JP2006168483A - 車両用操舵制御装置 - Google Patents

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    • B62D6/008Control of feed-back to the steering input member, e.g. simulating road feel in steer-by-wire applications

Abstract

【課題】 手放し時の適度な復元性の実現と、非手放し時の運転者への的確な路面フィール伝達の実現との両立を図る車両用操舵制御装置を提供する。
【解決手段】 操舵入力を受ける操舵部(1)と機械的に切り離され、操舵入力に応じて操向輪16,16を転舵する転舵部(3)と、操舵部(1)に対し転舵部(3)の転舵状態に応じた操舵反力を付与する反力モータ5と、操舵部(1)が手放し状態か否かを検出する手放し検出手段と、手放し状態を検出したとき、非手放し状態よりも操舵反力を小さくする操舵反力補正手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、本発明は、操舵ハンドルを有する操舵側と、操向輪を有する転舵側と、の間に機械的なつながりが無いステア・バイ・ワイヤシステム等に採用される車両用操舵制御装置の技術分野に属する。
従来のステア・バイ・ワイヤシステムでは、タイロッドに転舵反力センサーを設け、この転舵反力センサーにより検出される路面反力を操舵反力トルクに付加することで、路面からタイヤに作用する力の影響を操舵反力トルクに反映させている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−217988号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、操舵反力トルクは、操舵時に適度な重さとなるように設定されているため、運転者の操舵入力が無い手放し時には、ハンドル復元力が大きくなりすぎ、ハンドルがニュートラル位置を超えてオーバーシュートするという問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、手放し時の適度な復元性の実現と、非手放し時の運転者への的確な路面フィールの実現との両立を図る車両用操舵制御装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明では、
操舵入力を受ける操舵部と機械的に切り離され、操舵入力に応じて操向輪を転舵する転舵部と、
前記操舵部に対し前記転舵部の転舵状態に応じた操舵反力を付与する操舵反力付与手段と、
前記操舵部が手放し状態か否かを検出する手放し検出手段と、
前記手放し状態を検出したとき、非手放し状態よりも操舵反力を小さくする操舵反力補正手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、非手放し時には、路面反力に応じた操舵反力トルクにより運転者へ的確な路面フィールを提供できる。また、手放し時には、非手放し時よりも操舵反力トルクが小さくなるため、適度な復元性を実現でき、オーバーシュートを防止できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1〜4に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の車両用操舵装置を示す全体システム図であり、実施例1の車両用操舵装置は、(1)操舵部、(2)バックアップ装置、(3)転舵部、(4)制御コントローラにより構成されている。
(1)操舵部
操舵部は、舵角センサー(操舵角検出手段)1、エンコーダ2、トルクセンサー(操舵トルク検出手段)3,3、反力モータ(操舵反力付与手段)5とを有して構成される。
前記舵角センサー1は、ハンドル6の操作角を検出する手段で、後述するケーブルコラム7とハンドル6とを結合するコラムシャフト8aに設けられている。つまり、舵角センサー1は、ハンドル6とトルクセンサー3,3との間に設置されており、トルクセンサー3,3の捩れによる角度変化の影響を受けることなく、操舵角を検出できるようになっている。この舵角センサー1には、アブソリュート型レゾルバ等を用いる。
前記トルクセンサー3,3は二重系を成し、前記舵角センサー1と反力モータ5との間に設置されている。トルクセンサー3,3は、軸方向に延在するトーションバーと、このトーションバーの一端に連結され、このトーションバーと同軸をなす第1軸と、このトーションバーの他端に連結され、このトーションバーおよび第1軸と同軸を成す第2軸と、前記第1軸に固定された第1磁性体と、前記第2軸に固定された第2磁性体と、前記第1磁性体および第2磁性体に対面するコイルと、このコイルを包囲し、前記第1磁性体および第2磁性体と共に磁気回路を形成する第3磁性体とを有し、前記コイルはトーションバーに作用する捩れに基づく第1磁性体と第2磁性体との相対変位に対応してインダクタンスが変化し、このインダクタンスに基づく出力信号によりトルクを検出する。
前記反力モータ5は、ハンドル6に反力を与える反力アクチュエータであり、前記コラムシャフト8aを回転軸とする1ロータ・1ステータの電動モータで構成されており、そのケーシングが車体の適所に固定されている。この反力モータ5としては、ブラシレスモータが使用され、ブラシレスモータの使用に伴ってエンコーダ2とホールIC(不図示)とを追加する。その場合は、ホールICのみでもモータトルクを発生するモータ駆動は可能であるが、微細なトルク変動が発生し、操舵反力感が悪い。そこで、より繊細で滑らかな反力制御を行うため、コラムシャフト8aの軸上にエンコーダ2を装着し、モータ制御を行うことで、微細なトルク変動を低減し、操舵反力感の向上させている。なお、エンコーダ2の代わりにレゾルバを用いても良い。
(2)バックアップ装置
バックアップ装置は、ケーブルコラム7とクラッチ9により構成されている。
前記クラッチ9は、コラムシャフト8aとプーリシャフト8bとの間に介装され、実施例1では電磁クラッチを用いている。このクラッチ9は、締結されたとき、入力軸であるコラムシャフト8aと出力軸であるプーリシャフト8bとが連結され、ハンドル6に加えられた操舵トルクは、ステアリング機構15に機械的に伝達される。
前記ケーブルコラム7は、前記クラッチ9が締結されるバックアップモード時、操舵部と転舵部との間に介在する部材との干渉を避けて迂回しながらも、トルクを伝達するコラムシャフト機能を発揮する機械式バックアップ機構である。ケーブルコラム7は、2つのリールに端部がリールに固定された2本のインナーケーブルを互いに逆方向へ巻き付け、2つのリールケースに2本のインナーケーブルを内挿したアウターチューブの両端を固定することにより構成されている。
(3)転舵部
転舵部は、エンコーダ10、舵角センサー11、トルクセンサー(路面反力検出手段)12,12、転舵モータ14,14、ステアリング機構15、操向輪16,16とを有して構成される。
前記舵角センサー11とトルクセンサー12,12とは、ケーブルコラム7のプーリが一端に取り付けられ、他端部にピニオンギアが形成されたピニオンシャフト17の軸上に設けられている。舵角センサー11としては、シャフトの回転数を検出するアブソリュート式レゾルバ等が用いられる。また、トルクセンサー12,12としては、上記トルクセンサー3,3と同様に二重系を成し、インダクタンスの変化によりトルクを検出するものが用いられる。そして、ケーブルコラム7側に舵角センサー11を配置し、ステアリング機構15側にトルクセンサー12,12を配置することで、舵角センサー11による転舵角検出に際してトルクセンサー12,12の捩りによる角度変化の影響を受けないようにしている。
前記転舵モータ14,14は、前記ピニオンシャフト17の舵角センサー11とトルクセンサー12,12との中間位置に設けたウォームギアに噛み合うピニオンギアをモータ軸に設けることで、モータ駆動時にピニオンシャフト17に転舵トルクを付与するように構成されている。この転舵モータ14,14は、1ロータ・2ステータ構造とすることにより二重系を成し、第一転舵モータ14と第二転舵モータ14を構成するブラシレスモータとしている。また、上記反力モータ5と同様に、ブラシレスモータの使用に伴ってエンコーダ10とホールIC(図外)とを追加する。
前記ステアリング機構15は、前記ピニオンシャフト17の回転により左右の操向輪16,16を転舵させる舵取り機構であって、ラックチューブ15a内に内挿され、前記ピニオンシャフト17のピニオンギアに噛み合うラックギアが形成されたラックシャフト15bと、この車両左右方向に延びるラックシャフト15bの両端部に結合されたタイロッド15c,15cと、一端が前記タイロッド15c,15cに結合され、他端が操向輪16,16に結合されたナックルアーム15d,15dと、を有して構成されている。
(4)制御コントローラ
制御コントローラは、2つの電源18,18により処理演算等を行う2つの制御コントローラ19,19により二重系が構成されている。
前記制御コントローラ19は、操舵部の舵角センサー1、エンコーダ2、トルクセンサー3,3、ホールICと、転舵部のエンコーダ10、舵角センサー11、トルクセンサー12,12、ホールIC、車速センサー21からの検出値が入力される。
制御コントローラ19は、各センサーの検出値に基づいて、反力モータ5および転舵モータ14の制御量を設定し、各モータ4,14を駆動制御する。また、制御コントローラ19は、システムが正常に作動している間は、クラッチ9を解放し、システムに異常が発生した場合には、クラッチ9を締結させ、ハンドル6と操向輪16,16を機械的に連結させる。
次に、作用を説明する。
[反力モータの制御量設定]
制御コントローラ19において、反力モータ5の制御量Thは、下記の式(1)に基づいて設定される。
Th=Kp×θ+Kd×dθ/dt+Kdd×d2θ/dt2+D×Kf×F …(1)
ここで、θは操舵角、Kpは操舵角ゲイン、Kdは操舵角速度ゲイン、Kddは操舵角加速度ゲイン、Dは路面反力係数、Kfは路面反力ゲインである。
式(1)において、右辺第1項、第2項および第3項では、操舵角θに基づく操舵反力の制御量が設定され、右辺第4項では、路面反力Fに基づく制御量が設定されるため、路面からタイヤに作用する力の影響を操舵反力トルクに反映させることができる。なお、操舵角加速度d2θ/dt2および操舵角速度dθ/dtは、舵角センサー1の検出値から算出する(操舵角加速度検出手段および操舵角速度検出手段に相当)。
[手放し状態に応じた制御量の設定]
ここで、式(1)において、路面反力に基づく操舵反力トルク反映量を決める路面反力ゲインKfは、操舵状態により値を変化させる。図2は、実施例1の制御コントローラ19で実行される路面反力ゲインKfの設定制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、各センサー信号を読み込み、ステップS2へ移行する。
ステップS2では、ステップS1で読み込んだハンドル側のトルクセンサー3,3のセンサー信号から、手放し状態であるかどうかを判定する(手放し検出手段に相当)。YESの場合にはステップS4へ移行し、NOの場合にはステップS3へ移行する。手放し判定は、トルクセンサー3,3のセンサー信号が所定値以下の場合とする。
ここで、所定値は、トルクセンサー3,3のヒステリシス特性で、トルク入力がゼロ相当のときのヒステリシス値範囲から設定する。
ステップS3では、ステップS2で手放し状態ではないと判定されたため、路面反力ゲインKfをあらかじめ設定されたHigh値とし(操舵反力補正手段に相当)、リターンへ移行する。
ステップS4では、ステップS2で手放し状態であると判定されたため、路面反力ゲインKfを、High値よりも小さなLow値とし、リターンへ移行する。
すなわち、手放し状態の場合は、適度なハンドル復元性となるように路面反力ゲインKfを小さめに設定し、路面反力Fに基づく制御量を小さくする。一方、非手放し状態の場合は適度な操舵反力となるように路面反力ゲインKfを大きめに設定し、路面反力Fに基づく制御量を大きくする。
[非手放し時における操舵トルクに応じた制御量の設定]
式(1)において、非手放し時には、路面反力に基づく操舵反力トルク反映量を決める路面反力係数Dを、操舵トルクに応じて値を変化させる。
図3は、ハンドル側のトルクセンサー3,3値に応じた路面反力係数Dの設定マップであり、路面反力係数Dは、手放し時に対応するトルクセンサー値の範囲内では一定の最小値であり、非手放し時では、トルクセンサー値の絶対値が大きくなるほど大きな値となるように設定されている。また、操舵反力トルクが過大となるのを防止するため、トルクセンサー値の絶対値がある値を超えた場合には、一定の最大値となるように設定されている。
[操舵状態に応じた制御量の設定]
式(1)において、操舵角θに基づく操舵反力の制御量を設定するための操舵角ゲインKpは、操舵角θに応じて変化させる。図4に示すように、操舵角ゲインKpは、操舵角θの絶対値が大きくなるほど大きくなるように設定されている。また、操舵角ゲインKpは、車速が高くなるほど大きくなるように設定される。
また、式(1)において、操舵角加速度d2θ/dt2に基づく操舵反力の制御量を設定するための操舵角加速度ゲインKddは、操舵角加速度d2θ/dt2に応じて変化させる。図5に示すように、操舵角加速度ゲインKddは、操舵角加速度d2θ/dt2の絶対値が大きくなるほど大きくなるように設定されている。また、操舵角加速度ゲインKddは、車速が高くなるほど大きくなるように設定されている。
さらに、式(1)において、操舵角速度dθ/dtに基づく操舵反力の制御量を設定するための操舵角速度ゲインKdは、操舵角速度dθ/dtに応じて変化させる。図6に示すように、操舵角速度ゲインKdは、操舵角速度dθ/dtの絶対値が大きくなるほど大きくなるように設定されている。また、操舵角速度ゲインKdは、車速が高くなるほど大きくなるように設定されている。
[路面反力に応じた制御量の設定]
式(1)において、路面反力ゲインKfを、High値とLow値との2値ではなく、路面反力Fに応じて変化させても良い。この場合、路面反力ゲインKfを、路面反力Fの絶対値が大きくなるほど大きくなるように設定する(図7)。
[背景技術]
従来のステア・バイ・ワイヤシステムでは、運転者への的確な路面フィールを伝達するために、路面反力に応じた制御量を操舵反力トルクに付加している。例えば、特開平10−217988号公報に記載の技術では、操舵力演算器において、操舵力センサーの検出結果を基に操舵軸に付与された操舵力Tを演算すると共に、操舵力Tが付与された方向の操舵軸を回転させるための制御量aTを演算する。転舵反力演算器では、転舵反力センサーの検出結果を基に、転舵軸に付与された転舵反力Fを演算する。操舵軸モータ制御回路は、これら操舵力演算器と転舵反力演算器との演算結果を基に、操舵軸の回転制御量Mmを下記の式によって算出し、回転制御量Mmに応じた反力制御信号を操舵軸モータに出力する。
なお、下記の式中、Gmは出力信号のゲインを示すゲイン係数である。
Mm=Gm×(aT−F) …(2)
ところが、上記従来技術では、操舵時に適度な重さとなるように操舵反力Mmを設定した場合、手放し時にはハンドル復元力が大きくなり過ぎるため、ハンドルがニュートラルを超えてオーバーシュートが発生する。よって、手放し開始から、ヨーレートや横速度等、車両の状態量変化が収束するまでの時間が長く(例えば、図8の収束時間8s)、収斂性が悪いという問題があった。
[手放し/非手放しに応じた操舵反力可変作用]
これに対し、実施例1の車両用操舵装置では、非手放し時には手放し時と比較して路面反力に応じた操舵反力トルクを小さくすることにより、上記問題を解決している。
図9(a)に、非手放し時の操舵角に対する操舵反力トルク、図9(b)に、手放し時の操舵角に対する操舵反力トルクを示す。非手放し時には、路面反力ゲインKfがHigh値に設定されるため、切り戻し時においても、運転者には操舵角に応じた操舵反力トルクが伝達される。
一方、手放し時には、路面反力ゲインKfがLow値に設定されるため、路面反力Fに応じた操舵反力Kf×Fは、非手放し時よりも小さくなる。よって、手放し時の操舵角に応じた操舵反力トルクは、非手放し時よりも小さくなる。よって、図10に示すように、手放し後においてオーバーシュートの発生が防止されるため、手放し開始から、ヨーレートや横加速度等、車両の状態量変化が収束するまでの時間を、従来よりも短縮することができる(収束時間2s)。
[操舵トルクに応じた操舵反力可変作用]
実施例1では、非手放し時には、操舵トルクが大きくなるほど操舵反力トルクを大きくするため、手放し時と非手放し時の切り替えにおいて、係数KfはLow値とHigh値とでステップ的に変化するのに対し、滑らかにDが変化するため、より自然にハンドル復元性と路面フィールとの両立を実現できる。
次に、効果を説明する。
実施例1の車両用操舵制御装置にあっては、以下に列挙する効果が得られる。
(1) 操舵入力を受ける操舵部(1)と機械的に切り離され、操舵入力に応じて操向輪16,16を転舵する転舵部(3)と、操舵部(1)に対し転舵部(3)の転舵状態に応じた操舵反力を付与する反力モータ5と、操舵部(1)が手放し状態か否かを検出する手放し検出手段と、手放し状態を検出したとき、非手放し状態よりも操舵反力を小さくする操舵反力補正手段と、を備えるため、手放し時の適度な復元性の実現と、非手放し時の運転者への的確な路面フィール伝達の実現とを両立できる。
(2) 路面反力Fを検出するトルクセンサー12,12を備え、反力モータ5は、路面反力Fに応じた操舵反力Kf×Fを付与し、操舵反力補正手段は、手放し状態を検出したとき、KfをLow値として路面反力に応じた操舵反力量を小さくするため、手放し時は適度なハンドル復元性を実現し、非手放し時は運転者に的確な路面フィールを提供できる。
(3) 操舵トルクを検出するトルクセンサー3,3を備え、操舵反力補正手段は、手放し状態を検出していないとき、操舵トルクが小さいほど、路面反力に応じた操舵反力を小さくするため、手放し時と非手放し時との切り替えにおいて、滑らかに切り替えができるため、より自然なハンドル復元性と操舵感との両立を実現できる。
実施例2は、手放し時において、操舵角に基づく操舵反力トルク反映量を変化させる例である。なお、実施例2の構成は、実施例1と同様であるため説明を省略する。
実施例2では、制御コントローラ19において、反力モータ5の制御量Thは、下記の式(3)に基づいて設定される。
Th=Kp×θ+Kd×dθ/dt+Kdd×d2θ/dt2+Kf×F …(3)
図11は、実施例2の制御コントローラ19で実行される操舵角ゲインKpの設定制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、ステップS1およびステップS2では、図2のステップS1およびステップS2と同一の処理を行うため、説明を省略する。
ステップS13では、ステップS12で手放し状態ではないと判定されたため、操舵角ゲインKpをあらかじめ設定されたHigh値とし(操舵反力補正手段に相当)、リターンへ移行する。
ステップS14では、ステップS12で手放し状態であると判定されたため、操舵角ゲインKpをHigh値よりも小さなLow値とし、リターンへ移行する。
すなわち、操舵角ゲインKpは、ハンドル6を中立点(ニュートラル位置)に戻すバネトルク成分であるため、手放し時は、ハンドル戻りが中立点を超えてオーバーシュートしない程度に適度なハンドル復元性となるように値を小さめに設定し、非手放し時は、適度な操舵反力トルクとなるように大きめに設定する。
なお、他の方法として、ハンドル側のトルクセンサー3,3の検出値に応じてKp×θ分を変化させても良い。この場合、反力モータ5の制御量Thは、下記の式(4)に基づいて演算される。
Th=A×Kp×θ+Kd×dθ/dt+Kdd×d2θ/dt2+D×Kf×F …(4)
ここで、Aは、操舵トルクの絶対値に比例して設定される操舵角係数である。図12に示すように、操舵角係数Aは、手放し時に対応するトルクセンサー値の範囲内では一定の最小値であり、非手放し時では、トルクセンサー値の絶対値が大きくなるほど大きな値となるように設定されている。また、操舵反力トルクが過大となるのを防止するため、トルクセンサー値の絶対値がある値を超えた場合には、一定の最大値となるように設定されている。
式(4)に基づいて制御量Thを設定することにより、操舵トルクに応じて操舵角係数Aが滑らかに変化するため、より自然なハンドル復元性と適度な操舵反力トルクとを実現できる。なお、舵角戻り後にハンドル6が中立位置まで復帰しない場合には、Kpを大きくしても良い。
以上のように、手放し時のバネ反力分Kpを小さくすることで、実施例1と同様に、ハンドル復元時のオーバーシュート量が減少し、車両挙動の収斂性を向上させることができる。また、復元力が不足し、ハンドル6が中立点まで復帰しないような舵角残りが生じるときは、Kpを大きくすることで、舵角残りを減少させることができる。
次に、効果を説明する。
実施例2の車両用操舵制御装置にあっては、実施例1の効果(1)に加え、以下に列挙する効果が得られる。
(4) 操舵角θを検出する舵角センサー1を備え、反力モータ5は、操舵角θに応じた操舵反力Kp×θを付与し、操舵反力補正手段は、手放し状態を検出したとき、操舵角θに応じた操舵反力量Kp×θを小さくするため、手放し時のオーバーシュート量を減少させ、車両挙動の収斂性を向上させることができる。
実施例3は、手放し時において、操舵角加速度に基づく操舵反力トルク反映量を変化させる例である。なお、実施例3の構成は、実施例1と同様であるため説明を省略する。
実施例3では、反力モータ5の制御量を設定する式(1)において、操舵角加速度ゲインKddを、手放し時と非手放し時とで変化させる。非手放し時には、操舵角加速度ゲインKddをあらかじめ設定されたHigh値とし、手放し時には、操舵角加速度ゲインKddをHigh値よりも小さなLow値とする。
すなわち、Kddは慣性トルク成分であり、小さいほどハンドル6の収斂周波数が高くなる。よって、手放し時には適度なハンドル復元性となるようにKddの値を小さめに設定し、非手放し時には適度な操舵慣性感となるようにKddの値を大きめに設定する。
なお、他の方法として、ハンドル側のトルクセンサー3,3の検出値に応じてKdd×d2θ/dt2分を変化させても良い。この場合、反力モータ5の制御量Thは、下記の式(5)に基づいて演算される。
Th=A×Kp×θ+Kd×dθ/dt+C×Kdd×d2θ/dt2+D×Kf×F …(5)
ここで、Cは操舵トルクの絶対値に比例して設定される操舵角加速度係数である。図12に示すように、操舵角加速度係数Cは、手放し時に対応するトルクセンサー値の範囲内では一定の最小値であり、非手放し時では、トルクセンサー値の絶対値が大きくなるほど大きな値となるように設定されている。また、操舵反力トルクが過大となるのを防止するため、トルクセンサー値の絶対値がある値を超えた場合には、一定の最大値となるように設定されている。
式(5)に基づいて制御量Thを設定することにより、操舵トルクに応じて操舵角加速度係数Cが滑らかに変化するため、より自然なハンドル復元性と適度な操舵反力トルクとを実現できる。
次に、効果を説明する。
実施例3の車両用操舵制御装置にあっては、実施例1の効果(1)に加え、以下の効果が得られる。
(5) 操舵角加速度を検出する操舵角加速度検出手段を備え、反力モータ5は、操舵角加速度d2t/dt2に応じた操舵反力kdd×d2t/dt2を付与し、操舵反力補正手段は、手放し状態を検出したとき、操舵角加速度d2t/dt2に応じた操舵反力量kdd×d2t/dt2を小さくするため、手放し時において、ハンドル6の収斂周波数が高まり、収斂性を向上させることができる。
実施例4は、手放し時において、操舵角速度に基づく操舵反力トルク反映量を変化させる例である。なお、実施例4の構成は、実施例1と同様であるため説明を省略する。
実施例4では、反力モータ5の制御量を設定する式(1)において、操舵角速度ゲインKdを、手放し時と非手放し時とで変化させる。非手放し時には、操舵角速度ゲインKdをあらかじめ設定されたHigh値とし、手放し時には、操舵角速度ゲインKdをHigh値よりも小さなLow値とする。
すなわち、Kdは粘性トルク成分であり、大きいほど手放し時のハンドル6の収斂減衰が高くなる。よって、手放し時には適度なハンドル復元性となるように値を大きめに設定し、非手放し時には適度な操舵粘性感となるように小さめに設定する。
なお、他の方法として、ハンドル側のトルクセンサー3,3の検出値に応じてKd×dθ/dtを変化させても良い。この場合、反力モータ5の制御量Thは、下記の式(6)に基づいて演算される。
Th=A×Kp×θ+B×Kd×dθ/dt+C×Kdd×d2θ/dt2+D×Kf×F …(6)
ここで、Bは操舵トルクの絶対値に比例して設定される操舵角速度係数である。図13に示すように、操舵角速度係数Bは、手放し時に対応するトルクセンサー値の範囲内では一定の最小値であり、非手放し時では、トルクセンサー値の絶対値が大きくなるほど大きな値となるように設定されている。また、操舵反力トルクが過大となるのを防止するため、トルクセンサー値の絶対値がある値を超えた場合には、一定の最大値となるように設定されている。
式(6)に基づいて制御量Thを設定することにより、操舵トルクに応じて操舵角速度係数Bが滑らかに変化するため、より自然なハンドル復元性と適度な操舵反力トルクとを実現できる。なお、式(6)において、手放し時には操舵角θは減少方向のため、右辺第2項は、他の項とは逆符号となる。
次に、効果を説明する。
実施例4の車両用操舵装置にあっては、実施例1の効果(1)に加え、以下の効果が得られる。
(6) 操舵角速度dθ/dtを検出する操舵角速度検出手段を備え、反力モータ5は、操舵角速度dθ/dtに応じた操舵反力Kd×dθ/dtを付与し、操舵反力補正手段は、手放し状態を検出したとき、操舵角速度dθ/dtに応じた操舵反力量を小さくするため、手放し時、ハンドル6の収斂減衰が高まり、収斂性を向上させることができる。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1〜4に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は、実施例1〜4に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
実施例1の車両用操舵装置を示す全体システム図である。 実施例1の制御コントローラ19で実行される路面反力ゲインKfの設定制御処理の流れを示すフローチャートである。 ハンドル側のトルクセンサー3,3値に応じた路面反力係数Dの設定マップである。 操舵角θに応じた操舵角ゲインKpの設定マップである。 操舵角加速度d2θ/dt2に応じた操舵角加速度ゲインKddの設定マップである。 操舵角速度dθ/dtに応じた操舵角速度ゲインKdの設定マップである。 非手放し時における路面反力Fに応じた路面反力ゲインKfの設定マップである。 手放し時におけるオーバーシュートを示す従来例である。 実施例1の手放し時操舵反力低減作用を示す説明図である。 実施例1の手放し時におけるオーバーシュート防止作用を示す図である。 実施例2の制御コントローラ19で実行される操舵角ゲインKpの設定制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の操舵角係数Aおよび実施例3の操舵角加速度係数Cの設定マップである。 実施例4の操舵角加速度係数Bの設定マップである。
符号の説明
1 舵角センサー
2 エンコーダ
3 トルクセンサー
5 反力モータ
6 ハンドル
7 ケーブルコラム
8a コラムシャフト
8b プーリシャフト
9 クラッチ
10 エンコーダ
11 舵角センサー
12 トルクセンサー
14 転舵モータ
15 ステアリング機構
16 操向輪
17 ピニオンシャフト
18 電源
19 制御コントローラ

Claims (6)

  1. 操舵入力を受ける操舵部と機械的に切り離され、操舵入力に応じて操向輪を転舵する転舵部と、
    前記操舵部に対し前記転舵部の転舵状態に応じた操舵反力を付与する操舵反力付与手段と、
    前記操舵部が手放し状態か否かを検出する手放し検出手段と、
    前記手放し状態を検出したとき、非手放し状態よりも操舵反力を小さくする操舵反力補正手段と、
    を備えることを特徴とする車両用操舵制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用操舵制御装置において、
    路面反力を検出する路面反力検出手段を備え、
    前記操舵反力付与手段は、前記路面反力に応じた操舵反力を付与し、
    前記操舵反力補正手段は、前記手放し状態を検出したとき、前記路面反力に応じた操舵反力量を小さくすることを特徴とする車両用操舵制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用操舵制御装置において、
    操舵角を検出する操舵角検出手段を備え、
    前記操舵反力付与手段は、前記操舵角に応じた操舵反力を付与し、
    前記操舵反力補正手段は、前記手放し状態を検出したとき、前記操舵角に応じた操舵反力量を小さくすることを特徴とする車両用操舵制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用操舵装置において、
    操舵角加速度を検出する操舵角加速度検出手段を備え、
    前記操舵反力付与手段は、前記操舵角加速度に応じた操舵反力を付与し、
    前記操舵反力補正手段は、前記手放し状態を検出したとき、前記操舵角加速度に応じた操舵反力量を小さくすることを特徴とする車両用操舵制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用操舵装置において、
    操舵角速度を検出する操舵角速度検出手段を備え、
    前記操舵反力付与手段は、前記操舵角速度に応じた操舵反力を付与し、
    前記操舵反力補正手段は、前記手放し状態を検出したとき、前記操舵角速度に応じた操舵反力量を小さくすることを特徴とする車両用操舵制御装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用操舵装置において、
    操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段を備え、
    前記操舵反力補正手段は、前記手放し状態を検出していないとき、前記操舵トルクが小さいほど、前記路面反力に応じた操舵反力を小さくすることを特徴とする車両用操舵制御装置。
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