JP2006177623A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2次熱交換器の水管内の水抜き作業や、潜熱回収に伴って発生する凝縮水の処理などを適切に行なうことができ、しかも熱交換効率が高い給湯装置を提供する。
【解決手段】燃焼器3により発生された燃焼ガスから潜熱を回収するための2次熱交換器Bを備えている給湯装置A1であって、2次熱交換器Bの水管5は、その長手方向の第1端部50aがこれとは反対の第2端部50bよりも高さが低くなるように傾斜しているとともに、入水口60Aおよび出湯口60Bを有するヘッダ部6Aは、水管5の第1端部50aに連設されており、2次熱交換器Bのケース7は、前記潜熱の回収に伴って水管5から滴下する凝縮水を受ける底壁部70bを有し、この底壁部70bは、水管5と同方向に傾斜している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃焼器により発生させた燃焼ガスと熱交換器の水管との熱交換により湯を生成するタイプの給湯装置、さらに詳しくは、燃焼ガスから顕熱および潜熱を回収可能とされた給湯装置に関する。
給湯装置としては、顕熱回収用の1次熱交換器に加え、潜熱回収用の2次熱交換器を備えたものがある(たとえば、特許文献1〜4を参照)。このような給湯装置によれば、燃焼ガスから顕熱のみならず、潜熱をも回収するため、熱交換効率を高めることができる。ただし、燃焼ガスから潜熱を回収すると、燃焼ガス中の水蒸気が凝縮し、多量の凝縮水が発生する。一般的に、この凝縮水は、燃焼ガス中の硫黄酸化物や窒素酸化物などを吸収したPH3程度の強酸性となる。
前記したような給湯装置においては、熱交換器全体の製造コストを廉価にすることを目的として、1次熱交換器の材質をたとえば銅製としているのが一般的である。ただし、このような材質では、耐酸性を有しないため、この1次熱交換器については、熱回収に伴って強酸性の凝縮水が発生しないように設計する必要がある。また、燃焼器との組み付け性なども考慮する必要がある。このように、1次熱交換器の設計にあたっては種々の制約がある。これに対し、2次熱交換器は、強酸性の凝縮水に対する耐食性をもつようにたとえばステンレス製とされているが、1次熱交換器のような設計上の制約は少ない。このため、従来においては、2次熱交換器の水管として、1次熱交換器の水管よりも小径の細管を用いるなどして、潜熱回収量を多くするようにされている。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、改善すべき点があった。
第1に、給湯装置を寒冷地に設置してその運転を停止させておく場合、熱交換器の水管内の凍結を防止する必要がある。凍結防止用のヒータを利用することなく凍結を防止するには、水管内の水抜きを行なわねばならない。この場合、1次熱交換器については、水管径が比較的大きいために、水管内の水は円滑に排出され、その水抜き作業は容易である。ところが、2次交換器については、水管径が小さくされているのが一般的であるため、水管内において発生する水の表面張力に起因して、水管内の水を外部に円滑に排出させることが難しくなっていた。その結果、水管内に水が残留したままとなって、この水が凍結する虞れがあった。また、凍結防止目的以外として、たとえば給湯装置のメンテナンス作業時にも水管内の水抜きを行なわねばならない場合があるが、従来においては、このような場合にも不便を生じていた。
第2に、潜熱回収に伴って水管表面に発生する凝縮水は、その一部分は水管の下方に滴下するものの、それ以外の多くは、比較的長い時間にわたって水管表面に付着したままとなっている。このため、燃焼ガスと水管との熱交換が前記凝縮水によって妨げられることとなって、熱交換効率が低くなる不具合があった。
第3に、前記凝縮水は、既述したとおり、強酸性であるのが一般的である。したがって、この凝縮水が給湯装置の2次熱交換器以外の部分に向けて流れ、かつその部分が汚染されることを簡易かつ合理的な手段によって適切に防止することが望まれる。
なお、従来の給湯装置の他の例としては、特許文献5に記載されたものがある。同文献に記載された給湯装置においては、2次熱交換器の水管が傾斜しており、水管表面に発生した凝縮水は水管の下端部に向けて流れ、またその流れの途中において加熱されることにより蒸発するようにされている。このような手段によれば、給湯装置の外部に凝縮水を排出させないようにすることが可能である。ところが、給湯装置を運転させる場合、その運転状況は一定ではなく、たとえば2次熱交換器の水管表面で発生した凝縮水の量が非常に多い場合などには、その一部がそのまま水管の下方に滴下し、その下方領域が汚染される虞れがある。また、凝縮水が水管の下端部に到達するまでの間にその全量が蒸発せず、未蒸発の凝縮水が水管の下端部に到達してその下方に流れ、その下方領域が汚染される虞れもある。さらに、前記文献に記載の給湯装置においては、水管が傾斜しているために、水管内の水抜きを行なう場合、本来的にはその傾斜を利用して水の排出を円滑に行なわせることが可能である。ところが、前記文献に記載の給湯装置には、水抜きを的確に行なうための具体的な手段はなんら設けられておらず、水抜き作業を容易かつ適切に行なうことはできない。
従来においては、上記事項以外にも、次に述べるような改善すべき点があった。
すなわち、2次熱交換器の具体例としては、ケース内に水管を収容し、1次熱交換器を通過してきた燃焼ガスが前記ケースの後壁部に設けられた給気口から前記ケース内に進入するようにしたものがある。前記ケース内に進入した燃焼ガスは、水管との熱交換を終えると、前記ケースの前壁部の排気口から外部に排出される。また、前記ケースは、底部を有しており、熱交換によって発生した凝縮水が水管から滴下すると、この凝縮水は前記底部によって受けられるようになっている。このような2次熱交換器を備えた給湯装置においては、2次熱交換器のケース内に進入した燃焼ガスが、前記ケースの底部上に滴下した凝縮水を加熱する場合がある。前記燃焼ガスがケース内に進入した直後であると、未だこの燃焼ガスは高温であるため、前記凝縮水は高温で加熱されることとなって極めて短時間(瞬時)に蒸発する。すると、大きな蒸発音が発生する。従来においては、この蒸発音が耳障りな騒音となって、不快感を与えたり、あるいは給湯装置が異常であるとの誤認を生じさせる場合があり、このようなことを解消することも要請される。
特開平7−167586号公報 特開平9−159282号公報 特開2004−245515号公報 特開2004−61069号公報 特開2002−39623号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、2次熱交換器の水管内の水抜き作業や、潜熱回収に伴って発生する凝縮水の処理などを適切に行なうことができ、しかも熱交換効率が高い給湯装置を提供することをその課題としている。また、本発明は、凝縮水の蒸発音が発生することを適切に防止し、または抑制することが可能な給湯装置を提供することを他の課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される給湯装置は、燃焼器により発生された燃焼ガスから顕熱を回収するための1次熱交換器と、前記燃焼ガスから潜熱を回収するための2次熱交換器と、を備えており、前記2次熱交換器は、前記1次熱交換器を通過してきた燃焼ガスを内部に流入させてから外部に排出可能とする給気口および排気口を有するケースと、このケース内に配され、かつ前記燃焼ガスとの熱交換を行なう水管と、この水管への入水および出湯を行なわせるための入水口および出湯口を有するヘッダ部と、を備えている、給湯装置であって、前記水管は、この水管の長手方向の第1端部がこれとは反対の第2端部よりも高さが低くなるように傾斜しているとともに、前記入水口および出湯口を有するヘッダ部は、前記第1端部に連設されており、前記ケースは、前記潜熱の回収に伴って前記水管から滴下する凝縮水を受ける底壁部を有し、この底壁部は、前記水管と同方向に傾斜していることを特徴としている。
このような構成によれば、次に述べるような効果が得られる。
第1に、2次熱交換器の水管は傾斜しており、かつこの水管の高さが低い側の第1端部に入水口および出湯口を有するヘッダ部が設けられている。したがって、前記水管として小径のものが用いられている場合であっても、前記水管の傾斜を利用して水管内の水を前記ヘッダ部に向けて流れさせ、かつこのヘッダ部を介して外部に排出させることが可能となる。したがって、水管内の水抜き作業を容易かつ迅速に行うことができる。
第2に、潜熱回収に伴って2次熱交換器の水管表面に凝縮水が発生すると、この凝縮水は、水管の傾斜にしたがい、この水管を伝うようにして第1端部に向けて速やかに流れていく。したがって、水管表面の広い範囲にわたって凝縮水が長い時間付着したままとなることが解消され、燃焼ガスと水管との熱交換が凝縮水によって妨げられることは抑制される。したがって、潜熱回収量を多くし、熱交換効率を高めることができる。
第3に、2次熱交換器の水管から凝縮水が滴下した場合、この凝縮水は2次熱交換器のケースの底壁部によって受けられてから、この底壁部の傾斜に沿って流れ、一定箇所に集められる。したがって、給湯装置の他の部分が凝縮水によって汚染されることが防止されることは勿論のこと、前記底壁部によって一定箇所に集めた凝縮水をたとえば中和器に供給するといったことも適切に行なうことができる。
第4に、2次熱交換器の水管とケースの底壁部とは、同方向に傾斜しているために、水管を伝って第1端部に向かう凝縮水と前記底壁部上を流れる凝縮水とを一纏めにすることもできる。したがって、前記凝縮水の排出処理などがより容易となる。
第5に、本発明によれば、2次熱交換器の水管とケースの底壁部とを略平行となるように同一方向に傾斜させ、水管と底壁部との隙間がそれらの長手方向各所において略均一な幅となるように設定することが可能である。水管と底壁部との隙間が略均一な幅にされていない場合には、隙間が大きい部分における水管の熱回収量が少なくなり、熱交換効率が低くなるが、本発明によれば、そのような虞れを無くし、熱交換効率を高くすることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ケースは、複数の壁部として、前記底壁部に加え、前記水管の上方に位置する上壁部と、前記給気口が設けられた後壁部と、前記排気口が設けられた前壁部とを有しているとともに、前記水管は、前記底壁部および上壁部の各内面と略平行に延びており、前記排気口は、正面視において前記水管が延びる方向に対して相対的に傾斜した方向に延びた形状に設けられ、前記ケースは、前記排気口の延びる方向が水平方向となるように、前記複数の壁部の全体が傾斜した姿勢に設けられている。
このような構成によれば、2次熱交換器のケースの取り付けに際しては、このケースの複数の壁部の全体が傾斜するように、このケース全体を傾ければよいこととなり、その取り付けが容易となる。とくに、前記ケースの排気口については、水管が延びる方向に対して相対的に傾斜した方向に延びており、ケース全体を傾けることによって水平に延びるようにしているために、ケースの複数の壁部を傾斜させつつ、排気口を水平に延びるように設定する作業も容易である。一方、排気口をそのように水平に延びるように設定しておけば、本発明に係る給湯装置を使用する場合の汎用性が高くなる。たとえば、集合住宅のパイプスペースなどに設けられている給湯装置用の排気口の接続部は、水平に延びた排気口に対応するように設けられているのが通例であり、このような用途に的確に適合することとなる。さらに、前記構成によれば、ケースの底壁部に加えて、ケースの上壁部についても水管と略平行とし、これら水管と上壁部との隙間をそれらの長手方向の各所において略均一な幅に設定することができる。したがって、熱交換効率をより高くすることが可能である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ヘッダ部は、前記水管の第1端部に繋がり、かつ前記入水口および出湯口がそれぞれ形成されている入水用および出湯用のチャンバを備えており、前記入水用および出湯用のチャンバの少なくとも一方には、このチャンバ内の湯水を外部に排出させるための補助排水口がさらに設けられている。
このような構成によれば、水管内の水をヘッダ部の入水用および出湯用のチャンバ内に流れ込ませた場合に、この水を補助排水口を利用して外部に排水することができる。したがって、水抜き作業がより容易化される。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ヘッダ部の入水口および出湯口の一方は、前記入水用および出湯用のチャンバの上部寄りに偏って設けられ、かつ他方は、下部寄りに偏って設けられており、前記補助排水口は、前記入水用および出湯用のチャンバのうち、前記入水口または前記出湯口が上部寄りに偏って設けられている側のチャンバに設けられ、かつその配置は、前記チャンバの下部寄りとされている。
このような構成によれば、ヘッダ部の入水口および出湯口の一方は高く、かつ他方は低くされて、それらに高低差が設けられているために、ヘッダ部に複数の水管が接続されている場合に、これら複数の水管のそれぞれに対する通水が適切に行なわれる。すなわち、前記構成とは異なり、たとえば入水口および出湯口がいずれも入水用および出湯用のチャンバの下部寄りの低い位置に設けられていると、入水用のチャンバに流入した水は、複数の水管のうち、高さが低い部分を重点的に流れることとなって、高さが高い部分の通水が不十分となる虞れがある。これに対し、前記構成によれば、そのような虞れが解消される。また、前記構成によれば、入水口および出湯口のうち、高さが高い側の一方から、チャンバ内の水の全量を外部に排出させることは難しくなるが、そのチャンバには補助排水口が低い高さに設けられているため、この補助排出口を利用して前記チャンバ内の水を適切に排出させることができる。したがって、入水口および出湯口の一方が高い位置に設けられていることに起因して水抜き作業性が悪化するという不具合はない。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記2次熱交換器のケースおよび水管の長さは、前記1次熱交換器の缶体幅よりも大きな寸法とされており、前記2次熱交換器は、その一部分が前記1次熱交換器の缶体の側方にはみ出すようにして、前記1次熱交換器に直接または間接的に接続されている。
このような構成によれば、2次熱交換器が1次熱交換器の缶体幅よりも長い寸法に形成され、その大型化が図られている。したがって、2次熱交換器による熱回収量を多くし、給湯装置全体の熱交換効率を高くすることができる。とくに、前記構成においては、2次熱交換器の大型化を図る手段として、水管を長くしているために、水管の本数を多くする必要はない。水管の本数を多くした場合には、水管の取り付け作業工程数が多くなるなどの理由から製造コストが高価となるが、前記構成によれば、そのような不具合を回避することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記2次熱交換器は、前記水管の第1端部寄り部分よりも第2端部寄りの部分の方が、前記1次熱交換器の缶体側方へのはみ出し寸法が大きくなるように設けられている。
このような構成によれば、2次熱交換器の水管の第1端部に連設されているヘッダ部を、1次熱交換器に接近させることができる。したがって、前記ヘッダ部と1次熱交換器との配管接続距離を短くし、配管接続作業を容易にできるといった利点が得られる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ヘッダ部の全体または一部は、前記ケース内に配されている。
ヘッダ部に低温の水を供給した場合、このヘッダ部の外表面に結露を生じる場合がある。前記構成によれば、ヘッダ部に結露が生じた場合に、その結露水をケースの底壁部に受けさせるなどして、前記結露水が給湯装置の他の部分に流れないようにすることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ヘッダ部は、前記水管の第1端部が接続された水管取付部材と、この水管取付部材に一端が固定して取り付けられた寸法規定部材と、この寸法規定部材の他端に一部分が当接するようにして前記水管取付部材に接合され、かつ前記水管取付部材との間に入水用または出湯用のチャンバを形成するヘッダカバーと、このヘッダカバーを前記寸法規定部材の他端に固定させるためのボルトと、を備えており、前記2次熱交換器のケースは、前記ヘッダカバーの外面側に重ね合わされた側壁部を有し、この側壁部は、前記ボルトによって前記ヘッダカバーとともに前記寸法規定部材に取り付けられている。
このような構成によれば、水管取付部材とヘッダカバーとの間隔を寸法規定部材によって正確に規定し、それら水管取付部材とヘッダカバーとの接合を適切に行なうことが可能となる。また、前記ヘッダカバーと2次熱交換器のケースの側壁部とは、互いに重ね合わされて共通のボルトによって寸法規定部材に取り付けられており、いわゆる「とも締め」構造とされている。したがって、それらを別々のボルトを用いて固定させる場合と比較すると、その構造は簡素となり、組み立て作業も容易となる。もちろん、ケースの側壁部をヘッダカバーの外側に重ね合わせた構成とすると、このヘッダカバーは必然的にケース内に配置されることとなり、ケース内にヘッダ部が配置された構造も容易に実現される。
本発明の第2の側面により提供される給湯装置は、燃焼器により発生された燃焼ガスから顕熱を回収するための1次熱交換器と、前記燃焼ガスから潜熱を回収するための2次熱交換器と、を備えており、前記2次熱交換器は、前記燃焼ガスとの熱交換を行なう水管と、この水管を囲み、かつ前記潜熱の回収に伴って前記水管から発生する凝縮水を底部に受けるケースとを備え、前記ケースの後壁部および前壁部には、前記1次熱交換器を通過してきた燃焼ガスをこのケースの内部に流入させてから排出させる給気口および排気口が設けられている、給湯装置であって、前記ケースには、前記給気口を通過した燃焼ガスが前記ケースの底部に向けて直接進行することを抑制する燃焼ガスの流れ規制手段が設けられていることを特徴としている。
このような構成によれば、1次熱交換器を通過した燃焼ガスが、2次熱交換器のケース内に給気口から流入する場合、前記燃焼ガスの流れ規制手段の作用により、この燃焼ガスが前記ケースの底部に向けて直接進行しないこととなる。したがって、前記ケースの底部に存在する凝縮水が、前記ケース内に流入した直後の高温の燃焼ガスによって加熱されることは無くなり、前記凝縮水が瞬時に蒸発して大きな蒸発音が発生することが適切に防止される。一方、高温の燃焼ガスがケースの底部に直接進行しないように規制されると、燃焼ガスはその分だけ水管に向けて直接進行することとなる。したがって、水管による熱回収量が増加し、熱交換効率が高くなる効果も得られる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記燃焼ガスの流れ規制手段は、前記給気口の下縁部から前記前壁部に向けて略水平に突出した板状部を含んでいる。
このような構成によれば、前記板状部の存在により、燃焼ガスがケースの底部に直接進行しないこととなる。2次熱交換器のケースをたとえば金属板で製作する場合、前記板状部は、たとえば給気口の下縁部分を折り曲げるなどして形成することが可能であり、その製作は容易である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図8は、本発明に係る給湯装置の一実施形態を示している。図1によく表われているように、本実施形態の給湯装置A1は、燃焼器3、1次熱交換器1、2次熱交換器B、中和器2、およびこれらを囲み込む外装ケース4を具備している。
燃焼器3は、たとえば正燃式のガースバーナであり、缶体30内に配され、かつ燃料ガスが外部から供給されるように構成されている。缶体30内には、下方の送風ファン31から燃焼用空気が上向きに送風されるようになっている。1次熱交換器1は、従来既知の熱交換器と同様な構造であり、複数のフィン12を有する水管11が缶体10に対して略水平方向に貫通した構造を有している。缶体10は、燃焼器3の缶体30上に載設されている。
2次熱交換器Bは、1次熱交換器1の上方に配され、かつ缶体10に対して補助缶体32を介して接続されている。この2次熱交換器Bは、複数の水管5、ヘッダ部6A,6B、および複数の水管5を囲むケース(缶体)7を備えている。好ましくは、これら2次熱交換器Bの構成部材は、いずれもステンレスなどの耐酸性を有する材質とされている。
複数の水管5は、一対のヘッダ部6A,6B間に架け渡されるようにして一定方向に延びている。ただし、ヘッダ部6Aよりもヘッダ部6Bの方が高くなるように適当な角度αで傾斜している。ケース7は、上壁部70aおよび底壁部70bを有しているが、これら上壁部70aおよび底壁部70bは、複数の水管5と略平行に延びており、やはり水管5と同様に傾斜している。ただし、図2に示すように、このケース7の前壁部70cに形成されている排気口71は、上壁部70a、底壁部70b、および各水管5の延びる方向に対して相対的に傾斜した長矩形状またはこれに近い形状であり、ケース7は、この排気口71が水平方向に延びるように、傾斜した姿勢に取り付けられている。
ケース7の底壁部70bは、潜熱回収に伴って発生する凝縮水を各水管5から受けることが可能に複数の水管5の下方領域全体をカバーするように設けられている。この底壁部70bのうち、高さが低い側の一端部領域には、凝縮水を外部に排出するための排出口73が設けられている。この排出口73から排出された凝縮水は、図1に仮想線で示すように、適当なパイプを用いて中和器2に導入されるように構成されている。中和器2は、たとえば合成樹脂製の容器内に炭酸カルシウムなどの中和剤が収容されたものであり、凝縮水はこの中和器2を通過することにより中和されてから、外装ケース4の外部に排出される。図3に示すように、2次熱交換器Bのケース7は、その内部に燃焼ガスを流入させるための給気口72が形成された後壁部70dをも有しているが、その詳細については後述する。
図4に示すように、ヘッダ部6Aは、入水用および出湯用のチャンバ61A,61Bを具備している。これらは、複数の水管5の長手方向第1端部50aに繋がっており、また入水口60Aおよび出湯口60Bを有している。複数の水管5は、2つのチャンバ61A,61Bに対して個別に繋がった2つのグループG1,G2に分けられている。一方、ヘッダ部6Bは、複数の水管5の第2端部50bに繋がった共通チャンバ61Cを具備している。この2次熱交換器Bにおいては、入水口60Aから入水用のチャンバ61Aに水が供給されると、この水は、グループG1の水管5を通過して共通チャンバ61Cに到達してUターンし、その後グループG2の水管5を通過して出湯用のチャンバ61Bに流入し、出湯口60Bから排出される。同図に示すように、ヘッダ部6A,6Bは、ケース7の側壁部70e,70fの内側に位置しており、ケース7内に収容されている。入水用のチャンバ61Aには比較的低温の水が供給されることに起因してその外表面に結露を生じる場合があるが、このように結露を生じる部分をケース7内に配置させておけば、結露水をケース7の底壁部70bにより受けることができる。
図5に示すように、入水口60Aは、入水用のチャンバ61Aの下部寄りの低い位置に設けられている。これに対し、出湯口60Bは、出湯用のチャンバ61Bの上部寄りの高い位置に設けられている。この出湯用のチャンバ61Bの下部寄りには、水抜きに利用するための補助排水口62が設けられている。本実施形態とは異なり、たとえば入水口60Aおよび出湯口60Bの双方が低い高さに設けられていると、入水口60Aに供給された水が複数の水管5およびヘッダ部6Bを通過して出湯口60Bまで流れる場合に、複数の水管5の下部側に偏って通水がなされ、上部側における通水が不十分となる虞れがある。これに対し、本実施形態では、入水口60Aおよび出湯口60Bに高低差を設けていることにより、前記したような虞れを適切に解消することが可能である。なお、出湯口60Bが高い位置に設けられていると、水管5から水抜きを行なう際に、この出湯口60Bを利用して水を抜くことが困難となるが、補助排水口62がこれを補うこととなる。補助排水口62には、開閉弁を備えた適当なパイプ(図示略)の一端が接続され、かつこのパイプの他端は外装ケース4の外部まで延設されている。前記開閉弁は常時は閉状態にあり、この開放弁を開くと、出湯用のチャンバ61B内の水が補助排水口62から外装ケース4の外部に排出される。本実施形態では、入水口60Aを低く、かつ出湯口60Bを高く設けているが、本発明はこれに限定されない。本発明では、前記とは反対に、入水口60Aを高く、かつ出湯口60Bを低くすることもできる。この場合、補助排出口62は、入水用のチャンバ61Aの低い位置に設ければよい。
次に、ヘッダ部6Aのさらに詳細な構造について図6を参照して説明する。ヘッダ部6Aの入水用のチャンバ61Aは、複数の水管5の第1端部50aが接続された水管取付部材69に、ヘッダカバー68が組み付けられることにより形成されている。ヘッダカバー68は、椀状であり、前記した入水口60Aはこのヘッダカバー68に形成されている。このヘッダカバー68の先端外周縁68aは、水管取付部材69の外周縁に沿って形成された起立部69aに嵌合しており、かつこの嵌合部分は、たとえばロウ付けの手法により接合されている。ただし、この接合に際しては、ボルト状の寸法規定部材67を用いて水管取付部材69とヘッダカバー68との間隔s1が所定の寸法に規定されている。より具体的には、寸法規定部材67の先端部には、段部が形成されるようにして他の部分よりも小径のネジ軸部67aが形成されており、このネジ軸部67aが水管取付部材69のネジ孔69bに螺合している。この螺合により、寸法規定部材67は水管取付部材69に固定されている。
ヘッダカバー68は、寸法規定部材67の基端部寄りのネジ孔67bに螺合するボルト66により締めつけられており、これによって寸法規定部材67に固定されている。ヘッダカバー68の内側面の一部は、寸法規定部材67の基端部の端面67cに当接している。このような構造により、水管取付部材69とヘッダカバー68との間隔s1は、水管取付部材69の端面67cから段部の端面67dまでの寸法と同一となり、所望の寸法に正確に規定される。本実施形態のヘッダ構造においては、水管取付部材69の起立部69aのうち、半径Rで丸みを帯びた部分の終端(丸みを帯びた部分と帯びていない部分との境界)と、ヘッダカバー68の先端のエッジEdとが一致すると、この部分に応力集中を生じ易くなる。本実施形態においては、そのような不適切な嵌合を避けるように、間隔s1を所望の寸法に正確に規定することが可能である。
ケース7の側壁部70eは、ヘッダカバー68の外側に重ね合わされ、かつボルト66によってそのヘッダカバー68とともに寸法規定部材67に固定されている。このような構造によれば、ボルトの総数を少なくしつつ、ヘッダ部6Aをケース7に適切に組み付けることができる。
図6においては、ヘッダ部6Aの入水用のチャンバ61Aのみが示されているが、出湯用のチャンバ61Bについても、前記した入水用のチャンバ61Aと同様な構成である。また、共通チャンバ61Cもその基本的な構成は同様であり、これらの詳細な説明は省略する。図4に示す出湯用のチャンバ61Bおよび共通チャンバ61Cに関して、入水用のチャンバ61Aについて述べたのと同様な要素については、その要素と同一の符号を付している。
なお、図6に示した構成においては、寸法規定部材67のネジ軸部67aを水管取付部材69のネジ孔69bに螺合させているが、本発明はこれに限らない。たとえば、ネジ軸部67aにナット(図示略)を螺合させ、かつこのナットを締めつけることにより、寸法規定部材67を固定させた構成としてもよい。また、図7に示すように、寸法規定部材67としては、先に述べたネジ軸部67aに代えて、ネジ孔67eを有する軸状のものを使用し、このネジ孔67eにボルト66Aを螺合させることによって寸法規定部材67を固定させてもよい。図7に示す構成によれば、水管取付部材69のうち、ボルト66Aの頭部と寸法規定部材67の段部の端面67dとに挟まれた部分(符号n1で示す部分)に多少の亀裂が発生しても、この部分がボルト66Aの頭部により覆われているために、その部分からの水漏れを生じ難くすることができる。もちろん、図6に示した構成においても、水管取付部材69の厚みを大きくするなどして、その内面側に水圧などに起因する亀裂が多少発生しても容易には水漏れを生じないようにすることが可能である。
図3に示すように、ケース7は、その底壁部70bが1次熱交換器1の上方の一部分を塞ぐように設けられており、1次熱交換器1を上向きに通過してきた燃焼ガスはケース7の後方に廻り込んでから、このケース7の後壁部70dの給気口72に進入するようになっている。この給気口72の下縁部には、燃焼ガスの流れを規制するための流れ規制部74が設けられている。この流れ規制部74は、給気口72の下縁部に繋がった部分を断面略L字状に折り曲げることにより形成されており、給気口72の下縁部から前方に向けて略水平に突出した板状部74aと、この板状部74aの先端から起立した起立部74bとを有している。図8によく表われているように、この流れ規制部74は、給気口72の長手方向(横方向)の全長域にわたっては設けられておらず、給気口72の両端部には、流れ規制部74が設けられていない部分n2がある。
図1に示すように、2次熱交換器Bの水管5およびケース7は、1次熱交換器1の缶体10の横幅よりも長く形成されている。このため、ケース7のヘッダ部6A側およびヘッダ部6B側は、1次熱交換器1の缶体10に対するはみ出し部Sa,Sbとなっている。ただし、はみ出し部Sbの方が、はみ出し部Saよりも寸法が大きくされている。このことにより、ヘッダ部6Aが1次熱交換器1の入水口11aに接近することとなり、これらの間を連結する配管の寸法を短くすることができる。本実施形態の給湯装置A1は、外装ケース4を家屋の壁面などに取り付けて使用する壁掛け型であり、外装ケース4の底部には、入水用および出湯用などの外部管体(図示略)を接続するための複数の管体接続部40が設けられている。外部から供給されてくる水は、管体接続部40およびこれに接続された管体(図示略)を介してヘッダ部6Aの入水口60Aに供給される。また、ヘッダ部6Aの出湯口60Bから出湯した湯水は、1次熱交換器1の入水口11aに供給される。1次熱交換器1の出湯口11bから出湯した湯水は、混合バルブ(図示略)によって水と混合されることにより所望の温度に調整されてから管体接続部40を介して外部の管体に供給される。ただし、本発明は、熱交換器に対する通水の順序は限定されず、たとえば1次熱交換器1にまず入水がなされ、その後この1次熱交換器1を通過した湯水が2次熱交換器Bに供給されるようにしてもよい。
ケース7のはみ出し部Sbの下方には、その空間スペースを有効に利用するようにして制御部8が設けられている。この制御部8は、CPUや各種のメモリなどが搭載された回路基板を用いて構成されており、所望の出湯がなされるようにこの給湯装置A1の各部の動作制御や信号処理制御を行なうものである。
次に、前記した給湯装置A1の作用について説明する。
まず、燃焼器3を駆動させて燃焼ガスを発生させると、この燃焼ガスは、1次熱交換器1および2次熱交換器Bに向けて順次進行していく。1次熱交換器1においては前記燃焼ガスの顕熱が回収され、また2次熱交換器Bにおいては潜熱が回収される。2次熱交換器Bによって潜熱回収がなされると、各水管5の表面に凝縮水が発生するが、各水管5は傾斜しているために、前記凝縮水は各水管5を伝い、高さが低い第1端部50aに向かって速やかに流れていく。したがって、各水管5の表面の広い領域に凝縮水が付着したままになることが解消され、燃焼ガスと水管5との熱交換が凝縮水によって妨げられないようにすることができる。
第1端部50aに到達した凝縮水は、その後この第1端部50aまたはヘッダ部6Aからその下方に滴下する。すると、この凝縮水は、ケース7の底壁部70bによって受けられて排出口73に流入し、中和器2に送られる。水管5の表面に発生した凝縮水としては、第1端部50aに向かうことなく、そのまま下方に滴下するものもあるが、このような凝縮水も、ケース7の底壁部70bによって適切に受けられる。この底壁部70bも傾斜しているため、前記凝縮水についても速やかに排出口73に向けて流れさせ、やはり中和器2に送ることができる。既述したとおり、ヘッダ部6Aに比較的低温の水が流入した際には、このヘッダ部6Aの外表面に結露水が発生する場合があるが、この結露水も前記した凝縮水と同様に、ケース7の底壁部70bによって受け、かつ排出口73から中和器2に送ることができる。このようなことから、この給湯装置A1においては、ケース7内以外の部分が凝縮水や結露水によって汚染されることはない。
燃焼ガスがケース7内に進入する場合、この燃焼ガスの一部は、図3の矢印N1に示すように、給気口72の下縁部の流れ規制部74に当たる。したがって、この燃焼ガスが給気口72の前方直下の領域AR1に進行することはない。図3に示すように、給気口72の近傍に位置する水管5aから前記の領域AR1に向けて凝縮水が滴下している場合があるが、1次熱交換器1を通過した直後の高温の燃焼ガスがその領域AR1に直接進行しないようにすれば、前記凝縮水が高温で加熱されることはなく、大きな蒸発音は発生しないこととなる。また、流れ規制部74に当たった高温の燃焼ガスは、複数の水管5に向けて直接進行するようにガイドされる。したがって、燃焼ガスと水管5との熱交換が促進され、熱交換効率が高められる効果も期待できる。さらに、図8に示したように、給気口72の下縁部の長手方向両端部には、流れ規制部74が設けられていない部分n2があるが、この部分n2は、燃焼ガスの流れ抵抗を小さくし、ケース7内への燃焼ガスの円滑な流入を促進する役割を果たすこととなる。なお、本実施形態においては、流れ規制部74が断面略L字状であり、板状部74aおよび起立部74bを有しているが、やはりこれに限定されない。たとえば、起立部74bを有することなく、板状部74aのみを有する構成とすることもできる。このような構成であっても、燃焼ガスが給気口72を通過した直後にケース7の底壁部70bに向けて直接進行しないようにすることができる。
この給湯装置A1においては、水管5が1次熱交換器1の缶体10の幅よりも長くされており、その伝熱面積は大きい。したがって、2次熱交換器Bによる潜熱回収量を多くし、熱交換の効率をより高めることができる。水管5の伝熱面積を大きくするための他の手段としては、水管5の本数を多くする手段があるが、この手段では、構造が複雑となり、製造コストが高価となる。これに対し、水管5の長さを長くするだけであれば、構造の複雑化を招くことはなく、製造コストの上昇を抑制することが可能である。図1に示したとおり、水管5を長くしたことにより、2次熱交換器Bは1次熱交換器1の缶体10からはみ出しているが、このはみ出しにより発生した空間部には、制御部8がスペース効率良く設けられており、給湯装置A1の大型化は抑制可能である。また、前述したとおり、ケース7のはみ出し部Saの寸法を小さくすると、ヘッダ部6Aと1次熱交換器1との接続配管寸法を短くすることができる。
次いで、たとえば凍結防止を目的として、1次熱交換器1および2次熱交換器Bから水抜きを行なう場合、まず1次熱交換器1については、その水管11が比較的大径であるため、容易にその内部の水を抜くことができる。これに対し、2次熱交換器Bの各水管5は、熱回収量を多くすべく小径とされているが、この水管5は前述したとおり傾斜している。したがって、この傾斜を利用して各水管5内の水をヘッダ部6A側に流れさせ、このヘッダ部6Aから外部に容易に抜くことができる。図5を参照して説明したとおり、ヘッダ部6Aの入水用のチャンバ61Aに流れ込んだ水は、入水口60Aから抜くことができ、また出湯用のチャンバ61Bに流れ込んだ水は、補助排水口62から適切に抜くことができる。
この給湯装置A1においては、水管5やケース7の底壁部70bなどが傾斜しているのに対し、排気口71は傾斜しておらず、他の一般の給湯装置の排気口と同様となっている。このため、この給湯装置A1をたとえば集合住宅のパイプスペースなどに配置させて使用する場合、排気口71をパイプスペースの排気用開口部に接続するといったことが適切に行なえることとなる。
図9は、本発明に係る給湯装置の他の実施形態を示している。同図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付している。
図9に示す給湯装置A2は、外装ケース4を地面やその他のフロア上に載置して使用するようにされた載置型であり、外装ケース4の一側壁部に複数の管体接続部40が設けられている。この給湯装置A2においては、2次熱交換器Bのはみ出し部Sbの下方空間に、中和器2が配されており、前記空間が有効に利用されている。一方、はみ出し部Saの下方空間は、1次熱交換器1や2次熱交換器Bの配管用スペースとして利用されており、この空間部分に熱交換器用の配管が集中的に設けられている。
本実施形態および前記実施形態から理解されるように、2次熱交換器Bを1次熱交換器1の缶体10からはみ出させた場合、そのはみ出し部分の下方の空間スペースについては、給湯装置の他の構成要素を適宜配置し、そのスペースの有効活用を図ることができる。したがって、給湯装置全体の大型化を抑制可能である。
本発明は、上述した実施形態に限定されない。本発明に係る給湯装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
2次熱交換器の水管としては、小径の直状管体以外の管体を用いることもできる。たとえば、2次熱交換器の水管として、U字管を用いることもできる。U字管を用いれば、このU字管自体で湯水をUターンさせることができるために、先の実施形態で示した湯水Uターン用のヘッダ部6Bを不要とし、2次熱交換器の構造を簡素にすることができる。
2次熱交換器の水管の具体的な傾斜角度は問わない。また、2次熱交換器の水管とケースの底壁部は、略同一角度で傾斜していることが好ましいものの、やはりこれに限定されず、これら水管とケースの底壁部とが同一方向に傾斜していればよい。ケースの上壁部も水管と同一方向に傾斜していればより好ましいが、本発明はこれに限定されず、上壁部を略水平に設けた構成とすることもできる。
燃焼器は、ガスバーナ以外のものを用いることができ、たとえばオイルバーナを用いた構成とすることもできる。また、燃焼器により発生された燃焼ガスが上方に進行する正燃式のものに代えて、燃焼ガスを下方に進行させる逆燃式として構成することもできる。
本発明でいう給湯装置は、瞬間式給湯器以外として、たとえば床暖房用の給湯装置などとして構成することもでき、湯の具体的な供給先や用途を問うものではない。
本発明に係る給湯装置の一例を示す概略正面断面図である。 図1に示す給湯装置の要部正面図である。 図2のIII−III断面図である。 図2のIV−IV断面図である。 図1に示す給湯装置の2次熱交換器の左側面図である。 図4の要部拡大平面断面図である。 図6に示した構成の変形例を示す要部拡大平面断面図である。 図1に示す給湯装置の2次熱交換器のケースの後方からの斜視図である。 本発明に係る給湯装置の他の例を示す概略正面断面図である。
符号の説明
A1,A2 給湯装置
B 2次熱交換器
Sa,Sb はみ出し部
1 1次熱交換器
2 中和器
3 燃焼器
5 水管(2次熱交換器の)
6A ヘッダ部(2次熱交換器の)
7 ケース(2次熱交換器の)
10 缶体(1次熱交換器の)
50a 第1端部(水管の)
50b 第2端部(水管の)
60A 入水口
60B 出湯口
61A 入水用のチャンバ
61B 出湯用のチャンバ
62 補助排水口
66 ボルト
67 寸法規定部材
68 ヘッダカバー
69 水管取付部材
70a 上壁部(ケースの)
70b 底壁部(ケースの)
70c 前壁部(ケースの)
70d 後壁部(ケースの)
70e,70f 側壁部(ケースの)
71 排気口
72 給気口
73 凝縮水用の排出口

Claims (10)

  1. 燃焼器により発生された燃焼ガスから顕熱を回収するための1次熱交換器と、前記燃焼ガスから潜熱を回収するための2次熱交換器と、を備えており、
    前記2次熱交換器は、前記1次熱交換器を通過してきた燃焼ガスを内部に流入させてから外部に排出可能とする給気口および排気口を有するケースと、このケース内に配され、かつ前記燃焼ガスとの熱交換を行なう水管と、この水管への入水および出湯を行なわせるための入水口および出湯口を有するヘッダ部と、を備えている、給湯装置であって、
    前記水管は、この水管の長手方向の第1端部がこれとは反対の第2端部よりも高さが低くなるように傾斜しているとともに、前記入水口および出湯口を有するヘッダ部は、前記第1端部に連設されており、
    前記ケースは、前記潜熱の回収に伴って前記水管から滴下する凝縮水を受ける底壁部を有し、この底壁部は、前記水管と同方向に傾斜していることを特徴とする、給湯装置。
  2. 前記ケースは、複数の壁部として、前記底壁部に加え、前記水管の上方に位置する上壁部と、前記給気口が設けられた後壁部と、前記排気口が設けられた前壁部とを有しているとともに、
    前記水管は、前記底壁部および上壁部の各内面と略平行に延びており、
    前記排気口は、正面視において前記水管が延びる方向に対して相対的に傾斜した方向に延びた形状に設けられ、
    前記ケースは、前記排気口の延びる方向が水平方向となるように、前記複数の壁部の全体が傾斜した姿勢に設けられている、請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記ヘッダ部は、前記水管の第1端部に繋がり、かつ前記入水口および出湯口がそれぞれ形成されている入水用および出湯用のチャンバを備えており、
    前記入水用および出湯用のチャンバの少なくとも一方には、このチャンバ内の湯水を外部に排出させるための補助排水口がさらに設けられている、請求項1または2に記載の給湯装置。
  4. 前記ヘッダ部の入水口および出湯口の一方は、前記入水用および出湯用のチャンバの上部寄りに偏って設けられ、かつ他方は、下部寄りに偏って設けられており、
    前記補助排水口は、前記入水用および出湯用のチャンバのうち、前記入水口または前記出湯口が上部寄りに偏って設けられている側のチャンバに設けられ、かつその配置は、前記チャンバの下部寄りとされている、請求項3に記載の給湯装置。
  5. 前記2次熱交換器のケースおよび水管の長さは、前記1次熱交換器の缶体幅よりも大きな寸法とされており、前記2次熱交換器は、その一部分が前記1次熱交換器の缶体の側方にはみ出すようにして、前記1次熱交換器に直接または間接的に接続されている、請求項1ないし4のいずれかに記載の給湯装置。
  6. 前記2次熱交換器は、前記水管の第1端部寄り部分よりも第2端部寄りの部分の方が、前記1次熱交換器の缶体側方へのはみ出し寸法が大きくなるように設けられている、請求項5に記載の給湯装置。
  7. 前記ヘッダ部の全体または一部は、前記ケース内に配されている、請求項1ないし6のいずれかに記載の給湯装置。
  8. 前記ヘッダ部は、前記水管の第1端部が接続された水管取付部材と、この水管取付部材に一端が固定して取り付けられた寸法規定部材と、この寸法規定部材の他端に一部分が当接するようにして前記水管取付部材に接合され、かつ前記水管取付部材との間に入水用または出湯用のチャンバを形成するヘッダカバーと、このヘッダカバーを前記寸法規定部材の他端に固定させるためのボルトと、を備えており、
    前記2次熱交換器のケースは、前記ヘッダカバーの外面側に重ね合わされた側壁部を有し、この側壁部は、前記ボルトによって前記ヘッダカバーとともに前記寸法規定部材に取り付けられている、請求項7に記載の給湯装置。
  9. 燃焼器により発生された燃焼ガスから顕熱を回収するための1次熱交換器と、前記燃焼ガスから潜熱を回収するための2次熱交換器と、を備えており、
    前記2次熱交換器は、前記燃焼ガスとの熱交換を行なう水管と、この水管を囲み、かつ前記潜熱の回収に伴って前記水管から発生する凝縮水を底部に受けるケースとを備え、
    前記ケースの後壁部および前壁部には、前記1次熱交換器を通過してきた燃焼ガスをこのケースの内部に流入させてから排出させる給気口および排気口が設けられている、給湯装置であって、
    前記ケースには、前記給気口を通過した燃焼ガスが前記ケースの底部に向けて直接進行することを抑制する燃焼ガスの流れ規制手段が設けられていることを特徴とする、給湯装置。
  10. 前記燃焼ガスの流れ規制手段は、前記給気口の下縁部から前記前壁部に向けて略水平に突出した板状部を含んでいる、請求項9に記載の給湯装置。
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