JP2006183215A - かつら及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 植設時にかつらベース裏面に針足が形成されず、恰も頭髪が頭皮から生育しているかの如き自然な外観を呈するかつらとその製造方法を提供する。
【解決手段】 かつらベース11とかつらベースに対して植設した毛髪12とで構成されるかつら10において、かつらベース11を、人工皮膚のベース部材14とその裏側に配置されたネット部材で成る第2のベース部材15とから構成し、毛髪12を、第2のネット部材15に結着すると共に、第1の人工皮膚ベース部材14の下側から貫通させて表側に引き抜くことで、毛髪12が恰も毛穴から生えているような自然な外観を呈し、見栄えに優れるかつら10を得る。
【選択図】 図4

Description

本発明は、かつらベースに取り付けた毛髪の取付け時の、所謂、針足が形成されることなく、また、毛髪を結着して取り付ける場合の結び目が露顕されるのを防止して、とくに毛髪の生え際を自然に見せ、恰も自己の頭髪が頭皮から生育しているかの如き外観を呈するかつら及びその製造方法に関するものである。
一般に、かつらは、かつらベースとこのかつらベースに取り付けた人毛又は人工毛髪でなる毛髪とで構成されている。
図8は従来のかつらの一例の構成を示す概略断面図である。図8において、かつら50は、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂を素材とした肉薄の人工皮膚により形成されたかつらベース52と、この人工皮膚ベース52に植設してその表面側に延びる毛髪53と、人工皮膚ベース52の裏面に形成された裏コーティング54と、から構成されている。人工皮膚ベース52は一般に透明又は半透明で、厚さが0.02mm〜0.5mm程度の柔軟に且つ極薄に形成されており、これを頭部に装着すると、人工皮膚ベースに植設した毛髪の隙間を通して人工皮膚が露顕しても、恰も頭皮のような外観を呈すことができる。
ところで、人工皮膚ベース52に毛髪53を植設する一例として、人工皮膚ベース52の表面側で毛髪を結着して取り付ける場合がある(図示せず)。この場合、先ず、人工皮膚ベース52の表側から鉤針を裏側まで貫通させた後、裏側の近接した位置で鉤針の鉤部分を表側に露出させて、二つ折りにした毛髪をこの鉤針に引っ掛けて裏側へ引き入れた後で鉤針を引き抜くと、毛髪の折り部がループとなって表面に出現するので、このループに毛髪の自由端側の一対を通して結び目を作りながら結着する。この作業を繰り返して人工皮膚ベース52の表面に毛髪が所定の密度で植設される。しかしこの場合、人工皮膚ベース52の表面側に瘤状の結び目が形成されることから、この瘤状の結び目が毛髪の隙間を通して直接視認されてしまい、毛髪を植設していることが認識され易い。
そこで人工皮膚ベース52に毛髪53を植設する他の例として、図9に示すように、毛髪53をベース52に単に挿通させるだけの、所謂V植えという技法が多用される。このV植えの場合、鉤針を表側から貫通して近接した位置で鉤部を裏側から表側に露出させ、二つ折りにした毛髪53をこの鉤針に引っ掛けて裏側へ引き入れた後で、所定長さの針足53aを作って、一対となった毛髪の一方だけを再び人工皮膚の表面側に引き抜くことにより、人工皮膚ベースの表面から一対の毛髪がV状又はU状に植設される。このV植えの技法では、人工皮膚ベースの裏面側に毛髪の中央部分が約0.5mm〜2mm程度に線状に形成される(これを、針足と称する)が、ベースの表面に結び目が形成されないので恰も頭皮から毛髪53が生えているように見せることができる。
すなわち、図9に示すように、毛髪53を人工皮膚ベース52表面側の第1の位置52aから挿入して裏面側に貫通し、所定距離例えば0.5〜2mm程度の針足53aを作って第2の位置52bから表側に引き出すことで挿通している。従って、第1の位置52aから第2の位置52bまでの間には人工皮膚ベース52の裏側に毛髪の針足53aが0.5〜2mm程度の長さで線状に存在し、毛髪の一方を表面側に引き抜く際になるべく緩まないよう鉤針の引張力を利用してきつく引き抜くので、この針足53aは、ウレタン樹脂など軟質合成樹脂で成る人工皮膚ベースの裏側に食い込むように接する。このように、針足53aは人工皮膚の裏面に直接に密着していることから、かつらベース52の表面側から肉薄の人工皮膚を透過して針足が線状に透けて見えてしまう。そうすると、毛髪と毛髪との間の本来は頭皮の皮膚色だけしか見えない領域においても、毛髪が黒色であれば針足53aが黒い線状又は斑点状に透けて見えるためヒトの皮膚(頭皮)感と異なった不自然な外観を呈することになる。
さらにこのV植え技法では、人工皮膚ベース52に毛髪53を単にV状又はU状に挿通しただけであるので、手指やブラッシングなどで簡単に毛髪が引き抜かれるため、挿通した毛髪を確実に固定する為の毛止め工程が不可欠である。この毛髪固定のために、通常、V植え後にかつらベース52の裏面から、有機溶剤で希釈した接着用溶液を塗布し、人工皮膚に対してこの溶液を付着して硬化させる樹脂コーティング54を施し、毛髪の針足53aを人工皮膚ベース52と樹脂コーティング54との間でサンドイッチ状に挟んで固定保持している(特許文献1及び2参照)。これにより、挿通された毛髪53が人工皮膚ベース52に対して回転したり抜けたりしないで確実に固定保持される。
一方、ネット部材を主体とした従来のネットベースに毛髪を植設する場合は、例えば、中央部分を二つ折りにした毛髪を、植設針を用いてネットベースを構成するフィラメントに結び付けて植設するが、この毛髪の結び目が緩まないようにしっかり結ぶ必要がある。毛髪の植設部が緩まないようにするために、例えば結び目を多重にしているが、この結び目が比較的大きな球状を呈し、ネットベースの表面側から視認され易い。
特開昭52−123755号公報(特許請求の範囲) 特許第3484565号公報
上記した従来のV植え技法では、上記針足53aが外部から視認されることによって、人工皮膚ベースの表側に線状又は斑点状の、頭皮色とは異なる不自然な色が現れ、これがかつらの品質を低下したりかつらの存在が露顕してしまい、見栄えがよくないという課題がある。針足3aの露顕を防ぐためには、植設の際に針足3aの長さを短くすればよいが、せいぜい0.4mm程度が限界であるので、特に、毛髪の密集していない生え際の領域においては、このような針足3aが視認されるようなV植え技法は不利である。
また、従来のネットベースを用いるかつらにおいても、球状の結着部が視認され易く、かつらの存在が露顕し易いので好ましくない。
本発明は、上記課題に鑑み、植設した毛髪の針足や瘤状の決着部がかつらベースの表面側から視認されるのを防止して、とくに毛髪の生え際を自然に見せ、恰も自然の毛髪が頭皮から生育しているような外観を呈するかつら及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のかつらは、かつらベースとかつらベースに取り付けた毛髪とで構成されるかつらにおいて、かつらベースが、第1のベース部材と第1のベース部材の裏側に配置された第2のベース部材とから構成されており、毛髪が、第2のベース部材に取り付けられると共に、第1のベース部材を通って、第1のベース部材の表側に延びていることを特徴とする。
上記構成において、好ましくは、毛髪を二つ折りにして、この折り返し部分を第2のベース部材に取り付けることで一対の毛髪とし、一対の毛髪が第1のベース部材に形成した一つの貫通孔から引き抜かれて表側に延びている。
また、一対の毛髪が、好ましくは、第1のベース部材の貫通孔の収縮作用によりほぼ垂直方向に保持されて上方へ引き抜かれている。また、好ましくは、第2のベース部材の裏側に、さらに毛髪固定用接着剤の塗布が施され、取り付けられた毛髪が毛髪固定用接着剤によって被覆固定される。第1のベース部材は、好ましくは人工皮膚からなる。また、第2のベース部材は、好ましくはネット部材からなり、ネット部材に毛髪が結着される。
上記構成によれば、かつらベースに対して、毛髪が第1のベース部材の裏側にて第2のベース部材に取り付けられると共に、第2のベース部材から延びる毛髪の自由端側は第2のベース部材の表側に配置した第1のベース部材の裏側から表側に引き出されるだけであって、毛髪が第1のベース部材に直接植設されてはいないので、第1のベース部材の、例えば人工皮膚の内部から直接毛髪が伸び出しているような外観を呈する。したがって、毛髪の生え際が自然に見え、見栄えが著しく向上する。
また、第1のベース部材の裏側に位置する毛髪の植設部分は、例えばネット部材で構成した第2のベース部材に結着されているだけであるから、従来の人工皮膚部材にV植えをした場合に生じる針足が第1のベース部材に形成されない。また、毛髪は第1のベース部材に植設されていないので、針足が存在せず、下側に位置するネット部材で成る第2のベース部材への毛髪の結着部分が第1のベース部材を通して透けて見えることもない。したがって、たとえば生え際のように密度の低い植設領域にあってもかつらの存在が露顕されず、恰も頭皮の内部から頭髪が生育しているかの如き自然な外観を呈する。
また、第1のベース部材が人工皮膚で成る場合、毛髪は第1の人工皮膚ベース部材の裏側で第2のベース部材に植設され、さらに第2のベース部材の表側にて第1の人工皮膚ベース部材の貫通孔を介して保持されていることから、引き出された毛髪は人工皮膚の弾性に基づく貫通孔の収縮作用によって保持され直立することになり、毛髪の立ち上がりに優れるためボリューム感が増す。
さらに、本発明のかつらの製造方法の一態様では、第1のベース部材とその裏側に配置した第2のベース部材とでかつらベースを形成する第1の段階と、第2のベース部材に、好ましくはその裏側から毛髪を取り付ける第2の段階と、その後、第2の段階で取り付けた毛髪を第1のベース部材の裏側から表側に引き出す第3の工程と、を含んでいることを特徴とする。
また、本発明のかつらの製造方法の他の態様では、第1のベース部材と第2のベース部材とを別個に形成する第1の段階と、第2のベース部材に、好ましくはその裏側から毛髪を取り付ける第2の段階と、第1のベース部材を第2のベース部材の表側に配置する第3の段階と、その後、第2の段階で取り付けた毛髪を第1のベース部材の表側に引き出す第4の段階と、を含んでいることを特徴とする。
第1のベース部材を第2のベース部材上に配置する場合、単に相互に重ねただけであっても或いは重ね合わせて互いに接着するか又は例えばこれらの周囲を縫合した状態で、毛髪を第1のベース部材の裏側から表側に引き出す次工程に進めばよい。
上記製造方法によれば、毛髪の植設部分が、第1のベース部材に形成されずその下側の第2のベース部材に形成されていることから、従来の人工皮膚部材を用いたかつらに直接V植えをした場合に生じた針足が形成されない。また、この植設部分は裏側の第2のベース部材に形成されているだけなので、第1のベース部材の下側に位置してこの第1のベース部材に密着されないことから透けて見えることがない。よって、かつらベースに植設された毛髪は、生え際のように密度の低い植設領域にあっても、毛髪間の隙間はヒトの自然な頭皮色の外観を呈すると共に、恰も頭髪が頭皮の内部から伸び出て生育しているかの如き外観を呈し、見栄えに優れたかつらを製造することができる。
上記製造方法において、第2のベース部材に植設された毛髪を人工皮膚製の第1のベース部材の表側に引き出す際は、第1のベース部材の表側から鉤針を貫通させ、その貫通孔から引き出すようにすれば好ましい。この構成によれば、第1のベース部材の表面の所望の位置から鉤針を挿入することにより、毛髪の第1のベース部材からの引出し位置を適宜に選定することが可能であると共に、毛髪の植設部から毛髪を、第1のベース部材の表面側に容易に引き出すことができる。
本発明によれば、かつらベースに植設された毛髪の針足が生じず、植設部分が第1のベース部材を通して透けて見えないので、自然な外観を呈すると共に、かつらの存在が露顕されず、見栄えに優れるかつら及びその製造方法を提供することができる。
また、本発明によれば、毛髪は第1のかつらベースの下側(裏側)に位置する第2のベース部材に取り付けられた後、上側(表側)の第1のベース部材から上方に引き出されるので、第1のベース部材が人工皮膚の場合は、引き出された毛髪は第1のベース部材の人工皮膚の弾性に基づく収縮作用によって保持され直立することから、毛髪の立ち上がりに優れ、ボリューム感を増大することができると共に、恰も頭皮の内部から頭髪が発育したかのような自然な外観を呈することができる。
以下、図面に示した実施形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
最初に、本発明のかつらについて、図1を参照して説明する。図1は本発明のかつらの構成を模式的に示す部分拡大断面図である。かつら10は、使用者の頭部に装着されるかつらベース11とこのかつらベース11の表面側に延びるように取り付けられた毛髪12とで構成されている。かつらベース11は、頭部の寸法などにより標準化したものから選択した頭部形状類似のものや、使用者の頭部形状に合わせて型取りして形成される。
図2は、図1のかつらで使用されるかつらベースの構成を示す模式的な拡大平面図であり、図3は図2のA−A線に沿う断面図であり、図4はかつらベース11に毛髪12を植設して表面に引き出した状態を示す部分拡大断面図である。
先ず、かつらベース11は、図1〜4に示すように、第1のベース部材14と、この第1のベース部材14の裏側(下側)、すなわち頭皮に接する側に取り付けられた第2のベース部材15と、から構成されている。
第1のベース部材14としては、ネット部材で構成することもできるが、本発明では特に、ヒトの頭皮に極めて類似する人工皮膚部材を用いることが好ましい。この人工皮膚部材の材料は、例えばウレタン樹脂やシリコン樹脂のような軟質合成樹脂にて肉薄に成形することができる。ウレタン樹脂やシリコン樹脂のように軟質の合成樹脂はある程度の弾力性を有し伸縮性を有しているためフィット感に優れている。この人工皮膚製の第1のベース部材14には、かつら10の表面での光沢をなくすための艶消し処理が施されていることが好ましい。
また、第2のベース部材15としては、人工皮膚部材を用いてもよいが、本発明では特にネット部材を用いるのが好ましい。網目をもったネット部材の材料としては、ナイロンのモノフィラメントにて、所定間隔をあけて織成又は編成したもの、或いはナイロンモノフィラメントを複数本縦方向に配置した縦糸群と縦糸群と直交する方向に複数本配置した横糸群とを互いに重ね合わせたうえで、それらの交点を接着することにより形成したものが使用できる。
このネット部材15のメッシュ、すなわち網目は、例えば30〜60メッシュ/インチとし、ネット部材15を構成するフィラメントの太さ(直径)は、例えば80〜120μm(0.08〜0.12mm)とすることができる。一例としてナイロンストッキングのような細メッシュを有する薄い素材が、軽量で且つ通気性に優れるので好適である。
上記毛髪12は、人毛又はナイロンやポリエステルなどで作った人工毛からなっており、40〜100μm程度のヒトの頭髪と同程度の直径に形成される。この毛髪12は第2のベース部材15としてのネット部材の縦横のフィラメント又はその交点に対して取り付けられる。
図4に示すように、毛髪12のネット部材への植設は、1本又は2,3本の毛髪12を二つ折りにして一対とした各毛髪12a,12bの折り返し部分に、専用の鉤針を引っ掛けて、第2のベース部材15に結び目12cを形成して結着することで取り付けられる。そして、植設された毛髪12の一対12a,12bは、表側(上側)に配置された人工皮膚製の第1のベース部材14を貫通して裏側から表側に引き出される。図4では1本の毛髪12を用い、折り返した部分を第2のベース部材15に対して、紐などを結ぶときに用いられる公知の結び方、例えばひばり結び、まき結び、左右結びなど、あるいはこれらを応用した結び方などで結着することで、一対の毛髪12a,12bを取り付けた状態を示している。
このように、毛髪12が第1のベース部材14の裏面に直接接触している部分は、基本的には上記第2のベース部材15に植設された結び目12c部分であり、1本の毛髪を二つ折りにした場合は、毛髪2〜4本分程度の結び目の長さしかないことになる。従って、毛髪の直径を50μm程度とすると、第1のベース部材14の裏面に直接接触している毛髪12の部分はせいぜい、約100〜400μm、即ち、約0.1〜0.4mmほどのほぼ点状で接触している程度にすぎない。これは従来のかつらの針足の0.5乃至2mm程度に対して、1/5程度にすぎず、かつら10の外部から視認することができない。また実際は、一対の毛髪12a,12bがその結び目12cのほぼ真上に配置されるので、第1のベース部材14の上方からこの結び目12cが透かして見えることは全くない。
ここで、第2のベース部材15としてのネット部材は、第1のベース部材14と同様に使用者の頭部形状に対応する膨出状に形成されることが好ましいが、この第2のベース部材15に毛髪12を結着する場合は、膨出状の表面側から毛髪12を結着する方法、又は凹状となった裏面側から毛髪12を結着する方法の何れであってもよい。前者による場合は毛髪の結び目が表面側に突出するが、後者による場合は毛髪の結び目が裏面側に位置することになる。
なお、第2のベース部材15の裏面側から毛髪12を結着した場合、結び目12cが頭皮に当接してザラつくときは、毛髪12を第1のベース部材14表面に引き抜いた後、第2のベース部材15の裏側から、有機溶剤で希釈した裏コーティング剤を塗布し、第2のベース部材15と第1のベース部材14に対してこの溶液を付着して硬化することで結び目12cを覆って裏コーティング13を施せばよい。裏コーティング13は、第2のベース部材15全体を覆うように塗布されて乾燥された、例えばゴム弾性を有する合成樹脂溶液、好ましくは第1のベース部材14と同系の材料から構成することにより、第2のベース部材15を毛髪の結び目12cと共にサンドイッチ状に被覆することができる。
第2のベース部材15に植設した毛髪12は、上記したように一対12a,12bで第1のベース部材14の表面に引き出される。この引出し作業は、第1のベース部材14の人工皮膚の表面から鉤針16(図6参照)を貫通し、毛髪の一対12a,12bを引っ掛けて、そのまま鉤針16を引き戻すことで、鉤針16を刺した人工皮膚14の貫通孔14aから一対の毛髪12a,12bを引き抜くことができる。従って、第1のベース部材14の人工皮膚に形成される一つの貫通孔14aから、同時に一対の毛髪12a,12bをほぼ垂直方向に上方へ引き抜くことから、人工皮膚には毛髪の結び目も形成されず、またその裏側に針足が形成されることもないので、恰もヒトの毛穴から2本の頭髪が生育しているかの如き自然な外観を呈することができる。因みに、ヒトの頭髪は一つの毛穴から、2,3本程度の頭髪が生えているのが通常であるので、この点でも自然感が増すので好ましい。
図4に示すように、第1のベース部材14を人工皮膚とした場合は、軟弾性を有することから、鉤針で形成された貫通孔14aの径が多少大きくなっても、この軟弾性により貫通孔14aが縮径するので、引き出された一対の毛髪12a,12bは貫通孔14aの収縮力Fによってしっかりと支持されることになる。従って、第1のベース部材14の貫通孔14aの収縮作用によって一対の毛髪12a,12bが上方に向かって保持されるので、植設された毛髪12の立ち上がりがよく、全体として少ない毛量でボリューム感が豊かなかつらが構成されることができる。
なお、第1のベース部材14としてネット部材を用いる場合は、ネットの網目を貫通孔14aとして利用し、この網目から鉤針を挿し込んで、第2のベース部材に植設した一対の毛髪12a,12bを引っかけて上方へ引き出すようにすればよい。ただし、貫通孔14aとして利用するネットの網目は通常、収縮作用を有していないので、引き出した毛髪の立ち上がりの点では人工皮膚に及ばない。
本発明のかつら10は以上のように構成されており、かつらベース11が、例えば人工皮膚製の第1のベース部材14とその裏側に配置された、例えばネット部材から構成した第2のベース部材15から成る積層構造を有しており、毛髪12が第2のベース部材15だけに植設され、第1のベース部材14には植設されず、単に第1のベース部材14の裏側から表側に引き出されているだけである。従って、第1のベース部材14には植設で生じる針足が形成されず、また、第2のベース部材15に形成される毛髪12の結び目12cは引き出される毛髪12a,12bの下側に位置しているので、第1のベース部材14の表側から透けて見えるようなこともない。
このように、一対の毛髪12a,12bは、第1のベース部材14の裏側から表側に単に引き抜くだけであるので、第1のベース部材14の表面に結び目は形成されておらず、また、その裏面には針足も形成されていないので、かつらベース11に植設した毛髪12が、第1のベース部材14から直接生えているように見え、毛髪12が、あたかも毛穴から生えているような自然な外観を呈する。したがって、かつら10の存在が露顕してしまうおそれが低減する。
また、第1のベース部材14が軟弾性の人工皮膚で成っているとその貫通孔14aから引き出された一対の毛髪12a,12bは貫通孔14aの収縮作用によってしっかりと保持されるので、各毛髪12a,12bは根元で倒伏することなく上方に向かって立ち上がった状態で保持されるので、全体として少ない毛量でボリューム感の豊かなかつらを構成することができる。
次に、本発明に係るかつらの製造方法について、図5乃至図7を参照して説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態によるかつらの製造方法の各工程を順次に模式的に示す断面図である。図5(A)に示す第1の工程として、第1のベース部材として人工皮膚部材14に対して第2のベース部材としてネット部材15が配置され、人工皮膚部材14とその裏側に配置されたネット部材15とでなるかつらベース11が形成される。人工皮膚部材14に対するネット部材15の固定は、例えばこれらをそれぞれ成形した後、人工皮膚部材14の裏側所定位置にネット部材15を配置し、全体に接着剤を薄く塗布してネット部材15を仮止め接着してもよく、或いはこれらを重ね合わせて、周囲又は適宜の箇所でスポット熱溶着するか、縫着するなど適宜の手段を採り得る。
人工皮膚部材14及びネット部材15は、頭部の寸法などにより標準化したものから選択した頭部形状類似のものや、使用者の頭部形状に合わせて型取りして成形されることができる。ネット部材15は人工皮膚部材14の裏側の凹状湾曲に沿って配置するため、好ましくは、人工皮膚部材14の曲率に一致した凸状湾曲表面を持つように成形する。
次に、図5(B)に示す第2の工程として、かつらベース11の裏側、即ちネット部材15に対してその凹状の裏側から、毛髪12を取り付ける。植設作業は、例えばかつらベース11を裏表反転した状態で、すなわち、ネット部材15の裏側を上側にした状態で頭部形状の雄型18などに保持して行う。
人工皮膚部材14とネット部材15とを上記のように接着剤で仮止めしたものに対して植設する場合は、鉤針16の鉤部16aでネット部材15を構成するフィラメントを引っ掛けて少し持ち上げると、接着力を弱くしているため、仮止めされた周囲の領域にてネット部材15が人工皮膚部材14から部分的に剥がれる。その後、人工皮膚部材14から浮き上がって僅かに離反したネット部材15の部分に、図5(C)に示すように、鉤針16を用いて毛髪12の部分を、紐などを結ぶときに用いられる公知の結び方、例えばひばり結び、まき結び、左右結びなど、あるいはこれらを応用した結び方などで植設する。この際、例えば毛髪12の折り返し部分を鉤部16aで引っ掛けてネット部材15のフィラメントに一周り巻き付けた後、その折り返し部分のループに一対の毛髪12a,12bを挿入して引き抜くことにより、図示のように結び目12cが形成される。緩まないようこの後でさらに1,2回結着してもよい。このようにしてネット部材15の全体に所定の毛量で植設作業を行う。
ネット部材15への植設作業が完了したら、図6(D)に示す第3の工程として、再びかつらベース11を反転して、人工皮膚部材14が上側にくるようにして頭部形状の雄型18に保持する。この状態では、人工皮膚部材14の下側にネット部材15が位置し、ネット部材15と雄型との間にネット部材15に植設された毛髪12が保持される。このように保持して、上方の人工皮膚部材14の表面から、人工皮膚部材14の所定位置14aにて鉤針16を挿入する。
この鉤針16で人工皮膚部材14を貫通して貫通孔14aを形成し、その先端の鉤部16aにより毛髪12の2本(一対)の毛髪12a,12bを引っ掛けて貫通孔14aから鉤針16を引き抜くことで、図6(E)に示すように、この一対の毛髪12a,12bが人工皮膚部材14の表側に引き出される。
なお、引き出された一対の毛髪12a,12bは、軟弾性の人工皮膚部材14の貫通孔14aの収縮作用によりきつく保持されるので、毛髪の根元から立ち上がって上方に向かって延びることになる。
このようにして、毛髪12がかつらベース11に対して植設され、以上の工程を繰り返すことによって、多数本の毛髪12がかつらベース11に植設されることになる。なお、上記工程において、全植設量を適宜分割(例えば、数回)し、所定の毛量だけをネット部材に植設して人工皮膚部材14の表側に引き出し、この作業を繰り返してもよい。
所定毛量の全ての毛髪12がかつらベース11に対して植設された後、必要により第4の工程として、図6(F)に示すように、裏コーティング13を施すことができる。
この場合、第3工程完了後、ネット部材15の上から、有機溶剤で希釈した毛髪固定用溶液を塗布し、ネット部材15と人工皮膚部材14に対してこの溶液を付着して硬化することで結び目12cを覆って裏コーティング13を施す。毛髪固定用溶液は、例えばゴム弾性を有する合成樹脂溶液、好ましくは人工皮膚部材14と同系の材料から構成することにより、ネット部材15を毛髪の結び目12cと共にサンドイッチ状に被覆することができる。これにより、植設された毛髪12の結び目12cが裏コーティング13により完全に覆われ固定されるので、この結び目12cが頭皮に当接してザラつくことなく、フィット感良く頭皮に装着することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るかつらの製造方法について、図7を参照して説明する。図7(A)において、第1のベース部材として人工皮膚部材14と第2のベース部材としてネット部材15とをそれぞれ別個に形成する工程は、第1の実施形態の第1工程と同様である。
本実施形態では、図7(B)及び(C)に示すように、第2の工程として、ネット部材15を人工皮膚部材14に配置するに先立って、ネット部材15に対して毛髪12を植設する。この場合、植設した毛髪が、ネット部材15の表側、即ち凸状表面側に延びるように植設してもよく、或いは、裏側、即ち凹状裏面側に延びるように植設してもよい。図7(B)では凹状裏面側に延びるように植設した例を示している。なお、ネット部材15への植設作業は第1実施形態と同じであるので説明を省略する。
次に、第3の工程として、図7(D)に示すように、毛髪12を植設したネット部材15の凸状表面側を人工皮膚部材14の凹状内面に密接して配置して固定する。この場合、例えば、人工皮膚部材14の凹状内面の全面又は周囲などに接着剤を塗布してネット部材15の凸状表面側を位置合わせして接着するか、これらを位置合わせして周囲を縫糸などで仮止めすればよい。或いは、ネット部材15及び人工皮膚部材14を順次頭形雄型18に保持して位置合わせ後、ピン止め又は周囲をテープ等で保持するようにしてもよい。
このようにして雄型18に保持した後、第4の工程として、第1の実施形態と同様に、人工皮膚部材14の表面から鉤針16を挿入し、その先端の鉤部16aに一対の毛髪12a,12bを引っ掛けて、人工皮膚部材14の貫通孔14aから鉤針16を引き抜くことで、各毛髪12a,12bを人工皮膚部材14の表側に引き出す。この一連の作業は、第1の実施形態の説明で用いた図6(D),(E)と同様であるので、図示を省略する。
引き出された一対の毛髪12a,12bが、人工皮膚部材14の貫通孔14aの収縮作用によりきつく保持され、毛髪の根元から立ち上がって上方に向かって延びることは、前記第1の実施形態の場合と同じである。
このようにして、毛髪12aがかつらベース11に対して植設され、以上の工程を経て多数本の毛髪12がかつらベース11に植設されることになる。
所定毛量の全ての毛髪12をかつらベース11に植設後、必要に応じて第5の工程として、第1の実施形態の図6(F)と同様にして、ネット部材15の上から結び目12cを覆うように裏コーティング13を施すことにより、毛髪12の結び目12cが完全に覆われて固定され、かつらをフィット感良く頭皮に装着することができる。
上記の製造方法においては、専ら第2のベース部材15をネット部材として説明したが、第2のベース部材15は人工皮膚部材であってもよい。
実施例として、本発明によるかつら10を、本発明の第1の実施形態による製造方法で製造した。
予め用意したかつら被着者の頭部形状の雄型を利用し、熱可塑性樹脂であるウレタン樹脂を所定の厚みで塗布乾燥して成形して被着者の頭部形状に沿った凸状に湾曲した人工皮膚部材により第1のベース部材14を作製した。
また、別途、上記頭部形状の雄型にネットを被覆し、熱硬化性のウレタン樹脂を有機溶剤で希釈した溶液を塗布した後に、100℃前後で加熱して、頭部形状に湾曲した形態付けを行い、第2のベース部材となるネット部材15を作製した。
次に、人工皮膚部材14を裏返して、上記雄型に張り付け、この人工皮膚部材14上に、同様に裏返したネット部材15を被せた。そして、人工皮膚部材14の有機溶剤を塗布し、所定の温度で所定時間乾燥させ、人工皮膚部材14にネット部材15を仮固定し、かつらベース11を作製した。この際、植設を容易に行うために、ネット部材15が、人工皮膚部材14に完全に埋まらない程度に薄く塗布して一体化させた。
第2の工程として、上記雄型上に人工皮膚部材14及びその上にネット部材15を被せて保持した状態で、ネット部材15に対して毛髪12の植設を行った(図5(B)及び(C)参照)。植設は、長さ30cmのナイロンフィラメントによる人工毛の中央部分を二つ折りにし、この折り返し部分を植設針に引っ掛け、ネット部材15を構成するフィラメントに巻回して結び目12cを作ることで、長さ約15cm程度の一対の毛髪12a,12bとし、この作業を繰り返して所定の毛量になるように植設を行った。
次に、第3の工程として、雄型から外して、人工皮膚部材14が最上部にくるよう反転し、再び雄型18に取り付けた。即ち、雄型上に順次、毛髪、ネット部材15、人工皮膚部材14が配置されるよう保持して、人工皮膚部材14の表面側から鉤針16を突き刺しこの鉤針16で人工皮膚部材14に貫通孔14aを作って貫通させて、先端の鉤部16aで毛髪12の一対の毛髪12a,12bを引っ掛け、図6(E)に示すように、上記貫通孔14aを戻って毛髪の自由端側を人工皮膚部材14の表側に引き出した(図6(D)及び(E)参照)。このようにして、植設した全ての毛髪12を、人工皮膚部材14の表面側に引き出すことで、かつら10を製造した。
(比較例)
かつらベースとして、人工皮膚部材14だけでネット部材15を有していない従来のかつらを、実施例1と同じ毛髪、毛量で、V型植設を用いて製作した。
次に、実施例及び比較例の外観検査を行った。
実施例のかつらの場合は、人工皮膚の裏側に配置したネット部材だけに毛髪を植設しており人工皮膚部材には植設していないため、恰も頭皮の中で生育した2本の毛髪が一つの毛穴から生えているように見え、また、V植えもしていないため針足部がなく、そのため比較例のように線状の針足部が透けて視認されることもなく、比較例に比べて、とくに毛髪の生え際にて自然感があり、見栄えに優れたものであった。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は実施形態にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で適宜変更等が可能である。さらに、上記実施形態で説明した具体的数値等は、必要に応じて適宜変更可能である。
図1は、本発明のかつらの構成を模式的に示す部分拡大断面図である。 図1のかつらで使用されるかつらベースの構成を示す模式的な拡大平面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 かつらベースに毛髪を植設して表面に引き出した状態を示す部分拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態によるかつらの製造方法の各工程を順次に模式的に示す断面図である。 本発明の第1の実施形態によるかつらの製造方法の各工程を順次に模式的に示す断面図である。 本発明の第2の実施形態によるかつらの製造方法の各工程を順次に模式的に示す断面図である。 従来のかつらの一例の構成を示す概略断面図である。 図8のかつらにおける植設方法の一例を示す拡大断面図である。
符号の説明
10:かつら
11:かつらベース
12:毛髪
12a,12b:毛髪部分
13:裏コーティング
14:第1のベース部材(人工皮膚部材)
14a:所定位置
15:第2のベース部材(ネット部材)
16:鉤針
16a:鉤部
18:雄型

Claims (16)

  1. かつらベースとかつらベースに取り付けた毛髪とで構成されるかつらにおいて、
    上記かつらベースが、第1のベース部材と該第1のベース部材の裏側に配置された第2のベース部材とから構成されており、
    上記毛髪が、上記第2のベース部材に取り付けられると共に、上記第1のベース部材を通って、該第1のベース部材の表側に延びていることを特徴とするかつら。
  2. 前記毛髪を二つ折りにして、この折り返し部分を前記第2のベース部材に取り付けることで一対の毛髪とし、該一対の毛髪が前記第1のベース部材に形成された一つの貫通孔から引き抜かれて表側に延びていることを特徴とする、請求項1に記載のかつら。
  3. 前記一対の毛髪が、前記第1のベース部材の貫通孔の収縮作用によりほぼ垂直方向に保持されて上方へ引き抜かれていることを特徴とする、請求項2に記載のかつら。
  4. 前記第2のベース部材の裏側に、さらに毛髪固定用接着剤の塗布が施され、取り付けられた毛髪が上記毛髪固定用接着剤によって被覆固定されることを特徴とする、請求項1に記載のかつら。
  5. 前記第1のベース部材が人工皮膚からなることを特徴とする、請求項1又は3に記載のかつら。
  6. 前記第2のベース部材がネット部材からなることを特徴とする、請求項1又は4に記載のかつら。
  7. 第1のベース部材とその裏側に配置した第2のベース部材とでかつらベースを形成する第1の段階と、
    上記第2のベース部材に毛髪を取り付ける第2の段階と、
    その後、上記第2の段階で取り付けた毛髪を上記第1のベース部材の裏側から表側に引き出す第3の工程と、
    を備えたことを特徴とする、かつらの製造方法。
  8. 第1のベース部材とその裏側に配置する第2のベース部材とを別個に形成する第1の段階と、
    上記第2のベース部材に対して裏側から毛髪を植設する第2の段階と、
    上記第2のベース部材の表側に上記第1のベース部材を配置する第3の段階と、
    その後、上記第2の段階で取り付けた毛髪を上記第1のベース部材の裏側から表側に引き出す第4の段階と、
    を備えたことを特徴とする、かつらの製造方法。
  9. 前記第2のベース部材に取り付けた毛髪を前記第1のベース部材の表側に引き出す工程が、前記第1のベース部材の表側から鉤針を貫通させて、その貫通孔から前記第2のベース部材に取り付けた毛髪を前記第1のベース部材の表側に引き出すことを特徴とする、請求項7又は8に記載のかつらの製造方法。
  10. 前記第1のベース部材の一つの貫通孔から、一対の毛髪が引き抜かれることを特徴とする、請求項9に記載のかつらの製造方法。
  11. 前記一対の毛髪が、前記第1のベース部材の貫通孔の収縮作用でほぼ垂直方向に保持されて上方へ引き抜かれることを特徴とする、請求項10に記載のかつらの製造方法。
  12. 前記第2のベース部材の裏側に、さらに毛髪固定用接着剤の塗布が施され、取り付けた毛髪が上記毛髪固定用接着剤によって被覆固定されることを特徴とする、請求項7又は8に記載のかつらの製造方法。
  13. 前記第2のベース部材を第1のベース部材の裏側に接着又は縫着して配置することを特徴とする、請求項7又は8に記載のかつらの製造方法。
  14. 前記第2のベース部材を前記第1のベース部材へ接着する際、接着用溶液を薄く塗布することにより仮止め接着することを特徴とする、請求項7又は8に記載のかつらの製造方法。
  15. 前記第1のベース部材が人工皮膚からなることを特徴とする、請求項7又は8に記載のかつら。
  16. 前記第2のベース部材がネット部材からなることを特徴とする、請求項7又は8に記載のかつら。
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