JP2006169509A - ポリエステルの製造方法、ポリエステル粒子分散液、静電荷現像トナーの製造方法、及び静電荷現像トナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】疎水性パラメータ(Log(P))が−0.5以上20以下である多価酸成分と、疎水性パラメータ(Log(P))が−0.5以上20以下である多価アルコール成分と、疎水性パラメータ(Log(P))が−0.5以上20以下である疎水性物質と、を水系媒体中に乳化又は分散した後、前記疎水性物質の共存下で前記多価酸成分と前記多価アルコール成分とを重縮合して、ポリエステルを製造方法する。そして、これを、例えば乳化重合凝集法に適用してトナーを製造する。
【選択図】なし
Description
Macromolecules, 2003,36,1772−177 Saam JC, Chou YJ. US Patent, 4 355 154;1982
以下、ポリエステルの製造方法について説明する。また、この製造方法と共に当該製造方法により得られるポリエステル粒子分散液についても説明する。
式:Log(P)=Log(C0/Cw)
(式中、C0は、測定温度における1−オクタノール中のモノマー又は物質の濃度を示し、Cwは、測定温度における水中のモノマー又は物質の濃度を示す。)
ここで、本発明における酸価は、JIS規格 K0070:92の電位差滴定法により測定した値を用いる。
本発明の静電荷現像トナーの最も好ましい製造方法は、少なくとも、樹脂粒子を分散させた分散液中で、当該樹脂粒子を凝集して凝集粒子を得る工程(凝集工程)と、当該凝集粒子を加熱して融合させる工程(融合工程)と、を有するものである。そして、この乳化重合凝集法と呼ばれる製造方法において、樹脂粒子を、上記本発明のポリエステルの製造方法により得る。
まず、着色成分としては、ファーネスブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック等のカーボンブラック、ベンガラ、紺青、酸化チタン等の無機顔料、ファストイエロー、ジスアゾイエロー、ピラゾロンレッド、キレートレッド、ブリリアントカーミン、パラブラウン等のアゾ顔料、銅フタロシアニン、無金属フタロシアニン等のフタロシアニン顔料、フラバントロンイエロー、ジブロモアントロンオレンジ、ペリレンレッド、キナクリドンレッド、ジオキサジンバイオレット等の縮合多環系顔料があげられる。クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、パーマネントオレンジGTR、ピラロゾンオレンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、デュポンオイルレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオクサレート、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・イエロー12、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエロー17、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3などの種々の顔料などが挙げられ、これらは1種又は2種以上を併せて使用することができる。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
ここでML:トナ−粒子の絶対最大長、A:トナ−粒子の投影面積、と定義する。これらは、主に顕微鏡画像又は走査電子顕微鏡画像を画像解析装置によって解析することによって数値化される。
本発明における粒度及び粒度分布測定について述べる。本発明において測定する粒子が2μm以上の場合、測定装置としてはコールターカウンターTA−II型(ベックマンーコールター社製)を用い、電解液はISOTON−II(ベックマンーコールター社製)を使用した。
本発明の静電荷象現像用トナーの重量平均分子量は、以下の条件で行ったものである。GPCは「HLC−8120GPC、SC−8020(東ソー(株)社製)装置」を用い、カラムは「TSKgel、SuperHM−H(東ソー(株)社製6.0mmID×15cm)」を2本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いた。実験条件としては、試料濃度0.5%、流速0.6ml/min.、サンプル注入量10μl、測定温度40℃、IR検出器を用いて実験を行った。また、検量線は東ソー社製「polystylene標準試料TSK standard」:「A−500」、「F−1」、「F−10」、「F−80」、「F−380」、「A−2500」、「F−4」、「F−40」、「F−128」、「F−700」の10サンプルから作製した。
本発明のトナーの融点及びガラス転移温度は、ASTMD3418−8に準拠して測定された主体極大ピークより求めた。
主体極大ピークの測定には、パーキンエルマー社製のDSC−7を用いた。この装置の検出部の温度補正はインジウムと亜鉛との融点を用い、熱量の補正にはインジウムの融解熱を用いる。サンプルは、アルミニウム製パンを用い、対照用に空パンをセットし、昇温速度10℃/minで測定を行った。
本発明の樹脂における結晶性の有無については、上記方法により測定された熱吸収曲線が JIS K7121:87の融解温度の定義に従い、低温側のベースラインを高温側に延長した直線と融解ピーク(吸熱ピーク)の低温側の曲線に勾配が最大になる点で引いた接線の交点(融解開始温度)と高温側のベースラインを低温側に延長した直線と融解ピーク(吸熱ピーク)の高温側の曲線に勾配が最大になる点で引いた接線の交点(融解終了温度)の温度差が50℃以内であって、その曲線の形態が同じくJIS K7121:87で示される階段状形状を示さない場合を結晶性を有すると判断した。
以下、実施例1〜6、比較例1〜3を示す。
「ポリエステル樹脂1の重合」
三ツ口フラスコに、1,9−ノナンジオール(Log(P)=1.86)80部、1,10−ドデカンニ酸(Log(P)=2.7)115.2部、スチレンモノマー(Log(P)=2.67)156.1部、ブチルアクリレートモノマー(Log(P)=1.88)39.1部、ヘキサデカン(Log(P)=7.18)2部、及びドデカンチオール(Log(P)=5.14)2部を80℃にてよく混合し室温に冷却後、スカンジウムトリフルオロメタンスルフォネート[Sc(OSO2CF3)3]2.0部を触媒として添加し溶解させた。
上記で得られた樹脂分散液(1)に、3.9部のアクリル酸を添加し80℃で1時間攪拌しながら放置し、十分アクリル酸を樹脂微粒子中に分配させた後、2.0部の過硫酸アンモニウムを10部のイオン交換水に溶解したものを添加し、窒素雰囲気下再び80℃でさらに5時間重合を行ったところ、体積平均粒子径が0.2μm、SDが1.3の安定な樹脂微粒子分散液(2)を得た。
・顔料分散液の調整:
シアン顔料(大日精化(株)製、C.I.Pigment Blue 15:3)100部、アニオン界面活性剤(第一工業製薬社製:ネオゲンR)15部、イオン交換水900部を混合し、溶解し、高圧衝撃式分散機アルティマイザー((株)スギノマシン製、HJP30006)を用いて約1時間分散してシアン顔料の分散液を調製した。分散されたシアン顔料の平均粒径は、0.15μm、着色剤粒子濃度は23重量%であった。
エステルワックス(日本油脂(株)製:WEP−2、融点65℃)50部、アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株):ネオゲンRK)5部、イオン交換水200部を95℃に加熱して、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン高圧ホモジナイザー(ゴーリン社)で分散処理し、平均粒径が0.23μm、粒子濃度20重量%のエステルワックス分散液を調製した。
上記ラジカル重合性単量体を重合して得られた樹脂微粒子分散液(2)を400部、上記顔料分散液34.4部、エステルワックス分散液を33部、イオン交換水265部を2Lの円筒ステンレス容器に入れ、Ultraturraxにより8000rpmでせん断力を加えながら15分間分散混合する。ついで凝集剤としてポリ塩化アルミニウムの10%硝酸水溶液0.18部を滴下した。この際、原料分散液のpHは2.8〜3.2の範囲に0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液及び0.1N硝酸水溶液により調整した。
得られたトナー粒子100部に対して、コロイダルシリカ(日本アエロジル社製、R972)1部を外添し、ヘンシェルミキサーを用いて混合することにより、静電荷像現像トナーを得た。フェライト粒子(パウダーテック社製、体積平均粒径50μm)100部とポリメチルメタクリレート樹脂(三菱レイヨン社製、分子量95000)1部とを、トルエン500部と共に加圧式ニーダーに入れ、常温で15分間混合した後、減圧混合しながら70℃まで昇温し、トルエンを留去した後、冷却し、105μmの篩を用いて分粒することにより、フェライトキャリア(樹脂被覆キャリア)を作製した。このフェライトキャリアと、上記静電荷像現像トナーとを混合し、トナー濃度が7重量%である静電荷像現像剤を作製した。
帯電維持性については、初期帯電及び80%RH、28℃の環境に1週間放置した後の帯電量をブローオフ帯電量測定装置(東芝ケミカル社製)で測定し評価した。評価基準は、「◎」が初期帯電量の絶対値が30μC/g以上、1週間のエージング後の帯電量の維持性が98%以上のもの、「○」が初期帯電量の絶対値が25μC/g以上30μC/g未満、1週間のエージング後の帯電量の維持性が85%以上98%未満のもの、「×」は初期帯電量の絶対値が25μC/g未満、1週間のエージング後の帯電量の維持性が85%未満のものとした。
定着性、画質特性は、富士ゼロックス社製Docu Centre Color500CP改造機を用いて、富士ゼロックス社製のJ紙上にトナーのり量10.5g/m2にて画像形成を行い、定着温度可変な外部定着器を用いて定着温度を測定し、初期画質の画質評価を行った。ここで、定着温度の評価基準は、コールドオフセット(トナー全体に十分熱が印加されていないため、加熱面にトナーが付着する現象)する温度とホットオフセット(トナー全体が高温に加熱されて凝集力が低下することにより、加熱面にトナーが付着する現象)する温度との差、即ち定着可能温度範囲の幅について、「◎」は当該定着可能温度範囲が50℃以上、「○」は定着可能温度範囲が30℃以上50℃未満、「×」は定着可能温度範囲が30℃未満とした。
「ポリエステル樹脂2の調整」
三ツ口フラスコに、シクロヘキサンジメタノール(Log(P)=0.9)144.2部と、1,10−ドデカンニ酸(Log(P)=2.7)230.3部と、触媒としてスカンジウムトリフルオロメタンスルフォネート[Sc(OSO2CF3)3]2部とを入れた後、減圧操作により容器内の空気を減圧し、さらに窒素ガスにより不活性雰囲気下とし、機械攪拌下にて120℃で3時間還流を行ったところ粘稠な状態となった。GPCにて分子量を確認したところ、重量平均分子量5300であった。また、この樹脂の酸価を上記実施例1と同様に測定したところ、40mgKOH/gであった。このようにして、まず、多価アルコール成分及び多価酸成分のオリゴマーを形成した。
上記で得られた樹脂微粒子分散液(3)に、3.9部のアクリル酸を添加し80℃1時間攪拌しながら放置し十分にアクリル酸を粒子中に分配した後、2.0部の過硫酸アンモニウムを10部のイオン交換水に溶解したものを添加し、窒素雰囲気下再びさらに80℃で5時間重合を行ったところ、体積平均粒子径が0.3μm、SD1.3の安定な樹脂微粒子分散液(4)を得た。重合後、少量のサンプルを取りだし、実施例1と同様にNMRにてラジカル重合性モノマーの重合率を求めたところ99%以上であった。さらにGPCによる樹脂微粒子分散液(4)の重量平均分子量は31000であり、かかる樹脂微粒子における結晶性ポリエステルの融点は70℃であった。
上記樹脂微粒子分散液(4)を用いた以外は、実施例1と同様に顔料分散液及びエステルワックス分散液を調整した後、これらを凝集しさらに95℃に加熱し粒子を融着し最終トナーを得た。得られたトナーの体積平均粒子径は5.5μm、体積平均粒度分布(GSDv)が1.23、ポテト形状のトナー粒子2を得た。
トナー粒子2を用いた以外は実施例1と同様に現像剤2を調整し、その帯電性、定着性、画質特性の評価を行った。結果を表1及び表2に示す。なお、本実施例の現像剤は、現像剤初期帯電性が35μC/g以上、そのエージング後の維持性99%以上を示し、その定着性能においても100℃での定着性能と十分な定着可能温度範囲、優れた画質特性を示した。
「ポリエステル樹脂3の重合」
多価カルボン酸としてテレフタル酸(Log(P)=1.15)66部とドデカン二酸(Log(P)=2.7)23部の混合物を用いた以外は実施例1と同様に重合を行い、樹脂微粒子分散液(5)を得た。得られた樹脂微粒子の粒子径は0.15μm、SD1.3、ポリエステル樹脂の重量平均分子量は20000、融点73℃、酸価8mgKOH/gであった。
樹脂微粒子分散液(5)を使用した以外は、実施例1での樹脂微粒子分散液(2)と同様に行い樹脂微粒子分散液(6)を得た。得られた樹脂微粒子分散液(6)の粒子径は0.15μm、SD1.3、ラジカル重合性単量体の重合収率99%以上、樹脂微粒子6の重量平均分子量は25000、融点83℃であった。
上記樹脂微粒子分散液(6)を用いた以外は、実施例1と同様に顔料分散液及びエステルワックス分散液を調整した後、これらを凝集しさらに95℃に加熱し粒子を融着し最終トナーを得た。得られたトナーの体積平均粒子径は5.0μm、体積平均粒度分布(GSDv)が1.25、球形状のトナー粒子3を得た。
トナー粒子3を用いた以外は実施例1と同様に現像剤3を調整し、その帯電性、定着性、画質特性の評価を行った。結果を表1及び表2に示す。なお、本実施例の現像剤は、現像剤初期帯電性が35μC/g以上、そのエージング後の維持性99%以上を示し、その定着性能においても100℃での定着性能と定着可能温度範囲、優れた画質特性を示した。
「ポリエステル樹脂4の重合」
多価カルボン酸としてフマル酸 58.1部(Log(P)=−0.36)、多価アルコールとしてビスフェノールA プロピレンオキサイド付加物 179.2部(Log(P)=4.19)を用いた以外は実施例1と同様に重合を行い、樹脂微粒子分散液(7)を得た。得られた樹脂微粒子の粒子径は0.25μm、SD1.3、ポリエステル樹脂の重量平均分子量は12000、Tg(二次ガラス転移温度)63℃、酸価10mgKOH/gであった。
樹脂微粒子分散液(7)を使用した以外は、実施例1での樹脂微粒子分散液(4)と同様に行い樹脂微粒子分散液(8)を得た。得られた樹脂微粒子分散液(8)の粒子径は0.25μm、SD1.3、ラジカル重合性単量体の重合収率99%以上、樹脂微粒子(8)の重量平均分子量は28000、Tg58℃であった。
上記樹脂微粒子分散液(8)を用いた以外は、実施例1と同様に顔料分散液及びエステルワックス分散液を調整した後、これらを凝集しさらに78℃に加熱し粒子を融着し最終トナーを得た。得られたトナーの体積平均粒子径は5.0μm、体積平均粒度分布(GSDSv)が1.22の球形状のトナー粒子4を得た。
トナー粒子4を用いた以外は実施例1と同様に現像剤3を調整し、その帯電性、定着性、画質特性の評価を行った。結果を表1及び表2に示す。なお、本実施例の現像剤は、現像剤初期帯電性が35μC/g以上、そのエージング後の維持性99%以上を示し、その定着性能においても130℃での定着性能、十分な定着温度範囲と優れた画質特性を示した。
「ポリエステル樹脂5の重合」
実施例1において、重合触媒としてスカンジウムトリフルオロメタンスルフォネートの代わりにドデシルベンゼンスルフォン酸を使用し、トリスドデシル硫酸スカンジウムを使用しない以外は実施例1と同様に重合を行い樹脂微粒子(9)を得た。得られた樹脂微粒子の粒子径は0.15μm、SD1.3、ポリエステル樹脂の重量平均分子量は25000、融点70℃、酸価8mgKOH/gであった。
樹脂微粒子分散液(9)を使用した以外は、実施例1での樹脂微粒子分散液(2)と同様に行い樹脂微粒子分散液(10)を得た。得られた樹脂微粒子分散液(10)の粒子径は0.15μm、SD1.3、ラジカル重合性単量体の重合収率99%以上、樹脂微粒子6の重量平均分子量は28000、かかる樹脂微粒子における結晶性ポリエステルの融点は69℃であった。
上記樹脂微粒子分散液(10)を用いた以外は、実施例1と同様に顔料分散液及びエステルワックス分散液を調整した後、これらを凝集しさらに95℃に加熱し粒子を融着し最終トナーを得た。得られたトナーの体積平均粒子径は5.2μm、体積平均粒度分布(GSDv)が1.25、球形状のトナー粒子5を得た。
トナー粒子5を用いた以外は実施例1と同様に現像剤5を調整し、その帯電性、定着性、画質特性の評価を行った。結果を表1及び表2に示す。なお、本実施例の現像剤は、現像剤初期帯電性が35μC/g以上、そのエージング後の維持性99%以上を示し、その定着性能においても100℃での定着性能と定着可能温度範囲、優れた画質特性を示した。
「ポリエステル樹脂6の重合」
実施例4においてスチレンモノマー、ブチルアクリレート、ドデカンチオール、ヘキサデカンの代わりにメチルイブチルケトン(Log(P)=1.6)200部を用いた以外は実施例4と同様にポリエステルの重合を行い樹脂微粒子(11)を得た。さらにこの樹脂微粒子を減圧下、85℃に加熱しメチルイソブチルケトンを蒸留により取り除き樹脂微粒子(12)を得た。得られた樹脂微粒子の粒子径は0.15μm、SD1.3、ポリエステル樹脂の重量平均分子量は10000、Tg58℃、酸価12mgKOH/gであった。
上記樹脂微粒子分散液(12)を用い、実施例1と同様に顔料分散液及びエステルワックス分散液を調整した後、さらにドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムを1.0部を添加した後、これらを凝集しさらに95℃に加熱し粒子を融着し最終トナーを得た。得られたトナーの体積平均粒子径は5.0μm、体積平均粒度分布(GSDv)が1.22の球形状のトナー粒子6を得た。
トナー粒子6を用いた以外は実施例1と同様に現像剤6を調整し、その帯電性、定着性、画質特性の評価を行った。結果を表1及び表2に示す。なお、本実施例の現像剤は、現像剤初期帯電性が35μC/g以上、そのエージング後の維持性99%以上を示し、その定着性能においても130℃での定着性能、十分な定着温度範囲と優れた画質特性を示した。
本発明における優れたポリエステル樹脂の分散特性、及びそれに由来する優れたトナーとしての帯電特性、画質特性を示すために、従来行われているポリエステルの塊状重合による直接重合からの水系媒体への分散、それによるトナー作製とその特性を比較例として示す。
三ツ口フラスコに、ドデカン二酸(Log(P)=2.7)230.3部及び1,9−ノナンジオール(Log(P)=1.86)160.0部と触媒としてジブチルスズオキサイドを2部とを入れた後、減圧操作により容器内の空気を減圧し、さらに窒素ガスにより不活性雰囲気下とし、機械攪拌を行いながら180℃で12時間還流を行ったところ粘稠な状態となった。GPCにて分子量を確認したところ、重量平均分子量28000であった。またこの樹脂の酸価を上記実施例1と同様に測定したところ、5mgKOH/g、融点は70℃であった。
上記樹脂微粒子分散液(13)を用いた以外は、実施例1と同様に顔料分散液及びエステルワックス分散液を調整した後、これらを凝集しさらに95℃に加熱し粒子を融着し最終トナーを得た。得られたトナーの体積平均粒子径は13μm、体積平均粒度分布が1.5の1μm以下から10μm以上まで幅広く分布する角ばったトナー粒子を得た。
トナー粒子7を用いた以外は実施例1と同様に現像剤7を調整し、その帯電性、定着性、画質特性の評価を行った。結果を表1及び表2に示す。なお、本比較例の現像剤は、現像剤初期帯電性が10μC/gから30μC/gにばらつきが大きく、そのエージング後の維持性50%以下で帯電性の再現性、維持性において実用上大きな問題となった。またその定着温度は 120℃であったが、その画質特性における画質むらが多く、画質強度においても部分的に脆弱部分が存在し実用上大きな問題であった。
「ポリエステル樹脂8の重合」
実施例1のポリエステル重合1において、スチレンモノマー、ブチルアクリレートモノマー、ヘキサデカン、ドデカンチオールの疎水性物質を使用せずノナンジオールとドデカンニ酸を90℃にてよく混合し、触媒としてスカンジウムトリフルオロメタンスルフォネート2.0部をすばやく溶解し、以下実施例1と同様に80℃にてすばやく乳化し、体積平均粒子径0.5μmの乳化液を得たのち、ポリエステルの重合を行った。得られた樹脂微粒子の粒子径は0.55μm、SD1.3、ポリエステル樹脂の重量平均分子量は3500、酸価 55mgKOH/gでありトナー樹脂として実用的に使用できる分子量を得ることができなかった。
「ポリエステル樹脂9の重合」
実施例1において使用した1,9ノナンジオールの代わりにエチレングリコール(Log(P)=−0.79)を使用した以外は実施例1と同様に乳化を行い、体積平均粒子径0.23μmの乳化液を得た後、ポリエステル樹脂1の重合と同様に重合を行った。得られた樹脂微粒子の粒子径は0.25μm、SD1.3、ポリエステル樹脂の重量平均分子量は2500、酸価56mgKOH/gでありトナー樹脂として実用的に使用できる分子量を得ることができなかった。
以下、実施例B1〜B6、比較例B1〜B2を示すが、各例では下記の樹脂微粒子分散液、着色剤粒子分散液、離形剤粒子分散液をそれぞれ調製し、これを所定の割合で混合し攪拌しながら、金属塩の重合体を添加し、イオン的に中和させて凝集粒子を形成する。次いで、無機水酸化物を添加して系内のpHを弱酸性から中性に調整した後、前記樹脂微粒子のガラス転移点以上の温度に加熱して融合・合一する。反応終了後、十分な洗浄、固液分離、乾燥の工程を経て所望のトナーを得る。以下、それぞれの調製方法を説明する。
<水相の作製>
ドデシルベンゼンスルホン酸 1.66重量部
イオン交換水 200重量部
を混合して溶解する。
1、9ノナンジオール 18.45重量部
1、10デカメチレンジカルボン酸 26.55重量部
スチレン(疎水性ラジカル重合性モノマー) 3.44重量部
n−ブチルアクリレート(疎水性ラジカル重合性モノマー) 1.06重量部
アクリル酸(親水性ラジカル重合性モノマー) 0.5重量部
ステアリルメタクリレート 1.66重量部
ドデカンチオール 0.07重量部
を混合し、120℃に加熱し融解した後、上記水相のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液に投入し、ホモジナイザー(IKA 社製、ウルトラタラックス)で5分間乳化した後、ナノマイザー(吉田機械興業社製)を5パスし、モノマー分散乳化液(1)を得た。
<水相の作製>
ドデシルベンゼンスルホン酸 1.66重量部
イオン交換水 200重量部
を混合して溶解する。
1、9ノナンジオール 19.89重量部
1、10デカメチレンジカルボン酸 28.61重量部
スチレン(親水性ラジカル重合性モノマー) 0.765重量部
n−ブチルアクリレート(疎水性ラジカル重合性モノマー) 0.235重量部
メタクリル酸(親水性ラジカル重合性モノマー) 0.5重量部
ステアリルメタクリレート 1.66重量部
ドデカンチオール 0.07重量部
を混合し、120℃に加熱し融解した後、上記水相のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液に投入し、ホモジナイザー(IKA 社製、ウルトラタラックス)で5分間乳化した後、ナノマイザー(吉田機械興業社製)を5パスし、モノマー分散液(2)を得た。
<水相の作製>
ドデシルベンゼンスルホン酸 1.66重量部
イオン交換水 200重量部
を混合して溶解する。
1、9ノナンジオール 16.40重量部
1、10デカメチレンジカルボン酸 23.60重量部
スチレン(疎水性ラジカル重合性モノマー) 7.27重量部
n−ブチルアクリレート(疎水性ラジカル重合性モノマー) 2.23重量部
マレイン酸(親水性ラジカル重合性モノマー) 0.5重量部
ステアリルメタクリレート 1.66重量部
ドデカンチオール 0.07重量部
を混合し、120℃に加熱し融解した後、上記水相のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液に投入し、ホモジナイザー(IKA 社製、ウルトラタラックス)で5分間乳化した後、ナノマイザー(吉田機械興業社製)を5パスし、モノマー分散乳化液(3)を得た。
<水相の作製>
ドデシルベンゼンスルホン酸 1.66重量部
イオン交換水 200重量部
を混合して溶解する。
1、9ノナンジオール 16.40重量部
1、10デカメチレンジカルボン酸 23.60重量部
スチレン(疎水性ラジカル重合性モノマー) 3.82重量部
n−ブチルアクリレート(疎水性ラジカル重合性モノマー) 1.18重量部
アクリル(親水性ラジカル重合性モノマー) 5.0重量部
ステアリルメタクリレート 1.66重量部
ドデカンチオール 0.07重量部
を混合し、120℃に加熱し融解した後、上記水相のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液に投入し、ホモジナイザー(IKA 社製、ウルトラタラックス)で5分間乳化した後、ナノマイザー(吉田機械興業社製)を5パスし、モノマー分散液(4)を得た。
<水相の作製>
ドデシルベンゼンスルホン酸 1.66重量部
イオン交換水 200重量部
を混合して溶解する。
1、6ヘキサンジオール 16.60重量部
セバシン酸 28.40重量部
スチレン(疎水性ラジカル重合性モノマー) 3.44重量部
n−ブチルアクリレート(疎水性ラジカル重合性モノマー) 1.06重量部
アクリル酸(親水性ラジカル重合性モノマー) 0.5重量部
ステアリルメタクリレート 1.66重量部
ドデカンチオール 0.07重量部
を混合し、120℃に加熱し融解した後、上記水相のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液に投入し、ホモジナイザー(IKA 社製、ウルトラタラックス)で5分間乳化した後、ナノマイザー(吉田機械興業社製)を5パスし、モノマー分散乳化液(5)を得た。
<水相の作製>
ドデシルベンゼンスルホン酸 1.66重量部
イオン交換水 200重量部
を混合して溶解する。
エチレングリコール 10.43重量部
アジピン酸 24.57重量部
スチレン(疎水性ラジカル重合性モノマー) 11.09重量部
n−ブチルアクリレート(疎水性ラジカル重合性モノマー) 3.41重量部
アクリル酸(親水性ラジカル重合性モノマー) 0.5重量部
ステアリルメタクリレート 1.66重量部
ドデカンチオール 0.07重量部
を混合し、120℃に加熱し融解した後、上記水層のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液に投入し、ホモジナイザー(IKA 社製、ウルトラタラックス)で5分間乳化した後、ナノマイザー(吉田機械興業社製)を5パスし、モノマー分散乳化液(6)を得た。
<水相の作製>
ドデシルベンゼンスルホン酸 1.66重量部
イオン交換水 200重量部
を混合して溶解する。
1、9ノナンジオール 20.5重量部
1、10デカメチレンジカルボン酸 29.5重量部
を混合し、120℃に加熱し融解した後、上記水層のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液に投入し、ホモジナイザー(IKA 社製、ウルトラタラックス)で5分間乳化した後、ナノマイザー(吉田機械興業社製)を5パスし、モノマー分散乳化液(7)を得た。
<水相の作製>
ドデシルベンゼンスルホン酸 1.66重量部
イオン交換水 200重量部
を混合して溶解する。
プロピレングリコール 16.45重量部
グルタル酸 28.55重量部
スチレン(疎水性ラジカル重合性モノマー) 3.71重量部
n−ブチルアクリレート(疎水性ラジカル重合性モノマー) 1.14重量部
アクリル酸(親水性ラジカル重合性モノマー) 0.15重量部
ステアリルメタクリレート 1.66重量部
ドデカンチオール 0.07重量部
を混合し、120℃に加熱し融解した後、上記水層のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液に投入し、ホモジナイザー(IKA 社製、ウルトラタラックス)で5分間乳化した後、ナノマイザー(吉田機械興業社製)を5パスし、モノマー分散乳化液(8)を得た。
モノマー分散液(1)で得た乳化物を、攪拌機を備えたリアクターに投入し、窒素雰囲気下、70℃に維持し24時間保持し重縮合を行った。この反応物を少量取り出し、NMR分析を行ったところ、この時点においてポリエステルが重縮合により合成されていることが確認された。
NMRの測定におけるポリエステルの同定は、M.Barrere,K.Landfester/Polymer 44(2003)2833−2841のp2836に記載に従い、NMRのケミカルシフト4.05ppmと3.6ppmの面積強度を比較することにより、ポリエステルピークを確認し、重縮合の進行を判断した。
これにより微粒子の中心径が220nm、
体積平均粒子径/数平均粒子径の値(SD値)が1.18、
体積平均粒子径0.01μm以下の粒子及び体積平均粒子径5.0μm以上の粒子の合計の粒子比率(粗粒子合計比率)が0.01%、
ポリエステルの重量平均分子量が5850、ポリエステルの融点が69.2℃、ポリビニルの重量平均分子量が33400である
ポリエステル/ビニル複合粒子を含む樹脂分散液を得た。
モノマー分散液(2)に変更した以外は、樹脂分散液(1)と同様の方法にて作製した。樹脂分散液(1)作製時と同様に、重縮合24時間後にサンプルを取り出し、NMR測定を行った結果、ポリエステルが合成されていることを確認した。また、重縮合の後、樹脂分散液(1)作製時と同様に過硫酸アンモニウム溶液を滴下し、窒素雰囲気下で更に6時間のラジカル重合を行った。
体積平均粒子径/数平均粒子径の値(SD値)が1.20、
体積平均粒子径0.01μm以下の粒子及び体積平均粒子径5.0μm以上の粒子の合計の粒子比率(粗粒子合計比率)が0.01%、
ポリエステルの重量平均分子量が5780、ポリエステルの融点が70.3℃、ポリビニルの重量平均分子量が41500であるポリエステル/ビニル複合粒子を含む樹脂分散液を得た。
モノマー分散液(3)に変更した以外は、樹脂分散液(1)と同様の方法にて作製した。樹脂分散液(1)作製時と同様に、重縮合24時間後にサンプルを取り出し、NMR測定を行った結果、ポリエステルが合成されていることを確認した。また、重縮合の後、樹脂分散液(1)作製時と同様に過硫酸アンモニウム溶液を滴下し、窒素雰囲気下で更に6時間のラジカル重合を行った。
体積平均粒子径/数平均粒子径の値(SD値)が1.18、
体積平均粒子径0.01μm以下の粒子及び体積平均粒子径5.0μm以上の粒子の合計の粒子比率(粗粒子合計比率)が0.01%、
ポリエステルの重量平均分子量が5940、ポリエステルの融点が67.2℃、
ポリビニルの重量平均分子量が49400であるポリエステル/ビニル複合粒子を含む樹脂分散液を得た。
モノマー分散液(4)に変更した以外は、樹脂分散液(1)と同様の方法にて作製した。樹脂分散液(1)作製時と同様に、重縮合24時間後にサンプルを取り出し、NMR測定を行った結果、ポリエステルが合成されていることを確認した。また、重縮合の後、樹脂分散液(1)作製時と同様に過硫酸アンモニウム溶液を滴下し、窒素雰囲気下で更に6時間のラジカル重合を行った
体積平均粒子径/数平均粒子径の値(SD値)が1.18、
体積平均粒子径0.01μm以下の粒子及び体積平均粒子径5.0μm以上の粒子の合計の粒子比率(粗粒子合計比率)が0.01%、
ポリエステルの重量平均分子量が5690、ポリエステルの融点が67.6℃、
ポリビニルの重量平均分子量が45600であるポリエステル/ビニル複合粒子を含む樹脂分散液を得た。
モノマー分散液(5)に変更した以外は、樹脂分散液(1)と同様の方法にて作製した。樹脂分散液(1)作製時と同様に、重縮合24時間後にサンプルを取り出し、NMR測定を行った結果、ポリエステルが合成されていることを確認した。また重縮合の後、樹脂分散液(1)作製時と同様に過硫酸アンモニウム溶液を滴下し、窒素雰囲気下で更に6時間のラジカル重合を行った
体積平均粒子径/数平均粒子径の値(SD値)が1.18、
体積平均粒子径0.01μm以下の粒子及び体積平均粒子径5.0μm以上の粒子の合計の粒子比率(粗粒子合計比率)が0.01%、
ポリエステルの重量平均分子量が5620、ポリエステルの融点が69.6℃、ポリビニルの重量平均分子量が41600であるポリエステル/ビニル複合粒子を含む樹脂分散液を得た。
モノマー分散液(6)に変更した以外は、樹脂分散液(1)と同様の方法にて作製した。樹脂分散液(1)作製時と同様に、重縮合24時間後にサンプルを取り出し、NMR測定を行った結果、ポリエステルが合成されていることを確認した。また重縮合の後、樹脂分散液(1)作製時と同様に過硫酸アンモニウム溶液を滴下し、窒素雰囲気下で更に6時間のラジカル重合を行った。
体積平均粒子径/数平均粒子径の値(SD値)が1.20、
体積平均粒子径0.01μm以下の粒子及び体積平均粒子径5.0μm以上の粒子の合計の粒子比率(粗粒子合計比率)が0.01%、
ポリエステルの重量平均分子量が4690、ポリエステルの融点が62.1℃、ポリビニルの重量平均分子量が51000であるポリエステル/ビニル複合粒子を含む樹脂分散液を得た。
モノマー分散液(7)に変更した以外は、樹脂分散液(1)と同様の方法にて作製した。樹脂分散液(1)作製時と同様に、重縮合24時間後にサンプルを取り出し、NMR測定を行った結果、ポリエステルが合成されていることを確認した。また、重縮合の後、樹脂分散液(1)作製時と同様に過硫酸アンモニウム溶液を滴下し、窒素雰囲気下で更に6時間のラジカル重合を行った。
体積平均粒子径/数平均粒子径の値(SD値)が1.41、
体積平均粒子径0.01μm以下の粒子及び体積平均粒子径5.0μm以上の粒子の合計の粒子比率(粗粒子合計比率)が44.2%、
ポリエステルの重量平均分子量が5790、ポリエステルの融点が71.0℃、
の樹脂分散液を得た。
本樹脂分散液について、保管24時間後のメジアン径の測定結果は15μmであり、保管2週間後のメジアン径の測定結果は56μmとなり、保管安定性がないことが確認された。
モノマー分散液(8)に変更した以外は、樹脂分散液(1)と同様の方法にて作製した。樹脂分散液(1)作製時と同様に、重縮合24時間後にサンプルを取り出し、NMR測定を行った結果、ポリエステルが合成されていることを確認した。また、重縮合の後、樹脂分散液(1)作製時と同様に過硫酸アンモニウム溶液を滴下し、窒素雰囲気下で更に6時間のラジカル重合を行った
¥
これにより微粒子の中心径が390nm、
体積平均粒子径/数平均粒子径の値(SD値)が1.31、
体積平均粒子径0.01μm以下の粒子及び体積平均粒子径5.0μm以上の粒子の合計の粒子比率(粗粒子合計比率)が11.2%、
ポリエステルの重量平均分子量が4650、ポリエステルの融点が69.6℃、
ポリビニルの重量平均分子量が48600であるポリエステル/ビニル複合粒子を含む樹脂分散液を得た。
黄色顔料(大日精化社製、C.I.PigmentYellow74) 50重量部
アニオン性界面活性剤(第一工業製薬製、ネオゲンR) 5重量部
イオン交換水 200重量部
前記成分を混合溶解し、ホモジナイザー(IKA 社製、ウルトラタラックス)5分と超音波バスにより10分間分散し、中心径240nm、固形分量21.5%のYellow着色剤粒子分散液(1)を得た。
着色剤粒子分散液(1)の調製において、黄色顔料の代わりにシアン顔料(大日精化社製、銅フタロシアニン C.I.Pigment Blue15:3)を用いた以外は着色剤粒子分散液(1)と同様に調製して、中心径190nm、固形分量21.5%のCyan着色剤粒子分散液(2) を得た。
着色剤粒子分散液(1)の調製において、黄色顔料の代わりにマゼンタ顔料(大日インキ化学社製、C.I.PigmentRed122)を用いた以外は、着色剤粒子分散液(1)と同様に調製して、中心径165nm、固形分量21.5%の着色剤粒子分散液(3)を得た。
着色剤粒子分散液(1)の調製において、黄色顔料の代わりに黒顔料(キャボット製、カーボンブラック)を用いた以外は、着色剤粒子分散液(1)と同様に調製して、中心径170nm、固形分量21.5%の着色剤粒子分散液(4)を得た。
パラフィンワックス(日本精蝋社製、HNP9;融点70℃) 50重量部
アニオン性界面活性剤(ダウケミカル ダウファクス) 5重量部
イオン交換水 200重量部
前記成分を95℃に加熱して、ホモジナイザー(IKA 社製、ウルトラタラックスT50)で十分に分散した後、圧力吐出型ホモジナイザー(ゴーリンホモジナイザー、ゴーリン社製)で分散処理し、中心径180nm、固形分量21.5%の離型剤粒子分散液を得た。
(トナー粒子の調製)
樹脂微粒子分散液(1) 288重量部
着色剤粒子分散液(1) 40重量部(顔料8.6重量部)
離型剤粒子分散液 40重量部(離型剤8.6重量部)
ポリ塩化アルミニウム 0.15重量部
イオン交換水 300重量部
前記成分を丸型ステンレス製フラスコ中でホモジナイザー(IKA 社製、ウルトラタラックス T50)で十分に混合・分散した後、加熱用オイルバスでフラスコを攪拌しながら42℃まで加熱し、42℃で60分間保持した後、0.5モル/リットルの水酸化ナトリウム水溶液で系内のpHを6.0に調整した後、攪拌を継続しながら95℃まで加熱した。
反応終了後、冷却し、濾過し、イオン交換水で十分に洗浄した後、ヌッチェ式吸引濾過で固液分離した。そして、40℃のイオン交換水3リットル中に再分散し、15分、300rpmで攪拌、洗浄した。この洗浄操作を5回繰り返し、ヌッチェ式吸引濾過で固液分離し、次いで、真空乾燥を12時間行いトナー粒子を得た。
(1)<定着評価>
前記記載の方法にて得られた現像剤での定着、画質の評価は富士ゼロックス社製Docu Centre Color500CP改造機を用いて画像形成を行い、定着温度、初期画質の画質評価を行った。この場合評価項目として最低定着温度は、トナー粒子が連続フィルム層を形成する加熱ローラの最低温度とし、ホットオフセット発生温度は、ホットオフセット現象が生ずる最低温度とし、さらに画質特性は画質むらを目視にて判断した。
上記複写機にて未定着画像を作成した後、表層がテフロン(登録商標)で形成された直径30mmの熱ローラと、表層がシリコーンゴムで形成された圧着ローラとよりなる定着器により、64g/m2の転写紙に転写せしめた試料トナーによるトナー像を線速度70mm/秒、線圧0.8kg/cm、ニップ幅4.9mmで定着せしめる操作を、熱ローラの設定温度を80−240℃の範囲内で5℃づつ段階的に高くして各温度において繰り返し、形成された定着画像に対してキムワイプ摺擦を施し、十分な耐摺擦性を示す定着画像に係り最低の設定温度をもって最低定着温度とした。なおここに用いた定着器はシリコーンオイル供給機構を有さぬものである。
上記定着法にて定着を行った画像サンプルに対し、村上色彩技術研究所製GM26Dを用いて画像サンプルへの入射光角度が75度の条件で光沢度の測定を行った結果、光沢度が40以上となる温度を画像光沢度測定による最低定着温度と判定した。
オフセット発生温度の測定は、上記複写機にて未定着画像を作成した後、トナー像を転写して上述の定着器により定着処理を行い、次いで白紙の転写紙を同様の条件下で定着器に送ってこれにトナー汚れが生ずるか否かを目視観察する操作を、前記定着器の熱ローラの設定温度を順次上昇させた状態で繰り返し、トナーによる汚れの生じた最低の設定温度をもってオフセット発生温度とした。
オフセット発生温度220℃以上・・・・○
オフセット発生温度又は200℃〜220℃・・・・△
オフセット発生温度195℃以下・・・・×
とした。
画像品質は細線を定着した画質の細線再現性と非定着部分のかぶり(目視)をルーペで測定し、以下のように判定した。
細線にむらがなく、かぶりもまったくない・・・・○
画質にわずかにむらがある・・・△
画質にむらがある・・・×
耐摺擦性評価による最低定着温度は、105℃であり、
画像光沢度測定による最低定着温度は、105℃と良好であった。
また、ホットオフセットの発生温度は220℃と良好で、画像品質も、全くむらやかぶりがなく良好であった。
富士ゼロックス社製フルカラー複写機DocuCenterColor500の現像機を単体で駆動できる装置を作成し、上記現像剤を現像機内に投入し、複写機内と同一条件にて、駆動させた。そこで、任意の時間において、現像機内の現像剤をサンプリングし、トナーの粒度分布をコールターカウンターTAII(ベックマン−コールター社製)にて測定した。X軸に駆動時間、Y軸に個数平均分布における3.0μm以下の累計値をプロットし、その傾きを機械的強度指数と定義し、その数値により機械的強度を評価した。この数値が大きいほど現像機内での破砕が発生しやすく、機械的強度が弱いことを表すが、
機械的強度指数が0.20以下・・・・・○
機械的強度指数が0.21〜0.30・・・・・△
機械的強度指数が0.30以上・・・・・×
とした。
得られたトナーを1.5g、キャリア(現像剤1(実施例1参照)の調整で用いたキャリア)30gを、高温高湿(温度28℃、湿度85%)環境に1昼夜放置した。その後、両者を60分混合攪拌し、
ブローオフトライボ測定装置(東芝ケミカル社製:TB‐200)にて摩擦帯電量を測定した。
実施例B1において、樹脂分散液を(1)から樹脂分散液(2)に変更し、95℃加熱時のPHを5.0に維持した以外は、実施例B1と同様にしてトナー粒子を得た。
このトナー粒子の累積体積平均粒径D50は4.67μm、体積平均粒度分布指標GSDvが1.19、であった。形状係数SF1は122とやや球状となった。
またこのトナー粒子を用いて実施例B1と同様に外添トナーを得てさらに現像剤を調製し、実施例B1と同様にして、定着評価、機械的強度指数、帯電測定を行った結果、
耐摺擦性評価による最低定着温度は、100℃であり、
画像光沢度測定による最低定着温度は、100℃と良好であった。
また、ホットオフセットの発生温度は220℃と良好で、画像品質も、全くむらやかぶりがなく良好であった。
また本実施例のトナーにおける機械的強度指数は0.14と良好であった。
また、得られた帯電量の絶対値は28μC/gであった。
実施例B1において、樹脂分散液を(1)から樹脂分散液(3)に変更し着色剤粒子分散液(1)から着色剤粒子分散液(2)に変更し、ポリ塩化アルミニウム量を0.12重量部とした以外は、実施例B1と同様にしてトナー粒子を得た。
このトナー粒子の累積体積平均粒径D50は4.15μm、体積平均粒度分布指標GSDvが1.22、形状係数SF1は117で球状であった。
またこのトナー粒子を用いて実施例B1と同様に外添トナーを得てさらに現像剤を調製し、実施例B1と同様にして、定着評価、機械的強度指数、帯電測定を行った結果、
耐摺擦性評価による最低定着温度は、110℃であり、
画像光沢度測定による最低定着温度は、110℃と良好であった。
また、ホットオフセットの発生温度は220℃と良好で、画像品質も、全くむらやかぶりがなく良好であった。
また本実施例のトナーにおける機械的強度指数は0.10と良好であった。
また、得られた帯電量の絶対値は29μC/gであった。
実施例B1において、樹脂分散液を(1)から樹脂分散液(4)に変更し着色剤粒子分散液(1)から着色剤粒子分散液(3)に変更にした以外は、実施例B1と同様にしてトナー粒子を得た。
このトナー粒子の累積体積平均粒径D50は4.19μm、体積平均粒度分布指標GSDvが1.22、形状係数SF1は134のポテト形状であった。
またこのトナー粒子を用いて実施例B1と同様に外添トナーを得てさらに現像剤を調製し、実施例B1と同様にして、定着評価、機械的強度指数、帯電測定を行った結果、
耐摺擦性評価による最低定着温度は、110℃であり、
画像光沢度測定による最低定着温度は、110℃と良好であった。
また、ホットオフセットの発生温度は220℃と良好で、画像品質も、全くむらやかぶりがなく良好であった。
また本実施例のトナーにおける機械的強度指数は0.07と良好であった。
また、得られた帯電量の絶対値は30μC/gであった。
実施例B1において、樹脂分散液を(1)から樹脂分散液(2)に変更し、着色剤粒子分散液(1)から着色剤粒子分散液(4)に変更し、95℃加熱時のPHを5.0に維持した以外は、実施例B1と同様にしてトナー粒子を得た。
このトナー粒子の累積体積平均粒径D50は4.51μm、体積平均粒度分布指標GSDvが1.19、であった。形状係数SF1は122とやや球状となった。
またこのトナー粒子を用いて実施例B1と同様に外添トナーを得てさらに現像剤を調製し、実施例B1と同様にして、定着評価、機械的強度指数、帯電測定を行った結果、
耐摺擦性評価による最低定着温度は、110℃であり、
画像光沢度測定による最低定着温度は、110℃と良好であった。
また、ホットオフセットの発生温度は220℃と良好で、画像品質も、全くむらやかぶりがなく良好であった。
また本実施例のトナーにおける機械的強度指数は0.06と良好であった。
また、得られた帯電量の絶対値は29μC/gであった。
(トナー粒子の調製)
実施例B1において、樹脂分散液を(1)から樹脂分散液(6)に変更し、95℃加熱時のPHを5.0に維持した以外は、実施例B1と同様にしてトナー粒子を得た。
このトナー粒子の累積体積平均粒径D50は4.22μm、体積平均粒度分布指標GSDvが1.19、であった。形状係数SF1は135とポテト形状となった。
またこのトナー粒子を用いて実施例B1と同様に外添トナーを得てさらに現像剤を調製し、実施例B1と同様にして、定着評価、機械的強度指数、帯電測定を行った結果、
耐摺擦性評価による最低定着温度は、125℃となり、
画像光沢度測定による最低定着温度は、130℃であることが確認された。
また、ホットオフセットの発生温度は180℃と低下し、画像品質も、全くむらやかぶりがなく良好であった。
また本比較例のトナーにおける機械的強度指数は0.09と良好であった。
また、得られた帯電量の絶対値は34μC/gであった。
実施例B1において、樹脂分散液を(1)から樹脂分散液(7)に変更し、95℃加熱時のPHを5.0に維持した以外は、実施例B1と同様にしてトナー粒子を得た。
このトナー粒子の累積体積平均粒径D50は4.61μmで、体積平均粒度分布指標GSDvが1.25とややブロードになった。形状係数SF1は135とポテト形状となった。
またこのトナー粒子を用いて実施例B1と同様に外添トナーを得てさらに現像剤を調製し、実施例B1と同様にして、定着評価、機械的強度指数、帯電測定を行った結果、
耐摺擦性評価による最低定着温度は、100℃となり、
画像光沢度測定による最低定着温度は、100℃であることが確認された。
また、ホットオフセットの発生温度は220℃と良好であったが、画像品質は、むらやかぶりが見られた。
また本比較例のトナーにおける機械的強度指数は0.83であった。
また得られたトナーの帯電量の絶対値は14μC/gであった。
実施例B1において、樹脂分散液を(1)から樹脂分散液(8)に変更し、95℃加熱時のPHを5.0に維持した以外は、実施例B1と同様にしてトナー粒子を得た。
このトナー粒子の累積体積平均粒径D50は4.18μmで、体積平均粒度分布指標GSDvが1.25とややブロードになった。形状係数SF1は134とポテト形状となった。
またこのトナー粒子を用いて実施例B1と同様に外添トナーを得てさらに現像剤を調製し、実施例B1と同様にして、定着評価、機械的強度指数、帯電測定を行った結果、
耐摺擦性評価による最低定着温度は、120℃となり、
画像光沢度測定による最低定着温度は、120℃であることが確認された。
また、ホットオフセットの発生温度は200℃とやや低くなり、また画像品質も、僅かにむらやかぶりが見られた。
また本実施例のトナーにおける機械的強度指数は0.20であった。
また得られたトナーの帯電量の絶対値は29μC/gであった。
1,9−ノナンジオール(ND):Log(P)=1.86
1,6−ヘキサジオール(HD):Log(P)=1.56
エチレングリコール(EG):Log(P)=−0.79
プロピレングリコール(PG):Log(P)=−0.47
1,10デカメチレンジカルボン酸(DDA):Log(P)=2.7
セバシン酸(SA):Log(P)=1.87
アジピン酸:Log(P)=0.2
グルタル酸:Log(P)=−0.22
スチレン(St):Log(P)=2.67
n−ブチルアクリレート(nBA):Log(P)=1.88
アクリル酸(AA):Log(P)=0.38
メタクリル酸:Log(P)=0.73
マレイン酸:Log(P)=−0.36
ドデカンチオール(DDT)Log(P)=5.14
結晶性のポリエステル(重縮合性樹脂)が持つ低温定着性を十分に発揮させられていなかったこともわかる。
Claims (22)
- 疎水性パラメータ(Log(P))が−0.5以上20以下である多価酸成分と、疎水性パラメータ(Log(P))が−0.5以上20以下である多価アルコール成分と、疎水性パラメータ(Log(P))が−0.5以上20以下である疎水性物質と、を水系媒体中に乳化又は分散した後、前記疎水性物質の共存下で前記多価酸成分と前記多価アルコール成分とを重縮合する工程を有することを特徴とするポリエステルの製造方法。
- 前記ポリエステルが、静電荷像現像トナー用ポリエステルであることを特徴とする請求項1に記載のポリエステルの製造方法。
- 前記疎水性物質が、疎水性ラジカル重合性モノマーであることを特徴とする請求項1に記載のポリエステルの製造方法。
- 前記疎水性ラジカル重合性モノマーを重合する工程をさらに有することを特徴とする請求項3に記載のポリエステルの製造方法。
- 前記疎水性ラジカル重合性モノマーが、疎水性ビニル系モノマーであることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のポリエステルの製造方法。
- 前記多価酸成分の疎水性パラメータ(Log(P)COOH)と多価アルコール成分の疎水性パラメータ(Log(P)OH)との差の絶対値(|Log(P)COOH−Log(P)OH|)が、0以上5.0以下であることを特徴とする請求項1に記載のポリエステルの製造方法。
- 前記多価酸成分及び多価アルコール成分の一部又は全部は、2量体以上のオリゴマーであることを特徴とする請求項1に記載のポリエステルの製造方法。
- 第2のラジカル重合性モノマーをさらに前記水系媒体中に添加する工程を有することを特徴とする請求項1に記載のポリエステルの製造方法。
- 前記第2のラジカル重合性モノマーが、親水性基を有する親水性ラジカル重合性モノマーであることを特徴とする請求項8に記載のポリエステルの製造方法。
- 前記第2のラジカル重合性モノマーが、酸性基を有する酸性ビニルモノマーであることを特徴とする請求項8に記載のポリエステルの製造方法。
- 前記第2のラジカル重合性モノマーを重合する工程をさらに有することを特徴とする請求項8に記載のポリエステルの製造方法。
- 前記重縮合の際、ブレンステッド酸型触媒、及び酵素触媒より選択される少なくとも1種の触媒を用いることを特徴とする請求項1に記載のポリエステルの製造方法。
- 前記ブレンステッド酸型触媒は、Y、Sc、Yb、Smから選択される希土類元素をその構成成分とする希土類元素触媒であることを特徴とする請求項12に記載のポリエステルの製造方法。
- 前記ブレンステッド酸型触媒が、ドデシルベンゼンスルフォン酸であることを特徴とする請求項12に記載のポリエステルの製造方法。
- 前記触媒は、界面活性能を有することを特徴とする請求項12に記載のポリエステルの製造方法。
- 前記多価酸成分及び前記多価アルコール成分は、結晶性ポリエステルを得るための成分であることを特徴とする請求項1に記載のポリエステルの製造方法。
- 少なくとも、樹脂粒子を分散させた分散液中で、当該樹脂粒子を凝集して凝集粒子を得る工程と、当該凝集粒子を加熱して融合させる工程と、を有する静電荷現像トナーの製造方法であって、
前記樹脂粒子を、請求項1〜16のいずれか1項に記載のポリエステルの製造方法により得ることを特徴とする静電荷現像トナーの製造方法。 - 請求項17に記載の静電荷現像トナーの製造方法により得られた静電荷現像トナー。
- 請求項1〜16のいずれか1項に記載のポリエステルの製造方法により得られたことを特徴とするポリエステル粒子分散液。
- 前記疎水性物質として前記疎水性ラジカル重合性モノマーを用い、且つ前記第2のラジカル重合性モノマーとして親水性基を有する親水性ラジカル重合性モノマーを用いた場合、前記疎水性ラジカル重合性モノマーの含有量が、多価酸成分、多価アルコール及びラジカル重合性モノマーの総量100重量部に対して3〜20重量部であり、前記親水性ラジカル重合性モノマーの含有量が、多価酸成分、多価アルコール及びラジカル重合性モノマーの総量100重量部に対して1.0〜10重量部であることを特徴とする請求項19に記載のポリエステル粒子分散液。
- 前記ポリエステルの粒子の体積平均中心径が0.05〜2.0μmであることを特徴とする請求項19に記載のポリエステル粒子分散液。
- 体積平均粒子径0.05μm以下のポリエステルの粒子及び体積平均粒子径5.0μm以上のポリエステルの粒子の比率がポリエステルの粒子全体に対して5%以下であり、前記ポリエステルの粒子のSD値(体積平均粒子径/数平均粒子径)が1.25以下であることを特徴とする請求項19に記載のポリエステル粒子分散液。
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