JP2006188419A - 石英ガラス治具又は部材の洗浄方法及び超音波洗浄装置 - Google Patents

石英ガラス治具又は部材の洗浄方法及び超音波洗浄装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
Na,K,Al,Fe,Cu,Ca及びMg等の金属不純物を容易かつ十分に除去することのできる石英ガラス治具又は該石英ガラス治具の製作工程途中の部材の洗浄方法及び該洗浄方法に好適に用いられる超音波洗浄装置を提供する。
【解決手段】
半導体製造プロセスで使用される石英ガラス治具又は該石英ガラス治具の製作工程途中の石英ガラス部材の酸洗浄を含む洗浄方法において、該酸洗浄後に30〜70℃の純水中で超音波洗浄を少なくとも1回行うようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体製造プロセスで多く使用されている石英ガラス治具又は該石英ガラス治具の製作工程途中の部材の洗浄方法及び超音波洗浄装置に関する。
石英ガラスは高純度であることから半導体製造プロセスで、半導体製造治具として多く用いられている。パソコン、携帯電話などに組み込まれている半導体デバイス(例えば、コンピュータに使用されているMPU、CPU、メモリー等)は、回路の微細化や高密度化・高集積化が進み、製造プロセスは複雑、多岐化している。
これに伴い、ウェハ表面上のパーティクル、金属や有機物などの除去すべき汚染物サイズは微小化し、かつ清浄度レベルは厳しくなってきている。このため、石英ガラス治具はその石英ガラス治具中の金属不純物はもちろん、石英ガラス治具の加工作成時の金属汚染物が残留しないことが望ましく、半導体製造プロセスに使用する前の石英ガラス治具の洗浄は重要な工程である。
従来、石英ガラス治具の最終洗浄としては、HF等の酸洗浄後に純水でシャワーリングする方法が行われていた。HF等の酸は溜め置きの状態になっており、時間経過とともに雰囲気中の金属元素がHF等の酸に溶解する。HF等の酸で洗浄した製品には、溶解している金属元素が付着しており、HF等の酸洗浄後の純水でのシャワーリングのみでは、金属元素を十分に除去する事ができないなどの問題があった。
また、特許文献1は、フッ化水素酸水溶液を用いたエッチング処置後に水素水又は超純水で超音波洗浄を行う研削加工部材の洗浄方法によりFe不純物濃度が減少することを開示しているが、特許文献1は温度については何ら記載されておらず、該方法を通常洗浄で用いられる常温で行ったこところ、Na,K,Al,Fe,Cu,Ca及びMg等の金属不純物を十分に除去する事ができなかった。
特開2004−10427号公報
本発明は、Na,K,Al,Fe,Cu,Ca及びMg等の金属不純物を容易かつ十分に除去することのできる石英ガラス治具又は該石英ガラス治具の製作工程途中の部材の洗浄方法及び該洗浄方法に好適に用いられる超音波洗浄装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の石英ガラス治具又は部材の洗浄方法は、半導体製造プロセスで使用される石英ガラス治具又は該石英ガラス治具の製作工程途中の石英ガラス部材の酸洗浄を含む洗浄方法において、該酸洗浄後に30〜70℃の純水中で超音波洗浄を少なくとも1回行うことを特徴とする。
前記石英ガラス治具の酸洗浄を含む洗浄が、半導体製造プロセス使用前の最終の洗浄であることが好適である。
前記超音波洗浄を、比抵抗値が15MΩ以上の純水を洗浄槽に流入し、前記純水を洗浄槽本体から外周に設けられたオーバーフロー槽にオーバーフローさせながら、且つ温度が40〜60℃の純水中で行うことが好ましい。また、前記超音波洗浄が、周波数25kHz〜5MHzの超音波を用いて行われることが好適である。
前記超音波洗浄において、石英ガラス治具又は部材を揺動しながら洗浄することが好ましい。揺動速度は特に限定されないが、1〜80mm/秒の速度で上下方向に動かすことがより好適である。
本発明の超音波洗浄装置は、半導体製造プロセスで使用される石英ガラス治具又は該石英ガラス治具の製作工程途中の石英ガラス部材の酸洗浄を含む洗浄に使用される超音波洗浄装置であって、比抵抗値が15MΩ以上の純水を流入し、貯留する純水洗浄槽と、該純水洗浄槽に貯留された純水を30〜70℃に加温する加温手段と、該純水を超音波振動させる超音波発振手段と、前記石英ガラス治具又は石英ガラス部材を該純水洗浄槽に搬入し且つ該純水洗浄槽から搬出する保持搬送手段とを有し、前記保持搬送手段が揺動可能であるようにしたことを特徴とする。
前記純水洗浄槽が、洗浄槽本体と該洗浄槽本体の外周に設けられたオーバーフロー槽とからなり、前記加温手段が該オーバーフロー槽に設置された石英ガラス管ヒータであることが好ましい。前記超音波発振手段が洗浄槽本体の外部に設けられていることが好ましく、更に該洗浄槽本体の超音波発振手段を設けられた側の壁部分の材質を石英ガラスとすることが好適である。また、前記超音波発振手段は25kHz〜5MHzの振動数で超音波振動させる超音波発振手段であることが好ましい。
本発明によれば、半導体製造プロセスで使用される石英ガラス治具又は該石英ガラス治具の製作工程途中の石英ガラス部材の表面に残留している金属不純物を簡便かつ十分に除去することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明するが、図示例は例示的に示されるもので、本発明の技術思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことはいうまでもない。
本発明の洗浄方法は、半導体製造プロセスで使用される石英ガラス治具又は該石英ガラス治具の製作工程途中の石英ガラス部材の酸洗浄を含む洗浄方法において、該酸洗浄後に30〜70℃の純水中で超音波洗浄を少なくとも1回行うものである。本発明において、前記石英ガラス治具の酸洗浄を含む洗浄を行う時期は、半導体製造プロセス使用前の最終の酸洗浄を含む洗浄である必要がある。
本発明は、30〜70℃に保持した純水を用いて超音波洗浄を行うことにより、石英ガラス表面に残留している金属不純物等の不純物を効果的に除去するものである。
本発明の温度に関する範囲での実施例に見られる効果についてのメカニズムは、明確には不明であるが、次のように推定される。純水中の超音波による不純物の除去には、超音波による音圧とキャビテーションの発生、消滅の衝撃波が大きく影響すると思われる。純水温度が30℃未満の場合、蒸気圧が小さく純水中での超音波によるキャビテーションの発生が少なく、また、70℃を超えると気泡の表面張力が小さくなりキャビテーションの発生と消滅による衝撃波圧が低下すると思われ、不純物除去の効果が減衰する。また、80℃を超えると、超音波洗浄水の蒸気に離脱した不純物が混入し、洗浄液から洗浄物の取り出しの際に再付着し、洗浄効果を低下させる。よって、純水温度は30℃以上70℃以下の範囲であり、特に40℃以上60℃以下が効果的で好ましい。
前記純水の加熱方法は特に限定されないが、高純度の石英ガラス管にヒータを挿入した構造の石英ガラス管ヒータを用い、該石英ガラス管ヒータを介して加熱処理されている純水により超音波洗浄することが、ヒータからの汚染を防止できて好ましい。
超音波によるキャビテーションの衝撃波圧は表面張力が大きいほど大きく、純水は純度が高いほど表面張力が大きくなることから、前記超音波洗浄で用いられる純水としては、超純水が好ましく、特に比抵抗値が15MΩ以上の純水が好ましい。
本発明の洗浄方法において用いられる洗浄装置は特に限定されず公知の超音波洗浄装置を使用することができるが、後述する本発明の超音波洗浄装置を用いることが好ましい。用いる超音波の周波数は特に限定されないが、一般的な25kHz〜5MHzの周波数の超音波が好ましい。
また、前記超音波洗浄は、洗浄される石英ガラス治具又は該石英ガラス治具の製作工程途中の部材を、揺動しながら行うことが好適である。洗浄される治具又は部材はガラスであり、超音波のような波長の節に音圧が長時間集中する様な場合は、表面に微小なクラック等を伴ったダメージが発生する可能性があり、これらは超音波の発生衝撃波圧が大きいほど危険が大きくなるが、揺動させて超音波洗浄を行うことにより、ガラス表面にダメージを与えることなく、効果的に洗浄することができる。また、揺動は超音波により表面から離脱した不純物を洗浄対象から遠ざけて、拡散希釈する効果もあり、極めて有効である。
揺動方向は特に限定されないが、超音波の発振源に対して遠近方向に移動させることが好ましく、具体的には、洗浄槽下方に超音波発振手段を設けた場合は上下方向に移動させることが好ましく、洗浄槽側方に超音波発振手段を設けた場合、水平方向に移動させることが好ましい。揺動速度は特に限定されないが、1mm/秒以上、好ましくは10mm/秒以上がより効果的である。また、洗浄中の治具又は部材を安定的に保持できる範囲で揺動することが望ましく、具体的には、150mm/秒、好ましくは80mm/秒以下の速度で揺動することが好適である。揺動距離は特に限定されないが、超音波の波長の1/2以上移動させることが好ましい。
また、前記超音波洗浄において、前記の離脱した不純物の希釈及び排出のために、超音波洗浄中、純水を微流量でオーバーフローして洗浄することが好ましい。また、オーバーフローのため流入する純水も、洗浄に用いられる純水と同様、超純水が好ましく、特に比抵抗値が15MΩ以上の純水が好適である。
超音波洗浄前の酸洗浄は特に限定されないが、HF水溶液(フッ酸)や硝酸、フッ硝酸、塩酸等を用いることが好ましい。
本発明方法を用いて洗浄された石英ガラス治具は、金属元素等の不純物が除去されているため、ウェハのエッチング用治具やアッシング用治具として特に好適である。
図1は、本発明の超音波洗浄装置の一例を示す概略説明図である。図1において、超音波洗浄装置10は、比抵抗値が15MΩ以上の純水を流入し、貯留する純水洗浄槽12と、該純水洗浄槽12に貯留された純水を30〜70℃に加温する加温手段、例えば、石英ガラス管ヒータ14と、該純水を超音波振動させる超音波発振手段16と、石英ガラス治具又は石英ガラス部材を該純水洗浄槽12に搬入し且つ該純水洗浄槽12から搬出する保持搬送手段18とを有する。
前記純水洗浄槽12は、洗浄槽本体20と、該洗浄槽本体20の外周に設けられたオーバーフロー槽22と、該オーバーフロー槽22の外側で該洗浄槽本体20及び該オーバーフロー槽22を囲むように設けられた外側槽23とを有している。該オーバーフロー槽22には底深部22aと底浅部22bが設けられている。該オーバーフロー槽22の底深部22aには前記加温手段14が設置されている。該オーバーフロー槽22の底深部22aに、純水供給手段24から上部管25及び第1支管25aを介して比抵抗値が15MΩ以上の純水が供給され、前記加温手段14により該オーバーフロー槽22の底深部22a内の純水が30〜70℃に加温される。加温された純水は、ポンプP、フィルターFを設けた下部管26を介して洗浄槽本体20に供給され、前記オーバーフロー槽22にオーバーフローさせた状態で貯留する。前記オーバーフロー槽22の底深部22aに、温度センサ28a、過熱防止センサ28b、液面レベルセンサ28cを設け、第1支管25aに流量計30を設けることにより、純水の温度及び流量を調節することができる。
前記純水洗浄槽12の材質は特に限定されず、例えば、ガラス、合成樹脂、セラミックス等が挙げられるが、石英ガラス製の洗浄槽が好ましい。前記加温手段としては、例えば、石英ガラス管ヒータを用いることが好ましい。図2は石英ガラス管ヒータの一例を示す断面概略説明図である。図2において、石英ガラス管ヒータ14は、コイル状の電熱線42が石英ガラス管44内に中空保持される構成を有している。このような石英ガラス管ヒータ14をオーバーフロー槽22に設置することが不純物の除去等により効果的である。
前記超音波発振手段16は、洗浄槽本体20内の純水を好ましくは25kHz〜5MHzの振動数で超音波振動させるものであり、洗浄槽本体20の外部の外側槽23内に設けられていることが好ましい。図1は超音波発振手段16を前記洗浄槽本体20の下方でかつ外側槽23の底壁23a上に設けた場合の例を示したが、超音波発振手段16は洗浄槽本体20の下方及び側方のいずれに設けてもよい。超音波発振手段の設置数は特に限定されず、1又は複数の超音波発振手段を用いることができる。超音波発振手段16を洗浄槽本体20の側方に複数設ける場合、異なる側面に設けてもよい。
前記洗浄槽本体20は、少なくとも超音波発振手段を設けられた側の壁部分(例えば、超音波発振手段を洗浄槽本体の下方に設けた場合は洗浄槽本体の底壁部分、超音波発振手段を洗浄槽本体の側方に設けた場合は洗浄槽本体の超音波発振手段を設けられた側の側壁部分)の材質をガラスとすることが好ましく、石英ガラスがより好ましい。なお、超音波発振手段を設けられた側の壁部分以外の材質は特に限定されないが、ガラス又は樹脂等、金属汚染源にならない材質を用いることが好ましい。
前述した如く、超音波発振手段16を外側槽23の底壁23a(又は側壁23b)上に設け且つ洗浄槽本体20の底壁(又は側壁)を石英ガラス板とし、超音波発振手段16を洗浄漕本体20内の純水と石英ガラス板で隔てた超音波洗浄装置を用いて、外側槽23に水を貯留した状態で超音波洗浄を行うことにより、被洗浄物を汚染させず、且つ超音波発振手段16から発振された振動を外側槽23中の水及び石英ガラス板を介して洗浄槽本体20内の純水に極めて効率良く伝えることができる為、不純物混入防止と振動伝達の減損防止の両方が達成でき有効である。
前記保持搬送手段18は、搬送台18aに載置される被洗浄物を洗浄槽本体20に搬入し、超音波洗浄中、洗浄槽本体20内で被洗浄物を保持し、洗浄後、被洗浄物を洗浄槽本体20から搬出するものである。前記被洗浄物とは、半導体製造プロセスで使用される石英ガラス治具又は該治具の製作工程途中の石英ガラス部材であって、フッ酸、硝酸、フッ硝酸、塩酸等の酸による酸洗浄後のものである。前記保持搬送手段18を揺動しながら超音波洗浄を行うことが好ましい。揺動条件は特に限定されず、前述した本発明の超音波洗浄方法の揺動と同様に行うことが好ましい。
36はローダー・アンローダー・ステージで、前記外側槽23の一方の側壁23bに側方に突出して設けられており、洗浄前及び洗浄後の被洗浄物が一時的に載置される。38は該ローダー・アンローダー・ステージ36の底壁の上方に設置された穴開き板で、載置される被洗浄物の水切り作用を行う。
図1において、25b,25cは前記上部管25に接続された第2及び第3支管である。第2支管25bは前記ローダー・アンローダー・ステージ36を洗浄する際に用いられ、第3支管25cは前記洗浄槽本体20を洗浄する際に用いられる。
32は排水管で、第1排水支管32aによって洗浄槽本体20の底壁に、第2排水支管32bによって外側槽23の側壁23bの下端部に、第3排水支管32cによって外側槽23の側壁23bの中間部に、第4排水支管32dによってローダー・アンローダー・ステージ36の底壁にそれぞれ接続されており、各個所からの排水を排水手段34に集めて排水する。図1において、V〜Vは各管25,25b,25a,25c,26,32a,32bに設けられたバルブで、必要に応じて各管の開閉動作が行われる。
上述した本発明の超音波洗浄装置を用いて、30〜70℃に加温された純水で酸洗浄後の被洗浄物を超音波洗浄することにより、金属元素等の不純物を除去することができる。
以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが、これらの実施例は例示的に示されるもので限定的に解釈されるべきでないことはいうまでもない。
(実施例1)
外径220mm,肉厚5mmの石英ガラス部材を準備し、該石英ガラス部材を#320のメタルボンドダイヤモンド砥石を使いマシニングセンター加工機にて加工し、外径200mm,肉厚2mmの石英ガラス円板とした。
その後、加工済みの前記石英ガラス円板を表1に示す手順にて洗浄を行った。
Figure 2006188419
表1中、数字は工程順を表す。
即ち、石英ガラス円板を水温22℃の純水で流水洗浄を行った後、6%硝酸で3時間洗浄し、22℃の純水で流水洗浄を行った。なお、使用した硝酸は、石英ガラスの洗浄に3カ月間供したもので、原子吸光光度法による分析の結果、表2の純度であった。
Figure 2006188419
その後、水温30℃、比抵抗値17の純水を用いて、該純水を流入させながら超音波洗浄(周波数38kHz、1.2kw)を30分間行った。なお、超音波洗浄は図1に示す装置(洗浄槽本体の底壁:石英ガラス製、側壁:塩化ビニール製)を用いて行い、保持搬送手段を上下方向に速度10mm/秒で40mm程度往復運動させながら行った。超音波洗浄後、石英ガラス円板を1時間乾燥させた。
次いで、石英ガラス円板を新規に作成した5%硝酸に15分間漬け、表面から硝酸中に溶出した金属不純物(Na,K,Al,Mg,Ca,Fe及びCu)をHR−ICPMS(高分解能誘導結合プラズマ質量分析装置)にて分析した。円板表面の残留物から溶出した不純物量を、円板の単位表面積に換算した。結果を表3及び図3に示す。
Figure 2006188419
(実施例2及び3)
表1に示した如く、超音波洗浄に用いられる純水の水温を47℃(実施例2)又は62℃(実施例3)に変更した以外は実施例1と同様に実験を行った。結果を表3及び図3に示す。
(比較例1)
表1に示した如く、超音波洗浄を行わなかった以外は実施例1と同様に実験を行った。結果を表3及び図3に示す。
(比較例2及び3)
表1に示した如く、超音波洗浄に用いられる純水の水温を22℃(比較例2)又は80℃(比較例3)に変更した以外は実施例1と同様に実験を行った。結果を表3及び図3に示す。
表3及び図3に示した如く、本発明の温度範囲の純水を用いて超音波洗浄を行った実施例1〜3は、超音波洗浄を行わなかった比較例1並びに本発明の温度範囲該の純水を用いて超音波洗浄を行った比較例2及び3に対して残留する不純物量が低減されていることが判った。
(実施例4)
外径250mm,肉厚8mmの石英ガラス部材を準備し、#320のメタルボンドダイヤモンド砥石を使いマシニングセンター加工機にて加工し、外径240mm,肉厚5mmの石英ガラス円板とした後に、酸化セリウムスラリーを供給したウレタンパッドにて、円板を透明にポリシング研磨し、透明なガラス窓を製作した。
その後、製作したガラス窓を表4に示す手順にて洗浄を行った。
Figure 2006188419
表4中、数字は工程順を表す。
即ち、石英ガラス窓を水温22℃の純水で流水洗浄を行った後、12%HF水溶液で1時間洗浄し、22℃の純水で流水洗浄を行った。なお、使用したHF水溶液は、石英ガラスの洗浄に6カ月間供したもので、原子吸光光度法による分析の結果、表5の純度であった。
Figure 2006188419
その後、水温70℃、比抵抗値17MΩの純水を用いて、該純水を流入させながら超音波洗浄(周波数27kHz、1kw)を60分間行った。なお、超音波洗浄は図1に示す装置(洗浄槽本体:石英ガラス製)を用いて行い、保持搬送手段を上下方向に速度50mm/秒で40mm程度往復運動させながら行った。超音波洗浄後、石英ガラス窓を1時間乾燥させた。
次いで、石英ガラス窓を新規に作成した5%硝酸に15分間漬け、表面から硝酸中に溶出した金属不純物(Na,K,Al,Mg,Ca,Fe及びCu)をHR−ICPMS(高分解能誘導結合プラズマ質量分析装置)にて分析した。ガラス窓表面の残留物から溶出した不純物量を、窓の単位表面積に換算した。結果を表6に示す。
Figure 2006188419
(比較例4〜6)
表5に示した如く洗浄工程を変更した以外は、実施例4と同様に実験を行った。結果を表6に示す。
表6に示した如く、酸洗浄及び本発明の温度範囲の純水を用いて超音波洗浄を行った実施例4は、酸洗浄及び超音波洗浄のない比較例4、酸洗浄がなく超音波洗浄のみの比較例5、及び酸洗浄のみで超音波洗浄のない比較例5の全てに対して、不純物量の低減効果があることが判った。実施例4は特にNa,K,Ca,Fe及びCuの濃度が検出下限値未満であり、優れた洗浄が行われていた。
(実験例1〜4)
外径220mm,肉厚5mmの石英ガラス部材を4枚準備し、#320のメタルボンドダイヤモンド砥石を使いマシニングセンター加工機にて加工し、外径200mm,肉厚2mmの石英ガラス円板とした。
その後、加工済みの石英ガラス円板を表7に示す手順にて洗浄を行った。
Figure 2006188419
表7中、数字は工程順を表す。
即ち、石英ガラス円板を水温22℃の純水で流水洗浄した後、6%硝酸で3時間洗浄し、22℃の純水で流水洗浄を行った。なお、使用した硝酸は実施例1と同様である。
その後、水温47℃、比抵抗値17MΩの純水を用いて、該純水を流入させながら超音波洗浄(周波数38kHz、1.2kw)を60分間行った。なお、超音波洗浄は実施例1と同じ装置を用い、表7に示した揺動条件下で行った。揺動は、保持搬送手段を上下方向に所定の速度で40mm程度往復運動させたものである。
超音波洗浄時の状態を観察し、その結果を表8に示した。超音波洗浄後、石英ガラス円板を1時間乾燥させた。
得られた洗浄後の石英ガラス円板の表面状態を目視で観察し、洗浄によるダメージの有無を確認した。結果を表8に示した。なお、表面状態の評価基準は下記の通りである。
○:表面が透明でダメージ無しの状態、
△:極浅いマイクロクラックや凹み、荒れ等の浅いダメージ痕が有り、表面が白く曇って見える部位があるが、使用可能な状態、
×:ダメージが深く使用不可能な状態。
また、石英ガラス円板の表面に残留する金属不純物について実施例1と同様に分析を行い、洗浄効果について評価した。その結果を表8に示した。なお、洗浄効果は、Na,K,Al,Mg,Ca,Fe及びCuの全ての金属元素の濃度が比較例1の測定値の半分以下の場合を○と評価し、それ以外を×と評価した。
Figure 2006188419
表8に示した如く、水温47℃、速度1mm/秒及び80mm/秒で揺動させて超音波洗浄を行った実験例1及び2は、安定した状態で超音波洗浄され、超音波洗浄による表面ダメージも見られず、良好な洗浄が行えた。
速度100mm/秒で揺動させて超音波洗浄を行った実験例3では、超音波洗浄時に試験円板の浮き上がりが観察され、試験円板が一部破損したが、表面ダメージは無く十分な洗浄効果が見られた。洗浄時の浮き上がりは、揺動速度に対して試験円板が軽量であった為に生じたものであり、十分に重い、例えば肉厚が2倍程度あれば通常処理が可能である。
また、揺動無しの実験例4は、表面に一部浅いダメージが観察されたが十分な洗浄効果があった。超音波による表面ダメージは洗浄時間を短縮することにより発生を抑えることができるが、様々な処理対象に対応するためには、揺動させた状態での超音波洗浄がより好適であることがわかる。
(比較例7)
表7に示した如く、超音波洗浄に用いられる純水の水温を22℃に変更した以外は実験例3と同様に実験を行った。結果を表8に示す。表8に示した如く、比較例7は不純物除去の洗浄効果が不十分であり、超音波洗浄時に試験円板の浮き上がりが観察され、試験円板が一部破損した。
(比較例8)
表7に示した如く、超音波洗浄に用いられる純水の水温を80℃に変更した以外は実験例4と同様に実験を行った。結果を表8に示す。表8に示した如く、比較例8は不純物除去の洗浄効果が不十分であり、表面に一部浅いダメージが観察された。
本発明の超音波洗浄装置の一例を示す概略説明図である。 本発明の超音波洗浄装置で用いられる石英ガラス管ヒータの一例を示す断面概略説明図である。 実施例1〜3及び比較例1〜3の結果を示すグラフである。
符号の説明
10:超音波洗浄装置、12:純水洗浄槽、14:加温手段、16:超音波発振手段、18:保持搬送手段、18a:搬送台、20:洗浄槽本体、22:オーバーフロー槽、22a:底深部、22b:底浅部、23:外側槽、23a:底壁、23b:側壁、24:純水供給手段、25:上部管、25a:第1支管、25b:第2支管、25c:第3支管、
26:下部管、28a:温度センサ、28b:過熱防止センサ、28c:液面レベルセンサ、30:流量計、32:配水管、32a:第1排水支管、32b:第2排水支管、32c:第3排水支管、32d:第4排水支管、34:排水手段、36:ローダー・アンローダー・ステージ、38:穴開き板、42:電熱線、44:石英ガラス管、P:ポンプ、F:フィルター、V〜V:バルブ。

Claims (6)

  1. 半導体製造プロセスで使用される石英ガラス治具又は該治具の製作工程途中の石英ガラス部材の酸洗浄を含む洗浄方法において、該酸洗浄後に30〜70℃の純水中で超音波洗浄を少なくとも1回行うことを特徴とする石英ガラス治具又は部材の洗浄方法。
  2. 前記石英ガラス治具の酸洗浄を含む洗浄が、半導体製造プロセス使用前の最終の洗浄であることを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  3. 前記超音波洗浄を、比抵抗値が15MΩ以上の純水を洗浄槽に流入し、前記純水を洗浄槽本体から外周に設けられたオーバーフロー槽にオーバーフローさせながら、且つ温度が40〜60℃の純水中で行うことを特徴とする請求項1又は2記載の洗浄方法。
  4. 前記超音波洗浄において、前記石英ガラス治具又は部材を揺動しながら洗浄することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の洗浄方法。
  5. 半導体製造プロセスで使用される石英ガラス治具又は該治具の製作工程途中の石英ガラス部材の酸洗浄を含む洗浄に使用される超音波洗浄装置であって、比抵抗値が15MΩ以上の純水を流入し、貯留する純水洗浄槽と、該純水洗浄槽に貯留された純水を30〜70℃に加温する加温手段と、該純水を超音波振動させる超音波発振手段と、前記石英ガラス治具又は石英ガラス部材を該純水洗浄槽に搬入し且つ該純水洗浄槽から搬出する保持搬送手段とを有し、前記保持搬送手段が揺動可能であるようにしたことを特徴とする超音波洗浄装置。
  6. 前記純水洗浄槽が、洗浄槽本体と該洗浄槽本体の外周に設けられたオーバーフロー槽とからなり、前記加温手段が該オーバーフロー槽に設置された石英ガラス管ヒータであり、前記超音波発振手段が洗浄槽本体の外部に設けられ、該洗浄槽本体の超音波発振手段を設けられた側の壁部分の材質を石英ガラスとすることを特徴とする請求項5記載の超音波洗浄装置。
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