JP5204628B2 - アシストグリップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車室内の天井面等に取り付けられるアシストグリップに関し、特に、グリップ本体に対しヒンジ部を簡単に嵌め込み、組み付けることが可能なアシストグリップに関する。
自動車室内の天井面には、搭乗者が室内で身体を支持するために、アシストグリップが取り付けられる。この種のアシストグリップとして、グリップ本体の両側に凹部が形成され、その凹部内にヒンジ部が回動可能に取り付けられ、グリップ本体がヒンジ部を介して回動可能に装着される構造のものが、各種の自動車に装着されている。
ヒンジ部を有したアシストグリップは、通常、グリップ本体の凹部にヒンジ部を取り付ける場合、ヒンジ部を凹部内の定位置に配置した状態で、グリップ本体の外側から金属軸を、凹部の側壁に穿設した軸孔に圧入しながら、ヒンジ部の軸受部に挿通させて、ヒンジ部を凹部内に取り付けている。このため、金属軸などの別部品を必要とし、金属軸を圧入する際の組み付け作業が煩雑となり、また、アシストグリップの外側に金属軸の端部が露出し、アシストグリップの外観を悪化させる不具合があった。
そこで、従来、下記の特許文献1で、グリップ本体の両側に凹部内に、ヒンジ部を圧入により嵌め込んで回動可能に装着するアシストグリップが提案されている。
特開2005−138823号公報
このアシストグリップは、ヒンジ部本体の両側に支持片を突設すると共に、その支持片の先端部両側にボス部を突設し、グリップ本体の凹部内には軸孔を設けると共に、その軸孔に向かう溝部をその内側壁面に形成し、支持片を撓ませながら、そのボス部を溝内で滑らせながら軸孔に押し込むようにして、ヒンジ部をグリップ本体の凹部内に回動可能に装着する。
しかし、この従来のアシストグリップは、ヒンジ部本体に突設した支持片を単純に撓ませながら両側のボス部を、グリップ本体の凹部内の各軸孔に押し込む構造のため、ヒンジ本体に多大な荷重を加える必要があり、組付作業性に問題があった。また、組付作業性の向上の方策として、ボス部の長さを短くすることが考えられたが、ボス部の長さを短くすると、ボス部と軸孔のラップ代が不十分となり、アシストグリップの使用時に必要な強度が不足する虞があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、金属軸を使用せずに、グリップ本体の凹部内にヒンジ部を容易に組み付けることができ、使用時に必要な強度を確実に保持することができるアシストグリップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1のアシストグリップは、グリップ本体の基部両側にヒンジ用凹部が設けられ、該ヒンジ用凹部内に1対のヒンジ部が回動可能に嵌入されるアシストグリップにおいて、
該ヒンジ用凹部の両側の側壁にボス穴が形成され、該ヒンジ部のヒンジ本体の下部外側に外側支持片が突設され、該ヒンジ本体の下部内側に内側支持片が突設され、該内側支持片の厚さは該外側支持片の厚さより厚く形成され、該内側支持片の内側に、該ボス穴に嵌入可能な内側ボスが突設され、該外側支持片の外側に、該ボス穴に嵌入可能な外側ボスが突設され、該内側支持片の基部の上部に切欠溝が設けられ、該外側ボスの先端下部に切欠部が設けられ、該ヒンジ部の内側ボス及び外側ボスを該ヒンジ用凹部のボス穴に嵌め込む際、該ヒンジ用凹部の縁部が該切欠溝に入り該外側ボスの該切欠部が該ヒンジ用凹部の縁部に摺接しながら内側ボス及び外側ボスが該ボス穴に嵌め込まれることを特徴とする。
この発明によれば、ヒンジ用凹部内にヒンジ部を回動可能に嵌め込む際、内側ボスをヒンジ用凹部の内側のボス穴に入れた状態で、外側ボスをヒンジ用凹部の外側のボス穴に押し込むと、ヒンジ用凹部の縁部が切欠溝に入り、該外側ボスの切欠部がヒンジ用凹部の縁部に摺接し、厚さのより薄い外側支持片が撓みながら、外側ボスがボス穴に嵌め込まれ、比較的簡単な操作でヒンジ部をヒンジ用凹部内に回動可能に装着することができる。また、アシストグリップの使用時、使用者がグリップを引いた際の荷重は、主に、1対のヒンジ部における内側ボス、内側支持片にかかるが、厚さのより厚い内側支持片とそこに突設された内側ボスによりその荷重を確実に支持することができ、外側ボスは、その先端下部を切り欠いて切欠部とし、外側ボスの上部は充分なラップ量をもってボス穴に嵌入され、切欠部のない外側ボスの上部で荷重を支持するため、グリップ本体にかかる使用時の荷重をヒンジ部の内側ボスと外側ボス間で確実に保持することができる。
請求項2の発明は、上記請求項1に記載のアシストグリップにおいて、上記ヒンジ用凹部のボス穴に、上記外側支持片の外側ボスと内側支持片の内側ボスを嵌入した状態で、上記ヒンジ部の下部の内側支持片と外側支持片間に支持部材を挿入して内側から両支持片を支持することを特徴とする。
この支持部材としては、請求項3のように、捻りコイルばねを支持し且つ内側支持片と外側支持片間に挿入されてそれらを支持する軸方向支持部材とすることができ、捻りコイルばねはヒンジ部に対しグリップ本体を不使用位置に付勢する。また、請求項4のように、支持部材としてオイルダンパーを使用することができ、オイルダンパーは、ヒンジ部に対しアシストグリップを回動させるとき、その回動速度を減速させるように作用する。
請求項2の発明によれば、使用時にグリップ本体の荷重が、内側ボス、外側ボス、内側支持片及び外側支持片にかかると、内側支持片と外側支持片が各々内側に撓みやすいが、その際の内側への撓みを支持部材により阻止して、ヒンジ部の内側ボス、外側ボスとヒンジ用凹部のボス穴間の良好な嵌合状態を保持し、使用時のグリップ本体にかかる荷重を確実に保持することができる。
上記構成のアシストグリップによれば、グリップ本体の基部に外側から金属軸を挿入しないため、グリップ本体の外観を悪化させることがなく、グリップ本体のヒンジ用凹部内にヒンジ部を容易に組み付けることができ、使用時、グリップ本体にかかる荷重は、1対のヒンジ部の内側ボス、外側ボス、内側支持片及び外側支持片を介して確実に保持することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はアシストグリップの背面図を示し、図2はその左側面図を示し、図3はその背面からの斜視図を、図4はその分解斜視図を示している。なお、以下の説明で使用する左右上下は、装着姿勢のアシストグリップを正面から見たときの左右上下を示し、図示で使用したFRは前、LEは左、RIは右、UPは上、REは後を示す。
図1〜図4において、1は合成樹脂で一体成形されたグリップ本体であり、グリップ本体1の左右両端に設けられた基部の背面に、略長方形のヒンジ用凹部11,12が形成されている。両側のヒンジ用凹部11,12内における左右両側壁部には、各々1対のボス穴13,13,14,14が形成され、後述のヒンジ部2,3の内側ボス24と外側ボス25または内側ボス34と外側ボス35がそのボス穴13,13,14,14に嵌入されて、各ヒンジ部2,3はグリップ本体1に対し回動可能に軸支される。1対のヒンジ部2,3は自動車のボディに固定されるため、グリップ本体1が非使用状態と使用状態との間で、相対的にヒンジ部2,3に対し回動可能とされる。
1対のヒンジ部2とヒンジ部3は、相互にミラー対称形として形成され、図4に示すように、右側のヒンジ部2は、ヒンジ本体21と、ヒンジ本体21に対し背面側から嵌め込んで取り付けられ、図示しないボディの矩形孔に嵌入されて係止される取付クリップ5と、ヒンジ本体21に対しその正面側を覆って嵌着され、ヒンジ本体21内の矩形開口部27にクリップ支持部42を進入させて取付クリップ5を内側から支持するカバー4と、ヒンジ本体21の下部に突設された内側支持片22と外側支持片23の間に介在される軸方向支持部材7と、軸方向支持部材7に外嵌して装着される捻りコイルばね6と、から構成される。
左側のヒンジ部3は、同様に、ヒンジ本体31と、ヒンジ本体31に対し背面側から嵌め込んで取り付けられ、図示しないボディの矩形孔に嵌入されて係止される取付クリップ5と、ヒンジ本体31に対しその正面側を覆って嵌着され、ヒンジ本体31内の矩形開口部37にクリップ支持部42を進入させて取付クリップ5を内側から支持するカバー4と、ヒンジ本体31の下部に突設された内側支持片32と外側支持片33の間に挿入され、グリップ本体1に回動負荷を付与するオイルダンパー8と、から構成される。
右側のヒンジ部2のヒンジ本体21は、図6、図8、図11,図12に示すように、下部に内側支持片22、外側支持片23を突設し、略中央に矩形開口部27を設け、矩形開口部27の中央部から背面側に向けて、取付クリップ5を支持するための中央支持板28を突設した形状に、合成樹脂により一体成形される。下側に突設された内側支持片22には内側ボス24がその外側面(図8の左側面)にヒンジ軸として突設され、外側支持片23には外側ボス25がその外側面(図8の右側面)にヒンジ軸として突設される。この内側支持片22の内側ボス24と外側支持片23の外側ボス25は、上記グリップ本体1のヒンジ用凹部11の両側壁に穿設されたボス穴13,13に回動可能に嵌入される。
また、特に、図8に示す如く、その内側支持片22の厚さt1はその外側支持片23の厚さt2の約1.3倍と厚く形成される。つまり、外側支持片23の厚さt2は内側支持片22の厚さt1の約0.75倍と薄く形成され、外側ボス25をボス穴13に嵌め込む際、外側支持片23を撓ませて嵌入させるようになっている。また、内側支持片22の厚さt1を外側支持片23の厚さt2より厚く形成することにより、アシストグリップの使用時にグリップ本体1を介してヒンジ部2の内側支持片22及び内側ボス24に荷重が印加されたとき、その荷重を確実に支持可能としている。
一方、外側支持片23に突設された外側ボス25の先端下部は斜めに切除した形状とされて、そこに切欠部25aが形成される。この切欠部25aにより、組み付け時に、外側ボス25をボス穴13に嵌め込む際、グリップ本体1のヒンジ用凹部11の縁部を外側ボス25が乗り越え可能としている。さらに、図8、図11、図12に示すように、ヒンジ本体21の内側支持片22の基部(上部)外側面に、切欠溝26が形成され、この切欠溝26によって、ヒンジ部2をグリップ本体1のヒンジ用凹部11に嵌め込む際、ヒンジ用凹部11の縁部がこの切欠溝26に進入して内側ボス24及び外側ボス25がボス穴13,13に嵌入できるようにしている。
ヒンジ本体21の両側部にはカバー係止部29が形成され、後述のカバー4をヒンジ本体21の正面側に嵌着させる際、カバー4側の係止爪43が係止されるようになっている。また、ヒンジ本体21の略中央部に形成された矩形開口部27は、図4などに示すように、後述の取付クリップ5をその背面側から挿入可能な形状に形成されると共に、カバー4を嵌める際、カバー4の背面側に突設されたクリップ支持部42を挿入可能な形状に形成され、矩形開口部27の略中央には、中央支持板28が水平に突設される。取付クリップ5は、この中央支持板28を上下から覆うように、背面からヒンジ本体21の矩形開口部27内に挿入され、その内側で取付クリップ5先端の係合部5aが係合するようになっている。
左側のヒンジ部3のヒンジ本体21は、図5、図7、図9,図10に示すように、下部に内側支持片32、外側支持片33を突設し、略中央に矩形開口部37を設け、矩形開口部37の中央部から背面側に向けて、取付クリップ5を支持するための中央支持板38を突設し、合成樹脂により一体成形される。下側に突設された内側支持片32には内側ボス34がその外側面(図7の右側面)にヒンジ軸として突設され、外側支持片33には外側ボス35がその外側面(図7の左側面)にヒンジ軸として突設され、この内側支持片32と外側支持片33は、上記グリップ本体1のヒンジ用凹部12の両側壁に穿設されたボス穴14,14に回動可能に嵌入される。
特に、図7に示す如く、その内側支持片32の厚さt1はその外側支持片33の厚さt2の約1.3倍と厚く形成される。つまり、外側支持片33の厚さt2は内側支持片32の厚さt1の約0.75倍と薄く形成され、外側ボス35をボス穴14に嵌め込む際、外側支持片33を撓ませて嵌入させるようになっている。また、内側支持片32の厚さt1を外側支持片33の厚さt2より厚く形成することにより、アシストグリップの使用時にグリップ本体1を介してヒンジ部3の内側支持片32及び内側ボス34に荷重が印加されたとき、その荷重を確実に支持可能としている。
一方、外側支持片33に突設された外側ボス35の先端下部は斜めに切除した形状とされて、そこに切欠部35aが形成される。この切欠部35aにより、組み付け時に、外側ボス35をボス穴14の嵌め込む際、グリップ本体1のヒンジ用凹部12の縁部を外側ボス35が乗り越え可能としている。さらに、図7、図9、図10に示すように、ヒンジ本体31の内側支持片32の基部(上部)外側面に、切欠溝36が形成され、この切欠溝36によって、ヒンジ部3をグリップ本体1のヒンジ用凹部12に嵌め込む際、ヒンジ用凹部12の縁部がこの切欠溝36に進入して、ヒンジ部3が傾斜し、内側ボス34がボス穴14に嵌入できるようにしている。
ヒンジ本体31の両側部にはカバー係止部39が形成され、カバー4をヒンジ本体31の正面側に嵌着させる際、カバー4側の係止爪43が係止されるようになっている。また、ヒンジ本体31の略中央部に形成された矩形開口部37は、図4などに示すように、取付クリップ5をその背面側から挿入可能な形状に形成されると共に、カバー4を嵌める際、カバー4の背面側に突設されたクリップ支持部42を挿入可能な形状に形成され、矩形開口部37の略中央には、中央支持板38が水平に突設される。取付クリップ5は、この中央支持板38を上下から覆うように、背面からヒンジ本体31の矩形開口部37内に挿入され、その内側で取付クリップ5先端の係合部5aが係止するようになっている。
上記のように、グリップ本体1のヒンジ用凹部11,12に、上記のヒンジ本体21,31を回動可能に嵌入した状態で、ヒンジ本体21,31には取付クリップ5が嵌め込まれるが、この取付クリップ5は、図4に示すように、ばね弾性を有する金属を略U字状に曲折して形成され、その先端部にはヒンジ本体21、31の内側に係合する係合部5a,5aがL形に曲折して形成される。
さらに、取付クリップ5の両側には切り起こすように、膨出部5bが拡幅方向に弾性変形可能に形成され、その膨出部5bには、図示しないボディパネル(車体)に設けた矩形孔の縁部に係止される係止部が形成される。さらに、膨出部5bの先端部には、取付クリップ5をヒンジ本体21,31に背面側から差し込むように組み付けたとき、図3のように、ヒンジ本体21,31の縁部に係止される係止爪5cが2個に分かれて形成されている。
ヒンジ本体21,31の正面側を覆うように組み付けられるカバー4は、図4に示すように、ヒンジ本体21,31の正面を覆うカバー本体41と、カバー本体41の背面側に突出して設けられたクリップ支持部42とから構成され、クリップ支持部42には、上記取付クリップ5の内側に嵌入される2対の尖頭部が突設され、カバー本体41内の両側部には、上記ヒンジ本体21,31のカバー係止部29,39に係止される係止爪43が設けられている。
上記構成のアシストグリップでは、グリップ本体1に、ヒンジ部2,3を組み付ける場合、先ず、ヒンジ本体21,31をグリップ本体1のヒンジ用凹部11,12に組み付けるが、このとき、図13,14に示すように、ヒンジ本体21,31はその両側の内側ボス24、34と外側ボス25,35をヒンジ用凹部11,12内のボス穴13,14に嵌入させる。
すなわち、右側のヒンジ本体21をグリップ本体1のヒンジ用凹部11に組み付ける場合、図14に示す如く、先ず、ヒンジ本体21をヒンジ用凹部11に対し傾けて、内側支持片22の内側ボス24の先端部をボス穴13に入れる。このとき、ヒンジ用凹部11の縁部が内側支持片22の基部の切欠溝26に進入し、内側ボス24の先端部をボス穴13に入れることができる。
次に、図14のように、ヒンジ本体21の外側支持片23を押し下げて、その外側ボス25をヒンジ用凹部11内に進入させる。このとき、外側ボス25の先端下部が切欠部25aとなっているので、容易にヒンジ用凹部11内に進入することができ、さらに、外側支持片23の厚さが比較的薄く形成されているため、外側支持片23は外側ボス25をヒンジ用凹部11内に入れる方向に撓み、外側ボス25はヒンジ用凹部11内に進入する。そして、さらに外側ボス25を凹部11内の中間位置まで押して進入させれば、図14に示すように、外側ボス25をボス穴13に嵌入させることができる。
一方、左側のヒンジ本体31をグリップ本体1のヒンジ用凹部12に組み付ける場合、図13に示す如く、先ず、ヒンジ本体31をヒンジ用凹部12に対し傾けて、内側支持片32の内側ボス34の先端部をボス穴14に入れる。このとき、ヒンジ用凹部12の縁部が内側支持片32の基部の切欠溝36に進入し、内側ボス34の先端部をボス穴14に入れることができる。
次に、図13のように、ヒンジ本体31の外側支持片33を押し下げて、その外側ボス35をヒンジ用凹部12内に進入させる。このとき、外側ボス35の先端下部が切欠部35aとなっているので、容易にヒンジ用凹部12内に進入することができ、さらに、外側支持片33の厚さが比較的薄く形成されているため、外側支持片33は外側ボス35をヒンジ用凹部12内に入れる方向に撓み、外側ボス35はヒンジ用凹部12内に進入する。そして、さらに外側ボス35をヒンジ用凹部12内の中間位置まで押して進入させれば、図13に示すように、外側ボス35をボス穴14に嵌入させることができる。
このように、ヒンジ用凹部11,12内にヒンジ本体21,31を嵌め込む際、内側ボス24,13をヒンジ用凹部11,12の内側のボス穴13,14に入れた状態で、外側ボス25,35をヒンジ用凹部11,12の外側のボス穴13,14に押し込むようにすると、ヒンジ用凹部11,12の縁部が切欠溝26と切欠部25a,35aに進入しながら、厚さのより薄い外側支持片23,33が撓み、外側ボス25,35がボス穴13,14に嵌め込まれ、比較的簡単な操作で、ヒンジ本体21,31をヒンジ用凹部11,12内に回動可能に装着することができる。
次に、右側のヒンジ用凹部11に装着されたヒンジ本体21の内側支持片22と外側支持片23の間に、軸方向支持部材7に外嵌された捻りコイルばね6を取り付ける。このとき、軸方向支持部材7と捻りコイルばね6は、ヒンジ本体21の内側ボス24と外側ボス25の軸心と同一軸心上に配置され、軸方向支持部材7の元部はヒンジ本体21のヒンジ用支持片23の内側に嵌着される。軸方向支持部材7に外嵌される捻りコイルばね6の一端6aは、軸方向支持部材7の元部に設けた小孔7aに嵌入され、捻りコイルばね6の他端6bは、グリップ本体1のヒンジ用凹部11内に設けた係止凹部11aに係止される。捻りコイルばね6は、この状態でグリップ本体1をヒンジ本体21に対し非使用状態側に付勢するように装着される。
さらに、この軸方向支持部材7はその両側部を隙間ゼロの状態で内側支持片22と外側支持片23間に挿入配置され、これにより、使用時にグリップ本体1が荷重を受けたとき、内側支持片22と外側支持片23が相互に、内側に撓むことを防止している。
さらに、左側のヒンジ用凹部12に装着されたヒンジ本体31の内側支持片32と外側支持片33の間に、図4に示す如く、オイルダンパー8を取り付ける。オイルダンパー8は、ヒンジ本体31の内側ボス34と外側ボス35の軸心と同一軸心上に配置され、その一側に突出したダンパー軸の先端部8aは内側支持片32の内側に嵌合される。一方、オイルダンパー8の外ケースに突設した係合凸部8bはグリップ本体1ヒンジ用凹部12内に設けた係合凹部12aに係合する。
これにより、ヒンジ部3に対しグリップ本体1を回動させたとき、オイルダンパー8のダンパー軸がその外ケースに対し回動し、適度な回動抵抗を付与するように作用する。また、上記と同様に、オイルダンパー8は、その両側部を隙間ゼロの状態で内側支持片32と外側支持片33間に挿入配置されることにより、使用時に、グリップ本体1が荷重を受けたとき、内側支持片32と外側支持片33が相互に、内側に撓むことを防止している。
次に、右側のヒンジ部2のヒンジ本体21と左側のヒンジ部3のヒンジ本体31に、各々、取付クリップ5,5を取り付ける。このとき、取付クリップ5,5は、図4に示すように、各ヒンジ本体21,31の背面側から、その矩形開口部27,37に挿入し、ヒンジ本体21,31の正面側からは、カバー4,4のクリップ支持部42,42をその矩形開口部27、37内に挿入する。
このとき、カバー4,4は、仮止め状態(取付クリップ5,5をボディパネルの矩形孔に嵌め込んだとき、取付クリップ5,5の膨出部5bなどが動き得る状態)としてヒンジ本体21,31の正面側に装着され、取付クリップ5,5は、図3に示すように、ヒンジ本体21,31の背面部に嵌め込まれ、その係合部5a,5aはヒンジ本体21,31の内側に係合し、その係止爪5cはヒンジ本体21,31の背面座部に当接する。
アシストグリップを自動車の室内の所定位置に取り付ける場合、その両側基部のヒンジ部2,3を、成形天井材とボディパネルに設けた図示しない矩形孔に押し込む。このとき、取付クリップ5、5の膨出部5b、5bは矩形孔の縁部に当たって内側に(幅を縮小する方向に)弾性変形しながら矩形孔に進入し、取付クリップ5、5の膨出部5b、5bが矩形孔に完全に嵌入したとき、膨出部5b、5bの係止部とヒンジ本体21,31の先端の座部との間で、ボディパネルの矩形孔の縁部が挟持され、係止された状態となる。
この後、仮止め状態となっていたカバー4,4を、ヒンジ本体21,31の正面に押し付け、その内側の係止爪43,43をヒンジ本体21,31の両側のカバー係止部29,39に嵌め込む。この状態で、カバー4、4のクリップ支持部42,42が取付クリップ5、5の内側に完全に嵌入し、取付クリップ5,5は、ボディパネルに対し強固に係止され、アシストグリップの取り付けを完了する。
アシストグリップの使用時、使用者は、図2に示すように、左右のヒンジ部2,3に対しグリップ本体1を下側に回動させて使用する。グリップ本体1は使用者によりその中央部が下方に引かれ、その荷重はグリップ本体1を介してヒンジ部2,3の内側ボス24,34と外側ボス25,35にかかるが、主にその内側ボス24,34に対し下向きの荷重が大きく印加される。
しかし、厚さを厚くした内側支持片22,32に突設された内側ボス24,34によりこの荷重を受け、しかも、内側支持片22,32と外側支持片23,33間に支持部材として軸方向支持部材7またはオイルダンパー8が挿入されているため、内側ボス24,34及び内側支持片22,32は撓まずに、使用時の荷重を確実に支持することができる。
また、外側ボス25,35においても使用時の荷重は主にその上部に印加されるが、外側ボス25,35に設けた切欠部25a,35aはその先端下部のみであり、外側ボス25,35に対するボス穴のラップ量は充分に確保されるから、外側ボス25,35はその上部で使用時の荷重を確実に支持することができる。また、上記と同様に、内側支持片22,32と外側支持片23,33間に支持部材として軸方向支持部材7またはオイルダンパー8が挿入されているため、外側ボス25,35が荷重を受けた際の外側支持片23,33の撓み変形は防止される。
本発明の一実施形態を示すアシストグリップの背面図である。 その左側面図である。 同アシストグリップの背面からの斜視図である。 同アシストグリップの背面からの分解斜視図である。 ヒンジ本体31の背面からの斜視図である。 ヒンジ本体21の背面からの斜視図である。 ヒンジ本体31の正面図である。 ヒンジ本体21の正面図である。 ヒンジ本体31の正面を斜め上方から見た斜視図である。 ヒンジ本体31の正面を斜め下方から見た斜視図である。 ヒンジ本体21の正面を斜め上方から見た斜視図である。 ヒンジ本体21の正面を斜め下方から見た斜視図である。 ヒンジ本体31をヒンジ用凹部12に嵌入する際の断面説明図である。 ヒンジ本体21をヒンジ用凹部11に嵌入する際の断面説明図である。
符号の説明
1 グリップ本体
2 ヒンジ部
3 ヒンジ部
4 カバー
5 取付クリップ
7 軸方向支持部材
8 オイルダンパー
11 ヒンジ用凹部
12 ヒンジ用凹部
13 ボス穴
14 ボス穴
21 ヒンジ本体
22 内側支持片
23 外側支持片
24 内側ボス
25 外側ボス
25a 切欠部
26 切欠溝
31 ヒンジ本体
32 内側支持片
33 外側支持片
34 内側ボス
35 外側ボス
35a 切欠部
36 切欠溝

Claims (4)

  1. グリップ本体の両側基部にヒンジ用凹部が設けられ、該ヒンジ用凹部内にヒンジ部が各々回動可能に嵌入されてなるアシストグリップにおいて、
    該ヒンジ用凹部の両側の側壁にボス穴が形成され、該ヒンジ部のヒンジ本体の下部外側に外側支持片が突設され、該ヒンジ本体の下部内側に内側支持片が突設され、該内側支持片の厚さは該外側支持片の厚さより厚く形成され、該内側支持片の内側に、該ボス穴に嵌入可能な内側ボスが突設され、該外側支持片の外側に、該ボス穴に嵌入可能な外側ボスが突設され、該内側支持片の基部の上部に切欠溝が設けられ、該外側ボスの先端下部に切欠部が設けられ、該ヒンジ部の内側ボス及び外側ボスを該ヒンジ用凹部のボス穴に嵌め込む際、該ヒンジ用凹部の縁部が該切欠溝に入り該外側ボスの該切欠部が該ヒンジ用凹部の縁部に摺接しながら内側ボス及び外側ボスが該ボス穴に嵌め込まれることを特徴とするアシストグリップ。
  2. 前記ヒンジ用凹部のボス穴に、前記外側支持片の外側ボスと内側支持片の内側ボスを嵌入した状態で、該内側支持片と外側支持片間に、支持部材が挿入され、該支持部材により該内側支持片と該外側支持片が内側から支持されることを特徴とする請求項1記載のアシストグリップ。
  3. 前記ヒンジ部に対し前記グリップ本体を回動方向に付勢する捻りコイルばねが設けられ、前記支持部材として、該捻りコイルばねを支持し且つ該内側支持片と外側支持片を支持する軸方向支持部材が内側支持片と外側支持片間に挿入されたことを特徴とする請求項2記載のアシストグリップ。
  4. 前記支持部材として、オイルダンパーが前記内側支持片と外側支持片間に挿入されたことを特徴とする請求項2記載のアシストグリップ。
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