JP3336321B2 - ボールジョイント - Google Patents

ボールジョイント

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JP3336321B2
JP3336321B2 JP08393393A JP8393393A JP3336321B2 JP 3336321 B2 JP3336321 B2 JP 3336321B2 JP 08393393 A JP08393393 A JP 08393393A JP 8393393 A JP8393393 A JP 8393393A JP 3336321 B2 JP3336321 B2 JP 3336321B2
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亨 三本松
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ハッチバック
車、ワンボックス車等の自動車における後部扉、あるい
はセダン車等の一般乗用車のトランク扉を開放状態に保
持するためのガスダンパー支持柱先端と、前記各扉との
間に取付けるボールジョイントの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるボールジョイントの一例と
して図6、図7に示すものがある。以下、このボールジ
ョイントについて説明する。1は先端にボール1aを有
する金属製のボールスタッド、2は前記ボール1aが収
納される収納部2aを有する合成樹脂製のソケットであ
り、側面に長孔2bが一対形成されている。3は前記ソ
ケット2の長孔2bより収納部2a内に挿入される湾曲
された板バネである。なお、前記ソケット2の閉塞面に
は前記長孔2bの間を結ぶ凹段部2cが形成されてい
る。
【0003】次に、従来におけるボールジョイントの組
立方法について説明すると、先ず、ボールスタッド1の
ボール1aをソケット2の開口部2dより収納部2a内
に挿入する。次いで、板バネ3の先端をバネ力に抗して
開いた状態でソケット2の長孔2bより挿入する。これ
により、板バネ3の先端弧状部3aは、ボール1aの首
部1bに接触すると共に板バネ3の背部3bはソケット
2の凹段部2cに嵌まって固定される。
【0004】このように構成されたボールジョイント
は、図7における押し上げ方向の力に対してはソケット
2の収納部2aの天井面が受け、引抜き方向の力に対し
ては板バネ3の先端弧状部3aが受けるので、ボール1
aが収納部2aから抜け出ることはなく、しかも、収納
部2a内において自由に回転できる。なお、前記ソケッ
ト2にはガスダンパー支持柱先端が螺合されるネジ孔2
eが形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来のボールジョイントにあっては、ボール1aを収納部
2a内において保持するために、湾曲状に形成された板
バネ3を使用するので、組立時において板バネ3のバネ
力に抗して先端を広げた状態でソケット2の長2b内
に挿入しなければならない。
【0006】そのために、治具を使用しての組立作業と
なって作業性が悪いと共に無理な力で広げたりすると板
バネ3が折損したりするという問題があった。
【0007】本発明は前記した問題点を解決するもの
で、その目的とするところは、板バネを広げてソケット
に挿入する必要がないので、組立時に特に治具を必要と
せず作業性が良好であり、かつ、通常の状態では板バネ
はソケットに対して確実に固定されるボールジョイント
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のボールジョイン
トは前記した目的を達成するもので、一面に開口部が形
成され、この開口部からボールスタッドのボールを収納
する収納部が形成され、他面の閉塞面に前記収納部に連
通する2つの長孔が形成され、かつ、この2つの長孔の
延長線上の前記収納部における内壁面の相対向する位置
にそれぞれ長溝が形成されるとともに、この2つの長溝
の前記一面側の前記収容部における内壁面にそれぞれ傾
斜凸部が形成されたソケットと、前記ソケットの長孔間
の間隔と略同じ間隔に形成された相対向する側片を有
し、この側片の先端が前記収納部に挿入された前記ボ
ールの赤道線より下側に接触するように内側へ向かって
湾曲し、かつ、前記側片の先端の両側に前記長溝に
る切り起こし状の係合片が形成されたコ字状の板バネと
からなり、前記収容部に前記ボールを収納し、前記ソケ
ットに前記板バネを装着すると、前記各側片の背面下部
が前記傾斜凸部に当接し、前記各係合片と前記長溝の天
井との間に、前記各側片が前記ボールに係合しなくなる
程度前記各係合片が上昇できる間隔があるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るボールジョイントの一実
施例を図1〜図5と共に説明する。なお、ボールスタッ
ドは前記した従来例と何ら変わるところはないので説明
は省略する。本発明におけるソケット4は、開口部4d
に連通してボール1aを収納する収納部4aを形成する
ことは従来例と同じであるが、長孔4bは閉塞部の上面
に形成されている。また、この長孔4b間には凹段部4
cが形成されている。
【0010】そして、収納部4aの相対向する内壁面に
はそれぞれ2本の長溝4eが、前記長孔4bの両端から
の延長線上に形成されている。また、この長溝4eは前
記開口部4dの外側に形成された小孔4fと連通してい
る。なお、4gはガスダンパー支持柱先端が螺合される
ネジ孔である。
【0011】5は側面から見て略コ字状に形成された板
バネであり、対向する側片5aの間隔は前記したソケッ
ト4に形成された長孔4bの間隔と略同じ長さに形成さ
れており、先端部分がそれぞれ僅かに内側に向かって湾
曲しているが、図6の従来例における板バネ3のよう
に、背部5bは湾曲状には形成されていない。
【0012】また、それぞれの側片5aの両端部には外
側に向かって一部を切り起こした係合片5cが形成され
ると共に、該係合片5c間を結ぶ先端縁は直線状ではな
く、ボール1aの球面と沿うような湾曲縁5dとなって
いる。
【0013】次に、前記した構成の部品を組み立てる方
法について説明するに、従来と同様にソケット4の収納
部4a内にボールスタッド1のボール1aを開口部4d
を介して挿入する。次いで、板バネ5の側片5aを長孔
4bより挿入するが、前記した如く本発明の板バネ
略コ字状に形成されると共に側片5aの間隔が長孔4b
の間隔と略同じ長さに形成されているので、長孔4bよ
り簡単に収納部4a内に挿入できる。
【0014】そして、側片5aの先端縁をボール1aの
赤道線Lを通過させると、板バネ5は、自身のバネ性に
よってボール1aを抱えるようにしてソケット4に固定
される。この状態において、板バネ5の背部5bは凹段
部4c内に挿入されており、且つ、長溝4e内に挿入さ
れる係合片5cは、その先端部分が長溝4eの壁面に当
接して係合され、また、その側片5aの背面下部は収納
部4a下端付近に内向きに形成された傾斜凸部4hに当
接している。したがって、当該板バネ5は自由な移動を
規制される。
【0015】このように組み立てられたボールジョイン
トは、ボール1aの赤道線Lより上方周面が収納部4a
に当接し、また、赤道線Lより下方周面が板バネ5の先
端縁に当接するので、ボール1aはソケット4に対して
上方へも下方へも移動できない状態となり、回転および
揺動のみが自由に行える状態となる。すなわち、ボール
ジョイントとしての役目をなすものである。
【0016】一方、何らかの理由でソケット4よりボー
ルスタッド1を外す必要が生じた場合には、ソケット4
と板バネ5との間に薄板状の工具、例えばマイナス形ド
ライバーの先端をこじ入れ、板バネ5を上方へ持ち上げ
る。この場合、板バネ5は、その係合片5cがソケット
4の長溝4e内に位置しているので、そのままソケット
からはずれることはないが、係合片5cの上端が長溝4
eの上縁に引っ掛かる程度に迄は微少に上昇し、その結
果、側片5aの背面下部は傾斜凸部4hとの当接状態を
解除される。したがって、前記状態を維持しつつボール
スタッド1を下向きに引くと、板バネ5の側片5aの下
半部は自身のばね性に抗して微少に拡開するものであ
り、これにより当該ボールスタッド1をソケット4から
引き抜くことが可能になる。
【0017】
【発明の効果】本発明は前記したように、ソケットに形
成した長孔の間隔と略同じ間隔の側片を有する略コ字状
に形成した板バネを挿入することによりボールスタッド
のボールを保持できるようにしたので、板バネのソケッ
トへの挿入を治具等を使用せずに簡単に行え、かつ、板
バネに形成した切り起こし状の係合片をソケットの内壁
に形成した長溝に係合するようにしたので、通常の使用
状態では板バネがソケットから容易に抜け出ることがな
く、また、ソケットと板バネとの間に工具をこじ入れ、
板バネを持ち上げることにより、ボールスタッドを外す
ことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボールジョイントの分解正面図で
ある。
【図2】同上におけるソケットの裏面図である。
【図3】図1におけるボールジョイントを組立た状態の
A−A線断面図である。
【図4】図1におけるソケットに板バネを装着した状態
のB−B線断面図である。
【図5】図1におけるソケットに板バネを装着した状態
のC−C線断面図である。
【図6】従来におけるボールジョイントの分解斜視図で
ある。
【図7】同上を組立た状態のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 ボールスタッド 1a ボール L ボールの赤道線 4 ソケット 4a 収納部 4b 長孔4c 凹段部 4d 開口部 4e 長溝 4f 小孔4g ネジ孔 4h 傾斜凸部 5 板バネ 5a 側片5b 背部 5c 係合片5d 湾曲縁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に開口部が形成され、この開口部か
    らボールスタッドのボールを収納する収納部が形成さ
    れ、他面の閉塞面に前記収納部に連通する2つの長孔が
    形成され、かつ、この2つの長孔の延長線上の前記収納
    部における内壁面の相対向する位置にそれぞれ長溝が形
    成されるとともに、この2つの長溝の前記一面側の前記
    収容部における内壁面にそれぞれ傾斜凸部が形成され
    ソケットと、 前記ソケットの長孔間の間隔と略同じ間隔に形成された
    相対向する側片を有し、この側片の先端が前記収納部
    に挿入された前記ボールの赤道線より下側に接触するよ
    うに内側へ向かって湾曲し、かつ、前記側片の先端の
    両側に前記長溝にる切り起こし状の係合片が形成され
    たコ字状の板バネとからなり、 前記収容部に前記ボールを収納し、前記ソケットに前記
    板バネを装着すると、前記各側片の背面下部が前記傾斜
    凸部に当接し、前記各係合片と前記長溝の天井との間
    に、前記各側片が前記ボールに係合しなくなる程度前記
    各係合片が上昇できる間隔がある、 ことを特徴とするボールジョイント。
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