JP2007092359A - 手摺の自在継手 - Google Patents

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圭一 西川
Koji Ohashi
幸治 大橋
Yasuharu Watanabe
康晴 渡辺
Yoshinobu Niwa
佳伸 丹羽
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Abstract

【課題】 平地や傾斜地のコーナーを含めて支柱上で手摺バーを任意の角度に連結できる自在継手を提供する。
【解決手段】 支柱5上に支持ブロック3を介して上下位一対の半球ブロック1a,1bを水平回動自在に設置する一方,該半球ブロック1a,1bに垂直突片11を,該垂直突片に半球ブロック1a,1bの湾曲側面と同心円の湾曲ガイド溝12を設置し,左右一対のブラケット2a,2bにおけるブラケット本体21と挟持部材23とによって垂直突片11をその挟持溝24に挟持するとともにその挟持面に突設したガイド突起26を上記湾曲ガイド溝12に嵌合することによって半球ブロック1a,1bに対してブラケット2a,2bを上下首振り自在とする。半球ブロック1a,1bの水平回動とブラケット2a,2bの首振りによって手摺バー6の連結角度を自在化できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は手摺に関し,特に傾斜地のコーナー等に3次元的な手摺バーの連結を可能とした手摺の自在継手に関する。
この種自在継手として,例えば前後回動自在に軸支固定した前後一対の回動ブロックと,該回動ブラケットをそれぞれ手摺バーに取付ける左右一対の取付金具と,該取付金具をV字一方の支持部に角度自在に支持する左右一対のV字支持金具と,上下位一対のリングを水平回動自在に備え該リングにそれぞれ上記左右一対のV字支持金具のスライド部を垂直方向スライド自在に固定して支柱上端に載置固定する支持ブロックとを備えることによって,手摺バーの3次元的な連結を可能として,その平地,傾斜地における角度自在の傾斜連結,コーナーにおける角度自在の曲げ連結をなし得るようにしたものが知られている。
特開2003―307004号公報
この場合,例えば公園等の手摺に使用して手摺バーの上記3次元的な連結を行うに適したものとすることができるが,自在継手を,それぞれ一対の回動ブロック,取付金具及びV字支持金具と,上下位一対のリングを備えた支持ブロックによって構成することによって部材数が多く,これによって手摺バーの連結作業が煩雑化する傾向がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,可及的に少ない部材によって構成するとともに連結作業を可及的に容易になし得るようにする一方,手摺バーの3次元的な連結をなし得るようにした自在継手を提供するにある。
上記課題に沿って本発明は,上下位一対の半球ブロックと,該半球ブロックの湾曲側面に摺接して垂直方向に回動自在の手摺バー連結用にして左右一対のブラケットと,上記半球ブロックを水平回動自在の球体として支柱上端に軸支固定する支持ブロックとの5部材によって自在継手を構成するようにし,上記半球ブロックの湾曲側面に突設した垂直突片に該湾曲側面と同心円の湾曲ガイド溝を配置する一方,ブラケットに該垂直突片を挟持して湾曲ガイド溝に嵌合するガイド突起を配置し,これら湾曲ガイド溝とガイド突起の案内によって半球ブロックの上記湾曲側面に対するブラケットを上下首振り状に摺接してその垂直方向の回動を自在とし,半球ブロックの水平回動とによって手摺バーの3次元的な連結を可能としたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,湾曲側面と同心円をなす垂直方向の湾曲ガイド溝を形成した垂直突片をそれぞれ湾曲側面に突設具備した上下位一対の半球ブロックと,該半球ブロックの垂直突片を挟持し該挟持面に配置したガイド突起を上記湾曲ガイド溝に嵌合するとともに半球ブロックとの対接面をその湾曲側面と同心円の凹陥面とすることによって該半球ブロックに垂直方向回動自在に配置した左右一対にして上下反転使用の手摺バー連結用のブラケットと,上記上下位一対の半球ブロックを水平方向回動自在の球体として軸支固定することによって支柱上端に載置固定する支持ブロックとを備えてなることを特徴とする手摺の自在継手としたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,上下位における上位配置の半球ブロックの湾曲ガイド溝をその底面をなす直径面の上下に亘るように配置した上り傾斜用とし,下位配置の半球ブロックの湾曲ガイド溝をその上面をなす直径面より下方に配置した下り傾斜用とし,該湾曲ガイド溝に嵌合するブラケットを,そのガイド突起が上り傾斜用の半球ブロックにおいてその湾曲ガイド溝の下端に,下り傾斜用の半球ブロックにおいてその湾曲ガイド溝の上端に位置するときにそれぞれ水平となるように配置することによって,半球ブロックの垂直突片の向きにより水平と傾斜の双方に使用し得るとともに,例えばブラケットを共通部品とした場合を含めて,上記上下首振り状の摺接による傾斜角度を可及的に大きく確保したものとするように,これを,上記上下位一対の半球ブロックを,一方を上位配置の上り傾斜用としてその垂直突片とその湾曲ガイド溝を湾曲側面中間位置から直径面を超えてその交差方向に突出して一連に配置し,他方を下位配置の下り傾斜用として直径面から湾曲側面の下部位置に向けて一連に配置する一方,左右一対のブラケットのガイド突起を,上記上り傾斜用の半球ブロックにおいて該ガイド突起が上記湾曲ガイド溝の下端に位置するとき,また下り傾斜用の半球ブロックにおいて上端に位置するとき各ブラケットが水平となるように各ブラケットの中心線よりそれぞれ下方位置に配置してなることを特徴とする請求項1に記載の手摺の自在継手としたものである。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,半球ブロックの湾曲ガイド溝に対するブラケットのガイド突起の嵌合を湾曲ガイド溝の両側において行うことによってブラケットの上記上下首振り状の摺接を可及的に安定したものとするとともに該湾曲ガイド溝に対するガイド突起の両側嵌合を手摺設置の現場で容易になし得るものとするように,これを,上記左右一対のブラケットを,挟持面を露出したブラケット本体と,該ブラケット本体に装着固定して該ブラケット本体とともに上記半球ブロックの垂直突片の挟持溝を形成する挟持面を有する挟持部材とを備えてそれぞれ分割形成し且つ該ブラケット本体と挟持部材の各挟持面に上記ガイド突起を対向配置してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の手摺の自在継手としたものである。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,半球ブロックと対接するブラケットの対接面を正面円弧状とすることによってブラケットは半球ブロックの球体に外観よく対接して違和感を生じることがないものとし得るが,傾斜地の傾斜が急な場合に,下り傾斜の手摺バー用に下位の半球ブロックに配置したブラケットの下端が上記支持ブロックに衝接して,その上下首振りの回動角度が制限される可能性を生じるところ,左右一対のブラケットを上り傾斜用と下り傾斜用の2種類として,設置状態で目につき易い上り傾斜用のブラケットの対接面を正面円弧状としてその外観を良好に確保する一方,外観への影響が少ない下り傾斜用のブラケットの対接面を,その下端を欠如した部分日食の月形状の如き正面部分欠如の円弧形状とすることによって支持ブロックとの衝接を回避して上記回動角度を可及的に拡大して確保し得るものとするように,これを,上記左右一対のブラケットを,その一方を上り傾斜の手摺バー用としてその上記半球ブロックとの対接面を正面円弧形状とし,他方を下り傾斜の手摺バー用としてその上記半球ブロックとの対接面の下端部を欠如した欠如部を配置した正面部分欠如の円弧形状としてなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の手摺の自在継手としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
なお本発明で半球ブロックとは完全な半球形状のもの,実施形態に示すようにその頂部先端を裁頭した形状のものの双方を含む意味に用いる。
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,上下位一対の半球ブロックと,該半球ブロックの湾曲側面に摺接して垂直方向に回動自在の手摺バー連結用のブラケットと,上記半球ブロックを水平回動自在の球体として支柱上端に軸支固定する支持ブロックとの5部材によって自在継手を構成するようにし,上記半球ブロックの湾曲側面に突設した垂直突片に該湾曲側面と同心円の湾曲ガイド溝を配置する一方,ブラケットに該垂直突片を挟持して湾曲ガイド溝に嵌合するガイド突起を配置し,これら湾曲ガイド溝とガイド突起の案内によって半球ブロックの上記湾曲側面に対するブラケットを上下首振り状に摺接してその垂直方向の回動を自在とし,半球ブロックの水平回動とによって手摺バーの3次元的な連結を可能として,可及的に少ない部材によって構成するとともに連結作業を可及的に容易になし得るようにして手摺バーの3次元的な連結をなし得るようにした自在継手を提供することができる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,上下位における上位配置の半球ブロックの湾曲ガイド溝をその底面をなす直径面の上下に亘るように配置した上り傾斜用とし,下位配置の半球ブロックの湾曲ガイド溝をその上面をなす直径面より下方に配置した下り傾斜用とし,該湾曲ガイド溝に嵌合するブラケットを,そのガイド突起が上り傾斜用の半球ブロックにおいてその湾曲ガイド溝の下端に,下り傾斜用の半球ブロックにおいてその湾曲ガイド溝の上端に位置するときにそれぞれ水平となるように配置することによって,半球ブロックの垂直突片の向きにより水平と傾斜の双方に使用し得るとともに,例えばブラケットを共通部品とした場合を含めて,上記上下首振り状の摺接による傾斜角度を可及的に大きく確保したものとすることができる。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,半球ブロックの湾曲ガイド溝に対するブラケットのガイド突起の嵌合を湾曲ガイド溝の両側において行うことによってブラケットの上記上下首振り状の摺接を可及的に安定したものとするとともに該湾曲ガイド溝に対するガイド突起の両側嵌合を手摺設置の現場で容易になし得るものとすることができる。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,左右一対のブラケットを上り傾斜用と下り傾斜用の2種類として,設置状態で目につき易い上り傾斜用のブラケットの対接面を正面円弧状としてその外観を良好に確保する一方,外観への影響が少ない下り傾斜用のブラケットの対接面を,その下端を欠如した正面部分欠如の円弧形状とすることによって支持ブロックとの衝接を回避して上記回動角度を可及的に拡大して確保し得るものとすることができる。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば, Aは手摺の自在継手であり,該自在継手Aは,上下位一対の半球ブロック1a,1bと,該半球ブロック1a,1bの湾曲側面に摺接して垂直方向に回動自在の手摺バー6連結用にして左右一対のブラケット2a,2bと,上記半球ブロック1a,1bを水平回動自在の球体として支柱5上端に軸支固定する支持ブロック3とによって構成したものとしてあり,上下位一対の半球ブロック1a,1bは,その湾曲側面と同心円をなす垂直方向の湾曲ガイド溝12を形成した垂直突片11をそれぞれ湾曲側面に突設具備したものとし,左右一対のブラケット2a,2bは,上記半球ブロック1a,1bの垂直突片11を挟持し該挟持面に配置したガイド突起26を上記湾曲ガイド溝12に嵌合するとともに半球ブロック1a,1bとの対接面をその湾曲側面と同心円の凹陥面とすることによって該半球ブロック1a,1bに垂直方向回動自在に配置した上下反転使用のものとし,支持ブロック2は,上記上下位一対の半球ブロック1a,1bを水平方向回動自在の球体として軸支固定することによって支柱5上端に載置固定するものとしてある。
本例にあって半球ブロック1a,1b,ブラケット2a,2b,支持ブロック3は,例えばこれらをそれぞれアルミ鋳物で成形した部品とすることによって該自在継手Aをアルミ鋳物製のものとしてあり,このとき本例の上記上下位一対の半球ブロック1a,1bは,これを,一方を上位配置の上り傾斜用としてその垂直突片11とその湾曲ガイド溝12を湾曲側面中間位置から直径面を超えてその交差方向に突出して一連に配置し,他方を下位配置の下り傾斜用として直径面から湾曲側面の下部位置に向けて一連に配置する一方,左右一対のブラケット2a,2bのガイド突起26を,上記上り傾斜用の半球ブロック1aにおいて該ガイド突起26が上記湾曲ガイド溝12の下端に位置するとき,また下り傾斜用の半球ブロック1bにおいて上端に位置するとき各ブラケット2a,2bが水平となるように各ブラケット2a,2bの中心線よりそれぞれ下方に配置したものとしてある。
即ち上下位一対の半球ブロック1a,1bは,その底面をなす直径面を対接することによって球体をなすように,該球体をその中心点を通る面で2分割したものとし,本例にあっては更にその頂部先端を裁頭し,該裁頭部の中央に円形凹陥部13を配置して形成した半球形態をなし,その湾曲側面に上記垂直突片11を一体に形成し,またその平面中央位置に球体を貫通するようにそれぞれ軸支用の透孔14を透設したものとしてある。
本例にあって上記垂直突片11は,上下位一対のうち上位配置の半球ブロック1aにおいて,該半球ブロック1aの略1/2高さ位置からその直径面と45度程度の角度をなす位置に至る長さにして外側を半球ブロック1aの湾曲側面と同心円をなして断面矩形に突出するとともに先端を先細り状とするように該半球ブロック1aから側方に突出してあり,またその湾曲ガイド溝12は,垂直突片11の長さの両端を除いた略全長に亘って同じく半球ブロック1aの湾曲側面と同心円をなして湾曲方向一連にして前後方向を貫通して透設してあり,また上下位一対のうち下位配置の半球ブロック1bにおいて,該半球ブロック1bの直径面位置からその湾曲側面下部,上記裁頭した本例にあっては湾曲側面下端位置に至る長さにして,同様に外側を半球ブロック1bの湾曲側面と同心円をなして断面矩形に突出するとともに先端を先細り状とするように該半球ブロック1bから側方に突出し,またその湾曲ガイド溝12は,同じく該垂直突片11の長さの両端を除いた略全長に亘って半球ブロック1bの湾曲側面と同心円をなして湾曲方向一連にして前後方向を貫通して透設してある。
左右一対のブラケット2a,2bは,上記半球ブロック1a,1bの湾曲側面に摺接する対接面25と,該対接面25に開口して上記各半球ブロック1a,1bの垂直突片11を摺動自在に受入れ挟持する挟持溝24と,該挟持溝24内に突出して上記湾曲ガイド溝12に嵌合するガイド突起26と,手摺バー6の長手方向端部を連結する手摺バー連結部28とを備えたものとしてある。
本例にあって左右一対のブラケット2a,2bは,これを,挟持面を露出したブラケット本体21と,該ブラケット本体21に装着固定して該ブラケット本体21とともに上記半球ブロック1a,1bの垂直突片11の挟持溝24を形成する挟持面を有する挟持部材23とを備えてそれぞれ分割形成し且つ該ブラケット本体21と挟持部材23の各挟持面に上記ガイド突起26を対向配置したものとし,また該左右一対のブラケット2a,2bは,これを,その一方を上り傾斜の手摺バー用としてその上記半球ブロック1aとの対接面25を正面円弧形状とし,他方を下り傾斜の手摺バー用としてその上記半球ブロック1bとの対接面25の下端部を欠如した欠如部27を配置した正面部分欠如の円弧形状としてある。
即ち本例のブラケット本体2a,2b は,手摺バー6の形状に合せて,例えば半割り円形状とし上記垂直突片11の垂直の挟持面を露出した基部22と,該基部22の半球ブラケット1a,1b 側における正面に配置した,上り傾斜の手摺バー用において半割り円弧形状とし,また下り傾斜の手摺バー用において正面部分欠如の半割り円弧形状とした各対接面25と,上記基部22の垂直の挟持面に設置した湾曲ガイド溝12深さの1/2乃至それ以下の突出高さにして該基部22の上記中心線より下方位置,本例にあっては下端近傍位置のガイド突起26と,上記基部22の後方に突設して,本例にあってパイプ状とした手摺バー6の中空部に嵌合固定する,本例にあって中空部の側面に合せて円弧面を形成した厚肉板状の上記手摺バー連結部28とを備えたものとしてある。
また上記挟持部材23は,上記半割り円形状の基部22に突合せてネジ等で固定することによって上記基部22の垂直の挟持面に対向し,該挟持面とともに上記半球ブロック1a,1bの垂直突片11を受入れ挟持する挟持溝24を形成する同じく垂直の挟持面と,上記上り傾斜の手摺バー用のブラケット2aにおけるブラケット本体21に突合せ固定する挟持部材23にあっては該ブラケット本体21における基部22の対接面を円弧形状と補完するように半割り円弧形状とし,また下り傾斜の手摺バー用のブラケット2bにおけるブラケット本体21に突合せ固定する挟持部材23にあっては該ブラケット本体21における基部22の対接面25を部分欠如の円弧形状と補完するように下端を部分欠如した半割り円弧形状とした各対接面25と,上記垂直の挟持面に設置した同じく湾曲ガイド溝12深さの1/2乃至それ以下の突出高さにして同じくその上記中心線より下方位置,本例にあっては下端近傍位置のガイド突起26とを備えたものとしてある。
本例の支持ブロック3は,例えば本例にあってパイプ状とした支柱5にその上端から嵌合しネジ等によって固定する嵌合脚31と,該嵌合脚31から上方に先細り状とするように起立した円形基部32と,該円形基部32の上端に半球ブロック1a,1bの上記円形凹陥部13に嵌合する円形嵌合突起33と,該円形嵌合突起33に形成し雌ネジを刻設し又はボルト4によるタップ切り用としたボルト受孔34とを備えたものとしてある。
このように形成した半球ブロック1a,1b,ブラケット2a,2b,支持ブロック3による自在継手Aは,支柱5上端にその嵌合脚31を嵌合固定することによって支柱5上端に支持ブロック3を配置し,該支持ブロック3の円形嵌合突起33を円形凹陥部13に嵌合して,上記下り傾斜の手摺バー用下位の半球ブロック1bを支持ブロック3に載置するとともに直径面を相互に対接するように該半球ブロック1b上に,上り傾斜の手摺バー用上位の半球ブロック1aを載置して支持ブロック3上にこれら半球ブロック1a,1bによる球体を形成するとともに上位の半球ブロック1aからその支軸としてボルト4を,これら半球ブロック1a,1bの軸支用の透孔14を貫通して支持ブロック3のボルト受孔34に螺装してこれら上下位一対の半球ブロック1a,1bを水平方向回動自在に支持ブロック3上に軸支固定する一方,その半球ブロック1aに上り傾斜の手摺バー用のブラケット2aを,半球ブロック1bに下り傾斜の手摺バー用のブラケット2bを対として,半球ブロック1a,1bの各垂直突片11をブラケット2a,2bのブラケット本体21と挟持部材23の挟持溝24によって挟持し,その各湾曲ガイド溝12にそれぞれガイド突起26を嵌合することによって,その組立てを行うようにしてある。
従って垂直突片11の挟持前又は挟持後にブラケット2a,2bに手摺バー6を連結すれば,手摺バー6は,該自在継手Aの上下位一対の半球ブロック1a,1bが支柱5上で水平方向に回動自在であるとともに該半球ブロック1a,1bの垂直突片11を挟持したブラケット2a,2bが,該垂直突片11の湾曲ガイド溝12に嵌合したガイド突起26のスライドによって該ブラケット2a,2bの対接面25が湾曲側面に対して上下首振り状に摺接して該ブラケット2a,2bが垂直方向に回動自在となるから,手摺設置の平地,傾斜地に応じて手摺バー6を支柱3上において水平方向,垂直方向に任意角度に3次元的な連結を行うことができる。
このとき本例の自在継手Aは,各一対の半球ブロック1a,1b及びブラケット2a,2bと単一の支持ブロック3との5部材によって可及的に部材数を減少した上で3次元的な連結を可能としたものとすることができ,上下位一対の半球ブロック1a,1bを球体とし,これを回動の中心としてブラケット2a,2bの対接面を該球体に摺接することによってブラケット2a,2bの上下首振りの回動を行うものとなり,球体は回動角度を確保するに必要な径のものとすれば足りるから,ブラケット2a,2bを支柱上で連結する中央配置の部材が殊更に大きくなることなく,比較的小さく形成し,従って該上下位一対の半球ブラケット1a,1bを使用することによって自在継手Aを可及的にコンパクトなものとすることができ,また上記組立てを行うことによって手摺バー6の3次元的な連結ができるから,現場における手摺バー6の連結作業を可及的に簡易なものとすることができるとともに本例にあってはブラケット2a,2bをブラケット本体21と挟持部材23との2分割のものに分割形成したから,湾曲ガイド溝12に対するガイド突起26の嵌合を含めて現場における半球ブロック1a,1bの垂直突片11の挟持溝24への挟持を含めて上記連結作業を煩雑化するような構造を解消したものとすることができる。
更に本例の自在継手Aは,上記上り傾斜の手摺バー連結用のブラケット2aにおける対接面25を正面円弧形状をなすものとしたから,半球ブロック1a乃至その球体に対してブラケット2aが馴染むように面接してその端部に大きな欠損部分等が現出することによる外観不良を招くようなこともなく,良好な外観を確保することができる一方,下り傾斜の手摺バー連結用のブラケット2bにおける対接面25を,外観に影響することが少ない下端において部分的に欠如して部分日食の月状として正面部分欠如の円弧形状としたから,自在継手Aの外観を損なうことなく,該ブラケット2bが支持ブロック3に衝接してその回動角度が制限されるのを可及的に回避し,急傾斜等の箇所にあっても下り傾斜の手摺バー6を可及的に大きな角度で連結することができる。
図面の例は以上のとおりとしたが,半球ブロック,垂直突片,湾曲ガイド溝,ブラケット,ガイド突起,支持ブロック,必要に応じて用いるブラケット本体,挟持部材等の各具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
自在継手の縦断面図である。 自在継手の横断面図である。 上位の半球ブロックの平面図である。 上位の半球ブロックの側面図である。 上位の半球ブロックの縦断面図である。 下位の半球ブロックの底面図である。 下位の半球ブロックの側面図である。 上位の半球ブロックの縦断面図である。 上り傾斜の手摺バー用のブロック本体の側面図である。 図9のブロック本体に装着固定する挟持部材の側面図である。 図8のブロック本体の縦断面である。 図10の挟持部材の縦断面図である。 下り傾斜の手摺バー用のブロック本体の側面図である。 図13のブロック本体に装着固定する挟持部材の側面図である。 図14のブロック本体の縦断面である。 図14の挟持部材の縦断面図である。
符号の説明
A 自在継手
1a,1b 半球ブロック
11 垂直突片
12 湾曲ガイド溝
13 円形凹陥部
14 透孔
1a,1b ブラケット
21 ブラケット本体
22 ブラケット基部
23 挟持部材
24 挟持溝
25 対接面
26 ガイド突起
27 欠如部
28 手摺バー連結部
3 支持ブロック
31 嵌合脚
32 円形基部
33 円形嵌合突起
34 ボルト受孔
4 ボルト
5 支柱
6 手摺バー

Claims (4)

  1. 湾曲側面と同心円をなす垂直方向の湾曲ガイド溝を形成した垂直突片をそれぞれ湾曲側面に突設具備した上下位一対の半球ブロックと,該半球ブロックの垂直突片を挟持し該挟持面に配置したガイド突起を上記湾曲ガイド溝に嵌合するとともに半球ブロックとの対接面をその湾曲側面と同心円の凹陥面とすることによって該半球ブロックに垂直方向回動自在に配置した左右一対にして上下反転使用の手摺バー連結用のブラケットと,上記上下位一対の半球ブロックを水平方向回動自在の球体として軸支固定することによって支柱上端に載置固定する支持ブロックとを備えてなることを特徴とする手摺の自在継手。
  2. 上記上下位一対の半球ブロックを,一方を上位配置の上り傾斜用としてその垂直突片とその湾曲ガイド溝を湾曲側面中間位置から直径面を超えてその交差方向に突出して一連に配置し,他方を下位配置の下り傾斜用として直径面から湾曲側面の下部位置に向けて一連に配置する一方,左右一対のブラケットのガイド突起を,上記上り傾斜用の半球ブロックにおいて該ガイド突起が上記湾曲ガイド溝の下端に位置するとき,また下り傾斜用の半球ブロックにおいて上端に位置するとき各ブラケットが水平となるように各ブラケットの中心線よりそれぞれ下方位置に配置してなることを特徴とする請求項1に記載の手摺の自在継手。
  3. 上記左右一対のブラケットを,挟持面を露出したブラケット本体と,該ブラケット本体に装着固定して該ブラケット本体とともに上記半球ブロックの垂直突片の挟持溝を形成する挟持面を有する挟持部材とを備えてそれぞれ分割形成し且つ該ブラケット本体と挟持部材の各挟持面に上記ガイド突起を対向配置してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の手摺の自在継手。
  4. 上記左右一対のブラケットを,その一方を上り傾斜の手摺バー用としてその上記半球ブロックとの対接面を正面円弧形状とし,他方を下り傾斜の手摺バー用としてその上記半球ブロックとの対接面の下端部を欠如した欠如部を配置した正面部分欠如の円弧形状としてなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の手摺の自在継手。
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