JP2004243762A - 光学シート - Google Patents

光学シート Download PDF

Info

Publication number
JP2004243762A
JP2004243762A JP2004013140A JP2004013140A JP2004243762A JP 2004243762 A JP2004243762 A JP 2004243762A JP 2004013140 A JP2004013140 A JP 2004013140A JP 2004013140 A JP2004013140 A JP 2004013140A JP 2004243762 A JP2004243762 A JP 2004243762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical sheet
glass
refractive index
glass fiber
sheet according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004013140A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4613492B2 (ja
Inventor
Sumio Shibahara
澄夫 柴原
Yasuo Shimobe
安雄 下邊
Yasushi Tominaga
康 富永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP2004013140A priority Critical patent/JP4613492B2/ja
Publication of JP2004243762A publication Critical patent/JP2004243762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4613492B2 publication Critical patent/JP4613492B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】 線膨張係数が小さく、光学特性に優れ、アクティブマトリックスタイプを含む液晶表示素子用基板、有機EL表示素子基板、カラーフィルター用基板、タッチパネル用基板、太陽電池基板などに適用できるガラスに代替可能な光学シートを提供する。
【解決手段】 ガラス繊維(b)を同一方向に近接又は隣接して敷き整えることによって形成されたガラス繊維の層が、そのガラス繊維の軸方向が略直交するように2層以上積層され、透明樹脂(a)中に埋設されていることを特徴とする光学シート。

Description

本発明は、線膨張係数が小さく、光学特性に優れ、ガラスに代替可能な光学シートに関する。本発明の光学シートは、例えば、液晶表示素子用基板、有機EL表示素子用基板、カラーフィルター用基板、タッチパネル用基板、太陽電池基板などに好ましい。
一般に、液晶表示素子や有機EL表示素子用の表示素子基板(特にアクティブマトリッ
クスタイプ)、カラーフィルター基板、太陽電池用基板等としては、ガラス板が広く用い
られている。しかしながらガラス板は、割れ易い、曲げられない、比重が大きく軽量化に不向きなどの理由から、近年、その代替としてプラスチック素材が検討されている。
例えば、特許文献1や特許文献2には、エポキシ樹脂、酸無水物系硬化剤及び硬化触媒を含むエポキシ樹脂組成物を硬化して得られる硬化体からなる液晶表示素子用透明樹脂基板が記載されている。また、特許文献3には、特定のビス(メタ)アクリレートを含む組成物を活性エネルギー線等により硬化成形した透明基板を用いた液晶表示素子が記載されている。
しかしながら、これら従来のガラス代替用プラスチック材料は、ガラス板に比べ線膨張係数が大きく、特に、アクティブマトリックス表示素子基板に用いるとその製造工程において反りやアルミ配線の断線などの問題が生じ、これら用途への使用は困難である。したがって、表示素子基板、特にアクティブマトリックス表示素子用基板に要求される、透明性、耐熱性等を満足しつつ線膨張係数の小さなプラスチック素材が求められている。
線膨張係数を低減するため、樹脂にガラス繊維等の無機フィラーを複合化することがよく行われている。しかしながら、これら樹脂と無機フィラーとの複合化では、通常透明な複合材料は得られない。これは無機フィラーの屈折率と樹脂の屈折率とが異なるため、樹脂中を透過する光が乱屈折することが主な原因である。
このような問題を解決するため、樹脂とガラス繊維との屈折率を合わせて透明化することが種々検討されている。例えば、特許文献4や特許文献5には、環状オレフィン樹脂とガラス繊維との屈折率差を小さくすることにより、透明な複合材料が得られることが示されている。また、非特許文献1には、エポキシ樹脂とその屈折率に近いガラス繊維を用いて透明な複合体が得られることが示されている。しかしながら、これら材料を直交した偏光板間(クロスニコル)に挟んで光をあてると偏光が乱れて光漏れが生じる場合がある。このため、これら材料を液晶表示素子基板などに用いると表示品位が低下する恐れがあった。
特開平6−337408号公報 特開平7−120740号公報 特開平10−90667号公報 特開平6−256604号公報 特開平6−305077号公報 複合材料シンポジウム講演要旨集,22,86(1997)
本発明の目的は、線膨張係数が小さく、光学特性に優れ、ガラスに代替可能な光学シートを提供することにある。本発明の光学シートは、アクティブマトリックスタイプを含む
液晶表示素子用基板、有機EL表示素子用基板、カラーフィルター用基板、タッチパネル用基板、太陽電池基板などに好適に用いられる。
本発明者らは、上記課題を達成すべく鋭意検討した。その結果、ガラス繊維(b)を同一方向に近接又は隣接して敷き整えることによって形成されたガラス繊維の層が、そのガラス繊維の軸方向が直交するように2層以上積層され、透明樹脂(a)中に埋設されている光学シートが、クロスニコルでの光漏れが少ないなど光学特性に優れ、線膨張係数が小さいということを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、
(1)ラス繊維(b)を同一方向に近接又は隣接して敷き整えることによって形成されたガラス繊維の層が、そのガラス繊維の軸方向が略直交するように2層以上積層され、透明樹脂(a)中に埋設されていることを特徴とする光学シート、
(2)略直交するガラス繊維の層を縦方向と横方向に区別したとき、縦方向のガラス繊維の厚みの合計と横方向の厚みの合計との比が0.67〜1.5であることを特徴とする(1)の光学シート。
(3)前記ガラス繊維の各層の厚みが10μm〜200μmである(1)または(2)の光学シート。
(4)前記透明樹脂(a)の屈折率とガラス繊維(b)の屈折率との差が0.01以下である(1)〜(3)の光学シート、
(5)前記透明樹脂(a)のアッベ数が45以上である(1)〜(4)の光学シート、
(6)前記透明樹脂(a)が2つ以上の官能基を有する(メタ)アクリレートを構成成分として架橋したアクリレート樹脂である(1)〜(5)の光学シート、
(7)前記透明樹脂(a)が2つ以上の官能基を有するエポキシ樹脂を構成成分として硬化したエポキシ樹脂である(1)〜(5)の光学シート、
(8)前記ガラス繊維(b)の屈折率が1.45〜1.55である(1)〜(7)の光学シート、
(9)30〜150℃における平均線膨張係数が40ppm以下である(1)〜(8)の光学シート、
(10)全厚みが50〜2000μmである(1)〜(9)の光学シート、
(11)550nmにおける光線透過率が80%以上である(1)〜(10)の光学シート、
(12)光学シートが、表示素子用プラスチック基板、又はアクティブマトリックス表示素子用基板である(1)〜(11)の光学シート、
である。
本発明の光学シートは、線膨張係数が小さく、かつ広い波長範囲で透明性に優れ、さらに直交する偏光板間(クロスニコル)での光漏れが少なく、例えば、液晶表示素子用プラスチック基板、カラーフィルター用基板、有機EL表示素子用プラスチック基板、太陽電池基板、タッチパネルに好適に利用できる。
本発明の光学シートは、ガラス繊維(b)を同一方向に近接又は隣接して敷き整えることによって形成されたガラス繊維の層が、そのガラス繊維の軸方向が直交するように2層以上積層され、透明樹脂(a)中に埋設されていることを特徴とする。
液晶表示素子基板として用いられているガラス基板を直交した偏光板間(クロスニコル)に挟んで光をあてると光は遮断され、光漏れはほとんど生じない。しかし、透明樹脂とガラス繊維から成る透明な複合シートでは、光漏れが生じることがある。クロスニコルで
光が漏れると、液晶表示素子基板として用いた場合に表示品位が低下する恐れがある。本発明者らは、クロスニコルでの光漏れの現象を詳細に解析した結果、この光漏れがガラス繊維近傍に発生するリタデーションに由来するものと推定した。さらに、このリタデーションは、ガラス繊維を直交させることによって打ち消すことができ、クロスニコルでの光漏れが改善できることを見出した。
本発明の同一方向に近接又は隣接して敷き整えることによって形成されたガラス繊維の層とは、例えばガラス繊維やそれを束ねたロービングを一方向に揃えてシート状に広げることで得られる。また、ガラス繊維の軸方向が直交するとは、同一方向に並ぶガラス繊維の層の上にガラス繊維の軸方向が90度の角度になるように別の一方向に並ぶガラス繊維の層を積層された状態を意味する。直交するガラス繊維の層は、各方向の繊維が均等になるように各層の厚みを同じにして、2層以上の層を直交して交互に積層することが好ましい。したがって、ガラス繊維(b)は、隣接又は少なくとも近接していることが望ましい。もし、ガラス繊維が間隔を開けて並んでいると、直交していない部分が生じ、この部分で光漏れが発生する恐れがある。直交するガラス繊維の層を縦方向と横方向に区別したとき、縦方向のガラス繊維の厚みの合計と横方向の厚みの合計との比が0.67〜1.5であることが好ましく、より好ましくは0.83〜1.2、最も好ましくは0.91〜1.1である。縦方向のガラス繊維の厚みの合計と横方向の厚みの合計との比が0.67未満もしくは1.5を超えるとガラス繊維近傍のリタデーションを打ち消すことが不十分となり、光漏れが発生する恐れがある。また、同一方向に並ぶガラス繊維の層の厚みは、10μm〜200μmであることが好ましく、より好ましくは20μmから100μmである。同一方向に並ぶガラス繊維の層の厚みが10μ以下では、取扱いが困難である。また、200μm以上の厚みにするとリタデーションが大きくなり、直交してガラス繊維を積層しても光漏れを防ぐことが困難となる。
本発明の透明樹脂(a)とは、可視光線に対して高い透過性を有するものであれば特に制限されない。具体的には、透明樹脂(a)を厚さ200μmのシートとした時の波長550nmの光線透過率が好ましくは80%以上であり、さらに好ましくは85%以上、最も好ましくは90%以上である。波長550nmの光線透過率が80%以下の場合は、例えば液晶表示素子基板に用いた場合に表示性能が低下し好ましくない。
透明樹脂(a)の屈折率とガラス繊維(b)の屈折率との差は、優れた透明性を維持するため0.01以下であることが好ましく、0.005以下がより好ましい。屈折率差が0.0
1より大きい場合には、得られる光学シートの透明性が劣る傾向がある。
透明樹脂(a)とガラス繊維(b)との屈折率差を0.01以下にするには、(1)ガラス繊維との屈折率差が0.01以下の樹脂を選択する、(2)ガラス繊維の屈折率を調整して樹脂の屈折率に合わせる、(3)樹脂の屈折率を調整してガラス繊維の屈折率を合わせる方法など
が採用し得る。
しかしながら表示素子用基板に要求される種々の特性を満足しつつ、単体の樹脂とガラス繊維との屈折率差が0.01以下の組み合わせを選択することは容易でないため、樹脂
またはガラス繊維の屈折率を調整して屈折率差を0.01以下にするのが好ましい。ガラ
ス繊維の屈折率を調整して樹脂の屈折率に合わせる方法では特殊なガラス繊維を用いることになり、コストの面からは、樹脂の屈折率を調整してガラス繊維の屈折率に合わせる方法が好ましい。
ガラス繊維の屈折率に樹脂の屈折率を合わせるには、(1)屈折率の異なる2種以上の樹
脂を組み合わせる方法、(2)樹脂よりも屈折率が大きいか、小さい添加剤を添加して調整
する方法などが挙げられる。なかでも、ガラス繊維(b)よりも屈折率の高い樹脂とガラス
繊維(b)よりも屈折率の低い樹脂を組み合わせて屈折率を調整する方法が好ましい。この方法によれば、樹脂の屈折率をEガラス、Sガラス、NEガラスなどの汎用的なガラスフィラーの屈折率に合わすことが比較的容易である。
本発明の透明樹脂(a)は、ガラス繊維(b)と複合化して優れた透明性を得るために、アッベ数が45以上であることが好ましく、50以上であることがより好ましい。ここでいうアッベ数(υd)とは、屈折率の波長依存性、すなわち分散の度合いを示すもので、υd=(nD−1)/(nF−nC)で求めることができる。ここで、nC、nD、nFは、それぞれブラウンホーファーの線のC線(波長656nm)、D線(589nm)、F線(486nm)に対する屈折率である。アッベ数が小さい材料は、波長によって屈折率が大きく変化する。一般的なガラスフィラーはアッベ数が50以上であるため、アッベ数が45以下の透明樹脂と複合化すると、波長589nmで屈折率を合わせたとしても、例えば400nm以下の波長では屈折率がずれてしまい、400nm以下の光線透過率が低下する傾向にある。アッベ数が45以上の透明樹脂を用いれば、一般的なガラスフィラーと広い波長範囲で屈折率を一致させることができ、例えば400nm以下の波長においても優れた光線透過率を実現できる。
アッベ数が45以上の透明樹脂の例としては、PMMAなどの熱可塑性のアクリル樹脂、2つ以上の官能基を有する(メタ)アクリレートを構成成分とする架橋したアクリレート樹脂、2つ以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂を構成成分する硬化したエポキシ樹脂、ノルボルネン誘導体やシクロヘキサンジエン誘導体を重合したシクロオレフィン樹脂、オレフィン−マレイミド交互共重合体、ポリ−4−メチルペンテン−1などのオレフィン樹脂、CR−39などの光学レンズ用の熱硬化性樹脂、などをあげることができる。これらの中でも、耐熱性や耐薬品性が優れることから、2つ以上の官能基を有する(メタ)アクリレートを構成成分とする架橋したアクリレート樹脂や2つ以上の官能基を有するエポキシ樹脂を構成成分とする硬化したエポキシ樹脂が好ましい。
架橋した樹脂のアッベ数が45以上となる2つ以上の官能基を有する(メタ)アクリレートとしては、脂環式(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバルアルデヒドとトリメチロールプロパンのアセタール化合物のジ(メタ)アクリレートなどの環状エーテル型ジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物のジ(メタ)アクリレートなどがあげられるが、耐熱性が高いことから式(1)及び(2)で示される脂環式(メタ)アクリレート、式(3)で示されるヒドロキシピバルアルデヒドとトリメチロールプロパンのアセタール化合物のジ(メタ)アクリレートなどの環状エーテル型ジ(メタ)アクリレートが好ましい。
Figure 2004243762
Figure 2004243762
Figure 2004243762
これら(メタ)アクリレートは、屈折率がガラス繊維と合えば単独で用いても良いが、屈折率を調整する目的で、他の(メタ)アクリレートを含め2種以上を併用することが好ましい。また、柔軟性を付与するなどの目的で、要求された特性を極端に損なうことがない範囲で、単官能の(メタ)アクリレートを併用することもできる。
2つ以上の官能基を有する(メタ)アクリレートを架橋させる方法としては、活性エネルギー線により硬化させる方法、熱をかけて熱重合させる方法等があり、これらを併用することもできる。特に、反応の完結、線膨張係数を低減する等の目的で、活性エネルギー線による硬化及び/又は熱をかけて熱重合させる工程の後に、さらに高温での熱処理を併用することが好ましい。使用する活性エネルギー線としては、紫外線が好ましい。紫外線を発生させるランプとしては、例えば、メタルハライドタイプ、高圧水銀灯ランプ等が挙げられる。
複合体組成物を紫外線等の活性エネルギー線により硬化させる場合は、複合体組成物中にラジカルを発生する光重合開始剤を含有させることが好ましい。その際に用いる光重合開始剤としては、例えばベンゾフェノン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ジエトキシアセトフェノン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン、2,6−ジメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシドが挙げられる。これらの光重合開始剤は2種以上を併用しても良い。
光重合開始剤の樹脂中における含有量は、適度に硬化させる量であればよく、2つ以上の官能基を有する(メタ)アクリレートの合計100重量部に対し、0.01〜2重量部が好ましく、さらに好ましくは、0.02〜1重量部であり、最も好ましくは、0.1〜0.5重量部である。光重合開始剤の添加量が多すぎると、重合が急激に進行し、複屈折の増大、着色、硬化時の割れ等の問題が発生する。また、少なすぎると組成物を十分に硬化させることができず、架橋後に型に付着して取れない等の問題が発生する。
活性エネルギー線による硬化及び/又は熱重合による架橋後に高温で熱処理する場合は、窒素雰囲気下又は真空状態で、250℃〜300℃、1〜24時間の熱処理工程を含ませることが好ましい。
硬化後のアッベ数が45以上となるエポキシ樹脂としては、用いる硬化剤によっても異なるが、例えば酸無水物系硬化剤の場合には、式(4)〜(9)で示される脂環式エポキシ樹脂や式(10)で示されるトリグリシジルイソシアヌレートなどが好ましいものとして例示できる。なかでも耐熱性が優れていることから一般式(7)で示される脂環式エポキシ樹脂及び一般式(10)で示されるトリグリシジルイソシアヌレートを用いることがより好ましい。
Figure 2004243762
Figure 2004243762
Figure 2004243762
Figure 2004243762
Figure 2004243762
Figure 2004243762
Figure 2004243762
これらエポキシ樹脂は、ガラス繊維と屈折率を合わすことができれば単独で用いても良いが、屈折率を調整する目的で他のエポキシ樹脂も含めて2種以上を併用することが好ま
しい。また、柔軟性を付与するなどの目的で、要求される特性を極端に損なうことのない範囲で、単官能のエポキシ化合物を併用しても良い。
本発明に用いるエポキシ樹脂は、硬化剤もしくは重合開始剤存在下、加熱もしくは活性エネルギー線を照射し、硬化して用いる。用いる硬化剤は、特に限定されないが、優れた透明性の硬化物が得られやすいことから、酸無水物系硬化剤やカチオン系硬化触媒が好ましい。
酸無水物硬化剤としては,無水フタル酸,無水マレイン酸,無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸、無水ナジック酸、無水グルタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、メチル水添無水ナジック酸、水添無水ナジック酸などがあげられ、なかでも透明性が優れることからメチルヘキサヒドロ無水フタル酸やメチル水添無水ナジック酸が好ましい。
酸無水物系硬化剤を使用する場合は、硬化促進剤を併用することが好ましい。この硬化促進剤としては、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7、トリエチレンジアミン等の三級アミン類、2−エチル−4−メチルイミダゾールや1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール等のイミダゾール類、トリフェニルホスフィン、テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレート等のリン化合物、四級アンモニウム塩、有機金属塩類、およびこれらの誘導体等があげられ、これらのなかでも透明性が優れることからリン化合物や1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール等のイミダゾール類が好ましい。これら硬化促進剤は、単独で用いても2種以上を併用して用いても良い。
エポキシ樹脂と酸無水物系硬化剤との配合割合は、エポキシ樹脂(a)中のエポキシ基1当量に対して、酸無水物系硬化剤における酸無水物基が0.5〜1.5当量に設定することが好ましく、0.7〜1.2当量がより好ましい。
カチオン系硬化触媒としては、酢酸、安息香酸、サリチル酸、パラトルエンスルホン酸等の有機酸、三フッ化ホウ素アミン錯体、三フッ化ホウ素のアンモニウム塩、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨウドニウム塩、アルミニウム錯体を含有するカチオン系触媒等をあげることができ、これらのなかでもアルミニウム錯体を含有するカチオン系触媒が好ましい。
本発明で用いるガラス繊維(b)の屈折率は特に制限ざれないが、1.45〜1.55であることが好ましく、より好ましくは1.50〜1.54である。ガラス繊維(b)の屈折率が1.55以上では、同じ屈折率でアッベ数が45以上の樹脂を選択するのが困難であり、1.45以下では特殊な組成のガラスフィラーとなり、コスト的に不利である。特に、1.50〜1.54の範囲であれば、一般的なガラスフィラーが適用でき、かつ同じ屈折率でアッベ数が45以上の樹脂の選択も容易である。
ガラスの種類としては、Eガラス、Cガラス、Aガラス、Sガラス、Dガラス、NEガラス、Tガラス、石英ガラスなどがあげられ、中でもアッベ数が45以上の樹脂で屈折率制御が容易で、かつ入手が容易なSガラス、Tガラス、NEガラスが好ましい。
ガラス繊維(b)の配合量は1〜90重量%が好ましく、より好ましくは10〜80重量%、さらに好ましくは30〜70重量%である。
本発明の光学シートにおいては、ガラス繊維と樹脂とが密着しているほど、表示素子用プラスチック基板など複合体組成物の透明性がよくなるため、ガラス繊維表面をシランカップリング剤などの公知の表面処理剤で処理するのが好ましい。具体的には、アクリル樹
脂の場合はアクリル基を有するシラン化合物で、エポキシ樹脂の場合はエポキシ基を有するシラン化合物で処理するのが好ましい。
また、本発明の光学シートには、必要に応じて、透明性、耐溶剤性、耐熱性等の特性を損なわない範囲で、少量の酸化防止剤、紫外線吸収剤、染顔料、他の無機フィラー等の充填剤等を含んでいても良い。
本発明の光学シートの成形方法に制限はなく、例えば、一方向に並べたガラス繊維の層を積層した後、樹脂を含浸させて架橋する方法、予め樹脂を付着させたガラス繊維を一方向に並べて積層した後、架橋させる方法など種々の方法が可能である。
本発明の光学シートを、液晶表示素子用プラスチック基板、カラーフィルター用基板、有機EL表示素子用プラスチック基板、太陽電池基板、タッチパネル等の用途として用いる場合、基板の厚さは好ましくは50〜2000μmであり、より好ましくは50〜1000μmである。基板の厚さがこの範囲にあると平坦性に優れ、ガラス基板と比較して基板の軽量化を図ることができる。
また、この光学シートを前記光学用途として用いる場合、30〜150℃における平均線膨張係数が40ppm以下であることが好ましく、より好ましくは30ppm以下、最も好ましくは20ppm以下である。例えば、この光学シートをアクティブマトリックス表示素子基板に用いた場合、この上限値を越えると、その製造工程において反りやアルミ配線の断線などの問題が生じる恐れがある。
本発明の光学シートを、液晶表示素子用プラスチック基板などの表示素子用基板として用いる場合は、波長550nmの光線透過率が80%以上であることが好ましく、85%以上であるのがより好ましい。光線透過率がこれよりさらに低いと光の利用効率が低下し光効率が重要な用途には好ましくない。
本発明の光学シートを表示素子用プラスチック基板として用いる場合、平滑牲を向上させるために両面に樹脂のコート層を設けても良い。かかる樹脂は優れた透明性、耐熱性、耐薬品性を有していることが好ましく、具体的には多官能アクリレートやエポキシ樹脂などが好ましい。コート層の厚みは0.1〜50μmが好ましく、0.5〜30μmがより好ましい。
本発明の表示素子用プラスチック基板は、必要に応じて水蒸気や酸素に対するガスバリア層や透明電極層を設けても良い。
以下に本発明を実施例及び比較例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
(実施例1)
Sガラス系ガラス繊維からなるロービング(屈折率1.530)を焼きだしして有機物を除去した後、アクリロイロキシプロピルトリエトキシシラン(アクリルシラン)で処理した。このロービングを厚さ50μmの均一なシート状になるように一方向に並べ、この上に直交して厚さ50μmの均一なシート状になるようにロービングを並べて積層した。この積層ガラス繊維にジシクロペンタジエニルジアクリレート(東亞合成(株)製M−203、架橋後の屈折率1.527)92重量部とビス[4−(アクリロイロキシエトキシ)フェニル]スルフィド(東亞合成(株)試作品TO−2066、架橋後の屈折率1.606)8重量部、光重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン
(チバスペシャリティケミカル製のイルガキュア184)を0.5重量部とからなる樹脂(架橋後の屈折率1.533)を含浸し、脱泡した。この樹脂を含浸した積層ガラス繊維を離型処理したガラス板に挟み込んで、両面から約10J/cm2のUV光を照射して架
橋させた。さらに真空オーブン中250℃で3時間加熱し、0.1mmの光学シートを得た。
(実施例2)
Sガラス系ガラス繊維からなるロービング(屈折率1.530)を焼きだしして有機物を除去した後、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(エポキシシラン)で処理した。このロービングを厚さ50μmの均一なシート状になるように一方向に並べ、この上に直交して厚さ50μmの均一なシート状になるようにロービングを並べて積層した。この積層ガラス繊維に、トリグリシジルイソシアヌレート(日産化学工業製TEPIC)90重量部、ビスフェノールS型エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業製エピクロンEXA
1514)10重量部、メチル水添無水ナジック酸(新日本理化製リカシッドHNA−100)153重量部、及びテトラフェニルホスホニウムブロマイド(北興化学工業製TPP−PB)1.4重量部を110℃にて溶融混合した樹脂を含浸し、脱泡した。この樹脂を含浸した積層ガラス繊維を離型処理したガラス板に挟み込んで、オーブン中、100℃2時間+200℃2時間加熱して、厚さ0.1mmの光学シートを得た。
(比較例1)
Eガラス系ガラス繊維からなるガラスチョップ(屈折率1.560)を焼きだしして有機物を除去した後、このガラスチョップをアクリロイロキシプロピルトリエトキシシラン(アクリルシラン)で処理した。このガラスチョップにジシクロペンタジエニルジアクリレート(東亞合成(株)製M−203、架橋後の屈折率1.527)58重量部とビス[4−(アクリロイロキシエトキシ)フェニル]スルフィド(東亞合成(株)試作品TO−2066、架橋後の屈折率1.606)42重量部、光重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティケミカル製のイルガキュア184)0.5重量部とからなる樹脂(架橋後の屈折率1.533)に充填し、脱泡した。このガラスチョップを充填した樹脂を離型処理したガラス板に挟み込んで、両面から約10J/cm2のUV光を照射して硬化させた。さらに真空オーブン中250℃で3時間加熱
し、0.1mmの光学シートを得た。
(比較例2)
Eガラス系ガラス繊維からなるガラスチョップ(屈折率1.530)を焼きだしして有機物を除去した後、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(エポキシシラン)で処理した。このガラスチョップをトリグリシジルイソシアヌレート(日産化学工業製TE
PIC)20重量部、ビスフェノールS型エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業製エピクロンEXA1514)80重量部、メチル水添無水ナジック酸(新日本理化製リカシッドHNA−100)75重量部、及びテトラフェニルホスホニウムブロマイド(北興化学工業製TPP−PB)1.4重量部を110℃にて溶融混合した樹脂中に充填し、脱泡した。このガラスチョップを充填した樹脂を離型処理したガラス板に挟み込んで、オーブン中、100℃2時間+200℃2時間加熱して、厚さ0.1mmの光学シートを得た。
(比較例3)
Sガラス系ガラス繊維からなるロービング(屈折率1.530)を焼きだしして有機物を除去した後、アクリロイロキシプロピルトリエトキシシラン(アクリルシラン)で処理した。このロービングを厚さ100μmの均一なシート状になるように一方向に並べ、この上に直交して厚さ50μmの均一なシート状になるようにロービングを並べて積層した。この積層ガラス繊維にジシクロペンタジエニルジアクリレート(東亞合成(株)製M−203、架橋後の屈折率1.527)92重量部とビス[4−(アクリロイロキシエトキシ)フェニル]スルフィド(東亞合成(株)試作品TO−2066、架橋後の屈折率1.6
06)8重量部、光重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティケミカル製のイルガキュア184)を0.5重量部とからなる樹脂(架橋後の屈折率1.533)を含浸し、脱泡した。この樹脂を含浸した積層ガラス繊維を離型処理したガラス板に挟み込んで、両面から約10J/cm2のUV光を照射して
架橋させた。さらに真空オーブン中250℃で3時間加熱し、0.15mmの光学シートを得た。
(評価方法)
前記の実施例、比較例にて作製した光学シートについて、下記の評価方法により各種の特性を測定した。
a)直交した偏光板間(クロスニコル)での光漏れ
作成した光学シートをクロスニコルにした偏光顕微鏡で観察した。偏光顕微鏡の光軸を固定し、光源の強さを一定にした状態でサンプルを回転させ、光学シートの一部分あるいは全体がもっとも明るくなる角度にセットした。2.4mm×1.8mmの観察部分を画像(画素数640x480)化してPCに取り込み、これを各画素が0〜255の階調を持つ白黒画像に変換した。この白黒画像中の各画素の階調の総和を算出し、その総和が1000万未満の場合を○、以上の場合を×とした。
b)平均線膨張係数
セイコー電子(株)製TMA/SS120C型熱応力歪測定装置を用いて、窒素の存在下、1分間に5℃の割合で温度を30℃から400℃まで上昇させて20分間保持した後、1分間に5℃の割合で温度を0℃まで冷却して5分間保持した。その後、再度、1分間に5℃の割合で温度を上昇させて、30℃〜150℃の時の値を測定して求めた。荷重を5gにし、引張モードで測定した。
c)光線透過率
分光光度計U3200(日立製作所製)で400nm及び550nmの光線透過率を測定した。
d)屈折率、アッベ数
アタゴ社製アッベ屈折率計DR−M2を用いて、25℃で波長589nmの屈折率を測定した。また、波長656nm及び486nmの屈折率を測定してアッベ数を求めた。
評価結果を表1に示す。
Figure 2004243762

Claims (12)

  1. ガラス繊維(b)を同一方向に近接又は隣接して敷き整えることによって形成されたガラス繊維の層が、そのガラス繊維の軸方向が略直交するように2層以上積層され、透明樹脂(a)中に埋設されていることを特徴とする光学シート。
  2. 略直交するガラス繊維の層を縦方向と横方向に区別したとき、縦方向のガラス繊維の厚みの合計と横方向の厚みの合計との比が0.67〜1.5であることを特徴とする請求項1記載の光学シート。
  3. 前記ガラス繊維の各層の厚みが10μm〜200μmである請求項1または2記載の光学シート。
  4. 前記透明樹脂(a)の屈折率とガラス繊維(b)の屈折率との差が0.01以下である請求項1〜3いずれかの光学シート。
  5. 前記透明樹脂(a)のアッベ数が45以上である請求項1〜4いずれかの光学シート。
  6. 前記透明樹脂(a)が2つ以上の官能基を有する(メタ)アクリレートを構成成分として架橋したアクリレート樹脂である請求項1〜7いずれかの光学シート。
  7. 前記透明樹脂(a)が2つ以上の官能基を有するエポキシ樹脂を構成成分として硬化したエポキシ樹脂である請求項1〜5いずれかの光学シート。
  8. 前記ガラス繊維(b)の屈折率が1.45〜1.55である請求項1〜7いずれかの光学シート。
  9. 30〜150℃における平均線膨張係数が40ppm以下である請求項1〜8いずれかの光学シート。
  10. 全厚みが50〜2000μmである請求項1〜9いずれかの光学シート。
  11. 550nmにおける光線透過率が80%以上である請求項1〜10いずれかの光学シート。
  12. 光学シートが、表示素子用プラスチック基板、又はアクティブマトリックス表示素子用基板である請求項1〜11いずれかの光学シート。
JP2004013140A 2003-01-23 2004-01-21 光学シート Expired - Fee Related JP4613492B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004013140A JP4613492B2 (ja) 2003-01-23 2004-01-21 光学シート

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003014610 2003-01-23
JP2004013140A JP4613492B2 (ja) 2003-01-23 2004-01-21 光学シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004243762A true JP2004243762A (ja) 2004-09-02
JP4613492B2 JP4613492B2 (ja) 2011-01-19

Family

ID=33032014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004013140A Expired - Fee Related JP4613492B2 (ja) 2003-01-23 2004-01-21 光学シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4613492B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006212820A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Nitto Boseki Co Ltd ガラス繊維シート及びその製造方法
JP2006241440A (ja) * 2005-02-03 2006-09-14 Jsr Corp マレイミド系共重合体、その製造方法、重合体組成物および成形体
JP2007203473A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Sumitomo Bakelite Co Ltd 複合シート
WO2007147926A1 (en) * 2006-06-22 2007-12-27 Nokia Corporation Glass fibre reinforced plastic substrate
JP2010137582A (ja) * 2010-03-24 2010-06-24 Nitto Boseki Co Ltd ガラス繊維シート
JP2012076410A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Nitto Boseki Co Ltd 不燃性シートの接合物

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06337408A (ja) * 1993-05-31 1994-12-06 Nitto Denko Corp 液晶表示素子用透明樹脂基板
JP2001133761A (ja) * 1999-11-04 2001-05-18 Toshiba Corp 液晶表示素子及び有機led素子
JP2001261933A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Nitto Denko Corp 光半導体素子封止用エポキシ樹脂組成物および光半導体装置
JP2002356566A (ja) * 2000-08-08 2002-12-13 Sumitomo Bakelite Co Ltd 高分子フィルム及びこれを用いた表示素子用基板
WO2003064530A1 (fr) * 2002-01-25 2003-08-07 Sumitomo Bakelite Co., Ltd. Composition de composite transparent
WO2003064535A1 (fr) * 2002-01-25 2003-08-07 Sumitomo Bakelite Co., Ltd. Composition de composite transparent

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06337408A (ja) * 1993-05-31 1994-12-06 Nitto Denko Corp 液晶表示素子用透明樹脂基板
JP2001133761A (ja) * 1999-11-04 2001-05-18 Toshiba Corp 液晶表示素子及び有機led素子
JP2001261933A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Nitto Denko Corp 光半導体素子封止用エポキシ樹脂組成物および光半導体装置
JP2002356566A (ja) * 2000-08-08 2002-12-13 Sumitomo Bakelite Co Ltd 高分子フィルム及びこれを用いた表示素子用基板
WO2003064530A1 (fr) * 2002-01-25 2003-08-07 Sumitomo Bakelite Co., Ltd. Composition de composite transparent
WO2003064535A1 (fr) * 2002-01-25 2003-08-07 Sumitomo Bakelite Co., Ltd. Composition de composite transparent

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006212820A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Nitto Boseki Co Ltd ガラス繊維シート及びその製造方法
JP4539349B2 (ja) * 2005-02-01 2010-09-08 日東紡績株式会社 ガラス繊維シート及びその製造方法
JP2006241440A (ja) * 2005-02-03 2006-09-14 Jsr Corp マレイミド系共重合体、その製造方法、重合体組成物および成形体
JP2007203473A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Sumitomo Bakelite Co Ltd 複合シート
WO2007147926A1 (en) * 2006-06-22 2007-12-27 Nokia Corporation Glass fibre reinforced plastic substrate
EP2035888A1 (en) * 2006-06-22 2009-03-18 Nokia Corporation Glass fibre reinforced plastic substrate
EP2035888A4 (en) * 2006-06-22 2009-11-11 Nokia Corp TEXTILE GLASS STEEL PLASTIC SUBTRATE
JP2010137582A (ja) * 2010-03-24 2010-06-24 Nitto Boseki Co Ltd ガラス繊維シート
JP4702487B2 (ja) * 2010-03-24 2011-06-15 日東紡績株式会社 ガラス繊維シート
JP2012076410A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Nitto Boseki Co Ltd 不燃性シートの接合物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4613492B2 (ja) 2011-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1524301B1 (en) Transparent composite composition
JP4569336B2 (ja) 透明バリア性シート
JP4650003B2 (ja) 透明複合シート及びそれを用いた表示素子基板
JP4117792B2 (ja) 透明複合体組成物のシート
KR101653416B1 (ko) 편광판, 광학 부재 및 액정 표시 장치
JP3728441B2 (ja) 透明複合体組成物
JP4622348B2 (ja) 透明複合体組成物
WO2008044397A1 (fr) Feuille composite transparente
KR101791766B1 (ko) 코팅 조성물
JP4174355B2 (ja) 透明複合体組成物
KR20120083875A (ko) 투명 복합 시트
JP2004307845A (ja) 透明複合体組成物
JP2004307851A (ja) 光学シート
JP2005138389A (ja) 透明積層体およびこれを用いた表示素子用プラスチック基板
JP4613492B2 (ja) 光学シート
KR20120080050A (ko) 투명 기판
JP4701613B2 (ja) 光学シート
JP2005015624A (ja) 透明複合シート
JP2004168945A (ja) 透明複合体組成物
JP4424044B2 (ja) 透明複合シート及びそれを用いた表示素子
WO2016043241A1 (ja) 偏光板
JP5397319B2 (ja) 光学シート
JP2005029668A (ja) 透明複合体組成物およびそれを用いた表示素子
JP4174338B2 (ja) 透明複合体組成物
JP4539113B2 (ja) プラスチック複合透明シート及びそれを使用した表示素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090914

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100324

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100921

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees