JP4279866B2 - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents

内燃機関の失火検出装置 Download PDF

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Description

内燃機関の失火検出装置に関し、特に機関回転速度に応じた回転速度パラメータに基づいて失火を判定するものに関する。
機関回転速度に応じた回転速度パラメータに基づいて失火判定を行う場合、回転速度パラメータが、機関の燃焼による変動以外の要因で変動すると、誤判定を招く。例えば機関回転速度が例えば5000rpmを超えるような高回転領域では、機関のクランク軸の捩れによる回転変動が大きくなることがあり、回転速度パラメータに基づく失火判定において、誤判定が発生し易い。
特許文献1には、このクランク軸の捩れの影響を排除する手法が示されている。具体的には、クランク軸の捩れの影響を排除するための補正係数が、機関回転速度及び負荷に応じて予め算出され、マップとして記憶される。そして、通常の機関運転中は、回転速度及び負荷に応じてマップを検索して補正係数が求められ、検出される回転速度パラメータが補正される。
特開平7−151009号公報
上記特許文献1に示された手法では、予め実験的に補正係数を求めてマップを作成する必要があり、マップ作成のための工数が必要となる。また、クランク軸の捩れによる回転変動は、周囲温度に依存して大きく変化する。したがって、正確な補正を行うためには、機関回転速度及び負荷だけでなく、周囲温度に応じた補正も必要となり、完全な補正を行うことは非常に困難である。
本発明はこの点に着目してなされたものであり、より簡便な手法で、クランク軸の捩れの影響を排除し、正確な失火判定を行うことができる、内燃機関の失火検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、内燃機関の回転速度に応じた回転速度パラメータ(CRME)を検出する回転速度パラメータ検出手段を備え、検出される回転速度パラメータに基づいて前記機関の失火を検出する内燃機関の失火検出装置において、検出される回転速度パラメータ(CRME)について、前記機関のクランク軸の捩れに起因する周波数成分が選択的に除去されるように、サンプル数NTDCで移動平均化演算を行い、平均化速度パラメータ(OMG,CRMEM)を算出する移動平均化手段と、前記平均化速度パラメータの基準値(OMGR((k-1)NTDC),CRMER((k-1)NTDC))を算出する基準値算出手段と、前記基準値(OMGR((k-1)NTDC),CRMER((k-1)NTDC))と所定クランク角度毎に検出される回転速度パラメータに対応する前記平均化速度パラメータ(OMGR,CRMER)との偏差を相対速度パラメータ(OMGREF,CRMEREF)として算出する相対速度パラメータ算出手段と、前記相対速度パラメータの積算値(MFJUD,MFJUDb)を算出する積算値算出手段と、前記積算値に基づいて失火判定を行う失火判定手段とを備え、前記サンプル数NTDCは、下記式で与えられることを特徴とする:
NTDC=720/(N・Dθ)
Nは、前記機関の気筒数であり、Dθは、前記回転速度パラメータのサンプリング角度周期(度)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の失火検出装置において、前記基準値(OMGR((k-1)NTDC),CRMER((k-1)NTDC))は、失火判定の対象となる気筒のピストンが圧縮上死点近傍にあるときに検出される回転速度パラメータに対応する前記平均化速度パラメータであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の内燃機関の失火検出装置において、前記失火判定手段は、前記機関の回転速度(NE)及び前記機関の負荷(PBA)に応じて判定閾値(MFJTH)を設定し、前記積算値(MFJUD,MFJUDb))と前記判定閾値(MFJTH,MFJTHb)との大小関係に応じて失火判定を行うことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、内燃機関の回転速度に応じた回転速度パラメータ(CRME)を検出する回転速度パラメータ検出手段を備え、検出される回転速度パラメータに基づいて前記機関の失火を検出する内燃機関の失火検出装置において、検出される回転速度パラメータ(CRME)について、サンプル数NTDCで移動平均化演算を行い、平均化速度パラメータ(OMG)を算出する移動平均化手段と、前記機関のクランク軸が720度回転する期間における機関回転速度変化を示す、前記平均化速度パラメータの変化量(OMG(ND)−OMG(0))を算出し、該変化量に応じて前記機関回転速度変化を相殺するように前記平均化速度パラメータを補正することにより補正速度パラメータ(OMGR)を算出する補正手段と、前記補正速度パラメータの基準値(OMGR((k-1)NTDC))を算出する基準値算出手段と、前記基準値と所定クランク角度毎に検出される回転速度パラメータに対応する前記補正速度パラメータ(OMGR)との偏差を相対速度パラメータ(OMGREF)として算出する相対速度パラメータ算出手段と、前記相対速度パラメータの積算値(MFJUD)を算出する積算値算出手段と、前記積算値に基づいて失火判定を行う失火判定手段とを備え、前記サンプル数NTDCは、下記式で与えられることを特徴とする:
NTDC=720/(N・Dθ)
Nは、前記機関の気筒数であり、Dθは、前記回転速度パラメータのサンプリング角度周期(度)である。
請求項1に記載の発明によれば、機関のクランク軸の捩れに起因する周波数成分が選択的に除去されるように、サンプル数NTDCで移動平均化演算が行われ、平均化速度パラメータが算出される。例えば6気筒機関において、サンプリング角度周期を6度とすると、サンプル数NTDCは20となり、クランク角度120度の期間におけるサンプリング値の移動平均化演算が行われ、平均化速度パラメータが算出される。したがって、移動平均化演算により、機関回転速度に対応する周波数の3倍の周波数成分(3次成分)及びその整数倍の周波数成分を選択的に除くことができる。クランク軸の捩れの影響は、6気筒機関では3次成分に(N気筒機関ではN/2次成分に)大きく表れるので、上記移動平均化演算により、クランク軸の捩れの影響をほぼ完全に除去することができる。その結果、特に機関の高回転領域において正確な失火判定を行うことができる。さらに、平均化速度パラメータの基準値が算出され、この基準値と所定クランク角度毎に検出される回転速度パラメータに対応する平均化速度パラメータとの偏差が相対速度パラメータとして算出され、この相対速度パラメータを積算して得られる積算値に基づいて失火判定が行われる。基準値を適切に設定することにより、相対速度パラメータの積算値が、燃焼行程にある気筒のトルク変動を示すので、この積算値と、判定閾値との比較結果により失火が発生したと判定することができる。この判定は、気筒毎に行われるため、機関の気筒数に拘わらず、失火発生気筒を容易に特定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、失火判定の対象となる気筒のピストンが圧縮上死点近傍にあるとき検出される回転速度パラメータに対応する平均化速度パラメータが基準値とされる。これにより、対象気筒の燃焼行程における回転速度パラメータの推移に基づく判定を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、機関の回転速度及び機関負荷に応じて判定閾値が設定され、機関の回転変動を示すパラメータである積算値と判定閾値との大小関係に応じて失火判定が行われるので、機関回転速度及び機関負荷に拘わらず正確な判定を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、移動平均化演算により、機関回転速度に対応する周波数の(N/2)倍の周波数成分((N/2)次成分)及びその整数倍の周波数成分を除くことができる。その結果、特に機関の高回転領域において正確な失火判定を行うことができる。またクランク軸が720度回転する期間における機関回転速度変化を示す、平均化速度パラメータの変化量が算出され、該変化量に応じて機関回転速度変化を相殺するように平均化速度パラメータを補正することにより補正速度パラメータが算出され、補正速度パラメータを用いて失火判定が行われる。補正速度パラメータを用いることにより1サイクル(720度)の期間における機関回転速度の線形変化分を相殺することができる。さらに補正速度パラメータの基準値が算出され、この基準値と所定クランク角度毎に検出される回転速度パラメータに対応する補正速度パラメータとの偏差が相対速度パラメータとして算出され、この相対速度パラメータを積算して得られる積算値に基づいて失火判定が行われる。基準値を適切に設定することにより、相対速度パラメータの積算値が、燃焼行程にある気筒のトルク変動を示すので、この積算値と、判定閾値との比較結果により失火が発生したと判定することができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。内燃機関(以下単に「エンジン」という)1は、例えば6気筒を有し、吸気管2及び排気管5を備えている。吸気管2にはスロットル弁3が設けられている。また排気管5には排気の浄化を行う触媒コンバータ6が設けられている。
燃料噴射弁4はエンジン1とスロットル弁3との間かつ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃料ポンプに接続されていると共に電子制御ユニット(以下「ECU」という)20に電気的に接続されてECU20からの制御信号により燃料噴射弁4の開弁時間が制御される。
スロットル弁3の直ぐ下流には吸気管2内の圧力を検出する吸気圧(PBA)センサ11が設けられており、その検出信号はECU20に供給される。
ECU20には、エンジン1のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置センサ12が接続されており、クランク軸の回転角度に応じた信号がECU20に供給される。クランク角度位置センサ12は、エンジン1の特定の気筒の所定クランク角度位置でパルス(以下「CYLパルス」という)を出力する気筒判別センサ、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位置で(6気筒エンジンではクランク角120度毎に)TDCパルスを出力するTDCセンサ及びTDCパルスより短い一定クランク角周期(例えば6度周期)で1パルス(以下「CRKパルス」という)を発生するCRKセンサから成り、CYLパルス、TDCパルス及びCRKパルスがECU20に供給される。これらのパルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御、エンジン回転数(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。またECU20は、CRKパルスの発生時間間隔(以下「時間パラメータ」という)CRMEに基づいて、エンジン1における失火の検出を行う。
ECU20は、各種センサからの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理ユニット(以下「CPU」という)、CPUで実行される各種演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶回路、燃料噴射弁4などに制御信号を供給する出力回路等から構成される。ECU20のCPUは、以下に説明する失火検出を実行する。
次に本実施形態における失火検出の手法を詳細に説明する。
図2(a)は、エンジン1の各気筒の圧縮上死点近傍で検出される回転速度(以下「基準回転速度」という)を基準とした相対回転速度OMGREFの推移を示すタイムチャートである。相対回転速度OMGREFは、クランク角度6度毎に検出される回転速度(時間パラメータCRMEから算出される)から基準回転速度を減算することにより算出される。図2(a)における#1〜#6は、点火順に6つの気筒を識別するために付した気筒識別番号(後述する気筒番号とは異なる)である。相対回転速度OMGREFは、圧縮上死点後の燃焼行程においては、点火が正常に行われれば正の値となるが、失火が発生すると負の値となる。すなわち、図2(a)に示した例では、#1〜#3,#5,及び#6気筒では正常燃焼が行われ、#4気筒では、失火が発生している。したがって、クランク角度6度毎に算出される相対回転速度OMGREFを1TDC期間(クランク角度120度の期間)に亘って積算することにより得られる積算値は、図2(b)の棒グラフ(ハッチングを付していない右側の棒グラフ)に示すように、失火が発生した#4気筒では負の値となり、正常燃焼が行われた気筒では正の値となる。これにより、失火気筒を判定することが可能となる。なお、上記演算により得られる積算値は、各気筒で発生するトルクを示すパラメータとなっている。
図2(b)に示すハッチングを付した棒グラフは、圧縮上死点近傍において検出される時間パラメータ(以下「基準時間パラメータ」という)を基準とした相対時間パラメータCRMEREFを1TDC期間に亘って積算した積算値を示す。相対時間パラメータCRMEREFは、基準時間パラメータからクランク角度6度毎に検出される時間パラメータを減算することより算出される。すなわち、相対時間パラメータCRMEREFは、燃焼によりトルクが発生すれば正の値をとり、失火によりトルクが発生しなければ負の値をとる。したがって、相対回転速度OMGREFの積算値と同様に、相対時間パラメータCRMEREFの積算値は、失火が発生した#4気筒では負の値となり、正常燃焼が行われた気筒では正の値となる。よって、時間パラメータCRMEを回転速度OMGに変換することなくそのまま用いても、同様に失火判定を行うことができる。
図3及び図4は、上述した失火判定手法をより詳細に説明するためのタイムチャートである。図3及び図4には、エンジン回転数NEが上昇していく状態が示されている。図3(a)は、時間パラメータCRMEの推移を示し、同図(b)は、時間パラメータCRMEから算出される回転速度OMGの推移を示す。同図(c)は、回転速度OMGに720度フィルタ処理を施すことにより算出されるフィルタ処理後回転速度OMGRの推移を示す。720度フィルタ処理は、1サイクルの期間における線形変化分をキャンセルし、比較的周期の短い変動を抽出する処理である(この処理の詳細は後述する)。720度フィルタ処理は、エンジン1の負荷側からエンジン1に加わるトルク(エンジン1により駆動される車両のタイヤや補機から加わるトルク、あるいはエンジン1の摺動部品の摩擦によるトルクなど)に起因する回転変動成分を除くために行うものである。
図4(a)は、各気筒の圧縮上死点近傍において、基準回転速度の算出と同一タイミングで算出される慣性力回転速度OMGIの推移を示す。慣性力回転速度OMGIは、エンジン1の往復運動部品(ピストン及びコンロッド)の質量、コンロッドの長さ、クランク半径、及びクランクプーリ、トルクコンバータ、ロックアップクラッチなどのエンジン1の負荷側の回転部品の慣性モーメントに応じて算出される。
図4(b)は、相対回転速度OMGREFに慣性力回転速度OMGIを加算することにより算出される修正相対回転速度OMGREFM(=OMGREF+OMGI)の推移を示し、同図(c)は、修正相対回転速度OMGREFMを1TDC期間に亘って積算することにより算出される積算値である判定パラメータMFJUDの推移を示す。この例では判定パラメータMFJUDが、クランク角度120度〜240度の範囲で負の値となっており、#2気筒で失火が発生したと判定される。
図5は、検出される時間パラメータCRMEのローパスフィルタ処理の周波数特性を示す図である。横軸は、エンジン回転数NEに対応する周波数で正規化した周波数を示す。この図において、実線L1は本実施形態で適用されるローパスフィルタ処理の特性を示し、破線L2は比較のために、従来のローパスフィルタ処理の特性を示す。本実施形態では、エンジン回転数NEに対応する周波数の3倍の周波数f3、及びその整数倍の周波数の成分が「0」となるようなローパスフィルタ処理を行う。このローパスフィルタ処理は、クランク角度120度の期間(1TDC期間)中にサンプリングされる時間パラメータCRMEの移動平均化演算によって実行される。上述したクランク軸の捩れに起因する回転変動成分は、周波数f3の成分であり、実線L1で示すローパスフィルタ処理により、除去することができる。
なお、上述した慣性力回転速度OMGIは周波数f3で周期的に変動するため、上記移動平均化演算により除去される。したがって、本実施形態では、慣性力回転速度OMGIを加算する処理を行う必要がなく、相対回転速度OMGREFを用いて失火判定が行われる。
図6は、エンジンの高回転領域におけるクランク軸の捩れの影響を説明するための相対速度OMGREFの波形図である。同図(a)は正常燃焼が行われているときの波形(NE:6500rpm,PBA:40kPa)を示し、破線L12,L13(L12とL13の差は、捩れ量の差によるものである)は、図5に破線L2で示す従来のローパスフィルタ処理を行った例に対応し、実線L11が移動平均化演算によるローパスフィルタ処理を行った本実施形態に対応する。クランク軸の捩れの影響により、破線L13のように相対速度OMGREFが負の値をとる場合には、失火していないにも拘わらず失火と誤判定する可能性がある。一方破線L12のように相対速度OMGREFが正の値をとる場合には、逆に失火したにも拘わらず正常燃焼と誤判定する可能性がある。移動平均化演算により、実線L11で示すように、クランク軸の捩れの影響を完全に除くことができる。
図6(b)は、失火が発生した場合における波形を示す。この図に示す実線L21及び破線L22,L23は、それぞれ同図(a)の実線L11及び破線L12,L13に対応する。この図には、クランク角度CAが120度から240度の間で失火が発生した例が示されている。移動平均化演算によるローパスフィルタ処理を行っても、失火が発生すると、相対速度OMGREFは大きく負の方向に変化するため、失火を正確に判定することができる。ただし、判定閾値は「0」ではなく、負の値MFJTHに設定し、相対速度OMGREFの積算値である判定パラメータMFJUDが、判定閾値MFJTHより小さくなったときに、失火が発生したと判定することが望ましい。
図7は、失火判定処理のフローチャートであり、この処理はECU20のCPUでTDCパルスの発生に同期して実行される。なお、クランク角度6度毎に発生するCRKパルスの発生時間間隔である時間パラメータCRME(i)は、クランク角度720度分のデータ(i=0〜ND−1,データ数NDは120)が、記憶回路内のバッファメモリに格納されている。また、点火順の気筒識別番号をk(=1〜6)とし、1TDC期間内のデータ数をNTDC(本実施形態ではNTDC=20)とすると、本処理の1回の実行で、パラメータiが(k−1)NTDCから(kNTDC−1)までの演算が行われる。例えば今回の処理が1番目の気筒(k=1)に対応する演算を行うときは、パラメータiは0から(NTDC−1)までの値をとり、今回の処理が5番目の気筒(k=5)に対応する演算を行うときは、パラメータiは4NTDCから(5NTDC−1)までの値をとる。
ステップS10では、下記式(1a)または(1b)により、時間パラメータCRME(i)の移動平均化演算を行い、平均化時間パラメータCRMEM(i)を算出する。なお、データ数NTDCは、一般には下記式(2)で与えられる。
Figure 0004279866
NTDC=720/(N・Dθ) (2)
ここでNは気筒数、Dθは、時間パラメータCRMEを計測する角度間隔720/ND[度]であり、本実施形態では、6度である。
ステップS11では、下記式(3)により、平均化時間パラメータCRMEM(i)を回転速度OMG(i)[rad/s]に変換する。
OMG(i)=Dθ/CRMEM(i) (3)
ステップS12では、下記式(4)により、720度フィルタ処理を実行し、フィルタ処理後回転速度OMGR(i)を算出する。
OMGR(i)=OMG(i)−(OMG(ND)−OMG(0))×Dθ×i/720
(4)
ステップS13では、下記式(5)により、相対回転速度OMGREFを算出する。
OMGREF(i)=OMGR(i)−OMGR((k-1)NTDC) (5)
ここで、OMGR((k-1)NTDC)は基準回転速度であり、判定対象の気筒のピストンが圧縮上死点に位置するときのフィルタ処理後回転速度に相当する。
ステップS14では、下記式(6)により、相対回転速度OMGREFの積算値として、判定パラメータMFJUD(k)を算出する。
Figure 0004279866
ステップS15では、エンジン回転数NE及び吸気圧PBAに応じてMFJTHマップ(図示せず)を検索し、判定閾値MFJTH(<0)を算出する。MFJTHマップは、エンジン回転数NEが高くなるほど、判定閾値MFJTHの絶対値が減少し、かつ吸気圧PBAが高くなるほど、判定閾値MFJTHの絶対値が増加するように設定される。
ステップS17では、判定パラメータMFJUD(k)が判定閾値MFJTHより小さいか否かを判別し、その答が否定(NO)であるときは、正常燃焼が行われたと判定し、失火フラグFMF(k)を「0」に設定する(ステップS18)。一方、MFJUD(k)<MFJTHであるときは、#k気筒で失火が発生したと判定し、失火フラグFMF(k)を「1」に設定する(ステップS19)。
ステップS20では、気筒識別番号kが気筒数Nと等しいか否かを判別し、その答が否定(NO)であるときは、気筒識別番号kを「1」だけインクリメントする(ステップS22)。またk=Nであるときは、気筒識別番号kを「1」に戻す(ステップS21)。
図7の処理により、各気筒毎に失火判定が行われる。
以上のように本実施形態では、クランク角度120度の期間に検出される時間パラメータCRMEの移動平均化演算が行われ、平均化時間パラメータCRMEMが算出される。したがって、移動平均化演算により、エンジン回転数NEに対応する周波数の3倍の周波数成分(3次成分)及びその整数倍の周波数成分を除くことができる。クランク軸の捩れの影響は、6気筒エンジンでは3次成分に大きく表れるので、上記移動平均化演算により、クランク軸の捩れの影響をほぼ完全に除去することができる。その結果、特にエンジンの高回転領域において正確な失火判定を行うことができる。
また、平均化時間パラメータCRMEMに対応する回転速度OMGの基準値である基準回転速度OMGR((k-1)NTDC)が算出され、この基準回転速度OMGR((k-1)NTDC)と回転速度OMGRとの偏差が相対回転速度OMGREFとして算出され、この相対回転速度OMGREFを積算して得られる判定パラメータMFJUDに基づいて失火判定が行われる。判定パラメータMFJUDは、燃焼行程にある気筒のトルク変動を示すので、判定パラメータMFJUDが判定閾値MFJTHより小さくなったとき、失火が発生したと判定することができる。この判定は、気筒毎に行われるため、機関の気筒数に拘わらず、失火発生気筒を容易に特定することができる。
また、判定閾値MFJTHは、エンジン回転数NE及び吸気圧PBAに応じて設定されるので、エンジン回転数NE及びエンジン負荷に拘わらず正確な判定を行うことができる。
本実施形態では、クランク角度位置センサ12が回転速度パラメータ検出手段に相当し、ECU20が、移動平均化手段、基準値算出手段、相対速度パラメータ算出手段、及び失火判定手段を構成する。より具体的には、図7のステップS10が移動平均化手段に相当に相当し、ステップS13が基準値算出手段及び相対速度パラメータ算出手段に相当し、ステップS14,S15,S17〜S19が失火判定手段に相当する。
[第2の実施形態]
上述した実施形態では、平均化時間パラメータCRMEMを回転速度OMGに変換し、回転速度OMGを速度パラメータとして使用して失火判定を行うようにしたが、本実施形態は、平均化時間パラメータCRMEMを速度パラメータとして使用して失火判定を行うようにしたものである。なお、以下に説明する点以外は第1の実施形態と同一である。
図8は、時間パラメータCRMEを速度パラメータとして用いた失火判定処理のフローチャートである。
ステップS30では、前記式(1)により、平均化時間パラメータCRMEM(i)を算出する。
ステップS32では、下記式(21)により、720度フィルタ処理を実行し、フィルタ処理後時間パラメータCRMER(i)を算出する。
CRMER(i)=CRMEM(i)
−(CRMEM(0)−CRMEM(ND))×Dθ×i/720
(21)
ステップS33では、下記式(22)により、相対時間パラメータCRMEREF(i)を算出する。
CRMEREF(i)=CRMER((k-1)NTDC)−CRMER(i) (22)
ここで、CRMER((k-1)NTDC)は基準時間パラメータであり、判定対象の気筒の圧縮上死点におけるフィルタ処理後時間パラメータに相当する。
ステップS34では、下記式(23)により、相対時間パラメータCRMEREFの積算値として、判定パラメータMFJUDb(k)を算出する。
Figure 0004279866
ステップS35では、エンジン回転数NE及び吸気圧PBAに応じてMFJTHbマップ(図示せず)を検索し、判定閾値MFJTHb(<0)を算出する。MFJTHbマップは、エンジン回転数NEが高くなるほど、判定閾値MFJTHbの絶対値が減少し、かつ吸気圧PBAが高くなるほど、判定閾値MFJTHbの絶対値が増加するように設定される。
ステップS37では、判定パラメータMFJUDb(k)が判定閾値MFJTHbより小さいか否かを判別し、その答が否定(NO)であるときは、正常燃焼が行われた判定し、失火フラグFMF(k)を「0」に設定する(ステップS38)。一方、MFJUDb(k)<MFJTHbであるときは、#k気筒で失火が発生したと判定し、失火フラグFMF(k)を「1」に設定する(ステップS39)。
ステップS40では、気筒識別番号kが気筒数Nと等しいか否かを判別し、その答が否定(NO)であるときは、気筒識別番号kを「1」だけインクリメントする(ステップS42)。またk=Nであるときは、気筒識別番号kを「1」に戻す(ステップS41)。
図2(b)を参照して説明したように、相対時間パラメータCRMEREFの積算値は、失火の有無に依存して、相対回転速度OMGREFの積算値と同様に変化するので、第1の実施形態と同様に失火判定を気筒毎に正確に行うことができる。
本実施形態では、図10のステップS30が移動平均化手段に相当し、ステップS33が基準値算出手段及び相対速度パラメータ算出手段に相当し、ステップS34,S5,S37〜S39が失火判定手段に相当する。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、6気筒エンジンに本願発明を適用した例を示したが、本願発明は気筒数に拘わらず適用可能である。また、本願発明は、燃料を燃焼室内に直接噴射するガソリンエンジン、あるいはディーゼルエンジンの失火判定にも適用可能である。さらに本発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンなどの失火判定にも適用が可能である。
本発明の一実施形態にかかるにかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。 失火判定の手法を説明するための図である。 失火判定のために算出されるパラメータの推移を示す図である。 失火判定のために算出されるパラメータの推移を示す図である。 ローパスフィルタ処理の周波数特性を示す図である。 エンジンの高回転領域におけるクランク軸の捩れの影響を説明するための波形図である。 第1の実施形態における失火判定処理のフローチャートである。 第2の実施形態における失火判定処理のフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
12 クランク角度位置センサ(回転速度パラメータ検出手段)
20 電子制御ユニット(移動平均化手段、基準値算出手段、相対速度パラメータ算出手段、失火判定手段)

Claims (4)

  1. 内燃機関の回転速度に応じた回転速度パラメータを検出する回転速度パラメータ検出手段を備え、検出される回転速度パラメータに基づいて前記機関の失火を検出する内燃機関の失火検出装置において、
    検出される回転速度パラメータについて、前記機関のクランク軸の捩れに起因する周波数成分が選択的に除去されるように、サンプル数NTDCで移動平均化演算を行い、平均化速度パラメータを算出する移動平均化手段と、
    前記平均化速度パラメータの基準値を算出する基準値算出手段と、
    前記基準値と所定クランク角度毎に検出される回転速度パラメータに対応する前記平均化速度パラメータとの偏差を相対速度パラメータとして算出する相対速度パラメータ算出手段と、
    前記相対速度パラメータの積算値を算出する積算値算出手段と、
    前記積算値に基づいて失火判定を行う失火判定手段とを備え、
    前記サンプル数NTDCは、下記式で与えられることを特徴とする内燃機関の失火検出装置:
    NTDC=720/(N・Dθ)
    Nは、前記機関の気筒数であり、Dθは、前記回転速度パラメータのサンプリング角度周期(度)である。
  2. 前記基準値は、失火判定の対象となる気筒のピストンが圧縮上死点近傍にあるときに検出される回転速度パラメータに対応する前記平均化速度パラメータであることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の失火検出装置。
  3. 前記失火判定手段は、前記機関の回転速度及び前記機関の負荷に応じて判定閾値を設定し、前記積算値と前記判定閾値との大小関係に応じて失火判定を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の失火検出装置。
  4. 内燃機関の回転速度に応じた回転速度パラメータを検出する回転速度パラメータ検出手段を備え、検出される回転速度パラメータに基づいて前記機関の失火を検出する内燃機関の失火検出装置において、
    検出される回転速度パラメータについて、サンプル数NTDCで移動平均化演算を行い、平均化速度パラメータを算出する移動平均化手段と、
    前記機関のクランク軸が720度回転する期間における機関回転速度変化を示す、前記平均化速度パラメータの変化量を算出し、該変化量に応じて前記機関回転速度変化を相殺するように前記平均化速度パラメータを補正することにより補正速度パラメータを算出する補正手段と、
    前記補正速度パラメータの基準値を算出する基準値算出手段と、
    前記基準値と所定クランク角度毎に検出される回転速度パラメータに対応する前記補正速度パラメータとの偏差を相対速度パラメータとして算出する相対速度パラメータ算出手段と、
    前記相対速度パラメータの積算値を算出する積算値算出手段と、
    前記積算値に基づいて失火判定を行う失火判定手段とを備え、
    前記サンプル数NTDCは、下記式で与えられることを特徴とする内燃機関の失火検出装置:
    NTDC=720/(N・Dθ)
    Nは、前記機関の気筒数であり、Dθは、前記回転速度パラメータのサンプリング角度周期(度)である。
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