JP2006193642A - アロファネート変性ポリイソシアネート組成物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 助触媒を用いることなく比較的容易に製造でき、実質的にウレタン基、ウレトジオン基、及びイソシアヌレート基を含有せず、実質的に無色のアロファネート変性ポリイソシアネート組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】 アルコール性水酸基含有化合物(A)及び有機ジイソシアネート(B)から、アロファネート化触媒(C)を用いてアロファネート変性ポリイソシアネート組成物を製造する方法であって、該アロファネート化触媒(C)がジルコニウムテトラカルボン酸塩であり、そのカルボン酸の炭素数が6以上であり、アロファネート化反応を停止させる際に触媒毒(D)を用いること、を特徴とする前記製造方法により解決する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、アロファネート変性ポリイソシアネート組成物の製造方法に関するものである。更に詳細には、実質的にはウレタン基、ウレトジオン基、及びイソシアヌレート基をほとんど含有せず、また、透明外観を有するアロファネート変性ポリイソシアネート組成物の製造方法に関するものである。
アロファネート変性ポリイソシアネートの製造方法は、従来より種々知られている。例えば、特許文献1〜3には、アロファネート変性ポリイソシアネートの製造方法が開示されている。
しかしながら、これらに記載されているアロファネート変性ポリイソシアネートの製造方法のほとんどは、アロファネート基の生成を目的としているにもかかわらず、副反応として自己付加反応や自己重合反応が進行し、副生成物が生じるという問題がある。前記副生成物としては、例えば、熱的に不安定なウレトジオン基を含む二量体や最終生成物の粘度を飛躍的に増大させ、かつ非極性溶剤への溶解性や高分子ポリエステル等の樹脂との相溶性を低下させるイソシアヌレート基を含む三量体が挙げられる。更には、最終生成物に着色や濁りを生じさせるといった問題もある。
例えば、特許文献1には、特定の触媒の存在下でイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーと有機ジイソシアネートとを反応させるアロファネート基含有ポリイソシアネートの製造方法が記載されており、前記製造方法により得られるポリイソシアネートは、実質的に二量体及び三量体を含有している。また、触媒を用いない場合には、高温で長時間の反応となり、製造コストが上昇するのみでなく、最終生成物に着色を生じてしまう。
特許文献2には、ベンゼン環等の環構造を有するジイソシアネートのアロファネート変性イソシアネートの製造方法が記載され、アロファネート化反応には、ウレタン化反応と同じ触媒が使用できることが記載されている。
また、特許文献3には、二量体及び三量体を含まないアロファネート変性ポリイソシアネートの製造方法が記載されているが、この方法は、芳香族に結合したイソシアネート基を有する化合物においてのみ実質的な反応性を有しており、脂肪族及び/又は脂環式に結合したイソシアネート基を有するアロファネート基含有ポリイソシアネートの製造には適していない。
更に、特許文献4には、実質的にイソシアネートの二量体を含まず、かつ実質的に無色で比較的低い粘度を有するアロファネート基含有ポリイソシアネートの製造法が開示されている。この方法は、ポリイソシアネートを水酸基化合物で部分ウレタン化し、少なくとも150℃の温度にて90分以下の時間反応させてアロファネート基を生成させ、前記反応により生じた生成物を10分以内に100℃未満の温度に冷却することを特徴としている。しかしこの方法では、反応温度の昇降が急であり、バッチ式での大量製造には不向きであるとともに、反応のコントロールを短時間で行うため、ウレタン基のアロファネート基への変換率が低い。そのため、未反応ウレタン基をかなり含有することになり、二量体は含有しないものの、アロファネート基特有の性能を与える上で満足できるものではない。
このように、従来のアロファネート基を含有するポリイソシアネートの製造法においては、副反応としてイソシアネートの二量化や三量化が進行したり、アロファネート基を有する化合物の収率が低い等、それぞれの方法に解決されていない課題があった。
このような問題を解決するために、特許文献5では、カルボン酸金属塩からなる触媒及び亜リン酸エステルからなる助触媒を用いて、ウレタン基を有する化合物とイソシアネートを反応させるという、アロファネート基含有ポリイソシアネートの製造方法が示されている。
英国特許第994,890号明細書 特公昭46−1711号公報 特開昭46−1671号公報 特開昭64−66155号公報 特開平8−188566号公報
本発明は上記課題を鑑みされたものであり、助触媒を用いることなく比較的容易に製造でき、実質的に二量体及び三量体を含有せず、実質的に無色のアロファネート変性ポリイソシアネート組成物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者等は鋭意検討した結果、特定の金属塩をアロファネート化触媒に用いることにより、前記課題を解決することを見いだし、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、以下の(1)〜(5)に示されるものである。
(1)アルコール性水酸基含有化合物(A)と、脂肪族及び/又は脂環族ジイソシアネート(B)から、アロファネート化触媒(C)を用いてアロファネート変性ポリイソシアネート組成物を製造する方法において、該アロファネート化触媒(C)がジルコニウムテトラカルボン酸塩で、そのカルボン酸の炭素数は6以上であり、アロファネート化反応を停止させる際に触媒毒(D)を用いること、を特徴とする前記製造方法。
(2)アロファネート化反応の停止後に、遊離の有機ジイソシアネート(B)を含有量が1質量%以下になるまで除去することを特徴とする、前記(1)の製造方法。
(3)(A)が炭素数1〜40のモノオール化合物であり、得られるアロファネート変性ポリイソシアネート組成物が、2官能成分を60質量%以上含有することを特徴とする、前記(1)又は(2)の製造方法。
(4)(A)が炭素数1〜10のモノオール化合物であり、得られるアロファネート変性ポリイソシアネート組成物の25℃での粘度が130mPa・s以下であることを特徴とする、前記(1)〜(3)の製造方法。
(5)(A)が炭素数3〜40のモノオール化合物であり、得られるアロファネート変性ポリイソシアネート組成物が貧溶剤に可溶であることを特徴とする、前記(1)〜(4)の製造方法。
本発明によって得られたアロファネート変性ポリイソシアネート組成物は、実質的に二量体及び三量体を含有しないものである。なお「実質的に二量体及び三量体を含有しない」とは、IRやNMR解析で、二量体及び三量体の存在が痕跡程度認められる、又は全く存在が認められないということである。
さらに、本発明は、比較的容易に製造でき、実質的に着色がなく、低粘度であり、更に場合によっては貧溶剤に可溶な優れた性能を有するアロファネート変性ポリイソシアネート組成物の製造方法を提供する。
本発明に用いられる原料について説明する。
本発明に用いられるアルコール性水酸基含有化合物(A)における「アルコール性水酸基」とは、脂肪族炭化水素骨格に直接結合している水酸基という意である。すなわち、「アルコール性水酸基含有化合物」とは、フェノール、クレゾール等のように芳香族炭化水素骨格に水酸基が直接結合しているものを除く趣旨である。本発明において、アルコール性水酸基含有化合物(A)は、単独あるいは2種以上の混合物のいずれの形態で用いてもよい。
(A)の具体的なものとしては、メタノール、エタノール、プロパノール(各種異性体を含む)、ブタノール(各種異性体を含む)、ペンタノール(各種異性体を含む)、ヘキサノール(各種異性体を含む)、ヘプタノール(各種異性体を含む)、オクタノール(各種異性体を含む)、ノナノール(各種異性体を含む)、デカノール(各種異性体を含む)、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール(テトラデカノール)、ペンタデカノール、セチルアルコール(ヘキサデカノール)、ヘプタデカノール、ステアリルアルコール(オクタデカノール)、ノナデカノール、オレイルアルコール等の脂肪族モノオール類、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール等の脂環族モノオール類、ベンジルアルコール等の芳香脂肪族モノオール類、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2−n−ヘキサデカン−1,2−エチレングリコール、2−n−エイコサン−1,2−エチレングリコール、2−n−オクタコサン−1,2−エチレングリコール等の脂肪族ジオール類、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、水素添加ビスフェノールA等の脂環族ジオール類、ビス(β−ヒドロキシエチル)ベンゼン等の芳香脂肪族ジオール類、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の脂肪族ポリオール類、ジエチレングリコール、ジプロレングリコール、トリエチレングリコール等のエーテル基含有グリコール類、α−オキシプロピオン酸、オキシコハク酸、ジオキシコハク酸、ε−オキシプロパン−1,2,3−トリカルボン酸、ヒドロキシ酢酸、α−ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシステアリン酸、リシノール酸、リシノエライジン酸、リシノステアロール酸、サリチル酸、マンデル酸等のオキシカルボン酸と前述のモノオールから得られる水酸基含有エステル等が挙げられる。
また、前述の水酸基含有化合物を開始剤としてエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加させて得られる水酸基含有ポリエーテル類、前述のポリオールとポリカルボン酸から得られる水酸基含有ポリエステル類、前述のポリオールと低分子カーボネート(エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジフェニルカーボネート等)から得られる水酸基含有ポリカーボネート類等も好適に使用できる。
本発明においては、原料としての取り扱い易さ、得られるポリイソシアネートの粘度等を考慮すると、数平均分子量1,000〜5,000のポリエーテルポリオール、炭素数1〜40のモノオール化合物が好ましい。
本発明に用いられる脂肪族及び/又は脂環族ジイソシアネート(B)としては、ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、2−メチル−ペンタン−1,5−ジイソシアネート、3−メチル−ペンタン−1,5−ジイソシアネート、リジンジイソシアネート、トリオキシエチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート;キシリレン−1,4−ジイソシアネート、キシリレン−1,3−ジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等の芳香脂肪族ジイソシアネート;イソホロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加キシレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート、水素添加テトラメチルキシレンジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネート等が挙げられる。これらの有機ジイソシアネートは、単独あるいは2種以上の混合物のいずれの形態で用いてもよい。本発明では得られるアロファネート変性ポリイソシアネートの耐候性等の点を考慮すると、無黄変ジイソシアネートが好ましく、特にヘキサメチレンジイソシアネートが最適である。
本発明に用いられるアロファネート化触媒(C)はジルコニウムテトラカルボン酸塩である。このカルボン酸としては、炭素数が6以上であるオクチル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、2−エチルヘキサン酸等の飽和脂肪族カルボン酸、シクロヘキサンカルボン酸、シクロペンタンカルボン酸等の飽和単環カルボン酸、ビシクロ(4.4.0)デカン−2−カルボン酸等の飽和複環カルボン酸、ナフテン酸等の上記したカルボン酸の混合物、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、大豆油脂肪酸、トール油脂肪酸等の不飽和脂肪族カルボン酸、ジフェニル酢酸等の芳香脂肪族カルボン酸、安息香酸、トルイル酸等の芳香族カルボン酸等のモノカルボン酸類、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、クルタコン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,4−シクロヘキシルジカルボン酸、α−ハイドロムコン酸、β−ハイドロムコン酸、α−ブチル−α−エチルグルタル酸、α,β−ジエチルサクシン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等のポリカルボン酸類が挙げられる。これらのカルボン酸ジルコニウム塩は、単独あるいは2種以上の混合物のいずれの形態で用いてもよい。本発明で好ましい(C)は、炭素数6〜10の脂肪族モノカルボン酸のジルコニウム塩である。
本発明は、このアロファネート化触媒(C)を特定することにより、助触媒等を使用することなく、実質的に着色のないアロファネート変性ポリイソシアネート組成物が比較的容易に得られる。
次に具体的な製造手順について説明する。
最初に、アルコール性水酸基含有化合物(A)及びジイソシアネート(B)をイソシアネート基を水酸基に対して過剰となる量を仕込んで、20〜100℃でウレタン化反応させた後、70〜150℃にてアロファネート化触媒(C)の存在下でウレタン基が実質的に存在しなくなるまでアロファネート化反応させる。
ここで「イソシアネート基を水酸基に対して過剰となる量」とは、原料仕込みの際、イソシアネート基を水酸基に対して過剰となるという意味であり、イソシアネート基と水酸基のモル比がイソシアネート基/水酸基=8以上が好ましく、10〜50が特に好ましい。
ウレタン化反応の反応温度は20〜120℃であり、好ましくは50〜100℃である。なお、ウレタン化反応の際、公知のいわゆるウレタン化触媒を用いることができる。具体的には、ジブチルチンジラウレート、ジオクチルチンジラウレート等の有機金属化合物や、トリエチレンジアミンやトリエチルアミン等の有機アミンやその塩等が挙げられる。
ウレタン化反応の反応時間は、触媒の有無や種類、反応温度により異なるが、一般には10時間以内、好ましくは1〜5時間で充分である。
ウレタン化反応が終了したら、アロファネート化反応を行う。アロファネート化反応は、前述のアロファネート化触媒(C)を添加し、反応温度を70〜150℃、好ましくは80〜130℃にして行う。反応温度が低すぎる場合は、アロファネート基があまり生成せず、得られるポリイソシアネート組成物の平均官能基数が低下することになる。このようなポリイソシアネートを塗料用硬化剤に用いると、塗膜物性が不十分となりやすい。反応温度が高すぎる場合は、得られるポリイソシアネート組成物に不必要に熱履歴を与えることになり、生産時のエネルギーが無駄であるばかりか、ポリイソシアネートが着色する原因になることがある。なお、ポリイソシアネートの平均官能基数とは、1分子中に存在するイソシアネート基の平均数である。
なお、本発明においては、ウレタン化反応とアロファネート化反応を同時に行うこともできる。この場合は、アルコール性水酸基含有化合物(A)及び有機ジイソシアネート(B)をイソシアネート基を水酸基に対して過剰となる量を仕込んで、70〜150℃にてアロファネート化触媒(C)の存在下でウレタン化反応及びアロファネート化反応を同時に行う。
アロファネート化触媒(C)の使用量はその種類により異なるが、上記(A)と(B)の総和量に対して、0.0005〜1質量%が好ましく、0.001〜0.1質量%がより好ましい。触媒使用量が0.0005質量%未満であると、実質的に反応が遅くなって長時間を要し、熱履歴による着色が起こる場合がある。一方触媒使用量が1質量%を超えると、反応制御が難しなり、副反応である二量化反応(ウレトジオン化反応)や三量化反応(イソシアヌレート化反応)が起こる場合があり、また得られたポリイソシアネートを二液型塗料の硬化剤として用いた場合、塗料のポットライフが短くなる等の問題が生じることがある。
反応時間は、触媒の種類や添加量、反応温度により異なるが、通常10時間以内、好ましくは1〜5時間で充分である。
なお、このとき必要に応じて有機溶剤を用いることができる。この有機溶剤としては、n−ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素系有機溶剤、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素系有機溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系有機溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエステル系有機溶剤、エチレングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、エチル−3−エトキシプロピオネート等のグリコールエーテルエステル系有機溶剤、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系有機溶剤、塩化メチル、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、臭化メチル、ヨウ化メチレン、ジクロロエタン等のハロゲン化脂肪族炭化水素系有機溶剤、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホニルアミド等の極性非プロトン溶剤等が挙げられる。前記溶剤は1種又は2種以上使用することができる。
アロファネート化反応後、触媒毒(D)を添加してアロファネート化反応を停止させる。触媒毒(D)の添加時期は、アロファネート化反応後であれば特に制限はないが、遊離の有機ジイソシアネートを除去する方法に薄膜蒸留法を行う場合は、アロファネート反応後であって薄膜蒸留前に触媒毒(D)の添加を行うのが好ましい。これは、薄膜蒸留時の熱により、副反応が起こるのを防止するためである。
触媒毒(D)としては、リン酸、塩酸等の無機酸、スルホン酸基、スルファミン酸基等を有する有機酸及びこれらのエステル類、アシルハライド等公知の物が使用できる。
触媒毒(D)の添加量はその種類や触媒の種類により異なるが、触媒の0.5〜2当量となる量が好ましく、0.8〜1.5当量が特に好ましい。触媒毒が少なすぎる場合は、得られるポリイソシアネートの貯蔵安定性が低下しやすい。多すぎる場合は、得られるポリイソシアネートが着色する場合がある。
本発明では、基本的にはアロファネート化反応後の生成物には、遊離の有機ジイソシアネートが存在することになる。この遊離の有機ジイソシアネートは、臭気や経時での濁りの原因となるので、遊離の有機ジイソシアネート含有量が1質量%以下となるまで未反応の有機ジイソシアネート(B)を除去すると好ましくなる。
遊離の有機ジイソシアネートを除去する方法としては、蒸留、再沈、抽出等公知の方法が挙げられ、蒸留特に薄膜蒸留が溶剤等を用いることなくできるので好ましい。また、好ましい薄膜蒸留の条件としては、圧力:0.1kPa以下、温度:100〜200℃であり、特に好ましい条件は圧力:0.05kPa以下、温度:120〜180℃である。
本発明では、(A)に炭素数1〜40のモノオール化合物を用いると、最終生成物中の2官能成分(下記式参照)含有量は60質量%以上となるので好ましくなる。なお、2官能成分の含有量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)のピーク面積比であり、当該ピークの同定は原料から下記式の化合物が生成するとして決定する。
Figure 2006193642
本発明によって得られるアロファネート変性ポリイソシアネート組成物の好ましい粘度(25℃、固形分=100%換算)は200mPa・s以下であり、特に好ましくは50〜180mPa・sである。また、イソシアネート含量(固形分=100%換算)は10〜20質量%が好ましく、特に好ましくは12〜18質量%である。
アロファネート変性ポリイソシアネート組成物の粘度は、導入量を一定にした場合、(A)に用いる化合物を炭素数6〜8付近のモノオールを用いたところが極小となる。本発明においては、(A)に炭素数1〜10のモノオール化合物を用いると、得られるアロファネート変性ポリイソシアネート組成物の25℃の粘度が130mPa・s以下になるので好ましくなる。
(A)に用いる化合物は、アロファネート基導入量を一定にした場合、メタノール、エタノール、プロパノールの順で、得られるアロファネート変性ポリイソシアネート組成物の貧溶剤への溶解性は向上する。本発明においては、(A)は、炭素数3〜40のモノオール化合物が好ましい。なお貧溶剤とは、通常のポリイソシアネートの溶解性が低い溶剤であり、例えば、脂肪族炭化水素、ミネラルスピリット、灯油、石油系混合溶剤等が挙げられる。
本発明によって得られたアロファネート変性ポリイソシアネート組成物に、必要に応じて、例えば2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール等の酸化防止剤や、紫外線吸収剤、顔料、染料、溶剤、難燃剤、加水分解防止剤、潤滑剤、可塑剤、充填剤、貯蔵安定剤等の添加剤を適宜配合することができる。
[組成物の用途]
本発明によって得られたアロファネート変性ポリイソシアネート組成物は、塗料、接着剤、各種結合剤、印刷インキ、磁気記録媒体、コーティング剤、シーリング剤、エラストマー、封止剤、合成皮革、各種フォーム、土木関係の発泡充填材等、広い範囲に適用できる。特にハイソリッド塗料用の硬化剤や、ターペン塗料用の硬化剤に適している。
本発明について、実施例、比較例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。なお、実施例、比較例において「%」は「質量%」を意味する。
〔アロファネート変性ポリイソシアネートの製造〕
実施例1
攪拌機、温度計、冷却器及び窒素ガス導入管のついた容量:1Lの反応器に、ヘキサメチレンジイソシアネートを975g、メタノールを25g仕込み、90℃で2時間ウレタン化反応を行った。反応生成物をFT−IRにて分析したところ、水酸基は消失していた。次にカプリル酸ジルコニウム(ジルコニウムテトラオクチル酸塩、三津和化学薬品製、以下同じ)を0.2g仕込み、90℃にて3時間反応させた。反応生成物をFT−IR及び13C−NMRにて分析したところ、ウレタン基は消失していた。次いで、リン酸を0.1g仕込み50℃で1時間停止反応を行った。停止反応後の反応生成物のイソシアネート含量は42.1%であった。この反応生成物を130℃・0.04kPaにて薄膜蒸留を行い、イソシアネート含量が21.1%、25℃の粘度が118mPa・s、遊離のヘキサメチレンジイソシアネート含有量が0.1%、色数が20APHA、2官能成分が73%のポリイソシアネートP−1を得た。P−1をFT−IR、13C−NMRにて分析したところ、ウレタン基はその存在が認められず、アロファネート基の存在が確認された。また、ウレトジオン基及びイソシアヌレート基は痕跡程度認められた。結果を表1に示す。
実施例2〜9
表1に示す原料、反応条件を用いて、実施例1とほぼ同様な手順で製造してポリイソシアネートP−2〜9を得た。結果を表1に示す。
実施例10
実施例1と同様な反応器に、ヘキサメチレンジイソシアネートを975g、メタノールを25g、カプリル酸ジルコニウムを0.1g仕込み、90℃にて5時間反応させた。反応生成物をFT−IR及び13C−NMRにて分析したところ、水酸基及びウレタン基は確認されなかった。次いで、リン酸を0.05g仕込み50℃で1時間停止反応を行った。停止反応後の反応生成物のイソシアネート含量は42.0%であった。この反応生成物を130℃・0.04kPaにて薄膜蒸留を行い、イソシアネート含量が21.2%、25℃の粘度が112mPa・s、遊離のヘキサメチレンジイソシアネート含有量が0.1%、色数が20APHA、2官能成分が72%のポリイソシアネートP−12を得た。P−12をFT−IR、13C−NMRにて分析したところ、ウレタン基はその存在が認められず、アロファネート基の存在が確認された。また、ウレトジオン基及びイソシアヌレート基は痕跡程度認められた。結果を表1に示す。
比較例1〜4
表2に示す原料、反応条件を用いて、実施例1とほぼ同様な手順で製造操作を行った。P−11、12は、アロファネート化反応が進行しなかったため、モノマー除去の蒸留以後の操作は行わなかった。P−13とP−14の結果を表2に示す。
比較例5
実施例1と同様な反応器に、ヘキサメチレンジイソシアネートを930g、ノルマルヘキサノールを70g仕込み、90℃で2時間ウレタン化反応を行った。反応生成物をFT−IRにて分析したところ、水酸基は消失していた。次に160℃に加熱して同温度で5時間反応させた。反応後のイソシアネート含量は40.7%であった。この反応生成物を130℃・0.04kPaにて薄膜蒸留を行い、イソシアネート含量が17.8%、25℃の粘度が84mPa・s、遊離のヘキサメチレンジイソシアネート含有量が0.1%、色数が200APHA、2官能成分が68%のポリイソシアネートP−15を得た。P−15をFT−IR及び13C−NMRにて分析したところ、アロファネート基の存在が確認されたが、相当量のウレタン基の存在も確認された。また、ウレトジオン基の存在も確認され、また、イソシアヌレート基の存在が痕跡程度認められた。結果を表2に示す。
比較例6
実施例1と同様な反応器に、ヘキサメチレンジイソシアネートを995g、ネオペンチルグリコールを5g仕込み、90℃で2時間ウレタン化反応を行った。反応生成物をFT−IRにて分析したところ、水酸基は消失していた。次にトリブチルホスフィンを1.0g仕込み50℃にて14時間反応させた。反応生成物をFT−IR及び13C−NMRにて分析したところ、ウレタン基、ウレトジオン基、イソシアヌレート基はその存在が確認できたが、アロファネート基は確認されなかった。更にリン酸を0.6g仕込み50℃で1時間停止反応を行った。生成物のイソシアネート含量は42.1%であった。この反応生成物を130℃・0.04kPaにて薄膜蒸留を行い、イソシアネート含量が22.3%、25℃の粘度が78mPa・s、遊離のヘキサメチレンジイソシアネート含有量が0.2%、色数が40APHAのポリイソシアネートP−16を得た。結果を表2に示す。
Figure 2006193642
Figure 2006193642
表1、2において
HDI :ヘキサメチレンジイソシアネート
MePPG−400:メトキシポリプロピレングリコール
数平均分子量=400
MePEG−400:メトキシポリエチレングリコール
数平均分子量=400
遊離HDI含有量 :ガスクロマトグラフィー(GC)にて測定
2官能成分含有量 :GPC、仕込み原料から算出
官能基 :FT−IR、13C−NMRの各官能基のピーク強度を判断
実施例におけるポリイソシアネート組成物の色数は低いものであった。また、炭素数10以下のモノオールを用いて得られたポリイソシアネートは、全て25℃の粘度が130mPa・s以下と低いものであり、取り扱い時において良好な作業性を有するものであった。しかし、酢酸ジルコニール(第一稀元素化学製)を用いて製造したポリイソシアネートは、ウレタン化は進行するものの、アロファネート化触媒としての効果は認められない。また、触媒が異なる以外は同組成であるP−2とP−13を比較すると、2−エチルヘキサン酸亜鉛を用いたものは、イソシアヌレート基含有量が多く、粘度が高く、2官能成分含有量が少ないものであった。
〔貯蔵安定性試験〕
P−2とP−13を密閉容器に入れ、空隙部を窒素置換して50℃で2週間保管後のイソシアネート含量を測定した。結果は、P−2が19.4質量%から19.3質量%と微減であったのに対し、P−13は、19.9質量%から18.8質量%と大幅に減少した。このことから、ジルコニウムテトラカルボン酸塩系触媒(但しカルボン酸の炭素数は6以上)を用いると、貯蔵安定性に優れたアロファネート変性ポリイソシアネート組成物が得られることが判明した。
〔熱安定性試験〕
応用実施例1〜10、応用比較例1〜4
得られたポリイソシアネート(P−11、12を除く)を150℃にて2時間加熱した後、GCにて遊離HDI含有量を測定した。結果を表3、4に示す。
Figure 2006193642
Figure 2006193642
表3、4から、実施例におけるポリイソシアネート組成物は、加熱前後の遊離HDI含有量が大きく変化していないことから、熱安定性は良好であると言える。一方、P−15、16は加熱後の遊離HDI含有量が増加している。これは耐熱性の低いウレトジオン基の熱分解が起こったものと思われる。
〔貧溶剤溶解試験〕
応用実施例11〜16、応用比較例5〜8
得られたポリイソシアネートをソルベントA(日石三菱製石油系混合溶剤、貧溶剤)にポリイソシアネート/ソルベントA=1/2(質量比)で溶解させて、溶液の外観を確認した。結果を表5、6に示す。
Figure 2006193642
Figure 2006193642
表5、6において
外観:○→完全に溶解し、透明溶液となった。
×→沈殿又は濁りが発生している。
表5、6より、実施例のポリイソシアネートの貧溶剤への溶解性は良好であった。一方、比較例のポリイソシアネートの貧溶剤への溶解性は良くなかった。この結果から、実施例のポリイソシアネートは、いわゆるターペン塗料の硬化剤として用いることができる。
〔塗膜評価〕
応用実施例17、18
表7に示す配合で、ポリイソシアネート、アクリルポリオール溶液(アクリディックA−823、大日本インキ化学工業製、固形分=50%、水酸基価=30mgKOH/g)、酢酸ブチルを混合して、固形分=50%のクリヤー塗料を調製した。その後、調製した塗料を鋼板上に塗布し、20℃、65%RHの条件で1週間静置して、乾燥膜厚30〜40μmの塗膜を形成させた試験片を得た。得られた試験片を以下に示す試験を行った。結果を表7に示す。
Figure 2006193642
試験項目、方法は以下の通り。
・鉛筆硬度試験:
JIS S−6006で規定した鉛筆の先端を45度の角度で押し出すようにして塗膜が破れない最高の硬さの鉛筆の硬度を塗膜の硬度とした。
・付着性試験:
塗膜にカッターガイドをそえたカッターナイフを用いて1mm四方の100個のマス目状の切れ込みを入れ、その上からセロハンテープを圧着し、その後瞬間的に剥がし、残存する塗膜片の個数を数えた。
・エリクセン値:
塗装面の裏から鋼球をゆっくり押しつけ、塗膜に割れ・剥がれ等が生じたときの鋼球の押し出し距離を測定した。
・耐屈曲性:
塗装面を表にして塗膜板を直径2mmの棒に当てて180度折り曲げ、塗膜の割れ、剥がれを調べた。
評価:○→変化なし ×→割れ、剥がれがある
表7より、実施例のポリイソシアネートを用いた塗膜は良好な物性を有していた。
以上説明した通り、本発明によって得られたポリイソシアネート組成物は、良好な外観を有した。また、炭素数10以下のモノオールを用いて得られたポリイソシアネート組成物は、特に低粘度であった。また、炭素数3〜40のモノオールを用いて得られたポリイソシアネート組成物は、貧溶剤への溶解性が良好であった。


Claims (5)

  1. アルコール性水酸基含有化合物(A)と、脂肪族及び/又は脂環族ジイソシアネート(B)から、アロファネート化触媒(C)を用いてアロファネート変性ポリイソシアネート組成物を製造する方法において、該アロファネート化触媒(C)がジルコニウムテトラカルボン酸塩で、そのカルボン酸の炭素数が6以上であり、アロファネート化反応を停止させる際に触媒毒(D)を用いること、を特徴とする前記製造方法。
  2. アロファネート化反応の停止後に、遊離の有機ジイソシアネート(B)を含有量が1質量%以下になるまで除去することを特徴とする、請求項1記載の製造方法。
  3. (A)が炭素数1〜40のモノオール化合物であり、得られるアロファネート変性ポリイソシアネート組成物が、2官能成分を60質量%以上含有することを特徴とする、請求項1又は2記載の製造方法。
  4. (A)が炭素数1〜10のモノオール化合物であり、得られるアロファネート変性ポリイソシアネート組成物の25℃での粘度が130mPa・s以下であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. (A)が炭素数3〜40のモノオール化合物であり、得られるアロファネート変性ポリイソシアネート組成物が貧溶剤に可溶であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
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