JP2006161203A - 和服 - Google Patents
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Abstract
【課題】誰もが気軽に和装を楽しむことが出来るためには、着付けが簡単で、着崩れしにくく、動き易く、窮屈な思いをせず着た人にやさしい和服で、かつ、従来の形を保持し、また、高価であるため子供等他の人に譲れる和服を提供する。
【解決手段】着物部とおはしょり部が分離され、着物部は、内揚げが設けられた対丈仕立てで、着物を着用した際に、衿を抜くことで出来る後身頃の弛みと、着姿をよく見せることを目的に褄を少し引き上げるために出来る弛みを、内揚げ部分に加算して縫い込まれ、おはしょり部は、伊達帯の下部に取り付けられて一体化され、体にフィットさせるためにゴムベルトによる伸縮性のギャザーを設けた伊達おはしょりとし、着物部を取り付けてある紐で着用した上から着物部の前身頃、衽に対応したの縫い目を合わせて伊達おはしょりを締め、その上から帯を締めることによって伝統的な姿を保持された和服となる。
【選択図】 図1
【解決手段】着物部とおはしょり部が分離され、着物部は、内揚げが設けられた対丈仕立てで、着物を着用した際に、衿を抜くことで出来る後身頃の弛みと、着姿をよく見せることを目的に褄を少し引き上げるために出来る弛みを、内揚げ部分に加算して縫い込まれ、おはしょり部は、伊達帯の下部に取り付けられて一体化され、体にフィットさせるためにゴムベルトによる伸縮性のギャザーを設けた伊達おはしょりとし、着物部を取り付けてある紐で着用した上から着物部の前身頃、衽に対応したの縫い目を合わせて伊達おはしょりを締め、その上から帯を締めることによって伝統的な姿を保持された和服となる。
【選択図】 図1
Description
誰でも簡単に着用出来る和服に関するものである。
本来、和服は、国民衣装であり誰もが着ていたが、現在では行事用や儀式用が殆どで、着たいと思っていても、着付けの専門的な訓練を受けていないと、衿の抜き加減やおはしょりの処理等、一人で手軽に美しく着用することは難しく、着用出来ても着付けに時間がかかったり、着崩れを防ぐために、紐をきつく締めたり、ひもをたくさん巻くことで窮屈な思いや気分が悪くなったりすることも少なくない。ましてや、気分の優れない時や加齢等で、体が少し不自由な時には従来の和服及び着付けでは、困難であった。また、高価な割には利用価値が少ないと感じられている。
この改善策として、簡単に着用出来て着崩れしない和服として、おはしょりを別仕立てにした一部式着物では、着物におはしょりを係着具によって装着(例えば、特許文献1)、又は逢着する方法(例えば、特許文献2)があるが、着丈に裁断されているため、着丈にゆとりが無く、体型の変化、裾の汚れや擦り切れ等に対応されておらず、長期間、度々着る和服としては相応しくない、また、本人より体格の大きい人には譲れない等の欠点がある。
また、衽の裾は勾配をつけて裁断し褄を引き上げた状態にしているもの(例えば、特許文献1)では、格子柄の様な柄によっては見た目の美しさに欠けて適切でない、また、裁断をしているため、体型が変化した時に直すことが難しい、着物を解いた後生地としては、直線で無いため利用価値が薄れる等の欠点がある。
登録実用新案3061975号公報
特開2003-268605号公報
誰もが気軽に和装を楽しむことが出来るためには、着付けが簡単で、着崩れしにくく、動き易く、窮屈な思いをせず着た人にやさしい、従来の形を保持し、また、高価であるため子供等他の人に譲れる和服が要望されている。本発明は、このような要望に応えることを課題に研究し試作の結果、完成された和服である。
本発明は、前記の課題を解決するための手段として、着物部とおはしょり部が分離され、着物部は、内揚げが設けられた対丈仕立てで、着物を着用した際に、衿を抜くことで出来る後身頃の弛みを、内揚げ部分に追加して背縫いを中心に山形縫い込まれ、着姿をよく見せることを目的に褄を少し引き上げるために出来る弛みを、内揚げ部分の衽の衿付けからに滑らかな谷形に追加して縫い込まれ、取り付けてある紐を結ぶだけで、衿が抜けて褄が引き上げられて着用出来る和服となる。
また、おはしょり部は、伊達帯の下部に取り付けられて一体化され、おはしょりが体にフィットされる目的で伊達帯の前板部分を幅10cm、長さ20cmのゴムベルト、その両側に幅5cm、長さ10cmのゴムベルトで伸縮性のギャザーが設けてある伊達おはしょりとし、上記の着物部を着用した上から着物部の前身頃、衽に対応したの縫い目を合わせて伊達おはしょりを締め、その上から帯を締めることによって伝統的な姿を保持された和服で、紐の数が少ないため簡単に着用することが出来、スッキリと着こなすことが出来る和服となる。
本発明の和服は、上記の様に着物部とおはしょり部を完全に分離されており、着物部は、えり抜きや衽の裾も着る人に合わせて形作ってある対丈仕立てとされているため着付けも簡単で、取り付けてある紐を結ぶだけでスッキリと着こなすことが出来、おはしょり部は、着物部と完全に分離され、伊達帯と一体化されているため、紐をきつく締めなくても着崩れに繋がらず、その上から帯を締めることで簡単に通常の着付けをした場合と同様の美しい着姿が得られる。
下着の長襦袢等も同寸で衿抜きの弛みを内揚げに追加して縫いこむことで着物部とピッタリ添って簡単に着付けが出来、また、おはしょり部を伊達帯と一体化させた伊達おはしょりとすることで、腰回りの余分な締め付けが無くなり、帯も簡単な付け帯等を使用することで、慣れていない人や体力に自信の無い人等、誰にでも楽に着ることが出来、着る人の体にやさしいユニバーサルデザインとしての要素を含んでいる和服として提供する。
着る人に対応した対丈仕立てであるが、内揚げが設けられているため、長さの調節が
可能で、体型の変化にも対応し、多少体型の違う人にでも譲ることが出来る和服である。
可能で、体型の変化にも対応し、多少体型の違う人にでも譲ることが出来る和服である。
本発明の実施形態は、着物部とおはしょり部が切り離されている和服で、図1は、請求項1である図5、図6の着物部を紐8で着用した上から請求項2である図9の伊達おはしょりを結んだ前姿であり、図2は後姿で、おはしょりが後で交差されているが、通常の帯の締め方であれば帯の垂れで隠れるため問題ない。以下、詳細を図に基づいて説明する。
図3、図4は、内揚げ13を示した説明図で、着物部の寸法は、着丈プラスゆとり分2cm、裾くけ代2cm、それに内揚げ分約10cmを加えた寸法にする。
図5、図6は、内揚げを縫いこんだ状態を表した前後の説明図で、図5の褄を引き上げた際に出来る弛み分、約5cmを衿付けで内揚げの線上に上下に2、5cmを加算し折り山13を下にし、勾配をつけて前身頃まで減らしながら谷状に綴じつけ、余分な衿は、衿の中に折り込んでおく。図6は背面図で衿を抜いた際の弛み分、好みによるが約5cmを内揚げの背縫い上下で2,5cmづつ山形に綴じ付ける。
図7は、伊達おはしょりの部品の説明図であり、これらを組み合わせ図8のようにする。紐10は先細りにして折山13を上にし、おはしょり部の右後身頃4b,右前身頃3bは1cmの縫い代で縫い繋ぎ、折り山13を下にして二つ折りにし右後身頃4bの端は袋綴じとし、右前身頃の端はそのままにしておき、左衿5a、左衽2a、左前身頃3aは対応する着物部と同寸とし、左後身頃4aは縫い代のみとし端は袋綴じにし、折り山13を下にして二つ折りにした内側に右身頃の脇線を揃えて重ねて、おはしょりを作り、伊達帯の下部に縫い付け、伊達帯の前板9に幅10cm,長さ20cmの硬めのゴムベルトを使用し、無ければ布に接着芯を貼る等して補強、その両側に幅5cm、長さ10cmのゴムベルト11で伸縮性のギャザーを設け、図9の伊達おはしょりが出来上がる。本来は、後で右前身頃を左前身頃の中に入れて合わせるが、先におはしょりを形づくって固定し、簡単に着用出来る様に考慮した。おはしょりは着物部と同布で出来上がり寸法の幅は左衿5a、左衽2a、左前身頃3a着物部と同寸で他は縫い代のみの全幅にし、長さはおはしょり、伊達帯を約10cmで仕立てた。足りない場合は裏の上部は替え布で足してもよい。
和服の下火は、着るのが困難、和服の高価な割には利用の機会が少ないとした理由が殆どであるが、浴衣等は、古くなったら、そのまま寝巻きとして活用し、縮緬生地等、高価な和服等でも道中着等の上衣を合わせると、着物部だけで常着としてもおしゃれで、また、内揚げが設けられているため調整が可能で、極端な体格の違いが無ければ他人も着用出来、子供に譲ることやリサイクル等活用範囲も広がる。着付けが簡単で誰にでも着ることが出来、着る人の体にやさしいユニバーサルデザインとしての要素を含んでいる。もっと若い人たちが、気軽に楽しんで着用することが出来ると産業界の活性化に繋がってくる。
大量生産しようと思うと、既成の訪問着等の生地は、染め柄の関係で仕立てる長さが決まってしまうが、背の高い人は、内揚げと柄下の裾の部分で、背の低い人では、内揚げ部分で着丈の調整が出来る。無地や小紋等は問題が無いが、訪問着や付け下げ等では、白生地ではおはしょり部分がない分、染めるのが楽になり、既に、仕上がっている和服では、おはしょりの部分を切り抜いて加工することで対応できる。
1 内揚げ
2 衽
3 前身頃
3a おはしょりの左前身頃
3b おはしょりの右前身頃
4 後身頃
4a おはしょりの左後身頃
4b おはしょりの右後身頃
5 衿
5a おはしょりの衿
6 袖
7 身八つ口
8 紐
9 前板用の硬めのゴムベルト
10 伊達帯の帯
11 ゴムベルト
12 背縫い
13 折り山
2 衽
3 前身頃
3a おはしょりの左前身頃
3b おはしょりの右前身頃
4 後身頃
4a おはしょりの左後身頃
4b おはしょりの右後身頃
5 衿
5a おはしょりの衿
6 袖
7 身八つ口
8 紐
9 前板用の硬めのゴムベルト
10 伊達帯の帯
11 ゴムベルト
12 背縫い
13 折り山
Claims (2)
- 着物部とおはしょり部からなり、着物部は、内揚げが設けられた対丈仕立てとされ、着物部を着用した際に衿を抜くために出来る後身頃の弛みと、裾をすぼめて形よくすることを目的に褄を少し引き上げるために出来る衽の弛みが、予め内揚げに追加されて設けられ、取り付けてある紐を結ぶだけでスッキリと着こなすことが出来、立ったり坐ったりしても着崩れしにくい、おはしょり部が完全に分離りされて簡素化されていることを特徴とする和服。
- おはしょり部は、伊達帯の下部に取り付けられ、おはしょりが体にフィットされる目的で、伊達帯の前板部分を10cmのゴムベルト、その両側を5cmゴムベルトによる伸縮性のギャザーが設けられた伊達おはしょりとされ、請求項1の着物部を着用した上から着物部に対応した縫い目に合わせて伊達おはしょりを締め、その上から帯を締めることで簡単に通常の着付けをした場合と同様の美しい着姿が得られる和服で、おはしょり部が伊達帯と一体化されることで着付けが簡単で、腰回りの余分な締め付けが無くなるため長時間でも楽に誰にでも着ることが出来ることを特徴とする和服。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004352566A JP2006161203A (ja) | 2004-12-06 | 2004-12-06 | 和服 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004352566A JP2006161203A (ja) | 2004-12-06 | 2004-12-06 | 和服 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006161203A true JP2006161203A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36663540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004352566A Pending JP2006161203A (ja) | 2004-12-06 | 2004-12-06 | 和服 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006161203A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009213991A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 金属酸化物触媒 |
KR101791824B1 (ko) | 2017-08-04 | 2017-10-31 | 강영숙 | 도포 |
-
2004
- 2004-12-06 JP JP2004352566A patent/JP2006161203A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009213991A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 金属酸化物触媒 |
KR101791824B1 (ko) | 2017-08-04 | 2017-10-31 | 강영숙 | 도포 |
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