−1はオフ状態になる。また、セレクタ回路110−1はオン状態になるので、選択されたビット線(以下、単に選択ビット線と称することもある。)BL1とデータ線DLとは、電気的に接続されて、同電位になる。
ワード線WL1を選択するとき、時刻t12において、このワード線WL1の電位を、メモリセルトランジスタの駆動電圧であるVDDに設定し、他のワード線WL2〜WLmの電位をGNDレベルに設定する。ワード線WL1の電位をハイレベルにすると、ワード線WL1に接続されているメモリセルトランジスタT11〜T1nは、全てオン状態になる。一方、他のワード線WL2〜WLmに接続されているメモリセルトランジスタT21〜Tmnは、全てオフ状態のままである。メモリセルトランジスタT11のソースがフローティング状態にあるので、メモリセルトランジスタT11がオン状態になっても、ビット線BL1はハイレベルの電位を維持する。従って、時刻t12から時刻t13までの読み出し期間中は、データ線DLの電位はVDDであり、ハイレベルの信号として出力される(図15(A))。
次に、ローレベル読み出しに設定されたメモリセルトランジスタT21の記憶値を読み出す場合について説明する。メモリセルトランジスタT21を読み出す場合、ビット線BL1及びワード線WL2が選択される。
ビット線BL1を選択するとき、時刻t11において、選択信号S1−1の電位をローレベルにし、他の選択信号S1―2〜nの電位をハイレベルに保持する。このとき、プリチャージ回路130−1はオフ状態になる。また、セレクタ回路110−1はオン状態になるので、選択されたビット線BL1とデータ線DLとは、電気的に接続されて、同電位になる。
ワード線WL2を選択するとき、時刻t12において、ワード線WL2の電位を、VDDに設定し、他のワード線WL1、及びWL3〜WLmの電位をGNDレベルに設定する。ワード線WL2の電位をVDDにした場合、ワード線WL2に接続されているメモリセルトランジスタT21〜T2nは、全てオン状態になる。一方、他のワード線WL1、WL3〜WLmに接続されているメモリセルトランジスタT11〜T1n、及びT31〜Tmnは、全てオフ状態のままである。メモリセルトランジスタT21のソースが接地されているので、メモリセルトランジスタT21がオン状態になると、ビット線BL1の電位は、ソース−ドレイン間の貫通電流により徐々に低下する。従って、時刻t12から時刻t13までの読み出し期間中に、ビット線BL1と電気的に接続されているデータ線DLの電位も、徐々に低下し、ローレベルの信号として出力される(図15(B))。
ここで、メモリセルトランジスタT11を読み出すとき、選択されないビット線(以下、非選択ビット線と称することもある。)BL2に接続されているメモリセルトランジスタT12はオン状態になるので、メモリセルトランジスタT12のソース−ドレイン間には貫通電流が流れて、ビット線BL2に蓄積された電荷を第1電源ラインに放出する。このとき、選択信号S1−2の電位がハイレベルにあるので、プリチャージ回路130−2はオン状態になり、従って、ビット線BL2に電流が供給される。その結果、ビット線BL2の電位は、VDDよりも若干低い値に安定する(図15(C))。
また、メモリセルトランジスタT21を読み出すとき、メモリセルトランジスタT22はオン状態になるが、メモリセルトランジスタT22のソースはフローティング状態なので、ビット線BL2は、VDDに維持される(図15(D))。
上述したように、従来のマスクROMの読み出し回路では、非選択ビット線は、対応するプリチャージ回路によって、電流が供給され、VDD若しくは、VDDより若干低い値に保持される。これは、選択ビット線の電位低下を防ぐためである。
例えば、メモリセルトランジスタT11を読み出すときには、メモリセルトランジスタT12はオン状態にある。従って、対応するプリチャージ回路130−2が設けられていないなど、ビット線BL2に対する電流の供給がない場合には、メモリセルトランジスタT12のソース−ドレイン間の貫通電流により、ビット線BL2の電位が低下する。
ビット線BL2の電位が低下すると、ビット線BL1とビット線BL2の間のカップリング容量の作用により、ビット線BL1の電位が低下する場合がある。ビット線BL1の電位が低下すると、ビット線BL1の電位、つまり、メモリセルトランジスタT11の記憶値の誤読み出しを招く恐れがある。
このような理由から、このマスクROMの読み出し回路は、プリチャージ回路130−1〜130−nを用いて、非選択のビット線の電位を、VDD、若しくはVDDより若干低い値に保持している。
なお、ROMの読み出し回路としては、例えば下記特許文献1に開示されたものが知られている。
特開2000−90685号公報
しかしながら、上述の従来のマスクROMの読み出し回路では、ローレベル読み出し(接地状態)に設定され、かつ、非選択ビット線及び選択されているワード線に接続されているトランジスタは、オン状態にあるので、ソース−ドレイン間を流れる貫通電流により、消費電力が増える。特に、ビット線の本数が多いときには、選択されているワード線に接続されている全てのローレベル読み出しのメモリセルトランジスタに貫通電流が流れるため、ピーク電流が大きいという問題点がある。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、選択ビット線と非選択ビット線間のカップリング容量の作用に起因する選択ビット線の電位低下を防ぐとともに、消費電流を低減する、読み出し回路を備える、半導体記憶装置を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の半導体記憶装置は、メモリセルアレイと、複数のワード線と、複数のビット線と、データ線と、複数のセレクタ回路と、プリチャージ回路と、プルダウン回路とを備えている。
メモリセルアレイは、マトリクス状に配置され、第1主電極と第1電源ラインとの間の接続の有無に応じて記憶値が書き込まれる、複数のメモリセルトランジスタを有している。
複数のワード線は、対応する行の前記メモリセルトランジスタの制御電極にそれぞれ接続されている。また、複数のビット線は、対応する列の前記メモリセルトランジスタの第2主電極にそれぞれ接続されている。
データ線は、複数のビット線の電位を選択的に出力する。
複数のセレクタ回路は、ビット線のそれぞれと、データ線との間に設けられ、入力された選択信号の電位が選択レベルのときは、ビット線及びデータ線間を電気的に接続し、及び、非選択レベルのときは、ビット線及びデータ線間を電気的に切断する。
プリチャージ回路は、第1動作レベル及び第1非動作レベルのいずれか一方の電位を有する共通の第1入力信号が伝播する第1入力信号線に接続され、ビット線の電位を、予め設定された、第1電源ラインの電位とは異なる設定電位にする。
また、プルダウン回路は、第2動作レベル及び第2非動作レベルのいずれか一方の電位を有する共通の第2入力信号が伝播する第2入力信号線に接続され、ビット線の電位を、第1電源ラインの電位にする。
この発明の半導体記憶装置は、ビット線の電位を第1電源ラインの電位、例えば、接地電位(GNDレベル)にする、プルダウン回路を備えている。このため、非選択ビット線をGNDレベルにすることで、非選択ビット線の電位の変動を無くすことができるので、非選択ビット線及び選択ビット線間のカップリング容量の作用による、選択ビット線の電位の低下を起こすことはない。つまり、選択ビット線からの記憶値の誤読み出しを防ぐことができる。
また、非選択ビット線をGNDレベルに保持するので、非選択ビット線での消費電流が低減される。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の構成および配置関係についてはこの発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例について説明するが、単なる好適例にすぎず、従って、この発明は以下の実施の形態に限定されない。
(第1実施形態の構成、及び各部の基本動作)
図1は、第1実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。
マスクROMは、メモリセルアレイ100と、m本のワード線WL1〜WLmと、n本のビット線BL1〜BLnと、1本のデータ線DLと、n個のセレクタ回路10−1〜nと、n個のプリチャージ回路30−1〜nと、n個のプルダウン回路50−1〜nとを備えている。ただし、m及びnはいずれも、2以上の自然数とする。
メモリセルアレイ100は、マトリクス状に配置されている、m×n個のメモリセルトランジスタT11〜Tmnを備えている。ここでは、メモリセルトランジスタT11〜Tmnとして、nMOSトランジスタ(以下、nMOSと称することもある。)を使用している。
メモリセルトランジスタT11〜Tmnには、製造段階において、第1主電極であるソースが、接地電位(GNDレベルとも称する。以下、同様。)である第1電源ラインと接続されているか否かにより、すなわち、ソースと第1電源ラインとの間の接続の有無に応じて、記憶値が書き込まれる。
メモリセルトランジスタT11〜Tmnのソースが、GNDレベルである第1電源ラインと接続されている、すなわち、ソースが接地されているとき、当該メモリセルトランジスタの読み出し電位は、ローレベルになる。また、ソースが第1電源ラインと接続されていない、すなわち、ソースがフローティング状態(図中、符号Fで示す。)のとき、当該メモリセルトランジスタの読み出し電位は、ハイレベルになる。ここでは、メモリセルトランジスタT12、T1n、T21、Tm1及びTmnは、ローレベル読み出しに設定されていて、また、メモリセルトランジスタT11、T22、T2n、及びTm2は、ハイレベル読み出しに設定されているとする。
m本のワード線WL1〜WLmは、メモリセルアレイ100の行毎に設けられている。ワード線WL1〜WLmの各々は、対応する行のメモリセルトランジスタT11〜Tmnの制御電極であるゲートに、それぞれ接続されている。また、n本のビット線BL1〜BLnは、メモリセルアレイ100の列毎に設けられている。ビット線BL1〜BLnの各々は、対応する列のメモリセルトランジスタT11〜Tmnの第2主電極であるドレインに、それぞれ接続されている。
セレクタ回路10−1〜nは、ビット線BL1〜BLnのそれぞれと、データ線DLとの間に、1つずつ設けられている。セレクタ回路10−1〜nのそれぞれには、選択レベルと非選択レベルの2つの電位レベルを有する、すなわち、取り得る選択信号S1−1〜nの1つが入力される。当該選択信号S1−1〜nの電位が選択レベルのときは、ビット線BL1〜BLnのそれぞれとデータ線DLとの間を電気的に接続し、一方、非選択レベルのときは、ビット線BL1〜BLnのそれぞれと、データ線DLとの間を電気的に切断する。データ線と電気的に接続されているビット線が選択ビット線であり、また、データ線と電気的に切断されているビット線が非選択ビット線である。ここでは、n個のセレクタ回路10−1〜nとして、nMOS22−1〜nを使用している。nMOS22−1〜nのドレインがそれぞれビット線BL1〜BLnに接続され、また、ソースがデータ線DLに接続されている。nMOS22−1〜nのゲートには、それぞれ選択信号S1−1〜nが入力される。ここでは、選択信号S1−1〜nの選択レベルをハイレベル(H)、例えば、トランジスタの駆動電圧(VDD)と等しいレベルにあるとし、非選択レベルをローレベル(L)、例えば、GNDレベルにあるとする。
各セレクタ回路10−1〜nに入力される選択信号S1−1〜nの中で、1つの選択信号、例えば、選択信号S1−2をハイレベルとして、残りの選択信号S1−1、S1−3〜nをローレベルとすると、データ線DLの電位は、ビット線BL2の電位と等しくなる。このとき、データ線DLは、ビット線BL2の電位を出力することができる。1つの選択信号を選択レベルとして、かつ、残りの選択信号を非選択レベルのとき、データ線DLは、n本のビット線BL1〜BLnから選択された1つのビット線の電位を選択的に出力する。
以下の説明では、セレクタ回路10−1〜nがそれぞれ備えるnMOS22−1〜nがオン状態にあるとき、セレクタ回路10−1〜nがオン状態にあるとし、また、nMOS22−1〜nがオフ状態にあるとき、セレクタ回路10−1〜nがオフ状態にあるとする。
プリチャージ回路30−1〜nは、ビット線BL1〜BLnのそれぞれに1対1の関係で接続されている。プリチャージ回路30−1〜nは、第1動作レベル及び第1非動作レベルのいずれか一方の電位を有する第1入力信号(図中、矢印S2で示す。)が伝播する、第1入力信号線71に接続されている。プリチャージ回路30−1〜nは、接続されているビット線BL1〜BLnの電位を、プリチャージする、すなわち、予め設定された設定電位にすることができる。
プルダウン回路50−1〜nは、ビット線BL1〜BLnのそれぞれに1対1の関係で接続されている。プルダウン回路50−1〜nは、第2動作レベル及び第2非動作レベルのいずれか一方の電位を有する第2入力信号(図中、矢印S3で示す。)が伝播する、第2入力信号線73に接続されている。プルダウン回路50−1〜nは、接続されているBL1〜BLnの電位を、プルダウンする、すなわち、GNDレベルにすることができる。
なお、第1入力信号S2は、全てのプリチャージ回路30−1〜nに共通に入力される。また、第2入力信号S3は、全てのプルダウン回路50−1〜nに共通に入力される。同一のビット線BL1〜BLnに接続されているセレクタ回路10−1〜n、プリチャージ回路30−1〜n、及びプルダウン回路50−1〜nには、それぞれ共通の選択信号S1−1〜nが入力される。
ここでは、プリチャージ回路30−1〜nとして、pMOS42−1〜n、論理積回路(AND回路)44−1〜n、及び反転回路46−1〜nを使用している。このとき、第1入力信号S2の第1動作レベルをハイレベル(H)、例えば、VDDと等しい電圧レベルにあるとし、また、第1非動作レベルをローレベル(L)、例えば、GNDレベルにあるとする。
選択信号S1−1〜nと第1入力信号S2は、AND回路44−1〜nに入力される。AND回路44−1〜nからの出力信号は、反転回路46−1〜nを経て、pMOS42−1〜nのゲートに入力される。pMOS42−1〜nのソースは、電位がVDDである第2電源ラインに接続されていて、ドレインはビット線BL1〜nに接続されている。
選択信号S1−1〜nの電位が選択レベルにあり、かつ、第1入力信号S2の電位が第1動作レベルにあるとき、すなわち、選択信号S1−1〜n及び第1入力信号S2の電位がともにハイレベルにあるとき、AND回路44−1〜nはハイレベルの信号を出力する。AND回路44−1〜nから出力されたハイレベルの信号は、反転回路46−1〜nで反転されてローレベルの信号となり、pMOS42−1〜nをオン状態にする。pMOS42−1〜nがオン状態になることで、第2電源ラインから、ビット線BL1〜BLnに電荷が供給される。この結果、ビット線BL1〜BLnがフローティング状態の場合、ビット線BL1〜BLnの電位は、設定電位として第2電源ラインの電位に等しい電位、VDDになる。
一方、選択信号S1−1〜nの電位が非選択レベルにあるか、又は、第1入力信号S2の電位が第1非動作レベルにあるとき、すなわち、選択信号S1−1〜n及び第1入力信号S2の電位のどちらか一方又は双方がローレベルにあるとき、AND回路44−1〜nはローレベルの信号を出力し、pMOS42−1〜nをオフ状態にする。
以下の説明では、プリチャージ回路30−1〜nが備えるpMOS42−1〜nがオン状態にあるとき、プリチャージ回路30−1〜nがオン状態にあるとし、また、pMOS42−1〜nがオフ状態にあるとき、プリチャージ回路30−1〜nがオフ状態にあるとする。
プルダウン回路50−1〜nとして、nMOS62−1〜n、及び論理積回路(AND)64−1〜nを使用している。このとき、第2入力信号S3の第2動作レベルをハイレベル(H)、例えば、VDDと等しい電圧レベルにあるとし、また、第2非動作レベルをローレベル(L)、例えば、GNDレベルにあるとする。
選択信号S1−1〜nと第2入力信号S3は、AND回路64−1〜nに入力される。AND回路64−1〜nからの出力信号は、nMOS62−1〜nのゲートに入力される。nMOS62−1〜nのソースは接地されていて、ドレインはビット線BL1〜BLnに接続されている。
選択信号S1−1〜nの電位が選択レベルにあり、かつ、第2入力信号S3の電位が第2動作レベルにあるとき、すなわち、選択信号S1−1〜n及び第2入力信号S3の電位がともにハイレベルにあるとき、AND回路64−1〜nはハイレベルの信号を出力する。AND回路64−1〜nから出力されたハイレベルの信号は、nMOS62−1〜nをオン状態にする。nMOS62−1〜nがオン状態になることで、ビット線BL1〜BLnは、接地された状態になり、ビット線BL1〜BLnの電位は、GNDレベルになる。
一方、選択信号S1−1〜nの電位が非選択レベルにあるか、又は、第2入力信号S3の電位が第2非動作レベルにあるとき、すなわち、選択信号S1−1〜n及び第2入力信号S3の電位のどちらか一方又は双方がローレベルのとき、AND回路64−1〜nはローレベルの信号を出力して、nMOS62−1〜nをオフ状態にする。
以下の説明では、プルダウン回路50−1〜nが備えるnMOS62−1〜nがオン状態にあるとき、プルダウン回路50−1〜nがオン状態にあるとし、また、nMOS62−1〜nがオフ状態にあるとき、プルダウン回路50−1〜nがオフ状態にあるとする。
(第1実施形態の動作)
図1と図2(A)、(B)及び(C)を参照して、第1実施形態の半導体記憶装置の動作につき説明する。図2(A)、(B)及び(C)は、第1実施形態の半導体記憶装置である、マスクROMの動作を説明するための図である。図2(A)、(B)及び(C)では、横軸に時間軸をとり、縦軸にビット線の電位をとっている。
図2(A)は、メモリセルトランジスタT11を読み出す場合の動作例について説明するための図である。この動作例では、メモリセルトランジスタT11のソースはフローティング状態、すなわち、メモリセルトランジスタT11はハイレベル読み出しに設定されているとする。
各読み出しサイクルの初期状態では、全てのビット線BL1〜BLnの電位は、GNDレベルとする。全てのビット線BL1〜BLnの電位をGNDレベルにするためには、例えば、第2入力信号S3の電位を第2動作レベルとし、全ての選択信号S1−1〜nの電位を選択レベルとすればよい。また、全てのワード線WL1〜WLmの電位をGNDレベルにする。
時刻t1において、選択信号S1−1の電位を選択レベルにし、他の選択信号S1−2〜nの電位を非選択レベルにする。この結果、ビット線BL1とデータ線DLが電気的に接続される。
時刻t2において、第1入力信号S2の電位を第1動作レベルにする。ここでは、ビット線BL1に接続されているプリチャージ回路30−1がオン状態になり、ビット線BL1の電位がVDDになる。一方、ビット線BL1以外のビット線BL2〜BLnに接続されているプリチャージ回路30−2〜nは、選択信号S1−2〜nの電位が非選択レベルにあるので、オフ状態のままである。
ビット線BL1の電位がVDDになった後、時刻t3において、第1入力信号S2の電位を第1非動作レベルにする。この結果、プリチャージ回路30−1はオフ状態になる。また、同じく時刻t3において、ワード線WL1の電位をVDDとして、メモリセルトランジスタT11をオン状態にする。このとき、同じワード線WL1にゲートが接続されているメモリセルトランジスタT12〜T1nもオン状態になる。一方、ワード線WL1以外のワード線WL2〜WLmに接続されているメモリセルトランジスタT21〜Tmnは、オフ状態のままである。
メモリセルトランジスタT11のソースはフローティング状態なので、メモリセルトランジスタT11がオン状態になっても、ドレインに接続されているビット線BL1もフローティング状態にあり、ビット線BL1の電位はVDDを保持する。従って、このビット線BL1の電位は、ハイレベル読み出しとして、電気的に接続されているデータ線DLを経て読み出される。
ビット線BL1の電位の読み出し期間の経過後、時刻t4において、第2入力信号S3の電位を動作レベルにする。この結果、ビット線BL1に接続されているプルダウン回路50−1は、選択信号S1−1の電位が選択レベルにあるのでオン状態になり、ビット線BL1の電位がGNDレベルに下降する。一方、ビット線BL1以外のビット線BL2〜BLnに接続されているプルダウン回路50−2〜nは、選択信号S1−2〜nの電位が非選択レベルにあるので、オフ状態のままである。
ビット線BL1の電位がGNDレベルになった後、時刻t5において、選択信号S1−1の電位が非選択レベルになり、次の読み出しサイクルの初期状態になる。また、ワード線WL1のレベルもGNDレベルになり、ワード線WL1にゲートが接続されているメモリセルトランジスタT11〜T1nはオフ状態になる。なお、第2入力信号の電位を第2非動作レベルにする時刻は、次の読み出しサイクルにおいて、プリチャージ回路がオン状態になる、すなわち、第1入力信号S2の電位が第1動作レベルになる、時刻t2までのどの時刻でも構わない。ここでは、時刻t2において、第2入力信号の電位を第2非動作レベルにする。
図2(B)は、メモリセルトランジスタT21を読み出す場合の動作例について説明するための図である。この動作例においては、メモリセルトランジスタT21のソースは接地状態、すなわち、メモリセルトランジスタT21はローレベル読み出しに設定されている。読み出しサイクルの初期状態では、全てのビット線BL1〜BLnの電位を、GNDレベルにあるとする。また、全てのワード線WL1〜WLmの電位もGNDレベルにあるとする。
時刻t1において、選択信号S1−1の電位を選択レベルにあるとし、他の選択信号S1−2〜nの電位を非選択レベルにあるとする。この結果、ビット線BL1とデータ線DLが電気的に接続される。
時刻t2において、第1入力信号S2の電位を第1動作レベルにする。ここでは、ビット線BL1に接続されているプリチャージ回路30−1がオン状態になり、ビット線BL1の電位がVDDになる。一方、ビット線BL1以外のビット線BL2〜BLnに接続されているプリチャージ回路30−2〜nは、選択信号S1−2〜nの電位が非選択レベルにあるので、オフ状態のままである。
ビット線BL1の電位がVDDになった後、時刻t3において、第1入力信号S2の電位を第1非動作レベルにし、この結果、プリチャージ回路はオフ状態になる。また、同じく時刻t3において、ワード線WL2の電位をVDDにして、メモリセルトランジスタT21をオン状態にする。このとき、同じワード線WL2にゲートが接続されているメモリセルトランジスタT22〜T2nもオン状態にある。一方、ビット線BL1以外のビット線BL2〜BLnに接続されているプルダウン回路50−2〜nは、選択信号S1−2〜nの電位が非選択レベルにあるので、オフ状態のままである。
メモリセルトランジスタT21のソースは接地状態なので、メモリセルトランジスタT21がオン状態になると、ビット線BL1の電位はVDDから下降する。このビット線BL1の電位は、ローレベル読み出しとして、電気的に接続されているデータ線DLを経て読み出される。
ビット線BL1の電位の読み出し期間後、時刻t4において、第2入力信号S3を動作レベルとする。この結果、ビット線BL1に接続されているプルダウン回路50−1がオン状態になり、ビット線BL1の電位がGNDレベルになる。一方、ビット線BL1以外のビット線BL2〜BLnに接続されているプルダウン回路50−2〜nは、選択信号S1−2〜nの電位が非選択レベルにあるので、オフ状態のままである。
ビット線BL1の電位がGNDレベルになった後、時刻t5において、選択信号S1−1の電位が非選択レベルとなり、次の読み出しサイクルの初期状態になる。またワード線WL2のレベルもGNDレベルになり、WL2にゲートが接続されているメモリセルトランジスタT21〜T2nはオフ状態になる。
図2(C)は、上述の読み出しサイクルにおいて、メモリセルトランジスタT11を読み出すときの、非選択のビット線の電位について説明するための図である。ここでは、ビット線BL2を例にとって説明する。
初期状態では、ビット線BL2の電位はGNDレベルにある。
時刻t1において、ビット線BL1が選択されたとき、ビット線BL2は非選択であるので、選択信号S1−2の電位は非選択レベルにある。
時刻t2において、第1入力信号S2の電位が動作レベルになるが、選択信号S1−2の電位が非選択レベルなので、プリチャージ回路30−2はオフ状態にあり、従ってビット線BL2の電位はGNDレベルのままである。
ビット線BL2の電位はGNDレベルにあるので、時刻t3において、ワード線WL1の電位がVDDとなり、その結果、ローレベル読み出しのメモリセルトランジスタT12がオン状態になっても、ビット線BL2はGNDレベルのまま変化しない。なお、メモリセルトランジスタT12がハイレベル読み出しであっても、同じく、ビット線BL2の電位はGNDレベルのまま変化しない。
時刻t4において、第2入力信号S3の電位は第2動作レベルになるが、選択信号S1−2の電位が非選択レベルにあるので、プルダウン回路50−2はオフ状態にある。しかしながら、第2入力信号S3の電位が動作レベルに移行するときに、すでにビット線BL2の電位はGNDレベルにあるので、ビット線BL2はGNDレベルの電位を保持し続ける。
第1実施形態の半導体記憶装置はプルダウン回路を備えていて、選択されたビット線の電位をVDDとした後、当該ビット線の電位をデータ線から読み出し、その後、プルダウン回路によりGNDレベルとしている。このため、選択されないビット線の電位は、GNDレベルに保持しておくことができる。選択されないビット線の電位がGNDレベルから変動しないので、選択されないビット線及び選択されたビット線間のカップリング容量の作用による選択されたビット線の電位の低下は起こらない。つまり、記憶値の誤読み出しを防ぐことができる。
また、選択されないビット線をGNDレベルに保持するので、選択されないビット線での消費電流が低減される。
(第2実施形態の構成、及び各部の基本動作)
図3は、第2実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。第2実施形態の回路構成は、プルダウン回路52−1〜52−nの構成が異なっていて、それ以外の構成は、図1を参照して説明した第1実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
プルダウン回路52−1〜nとして、nMOS62−1〜n、論理和回路(OR回路)66−1〜n、及び反転回路68−1〜nを使用している。
選択信号S1−1〜nが反転回路68−1〜nで反転された反転選択信号S1a−1〜n、及び第2入力信号S3が、OR回路66−1〜nに入力される。OR回路66−1〜nからの出力信号は、nMOS62−1〜nのゲートに入力される。nMOS62−1〜nのソースは、GNDレベルにある第1電源ラインに接続されている。nMOS62−1〜nのドレインはビット線BL1〜BLnに接続されている。
選択信号S1−1〜nの電位が非選択レベルにあるか、又は、第2入力信号S3の電位が第2動作レベルにあるとき、つまり、反転選択信号S1a−1〜n及び第2入力信号S3の電位のいずれか一方又は双方がハイレベルにあるとき、OR回路66−1〜nはハイレベルの信号を出力する。OR回路66−1〜nから出力されたハイレベルの信号は、nMOS62−1〜nをオン状態にする。nMOS62−1〜nがオン状態になることで、ビット線BL1〜BLnの電位は、GNDレベルになる。
一方、選択信号S1−1〜nの電位が選択レベルにあり、かつ、第2入力信号S3の電位が第2非動作レベルにあるとき、すなわち、反転選択信号S1a−1〜n及び第2入力信号S3の電位がいずれもローレベルのとき、OR回路66−1〜nはローレベルの信号を出力し、nMOS62−1〜nをオフ状態にする。
以下の説明では、プルダウン回路52−1〜nが備えるnMOS62−1〜nがオン状態にあるとき、プルダウン回路52−1〜nがオン状態にあるとし、また、nMOS62−1〜nがオフ状態にあるとき、プルダウン回路52−1〜nがオフ状態にあるとする。
(第2実施形態の動作)
図4(A)、(B)、(C)及び(D)を参照して、第2実施形態の半導体記憶装置の動作につき説明する。図4(A)、(B)、(C)及び(D)は、第2実施形態の半導体記憶装置である、マスクROMの動作を説明するための図である。図4(A)、(B)、(C)及び(D)では、横軸に時間軸をとり、縦軸に制御信号の電位をとっている。ここでは、メモリセルトランジスタT11を読み出す場合について説明する。図4(A)は、選択ビット線BL1に対する選択信号S1−1の電圧レベルを示している。図4(B)は、非選択ビット線BL2〜BLnに対する選択信号S1−2〜nの電圧レベルを示している。図4(C)は、第1入力信号S2の電圧レベルを示している。図4(D)は、第2入力信号S3の電圧レベルを示している。
選択ビット線BL1に対する選択信号S1−1の電位は、時刻t1において、選択レベルになり、時刻t5において非選択レベルになる(図4(A))。また、非選択ビット線BL2〜nに対する選択信号S1−2〜nは、常に非選択レベルにある(図4(B))。
第1入力信号S2の電位は、時刻t2において、第1動作レベルとなり、時刻t3において、第1非動作レベルになる。従って、選択ビット線BL1に接続されているプリチャージ回路30−1は時刻t2からt3までの間、動作する(図4(C))。
第2入力信号S3の電位は、時刻t4において、第2動作レベルになり、その後、時刻t5以降、次の読み出しサイクルの時刻t2までの間に、第2非動作レベルとなる。ここでは、時刻t2において、第2非動作レベルになるとして説明する(図4(D))。
ここで、プルダウン回路52−1〜nは、選択信号S1−1〜nの電位が非選択レベルにあるか、又は、第2入力信号S3の電位が第2動作レベルにあるときにオン状態になる従って、非選択ビット線BL2〜BLnに接続されているプルダウン回路52−2〜nは、選択信号S1−2〜nの電位が非選択レベルにあるので常にオン状態になり、非選択ビット線BL2〜BLnの電位はGNDレベルに保たれる。また、時刻t4において、第2入力信号S3の電位が第2動作レベルになるので、選択ビット線BL1に接続されているプルダウン回路52−1は、時刻t4から時刻t5までの間、オン状態になる。
従って、各ビット線BL1〜BLnの電位の変化は、図2を参照して説明した第1実施形態と同様になる。
この第2実施形態の構成によれば、非選択ビット線が、常に接地されている状態なので、非選択ビット線の電位変動が起こりにくく、その結果、選択ビット線の読み出しに影響を与える可能性が減少するという更なる効果が得られる。
(第3実施形態の構成、及び各部の基本動作)
図5は、第3実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。第3実施形態の回路構成は、プルダウン回路54−1〜nの構成が異なっていて、それ以外の構成は、図1を参照して説明した第1実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
プルダウン回路54−1〜nとして、nMOS62−1〜nを使用している。第2入力信号S3が、プルダウン回路54−1〜nのnMOS62−1〜nのゲートに入力される。nMOS62−1〜nのソースは、接地されていて、一方、nMOS62−1〜nのドレインはビット線に接続されている。
第2入力信号S3の電位が第2動作レベル、すなわち、ハイレベルのとき、nMOS62−1〜nはオン状態になる。nMOS62−1〜nがオン状態になることで、ビット線BL1〜BLnの電位は、GNDレベルとなる。
一方、第2入力信号S3の電位が第2非動作レベル、すなわち、ローレベルのとき、nMOS62−1〜nはオフ状態になる。
(第3実施形態の動作)
プリチャージについては、第1実施形態と同じである。プルダウンについては、選択信号S1−1〜nの入力がないため、非選択ビット線及び選択ビット線のいずれに接続されているプルダウン回路54−1〜nも同じ振る舞いをする。つまり、時刻t2からt4までの間、プルダウン回路はオフ状態になり、時刻t4から次の読み出しサイクルのt2までの間、プルダウン回路はオン状態になる。
従って、各選択ビット線の電位の変化は、図2を参照して説明した第1実施形態と同様になる。また、非選択ビット線については、プルダウン回路のオン状態又はオフ状態のいずれにおいてもGNDレベルにあるので、図2を参照して説明した第1実施形態と同様になる。
第3実施形態の構成では、プルダウン回路は、1つのnMOSで実現することができ、面積削減の効果がある。
(第4実施形態の構成、及び各部の基本動作)
図6は、第4実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。第4実施形態の回路構成は、プルダウン回路56がデータ線DLに接続されていて、各ビット線BL1〜BLnのそれぞれには接続されていない点が第1実施形態と異なっている。それ以外の構成は、図1を参照して説明した第1実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
プルダウン回路56として、nMOS63を使用している。
第2入力信号S3aが、プルダウン回路56のnMOS63のゲートに入力される。nMOS63のソースは接地されていて、一方、ドレインはデータ線DLに接続されている。
第2入力信号S3aの電位が第2動作レベル、すなわち、ハイレベルのとき、nMOS63はオン状態になる。nMOS63がオン状態になることで、データ線DLは、接地された状態となり、データ線DLと電気的に接続されているビット線BL1〜BLnの電位も、GNDレベルになる。一方、第2入力信号S3aの電位が第2非動作レベル、すなわち、ローレベルのとき、nMOS63はオフ状態になる。
(第4実施形態の動作)
プリチャージについては、第1実施形態と同じである。プルダウンについては、選択信号の入力がないため、プルダウン回路56は、第2入力信号S3aと同じ振る舞いをする。つまり、時刻t2からt4までの間、プルダウン回路56はオフ状態になり、時刻t4から次の読み出しサイクルのt2までの間、プルダウン回路56はオン状態になる。
セレクタ回路10−1〜nがオン状態になって、データ線と接続されているビット線の電位は、プルダウン回路56がオン状態のとき、GNDレベルになる。つまり、選択されたビット線については、時刻t4から時刻t5までの時間、データ線は接地され、選択されたビット線とデータ線とが電気的に接続された状態になる。
従って、各ビット線BL1〜BLnの電位の変化は、図2を参照して説明した第1実施形態と同様になる。
第4実施形態の構成では、プルダウン回路は、データ線DLに1つ接続されるだけなので、第3実施形態の構成よりもさらに、面積削減の効果がある。
(第5実施形態の構成、及び各部の基本動作)
図7は、第5実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。第5実施形態の回路構成は、プリチャージ回路32−1〜32−nの構成が異なっていて、それ以外の構成は、図1を参照して説明した第1実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
プリチャージ回路32−1〜nとして、pMOS42−1〜n、第1AND回路45−1〜n、第2AND回路48−1〜n、第1反転回路47−1〜n、及び第2反転回路49−1〜nが使用されている。
選択信号S1−1〜nと第1入力信号S2は、第1AND回路45−1〜nに入力される。第1AND回路45−1〜nからの出力信号は、第2AND回路48−1〜nに入力される。また、ビット線BL1〜BLnの電位が第2反転回路49−1〜nを経て第2AND回路48−1〜nに入力される。第2AND回路48−1〜nからの出力信号は第1反転回路47−1〜nを経て、pMOS42−1〜nのゲートに入力される。pMOS42−1〜nのソースは、電位がVDDである第2電源ラインに接続されている。pMOS42−1〜nのドレインはビット線BL1〜BLnに接続されている。第2反転回路49−1〜nの閾値電圧をVDD/2とすると、第2反転回路49−1〜nは、ビット線BL1〜BLnの電位がVDD/2より低いときにハイレベルの信号を出力し、また、ビット線BL1〜BLnの電位がVDD/2以上のときに、ローレベルの信号を出力する。
以下、ビット線BL1〜BLnの電位が、GNDレベルにあるとして説明する。
選択信号S1−1〜nが選択レベルにあり、かつ、第1入力信号S2が第1動作レベルにあるとき、すなわち、選択信号S1−1〜n及び第1入力信号S2がともにハイレベルのとき、第1AND回路45−1〜nはハイレベルの信号を出力する。第1AND回路45−1〜nから出力されたハイレベルの信号は、第2AND回路48−1〜nに入力される。
このとき、ビット線BL1〜BLnの電位がGNDレベルにあって、VDD/2より低いので、第2反転回路49−1〜nの出力は、ハイレベルとなって、第2AND回路48−1〜nに入力される。第2AND回路48−1〜nに入力される2つの信号がともにハイレベルにあるので、第2AND回路48−1〜nの出力もハイレベルになる。このハイレベルの信号が、第1反転回路47−1〜nで反転されてローレベルの信号になり、pMOS42−1〜nをオン状態にする。
pMOS42−1〜nがオン状態になることで、第2電源ラインから、ビット線に電荷が供給される。ビット線BL1〜BLnがフローティング状態の場合、pMOS42−1〜nの貫通電流により、ビット線BL1〜BLnの電位は上昇する。電位が上昇した結果、ビット線BL1〜BLnの電位が、第2反転回路49−1〜nの閾値であるVDD/2以上になると、第2反転回路49−1〜nの出力はローレベルになる。第2AND回路48−1〜nの入力の一方がローレベルなので、第2AND回路48−1〜nの出力はローレベルになる。この結果、pMOS42−1〜nはオフ状態になりビット線への電流の供給がとまる。このようにプリチャージにおいて、ビット線BL1〜BLnの電位は、VDDまで上昇せずに、VDD/2で止まる。
上述したように、このプリチャージ回路32−1〜nは、第2反転回路49−1〜nの閾値電圧を、予めVDDより小さい低設定電位にしておくことで、ビット線BL1〜BLnの電位を、低設定電位にすることができる。
(第5実施形態の動作)
図8を参照して、第5実施形態の半導体記憶装置の動作につき説明する。図8は、第5実施形態の半導体記憶装置である、マスクROMの動作を説明するための図である。図8では、横軸に時間軸をとり、縦軸にビット線の電位をとっている。
図8(A)は、ハイレベル読み出しに設定されたメモリセルトランジスタの記憶値を読み出すときの、選択ビット線の電位を示している。図8(B)は、ローレベル読み出しに設定されたメモリセルトランジスタの記憶値を読み出すときの、選択ビット線の電位を示している。図8(C)は、非選択ビット線の電位を示している。
第5実施形態では、ビット線の電位は低設定電位、ここでは、VDD/2以上にはならないことを除いて、図2を参照して説明した第1実施形態の動作と同様なので詳細な説明を省略する。
第5実施形態のプリチャージ回路は、ビット線の電位をVDD以下にすることで、消費電流を低減することができる。
また、第5実施形態のプリチャージ回路は、第1実施形態の回路に対してだけでなく、第2から第4実施形態の回路に対しても適用できる。第5実施形態のプリチャージ回路を第2から第4実施形態に適用することで、各実施形態で得られる効果に加えて、ビット線の電位をVDD/2以下にすることで、消費電流を低減することができる。
(第6実施形態の構成、及び各部の基本動作)
図9は、第6実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。第6実施形態の回路構成は、プリチャージ回路34がデータ線DLに接続されていて、各ビット線のそれぞれには接続されていない点が第1実施形態と異なっている。それ以外の構成は、図1を参照して説明した第1実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
プリチャージ回路34として、pMOS41と反転回路43が使用されている。
第1入力信号S2aが、プリチャージ回路34のpMOS41のゲートに入力される。pMOS41のソースは、第2電源ラインに接続されていて、一方、ドレインはデータ線DLに接続されている。
第1入力信号S2aの電位が第1動作レベル、すなわち、ハイレベルにあるとき、反転回路43の出力はローレベルになりpMOS41はオン状態になる。pMOS41がオン状態になることで、データ線DLは、第2電源ラインと電気的に接続された状態になり、データ線DLの電位は、VDDとなる。一方、第1入力信号S2aの電位が第1非動作レベル、すなわち、ローレベルのとき、pMOS41はオフ状態になる。
(第6実施形態の動作)
プルダウンについては、第1実施形態と同じである。
プリチャージについては、選択信号S1−1〜nの入力がないため、時刻t2からt3までの間、プリチャージ回路34はオン状態となり、時刻t3から次の読み出しサイクルのt2までの間、プリチャージ回路34はオフ状態にある。
プリチャージ回路34がオン状態のとき、セレクタ回路10−1〜nがオン状態となって、データ線DLと接続されているビット線BL1〜BLnの電位がVDDになる。
従って、各ビット線BL1〜BLnの電位の変化は、図2を参照して説明した第1実施形態と同様になる。
第6実施形態では、プリチャージ回路34は、データ線DLに1つ接続されるだけなので、第1実施形態の構成に比べて、面積が削減される。
(第7実施形態)
図10は、第7実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。第7実施形態の回路構成は、プルダウン回路52−1〜52−nの構成が異なっていて、それ以外の構成は、図9を参照して説明した第6実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
プルダウン回路52−1〜52−nとして、nMOS62−1〜62−nと、論理和回路(OR回路)66−1〜66−nと、反転回路68−1〜68−nが使用されている。プルダウン回路52−1〜52−nの構成、及び基本動作は図3を参照して説明した第2実施形態のプルダウン回路と同様なので説明を省略する。
この第7実施形態の構成によれば、プリチャージ回路34が、データ線DLに1つ接続されるだけなので、第1実施形態の構成に比べて、面積が削減されるとともに、非選択ビット線BL2〜BLnが、常に接地されている状態なので、非選択ビット線BL2〜BLnの電位変動が起こりにくく、その結果、選択ビット線BL1の読み出しに影響を与える可能性が減少するという更なる効果が得られる。
(第8実施形態)
図11は、第8実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。第8実施形態の回路構成は、プルダウン回路54−1〜54−nの構成が異なっていて、それ以外の構成は、図9を参照して説明した第6実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
また、プルダウン回路54−1〜54−nの構成、及び基本動作は、図5を参照して説明した第3実施形態と同様なので説明を省略する。
この第8実施形態の構成によれば、プリチャージ回路34が、データ線DLに1つ接続されるだけあり、また、プルダウン回路は、1つのnMOSで実現することができるので、面積削減に優れている。
(第9実施形態)
図12は、第9実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。第9実施形態の回路構成は、プルダウン回路56がデータ線DLに接続されていて、各ビット線のそれぞれには接続されていない点が第6実施形態と異なっている。それ以外の構成は、図9を参照して説明した第6実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
また、プルダウン回路56の構成は、図6を参照して説明した第4実施形態と同様なので、詳細な説明を省略する。
第9実施形態では、プルダウン回路及びプリチャージ回路は、それぞれデータ線DLに1つ接続されるだけなので、第4実施形態又は第8実施形態の構成よりもさらに、面積削減の効果がある。
(第10実施形態)
図13は、第10実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。第10実施形態の回路構成は、プリチャージ回路36の構成以外は、図12を参照して説明した第9実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
プリチャージ回路36として、pMOS41と、AND回路38、第1反転回路37と、第2反転回路39とが使用されている。
第1入力信号S2aは、AND回路38に入力される。また、データ線DLの電位が第2反転回路39を経てAND回路38に入力される。AND回路38からの出力信号は第1反転回路37を経て、pMOS41のゲートに入力される。pMOS41のソースは、電位がVDDである第2電源ラインに接続されていて、一方、ドレインはデータ線DLに接続されている。第2反転回路39の閾値電圧をVDD/2とすると、第2反転回路39は、データ線DLの電位がVDD/2より低いときにハイレベルの信号を出力し、また、データ線DLの電位がVDD/2以上のときに、ローレベルの信号を出力する。
以下、データ線DLの電位が、GNDレベルにあるとして説明する。
第1入力信号S2aが動作レベルにあるとする。また、データ線DLの電位が接地電位、すなわち、VDD/2より低いので、第2反転回路39の出力は、ハイレベルとなって、AND回路38に入力される。AND回路38に入力される2つの信号がともにハイレベルにあるので、AND回路38の出力もハイレベルとなる。このハイレベルの信号が、第1反転回路37で反転されてローレベルの信号となり、pMOS41をオン状態にする。
pMOS41がオン状態になることで、第2電源ラインから、データ線DLに電荷が供給される。データ線DLがフローティング状態の場合、プリチャージ回路36により、データ線DLの電位は上昇する。電位が上昇した結果、データ線DLの電位がVDD/2以上になると、第2反転回路39の出力はローレベルになり、AND回路38の出力はローレベルになる。この結果、pMOS41はオフ状態になりデータ線DLへの電流の供給がとまる。このようにプリチャージにおいて、データ線DLの電位は、VDDまで上昇せずに、VDD/2で止まる。
上述したように、このプリチャージ回路36は、第2反転回路39の閾値電圧を、予めVDDより小さい低設定電位にしておくことで、データ線DLの電位を、低設定電位にすることができる。
プリチャージ回路36がオン状態のとき、セレクタ回路10−1〜nがオン状態となって、データ線DLと接続されているビット線BL1〜BLnの電位がVDD/2になる。
従って、各ビット線BL1〜BLnの電位の変化は、図8を参照して説明した第5実施形態と同様になる。
第10実施形態のプリチャージ回路は、データ線の電位をVDD以下にすることで、消費電流を低減することができる。
第10実施形態のプリチャージ回路36は、第9実施形態だけでなく、第6から第8実施形態の回路にも適用できる。第10実施形態のプリチャージ回路36を第6から第8実施形態に適用することで、各実施形態で得られる効果に加えて、データ線の電位をVDD/2以下にすることで、消費電流を低減することができる。
上述の各実施形態においては、選択信号の選択レベルをハイレベル、及び非選択レベルをローレベルとし、また、第1及び第2入力信号の動作レベルをハイレベル、及び非動作レベルをローレベルとして説明した。
選択信号の選択レベル及び非選択レベルのいずれをハイレベルにするかは、設計に応じて選択可能である。例えば、セレクタ回路10−1〜nに用いたnMOSの導電型を変えて、pMOSとした場合、又は、選択信号を、反転回路を介してnMOSのゲートに入力する構成とすれば、選択レベルをローレベルとし、非選択レベルをハイレベルとすることができる。また、各セレクタ回路、プリチャージ回路及びプルダウン回路の構成は上述の実施形態の構成に限定されない。
第1実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。 第1実施形態に係る半導体記憶装置での動作を説明するための図である。 第2実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。 第2実施形態に係る半導体記憶装置での動作を説明するための図である。 第3実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。 第4実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。 第5実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。 第5実施形態に係る半導体記憶装置での動作を説明するための図である。 第6実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。 第7実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。 第8実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。 第9実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。 第10実施形態の半導体記憶装置として、マスクROMの構成を概略的に示す回路図である。 従来の半導体記憶装置の構成を概略的に示す回路図である。 従来の半導体記憶装置の動作を説明するための図である。
符号の説明
10、110 セレクタ回路
22、62、63 nMOS
30、32、34、36、130 プリチャージ回路
37、47 第1反転回路
38、44、64 AND回路
39、49 第2反転回路
41、42、122、142 pMOS
43、46、68、144 反転回路
45 第1AND回路
48 第2AND回路
50、52、54、56 プルダウン回路
66 OR回路
100 メモリセルアレイ

Claims (11)

  1. マトリクス状に配置され、第1主電極と第1電源ラインとの間の接続の有無に応じて記憶値が書き込まれる、複数のメモリセルトランジスタを有するメモリセルアレイと、
    対応する行の前記メモリセルトランジスタの制御電極にそれぞれ接続された、複数のワード線と、
    対応する列の前記メモリセルトランジスタの第2主電極にそれぞれ接続された、複数のビット線と、
    該複数のビット線の電位を選択的に出力するデータ線と、
    前記ビット線のそれぞれと前記データ線との間に設けられ、入力された選択信号の電位が選択レベルのときは、前記ビット線及び前記データ線間を電気的に接続し、及び、非選択レベルのときは、前記ビット線及び前記データ線間を電気的に切断する複数のセレクタ回路と、
    第1動作レベル及び第1非動作レベルのいずれか一方の電位を有する共通の第1入力信号が伝播する第1入力信号線に接続され、前記ビット線の電位を、予め設定された、前記第1電源ラインの電位とは異なる設定電位にするプリチャージ回路と、
    第2動作レベル及び第2非動作レベルのいずれか一方の電位を有する共通の第2入力信号が伝播する第2入力信号線に接続され、前記ビット線の電位を、前記第1電源ラインの電位にするプルダウン回路と
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記プリチャージ回路及び前記プルダウン回路は、前記複数のビット線のそれぞれに接続され、及び、前記プリチャージ回路及び前記プルダウン回路には、同一のビット線に接続されているセレクタ回路と共通の選択信号が入力され、
    前記プリチャージ回路は、前記第1入力信号の電位が第1動作レベルにあり、かつ、前記選択信号の電位が選択レベルにあるときにオン状態になって、前記ビット線の電位を、第2電源ラインの電位と等しい設定電位にし、
    前記プルダウン回路は、前記第2入力信号の電位が第2動作レベルにあり、かつ、前記選択信号の電位が選択レベルにあるときにオン状態になって、前記ビット線の電位を前記第1電源ラインの電位にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記プリチャージ回路及び前記プルダウン回路は、前記複数のビット線のそれぞれに接続され、及び、前記プリチャージ回路及び前記プルダウン回路には、同一のビット線に接続されているセレクタ回路と共通の選択信号が入力され、
    前記プリチャージ回路は、前記第1入力信号の電位が第1動作レベルにあり、かつ、前記選択信号の電位が選択レベルにあるときにオン状態になって、前記ビット線の電位を、第2電源ラインの電位と等しい設定電位にし、
    前記プルダウン回路は、前記第2入力信号の電位が第2動作レベルにあるか、又は前記選択信号の電位が非選択レベルにあるときにオン状態になって、前記ビット線の電位を前記第1電源ラインの電位にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記プリチャージ回路及び前記プルダウン回路は、前記複数のビット線のそれぞれに接続され、及び、前記プリチャージ回路には、同一のビット線に接続されているセレクタ回路と共通の選択信号が入力され、
    前記プリチャージ回路は、前記第1入力信号の電位が第1動作レベルにあり、かつ、前記選択信号の電位が選択レベルにあるときにオン状態になって、前記ビット線の電位を、第2電源ラインの電位と等しい設定電位にし、
    前記プルダウン回路は、前記第2入力信号の電位が第2動作レベルにあるときにオン状態になって、前記ビット線の電位を前記第1電源ラインの電位にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記プリチャージ回路は、前記複数のビット線のそれぞれに接続され、及び、前記プリチャージ回路には、同一のビット線に接続されているセレクタ回路と共通の選択信号が入力され、
    前記プルダウン回路は、前記データ線に接続され、
    前記プリチャージ回路は、前記第1入力信号の電位が第1動作レベルにあり、かつ、前記選択信号の電位が選択レベルにあるときにオン状態になって、前記ビット線の電位を第2電源ラインの電位と等しい設定電位にし、
    前記プルダウン回路は、前記第2入力信号の電位が第2動作レベルにあるときにオン状態になって、前記データ線、及び該データ線と電気的に接続されているビット線の電位を前記第1電源ラインの電位にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記プリチャージ回路は、
    前記第1入力信号が第1動作レベルにあり、かつ、前記選択信号が選択レベルにあって、前記ビット線の電位が、第2電源ラインの電位以下に設定された低設定電位よりも低いときのみオン状態になって、前記ビット線の電位を前記低設定電位にする
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記プリチャージ回路は、前記データ線に接続され、
    前記プルダウン回路は、前記複数のビット線のそれぞれに接続され、及び、前記プルダウン回路には、同一のビット線に接続されているセレクタ回路と共通の選択信号が入力され、
    前記プリチャージ回路は、前記第1入力信号の電位が第1動作レベルにあるときにオン状態になって、前記データ線、及び該データ線と電気的に接続されているビット線の電位を第2電源ラインの電位と等しい設定電位にし、
    前記プルダウン回路は、前記第2入力信号の電位が第2動作レベルにあり、かつ、前記選択信号の電位が選択レベルにあるときにオン状態となって、前記ビット線の電位を前記第1電源ラインの電位にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記プリチャージ回路は、前記データ線に接続され、
    前記プルダウン回路は、前記複数のビット線のそれぞれに接続され、及び、前記プルダウン回路には、同一のビット線に接続されているセレクタ回路と共通の選択信号が入力され、
    前記プリチャージ回路は、前記第1入力信号の電位が第1動作レベルにあるときにオン状態になって、前記データ線、及び該データ線と電気的に接続されているビット線の電位を第2電源ラインの電位と等しい設定電位にし、
    前記プルダウン回路は、前記第2入力信号の電位が第2動作レベルにあるか、又は前記選択信号の電位が非選択レベルにあるときにオン状態になって、前記ビット線の電位を前記第1電源ラインの電位にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記プリチャージ回路は、前記データ線に接続され、
    前記プルダウン回路は、前記複数のビット線のそれぞれに接続され、
    前記プリチャージ回路は、前記第1入力信号の電位が第1動作レベルにあるときにオン状態になって、前記データ線、及び該データ線と電気的に接続されているビット線の電位を第2電源ラインの電位と等しい設定電位にし、
    前記プルダウン回路は、前記第2入力信号の電位が第2動作レベルにあるときにオン状態になって、前記ビット線の電位を前記第1電源ラインの電位にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記プリチャージ回路及び前記プルダウン回路は、前記データ線に接続され、
    前記プリチャージ回路は、前記第1入力信号の電位が第1動作レベルにあるときにオン状態になって、前記データ線、及び該データ線と電気的に接続されているビット線の電位を第2電源ラインの電位と等しい設定電位にし、
    前記プルダウン回路は、前記第2入力信号の電位が第2動作レベルにあるときにオン状態になって、前記データ線、及び該データ線と電気的に接続されているビット線の電位を前記第1電源ラインの電位にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  11. 前記プリチャージ回路は、
    前記第1入力信号が第1動作レベルにあって、前記データ線の電位が、第2電源ラインの電位以下に設定された低設定電位よりも低いときのみオン状態になって、前記データ線、及び該データ線と電気的に接続されているビット線の電位を前記低設定電位にする
    ことを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
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