JP2006192583A - インクジェット記録ヘッド、及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド、及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インクプール室内の気泡をスムーズに排出させることのできるインクジェット記録ヘッドの提供。
【解決手段】インクプール室38は、インクプール室38にインクを注入する注入口36と、インクプールの底面に設けられたインク供給路の供給口67と、供給口67の各列間に、供給口67の各列に沿って整流板100が配設され、また、整流板100の一端部100Aと他端部100Bともに、インクプール室38の側壁42Aと42Bとには接しておらず、隙間が形成されている構成のインクジェット記録ヘッド。
【選択図】図9

Description

本発明は、インクジェット記録ヘッド、及びインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録ヘッドは、インクプール室から各圧力室にインクを供給する構成となっているものがある。インクプール室は、インクタンクから送られたインクが注入口から注入される。
さて、インクを充填する際に気泡がインクプール室に残留してしまうことがある。残留した気泡は、インク吐出特性に影響を与える。
したがって、圧力室に連通するインク供給路の入口に整流板を配置し、気泡の圧力室への進入を防止する構成が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
また、インクプール室の両端部に整流板(突起)を設け、流路面積を低減させて流速を上げ、気泡を排出しやすくした構成が提案されている。(例えば、特許文献2参照)。
また、インクプール室内にインクを案内するリブや整流板を設けた構成が提案されている。(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。
さて、近年、インクジェット記録装置は高速化の傾向が強まっている。このためインクジェット記録ヘッドを長尺化し、インクジェット記録ヘッド、一つあたりのノズル数を増やしてマトリックス状に行列配置することで、より短時間に広い領域に画像形成することが可能なインクジェット記録ヘッドが知られている。
そして、マトリックス状にノズルが配設され、圧力室の一部を構成する振動板を間に置いて、圧力室と反対側に、圧力室に供給するインクをプールするインクプール室を備える構成のインクジェット記録ヘッドが、特願2004−144544に提案されている。
特開平4−235057号公報 特開2002−254631号公報 特開2001−129988号公報(図4) 特開平9−262980号公報(図1)
しかしながら、特願2004−144544に記載されている構成のインクジェット記録ヘッドのインクプール室1000の形状は、図17に示すように、2次元状に広い、例えば、図18に示す箱形状となる場合がある。このような形状のインクプール室1000は、インク注入ポート1002から注入されたインクの流れ(矢印R)が無秩序となり、インクプール室1000内のインクの流速分布が不均一になる。このため、インクの流れが淀む淀部Yが発生しやすい。よって、インクの初期充填の際や回復動作の際に、この淀部Yに気泡が滞留するため、インクプール室1000から気泡を排出するのに時間がかかった。
なお、上述した、特開平4−235057号公報、特開2002−254631号公報、特開2001−129988号公報、特開平9−262980号公報に記載の構成は、いずれも直線状にノズルが並んだインクジェット記録ヘッドのインクプール室に関する構成である。よって、特願2004−144544の構成における、図17に示すようなインクプール室1000とは、大きさや構成が全く異なる。よって、上述した、特開平4−235057号公報、特開2002−254631号公報、特開2001−129988号公報、特開平9−262980号公報に記載の構成を、インクプール室1000には適用できない、あるいは適用できても、十分な効果は期待できない。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、マトリックス状にノズルが配設され、圧力室の一部を構成する振動板を間に置いて、圧力室と反対側に、圧力室に供給するインクをプールするインクプール室から、気泡をスムーズに排出させることを目的とする。
請求項1に記載のインクジェット記録へッドは、インク滴を吐出し、マトリックス状に配設された複数のノズルと、各前記ノズルと連通し、インクが充填される複数の圧力室と、前記圧力室の一部を構成する振動板と、前記振動板を変位させる圧電素子と、前記振動板を間に置いて前記圧力室と反対側に設けられ、該圧力室の各々に連通するインク供給路を介して供給するインクを貯留するインクプール室と、を有するインクジェット記録ヘッドであって、前記インクプール室は、前記インクプール室にインクを注入する注入口と、前記インクプール室の底面に設けられた前記インク供給路の供給口と、前記供給口に沿って設けられ、前記注入口から注入されたインクの流路を形成する整流板と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載のインクジェット記録へッドは、インクプール室に整流板が供給口に沿って設けられ、注入口から注入されたインクの流路を形成している。
したがって、例えば、インクジェット記録ヘッドのノズルから吸引し、インクを充填するインク充填作業において、インクプール室内のインクが淀み無くスームズに流れる。よって、気泡がインクプール室に残留せずに、スムーズに排出される。
請求項2に記載のインクジェット記録へッドは、請求項1に記載の構成において、前記供給口は、前記インクプール室の前記底面にマトリックス状に並んで配設されていることを特徴としている。
請求項2に記載のインクジェット記録へッドは、供給口がインクプール室の底面にマトリックス状に並んで配設されているので、整流板を直線状に形成できる。したがって、インクプール室内のインクが、より淀み無くスームズに流れる。
請求項3に記載のインクジェット記録へッドは、請求項1、又は請求項2に記載の構成において、前記整流板は、並行に複数配設され、前記インクプール室の側壁に、前記整流板の一端部と他端部とが交互に接していることを特徴している。
請求項3に記載のインクジェット記録へッドは、前記整流板が並行に複数配設され、インクプール室の側壁に、整流板の一端部と他端部とが交互に接している。
したがって、整流板によって形成されたインクの流路のインクの流れは1方向となる。よって、インクの流れが衝突する箇所がないので、インクプール室内のインクが、より淀み無くスームズに流れる。
請求項4に記載のインクジェット記録へッドは、請求項1、又は請求項2に記載の構成において、前記整流板は渦巻き状に形成され、該整流板の一端部が前記インクプール室の側壁に接していることを特徴としている。
請求項4に記載のインクジェット記録へッドは、整流板は渦巻き状に形成され、整流板の一端部がインクプール室の側壁に接している。
したがって、整流板によって形成されたインクの流路のインクの流れは1方向となる。よって、インクの流れが衝突する箇所がないので、インクプール室内のインクが、より淀み無くスームズに流れる。
請求項5に記載のインクジェット記録へッドは、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の構成において、前記インクプール室は、前記整流板によって分割された複数の領域から構成され、各前記領域毎に少なくとも前記注入口を一つ以上備えていることを特徴としている。
請求項5に記載のインクジェット記録ヘッドは、インクプール室が整流板によって分割された複数の領域から構成されている。各領域の流路抵抗は小さいので、インクの流れがよりスムーズとなる。
請求項6に記載のインクジェット記録ヘッドは、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の構成において、前記振動板を含んで形成された圧電素子基板に、前記圧電素子に電圧を印加する駆動ICを実装したことを特徴としている。
請求項6に記載のインクジェット記録ヘッドは、圧力室を互いに近接して配設することができるので、圧力室毎に設けられるノズルを高密度に配設することができる。また、圧電素子から引き出す金属配線の形成に、半導体プロセスのホトリソグラフィー技術を用いることで、10μmピッチ以下の微細配線を形成することができ、更に、圧電素子の近傍で駆動ICと接続することで、配線長を短くすることができる(配線の低抵抗化に寄与できる)。つまり、これらの構成により、実用的な配線抵抗値で、ノズルの高密度化に対応できる。したがって、高解像度化を実現することができる。
請求項7に記載のインクジェット記録装置は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドを備えることを特徴としている。
請求項7に記載のインクジェット記録装置は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドを備えているので、インクプール室に気泡の残留がない。よって、インク滴が安定して吐出する。
以上説明したように本発明によれば、インクプール室内のインクが淀み無くスームズに流れ、気泡がスムーズに排出されるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。なお、記録媒体は記録紙Pとして説明をする。また、記録紙Pのインクジェット記録装置10における搬送方向を副走査方向として矢印Sで表し、その搬送方向と直交する方向を主走査方向として矢印Mで表す。また、図において、矢印UP、矢印LOが示されている場合は、それぞれ上方向、下方向を示すものとし、上下の表現をした場合は、上記各矢印に対応しているものとする。
まず、最初にインクジェット記録装置10の概要を説明する。
図1に示すように、インクジェット記録装置10は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各インクジェット記録ユニット30(インクジェット記録ヘッド32)を搭載するキャリッジ12を備えている。このキャリッジ12の記録紙Pの搬送方向上流側には一対のブラケット14が突設されており、そのブラケット14には円形状の開孔14A(図2参照)が穿設されている。そして、その開孔14Aに、主走査方向に架設されたシャフト20が挿通されている。
また、主走査方向の両端側には、主走査機構16を構成する駆動プーリー(図示省略)と従動プーリー(図示省略)が配設されており、その駆動プーリーと従動プーリーに巻回されて、主走査方向に走行するタイミングベルト22の一部がキャリッジ12に固定されている。したがって、キャリッジ12は主走査方向に往復移動可能に支持される構成である。
また、このインクジェット記録装置10には、画像印刷前の記録紙Pを束にして入れておく給紙トレイ26が設けられており、その給紙トレイ26の上方には、インクジェット記録ヘッド32によって画像が印刷された記録紙Pが排出される排紙トレイ28が設けられている。そして、給紙トレイ26から1枚ずつ給紙された記録紙Pを所定のピッチで副走査方向へ搬送する搬送ローラー及び排出ローラーからなる副走査機構18が設けられている。
その他、このインクジェット記録装置10には、印刷時において各種設定を行うコントロールパネル24と、メンテナンスステーション99等が設けられている。
また、各色のインクジェット記録ユニット30は、図2で示すように、インクジェット記録ヘッド32と、それにインクを供給するインクタンク34とが一体に構成されたものであり、インクジェット記録ヘッド32の下面中央のインク吐出面32Aに形成された複数のノズル56(図3参照)が、記録紙Pと対向するようにキャリッジ12上に搭載されている。したがって、インクジェット記録ヘッド32が主走査機構16によって主走査方向に移動しながら、記録紙Pに対してノズル56から選択的にインク滴を吐出することにより、所定のバンド領域に対して画像データに基づく画像の一部が記録される。
そして、主走査方向への1回の移動が終了すると、記録紙Pは、副走査機構18によって副走査方向に所定ピッチ搬送され、再びインクジェット記録ヘッド32(インクジェット記録ユニット30)が主走査方向(前述とは反対方向)に移動しながら、次のバンド領域に対して画像データに基づく画像の一部が記録されるようになっており、このような動作を複数回繰り返すことによって、記録紙Pに画像データに基づく全体画像がフルカラーで記録される。
前述したメンテナンスステーション99は、印字範囲外に設けられ、キャップ98、吸引ポンプ(図示略)、ダミージェット受け(図示略)、クリーニング機構(図示略)等から構成されており、吸引回復動作、ダミージェット動作、クリーニング動作等のメンテナンス動作を行うようになっている
尚、吸引回復動作とは、インクジェット記録ヘッド32の複数のノズル56(図3参照)からインクを吸引することで、例えば、インクジェット記録ヘッド32内の気泡の排出を行い、吐出特性を回復する動作のことをいう。
具体的には、図7に示すように、メンテナンスステーション99のキャップ98上に搬送されたインクジェット記録ヘッド32のインク吐出面32Aに、昇降機構(図示略)によってキャップ98を密着させ、吸引ポンプ(図示略)によって、ノズル56からインクを吸引し、吐出特性の回復を行う。
ノズル56から吸引したインクは廃インクタンク(図示省略)に送られ回収される。廃インクタンクに回収されたインクは再利用されない。
つぎに、インクジェット記録ヘッド32について詳細に説明する。
図3はインクジェット記録ヘッド32の構成を示す概略平面図であり、図4は図3のX−X線概略断面図である。これらの図3、図4で示すように、インクジェット記録ヘッド32には、インクタンク34(図2参照)と連通するインク注入ポート36が設けられており、そのインク注入ポート36から注入されたインクQは、平面視すると並行四角形をした略箱形状のインクプール室38(図8、図9参照)に貯留される。
インクプール室38は天板40と隔壁42とによって、その容積が規定されており、インク注入ポート36は、インクプール室38の隅部の天板40に穿設されている。
また、天板40は、インクプール室38の天面を構成し、インク滴を吐出する際に発生する圧力波を緩和する樹脂膜製のエアダンパー44を備えている。
天板40の材質(エアダンパー44を除く)は、例えばガラス、セラミックス、シリコン、樹脂等、インクジェット記録ヘッド32の支持体になり得る強度を有する絶縁体であれば何でもよい。また、天板40には、駆動IC60へ通電するための金属配線90が設けられている。この金属配線90は、樹脂膜92で被覆保護されており、インクQによる侵食が防止されるようになっている。
隔壁42は樹脂で成形され、インクプール室38を矩形状に仕切っている。また、インクジェット記録ヘッド32は、圧電素子46と、その圧電素子46によって上下方向に撓み変形させられる振動板48を介して、インクプール室38と圧力室50とが上下に配設されている。つまり、圧電素子46及び振動板48が、インクプール室38と圧力室50との間に配置される構成とされ、インクプール室38と圧力室50とが同一水平面上に存在しないように構成されている。
したがって、圧力室50を互いに接近させた状態に配置することが可能であり、ノズル56をマトリックス状に高密度に配設することが可能となっている。
また、このような構成にしたことにより、キャリッジ12の主走査方向への1回の移動で、広いバンド領域に画像を形成することができるので、その走査時間が短くて済む。すなわち、少ないキャリッジ12の移動回数及び時間で記録紙Pの全面に亘って画像形成を行う高速印刷が実現可能となっている。(図1参照)。
圧電素子46は、圧力室50毎に振動板48の上面に接着されている。振動板48は、SUS等の金属で成形され、少なくとも上下方向に弾性を有し、圧電素子46に通電されると(電圧が印加されると)、上下方向に撓み変形する(変位する)構成になっている。なお、振動板48は、ガラス等の絶縁性材料であっても差し支えはない。圧電素子46の下面には一方の極性となる下部電極52が配置され、圧電素子46の上面には他方の極性となる上部電極54が配置されている。そして、この上部電極54に駆動IC60が金属配線86により電気的に接続されている。
また、圧電素子46は、低透水性絶縁膜(SiOx膜)80で被覆保護されている。圧電素子46を被覆保護している低透水性絶縁膜(SiOx膜)80は、水分透過性が低くなる条件で着膜するため、水分が圧電素子46の内部に侵入して信頼性不良となること(PZT膜内の酸素を還元することにより生ずる圧電特性の劣化)を防止できる。なお、下部電極52と接触する金属(SUS等)製の振動板48は、低抵抗なGND配線としても機能するようになっている。
更に、圧電素子46は、その低透水性絶縁膜(SiOx膜)80の上面が、樹脂膜82で被覆保護されている。これにより、圧電素子46において、インクQによる侵食の耐性が確保されるようになっている。また、金属配線86も、樹脂保護膜88で被覆保護され、インクQによる侵食が防止されるようになっている。
また、圧電素子46の上方は、樹脂膜82で被覆保護され、樹脂保護膜88が被覆されない構成になっている。樹脂膜82は、柔軟性がある樹脂層であるため、このような構成により、圧電素子46(振動板48)の変位阻害が防止されるようになっている(上下方向に好適に撓み変形可能とされている)。つまり、圧電素子46上方の樹脂層は、薄い方がより変位阻害の抑制効果が高くなるので、樹脂保護膜88を被覆しないようにしている。
なお、樹脂保護膜88は、金属配線86が積層される樹脂膜82と同種の樹脂材料で構成されているため、金属配線86を被覆するそれらの接合力が強固になり、界面からのインク110の侵入による金属配線86の腐食を防止することができる。
また、金属配線86を挟むようにして被覆する樹脂保護膜88と樹脂膜82とが同種の樹脂材料とされているので熱膨張率が略等しい。よって、熱応力の発生が少ない。
更に、この樹脂保護膜88は、隔壁42とも同種の樹脂材料となっているため、この隔壁42に対する接合力も強固になっている。したがって、その界面からのインク110の侵入がより一層防止される構成である。また、このように、同種の樹脂材料で構成されると、それらの熱膨張率が略等しくなるので、同様に熱応力の発生が少ない。
駆動IC60は、圧電素子基板70に実装されており、隔壁42で規定されたインクプール室38の外側で、かつ天板40と振動板48との間に配置され、振動板48や天板40から露出しない(突出しない)構成とされている。したがって、インクジェット記録ヘッド32の小型化が実現可能となっている。
なお、圧電素子基板70とは、圧電素子48から上の基板全体を指し、天板40が支持体となっている。
また、その駆動IC60の周囲は樹脂材58で封止されている。この駆動IC60を封止する樹脂材58の注入孔40Bは、図5で示すように、製造段階における天板40において、各インクジェット記録ヘッド32を仕切るように格子状に複数個穿設されており、圧電素子基板70と圧力室50などが形成された流路基板とを結合(接合)後、樹脂材58によって封止された(閉塞された)注入孔40Bに沿って天板40を切断することにより、マトリックス状のノズル56(図3参照)を有するインクジェット記録ヘッド32が1度に複数個製造される構成になっている。
また、この駆動IC60の下面には、図4、図6で示すように、複数のバンプ62がマトリックス状に所定高さ、突設されており、振動板48上に圧電素子46が形成された圧電素子基板70の金属配線86にフリップチップ実装(表面実装)されている。したがって、圧電素子46に対する高密度接続が容易に実現可能であり、駆動IC60の高さの低減を図ることができる(薄くすることができる)。これによっても、インクジェット記録ヘッド32の小型化が実現可能となっている。
また、図3において、駆動IC60の外側には、バンプ64が設けられている。このバンプ64は、天板40に設けられる金属配線90(図4参照)と、圧電素子基板70に設けられる金属配線86とを接続しており、当然ながら、圧電素子基板70に表面実装された駆動IC60の高さよりも高くなるように設けられている。
したがって、インクジェット記録装置10(図1参照)の本体側から天板40の金属配線90に通電され、その天板40の金属配線90からバンプ64を経て金属配線86に通電され、そこから駆動IC60に通電される構成である。そして、その駆動IC60により、所定のタイミングで圧電素子46に電圧が印加され、振動板48が上下方向に撓み変形することにより、圧力室50内に充填されたインクQが加圧されて、ノズル56からインク滴が吐出する構成である。
インク滴を吐出するノズル56は、圧力室50毎に1つずつ、その所定位置に設けられている。圧力室50とインクプール室38とは、圧電素子46を回避するとともに、振動板48に穿設された貫通孔48Aを通るインク供給路66と、圧力室50から図4において水平方向へ向かって延設されたインク供給路68とが連通することによって接続されている。このインク供給路68は、インクジェット記録ヘッド32の製造時に、インク供給路66とのアライメントが可能なように(確実に連通するように)、予め実際のインク供給路66との接続部分よりも少し長めに設けられている。
つぎに、第一の実施形態のインクプール室38について説明する。
図9に示すように、インクプール室38の底面102には、インク供給路66の供給口67がマトリックス状に並んで形成されている。なお、便宜上、供給口67の長手方向(上下方向)の並びを「列」、行と交差する方向(左右方向)の並びを「行」とする。
なお、以降のインクプール室の図では模式的に示しているので、圧力室50と供給口67とが重なって見えているが、図4に示すように、正確には重なっていない。しかし、本発明の作用効果とは特に関係が無いので、図が複雑化して判りにくくなるのを避ける為、このように図示している。
図9に示すように、供給口67の各列間に、供給口67の各列に沿って整流板100が配設されている。また、整流板100の一端部100Aと他端部100Bともに、インクプール室38の側壁42Aと側壁42Bとには接しておらず、隙間が形成されている。
図8にも示すように、整流板100は底面102から立設し、図4にも示すように、エアダンパー44との間にも隙間が形成されている。よって、エアダンパー44のダンパー効果(インク滴を吐出する際に発生する圧力波を緩和する効果)を妨げない。
さて、このようにインクプール室38に整流板100を配設したので、図9の矢印Rで示すように、インク注入ポート36から注入されたインクQは、整流板100によって構成されたインクの流路に沿って流れ、各供給口67からインク供給路66を介して圧力室50に送られる。
また、この整流板100は、インクプール室38の底面102の材質より剛性が低い材質からなっている。このため、整流板100もダンパー効果がある。なお、本実施形態では、エアダンパー44(図8参照)と同じ材質としている。
したがって、エアダンパー44と整流板100との両方のダンパー効果によって、インクプール室38の音響容量は十分確保されている。よって、クロストークが十分に抑制されている。
なお、整流板100は、インクジェット記録ヘッド32の強度部材として機能させる必要がない。よって、低剛性の材質とし、ダンパー効果を持たせても問題は生じない。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
インクジェット記録ヘッド32を製造した直後は、インクが充填されていない。よって、治具を用いてノズル56(図3参照)から吸引し、インクを充填するインク充填作業を行う。
また、前述したように、所定のタイミングでインクジェット記録ヘッド32のインク吐出面32Aにキャップ98を密着させ、ノズル56からインクを吸引し、インク吐出特性の回復動作を行う。(図7参照)。
なお、以降、インク充填作業と回復動作との両方をまとめ「インク吸引動作」ということがある。
さて、このようなインク吸引動作では、インク注入ポート36からインクがインクプール室38に注入される。そして、図9に示すように、インク注入ポート36から注入されたインクは、矢印Rで示すように、整流板100によって構成されたインクの流路に沿って流れ、各供給口67からインク供給路66を介して圧力室50に送られる。
よって、インクプール室38のインクは、無秩序に流れないので、淀部Yが発生しない。(図18を参照)。
したがって、本実施形形態のインクジェット記録ヘッド32は、インクとともに、気泡がスムーズにノズル56から吸引されて排出される。よって、インク吸引動作が短時間で終了する。
つまり、インクを無駄に消費しない。また、インク充填作業も効率良く行える。あるいは、回復動作時間も短くて済む。
なお、図10に示す第一の実施形態のインクプール室38の変形例のように、整流板が、供給口67の各行間に、供給口67の各行に沿って、配設されていても良い。
つぎに、第二の実施形態のインクプール室238について説明する。
図11に示すように、整流板200は供給口67の各列間に、供給口67の列に沿って配設され、整流板200の一端部200Aと他端部200Bとが、対向する側壁42Aと側壁42Bとに交互に接合されている。また、接合されていない端部200A、又は端部200Bは、側壁42A又は側壁42Bとの間に隙間が空いている。よって、矢印Rで示すように、インク注入ポート36から注入されたインクは、整流板200によって構成されたインクの流路の流末にある供給口67Aまで、1方向に流れていく。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
図9に示すように、第一の実施形態のインクプール室38は、図のG部でインクの流れが衝突する。このようにインクが衝突するG部は、気泡が滞留しやすい。
これに対し、図11に示す第二の実施形態のインクプール室238は、インク注入ポート36から注入されたインクが、整流板200によって構成されたインクの流路の流末にある供給口67Aまで1方向に流れていくので、インクの流れが衝突する箇所がない。よって、よりスムーズに気泡が排出される。
なお、図12に示す、第二の実施形態のインクプール室238の変形例のように、整流板210が、供給口67の各行間に、供給口67の各行に沿って配設され、対向する側壁42Cと側壁42Dとに交互に接合されていても良い。このような構成とすると、矢印Rで示すように、整流板210によって構成されたインクの流路の流末にある供給口67Bまで、1方向にインクが流れていく。
つぎに、第三の実施形態のインクプール室338について説明する。
図13に示すように、整流板300は供給口67に沿って渦巻き状に配設され、端部300Aは側壁42Aに接合されている。よって、矢印Rで示すように、インク注入ポート36から注入されたインクは、整流板300によって構成されたインクの流路の流末にある供給口67Cまで、1方向に流れていく。
なお、本実施形態も第二の実施形態と同様の作用を奏す。
つぎに、第四の実施形態のインクプール室438について説明する。
図14に示すように、整流板400は供給口67に沿って蛇行して配設され、一端部400Aは側壁42Cに接合され、他端部400Bは側壁42Dに接合されている。
よって、インクプール室438は、整流板400によって、インクプール室438Aとインクプール室438Bとの二つの領域に分割されている。また、インクプール室438Aとインクプール室438Bとのそれぞれに隅部に、インク注入ポート36Aとインク注入ポート36Bとが設けられている。
よって、矢印Rで示すように、インク注入ポート36Aから注入されたインクは、整流板400によって構成されたインクプール室438Aの流末にある供給口67Dまで、1方向に流れていく。同様に、インク注入ポート36Aから注入されたインクは、整流板400によって構成されたインクプール室438Bの流末にある供給口67Eまで、1方向に流れていく。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
例えば、図11に示す構成の場合、インク注入ポート36から流末にある供給口67Cまでの距離が長い。よって、特に流末にいくほど、インク注入ポート36からの流路抵抗が大きくなり、インクの流速が低下する。このため気泡の排出がスムーズにいかない場合がある。更に、インク注入ポート36付近と流末付近とを比較すると流路抵抗に大きな差が生じる。よって、インク注入ポート36付近の供給口67に繋がるノズル56と流末付近の供給口67に繋がるノズル56とで、インク滴の吐出特性や吐出後のリフィール時間に差が生じる場合がある。
これに対し、本実施形態のインクプール室438は、整流板400によって、インクプール室438Aとインクプール室438Bとの二つの領域に分割されている。よって、インクプール室438Aとインクプール室438Bとは、インクの流路が短い。つまり、インクプール室438Aとインクプール室438Bは流路抵抗が小さい。よって、スムーズにインクが流れ、流末にある供給口67D、供給口67Eからの気泡の排出がスムーズとなる。また、インク滴の吐出特性や吐出後のリフィール時間の差が少なくなる。
また、流路抵抗が大きいと、気泡を排出するために必要な流速を与えるために、インク吸引動作の吸引圧を大きくする必要があるが、前述したように、流路抵抗が小さいので、インク吸引動作の吸引圧力を小さくできる。
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、インクプール室38は、平面視すると平行四辺形をした略箱形状であったが、これに限定されない。例えば、平面視すると三角形や四角形であっても良いし、5角形以上の多角形でもあっても良い。あるいは、円筒状であっても良い。
また、例えば、上記実施形態では、インク注入ポート36は一つであったが、複数あっても良い。例えば、図15に示すように、インク注入ポート36Cとインク注入ポート36Dと、二つ備えていても良いし、図示は省略するが3つ以上、備えても良い。
更に、図示は省略するが、インク注入ポート36はインクプール室38の隅部以外の天板40に設けられていても良い。例えば、中央部であっても良いし、その他任意の場所に設けても良い。更に、天板40以外、例えば、側壁42に設けても良い。
また、上記実施形態では、整流板はいずれも供給口67の各列、又は各行に沿って配設されていたが、必ずしも各列、又は各行に沿って配設されていなくても良い。例えば、図16に示すように、一列おきに整流板205を配設しても良い。なお、このような構成とすると、音響容量が増加するので、クロストークをより抑制する効果と気泡をスムーズに排出する効果との両立が実現できる。
また、図示は省略するが、天板40から整流板を立設させても良い。
また、上記実施形態のインクジェット記録装置10では、主走査機構16と副走査機構18を有するPartial Width Array(PWA)の例で説明したが、本発明におけるインクジェット記録は、これに限定されず、紙幅対応のいわゆるFull Width Array(FWA)であってもよい。むしろ、FWAとするとインクプール室がより広くなるので、本発明の適用は、より好適である。
また、その他、上記実施例のインクジェット記録装置10では、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のインクジェット記録ユニット30がそれぞれキャリッジ12に搭載され、それら各色のインクジェット記録ヘッド32から画像データに基づいて選択的にインク滴が吐出されてフルカラーの画像が記録紙Pに記録されるようになっているが、本発明におけるインクジェット記録は、記録紙P上への文字や画像の記録に限定されるものではない。
すなわち、記録媒体は紙に限定されるものでなく、また、吐出する液体もインクに限定されるものではない。例えば、高分子フィルムやガラス上にインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルターを作成したり、溶接状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成するなど、工業的に用いられる液滴噴射装置全般に対して、本発明に係るインクジェット記録ヘッド32及びインクジェット記録装置10を適用することができる。
インクジェット記録装置を示す概略斜視図である。 キャリッジに搭載されたインクジェット記録ユニットを示す概略斜視図である。 インクジェット記録ヘッドの構成を示す概略平面図である。 図3のX−X線概略断面図である。 インクジェット記録ヘッドとして切断される前の天板を示す概略平面図である。 駆動ICのバンプを示す概略平面図である。 回復動作を説明する説明図である。 第一の実施形態のインクプール室を模式的に示す分解斜視図である。 第一の実施形態のインクプール室を模式的に示し、インクの流れを説明する平面図である。 第一の実施形態の変形例のインクプール室を模式的に示し、インクの流れを説明する平面図である。 第二の実施形態のインクプール室を模式的に示し、インクの流れを説明する平面図である。 第二の実施形態の変形例のインクプール室を模式的に示し、インクの流れを説明する平面図である。 第三の実施形態のインクプール室を模式的に示し、インクの流れを説明する平面図である。 第四の実施形態のインクプール室を模式的に示し、インクの流れを説明する平面図である。 その他のインクプール室を模式的に示し、インクの流れを説明する平面図である。 その他のインクプール室を模式的に示し、インクの流れを説明する平面図である。 従来のインクプール室を模式的に示す分解斜視図である。 従来のインクプール室を模式的に示し、インクが無秩序に流れ、淀みが生じる様子を説明する平面図である。
符号の説明
10 インクジェット記録装置
32 インクジェット記録ヘッド
36 インク注入ポート(注入口)
38 インクプール室
40 天板
42 隔壁(側壁)
42A 側壁
42B 側壁
42C 側壁
42D 側壁
44 エアダンパー(天面)
46 圧電素子
48 振動板
50 圧力室
56 ノズル
60 駆動IC
66 インク供給路
67 供給口
68 インク供給路
70 圧電素子基板
86 金属配線
90 金属配線
99 メンテナンスステーション(インク吸引装置)
100 整流板
100A 一端部
100B 他端部
102 底面
110 整流板
200 整流板
205 整流板
210 整流板
300 整流板
400 整流板
Q インク

Claims (7)

  1. インク滴を吐出し、マトリックス状に配設された複数のノズルと、
    各前記ノズルと連通し、インクが充填される複数の圧力室と、
    前記圧力室の一部を構成する振動板と、
    前記振動板を変位させる圧電素子と、
    前記振動板を間に置いて前記圧力室と反対側に設けられ、該圧力室の各々に連通するインク供給路を介して供給するインクを貯留するインクプール室と、
    を有し、
    前記インクプール室は、
    前記インクプール室にインクを注入する注入口と、
    前記インクプール室の底面に設けられた前記インク供給路の供給口と、
    前記供給口に沿って設けられ、前記注入口から注入されたインクの流路を形成する整流板と、
    を備えることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 前記供給口は、前記インクプール室の前記底面にマトリックス状に並んで配設されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記整流板は、並行に複数配設され、
    前記インクプール室の側壁に、前記整流板の一端部と他端部とが交互に接していることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 前記整流板は渦巻き状に形成され、該整流板の一端部が前記インクプール室の側壁に接していることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 前記インクプール室は、前記整流板によって分割された複数の領域から構成され、
    各前記領域毎に少なくとも前記注入口を一つ以上備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 前記振動板を含んで形成された圧電素子基板に、前記圧電素子に電圧を印加する駆動ICを実装したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドを備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
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