JP5406684B2 - 半導体記憶回路 - Google Patents

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    • G11C16/24Bit-line control circuits

Description

本発明は、半導体記憶回路に関するものである。
フラッシュメモリに代表される不揮発性半導体記憶回路のデータ読み出しは、読み出し対象となるメモリセルの電流値により、読み出すデータの論理レベルを判定する。論理レベル間のメモリセル電流の分布や電流差(以下「電流ウィンドウ」と呼ぶ)に基づいて論理レベルを判定する回路は、センスアンプと呼ばれる。また、読み出し対象となるメモリセルの電流は、メモリセルに接続されているビット線を介してセンスアンプに流れる(例えば、特許文献1及び2参照)。
図19は、従来のNOR型半導体記憶回路1000の構成を概略的に示すブロック図である。また、図20は、半導体記憶回路1000のメモリセルアレイ120とマルチプレクサ130の回路図である。図19及び図20に示されるように、半導体記憶回路1000は、行方向及び列方向に並ぶ複数のメモリセル(例えば、MC00,…,MC27,…,MCN0,…,MCN7)を含むM個のメモリセルアレイ120と、複数のトランジスタ(例えば、トランジスタ130_0a,130_0b,130_1a,130_1b,130_2a,130_2b,…)を含むマルチプレクサ130と、センスアンプSA0,SA1とを有している。
COMMONは、メモリセルの共通電圧源である。DS[2M−1:0](すなわち、DS0,…,DS(2M−1))は、共通電圧源COMMONとサブビット線との間のトランジスタ(図20には、トランジスタ120_0,120_2,120_4,120_6,120_8を示す)の制御端子に印加されるサブビット線選択用信号である。SS[M−1:0](すなわち、SS0,…,SS(M−1))は、メインビット線とサブビット線との間のトランジスタ(図20には、トランジスタ121_1,121_3,121_5,121_7,…を示す)の制御端子に印加されるサブビット線選択用信号である。Y[K−1:0](すなわち、Y0,…,Y(K−1))は、センスアンプSA0,SA1とメインビット線との間のトランジスタ(図20の構成130内のトランジスタ130_0a,130_0b,130_1a,130_1b,…)の制御端子に印加されるメインビット線選択用信号である。WL[N×M−1:0](すなわち、WL0,…,WL(N×M−1))は、ワード線である。ICELL0及びICELL1は、読み出し対象となるメモリセルの電流値であり、それぞれセンスアンプSA0及びSA1に流れる。センスアンプSA0及びSA1は、電流値ICELL0及びICELL1から読み出し対象となるメモリセルの論理レベルを判定し、判定結果を出力端子DOUT0及びDOUT1に出力する。ここで、Mは、メモリセルアレイ120の個数である。Nは、各メモリセルアレイ120が備えるワード線の本数である。Kは、メインビット線を選択するためのメインビット線選択用信号Yの数(信号本数)である。
SBL[8:0](すなわち、SBL0,…,SBL8)は、サブビット線であり、MBL[3:0](すなわち、MBL0,…,MBL3)は、メインビット線である。メインビット線MBL[3:0]に対してM個のメモリセルアレイ120が接続される。各メモリセルアレイ120には、各々が備えるサブビット線を選択するために、他と重複しないサブビット線選択用信号(SS[M−1:0]のいずれか)が印加される。接頭語として「MC」を用いた符号(例えば、MC00,…,MC27,…)によって示されるトランジスタは、メモリセルである。図20にメモリセルアレイ120として示されるように、NOR型メモリセルアレイは、メモリセルのゲート端子に接続する複数のワード線WL0,WL1,…,WLNと、ソース端子又はドレイン端子(以下「拡散層」と呼ぶ)に接続する複数のサブビット線SBL0,SBL1,…を格子状に配置し、各ワード線と各ビット線の交点毎にメモリセルMC00,…,MC27,…を配置するのが一般的である。この場合、メモリセルは、例えば、P型基板領域と、その表面に備えられたゲート酸化膜と、このゲート酸化膜上に備えられたゲート端子(浮遊ゲート)と、P型基板領域を間にして配置された1対のN型拡散領域(拡散層)とから構成される。読み出し対象となるメモリセルの選択は、読み出し対象となるメモリセルのゲート端子に接続するワード線を選択し、拡散層の一方に接続するビット線をセンスアンプSA0又はセンスアンプSA1に接続し、拡散層の他方を共通電圧源COMMONに接続することにより実現する。
サブビット線SBL0,SBL1,…の電圧は、センスアンプSA0,SA1への接続の有無や、接続されるメモリセルの状態等により異なるため、選択されていないサブビット線においても、過渡的な電圧変動が発生する。また、サブビット線SBL0,SBL1,…の電圧は、カップリング容量により、隣接するサブビット線の電圧変動の影響を受ける。この影響は、選択されているサブビット線に対して、読み出し対象となるメモリセル本来の電流とは異なる電流をもたらす。その結果、電流ウィンドウのばらつきや減少を招くため、隣接するサブビット線の影響は低減することが望ましい。
図21は、従来の半導体記憶回路のデータ読み出し動作の説明図である。図21を用いて、半導体記憶回路1000のデータ読み出し動作について説明する。ここでは、メモリセルMC02及びMC05を選択する場合について説明する。メモリセルアレイ120においてワード線WL0を選択することで、メモリセルMC02及びMC05を含む行のメモリセルMC00,MC01,…,MC07が導通状態となる。サブビット線選択用信号DS1を選択することで、共通電圧源COMMONが、トランジスタ120_2及びサブビット線SBL2を介して、メモリセルMC02の一方の拡散層に接続され、共通電圧源COMMONが、トランジスタ120_6及びサブビット線SBL6を介して、メモリセルMC05の一方の拡散層に接続される。サブビット線選択用信号SS0を選択することで、メインビット線MBL1が、サブビット線SBL3及びトランジスタ121_3を介してメモリセルMC02の他方の拡散層に接続され、メインビット線MBL2が、サブビット線SBL5及びトランジスタ121_5を介してメモリセルMC05の他方の拡散層に接続される。マルチプレクサ130においてメインビット線選択用信号Y1を選択することで、メインビット線MBL1が、トランジスタ130_1aを介してセンスアンプSA0に接続され、メインビット線MBL2が、トランジスタ130_1bを介してセンスアンプSA1に接続される。これにより、メモリセルMC02及びMC05が選択状態となり、センスアンプSA0及びSA1に、それぞれ電流値ICELL0及びICELL1の電流が流れる。センスアンプSA0は、電流値ICELL0から判定した論理レベルを出力端子DOUT0に出力し、センスアンプSA1は、電流値ICELL1から判定した論理レベルを出力端子DOUT1に出力する。ここで、α(α=0,1,2,…,M−1)番目のサブビット線選択用信号SSαと、偶数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−2)(ここで、n=1,2,…)を選択する場合は、α×2+0番目のサブビット線選択用信号DS(α×2)を選択し、奇数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−1)を選択する場合は、α×2+1番目のサブビット線選択用信号DS(α×2+1)を選択する。
このように、半導体記憶回路1000では、隣接する1対のメインビット線(例えば、図21におけるMBL1とMBL2)を同時に選択して、それぞれのメインビット線をセンスアンプSA0及びSA1に接続する回路構成を採用している。センスアンプSA0及びSA1に接続されているビット線の電圧は安定するため、隣接する1対のメインビット線、及び、これら1対のメインビット線に接続するサブビット線、及び、メインビット線に接続するサブビット線間に挟まれるサブビット線の間で互いに及ぼし合う影響は、低減される。例えば、メインビット線選択用信号Y1を選択することで、隣接する1対のメインビット線MBL[2:1]を同時に選択して、メインビット線MBL2,MBL1、及び、サブビット線SBL5,SBL3、及び、サブビット線SBL4の間で互いに及ぼし合う影響は、低減される。
特開2006−309811号公報 国際公開第2006/035502号
近年、メモリセルの微細化により、ビット線の配線間隔が狭まってビット線間のカップリング容量が増大しているため、隣接するビット線の電圧変動が電流値に及ぼす影響も増大している。一方、メモリセルの微細化や多値化により、電流ウィンドウの電流差が減少している。したがって、ビット線の電圧変動による電流値の変化が電流ウィンドウに及ぼす影響は、相対的に増大している。
従来技術では、隣接する1対のメインビット線を同時に選択して、隣接するビット線の影響を互いに低減している。一方、選択された1対のメインビット線の外側に隣接するメインビット線は、非選択のメモリセルを介して共通電圧源に接続されている。メモリセルは、駆動力が比較的小さいため、外側に隣接するメインビット線が大きく電圧変動すると、非選択のメモリセルを介して共通電圧源との充放電による電圧変動が、読み出し動作中に渡って継続する。この電圧変動は、前述の通り、選択されているメモリセルの電流ウィンドウに対して影響を及ぼす。
例えば、隣接する1対のメインビット線を選択してセンスアンプに接続すると、これらのメインビット線には急激な電圧変動が発生する。この影響で、選択されている1対のメインビット線の外側に隣接するメインビット線にも電圧変動が発生するが、この電圧変動が比較的大きく急激に発生すると、選択されているメモリセルの電流ウィンドウに対して影響を及ぼす。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、選択されている1対のメインビット線の外側に隣接するメインビット線の電圧変動を抑制することができる半導体記憶回路を提供することにある。
本発明に係る半導体記憶回路は、行方向及び列方向に配列された複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイから行方向に並ぶメモリセルを選択する行選択手段と、前記メモリセルアレイから列方向に並ぶメモリセルを複数列選択する列選択手段と、前記複数のメモリセルのデータを出力する複数列のメインビット線と、前記メモリセルアレイ内の、前記行選択手段及び前記列選択手段によって選択された読み取り対象のメモリセルのデータを読み取るデータ読取手段と、前記メモリセルアレイ内の、前記読み取り対象のメモリセルに接続されているメインビット線を、前記データ読取手段に接続する第1のマルチプレクサと、前記複数列のメインビット線の内の、前記読み取り対象のメモリセルに接続されているメインビット線の外側に隣接するメインビット線を、所定電圧に設定する充放電用電圧源に接続する第2のマルチプレクサとを有し、前記データ読取手段は、第1のセンスアンプと第2のセンスアンプとを含み、前記列選択手段は、前記複数列のメインビット線の内の、隣接する1対のメインビット線に接続された1対のメモリセルを選択し、前記第1のマルチプレクサは、前記1対のメインビット線を前記第1のセンスアンプ及び前記第2のセンスアンプにそれぞれ接続し、前記第2のマルチプレクサは、前記1対のメインビット線の外側の各々について、隣接する2本のメインビット線を前記充放電用電圧源に接続することを特徴とする。
本発明によれば、選択されている1対のメインビット線の外側に隣接するメインビット線の電圧変動を抑制することができ、データ読取手段は、読み出し対象となるメモリセル本来の電流を正確に検出することができる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶回路の構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態に係る半導体記憶回路の第2のマルチプレクサ、メモリセルアレイ、及び第1のマルチプレクサの回路図である。 第1の実施形態に係る半導体記憶回路のデータ読み出し動作の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶回路の構成を概略的に示すブロック図である。 第2の実施形態に係る半導体記憶回路の第2のマルチプレクサ、メモリセルアレイ、及び第1のマルチプレクサの回路図である。 第2の実施形態に係る半導体記憶回路のデータ読み出し動作の説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶回路の構成を概略的に示すブロック図である。 第3の実施形態に係る半導体記憶回路の第2のマルチプレクサ、メモリセルアレイ、及び第1のマルチプレクサの回路図である。 第3の実施形態に係る半導体記憶回路のデータ読み出し動作の説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る半導体記憶回路の構成を概略的に示すブロック図である。 第4の実施形態に係る半導体記憶回路の第2のマルチプレクサ、メモリセルアレイ、及び第1のマルチプレクサの回路図である。 第4の実施形態に係る半導体記憶回路のデータ読み出し動作の説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る半導体記憶回路の構成を概略的に示すブロック図である。 第5の実施形態に係る半導体記憶回路の第2のマルチプレクサ、メモリセルアレイ、及び第1のマルチプレクサの回路図である。 第5の実施形態に係る半導体記憶回路のデータ読み出し動作の説明図である。 本発明の第6の実施形態に係る半導体記憶回路の構成を概略的に示すブロック図である。 第6の実施形態に係る半導体記憶回路の第2のマルチプレクサ、メモリセルアレイ、及び第1のマルチプレクサの回路図である。 第6の実施形態に係る半導体記憶回路のデータ読み出し動作の説明図である。 従来の半導体記憶回路の構成を概略的に示すブロック図である。 従来の半導体記憶回路のメモリセルアレイ及びマルチプレクサの回路図である。 従来の半導体記憶回路のデータ読み出し動作の説明図である。
第1の実施形態.
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶回路100の構成を概略的に示すブロック図である。また、図2は、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100の第2のマルチプレクサ110、メモリセルアレイ120、及び第1のマルチプレクサ130の回路図である。図1及び図2に示されるように、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100は、複数のトランジスタ(例えば、トランジスタ110_0,110_1,110_2,110_3,110_4,110_5,…)を含む第2のマルチプレクサ110と、行方向及び列方向に並ぶ複数のメモリセル(例えば、MC00,…,MC07)を含むM個のメモリセルアレイ120と、複数のトランジスタ(例えば、トランジスタ130_0a,130_0b,130_1a,130_1b,130_2a,130_2b,…)を含む第1のマルチプレクサ130と、センスアンプSA0,SA1とを有している。第1の実施形態に係る半導体記憶回路100は、第2のマルチプレクサ110を備える点において、従来の半導体記憶回路1000と相違する。第1の実施形態に係る半導体記憶回路100の他の構成は、図19の半導体記憶回路1000の構成と同様である。
CHRGは、隣接メインビット線の充放電用電圧源である。COMMONは、メモリセルの共通電圧源である。DS[2M−1:0]は、共通電圧源COMMONとサブビット線との間のトランジスタ(図2には、トランジスタ120_0,120_2,120_4,120_6,120_8を示す)の制御端子に印加されるサブビット線選択用信号である。SS[M−1:0]は、メインビット線とサブビット線との間のトランジスタ(図2には、トランジスタ121_1,121_3,121_5,121_7を示す)の制御端子に印加されるサブビット線選択用信号である。Y[K−1:0]は、センスアンプSA0,SA1とメインビット線との間のトランジスタ(図2の構成130内のトランジスタ130_0a,130_0b,130_1a,130_1b,…)の制御端子に印加されるメインビット線選択用信号である。WL[N×M−1:0]は、1行のメモリセルを選択する行選択手段を構成するワード線である。ここで、Mは、メモリセルアレイ120の個数である。Nは、各メモリセルアレイ120が備えるワード線の本数である。Kは、メインビット線選択用信号Yの数(信号本数)である。
SBL[8:0]は、サブビット線であり、MBL[3:0]は、メインビット線である。メインビット線MBL[3:0]には、M個のメモリセルアレイ120が接続されるが、図2には、1つのメモリセルアレイ120のみを示している。また、図2には、複数あるワード線のうちの1つである、ワード線WL0のみを示している。また、サブビット線SBL[8:0]、メインビット線MBL[3:0]、共通電圧源COMMONとサブビット線との間のトランジスタ、メインビット線とサブビット線との間のトランジスタは、各列のメモリセルを選択する列選択手段を構成する。メインビット線MBL[3:0]1列のメモリセルを選択する列選択手段を構成するなお、半導体記憶回路100に入力される各信号は、半導体記憶回路100の動作を制御する回路(図示せず)から入力される。
図3は、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100のデータ読み出し動作の説明図である。図3を用いて、半導体記憶回路100のデータ読み出し動作について説明する。ここでは、メモリセルMC02及びMC05を選択する場合について説明する。メモリセルアレイ120においてワード線WL0を選択することで、メモリセルMC02及びMC05を含む行のメモリセルMC00,…,MC07が導通状態となる。サブビット線選択用信号DS1を選択することで、共通電圧源COMMONが、トランジスタ120_2及びサブビット線SBL2を介してメモリセルMC02の一方の拡散層に接続され、共通電圧源COMMONが、トランジスタ120_6及びサブビット線SBL6を介してメモリセルMC05の一方の拡散層に接続される。サブビット線選択用信号SS0を選択することで、メインビット線MBL1が、トランジスタ121_3及びサブビット線SBL3を介してメモリセルMC02の他方の拡散層に接続され、メインビット線MBL2が、トランジスタ121_5及びサブビット線SBL5を介してメモリセルMC05の他方の拡散層に接続される。第1のマルチプレクサ130においてメインビット線選択用信号Y1を選択することで、メインビット線MBL1が、トランジスタ130_1aを介してセンスアンプSA0に接続され、メインビット線MBL2が、トランジスタ130_1bを介してセンスアンプSA1に接続される。これにより、メモリセルMC02及びMC05が選択状態となり、センスアンプSA0及びSA1に、それぞれ電流値ICELL0及びICELL1の電流が流れる。センスアンプSA0は、電流値ICELL0から判定した論理レベルを出力端子DOUT0に出力し、センスアンプSA1は、電流値ICELL1から判定した論理レベルを出力端子DOUT1に出力する。
ここで、α(α=0,1,2,…,M−1)番目のサブビット線選択用信号SSαと、偶数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−2)(ここで、n=1,2,…)を選択する場合は、α×2+0番目のサブビット線選択用信号DS(α×2)を選択し、奇数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−1)を選択する場合は、α×2+1番目のサブビット線選択用信号DS(α×2+1)を選択する。
第2のマルチプレクサ110においてメインビット線選択用信号Ym(ここで、m=0,1,…,K−1)を選択することで、充放電用電圧源CHRGがメインビット線MBL(m−1)及びMBL(m+2)に接続される。例えば、第2のマルチプレクサ110においてメインビット線選択用信号Y1を選択することで、充放電用電圧源CHRGが、トランジスタ110_0を介してメインビット線MBL0に接続され、充放電用電圧源CHRGが、トランジスタ110_4を介して及びMBL3に接続される。
メモリセルアレイ120においてサブビット線選択用信号SS0を選択することで、メインビット線MBL0が、トランジスタ121_1を介してサブビット線SBL1に接続され、メインビット線MBL3が、トランジスタ121_7を介してサブビット線SBL7に接続される。これにより、メインビット線MBL0及びMBL3、サブビット線SBL1及びSBL7を、充放電用電圧源CHRGの供給電圧の値VCHRGに設定している。
以上に説明したように、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100では、従来の半導体記憶回路1000と同様に、隣接する1対のメインビット線(例えば、MBL1とMBL2)が選択され、それぞれのメインビット線をセンスアンプSA0及びSA1に接続する回路構成を採用している。したがって、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100では、従来の半導体記憶回路1000と同様に、メインビット線MBL2,MBL1、及び、サブビット線SBL5,SBL3、及び、サブビット線SBL4の間で互いに及ぼし合う影響は、低減される。
また、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100では、第2のマルチプレクサ110においてメインビット線MBL0及びMBL3の電圧を、値VCHRGに設定している。これにより、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100では、隣接する1対の選択されているメインビット線の外側に隣接するメインビット線(例えば、メインビット線MBL1の外側に隣接するメインビット線MBL0、及び、メインビット線MBL2の外側に隣接するメインビット線MBL3)の電圧変動を抑える回路を実現することができる。
このため、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100によれば、センスアンプSA0及びSA1は、読み出し対象となるメモリセル本来の電流を正確に検出することができる。
第2の実施形態.
図4は、本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶回路200の構成を概略的に示すブロック図である。また、図5は、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200の第2のマルチプレクサ131、メモリセルアレイ120、及び第1のマルチプレクサ130の回路図である。図4及び図5に示されるように、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200は、複数のトランジスタ(例えば、トランジスタ131_0a,131_0b,131_1a,131_1b,131_2a,131_2b,…)を含む第2のマルチプレクサ131と、行方向及び列方向に並ぶ複数のメモリセル(例えば、MC00,…,MC07)を含むM個のメモリセルアレイ120と、複数のトランジスタ(例えば、トランジスタ130_0a,130_0b,130_1a,130_1b,130_2a,130_2b,…)を含む第1のマルチプレクサ130と、センスアンプSA0,SA1とを有している。第2のマルチプレクサ131は、第1のマルチプレクサ130と同じ構成の回路である。Y[K−1:0]は、センスアンプSA0,SA1とメインビット線との間のトランジスタ(図5の構成130内のトランジスタ130_0a,130_0b,130_1a,130_1b,…)の制御端子に印加されるメインビット線選択用信号である。YC[K−1:0]は、充放電用電圧源CHRGとメインビット線MBL0,MBL1,…との間に接続されたトランジスタ(図5の構成131内のトランジスタ131_0a,131_0b,131_1a,131_1b,…)の制御端子に入力され、充放電用電圧源CHRGに接続するメインビット線を選択するためのメインビット線選択用信号である。第2の実施形態に係る半導体記憶回路200の他の構成は、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100の構成と同様である。
SBL[12:0]は、サブビット線であり、MBL[5:0]は、メインビット線である。メインビット線MBL[5:0]には、M個のメモリセルアレイ120が接続されるが、図5には、1つのメモリセルアレイ120のみを示している。また、図5には、複数あるワード線のうちの1つである、ワード線WL0のみを示している。なお、半導体記憶回路200に入力される各信号は、半導体記憶回路200の動作を制御する回路(図示せず)から入力される。
図6は、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200のデータ読み出し動作の説明図である。図6を用いて、半導体記憶回路200のデータ読み出し動作について説明する。ここでは、メモリセルMC04及びMC07を選択する場合について説明する。メモリセルアレイ120においてワード線WL0を選択することで、メモリセルMC04及びMC07を含む行のメモリセルMC00,…,MC11が導通状態となる。サブビット線選択用信号DS0を選択することで、共通電圧源COMMONが、トランジスタ120_4及びサブビット線SBL4を介してメモリセルMC04の一方の拡散層に接続され、共通電圧源COMMONが、トランジスタ120_8及びサブビット線SBL8を介してメモリセルMC08の一方の拡散層に接続される。サブビット線選択用信号SS0を選択することで、メインビット線MBL2が、トランジスタ121_5及びサブビット線SBL5を介してメモリセルMC04の他方の拡散層に接続され、メインビット線MBL3が、トランジスタ121_7及びサブビット線SBL7を介してメモリセルMC07の他方の拡散層に接続される。第1のマルチプレクサ130においてメインビット線選択用信号Y2を選択することで、メインビット線MBL2が、トランジスタ130_2aを介してセンスアンプSA0に接続され、メインビット線MBL3が、トランジスタ130_2bを介してセンスアンプSA1に接続される。これにより、メモリセルMC04及びMC07が選択状態となり、センスアンプSA0及びSA1に、それぞれ電流値ICELL0及びICELL1の電流が流れる。センスアンプSA0は、電流値ICELL0から判定した論理レベルを出力端子DOUT0に出力し、センスアンプSA1は、電流値ICELL1から判定した論理レベルを出力端子DOUT1に出力する。
ここで、α(α=0,1,2,…,M−1)番目のサブビット線選択用信号SSαと、偶数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−2)(ここで、n=1,2,…)を選択する場合は、α×2+0番目のサブビット線選択用信号DS(α×2)を選択し、奇数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−1)を選択する場合は、α×2+1番目のサブビット線選択用信号DS(α×2+1)を選択する。
第2のマルチプレクサ131においては、メインビット線選択用信号YCm及びYC(m+4)(ここで、m=1,2,…)を選択する。メインビット線選択用信号YCmを選択することで、充放電用電圧源CHRGがメインビット線MBLm及びMBL(m+1)に接続される。また、メインビット線選択用信号YC(m+4)を選択することで、充放電用電圧源CHRGがメインビット線MBL(m+4)及びMBL(m+5)に接続される。例えば、第2のマルチプレクサ131においてメインビット線選択用信号YC0を選択することで、充放電用電圧源CHRGが、トランジスタ131_0a及び131_0bを介してメインビット線MBL0及びMBL1に接続される。また、メインビット線選択用信号YC4を選択することで、充放電用電圧源CHRGが、トランジスタ131_4a及び131_4bを介してメインビット線MBL4及びMBL5に接続される。
メモリセルアレイ120においてサブビット線選択用信号SS0を選択することで、メインビット線MBL0,MBL1,MBL4,MBL5が、トランジスタ121_1,121_3,121_9,121_11を介して、それぞれサブビット線SBL1,SBL3,SBL9,SBL11に接続される。これにより、メインビット線MBL0,MBL1,MBL4,MBL5及びサブビット線SBL1,SBL3,SBL9,SBL11の電圧を、値VCHRGに設定している。
ここで、γ(γ=0,1,2,…,K−1)番目のメインビット線選択用信号Yγを選択する場合は、γ±2のメインビット線選択用信号YC(γ−2)及びYC(γ+2)を選択する。ただし、γ一2<0の場合は、γ一2+K番目のメインビット線選択用信号YCを選択する。また、γ+2>K−1の場合は、γ+2−K番目のメインビット線選択用信号YCを選択する。
以上に説明したように、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200では、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100と同様に、隣接する1対のメインビット線(例えば、MBL2とMBL3)が選択され、それぞれのメインビット線をセンスアンプSA0及びSA1に接続する回路構成を採用している。したがって、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200は、従来の半導体記憶回路1000と同様に、メインビット線MBL2,MBL3、及び、サブビット線SBL5,SBL7、及び、サブビット線SBL6の間で互いに及ぼし合う影響は、低減される。
また、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200は、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100と異なり、充放電用電圧源CHRGに接続するメインビット線の選択に第2のマルチプレクサ131を使用する。第2の実施形態に係る半導体記憶回路200は、第2のマルチプレクサ131により、メインビット線MBL0,MBL1,MBL4,MBL5の電圧を、値VCHRGに設定している。これにより、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200では、隣接する1対の選択されているメインビット線の外側に隣接するメインビット線(例えば、メインビット線MBL2の外側のメインビット線MBL1及びMBL0、並びに、メインビット線MBL3の外側に隣接するメインビット線MBL4及びMBL5)の電圧変動を抑える回路を実現することができる。
このため、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200によれば、センスアンプSA0及びSA1は、読み出し対象となるメモリセル本来の電流を正確に検出することができる。
また、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200において、第2のマルチプレクサ131は、第1のマルチプレクサ130と同じ構成の回路を使用できるため、回路作製を効率化できる。
また、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200においては、書き込み時のメインビット線の選択用などとして、既に第2のマルチプレクサ131と同等の回路を搭載している場合がある。この場合は、制御信号を切り替えるだけでマルチプレクサを共用できるため、回路規模を抑えることができる。
第3の実施形態.
図7は、本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶回路300の構成を概略的に示すブロック図である。また、図8は、第3の実施形態に係る半導体記憶回路300の第2のマルチプレクサ110、メモリセルアレイ320、及び第1のマルチプレクサ130の回路図である。図7及び図8に示されるように、第3の実施形態に係る半導体記憶回路300は、複数のトランジスタ(例えば、トランジスタ110_0,110_1,110_2,110_3,110_4,110_5,…)を含む第2のマルチプレクサ110と、行方向及び列方向に並ぶ複数のメモリセル(例えば、MC00,…,MC07)を含むM個のメモリセルアレイ320と、複数のトランジスタ(例えば、トランジスタ130_0a,130_0b,130_1a,130_1b,130_2a,130_2b,…)を含む第1のマルチプレクサ130と、センスアンプSA0,SA1とを有している。メモリセルアレイ320は、マルチビット型メモリセルを使用する構成としている。マルチビット型メモリセルは、電流の向きを変えることで、異なるデータを出力できる。DS[4M−1:0]は、共通電圧源COMMONとサブビット線との間のトランジスタ(図8には、トランジスタ320_0,320_1,320_2,320_3,320_4,…を示す)の制御端子に印加されるサブビット線選択用信号である。SS[2M−1:0]は、メインビット線とサブビット線との間のトランジスタ(図8には、トランジスタ321_1,321_2,321_3,321_4,…を示す)の制御端子に印加されるサブビット線選択用信号である。第3の実施形態に係る半導体記憶回路300の他の構成は、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100と同様である。
SBL[8:0]は、サブビット線であり、MBL[3:0]は、メインビット線である。メインビット線MBL[3:0]には、M個のメモリセルアレイ320が接続されるが、図8には、1つのメモリセルアレイ320のみを示している。また、図8には、複数あるワード線のうちの1つである、ワード線WL0のみを示している。なお、半導体記憶回路300に入力される各信号は、半導体記憶回路300の動作を制御する回路(図示せず)から入力される。
図9は、第3の実施形態に係る半導体記憶回路300のデータ読み出し動作の説明図である。図9を用いて、半導体記憶回路300のデータ読み出し動作について説明する。ここでは、メモリセルMC02及びMC05を選択する場合について説明する。メモリセルアレイ320においてワード線WL0を選択することで、メモリセルMC02及びMC05を含む行のメモリセルMC00,…,MC07が導通状態となる。サブビット線選択用信号DS2を選択することで、共通電圧源COMMONが、トランジスタ320_2及びサブビット線SBL2を介してメモリセルMC02の一方の拡散層に接続され、共通電圧源COMMONが、トランジスタ320_6及びサブビット線SBL6を介してメモリセルMC05の一方の拡散層に接続される。サブビット線選択用信号SS0を選択することで、メインビット線MBL1が、トランジスタ321_3及びサブビット線SBL3を介してメモリセルMC02の他方の拡散層に接続され、メインビット線MBL2が、トランジスタ321_5及びサブビット線SBL5を介してメモリセルMC05の他方の拡散層に接続される。第1のマルチプレクサ130においてメインビット線選択用信号Y1を選択することで、メインビット線MBL1が、トランジスタ130_1aを介してセンスアンプSA0に接続され、メインビット線MBL2が、トランジスタ130_1bを介してセンスアンプSA1に接続される。これにより、メモリセルMC02及びMC05が選択状態となり、センスアンプSA0及びSA1に、それぞれ電流値ICELL0及びICELL1の電流が流れる。センスアンプSA0は、電流値ICELL0から判定した論理レベルを出力端子DOUT0に出力し、センスアンプSA1は、電流値ICELL1から判定した論理レベルを出力端子DOUT1に出力する。
ここで、2α+β(α=0,1,2,…,M−1、β=0,1)番目のサブビット線選択用信号SS(2α+β)と、偶数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−2)(ここで、n=1,2,…)を選択する場合は、(α×2+0)×2+β番目のサブビット線選択用信号DS((α×2+0)×2+β)を選択し、奇数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−1)を選択する場合は、(α×2+1)×2+β番目のサブビット線選択用信号DS((α×2+1)×2+β)を選択する。
第2のマルチプレクサ110においてメインビット線選択用信号Ym(ここで、m=0,1,2,…,K−1)を選択することで、充放電用電圧源CHRGがメインビット線MBL(m−1)及びMBL(m+2)に接続される。例えば、第2のマルチプレクサ110においてメインビット線選択用信号Y1を選択することで、充放電用電圧源CHRGが、トランジスタ110_0を介してメインビット線MBL0に接続され、充放電用電圧源CHRGが、トランジスタ110_4を介して及びMBL3に接続される。
メモリセルアレイ320においてサブビット線選択用信号SS0を選択することで、メインビット線MBL0が、トランジスタ321_1を介してサブビット線SBL1に接続され、メインビット線MBL3が、トランジスタ321_7を介してサブビット線SBL7に接続される。これにより、メインビット線MBL0及びMBL3、サブビット線SBL1及びSBL7を、充放電用電圧源CHRGの供給電圧の値VCHRGに設定している。
以上に説明したように、第3の実施形態に係る半導体記憶回路300は、メモリセルアレイ320を使用しているが、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100と同様に、隣接する1対のメインビット線(例えば、MBL1とMBL2)が選択され、それぞれのメインビット線をセンスアンプSA0及びSA1に接続する回路構成を採用している。したがって、第3の実施形態に係る半導体記憶回路300では、従来の半導体記憶回路1000と同様に、メインビット線MBL2,MBL1、及び、サブビット線SBL5,SBL3、及び、サブビット線SBL4の間で互いに及ぼし合う影響は、低減される。
また、第3の実施形態に係る半導体記憶回路300では、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100と同様に、第2のマルチプレクサ110により、メインビット線MBL0及びMBL3の電圧を、値VCHRGに設定している。これにより、第3の実施形態に係る半導体記憶回路300では、マルチビット型メモリセルを使用するメモリセルアレイ320においても、隣接する1対の選択されているメインビット線の外側に隣接するメインビット線(例えば、メインビット線MBL1の外側のメインビット線MBL0、及び、メインビット線MBL2の外側に隣接するメインビット線MBL3)の電圧変動を抑える回路を実現することができる。
このため、第3の実施形態に係る半導体記憶回路300によれば、センスアンプSA0及びSA1は、読み出し対象となるメモリセル本来の電流を正確に検出することができる。
第4の実施形態.
図10は、本発明の第4の実施形態に係る半導体記憶回路400の構成を概略的に示すブロック図である。図11は、第4の実施形態に係る半導体記憶回路400の第2のマルチプレクサ131、メモリセルアレイ320、及び第1のマルチプレクサ130の回路図である。図10及び図11に示されるように、第4の実施形態に係る半導体記憶回路400は、複数のトランジスタ(例えば、トランジスタ131_0a,131_0b,131_1a,131_1b,131_2a,131_2b,…)を含む第2のマルチプレクサ131と、行方向及び列方向に並ぶ複数のメモリセル(例えば、MC00,…,MC07)を含むM個のメモリセルアレイ320と、複数のトランジスタ(例えば、トランジスタ130_0a,130_0b,130_1a,130_1b,130_2a,130_2b,…)を含む第1のマルチプレクサ130と、センスアンプSA0,SA1とを有している。メモリセルアレイ320は、マルチビット型メモリセルを使用する構成としている。マルチビット型メモリセルは、電流の向きを変えることで、異なるデータを出力できる。DS[4M−1:0]は、共通電圧源COMMONとサブビット線との間のトランジスタ(図11には、トランジスタ320_0,320_1,320_2,320_3,320_4,…を示す)の制御端子に印加されるサブビット線選択用信号である。SS[2M−1:0]は、メインビット線とサブビット線との間のトランジスタ(図11には、トランジスタ321_1,321_2,321_3,121_4,…を示す)の制御端子に印加されるサブビット線選択用信号である。第4の実施形態に係る半導体記憶回路400の他の構成は、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200と同様である。
SBL[12:0]は、サブビット線であり、MBL[5:0]は、メインビット線である。メインビット線MBL[5:0]には、M個のメモリセルアレイ320が接続されるが、図11には、1つのメモリセルアレイ320のみを示している。また、図11には、複数あるワード線のうちの1つである、ワード線WL0のみを示している。なお、半導体記憶回路400に入力される各信号は、半導体記憶回路400の動作を制御する回路(図示せず)から入力される。
図12は、第4の実施形態に係る半導体記憶回路400のデータ読み出し動作の説明図である。図12を用いて、半導体記憶回路400のデータ読み出し動作について説明する。ここでは、メモリセルMC04及びMC07を選択する場合について説明する。メモリセルアレイ320においてワード線WL0を選択することで、メモリセルMC04及びMC07を含む行のメモリセルMC00,…,MC11が導通状態となる。サブビット線選択用信号DS0を選択することで、共通電圧源COMMONが、トランジスタ320_4及びサブビット線SBL4を介してメモリセルMC04の一方の拡散層に接続され、共通電圧源COMMONが、トランジスタ320_8及びサブビット線SBL8を介してメモリセルMC08の一方の拡散層に接続される。サブビット線選択用信号SS0を選択することで、メインビット線MBL2が、トランジスタ321_5及びサブビット線SBL5を介してメモリセルMC04の他方の拡散層に接続され、メインビット線MBL3が、トランジスタ321_7及びサブビット線SBL7を介してメモリセルMC07の他方の拡散層に接続される。第1のマルチプレクサ130においてメインビット線選択用信号Y2を選択することで、メインビット線MBL2が、トランジスタ130_2aを介してセンスアンプSA0に接続され、メインビット線MBL3が、トランジスタ130_2bを介してセンスアンプSA1に接続される。これにより、メモリセルMC04及びMC07が選択状態となり、センスアンプSA0及びSA1にそれぞれ、電流値ICELL0及びICELL1の電流が流れる。センスアンプSA0は、電流値ICELL0から判定した論理レベルを出力端子DOUT0に出力し、センスアンプSA1は、電流値ICELL1から判定した論理レベルを出力端子DOUT1に出力する。
ここで、2α+β(α=0,1,2,…,M−1、β=0,1)番目のサブビット線選択用信号SS(2α+β)と、偶数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−2)(ここで、n=1,2,…)を選択する場合は、(α×2+0)×2+β番目のサブビット線選択用信号DS((α×2+0)×2+β)を選択し、奇数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−1)を選択する場合は、(α×2+1)×2+β番目のサブビット線選択用信号DS((α×2+1)×2+β)を選択する。
第2のマルチプレクサ131においてメインビット線選択用信号YCp(ここで、p=0,1,2,…,K−1)を選択することで、充放電用電圧源CHRGがメインビット線MBLp及びMBL(p+1)に接続される。また、第2のマルチプレクサ131においてメインビット線選択用信号YC(p+4)を選択することで、充放電用電圧源CHRGがメインビット線MBL(p+4)及びMBL(p+5)に接続される。例えば、第2のマルチプレクサ131においてメインビット線選択用信号YC0を選択することで、充放電用電圧源CHRGが、トランジスタ131_0a及び131_0bを介してメインビット線MBL0及びMBL1に接続される。また、メインビット線選択用信号YC4を選択することで、充放電用電圧源CHRGが、トランジスタ131_4a及び131_4bを介してメインビット線MBL4及びMBL5に接続される。
メモリセルアレイ320においてサブビット線選択用信号SS0を選択することで、メインビット線MBL0,MBL1,MBL4,MBL5が、トランジスタ321_1,321_3,321_9,321_11を介して、それぞれサブビット線SBL1,SBL3,SBL9,SBL11に接続される。これにより、メインビット線MBL0,MBL1,MBL4,MBL5及びサブビット線SBL1,SBL3,SBL9,SBL11の電圧を、値VCHRGに設定している。
ここで、γ(γ=0,1,2,…,K−1)番目のメインビット線選択用信号Yγを選択する場合は、γ±2のメインビット線選択用信号YC(γ−2)及びYC(γ+2)を選択する。ただし、γ一2<0の場合は、γ一2+K番目のメインビット線選択用信号YCを選択する。また、γ+2>K−1の場合は、γ+2−K番目のメインビット線選択用信号YCを選択する。
以上に説明したように、第4の実施形態に係る半導体記憶回路400は、メモリセルアレイ320を使用しているが、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200と同様に、隣接する1対のメインビット線を選択して、それぞれのメインビット線をセンスアンプSA0及びSA1に接続する回路構成を採用している。したがって、第4の実施形態に係る半導体記憶回路400は、従来の半導体記憶回路1000と同様に、メインビット線MBL2,MBL3、及び、サブビット線SBL5,SBL7、及び、サブビット線SBL6の間で互いに及ぼし合う影響は、低減される。
また、第4の実施形態に係る半導体記憶回路400は、第3の実施形態に係る半導体記憶回路300と異なり、充放電用電圧源CHRGに接続するメインビット線の選択に第2のマルチプレクサ131を使用する。第4の実施形態に係る半導体記憶回路400は、第2のマルチプレクサ131により、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200と同様に、メインビット線MBL0,MBL1,MBL4,MBL5の電圧を値VCHRGに設定している。これにより、第4の実施形態に係る半導体記憶回路400は、隣接する1対の選択されているメインビット線の外側に隣接するメインビット線(例えば、メインビット線MBL2の外側のメインビット線MBL1及びMBL0、並びに、メインビット線MBL3の外側に隣接するメインビット線MBL4及びMBL5)の電圧変動を抑える回路を実現することができる。
このため、第4の実施形態に係る半導体記憶回路400によれば、センスアンプSA0及びSA1は、読み出し対象となるメモリセル本来の電流を正確に検出することができる。
また、第4の実施形態に係る半導体記憶回路400は、第2のマルチプレクサ131を使用することによって、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200の場合と同等に、回路作製の効率化、及び、回路規模の抑制の効果を得ることができる。
第5の実施形態.
図13は、本発明の第5の実施形態に係る半導体記憶回路500の構成を概略的に示すブロック図である。図14は、第5の実施形態に係る半導体記憶回路500の第2のマルチプレクサ110、メモリセルアレイ520、及び第1のマルチプレクサ130の回路図である。図13及び図14に示されるように、第5の実施形態に係る半導体記憶回路500は、複数のトランジスタ(例えば、トランジスタ110_0,110_1,110_2,110_3,110_4,110_5,…)を含む第2のマルチプレクサ110と、行方向及び列方向に並ぶ複数のメモリセル(例えば、MC00,…,MC07)を含むM個のメモリセルアレイ520と、複数のトランジスタ(例えば、トランジスタ130_0a,130_0b,130_1a,130_1b,130_2a,130_2b,…)を含む第1のマルチプレクサ130と、センスアンプSA0,SA1とを有している。メモリセルアレイ520は、マルチビット型メモリセルを使用する構成としている。マルチビット型メモリセルは、電流の向きを変えることで、異なるデータを出力できる。DS[8M−1:0]は、共通電圧源COMMONとサブビット線との間のトランジスタ(図14には、トランジスタ520_0,520_1…,520_16を示す)の制御端子に印加されるサブビット線選択用信号である。SS[4M−1:0]は、メインビット線とサブビット線との間のトランジスタ(図14には、トランジスタ521_1,521_2,521_3,…,521_16を示す)の制御端子に印加されるサブビット線選択用信号である。第5の実施形態に係る半導体記憶回路500の他の構成は、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100と同様である。
SBL[16:0]は、サブビット線であり、MBL[3:0]は、メインビット線である。メインビット線MBL[3:0]には、M個のメモリセルアレイ520が接続されるが、図14には、1つのメモリセルアレイ520のみを示している。また、図14には、複数あるワード線のうちの1つである、ワード線WL0のみを示している。
図15は、第5の実施形態に係る半導体記憶回路500のデータ読み出し動作の説明図である。図15を用いて、半導体記憶回路500のデータ読み出し動作について説明する。ここでは、メモリセルMC04及びMC09を選択する場合について説明する。メモリセルアレイ520においてワード線WL0を選択することで、メモリセルMC04及びMC09を含む行のメモリセルMC00,…,MC15が導通状態となる。サブビット線選択用信号DS2及びDS4を選択することで、共通電圧源COMMONが、トランジスタ520_4及びサブビット線SBL4を介してメモリセルMC04の一方の拡散層に接続され、共通電圧源COMMONが、トランジスタ520_10及びサブビット線SBL10を介してメモリセルMC09の一方の拡散層に接続される。サブビット線選択用信号SS0を選択することで、メインビット線MBL1が、トランジスタ521_5及びサブビット線SBL5を介してメモリセルMC04の他方の拡散層に接続され、メインビット線MBL2が、トランジスタ521_9及びサブビット線SBL9を介してメモリセルMC09の他方の拡散層に接続される。第1のマルチプレクサ130においてメインビット線選択用信号Y1を選択することで、メインビット線MBL1が、トランジスタ130_1aを介してセンスアンプSA0に接続され、メインビット線MBL2が、トランジスタ130_1bを介してセンスアンプSA1に接続される。これにより、メモリセルMC04及びMC09が選択状態となり、センスアンプSA0及びSA1に、それぞれ電流値ICELL0及びICELL1の電流が流れる。センスアンプSA0は、電流値ICELL0から判定した論理レベルを出力端子DOUT0に出力し、センスアンプSA1は、電流値ICELL1から判定した論理レベルを出力端子DOUT1に出力する。
ここで、4α+β(α=0,1,2,…,M−1、β=0,1,2,3)番目のサブビット線選択用信号SS(4α+β)と、偶数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−2)(ここで、n=1,2,…)を選択する場合は、(α×2+0)×4+β番目と(α×2+0)×4+β+6番目のサブビット線選択用信号DS((α×2+0)×4+β)及びDS((α×2+0)×4+β+6)を選択し、奇数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−1)を選択する場合は、(α×2+1)×4+β番目と(α×2+1)×4+β+6番目のサブビット線選択用信号DS((α×2+1)×4+β)及びDS((α×2+1)×4+β+6)DSを選択する。
ただし、(α×2+0)×4+β+6≧((α+1)×2)×4の場合は、(α×2+0)×4+β+6番目ではなく、((α−1)×2+0)×4+β+6番目のサブビット線選択用信号DS(((α−1)×2+0)×4+β+6)を選択する。
同様に、(α×2+1)×4+β+6≧((α+1)×2)×4の場合は、(α×2+1)×4+β+6番目ではなく、((α−1)×2+1)×4+β+6番目のサブビット線選択用信号DS(((α−1)×2+1)×4+β+6)を選択する。
第2のマルチプレクサ110においてメインビット線選択用信号Ym(ここで、m=0,1,2,…,K−1)を選択することで、充放電用電圧源CHRGがメインビット線MBL(m−1)及びMBL(m+2)に接続される。例えば、第2のマルチプレクサ110においてメインビット線選択用信号Y1を選択することで、充放電用電圧源CHRGが、トランジスタ110_0を介してメインビット線MBL0に接続され、充放電用電圧源CHRGが、トランジスタ110_4を介して及びMBL3に接続される。
メモリセルアレイ520においてサブビット線選択用信号SS0を選択することで、メインビット線MBL0が、トランジスタ521_1を介してサブビット線SBL1に接続され、メインビット線MBL3が、トランジスタ521_13を介してサブビット線SBL13に接続される。これにより、メインビット線MBL0及びMBL3、サブビット線SBL1及びSBL13を、充放電用電圧源CHRGの供給電圧の値VCHRGに設定している。
以上に説明したように、第5の実施形態に係る半導体記憶回路500は、メモリセルアレイ520を使用しているが、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100と同様に、隣接する1対のメインビット線を選択して、それぞれのメインビット線をセンスアンプSA0及びSA1に接続する回路構成を採用している。したがって、第5の実施形態に係る半導体記憶回路500では、従来の半導体記憶回路1000と同様に、メインビット線MBL2,MBL1、及び、サブビット線SBL9,SBL5、及び、サブビット線SBL8,SBL7,SBL6の間で互いに及ぼし合う影響は、低減される。
また、第5の実施形態に係る半導体記憶回路500は、第1の実施形態に係る半導体記憶回路100と同様に、第2のマルチプレクサ110においてメインビット線MBL0及びMBL3の電圧を値VCHRGに設定している。これにより、第5の実施形態に係る半導体記憶回路500は、マルチビット型メモリセルを使用するメモリセルアレイ520においても、隣接する1対の選択されているメインビット線の外側に隣接するメインビット線(例えば、メインビット線MBL1の外側のメインビット線MBL0、及び、メインビット線MBL2の外側に隣接するメインビット線MBL3)の電圧変動を抑える回路を実現することができる。
また、第5の実施形態に係る半導体記憶回路500のメモリセルアレイ520は、半導体記憶回路300のメモリセルアレイ320と異なり、隣接する1対の選択されているメインビット線間に4つのメモリセルが存在する。これにより、メインビット線間隔を大きくして、メインビット線間のカップリング容量を低減できる。
このため、第5の実施形態に係る半導体記憶回路500によれば、センスアンプSA0及びSA1は、読み出し対象となるメモリセル本来の電流を正確に検出することができる。
第6の実施形態.
図16は、本発明の第6の実施形態に係る半導体記憶回路600の構成を概略的に示すブロック図である。図17は、第6の実施形態に係る半導体記憶回路600の第2のマルチプレクサ131、メモリセルアレイ520、及び第1のマルチプレクサ130の回路図である。図16及び図17に示されるように、第6の実施形態に係る半導体記憶回路600は、複数のトランジスタ(例えば、トランジスタ131_0a,131_0b,131_1a,131_1b,131_2a,131_2b,…)を含む第2のマルチプレクサ131と、行方向及び列方向に並ぶ複数のメモリセル(例えば、MC00,…,MC23)を含むM個のメモリセルアレイ520と、複数のトランジスタ(例えば、トランジスタ130_0a,130_0b,130_1a,130_1b,130_2a,130_2b,…)を含む第1のマルチプレクサ130と、センスアンプSA0,SA1とを有している。メモリセルアレイ520は、マルチビット型メモリセルを使用する構成としている。マルチビット型メモリセルは、電流の向きを変えることで、異なるデータを出力できる。DS[8M−1:0]は、共通電圧源COMMONとサブビット線との間のトランジスタ(図17には、トランジスタ520_0,520_1,520_2,520_3,520_4,…を示す)の制御端子に印加されるサブビット線選択用信号である。SS[4M−1:0]は、メインビット線とサブビット線との間のトランジスタ(図17には、トランジスタ321_1,321_2,321_3,121_4,…を示す)の制御端子に印加されるサブビット線選択用信号である。第6の実施形態に係る半導体記憶回路600の他の構成は、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200と同様である。
SBL[24:0]は、サブビット線であり、MBL[5:0]は、メインビット線である。メインビット線MBL[5:0]には、M個のメモリセルアレイ520が接続されるが、図5には、1つのメモリセルアレイ520のみを示している。また、図17には、複数あるワード線のうちの1つである、ワード線WL0のみを示している。なお、半導体記憶回路400に入力される各信号は、半導体記憶回路400の動作を制御する回路(図示せず)から入力される。
図18は、第6の実施形態に係る半導体記憶回路600のデータ読み出し動作の説明図である。図18を用いて、半導体記憶回路600のデータ読み出し動作について説明する。ここでは、メモリセルMC08及びMC13を選択する場合について説明する。メモリセルアレイ520においてワード線WL0を選択することで、メモリセルMC08及びMC13を含む行のメモリセルMC00,…,MC23が導通状態となる。サブビット線選択用信号DS0及びDS6を選択することで、共通電圧源COMMONが、トランジスタ520_8及びサブビット線SBL8を介してメモリセルMC08の一方の拡散層に接続され、共通電圧源COMMONが、トランジスタ520_14及びサブビット線SBL14を介してメモリセルMC13の一方の拡散層に接続される。サブビット線選択用信号SS0を選択することで、メインビット線MBL2が、トランジスタ521_9及びサブビット線SBL9を介してメモリセルMC08の他方の拡散層に接続され、メインビット線MBL3が、トランジスタ521_13及びサブビット線SBL13を介してメモリセルMC13の他方の拡散層に接続される。第1のマルチプレクサ130においてメインビット線選択用信号Y2を選択することで、メインビット線MBL2が、トランジスタ130_2aを介してセンスアンプSA0に接続され、メインビット線MBL3が、トランジスタ130_2bを介してセンスアンプSA1に接続される。これにより、メモリセルMC08及びMC13が選択状態となり、センスアンプSA0及びSA1に、それぞれ電流値ICELL0及びICELL1の電流が流れる。センスアンプSA0は、電流値ICELL0から判定した論理レベルを出力端子DOUT0に出力し、センスアンプSA1は、電流値ICELL1から判定した論理レベルを出力端子DOUT1に出力する。
ここで、4α+β(α=0,1,2,…,M−1、β=0,1,2,3)番目のサブビット線選択用信号SS(4α+β)と、偶数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−2)(ここで、n=1,2,…)を選択する場合は、(α×2+0)×4+β番目と(α×2+0)×4+β+6番目のサブビット線選択用信号DS((α×2+0)×4+β)及びDS((α×2+0)×4+β+6)を選択し、奇数番号のメインビット線選択用信号Y(2n−1)を選択する場合は、(α×2+1)×4+β番目と(α×2+1)×4+β+6番目のサブビット線選択用信号DS((α×2+1)×4+β)及びDS((α×2+1)×4+β+6)DSを選択する。
ただし、(α×2+0)×4+β+6≧((α+1)×2)×4の場合は、(α×2+0)×4+β+6番目ではなく、((α−1)×2+0)×4+β+6番目のサブビット線選択用信号DS(((α−1)×2+0)×4+β+6)を選択する。
同様に、((α×2+1)×4+β+6≧((α+1)×2)×4の場合は、(α×2+1)×4+β+6番目ではなく、((α−1)×2+1)×4+β+6番目のサブビット線選択用信号DS(((α−1)×2+1)×4+β+6)を選択する。
第2のマルチプレクサ131においてメインビット線選択用信号YCp(ここで、p=0,1,2,…,K−1)を選択することで、充放電用電圧源CHRGがメインビット線MBLp及びMBL(p+1)に接続される。また、第2のマルチプレクサ131においてメインビット線選択用信号YC(p+4)を選択することで、充放電用電圧源CHRGがメインビット線MBL(p+4)及びMBL(p+5)に接続される。例えば、第2のマルチプレクサ131においてメインビット線選択用信号YC0を選択することで、充放電用電圧源CHRGが、トランジスタ131_0a及び131_0bを介してメインビット線MBL0及びMBL1に接続される。また、メインビット線選択用信号YC4を選択することで、充放電用電圧源CHRGが、トランジスタ131_4a及び131_4bを介してメインビット線MBL4及びMBL5に接続される。
メモリセルアレイ520においてサブビット線選択用信号SS0を選択することで、メインビット線MBL0,MBL1,MBL4,MBL5が、トランジスタ521_1,521_5,521_17,521_21を介して、それぞれサブビット線SBL1,SBL5,SBL17,SBL21に接続される。これにより、メインビット線MBL0,MBL1,MBL4,MBL5及びサブビット線SBL1,SBL5,SBL17,SBL21の電圧を、値VCHRGに設定している。
ここで、γ(γ=0,1,2,…,K−1)番目のメインビット線選択用信号Yγを選択する場合は、γ±2のメインビット線選択用信号YC(γ−2)及びYC(γ+2)を選択する。ただし、γ一2<0の場合は、γ一2+K番目のメインビット線選択用信号YCを選択する。また、γ+2>K−1の場合は、γ+2−K番目のメインビット線選択用信号YCを選択する。
以上に説明したように、第6の実施形態に係る半導体記憶回路600は、メモリセルアレイ520を使用しているが、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200と同様に、隣接する1対のメインビット線を選択して、それぞれのメインビット線をセンスアンプSA0及びSA1に接続する回路構成を採用している。したがって、第6の実施形態に係る半導体記憶回路600は、従来の半導体記憶回路1000と同様に、メインビット線MBL2,MBL3、及び、サブビット線SBL9,SBL13、及び、サブビット線SBL10,SBL11,SBL12の間で互いに及ぼし合う影響は、低減される。
また、第6の実施形態に係る半導体記憶回路600は、第3の実施形態に係る半導体記憶回路300と異なり、充放電用電圧源CHRGに接続するメインビット線の選択に第2のマルチプレクサ131を使用する。第6の実施形態に係る半導体記憶回路600は、第2のマルチプレクサ131により、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200と同様に、メインビット線MBL0,MBL1,MBL4,MBL5の電圧を、値VCHRGに設定している。これにより、第6の実施形態に係る半導体記憶回路600は、隣接する1対の選択されているメインビット線の外側に隣接するメインビット線(例えば、メインビット線MBL2の外側のメインビット線MBL1及びMBL0、並びに、メインビット線MBL3の外側に隣接するメインビット線MBL4及びMBL5)の電圧変動を抑える回路を実現することができる。
このため、第6の実施形態に係る半導体記憶回路600によれば、センスアンプSA0及びSA1は、読み出し対象となるメモリセル本来の電流を正確に検出することができる。
また、第6の実施形態に係る半導体記憶回路600は、第2のマルチプレクサ131を使用することによって、第2の実施形態に係る半導体記憶回路200の場合と同等に、回路作製の効率化、及び、回路規模の抑制の効果を得ることができる。
また、第6の実施形態に係る半導体記憶回路600のメモリセルアレイ520は、半導体記憶回路300のメモリセルアレイ320と異なり、隣接する1対の選択されているメインビット線間に4つのメモリセルが存在する。これにより、メインビット線間隔を大きくして、メインビット線間のカップリング容量を低減できる。
なお、第1〜第6の実施形態に記載の半導体記憶回路は、不揮発性半導体記憶回路のデータ読み出しに適用できる。
また、第3〜第6の実施形態は、第1〜第2の実施形態がマルチビット型メモリセルを使用するメモリセルアレイにも応用できることを示している。
また、第3〜第4の実施形態に記載の半導体記憶回路は、1対のメインビット線間に2つのメモリセルを挟み込む例を示しており、第5〜第6の実施形態に記載の半導体記憶回路は、1対のメインビット線間に4つのメモリセルを挟み込む例を示している。
また、第1〜第6の実施形態で説明したように、本発明においては、メインビット線間に挟み込むメモリセル数を任意に設定できる。
また、第1〜第6の実施形態は、共通電圧にメモリセルのドレイン電圧(1.0V〜2.0V)を使用し、センスアンプSA0,SA1に電流が流入する構成で説明したが、電流の向きを逆転して、共通電圧にメモリセルのソース電圧(≒0.0V)を使用し、センスアンプSA0,SA1から電流が流出する構成でも適用できる。
100,200,300,400,500,600 半導体記憶回路、
110,131 第2のマルチプレクサ、
120,320,520 メモリセルアレイ、
130 第1のマルチプレクサ、
SA0,SA1 センスアンプ、
CHRG 充放電用電圧源、
VCHRG CHRGの電圧の値、
COMMON 共通電圧源、
DS サブビット線選択用信号、
SS サブビット線選択用信号、
Y メインビット線選択用信号、
YC メインビット線選択用信号、
WL ワード線、
SBL サブビット線、
MBL メインビット線、
MC メモリセル。

Claims (5)

  1. 行方向及び列方向に配列された複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイから行方向に並ぶメモリセルを選択する行選択手段と、
    前記メモリセルアレイから列方向に並ぶメモリセルを複数列選択する列選択手段と、
    前記複数のメモリセルのデータを出力する複数列のメインビット線と、
    前記メモリセルアレイ内の、前記行選択手段及び前記列選択手段によって選択された読み取り対象のメモリセルのデータを読み取るデータ読取手段と、
    前記メモリセルアレイ内の、前記読み取り対象のメモリセルに接続されているメインビット線を、前記データ読取手段に接続する第1のマルチプレクサと、
    前記複数列のメインビット線の内の、前記読み取り対象のメモリセルに接続されているメインビット線の外側に隣接するメインビット線を、所定電圧に設定する充放電用電圧源に接続する第2のマルチプレクサと
    を有し、
    前記データ読取手段は、第1のセンスアンプと第2のセンスアンプとを含み、
    前記列選択手段は、前記複数列のメインビット線の内の、隣接する1対のメインビット線に接続された1対のメモリセルを選択し、
    前記第1のマルチプレクサは、前記1対のメインビット線を前記第1のセンスアンプ及び前記第2のセンスアンプにそれぞれ接続し、
    前記第2のマルチプレクサは、前記1対のメインビット線の外側の各々について、隣接する2本のメインビット線を前記充放電用電圧源に接続する
    ことを特徴とする半導体記憶回路。
  2. 前記第2のマルチプレクサは、前記第1のマルチプレクサと同一の回路からなることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶回路。
  3. 前記メモリセルアレイは、マルチビット型メモリセルアレイであることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶回路。
  4. 前記メモリセルは、ゲートと、ソース又はドレインとなる1対の拡散層とからなるトランジスタであり、
    前記行選択手段は、行方向に並ぶ複数のメモリセルのゲートに接続されたワード線を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体記憶回路。
  5. 前記列選択手段は、
    前記メモリセルの一方の拡散層を共通電圧源に接続するための第1のサブビット線と、
    前記共通電圧源と前記第1のサブビット線との間に配置された第1のトランジスタと、
    前記メモリセルの他方の拡散層を前記メインビット線に接続するための第2のサブビット線と、
    前記メインビット線と前記第2のサブビット線との間に配置された第2のトランジスタと
    を含むことを特徴とする請求項に記載の半導体記憶回路。
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