JP2006183826A - 配管支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】下水処理場の曝気槽内に設けられる配管等のように、内部を流体が流れる配管を適正に支持することのできる配管支持装置を提供する。
【解決手段】 配管10を固定状態に保持する配管保持具11における配管10の軸心を挟む両側部を一対の支柱12,12により支持し、それぞれの支柱12,12を配管10の軸心と直交する方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に一対の支持部材13,13により個別に支持し、それぞれの支持部材13,13を配管10の軸心方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に架台14,14により支持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば下水処理場の曝気槽内に設けられる配管等のように、内部を流体が流れる配管を支持する配管支持装置に関する。
図5及び図6は、下水処理場の曝気槽内に散気する配管の設置状態の一例を示す図である。同図において、1は図示しない送風機より空気が供給される本管、2は本管1から分岐して曝気槽内に延ばされたライザー管、3はライザー管2に接続され曝気槽の底部に水平に配設されたラテラル管(ヘッダー管)、4はラテラル管3に対し櫛状に接続された空気吐出管で、該空気吐出管に形成された多数の空気吐出孔から空気が吐出される。
上記のような散気用配管にあっては、ラテラル管3は浮き上がらないように配管支持装置5により曝気槽の底部に支持されている。また、ラテラル管3は、水温の変化等の影響でそれ自体が軸心方向に伸縮するとともに、本管1の伸縮に起因するライザー管2のねじれにより軸心と直交する方向へ移動するので、これらの動きに対して許容可能に支持する必要がある。
配管支持装置としては、例えば特許文献1〜3に記載のものが知られている。
特開平10−110864号公報 特開平11−063307号公報 特開平11−351457号公報
上記各特許文献に記載のものは、いずれも内部に蒸気等の高温の流体が流通する配管の支持装置であり、流体の流通時と非流通時との温度変化による配管の伸縮を許容するように支持することを主たる目的としている。このため、前記ラテラル管のように、配管の軸心方向に伸縮するだけでなく多方向に移動する配管については、配管の動きの全てに対応することができない。
具体的に説明すると、特許文献1は、配管が敷設されている地盤又は支持構造物に沿った水平方向の動きを許容するための構成であり、浮力による鉛直方向の動きを規制することはできない。また、特許文献2は、配管の軸心方向の移動及び軸心を中心とする回動を容易にする構成であり、軸心と直交する水平方向の動きの許容、及び鉛直方向の動きの規制ができない。
特許文献3は、「配管1」を掴持する「配管支持バンド11」を支持する「台座プレート28」の両端部が「配管1」に沿って形成された一対の「ガイド孔25」に挿通されており、「配管1」の軸心方向の伸縮を「台座プレート28」が「ガイド孔25」に沿って移動することで吸収し、「配管1」の軸心に直交する方向の変位を「台座プレート28」が「ガイド孔25」を挿通する方向に移動することで吸収する構成であり、さらに、「台座プレート28」の端部が「ガイド孔25」に挿通されていることにより、「配管1」の上下方向の動きが規制されている構成である。したがって、例えば配管が前記ラテラル管である場合に、配管自体の伸縮、及び配管の軸心と直交する方向の動きを許容することができるとともに、浮力による上方への動きを規制することができる。
しかしながら、曝気槽内では配管に対して浮力が一律にかかるわけではないので、配管を傾けたりねじったりする力が作用する。特許文献3の配管支持装置は、「配管支持バンド11」が「台座プレート28」に対して1本の「支柱10」だけで支持され、しかも該支柱に鉛直方向のねじれを回避する機構が設けられていないので、「配管1」が傾いたりねじれたりした場合、「台座プレート28」と「ガイド孔25」との係合部に無理な力がかかり、支持が不確実になると思われる。また、「台座プレート28」と「ガイド孔25」との相互位置関係を変更することにより、配管自体の伸縮、及び配管の軸心と直交する方向の動きを許容する構成であるので、両方の動きが複合された場合には、「ガイド孔25」に対して「台座プレート28」がスムーズに動かなくなることが予想される。
そこで本発明は、従来の配管支持装置に見られる問題点を解消し、下水処理場の曝気槽内に設けられる配管等のように、内部を流体が流れる配管を適正に支持することのできる配管支持装置を提供することを課題としている。
上記課題に対する請求項1に記載の配管支持装置は、配管を固定状態に保持する配管保持具と、該配管保持具における配管の軸心を挟む両側部を支持する一対の支柱と、それぞれの支柱を個別に配管の軸心と直交する方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する一対の支持部材と、それぞれの支持部材を配管の軸心方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する架台とを具備することを特徴としている。
また、請求項2に記載の配管支持装置は、配管を固定状態に保持する配管保持具と、該配管保持具における配管の軸心を挟む両側部を支持する一対の支柱と、それぞれの支柱を個別に配管の軸心方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する一対の支持部材と、それぞれの支持部材を配管の軸心と直交する方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する架台とを具備することを特徴としている。
さらに、請求項3に記載の配管支持装置は、配管を固定状態に保持する配管保持具と、該配管保持具を鉛直方向の回動中心軸を中心にして回動可能に支持する回動部材と、該回動部材を配管の軸心と直交する方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する支持部材と、該支持部材を配管の軸心方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する架台とを具備することを特徴としている。
さらに、請求項4に記載の配管支持装置は、配管を固定状態に保持する配管保持具と、該配管保持具を鉛直方向の回動中心軸を中心にして回動可能に支持する回動部材と、該回動部材を配管の軸心方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する支持部材と、該支持部材を配管の軸心と直交する方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する架台とを具備することを特徴としている。
請求項1乃至4に記載の発明によれば、配管の軸心方向の移動及び配管の軸心と直交する方向の移動をそれぞれ個別の機構で許容する構成であるので、配管自体の伸縮及び配管の軸心と直交する方向へのずれが複合された場合であっても、それぞれの配管の動きを確実に許容して支持することができる。
請求項1及び2の場合は、一対の支柱により配管保持具を配管の軸心を挟んだ両側で支持するので、配管が傾いたりねじれたりした場合であっても、支柱に無理な力がかかることなく、確実に支持することができる。
また、請求項3及び4の場合は、回動部材により配管保持具を鉛直方向の回動中心軸を中心にして回動可能に支持するので、配管が傾いたりねじれたりした場合であっても、支柱に無理な力がかかることなく、確実に支持することができる。
配管の軸心方向の移動及び軸心に直交する方向の移動を許容するとともに、配管の上下方向の移動を規制するように配管を支持する配管支持装置を実現する。
図1は実施例1の正面図、側面図、及び平面図である。この配管支持装置5Aは、配管10を固定状態に保持する配管保持具としてのパイプバンド11と、該パイプバンドにおける配管10の軸心を挟む両側部を支持する一対の支柱12,12と、それぞれの支柱12,12を個別に配管10の軸心と直交する方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する一対の支持部材13,13と、それぞれの支持部材13,13を配管10の軸心方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する架台14,14とからなっている。
パイプバンド11は、それぞれ半円形の配管保持部11aの両側に取付部11bが形成された上部材11Uと下部材11Bとを組み合わせてなり、上下両部材の配管保持部11aにより形成される円形空間に配管10を挿通し、上下両部材の取付部11b同士を支柱12の上端部に形成されている雄ねじ部12aとナット15とにより固定一体化して、配管10を固定状態に保持する。
支柱12は、前述のように上端部に雄ねじ部12aが形成され、下端部には円板部12bが一体成形されている。支持部材13の上に円板部12bが載置された状態で一対の支柱12,12を立設し、その一対の支柱12,12の雄ねじ部12a,12aに前記パイプバンド11の両側取付部11b,11bをそれぞれ個別に固着させることにより、パイプバンド11を配管10の軸心を挟む両側部で支持する。
支持部材13は、前記支柱12の円板部12bが載置される水平な支柱載置部13aを備え、該支柱載置部の前後両端部から垂直に起立した起立部13b,13bが形成され、さらに該起立部の上端から内側に屈曲した庇部13c,13cが形成されている。また、支柱載置部13aの左右両端部には下方に垂下した垂下部13d,13dが形成され、さらに該垂下部の下端から内側に屈曲した水平部13e,13eが形成されている。
円板部12bが支柱載置部13aに載置された支柱12は、庇部13c,13c間を挿通する状態で立設されている。この状態の支柱12は、起立部13b,13bと庇部13c,13cとによって前後方向すなわち配管10の軸心方向への移動が規制されているため、左右方向すなわち配管10の軸心と直交する水平方向への移動だけが許容されている。支柱12の軸心を中心として回動することは可能である。また、庇部13c,13cが円板部12bに係合することにより、支柱12の上方への移動が規制されている。
架台14は、水平な設置面に固定可能なベース部14aを備え、該ベース部の上方に前後方向に長い板状のガイド部14bが設けられている。前記支持部材13の水平部13e,13eがベース部14aとガイド部14bとの間に外側から挿入されるように、架台14に対して支持部材13が取り付けられる。これにより、支持部材13はガイド部14bに沿って前後方向すなわち配管10の軸心方向の移動が許容されている。また、水平部13e,13eがガイド部14bに係合することにより、支持部材13の上方への移動が規制されている。
この配管支持装置5Aは以上の構成であるから、当該装置に支持された配管10は、配管の軸心方向(X−X)の移動、及び配管の軸心と直交する方向(Y−Y)の移動が許容されるとともに、鉛直方向(Z−Z)の移動が規制されている。X−Xの移動を許容する機構とY−Yの移動を許容する機構とがそれぞれ独立しているので、両移動が複合して生じる場合でも、それぞれの移動が確実に行われる。また、一対の支柱12,12によりパイプバンド11を配管10の軸心を挟んだ両側で支持するので、配管10が傾いたりねじれたりした場合であっても、支柱12,12に無理な力がかかることなく、配管10を確実に支持することができる。支柱12をその軸心を中心として回動可能に構成することにより、さらに支持が確実なものとなっている。
図2は実施例2の正面図、側面図、及び平面図である。この配管支持装置5Bは、配管10を固定状態に保持する配管保持具としてのパイプバンド11と、該パイプバンドにおける配管10の軸心を挟む両側部を支持する一対の支柱12,12と、それぞれの支柱12,12を個別に配管10の軸心方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する一対の支持部材23,23と、それぞれの支持部材23,23を配管10の軸心と直交する方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する架台24,24とからなっている。
パイプバンド11及び支柱12は、実施例1のものと同じ構成であり、同一符合で表示している。実施例1と異なるのは、支持部材23による支柱12の支持構造、及び架台24による支持部材23の支持構造である。次に、その支持構造について説明する。
支持部材23は、支柱12の円板部12bが載置される水平な支柱載置部23aを備え、該支柱載置部の左右両端部から垂直に起立した起立部23b,23bが形成され、さらに該起立部の上端から内側に屈曲した庇部23c,23cが形成されている。また、支柱載置部23aの前後両端部には下方に垂下した垂下部23d,23dが形成され、さらに該垂下部の下端から内側に屈曲した水平部23e,23eが形成されている。
円板部12bが支柱載置部23aに載置された支柱12は、庇部23c,23c間を挿通する状態で立設されている。この状態の支柱12は、起立部23b,23bと庇部23c,23cとによって左右方向すなわち配管10の軸心と直交する水平方向への移動が規制されているため、前後方向すなわち配管10の軸心方向への移動だけが許容されている。支柱12の軸心を中心として回動することは可能である。また、庇部23c,23cが円板部12bに係合することにより、支柱12の上方への移動が規制されている。
架台24は、水平な設置面に固定可能なベース部24aを備え、該ベース部の上方に左右方向に長い板状のガイド部24bが設けられている。前記支持部材23の水平部23e,23eがベース部24aとガイド部24bとの間に外側から挿入されるように、架台24に対して支持部材23が取り付けられる。これにより、支持部材23はガイド部24bに沿って左右方向すなわち配管10の軸心と直交する水平方向の移動が許容されている。また、水平部23e,23eがガイド部24bに係合することにより、支持部材23の上方への移動が規制されている。
当該配管支持装置5Bに支持された配管10は、実施例1の場合と同様に、配管の軸心方向(X−X)の移動、及び配管の軸心と直交する方向(Y−Y)の移動が許容されるとともに、鉛直方向(Z−Z)の移動が規制されている。X−Xの移動を許容する機構とY−Yの移動を許容する機構とがそれぞれ独立しているので、両移動が複合して生じる場合でも、それぞれの移動が確実に行われる。また、一対の支柱12,12によりパイプバンド11を配管10の軸心を挟んだ両側で支持するので、配管10が傾いたりねじれたりした場合であっても、支柱12,12に無理な力がかかることなく、配管10を確実に支持することができる。支柱12をその軸心を中心として回動可能に構成することにより、さらに支持が確実なものとなっている。
図3は実施例3の正面図、側面図、及び平面図である。この配管支持装置5Cは、配管10を固定状態に保持する配管保持具としてのパイプバンド31と、該パイプバンドを鉛直方向の回動中心軸を中心にして回動可能に支持する回動部材32と、該回動部材を配管10の軸心と直交する方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する支持部材33と、該支持部材を配管10の軸心方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する架台34とからなっている。
パイプバンド31は、それぞれ半円形の配管保持部31aの両側に取付部31bが形成された上部材31Uと下部材31Bとを組み合わせてなり、上下両部材の配管保持部31aにより形成される円形空間に配管10を挿通し、上下両部材の取付部31b同士をボルト35とナット15とにより固定一体化して、配管10を固定状態に保持する。
回動部材32は、上下のロッド32a,32bを回動部32cにより互いに回動自在に連結したもので、上ロッド32aの上端がパイプバンド31の下部材31Bに溶接等により固着一体化され、下ロッド32bの下端部に板状部32dが一体成形されている。支持部材33の上に円板部32dが載置された状態に回動部材32を設けると、ロッド32a,32bの軸心を通る鉛直方向の回動中心軸を中心にして、配管10が回動可能に支持される。
支持部材33は、前記回動部材32の板状部32dが載置される水平な回動部材載置部33aを備え、該回動部材載置部の前後両端部から垂直に起立した起立部33b,33bが形成され、さらに該起立部の上端から内側に屈曲した庇部33c,33cが形成されている。また、回動部材載置部33aの左右両端部には側方に突出する突出部33d,33dが形成されている。
回動部材32は、板状部32dが支持部材33の回動部材載置部33aの上に載置され、下ロッド32bが庇部33c,33c間に挿通された状態で設けられる。この状態において、回動部材32は、起立部33b,33bと庇部33c,33cとによって前後方向すなわち配管10の軸心方向への移動が規制され、左右方向すなわち配管10の軸心と直交する水平方向への移動が許容されている。また、庇部33c,33cが板状部32dに係合することにより、回動部材32の上方への移動が規制されている。
架台34は、水平な設置面に固定可能なベース部34aを備え、該ベース部の上方に前後方向に長い板状のガイド部34b,34bが設けられている。前記支持部材33の突出部33d,33dがベース部34aとガイド部34b,34bとの間に内側から挿入されるように、架台34に対して支持部材33が取り付けられる。これにより、支持部材33はガイド部34bに沿って前後方向すなわち配管10の軸心方向の移動が許容されている。また、突出部33d,33dがガイド部34b,34bに係合することにより、支持部材33の上方への移動が規制されている。
この配管支持装置5Cは以上の構成であるから、当該装置に支持された配管10は、配管の軸心方向(X−X)の移動、及び配管の軸心と直交する方向(Y−Y)の移動が許容されるとともに、鉛直方向(Z−Z)の移動が規制されている。X−Xの移動を許容する機構とY−Yの移動を許容する機構とがそれぞれ独立しているので、両移動が複合して生じる場合でも、それぞれの移動が確実に行われる。また、回動部材32を設けることにより、配管10が鉛直方向の回動中心軸を中心にして回動可能に支持されているので、配管10が傾いたりねじれたりしても、それに対応して配管10を確実に支持することができる。
図4は実施例4の正面図、側面図、及び平面図である。この配管支持装置5Dは、配管10を固定状態に保持する配管保持具としてのパイプバンド31と、該パイプバンドを鉛直方向の回動中心軸を中心にして回動可能に支持する回動部材32と、該回動部材を配管10の軸心方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する支持部材43と、該支持部材を配管10の軸心と直交する方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する架台44とからなっている。
パイプバンド31及び回動部材32は、実施例3のものと同じ構成であり、同一符合で表示している。実施例3と異なるのは、支持部材43による回動部材32の支持構造、及び架台44による支持部材43の支持構造である。次に、その支持構造について説明する。
支持部材43は、前記回動部材32の板状部32dが載置される水平な回動部材載置部43aを備え、該回動部材載置部の左右両端部から垂直に起立した起立部43b,43bが形成され、さらに該起立部の上端から内側に屈曲した庇部43c,43cが形成されている。また、回動部材載置部43aの前後両端部には前後に突出する突出部43d,43dが形成されている。
回動部材32は、板状部32dが支持部材43の回動部材載置部43aの上に載置され、下ロッド32bが庇部43c,43c間に挿通された状態で設けられる。この状態において、回動部材32は、起立部43b,43bと庇部43c,43cとによって左右方向すなわち配管10の軸心と直交する方向への移動が規制され、前後方向すなわち配管10の軸心方向への移動が許容されている。また、庇部43c,43cが板状部32dに係合することにより、回動部材32の上方への移動が規制されている。
架台44は、水平な設置面に固定可能なベース部44aを備え、該ベース部の上方に左右方向に長い板状のガイド部44b,44bが設けられている。前記支持部材43の突出部43d,43dがベース部44aとガイド部44b,44bとの間に内側から挿入されるように、架台44に対して支持部材43が取り付けられる。これにより、支持部材43はガイド部44b,44bに沿って左右方向すなわち配管10の軸心と直交する方向の移動が許容されている。また、突出部43d,43dがガイド部44b,44bに係合することにより、支持部材43の上方への移動が規制されている。
当該配管支持装置5Dに支持された配管10は、実施例3の場合と同様に、配管10の軸心方向(X−X)の移動、及び配管の軸心と直交する方向(Y−Y)の移動が許容されるとともに、鉛直方向(Z−Z)の移動が規制されている。X−Xの移動を許容する機構とY−Yの移動を許容する機構とがそれぞれ独立しているので、両移動が複合して生じる場合でも、それぞれの移動が確実に行われる。また、回動部材32を設けることにより、配管10が鉛直方向の回動中心軸を中心にして回動可能に支持されているので、配管10が傾いたりねじれたりしても、それに対応して配管10を確実に支持することができる。
本発明の配管支持装置は、特に下水処理場の曝気槽、浄化層等のような水槽内に設置される配管を支持するのに好適であるが、地面や固定構造物の上に設置される配管を支持する場合にも適用できる。
配管支持装置の(a)正面図、(b)側面図、及び(c)平面図である。(実施例1) 配管支持装置の(a)正面図、(b)側面図、及び(c)平面図である。(実施例2) 配管支持装置の(a)正面図、(b)側面図、及び(c)平面図である。(実施例3) 配管支持装置の(a)正面図、(b)側面図、及び(c)平面図である。(実施例4) 曝気槽の散気用配管の設置状態を示す平面図である。 図5に示す配管の要部の斜視図である。
符号の説明
5A,5B,5C,5D 配管支持装置
10 配管
11 パイプバンド(配管保持具)
12 支柱
13,23,33,43 支持部材
14,24,34,44 架台
32 回動部材

Claims (4)

  1. 配管を固定状態に保持する配管保持具と、該配管保持具における配管の軸心を挟む両側部を支持する一対の支柱と、それぞれの支柱を個別に配管の軸心と直交する方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する一対の支持部材と、それぞれの支持部材を配管の軸心方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する架台とを具備することを特徴とする配管支持装置。
  2. 配管を固定状態に保持する配管保持具と、該配管保持具における配管の軸心を挟む両側部を支持する一対の支柱と、それぞれの支柱を個別に配管の軸心方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する一対の支持部材と、それぞれの支持部材を配管の軸心と直交する方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する架台とを具備することを特徴とする配管支持装置。
  3. 配管を固定状態に保持する配管保持具と、該配管保持具を鉛直方向の回動中心軸を中心にして回動可能に支持する回動部材と、該回動部材を配管の軸心と直交する方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する支持部材と、該支持部材を配管の軸心方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する架台とを具備することを特徴とする配管支持装置。
  4. 配管を固定状態に保持する配管保持具と、該配管保持具を鉛直方向の回動中心軸を中心にして回動可能に支持する回動部材と、該回動部材を配管の軸心方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する支持部材と、該支持部材を配管の軸心と直交する方向にスライド可能かつ鉛直方向に移動不能に支持する架台とを具備することを特徴とする配管支持装置。
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