JP2006175990A - アシストグリップ固定装置 - Google Patents

アシストグリップ固定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006175990A
JP2006175990A JP2004371159A JP2004371159A JP2006175990A JP 2006175990 A JP2006175990 A JP 2006175990A JP 2004371159 A JP2004371159 A JP 2004371159A JP 2004371159 A JP2004371159 A JP 2004371159A JP 2006175990 A JP2006175990 A JP 2006175990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
assist grip
base member
fixing device
coil spring
torsion coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004371159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4638218B2 (ja
Inventor
Naomoto Morita
直基 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Original Assignee
Piolax Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Piolax Inc filed Critical Piolax Inc
Priority to JP2004371159A priority Critical patent/JP4638218B2/ja
Publication of JP2006175990A publication Critical patent/JP2006175990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4638218B2 publication Critical patent/JP4638218B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

【課題】
アシストグリップ本体を車体パネルに固定するアシストグリップ固定装置に、アシストグリップ本体を格納方向へ付勢するスプリングと、その付勢力を制動するダンパとを仮保持させて、組立工数の削減を図る。
【解決手段】
本発明のアシストグリップ固定装置70は、アシストグリップ本体10の両端部11,12を支持する一対のベース部材20を備えている。ベース部材20はクリップ40の基端部41を係合保持する開口部23とアシストグリップ本体10を連結するための支軸15を挿通する対向一対の軸受け部32とを有し、一方のベース部材20に形成した軸受け部32間にスプリング90を介装し、他方のベース部材20に形成した軸受け部32間にダンパ80を介装し、スプリング90、ダンパ80を、ベース部材20に装着したカバー60から延出する延長部68とベース部材20との間で仮保持させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、アシストグリップ本体を車体パネルに対して揺動可能に取付けるアシストグリップ固定装置に関する。
一般に、自動車などの車両の室内ドア側上部には乗員の姿勢を保持するためのアシストグリップが配設されている。この種のアシストグリップとして、非使用時は格納位置にあり、この状態でアシストグリップ本体を把持し、このアシストグリップ本体を使用位置まで回転させて使用する、いわゆる回転格納式のものが知られている。
回転格納式アシストグリップに採用されているアシストグリップ本体は車体パネル側に固設されているベース部材に対し揺動可能に支持されていると共に、スプリングの付勢力で格納方向へ常時付勢されている。従って、使用位置で把持しているアシストグリップ本体から手を離すと、このアシストグリップ本体はスプリングの付勢力で格納位置へ自動的に戻される。
ところで、アシストグリップ本体を揺動可能に支持するベース部材は、車体パネルに対してねじなどを用いて固定されるのが一般的であるが、本出願人は特許文献1(特開2001−277926号公報)において、ベース部材を車体パネルに対しねじなどを用いることなくピン部材を用いてワンタッチで固定できるようにした、アシストグリップ固定装置を提案した。
すなわち、同文献に開示したアシストグリップ固定装置は、ベース部材に、ピン部材を嵌入する嵌入孔部と車体パネルに穿設されている取付け孔に嵌合する弾性係止脚部とアシストグリップ本体に軸支される軸支部とが形成されており、取付けに際しては、先ず、ピン部材をベース部材の嵌入孔部に嵌入してピン部材をベース部材に仮止めする。次いで、アシストグリップ本体の両端にベース部材を回動自在に各々軸支する。
その際、アシストグリップ本体と一方のベース部材との間に、このアシストグリップ本体を一方向へ回動させる揺動付勢部材(トーションコイルスプリング)を介装し、又、アシストグリップ本体と他方のベース部材との間に、アシストグリップ本体の回動を緩やかにする筒状ダンパを介装する。
その後、アシストグリップ本体の両端に支持されているベース部材の弾性係止脚部を車体パネルに穿設されている取付け孔に嵌合させて仮固定する。次いで、ピン部材を弾性係止脚部側へ押込み、この弾性係止脚部を車体パネルの内側で拡開させて本固定する。
同文献に開示されているアシストグリップ固定装置は、アシストグリップ本体を支持するベース部材を、ねじなどを用いることなくピン部材を用いて車体パネルに対しワンタッチで取付けるようにしたので、作業工数を短縮することができるばかりでなく、ベース部材とピン部材とは仮止めされているため、部品管理が容易となる。
特開2001−277926号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、ベース部材にトーションコイルスプリング或いは筒状ダンパを取付けるための空隙部が形成されており、この空隙部がアシストグリップ本体を使用位置に揺動させたとき露呈される。そのため、この空隙部に装着されているトーションコイルスプリング、及び筒状ダンパは、アシストグリップ本体を使用位置に揺動させる都度に露呈されるため、美観が損なわれ、商品価値が低下してしまう。
又、トーションコイルスプリングや筒状ダンパは、ベース部材やアシストグリップ本体とは別々に納入し、アシストグリップ本体とベース部材とを取付ける際に装着される。従って、トーションコイルスプリングや筒状ダンパは、ベース部材やアシストグリップ本体とは別に管理する必要があり、部品管理が煩雑化する問題がある。
更に、トーションコイルスプリングと筒状ダンパとは、アシストグリップ本体をベース本体に取付ける際に組付けられるため、組立工数が嵩み、生産効率が悪いという問題がある。
したがって、本発明の目的は、揺動付勢部材と筒状ダンパとをベース部材に対して仮保持させることで、部品管理の簡素化を実現すると共に、組立工数を削減して作業性の向上を実現し、更に、揺動付勢部材とダンパとを覆うようにして美観を良好にし、商品価値の向上を実現することのできるアシストグリップ固定装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、アシストグリップ本体を車体パネルに対して揺動可能に取付けるためのアシストグリップ固定装置において、
前記アシストグリップ本体の両端部を揺動可能に支持するベース部材と、
前記ベース部材を前記車体パネルに固定するクリップと、
前記ベース部材に装着されて前記クリップの外れを防止する外れ防止部材と、
前記アシストグリップ本体を前記ベース部材に対して一方の揺動方向へ付勢する揺動付勢部材又は該揺動付勢部材の付勢力を制動する筒状ダンパとを備え、
前記ベース部材は、前記クリップの基端部を係合保持する開口部と前記アシストグリップ本体を連結するための支軸が挿通される対向一対の軸受け部とを有し、
前記揺動付勢部材又は前記筒状ダンパは、前記対向一対の軸受け部間に介装され、
前記外れ防止部材には、前記対向一対の軸受け間の外周に沿って延出されて、前記ベース部材との間で前記揺動付勢部材又は前記筒状ダンパを保持する延長部が設けられていることを特徴とするアシストグリップ固定装置を提供するものである。
上記第1の発明によれば、対向一対の軸受け部間に介装した揺動付勢部材、又は筒状ダンパが、外れ防止部材から延出する延長部とベース部材との間で仮保持されるので、脱落することがなく取扱性がよい。その結果、対向一対の軸受け部間に揺動付勢部材、又は筒状ダンパを介装した状態で納品することができるので、部品管理を簡素化することができる。
本発明の第2は、前記記第1の発明において、前記延長部が、前記対向一対の軸受け部間上に臨まされていると共に前記延長部の表面が前記軸受け部の外周と略同一面に形成されて、該対向一対の軸受け部との協同により一つの円筒部の一部が形成されるアシストグリップ固定装置を提供するものである。
上記第2の発明によれば、延長部を対向一対の軸受け部と略同一面として円筒の一部を形成するようにしたので、軸受け部と延長部とが互いに連続する滑らかな外観となり、良好な美観を得ることができ、商品価値を向上させることができる。又、滑らかな外観であるため、延長部の上に覆い被さるアシストグリップ本体の両端部の揺動が阻害されず、このアシストグリップ本体をスムーズに揺動させることができる。
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記筒状ダンパは一端面にトルク伝達用の係合条部が形成され、前記軸受け部の前記筒状ダンパの一端面に対向する内面に、前記係合条部に係合する被係合条部が前記延長部の方向に形成されているアシストグリップ固定装置を提供することにある。
上記第3の発明によれば、筒状ダンパに形成した係合条部を軸受け部の内面に形成した被係合条部に係合させることで、筒状ダンパの回転が規制され、この筒状ダンパを対向一対の軸受け部間により確実に仮保持させることができる。
本発明の第4は、前記第1又は第2の発明において、前記揺動付勢部材はトーションコイルスプリングであり、
前記トーションコイルスプリングの一端を係止する係止部が前記ベース部材に形成され、
又前記トーションコイルスプリングの自由長が前記対向一対の軸受け部間の距離よりも長いアシストグリップ固定装置を提供することにある。
上記第4の発明によれば、揺動付勢部材をトーションコイルスプリングとし、このトーションコイルスプリングの自由長を対向一対の軸受け部間の距離よりも長くしたので、このトーションコイルスプリングを軸受け部間に介装すると、その両端が軸受け部間の内面に圧接されて自由長方向への移動が規制され、又、トーションコイルスプリングの一端をベース部材の係止部に係止することで、回転方向への移動が規制される。その結果、トーションコイルスプリングを対向一対の軸受け部間に対しより確実に仮保持させることができる。
本発明の第5は、前記第4の発明において、前記トーションコイルスプリングの他端が前記延長部に当接されるアシストグリップ固定装置を提供するものである。
上記第5の発明によれば、トーションコイルスプリングの他端を外れ防止部材から延出する延長部に当接させることで、トーションコイルスプリングを対向一対の軸受け部間により確実に仮保持させることができる。
本発明の第6は、前記第3の発明において、前記筒状ダンパに形成されている係合条部は凸リブであり、前記軸受け部に形成された前記被係合条部が凹溝であり、
前記凸リブを前記凹溝に係入したとき前記筒状ダンパの軸芯に形成されているダンパ孔と前記軸受け部に穿設されている軸受け孔とが略同軸上に配設されるアシストグリップ固定装置を提供するものである。
上記第6の発明によれば、筒状ダンパの軸芯に形成したダンパ孔と軸受け部に穿設した軸受け孔とが略同軸上に配設されると共に、筒状ダンパに形成した凸リブが、軸受け部に形成した凹溝に係合されて筒状ダンパの回転が規制された状態で仮保持されるので、アシストグリップ本体の一端部に対して、筒状ダンパが装着されているベース部材を組付ける際には、アシストグリップ本体の一端部から軸受け部を介して筒状ダンパのダンパ孔側に支軸を通すだけで組付けを完了させることができ、作業工数を大幅に短縮することができる。
本発明の第7は、前記第5の発明において、前記トーションコイルスプリングの前記一端を前記ベース部材の前記係止部に係止し、前記他端を前記延長部に当接したとき、前記トーションコイルスプリングの軸芯と前記軸受け部に穿設されている軸受け孔とが略同軸上に配設されるアシストグリップ固定装置を提供するものである。
上記第7の発明によれば、トーションコイルスプリングの軸芯と軸受け部に穿設した軸受け孔とが略同軸上に配設されていると共に、トーションコイルスプリングの一端がベース部材の係止部に係止されて回転移動が規制された状態で仮保持されるので、アシストグリップ本体の一端部に対して、トーションコイルスプリングが装着されているベース部材を組付ける際には、アシストグリップ本体の一端部から軸受け部を介してトーションコイルスプリング側に支軸を通すだけで組付けを完了させることができ、作業工数を大幅に短縮することができる。
本発明のアシストグリップ固定装置によれば、揺動付勢部材と筒状ダンパとをベース部材に対して仮保持させることで、部品管理の簡素化が実現されると共に、組立工数が削減されて作業性の向上が実現される。更に、揺動付勢部材とダンパとを外れ防止部材から延出する延長部で覆うようにしたので、良好な美観を得ることができ、商品価値の向上を実現することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1にアシストグリップの分解斜視図を示す。
同図に示すように、アシストグリップは、アシストグリップ本体10と、このアシストグリップ本体10を車室内の車体パネル55(図11参照)に取付けるアシストグリップ固定装置70とを備えている。アシストグリップ本体10は長尺状に形成され、その長手方向両端部11,12が、互いに対向する方向へ湾曲されて略コ字状に形成されている。
この両端部11,12に凹部13がそれぞれ形成されており、この凹部13の両側壁に軸孔14が形成されている。この凹部13にアシストグリップ固定装置70が装着される。アシストグリップ固定装置70は、ベース部材20と、このベース部材20を車体パネル55に固定するクリップ40と、ベース部材20に取付けてクリップ40の外れを防止する外れ防止部材としてのカバー60と、アシストグリップ本体10をベース部材20に対して一方の揺動方向である格納位置へ付勢する揺動付勢部材としてのトーションコイルスプリング90と、このトーションコイルスプリング90の付勢力を制動する筒状ダンパ80とを備えている。
筒状ダンパ80は、外筒とこの外筒に内装する内筒とを有し、この外筒と内筒との間に充填されたグリースや粘性オイルなどの制動部材により制動力が発生する。又、内筒の軸芯にダンパ孔81が穿設されており、筒状ダンパ80を凹部13に装着すると、この筒状ダンパ80に形成されているダンパ孔81と、凹部13の側壁に穿設されている軸孔14とがほぼ同軸上に配設される。
又、トーションコイルスプリング90の自由長が、後述する対向一対の軸受け部32間の距離よりも長く形成されており、又、筒状ダンパ80の両端面間の長さが、対向一対の軸受け部32間の距離よりもやや短く形成されている。
更に、アシストグリップ本体10の両端部11,12に形成された凹部13に、筒状ダンパ80の外周側面に形成された外筒突起83が係合するリブ16と、トーションコイルスプリング90の一端から軸径方向へ延出されてL字状に曲げ形成された端部91が係合する溝17とが形成されている。
又、図2に示すように、ベース部材20は、基部となる枠体21を有し、この枠体21にほぼ正方形の開口部23が形成されている。この開口部23は、枠体21の各辺に対して、ある角度θ(例えば45°以下の角度)を有して傾斜されている。又、この枠体21の表面22側の面の一側に軸受け部32が対向一対形成されている。尚、以下の説明では、便宜的に枠体21の軸受け部32が形成されている側を前部、その両側を側部と称する。
軸受け部32の前部は湾曲面状に形成されており、この湾曲面のほぼ曲率中心に、支軸15が挿通される軸受け孔33が形成されている。
又、枠体21の表面22には、両軸受け部32から枠体21の外周に沿って開口部23を囲むように、周壁28がコの字状に形成されている。更に、軸受け部32間に周壁28よりも高さの低いリブ31が形成されており、このリブ31の一方の端部に、トーションコイルスプリング90の他端から軸径方向へ延出する端部92(図1参照)の先端が係止される係止部としてのスプリング係合溝30が形成されている。
又、互いに対向する軸受け部32の一方の内面に、軸受け孔33を交差して、枠体21の表面22から鉛直方向へ延出する被係合条部としての凹溝34が形成されている。この凹溝34に、筒状ダンパ80を構成する内筒の一端面に形成されている係合条部としての凸リブ82が係合される。更に、軸受け部32の両端部から後方へ延出する周壁28の外側面に、カバー60を掛止する係止段部35が形成され、この係止段部35が形成されている周壁28の内面側の表面22上にストッパ部24が形成されている。このストッパ部24は開口部23の方向へ突出するリブ状に形成されている。尚、このストッパ部24は、クリップ40の基端部41を、開口部23に挿入し回動させたとき、その回動位置を規制するストッパとして機能する。
又、枠体21の裏面、すなわち車体パネル55に当接する面に、矩形枠状に形成されたのリブ25が突設されている。このリブ25の枠体21の両側に位置する長辺側が、開口部23の稜部で分断されており、この開口部23の稜部がリブ25の丁度外周に位置している。又、リブ25の内周が、クリップ40に形成されている弾性片44の端部47に適合する形状に形成されている。
更に、リブ25に形成された互いに対向する長辺側に、ガイド突起26,26が各々突設されている。この各ガイド突起26,26は、先端部に向かうほど肉薄となるように、その外側面がテーパ形状をなしている。又、リブ25と各ガイド突起26とが連結する角部には、凹状の切欠部27が形成されている。この切欠部27によって、車体パネル55に穿設されている取付孔56(図11参照)にクリップ40を挿入するとき、ベース部材20のリブ25が、車体パネル55に貼り付けられる内装材(図示せず)に穿設されている孔に係入される。従って、リブ25の形状は、内装材に穿設されている孔に挿入される大きさ、及び内装材の厚さよりもやや低い高さに形成されている。
図3に示すように、クリップ40は、ほぼ正方形状に形成された基端部41と、この基端部41の一方の面の中央部から鉛直方向へ突出された支柱43と、この支柱43の先端部から、外方に拡開しながら基端部41側へ延出された一対の弾性片44とを有している。更に、弾性片44の両端部47が側方へフランジ状に延出されており、この両端部47に隣接する弾性片44の外側面に係合凹部45が形成され、この係合凹部45に至る段部に、係合爪部46が形成されている。又、基端部41の他方の面の中央部に工具挿入溝42が形成されている。
図4に示すように、カバー60は、上面61と、両側壁62と、上面61の前縁67から前方へ延出する延長部68とを有している。又、両側壁62の下縁部内側に、ベース部材20の係止段部35に係合する係合爪63が形成されている。又、上面61の外側には、アシストグリップ固定装置70を被取付面の取付孔に係合させる際に、指を押し当てる部分となる凹部64が形成されている。更に、上面61の内面には、枠状突起65と、この枠状突起65の対向する両側面の中央部を連結し、枠状突起65の端縁よりも更に高く突出したリブ66とが形成されている。
又、延長部68は、ベース部材20に形成されている対向一対の軸受け部32間に臨まされる。この延長部68の表面が軸受け部32の外周と略同一面に形成されている。尚、ベース部材20は、取付部品をしっかりと保持できる高強度の材料、例えばガラス繊維で強化したポリアセタールなどを材料とし、又、クリップ40は、強度を有しながらも弾性を有する、例えばガラス繊維で強化したポリオレフィンなどを材料としているため、大きな荷重にも耐えられる取付強度を得ることができる。
次に、図5〜図9を参照して、アシストグリップ固定装置70の組立て手順について説明する。
先ず、ベース部材20にクリップ40を取付ける。図5(a)に示すように、クリップ40の基端部41をベース部材20の開口部23に整合するように、ベース部材20に対して、クリップ40の基端部41を斜めに挿入する。このとき、弾性片44の両端部47が、ベース部材20のリブ25に当接する。
この状態で、クリップ40を、ベース部材20に向けて押しながら、図5(a)の矢印A方向へ捩ると、基端部41が開口部23を通過し、弾性片44の両端部47は、リブ25の内周に嵌合する。この状態が図5(b)及び図6に示されている。
開口部23の裏面側に挿出された基端部41は、捩り力によって回動し、ベース部材20の表面22に形成された一対のストッパ部24に当接して、その各辺が周壁28とほぼ平行な角度となる。その結果、基端部41の4つの角部が、開口部23の周縁に係合し、弾性片44の両端部47と、基端部41とで表面22を挟むようにして、クリップ40がベース部材20に固定される。
その結果、ストッパ部24によって基端部41の回動位置が規制され、基端部41を開口部23の周縁に確実に係合させることができる。尚、開口部23の周壁28に対する傾斜角度θは、本実施形態の場合、45°よりも小さく設定されており、クリップ40の捩り角度が比較的小さい状態で、基端部41をストッパ部24に当接させることができる。
ところで、ひとつのアシストグリップ本体10に対して、アシストグリップ固定装置70は2個使用する。この場合、一方のアシストグリップ固定装置70にトーションコイルスプリング90が装着され、他方のアシストグリップ固定装置70に筒状ダンパ80が装着される。トーションコイルスプリング90と筒状ダンパ80とは、ベース部材20に形成されている軸受け部32間に各々取付けられる。
すなわち、図7(b)、図8に示すように、トーションコイルスプリング90は、先ず、このトーションコイルスプリング90の他端から軸径方向へ延出する端部92の先端を、ベース部材20に形成されているスプリング係合溝30に挿通して係合させ、又、トーションコイルスプリング90を圧縮した状態で、ベース部材20に形成されている軸受け部32間に装着する。トーションコイルスプリング90の自由長は、軸受け部32間の距離よりも長いため、このトーションコイルスプリング90を圧縮した状態で軸受け部32間に装着した後解放すると、トーションコイルスプリング90は自己の弾撥力で、その両端が軸受け部32の対向面間に圧接され、軸方向の移動が規制される。又、トーションコイルスプリング90の端部92を、ベース部材20に形成されているスプリング係合溝30に係合させたので、トーションコイルスプリング90の回転方向の移動も規制される。
一方、図7(d)、図9に示すように、筒状ダンパ80は、先ずこの筒状ダンパ80をベース部材20に形成されている軸受け部32間に装着すると共に、内筒の一端面に形成されている凸リブ82を、一方の軸受け部32の内面に形成されている凹溝34に挿通し、係合させる。凸リブ82を凹溝34に係合させることで、筒状ダンパ80の回転方向の移動が規制される。又、筒状ダンパ80の両端面間の長さは、軸受け部32間の距離よりも若干短く形成されているだけであるため、この筒状ダンパ80を軸受け部32間に装着すると軸方向の移動も規制される。
その後、図7(c),(e)に示すように、トーションコイルスプリング90が装着されているベース部材20と、筒状ダンパ80が装着されているベース部材20とに対し、このベース部材20の表面22側からカバー60を各々装着する。すると、図8、図9に示すように、カバー60の両側壁62に形成されている係合爪63(図4(b)参照)が、ベース部材20に形成されている係止段部35に係合して抜け止めされる。更に、カバー60の内面に形成されている枠状突起65の端面が、クリップ40の基端部41に当接され、又、この枠状突起65内から突出されているリブ66が、基端部41に形成されている工具挿入溝42に挿入されて、その端面が工具挿入溝42の底面に当接される。このため、クリップ40を、車体パネル55に穿設されている取付孔56に押し込むに際し、カバー60の凹部64を指で押すことにより、枠状突起65、リブ66を介して基端部41が押圧されて、クリップ40に形成されている弾性片44を取付孔56に挿通させることができる。
又、図7(c),(e)、及び図8、図9に示すように、ベース部材20にカバー60が装着されると、このカバー60の前縁67から前方へ延出する延長部68が、対向一対の軸受け部32間に臨まされる。この延長部68の表面が軸受け部32の外周と略同一面に形成されているので、軸受け部32との協同により、この軸受け部32と延長部68とが互いに連続する滑らかな外観となり、美観が向上し、商品価値が向上する。更に、対向一対の軸受け部32間に装着されたトーションコイルスプリング90と筒状ダンパ80とは、カバー60に設けた延長部68とベース部材20の表面22との間に仮保持されるので、そのまま搬送しても脱落することがなく取扱性がよい。尚、このときトーションコイルスプリング90の一端から軸径方向へ延出されてL字状に曲げ形成された端部91が、カバー60に形成された延長部68の先端に当接される。
本実施形態では、軸受け部32間にトーションコイルスプリング90或いは筒状ダンパ80が仮保持されているので、これらを装着したままの状態で納品することができ、部品管理を簡素化することができる。
又、図9に示すように、筒状ダンパ80がカバー60に設けた延長部68とベース部材20の表面22との間に仮保持された状態では、筒状ダンパ80の径方向への移動が規制されて、筒状ダンパ80に穿設されているダンパ孔81が、軸受け部32に穿設されている軸受け孔33とほぼ同軸上に配設される。尚、図においてはダンパ孔81と軸受け孔33とが同じ径で示されている。一方、図8に示すようにトーションコイルスプリング90の内径は、軸受け孔33よりも大きな径を有している。
このようにしてトーションコイルスプリング90と筒状ダンパ80とを各々仮保持させた2つのアシストグリップ固定装置70は、アシストグリップ本体10の両端部11,12に形成されている凹部13に取付けられる。
図10に示すように、アッセンブリ化された各アシストグリップ固定装置70をアシストグリップ本体10の両端部11,12に形成されている凹部13に取付けるに際しては、先ず、ベース部材20の軸受け部32に穿設されている軸受け孔33を、凹部に穿設されている軸孔14に位置合わせする。
又、その際、アシストグリップ本体10の一方の端部11の凹部13に取付けたアシストグリップ固定装置70に仮保持されているトーションコイルスプリング90のL字状に曲げ形成された端部91を、凹部13に形成されている溝17(図1参照)に係入して掛止する。更に、アシストグリップ本体10の他方の端部12の凹部13に取付けたアシストグリップ固定装置70に仮保持されている筒状ダンパ80の外筒に形成されている外筒突起83を、凹部13に形成されているリブ16(図1参照)に掛止させる。
次いで、この軸孔14と、この軸孔14に対して同軸状に位置合わせされている軸受け部32の軸受け孔33とに支軸15を挿通し、この支軸15を介して軸受け孔33を軸孔14に回動自在に支持させる。このとき、筒状ダンパ80に穿設されているダンパ孔81が軸受け部32に穿設されている軸受け孔33とほぼ同軸上に配設された状態で仮保持されており、又、トーションコイルスプリング90の内径は、軸受け孔33よりも大きな径を有しているため、支軸15を対向一対の軸受け部32間を挿通させる場合に、この支軸15が、筒状ダンパ80やトーションコイルスプリング90と干渉して挿通が阻害されることがなく、支軸15を比較的スムーズに装着することができる。
その結果、アシストグリップ固定装置70をアシストグリップ本体10に形成されている凹部13に取付けるに際しては、支軸15を装着するだけで良いため、作業性が向上し、組立工数を削減することができる。
その後、このアシストグリップ本体10を、その両端部11,12に取付けたアシストグリップ固定装置70を介して車体パネル22に固定する。図11に示すように、車体パネル55には、アシストグリップ固定装置70のクリップ40に形成されている一対の弾性片44を装着する取付孔56が各々穿設されている。尚、図示しないが車体パネル55の表面には内装材が貼り付けられており、この内装材の取付孔56に対応する部位には、この取付孔56よりもやや大きい孔が穿設されている。
先ず、この両取付孔56に対し、両アシストグリップ固定装置70の下面から突出されているクリップ40に形成されている一対の弾性片44の先端を挿通して仮保持させる。次いで、カバー60の上面61形成されている凹部64を指で押す。
すると、この凹部64の内面側に突設されている枠状突起65、リブ66を介してクリップ40の基端部41が押圧され、ベース部材20の底面が車体パネル55に貼設されている内装材の表面に当接され、又、この内装材に穿設されている孔にベース部材20の底面から突出されているリブ25が入り込む。
更に、クリップ40に形成されている一対の弾性片44が取付孔56に押し込まれて、内方へ撓み、この弾性片44に形成されている係合爪部46が取付孔56を通過すると、係合爪部46は弾性片44の戻りにより取付孔56の裏面側周縁に係合する。その結果、リブ25と係合爪部46とにより車体パネル55の板厚側が挟み込まれて、アシストグリップ固定装置70が固定され、このアシストグリップ固定装置70を介してアシストグリップ本体10が車体パネル55に固定される。又、その際、ベース部材20のリブ25から突設されたガイド突起26は、取付孔56の内周に挿入され、クリップ40と、取付孔56の内周との隙間に挿入されて、クリップ40と取付孔56との間のガタ付きが防止される。
そして、車体パネル55にアシストグリップ本体10を取付けた後、このアシストグリップ本体10に対する外力を解放すると、このアシストグリップ本体10はトーションコイルスプリング90の付勢力により、車体パネル55に近接する方向へ回動し、格納位置へ自動的に戻される。
このようにして、車体パネル55にアシストグリップ本体10を、一対のアシストグリップ固定装置70を介して所定に取付けた後、搭乗者がアシストグリップ本体10を把持し、トーションコイルスプリング90の付勢力に抗して、図12に示すように、使用位置まで引き起こすと、アシストグリップ固定装置70のカバー60が露呈する。このカバー60には、その前縁67に延長部68が形成されており、この延長部68が、ベース部材20に形成されている軸受け部32間に臨まされて、トーションコイルスプリング90と筒状ダンパ80とが覆われている。そのため、このトーションコイルスプリング90と筒状ダンパ80とは外部に露呈することがなく、良好な美観を得ることができる。又、延長部68の表面が、その両側に配設されている軸受け部32の外周と略同一面に形成されているので、この軸受け部32との協同により全体が連続した形状となり、より優れた美観を得ることができる。
そして、アシストグリップ本体10から手を離すと、このアシストグリップ本体10はトーションコイルスプリング90の付勢力により格納位置の方向へ回動する。このとき、アシストグリップ本体10の他端に設けた端部12に取付けたアシストグリップ固定装置70に保持されている筒状ダンパ80の内筒と外筒との間で相対回転が生じ、外筒と内筒との間に充填されている粘性オイルなどの制動部材によって制動力が発生する。その結果、アシストグリップ本体10の回動が制動され、このアシストグリップ本体10はゆっくりと格納方向へ回動されて格納される。従って、搭乗者がアシストグリップ本体10から手を離しても、このアシストグリップ本体10が車体パネル55に強い衝撃で当たることがない。
このように本実施形態によれば、ベース部材20の開口部23の周縁にストッパ部24を設け、クリップ40の基端部41を、開口部23に挿入して捩ったとき、基端部41がストッパ部24に当接して、その回動位置が規制されるので、基端部41を開口部23の周縁に確実に係合させることができる。
又、アシストグリップ本体10を、車体パネル55の取付面から、取り外す必要が生じたときには、基端部41の工具挿入溝42に、マイナスドライバーなどの工具を挿入し、基端部41を捩って、開口部23に整合させる。このとき、基端部41は、ストッパ部24に当接しているため、基端部41を一方の方向、例えば図6における矢印B方向にしか回動させることができず、作業者に取外しに必要な回動方向を指示することが可能となる。
そして、矢印B方向においては、45°よりも小さい傾斜角度θだけ回動させることによって、基端部41を開口部23に整合させ、基端部41とベース部材20との係合を解除して、アシストグリップ本体10を車体パネル55から取り外すことが可能となる。
又、カバー60の内面に突設したリブ66を、クリップ40の基端部41の工具挿入溝42に挿入させたので、アシストグリップ本体10を介して、ベース部材20に回動力などが作用しても、ベース部材20に装着されたカバー60のリブ66を介して、クリップ40に回動力が伝達され、クリップ40の取付孔56に対する係合力によって、その回動を制止することができる。その結果、使用中にベース部材20と、クリップ40とが相対回転してしまい、クリップ40の基端部41が開口部23に整合して、ベース部材20がクリップ40から外れてしまうことを防止することができる。
又、カバー60の内面に枠状突起65を設け、その先端をクリップ40の基端部41に当接させるようにしたので、クリップ40を車体パネル55の取付孔56に押し込む際、カバー60の凹部64に指を当てて力を加えることにより、枠状突起65を介してクリップ40に、押込み力を伝達させることができる。更に、固定状態においては、枠状突起65がクリップ40の基端部41に当接して、その浮き上がりを防止するため、ガタ付きなどを防止することができる。尚、枠状突起65は、基端部41に当接する形状をなしていればよく、必ずしも枠状である必要はない。
更に、ベース部材20のリブ25に、取付孔56の内周に挿入されるガイド突起26を設けたことにより、取付孔56とクリップ40との隙間を、ガイド突起26によって埋めて、横方向のガタ付きを防止することができる。
又、ガイド突起26のベース部材20のリブ25から立ち上がる角部に、凹状の切欠部27を設けたことにより、リブ25を車体パネル55の室内面側に密接させることができ、アシストグリップ固定装置70をガタ付きなく固定することが可能となる。
更に、カバー60の前縁67に延長部68を設け、この延長部68とベース部材20との間で筒状ダンパ80、トーションコイルスプリング90とを仮保持するようにしたので、これらを装着したままの状態で納品することができ、部品管理を簡素化することができる。
本発明は、アシストグリップ以外に、例えば自動車のサンバイザー、ルームミラーなどの部品を、車体パネルなどの被取付面に固定する際の固定装置としても利用することができる。
アシストグリップの分解斜視図である。 本発明のアシストグリップ固定装置のベース部材を示し、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は(c)のd―d線に沿った断面図である。 同アシストグリップ固定装置のクリップを示し、(a)は弾性片側から見た斜視図、(b)は基部側から見た斜視図である。 同アシストグリップ固定装置のカバーを示し、(a)は外面側から見た斜視図、(b)は内面側から見た斜視図である。 ベース部材に対してクリップを取付けた状態を示し、(a)はクリップの基部をベース部材の開口部に差し込む状態を示す斜視図、(b)はクリップを捩ってクリップの基部を開口部の裏面側周縁に係合させた状態を示す斜視図である。 クリップの基部をベース部材の挿入孔周縁に係合させた状態を示す底面図である。 (a)はベース部材に対してクリップを取付けた状態の斜視図、(b)は(a)のベース部材に対してトーションコイルスプリングを取付けた状態の斜視図、(c)は(b)のベース部材に対してカバーを装着した状態の斜視図、(d)は(a)のベース部材に対して筒状ダンパを取付けた状態の斜視図、(e)は(d)のベース部材に対してカバーを装着した状態の斜視図である。 図7(c)のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図7(e)のIX-IX線に沿った断面図である。 アシストグリップ本体にアシストグリップ固定装置を取付ける状態の斜視図である。 本発明のアシストグリップ固定装置を車体パネルに固定する状態の斜視図である。 車体パネルに固定したアシストグリップ本体を使用位置まで引き起こした状態の斜視図である。
符号の説明
10 アシストグリップ本体
11、12 端部
13 凹部
14 軸孔
15 支軸
16、25、31、66 リブ
17 溝
20 ベース部材
21 枠体
22 底面
23 開口部
24 ストッパ部
26 ガイド突起
27 切欠部
28 周壁
30 スプリング係合溝
32 軸受け部
33 軸受け孔
34 凹溝
35 係止段部
40 クリップ
41 基端部
42 工具挿入溝
43 支柱
44 弾性片
45 係合凹部
46 係合爪部
47 端部
55 車体パネル
56 取付孔
60 カバー
61 上面
62 側壁
63 係合爪
64 凹部
65 枠状突起
67 前縁
68 延長部
70 アシストグリップ固定装置
80 筒状ダンパ
81 ダンパ孔
82 凸リブ
83 外筒突起
90 トーションコイルスプリング
91、92 端部
θ 傾斜角度

Claims (7)

  1. アシストグリップ本体を車体パネルに対して揺動可能に取付けるためのアシストグリップ固定装置において、
    前記アシストグリップ本体の両端部を揺動可能に支持するベース部材と、
    前記ベース部材を前記車体パネルに固定するクリップと、
    前記ベース部材に装着されて前記クリップの外れを防止する外れ防止部材と、
    前記アシストグリップ本体を前記ベース部材に対して一方の揺動方向へ付勢する揺動付勢部材又は該揺動付勢部材の付勢力を制動する筒状ダンパとを備え、
    前記ベース部材は、前記クリップの基端部を係合保持する開口部と前記アシストグリップ本体を連結するための支軸が挿通される対向一対の軸受け部とを有し、
    前記揺動付勢部材又は前記筒状ダンパは、前記対向一対の軸受け部間に介装され、
    前記外れ防止部材には、前記対向一対の軸受け間の外周に沿って延出されて、前記ベース部材との間で前記揺動付勢部材又は前記筒状ダンパを保持する延長部が設けられていることを特徴とするアシストグリップ固定装置。
  2. 前記延長部が、前記対向一対の軸受け部間上に臨まされていると共に前記延長部の表面が前記軸受け部の外周と略同一面に形成されて、該対向一対の軸受け部との協同により一つの円筒部の一部が形成される請求項1記載のアシストグリップ固定装置。
  3. 前記筒状ダンパは一端面にトルク伝達用の係合条部が形成され、
    前記軸受け部の前記筒状ダンパの一端面に対向する内面に、前記係合条部に係合する被係合条部が前記延長部の方向に形成されている請求項1又は2記載のアシストグリップ固定装置。
  4. 前記揺動付勢部材はトーションコイルスプリングであり、
    前記トーションコイルスプリングの一端を係止する係止部が前記ベース部材に形成され、
    又前記トーションコイルスプリングの自由長が前記対向一対の軸受け部間の距離よりも長い請求項1又は2記載のアシストグリップ固定装置。
  5. 前記トーションコイルスプリングの他端が前記延長部に当接される請求項4記載のアシストグリップ固定装置。
  6. 前記筒状ダンパに形成されている係合条部は凸リブであり、前記軸受け部に形成された前記被係合条部が凹溝であり、
    前記凸リブを前記凹溝に係入したとき前記筒状ダンパの軸芯に形成されているダンパ孔と前記軸受け部に穿設されている軸受け孔とが略同軸上に配設される請求項3記載のアシストグリップ固定装置。
  7. 前記トーションコイルスプリングの前記一端を前記ベース部材の前記係止部に係止し、前記他端を前記延長部に当接したとき、前記トーションコイルスプリングの軸芯と前記軸受け部に穿設されている軸受け孔とが略同軸上に配設される請求項5記載のアシストグリップ固定装置。
JP2004371159A 2004-12-22 2004-12-22 アシストグリップ固定装置 Expired - Fee Related JP4638218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004371159A JP4638218B2 (ja) 2004-12-22 2004-12-22 アシストグリップ固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004371159A JP4638218B2 (ja) 2004-12-22 2004-12-22 アシストグリップ固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006175990A true JP2006175990A (ja) 2006-07-06
JP4638218B2 JP4638218B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=36730505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004371159A Expired - Fee Related JP4638218B2 (ja) 2004-12-22 2004-12-22 アシストグリップ固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4638218B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008024162A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Toyota Boshoku Corp アシストグリップ
JP2009299708A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Piolax Inc ツーピースクリップ
CN102189951A (zh) * 2010-03-17 2011-09-21 通用汽车环球科技运作有限责任公司 针对恒定返回速度的扶手弹簧设计
WO2011142475A1 (en) * 2010-05-12 2011-11-17 Toyoda Gosei Co., Ltd. Assist grip
JP2013023073A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Toyoda Gosei Co Ltd アシストグリップ
CN104080650A (zh) * 2012-06-12 2014-10-01 丰和化成株式会社 辅助把手
KR101449344B1 (ko) 2013-11-11 2014-10-08 주식회사 니프코코리아 자동차용 어시스트 핸들

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0537564U (ja) * 1991-10-30 1993-05-21 豊田合成株式会社 アシストグリツプ
JPH08119018A (ja) * 1994-10-24 1996-05-14 Toyoda Gosei Co Ltd グリップの取付構造
JP2001270369A (ja) * 2000-03-28 2001-10-02 Koyo Fastener Kk 自動車用アシストグリップ
JP2001277926A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Piolax Inc アシストグリップの取付構造
JP2001304320A (ja) * 2000-02-18 2001-10-31 Piolax Inc 回転ダンパ
JP2003239916A (ja) * 2002-02-18 2003-08-27 Howa Kasei Kk 車内部品の取付構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0537564U (ja) * 1991-10-30 1993-05-21 豊田合成株式会社 アシストグリツプ
JPH08119018A (ja) * 1994-10-24 1996-05-14 Toyoda Gosei Co Ltd グリップの取付構造
JP2001304320A (ja) * 2000-02-18 2001-10-31 Piolax Inc 回転ダンパ
JP2001270369A (ja) * 2000-03-28 2001-10-02 Koyo Fastener Kk 自動車用アシストグリップ
JP2001277926A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Piolax Inc アシストグリップの取付構造
JP2003239916A (ja) * 2002-02-18 2003-08-27 Howa Kasei Kk 車内部品の取付構造

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008024162A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Toyota Boshoku Corp アシストグリップ
JP2009299708A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Piolax Inc ツーピースクリップ
CN102189951A (zh) * 2010-03-17 2011-09-21 通用汽车环球科技运作有限责任公司 针对恒定返回速度的扶手弹簧设计
US8661622B2 (en) 2010-05-12 2014-03-04 Toyoda Gosei Co., Ltd. Assist grip
JP2011235823A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Toyoda Gosei Co Ltd アシストグリップ
WO2011142475A1 (en) * 2010-05-12 2011-11-17 Toyoda Gosei Co., Ltd. Assist grip
JP2013023073A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Toyoda Gosei Co Ltd アシストグリップ
CN104080650A (zh) * 2012-06-12 2014-10-01 丰和化成株式会社 辅助把手
KR101449344B1 (ko) 2013-11-11 2014-10-08 주식회사 니프코코리아 자동차용 어시스트 핸들
WO2015069078A1 (en) * 2013-11-11 2015-05-14 Nifco Korea Inc. Assist handle for car
CN105705377A (zh) * 2013-11-11 2016-06-22 株式会社利富高韩国 用于汽车的辅助把手
CN105705377B (zh) * 2013-11-11 2017-08-15 株式会社利富高韩国 用于汽车的辅助把手
US9889783B2 (en) 2013-11-11 2018-02-13 Nifco Korea Inc. Assist handle for car

Also Published As

Publication number Publication date
JP4638218B2 (ja) 2011-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7661741B2 (en) In-vehicle storage unit
KR100927295B1 (ko) 어시스트 그립의 체결구조
JP4985276B2 (ja) 車両用アウトサイドミラー装置
US20080127465A1 (en) Safety hook
JP5191960B2 (ja) 車両用サンバイザ
US20100313384A1 (en) Hinge device
US8256065B2 (en) Hinge mechanism for display device
JPWO2012046287A1 (ja) アシストグリップ
JP4638218B2 (ja) アシストグリップ固定装置
JP5204628B2 (ja) アシストグリップ
JPH0319483Y2 (ja)
JP3521215B2 (ja) 自動車のドアチェッカ兼用ドアヒンジ
JP2011025762A (ja) アシストグリップ
JP3749076B2 (ja) アシストグリップの取付構造
JP3772253B2 (ja) 止着具
JP4379342B2 (ja) 樹脂部材の締結構造
US7533447B2 (en) Hinge
JP3336321B2 (ja) ボールジョイント
JP4617828B2 (ja) ケース構造
JP3080801U (ja) 自動車車室内で用いる眼鏡ホルダー
JP2579279Y2 (ja) 自動車用サンバイザ
JP4555048B2 (ja) 自動車用内装部品の取付具
JP7050706B2 (ja) アシストグリップ
CN209891904U (zh) 一种双向转动的门窗月牙锁
KR100333755B1 (ko) 차량용 인사이드 미러 고정구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees