JPH04361604A - かつら及びその製造法 - Google Patents

かつら及びその製造法

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JPH04361604A
JPH04361604A JP19895591A JP19895591A JPH04361604A JP H04361604 A JPH04361604 A JP H04361604A JP 19895591 A JP19895591 A JP 19895591A JP 19895591 A JP19895591 A JP 19895591A JP H04361604 A JPH04361604 A JP H04361604A
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JP
Japan
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hair
sheet
knots
wig
knot
Prior art date
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Application number
JP19895591A
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English (en)
Inventor
Nobuko Yamamoto
山本 のぶこ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシートを利用する、手植
えによるかつらの製造法において、高能率の植毛と、毛
抜けの少ない、外観の優れた、高品質のかつらを得る方
法である。
【0002】
【従来の技術】従来シートに毛髪素材を手植えにて植毛
する方法は、図7、8、9に示したごとく3種類ある。
【0003】図7は、いわゆるV植毛法といはれるもの
である、植毛作業が比較的簡単であり、また植毛外観も
、毛が比較的垂直な状態で立つており自然に近いが、シ
ートの裏側で0.1〜1.0mmの距離の露出部であり
、この部分を接着剤でコーティングして裏面に固定する
が、露出部が短いのて固定効果が低く、かつら使用中の
ブラッシングなどの繰り返し応力によって毛抜けを発生
する傾向が大きい。シート素材としてシリコン樹脂を使
った場合には接着剤との接着性が悪い為に固定効果が更
に下がる。植毛作業工程としても、毛髪素材の一端をシ
ートの表側から裏側へ通して0.1〜1.0mmの距離
で又表側へ突き出すという工程が必要であり、煩雑であ
る。
【0004】図8はは1本掛け植毛である。これは毛根
部で結び目を作り、毛の一方の端を結び目から外した状
態のものである、この方法は毛髪素材をシートに直接結
び付ける為に結び目が破れ易く、又毛の方向が直立せず
ランダムな方向に向くために毛並を揃えにくい、又毛根
に結び目ができるのて外観を著しく悪くしている。従っ
てかつらの生え際や、分け目部分には応用できない欠点
がある。
【0005】図9は2本掛け植毛である、毛根部に結び
目を作り毛の両端を通して締め付けて固定する方法であ
る。これは最も頻用される手植え植毛法であるがシート
の狭い幅に結び込むのであるから、結んだ部分が使用中
に破れ易い、又結び目が毛根部に露出するために外観が
汚くなる欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】シートを使用して、こ
れに手植えで植毛する方法にて、従来の方法では種々の
欠点があった。
【0007】1本掛け及び2本掛け植毛法ではシートの
毛根部がかつらとして使用中に破れ易い傾向がある。又
毛根部の結び目が外側から見えるために外観が悪い欠点
がありこれの改良が必要であある。
【0008】V植毛法では外観は比較的良いが、接着剤
で裏面の毛の露出部を固定しようとしても、充分な毛抜
けを防止できない問題がある。
【0009】シリコン樹脂を材料にしたシートは酸素透
過性、色調、風合、持久性、耐熱性着色性に優れ、高級
かつらのシート材として重用されるが、引き裂き強力が
非常に弱く、一旦破れ目が発生すると、使用中の屈曲作
用により容易に破れが全面に波及する傾向がある。又シ
リコン樹脂シートは接着性が非常に悪い。以上の2つの
欠点をカバーして、しかも品質の優れた美しいかつらを
製造する方法を研究した。
【0010】
【課題を解決するための手段】毛髪素材がシートの表面
に毛根をその結び目によって保持された状態のかつらを
作ることによって、従来のかつらにおける諸問題が解決
出来た。
【0011】図1には本特許の製品の植毛状態を示す。 2本の毛(2)を束にして結び目(4)を作り、この結
び目をシート(1)の裏面に配置して、シートを貫通し
て2本の毛がシート表面に直立している。この状態では
、もし大きな張力がかかると毛は簡単に抜けてしまうの
で、接着剤(3)で毛根としての結び目をシート裏面に
固定することにより安定化された植毛製品がえられる。
【0012】本特許の毛髪素材をシートに固定するため
の結び目は、1回巻の結び目でよいが、特殊な2重結び
目(ダブルウイーバーズノット)等でもよい。
【0013】結び目をシート裏面に効果的に、効率的に
配置する方法として、予めノッター等で適当な長さの毛
髪素材に結び目を作っておき、これを植毛時にシート裏
面にもってきて植毛針で毛端をシート表面に引き出すと
良い
【0014】シート素材としては、種々のものが使用出
来る。シリコン樹脂、ウレタン樹脂弗素樹脂、等が多く
使われている。厚さは100〜500ミクロンの範囲で
ある。
【0015】接着剤としては、ウレタン系、エポキシ系
、アクリル酸系、ゴム系、シリコン系のものが使われる
【0016】毛髪素材としては種々のものが使用される
。例えば人毛、モダアクリル系、塩化ビニール系、ポリ
アミド系、ポリエステル系等が使用される。このうちポ
リエステル系は優れた素材であるが、溶融紡糸のため表
面が滑らかで、表面の反応性が低いので種々の接着剤に
たいして接着性が最も低いために、従来のV植毛ではど
の様な接着剤をもってきても毛根の固定が不可能であっ
たが、本発明の方法により解決された。
【0017】
【作用】本発明のかつらは、手植え方式によるかつらの
品質の改良に著しい進歩をもたらすと共に、製造工程の
合理化に資するものである。
【0018】
【実施例】以下に実施例の1つを示す。図1のごとく市
販のポリエチレンテレフタレートよりなる35デニール
の人工毛を原料として使用する。この人工毛を30cm
に切断し、2つに折る。
【0019】図3のごとく両端の部分に結び目を1つ作
る。
【0020】図4のごとくシリコン樹脂を原料にした厚
さ350ミクロンの肌色のシートの表面より植毛針を差
込み、裏面にある毛のループに引っかけて結び目が裏面
に当たる迄表に引き出す。
【0021】図5のごとくポリエーテル系のポリウレタ
ン樹脂のトルオール・エチールセロソルブ混合溶剤20
%溶液を裏面に塗布し、毛根の結び目が充分埋没するま
で塗布し、常温で2時間乾燥し、次いで120℃で10
分間熱処理する。
【0022】図5のごとく表面の毛のループを切断して
2本の直立した毛をうる。
【0023】表1に本実施例の植毛品の引き抜き強度と
従来のV植毛品の比較値を示す。
【表1】
【0024】
【発明の効果】シートにシリコン樹脂のような引裂強力
の低いものを使用しても、毛根の部分から裂けてくるこ
とが少ない。
【0025】かつらの外観において、毛がシート面にた
いして直角に立つので、人間の毛髪の状態と似ており毛
並が美麗になる。又調髪が容易で仕上げが簡単である。
【0026】接着性の悪いポリエステル系の毛髪を使用
しても毛抜けが少ない。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のかつらの要部の断面図
【図2】本発明
のかつらの植毛工程図
【図3】本発明のかつらの植毛工程図
【図4】本発明のかつらの植毛工程図
【図5】本発明のかつらの植毛工程図
【図6】本発明のかつらの植毛工程図
【図7】従来の植毛方法を示す図
【図8】従来の植毛方法を示す図
【図9】従来の植毛方法を示す図
【符号の説明】
1          シート 2          毛髪材料 3          接着剤 4          結び目

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】      毛髪素材がシート裏面に毛根
    をその結びめで保持され、接着剤にて固定されたかつら
  2. 【請求項2】      あらかじめ毛髪素材に結び目
    を設け、その毛髪素材の一端をシート裏面より表に抜き
    出し、その結び目でシートに毛髪素材を保持させ、その
    結び目を含む毛根を接着剤にて裏面に固定する方法。
JP19895591A 1991-05-09 1991-05-09 かつら及びその製造法 Pending JPH04361604A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0822209A3 (en) * 1996-08-01 1998-04-29 Ausimont S.p.A. Polymeric films for prosthesis
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