JP2006212820A - ガラス繊維シート及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い光拡散性を有すると同時に光透過性が向上されたガラス繊維シート、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 ガラス繊維シートは、経糸12及び緯糸14を織り合わせてなるガラス繊維織物10と、ガラス繊維織物10に沿って形成された樹脂被膜層20と、樹脂被膜層20の片面に形成されたビーズ層30と、を有する。ガラス繊維織物10と樹脂被膜層20は光の屈折率がほぼ同じであり透明であるため、ガラス繊維シートの全光線透過率を高めている。また、ビーズ層は、ビーズを均一に混ぜ合わせた樹脂を固化して形成されているため、ガラス繊維シートのヘーズを増加させ、光拡散性を高めている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光源からの光を透過・拡散させるガラス繊維シート、及びその製造方法に関する。
面照明装置や内照式看板などの照明装置においては、一般に、その発光面において輝度が充分に高いこと、及び輝度分布が発光面全体に充分に均一であることが求められる。そのような発光面としては、光源からの光を拡散させる光拡散シートが用いられる。光拡散シートとして、例えばアクリル樹脂シートなどの樹脂シートや、艶消しガラス板などが一般的に用いられている。樹脂シートを光拡散シートとした一例として、特許文献1には、ポリプロピレンフィルムの表面にビーズを分散した樹脂層を形成したものが記載されている。さらに、ガラス繊維織物を基布として用いたガラス繊維シートについても、このような光拡散シートへの利用がすすめられている。ガラス繊維シートを光拡散シートとした一例として、特許文献2には、ガラス繊維織物の一面にフッ素樹脂層を形成したものが記載されている。
特開平8−220310号公報 特開2001−55646号公報
近年、照明などの光を均一に拡散させる光拡散シートに対して、高強度化、難燃性、寸法安定性などの要求が増してきている。このような要求に対して、樹脂シートからなる光拡散シートでは高強度化することが困難であった。また、樹脂シートは可燃材であるため、防火上の問題から法規制によって樹脂シートを天井面に用いることができない。また、樹脂シートは、使用状態によって変形してしまう特質があるため寸法安定性が悪い、といった問題もある。また、艶消しガラス板からなる光拡散シートでは、地震などにより落下した場合に割れて飛散するため危険である、といった問題もある。
これらに対して、ガラス繊維シートによる光拡散シートは、高い光拡散性を有すると同時に、ガラス繊維織物を基布としているため高強度化、難燃性、寸法安定性を実現することができた。しかしながら、従来のガラス繊維シートでは、照明装置において必要とされる照明性能が充分に得られていない、という問題がある。すなわち、ガラス繊維シートの光拡散性を高くして照明の均一性を確保すると、ガラス繊維シートの光透過性が低くなってしまう、という問題があった。例えば、特許文献2に示されたガラス繊維シートでは、平行光線透過率を5%以下として高い光拡散性を実現しているが、光透過性を示す全光線透過率60%は程度であった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、高い光拡散性を有すると同時に光透過性が向上されたガラス繊維シート、及びその製造方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係るガラス繊維シートは、入射した光を透過・拡散させるガラス繊維シートであって、少なくとも1枚のガラス繊維織物と、ガラス繊維織物と屈折率の差が±0.02以下である樹脂を、10〜500g/mの割合でガラス繊維織物に含浸、固化して形成された樹脂被膜層と、樹脂被膜層の少なくとも片面に、ビーズを分散させた樹脂で形成されたビーズ層と、を備え、全光線透過率が80%以上で、ヘーズが80%以上であることを特徴とする。
本発明に係るガラス繊維シートにおいては、ガラス繊維織物の屈折率と、樹脂層を構成する樹脂の屈折率の差が±0.02以下であるため、ガラス繊維シートのうちガラス繊維織物と樹脂層で形成された部分は透明である。また、樹脂層の樹脂は10g/m以上の割合で含浸、固化されるため、ガラス繊維織物の模様が浮き出てしまったり、樹脂の含浸不良により白化して見えるようなこともない。よって、ガラス繊維シートのガラス繊維織物と樹脂層で形成された部分は、入射した光を高い割合で透過させ、全光線透過率を80%以上と高くするのに寄与している。なお、全光線透過率とは、ガラス繊維シートに入射した光のうち、ガラス繊維シートを透過した光の割合である。
また、樹脂層の少なくとも片面に形成されたビーズ層は、ビーズが分散された樹脂で形成されているため、入射した光はビーズにより高い割合で拡散され、ヘーズを80%以上と高くすることに寄与している。なお、ヘーズとは、全光線透過率に対する拡散透過率の比である。即ち、ヘーズが高いほど、高い割合で光が拡散することを意味している。
さらに、本発明に係るガラス繊維シートにおいては、樹脂層の樹脂は500g/m以下の割合で含浸、固化されているため、ガラス繊維シートのうち比較的に燃えやすい部分である樹脂の割合が低く抑えられており、ガラス繊維シートを難燃性に優れたものとしている。特に、樹脂層の樹脂を300g/m以下とすれば、一般的な建築規格に適合するほど良好な不燃性を達成することができる。なお、優れた樹脂含浸性、不燃性、光透過性を得るために、ガラス繊維織物100重量部に対して、ガラス繊維織物との屈折率の差が±0.02以下の樹脂は、80重量部から300重量部であることが好ましい。
また、上述したガラス繊維シートにおいて、ガラス繊維織物に含浸される樹脂は、熱硬化性樹脂であることが好ましい。熱硬化性樹脂は、ほぼ常温にて粘度が小さく流動性が高い特質を有している。よって、ほぼ常温にて熱硬化性樹脂をガラス繊維織物に含浸することで、熱硬化性樹脂をガラス繊維織物の繊維の隅々まで行き渡らせることができ、良好に含浸を行うことができる。これによれば、常温雰囲気中で樹脂の含浸を行うことができるため、ガラス繊維シートの製造の容易化の観点から好ましい。
また、上述したガラス繊維シートにおいて、ガラス繊維織物の単位面積当たりの質量は、10〜300g/mであることが好ましい。ガラス繊維織物の質量を10g/m以上とすることで、ガラス繊維シートの強度を十分に高めることができる。また、ガラス繊維織物の質量を300g/m以下とすることで、単位面積当たりのガラス繊維織物の割合を少なくして、ガラス繊維織物の隙間を増やし、樹脂の含浸性を高めることができる。
また、上述したガラス繊維シートにおいて、ビーズの直径が1〜30μmであり、ビーズの貼着量が0.5〜20g/mであることが好ましい。ビーズ層中に分散するビーズは、光透過性・光拡散性をシート面において均一にするために、直径は1〜30μm程度の微細なものとすることが好ましい。特に、ビーズの直径を30μm以下として十分に小さくすることで、シート面において透過光・散乱光の不均一性が視認されることがない。また、このような微細なビーズの貼着量を0.5g/m以上とすることで、ビーズ層中のビーズの量を十分に増やして、高い光拡散性を得ることができる。また、ビーズの貼着量を20g/m以下とすることで、ビーズ層中のビーズの量を増やし過ぎることなく、高い光透過性を確保している。
また、上述したガラス繊維シートを光拡散シートとして用い、ガラス繊維シートの少なくとも片面にビーズ層を形成し、ビーズ層側に光源を設けて照明装置を構成することが好ましい。高い輝度を望む場合には、樹脂被膜層の片面のみにビーズ層が設けられたガラス繊維シートが、光拡散シートとして好ましい。また、高い光拡散性を望む場合には、樹脂被膜層の両側にビーズ層を設けたガラス繊維シートが、光拡散シートとして好ましい。
なお、片面のみにビーズ層を設けたガラス繊維シートを光拡散シートとする照明装置では、光源をビーズ層側に設置し、光を照射することが好ましい。これにより、ビーズ層の反対側から光を照射する場合に比べ、全光線透過率を高めることができ、一層輝度を高めることができる。これは、ガラス繊維シートのビーズ層側の照射面には細かな凹凸が形成されているため、照射された光が入射しやすく、照射面において反射による光の損失が少なくなるためであると考えられる。
上述した目的を達成するために、本発明に係るガラス繊維シートの製造方法は、入射した光を透過・拡散させるガラス繊維シートの製造方法であって、少なくとも1枚のガラス繊維織物を用意し、ガラス繊維織物と屈折率の差が±0.02以下である樹脂を、10〜500g/mの割合でガラス繊維織物に含浸し、ガラス繊維織物に含浸された樹脂を硬化させることで、ガラス繊維織物及び樹脂を含んでなる透明シートを形成し、透明シートの少なくとも片面に、ビーズを分散させた樹脂の層を形成することを特徴とする。本発明のガラス繊維シートの製造方法によれば、全光線透過率が高く、拡散性の良いガラス繊維シートを得ることができる。
また、上述したガラス繊維シートの製造方法において、ガラス繊維織物に含浸された樹脂を硬化させる際に、ガラス繊維織物の両面をフィルムで挟んだ状態とすることが好ましい。
なお、屈折率の測定方法は、JIS K 7142「プラスチックの屈折率測定方法」に従う。また、全光線透過率およびヘーズの測定方法は、JIS K 7105「プラスチックの光学的特性試験方法」に従う。
本発明は、ガラス繊維シートにおいて、高い光拡散性を確保すると同時に、光透過性を向上することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るガラス繊維シート及びその製造方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[ガラス繊維シート]
図1には、一部が切り出されたガラス繊維シートが拡大して示されている。ガラス繊維シートの中心には、ガラス繊維織物10が配置されており、ガラス繊維織物10に沿って樹脂被膜層20が形成されている。また、樹脂被膜層20の片面には、ビーズを含んだ樹脂でなるビーズ層30が形成されている。このようにガラス繊維シートを形成することにより、ガラス繊維シートのヘーズを80%以上として高い光拡散性を維持すると共に、ガラス繊維シートの全光線透過率を80%以上として高い光透過性を実現している。
上記のガラス繊維シートの用途としては、例えば、照明装置や内照式看板の光拡散シート、フラットパネルディスプレイのバックライトユニットに組み込まれた光拡散シート、後方から投影された映像を表示するための光透過型スクリーン、火災による煙を誘導するために建物の天井に延設された防煙壁などである。以下、ガラス繊維シートの各構成要素について詳しく説明する。
(a)ガラス繊維織物
ガラス繊維織物10は、ガラス繊維シートの基布となる材料である。ガラス繊維織物10の素材であるガラス繊維12,14としては、汎用の無アルカリガラス繊維、耐酸性の含アルカリガラス繊維、高強度・高弾性率ガラス繊維、耐アルカリ性ガラス繊維、等を使用することができる。ガラス繊維織物10の素材であるガラス繊維12,14は、どのような屈折率のものを用いてもよい。例えば、屈折率が1.4〜1.7程度のものを用いればよい。無アルカリガラスを材質とするガラス繊維を用いた場合には、屈折率は1.55〜1.57程度となる。
ガラス繊維織物10は、織布方法を平織りとして作成されており、ガラス繊維である経糸12及び緯糸14を互いに織り合わせることによって構成されている。但し、ガラス繊維織物10の織布方法としては、平織りに限らず、綾織り、朱子織り、斜子織り、畦織りなど様々な織布方法を採用することができる。ここで、ガラス繊維12,14を構成するフィラメントの直径は、1〜20μm程度とすればよい。また、ガラス繊維12,14の番手は、5〜70tex程度とすればよい。なお、ガラス繊維の番手(tex)は、ガラス繊維12,14の1000m当たりのグラム数に相当する。
また、ガラス繊維織物10の単位面積当たりの質量は、ガラス繊維シートの耐久性や、ガラス繊維織物10への樹脂の含浸性を考慮して、10〜300g/m程度とすればよい。特に、ガラス繊維シートの耐久性や、ガラス繊維織物10への樹脂の含浸性を向上するためには、ガラス繊維織物10の質量を10〜150g/mとすることが好ましい。ガラス繊維織物10の質量を10g/m以上とすることで、ガラス繊維シートの強度を十分に高めることができる。また、ガラス繊維織物10の質量を150g/m以下とすることで、単位面積当たりのガラス繊維織物10の割合を少なくして、ガラス繊維織物10の隙間を十分に増やし、樹脂の含浸不良を防止することができる。なお、ガラス繊維織物10の質量を10〜150g/mとするために、厚めのガラス繊維織物10を一枚用いてもよいし、薄めのガラス繊維織物10を複数枚用いてもよい。含浸性を向上する観点からは、薄めのガラス繊維織物10を複数枚用いることが好ましい。
また、ガラス繊維織物10に対して開繊処理を施してもよい。開繊処理によって、ガラス繊維織物を構成しているガラス繊維12,14同士をばらけさせたり、ガラス繊維12,14の断面形状が扁平化されるなど、経糸12、緯糸14でなるガラス繊維がそれぞれ占める容積・面積範囲を増大または変形させることが可能である。開繊処理によって、ガラス繊維織物10の厚さを薄くすることで、全光線透過率を高めることができる。同時に、開繊処理によって、各ガラス繊維12,14間の隙間部分の面積を減少させることで、ヘーズを増加させて光拡散性を高めることができる。また、開繊処理によって、樹脂の含浸に適した形状にガラス繊維12,14を変形させてもよい。
また、ガラス繊維シートを建材として用いる場合には、ガラス繊維織物10の隣接する経糸12及び緯糸14の間の隙間を0.5mm以下とすることが好ましい。ガラス繊維織物10の経糸12及び緯糸14の隙間が狭ければ、火災時に炎がガラス繊維織物10を通過しづらくなり、火災の進行を抑制することができる。
また、ガラス繊維シートの耐久性を向上させる目的で、ガラス繊維織物10に予め表面処理を行って接着性物質を付着させてもよい。接着性物質としては、例えばガラス繊維処理剤として通常使用されているシランカップリング剤などを用いればよい。これにより、ガラス繊維織物10と樹脂被膜層20を良好に接合することができる。なお、接着性物質は各ガラス繊維12,14の表面に少量付着しているだけなので、ガラス繊維織物10の光透過性や光拡散性にはほとんど影響しない。
(b)樹脂被膜層
樹脂被膜層20は、上記のガラス繊維織物10に樹脂を含浸して固化することで、ガラス繊維織物10に沿って形成された層である。ガラス繊維織物10に樹脂が含浸される際に、樹脂はガラス繊維12,14の隙間に入り込み、さらにガラス繊維織物10の両面を覆うので、樹脂被膜層20はガラス繊維織物10を被覆して形成される。
ここで、樹脂被膜層20を形成する樹脂の材質としては、ガラス繊維織物10と屈折率の差が±0.02以下であるものであればよい。このように、ガラス繊維織物10と樹脂の屈折率の差を±0.02以下として十分に小さくすることにより、樹脂被膜層20の中でガラス繊維織物10を視認できなくなる。よって、ガラス繊維シートにおいて、ガラス繊維織物10と樹脂被膜層20で形成された部分を透明にして、ガラス繊維シートの全光線透過率を十分に高くすることができる。なお、図1では、説明の便宜上、ガラス繊維12,14を破線で示しているが、実際には視認することができない。
このような樹脂としては、例えば、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などを使用することができる。特に、耐熱性、耐薬品性、機械的強度、硬化特性などを確保する観点からは、ビニルエステル樹脂を用いることが好ましい。また、樹脂被膜層20を形成する樹脂には、硬化する前に、難燃剤、紫外線吸収剤、充填剤、帯電防止剤などを添加してもよい。
また、ガラス繊維織物10と樹脂被膜層20とのアッベ数の差が30以下となるように、樹脂被膜層20を形成する樹脂の材質を選択してもよい。アッベ数の差を30以下に抑えることで、ガラス繊維織物10と樹脂被膜層20の界面で、可視光領域の散乱を少なくして、当該界面における着色を抑えることができる。なお、アッベ数とは、透明体の色収差を評価するための数値であり、アッベ数V=(n−1)/(n−n)で表される。ここで、nは、波長が589.2nmの光に対する屈折率であり、nは、波長が486.1nmの光に対する屈折率であり、nは、波長が656.3nmの光に対する屈折率である。
なお、ガラス繊維織物10に含浸される樹脂は、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂など様々なものを用いることができるが、特に、熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。熱硬化性樹脂は、ほぼ常温(10℃〜30℃程度)にて粘度が小さく流動性が高い特性を有し、また、温度を高くするほど粘度が大きく流動性が低くなる特性を有する。よって、ほぼ常温にて熱硬化性樹脂をガラス繊維織物10に含浸することで、低粘度の熱硬化性樹脂をガラス繊維12,14の隅々まで行き渡らせることができ、良好に含浸を行うことができる。これによれば、常温雰囲気中で樹脂の含浸を行うことができるため、ガラス繊維シートの製造を容易に行うことができる。
また、樹脂被膜層20を形成する樹脂は、10〜500g/mの割合でガラス繊維織物10に含浸される。樹脂層の樹脂を10g/m以上とすることで、ガラス繊維織物10の模様が浮き出てしまったり、含浸不良により樹脂が白化して見えることを防止することができる。また、樹脂層の樹脂を500g/m以下とすることで、ガラス繊維シートのうち比較的に燃えやすい部分である樹脂の割合を低く抑えて、ガラス繊維シートを難燃性に優れたものとすることができる。なお、上記の樹脂の重量を、ガラス繊維織物10に対する樹脂の重量比率として言い換えれば、(樹脂重量)/(ガラス繊維織物重量)は0.8〜3.0程度が適当であり、特に1.0〜2.0程度が好適である。
(c)ビーズ層
ビーズ層30は、多数の微細なビーズを未硬化の樹脂に混ぜ合わせて十分に分散させた後に、このビーズ入り樹脂を樹脂被膜層20の表面に貼着し硬化して形成された層である。ビーズ層30に分散された多数のビーズは、ガラス繊維シートに入射された光を高い割合で拡散して、ガラス繊維シートの光拡散性を高めるのに寄与している。即ち、ビーズ層30に分散されたビーズにより、ガラス繊維シートに入射された光をあらゆる方向に散乱することができる。これにより、光拡散シートや光透過型スクリーンに必要な高い光拡散性を確保している。
また、ビーズを混ぜ合わせた樹脂は、スクリーン印刷、グラビア印刷などの方法で、樹脂被膜層20の表面に貼着すればよい。このとき、ビーズ層30は、単位面積あたりの質量を1〜40g/m程度として、1〜50μm程度の厚さで貼着すればよい。なお、ビーズ層30は樹脂被膜層20の片面だけでなく、樹脂被膜層20の両面に形成してもよい。
また、樹脂に分散されるビーズの粒子径は、1〜30μm程度の微細なものとすればよい。これにより、ガラス繊維シートの光透過性・光拡散性をシート面において均一にすることができる。特に、ビーズの直径を30μm以下として十分に小さくすることにより、シート面において透過光・散乱光の不均一性が視認されることを防止できる。また、ビーズの単位面積あたりの貼着量は、上記のビーズ層30のおよそ半分の0.5〜20g/m程度とすればよい。ビーズの貼着量を0.5g/m以上とすることで、ビーズ層中のビーズの量を十分に増やして、高い光拡散性を得ることができる。また、ビーズの貼着量を20g/m以下とすることで、ビーズ層中のビーズの量を増やし過ぎることなく、高い光透過性を確保することができる。
また、樹脂に分散されるビーズは、様々な形状のものを用いることができる。特に、ガラス繊維シートの防汚性を向上する観点からは、球状のビーズを用いることが好ましい。ビーズの表面が球状であることにより、ビーズの表面に汚れが付着しづらく、ガラス繊維シートの表面を清潔に保つことができる。また、ビーズは、様々な材質のものを用いることができる。無機物であれば、シリカ、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、硫化バリウム、酸化亜鉛、タルク、マイカ、ガラス、酸化チタンなどである。また、有機物であれば、アクリル、エポキシ、アクリロニトリル、ポリエステル、ビニルエステル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンなどである。
また、ビーズを混ぜ合わせる樹脂は、ガラス繊維シートの光透過性を過剰に低下させるものでなければ、様々な材質のものを用いることができる。例えば、熱可塑性樹脂であれば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、フッ素系樹脂などである。熱硬化性樹脂であれば、不飽和ポリエステル、ビニルエステル、エポキシ、アクリル、メラミン、シリコーンなどである。なお、ビーズが分散された樹脂には、難燃剤、可塑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、安定剤、粘度調整剤、分散剤などを添加してもよい。
[ガラス繊維シートの製造方法]
次に、図2を参照して、上記のガラス繊維シートを製造するための製造方法について説明する。図2には、上記のガラス繊維シートを製造するための製造装置50が概略的に示されている。
製造装置50には、帯状のガラス繊維織物10を芯材に巻き取って形成された織物ロール52が配設されており、織物ロール52からガラス繊維織物10が引き出され、供給されている。また、面粗度の極めて小さな帯状のフィルム55,57を芯材に巻き取って形成された2つのフィルムロール54,56が配設されており、各フィルムロール54,56からフィルム55,57が引き出され、供給されている。供給されたガラス繊維織物10及びフィルム55,57は、製造装置50内の搬送路に沿って設けられた複数の送りローラ61,62,63,64の回転駆動によって、搬送路に沿って送られていく。
製造装置50のほぼ中央に配置されたフィルムロール54から引き出されたフィルム55には、送りローラ61の外周面に沿って屈曲した後に、未硬化の樹脂65が塗布される。ここで、フィルム55に塗布される樹脂65の屈折率は、ガラス繊維12,14の屈折率との差が±0.02以下である。さらに、フィルム55の搬送路の下流側には、ドクターブレード66が設けられている。フィルム55は2つの送りローラ61,62により引っ張られた状態にあるため、緊張状態にあるフィルム55からドクターブレード66により余分な樹脂がかき取られ、フィルム55に塗布された樹脂の厚さは所望の厚さに均一化される。なお、フィルム55に塗布された樹脂65がドクターブレード66によりかき取られることにより、ドクターブレード66の前には樹脂溜り67が形成される。また、フィルム55に塗布される未硬化の樹脂65の粘度は、後の含浸工程を考慮して、0.01〜100Pa・s程度とすればよく、特に、0.1〜10Pa・s程度であることが好ましい。また、既述のとおり、熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。
次に、フィルム55が二番目の送りローラ62に達したところで、フィルム55は、織物ロール52から引き出されたガラス繊維織物10と重ね合わされ、共に送られていく。ここで、フィルム55及びガラス繊維織物10は2つの送りローラ62,63の間で引っ張られた状態にあるため、フィルム55及びガラス繊維織物10は互いに押し付けられる。これにより、フィルム55に塗布された樹脂65は流動して、樹脂65の一部がガラス繊維の経糸12及び緯糸14間を通過して、ガラス繊維織物10の反対面まで移動する。このようにして、フィルム55に塗布された樹脂65がガラス繊維織物10に十分に含浸される。なお、ガラス繊維織物10と樹脂65を良好に接合するために、樹脂を含浸する前にガラス繊維織物10にシランカップリング剤で表面処理をしてもよい。
次に、ガラス繊維織物10及びフィルム55を重ね合わせて形成された積層帯16が一対の対向する送りローラ63,64に達したところで、当該積層帯16は、左端に配置されたフィルムロール56から引き出されたフィルム57と重ね合わされる。ここで、フィルム57は、ガラス繊維織物10の未だフィルム57が重ねられていない面に重ね合わされる。これにより、ガラス繊維織物10は2枚のフィルム55,57に挟まれる。ガラス繊維織物10を2枚のフィルム55,57で挟んでなる積層帯16が、一対の送りローラ63,64に引き込まれると、当該積層帯16は一対の送りローラ63,64により両面を押圧される。これにより、ガラス繊維織物10に余分に含浸された樹脂65が、フィルム55,57間から押し出される。なお、一対の送りローラ63,64の離間距離が適度に調整されることで、ローラ通過後の樹脂65の含浸量は程度に調節されている。即ち、樹脂65は、ガラス繊維織物10の上に10〜500g/mの割合となる厚さに調節されている。なお、一対の送りローラ63,64の押圧により押し出された樹脂65は、一対の送りローラ63,64の前に樹脂溜り68を形成する。
次に、ガラス繊維織物10を2枚のフィルム55,57で挟んでなる積層帯17は、さらに下流側に設けられた加熱装置71に導かれ、加熱装置71の内部を通過する。加熱装置71において、積層帯17は加熱され、ガラス繊維織物10に含浸された樹脂65は硬化する。なお、ガラス繊維織物10に光硬化性樹脂を含浸させた場合には、加熱装置71に代えて、積層帯17に光を照射する装置を設ければよい。
次に、2つの搬送ローラ72,73の位置で、積層帯17の両面からフィルム55,57が剥がされる。剥がされたフィルム55,57は、それぞれ芯材75,76に巻き取られる。ここで、フィルム55,57が剥がされた後に残るのは、ガラス繊維織物10を基布としてその周囲に樹脂被膜層20が形成されたガラス繊維シート18である。このガラス繊維シート18では、ガラス繊維織物10と樹脂被膜層20の屈折率はほとんど同じである。また、樹脂被膜層20を形成するための型枠として用いられたフィルム55,57の面粗度は十分に小さいため、樹脂被膜層20の表面の面粗度も十分に小さく、シート表面で発生する光の散乱は極めて少ない。よって、ガラス繊維シート18は、この段階では透明である。
次に、ガラス繊維シート18は、下流側に設けられたグラビア印刷装置80に導かれる。グラビア印刷装置80は、ガラス繊維シート18の下側に設けられた転写ローラ82と、転写ローラ82の下側に設けられた容器83と、ガラス繊維シート18の上側に設けられた加圧ローラ81と、で構成されている。容器83には、ビーズが十分均一に混ぜられた液状の樹脂84が満たされており、転写ローラ82の下部は容器83内の樹脂84に浸漬されている。ガラス繊維シート18の移動に伴って、転写ローラ82及び加圧ローラ81は回転する。このとき、転写ローラ82の外周面にはビーズ入り樹脂84が付着しており、ガラス繊維シート18と転写ローラ82が当接すると、転写ローラ82の外周面に付着したビーズ入り樹脂84はガラス繊維シート18に貼着される。なお、ガラス繊維シート18は、転写ローラ82と加圧ローラ81により挟まれ、ビーズ入り樹脂を貼着するのに適度な圧力で押圧されている。
その後、ガラス繊維シート18を乾燥装置87で乾燥して、ビーズ入り樹脂84を硬化させる。ガラス繊維シートを芯材86に巻き取って、ガラス繊維シート18の製造工程は終了する。
[ガラス繊維シートの作製]
(a)ガラス繊維織物の作製
ガラス繊維として経糸・緯糸ともに日東紡績製のECE225 1/0(番手22.5tex)を用いた。このガラス繊維の材質は無アリカリガラスであり、屈折率は1.558である。経糸の織り密度を60本/25mm、緯糸の織り密度を58本/25mmとして平織りで製織した後、メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(日本ユニカ製A174)で表面処理し、ガラス繊維織物を作製した。この結果得られたガラス繊維織物の質量は104g/mであり、厚さは95μmであり、通気度は42cm/cm/sであり、隣接する経糸の隙間および隣接する緯糸の隙間は共に0.1mm以下であった。
(b)樹脂被膜層の形成
樹脂被膜層を形成するために用いる未硬化の樹脂組成物として、次の手順で作製したものを用いた。ビニルエステル樹脂(昭和高分子製SSP50C−06)100重量部と、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシ−ジカーボネート(化薬アクゾ製パーカドクスP16)0.5重量部と、t−ヘキシルペルオキシー2−エチルヘキサノエート(日本油脂製パーキュアHO)0.5重量部と、をスターラーを用いて約20分間攪拌する。その後、約30分間真空下に放置して脱気する。これにより、未硬化の樹脂組成物が得られる。
さらに、この未硬化の樹脂組成物を用いた樹脂被膜層の形成方法について、図2に示す製造過程を参照して説明する。ポリエチレンテレフタレートフィルム55,57を用意し、上記の未硬化の樹脂組成物65を、フィルム55,57上に92g/mとなるように塗布する。そして、上記のガラス繊維織物10に未硬化の樹脂組成物を含浸し、80℃雰囲気中で30分間加熱し、さらに連続して100℃雰囲気中で10分間加熱する。これにより、樹脂組成物65は硬化されて、ガラス繊維織物の周囲に樹脂被膜層が形成される。なお、硬化した樹脂組成物65の屈折率は1.553であり、ガラス繊維の屈折率1.558と近い値である。
(c)ビーズ層の形成
ビーズ入り樹脂は、塩酢ビ・アクリル系の樹脂と、樹脂を硬化させるための溶剤と、アクリル系樹脂を材質とし平均直径10μmの球形ビーズを、等しい重量割合で混合したもの(帝国インキ製VAR40701)を用いた。また、ビーズ層の形成は、スクリーン印刷により行った。スクリーン版は、ステンレスワイヤ製で、メッシュ数が200であり、スクリーン厚が30μmであり、べたパターンのものを用いた。樹脂被膜層を形成した後のガラス繊維シートを印刷テーブルに固定し、ガラス繊維シートの上にスクリーン版を載せ、上記のビーズ入り樹脂をスキージー(硬度80Bタイプ)を用いてスクリーン印刷した。その後、60℃雰囲気中で30分間乾燥して、ガラス繊維シートの片面にビーズ層を形成し、片面にビーズ層を有するガラス繊維シートAを得た。さらに、裏面にも同様にビーズ層を形成し、両面にビーズ層を有するガラス繊維シートBを得た。なお、各面におけるビーズ層の樹脂組成物の塗布量は6.3g/mであった。
[ガラス繊維シートの評価]
(a)不燃性の評価
ガラス繊維シートA,Bについて発熱性試験を行って、ガラス繊維シートA,Bの不燃性を評価した。具体的には、輻射電気ヒーターを用いてガラス繊維シートA,Bの表面に照射を行って、ガラス繊維シートA,Bに50kW/mの輻射熱を与えた。そして、加熱開始後20分間におけるガラス繊維シートA,Bの総発熱量を測定した。また、加熱開始後20分間において、ガラス繊維シートA,Bの発熱量が200kW/mを超えた時間を測定した。さらに、発熱試験後に、ガラス繊維シートA,Bの外観を目視で観察した。結果を表1に示す。
Figure 2006212820
なお、建築基準法における不燃材料としての判定基準として、発熱性試験において総発熱量が8MJ/m以下であること、発熱量が10秒以上継続して200kW/mを超えないこと、さらに、発熱性試験後の試料に貫通する亀裂、穴がないこと、が要求されている。即ち、ガラス繊維シートA、Bともに不燃材料の判定基準を満たしている。
(b)光透過性の評価
ガラス繊維シートA,Bに光を照射して、ガラス繊維シートA,Bの光透過性を評価した。具体的には、試験1として、片面にビーズ層が形成されたガラス繊維シートAに、ビーズ層が形成された面側から光を照射した。試験2として、ガラス繊維シートAに、ビーズ層が形成されない面側から光を照射した。試験3として、両面にビーズ層が形成されたガラス繊維シートBに、一方の面から光を照射した。そして、それぞれの試験について全光線透過率、拡散透過率、ヘーズを測定した。
Figure 2006212820
なお、全光線透過率および拡散透過率はJIS K7105に準じて測定し、ヘーズは、拡散透過率/全光線透過率から算出した。
実施形態に係るガラス繊維シートの斜視図である。 実施形態に係るガラス繊維シートの製造装置を示す概略図である。
符号の説明
10…ガラス繊維織物、12…経糸、14…緯糸、20…樹脂被膜層、30…ビーズ層、50…製造装置、52…織物ロール、54,56…フィルムロール、55,57…フィルム、61,62,63,64…送りローラ、66…ドクターブレード、71…加熱装置、72,73…送りローラ、80…グラビア印刷装置。

Claims (7)

  1. 入射した光を透過・拡散させるガラス繊維シートであって、
    少なくとも1枚のガラス繊維織物と、
    前記ガラス繊維織物と屈折率の差が±0.02以下である樹脂を、10〜500g/mの割合で前記ガラス繊維織物に含浸、固化して形成された樹脂被膜層と、
    前記樹脂被膜層の少なくとも片面に、ビーズを分散させた樹脂で形成されたビーズ層と、を備え、
    全光線透過率が80%以上であり、ヘーズが80%以上であることを特徴とするガラス繊維シート。
  2. 前記ガラス繊維織物に含浸される前記樹脂は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のガラス繊維シート。
  3. 前記ガラス繊維織物の単位面積当たりの質量は、10〜300g/mであることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス繊維シート。
  4. 前記ビーズの直径が1〜30μmであり、前記ビーズの貼着量が0.5〜20g/mであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のガラス繊維シート。
  5. 少なくとも片面にビーズ層を有する請求項1〜4のいずれか1に記載のガラス繊維シートと、
    前記ビーズ層側に設けられた光源と、
    を備えた照明装置。
  6. 入射した光を透過・拡散させるガラス繊維シートの製造方法であって、
    少なくとも1枚のガラス繊維織物を用意し、
    前記ガラス繊維織物と屈折率の差が±0.02以下である樹脂を、10〜500g/mの割合で前記ガラス繊維織物に含浸し、
    前記ガラス繊維織物に含浸された前記樹脂を硬化させることで、前記ガラス繊維織物及び樹脂を含んでなる透明シートを形成し、
    前記透明シートの少なくとも片面に、ビーズを分散させた樹脂の層を形成する
    ことを特徴とするガラス繊維シートの製造方法。
  7. 前記ガラス繊維織物に含浸された前記樹脂を硬化させる際に、前記ガラス繊維織物の両面をフィルムで挟んだ状態とすることを特徴とする請求項5に記載のガラス繊維シートの製造方法。
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