JP2000130856A - 給湯器 - Google Patents

給湯器

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JP2000130856A
JP2000130856A JP10321494A JP32149498A JP2000130856A JP 2000130856 A JP2000130856 A JP 2000130856A JP 10321494 A JP10321494 A JP 10321494A JP 32149498 A JP32149498 A JP 32149498A JP 2000130856 A JP2000130856 A JP 2000130856A
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逸夫 永井
Ryoji Kotsuna
良治 忽那
Shusuke Hata
秀典 畑
Takahiro Matsuda
隆広 松田
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Hideo Ueda
英雄 植田
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Details Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第2熱交換器側で排気ガスによる放熱を極力
少なくして、排気ガスによる熱が第2熱交換器側で有効
に利用される給湯器の提供を課題とする。 【解決手段】 ドレン生成部としての第2熱交換器2と
ドレン非生成部としての第1熱交換器1とからなる熱交
換器を搭載した給湯器であって、上記第1熱交換器1
は、少なくとも水管1a群と該水管1a群を収容するケ
ーシング3とを備えると共に、上記第2熱交換器2は、
少なくとも水管2a群と該水管2a群を収容するケーシ
ング4と該ケーシング4の一部で構成されたドレン受け
部4aとを備え、上記第1熱交換器1のケーシング3の
うち、第2熱交換器2のドレン受け部4aに対応するケ
ーシング3部分に断熱材5が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドレン生成部とし
ての第2熱交換器とドレン非生成部としての第1熱交換
器とからなる高効率熱交換器を搭載した給湯器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、顕熱を回収するための第1熱交換
器と潜熱を回収するための第2熱交換器とを組み合わせ
た高効率熱交換器を搭載した給湯器が開発されている。
【0003】上記給湯器としては、例えば図9に示すよ
うな熱交換器が提案されている。図9は従来の一般的な
熱交換器部の全体構成図を示し、(A)は正面図、
(B)は一部を切欠した側面図である。
【0004】図9で示す熱交換器は、熱交換器を第2熱
交換器(ドレン生成部)20と第1熱交換器(ドレン非
生成部)21とに分離し、生成されたドレンが滴下しな
いように第2熱交換器20のケーシング22の下部にド
レン受け部22aを設け、該ドレン受け部22aからの
ドレンがドレン排出口23を経て外部へ排出できるよう
に構成している。系外からの入水は水取入口24及び2
5から第1熱交換器21側の水管21a及び第2熱交換
器20の水管20a内へそれぞれ供給され、各熱交換器
20、21内を所定経路で循環して最終的に取出口2
6、27より出湯される。第2熱交換器20側で生成さ
れたドレンはドレン受け部22aに溜まり、上記ドレン
排出口23から排出されるようになっている。なお、上
記した第1及び第2の熱交換器21、20の水管21
a、20aは共に、望ましくは銅製で形成されている。
【0005】上記のように、高効率熱交換器を搭載した
給湯器では熱交換器を第2熱交換器20と第1熱交換器
21とに分離して構成することで、熱交換器全体の熱効
率を飛躍的に向上させることができるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記給湯器
においては、通常、第2熱交換器20からの放熱が大き
く、熱効率を低下させるという不具合があった。このよ
うに、第2熱交換器20側で熱効率が低下する要因とし
ては、例えば第2熱交換器20の底部を利用して形成さ
れたドレン受け部22aやドレン自体が排気ガスによっ
て加熱され、排気ガスが第2熱交換器20側で有効に利
用されないことにあると考えられる。
【0007】本発明は、上記不具合を解消したものであ
って、第2熱交換器側で排気ガスによる放熱を極力少な
くして、排気ガスによる熱が第2熱交換器側で有効に利
用されるようにした給湯器の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明の給湯器は、ドレン生成部としての第2熱交
換器とドレン非生成部としての第1熱交換器とからなる
熱交換器を搭載した給湯器であって、上記第1熱交換器
は、少なくとも水管群と該水管群を収容するケーシング
とを備えると共に、上記第2熱交換器は、少なくとも水
管群と該水管群を収容するケーシングと該ケーシングの
一部で構成されたドレン受け部とを備え、上記第1熱交
換器のケーシングのうち、第2熱交換器のドレン受け部
に対応するケーシング部分に断熱材が設けられているこ
とを第1の特徴としている。また本発明の給湯器は、上
記第1の特徴に加えて、断熱材が設けられるケーシング
部分において、該ケーシング部分と断熱材との間に空気
層が設けられていることを第2の特徴としている。また
本発明の給湯器は、ドレン生成部としての第2熱交換器
とドレン非生成部としての第1熱交換器とからなる熱交
換器を搭載した給湯器であって、上記第2熱交換器は、
少なくとも水管群と該水管群を収容するケーシングと該
ケーシングの一部で構成されたドレン受け部とを備え、
上記第2熱交換器のケーシングのドレン受け部の背面側
に断熱材又は放熱防止板が設けられていることを第3の
特徴としている。また本発明の給湯器は、上記第3の特
徴に加えて、ドレン受け部の背面側において、該ドレン
受け部と断熱材若しくは放熱防止板との間に空気層が設
けられていることを第4の特徴としている。また本発明
の給湯器は、ドレン生成部としての第2熱交換器とドレ
ン非生成部としての第1熱交換器とからなる熱交換器を
搭載した給湯器であって、上記第2熱交換器は、少なく
とも水管群と該水管群を収容するケーシングと該ケーシ
ングの一部で構成されたドレン受け部とを備え、上記第
2熱交換器のドレン受け部は、ドレンを流れやすくする
ための傾斜面に形成されると共に、該傾斜面に撥水コー
ティング層が設けられていることを第5の特徴としてい
る。さらに本発明の給湯器は、ドレン生成部としての第
2熱交換器とドレン非生成部としての第1熱交換器とか
らなる熱交換器を搭載した給湯器であって、上記第2熱
交換器は、少なくとも水管群と該水管群を収容するケー
シングと該ケーシングの一部で構成されたドレン受け部
とを備え、上記第2熱交換器を構成する水管の外周が撥
水コーティング層で被覆されていることを第6の特徴と
している。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図6は本発明の第1な
いし第6の実施形態を示すものであって、図1は本発明
の第1の実施形態を示す給湯器の要部構成図、図2は本
発明の第2の実施形態を示す第1熱交換器の要部構成
図、図3は本発明の第3の実施形態を示す給湯器の要部
構成図、図4は本発明の第4の実施形態を示し、(A)
は第2熱交換器の要部構成図、(B)は(A)の変形例
である。図5は本発明の第5の実施形態を示す第2熱交
換器の要部構成図、図6は本発明の第6の実施形態を示
す第2熱交換器を構成する水管の要部構成図である。図
7はドレン排出孔部分の拡大断面図で、(A)は本発明
の実施形態を示す給湯器に適用したもの、(B)は
(A)の比較例を示す。図8は第2熱交換器内を上方か
ら見た断面図であって、(A)は本発明の実施形態を示
す給湯器に適用できる遮風板を配置した場合、(B)は
比較例として遮風板を配置しない場合を示す。
【0010】図1は本発明の第1の実施形態を示す給湯
器で、1は第1熱交換器、2は第2熱交換器である。第
1熱交換器1は水管1a及び該水管1aを収容するケー
シング3から構成され、ケーシング3は天板3aと傾斜
板3b等からなる。また第2熱交換器2は水管2a及び
該水管2aを収容するケーシング4から構成されてい
る。ケーシング4の下面側にはドレン受け部4aが設け
られ、滴下してきたドレンがドレン排出孔4cを通って
ドレン排出管8へ流れ易くしている。上記給湯器におい
て、特に第1熱交換器1のケーシング3のうち、第2熱
交換器2のドレン受け部4aに当接するケーシング部分
である傾斜板3bの背面側に断熱材5を設けた。このよ
うな構成としたことで、ケーシング3の傾斜板3bから
第2熱交換器2のドレン受け部4aへの放熱は断熱材5
の存在によって抑制され、無駄となる放熱が抑制される
分、第1熱交換器1での熱効率が高められる。また、ド
レン受け部4aでのドレンの再蒸発も抑制できる。な
お、天板3aの背面側に断熱材5を設けても差し支えな
い。
【0011】図2により本発明の第2の実施形態を示す
給湯器について説明する。図2は第1熱交換器1のケー
シング3の傾斜板3b部分の拡大図であって、上記第1
の実施形態における給湯器に、傾斜板3bと断熱材5と
の間に空気層6を設けた構成となっている。この場合、
空気層6を形成するための具体的手段としては、例えば
図示するように、傾斜板3bを背面側、即ち第2熱交換
器2側に膨出させるようにすることで、傾斜板3bと断
熱材5との間に一定の空間を形成するものが考えられ
る。また、これとは逆に断熱材5を第1熱交換器1側へ
膨出させて空気層6を形成するようにしてもよい。この
ような構成としたことで、放熱抑制効果やドレンの再蒸
発防止の効果に加えて、第1熱交換器1内を流れる燃焼
ガス若しくは排気ガスの流れに伴う騒音が空気層の存在
によって吸音減衰され、消音効果が得られる。
【0012】図3を参照して、本発明の第3の実施形態
を示す給湯器の構成について説明する。この場合、上記
第1又は第2の実施形態とは逆に、第1熱交換器1側に
ではなく、第2熱交換器2側に断熱材5を設けるように
している。即ち、第2熱交換器2のケーシング4の一部
で構成されたドレン受け部4aの背面側に断熱材5を設
けた。このような構成としたことで、ドレン受け部4a
に対する異常加熱を抑え、該ドレン受け部4aに滴下或
いは付着したドレンの再蒸発を防止できる。従ってドレ
ンの再蒸発により、外部へ白煙として放出される白煙化
現象を極力なくすことができる。
【0013】図4の(A)を参照して、本発明の第4の
実施形態を説明する。本実施形態では、上記第3の実施
形態における給湯器のドレン受け部4aと断熱材5との
間に空気層6を設けた構成となっている。そしてこの場
合、空気層6を形成するための具体的手段としては、例
えば図示するように、断熱材5を第1熱交換器1側に膨
出させるように形成することで、ドレン受け部4aと断
熱材5との間に一定の空間を形成するものが考えられ
る。このような構成としたことで、ドレンの再蒸発防止
効果に加え、空気層6の存在によって燃焼ガス若しくは
排気ガスの流れに伴う騒音が吸音減衰され、消音効果が
得られる。
【0014】なお、図4の(B)は(A)の変形例で、
断熱材5に代えて放熱防止板7をドレン受け部4aの背
面側に設け、しかも上記放熱防止板7をドレン受け部4
aから若干離間させて配設し、空気層6を介在せしめる
ようにした。上記のような構成であっても、放熱防止板
7の存在によって放熱防止効果が期待でき、しかも空気
層6の存在によって燃焼ガス若しくは排気ガスの流れに
伴う騒音が吸音減衰され、消音効果が得られる。
【0015】次に図5を参照して、本発明の第5の実施
形態を示す給湯器の構成について説明する。第2熱交換
器2側のケーシング4の一部で構成したドレン受け部4
aをドレンが流れやすいように傾斜面に形成し、且つ該
傾斜面に撥水コーティング層9aを設けた。なお、ドレ
ン受け部4aの下流に位置する平坦部4bにも絞り加工
によってドレンが流れやすくなるようにすることが望ま
しく、また上記撥水コーティング層9aはドレン受け部
4aのみならず、ケーシング4の内壁全体に施されてい
ると、より望ましい。このような構成としたことで、ド
レン受け部4aに滴下若しくは付着したドレンは傾斜面
に沿って速やかに流れ、ドレン排出管8へ排出すること
ができる。従ってドレンがドレン受け部4aに長時間滞
留することがないので、強い酸性をもつドレンによって
ドレン受け部4aを含むケーシング4が腐食されるおそ
れがない。この場合、平坦部4bに絞り加工がしてある
と、上記効果は一層顕著であり、また撥水コーティング
層9aがケーシング4の内壁全体に施されていると、内
壁に付着、生成したドレンは、その自重により速やかに
滴下して外部へ排出することができるので、腐食防止効
果の面からみてより効果的となる。
【0016】さらに、図6を参照して本発明の第6の実
施形態を示す給湯器の構成について説明する。本実施形
態では、第2熱交換器2を構成する水管2aの外周を撥
水コーティング層9bで被覆した。このような構成とす
ることで、水管2aの外周の表面張力が低くなって、該
水管2aの外周に付着したドレンはその自重により速や
かにドレン受け部4aに滴下することになり、ドレン受
け部4aからドレン排出管8へ排出される。従ってドレ
ンが第2熱交換器2内に滞留する時間が短くなり、排気
ガス等によって加熱されにくくなる。よって熱損失が少
なくなり、熱効率が高められる。
【0017】さらに付け加えるに、上記第1ないし第6
の実施形態を示す給湯器の構成に対し、望ましくは下記
の(1)、(2)の工夫を施すことで、より優れた給湯
器が得られる。まず(1)の工夫として、図7の(A)
に示すように、第2熱交換器2のドレン受け部4aに設
けたドレン排出孔4cにバーリング加工を施し、このバ
ーリング部4dを覆うようにしてドレン排出管8の上端
を接続し、上記バーリング部4dとドレン排出管8との
接合部をロウ付け10等により接合した。このようにし
てロウ付け10することで、ドレン排出孔4dより落下
し、ドレン排出管8を経由して図示しない中和装置等の
外部へと向かうドレンは、ロウ付け10した接合部分と
直接に接触するおそれがなくなる。ロウ付け10した接
合部分の耐蝕性は第2熱交換器2を構成するドレン受け
部4a等のケーシング4の耐蝕性に比べて劣るが、上記
構成を採用することで、酸性度の強いドレンがロウ付け
10した接合部分に直接に接触することがなくなり、腐
食が生じにくくなる。よって、ドレン漏れという問題が
発生しない。これに対し、上記(A)の比較例として示
す図7の(B)から明らかなように、ドレン排出孔4c
のバーリング部4dの内側にドレン排出管8を嵌め込
み、上記バーリング部4dとドレン排出管8との嵌め込
み部にロウ付け10して接合した場合には、ドレン排出
孔4cより落下し、ドレン排出管8を経由して図示しな
い中和装置等の外部へと向かうドレンが、上記バーリン
グ部4dとドレン排出管8との嵌め込み部の僅かな隙間
に侵入してロウ付け10部分を腐食させ、この腐食の進
行によってドレン漏れという問題が発生する。
【0018】また(2)の工夫として、図8の(A)に
示すように、第2熱交換器2のケーシング4の内部両側
に該ケーシング4より一定幅だけ離間した位置に遮風板
11を設ける構成とした。即ち、第1熱交換器1からの
排気ガスが第2熱交換器2内を通過する際、上記排気ガ
スが第2熱交換器2のケーシング4内壁に直接接触しな
い構成とした。このような構成を採用することで、ケー
シング4内壁、具体的には水管2aとケーシング4との
接合境界部分に排気ガスが導入されないことになる結
果、該接合境界部分にドレンが発生しにくくなる。従っ
てこれまで水管2aとケーシング4等、異種金属で構成
される金属間での電位差が生じる要因が排除され、腐食
が発生しにくく、また腐食の進行によってドレン漏れと
いう問題が発生しない。これに対し、上記(A)の比較
例として示す図8の(B)から明らかなように、第2熱
交換器2のケーシング4内に上記したような遮風板11
を設けない場合には、第1熱交換器1からの排気ガスが
第2熱交換器2内を通過する際、上記排気ガスが第2熱
交換器2のケーシング4内壁に直接接触することにな
る。この結果、ケーシング4内壁にドレンが発生しやす
く、特に水管2aとケーシング4との接合境界部分では
上記したように、水管2aとケーシング4とが異種金属
で構成されるものであることから、ドレン生成に伴って
金属間で電位差が生じ、腐食が発生し易くなる。そし
て、この腐食の進行によってドレン漏れという問題が発
生する。
【0019】以上のように、本発明の第1ないし第6の
実施形態を示す給湯器によれば、第1熱交換器1又は第
2熱交換器2のケーシング3、4の所定箇所に断熱材5
や空気層6等を設け、或いはドレン受け部4aや水管2
a等に撥水コーティングを施すという比較的簡単な改良
を加えることで、ドレン生成に起因するケーシング等の
腐食を防止でき、またドレンの再蒸発を抑制し、更に第
1熱交換器1または第2熱交換器2での熱効率が効率的
に高められるという効果を得ることができる。
【0020】また上記した第1ないし第6の実施形態を
示す給湯器に対し、既述の(1)や(2)の工夫を付加
することで、上記第1ないし第6の実施形態を示す給湯
器が奏する作用効果をより一層確実且つ信頼できるもの
とすることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項1
に記載の給湯器によれば、ドレン生成部としての第2熱
交換器とドレン非生成部としての第1熱交換器とからな
る熱交換器を搭載した給湯器であって、上記第1熱交換
器は、少なくとも水管群と該水管群を収容するケーシン
グとを備えると共に、上記第2熱交換器は、少なくとも
水管群と該水管群を収容するケーシングと該ケーシング
の一部で構成されたドレン受け部とを備え、上記第1熱
交換器のケーシングのうち、第2熱交換器のドレン受け
部に対応するケーシング部分に断熱材が設けられている
ので、第1熱交換器のケーシングの傾斜板からの放熱は
断熱材の存在によって抑制され、燃焼ガスによる熱は第
1熱交換器で有効に利用され、熱効率が高められる。ま
た、第2熱交換器でのドレンの再蒸発を抑制することが
できる。また請求項2に記載の給湯器によれば、上記請
求項1に記載の構成による効果に加えて、断熱材が設け
られるケーシング部分において、該ケーシング部分と断
熱材との間に空気層が設けられているので、第1熱交換
器内を流れる燃焼ガス若しくは排気ガスの流れに伴う騒
音が空気層の存在によって吸音減衰され、消音効果が得
られる。また請求項3に記載の給湯器によれば、ドレン
生成部としての第2熱交換器とドレン非生成部としての
第1熱交換器とからなる熱交換器を搭載した給湯器であ
って、上記第2熱交換器は、少なくとも水管群と該水管
群を収容するケーシングと該ケーシングの一部で構成さ
れたドレン受け部とを備え、上記第2熱交換器のケーシ
ングのドレン受け部の背面側に断熱材又は放熱防止板が
設けられているので、ドレン受け部に対する異常加熱が
抑えられ、該ドレン受け部に滴下したドレンの再蒸発を
防止できる。よってドレンの再蒸発により、外部へ白煙
として放出される白煙化現象を極力なくすことができ
る。また請求項4に記載の給湯器によれば、上記請求項
3に記載の構成による効果に加えて、ドレン受け部の背
面側において、該ドレン受け部と断熱材若しくは放熱防
止板との間に空気層が設けられているので、空気層の存
在によって燃焼ガス若しくは排気ガスの流れに伴う騒音
が吸音減衰され、消音効果が得られる。また請求項5に
記載の給湯器によれば、ドレン生成部としての第2熱交
換器とドレン非生成部としての第1熱交換器とからなる
熱交換器を搭載した給湯器であって、上記第2熱交換器
は、少なくとも水管群と該水管群を収容するケーシング
と該ケーシングの一部で構成されたドレン受け部とを備
え、上記第2熱交換器のドレン受け部は、ドレンを流れ
やすくするための傾斜面に形成されると共に、該傾斜面
に撥水コーティング層が設けられているので、ドレン受
け部に滴下若しくは付着したドレンは傾斜面に沿って速
やかに流れ、外部へ排出することができる。従ってドレ
ンがドレン受け部に長時間滞留することがないので、強
い酸性をもつドレンによってドレン受け部を含むケーシ
ングが腐食されるおそれがない。さらに請求項6に記載
の給湯器によれば、ドレン生成部としての第2熱交換器
とドレン非生成部としての第1熱交換器とからなる熱交
換器を搭載した給湯器であって、上記第2熱交換器は、
少なくとも水管群と該水管群を収容するケーシングと該
ケーシングの一部で構成されたドレン受け部とを備え、
上記第2熱交換器を構成する水管の外周が撥水コーティ
ング層で被覆されているので、第2熱交換器を構成する
水管の外周の表面張力が低くなって、該水管の外周に付
着したドレンはその自重により速やかにドレン受け部に
滴下することになり、ドレン受け部から外部へ速やかに
排出される。従ってドレンが第2熱交換器内に滞留する
時間が短くなり、排気ガス等によって加熱されにくい。
よって熱損失が少なくなり、熱効率が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す給湯器の要部構
成図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す第1熱交換器の
要部構成図である。
【図3】本発明の第3の実施形態を示す給湯器の要部構
成図である。
【図4】本発明の第4の実施形態を示す第2熱交換器の
要部構成図である。
【図5】本発明の第5の実施形態を示す第2熱交換器の
要部構成図である。
【図6】本発明の第6の実施形態を示す第2熱交換器を
構成する水管の要部構成図である。
【図7】ドレン排出孔部分の拡大断面図である。
【図8】第2熱交換器内を上方から見た断面図である。
【図9】従来の熱交換器部の全体構成図である。
【符号の説明】
1 第1熱交換器 1a 水管 2 第2熱交換器 2a 水管 3 ケーシング 3b 傾斜板 4 ケーシング 4a ドレン受け部 5 断熱材 6 空気層 8 ドレン排出管 9a、9b 撥水コーティング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 忽那 良治 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 畑 秀典 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 松田 隆広 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 亀山 修司 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 植田 英雄 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 城出 浩作 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3L036 AA04 AA12 AE25 AE32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレン生成部としての第2熱交換器とド
    レン非生成部としての第1熱交換器とからなる熱交換器
    を搭載した給湯器であって、 上記第1熱交換器は、少なくとも水管群と該水管群を収
    容するケーシングとを備えると共に、上記第2熱交換器
    は、少なくとも水管群と該水管群を収容するケーシング
    と該ケーシングの一部で構成されたドレン受け部とを備
    え、 上記第1熱交換器のケーシングのうち、第2熱交換器の
    ドレン受け部に対応するケーシング部分に断熱材が設け
    られていることを特徴とする給湯器。
  2. 【請求項2】 断熱材が設けられるケーシング部分にお
    いて、該ケーシング部分と断熱材との間に空気層が設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
  3. 【請求項3】 ドレン生成部としての第2熱交換器とド
    レン非生成部としての第1熱交換器とからなる熱交換器
    を搭載した給湯器であって、 上記第2熱交換器は、少なくとも水管群と該水管群を収
    容するケーシングと該ケーシングの一部で構成されたド
    レン受け部とを備え、 上記第2熱交換器のケーシングのドレン受け部の背面側
    に断熱材又は放熱防止板が設けられていることを特徴と
    する給湯器。
  4. 【請求項4】 ドレン受け部の背面側において、該ドレ
    ン受け部と断熱材若しくは放熱防止板との間に空気層が
    設けられていることを特徴とする請求項3に記載の給湯
    器。
  5. 【請求項5】 ドレン生成部としての第2熱交換器とド
    レン非生成部としての第1熱交換器とからなる熱交換器
    を搭載した給湯器であって、 上記第2熱交換器は、少なくとも水管群と該水管群を収
    容するケーシングと該ケーシングの一部で構成されたド
    レン受け部とを備え、 上記第2熱交換器のドレン受け部は、ドレンを流れやす
    くするための傾斜面に形成されると共に、該傾斜面に撥
    水コーティング層が設けられていることを特徴とする給
    湯器。
  6. 【請求項6】 ドレン生成部としての第2熱交換器とド
    レン非生成部としての第1熱交換器とからなる熱交換器
    を搭載した給湯器であって、 上記第2熱交換器は、少なくとも水管群と該水管群を収
    容するケーシングと該ケーシングの一部で構成されたド
    レン受け部とを備え、 上記第2熱交換器を構成する水管の外周が撥水コーティ
    ング層で被覆されていることを特徴とする給湯器。
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