JP2006183644A - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でありながら、失火の発生を精度良く検出すると共に、多気筒機関において連続して失火が生じた場合にあっても、それらの失火気筒を精度良く特定するようにした内燃機関の失火検出装置を提供する。
【解決手段】内燃機関(エンジン)10のクランク角速度DNEを所定クランク角度(15度)ごとに検出し(ハイパスフィルタ800a)、エンジンの燃焼サイクル(クランク角720度)に同期して各気筒iのトルク生成をモデル化するように設定された周期関数Fcyl#iを検索して得た値Fcyl#iと検出されたクランク角速度との積を算出すると共に、算出された積を所定クランク角度区間にわたって積分して移動平均して相関関数Cr#iを算出し(相間関数算出部800b、基準信号生成部800c)、算出された積分値を判定しきい値と比較して失火の発生を検知する(失火判定部800d)。
【選択図】図6

Description

この発明は、内燃機関の失火検出装置に関する。
従来、内燃機関の失火検知装置の例として、下記の特許文献1に記載されるように、クランクシャフトの角速度を検出し、失火発生によって生じる角速度の周期的変化をバンドパスフィルタを用いて抽出し、それを用いて失火の有無を判定する技術が提案されている。
特開平5−180063号公報
ところで、最近時のエミッション規制の強化に伴ない、失火によるHC排出と触媒劣化促進を抑制するため、失火検知のさらなる精度向上が望まれている。特に、最近時は、いずれかの気筒における失火の有無の判定だけではなく、失火気筒の特定が要求されている。しかしながら、上記した特許文献1記載の失火検知技術のように、単にクランク角速度の周期的変化に基づいて失火検知を行うと、1気筒が失火した場合(単気筒失火)と連続する2気筒が失火した場合(連続2気筒失火)とでは機関回転数変化は同一周期を示すこととなるため、失火している気筒の判別にはピークホールドや絶対値演算あるいは平均処理などの振動成分を除去するためのさまざまな付加的な処理を行わなければならず、検知アルゴリズムの設定に多大な時間を要していた。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、簡易な構成でありながら、失火の発生を精度良く検出すると共に、多気筒機関において連続して失火が生じた場合にあっても、それらの失火気筒を精度良く特定するようにした内燃機関の失火検出装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1に係る内燃機関の失火検出装置にあっては、内燃機関のクランク角速度を所定クランク角度ごとに検出するクランク角速度検出手段、前記所定クランク角度ごとに、前記内燃機関の燃焼サイクルに同期して各気筒のトルク生成をモデル化するように設定された周期関数を検索して得た値と前記検出されたクランク角速度との積を算出し、前記算出された積を所定区間にわたって積分して積分値を算出する算出手段、および前記算出された積分値を所定値と比較して前記内燃機関の失火の発生を検知する失火検知手段とを備える如く構成した。
請求項2に係る内燃機関の失火検出装置にあっては、前記所定区間が、前記燃焼サイクルの整数倍に相当する値に設定される如く構成した。
請求項3に係る内燃機関の失火検出装置にあっては、前記周期関数が、前記内燃機関の運転状態に応じて設定される如く構成した。
請求項1に係る内燃機関の失火検出装置にあっては、内燃機関のクランク角速度を所定クランク角度ごとに検出し、その所定クランク角度ごとに、燃焼サイクルに同期して各気筒のトルク生成をモデル化するように設定された周期関数を検索して得た値と検出されたクランク角速度との積を算出し、算出された積を所定区間にわたって積分して積分値を算出し、算出された積分値を所定値と比較して内燃機関の失火の発生を検知する如く構成したので、失火の発生を精度良く検出できると共に、多気筒機関において連続して失火が生じた場合にあっても、それらの失火気筒を精度良く特定することができる。
即ち、燃焼によるトルク変動とクランク角速度とは相関する関係にあるが、燃焼サイクルにわたって各気筒におけるトルクの生成をモデル化した周期関数を検索して得た値とクランク角速度との積を求めることで、その相関関係に基づいて失火を検知することができる。また、その積分値を所定区間、例えば所定クランク角度区間にわたって積分することで、振動成分を除去した定数値として算出することができる。よって、算出された積分値を所定値と比較して内燃機関の失火の発生を検知することで、失火の発生を精度良く検出できると共に、多気筒機関において連続して失火が生じた場合にあっても、それらの失火気筒を精度良く特定することができる。
また、失火判定に用いる積分値を振動的な値ではなく、定数値として算出できることとなるため、ピークホールドや絶対値演算あるいは平均処理などの振動成分を除去するための演算処理を省略することができ、演算を簡略化することができる。
請求項2に係る内燃機関の失火検出装置にあっては、所定区間が燃焼サイクルの整数倍に相当する値に設定される如く構成したので、上記した効果に加え、失火判定に用いる積分値を振動的な値ではなく、定数値として一層良く算出することができる。
請求項3に係る内燃機関の失火検出装置にあっては、周期関数が内燃機関の運転状態に応じて設定される如く構成したので、上記した効果に加え、失火判定に用いる積分値を、失火発生時に、通常燃焼と異なった値としてより明確に算出できるようになるため、失火検出精度をさらに向上させることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る内燃機関の失火検出装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る内燃機関の失火検出装置を模式的に示す概略図である。
以下説明すると、符号10は内燃機関(以下「エンジン」という)を示し、エンジン10は4サイクル4気筒のDOHC型ガソリンエンジンからなる。エンジン10は吸気管12を備え、吸気管12においてエアクリーナ(図示せず)から吸引された空気はインテークマニホルド(図示せず)を流れる。4個の気筒(シリンダ。1個のみ図示)14の吸気ポートの付近にはインジェクタ(燃料噴射弁)16が配置され、通電されるとき、吸引された空気に燃料(ガソリン)を噴射する。尚、4個の気筒の点火順序(燃焼順序)は、#1(第1)気筒、#3(第3)気筒、#4(第4)気筒、#2(第2)気筒とする。
よって生じた混合気は2個の吸気バルブ(1個のみ示す)20が開弁するとき、燃焼室22に流入し、点火プラグ24で点火されると燃焼し、ピストン26を図において下方に駆動し、クランクシャフト30を回転させる。燃焼で生じた排ガスは、2個の排気バルブ(同様に1個のみ示す)32が開弁するとき、排気マニホルドとそれに接続される排気系34を通り、触媒装置36で浄化された後、エンジン10の外部に排出される。
エンジン10には、吸気バルブ20のリフト(開弁高さ)を可変に調節する可変リフト機構40と、吸気バルブ20と排気バルブ32を駆動する吸気カムシャフトと排気カムシャフトの位相(開閉弁時期)を可変に調節する可変位相機構42と、ピストン26の上死点(および下死点)を変えて圧縮比を可変に調節する可変圧縮比機構44とが設けられる。
最初に可変リフト機構40について説明する。
図2は、図1に示すエンジン10を動弁系を中心としてより具体的に示す、エンジン10の側面図である。図示の如く、吸気バルブ20と排気バルブ32の上には、吸気カムシャフト50と排気カムシャフト52が平行して配置され、クランクシャフト30にタイミングベルトなど(図示せず)を介して接続され、それぞれクランクシャフト30の回転数の1/2の回転数で回転させられる。
吸気カムシャフト50には吸気カム50aが取り付けられると共に、その付近にはロッカアーム40aが一端では吸気カム50aに、他端では吸気バルブ20のステムの末端に当接するように配置される。ロッカアーム40aには、アッパリンクアーム40bが連結ピン40b1を介して接続される一方、ロアリンクアーム40cも連結ピン40c1を介して接続される。アップリンクアーム40bは他方の連結ピン40b2を介してシリンダブロック(エンジン本体)14aに固定される。
ロアリンクアーム40cの他方の連結ピン40c2は、クランクシャフト30と平行に配置された可動シャフト(コントロールシャフト。図示せず)に接続され、可動シャフトは減速ギヤ(図示せず)を介して電動モータ40dに接続される。上記した構成において、減速ギヤを介して電動モータ40dで可動シャフトを回転させることで、アッパリンクアーム40bの連結ピン40b1,40b2を結ぶ線と、ロアリンクアーム40cの連結ピン40c1,40c2を結ぶ線が交差する回転中心が移動し、それによって吸気カム50aとロッカアーム40bとの距離が変化し、吸気バルブ20のリフト量が変更(制御)される。
次いで可変位相機構42について説明すると、可変位相機構42は吸気カムシャフト50に接続される。
図3は可変位相機構42を模式的に示す側面図、図4はその正面図、および図5はその中の電磁ブレーキの構造を模式的に示す正面図である。
図3から図5を参照して説明すると、可変位相機構42は、プラネタリギヤ機構42aと、シリンダブロック14aに固定された電磁ブレーキ42bとを備える。プラネタリギヤ機構42aにおいて、リングギヤ42a1は上記した吸気カムシャフト50に固定される。リングギヤ42a1には3個のプラネタリ・ピニオン42a2が相互に120度の間隔をおいて噛合する。
図4に良く示す如く、3個のプラネタリ・ピニオン42a2は平面視において正三角形を呈するキャリア42a3で相互に連結されると共に、キャリア42a3を介し、図3に示す如く、(クランクシャフト30で駆動される)スプロケット56に接続される。キャリア42a3は、図5に示す電磁ブレーキ42bの接続部材42b1を介してリターンスプリング(圧縮スプリング)42b2の一端に接続される。
3個のプラネタリ・ピニオン42a2には、サンギヤ42a4が噛合する。サンギヤ42a4は、同様に図5に示す電磁ブレーキ42bの接続部材42b3に固定され、接続部材42b3を介してリターンスプリング42b2の他端に接続される。
図5に示すように、電磁ブレーキ42bは、サンギヤ42a4に接続される環状の接続部材42b3の外周に配置される、同様に環状の永久磁石42b4と、その外周に配置される、同様に環状の電磁石42b5とを有する。永久磁石42b4は、N極とS極の磁石片4個が交互に配置された2極構造からなる。
電磁石42b5もそれに対応して配置された4個の導電体(積層鋼板)からなり、それに巻回されたコイル(図示せず)が図示しない通電回路から通電されるとき、通電方向に応じてN極あるいはS極に励磁される。このように、電磁ブレーキ42bは、DCモータと同様の構造を備える。
リターンスプリング42b2は、接続部材42b1,42b3を介してサンギヤ42a4がキャリア42a3に対して図5において時計回りに、具体的には遅角方向、より具体的には吸気バルブ20の開弁時期(および閉弁時期)がクランクシャフト30の回転に対して遅れる方向に付勢する。
可変位相機構42にあっては、図示の構成において、クランクシャフト30の回転に応じてスプロケット56が図4に矢印aで示す方向にその1/2の回転数で回転する。スプロケット56の回転はキャリア42a3を介してプラネタリ・ピニオン42a2に伝達され、図4に矢印bで示す方向に回転させ、それによってリングギヤ42a1およびそれに連結される吸気カムシャフト50をスプロケット56の回転方向(矢印a)と同方向に回転させると共に、サンギヤ42a4を図4に矢印cで示す方向に回転させる。
このとき、電磁石42b5への通電により、サンギヤ42a4に接続部材42b3を介して接続される永久磁石42b4の回転を制動(ブレーキ)させるとすると、そのブレーキ力の分だけ吸気カムシャフト50がスプロケット56に対して図5に矢印dで示す進角方向に移動し、前記した吸気カム50aとロッカアーム40aとの接触時点をクランク角度に対して早める(進角させる)。
このため、サンギヤ42a4が所定角度相対回転したときにブレーキ力とリターンスプリング力とが釣り合うと、プラネタリ・ピニオン42a2は作動を停止し、スプロケット56とカムシャフト50は所定の相対角を維持しながら一体回転する。即ち、ブレーキ力の増減によってカム位相が進角あるいは遅角方向に制御される。尚、詳細な説明は省略するが、排気カムシャフト52も、同種の可変位相機構42に接続され、排気バルブ32の位相(開閉弁時期)が可変に調節(制御)される。
次いで圧縮比可変機構44について説明する。図2に示す如く、ピストン26のコネクティングロッド26aは、連結ピン44aを介し、平面視略3角形状の第1のリンク44bに連結される。
第1のリンク44bは、連結ピン44aから偏心させられた位置でクランクシャフト30を回転自在に収容する孔44b1を備えると共に、一端で連結ピン44b2を介して第2のリンク44cに接続される。第2のリンク44cは末端に小径の連結ピン44c1を備え、連結ピン44c1は、シリンダブロック14aに固定された第3のリンク44dの末端に形成されたそれより大径の可動シャフト(コントロールシャフト)44c2に偏心して連結される。
図示の第1のリンク44b、第2のリンク44cおよび第3のリンク44dからなる4節リンク構成において、可動シャフト44c2を油圧機構44eで回転させることにより、ピストン26の上死点(および下死点)が変更されて燃焼室22の圧縮比が可変に調節(制御)される。
図1の説明に戻ると、クランクシャフト30の付近にはクランク角センサ60が配置され、4個の気筒14のクランク角度位置を特定する気筒判別信号、4個のピストン26のTDC(上死点)に関連した位置を示すTDC信号、および単位クランク角度、例えば15度ごとにクランク角度信号(CRK信号)を示す信号を出力する。
吸気カムシャフト50(図2に示す)の付近にはカムシャフトセンサ62が配置され、吸気カムシャフト50の所定の回転角度、例えば1度ごとに信号を出力する。また、可変リフト機構40において電動モータ40dの減速ギヤの付近にはロータリエンコーダなどからなるリフトセンサ64が配置され、減速された電動モータ40dの回転を通じて吸気バルブ20のリフト量(開弁量)Liftinに応じた信号を出力する。さらに、可変圧縮比機構44においては油圧機構44eの付近に圧縮比センサ66が配置され、油圧機構44eのストローク(回転量)から燃焼室22の実圧縮比Crに応じた出力を生じる。
吸気管12の先端付近にはエアフローメータ(AFM)68が配置されて吸引された空気量Qに応じた信号を出力すると共に、気筒14の冷却水通路(図示せず)の付近には水温センサ70が配置され、エンジン10の冷却水温TWを示す信号を出力する。
さらに、エンジン10が搭載される車両(図示せず)の運転席床面に配置されたアクセルペダル(図示せず)の付近にはアクセル開度センサ74が配置され、運転者の操作するアクセル開度(アクセルペダル踏み込み量)APに応じた信号を出力する。
上記したセンサ群の出力は、ECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット)80に入力される。ECU80は図示の如く、CPU80a、メモリ80b、入力インターフェース80cおよび出力インターフェース80dならびに図示しないA/D変換回路、波形整形回路、カウンタなどからなるマイクロコンピュータから構成される。ECU80には、ミル(Malfunction Indicator Lamp。警告灯)80eが接続される。
クランク角センサ60などの出力は波形整形回路で波形整形されると共に、エアフローメータ68などの出力はA/D変換回路でデジタル値に変換される。ECU80は、クランク角センサ60から出力されるCRK信号をカウンタを介してカウントし、エンジン回転数NEを検出する。またECU80は、CRK信号とカムシャフトセンサ62の出力に基づいてカム位相Cain(吸気バルブ20の開閉弁時期)を検出する。
ECU80は、それらの値およびその他のセンサ出力に基づき、後述するように、エンジン10の可変位相機構42などの可変機構と、燃料噴射量と、点火時期とを制御する。
図6は、そのECU80の動作の中の失火検出動作を機能的に示すブロック図である。
同図の説明に入る前に、この発明の課題を再度説明すると、前記したように、近年、いずれかの気筒における失火の有無の判定だけではなく、失火気筒の特定が要求されているが、上記した特許文献1記載の技術のように、単にクランク角速度の周期的変化に基づいて失火検知を行うと、図22に示す如く、1気筒が失火した場合(単気筒失火)と連続する2気筒が失火した場合(連続2気筒失火)とでは機関回転数変化は同一周期を示すこととなるため、失火している気筒の判別にはさまざまな付加的な処理を行わなければならず、検知アルゴリズムの設定に多大な時間を要していた。
従って、この実施例に係る失火検出装置にあっては、その課題を解決するため、図6に示すように構成した(アルゴリズムを構築した)。図示の装置は、ハイパスフィルタ800aと、相関関数算出部800bと、基準周期信号生成部800cと、失火判定部800dとを備える。尚、この実施例で失火は気筒ごとに検出されることから、気筒14のそれぞれには気筒番号i(i=1から4)を付して特定される。
以下説明すると、先ず、ハイパスフィルタ800aにおいて、クランク角センサ60から出力されるCRK信号から検出されるエンジン回転数NEをフィルタリングする。具体的には、以下の差分演算により、クランク角速度DNEを所定クランク角度(例えば15度)ごとに算出する。
Figure 2006183644
次に、相関関数算出部800bにおいて、エンジン10の1燃焼サイクル(クランク角720度)に同期して各気筒のトルク生成をモデル化するように基準周期信号生成部800cで生成(設定)された周期関数Fcyl#i(以下「基準周期信号」という)を、上記所定クランク角度(例えば15度)ごとに検索して値Fcyl#iを得、得た値と検出されたクランク角速度DNEとの積を乗算段800b1で算出する。次いで、算出された積を1燃焼サイクル(所定クランク角度区間)にわたって積分段800b2で積分すると共に、除算段800b3でその移動平均値を算出して相関関数Cr#i(積分値)とする(算出する)。以下にその算出を示す。尚、この明細書および図面で乗算記号は省略した。
Figure 2006183644
図7に、基準周期信号Fcyl#iの特性を示す。各気筒iの燃焼によるトルク変動(生成)とクランク角速度とは相関する関係にあるため、この実施例に係る装置にあっては、1燃焼サイクルにわたって各気筒におけるトルクの生成をモデル化した基準周期信号Fcyl#i(周期関数)を検索して得た値とクランク角速度との積を求めることで、その相関関係に基づいて失火を検知するようにした。
また、その積分値(相関関数Cr#i)を所定クランク角度区間(所定区間)にわたって積分して移動平均を求めることで、振動成分を除去した定数値として算出するようにした。それについて説明すると、図6に示す相関関数Cr#iなどの、関数f1とf2の相関関数(相互相関関数)Fは、一般的に以下のように定義される。
Figure 2006183644
ここで、関数f1とf2をそれぞれ以下のように定義する。
Figure 2006183644
また、数3に示す式のNを以下のように定義する。
Figure 2006183644
上記で、関数f1,f2の周期と相関関数Fの算出区間を異ならせた場合の相関関数を求めると、図8に示すようになる。図8から明らかなように、相関関数Fの算出区間を関数f1,f2の周期と異ならせた場合、相関関数は周期的な変化を示す。
他方、相関関数Fの算出区間を以下のように関数f1,f2の周期と同一にすると、図9に示すようになる。
Figure 2006183644
図9から明らかな如く、相関関数Fの算出区間を関数f1,f2の周期と同一または整数倍とすると、相関関数Fは常に一定の値となり、周期的挙動を示さなくなる。この実施例にあっては、その相関関数の特性に着目し、積分区間を1燃焼サイクル(クランク角720度)と同一とした。尚、上記から明らかな如く、積分区間は、1燃焼サイクルのn倍(n:2以上の整数)であっても良い。
図示の構成にあっては、失火判定部800dにおいて、以下に示すように、相関関数Cr#iと判定しきい値(所定値)Cr_misfを比較することにより、気筒iのそれぞれにおける失火の発生を判定(検出)する。
Figure 2006183644
尚、図6に示す構成において、相関関数算出部800bおよび失火判定部800dは、ECU80のCPU80aが行う動作である。また、基準周期信号生成部800cについては具体的には、図7に示す特性を格納するメモリ80bがそれに相当する。
次いで、図6に示す装置の動作を説明する。
図10および図11は、その動作を示すフロー・チャートである。
図10に示すプログラムは相関関数Cr#iを算出する処理であり、前記した所定クランク角度(クランク角15度)ごとに#1,#3,#4,#2気筒の順序(点火順)で気筒ごとに実行される。図9に示すプログラムはそれに基づく失火検出を行う処理であり、前記した所定クランク角度区間(1燃焼サイクル(クランク角720度))ごとに同様の気筒順で実行される。
最初に図10に示す処理を説明すると、S10においてクランク同期サイクルカウンタC_crkの値を1つインクリメントし、S12に進んでカウンタの値が48を超えるか否か判断する。S12で肯定されるときはS14に進み、カウンタの値を0にリセットする。即ち、このカウンタの値は47になったときはクランク角において720度に到達したことを意味することから、零に初期化する。尚、S12で否定されるときはS14をスキップする。
次いでS16に進み、カウンタの値(クランク角度を示す)とエンジン10の負荷状態(具体的には吸気量目標値。後述)とエンジン回転数NEとから、メモリ80bにマップ化されて格納されている図示の特性(図7のそれに基本的に同じ)を検索し、該当の気筒について基準周期信号Fcly#iを検索する。
即ち、基準周期信号生成部800cにあっては、失火検出精度の一層の向上のため、エンジン負荷に応じて(図7に示す)基準周期信号Fcyl#iを変更(スケージュール)すると共に、エンジン回転数NEの上昇に伴なうクランク角センサ60の応答(検知)遅れを補償するため、エンジン回転数NEに応じても変更するようにした。
具体的には、基準周期信号は、負荷の増減に応じて最大値が増減するように設定される。また、クランク角センサ60の応答遅れの絶対時間はエンジン回転数NEの上昇につれて延長されるため、エンジン回転数NEの上昇に応じて遅角するように設定される。
このように、基準周期信号Fcyl#iを、エンジン10の運転状態に応じて変更するようにした。尚、同一の意図から、同様の運転パラメータに基づいて判定しきい値Cr_misf#iを変更(スケージュール)しても良い。
次いでS18に進み、式1−1および式1−3に示す式に従って前記したクランク角速度DNEと相関関数Cr#iを算出する。
続いて図11の処理を説明する。尚、図示のプログラムは上記したようにクランク角720度、即ち、各気筒iの燃焼サイクルごとに実行されると共に、それぞれの気筒iの燃焼タイミング(例えば排気行程TDC)に同期して実行される。例えば、#3気筒についていえば、#3,#4,#2,#1と点火されて燃焼された後、#3気筒の排気行程TDCで実行されることになる。尚、排気行程で実行するのは、当該気筒の燃焼結果を最も早く検知できるためである。
以下説明すると、S20において、式1−2、式1−4、式1−5に従って失火判断を行う。即ち、相関関数Cr#iを判定しきい値Cr_misf#iと比較し、相関関数が判定しきい値未満であれば式1−4に従ってF_MISF#i(k)のビットが1にセットすると共に、相関関数が判定しきい値以上であれば式1−5に従ってフラグのビットが0にリセットする。このフラグのビットが1にセットされることは失火発生を、0にリセットされることは正常燃焼(失火発生なし)を意味する。
次いでS22に進み、そのフラグF_MISF#iのビットが1(初期値)か否か判断する。尚、失火は気筒ごとに判断されることから、フラグF_MISF#には気筒番号iが付される。S22で肯定される、即ち、失火発生と判断されるときはS24に進み、該当気筒の失火発生回数をカウントする失火発生回数カウンタC_misf#iを1つインクリメントし、S26に進み、フラグF_MISF#iのビットを0にリセットする。尚、S22で否定されて失火発生なしと判断されるときはS24,S26の処理をスキップする。
次いでS28に進み、当該気筒の演算回数カウンタC_all#iの値を1つインクリメントし、S30に進み、そのカウンタの値が1000を超えたか否か判断する。S30で肯定されるときはS32に進み、失火率しきい値R_milが、失火発生回数カウンタC_misfi#iの値を演算回数カウンタC_all#iの値で除算して得た商を超えるか否か判断する。尚、失火率しきい値R_milは、例えば0.01(%)などと適宜設定される。この値は各気筒に共通する値である。
S32で肯定されるときは失火率しきい値が商を超える、即ち、演算回数1000以上の中で失火発生回数の占める率である失火率がしきい値以上ではないことを意味するので、そのままプログラムを終了すると共に、否定されるときは失火率が失火率しきい値以上であることを意味するので、S34に進み、ミル80eを点灯する。
尚、S30で否定されるときは、以降の処理をスキップする。これは、演算回数が1000未満であって少ないときに例えば数回の失火が発生した場合、ミル80eを誤点灯するのを防止するためである。
次いで、ECU80が行う他の動作である、エンジン10の制御動作について説明する。
図12は、その動作を示すフロー・チャートである。
以下説明すると、S50において吸気量制御を実行する。より具体的には、センサ出力から検出されるエンジン10の運転状態に基づいて可変リフト機構40、可変位相機構42および可変圧縮比機構44を制御し、検出された運転状態からエンジン10の吸気量が最適となるように制御する。尚、S50の処理は、エンジン10が始動されたときに開始し、以後、所定の時間間隔、例えば10msecごとに実行される。また、S52,S54の処理は、エンジン10が始動されたときに開始し、以後、TDCあるいはその付近のクランク角度に同期して実行される。
図13はその処理を示すサブ・ルーチン・フロー・チャートである。
以下説明すると、S100において動弁系、即ち、可変リフト機構40および可変位相機構42と、可変圧縮比機構44とからなる3種の機構の中の少なくともいずれかが故障か否か判断し、肯定されるときはS102に進み、可変圧縮比機構44への指令値U_Crを最終圧縮比となる故障時用指令値U_Cr_fsに、可変リフト機構40への指令値U_Liftinをクリープ走行可能な程度の故障時用指令値U_Liftin_fsに、また可変位相機構42への指令値U_Cainを位相が遅角側となる故障時用指令値U_Cain_fs(具体的には0(通電量零))に設定する。
S100で否定されるときはS104に進み、エンジン10が始動中か否か判断する。これは、検出されたエンジン回転数NEが完爆回転数未満か否か判定することで判断する。
S104で肯定されるときはS106に進み、検出されたエンジン冷却水温TWから図示の特性に従って吸気量の始動用目標値Gcyl_cmd_crkを検索し、S108に進み、検索された値を吸気量目標値Gcyl_cmdとする。
S104で否定されるときはS110に進み、検出されたアクセル開度APが全閉開度、即ち、アクセルペダルが踏み込まれていないか否か判断する。S110で否定されるときは運転者による駆動要求がなされたと判断されることからS112に進み、検出されたエンジン回転数NEとアクセル開度APとから図示の特性に従って吸気量の駆動用目標値Gcyl_cmd_drvを検索し、S114に進み、検索された値を吸気量目標値Gcyl_cmdとする。
S110で肯定されるときはアイドル状態にあると判断されることからS116に進み、触媒装置36の暖機時間が経過したか否か判断する。S116で肯定されるときはS112に進み、同様に吸気量の駆動用目標値を算出する。尚、この場合、アクセル開度APが全閉であることから、S110で肯定される場合に比し、駆動用目標値は低負荷側の値、即ち、小さい値となる。
S116で否定されるときはS118に進み、触媒装置36の昇温を促進するため、エンジン10が始動されてからの経過時間と検出されたエンジン冷却水温TWとから図示の特性に従って吸気量の始動後用目標値Gcyl_cmd_astを検索し、S120に進み、検索された値を吸気量目標値Gcyl_cmdとする。尚、図示のプログラムはエンジン10の始動に従って開始し、以後、10msecごとに実行されることから、そのループ回数からエンジン10が始動されてからの経過時間を求める。
次いでS122に進み、可変圧縮比機構44、可変リフト機構40および可変位相機構42の目標値である、圧縮比目標値、リフト目標値および位相目標値を算出する。
図14はその処理を示すサブ・ルーチン・フロー・チャートである。
先ず、S200において検出されたエンジン回転数NEと算出された目標吸気量Gcyl_cmdとから図示の特性に従ってリフト目標値Liftin_cmdを算出する。目標吸気量が増加、即ち、高負荷側の値となると共に、エンジン回転数NEが上昇するほど、エンジン10の吸気行程の時間が短くなることから、必要な吸気量を確保するため、吸気バルブ20のリフト目標値も増加するように設定される。
次いでS202に進み、検出されたエンジン回転数NEと検出された実リフト量Liftinとから図示の特性に従って位相目標値Cain_cmdを算出する。ここで、位相目標値が、実リフト量が増加すると共に、エンジン回転数NEが上昇するほど、遅角、即ち、クランク角度において遅れるように設定されるのは、高回転になるほど、吸気行程中に発生した吸気管内の流速が圧縮行程前半にも維持されるようになるため、バルブ開角を遅角化し、圧縮行程前半にも吸気バルブ20を開いておくことによって高い充填効率を得るためである。
また、低負荷側で進角するように設定されるのは、低負荷において微小な吸気量制御を可能にすることと、オーバラップ増加によって内部EGR量の増大とポンピングロスの低減を図ることで効率をさらに向上するためである。
次いでS204に進み、同様に、検出されたエンジン回転数NEと検出された実リフト量Liftinとから図示の特性に従って圧縮比目標値Cr_cmdを算出する。ここで、圧縮比目標値が、実リフト量が減少するほど、高い値に設定されるのは、燃焼安定性を向上させるためである。また、圧縮比目標値が低回転側で低い値に設定されるのは、低回転側では掃気効果が低下し、残留排ガスが気筒14の内部で増加して混合気温度が上昇し、さらに筒内流動の低下によって火炎伝播が遅くなり、ノック余裕度が低下するのを回避するためである。また、高回転側で低い値に設定されるのは、ノック抑制のための点火時期の遅角量を減少させるためである。尚、S202,S204で実リフト量から算出するのは、ピストン26と吸気バルブ20の干渉を回避するためである。
図13フロー・チャートの説明に戻ると、次いでS124に進み、圧縮比、リフト、および位相制御を実行する。即ち、上記した目標値によって可変圧縮比機構44、可変リフト機構40および可変位相機構42を制御する。
図15は、それらの処理を示すサブ・ルーチン・フロー・チャートである。
尚、これらの制御にあっては、目標値に対するオーバーシュートの発生によるピストン26と吸気バルブ20の干渉を防止するため、簡易型の2自由度スライディングモード制御により行われる。
先ず、S300において図示の式(a)から(d)に基づいてリフト指令値(操作量)U_Liftinを算出する。
以下説明すると、スライディングモード制御は制御量の収束速度を指定できる応答指令型制御であるが、2自由度スライディングモード制御はスライディングモード制御を発展させたものであり、制御量の目標値に対する追従速度と、外乱が印加されたときの制御量の収束速度とを個別指定できる制御である。
2自由度スライディングモード制御にあっては、式(d)に示す如く、目標値追従応答指令パラメータpole_f_lfを用い、一次遅れフィルタアルゴリズムにより、リフト目標値のフィルタ値Liftin_cmd_f(k)が算出される。目標値追従応答指令パラメータpole_f_lfは制御量の目標値に対する追従速度を規定し、図示の如く、−1より大きく、0より小さい値に設定される。尚、(k)は離散系のサンプル番号、より具体的には図13フロー・チャートの実行時刻である。
次いで、式(c)に示す如く、リフト検出値Liftin(k)からリフト目標値のフィルタ値Liftin_cmd_f(k)を減算して偏差E_lf(k)を算出し、次いで式(b)に示す如く、偏差の前回値に外乱抑制応答指定パラメータpole_lfを乗じ、よって得た積を偏差の今回値に加算して切換関数σ_lf(k)を算出する。外乱抑制応答指定パラメータpole_lfは外乱が印加されたときの偏差E_lfの収束速度を規定し、図示の如く、−1より大きく、0より小さい値に設定される。
次いで、式(a)に示す如く、切換関数σ_lf(k)に第1のフィードバックゲインKrch_lfの負値を乗じて得た積から、切換関数σ_lf(k)の積分値に第2のフィードバックゲインKadp_lfを乗じて得た積が減算され、リフト指令値(操作量)U_Liftinが算出される。
式(a)において、右辺の第1項は状態量を切換線上にのせるための到達則入力であり、図示のように切換関数の比例項として算出される。また、右辺の第2項は、定常偏差を抑制しつつ、状態量を切換線上にのせるための適応則入力であり、図示のように切換関数の積分項として算出される。尚、第1、第2のフィードバックゲインは、シミュレーションおよび実験などによって設定された値である。
同時に、算出されたリフト指令値に基づいて可変リフト機構40の電動モータ40dを動作させてリフト制御を実行する。
次いでS302に進み、同様に図示の式(a)から(d)に基づいて位相指令値(操作量)U_Cainを算出し、算出された位相指令値に基づいて可変位相機構42の電磁ブレーキ42bへの通電量を算出してそれを動作させて可変位相制御を実行する。
次いでS304に進み、同様に図示の式(a)から(d)に基づいて圧縮比指令値(操作量)U_Crを算出し、算出された圧縮比指令値に基づいて可変圧縮比機構44の油圧機構44eを動作させて圧縮比制御を実行する。
尚、S302とS304における指令値の算出自体は、添え字が相違するのみで、S300のそれと異ならないので、説明は省略する。
図12フロー・チャートの説明に戻ると、次いでS52に進み、燃料制御を実行する。即ち、算出された吸気量目標値Gcyl_cmdと検出されたアクセル開度APとから予め設定された特性を検索し、理論空燃比となるように燃料噴射量を算出し、算出された燃料噴射量に基づいてインジェクタ16を駆動する。
次いでS54に進み、点火制御を実行する。この点火制御は、検出されたエンジン回転数NEと先に算出された吸気量目標値Gcyl_cmdとから所定の特性に従って基準点火時期を検索し、検索した基準点火時期をその他のエンジン運転状態に応じて補正して点火時期を決定することで行われる。
ここで、前述の図6の構成を用いて図16の条件下で失火検出のシミュレーションを行った結果を、図17から図21に示し、以下にまとめる。
CASE1:
失火の発生がなく、各気筒のトルク偏差がない条件であるが、この場合は、図17に示す如く、失火気筒なしと検出(判定)することができた。
CASE2:
失火の発生がなく、#3気筒のトルクが他の気筒に比べて20%低い条件であるが、この場合も、図18に示す如く、#3気筒を失火と検出(判定)することなく、全気筒が失火なしと検出(判定)することができた。
CASE3:
#1と#2気筒に比べて#3気筒のトルクが20%低く、#4気筒が失火している条件(単気筒失火)であるが、この場合も、図19に示す如く、#4気筒を失火と判定すると共に、他の気筒を失火なしと検出(判定)することができた。
CASE4:
#1気筒に比べて#3気筒のトルクが20%低く、#2気筒と#4気筒が失火している条件(連続2気筒失火)であるが、この場合も、図20に示す如く、#2気筒と#4気筒を失火と判定する一方、#1気筒と#3気筒を失火なしと検出(判定)することができた。
CASE5:
#1気筒と#2気筒が正常燃焼であり、#3気筒と#4気筒が失火している条件(対向2気筒失火)であるが、この場合も、図21に示す如く、#3気筒と#4気筒を失火と判定すると共に、#1気筒と#2気筒を失火なしと検出(判定)することができた。
上記から明らかな如く、この実施例に係る失火検出装置は、所定クランク角度ごとに、燃焼サイクルに同期して各気筒のトルク生成をモデル化するように設定された周期関数Fcyl#i(基準周期信号)を検索して得た値と検出されたクランク角速度との積を算出し、算出された積を所定クランク角度区間にわたって積分すると共に、その移動平均値を求めて相関関数Cr#iとし、それを判定しきい値と比較して失火の発生を検知する如く構成したので、失火の発生を精度良く検出できると共に、多気筒機関において連続して失火が生じた場合にあっても、それらの失火気筒を精度良く特定することができる。
即ち、燃焼によるトルク変動とクランク角速度とは相関する関係にあるが、燃焼サイクルにわたって各気筒におけるトルクの生成をモデル化した周期関数を検索して得た値とクランク角速度との積を求めることで、その相関関係に基づいて失火を検知することができる。また、その積分値を所定クランク角度区間にわたって積分すると共に、その移動平均を算出することで、振動成分を除去した定数値として算出することができる。よって、算出された積分値を判定しきいと比較することで、失火の発生を精度良く検出できると共に、4気筒を備える場合に連続して失火が生じた場合にあっても、それらの失火気筒を精度良く特定することができる。
また、失火判定に用いる相関関数Cr#iを振動的な値ではなく、定数値として算出できることとなるため、ピークホールドや絶対値演算あるいは平均処理などの振動成分を除去するための演算処理を省略することができ、演算を簡略化することができる。
上記の如く、この実施例にあっては、エンジン(内燃機関)10のクランク角速度DNEを所定クランク角度(15度)ごとに検出するクランク角速度検出手段(ECU80、ハイパスフィルタ800a,S18)、前記所定クランク角度ごとに、前記エンジン(内燃機関)の燃焼サイクル(クランク角720度)に同期して各気筒iのトルク生成をモデル化するように設定された周期関数Fcyl#i(基準周期信号)を検索して得た値Fcyl#iと前記検出されたクランク角速度との積を算出し、前記算出された積を所定区間(より具体的には所定クランク角度区間、より具体的にはクランク角720度)にわたって積分して(具体的にはその移動平均値を算出して)相関関数(積分値)Cr#iを算出する算出手段する第1の算出手段(ECU80、相関関数算出部800b、基準周期信号生成部800c,S10からS18)、および前記算出された積分値を所定値(判定しきい値)Cr_misfと比較して前記エンジン(内燃機関)の失火の発生を検知する失火検知手段(ECU80、失火判定部800d,S20からS34)とを備える如く構成した。
また、前記所定クランク角度区間が、前記燃焼サイクルの整数倍(例えば1倍)に相当する値に設定される如く構成した。
また、前記周期関数が、前記エンジン(内燃機関)10の運転状態、より具体的には負荷(吸気量目標値、エンジン回転数NE)に応じて設定される如く構成した。
尚、図6に示す構成においてハイパスフィルタ800aを用いたが、離散時間フーリエ変換器あるいはウエーブレット変換器などを用いても良い。
また、エンジン10の負荷を示すパラメータとして吸気量目標値を用いたが、それに限られるものではなく、エンジン10の負荷を示すものならば、どのようなパラメータでも良い。
また、吸気量の算出などに簡易型のスライディングモード制御を用いたが、他のスライディングモード制御を用いてもよく、さらには適応制御あるいはPID制御などの他の制御アルゴリズムを用いても良い。
この発明の第1実施例に係る内燃機関の失火検出装置を模式的に示す概略図である。 図1に示すエンジンを動弁系を中心としてより具体的に示す、エンジンの側面図である。 図1に示す可変位相機構を模式的に示す側面図である。 図3に示す可変位相機構の正面図である。 図4に示す可変位相機構の中の電磁ブレーキの構造を模式的に示す正面図である。 図1に示すECUの動作の中の失火検出動作を機能的に示すブロック図である。 図6の基準周期信号生成部が生成する基準周期信号Fcyl#iの特性を示すグラフである。 図6に示す相関関数Cr#Iを、関数f1,f2からなる値Fで一般的に示すと共に、その相関関数Fの算出区間を関数f1,f2の周期と異ならせた場合の、相関関数Fの算出結果(シミュレーション結果)を示すグラフである。 同様に、図6に示す相関関数Cr#Iを関数f1,f2からなる値Fで一般的に示すと共に、その相関関数Fの算出区間を関数f1,f2の周期と同一とした場合の、相関関数Fの算出結果(示すシミュレーション結果)を示すグラフである。 図6に示すECUの失火検出動作の中の相関関数Cr#iを算出処理を示すフロー・チャートである。 図6に示すECUの失火検出動作の中の失火検出処理を示すフロー・チャートである。 図1に示すECUが行う他の動作である、エンジンの制御動作を示すフロー・チャートである。 図12フロー・チャートの吸気量制御のサブ・ルーチン・フロー・チャートである。 図13フロー・チャートの圧縮比目標値、リフト目標値および位相目標値算出のサブ・ルーチン・フロー・チャートである。 図13フロー・チャートの圧縮比、リフトおよび位相制御のサブ・ルーチン・フロー・チャートである。 図6の構成を用いて失火検出のシミュレーションを行ったときの、条件を示す説明図である。 図16に示す条件下において図6の構成を用いて失火検出のシミュレーションを行ったときの結果を示すグラフである。 同様に、図16に示す条件下において図6の構成を用いて失火検出のシミュレーションを行ったときの結果を示すグラフである。 同様に、図16に示す条件下において図6の構成を用いて失火検出のシミュレーションを行ったときの結果を示すグラフである。 同様に、図16に示す条件下において図6の構成を用いて失火検出のシミュレーションを行ったときの結果を示すグラフである。 同様に、図16に示す条件下において図6の構成を用いて失火検出のシミュレーションを行ったときの結果を示すグラフである。 従来技術を用いて失火検出のシミュレーションを行ったときの結果を示すグラフである。
符号の説明
10 エンジン(内燃機関)、20 吸気バルブ、22 燃焼室、40 可変リフト機構、42 可変位相機構、44 可変圧縮比機構、60 クランク角センサ、80 ECU(電子制御ユニット)、800a ハイパスフィルタ、800b 相関関数算出部、800c 基準周期信号生成部、800d 失火判定部

Claims (3)

  1. 内燃機関のクランク角速度を所定クランク角度ごとに検出するクランク角速度検出手段、前記所定クランク角度ごとに、前記内燃機関の燃焼サイクルに同期して各気筒のトルク生成をモデル化するように設定された周期関数を検索して得た値と前記検出されたクランク角速度との積を算出し、前記算出された積を所定区間にわたって積分して積分値を算出する算出手段、および前記算出された積分値を所定値と比較して前記内燃機関の失火の発生を検知する失火検知手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の失火検出装置。
  2. 前記所定区間が、前記燃焼サイクルの整数倍に相当する値に設定されることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の失火検出装置。
  3. 前記周期関数が、前記内燃機関の運転状態に応じて設定されることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の失火検出装置。
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