JP2006189000A - 空気調和室外機ユニット - Google Patents

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Ryoji Sato
良次 佐藤
Hiroyasu Yoneyama
裕康 米山
Tetsushi Kishitani
哲志 岸谷
Katsuaki Nagahashi
克章 長橋
Hideji Ohara
秀司 尾原
Hakuei Ko
柏英 黄
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【課題】 空気調和室外機ユニットのファンが発生するNZ周波数音に対応し、送風性能を低下させることなく、低周波域のNZ周波数音まで共鳴による消音を可能にする。
【解決手段】 シュラウド4−1内に同心状に配置され、DCモータ2で駆動されて定速回転する軸流ファン3と、この軸流ファン3を通る空気流の上流側に配置され、前記空気流と熱交換する熱交換器5と、前記シュラウド4−1の外側に下流側にかけて延在配置されて前記軸流ファンの吐出空気流路を形成するシュラウドカバー4−2と、それらを収容する筐体1を含んで空気調和室外機ユニットを形成し、前記シュラウドカバー4−2の背面と筐体1に蔽囲された箱体8からなる空洞部を備え、前記空洞部内部を軸流ファン3の軸線に平行な仕切壁でそれぞれ容積の異なる複数の区画に区画し、各区画ごとに前記吐出空気流路と連通する開口穴13を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気調和室外機に係り、特に、送風機吐出空気流路周囲に空洞部を配設して消音する空気調和室外機ユニットに関する。
一般に、Z枚の羽根を備えたファンが毎秒N回転すると、その羽根枚数Zと回転数Nの積であるNZに相当する周波数音やその整数倍の周波数音が発生する。従来、空気調和室外機の送風機(ファン)の回転騒音に関し、送風性能を低下させること無く回転騒音の低減を図る手段の一つとして、特許文献1に記載された方法がある。これは、空気をファンへ導入するベルマウスの湾曲部の外側に、湾曲部の壁面を含む周壁で囲まれた環状の空洞部を形成し、その空洞部内を仕切り板で複数に分割するとともに、空洞部内外を連通する開口を前記湾曲部の内径側壁面に設け、該開口から空洞部に向かって延在する筒状部材を設置して共鳴器を形成し、その共鳴周波数をファンのNZ周波数音及びその整数倍の周波数音と一致させるものである。また、送風機以外では、圧縮機の騒音低減のために共鳴器を考案した特許文献2の例がある。この例は、圧縮機の外周部にそれぞれ開口を備えた複数の内部ケースを連続して並べて共鳴器を形成した、吸音材形の共鳴器である。
特開平10−227299号公報(第1−4頁) 特開2002−243211号公報(第1−5頁)
特許文献1に記載の例では、送風機用ファンの吸い込み口周りに配設された空気の導入案内の役目をするベルマウスの外側空間にこのベルマウス外壁を包含するように構成した空洞部を共鳴器として活用している。しかし、ベルマウス外周部に共鳴器を形成するので、その大きさはファン吸い込み側に配置される熱交換器との関係等のため、自ずから限定される。
また従来、ファンの駆動は回転数を一定にコントロールできない誘導電動機、すなわちACモータを適用したケースが多い。このACモータでファンを駆動すると電圧変動などのためファンの回転数を一定に保つことは困難であり、このためNZ周波数音が変化し、配設した共鳴器の共鳴周波数と一致しなくなり、消音出来ない場合がある。一方、ファンの羽根枚数が少ない場合は、前記NZ周波数音が比較的低い周波域で発生する。
よって、ファンから発生するNZ周波数音と、共鳴器の大きさや開口部形態できまる共鳴周波数を一致させるには、ファンの回転数を常に計画回転数に保持するとともに、特に低周波域に共鳴周波数が発現するよう空洞部容積を大きくすることが望ましい。
本発明の課題は、空気調和室外機ユニットのファンが発生するNZ周波数音に対応し、送風性能を低下させることなく、低周波域のNZ周波数音まで共鳴による消音を可能にすることである。
前記課題は、円筒部材内に該円筒部材と同心状に配置され、直流モータで駆動されて定速回転する軸流ファンと、この軸流ファンを通る空気流の上流側に配置され、該空気流と熱交換する熱交換器と、前記円筒部材の外側にかつ前記円筒部材から前記円筒部材の空気流下流側に延在配置されて前記軸流ファンの吐出空気流路を形成する吐出流路形成部材と、を含んで形成され、前記吐出流路形成部材はその背面に蔽囲された空洞部を備えるとともに該空洞部を前記吐出空気流路と連通する開口を備えてなる空気調和室外機ユニットにより解決される。
具体的には、前記吐出流路形成部材を、前記円筒部材と同心状にその外側に、前記円筒部材から吐き出し空気流下流側に延在するように設けられた外周側円筒部材で形成し、前記空洞部を、前記外周側円筒部材の外側を囲んで形成され、内部が軸流ファンの軸線に平行な仕切壁でそれぞれ容積の異なる複数の区画に仕切られていて、各区画ごとに前記吐出空気流路と連通する開口を備えているものとする。
上記構成によれば、軸流ファンが定速回転するのでNZ周波数の変動が少なく、ヘルムホルツ共鳴による消音が効果的に実現できる。また、空洞部が、熱交換器のない、軸流ファンの吐出側に形成されるので、空洞部の容積を大きくすることが可能になる。このため、空洞部を低周波数域におけるヘルムホルツ共鳴器として利用することが可能になり、羽根数の少ない軸流ファンのNZ周波数音の消音に有効になる。さらに、前記空洞部が、軸流ファンが内装されている円筒部材の外側に配置された吐出空気流路の外側に形成されるから、吐出空気流路の断面積は前記円筒部材の断面積よりも大きく、流路抵抗が増加して送風性能が低下する恐れがない。
また、前記吐出流路形成部材を、前記円筒部材の半径方向外側から前記軸流ファン軸線方向下流側に向かって立ち上がり、次いで前記円筒部材の軸線方向下流側で前記円筒部材の軸線方向に吐出される吐出空気流路を遮るように湾曲し、前記軸流ファンの吐出空気流の方向を、軸流ファン軸線方向から斜め乃至横方向に導くように形成配置された吐出空気誘導部材としてもよい。この場合、前記空洞部は、前記吐出空気誘導部材を壁面の一部として前記吐出空気誘導部材の前記吐出空気流路と反対側に形成する。
この構成によっても、軸流ファンが定速回転するのでNZ周波数の変動が少なく、ヘルムホルツ共鳴による消音が効果的に実現できる。また、空洞部が、熱交換器のない、軸流ファンの吐出側に形成されるので、空洞部の容積を大きくすることが可能になる。このため、空洞部を低周波数域におけるヘルムホルツ共鳴器として利用することが可能になり、羽根数の少ない軸流ファンのNZ周波数音の消音に有効になる。さらに、前記空洞部が、軸流ファンが内装されている円筒部材の外側に配置された吐出空気流路の外側に形成されるから、吐出空気流路の断面積は前記円筒部材の断面積よりも大きく、流路抵抗が増加して送風性能が低下する恐れがない。
本発明によれば、空気調和室外機ユニットの送風性能を低下させることなく、低周波域のNZ周波数音まで共鳴による消音が可能になる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る空気調和室外機ユニットを示す。なお、以下の説明で、上下は、図1における上下を示し、上流側、下流側は、空気調和室外機ユニット内を流れる空気流の上流側、下流側である。図1においては、上側が下流側(吐出側)、下側の側面が上流側(吸込み側)となる。
図示の空気調和室外機ユニットは、軸線を上下方向にして配置された円筒部材である円筒状のシュラウド4−1と、シュラウド4−1に、吹き出し側を上にして同心状に内装されている複数の羽根を備えた軸流ファン3と、軸流ファン3の下方に配置され、軸流ファン3をモータシャフトを介して一定速度で回転駆動するDCモータ2と、軸流ファン(以下、ファンという)3の吸い込み側外周部に配置された熱交換器5と、前記シュラウド4−1の外周側に同心状に配置されてシュラウド4−1を支持する外側円筒部材であるシュラウドカバー4−2と、これらを収容する角柱状の筐体1と、を含んで構成されている。
シュラウド4−1は、下端部が外周側にラッパ状に開いて吸い込み空気をファン3に導入するように形成され、上端部外周に形成された鍔状の部材を介してシュラウドカバー4−2の内周面に固着されている。シュラウド4−1の上端は、ファン3の羽根の上端とほぼ同じ高さになっている。
シュラウドカバー4−2の下端部は、シュラウド4−1の下端部よりも上側で、シュラウド4−1と同様に、外周側にラッパ状に開いてファン3の軸線に直交する平面をなす形状に形成され、その外周端は筐体1の内周面に結合されている。前記熱交換器5は、前記平面の下方に配置されている。
ファン3がDCモータ2に駆動されて回転すると、外部の空気が筐体1の側面から熱交換器5を通って筐体1内に取り込まれ、ファン3に駆動されて、シュラウド4−1の内周側、シュラウドカバー4−2の内周側を経て、筐体1の上部の吹出口14から吐き出される。シュラウドカバー4−2の、シュラウド4−1の下流端よりも下流側の内周面は、ファン3の吐出空気流路を形成しており、シュラウドカバー4−2は、吐出流路形成部材として機能する。
シュラウドカバー4−2の上端と筐体1の上端は同じ高さに形成され、シュラウドカバー4−2の上端と筐体1の上端の間は天板1aで塞がれている。すなわち、シュラウドカバー4−2と前記天板1aと筐体1とで、シュラウドカバー4−2の外側に蔽囲された空洞部が形成されている。そして、この空洞部は、図2の平面図(a)に示すように、ファン3の軸線に平行な半径方向に延びる仕切壁30で、ファン3の回転方向31下流側から上流側に向かって順に、それぞれ異なる大きさ(容積)の区画、すなわち、空洞部9,10,11,12に区切られている。
本実施の形態では、空洞部9はファン3の回転に伴って発生する4次のNZ周波数音、空洞部10は3次のNZ周波数音、空洞部11は2次のNZ周波数音、更に空洞部12は1次のNZ周波数音と共鳴するように空洞部の大きさが設計された共鳴器となっている。また図2の縦断面図(b)に模式的に示すように、各空洞部の内周面、すなわち、シュラウドカバー4−2の円筒部壁面には、周方向の中央位置に、開口穴13が設けられている。言い換えると、吐出流路円筒面の外壁側に、それぞれ異なる容積の複数の空胴部からなる箱体8が、ファンの周方向に配設されているのである。
図3は、本実施の形態の共鳴器部分だけの形態を斜視図で示す。ここで夫々共鳴器として機能する空洞部9〜12は、ファン3の回転方向31上流側から1次のNZ周波数音と共鳴する空洞部12が配置され、回転方向31の下流側に向かって順に2次、3次、4次のNZ周波数音と共鳴する大きさの空洞部となるように配設されている。
図4は本実施の形態に係る空気調和室外機ユニットの、ファン3と熱交換器5とシュラウド4−1とシュラウドカバー4−2及び空洞部12の位置関係を表す部分断面図である。本図に、シュラウドカバー4−2上部とその外周壁を囲む筐体1の平面寸法内の範囲で設置された複数の空洞部の中の、羽根音である1次共鳴周波数対応の共鳴器である空洞部12の位置及びその形態がよく表されている。特に空洞部12の形状、配置と上部に開けられている開口穴13の位置と吹出口14の関係がよく分かる。
図5は、NZ周波数共鳴器となる空洞部12を独立した箱体で設置した場合の構成を示す。図7、図8、図9は、何れも本NZ周波数共鳴器となる空洞部9、10、11の夫々を独立の箱体で設置した場合の構成を示す。本形態においても複数の空洞部を一体として共鳴器を形成、配設しても、基本的には効果は同様である。尚何れの共鳴器においても雨水等の浸入に対して排水できる小穴を形成する場合がある.
次に、NZ共鳴周波数について説明する。NZ周波数音という場合、Nがファンの回転数、Zは羽根枚数であり、その積の1次から整数倍次がファンによる流体騒音であるNZ周波数音となる。この発生音を低減するための共鳴器である箱体の共鳴周波数は次の関係で求まる。図6は、NZ周波数共鳴器となる空洞部12を一例とした共鳴器のカットモデル断面図で、図5のA−A面での断面を示す。ここでヘルムホルツ共鳴器の共鳴周波数Freは、空洞部12の容積v、空洞部12を形成する壁面16の一部壁面に開けられた開口穴13の断面積a、その開口穴13が形成されている壁面の厚さに相当する首長さd、及び音速Vから、次式で求まる。
Figure 2006189000
式1の関係から共鳴周波数のパラメータは、音速がほぼ同じとすれば空洞部の容積vと首長さd及び開口部の面積aで決まる。図14に、空気流路周囲に、内径D、外径D、高さh、壁面厚さdの空洞部を設け、この空洞部を区画してそれぞれ首長さdで面積aの開口穴13を設けた共鳴器(8連)とした場合のCAE解析による共鳴周波数計算モデルを、また図15にはその計算結果を示した。図15のグラフ(a)が空洞部の外径Dを変えて容積vを変化した場合の共鳴周波数を、またグラフ(b)は開口穴13の面積aを変えて共鳴周波数を、それぞれ計算したものである。
図15に示された結果から、共鳴周波数Freを低減させるにはパラメータaを小さくすることも、vを大きくすることも、大きい効果があることがわかる。しかし空洞部の容積vは空気調和室外機ユニットの外形的な制約から決まるものであり、極端に大きな容積は採用できない。したがって、共鳴周波数の決定に際しては、自ずから開口穴の面積aや、開口穴が形成される壁面の厚み、すなわち首長さdを含めて調整することが必要となる。 図12は、本実施の形態の空気調和室外機ユニットと、空洞部で形成された共鳴器が付いていない場合の空気調和室外機ユニットについて、ファン音1次のNZ周波数騒音の低減量をパワー量で比較した結果を比較して示す。図示のように、共鳴器が付いていない場合の空気調和室外機ユニットのファン音1次のNZ周波数騒音のパワー量を100%とした時、本実施の形態の空気調和室外機ユニットのファン音1次のNZ周波数騒音のパワー量は85%に低減できた。
上述のように、本実施の形態によれば、ファン3をDCモータ2により一定速度で回転駆動することで、空気調和室外機ユニットのファン3が発生するNZ周波数音の変動が抑制され、さらに、NZ周波数音に対応して共鳴器として機能する空洞部をファン3の吐出側に形成することで、低周波域のNZ周波数音まで共鳴による消音が可能になった。また、共鳴器として機能する空洞部をその背後に形成する吐出流路形成部材(シュラウドカバー4−2)を、ファン3を同心状に内装するシュラウド4−1の径よりも大きい内径の円筒で形成することで、ファン3の送風性能を低下させることなく、大容積の空洞部をファン3と出側に構成して低周波域の共鳴器とすることができた。
(第2の実施の形態)
また、空気調和室外機ユニットから発せられる送風騒音は、図11のグラフ22に示すように、ファンの回転によるNZ周波数音の他に広帯域の騒音パワーがあり、実際にはこちらの騒音エネルギーの方が大きいことが一般的である。図11のグラフ22は周波数範囲5KHzまでのスペクトル分析結果を、またグラフ24はグラフ22の丸部23あたりを拡大分析したもので、特に低次のNZ周波数音が顕著に表れている。
図10に示す第2の実施の形態は、これらを考慮し、共鳴器を構成する空洞部の内側壁面に、厚みtの吸音材21を塗付したもので、広帯域騒音は吸音材21で低減し、特に耳障りに聞こえるNZ周波数音は本ヘルムホルツ共鳴器で減音するものである。他の構成は前記第1の実施の形態と同じであるので、説明を省略する。
本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態による効果に加え、広帯域騒音を低減する効果が得られた。
(第3の実施の形態)
屋外に設置されることの多い空気調和室外機ユニットは、防雪フードや風向板を備えることがある。図13に示す本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なるのは、共鳴器を構成する空洞部はシュラウドカバーの背面に設けられているのではなく、空気調和室外機ユニットの防雪フードや風向板を利用して共鳴器となる空洞部を形成した点である。他の構成は前記第1の実施の形態と同じであるので、説明を省略する。
本実施の形態に係る空気調和室外機ユニットは、前記筐体1の背面側上端全幅からファン3軸線方向下流側(図上、上方)に向かって立ち上がり、次いで前記シュラウドカバー4−2の軸線方向下流側で前記円筒部材の軸線方向に吐出される吐出空気流路を遮るように前面側に半円弧型に湾曲し、前記ファン3の吐出空気流の方向を、ファン軸線方向から前面側斜め上方乃至前面方向に導くように形成配置された吐出空気誘導部材(兼防雪フード)26aを備えている。吐出空気誘導部材26の両側面は、筐体1の両側面から立ち上がる側壁26bで塞がれている。
吐出空気誘導部材26aの背面には、吐出空気誘導部材26cが吐出空気誘導部材26aと間隔を置いて配置され、その間が蔽囲された空洞部19を形成している。吐出空気誘導部材26aの幅方向中央で、かつ、吐出空気が当たる位置に、空洞部19と吐出空気流路を連通する開口穴13が形成されている。空洞部19の大きさ(容積)は、吐出空気誘導部材26aと吐出空気誘導部材26cの間隔を加減することで、1次のNZ周波数音に共鳴させる大きさに近づけることができる。
上記構成によれば、ファン3から吐出された空気は、吐出空気誘導部材26aに当たって流路を曲げられ、ファン軸線方向から前面側斜め上方乃至前面方向に導かれる。その際、吐出空気誘導部材26aを壁面の一部として吐出空気誘導部材26aの背後に形成された空洞部19が吐出空気流に対して共鳴器として作用して、吐出空気流の音波振動を吸収し、消音する。
本実施の形態においても、設置されている吐出空気誘導部材26aの背面に空洞部19が形成されて共鳴器となるので、吐出空気の流れを妨げる新たな構成はなく、ファン3の送風性能を低下させることはない。
なお、上記各実施の形態においては、開口穴13の首長さdの調整については説明していないが、開口穴13の空洞側に管状の部材を設けることにより、首長さdは容易に調節可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る空気調和室外機ユニットを示す斜視図である。 図1の軸流ファン上方における平面断面図及び縦断面図である。 第1の実施の形態における共鳴器を構成する複数の空洞部を示す斜視図である。 第1の実施の形態の部分の詳細を示す断面図である。 第1の実施の形態の羽根音1次のNZ周波数音に対応する共鳴器をなす空洞部の形態を示す斜視図である。 図5に示す空洞部の開口穴を表す断面図である。 第1の実施の形態の羽根音4次のNZ周波数音に対応する共鳴器をなす空洞部の形態を示す斜視図である。 第1の実施の形態の羽根音3次のNZ周波数音に対応する共鳴器をなす空洞部の形態を示す斜視図である。 第1の実施の形態の羽根音2次のNZ周波数音に対応する共鳴器をなす空洞部の形態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す断面図である。 空気調和室外機ユニットの騒音周波数分析結果を示すグラフである。 本発明の実施の形態と共鳴器を取り付けていない空気調和室外機ユニットの騒音パワー量を比較して示す図である。 本発明の第3の実施の形態を示す斜視図である。 CAE解析による共鳴周波数計算モデルを示す斜視図である。 図14に示す共鳴周波数計算モデルを用い、空洞部容積、開口穴面積を変えて計算した計算結果を示すグラフである。
符号の説明
1 筐体
1a 天板
2 DCモータ
3 軸流ファン
4−1 シュラウド
4−2 シュラウドカバー
5 熱交換器
8 箱体
9,10,11,12 空洞部
13 開口穴
14 吹出し口
21 吸音材
26a 吐出空気誘導部材
30 仕切板

Claims (4)

  1. 円筒部材内に該円筒部材と同心状に配置され、直流モータで駆動されて定速回転する軸流ファンと、この軸流ファンを通る空気流の上流側に配置され、前記空気流と熱交換する熱交換器と、前記円筒部材の外側にかつ前記円筒部材から前記円筒部材の前記空気流下流側に延在配置されて前記軸流ファンの吐出空気流路を形成する吐出流路形成部材と、を含んで形成され、前記吐出流路形成部材はその背面に蔽囲された空洞部を備えるとともに前記空洞部を前記吐出空気流路と連通する開口を備えてなる空気調和室外機ユニット。
  2. 請求項1記載の空気調和室外機ユニットにおいて、前記吐出流路形成部材は、前記円筒部材と同心状にその外側に、前記円筒部材から吐き出し空気流下流側に延在するように設けられた外周側円筒部材であり、前記空洞部は、前記外周側円筒部材の外側を囲んで形成され、内部が軸流ファンの軸線に平行な仕切壁でそれぞれ容積の異なる複数の区画に仕切られていて、各区画ごとに前記吐出空気流路と連通する開口を備えていることを特徴とする空気調和室外機ユニット。
  3. 請求項1記載の空気調和室外機ユニットにおいて、前記吐出流路形成部材は、前記円筒部材の半径方向外側から前記軸流ファン軸線方向下流側に向かって立ち上がり、次いで前記円筒部材の軸線方向下流側で前記円筒部材の軸線方向に吐出される吐出空気流路を遮るように湾曲し、前記軸流ファンの吐出空気流の方向を、軸流ファン軸線方向から斜め乃至横方向に導くように形成配置された吐出空気誘導部材を含んでなり、前記空洞部は、前記吐出空気誘導部材を壁面の一部として前記吐出空気誘導部材の前記吐出空気流路と反対側に形成されていることを特徴とする空気調和室外機ユニット。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の空気調和室外機ユニットにおいて、前記空洞部の内面に吸音材が装着されていることを特徴とする空気調和室外機ユニット。
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